二次面接突破には対策のグレードアップが重要! 経験者からも情報を集めよう
一次面接を無事通過すると、いよいよ就活終盤に差し掛かる二次面接が始まります。せっかく選考通過したのであればこのまま内定をつかみたいと考える一方で、これまでとの違いや対策方法がわからず悩んでしまう人もいるでしょう。
二次面接は新しい何かに取りかかるというよりも、一次面接をベースにもう一歩進んだ対策をすることが選考通過を目指すポイントです。一次面接との違いを十分に理解したうえで、自分が研ぎ澄ますべき項目を見つけましょう。
この記事では、初めて二次面接を迎える人に向け、一次面接との違いを解説しながら対策で意識するべきことや進め方を紹介します。経験者が実践した本番の乗り越え方も知ることができるので、ぜひ選考突破の糸口をつかんでみてくださいね。
就活生の5大不安を解決!オススメのツール5選
① 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる…
→「就活力診断テスト」がオススメ
自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる!
② どの業界が自分に合っているかわからない…
→「適職診断」がオススメ
30秒で避けるべき仕事がわかる!
③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
→「自己PR作成ツール」がオススメ
4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に!
④ 面接で上手く答えられるか不安…
→「面接力診断テスト」がオススメ
模擬面接で苦手に徹底対処!
⑤ WEBテストで合格点が取れそうにない…
→「WEBテスト対策問題集」がオススメ
玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
経験者に直撃! 初めての人が知っておきたい二次面接の概要
二次面接に初めて挑戦する人の中には「一次面接と変わらない」と誤解している人もいるのではないでしょうか。
選考はそれぞれのフェーズごとに内容が異なるので、同じ姿勢で臨むと準備不足で後悔してしまうことも。対策をしっかりマスターするためにも、まずは二次面接そのものの理解を深めていきましょう。
項目 | 一次面接 | 二次面接 |
---|---|---|
目的 | 多数の中から不採用か選考通過かを「振り分ける」 | 採用候補となる学生の「選別」をおこなう |
形式 | 15〜30分程度・オンラインが多い | 30〜60分程度・対面、オンラインの傾向は企業により異なる |
面接官 | 採用担当者・現場リーダーなど若手〜中堅クラス | 現場責任者・人事責任者など管理職〜役員クラス |
通過率 | 全選考の中で一番低い傾向あり | 一次面接よりは高い傾向あり |
評価基準 | 人柄・面接マナー・基本的なコミュニケーション能力・採用要件に合っているか | 将来性・スキル・自社または仕事内容との適性・志望度の高さ・仕事への考え方・仕事理解 |
ここからは一次面接との違いを前提にしながら二次面接の概要を紹介します。
目的|企業とのマッチ度をチェック
一次面接は選考の第一関門として、大多数の学生を振り分けることが目的です。学生の表面的な要因から「不採用にしない」人物か判断するので、形式的でおおまかな選考であることがわかります。
対して、最終面接につながる二次面接では、採用者候補となる学生を選別することが目的です。実際に自社で働く可能性のある学生を選ぶため、企業との適性や将来性など、より深い要因で判断する必要があるので、企業側の力の入れ方も変わってくるのです。
形式|対策が異なるので要注意
面接は選考フェーズで形式も異なります。大多数からの振り分けを目的としている一次面接では、集団面接が実施されやすいのが特徴です。一方で、学生1人に時間を使って判断する二次面接は、個人面接が実施されるケースが多くなります。
個人面接は面接官からの視線がすべて自分へと集まり、質問も自分のみにおこなわれるので、集団面接とは異なるプレッシャーを感じる学生もいるでしょう。面接方法もオンラインより対面が多い傾向があるため、リアルな面接の空気感に緊張しないように対策しておく必要があります。
そのほか、二次面接では学生をより深く知る目的から、質問時間が長くなる傾向があることも意識しておきましょう。一次面接が15〜20分程度に対し、二次面接は30〜60分程度の時間がかかります。
参加条件・面接方法・所要時間などは事前に確認や予測できるものがほとんどであるため、下調べをして本番で慌てないようにしておきましょう。
二次面接はオンライン面接の方が多かったです。最終面接は対面もありましたが、二次面接がオンライン以外の形式というケースはあまりなかったです。
二次面接は対面形式が多かったです。地域の金融機関を中心に受けており、比較的店舗も近かったので行くのに苦労はしませんでした。
オンライン面接が9割でした。大手企業は大抵オンラインで、ベンチャー企業になるほど対面が多い印象ですね。
面接官|責任者が担当する意図を理解しよう
一次面接では若手や中堅社員が面接官であるのに対し、採用候補を決定する二次面接では、裁量権の大きい現場責任者や役職者が面接官を担当します。
面接をうまく乗り切るには、面接官に合った立ち振る舞いをすることが重要です。
面接官が責任者や役職者であれば、自分を採用するメリットを具体的にイメージしてもらえるように、企業とのマッチ度や仕事への理解度のアピールがポイントとなるでしょう。一次面接と同じように、面接マナーや人柄のみ重視してしまうと、相手の意図に反したアピールとなってしまうので要注意です。
二次面接の面接官は誰でしたか?
現場責任者、人事担当、進行役の人事担当(もしくは現場責任者)の計3人でおこなわれるケースが多かったです。
人事が1人と支店長が1人いました。一次面接とは違い、二次面接は人事と現場の人がセットで出てくると思います。
二次面接は現場社員である企業だったり、人事であることだったり、企業によってまちまちでした。ベンチャー企業では人事が多かったです。
通過率|難易度を知って綿密な対策を
人数がしぼられた状態の二次面接は、大人数から少数を選別する一次面接よりも通過率は高い傾向にあります。ただし、面接マナーの意識やスムーズな質疑応答に加え、相手に「採用したい」と感じさせる必要性があることから、二次面接はレベルの高いやり取りが求められるでしょう。
また、二次面接が最終面接となる場合や、通過後さらに三次面接が控えているケースなど、これから受ける二次面接の選考フェーズによっても通過率は異なります。
通過率によって対策にそそぐ熱量を変える必要はありませんが、面接に臨む一つの基準として、自分がこれから受ける面接の難易度を理解しておくことも大切です。
あなたの二次面接の通過率はどのくらいでしたか?
二次面接の通過率はおよそ70パーセントくらいでした。結果が出るまでの期間は、合格であれば3日以内、不合格であれば1週間くらいで連絡がありました。
私は業界を絞らず受けていたのですが、通過率は半々くらいでした。受かっている場合は1週間以内に連絡が来ることが多いです。
100%でした。結果は平均すると2週間ほどでした。早いときは数日後ですが、遅いときは1カ月近くかかることもありました。
評価基準|見られるポイントを先読みしよう
面接では、目的が違えばもちろん評価基準も異なります。
振り分けを目的とする一次面接では、学生の基礎能力・スムーズな受け答え・面接マナーなど、表面的な要因が評価の基準です。一方で、採用候補を決定する二次面接は、学生のポテンシャル・自社との適性・志望度の強さなど、深掘りした情報から評価されます。
自分自身に深みを出すためにも、二次面接では一次面接の対策を一段階研ぎ澄ました状態で面接に臨む必要性があるでしょう。
二次面接ではどのようなポイントを見られていると感じましたか?
スキルや経験、実績といった能力値をよく見られていた印象でした。ほとんどの二次面接で現場責任者が面接官だったのが理由です。
一次面接より深掘りをして、今まで聞けていなかったその人自身の人柄を見ていると思います。会社に向いている人物かを見極めている感じがしています。
スキルだけでなく、人となりを知りたいという質問が多かった印象です。幼少期や過去について聞く面接が多かったと思いました。
何を意識すればいい? 二次面接経験者に一次面接との違いを聞いてみよう
二次面接の概要を一次面接と比較しながら紹介しましたが「どこに力をいれて対策すべき?」「具体的な違いはなに?」と疑問を払拭できない人もいるのではないでしょうか。
そんな場合は一次面接と二次面接の違いを実体験をもとにして聞くことで、自分が本番に向けて力を入れるべきポイントが発見できるかもしれません。経験者だからこそわかる一次面接と二次面接の違いについて聞いてみましょう。
具体的には、二次面接では一次面接よりも年次が高く、厳かな雰囲気を持っている面接官が増えると感じました。
一次面接は雑談程度で終わることが多いと思いますが、二次面接は少し緊張してしまう空気感があるので、あらかじめ慣れておくと良いと思います。
具体的な入社の意欲やイメージを確認される
二次面接では、質問内容もより企業理解や企業に対する熱意を聞くものが多くなると感じました。
一次面接は、パーソナルの部分を大切にされているイメージでした。二次面接では、入社したら実際にどのような仕事をしたいのかなど、より会社に関係する質問が増えたと感じました。
二次面接と一次面接の違いは、面接官が就活生を選別する視点ではないでしょうか。
二次面接から登場する現場責任者が見ているところは「一緒に働くことでどのような相乗効果が生まれるのか」「報告・連絡・相談のできる人間か」「主体的に取り組めるか」の主に3つだと予測できます。
この新たな視点で見られることによって、深掘り質問の内容や度合いも変わってくると思っています。
面接官の人数による違いも意識しておこう
二次面接では、面接官の人数が増えるケースが多いのが特徴です。面接官全員の意見を総合して、合否の結論を出しているのではないかと予想できます。そのため、万人受けしてもらえるようなエピソードなどが重要になるという点においても、一次面接とは異なるのではないかと考えます。
経験者に聞いてみた! 二次面接の合格・不合格フラグはある?
二次面接に臨むにあたって、不合格のフラグをとっさに読み取ることができれば、挽回を目指した対応をすることも可能です。
しかし、合格・不合格フラグは面接官によって多種多様であり、一概に判断できるものではありません。そこで経験者の面接経験から、合格・不合格フラグと感じた面接の雰囲気や行動を聞き、自分のなかで判断基準を作ってみましょう。
面接中に自分をうまくコントロールする一つの支えとなるので、当日に臨機応変な立ち回りをするためにもぜひ参考にしてくださいね。
今振り返って、二次面接の合格・不合格だと感じたフラグはありますか?
深掘りの質問数が多いか否かが合格フラグであったと感じます。逆に深掘りがなく淡々と進んでいく場合や、回答が伝わっていない様子だった場合は不合格フラグにつながっていた印象です。
面接官がお見送りをしてくれたのですが、その際に「この事業にも力を入れているから勉強しておくといいよ」とアドバイスしてくれました。これは合格フラグだったのではないかなと思います。
不合格フラグだなと思ったのは、ベンチャー企業で、当初の面接予定時間から大幅に時間が短く終わったときです。逆に採用フラグと感じたのは、面接官が詳しく話を聞きたそうにしているときです。
面接で実際に出された「落ちたサイン」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。経験者からの生の声を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
面接で実際に出された「落ちたサイン」と結果を大公開|挽回策も解説
選考通過するには相手の意図を理解しよう! 二次面接で企業が見ている3つのポイント
二次面接を突破するためには、面接官の知りたいことを踏まえた立ち振る舞いで好印象をつかむことがポイントです。
二次面接における企業の目的は「採用候補を見つけたい」ですが、ただの採用候補ではなく、「自社で活躍してくれる」「長く働いてくれる」ような学生を採用したい意図が隠れています。
活躍してくれる・長く勤めてくれる学生を採用したい意図をたどると、「自社とマッチしているか」や「仕事理解ができているか」「これまでの面接内容を踏まえた志望者であるか」のようなポイントに注目が集まることが読み取れるのです。
ここからは、相手の意図を先読みした面接対策として、この3つのポイントに答えるにはどう立ち回るべきかを見ていきましょう。
ポイント①自社とマッチしているか
二次面接で採用候補を選びたい面接官は、学生の能力だけでなく、企業の考え方や在籍社員と合っているかどうかも重視して見ています。
たとえば1つのものを販売するにしても、企業のターゲットや販売手法は異なります。そんななかで自社のやり方と合わない学生を採用すると「やりたいことが違った」などのギャップから、仕事の質やモチベーションへ影響が出るかも知れません。
「業界からみたうちの強みを理解してくれているか」「今後の事業発展に貢献できる学生か」といった期待に応えられるように、企業の事業内容を深掘りしたリサーチが必要とされるでしょう。
ポイント②仕事理解ができているか
採用候補を決める二次面接では、学生が応募している仕事内容を理解できているかも面接官は見ています。
たとえば、事務職の場合は、内勤でパソコンと向き合いながらコツコツ業務をこなすようなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。しかし「営業事務」や「総務事務」であれば、内勤以外にも対外的な仕事や電話対応も求められます。
面接担当者がみている仕事理解とは、「一般的な事務職」のイメージではなく、「応募企業の事務職」の仕事内容について理解できているかどうかです。
自分の入社後の目標や志望動機をあらためて確認し、仕事理解への差異がないか確認して深掘りしておきましょう。
ポイント③一次面接を踏まえた対策をしているか
入社してもらうのであれば、どんな企業でも「自社だから」の気持ちを強く持った学生を選びたいと思うでしょう。
志望度の強さは志望動機や自己PRでも読み取れますが、直前の一次面接の内容を踏まえた対策をしているかも企業は見ています。一次面接でのやり取りを逆質問や志望動機に入れ込み、ほかの学生よりも意欲の高さをアピールして面接官の好印象をつかみましょう。
また、学生の能力を判断するために、一次面接と二次面接の内容に一貫性があるかも企業はチェックしています。一次面接よりグレードアップした対策が必要ですが、内容に違和感を抱かせないように注意しておくことも大切です。
「一次面接で聞かれたことをあまり覚えていない……」場合でも、心配することはありません。こちらの記事で先輩たちが実際に受けた質問を紹介しているので、聞かれたことを思い出すヒントにしてみてくださいね。
一次面接通過のコツを内定者が語る! リアル成功・失敗談付きで解説
当てはまらないか要確認! 二次面接で不採用になりやすい人の特徴
一次面接よりも一つひとつの言動が厳しく見られる二次面接では、面接中に悪印象になる行動を知ってリスクヘッジしておくことが大切です。本番前に把握しておけば、誤った方向に対策が進むことも防いでくれるでしょう。
経験者が当日に後悔したエピソードも紹介するので、参考にしてくださいね。
たくさん練習していたにもかかわらず、自分の話したいと思っていたエピソードを忘れ、別のエピソードを話してしまい後悔したことがあります。
エピソードと一言で言っても、求められている人材として適した内容でないと、面接官を惹きつけられないと考えています。当初話そうとしたエピソードであれば、もっと適したスキルをアピールでき、話題も飛躍していたであろうにと悔やみました。
二次面接の面接官が、一次面接で面接官を担当してくれた人に役員を加えたようなメンバーでした。その当時は、いろいろな企業の面接を受けていたため、どの企業でどのような答えを返していたかが曖昧な状態でした。
私は、事前準備で伝えたいことの概要を決めておき、細かい部分は実際に話しながら考えるようなスタイルで面接に臨んでいました。それもあってか、面接によって少しずつニュアンスが変わっていたように思います。
まさか一次面接で担当してくれた人がニ次面接でも担当してくださると思わず、少し動揺してしまいました。結果的に、一貫性のない回答をしてしまったと思っています。
二次面接の目的や意図を理解していない
二次面接の目的や意図を理解せずに参加すると、相手が知りたい情報を伝えられず、採用基準に満たないと判断されてしまうこともあります。
面接はそれぞれの選考フェーズで目的や意図があり、企業によっても詳細は異なります。面接通過を目指したいのであれば、面接ごとに相手が求めていること・知りたいことを追求した対策をおこなうことが重要なポイントです。
「どの面接も同じ」と捉えずに、一球入魂でのぞみましょう。
一次面接の振り返りをしていない
二次面接では、一次面接の内容をもとにした質問をされることもめずらしくありません。
そのため、一次面接で聞かれた内容についての振り返りをしておかなければ、「一次面接でお話をされていた〇〇について詳しく教えてください」などの質問への回答が難しくなります。
二次面接を万全の状態で臨むためにも、記憶が鮮明なうちに一次面接の振り返りをおこないましょう。
話す内容に一貫性や具体性がない
採用担当は、すべての選考フェーズの内容をもとに採用を判断するため、エントリーシート(ES)の内容や一次面接の情報などをしっかりと把握しています。そのため、選考が進むにつれて、これまでのやり取りや評価を踏まえた質問をされるようになります。
そのようななかで、これまでの流れを意識しない行動を見せてしまうと、面接官へ不信感を抱かせてしまうでしょう。
たとえば、自己PRで「客観視が得意」と話しているにもかかわらず、短所で「主観的になってしまう」と伝えてしまうと、相手は矛盾を感じます。積み重なった矛盾が不信感へとつながった結果、採用したい人物像とどんどんかけ離れてしまうのです。
内定のチャンスを逃さないためにも、自分の言動は振り返りをして、事前に考えておく回答内容にもズレがないかチェックしておきましょう。
自分を研ぎ澄ます二次面接対策|振り返るべき項目とポイントを紹介
ここまでで紹介した二次面接で意識するポイントを踏まえて、次からは具体的な面接対策を紹介していきましょう。二次面接の選考通過を目指すには、一次面接の対策内容をより研ぎ澄ました状態に仕上げて面接に臨むことが得策です。
経験者が実際に対策した内容も踏まえて深掘り方法とポイントを紹介するので、自分の内容に置き換えながらチェックしてくださいね。
二次面接の対策は、一次面接の振り返りと志望理由の深掘りを中心にしていました。
面接は毎回違う面接官がおこなうので、特にESをベースにした面接だと同じ部分を聞かれることが多いです。そのため、一次面接で聞かれたことについては完璧に答えられるようにしておきました。
また、一次面接に比べて熱意が問われると思うので、企業に対する理解を深めるためにOB・OG訪問をしたり、HPで情報をたくさん集めたりする対策をおこなっていました。
二次面接は、一次面接よりも多くの質問や深掘りをされると予想していたので、とにかく実践練習に尽力しました。具体的には、大学の就活支援センターを利用し、職員の方にさまざまな視点から深掘りをしていただきました。
そのほか、どう質問が枝分かれをしても一貫性をもって答えられるように、さまざまなワードの引き出しを用意していました。あれを聞かれたらこれを答えるというように、常に頭の中でシミュレーションもしていました。
企業研究
一次面接の対策として企業の事業内容や特性を調べている人は多いと思いますが、二次面接ではさらに深い企業研究をおこないましょう。企業研究を研ぎ澄ますには、いまある情報から見立てや予想を考えることがポイントです。
たとえば事業内容であれば、「業界から見た企業の事業内容の強みは何か」「既存の事業内容から今後どんな展開を見せるのか」などを考えようとすると、必然的に業界情報や企業の事業計画を調べることとなり、企業研究に深みを出すことができます。
「企業研究を深めよう」では何をどうすべきか悩んでしまうため、「企業情報の中でも何を深掘りしていくか」で考えるとスムーズに進められますよ。
二次面接に備えた企業研究は、OB・OG訪問を中心におこないました。そのほか、HPやネットの情報を調べるなかで、面白そうだと思った職種に携わる人へ直接お会いし、現場の視点でいろいろなことを教えてもらいました。
そのような活動のおかげで、ネットでしか企業研究をしていない人との差別化ができ、志望理由ややりたい仕事を聞かれた際により具体的に答えられるようになりました。
企業HP、YouTube、X、Instagramなど、あらゆる手段で情報収集しました。
さまざまな媒体で企業の情報に触れることで、「入社後にこんなことをしたい」のような展望を伝えられるようになりました。ゆえに、公開されている情報は良いことも悪いことも目を通すように心掛けていました。
志望動機
一次面接の内容を踏まえた質問をされる二次面接の中でも、志望動機は学生の熱意や企業への理解度を測るために深掘りされやすい項目です。
一次面接よりも具体的な回答をするためには、これまでの志望動機をもとに「なぜそう思ったのか」を追求していくことが求められます。
たとえば、志望理由が「企業の理念に共感した」のであれば、その理念のどんな部分に共感し、どのように活躍していきたいかなどを伝えられると好印象です。一次面接で考えていた志望動機の中でも抽象的な部分に注目し、具体的な根拠やエピソードを加えることを意識してみましょう。
一次面接は、主に人柄を重視しているように見受けられました。一方で、二次面接はどこまでスキルや技術が備わっているか、大学の学術などを中心に深掘りされました。
その経験から、人柄アピールパターンとスキルアピールパターンの2種類のエピソードを作成しておくことを意識しました。そのうえで、人柄重視の場合はスキルを追記し、逆に、スキル重視の場合は人柄(努力家であることなど)を追記したエピソードも意図的に事前に作成していました。
志望動機は、一次面接と二次面接で基本的に変えることはありませんでした。ですが、一次面接と二次面接の間にOB・OG訪問をおこなった場合、実施した感想などを含めて話すようにしていました。
そのような取り組みのおかげで、自分がこの会社に入りたいという気持ちをしっかりとアピールできたと思います。ただし、OB・OG訪問をおこなったと話すと、内容についての深掘りをされたことが結構ありました。そのため、しっかりと自分自身で会社の理解度をブラッシュアップする必要はあるかなと思います。
自己理解
二次面接で採用候補として残るためには、企業との適性や自分の将来性をアピールする必要があります。
適性や将来性に説得力を持たせるためには、自分の強みや性質を深く理解し、なぜ適性があるのか、どのように貢献できるのかを明確に伝えなくては相手に響きません。二次面接前には自己分析をあらためておこない、自分の価値観や強みを整理しておくことが大切です。
<二次面接でおすすめな自己分析方法>
・一次面接の自分の対応を振り返り、強みや弱みを見つける
・一次面接前に自己分析した結果をさらに深掘りしてみる
(例:事前にわかっている強みについて、社会人としての活かし方を複数考えるなど)
・今まで聞いていなかった人へ自分の印象について聞いてみる
一次面接ではされなかった新しい質問に対しても、自己理解を深めておくことで自信をもって回答できるようになるでしょう。
二次面接に臨むまでに、一次面接で聞かれた質問にはすべて答えられるようにしておこうと思いました。聞かれたことに再度答える練習をしたり、もっとよく伝えられないかを考えたりしていました。
また、ESの中でもパーソナルの部分を聞いている質問に対して、似たエピソードを探したり、自問自答したりしていくことで、自己理解を深めていました。
SNSで話題の自己分析アプリを利用したり、就活支援企業が無料でおこなったりしている自己分析テストを利用しました。驚いたことに結果はどちらも同じだったので、迷うことなく自分の弱点の猛省ができました。
就活支援企業を利用するメリットとして、自己分析結果を具体的にわかりやすく提示してもらえることが挙げられます。おかげで、修正すべき態度など、効率的に改善を図ることができました。
仕事理解
二次面接では、企業は早期退職を懸念し、学生の仕事理解について注目していると説明しましたね。実際に働いてみると思ってもいない業務が発生するケースなどもあるため、今一度よく業務内容や仕事の特性を調べておきましょう。
たとえば、いますぐできる仕事理解の方法には以下のようなものがあります。
・企業の公式HPで社員のスケジュールをチェックする
・公式SNSで仕事風景を見てみる
・口コミサイトで経験者から実際の働き方についての情報を調べる
仕事内容をよく調べたうえでわからないことがあれば、二次面接の逆質問の内容に組み込むのも有効な手段です。「よく自社を調べている」と面接官へのアピールにもなるでしょう。
志望している職種の業務内容や特性を知るために、OB・OG訪問をたくさんおこないました。
特に志望度の高い企業では、最低でも志望職種に就いている方と5人はお会いし、わからない部分や普段の業務の実情を聞くようにしておきました。
具体的には、仕事の大枠だけでなく、直近1週間の業務状況や携わった案件など、詳細まで踏み込んだ質問をおこないました。そのおかげで、自分自身の価値観と仕事内容が本当に合致しているかどうかを知ることができました。
現場の声を聞くには、社員と直にお会いする機会を逃さないことが重要と思いました。
私はとにかく、インターンや会社説明会などへ積極的に参加しました。ランチなどに誘っていただけることもあり、飲食を共にすることでより深い話が聞けました。
現在はどのような課題に直面しているのかなど、企業の実情を詳しく聞くことができました。こういった情報はSNS上には載っていないことなので、貴重な情報源となりました。
キャリアプラン
一次面接ではキャリアプランに触れられることは少なく、質問があっても「入社後の目標は?」など、ざっくりとした内容であることがほとんどです。
一方で、学生の将来性を測る二次面接では、「どのようなプランを考えているか」「入社して取り組みたい業務は何か」など、具体性のある質問が投げかけられます。
面接官へ向上心や計画性をアピールするためにも、入社後・1年後など直近のプランではなく、3年・5年と長期的に自分の将来像を考えておくことがポイントです。また、「3年で代表へ就任する」ような飛躍した内容よりも、今の自分が実現可能なキャリアプランを話せるようにしておくと好印象をつかめるでしょう。
キャリアプランは必ずしも実現するものではなく、自分の状況によって変化を遂げていくことが考えられます。「回答通りのキャリアプランを歩まなくてはいけない」と不安にならず、あくまでも、客観視して計画を立てられるかどうかが重要なのです。
広告業界の営業職を志望していました。
40代で、信頼するメンバーと世の中に大きなインパクトを与えたいというキャリアプランを持っています。その目標に向け、20代は多くの案件に積極的に携わること、30代後半までに自分自身のチームでたくさん案件をおこなうことなどを面接で語りました。
私が掲げたキャリアプランを実現するためには、人を巻き込む力が欠かせません。そのため、ガクチカでは自身がリーダーとして多くの人を巻き込んだことも積極的にアピールしていました。
キャリアプランは海外への進出です。
自己PRを通して「自分の成長は、企業と共にある」との考えを伝えました。企業だけが有名になり、海外進出まで果たしたとしても、みずからの技術やスキルが企業の中で置いてけぼりを食らっては、切磋琢磨した仲間や懸命に指導してくださった上司に申し訳が立ちません。
逆に、企業の状況を横目に、自分のスキル向上ばかりを目指すのも、行き過ぎた自己満足になりかねないと思っています。なので、あくまでも企業の状況に応じた飛躍を成し遂げたいとの思いが強くある旨を強調しました。
守りを固める二次面接対策|選考通過に重要な「深掘り質問」とは
二次面接対策をさらに強固にするためには、面接官から投げかけられる「深掘り質問」の対策もしておくことが大切です。
<深掘り質問の例>
・自社を志望した理由は「事業内容に惹かれた」とのことでしたが、具体的にどんな内容にご興味をお持ちいただけましたか?
・自己紹介でお話いただいた中学から大学までの部活についてですが、8年間同じ部活を続けられていた理由を教えていただけますか?
深掘り質問とは、「なぜそう思ったのか」「その理由はなにか」など、学生の返答を踏まえて面接官がさらに重ねて質問をすることです。形式的な一次面接より、深く相手を知るための二次面接の方が実施されやすいため、本番前に押さえておくべきポイントといえるでしょう。
万全の状態で二次面接に臨むためにも、体験談を参考にしながら、自分の中で本番をイメージしてみてくださいね。
二次面接で採用担当からどんな深掘り質問がきた?
塾講師としてのアルバイトで頑張ったことについて回答した際に「なぜ塾講師をしようと思ったのか」「そのアルバイトで一番苦労したことは何か」「入社したらどういった場面で活かせそうか」という深掘り質問をされました。
深掘り対策のなかで有効的であったと感じたことは、5W1Hのように「なぜそう考えた?」や「そこからどうする?」などを当てはめるという方法です。これにより、聞かれそうな深掘り質問が自然と思い付くようになりました。
信用金庫を受ける際、地元ではなかったので、「なぜ地元ではない信用金庫を受けるのか」や「地元に戻る予定はあるか」などについて聞かれました。
また、就活中はアルバイトを一度辞めていたので「就活が終わったらアルバイトを始めるか」や「どのようなアルバイトをどういった目的でおこなう予定なのか」を聞かれました。
金融系の企業は、人とのかかわりを重要視しているのではと感じたため、人との交流のなかで得た経験や学んだことをアピールするのがいいと思います。
二次面接では、「会社について理解をしたうえで、自分自身が何をしたいのか?」という要素を見られているため、しっかりと企業の特徴を掴むようにしていました。
実際には「うちの会社と競合他社のそれぞれ良い点、悪い点を教えてください。」と質問されたことがありました。そのほか、食品と飲料メーカーでは「当社の製品で一番好きなものはなんですか?」という質問もされました。
深掘り質問をされる理由
面接では、面接官の質問を学生がある程度予想し、回答内容を準備していることがほとんどです。しかし、二次面接では学生のポテンシャルも見たいと考えることから、回答の予想がしにくい深掘り質問で学生の本音を引き出す傾向があります。
深掘り質問をされるということは、面接官が自分について「知りたい」と感じている証拠なので、プラスに捉えて積極的に回答に臨みましょう。
深掘り質問の内容を予測することは難しいですが、振り返るべき項目をしっかり確認して自己理解を深めていれば、慌てずに対応が可能です。話に一貫性を持つことや、相手の意図を理解したうえで冷静に返答をしていきましょう。
深掘りの質問への対策方法
自分で用意した面接の回答を読み直し、「なぜ?」と疑問を持ってその回答を考えておくことで、深掘り質問をされたときの想定が可能です。
例:志望動機の深掘り質問を考える場合
①学生:御社の志望理由として唯一無二の事業をしているところに惹かれました。
②想定される面接官からの質問:なせ唯一無二だと惹かれるのでしょうか?
③学生:社会に貢献している実感ができるからです。
例のように、①の発言の深掘り質問を考えるには、抽象的となっている「唯一無二」に注目します。なぜ唯一無二がいいと考えたのか自分の中での理由を深掘り、回答を用意しておきましょう。
質問の深掘りが苦手な場合は、第三者に質問内容を読んでもらい、疑問に思うことを聞いてもらうやり方も練習になるのでおすすめです。多数の人に聞くことで回答の選択肢も増えていくので、時間がある場合はぜひチャレンジしてみてくださいね。
経験者はどうやって答えた? 二次面接のよくある質問と回答例文6選
ここからは二次面接のよくある質問への回答例とポイントを解説します。「一次面接と回答内容が同じになる」と悩む人は、これまで紹介してきた見られているポイントや研ぎ澄ますコツを意識しながら作成してみましょう。
自己PR
自己PRの回答例
私の強みは、臨機応変な対応力です。
私は、集団行動では、自分の立ち位置や周りの能力によって求められることは変わると考えております。実際に、そのときどきで自分に求められていることを理解し、臨機応変に対応することで集団へ貢献する力を身に付けてきました。
飲食店のアルバイトでは現在バイトリーダーを務めており、ホール・キッチンでその日の欠員に合わせたサポートをおこない、周囲がスムーズに業務に取り組めるようにサポートしています。
このように、集団の中で自分のいるべき立ち位置を認識し、柔軟に行動できる強みを御社でも活かしたいと考えております。総合職として臨機応変な立ち回りで、オールラウンダーとして活躍できる人物として御社に貢献していきたいです。
二次面接の自己PRは、自分の強みが応募企業で活かせる能力であるかを面接官に伝えることがポイントです。「ここが強みです」と伝えるだけでなく、採用後どのように活きるのか、具体的な想像ができるような言葉選びを意識しましょう。
例文では、臨機応変な対応ができる強みを、バイトリーダーとしての実務経験を組み込みながら、幅広い経験を積むことが必要な総合職に求められるスキルに合わせてアピールしています。
仕事内容に合わせた自己PRの作成を意識すれば、企業との適性はもちろん、職業理解ができていることもアピールできるでしょう。
二次面接で自己PRの質問へどのように回答した?
二次面接では、自己PRの質問に対し以下のような回答をおこないました。
私の強みは主体性です。私は塾講師としてアルバイトをしているのですが、そのなかで「学年と教科ごとの指導ノート作成」という新たな取り組みに力をいれました。
指導ノート作成のきっかけは、生徒に指導しているなかで、解けない問題が似通っている傾向に気付いたことです。生徒がつまずく問題をまとめたノートを学年と教科ごとに作っておけば、定期テストや受験対策にもなると思い作成を始めました。
このような主体的な取り組みの結果、ほかの塾講師から高評価を受けただけでなく、生徒の成績も伸び始めたという報告をもらえるようになりました。
志望動機
志望動機の回答例
私は、御社で製品のマーケティング事業を志望しています。
もともと御社の電化製品のファンであり、中でも美容製品は、新商品が発売されるたびに胸をときめかせながら情報収集し、アルバイトでお金を貯めて購入していました。
そのような経験から、就活では真っ先に御社への就職が思い浮かび、こうしていま新卒採用面接に挑戦しています。
大学ではマーケティング理論を専攻し、所属ゼミでも、学園祭で販売するグッズのニーズ分析をおこない、ブランディング企画から販売実施までおこなうなど、実践的なマーケティング施策を学んで参りました。
御社へ入社がかなったあかつきには、まずはどの社員の方にも負けない商品知識を身に付けられるよう積極的に学んでいきたいと思っております。
そのうえで、これまで培った分析力を活かしながら、私自身が体験した製品を手に取るまでのワクワクした気持ちや購入したときの喜びを、多くの人に届けていきたいと考えています。
二次面接の志望動機では、応募企業や職種を志望した理由はもちろん、今後どのように活躍したいかまで深掘りした内容を伝えられるようにしましょう。例文は、後半部分で入社後にやりたいことをより明確に伝え、志望度の強さをアピールすることを意識した志望動機です。
上記のような志望動機を伝えると、面接官からは「マーケティングでなくとも企画職はどうか」「マーケティングしてみたい商品分野はあるか」などの深掘り質問が来ることも予想されます。企画よりマーケティング職に惹かれた理由や、入社後に挑戦してみたい施策なども考えておけると、落ち着いて答えられるようになるでしょう。
二次面接で志望動機の質問はどう回答した?
二次面接で志望動機を聞かれたときは、以下のような回答を実施しました。
私が御社を志望した理由は、チームで失敗を恐れず積極的に挑戦する姿勢に共感したためです。
御社の社員でいらっしゃる〇〇さんの「チームで達成した成果は企業を強固なものに変えていく」という言葉に感銘を受けました。
私自身も、チームでサッカーの大会で優勝した際、その熱を感じたほかの部活も賞を取れるようになったという体験があります。「人の頑張りは他者を変える」という思いで、企業に変革を起こしていきたいと考えました。
企業や仕事内容について
企業や仕事内容の回答例
例:「当社の事業内容で興味のある分野はありますか?」と聞かれた場合
御社は幅広い業界の人材雇用における課題解決に取り組まれていますが、その中でも介護業界への人材紹介事業に注目をおいています。
理由としては、以前参加したインターンで介護紹介事業部へ配属された際に、部署人数が6名と少数ながらも企業でトップの営業成績を収めていることに驚いたのがきっかけです。
インターン中に皆様の業務を拝見していると、チームの連携力や営業成績への意識が徹底されている雰囲気のなか、専門性の高さを活かした求職者の方へのサポートをしており「私もこんなハイレベルな仕事をしてみたい」と強く感じました。
介護業界は人手不足であると同時に退職率も高い業界となっているので、御社で社会課題の解決ができるような取り組みをしていきたいと思っています。
二次面接では仕事理解や自社とマッチしているかを確認するために、事業内容や仕事内容について深掘りした質問をされることもあります。
具体的な質問を想定することは難しいですが、内容の多くは「興味関心」「志望理由」「今後の展開」の3つに分類されます。応募企業の事業内容や職種に対し、これら3つを意識した深掘りができているとうまく乗り越えられるでしょう。
二次面接で応募企業や仕事内容に関する質問はどのように回答した?
転勤はあるが問題ないかという質問について「はい。もちろん問題ありません。むしろ、その土地でしか経験できない出会いや学びを、自分の成長へとつなげたいと思っております。」という回答をしていました。
またほかの質問として「希望部署への配属ができないかもしれませんが、それでも大丈夫か」という質問がありました。この質問に対して「私はさまざまな技術に興味を持っているため、希望部署でなくても問題ありません。」と回答しました。
入社後のビジョン
入社後のビジョンの回答例
御社に入社したあとのビジョンとして、まず達成したい目標が2つあります。
1つ目は、販売職として、自社の商品知識を完璧に身に付けることです。御社独自の特性や素材の特徴をしっかり理解しておかなくては、説得力を持ってお客様へ提案ができないと感じているからです。
2つ目は、自分自身の顧客を見つけることです。ただ購入してくれるお客様ではなく、私にしかできない提案に魅力を感じてもらい、継続的な商品購入へとつながるような顧客獲得を目標としています。
この2つを1年目で達成し、2年目以降も活かせるスキルとして発揮していくことが入社後のビジョンです。
入社後のビジョンを聞かれた際は、キャリアプランと異なり「直近で何を成し遂げたいのか」を明確に答えることがポイントです。さらに二次面接の場合は、将来性を感じさせるために、ビジョンの中に具体的な目標を組み込んでおくと良いでしょう。
目標も「なぜその目標を設定したのか」まで説明することで、計画性があることを相手にアピールできます。企業への志望理由や仕事内容の理解が深掘りできていれば、スムーズに回答を考えられるでしょう。
二次面接で入社後のビジョンの質問はどのように回答した?
二次面接での入社後のビジョンの質問へは、以下のように回答しました。
入社後は、2年以内に基礎的な技術を身に付けて、1人前となることを目指します。そして、5年後にはチームリーダーとして自分の強みである主体性を活かし、メンバーを引っ張っていけるような人材になる予定です。
10年後に管理職へと昇進出来た際には、AI(人工知能)が今とは一線を画した進化を遂げていると考えるため、最新技術を取り入れたシステムの自動化にもチャレンジしていきたいと考えています。
選考状況
選考状況の回答例
率直に申し上げますと、現在1社からはすでに内定をいただいていて、2社が二次面接の結果待ち、1社は明日最終面接を控えています。
二次面接では志望度の強さを確認する意図から、選考状況を確認されることもあります。
「複数面接を受けていると伝えると不採用になるのでは」と不安になりますが、就活で複数企業の面接を受けることはめずらしくありません。面接官も承知の上なので、むしろ応募企業のみと答える方が驚かれてしまうでしょう。
選考状況の回答は現状をそのまま伝えて、応募企業への志望度が高い場合は、正直に「第一志望である」と答えると相手へも気持ちがダイレクトに伝わりますよ。
返答の際に意識した点があれば教えて!
選考状況は、受ける企業と同じ業界の企業を中心に伝えるようにしていました。その際に、明らかに面接先の企業より業績や人気が高い企業の名前は出さないことを意識していました。
また、面接先の企業と違う業界の会社については、その業界で業績が高いところや大手企業のみ伝えて、レベルの高い企業から認められている人間だとアピールすることを意識していました。
逆質問
逆質問の例
もし自分で営業企画を考えるのなら、御社の事業にはまだない医療業界システムへ参入すれば、今の製品の強みも活かせるのではと考えております。
もし〇〇様が業界の中で狙うべき市場を選べるとすれば、どこに注目しますか?
二次面接の逆質問では、面接官が責任者クラスであることを意識した内容を考えることが重要です。「採用後のスケジュール」「入社後の配属先」など、一次面接でも確認できるような内容を選ばないように注意しましょう。
例文は「新規事業として注目すべき市場はどこか」を面接官に確認する逆質問ですが、ただ聞くだけではなく自分の見解を述べており、企業の特性を理解していることもアピールしています。
逆質問は「質問」と名前が付くので聞きたいことを優先しがちですが、自分がアピールしたい内容をベースに考えるのもおすすめの手段です。経験者が実際にした逆質問も参考にしながら考えてみてくださいね。
二次面接でした逆質問の内容は? 理由も教えて!
二次面接ではどのような逆質問をしましたか?
逆質問の内容は「入社後の参考にしたいのですが、現在活躍されている社員様の共通点を教えてください。」というものです。向上心をもっていることを示すのが狙いでした。
逆質問では、○○さんのキャリアについて教えてください。なぜ人事になられたのですか。というような、その面接官しか答えられない質問をしていました。
どういった性格の方と一緒に働きたいと感じますかという質問をしました。職場の環境やどういった人が多いかを探るために聞きました。
二次面接は事後も大切! 忘れがちな確認ポイントを押さえておこう
二次面接の対策は事前準備も大切ですが、事後の行動まで意識することで、次のステップの選考をスムーズに進められます。最後は、二次面接後に確認すべきポイントを紹介していきましょう。
選考結果まで期間
二次面接の結果が出る期間は企業によって異なります。ほかの選考結果とあわせて検討するためにも、いつまでに結果が出るか知っておくと就活がスムーズに運びます。1週間以上かかることもめずらしくないため、面接終了後までに担当者へ確認しておきましょう。
また、同時に結果通知の方法も確認しておくことがおすすめです。結果の通知方法は面接前に説明する企業がほとんどですが、専用システムを使って学生に通知する場合は、メールと勘違いして選考結果に気付くのが遅れるケースもあります。
選考結果までの期間と合わせて聞きやすい内容なので、ミスがないように念のため確認しておくと良いですね。
面接の振り返り
二次面接が終われば、なるべく早く面接の振り返りをしておきましょう。面接は録画やメモを取ることはできないので、記憶だけが頼りです。
振り返る内容は、以下の項目を意識しておくと良いでしょう。
・面接担当者の名前や役職
・面接官に聞かれた質問と回答内容
・気になったポイント
・逆質問に使えそうな内容
振り返りはいつでも見返せるよう、携帯やメモで可視化することが大切です。
面接終了後のお礼メール
面接終了後に担当者へメールでお礼を伝えることを「お礼メール」と言います。二次面接ではお礼メールを送るべきか迷う学生も多いですが、結論として必ず送る必要はありません。
ただし、志望度が高い企業や採用担当にそれまでお世話になっていたことがあれば、感謝の気持ちを強く伝えるためにお礼メールは送っておくと良いでしょう。
お礼メールはできるだけ当日中に送ることを意識しつつ、深夜や休日を避けるなどのメールマナーを守ることが大切です。また、面接で発見した新しい学びについてなど、自分ならではの言葉を添えておくと気持ちが伝わりやすくなります。
お礼メールの例文
件名:本日の面接のお礼<〇〇大学 〇〇(氏名)>
〇〇株式会社人事部人事課〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇(氏名)と申します。
本日は二次面接のお時間をいただき、誠にありがとうございました。
面接では、代表の〇〇様から直に今後の事業展開や新卒に対する期待をお伺いすることができ、ますます貴社の一員として貢献したい気持ちが強くなりました。
また、代表の〇〇様より面接のなかでお話いただいた「学生にしかできない思い出の残し方」についてのメッセージが印象に残っております。
残り少ない学生生活のなかでも、チャレンジできることはまだまだあると前向きな気持ちをもつことができました。
あらためて、本日はすばらしい機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
ご多用かと思いますので、返信にはおよびません。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
——————————————————
〇〇大学〇〇学部〇〇学科 4年
〇〇(氏名)携帯電話:〇〇メールアドレス:〇〇
——————————————————
二次面接の終了後にお礼メールは送った?
二次面接の終了後にお礼メールは送りましたか?
面接のお礼メールは送りませんでした。企業側もたくさんの学生の面接をし、日々いろいろな業務をしているため、お礼メールを送ってそれに目を通す作業が迷惑になると考えていました。
普段から返信不可のアドレスで連絡をもらっていたので送りませんでした。
二次面接は一次面接をベースに動く! 迷ったら成功者たちの行動から学ぼう
二次面接は一次面接の面接と比較して何を対策すべきか、これまでと同じ対策内容で進めても良いのかと悩んでしまう人もめずらしくありません。採用候補を選ぶための二次面接は、これまでの内容を深掘りした対策をおこない、企業の見ているポイントを理解した立ち回りで好印象をつかみましょう。
何から手をつけて良いか悩む場合は、経験者の対策内容を参考にしながら自分の研ぎ澄ますべきことを明確にして、憧れの企業の選考通過を目指してくださいね。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)
二次面接の形式はオンラインでしたか? 対面でしたか?