面接の面白い質問は相手の意図を重視しよう! 経験談から回答像をつかむのがコツ
就活の面接では、通常とは少し趣旨が異なる面白い質問をされるときがあります。よくある質問とは違いどんな内容が来るか予想しづらく、対策に悩みを持つ人もいるでしょう。
面接の面白い質問には相手の意図を理解して、「質問内容ごと」の対策ではなく「面白い質問がきた場合」全体の対応力をあげることが重要です。この記事では、面白い質問の回答方法と乗り越えるコツを紹介します。
経験者の実際の回答を交えた例題も紹介するので、予想外の質問にも慌てず対応できる自分を目指してみてくださいね。
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③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
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④ 面接で上手く答えられるか不安…
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面接で出会った「面白い質問」について就活経験者に聞いてみた!
面白い質問は定義があいまいであり、学生の感じ方次第でも判断基準が分かれます。せっかく面白い質問への対処法を知ることができても、対応するタイミングがわからなければ、効果は半減してしまうでしょう。
対処法の効果をしっかりと発揮するために、まずはどのような内容が面白い質問となるのか、自分の中で判断基準を作ることが大切です。
自分の視点だけでは考えが偏ってしまうので、経験者の面白い質問に関するエピソードに耳を傾け、広い視野を持って本番で適切に対処できる力を身に付けてくださいね。
面接で「この質問面白いな」と感じた質問はありましたか?
はじめに、面白い質問とは実際にどのようなものかについて触れていきましょう。経験者が面接で受けた質問の中で、普段と違う様子や面白さを感じた内容について聞いてみました。
ECサイトを展開している企業の「自分でECサイトに機能を追加するとしたらどんな機能を追加する?」という質問は面白いなと感じました。
私の卒論のテーマを見て「共同親権についてはどう思うか」を聞かれました。小さな法律事務所だったので、弁護士と価値観が合うことも大事だったのではないかと思います。
よくWebテストであるような性格診断の選択肢をいくつか言われて「この中でどれが満点でどれが点数低いと思う? 考えてみて」といわれた質問は面白い質問だなと感じました。
どの企業の面接とも被らなかった質問はありましたか?
面白い質問には、企業独自のオリジナリティが感じられるものも分類するべきでしょう。参考として、複数の面接を経験してどの企業ともかぶらなかった質問内容を聞いてみました。
どの企業の面接ともかぶらなかった質問はありますか?
「マイページに登録した理由はなんですか?」という質問です。企業の志望理由とは異なり、どのように答えればいいか少し困りました。
就活の進み具合が平均より遅かったので「なぜ就活が進んでいないのか」を聞かれました。私は、最終面接で毎回落ちていることを素直に伝えて受かりました。
ベンチャー企業での「○○さんは何を成し遂げれば人生勝ち組だと思いますか?」という質問は、ほかの企業ではされことがありません。
自己PRなどの頻出質問が出題されず拍子抜けしたことはありますか?
面接では学生の本質を見抜くために、自己PRや志望動機などの、よくある質問以外をメインの内容とする企業もあるでしょう。経験者に、頻出質問が聞かれなかった経験があるかを聞いてみました。
頻出質問が聞かれずに、拍子抜けしたことはありますか?
あります。エントリーシート(ES)上で自己PRを記述していたのですが、そのなかの一部分のみにスポットライトを当てて、深掘り質問をされました。
「自分がなぜその部活を選んだのか」を詳しく深掘りされました。志望動機が一切聞かれず、拍子抜けしました。
志望動機などESにすでに書かれていることは一切聞かれませんでした。代わりに、どんな性格か見られるような質問ばかりをされました。
面接で面白い質問をするのはなぜ? 企業の意図と目的を理解しよう
面白い質問は企業によって内容はさまざまで、よくある質問のように傾向から対策を立てることが難しくなります。そのため、面接本番では臨機応変な対応が求められますが、そんな中でもうまく立ち回るには「相手がなぜ予想外の質問をするのか」に注目することが重要です。
事前に相手の意図がわかれば、求めていることが明確になり、本番でも慌てず対応ができるでしょう。ここからは、面白い質問のように予想外の話をする面接官の意図を解説します。
学生の緊張をほぐす
面接では、学生が緊張したままでは、本来の能力や考えを知ることができません。そのため、面白い質問は面接の雰囲気をほぐすために使用される場合もあるのです。
「今日の朝ごはんは何を食べましたか?」「今日お会いした学生の中で一番背が高いですね。身長は何センチくらいあるのですか?」
アイスブレイクとして面白い質問をされる場合は、上記のように簡単な質問を面接開始後に投げかけられるでしょう。回答内容は大きく面接結果に影響しないため、相手の意図を読み取り気軽に答えられると良いですね。
学生本来の性格や考えを知りたい
よく聞かれる質問である志望動機や自己PRは、対策を立ててから臨む学生がほとんどです。そこで、予想外の質問をしてその場で回答を考えてもらうことで、用意されていない学生本来の性格や考えを知ろうとしているのです。
そのため、面接官から面白い質問をされたときは「ありのままの自分」を知りたい意図があると捉え、取り繕わない素直な回答をするようにしましょう。
素直な回答といっても「わからない」「面倒くさい」などのマイナスなイメージを持たれる回答をしないように注意が必要です。
性格が知りたいからする質問の一つとして、「苦手な人」を聞かれることもあるかもしれません。マイナスなことを伝えることは不安に感じることが多いと思います。次の記事で答えかたを解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
厳選21例文|面接で苦手な人を聞かれたときの伝え方を内定者が伝授
性格を知りたい質問として、「周りからどう思われていますか?」と聞かれることがあるかもしれません。この質問に対しての答え方に迷った人は、次の記事もチェックしてみてくださいね。
対応力や応用力を測っている
面接官は面白い質問を投げかけることで、予想外の出来事への対応力や応用力を見ています。
社会人として仕事に就くと、形式的な業務ばかりでなく、ときには自分の考えを働かせた臨機応変な対応が求められます。また、自分がいまもっている知識やスキルを駆使し、新たな問題を解決していく応用力も必要です。
面白い質問への回答で対応力や応用力を評価されるためには、イエス・ノーで答えるだけでなく、プラスアルファで自分のアピールを意識することがポイントとなります。
<アピールをプラスした回答例>
質問:朝ごはんは食べましたか?
回答:はい、食べました。実家では朝ごはん当番なので、家族4人分の朝食を冷蔵庫の中身から考えて作ることが、私の朝一番にやることです。
例文のように、朝ごはんに関連する自分のエピソードを話すことで、学生の人柄が相手に伝わります。うまく返答することで、とっさの投げかけに対して会話を広げられるコミュニケーション能力もアピールできるでしょう。
経験者が実際に聞かれた難易度高めな質問についてもチェックしておきたい場合は、こちらの記事も併せて参考にしてみてください。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
質問をする機会は、面接のほかにもあるでしょう。次の記事では、インターンで質問するべきことを紹介しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
インターンのおすすめ質問100選|学生が実際にした質問も一挙公開
みんなはどうやって乗り越えた? 面白い質問への対応力を上げる4つの極意
志望動機・自己PRのなどのよくある質問では、その内容ごとの回答を考える対策方法が一般的です。一方で、面白い質問は面接官によってなにを聞いてくるかが異なるため、同じ対策をしようとすると考えに悩んでしまいます。面白い質問の対策では「個」ではなく「全」に注目することが重要です。
質問ごとの回答内容を考えるのではなく、予想外な質問が来たときに対応する力を身に付けましょう。ここからは、面白い質問への対処法として4つの極意を紹介します。対策しづらい状況を先輩たちがどう乗り越えたのかも参考にしながらチェックしてくださいね。
私が意識していたことは、面接の場数を増やして、実際に聞かれて答えられなかった内容をすべてまとめることです。実際に面接対策の本を買ったのですが、その本に載っていた内容の質問はほぼ出なかったので、本で対策するよりは場数を増やして慣れるのが手っ取り早いと思います。
「回答」と考えず「会話」と捉えて対応することがポイント
また、うまく答えられなくても、結論ファーストで話すこと、内容がうまく伝えられなくても1分程度で話し終えることを気を付けると良いと思います。私は、予想していなかった質問に対し、話しながら考えをまとめてしまう癖があったのですが、それでは会話ではなく私のプレゼンになってしまうことに気付きました。
完璧にまとまっていなくても、足りないと思った点やもう少し詳しく聞きたいと思ってもらった点は、面接官が深掘りして聞いてくれるので、その際に話すと良いと思います。
多くの引き出しをもっておくことを常に意識していました。引き出しには、自己分析の結果見えてきた自分の情報や、ニュースや趣味で得られる情報などが挙げられます。
選択肢の多さは会話を弾ませる力となる
たとえば「あなたを色で例えると?」といった質問があったとします。色についてはどんな回答でも良く、青と答えようが、緑と答えようが、それで面接に響くわけではありません。実際には、そこからどう自分に結びつけるかという点を見られます。
ここで仮に、水色と答えたとしましょう。ここからは連想ゲームの要領で引き出しを開けていきます。水色→空→空から見渡す→俯瞰的という思考で「私は俯瞰的な視野を持っているため、色で表すと空の色に近い水色となります」というようにつなげることができます。そしてその俯瞰的というキーワードをもとに、エピソードを展開していきます。
その際に、自分の情報の引き出しを用いて話を広げられるため、情報量が多いことに越したことはありません。
やはり面接は量を重ねれば重ねるほど上手くなりますし、慣れることでアドリブで話すことが得意にもなります。パーソナルな部分にかかわる変化球的な質問は、業界に関係なくされる可能性があるため、まずはたくさん経験することが重要になってくると思います。
変化球にも素直に対応しよう
変化球な質問に対して無理に答えようとすると、無意識のうちに今までの回答とずれてしまうことがあります。そのためスタンスとしては、ありのままで答える意識をしておくことがおすすめです。そうすれば一貫性のある回答ができると思います。
素直な回答を意識すれば、唐突な質問にも焦ることがなくなると思います。
①「正解の回答」を探そうとしない
面白い質問で面接官が知りたいのは、学生の本質や対応力です。「不採用にならないように」と正しい答えを意識しすぎてしまうと、無難な内容になり、相手の意図に応える回答ができません。
面白い質問で満足のいく回答をするためにも、相手の知りたい対応力や素の自分をアピールすることを意識してみましょう。
〈不採用と好印象を意識した回答の違い>
質問:「今日初めて会った、私(面接官)の印象はどのようなものですか ?」
・「どう答えれば良い?」「不採用にならない正解はなんだろう……」
→「優しそうな方だと感じました」
(自分のアピールがない単調な回答になりやすい)
・「対応力をアピールしたい」「冷静に判断できることを伝えたい! 」
→「私の祖父に似ている雰囲気があり、優しそうで親近感を覚えました。」
(アピールしたい内容を含めた柔軟な回答ができる)
答えが決まっていない質問だからこそ自由度が高く、自分の良さが目一杯伝えられるチャンスです。肩の力を抜いて、自分の良さが出る回答をしましょう。
②内容は一貫性があるかを意識する
面接の面白い質問は回答内容の自由度が高いと解説しましたが、説得力を出す内容にするためには、どんな回答でも一貫性を持たせることが重要です。
面白い質問がきたときは、面接での会話内容に一貫性があるかを意識しながら回答を考えましょう。
<一貫性がない回答の例>
🔳質問:「入社後の仕事で役立つ自分のスキルはなんだと思いますか?」
補足:自己PRで自分の強みは「会話力」と話している状況
「入社後は営業事務として自分のパソコンスキルを使い、迅速な資料作成をおこなうことで皆さんの支えとして貢献したいです。前に出て話すことよりも、陰で支えることにやりがいを感じているため、縁の下の力持ちとして活躍できればと考えています。」
例のように、事前に自分の強みが会話力であると伝えているにもかかわらず、「話すよりもサポートが得意」と回答してしまうと、面接官は違和感を覚えてしまいます。そのほか、「面接のために用意した回答」などと捉えられて悪印象になる可能性も。
面白い回答にうまく答えようとするあまり、一貫性への意識が薄れないように注意が必要です。面白い質問をされる理由には「学生本来の性格や考えを知りたい」意図があることを思い出し、一貫性のある回答を心掛けましょう。
③具体的なエピソードを入れ込む
面白い質問への回答は、ただ聞かれたことに答えるだけでは自分のアピールにつながりません。「なぜそう感じたのか」「どうしてそう答えたか」など、根拠や理由となるエピソードを入れ込んで具体的な回答をすることを意識しましょう。
<具体的なエピソードを入れ込む良い例>
質問:「今日初めて会った、私(面接官)の印象はどのようなものですか ?」
答え:「私の祖父に似ている雰囲気があり、優しそうで親近感を覚えました。祖父は良い意味で厳しい一面も持っていたので、今日の面接は程良く緊張感を持って臨めそうです。」
<具体的なエピソードを入れ込む悪い例>
質問:「今日初めて会った、私(面接官)の印象はどのようなものですか ?」
答え:「優しそうだと感じました」
面接官の印象を質問されたとき、悪い例の場合はただ「優しそう」と回答しています。対して良い例では、「私の祖父に似ている」と優しさを感じた理由を伝えていることに加え、結果どういう印象になったかも回答できていますね。
具体的なエピソードを加えることにより、自分の考えが相手に伝わり、そこからさらに会話が広がるメリットがあります。「とっさにエピソードが思いつかない」と悩んでしまっても、自己PRのように長文のエピソードを無理に考える必要はありません。普段の会話の中で、自分の考えに理由や根拠を深掘りして付け足すことが良い練習となるので、面接までにチャレンジしてみてくださいね。
④自分のアピールポイントをよく理解しておく
面接の面白い質問は内容が予想しづらいため、本番でうまく立ち回るには、自分のアピールポイントの選択肢を増やしておくことがポイントです。志望動機や自己PRの内容とかぶらないアピールポイントを用意しておき、どんな質問にも答えられる選択肢の幅を持たせましょう。
「自分の強みを複数考えることができない」と悩む場合は、第三者に自分の良さを聞いてみるなど、これまでと違った視点からの情報を集めることがおすすめです。
モチベーショングラフや自分史などにすでにチャレンジしていれば、AnalyzeU+やワールドワイド性格診断テストなど、インターネットでできる自己分析に注目してみましょう。第三者から新たに意見を聞く場合は、これまでと関係性が違う人へ依頼することで新しい自分が見つかるかもしれません。
多数の結果をすり合わせて、自分が納得できる強みを持っておくことで、予想外の質問へも自信を持って回答ができるでしょう。
自己分析の基本や就活に活かすコツについてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認してみてください。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
タイプ別|面接の面白い質問例55選!
ここからは、本番を具体的にイメージするために、面白い質問への例題を紹介していきます。面接の面白い質問の内容は多種多様ですが、方向性で考えると3つのジャンルに分けることができます。答え方のポイントも合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
学生に関する質問
学生に関する質問の例
①今日の朝ごはんは何を食べましたか?
②朝起きてから(夜寝る前)のルーティンはありますか?
③学生時代で一番感動した出来事はなに?
④自分が社長になれるとしたら、どんな会社を作りたい?
⑤最近涙を流してまで感情が動いた出来事はありますか?
⑥入社後に役職をもらえるとしたら、どのポジションにつきたいですか?
⑦これまで旅行で一番たのしかった場所は?
⑧小学生のときはどんな人物でしたか?
⑨周囲から見て、あなたはどんな人物だと思いますか?
⑩これまでの人生で一番嬉しかった(悲しかった)ことは?
⑪これまでの人生で一番頑張ったことは?
⑫今日面接に来るまでの時間をどのように過ごしましたか?
⑬これまで集団生活でなにかを成し遂げたことはありますか?
⑭〇〇さんが一番興味のあることを教えてください。
⑮〇〇さんの大切にしている価値観は何ですか?
⑯一番仲の良い友人はどんな人ですか?
⑰今の〇〇さんの性格や考え方を作り上げたきっかけは何だと思いますか?
⑱高校時代に力を入れたことはありますか?
⑲いまの大学に入学したきっかけはなんですか?
⑳好きな食べ物とその理由を教えてください
㉑社会人になってからの仕事以外の目標はありますか?
㉒〇〇さんが一番尊敬する人物は誰ですか?
㉓これから社会人になる〇〇さんが一番大切にしたいことを教えてください。
学生の性格や考え方を知るために、これまでの経験や出来事を通した面白い質問が投げかけられます。聞かれたことに対し率直に答えることも大事ですが、回答内容の根拠となる出来事やアピールできるエピソードも入れ込むことを忘れないようにしましょう。
「今日の朝ごはん」や「寝る前のルーティン」などを聞かれる場合は、面接の雰囲気を和らげようとしている意図も予想されるので、あまり力を入れすぎず、発生練習や話すスピードを調整するタイミングと捉えても良いかもしれませんね。
周囲からの印象を聞かれる質問などでは、自己PRで強みとして話した内容と一貫性のある回答をする意識をしておくこともポイントです。
企業や面接官に関する質問
企業や面接官に関する質問の例
①私(面接官)の印象を教えてください。
②会社のHPを見て一番印象に残った部分はどこですか?
③〇〇さんから見て、自社の一番魅力的な部分はどこですか?
④自社の直近の事例でおもしろいなと感じたものはありますか?
⑤自社で新規事業をするとしたら何をしますか?
⑥今日の面接で〇〇な話が話題になりましたが、それについて〇〇さんのもう少し詳しい意見をお聞かせいただけますか?
⑦これから業界の中で自社が生き残る課題はなんだと思いますか?
⑧もし配属部署を選べるとしたらどこに希望を出しますか?
⑨社長にはどのような印象を持っていますか?
⑩自己PRで〇〇が強みとのことでしたが、入社した際にはその強みをどのように活かしていきたいですか?
⑪入社したあとの目標を教えてください。
⑫会社説明会に参加した感想を教えてください。
⑬採用には影響しないのですが、今日の面接の正直な印象を教えてください。
採用活動では自社に興味を持って入社してくれる学生の方が、貢献度や将来性を期待しやすくなります。企業に関する面白い質問を投げかけられたときは、企業への理解度をアピールするように意識しましょう。
面接官や社長のことを聞いてくる質問には、冷静に面接に臨めているかに加えて、対応力を知りたい意図が隠れています。ただ単に相手の情報に答えるだけでなく、自分なりの見解や感想を交えて独自性を出すことがポイントです。
お題をもとにした質問
お題をもとにした質問の例
①自分を色にたとえるなら何色ですか?
②新しい会社のルールを1つだけ決められるなら何を決めますか?
③新入社員として入社後、1日自由にしていいよと言われたら何をしますか?
④直属の上司が、性格面で問題を抱える人物だったらどう対応しますか?
⑤自分を動物にたとえるなら?
⑥宝くじで1,000万円当たったら何に使いますか?
⑦生まれ変わるならどんな人間になりたいですか?
⑧無人島に3つ持っていけるなら何にしますか?
⑨この会社で面接官をするなら、どんな人を採用しますか?
⑩今あなたの中でのおすすめのものをプレゼンしてください。
⑪自分にキャッチフレーズをつけるとどんな内容になりますか?
⑫社内でプレゼンがあった場合、あなたはどんな人をチームに選びますか?
⑬これまでのすべての選考の中で、一番印象に残ったのはどのような内容ですか?
⑭座右の銘(人生のテーマ)を教えてください
⑮どれでも構わないので自社商品のテーマソングを歌ってみてください
⑯友人が悩みを抱えていたら、あなたはどうしますか?
⑰ストレスを感じたときの対処法を教えてください。
⑱自社製品の中で、〇〇さんが売り込むとしたら何を選びますか?
⑲〇〇さんを漢字一文字で表してください
お題をもとにした面白い質問では、学生の論理的な思考力や客観視できる能力を判断したいケースが考えられます。キャッチフレーズ、色、動物などは、事前に考えておくことができるので、面接対策として回答内容を準備しておくと良いでしょう。
「1,000万円当たったら」「生まれ変わったら」などは、質問例から回容を考えておき、似た内容の面白い質問がきた場合でも選択肢が出せる練習をしておくことがおすすめです。
テーマを設けた質問はどれも内容が抽象的であり、回答側の自由度が高くなっています。ただ回答するだけでなく、具体的なエピソードを入れ込むことで、相手へ説得力を感じさせると同時に対応力のアピールが可能です。
座右の銘を効果的に伝える方法については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。選ぶときの注意点やチェックリストについても紹介していますよ。
座右の銘120選|就活の先輩たちが語る面接での効果的な伝え方とは
体験談から経験値を上げよう! みんなが面接で聞かれた面白い質問を聞いてみた
面白い質問への対応力を向上させるには、例文で選択肢を増やすことに加えて、経験者が実際に聞かれた質問内容を知り、自分の経験値を上げることが効果的です。先輩たちが面接で受けた面白い質問の内容と、実際にどのように返答したのかも合わせて聞いてみましょう。
「どんなときにストレスを感じますか」という質問を受けたことがあります。コンサル業界での一次面接のときで、実際には下記のような回答をしました。
「ベストコンディションを発揮できなかったときです。一日10時間かけてテスト勉強に取り組み、テスト当日を迎えました。しかし疲労もあったのか風邪をひいてしまい、ベストコンディションで挑むことができなかった経験があります。非常に悔しくストレスを感じました。この経験から体調に関しても考慮しつつ、作業をおこなうことを心掛けるようになりました。」
職種としては営業で、業界としては飲料メーカーの二次面接の段階でした。その際、「あなたはこの会社で何の一番になれると思いますか」という質問をされました。
回答としては、「周りの人を頼るという要素では一番になれると思います。実際に私は今までさまざまな場面で、多くの人とコミュニケーションをとってきました。そのなかで、人を頼ることで自分自身の成長や目的の達成を叶えることができました。入社してからも、多くの方のスキルや知識を盗んで、最大限チャレンジしていきたいと思っております」と答えました。
IT系のエンジニア職での一次面接でストレスに関する質問を聞かれました。質問内容としては「どんなときにストレスを感じますか、そしてそれを発散する方法は何ですか」といったものでした。
素直に答えるなら、初対面で大勢の人と話すことが一番のストレスです。しかし、社会人は色々な方とかかわるうえに、お客様とのやりとりも発生するためこの答えは控えました。そのため「取り組んでいる物事が努力量に比例せずうまくいかないときです」と答えました。
そして、「ストレス発散法としては、友人と話したり出掛けたりすることです」とこちらは素直に答えました。
某大手企業の営業職の一次面接で、「今までの挫折経験のなかで一番の挫折経験を教えてください。また、乗り越えることができたエピソードではなく、乗り越えられなかったエピソードも教えてください」という質問がきたことがあります。
回答としては、「中学1年生の時に両親が離婚して、周りの家庭との差を感じて挫折をしました。この挫折を乗り越えるために日々努力して今も頑張り続けています」と回答しました。割とウケが良かったです。
私が面白いと感じた質問の内容は、「今まで人生で出会った人のなかで、尊敬できると思ったのはどんな人ですか」という質問です。独立行政法人の総合職、最終面接での質問でした。それに対しての回答として、中学時代に出会った先輩のことを答えました。
「その先輩のおかげで将来に対して希望が持て、自分がやりたいことが明確になり、前を向いて生きられるようになった」と答えました。私は尊敬できる人に対する回答は用意していたのですが「出会った人の中で尊敬できる人」という、ピンポイントな質問がくるとは思ってなかったので、面白いなと思いました。
先輩たちからあなたへ! 面接の面白い質問に頭が真っ白になったときの対処法
面接で面白い質問があったとき、回答に悩んで頭が真っ白になった経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
面接で予想外の質問に戸惑ってしまったときは、一度冷静になることが何よりも大切です。質問内容をオウム返しして内容を確認したり、「少しお時間をいただけますか」と、回答までの時間をもらうことで乗り切ります。
一度面接でミスを経験してしまうと「また同じ失敗をしたらどうしよう」と不安になってしまうこともありますよね。そんなときは、同じ悩みを乗り越えた体験談を聞くことで「自分だけじゃない」と、前向きな気持ちになれるかもしれません。
不安な気持ちを払拭して面接で全力を発揮するためにも、同じ場面を乗り越えた先輩たちの対処法とアドバイスを聞いてみましょう。
想定していなかった質問をされたとき、どのように切り返しましたか?
質問された内容を繰り返すことで時間を作り、その間に結論だけを述べていました。その場で考えた答えに関しては、今考えたものなので不備があるかもですがなど、前置きをしていました。
「あー。そうですねー。結構自分のなかで考えたりすることがあるのですが」というようにセリフを事前に付け足し、考える時間を稼いでいました。
「そうですね……」と時間を稼ぎ、遠回しになっても頑張って答えられるようにしました。黙ってしまうのが一番良くないと思っていたので、何かしら答えていました。
私は、とりあえず喋りながら答えを探すようにしていました。どうしても思いつかないときは、かなり回り道してしまうときもありました。最後に結論を言い切ることで乗り切っていました。
まず質問を受けたときに「ありがとうございます」と言うようにしてました。ありがとうございますと話している間に答えられなさそうであれば、「少し考えるお時間をいただきたいです」と言うようにしていました。
周囲と差のつく面接対策! 覚えておくと得する面白い逆質問4選
面接で周囲と差別化をはかる方法として、学生から面接官に投げかける逆質問に独自性を出すこともおすすめです。相手への印象付けのために、面接では複数の面白い逆質問を用意してみましょう。
逆質問の選択肢を増やすために、経験者が実際に使った面白い逆質問の内容と質問意図をあわせて紹介します。内容だけでなくその質問をすることでどんな効果をねらったのかも参考に、自分の質問内容を考えてみてくださいね。
これまでにどんな「面白い逆質問」をしましたか?
「新卒社員に求める素質は何ですか」とよく聞いていました。これを聞くことで、自分自身の対策に役に立つことはもちろん、やる気のある学生だとアピールできました。
一次面接の際は必ず「コミュニケーションを取る際に気をつけていることは何か」を聞いていました。どの仕事でもコミュニケーションは必須だと思うからです。
社会に貢献できる人材になりたいという気持ちをアピールしたく、海外進出の可能性について伺いました。日本から海外へ向けても活躍していきたい意志を伝えました。
「○○さんのキャリアについて教えてください」という質問をよくしていました。さらに、「自分のキャリアは○○と考えているのですが……」と付け足すと活躍の可能性をアピールできると思います。
入社までに身に付けておいた方が良いことはあるかとよく聞いていました。「御社に入社できたら」と頭に付けることで入社意欲をアピールしていました。
その①〇〇さんが今就活するならどの業界を狙いますか?
面接官の就活時の体験を聞く逆質問です。よくある逆質問では、面接官の仕事内容や応募企業に対する考えなど、「現在の」状況に関する内容が多い中で、「過去」についての質問をすることで印象付けが狙えます。
就活の部分となる内容を「大学生として過ごすなら」「会社を設立するなら」などに置き換えても、面接官の意外な一面を知ることができ、その後の会話も広げやすくなるためおすすめです。
自分と近い状況においた相手の考えを聞くことで、これからの課題へ目を向けているアピールにもつながる逆質問となるでしょう。
その②私の自己PRを個人的に評価していただけるなら何点でしょうか?
今日の面接内容について、面接官に評価を受ける逆質問です。「悪い評価だったらどうしよう」と聞くことを避ける学生もいる中で、客観視した自分の印象に目を向けようとする意識がアピールできる内容となるでしょう。
ただし、聞き方次第では、上から目線な印象を残してしまう場合もあるため注意が必要です。質問を投げかける前には「差し支えなければ」「大変恐縮ですが」などの枕詞を付けることで、素直に聞きたい自分の意図を伝えられます。
その③御社の事業発展のために新卒の立場でも貢献できることは何でしょうか?
事業発展へ貢献したい意思を逆質問に入れ込み、応募企業への志望度の強さをアピールできる内容です。この質問でさらに自分をアピールするには、もらった回答をさらに膨らませることが、より重要なポイントとなるでしょう。
たとえば、相手の回答のあとに「私の中では〇〇のような業務で貢献したいと考えているのですが、入社後にそのような業務へ取り組ませていただくことも可能でしょうか?」と、入社後にやりたいことを明確に伝えることで、企業理解や熱意がアピールできます。
このように回答の返答まで考えられていると、周囲との差別化をしながら好印象をつかむことができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
その④〇〇さんが仕事の中で一番楽しい業務は何ですか?
面接官自身が楽しさを感じる仕事内容を聞く逆質問です。よくある逆質問では面接官の業務内容を聞くケースがありますが、個人的な感情を聞くことで、独自性のある逆質問ができます。
この逆質問でも、もらった回答に対し「自分自身が楽しさを見出せるとき」のことなどを含めた返答をすると、考え方や性格のアピールにつながるでしょう。
「楽しい」部分を「やりがい」や「企業への貢献度」などに置き換えるのもおすすめです。
逆質問への対策や準備のポイントはこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
自信を持って本番を迎えるために|面接の「面白い」にまつわる疑問を解消しよう
面接の面白い質問に関する悩みでは、回答内容だけでなく、返し方や立ち振る舞いも気になるポイントとして挙げられます。面白い質問への綿密な対策として、関連する疑問についても解消しておきましょう。
面白い質問には面白く返さなくてはいけないの?
面接の面白い質問には、面接官を笑わせたり楽しませるのではなく、自分へ興味や関心を持たせることが重要です。回答では対応力や応用力をアピールする前提で、面白さよりも独自性を出すことを意識しましょう。
<面白さを重視した回答例>
質問:「今日初めて会った、私(面接官)の印象はどのようなものですか ?」
答え:「〇〇さん(有名人や動物)に似ていると思いました」
<独自性を重視した回答例>
質問:「今日初めて会った、私(面接官)の印象はどのようなものですか ?」
答え:「私の祖父に似た雰囲気があり、優しそうで親近感を覚えました。祖父は良い意味で厳しい一面も持っていたので、今日の面接は程良く緊張感を持って臨めそうです」
面白さだけを考えた回答をしてしまうと「質問の意図が汲み取れていない」と判断されてしまうこともあります。回答に迷う場合は、面接官の意図に近いのは面白さよりも素直さであることを意識して、自分を取り繕わない答えを出してみてくださいね。
面接官に「面白い」と言われるのは良いことなの?
面白い質問への回答に対し、面接官が「面白い」と反応してくるのは良いことなのかという疑問が湧く人もいると思います。結論として、自分の回答や反応に「面白い」と言われた場合は、良い悪いどちらのケースも考えられるでしょう。
大事なのは、面接官の返答にふりまわされずに通常運転で対応することです。「面白い」という言葉が良い意味で言われたのか悪い意味なのかを気にしすぎて、そのあとの対処がうまくできないことが一番の問題です。
学生を揺さぶるつもりでわざと発言しているケースも考えられるので、面接中は事後よりも目の前の質問に注力して、その場をうまく乗り切りましょう。
面白い質問への返答をしたときに、面接官はどのような反応をしていましたか?
面接してくださったのは、管理職の方でした。反応は大変良く、手応えもありました。回答に対して「よし!良い意見だ。バッチリだね」と言っていただきました。
「昨日は何をしてたの」という質問に「御社の面接対策を前日の夜までしていました」と答えたら、笑ってくれたので和みました。
特殊な質問に対して、これはどう答えるのが正解かと迷い素直に答えてしまったことがあります。あまりに緊張して答えていたのが伝わったのか「今のは雑談感覚で、選考に関係ないからね」とフォローされてしまいました。
面白い質問に答えられなくても面接に影響しないの?
面接の面白い質問は、採用の基準とされる適性や志望度と関係がなさそうな内容に感じられ「回答しなくても面接に影響はない」と考えてしまうこともあります。
質問内容が面接の雰囲気をほぐすような質問であれば、答えられなくても大きな影響が出ることは少ないでしょう。しかし、学生の対応力や応用力を知りたいという意図から、面白い質問を通して、自社との適性を判断している可能性もあり、一概に関係がないと判断することはおすすめしません。
面白い質問に回答できず後悔を生まないためにも、事前に対応力を付けて、答えられない状況を作らない対策をしておきましょう。
面接の面白い質問には「取り繕わない」が吉! 素直な自分を出して選考突破を目指そう
面接の面白い質問にはどう答えるべきか、対策方法や回答内容に悩む人はめずらしくありません。面白い質問へは、相手の意図を理解したうえで、質問全体に対する対応力を上げることで選考突破を目指しましょう。
本番の立ち回りや答え方に自信がないときは、体験談も参考にしながら、素直な自分をアピールすることを意識して乗り切ってくださいね。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
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