インターンの目的迷子は情報不足が原因! 経験談をもとに自分なりの意味を探そう
「インターンシップに参加したいけどなんのために参加するんだろう」
「みんなはどんな目的で参加しているの?」
インターンへの参加を考えたとき、目的や意味が見つけられず参加するか悩む人もいるのではないでしょうか。就活開始までの貴重な時間を使うインターンは、どうせなら有意義な時間を使いたいと誰もが考えるはずです。
この記事では、インターンの基礎知識から目的の定め方までを紹介します。リアルな想像ができるように体験談も踏まえて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそもインターンにいつから行くのが良いのか、そのタイミングがわからないという人もいるでしょう。以下の記事ではインターンへのベストな参加時期について解説しています。
インターンはいつから行くのがベスト? 学生のリアルな声から解明
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経験者はどう解決した? インターンの目的がわからない人に思い当たる3つの理由
インターンの目的がわからないと「目的を見つけなきゃ」とつい焦ってしまいますよね。焦った状態で無理やり決めてしまうと、自分と合った目的が設定できず、せっかくのインターンの効果が半減してしまうことも。
今回は目的に悩む人の原因を3つに分けて紹介していきます。経験者の声も参考にしながら今の自分と照らし合わせてみてくださいね。
インターンの目的に悩んだ際は、「目的①選考を有利に進めるため」「目的②志望動機により深みを出すため」といったように考えていました。
実際にインターンに参加することで得られる優遇は非常に大きいと思っています。本選考で通常通り受けるよりも比較的楽に内定を得ることができるため、目的の一つとして考えるようにしていました。
また、インターンに参加していたという内容を志望動機に付け加えられるのも魅力的です。その会社への理解がほかの人よりも深いということをアピールできるため、こちらも長期的な目的として考えるようにしていました。
インターンの目的が見出せなかった理由としては、参加したところで内定をもらえるわけでもなく、早期選考の案内以外は、特に優遇がないなと感じていたからです。
しかしながら、インターンの前の段階では、企業や業界に対する知識や理解がまったくなかったため、そこに対してアプローチする必要があると考えて、インターンに参加しようと考えました。
当時目的が見つからなかった原因としては、自分の自己分析や将来ビジョンが定まっていなかったからではないかと考えます。
①インターンの詳しい内容を理解できていない
インターンの目的が見出せない人の多くは、インターンの詳細内容を把握できていないことが考えられます。
「インターンとは職業体験をするもの」とざっくり理解していても、どんな仕事を体験するのか、期間はどれくらいなのかなど、企業によって内容はさまざまです。
具体的な内容を把握することで、自分の中でのインターンへの希望も具体的となり、目的が明確にできるでしょう。
②インターンに参加するメリットがわかっていない
インターンは、参加することで得られるメリットが多数あります。経験を通して自分に得られるものが理解できれば、参加するメリットから目的を考えることができるのです。
メリットから目的を考えるには
①インターンのメリットを知る
就活の予行練習ができる
②①を得ると自分がどんな状況になるか考える
就活の予行練習ができると、早めに就活対策ができる
③目的設定
インターンを通して就活の予行練習をして、効率良く就活の準備を進める
メリットと目的は別物のように感じてしまいますが、得た経験をどう活かすか考えることで目的へとつなげられますよ。この記事の中盤ではインターンで得られる効果も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
③なんとなくで参加しようとしている
「友人がやっているから」「就活生だからとりあえず参加する」など、自分なりの理由がない状態でインターンへの参加を決めてしまうと、目的が明確にすることはできません。
インターンへ参加する理由は、目的の土台を作る重要なポイントです。たとえば、「業界知識を深めたい」という理由で参加したのであれば、「業界知識を深めて自分の志望動機を固めたい」といった目的を考えることができます。
やりたいことや経験したいことなど、理由を作る要因となる「インターンそのものへの興味や関心」がない状態でいきなり目的を考えることは難しいでしょう。
目的を考える前に、まずは自分がなぜインターンに参加したいのか、自分自身で考えてみることがおすすめです。
経験者に聞く! インターンの目的を明確にしていて良かったと感じたエピソード
「目的がない状態でインターンへ参加してはいけないの?」と、インターンの目的を作る意味に疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
人は目的を設定すると、やるべきことが明確になり、一貫性のある動きができるようになります。また、目的があることはモチベーションの維持にもつながるでしょう。
経験者がインターンに目的を持って参加したことで「良かった」と感じたエピソードも参考にしながら、目的の有無が自分へどのように影響するのかを考えてみてくださいね。
インターンではプログラミングスキルの向上を目的として参加しました。そこで体験した内容というのは、とても自分にとって有意義なものでした。
理由としては、ほかの就活生と力を合わせて、より良い成果物をつくるために、デバックから設計などを担当する機会が大学では少なかったためです。この経験から、自分はチームで作業することが向いているのかが明確になったり、リーダーとして業務を進めていくことの大変さを体感したりというような、さまざまな学びを得ることができました。
そもそもインターンとは何をするの? 内容と実施する意味を知ろう
ここからはインターンの目的を考えるため、インターンそのものについての知識を深めていきましょう。インターンは2025年卒以降を対象にルール変更が発生しているため、変更点を知らずに目的を考えてしまうと、参加後にギャップが生じることもあります。
自分に合った目的を考えて、後悔せずにインターンへ参加するためにも、まずは基本を知っていきましょう。
インターンとは
そもそもインターンとは、学生が在学中に一定期間企業で就業体験ができるキャリア形成のための取り組みです。
職場で社員から直接話を聞いたり、仕事を体験してみたりすることで、その後の就活をどう進めるべきかの判断材料の1つとして多くの学生が利用しています。
企業が実施する意味やインターンの種類についてもこれから解説をおこなうので、順番に理解して知識の土台を作っていきましょう。
企業が実施する意味
企業がインターンを実施する意味は大きく分けて3つ考えられます。
企業がインターンを実施する意味
・学生のキャリア形成を支援するため
・自社の特性や仕事内容を知ってもらうため
・早期に優秀な学生とつながりを持つため
企業がインターンを実施する目的の一つに、学生に働き方や仕事への適性を考えてもらうキャリア形成支援があります。
それに加え、インターンを通して就活解禁より早く学生とコンタクトを取ることで、早期化する就活に対応するための手段として利用しているのです。
自社の魅力を伝えたい、優秀な学生に入社してほしいという意図が含まれた、採用活動の一貫であることがわかります。
インターンの種類
2022年に文部科学省・厚生労働省・経済産業省は「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」を一部改正し、2023年より2025年卒を対象としてキャリア形成支援に係る産学協働の取り組みを4つのタイプに分類しました。
4つのタイプは内容が異なり、学生はどのプログラムを受けても問題はありません。ただし、現在インターンとして扱われているのは「汎用的能力・専門活用型」「高度専門型」の2種類のみです。
タイプ | 対象 | 就業体験の有無 |
学生情報の 活用の有無 |
---|---|---|---|
タイプ1 (オープンカンパニー) |
学士/修士/博士課程 (何年でも可) |
無 | 無 |
タイプ2 (キャリア教育) |
学士/修士/博士課程(何年でも可) |
任意 | 無 |
タイプ3 (汎用的能力・ 専門活用型) |
学士3年・4年 修士1年・2年 |
〇 | 〇 ※採用活動開始以降に限り |
タイプ4 (高度専門型) |
博士 修士 |
〇 | 〇 ※採用活動開始 以降に限り |
参加プログラムに迷ったときは、体験内容・情報利用の有無などで決めると良いでしょう。
参加したインターンの内容はどんなものだった?
参加したインターンの形式や内容を教えてください!
問題解決型のグループ形式で挑むインターンであったり、個人の発表や創意工夫が詰まった成果物などを提出するインターンなどに参加しました。
グループディスカッションが多かったと思います。実際に企業で取り扱っている商品を使って、お客様の課題を解決するものが多かったです。
職業体験型インターンです。1〜2週間で業務を体験するインターンでした。研究開発職の部署だったので、実際に開発過程に携わったり、ほかにも職場の見学や社員の方々と交流する機会がありました。
インターンの期間
インターンの期間は、下記のようにタイプによって異なります。
タイプ | 期間 |
---|---|
タイプ1(オープンカンパニー) | 決まりはなし・短期間(単日) |
タイプ2(キャリア教育) | 決まりはなし |
タイプ3(汎用的能力・専門活用型) | 汎用的能力型:5日間以上 専門活用型:2週間以上 |
タイプ4(高度専門型インターンシップ) | 長期(2ヵ月以上) |
タイプ3・4は就業経験を伴うため自然と期間が長くなります。
一般的な学生であれば、多くが5日〜2週間程度のタイプ3に参加することになるでしょう。詳細の期間は企業によって異なるため、応募時に自分のスケジュールと合わせて確認することが大切です。
どの期間のインターンに参加した?
どれくらいの期間のインターンに参加しましたか?
1日という短期のインターンシップにも参加しましたし、2週間の長期のインターンシップにも参加しました。
1〜2週間のインターンに参加しました。本選考に直結するものが多かったので、その後の選考を有利に進められる可能性があります。
1dayインターンに参加していました。1dayインターンは選考がなく、誰でも参加できるものが多いため、長期に抵抗がある人におすすめです。
インターンが最も盛んになる時期と言われているのが夏です。こちらの記事では、サマーインターンについて参加するステップを詳しく解説しています。サマーインターンに参加するにはいつから準備を始めたら良いのか気になる人はチェックしてみてくださいね。
サマーインターンとは|内定者が語る就活への活かし方と事前準備
みんながインターンに参加した目的はなに? 経験者から当時のエピソードを聞いてみた
インターンの目的を考えるには、内容の理解を深め、自分なりの参加理由からやりたいことや達成したいことを見つけられるのが一番です。ただし、これまで目的を考えられず悩んでいる人の中には、やり方がわかってもいきなり実践することが難しいと感じる場合もあるでしょう。
自分の中で選択肢が見つからないときは、経験者からの実体験を聞いて自分に近い状況を知ることで、目的を見出す手がかりとなるかもしれません。インターンを経験した先輩たちの目的に耳を傾けてみましょう。
インターンには、基本的に早期選考の権利獲得のために参加していました。
もちろん、インターンに参加することで、参加した先の業界や企業理解をしたり、仕事内容の実情を知ったり、社員の方に名前を覚えてもらえるという利点もたくさんありました。
目的はインターンの参加とともに見出せることもある
一方で、企業や仕事内容の理解を深めることはインターンに参加しなくてもできることではあると考えていました。
そのため、インターンに参加しなければ獲得することができない「早期選考の案内」をしている企業を中心に参加することで、より就活を早く進めたり、有利に進められるようにしていました。
参加する目的は人それぞれだと思いますが、私はいくつかの企業に参加する中でこの目的を見つけることができました。
インターンの目的は主に2つあります。1つは、企業の社員の方の生の声を知るという目的です。そしてもう1つは早期選考に参加するという目的です。
社員の意見というのは、企業のHP上で掲載されていることもありますが、そういったケースは、それほど多くありません。しかし、志望理由などに社員から伺った話を盛り込むことで説得力が増すため、社員の意見や考えは知っておくべきだと思います。そこでインターンへの参加を検討するようになりました。
さまざまな部署の社員の方から話が聞ける!
多くの場合、インターンでは社員の方との座談会が用意されているケースが多く、参加するだけで、さまざまな部署の社員の方のお話を伺うことができます。こうして座談会目的でインターンに参加するようになりました。
また、インターンに参加することで優遇があり、早期選考に進むことができたので、その点も魅力的でした。
インターンに参加していた目的としては主に3点あります。
1点目は、業界分析という視点です。自分自身がこの業界自体に興味があるのか、ないのかをしっかりと分析したいという気持ちからインターンに参加していました。
2点目としては、実際に働いている企業の方々のすごさを肌で感じとる事ができる点である。オンライン上でお話をしたり、ただ動画を見るだけでは中々実際の社員の方々の温度感を感じ取ることは難しいと感じ、直接話が聞きたいと考えていたのです。
ライバルとなるほかの学生のレベルを知る機会にもなった
3点目は、周りの学生のレベル感を肌で感じ取ることができる点です。有名企業になると参加してくる学生のレベルも高く、自分の実力を図るにはとても良い機会でした。また、周りの学生とかかわることで切磋琢磨できたと感じています。
自分なりを見つけるには基本から! 代表的なインターンの目的を紹介
自分の選択肢を見つける参考例として、よくあるインターンの目的を紹介します。先輩たちのリアルな目的とあわせて「自分はインターンを通して何がしたいか」を改めて考えてみましょう。
就職活動の準備や対策のため
インターンへ参加するためには、就活本番と同様に選考を受ける必要があります。書類選考や面接などの採用フローは就活本番と変わらないことから、本選考へ向けた対策としてインターンを利用する学生もいます。
本選考は一発勝負であるため、インターン選考を通して書類作成や面接の経験を積んでおけば、就活本番を有利に進められるでしょう。
インターン選考の面接対策について知りたい人はこちらの記事もあわせて確認しましょう。経験者のリアルな回答内容も紹介しています。
インターンシップ面接でのリアル回答を大公開|経験者に聞く選考突破法
企業理解を深めるため
インターンでは、その企業のリアルな働き方が体験できるので、志望企業への興味関心を広げる目的で参加する学生も多くいます。
実際に働いてみることで「この仕事のおもしろさは想像以上だった」「想像していたよりも大変な部分があった」など、公式HPや説明会で知る内容とはまた違った情報をつかめるでしょう。
また、企業の雰囲気を感じとったり、在籍社員からの生の声を聞いたりすれば、企業理解をより深めることができます。
仕事内容への適性を図るため
インターンを通して、企業そのものではなく、仕事内容への適性を図っているケースもあります。
インターンを利用すれば、自分が思い描いている仕事内容と、入社後に実際におこなう業務にギャップがないかの確認が可能です。また、先輩社員に仕事内容についての話を聞ける機会も得られるでしょう。
志望する企業や職種はある程度決まっているものの、就職先として決めるには迷いがある人は、インターンで悩みの解決を目指してみてもいいかもしれません。
就活する自分をイメージして発見! インターンの効果で考える目的7選
目的は、インターン参加により得られる効果からも導き出せます。インターン参加後の自分がどのような状態になっていたいのかを想像しながら、1つずつチェックしてみてくださいね。
インターンに参加して感じたメリットとは
インターンに参加して感じたメリットを教えてください!
ほかの就活生のレベル感を知ることで、企業のある程度の難易度がわかったり、インターンでのみ早期選考への案内があるなどのメリットがありました。
早期選考のルートに乗れることです。インターンに参加していなければ通常の春の時期に始まる選考でも、年内に終わらせることができました。
説明会だけの企業と比べて、企業研究が捗ったことです。公式サイトには載っていない企業の長所を知ることができました。
早期選考につながることです。通常の選考よりも早く選考を進めることができます。また、人事以外の方と交流することで職場や社員の方々の雰囲気をつかむことができました。
①社会人としての経験を積むため
先ほど、インターンに参加するには選考を受けるケースがあると解説しました。選考ではビジネスに必要なマナーや基礎能力などがチェックされるので、インターン参加への対策のなかで、必然的に社会人としての振る舞いが身に付きます。
インターン参加で得た社会人経験は、入社後も活躍し続けます。社内でのやり取り、挨拶の仕方、敬語の使い方など、学生の枠を超えた経験を積むことで、大きな成長へとつながるでしょう。
就活本番で、インターンで培った社会人らしいマナーや振る舞いができれば、面接官より高評価を受けることも可能です。自分のビジネススキルに不安があれば、インターンを利用して社会人経験を積むのも一つの手段だといえますね。
②志望動機にオリジナリティを出すため
インターンに参加することで、その企業への本選考を受ける際に、自分自身の実体験が伴った志望動機を作れるようになります。
「インターン時に経験させていただいた〇〇の業務では」「営業課長の〇〇様のお言葉で」など、経験者にしか伝えられないエピソードを入れ込むことで、ほかの学生には真似できないオリジナリティを出すことができるでしょう。
インターン前から気になる企業がある人は、ぜひ視野にいれてほしい目的です。
③企業内や学生同士で人脈を作るため
インターンは、採用担当・現場担当など多くの人とかかわる機会にあふれているため、人脈形成にも活用できます。
気になる企業の在籍社員と知り合うにはOB・OG訪問という方法もありますが、話せる人数が限られていることや、年数も若手社員中心であることから、自分が話してみたい社員と積極的にコンタクトが取れるインターンの方がメリットは大きいでしょう。
また、インターンへ参加する学生同士でつながりを作れることも大きな特徴です。参加企業が重なるのであれば、志望している業界や職種も似ている可能性があるため、効率的な情報共有が期待できます。
④早期選考につなげるため
インターンの参加を目指す人の中には、早期選考を目的にしているケースもあります。早期選考とは、就活解禁日よりも前におこなわれる選考のことです。
早期選考に参加するためのルートはさまざまですが、その中の1つにインターンから選考へ進む方法があります。早期選考の案内は、インターンに参加した学生やインターンでの振る舞いが好印象だった学生に対しておこなわれる傾向があるため、念入りな準備が必要であることは覚えておきましょう。
早く内定がほしい学生や、志望している企業に狙いを定めて動いている人は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
⑤現場からリアルな声を聞くため
企業の情報を集めるには公式HPや口コミサイトなどの方法がありますが、インターンに参加すると、在籍社員から直に企業についての情報を聞くことができます。
「今の会社に入ったきっかけ」や「入社を叶えるためにおこなった対策」などについて教えてもらえれば、信憑性の高いリアルな声として就活に役立てられるでしょう。
現場の声を聞くことをあらかじめ目的に設定していると、誰に・どんな内容を聞くかを準備して臨めるので、効果的な情報収集が可能です。
現役社員の生の声を聞くためには質問の仕方も重要になります。こちらの記事ではインターンをより有意義なものにするための質問方法や質問例を紹介しています。ぜひ参考にしてみましょう。
インターンのおすすめ質問100選|学生が実際にした質問も一挙公開
⑥やりたいことを見つけるため
インターンは就業経験を通して、自分の中のやりたいことを見つける手段としても利用できます。
たとえば、短期間で複数のインターンを経験し、自分の中の仕事へのイメージを具体的にしておけば、迷いなく就活に臨めるようになるでしょう。
どんな仕事が自分に合っているか悩んでいる人や、自分の将来に不安がある人は、インターンの参加を通してやりたいことを発見してみてください。
⑦選考の予行練習をするため
先述したように、インターンは選考の予行練習としての活用も可能です。
選考がある企業の中でも、個人面接か集団面接か、筆記試験があるかなど、それぞれ内容は異なります。予行練習を目的とし、自分が苦手な試験内容を選んでインターン選考に参加することも1つの手段です。
インターン選考が不採用になってしまった場合も、本選考へチャレンジして問題ないケースがほとんどです。インターン選考は、希望企業の面接の雰囲気を本番に近い状態で知れるチャンスともいえるでしょう。
緊張しやすい人や、志望度が高い企業がある人は、内定の確率を上げるためにインターンへの参加をおすすめします。
達成できるかはその後の行動がカギ! インターンの目的が決まったあとにやるべきこと
ここからは「目的は決まったけど何から手をつければ良いかわからない」と悩む人への解決策を紹介します。インターンの目的達成に向けて、どのような行動をすれば良いのかを紐解いていきましょう。
目的に合ったインターンを探す
やりたいことが決まれば、自分の目的が達成できるインターンを探します。この時、目的内容がおおまかだと探すことが難しくなるため、人によっては内容を深掘りする必要があるでしょう。
目的に合ったインターンを探す方法
例:目的が「業界知識を深めたい」場合
①目的を深掘り
・業界知識とはどの業界?→アパレル業界
・何を知りたい?→どんな職種があるのか、どのような働き方ができるのか
②詳細な目的を決定
・アパレル業界で働く職業とリアルな働き方を知りたい
③②の内容に絞って探す
・アパレル業界のインターンでも「長期間参加型でいろいろな部署を経験できる」「総務や人事の仕事で統括的に企業を知れる」などの内容を探してみる
インターンの内容は、企業のHPや説明会・キャリアセンター・OB・OG訪問などで情報を集められます。経験者の探し方も参考にして自分に合ったインターンを見つけてくださいね。
情報通信技術を深く知りたいという目的をベースにインターン先を決めたのですが、その際、私は2つの点を意識して、インターン先を絞っていきました。
1つは、ホワイト企業であるかどうかという点です。社員の企業への評価が書かれている口コミサイトなどを参考にしました。また高評価を得ているかどうかも判定材料の1つでした。
そしてもう1つは、有名かどうかです。有名であればスポンサーが付きやすく、大きなプロジェクトにも挑戦することができるため、重要視しました。
自分はIT業界についてもっと知りたいと感じて、インターン先を探し始めました。
IT業界の職種には大きく分けて、営業職とSE職の2種類に分かれます。自分は営業職をとてもやりたくて、なおかつ自分の営業力を磨くことができる企業を探していました。
結果として、新規開拓営業、法人向けの経営者層への営業、高単価という条件に辿り着き、独立系のSlerで営業が強い会社を多く見ていました。業界選びはなんとなくで、そこから自分がやりたいと思うことを絞り込んだ感じです。
インターンの探し方についてより詳しく知りたい人はこちらの記事がおすすめです。自分とマッチしたインターンを探すために、あわせて確認してみましょう。
体験談で学ぶインターンの探し方|迷わず進められる5ステップを紹介
インターン応募の準備をする
インターンの目的と応募先が決まれば、選考の準備をしましょう。インターン参加に必要とされる準備には、次のようなものが考えられます。
インターン応募に必要な準備
・自己分析
・ESと履歴書
・面接対策
・服装や持ち物
インターンは応募から選考開始の期間が短いケースがあるため、早めに動かないと準備が間に合わないことも。初めに何が必要か大枠を把握し、計画的に動いていきましょう。
初めてインターンに参加する人の中には、準備物について不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。次の記事では、先輩たちの体験談から必要な持ち物を紹介しています。ぜひ参考にして、インターンの準備を整えてくださいね。
目的達成のために必要な小目的を考える
目的の達成ができるか不安な場合は、ゴールまでの小さな目標を作り、段階的にクリアしていく方法を試してみましょう。具体的には、最終地点から逆算してやるべきことを考えていく手段が有効です。
小目的の考え方
大目的:ITエンジニアに求められるスキルを把握する
①ITエンジニアに求められるスキルを把握するためには何が必要か考える
A:具体的な仕事内容を把握する
B:実際に働く人が持っているスキルを知る
②A・Bそれぞれを達成するには何が必要か考える
A:インターンの仕事体験でおこなった1日の業務を振り返り、必要だと感じた技術や能力を言語化する
B:必要なスキルや資格について同じ部署の社員へインタビューしてみる
例のように、大目的を達成するには何が必要か考え、必要なものがわかればさらに達成までにすべきことを掘り下げていきます。インターン初日から実現可能な内容まで掘り下げることができれば、あとは実行に移すのみです。
小目的が細かく分かれすぎると時間がかかってしまうので、一度に達成可能なレベルにまとめることがポイントです。目的ごとの達成予定日も一緒に考えてスケジュール化するとスムーズに進められますよ。
インターンでは自己紹介を求められることもあります。当日緊張して上手く話せないかもしれないと不安になっている人はこちらの記事で自己紹介の伝え方をマスターしましょう。
インターンシップの自己紹介はなにを伝える? 先輩たちの経験から対策しよう
終了後は振り返りをおこなう
インターンの終了後は目的の達成にかかわらず、かならず振り返りをおこないましょう。
振り返るポイント
・経験した内容
・目的達成ができたか
・良かった/悪かった点
・次回への改善点
インターンは就活の一環であり、どんな経験でもかならず今後に役立てることができます。インターンがうまくいかなかったと思う場合でも、振り返りによって原因を特定し、次回に活かすことが大切です。
経験者のリアル解答有| ESのインターン参加目的を作る4ステップ
頭の中でインターンの参加目的が明確になっていても、実際にはどのように書けば良いかわからない人も多いでしょう。ここからは実際の例を出しながら、ESに記載する参加目的の作成方法を4ステップで紹介します。
例文
私は販売職の仕事理解を深めるため、インターンの経験を得て、良い面・悪い面を知りたいと考え、貴社のインターンへ応募しました。
実際に店頭に立たせていただくことで、今私が考えている以外の業務内容を知れるだけでなく、楽しさ、やりがい、または辛さなどを実感できるため、志望している職業への理解が深まると考えています。
さらには、服飾業界大手である貴社のインターンへ参加させていただくことで、幅広い年代のお客様への対応・数多くの商品に対応する技術なども学べるのではと感じています。
大学1年生から経験しているアパレル販売のアルバイトでは、昨年比120%の売上達成を可能とした実績を持っております。
いま私にあるのは「アルバイトとして求められる」スキルのみであるため、この経験を活かしながらも、貴社のインターンにて「正社員に求められる」ことを学び、販売職へ求められるスキルや知識を身に付けたい所存です。
インターンに応募したときに書いた内容と工夫したポイントを教えて!
志望理由は以下のように記載していました。
「貴社の募集職種であるアプリケーションエンジニアのDX推進の業務に興味を持っているためです。トレンド技術を駆使したソリューション企画について、自分の持っている知識で挑戦したいと考えます。
私は大学で情報技術の分野について学んでおり、その中でさまざまな技術力を身に付けてきました。またこの技術が社会では、どのように活用されているのかについても、実際に最前線で活躍されているエンジニアの方のお話を通して学び、社会の実装に取り組んできました。
これらすべての知識を基に、顧客や社会課題について、どういったアプローチが有効か考え、ソリューション企画に挑みます」
工夫したポイントは、自分のスキルと関連付けて挑戦したいことを伝えることです。参考にしてみてくださいね。
インターン参加の目的では主に2つの内容を常に話していました。
1つ目に関しては、まずしっかりとその業界の業界理解と仕事内容の理解を深めたいです、といった内容を記載していました。
2つ目の内容として、その企業ならではの考えや理念を基として、「どのような社員が働かれているのかといった点を見てみたいと感じたためです」と書くようにしていました。
基本的にインターンシップはその業界についての理解を深める目的でおこなっているため、どの企業に関してもこの2つの内容をもとに書いていました。
インターン参加の目的はいつもパターン化して書いていました。
主に2つを書くことを意識していました。1点目として、仕事内容の理解や業界理解を深めたいということを書いていて、自分の経験則から、この業界に興味があってもっと理解を深めたいとう旨で書いていました。
2点目が、実際の社員と直に触れ合い、その凄さを肌で感じたいと書いていました。実際に肌で感じることで自分自も成長できるのでインターンに参加したい、という内容で書いていました。
ステップ①目的を端的にまとめる
まずは自分の目的を相手に伝わりやすいようにまとめましょう。
目的を端的にまとめる例
・まとめる前
販売職として現場を体験して楽しさや大変さなどをひっくるめて学びたい。そのうえで求められるスキルを知って、今後に役立てたい。
・まとめた後
私はインターンで販売職の良い面・悪い面を知って仕事理解を深めるため、貴社のインターンへ応募しました。
目的ははじめに相手が知る情報であるため、簡潔にわかりやすくまとめることがポイントです。例文では、楽しさ・大変さのどちらの面も知りたいという目的を統括して「仕事理解」とし、相手へ目的をダイレクトに伝えています。
ステップ②目的を考えた理由や根拠を考える
結論が述べられたら、次にその根拠となる理由を書きます。
理由や根拠の例
実際に店頭に立たせていただくことで、今私が考えている以外の業務内容を知れるだけでなく、楽しさ、やりがい、または辛さなどを実感できるため、志望している職業への理解が深まると考えています。
さらには、服飾業界大手である貴社のインターンへ参加させていただくことで、幅広い年代のお客様への対応・数多くの商品に対応する技術なども学べるのではと感じています。
はじめに「販売職の理解を深めたい理由」を記入し、その後に「応募企業だから選んだ理由」を書いている点に注目してみてください。
企業は、インターンの選考を通して、自社でなければ達成できない目的を持った学生を通過させたいと考えています。最初の結論で販売職の理解を深めたいとだけ伝えているので、「どこの会社でも良いの?」と思われないためにも、この企業ならではの理由を書いておきましょう。
ステップ③インターンで役立てられる経験を考える
インターンの目的を伝えるときは、役立てられる経験も一緒にアピールできると高評価をつかめます。
役立てられる経験の例
大学1年生から経験しているアパレル販売のアルバイトでは、昨年比120%の売上達成を可能とした実績を持っております。
例文では販売職のアルバイト経験として、売上達成などを数字として伝えることで、具体的な能力が相手へ伝わるように意識しています。
アルバイト経験がインターン内容と異なる場合でも、目的達成までに意識したことや、周りからの評価を組み込むことで説得力のある内容を作ることができますよ。
役立てられる経験はアルバイト以外でも、ゼミや部活など、自分自身が真剣に打ち込んだ経験から導き出すことができます。「何もない」と考えずに達成感ややりがいを感じた出来事を振り返ってみましょう。
ステップ④意気込みを考え文章をまとめる
まとめとしてインターン参加への意気込みを書きましょう。「精一杯がんばります」といった抽象的な内容ではなく、どう頑張るのかを意識した具体的な文章を考えられるとベストです。
意気込みの例
いま私にあるのは「アルバイトとして求められる」スキルのみであるため、この経験を活かしながらも、貴社のインターンにて「正社員に求められる」ことを学び、販売職へ求められるスキルや知識を身に付けたい所存です。
意気込みを考えるときに重要なのは、最後のまとめと冒頭で話した目的に一貫性を持たせることです。
たとえば、「職業理解を深める」が目的なのに対し「企業をより深く知りたい」と意気込みが書かれていると、相手は違和感を感じてしまいますよね。文章を何度も読み返し、全体としてまとまりのある内容になっているかをチェックしましょう。
インターンに応募する際、履歴書を求められることが多くあります。こちらの記事ではインターン選考の履歴書の書き方について詳しく解説しているので、作成前にチェックしてみましょう。
インターン選考の履歴書|選考突破した先輩が実践したテクニックとは
インターンの参加目的を伝える例文3選
最後はインターンの参加目的を伝える例文を紹介します。作成ステップの内容を意識しながら、例文を読み解いて自分なりの作成のコツをつかんでくださいね。
インターンの志望動機例文をもっと読みたい人にはこちらの記事がおすすめです。インターンの志望動機例文を26選紹介しています。また、人事に伝わる内容の作り方も解説しているので参考にしてみましょう。
例文26選|インターンシップの志望動機どう書いた? 内定者に調査
企業理解を深めたい
例文
貴社の「いまあるデジタルにプラスする」というDX改善事業に興味を持ち、実際にどのような手法でアプローチされているのか知りたく、応募いたしました。
私はゼミで最新のDX導入事例について研究を深め、さまざまな企業パターンを勉強してきました。将来的には、DX導入事後の顧客満足度に定評があり、かつ他業種へ参入した強みを持つ貴社に入社したいと考えております。
在学中にゼミで研究したDX導入施策が多数あり、半年に1回おこなわれるゼミコンペでは上級生を抑え優勝した経験が3回ございます。将来的に今考えている施策を実行してみたいと考えており、御社はDX導入手法の社内コンペを開催されているなど、若手社員の方も多くいるため、私のビジョンを達成できる環境があるのではないかとも感じております。
もし御社のインターンシップに参加することができれば、社員の方々から多くの知識を学び、御社へ将来的に貢献させていただくことを目指すために、自分の課題を見つけたいと考えている所存です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)事業をしている企業に興味を持ち、より企業理解を深めて入社をかなえるための課題を見つける目的が伝えられています。
インターン内容にコンペが含まれていることなど、下調べをした情報も組み込まれているため、参加中にしたいことが明確に伝わる内容となっています。
業界知識を深めたい
例文
私は食品業界に興味があります。御社のインターンシップを通じて、実際に食品業界で働く方々の仕事を体験し、業界の実態ややりがいを学びたいと考えております。
御社は食品業界の中でも、最先端の技術を使用しITやAI(人工知能)の導入へも積極的であるため、インターン期間でも多くの経験を得られるのではと思い応募いたしました。
私個人としては、学生時代から食品衛生法などの食品と添加物の関係性について知識を深めてきました。このインターンシップを通じて、御社の製品やサービスについて理解を深め、今後この業界で就職を目指すために必要な知識を身に付けたいと考えております。
将来的に食品業界で活躍する人物となることを目指し、御社へ貢献していきたいです。
業界知識を深めたいという目的を伝える場合は、その企業ならではの応募理由を組み込むことを忘れないようにしましょう。企業HPやSNSなどで企業情報を集め、自分の中で興味関心が深い内容を見つけることが作成のポイントです。
本番前の練習をしたい
例文
私は高校生の頃から御社の雑誌編集へ携わる夢があり、今回のインターンではその第一歩となる経験を得たく志望いたしました。
貴社のファッション雑誌は20代女性を対象としているかと存じますが、高校生から大人っぽい服装が好きだったため、愛読して5年間、毎月購入しチェックするのが楽しみでした。いざ自分が就職しようと考えたとき、真っ先に思い浮かんだのはやはり御社でした。
これまでマーケティングとデザインの知識を学び、IllustratorやPhotoshopは一通り使用することが可能です。事業のデザイン作成では常に上位の成績を取得しており、趣味で雑誌表紙のイラストデザインを作成し、SNS投稿しているアカウントは1万人のフォロワーを獲得しています。
今回インターンへ参加させていただくことができれば、選考を通過するには何が必要なのかを知ることができると考えております。本番までの時間を御社に貢献するための準備期間として、精一杯学ぶことに使いたいと感じております。
インターンの目的が「志望企業の選考練習をしたい」場合、ダイレクトに伝えてしまうと相手は「インターン内容に興味はないのか」と不信感を抱いてしまう可能性があります。
志望度の強さを伝え、入社や選考までの準備をしたいとまとめることで、インターン内容へも参加の意義を持っていることが伝わる内容に仕上がっています。
インターンでは目的や志望動機に加えて、自己PRなどもよく聞かれます。こちらの記事ではインターン選考で実際に伝えた経験者の自己PRを参考に効果的な伝え方について解説しています。
インターンシップ選考の自己PR|経験者が実際に伝えた内容を大公開
インターンの目的は自分しか決められない! 将来のために意義を持って参加しよう
インターンは目的がなくとも参加できますが、なにも考えずに実施期間を過ごしてしまうと、得られる経験や効果が半減してしまいます。大事な就活前の時間を有意義に過ごすためにも、自分ならではのインターンの目的を見つけることが大切です。
目的が見つからないときは、焦らず原因からアプローチしましょう。体験談も参考にすることで、あなたならではのインターンの目的が見つかるはずですよ。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
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インターンの目的が明確にならなかった原因は、インターンに参加しなくても本選考に参加することができたためだと思います。その考えがあると、インターンに参加する意味を見出せないため、目的がわからなくなってしまいます。
私の場合は、大学の就職説明会でインターンから早期選考にいけるケースが多いと聞き、早期選考に挑戦するという目的を見つけることができました。インターンに参加して以来、自分の興味のある技術について扱っている企業の事を知りたいという目的でインターンに参加することも徐々に増えていきました。