転職したいけどスキルがない20代は面接でどう話した? 強みの伝え方をチェック!
20代の社会人の中には、転職をしたいと思っても「他社で通用する経歴やスキルがない」「そもそも何をアピールしたら良いのかもわからない」と感じ、転職をなかなか前向きに検討できない人もいるのではないでしょうか。
転職するのであれば抜きんでたスキルが必要なのではないかと思う人もいるかもしれませんが、20代の転職では専門的なスキルが必ずもとめられるわけではありません。社会人歴や、転職先で現職で得た専門的なスキルを活かすかどうかによって、アピールすべきスキルや取り組むべきことは違います。
この記事では、スキルがないと感じている転職希望者が選考を突破するためにすべき事前準備や注意点、未経験からチャレンジするのにおすすめの業界などを説明します。20代で転職を成功させた先輩たちが語る転職活動の実態も参考にしながら、転職に向けて一歩踏み出していきましょう。
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特別なスキルがない20代でも転職できる理由
20代で転職したいと思っている人が、特別なスキルがないからといって転職を諦める必要はありません。企業が20代に期待しているのはどんなことなのか、実際の体験談も踏まえて確認していきましょう。
社会人経験の浅さゆえ自信がなく、転職を思いとどまっている人にとって、きっと勇気が湧くアドバイスが見つかるはずです。
この記事では、20代の転職を成功させるためのコツを紹介しています。「転職に挑戦したいけど、進め方がわからない」。そんな人にとっても役立つはずですよ。
20代の転職って実際どうなの? 経験者が成功のコツと進め方を紹介
企業はスキルよりポテンシャルを重視しているから
厚生労働省の平成30年若年者雇用実態調査の概況によると、若年者を中途採用した企業のうち、採用選考にあたり候補者に「業務に役立つ専門知識や技能」をもとめると答えたのはは35.9%である一方、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」を重視すると答えた企業は76%。20代のうちは転職において「熱意、意欲」「業界・業種への興味関心」などのポテンシャルが重要視されると考えることができます。
第二新卒の場合、「業務に直結する知識やスキルは入社してから身に付ければ良い」ととらえ、新卒社員同様に手厚い教育制度を用意している企業も多いです。そのため、専門スキルや資格を持っているかどうかよりも、仕事への熱意や伸びしろがもとめられる傾向があります。
柔軟性があり育成しやすいから
経験豊富なベテラン社員の場合、今まで築いてきた仕事のやり方や価値観などが抜けず新しい職場のやり方になじめないことも考えられます。
一方で、20代のうちはまだ仕事の進め方が定まりきっていないことも多いため、新しい環境でもすぐに順応できる可能性があります。そのため企業にとっては、20代を採用すれば育成がしやすく、価値観の違いから起こる早期離職などの懸念を抑えられるというメリットがあるのです。
さらに、就業経験がある人であればビジネスマナーなど基本的なスキルは身についているため、新卒ほど教育コストがかからないという点で20代の人材を歓迎している企業も多く存在します。
転職活動中、ポテンシャルや熱意を問われたエピソードを教えて!
第二新卒の時期に転職をした際、「どうしてこのタイミングで退職をしたのか、なぜこの仕事がしたいのか」という質問を受けました。タイミングに関しては、「前職でもう少し経験を積むという選択肢もあったが、やりたいことが明確に決まっている以上、いち早くその環境に身を置き経験を積みたい。学生時代の就活でそこまで考えきれなかった点は反省している」と、働く意欲と短期離職への反省を伝えました。
なぜこの仕事がしたいかという問いに対しては、その仕事に感じている意義や働いてからのイメージ(どのように活躍し貢献したいか)を伝え、良い面と悪い面、両方を理解した上で志望しており、具体的なビジョンを持っている点がアピールできるよう話をしました。
経験が浅く、自分の市場価値が高くないことを理解していること、そしてその上で苦労をしてでもその仕事がしたいと覚悟を持ってこの場に臨んでいることが伝わればという思いでした。
スキルがないと悩む20代が押さえるべき転職の実態
20代が必ずしも特別なスキルが必要になるわけではないですが、20代前半の若手社員なのか、30代を目前にしていて中堅社員に差し掛かっているかどうかで企業にもとめられるものが変わります。
転職した年次別に意見を集めてみたので、実際に20代で転職を成功させた人がどうアピールしたのかをチェックしておきましょう。
20代前半はポテンシャルや熱意が期待されている
20代前半は、先述の通り仕事に対する熱意や「一緒に働きたいかどうか」という人柄の面、新しいことを吸収できる柔軟性などを期待されています。
社会人3年目前後の「第二新卒」と呼ばれる人材を未経験の前提で募集する企業も多く存在します。また、企業としては、20代前半は新卒生とほとんど変わらない視点で一から教育しようと考えているケースもあり、スキルがなくても熱意と社風とのマッチ度が伝われば採用に至る場合が多いのです。
自分の人柄、興味関心やポテンシャルなどをどうアピールしたか教えて!
新卒1年半で退職し転職活動をしていたので、何事も素直に積極的に学ぶという姿勢をアピールしました。スキルのアピールというよりは、「まだスキルはないけど、その分周囲よりも努力し巻き返す」という意気込みを伝えるようにしていました。
また、学生時代に4年間続けたアルバイトの経験や厳しい環境だった部活動のエピソードを用いて、継続力や忍耐力をアピールしていました。
20代後半は即戦力がもとめられることも多い
20代後半の場合、徐々にその人なりの仕事のスタイルが確立されていたり、社会人としての経験がある程度あると見なされ、即戦力に近い活躍ぶりをもとめられることがあります。
また、ビジネススキルや仕事の進め方を教えずともすぐに発揮することを期待される場合が多く、20代前半と違って熱意がアピールできれば大丈夫というわけにはいきません。
また、30代が近づくとマネジメントの経験有無も問われることがあり、単に自分の仕事を順調に進められるだけではなく、一緒に働く人たちに意識を向けられるかどうかも重要になります。
一社目で得た経験や培った能力をどうアピールしたか教えて!
新卒3年目に転職活動を始め、継続性と関係構築力をアピールしました。実績は語れるほどなかったため、営業職でかなり泥臭い注文住宅営業を経験し、諦めずにやり切ったことやお客様との関係性をどのように構築してきたかというのをアピールしてましたね。
アピールする際には「どういう考えでそのような行動に至ったのか」という背景や過程を述べられるようにすることと、具体性がありポータブルスキルとして使えるものなのかどうかを考えることも重要視していました。
新卒3年目で未経験の領域に転職をしました。業務経験が少なかったこと、未経験職種への転職であったということもあり、履歴書の薄さや職務経歴書の記載に苦労したことを覚えています。
意識したポイントは抽象化です。少ない業務経験そのものを具体的に伝えるのではなく、志望している職種にも応用が利くような要素を抽出しました。そして面接では、「今までの業務でこのような要素を得ました。確かに現在志望している職種は未経験ですが、培った経験のこのポイントを活かして活躍できると思います」といったロジックを組み立てました。結果として内定をいただけたので、その戦略は間違っていなかったのではないかと思います。
実例5選! スキルがないと感じていた20代が実際にアピールした内容
選考で押し出すべきスキルは、転職先での業務や必要スキルと現職での業務、経験にどのくらい共通点があるかによっても違います。
これまでの経験がそのままつながるような転職をした人、思い切って未経験の仕事に飛び込んだ人、それぞれが転職活動時に実際にアピールしたことを見ていきましょう。
同業界・同職種への転職の場合
20代で転職したいと考える人の中には、これまでの経験を活かしながらステップアップを試みる人も多いはず。内定獲得のためには、転職後も活かせるスキルや知識を選考の過程でうまくアピールする必要があります。
同業界・同職種への転職活動ではどのように強みを押し出せば良いかを経験者の声とともに押さえておきましょう。
同業界・職種への転職活動ではどんな強みをアピールしていた?
同業界や同業種の場合、同じような業務内容ちらほら出てくるため、今までにやってきたことをどう次で活かすかという「再現性」は大事です。実績ベースで話してアピールにつながるのは、前職の企業規模感が同じであったり、競合であったりする場合のみだと思います。「〇円の売上目標を達成した」など、実績の数値はしっかり把握しておくべきことであるものの、企業の規模感や業務内容によって変わってくるので、大きくアピールするところではありません。
目に見える実績よりも「どのように工夫したか」をアピールしよう
実績そのものよりも、実績を上げるまでの過程でどのような工夫を凝らしたか、何を大切にしてやってきたかというソフト面を話すことで「再現性」をアピールできると思いますよ。
人材業界にて、営業職からサポート職に転職しました。業界経験はあるけど、サポートの経験はないという状態でしたが、営業を自分がしていたからこそ、どのような場面で困るか、どのようなサポートがあれば助かるのか、近い目線で考え気づくことができるという点をアピールしました。
実際に働いていて感じたことを話すのがおすすめ
意識したのは、実際に「このような場面で〜〜のような業務を巻き取り対応できる立場の人がいれば部署全体の業務効率が上がると感じた」と、勤めていた会社での経験や気づきも具体的に話すことです、それにより、私の持っているその企業で活躍するイメージが、より面接官の方に伝わったように思います。
未経験の業界・職種への転職の場合
「これを機に、思い切ってやってみたかった仕事に挑戦しようかな」と、携わったことのない業界・職種への転職を検討することもあるでしょう。「未経験みたいだけど、一緒に働いてみたい」と思わせられるようなアピールが選考突破のカギになります。
未経験の分野における転職活動ではどのようなアピールが選考突破に効果的なのでしょうか。転職を成功させた人たちの意見を参考にしてみてください。
未経験の仕事に転職するときはどう強みをアピールした?
この場合で一番重要だと思い実施していたことは「継続性」のアピールです。企業は「うちでこれから長く働いてくれるか」というところも見ています。いくら能力があったとしても長く働いてもらわないと長期的な利益として得られないことがあり、人によっては人材コストに合わずに損になってしまうことを企業側は懸念しています。
どの企業も「長く働いてほしい」という思いを持っているはず
実はこの「継続性」をアピールできるエピソードがあればポテンシャル採用として取ってくれることはざらにあると思います。ホワイト企業がなぜ高給で環境も良いかというと、社員が辞めずに長く働いてくれるから人材コストが損になることがほとんどなることなくプラスに転じているため、社員に給与として還元されるお金が生まれやすい、という好循環が存在するからだと思います。そのためどんな企業も、長く働いてくれる人を歓迎するでしょう。スキルがないと感じるなら「継続性」を存分にアピールすると良いと思います。
IT業界のエンジニア職への転職時には、コミュニケーション能力、英語力、勉強の持続力、そして忍耐力を強調しました。文系出身であり、プログラミングの技術力では理工学部の出身者や経験者には劣るため、前職の営業経験で培ったこれらのスキルをアピールすることで、他の応募者との差別化を図りました。
エンジニア職でも、クライアントとのコミュニケーションやトラブルシューティング時の説明能力、そしてチーム内での円滑な意思疎通が必要とされることを理解していたため、これらのスキルは重要だと考えました。
エンジニアにもとめられる自己学習能力もアピール
その結果、「チームに英語が堪能な人材が必要だ」という企業から内定をいただくことができました。また、エンジニア職は常に新しい技術を学び続けることがもとめられるため、自己学習能力も重視されます。そのため、常に履歴書に添付するポートフォリオを更新し、未経験であっても積極的に学習に取り組んでいることをアピールしてきました。
新卒で入った会社の事務職から、未経験で人材業界の営業職に転職しました。その際は、社会人経験も非常に浅い状況だったので、スキルのアピールというよりは、素直に積極的に学んでいくという真摯な姿勢を全面にアピールしていました。
また、事務職といえど、社内外の方と打ち合わせや商談をおこなう場面もあり、各所との調整が必要な業務もいくつか抱えていたので、そこで培ったさまざまな立場の人に対する交渉力、調整力といった点もアピールするようにしていました。
自分の仕事と目指す仕事の共通点は必ずある
未経験とはいえ、どの仕事にも根本が似ている業務が必ずあると思います。自分の仕事と目指している仕事の共通点や似ている箇所を探し、その経験が活かせることを具体的にアピールすることが大切だと思います。
スキルに自信がなかった転職成功者が実際に選んだ仕事一覧
スキルに自信がなかった状態から転職できた人は実際にどんな仕事に就いたのでしょうか。理由や背景も併せて確認してみましょう。「転職したい」という漠然とした気持ちがありつつ、次どんな仕事に就くかはこれから検討するという人はぜひ仕事選びの参考にしてみてください。
みなさんの転職後の仕事と、その仕事を選んだ理由・背景を教えてください。
現在は営業代行業として働いています。時期で商材が変わったりする仕事のため、いろんな業界に触れることができることや興味を持つものを発見できるきっかけなどもあるので、充実していますね。商材だけでなくクライアント先が変わるため、変化に対応する柔軟性や今後も必要とされるスキルが身に付くという点でメリットを感じています。
営業職からエンジニア職に転職しました。選んだ理由は、コミュニケーション能力が重要視される営業職よりも、個人的に積み上げる技術力が重視されるエンジニア職の方がコツコツ勉強を続けるのが得意な自分には向いていると気付いたからです。
現在は3社目に勤めており、前職は営業職、現職はサポート職として勤めています。かなりハードな業務内容だったので、結婚のタイミングで私生活とのバランスを取るために転職しましたが、前職の仕事は好きだったため、同じ人材業界のサポート職として勤める道を選びました。今は、前職の私と同じ仕事をする方をサポートする立場におり、間接的に好きな仕事に携わることができているので、とてもありがたく思っています。
ストレッチトレーナーをしていましたが、結婚を機に休みや勤務時間も定時で帰れるような事務職にしました。サービス業は休みも取りづらく、帰る時間もだいたい毎日23時くらいだったので、このまま家庭を両立するのは厳しいと感じ転職を決意しました。
スキルに自信がない20代におすすめの業界・職種の特徴とは? 経験談とともに解説
転職したいと思っていても、スキルに自信がなく、興味のある業界や業種も思いつかないという人もいるでしょう。
スキルがないと感じていて、今とは別の業界・業種にチャレンジしたい人は、未経験からでもチャレンジしやすい業界・職種を確認してみてくださいね。
需要が高まっており採用の間口が広い
<比較的採用の間口が広い業界>
・IT業界
・介護業界
IT人材の高齢化や、ITツールやアプリなどIT需要の高まりにより、人材不足を感じているIT企業は年々増えています。経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最低で16万人、最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されています。
また、日本では高齢化が進んでおり、高齢者を支える介護職でも人材がさらに必要になると考えられます。内閣府の令和5年版高齢社会白書によれば、令和4年10月1日現在の日本の人口に対する65歳以上の割合は29.0%。約3人に1人が65歳以上という現状があり、今後もさらに高齢者の割合は増えるため、介護職の需要は高まり続けるでしょう。
このように人材の需要が高まり、採用間口が広がっている傾向にある業界はスキルに自信がなくても挑戦しやすいです。
個人の人柄が重視されるので未経験でも挑戦しやすい
<未経験でも挑戦しやすい傾向にある職種>
・営業職
・販売職
営業職や販売職は、直接顧客に商品・サービスの購入を促すことが多々あります。そのため、個々人の人柄やスムーズにコミュニケーションが取れるかどうかが重視される仕事と考えて良いでしょう。専門的な技術は必要なく、多くの場合、営業としてのトークや商材の知識は入社後に身に付けることができるため、別職種から営業職に就く人も多いです。
ただ、営業職や販売業にもとめられるコミュニケーション能力が、単に他人と打ち解けやすい、人見知りしにくいといった性質だけではないことは押さえておきましょう。会話の中で顧客のニーズを引き出し、それに合わせて商材の魅力を的確に伝える力が必要です。
営業職に興味を持った人は、この記事もぜひ参考にしてみてくださいね。実際に営業職の内定を獲得した経験者から、採用担当に刺さる志望動機を書く秘訣を教えてもらいました。
営業職の志望動機例文32選|営業経験者に書き方のコツを直撃
汎用性のあるスキルが身に付く
事務職は全般的に汎用性のあるスキルが身に付くと考えて良いでしょう。ExcelやPowerPointなどを扱う事務職は、基本的なビジネススキルから発展するものがほとんどなので、特段専門的なスキルがないという人や、社会人経験が短くてビジネススキルに自信がない人でも、転職できる可能性が高いです。
また、事務職はあらゆる業界や職種で必要とされます。そのため一度身につければあらゆる企業で活躍の可能性が広がるので、事務職を経験したうえで、営業事務やOA事務など業界に特化した事務職に方向転換することもできるでしょう。
20代のみなさんが実際に転職したり転職を検討した業界・職種を教えて!
今後何年先も必要とされるスキル、つまり「汎用的スキル」とは何かを考えるところから始めました。ざっくりですが、営業職なので人を動かす「営業力」や信頼してもらえる「人間力」が大事だと感じています。営業職はやっていて絶対損はないと個人的には思っていて、ぜひ未経験の方でも興味があれば挑戦してほしいです。
専門職でも、人を動かす力がなく差別化できないでいる人はざらにいます。未経験でも挑戦しやすいところとしては、法人営業で無形商材を扱うスタイルだとハードルが一番低いかなと思います。客先に訪問することが少なく、電話やメールで顧客とコミュニケーションをとるインサイドセールスという職種は特におすすめです。
IT業界のエンジニア職に転職しました。文系出身なので、プログラミングの基礎的な技術はありませんでしたが、未経験者を募集している企業が多い点、入社してからの学習制度が整っている企業が多い点、前職の営業で培ったコミュニケーション能力が役立つ点がおすすめポイントです。
「国家資格のいらない技術職」は、学歴や資格を問われる可能性が低く、勉強に対するモチベーションの高さをアピールすれば異業種からでも転職がしやすい特徴があると思います。
私は現在、人材業界で仕事をしています。就職や転職を支援する立場なので、就活や業界・職種に関する知識もある程度必要ではありますが、仕事をしながら転職者の方や人事の方とのコミュニケーションを経て急速に知識は得られます。
スピード感や業務量が多いという大変な面はありますが、どちらかというと人柄や寄り添う姿勢でカバーできる点も多いので、未経験の方やスキルに自信がない方も挑戦しやすいのではないかと思います。
企業と求職者のマッチングにかかわればかかわるほど、自分自身に知識やスキルも身につく仕事なので、現時点で自信がなくても、勤めていくうちにその経験やかかわった人の「ありがとう」が自信に変わるような仕事ではないかと感じています。自信がなくても、成長したいと感じている方にはおすすめの環境です。
転職するなら、自分に向いている仕事を選びたいですよね。この記事では、実際に20代の社会人たちがどうやって自分に合う仕事を探したか、あらゆるケースを紹介しています。
自分に向いてる仕事の探し方12選|体験談で学ぶ自己理解のプロセス
成功への近道! 転職活動を始める前に取り掛かるべき事前準備
20代の人材を歓迎している企業は多いですが、もちろん何もせずに転職が成功するわけではありません。スキルに自信がない人こそ、転職に際して自分のことを理解しておくことで的確な自己PRが可能になります。転職活動前にすべき事前準備をしっかり押さえておきましょう。
転職活動を本格的に始める前に、転職の軸を定めておくことをおすすめします。この記事をヒントに、自分に合った企業を見つけるための作戦を練りましょう。
転職の軸を固める4ステップ|転職活動シーン別の活用方法付き
この記事では、転職の準備について経験者の声を交えながら解説しています。あとから「これをしておけば良かった」と後悔しないように、転職を考えている人はぜひ読んでおいてくださいね。
転職準備みんなは何をした? 実体験から紐解く転職準備のススメ方
転職理由を明確にする
転職理由を明確にしないまま転職に踏み切るのは避けましょう。単に今の会社を辞めたいという理由だけで転職し、次の企業で転職したいと思った原因と同じことが起こった場合、また転職願望が芽生えて早期離職につながることも考えられます。今の会社を辞めたい理由、次の会社に望むものを洗い出しておきましょう。
ただ、面接などで転職理由を伝える際はネガティブな理由をそのまま伝えるのは避けてください。「また意にそぐわないことがあるとすぐ転職してしまうのでは」と懸念され、不合格につながる可能性があります。
転職理由をネガティブな転職理由からポジティブな転職理由に言い換える例
・思い通りの仕事ができず嫌になった→自分は関心があるものに熱を注げるタイプなので、関心や強みを活かした仕事をしてみたい
・今までの業務内容に飽きた→今までよりできることの幅を広げていきたい
・残業続きで体力が持たなかった→ライフステージが変わっても長期的に働き続けられる職場で20代のうちからスキルを身に付けたい
みなさんが転職を考えた理由は何だったのでしょう? ざっくばらんに教えてください!
人間関係や年収アップなど理由はありましたが、一番は、たくさん挑戦して自己成長につなげたいと思ったからです。
前職の営業業務では、自分の特性との適合性に疑問を感じたことから、より適した職種でキャリアを積みたいと考えるようになったからです。
2度転職をしましたが、1度目は職場の人間関係やキャリアチェンジを志望したことが理由でした。2度目の転職は、結婚を機にワークライフバランスを整えるための転職でした。
面接で転職理由を聞かれたとき、どう答えると好印象なのでしょうか。伝え方を迷う人もいるでしょう。この記事では、実際に転職を成功させた人たちに、面接でのリアルな回答を聞いてみました。
面接で転職理由を聞かれたら? 転職成功者のリアル回答を大公開
自分の強みを棚卸しする
転職を本格的に始める前に自分の強みを改めて洗い出しましょう。自分がその企業で貢献できる点を把握しておくことで、「自分はこの企業で活躍できる」と説得力を持ってアピールすることができ、選考に有利に働くことが考えられます。
特に20代中盤から後半の場合、なるべく早く最前線で活躍することがもとめられる場合もあります。学生時代からの自分を振り返ることに加え、社会人経験を通して身につけたビジネススキルを存分にアピールしましょう。
強みを見出すときにおすすめな自己分析の方法をリストアップしたので、参考にしてみてくださいね。また、自分では強みを見出せないという人は、周囲の人から見た自分の強みを聞いてみるのもおすすめです。
たとえば、職場の同僚や先輩に「活躍しているなと思ったエピソード」「他の人と比べて自分が得意なこと」などを聞いてみると、働くうえで発揮できる強みを的確に知ることができるでしょう。
主な自己分析方法
・自分史:幼少期から現在までの自分を時系列で振り返り年表のように表す方法
・モチベーショングラフ:感情の上下を縦軸、時間軸を横軸にして、モチベーションの上がり下がりから自分の価値観、長所や短所を明らかにする方法
・マインドマップ:真ん中にテーマを置き、そこからキーワードを派生させて頭の中を可視化する方法
・ジョハリの窓:「開放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」の4つを用いて、「自分から見た自分」「他者から見た自分」を明らかにする方法
転職活動をするうえでの自己分析で意識したことを教えてください。
面接での発言に一貫性を持たせるために、何度も自己分析をしました。また、エピソードの掘り起こしにも力を入れました。企業と自分とがまったく合っていないと判断されると、さすがに内定獲得は難しいと思います。なので、「志望企業とマッチするエピソードとして語れるのか」を意識しながらエピソードを思い出していました。
エンジニアになりたかったので、エンジニアに向いている人の特性を調べて、自己分析と見比べ、マッチしている部分を長所として挙げ、マッチしないが補える部分を短所として挙げるようにしていました。
「なぜ転職するのか」という問いに対するストーリーに一貫性を持たせられるよう、自己分析を重ねました。第二新卒の未経験転職であったので、ポテンシャルがあるかどうかをみられていることは明らかでした。一貫性があるストーリーを語れるということは、長く働いてくれるという期待感を高めること、論理的に物事を考える能力があるということの証明につながると思ったため、面接前にしっかり自己分析をおこなうようにしました。
転職活動に備えて自己分析を徹底したい人はこの記事を読みましょう。転職がうまくいった経験者たちから、おすすめの自己分析方法や転職活動に活かすためのコツを聞いてみました。
転職成功者はどう自己分析した? おすすめの方法と活用のコツを解説
20代の転職希望者がやるべきでないこととは? リアルな失敗談から学ぼう
20代で転職したいと思う人は、「スキルがない」という焦りから、とりあえず思いついた行動をとってしまうこともあるかもしれません。良かれと思ってしたことによって遠回りになってしまう場合もあるので、転職時にやるべきでないことを失敗談から学んでおきましょう。
手当たり次第に求人に応募する
「スキルがない」という不安から手当たり次第にエントリーするのは避けましょう。企業は、自社での活躍イメージが湧かなければ「採用しよう」とは思いません。
興味を持った求人を見つけたら、自分の強みを発揮できそうかどうか、また今の会社で「転職したい」と思った原因を解決できるかどうかを考えたうえでエントリーを進めましょう。
とりあえず資格を取る
スキルがないと悩んでいる場合、焦ってとりあえず資格を取ろうとする人もいるでしょう。しかし、勢いで資格を取るのはおすすめしません。
資格によってもまちまちですが、一般的に資格取得には1~数カ月間時間を要することが多いです。特に働きながら転職活動をする場合、資格の勉強に時間を割いて自己分析などがおろそかになっては本末転倒です。どうしても行きたい企業の応募資格にその資格を所持していることがもとめられているなど、選考と直結する資格以外はむやみに取らないようにしましょう。
どうしてもスキル不足が不安な場合は、転職先の業界や職種が絞られた段階で、その転職先に関連するスキルアップや勉強に取り組むのがおすすめです。
ほかにも、実際に20代で転職経験がある人に「これはしなくても良かったかも」と感じた対策を聞いてみました。
20代の転職対策において、「これはやらなくてもよかったかも」ということがあれば教えてください!
とにかくすべてを自己分析で洗い出すことです。新卒の就活時にもやりがちなことでしたが、時間がかかりすぎてなかなか前に進まないといったことがありました。もちろん新卒時は時間があったり、初めての自己分析という点で時間はかけるべきと考えてもよいですが、第二新卒の転職活動や既卒での就活は、新卒のときと比べて割ける時間が少ないと思うのでおすすめしません。
20代前半と後半で転職を経験していますが、20代前半のときはスキルの洗い出しにそこまで時間を使わなくても良かったかもしれないと思います。どちらかというとまだポテンシャルを見込まれての採用になるので、いま持つスキルをアピールするより、意気込みや意欲、仕事への理解を伝える場面の方が面接官の方に響いていた気がします。後半の際は逆に、自分自身についてたくさん語る機会はなく、今までの経験に基づいて、次の会社でどのように活躍できるか具体的に話すことがもとめられました。そのため、自己分析といった内側に向かって考えるような対策はあまり必要なかったかなと思います。
するべきでないことは、迷って決断や行動を遅らせることです。転職市場で最大の武器は若さです。未経験転職ならなおのことそれがいえます。また応募したいという求人があっても別の良い候補者がいれば、すぐにその求人はクローズしてしまいます。私も初めての転職ということもあり当初はなかなか応募に踏み切れなかったため、良いなと思っていた求人がいつの間にか募集を終了しまっていたということがありました。
経験者が語る! スキルがない20代が転職を成功させるためにするべきこと
20代の転職経験者は、どんなことを意識して転職活動を進めたのでしょうか。スキルがない状態から、転職を成功させるためにすべきことを頭に入れておきましょう。
これまでに身につけた経験が活きる仕事を探す
スキルがないと考える人は、これまで身につけた経験が少しでも活きる仕事を視野に入れてみてください。一番考えやすいのは同職種への転職です。また、業界が同じもしくは近い業界への転職も経験を活かしやすいでしょう。
たとえばメーカーの営業職として働いていた場合、商品の知識や顧客のニーズを把握する力をアピールすれば、同業界の企業に商品開発職として転職できる可能性があります。
業界や職種内の経験だけではなく、これまでの仕事で身に付けた、問題解決能力や交渉力といった業界職種にとらわれない力を棚卸しし、それが活かせる仕事を探すのも一つの手です。
これまでの経験から活かせるスキルやビジネススタンスを棚卸しする手順
①仕事において他者から評価されたことや良い結果が出たことを洗い出す
②そのとき意識したことを思い出して言語化する
例
①達成率が50%程度だったプロモーション案件の粗利を100%達成まで引き上げることができた
②これまでの顧客企業の課題を改めて整理し、解決につながる施策を多く提案した
→課題をとらえる力、施策のリサーチ力、受注につながる提案力があるとわかる
社会人になってからの経験は転職後の仕事に活かせてる?
前職の営業経験で得たコミュニケーションスキルは、現在エンジニアとしてチームメンバーやクライアントに物事を伝える際にとても役立っています。営業では、技術に詳しくない顧客に対してもわかりやすく商品を説明することがもとめられていました。
同様に、現在エンジニアとして働くうえでも、クライアントの多くが技術に疎いことを実感しています。そのため、技術的な内容を理解していない人に対しても、わかりやすく説明する能力は重宝されています!
新卒で注文住宅営業、その後飛び込み営業やインサイドセールスなどをやってきましたが、クレーム対応や温度感が高いお客様に対する対応力は前職の住宅営業で養われました。また住宅営業では段取りが仕事を早く終わらせるカギでもあったため、優先順位の付け方はうまくなりました。
どんな仕事にも共通する部分は多くあると思うので、「どういう経験があると他でも応用できるか」ということを考えて仕事を決めたりしても良いと思います!
1社目では事務職、2社目では営業職として勤務しましたが、事務仕事に慣れているため、営業のメイン業務にすぐ集中して取り組むことができました。また、文章作成の機会が多かったこともあり、営業資料の作成やメールを用いての細かい調整業務がスムーズに進められたように思います。
データや資料の作成、Excel関連の業務については、新人の立場ながら他の社員さんに質問をいただく機会も多く、事務経験のある営業職としてうまくスキルを活かすことができたと感じています。
社会人歴に合ったアピールポイントを用意する
社会人歴に合うアピールをすることも大切です。序盤で説明したとおり、20代前半は熱意や人柄を重要視される傾向にあります。企業側も、第二新卒生の場合は「うちでしっかり教育する」という意気込みで採用されることも多いです。その企業で働きたいという熱意や柔軟性を十分アピールしましょう。
20代後半の場合、20代前半とは異なり、熱意やポテンシャルよりも仕事に直結する力がもとめられます。これまでの社会人経験で培ってきた力や得意な業務を整理して伝えられるようにしてくださいね。
今後のビジョンを通して企業とのマッチ度を伝える
20代が比較的短いスパンで転職活動をしていると、「またすぐに転職しないか」と懸念に思われ、選考に不利に働くことがあります。それを防ぐためには、自分の長期的なキャリアプランを通して企業とのマッチ度を伝えることが重要です。
「この会社でどうなっていきたいか」「今後社会人としてどう働いていきたいか」というビジョンを述べ、「それを実現するためには御社が一番適している」と、企業と自分とが重なる点を伝えるよう心掛けましょう。
企業が公表している情報や社員へのヒアリングを通じて企業研究をおこない、その企業で力を入れていく事業や実際の業務内容を理解したうえで、自分の実現したいこととの親和性を伝えてください。
面接の際、キャリアビジョンやあなたと企業とのマッチ度を伝えるために意識したことを教えてください!
応募ページに記載されている情報から企業が必要としている人物像を具体的に想像し、それに当てはまるように自身のキャリアビジョンを伝えるようにしました。
企業がもとめる人物像とかけ離れた回答をしないようにしていました。また、面接時の回答で一番大事なのが「一貫性」だと思っているので、論理が飛躍しているような回答をしていないかは常に意識していました。
会社のホームページや求人票から、その会社が大切にしている考えやもとめている人物像が読み取れるので、その読み取った内容に自分自身が合致するところを探していました。同じ言葉でなくても、考えの方向が一緒、大切にしたいもの・実現したいことが一緒といったことはあると思うので、それらを面接の中での会話を通しアピールしました。
ポータブルスキルを身に付ける
ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても役立つビジネススキルのこと。論理的思考力やプレゼンスキル、問題解決能力などが代表的です。ポータブルスキルをしっかり身に付けておくことで、あらゆる業界・企業で「すぐに活躍できそうな人材だ」と感じられ、選考に有利に働く場合があります。
スキルがないと感じて転職に踏み切れない人は、まず現職で働きながらポータブルスキルを磨くのも良いでしょう。日々の意識次第で、普段の業務を通じてポータブルスキルを身に付けることができます。
日々の業務からポータブルスキルを身に付ける例
問題解決能力を身に付けたい場合
・チームの業務の中で今は問題視されていないがゆくゆく起きうる問題を探してみる
・自分やチームの業務の中で「もっとこうなったら良いのに」と思う点を洗い出し理想とのギャップを埋める行動をとる
計画力を身に付けたい場合
・プロジェクト実行におけるスケジュールを自分で引いてみる
・日々の業務においてタスクごとに時間を区切っておこなう
また、ポータブルスキルは、部活動やゼミなど、学生時代の取り組みで培われている可能性があります。組織の中でどんな役割を担っていたか、目標達成に向けてどのように取り組んでいたかを思い出して、ビジネスでも役立つ側面を見出しましょう。
ポータブルスキルとは
業種や職種が変わっても応用できる職務遂行上のスキルのこと
転職活動や現職の経験を通して20代に必要だと思った力を教えて!
営業を経験してきて、成果の有無や他人からの信頼など色々な要素はありますが、その中で2つ挙げると「仕事へのマインドセット」「人間力」だと感じました。「仕事へのマインドセット」というのは仕事に対する向き合い方です。おおよそ週40時間という時間を仕事に費やすのに、仕事が楽しくなかったら、どうやったってつまらない人生になるでしょう。毎日「めんどくさい」と思いながら働く人と楽しくやっている人とでは、明らかに成果も周りからの見え方も全く変わってきます。
もう一つの「人間力」というのは他人を気遣ったり、礼儀正しく振舞えているかなどということです。社会人としての基礎の基礎となるビジネスマナーについてはちゃんとできている人は実は少ないです。ここだけでも周りと差を付けられる要素です。第一印象・礼儀・気遣いなどこれらすべては相手の為にあります。自分の世界でやりたいようにやっている人は周りから信頼されないですし、仕事ももらえません。上記の2点を身に付けるだけで、社会人人生は想像以上に変わってくると思います。
前職がストレッチトレーナーで、お客様とのコミュニケーションが一番大事になるお仕事でした。
それまではコミュニケーション能力に自信がなく、人見知りで新しい環境になじむことに時間がかかるタイプでしたが、このお仕事を経験してコミュニケーション能力が向上しました。
コミュニケーション能力はどこに行っても信頼関係を築いたりするのにもとても大切だと思います。前職のおかげで次の職場でもいろんな人と積極的にかかわれるようになり、その結果仕事も優位に進めることができています。
どこでも活かせるポータブルスキルを身に付けるために意識したこととは?
常に相手の立場になって考えることを意識していました。たとえば上司やマネジメント層へプレゼンをする時、プレゼンを受ける立場の上司やマネジメント層がどのような粒度の情報をもとめているのかを考えたうえで想定してから資料を作成しないと、情報としての価値は薄まってしまいます。
ここではプレゼンという例を出しましたが、社内での人間関係の構築にも同じことがいえると思います。関係部署の方にメールを送る際など、相手の忙しさや職位などを考慮したうえでメールの文面を考えるだけでも、印象は相当変わりますよね。常に相手の目線になって考えるというのは、どの会社どの部署に所属しても通用する人間になるための最適な訓練です。
転職エージェントを活用する
転職エージェントは、自分に合う企業を紹介しながら転職活動をサポートしてくれるサービスのこと。自己分析から書類選考・面接の対策まで、転職活動の成功に向けて伴走してくれます。
もちろん、「どんな転職先が向いているのか」「そもそも転職すべきなのか」など、ざっくばらんな相談をすることもできます。スキルがないという悩みを率直に相談して、未経験者を歓迎している企業をピックアップしてもらうのも良いでしょう。
また、エージェントの担当者と話すことで、自分では気付けなかった強みやポータブルスキルがわかり、「スキルがない」という悩みが和らぐことも考えられますよ。
記事をひと通り読んでも、「でも転職って難しそう」と思う人もいるかもしれません。そんな人はこちらの記事もぜひ読んでみてください。「転職は難しい」と思っていた人がどう転職を成功させたのか、その秘訣を体験談付きで紹介しています。
転職は難しい…? 成功に導く5つの行動をリアル体験談付きで解説
企業が20代にもとめるのは特別なスキルではない! 強みを整理して転職へ一歩踏み出そう
20代は必ずしも即戦力や専門性をもとめられるわけではありませんが、20代後半で社会人も長くなってくるにつれて企業によっては即戦力までいかずとも関連スキルがもとめられることもあります。
転職したいけどスキルがないと感じている場合は、自分のこれまでの経歴やポータブルスキルと実務スキルを整理することが大切です。自分の強みが転職先がもとめるものにマッチすることを的確にアピールし、内定獲得に向けて進んでいきましょう。
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営業職だったので「営業をやっていて良かったことは何ですか」という質問を投げかけられたことがありました。この質問の意図はどういう思いで営業をやってきたか、営業を通じて何が得られたのかといったことを聞きたかったのかなと思いました。
私はその回答として、まず率直に営業職をこなすうえでどんなネガティブな気持ちになったか(つらかった、諦めそうになったなど)を回答したあとに、最終的に目標達成したときの気持ち、きつい案件を最後までやり切った時の気持ちなど、冒頭はネガティブ→ポジティブで締めるようにしてました。
その後の構成としてどんなエピソードがあったかをいくつか出しながら、共感を得ながら話すことを意識しました。単に「つらかった」で終わると営業への適性を懸念されると思ったので、「つらいことはあっても営業職にやりがいを感じている」という印象を持たれるように意識しましたね。