面接がボロボロでも落ち込まない! できた部分とできなかった部分を振り返ろう
面接が終わった瞬間「ああ、ダメだった」と落ち込んだ経験がある人は多いのではないでしょうか。質問にうまく答えられなかった、緊張して頭が真っ白になってしまった……誰しもこのような経験をしたことがあるでしょう。
しかし自分では「ボロボロだった」と思っていても、面接官からは高い評価を得ている場合もあるのです。また、残念な結果になったとしても、できていた部分とできなかった部分を振り返り次に備えれば、ボロボロだった面接も自身の成長の糧となります。
この記事では面接がボロボロになってしまったと感じる原因と、それらを改善するための方法を解説します。さらに「ボロボロだと思っていたけど受かっていた」経験のある先輩たちのリアルなエピソードも多数紹介するので、ぜひ参考にして今後の面接をボロボロにしないためのヒントにしてみてください。
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いつ「ボロボロだった」と思った? 面接を経験した先輩の「面接失敗あるある」もチェック
面接を受けたあとで「ボロボロだった」と落ち込む学生は非常に多く見られます。むしろ、自信満々で出てくる学生の方が少ないのではないでしょうか。
ここからは、先輩たちが「失敗した!」と感じた体験談とともに、どういうときに面接がボロボロだったと感じやすいかの例を紹介します。自分にあてはまる項目がないか、ぜひ確認してみてください。
どういう点で失敗したと感じているかによって、次に取るべき行動も変わるはずです。まずは冷静に振り返ってみましょう。
面接がボロボロだった経験を教えてください
面接がボロボロだと感じたのは、やはり予想外の質問をされてうまく答えられなかったときです。焦りながら話した結果、早口になったり、話をうまくまとめられずに長々と話してしまったりしたことがあります。特に緊張すると早口になってしまう点には苦労しました。
私の場合は、場数を踏みながら、自己分析を深めることで克服を図りました。何かトラブルの話を耳にしたら「自分ならどう切り抜けるかな」と考えてみたり、似たようなエピソードを体験していないか振り返るようにしました。話せる話題が増えてからは、自信を持って面接に臨めるようになったと思います。
初めての面接が一番ボロボロでした。今思うと、面接が自分をアピールする場であるという認識が薄かったのだと思います。
長所や短所を聞かれるのはお約束だと思いますが、私はそこで過剰に自分を卑下するような発言を繰り返し、面接官から「それも裏返せば長所ですよ」といったフォローまでされてしまったのです。ところがフォローしていただいた後も「でも私なんて」とネガティブな反応を繰り返してしまい……今となっては本当に反省しています。
面接がボロボロで苦手意識を持つようになってしまった人はこちらの記事も参考にしてください。対策方法を押さえて苦手意識を克服していきましょう。
「面接が苦手」克服した先輩に聞く16の対処法|まずは原因把握から
①緊張しすぎてうまく話せなかったとき
面接の場では、緊張のあまりうまく話せなくなる場合があります。不慣れな就職活動序盤の面接や、志望度が特に高い企業の面接を受ける際に、極度の緊張に陥ってしまう学生は少なくありません。
緊張すると、身体がこわばってしまうだけでなく、脳にもストレスがかかり事前に準備していた内容を思い出しにくくなります。また、質問に答えようとしても文章をうまくまとめられず、的確な回答ができなかった人もいるでしょう。
どんな人であっても面接を受けるとなれば少なからず緊張するものですが、それ自体は自然現象のようなものです。「緊張してはいけない」と無理に思わず、むしろ緊張していても大丈夫なくらい万全の準備を心掛けましょう。「ここまで準備したから大丈夫」と自信を持って面接に臨めれば、緊張していても自然なやりとりができますよ。
緊張がピークに達したのは面接の中のどのタイミングでしたか?
緊張のピークは最初の10分間くらいでした。その後はやりとりをするうちに、徐々に落ち着いていきました。
自己紹介から志望動機あたりまでが一番緊張します。私はうまくいっている面接ほどプレッシャーで緊張が続いてしまうタイプです。失敗したなと感じたときには、開き直って緊張がほぐれる傾向がありました。
②自信のなさが表に出てしまったとき
面接で自信のなさが言動に表れてしまったと落ち込む学生もたくさんいます。自信がない原因としては、自己分析の不完全さや、企業分析が不十分であることが挙げられます。あるいは実績として書いている内容を「これくらいでは企業からは評価されないのでは」と不安に思っている場合にも、自信のない態度をとってしまいがちです。
自信がないまま面接に臨むと、声が小さくなったり、面接官と視線を合わせられなかったりしてしまいます。当然学生自身もその状態は自覚できてしまうため、後で振り返って落ち込むことになるのです。
自信が持てないのは、自分でも内心「ここの準備が足りていないかも」と不安になっているせいではないでしょうか。次に受ける面接で同じ思いをしなくて済むように、できなかった部分を改善するよう心掛けましょう。
自信がないまま面接に臨んだことはありますか?
自己PR対策が不十分で、自信がないまま面接に挑んで失敗した経験があります。不安を抱えたままだったせいか自己PRを聞かれた瞬間に動揺してしまい、頭が真っ白になってしまいました。
自信のない態度から嘘がばれてしまったことがあります。「OB訪問をしたか」と聞かれたときに、本当はしていないのにとっさに「しました」と答えたところ、表情などから面接官に嘘だと気付かれてしまいました。
③忘れ物や遅刻といったアクシデントがあったとき
忘れ物や遅刻は面接においてご法度です。学生自身もそれを理解しているからこそ、自分が忘れ物や遅刻をした際にパニックに陥り、冷静さを失ってしまう場合があります。
たしかに絶対に忘れてはならない重要書類を忘れたり、度を超すレベルの遅刻をしたりした場合には、一発で不合格になってしまう可能性もあります。しかし、ちょっとした忘れ物や、交通機関の大幅な遅延による遅刻の場合には、その後の対応次第でリカバリーできる可能性も十分にあります。あまりに悲観し過ぎる必要はないかもしれませんよ。
もちろん、再発しないように行動を改善する必要はあります。次からは持ち物の準備や交通ルートの下調べを入念におこないましょう。
面接で忘れ物をしてしまった体験談を教えてください。
私はメモ帳とボールペンを忘れたことがあります。面接終盤、今後のスケジュールを共有する場面で初めて気付いて慌てました。そのときはスマートフォンでメモを取りましたが、本当に冷や汗ものでした。
そうだったんですね! 面接に遅刻してしまったことはありますか?
電車の遅延で遅刻した経験があります。遅延に気付いた時点ですぐに企業に連絡したため、面接自体には影響せずに済みました。
④面接官の質問に頭が真っ白になってしまったとき
面接官からの予想外の質問に、頭が真っ白になってしまった経験のある人は多いでしょう。咄嗟に対応しきれずしどろもどろになってしまい、落ち込んでしまうというケースはまさに「面接失敗あるある」です。
うまく答えられない質問が1つや2つあったからといって、その面接自体がダメだと考える必要はありません。面接官も、学生が緊張して面接に臨んでいることは理解しています。その後冷静さを取り戻して誠実に対応できていれば、そこまで気に病む必要はないでしょう。
頭が真っ白になるのを防ぐためには、事前に頻出の質問への回答を考えておくことや、模擬面接などを活用した実践的な訓練が有効です。
面接の場で頭が真っ白になってしまったことはありますか?
想定外の質問をされて頭が真っ白になることが何度かありました。どの面接官の方も答えられるまで待ってくれたため、その後平常心を取り戻すことはできました。
あまりにもテンプレ通りの質問をされて、かえって妙に焦ってしまい、頭が真っ白になったことがあります。うまく挽回できたのかすら記憶がありません。
⑤面接官の反応が冷たかったとき
面接官の反応が冷たいと感じると、何か失敗したのではないかと不安になりがちです。こちらの回答に対する反応が薄かったり、相手が無表情のまま対話が続いたりすると、自分が何か不適切な対応をしたのではないかと感じてしまいますよね。
しかし、面接官のリアクションが冷淡な原因が、学生の回答にあるとは限りません。単純にあまり感情を出さないタイプの人なのかもしれませんし、長時間に渡る選考で疲れている可能性もあります。中には学生の反応を見るために、わざと無表情を貫いているというケースもあるでしょう。
面接官の反応はそこまで気にせず、自分自身が笑顔ではきはき話すことを心掛けましょう。学生自身が明るくはきはきと対応できていれば、きちんと評価してもらえるはずですよ。
面接を受けていて「相手の反応が冷たいな」と感じたことはありますか?
面接官の目線や表情、相づちの有無によって「冷たいな」と感じることがありました。声のトーンから冷たさを感じるケースもありました。
逆質問をした際にリアクションが淡泊だったり、私の返答に対して否定的な反応をされたときはとても冷たく感じました。その方の表情、態度、口調すべてが冷淡に感じられてつらかったです。
⑥予定より早く面接が終わったとき
予定より早く面接が終わると「自分に興味を持ってもらえなかったのではないか」「開始早々に不合格だと判断されたのではないか」などとネガティブな気持ちになってしまいますよね。
もちろん本当に面接内容がボロボロで、早めに打ち切られてしまうケースもあるでしょう。しかし逆に、必要な情報をスムーズに得られたからこそ早く終わった可能性もあります。または面接官に何か事情があって、面接時間を短縮しただけかもしれません。
仮に自分の中に「◯◯だったせいで短く終わってしまったのかも」と思う反省点があるのであれば、その◯◯の改善は心掛けた方が良いでしょう。しかし面接の所要時間と合否には、そこまで明確な相関関係はないと考えても大丈夫ですよ。
面接が予定より早く終わって不安になったことはありますか?
予定よりかなり早く終わって不安になったことがあります。そのときは私の回答への深掘りも数回あるかないかくらいで、本当にあっさり終わってしまいました。自分には興味がないのかなと感じて落ち込みました。
1時間の予定が20分で終わったり、30分の予定が10分で終わったりしたことがあります。明らかに私に対して関心がない雰囲気を感じてとても不安になりました。
面接の所要時間について知りたい人はこちらでも詳しく解説しています。案内があった時間よりも長引いた・短かった体験談も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接の所要時間や理想の到着時刻は? 面接時間に関する実態を調査!
そもそも「ボロボロ」は主観によるもの! 過剰に悲観しなくてOK
面接で「ボロボロだった」と感じて落ち込む人は、そうした評価があくまでも主観であることに気付いていない可能性があります。実際に、自分では失敗したと思っていても、面接官は何の問題も感じていなかった例は少なくありません。
面接を受ける学生は、基本的に緊張というストレス状態に置かれています。そのため些細なミスでも大失敗したと過剰に受け止め、不必要に落ち込んでしまうのです。
「ボロボロ」は主観によるものだと理解できれば、面接のたびに落ち込む必要はありません。面接でうまくいった点と失敗してしまった点を冷静に振り返り、次に備えましょう。
これができていれば大丈夫! ボロボロでも面接に受かる5つのケース
面接で「失敗した」と感じると一気に自信を失ってしまう学生は多く見られます。しかし実は「ボロボロだと思っていたけれど受かった」例は珍しくありません。面接官が学生に求めているのが「今、完璧であること」とは限らないからです。
ここからは実際に「面接ではボロボロだったと思っていたけれど受かった」というケースについて分析します。面接の場で見られているのは、学生の人柄やポテンシャルです。以下のような項目をクリアしていれば、面接官から評価される可能性は十分にあります。
①良い第一印象を残せた
面接では、第一印象がその後の評価に大きく影響します。メラビアンの法則によると、コミュニケーションにおける影響力は「視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%」だと言われています。つまり面接官は、学生が入ってきたときの見た目(服装や表情)と声のトーンから、その学生の人となりを無意識に判断しているのです。
元気ではきはきした挨拶、清潔感のある身だしなみ、ピシッとした入室時の態度などを意識するだけで、面接官への第一印象を良くする効果があります。そのような状態であれば、途中で「いまの返答はうまくできなかった……」と思うことがあっても、面接官にマイナスな印象が残りにくくなる可能性があるでしょう。
②熱意をしっかりと伝えられた
熱意は言葉の内容だけでなく、態度からも強く伝わります。熱の入った口調や表情で、自然な身振り手振りを交えて話していれば、面接官に熱意や志望度の高さを伝えられるはずです。
こちらの熱意を伝えるのに最も有効なのは、相手の顔を見ながら、大きな声ではきはきと話すことです。具体的なエピソードを交えつつ、なぜその企業で働きたいのか、入社したらどのように貢献したいのかを一生懸命アピールすれば、その気持ちは自然と面接官にも伝わるでしょう。
本気で入社したいと思う熱意が伝わっていれば、多少質問の回答に詰まる場面があったとしても、前向きに評価してもらえますよ。
③企業研究が万全で働くイメージをつかめていた
近年の採用活動においては、企業の経営理念やビジョンへの深い理解を持った人材を求める傾向が強くなっています。若手社員の転職も当たり前になりつつある現代ですが、企業側は少しでも長く勤め、活躍する人材を採用したいと考えているためです。
その結果、学生が具体的で明確な志望動機を持ち、入社後の自分の姿をイメージできるくらいじっくり企業研究をおこなっていれば、高評価の獲得が期待できます。志望先企業のみならず、業界の動向や自身のキャリアビジョンまで述べられれば、仮にいくつか詰めの甘い部分があったとしても志望度の高さを認めてもらえるでしょう。
④人柄の良さをアピールできた
新卒の就職活動では、専門スキルや知識よりも人柄を見られることが多いものです。大学を卒業したばかりの学生が実際にどの業務で輝けるのかを判断するのは難しく、むしろ将来の活躍を期待する「ポテンシャル採用」が一般的だからです。
面接中のちょっとした表情や話に耳を傾ける姿勢からでも、面接官は学生の人柄の良さを汲み取ります。多少スキル面で劣っていたとしても、誠実なコミュニケーションが評価されて合格するというケースは、決して珍しいものではありません。
⑤企業の求める人物像とマッチしていた
企業は面接で、自社の文化や価値観にマッチした人材を探しています。採用活動では、企業は自分たちと一緒に仕事をする、いわば仲間を求めているのです。そのためなるべく自社の雰囲気になじめそうな人物を採用したいと考えています。
事前に求人要項や企業理念を丁寧に読んでおき、面接で自分なりに共感したポイントを明確に述べることができれば、合格の可能性は大きく高まるでしょう。また、志望職種で必要な能力やスキルがあれば、さらに高い評価が期待できます。「この人なら我が社で戦力になってくれそうだ」と思ってもらえれば、面接時に少しくらいミスをしても、高評価を得られる可能性は十分にあるでしょう。
先輩たちに聞いてみた! ボロボロだと思っていたけれど受かっていた体験談
就職活動を経験した多くの先輩たちは「ボロボロな面接だった」「絶対落ちた」と落ち込む経験をしています。しかし完璧な面接ではなくても、実際には好印象を残せていたというケースは案外多く、予想外の合格を勝ち取れたという話も少なくありません。
ここでは、そんな「ボロボロだと思っていたけれど受かっていた」という先輩たちのリアルな声をそのまま紹介します。
想定外の質問でパニックに陥り、自分でも何を言っているのかわからなくなってしまったときはボロボロだと感じ、落ち込みました。しかし実際には無事に受かっていて驚きましたね。
自分なりに理由を考えてみたのですが、回答の最後に「つまり◯◯ということです」と結論をまとめるようにしていたのが効果的だったのではないかと思います。回答の前半で焦って何を言っているかわからなくなっても、最後をきっちり言い切れば巻き返せるのだと学びました。
志望度の高い企業の面接で、考えてもないような質問をされて頭が真っ白になり「もうダメだ」と感じたことがありました。どの質問に対しても自分が何を答えているのかわからない状態でしたが、すぐに選考通知のお知らせが届いて驚きました。
その面接の前に、かなり気合いを入れて事前準備をおこなったのが良かったのだと思います。特にWebサイトの情報をかなり読み込んでから臨みました。そのおかげで細かい質問に対しても、しどろもどろではありましたが答えることはできたのです。どんなに慌てていても内容を思い出せるくらい準備したおかげだと思いました。
不意に聞かれた質問に対して答えが思いつかず、内容のまとまらない回答をしてしまったときは完全にボロボロだと感じました。面接官の反応も冷たい感じだったので、これは不合格だろうなと落ち込みながら帰宅しましたが、意外なことに合格していました。
回答に失敗したのは面接の前半でしたが、その後も最後まで諦めずに一生懸命回答したことが評価されたのではないかと思います。一つの質問に失敗しても、面接はその質問だけで終わるわけではないのです。志望度の高さを示しながら、論理的に回答することを意識し続ければ、多少失敗しても相手に好印象を残すことはできるのだと思いました。
手応えを感じても不合格のときもある? 面接への自己評価と結果の違いを聞いてみた
面接を何度か受けていくと、ときには終わった直後に「今回はうまくいったかも」と手応えを感じることがあります。しかし残念ながら、いざ蓋を開けてみたら不合格だったというケースも少なくありません。
ここからは、実際に就職活動の中で「手応えがあったのに不合格だった」という経験をした先輩たちのリアルな声を紹介します。
面接の手応えと結果にギャップがあった経験はありますか?
ギャップを感じた経験は特にありません。もちろん100%ではありませんが、手ごたえを感じた面接はある程度受かっていました。難易度の高い企業では落ちてしまったこともありますが、予想の範囲内に落ち着いていました。
あまり誤差はなかったと思います。基本的に手応えのあった面接は受かり、そうでなかった面接は落ちていることが多かったです。
ギャップは特に感じませんでした。面接官と相性が良く、話しやすいと感じた面接は受かっているケースが多かった印象です。「面接官ガチャ」という表現もありますが、確かにそういう側面はあるかもしれないと思いました。
この「ボロボロ」は絶対NG! 面接官がスルーできない5つの失敗例
面接は就職活動の中でも大きなウェイトを占めるプロセスです。そのため多くの学生たちは、面接の後に「ボロボロだった」と落ち込む経験をしています。実際には合格していた、という嬉しいパターンもあるのですが、中には面接官が見逃せないほどの致命的なミスもあるのが現実です。
ここからは「これだけは絶対NG」である絶対に避けたい失敗パターンを5つ紹介します。くれぐれもやってしまわないよう、細心の注意を払って準備をおこないましょう。
①基本的な身だしなみが整っていない
第一印象は、面接の合否に大きく影響する要因のひとつです。面接を受けに来た学生が、しわだらけのスーツを着ていたり、整っていない髪型をしていたりしたら、面接官からは「この人は大丈夫だろうか」と思われてしまうでしょう。
見た目の印象を良くしたいとはいえ、高級品を身に付けたり、高額なヘアサロンを利用したりする必要はありません。面接官に「きちんとした学生だな、仕事にも真剣に取り組めそうだな」という印象を残すことを意識し、ビジネスの場にふさわしい清潔感のある身だしなみで面接に臨みましょう。
面接の服装については、以下の記事で詳しく解説しています。面接官からの好感度をアップさせる服装を知りたい人は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
面接の服装は実際何を着た? 失敗しない服装と状況別のポイント解説
②最低限のマナーを守れていない
面接では、社会人としての基本的なマナーを守れるかどうかも見られます。たとえば、以下のようなミスをしてしまうと「社会人としての意識に欠ける学生だ」とマイナスの印象を残してしまうでしょう。
・忘れ物をする
・遅刻する
・正しい敬語を使えない
・面接の際の姿勢が悪い
・面接官の話を遮って話そうとする
こういったマナー違反をしてしまうと「この学生を顧客の前に出せるだろうか」「上司や同僚と円滑に仕事ができるだろうか」と面接官に不安を抱かせてしまいます。基本的なビジネスマナーを事前に調べ、緊張していても行動できるくらい練習しておくのがおすすめです。
③熱意や覇気が感じられない
就職活動においては、学生の熱意や意欲も重要視されます。面接官から志望動機や入社後の取り組みについて質問された際に、具体性に欠けた回答をしたり、自信のない様子を見せてしまっては「この学生はやる気がないのかもしれない」と思われてしまいます。
面接の場では、なるべく具体的な内容を、熱意を込めて述べることが必要です。堂々と自分の意見を伝えるために、念入りに企業研究をおこない、自分の強みを仕事でどう活かせるかを踏まえたアピールをできるようにしておきましょう。
④企業研究が不十分である
面接官は、学生が自社のビジネスや特徴をどこまで理解しているかを面接でチェックしています。学生が企業のビジネスモデルやビジョンを理解しないままで面接に臨んでしまうと「この学生の自社への志望度は低いのだろう」と判断される可能性があります。
最低限、企業のWebサイトに載っている会社概要や事業内容については頭に入れておくべきです。また、業界の最新動向や注目のトピックも調べておくとさらに良いでしょう。ほか、OB・OG訪問やインターン、面談などでより具体的な社風や雰囲気まで把握できていれば理想的な状態です。企業研究で得た情報を元に、自分の強みを活かしてどのように企業に貢献できるか、イメージを膨らませておきましょう。
インターンの仕組みについてはこちらの記事で詳しく解説しています。インターンに行くメリットや、行くのに最適な時期について知りたい人はぜひ読んでみてくださいね。
インターンはいつから行くのがベスト? 学生のリアルな声から解明
⑤自己分析が不十分・的外れである
企業研究と同じくらい重要なのが自己分析です。本人にマッチしたキャリア像を描くためには、自分で長所や短所、持っているスキルを整理して、客観的に考える必要があります。自己分析がいい加減な学生では、志望動機の根拠もあいまいになってしまいますし、説得力も薄れてしまうでしょう。
ときどき実績をアピールしようとして自慢話に終始してしまう学生や「何でもできます」「苦手なことはありません」とおおげさなことを述べてしまう学生も見られます。このような内容では面接官に「客観性に欠ける学生だ」「自己分析が浅い」と思われてしまうでしょう。強みと弱みを客観的に洗い出し、等身大の自分をアピールすることが大切です。
自己分析の手順やメリットについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
「面接でこれをやったら落ちる可能性が高い」といった注意事項を教えてください。
笑顔が少なかったり、声のトーンが暗かったりすると落ちる可能性が上がってしまうと思います。準備不足で自信がなく、暗い表情で面接を受けてしまったとき、帰り際に面接官の方からそのようなフィードバックを受けました。
集団面接で、ほかの学生が話している間に無表情な人やリアクションをとらない学生は、落ちる可能性が高いと思います。
自信のなさそうな表情、やる気のなさそうな表情の学生は落ちている印象があります。相づちがない人も印象が悪いのではないでしょうか。要は「この人とは働きたくないな」と思わせるような態度をとったら落ちる可能性が高いのだと思います。
ボロボロからのリカバリー術7選! 先輩たちが立て直した方法は?
面接の最中に「あぁ、今回はボロボロだ……」と内心肩を落とした経験のある学生は少なくないはずです。しかし、面接中につまずいても、諦める必要はありません。その後の対応次第で、十分に挽回のチャンスはあるのです。
ここからは、実際に先輩たちが面接中のピンチをチャンスに変えた方法を7つ紹介します。いざというときの対応法を知っておけば、面接本番でも冷静に立ち回れるようになります。立て直すための秘訣を学び、多少のミスにも負けないくらいの強い心構えを持っておきましょう。
①いったん落ち着いて深呼吸をする
面接でうまく話せなかったり、頭が真っ白になってしまったりした際には、まずは深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。パニックに陥ると、焦りから無理やり発言を続けようとしがちですが、それではかえって支離滅裂になり、面接官に悪い印象を残してしまうおそれがあります。
深呼吸には、自律神経を整えリラックスさせる効果があります。ゆっくりと大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出してみてください。こわばってしまった身体の緊張を緩め、心拍数を下げる効果が期待できます。一呼吸置いて自分のペースを取り戻し、話の流れを立て直しましょう。
②笑顔とはきはきした口調をあらためて心掛ける
自信がないときや慌てているときには、どんな人でも表情が硬くなり、声が小さくなってしまうものです。面接中に「失敗した」と感じている学生も例外ではありません。そんな状況を打破するためには、いったん気持ちを切り替えて、笑顔とはきはきとした口調で話すよう意識してみるのが有効です。
たとえ内容が完璧でなくても、前向きな表情と感情のこもった口調で受け答えができれば、面接官に好印象を残せる可能性が高まりますよ。
好印象を残せる受け答えについて知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。就活の先輩たちの体験談も交えながら詳しく解説していますよ。
内定者直伝! 面接での受け答えの極意10選を回答例文付きで解説
③「少し考えるお時間をいただけますか」と伝えてから考える
面接で相手からの質問に即答できない場面は誰にでもあります。しかし、焦りから思ってもいないことを答えるのは避けたいところですよね。返答に困ったときには「少し考えるお時間をいただけますか」と正直に伝えて、ゆっくり考えるよう心掛けましょう。
学生が返答に詰まっているとき、面接官は当然それに気付いています。とはいえ、詰まったこと自体で大幅に評価が下がるケースはそうそうありません。しかしそのまま長時間沈黙してしまうと、面接官からはコミュニケーション能力を疑われてしまいます。誠実に「考えさせてください」と一言添えるだけで印象が大きく変わるため、回答に困ったときにはぜひ使ってみてください。
④面接官をハッとさせる逆質問で印象を立て直す
面接官への逆質問も、それまでの流れを立て直す手段としては有効です。具体的かつ効果的な問いかけができれば、多少それまでの話し方に拙い部分があったとしても「この人は本気でこの面接に来ているのだな」と思わせることができます。
本気度をアピールするためにも、綿密な企業研究に基づいた質問内容を吟味しておきましょう。ただし「立て直そう」と焦るあまり、面接官の話を遮ってまで質問すると、かえってコミュニケーション能力を疑われてしまいます。逆質問はあくまで面接官から「何か質問はありますか」と言われたときに投げかけるようにしましょう。
効果的な逆質問の内容を考える方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
⑤絶好調なときの自分の姿を思い描いてみる
調子のいい自分をイメージするのも効果的です。うまく話せている自分を想像し「自分は大丈夫だ」と思うだけでも、緊張を和らげられることがあります。思い描く絶好調なときの自分は、模擬面接の様子でもかまいませんし、就職活動と関係のない場面でも問題ありません。成功体験を思い出し「自分にはできる」という自信を取り戻しましょう。
イメージトレーニングはピンチに陥ったときにも有効ですが、本来は面接が始まる前におこなうのが理想です。事前に頭の中で何度もシミュレーションを繰り返せば、本番でも自然と適切な対応ができるようになりますよ。
⑥模擬面接のときのアドバイスを思い出す
面接中に思うように答えられず焦ってしまったら、模擬面接で受けたアドバイスを思い出してみるのも一つの方法です。たとえば「ゆっくり話した方がいい」「もう少し声を大きくした方がいい」など、面接官役から指摘された点を思い出し、すぐに実践してみましょう。
過去のアドバイスを思い出す作業には、パニックに陥っている頭を冷静な状態に戻す効果も期待できます。いったん深呼吸して自分を客観視することで、心を切り替えられるかもしれません。落ち着いて自分を振り返り、本来のパフォーマンスを発揮しましょう。
まだ模擬面接を受けたことがない人は、こちらの記事で実施方法や就活に活かすコツを解説しているので、併せてチェックしてみてください。
模擬面接は必須? 内定者に聞いた実施方法と就活に活かすコツ
⑦最後まで諦めず真剣に面接に臨む
面接中に多少ボロボロになる場面があったとしても、最後まであきらめずに全力で臨むことが何より大切です。たとえ質問にうまく答えられなくても、真摯な姿勢で最後まで真剣に取り組んでいれば、面接官にも気持ちは伝わるでしょう。
途中で「ダメだ」と諦めてしまったら「この学生はすぐ諦めてしまう性格なのか」「自社の志望度がそんなに高くなかったのか」とマイナスの印象を残すことになりかねません。逆に全身全霊で取り組む姿勢を示せば「粘り強い」「本気でうちに入りたいんだな」と評価される可能性が高まります。面接では最後まで真剣な姿勢を崩さないよう心掛けましょう。
「やばい、ボロボロだ」と思った面接を、その後立て直したことはありますか?
とにかく落ち着いて回答することを意識しました。頭の中で常に自分に対して「落ち着け、落ち着け」と声を掛けるようなイメージで臨んだ結果、面接の後半では無事に立て直すことができました。
考えてもいなかった内容の難しい質問をされ、うまく答えられなかったことがあります。自分なりに全力で考え、一生懸命な姿勢をアピールすることで、最終的には良い印象を残せたと思います。
内心ボロボロだと思っていても、それが表情に出ないように必死でコントロールしました。かなり意識して明るい表情を作り、堂々とした口調で話していたら、自然と自信を取り戻すことができました。
次こそボロボロにならない! 自信を持って面接に臨むための5ステップ
面接でボロボロになった経験は、誰にでもあります。二度と同じことを繰り返したくないと思っている人のためにも、面接の前にできる対策を5つの段階に分けて紹介します。
面接は本番でのやりとりが最も重要だと思っている人もいるかもしれませんが、実は事前の準備こそが大切です。「ここまで準備したのだから大丈夫だ」と自信を持って臨む面接と、逆に不安を抱えて臨む面接では、パフォーマンスも大きく異なってきます。ぜひ以下の5つのポイントを意識して準備に取り組んでみてください。
面接がボロボロだったために、次の面接を受けるのが怖いと感じる人もいるかもしれません。「怖い」という気持ちを解消し、前向きな気持ちで次の面接に臨みたい人は、ぜひ以下の記事を読んでみてください。
内定者のアドバイス付き|「面接が怖い」を解消する3ステップ
ステップ①企業研究を徹底的におこなう
自信を持って面接に臨むには、徹底的な企業研究が欠かせません。志望先企業のビジネスモデルや経営理念、求める人物像など、幅広く情報収集と分析をおこないましょう。さらに業界全体の動向を調べておく、OB・OG訪問でその企業の実際の社風や雰囲気を聞いておくといったレベルまで準備できれば、かなり自信を持って本番に臨めるはずです。
企業研究を深めるほど、志望動機や入社後のビジョンも具体的になり、面接でも堂々と話せるようになります。「なぜこの企業で働きたいのか」「どのような仕事をしたいのか」を具体的に語れる状態で本番を迎えましょう。
企業研究のポイントやコツを教えてください。
志望先企業の商品やサービスを調べ、体験できるものは実際に体験するのがおすすめです。また表面的な情報だけでなく、統合報告書などまで幅広く情報収集をしておくと自信を持って面接に臨めると思います。
地域密着型の企業を受ける際には、企業情報以外にその地域の特徴や人口比率も調べていました。これによって、企業の強みや課題を想定しながら、自分のどのような点をアピールすれば効果的かを考えることができました。
ステップ②自己分析を丁寧におこなう
自信を持って面接に臨むには、深い自己分析も必要です。「私の長所は◯◯だ」「短所は××だ」といった表面的な内容だけでは、面接で掘り下げられた際に返答に困ってしまうかもしれません。「自分は◯◯な性格で、◯◯という背景から◯◯が得意。今後は◯◯という理由から◯◯の仕事をしたい」と深いところまで自分の価値観や考え方を整理し、理解しておきましょう。じっくり自己分析をおこなうことで、志望動機や自己PRの説得力が大幅に増すはずですよ。
企業研究は、面接官に対して「私はこの企業に本当に入りたいのです」とアピールする役割を果たします。それに対して自己分析は「私はこういう人間で、御社にこのような価値を提供できます」と自分を売り込む働きをします。そのため両方をバランスよく、丁寧におこなうことが重要なのです。
自己分析の中でも重点的に深掘りしておいた方がいい項目はありますか?
自己PR、学生時代に力を入れた経験、チームで何かを成し遂げた経験といった定番の質問については、実際にほとんどの面接で深掘りされました。具体的なエピソードも含めてしっかり準備しておいた方が良いと思います。
自己PRとガクチカはどの企業でも聞かれます。また、アルバイト経験について質問されることも多かったので、成功体験や失敗談を話せるようにしておいた方が良さそうです。
ステップ③基本的な面接の流れを把握しておく
面接の基本的な流れを事前に把握しておくと、本番でも冷静に対応できる確率が高まります。どんな人でも、先が見えない状況では不安になるものです。しかし「次はこういう質問が来るはずだ」という見通しがあれば、落ち着いて受け答えできるようになるはずです。
多くの面接は「自己紹介→志望動機→学生時代に力を入れたこと→長所や短所など学生を掘り下げる質問→逆質問」といった流れでおこなわれます。もちろん企業によって順番が前後することはありますが、おおまかな流れを把握しておけば臨機応変に対応できるでしょう。
面接の流れについては以下の記事でも詳しく解説しています。基本的なパターンからイレギュラーな流れまで、本番でのコツと併せて紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
面接の流れ|基本の流れからレアケースまで体験談付きでマナーを解説
面接前に、基本的な流れを予習しましたか?
面接の流れは予習しておきました。特に対面の面接前には、部屋に入るときのマナーや椅子に座るときの姿勢について調べました。調べて初めて知ったことも多かったので、実際に役に立ったと思います。
面接の基本的な流れや、社会人として求められる基本的なマナーを事前に勉強しました。勉強しておいてよかったと感じる場面が多かったです。
ステップ④想定される質問への回答を考え話せるようにしておく
面接でおこなわれるであろう質問をあらかじめ想定し、自分なりの回答を準備しておきましょう。回答を考える際には、付け加えるエピソードの内容も一緒に決めておくことが大切です。サークル活動で学んだことやアルバイトで身に付いたスキルを、筋道立てて話せるように訓練しておけば、本番で焦ることなく堂々と受け答えができるようになります。
ポイントは頭の中で考えるだけでなく実際に声に出して練習することです。実際になめらかに話せる状態にしておけば、本番での不安や緊張を大幅に軽減できます。客観的に伝わる話の構成になっているかどうかは、先輩や友人に聞いてもらい、判断してもらいましょう。
面接の質問対策には以下の記事がおすすめです。選考フェーズごとによく聞かれる定番の質問から、ちょっと意外な質問まで、回答のコツとともに紹介しています。ぜひ「自分ならどう答えるか」を考えながら読んでみてください。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
面接時の質問対策はどれくらいおこないましたか?
質問対策にはかなり力を入れました。50問くらい想定質問を作成し、それぞれの回答を200字前後で用意していました。
先輩からその企業の面接で聞かれたことを教えていただいたり、就活サイトで「これを聞かれた」と紹介されている質問を調べたりしました。自分でもそのすべてに回答できるように対策をおこないました。準備したのは40問くらいです。実際の面接で、それらの内容を質問されるケースが多く、かなり効果的だと感じました。
ステップ⑤模擬面接で実際の流れを体験しフィードバックを受ける
面接本番でパニックに陥らないようにするためには、模擬面接の活用も非常に効果的です。実際の面接の流れを体験し、さらに面接官役からフィードバックをもらうことで、自分の良いところや問題点を客観的に理解できます。
模擬面接をおこなう際には、なるべく本番と同じ雰囲気で取り組めるように準備するのがおすすめです。いきなりキャリアセンターなどで依頼するのは不安だという場合は、友達同士で1回実施してみるのも有効です。面接官役が親しい友人だと照れくさいかもしれませんが、しっかりと向き合って座り、面接本番と同じ声のトーンや口調でやりとりをおこないましょう。模擬面接は1回だけで終わらせず、指摘された内容を改善しながら何度か繰り返すのがおすすめです。
「模擬面接をやって良かった」と思う体験談を教えてください。
私は友人と、キャリアセンターの方に模擬面接を依頼しました。第三者から深掘りしてもらうと、自分では思いつかなかったような質問も飛び出してきたので、やっておいて良かったと強く感じました。
先輩に面接役をお願いして模擬面接を受けました。うまく言語化できていない部分が明らかになり、それをどうやって説明すればいいのかを一緒に考えてもらうこともできたので、とても有意義だったと思います。
「面接がボロボロだった」と落ち込んでいる人へ|先輩たちからのエールをお届け
「面接がボロボロだった」と感じた経験のある学生は多いです。面接官の質問にうまく答えられなかったり、緊張で言葉に詰まってしまったり、焦って的外れな回答をしてしまったり……反省点は多岐に渡ることでしょう。
しかし、終わってしまった面接について悩むより、次の面接に向けて前を向くことのほうが大切です。ここでは、かつて「面接がボロボロだった」と落ち込んだものの、その後無事に内定を勝ち取った先輩たちからのエールを紹介します。
面接でボロボロになることは、誰しも経験するものだと思います。重要なのは、そこから何を学び、どう活かしていくかです。面接官との相性も影響するため、一度の失敗で落ち込む必要はありません。
面接後に、どういった質問に答えられなかったのか、どこを改善するべきか、しっかり復習しましょう。繰り返していくうちに面接がボロボロになる回数は減っていきます。改善点が見つからない場合には、模擬面接を受けてフィードバックを受けてみるのがおすすめです。きっと有益なアドバイスをもらえますよ。
ボロボロな面接だったと感じても、それを経験として学びに変えれば成長につなげられると思います。面接は、回数を追うごとに場慣れし、成長もしていくものだと思っています。今の自分から見れば、過去の面接はすべて未完成だと感じるくらいです。
いくら入念に準備をしたつもりで臨んでも、実際にどんな質問をされるかはその場にならないとわかりません。面接官との相性もあるでしょう。面接におけるミスというのは、ある程度は仕方のないものだと思います。重要なのは、一度したミスを繰り返さないようにすること。ボロボロな面接だったと感じたら、その原因を特定して対策し、次の面接に備えればいいと思います。
ボロボロ面接だったと思い込む必要はなし! 自信を持って次に備えよう
面接が終わった後で落ち込む気持ちは誰にでもあります。しかし、実際の評価は面接官次第です。本当に残念な結果に終わる場合もあれば、まさかの合格という可能性も大いにあります。
また、一度失敗してしまったことは、次回以降改善すれば問題ありません。「ボロボロだった」と思う面接の反省点を洗い出し、次の面接を受けるときには重点的にそのポイントを修正してみてください。失敗は成功のもとであることを忘れずに「前回の反省を踏まえてこれだけ準備したのだから、今回は同じ失敗をしないぞ」と、自信を持って面接に臨みましょう。
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面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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私は想定外の質問が来た際に慌ててしまい、自分でも何を言っているのかわからない回答をしてしまったときに「ああ、これはボロボロだ」と感じました。
原因は、自分の話の引き出しが少なかったことです。一通りの準備をして、具体的なエピソードなども用意したつもりでしたが、予想していなかった質問が来るととっさに答えが浮かばず苦労しました。自分のエピソードに関して、その行動を選んだ理由やそこから学んだことなど、幅広いコメントの引き出しを用意しておけばよかったと思います。