面接までにどんな事前準備をすべき? 就活生が実際にした準備を一挙公開
就活を本格的に始めたばかりという人の中には、「面接前にどんな準備をすれば良いかわからない」、そう悩む人もいるのではないでしょうか。
限られた時間の中で、自分の能力やポテンシャルを最大限アピールしなければなりません。面接をスムーズに突破するためには、事前の入念な準備が必須です。
この記事では、内定を勝ち取った先輩たちの体験談をもとに、面接の前にやっておくべき準備や心掛けたいポイントを解説します。これから面接を控えている人はぜひこの記事を参考にして、万全の準備を整えてくださいね。
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面接の準備は大きく2種類|「話す内容の掘り下げ」と「面接前後のマナー」
面接の前に必要な準備は、大きく2種類に分けられます。
1つ目は自己PRや志望動機など「話す内容の掘り下げ」です。自分自身を企業にアピールするための、いわば心の準備だと言えるでしょう。2つ目は「面接前後のマナー」です。服装や持ち物、会場への行き方、また会場に着いてから面接本番の流れといった、物理的な準備や表面に出るマナーのことを指します。
面接本番で力を発揮するためには、この2種類の準備を整える必要があります。それぞれの特徴を解説します。
「話す内容の掘り下げ」をおこない企業に自分をアピールする
面接では、限られた時間の中で、自分の魅力や企業への志望度を存分にアピールしなければなりません。そのためには、まず深い自己分析をおこない、自分の強みや価値観、これまでの経験やこれから取り組みたいことを整理する必要があります。多角的な視点から自分自身を見つめ直し、志望企業選びにも活用しましょう。
また、志望する企業についても入念な情報収集をおこない、その企業のどこに魅力を感じ、入社後どのように働きたいと考えているかを明確にする作業も重要です。企業のWebサイトやパンフレットだけでなく、OB・OG訪問や説明会、カジュアル面談の機会などを通じて、より具体的な企業情報に触れておけば、質の高い志望動機を述べられるでしょう。
面接で志望動機を伝える際の適切な長さを事前に理解をしておくと、より準備がしやすくなるかもしれません。次の記事で解説しているので、こちらも併せて読んでから、話す内容の掘り下げを行ってみてくださいね。
面接で志望動機を伝える際のベストな長さとは|内定者のリアルを調査
「面接前後のマナー」を確認して確実に好印象を残す
面接に関する物理的な準備も大切です。当日着用するスーツや持っていくカバン、メモ帳や腕時計などは、前日までに余裕を持って準備しておくのがおすすめです。提出書類など志望先企業によってそれぞれ異なる準備が必要なケースもあるため、面接案内のメールやサイトのメッセージは丁寧に読むよう心掛けましょう。
また、会場までのルートを前もって確認し、余裕を持って到着できるようスケジュールを立てておきましょう。交通系ICカードを使うのであれば、残額の確認も必須です。そして会場に着いてから立ち居振る舞いで迷わないために、面接向けのビジネスマナーを学んでおくことも面接準備の一環だと言えます。
こういった準備を万全に整えることで、余裕を持って面接に臨めるようになります。遅くとも前日には準備が完了するように、早めの行動を心掛けましょう。
面接の練習方法について知りたい人の中には、早期で内定を獲得したいと思っている人もいるのではないでしょうか。次の記事では、早期内定を獲得するコツを紹介しているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
内定者が教える! 早期選考に乗り遅れないための注意点と必須対策
内定者たちに聞いた!面接で自分をアピールするために「やってよかった準備」
面接で自分をアピールするための準備には、さまざまな方法があります。ここからは、実際に内定を獲得した先輩たちに、面接対策として「やってよかった」と感じる準備について聞いてみましょう。
先輩たちの声から「これは自分もやった方が良さそう」と感じたものをぜひ取り入れて、実際の準備に役立ててみてくださいね。
「自分を一言で表すとこんな人間です!」というイメージを定めておき、面接の回答でも一貫性を保つように意識していました。
面接で頻出の質問を事前にリサーチし、自分ならどう答えるか頭の中に用意しておきました。なるべく多くの引き出しを自分の中に準備しておくことを心掛けました。
事前にOB・OG訪問をおこない、社員のキャリアパスを把握しておくようにしました。聞いた話はただ参考にするだけでなく、逆質問のテーマとしても活用しました。
長期インターンシップに参加しました。現場社員とかかわりながら実際の業務に触れたことで、企業理解が深まり入社後のイメージもより明確になりました。自分の強みもはっきり見えたので、自信を持って具体的にアピールしやすくなったと感じています。
この記事を読んでいる人の中には、これから一次面接に臨むという人もいるでしょう。面接の第一関門ともいえる一次面接突破のコツを、数々の面接を経験した人たちのリアルな体験談から学びましょう。
一次面接通過のコツを経験者が語る! リアル成功・失敗談付きで解説
次の記事では、面接で緊張しない方法について解説しています。やるべき事前準備のヒントが隠れているかもしれないので、併せてチェックしてみてくださいね。
面接で緊張しない方法11選|先輩たちのリアルな体験談付きで解説
Zoomを使ったオンライン面接での事前準備は、好印象を残ための大切な準備ではないでしょうか? 次の記事では、オンライン面接ならではの、事前準備について徹底調査しました! 気になる人は、チェックしてみてくださいね。
Zoom面接を通過するコツ|体験談から学ぶ事前準備や注意点
面接本番で慌てないために! 企業研究で明らかにすべき4つのポイント
面接で自分を適切にアピールするためには、志望先企業についての深い理解が欠かせません。企業研究を徹底的におこなえば「なぜこの企業で働きたいのか」という問いに対して説得力のある答えを用意することができるでしょう。
ここからは、企業研究を進めるうえで特に重要な4つのポイントを解説します。これらの項目をしっかり押さえておけば、本番で慌てることなく、自信を持って面接を受けられますよ。
①志望先企業の基本的な沿革
「沿革」とは、企業の設立から現在にいたるまでの歴史のこと。志望先企業がどのような歴史を歩んできたのかを知ることは、企業研究の第一歩です。
企業の沿革を調べると、主に以下のような内容がわかります。
・創業者の思いや理念
・その企業がおこなってきた事業や発展の経緯
・企業の強みやアイデンティティーと、それらがどのように作られてきたか
・社会情勢の変化に対する企業の考え方や具体的な対応
こういった情報から、その企業が持つ価値観や特徴を把握できるので、志望動機の参考にしましょう。沿革に関しては、企業のWebサイトや会社案内で確認できます。一般的に企業沿革は「企業情報・会社概要」「IR情報」といったメニューから見られるので、チェックしてみましょう。
②志望先企業の経営理念・モットー・クレド
経営理念やモットーに共感できる企業を選ぶのも、就職活動においては重要です。方向性や指針にまったく共感できない組織で、中長期的にやりがいを持って働き続けることは難しいでしょう。
経営理念はその企業の存在意義や目指す姿を表すもので、モットーとは企業の価値観や社員の行動指針を簡潔に表現したものです。最近は「クレド」を掲げる企業も増えています。これは経営理念やモットーを社員一人ひとりの行動指針まで落とし込んだ、より具体的なフレーズです。
経営理念やモットー、クレドを知ると、企業の価値観や社員にもとめられる行動・態度を把握できます。自分の価値観との共通点を見つけられれば、より説得力のある志望動機につなげられるでしょう。
③志望先企業が取り扱っている製品・サービス
企業研究をする際に欠かせないのが、志望先企業が具体的におこなっている事業内容への理解です。どのような製品やサービスを提供しているか、どのような点で他社との差別化を図っているかを知れば、企業の強みや特徴を把握できるでしょう。
・主力製品・サービスの具体的な内容
・競合他社とどのように差別化をおこなっているか
・業界内でのポジションや今後の展望
取り扱っている商材は、企業のWebサイトや会社案内、IR資料などで確認できます。また、ニュースリリースや事業報告書からも最新の情報を読み取れるでしょう。
④社風ともとめる人材
社風やもとめられる人物像もチェックしておきましょう。実際の雰囲気や働く人々の傾向を理解しておけば、入社後のミスマッチを防げる可能性がアップします。
たとえば以下のような情報から、企業の雰囲気をつかめます。
・社員インタビューや座談会の内容
・SNSなどで発信される社員の声
・職場見学やインターンシップでの実際の体験
・就職・転職情報サイトでの口コミ
社風やもとめられる人材のイメージを理解すれば、自分がその企業に適しているかどうかある程度判断できます。「自分らしく働ける企業かどうか」という視点を持って、企業研究をおこないましょう。
面接を受けるにあたって企業研究はどれくらいおこないましたか?
口コミサイトを最大限活用しました。ただし、すべてを鵜呑みにするのではなく、内容の信ぴょう性については慎重に見極めるよう意識していました。
企業の統合報告書を参考にしたり、OB・OG訪問をしたりしてなるべく幅広く調べました。
企業の理念やビジョンを調べるだけでなく、OB・OG訪問をおこない実際に働いている方から話を聞くようにしていました。企業を知るには現場の声を伺うのが最も効果的だと考えたからです。
企業研究をして、企業への理解を深める前にぜひこちらの記事も読んでみてください。内定者たちが実際に「明らかにすべきだ」と感じたポイントも紹介しています。
企業分析の4つの極意|経験者に聞く効果的なやり方と活用方法
面接前に徹底しよう! アピールポイントを洗い出す4つの自己分析法
面接で自分をアピールするためには、事前の自己分析が欠かせません。自分のこれまでの経験をベースに強みや価値観を整理し、質問に対して一貫性のある答えを返せるようにしておきましょう。自分の強みが、企業のもとめる人物像とどのようにマッチするのかを理解しておけば、自信を持って面接に臨めますよ。
ここからは、代表的な自己分析の方法を4つ紹介します。自分に合いそうと感じた方法から取り組んでみてください。
より詳しい自己分析のやり方については、以下の記事で解説しています。実際に自己分析をおこなう際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
①自分史を作ってこれまでの経験を振り返る
自分史とは、これまでの人生を振り返り、重要な出来事やそのときの感情を年表形式でまとめる自己分析法です。「幼少期・小学校・中学校・高校・大学」のように時期を区切って、それぞれの時代のことを振り返ってみましょう。
自分史を作成すると、自分がどのような環境で育ち、どんな経験を積み重ねてきたのかを俯瞰的に見ることができます。そこから共通する自分の強みや「ここだけは譲れない」という価値観を理解できるので、就職活動で何を重視するかの指針にもなるでしょう。
②マインドマップで思考や強みを整理する
マインドマップは、自分の思考を整理するのに有効な手段のひとつです。まずは中心にキーワードを書き、そこから連想した項目をどんどん枝のように派生・分岐させていきます。連想ゲームのような形で気軽に取り組むことができるうえに、視覚的に全体を捉えやすく、取り組む人も多いです。
たとえば長所を見つけたいのであれば「頑張ったこと」といったテーマを設定し、過去に努力した経験やそのときの感情を書き出していきます。就職活動の軸について考えたい場合には「これまでに夢中になれたこと」「得意なこと」などを振り返ってみると良いでしょう。見えてきた自分の強みとそれに付随するエピソードは、自己PRなどで活用できます。
マインドマップは手書きで作成しても構いませんし、MindMupやXmindなどの無料で利用できるオンラインのツールを活用するのも効果的です。
③モチベーショングラフを作って価値観を把握する
モチベーショングラフは、これまでの経験とそのときの感情を明らかにし、自己分析をおこなう手法です。横軸を時間、縦軸を感情とし、これまでどんなときに気持ちが上がったか、あるいは下がったかを折れ線グラフのように書いていきます。
モチベーショングラフを作成すると、自分がどのようなことを嬉しいと感じ、どのようなことを辛いと感じるのかが理解できるようになります。たとえば努力して何かを達成したときに大きな喜びを感じる人もいれば、友人や仲間たちと協力する活動がもっとも楽しいと感じる人もいるでしょう。自分のモチベーションの根源を理解すると、自分に合う企業探しもしやすくなりますよ。
④診断ツールを使って思考の傾向を知る
インターネット上にある自己診断ツールを活用して自己分析をおこなうことも可能です。PCやスマートフォンから利用できるので、ちょっとした移動時間や空き時間にも取り組めます。診断ツールには一般的な性格診断もあれば、就活サイト内の就職活動に特化したものもあります。興味を持ったものをいくつか試してみましょう。
診断ツールの例
・My Analytics 就活サイト内にある診断テスト。36問の質問に答えると、向いている職種を診断してくれる
・16personalities いわゆるMBTI診断。60問の質問に答えると、16種類の分類からあなたの性格に最も近いものがわかる
・エニアグラム 1950年代からある伝統的な性格診断。性格の傾向を9種類に分類できる。質問は全部で90問
・エムグラム 「超精密性格診断テスト」を掲げている性格診断。性格の中で特に際立つ特徴を8つ提示してくれる
周りからの印象を聞かれた際も、アピールする機会になるかもしれません。アピールできる回答方法を知りたい人は、次の記事もチェックしてみてくださいね。
自分に関する3つの質問の準備|現役就活生は面接でどう答えた?
面接で必ず聞かれる「自己紹介」「自己PR」「ガクチカ」。面接の中でも最序盤に聞かれるため、面接官からの印象を大きく左右する重要な質問だと言えます。しっかりと準備して臨み、自分の魅力を存分にアピールするチャンスとして活用したいですね。
ここからは、先輩たちが面接で実際に答えた例文を取り上げながら、それぞれのポイントを解説します。
①自己紹介
自己紹介は面接の冒頭でおこなうのが一般的で、最も重要なパートのひとつであると言えます。限られた時間の中で自分をしっかり印象付けられるよう、効果的な自己紹介を心掛けましょう。
学校名・学部学科名・氏名といった基本情報に加え、自分の強みを伝えられるようなエピソードを簡潔に付け加えたり、志望先企業への熱意を手短に述べたりすると効果的です。
この記事は、面接での自己紹介について解説しています。「1分で」「簡潔に」など、指定されると難しく感じてしまうこともありますよね。そんなケースにも対応するためのコツを体験談から学びましょう。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
企業への熱意をより伝わりやすくする方法の一つとして、身振り手振りをつけることが挙げられるでしょう。次の記事では、注意点とともに身振り手振りについて解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
面接で身振り手振りが有効な5つのタイミング! 内定者の体験談付き
②自己PR
自己PRでは、自分の長所や強みを具体的なエピソードとともに説明します。強みを発揮した経験を通して、どのような成長をし、今後働く中でどう活かしていきたいかを意識して話す内容を構成してみましょう。
自己PRの内容を考える際には、志望先企業の理念やモットーを確認するのがおすすめです。どのような強みを持つ学生が歓迎されそうか想像し、なるべくマッチしそうなエピソードを述べましょう。
自己PRを作成する前に、ぜひこれらの記事も読んでみてください。「自己PRで書くことがない」と悩む人も多いはず。内定者の体験談からアピールポイントの見つけ方をチェックしましょう。
自己PRがない人必見! 内定者が語る強みの見つけ方|例文7選
自己PRの書き出し方とは|内定者が考えた傑作書き出しを紹介
長所と短所を聞かれたときのアピール方法について知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
③ガクチカ
ガクチカは、学生時代に特に力を入れて取り組んだ活動について、その内容や成果、得られた学びについて説明する項目です。初対面の相手にも状況が伝わるよう、時系列に沿って具体的に説明するのがポイントです。スコアや順位、金額など具体的な成果がある場合には、数値も盛り込むとイメージしやすくなります。
自分が学生時代に努力してきた経験を、今後企業の仕事にどう活かしていきたいかという展望まで述べて、まとめましょう。
ガクチカを作成する前に、まずこの記事を読むのがおすすめです。選考突破した就活生のガクチカを参考にしながら、作り方やアピールにつながる伝え方を学びましょう。
先輩のガクチカ例文19選|ガクチカの作り方から書き方まで一挙解説
面接で自分に関する質問をされたときにどんなことを心掛けた?
面接の場では、自分をアピールしようとしてつい話し過ぎてしまう傾向があったので「これはあくまでもコミュニケーションの場だ」ということを意識して、話す量をセーブするようにしていました。結論ファーストでコンパクトに話すことで、内容も伝わりやすくなったと思います。
また、志望動機などはもちろん企業によって変わりますが、ガクチカや長所・短所といったパーソナルな項目に関してはずっと同じ内容を話すようにしていました。面接を重ねるうちに話すのが上手くなりましたし、自己理解をさらに深める効果もありました。
企業理念が異なれば、もとめられる人材も変わってくると思います。そこで私は、事前に志望企業について深いところまでリサーチしてから、そこで働く自分を思い描く作業をしていました。企業理解を深めてからこの作業をおこなうと、自分の何を強みとしてアピールすべきか、過去の取り組みの中でどのエピソードがその企業にふさわしいかが見えてくるのです。
事前の情報収集を怠ってしまうと、面接で深掘りされた際に答えられずに慌ててしまいます。自己分析も大切ですが、企業分析にもしっかり時間を割く必要があると思います。
質問への回答は、1分30秒を超えないように心掛けました。タイムを測定するだけでなく、自分の声のトーンや話の伝わりやすさを確認するために、録音しながら練習するのがおすすめです。
自己紹介では自身の就活の軸と、志望先企業の経営方針や目指している方向性とを絡めるように意識しました。企業によって内容を変えた部分はもちろんありますが、私の場合は理念や社風の近い企業を中心に受けていたため、そこまで大幅な変更は必要ありませんでした。
基本的な質問に対して、どこまで詳細に伝えるべきなのかについても理解しておきましょう。次の記事で詳しく解説しているので、併せて読んでみてくださいね。
面接で簡潔に答えすぎるのはアリ? 就活経験者が教える適切な回答
最終面接に向けて、準備したいと思っている人は次の記事をチェックしてみてください。最終面接で実施に聞かれた質問例を紹介していますよ。
最終面接で合格する秘訣を解説|経験者が答えた質問14個も大公開!
リアルな回答例付き! 面接でよく聞かれる質問37選と答え方のコツ
面接ではさまざまな質問が飛び出します。実際の面接で聞かれるであろう質問を把握して、どのように答えるかあらかじめ準備しておけば、本番でスムーズに答えられるだけでなく緊張を和らげる効果も期待できます。
実際には業界や職種によって質問内容は多岐に渡りますが、今回は特に代表的な質問を37種類ピックアップしています。実際に先輩たちがされた質問とリアルな回答例も紹介するので、自分ならどう答えるか考えてみてくださいね。
こちらの記事では、就活生が実際に聞かれた面白い質問を紹介しています。ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
面接の面白い質問|内定者が実際に聞かれた内容と回答を徹底調査!
学生の性格や価値観に関する質問
面接では、学生の性格や価値観を深掘りするような質問がよくおこなわれます。企業側は面接を通して「同じ会社で働く新たな仲間」を探しているのです。自社の文化や雰囲気にマッチするかどうか、真剣に仕事に取り組めるかどうか、目の前の学生の人となりを知るために以下のような質問をしてきます。
・長所と短所を教えてください
・趣味や特技について教えてください
・今までで一番うれしかったことは何ですか
・今までで一番頑張ったことは何ですか
・これまでの人生で後悔していることはありますか
・周りからどんな人だと言われることが多いですか
・休日はどのように過ごしていますか
・座右の銘はありますか
・どのようなことに対してモチベーションが上がりますか
・つらいときはどのように乗り越えましたか
・チームやグループではどのような役割を担うことが多いですか
・学生時代、学業面で特に努力したことは何ですか
・学生時代、学業面以外に打ち込んだことはありますか
・学生時代のサークル活動について教えてください
このような質問に対しては、具体的なエピソードを取り上げながら回答しましょう。「実際のできごと→そのときの感情→ここから学んだことやその後心掛けていること」といった構成で答えると、内容がしっかり伝わりやすくなりますよ。
面接で聞かれた「性格や価値観に関する質問」の内容を教えてください!
「友人からどのような性格だと言われますか」という質問を受けました。努力家だと言われることが多いので、その通りに回答しました。
「周りからどのような人だと言われるか」「自分自身ではどのような性格だと思うか」といったことは、複数の企業で聞かれました。
「客観的に見て自分はどんな人だと思うか」や「周りからどういう人だと言われているか」を聞かれました。友人から行動力を褒められたエピソードを答えていました。
「友人からどういう人だと思われていますか」という質問をされました。また、価値観については「ストレスの発散方法」を聞かれた企業もありました。
「あなたは周りからどういう人だと言われますか」と聞かれたことがあります。私の場合は実際に友人から言われた「傾聴力がある」「話しやすい人柄だとよく言われる」という内容を回答していました。
「最後に一言ありますか?」と質問される可能性もあります。自由度が高い質問だからこそ、事前に準備をしていないと焦ってしまいますよね。次の記事で、解説しているので、何をアピールするべきなのか考えながら読んでみてください。
成功談から学ぶ! 面接の「最後に一言」ウケがいい回答とは
「長所を教えてください」という質問に対して、何をアピールすれば良いのかわからないと思っている人は、次の記事をチェックしてみましょう。長所の見つけ方について解説しています。
長所が思いつかない……就活を経験した先輩が伝授する見つけ方9選
性格や考え方を知りたい質問として、人間関係について聞かれることがあるかもしれません。そのなかでも、苦手な人などマイナスなことを答えるには、準備が必要でしょう。次の記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
厳選21例文|面接で苦手な人を聞かれたときの伝え方を内定者が伝授
どのようなものを座右の銘に選べばいいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。こちらの記事では、アピールポイント別に使える例文や就活の先輩の体験談なども紹介していますよ。伝えるときの注意点についても解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
座右の銘120選|就活の先輩たちが語る面接での効果的な伝え方とは
業界や企業への理解度を確かめる質問
志望している業界や企業の理解度を確かめるような質問も押さえておきましょう。業界や企業のイメージが曖昧な学生を採用してしまうと、その後のミスマッチにつながってしまうため、よく聞かれます。
面接の時点で完璧に業界や企業について理解しておくのは困難ですし、先方もそこまではもとめていません。ただ、手に入れられる情報は積極的に集め、自分なりの意見を述べられる状態にしておきましょう。
・なぜこの業界を志望したのですか
・この業界は今後どうなっていくと考えていますか
・この業界の課題は何だと思いますか
・競合他社ではなく当社を志望する理由は何ですか
・当社の強みは何だと思いますか
・当社の課題は何だと思いますか
・当社と競合他社との違いはどのような点にあると思いますか
・当社に対してどのようなイメージを持っていますか
・当社に入社したらどのように活躍したいと考えていますか
このような質問をされても焦らなくて済むように、事前の業界研究や企業研究は念入りにおこなっておきましょう。上記のような頻出の質問については、回答まで一度作成しておくと本番でも落ち着いて答えやすくなります。
学生の業界・企業研究の精度を確認するために、あえて高度な質問をする例もあるため、ときには答えられない場合もあるかもしれません。難問が飛んできた場合も、知ったかぶりはNGです。わからない場合には素直にわからないと答えてしまう勇気も必要ですよ。
「志望業界や企業の理解度を確かめる質問」はどんな内容でしたか?
「なぜこの業界を志望しているのか」「なぜこの会社を志望したのか」に加えて「この会社と競合他社◯◯との違いは何だと思うか」という質問をされました。
「なぜ大手や他の有名企業ではなく弊社を志望したのですか」と聞かれました。「大手では携われることが限られるため、何にでも挑戦させてくれる御社を志望しています」と答えました。
複数の競合他社の名前を挙げ、それぞれの特徴を聞かれたことがありました。また「弊社の営業部門の業務について説明してみてください」という質問をされたこともあります。
企業からの質問ではなく、逆質問のときに理解度をアピールしたことがあります。「私は◯年後に◯◯に携わりたいと考えていますが、実際にはどのようなキャリアを歩まれる方が多いでしょうか」という質問をし、それとなく企業理解ができていることのアピールにつなげました。
就職活動や労働観についての質問
現在の就職活動の状況や、どのような働き方をイメージしているかを尋ねる質問もよくおこなわれます。自社への志望度を探りたいという側面だけでなく、その学生がどれくらいの行動力や熱意を持って活動しているのかを知りたいという意図もあります。
・働くということにどんなイメージを持っていますか
・会社選びの軸を教えてください
・どんな人と仕事をしたい、あるいはしたくないと考えていますか
・仕事をするうえで最も重要なことは何だと思いますか
・別の業界の選考も受けていますか
・他社の選考状況について教えてください
・すでに内定は持っていますか
・5年後、10年後にどうなっていたいですか
・勤務地や配属についての希望はありますか
・希望の配属に就けなかった場合はどうしますか
・転勤の可能性がありますが懸念はありませんか
他社の選考状況や入社後の労働観に関する質問に対しては、自分の考えを率直に答えましょう。
志望順位に関しては面接中の企業に配慮しても良いですが、それ以外の部分を取り繕ったりごまかしたりすると、その後の選考で話の食い違いを起こす危険性があります。一貫性のない回答を防ぐためにも、正直に思いを伝えましょう。
面接で就活状況に関する質問をされたことはありますか? エピソードを教えてください!
最終面接に近付けば近付くほど他社の選考状況を聞かれる傾向がありました。実際には複数業界の企業を受けていましたが、面接の場では同業界の企業についてだけ述べ、一貫性を示すように意識していました。
他社の選考状況に関する質問や「複数社から内定をもらった場合には、どのような視点で入社する会社を決めますか」といった質問をされました。
「ここで内定を出したら確約してくれますか」と聞かれたことがあります。第一志望だったので、そのつもりであることを強く伝えました。また、他に内定が出ている企業の有無も尋ねられたので、正直に「他にも内定はあります」と答えました。
選考中の企業の数や内定の数を質問されました。回答したところ、そちらの企業の規模やどういった点に惹かれたかなども掘り下げて聞かれました。
「どんな業界を志望しているか」「他にどこの企業を受けているか」「他者と比較して弊社の志望度はどうか」といったことを質問されました。業界や他社の志望状況に関しては正直に伝え、志望度については「御社が第一志望です」と回答しました。
解説した通り、面接では仕事に関する価値観を問われることもあります。この記事を読んで、「なぜ働くのか」について考えてみましょう。先輩社会人たちの考えも、きっと参考になるはずです。
「なぜ働くのか」社会人に聞いてみた|体験談で見つける働く理由
時事問題に関する質問
最近のニュースなど時事問題に関する質問をする企業も多いです。社会の動きに関心を持つことは、社会人として当たり前だと考える企業も少なくありません。また、どういったニュースに関心を持っているかを聞くことで、その学生の興味関心や問題意識を探りたいという意図もあります。
たとえば、以下のような質問です。
・最近気になっているニュースについて教えてください
・ニュースはどのような形でチェックしていますか
・普段新聞は読みますか
就職活動のためだけでなく、1人の社会人としてビジネスや社会に関する知識を深めるためにも、ニュースをチェックする習慣をつけておくのがおすすめです。
面接で回答する際には、気になったニュースの内容だけではなく、なぜそのニュースが気になるのか、そのニュースに対して自分はどう思うのかまで話せるようにしましょう。業界によっては、そこに関連したニュースを選ぶのも効果的です。
時事問題に関して、どんなことを聞かれましたか? 事前に対策はしていましたか?
実際に面接で時事問題を聞かれたことはありませんでしたが、ニュースは見るようにしていました。面接で聞かれたときに備えて、ただ眺めるだけでなく、自分の感想も一緒に考えるよう心掛けていました。
IT業界を志望していたため、常に市場動向を把握し、新製品や新技術に関する知識を更新するようにしていました。
私は日経新聞を読んでいます。面接では何度か気になっているニュースについて聞かれたことがあります。選考に深くかかわる質問というよりは、こちらの興味関心のベクトルを探っているような印象でした。
面接を受けていて「これは聞かれたくないな」と感じたことはある?
ちなみに、面接中質問をされる中で「ちょっとこれは聞かれたくないな」と感じたことはありますか?
製薬業界の面接で、女性としてのキャリアプランについて質問されたことがあります。「出産や育児もある中で、先ほどあなたが述べたキャリアをどのように実現しようと思っていますか」という内容でした。企業の意図もわかるのですが、出産や育児をする前提で聞かれたことに少し違和感を覚えました。
面接で、「最近のニュースで気になっているものはなんですか」と聞かれたときにおすすめの答え方を解説しています。就活生たちの体験談がきっとヒントになりますよ。
皆が面接で答えた「気になる最近のニュース」とは|業界別例文付き
面接での質問に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。面接ではどのような質問をされるのか、先輩たちがどのように回答したのか、さらに知りたいという人はぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
本気度が判断される! 面接における逆質問の準備方法とOK・NG質問例
面接の終盤に「何か質問はありますか」と面接官から学生に質問を促す場面があります。この「逆質問」は、学生側が企業に質問できる貴重な機会です。ここでの質問内容によって、面接官の学生への印象が大きく変わります。何を質問するかも学生次第なため、効果的な逆質問をおこなえば強力な自己アピールにもつながるのです。
ここからは、企業側に良い印象を残せる逆質問の例と、避けた方が良い例をそれぞれ具体的に紹介します。志望先の企業にマッチした逆質問をおこなえるよう、しっかりチェックしてくださいね。
逆質問で好印象を与える質問10選
まずは良い逆質問の例から紹介します。逆質問で良い印象を与えるためには、企業研究をじっくりおこなったうえで、事業内容や今後の方針に関する質問をすると効果的です。また、入社後のキャリアパスに関連する質問をするのも、実際に働くイメージを持って面接に臨んでいると判断してもらえるためおすすめです。
・御社の中期経営計画に「◯◯」という目標が掲げられているのを拝見しました。その達成に向けて、具体的にはどのような施策を実施されていますか。
・御社の強みである「◯◯」を今後さらに伸ばしていくために、どのような取り組みを考えていらっしゃいますか。
・現在◯◯という事業に関心があるのですが、今後◯◯に力を入れていく予定はありますか。
・営業職として入社した場合のキャリアパスについて、実例も踏まえて教えていただけますか。
・入社後はなるべく早く活躍できるようになりたいと考えています。若手社員の育成について、御社ではどのようなシステムを採用されていますか。
・御社の製品である◯◯について、ユーザーの反響はいかがでしょうか。今後の展開について教えていただけますか。
・御社はグローバル展開を積極的に進めていらっしゃいますね。私もいずれは海外で活躍してみたいのですが、海外営業の担当者になれる可能性はありますか。
・御社の社風や組織文化について、◯◯さんから見てどのような特徴があるとお考えですか。
・御社のCSR活動に興味があります。特に力を入れている取り組みについて教えていただけますでしょうか。
・◯◯業界内における御社の強みは何だとお考えですか。また、今後その強みをどのように活かしていく予定でしょうか。
このように、事業内容や経営方針に関する質問を的確におこなうと、面接官から「この学生は自社への志望度が高い」と感じてもらえる可能性が高まります。
また、自身のキャリアについても具体的にイメージしていると示せば、その企業で長く働きたい意欲を持っていると判断してもらえるでしょう。
面接のときに、どんな逆質問をしましたか?
面接官の方のキャリアや人生観についての質問を積極的におこないました。相手も人間ですから、本人のことを聞かれる方が話しやすく、嬉しいのではないかと考えたからです。
「御社が今後取り組む新規事業があれば教えてください」という質問をしていました。Webサイト等では公開されていない情報まで聞くことができて有益でした。
「最近気になっているニュースはありますか」と聞きました。社員の方が日頃どういうニュースにアンテナを張っているかという情報から、その企業の今後の展望を推察できるのではないかと考えたからです。
面接官のキャリアについて質問しました。どのようなキャリアを歩んできたのか、なぜその道に挑戦しようと思ったかといった内容を率直に教えていただけました。
人事部の方が面接官だったので、その企業の人事関係について質問しました。特にダイバーシティや女性の活躍に関する仕組みづくりについて詳しく調べておき、重点的に聞きました。面接日直前に発表されたレポートにも目を通しておいたのは「さすがですね」と褒められ、丁寧に回答していただけました。
逆質問で避けた方がいい質問10選
逆質問の場で聞くのにふさわしくないとされる質問もあります。働き方に関する踏み込んだ質問や、企業の機密情報にかかわるような質問、面接官のプライバシーにかかわる質問は控えておきましょう。
・残業の平均時間はどれくらいですか。
・昇給や賞与の実績について教えてください。
・年間の離職率はどれくらいですか。
・月の平均残業時間が◯時間を超える社員の割合はどれくらいですか。
・今期の売上目標を教えてください。
・◯◯事業から撤退するとの噂を耳にしましたが本当ですか。
・有力な競合他社に◯◯社がありますが、どのような対抗策をお考えですか。
・御社の株価が下落傾向にあるようですが、その原因は何だとお考えですか。
・◯◯さんは勤続何年目で、年収はいくらくらいですか。
このような質問をしてしまうと、面接官の心証を損ね、失礼な学生だと思われたり、「待遇のことばかり考えているのかな」と感じられるおそれがあります。
内容によっては前向きな表現に変えれば許容されるものもありますが、基本的には避けておいた方が無難です。企業側が「この学生をぜひ採用したい」と目を光らせるような逆質問を心掛けたいですね。
逆質問については、以下の記事でも詳しく解説しています。実際に内定者が面接中に聞いた質問も紹介しているので、ぜひ面接前にチェックしてみてくださいね。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
やっておけばよかった! 好印象につなげる面接準備
ここでは、面接で好印象を持たれるために、事前にやっておくべき準備について説明します。先輩たちの「もっと早くから取り組んでおけばよかった」という生の声を紹介するので、参考にしてみてください。
第一印象から面接後のお礼の連絡まで、面接には多くの場面があり、それぞれに押さえるべきポイントがあります。まんべんなく準備をおこなうだけでも、他の学生より一歩前へ進めますよ。
面接前に「これも準備しておけばよかった!」と思ったことを教えてください!
大学の就活支援センターで、自立式カバンを用意するようにすすめられました。面接当日に大雨で床が濡れていたことがあったのですが、言うとおりに準備しておいたおかげで、コートや折り畳み傘を入れても安定していて大助かりでした。
面接会場のある建物に入る際には、マフラーはもちろんコートも脱いで、腕にかけて持つということを知りませんでした。面接対策だけでなくビジネスマナーも学んでおく必要があったと反省しました。
役員面接の際に準備不足を感じました。担当者の著書を読む、SNSでの発信に目を通しておくといった準備をしておけばよかったなと思いました。
スーツやかばんはきちんとしたものを準備すべきだと思います。私はオンライン面接が多く、一度しか対面での面接を受けませんでした。会場に行って初めて周りの人の持ち物を見たときに、みんなこだわって選んでいることがわかり、安物で済ませてしまったのを後悔しました。
面接の基本的な流れを確認しよう|場面ごとに必要なマナーもチェック
面接には、受付から退出後まで、一連の流れがあります。それぞれの場面で必要なマナーや意識すべきポイントを理解し、しっかりと準備しておきましょう。
ここからは、面接の基本的な流れについて解説します。それぞれの場面での具体的な振る舞い方についても先輩たちの体験談とともに紹介するので、自分が面接に参加するシーンを想像しながら読んでみてくださいね。
面接の流れについては以下の記事もぜひ参考にしてみてください。内定者が実際に経験した面接の流れを紹介しています。
面接の流れ|基本の流れからレアケースまで体験談付きでマナーを解説
①受付前
面接会場には余裕を持って到着しましょう。遅刻が厳禁であるのは言うまでもありませんが、かといってあまりに早く着いても先方に負担をかけてしまいます。
目安としては、面接開始時間の30分前に会場付近に到着し、10分前までには受付を済ませるのがベストでしょう。公共交通機関を利用する場合には、遅延も考慮して余裕を持ったスケジュールを組んでおくのがおすすめです。
面接当日はどれくらいのタイミングで会場に着くようにしていましたか?
現地周辺には30分以上前に着くように意識していました。万が一電車が遅延しても大丈夫なようにゆとりを持って行動し、問題なく着いた場合は近隣のカフェなどで待機するようにしていました。
最寄り駅には20分前までには到着しておき、お手洗いなども済ませたうえで、面接会場には10~15分前に到着するようにしていました。
現地には20分前に着くようにしていました。最寄り駅から会場までが遠い企業もあったので、早めの行動が大切だと思います。
面接会場には何分前に行くのが良いのか迷う人も多いのではないでしょうか。この記事では、現役就活生たちに、実際に自分が経験した面接についてエピソードを教えてもらいました。ぜひ参考にしてみてください。
面接は何分前に行くのが正解? 就活生に聞く当日の到着時間
②受付時
受付では、明るく元気な声で担当者に挨拶をしましょう。「◯時からの面接で参りました、◯◯大学の◯◯と申します」と簡潔に名乗るのがマナーです。
氏名や学校名は、はっきりとスムーズに言えるように練習しておきましょう。基本的に学部・学科名まで名乗る必要はありません。また、予約確認の書類を見せる必要があったり、受付の際に履歴書の提出がもとめられたりする企業もあります。事前の案内メールなどをしっかり確認しておきましょう。
③待機中
受付を済ませたら、指定された場所で静かに待機します。他の学生と一緒になることもありますが、雑談は控えめにし、面接に向けて心を落ち着かせながら待つようにしてください。
待機中とはいえすでに選考の場です。リラックスすることも重要ですが、姿勢や服装は崩さないよう注意が必要です。面接官や他の社員から見られているのだという意識と、適度な緊張感を忘れずに過ごしましょう。
面接の待機時間はどのように過ごしていましたか?
待機時間は、常に「誰に見られているかわからない」という緊張感を持ち、社会人として恥ずかしくない姿勢を心掛けていました。
提出したエントリーシートを読み返したり、OB・OG訪問や座談会で伺った話の内容を書き留めていた就活ノートを見たりしていました。
私は志望動機などをまとめたノートを読み返したり、落ち着くように深呼吸をしたりしながら過ごしていました。
④入室時
面接官からの指示があったら、いよいよ入室です。ドアを適度な力で3回ノックしてから「失礼します」と一言添えて入室します。ドアを閉めるときには、極力相手にお尻を向けないように意識するのがコツです。慣れないうちは難しいので、事前に自宅や学校で練習しておくと良いでしょう。
入室の際には、姿勢を正し、まず面接官の顔を見て目を合わせるのがおすすめです。そのまま笑顔で挨拶をすれば、第一印象をより良いものにできます。着席は面接官から「どうぞおかけください」と言われてからするようにしましょう。
面接で入室する際に一番大切なポイントは何だと思いますか?
ノックの回数やお辞儀のタイミングといった一般的なマナーに加え、笑顔であることを強く意識していました。明るく自信を持った第一印象にしたかったからです。
第一印象が大切だと思ったので、笑顔でニコニコしながら入室するよう心掛けていました。
堂々と挨拶することを心掛けました。入退室のマナーは覚えることが多くて内心不安でしたが、表情に出さないよう必死でした。
⑤面接の最中
面接中は、面接官からの質問に真摯に耳を傾け、明瞭な口調ではっきりと受け答えをしましょう。緊張して早口になってしまう学生が多いので、なるべくゆっくり話すことを心掛けるのがおすすめです。
面接の間は常に良い姿勢を保ち、なるべく面接官の目を見ながらやりとりを進めましょう。目を見るのが苦手な人は、相手の顎やネクタイ付近に目線を固定すると、不自然な印象を与えずに済みます。
回答を伝えるときには、結論ファーストを意識します。まず「はい、◯◯です。」と答えの中心を述べ、その後具体的なエピソードや根拠を付け加えるように話すと、言いたいことが相手にもよく伝わりますよ。
面接中のマナーについて特に意識していたことは何でしたか?
聞き取りやすい速度で、はっきりとした口調で答えるように努めました。面接官に自分の回答を聞き返されるのは印象が悪いと思い、避けたかったからです。また、なるべく笑顔を心掛けていました。
複数の面接官がいる場合は、全員の顔を見ながら話すようにしていました。また、先方が話している間には話者の目を見て笑顔で相づちをうつことを心掛けました。
最も意識したのは、回答を極力シンプルにすることです。ゼミの研究内容など専門的な話はなるべく一般的な表現に言い換え、先方から「◯◯とは何か」と聞かれる時間を作らないように努めました。また、Web面接では面接官がPCでメモを取っている様子が見られたので、タイピングのスピードを考慮しながら話すようにしました。
先方の話を聞くときの、相槌の仕方に気を付けていました。相手は目上の方なので「うん」ではなく「はい」や「ええ」を使って相槌をうつように注意しました。
企業によっては、オンラインで実施される面接もあるでしょう。次の記事では、Web面接について解説しているので、気になる人は読んでみてくださいね。
Web面接を完全制覇|経験者が教える対策・マナー・トラブル対処法
⑥退室時
面接官から「本日はこれで終了です」「ありがとうございました」と言われたら、面接は終了です。一礼して「ありがとうございました」と伝えてから、立ち上がり退室しましょう。
退室する際にもドアの前で姿勢を正し、面接官の顔を見ながら「失礼いたします」と告げ、お辞儀をしてから退出します。ドアは静かに閉めるよう心掛けてください。
企業によっては、面接官が面接室の出口やエレベーター前まで見送ってくれる場合があります。わざわざたくさん話しかける必要はありませんが、別れ際には改めて「本日はありがとうございました。失礼します」と笑顔で気持ちの良い挨拶をしましょう。
⑦退室後
面接が終わった後は、担当者にメールでお礼を送るのが望ましいです。理想は当日の営業時間中に送ることですが、時間帯によっては翌日でも構いません。面接の機会をいただいたことへの感謝と簡単な感想、そして入社への意欲を簡潔に伝えましょう。電話は先方の業務時間を削ってしまうので、避けたほうが無難です。
この後にお礼メールの例文も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
また、帰宅後には自分の受け答えを振り返り、良かった点と反省点を洗い出すのも重要なポイントです。なるべく記憶が鮮明な間に、思ったことを率直に書き出しておきましょう。次の面接の前に見直せば、同じ失敗をする確率をぐっと減らすことができますよ。
内定者直伝! 面接で緊張しがちな人へのアドバイス
面接後半、自分の回答に対する深掘りが増えてきた局面で最も緊張しました。ほとんどの企業は最初のうちは和やかに話しかけ、こちらの緊張をほぐしてくださる印象があります。そのため私も序盤で緊張することはあまりありませんでした。しかし後半になると、こちらの考えを深いところまで聞き取ろうと面接官からの深掘りが始まるので、緊張してしまう場面が多かったです。
焦ったり緊張したりする場面はありましたが、深掘りされるということは、興味を持ってもらえているのだと前向きに捉えるようにしていました。焦らず落ち着いて答えるために、回答の引き出しをたくさん用意しておくのが重要だと思います。鋭い質問もあるかもしれませんが、相手の質問内容をよく聞いて、的確に答えられれば大丈夫です。
1つのエピソードに対して複数の角度から深掘りされたときには緊張しました。こちらの説明がわかりづらかったから聞かれているのか、私自身に興味を持ったから聞かれているのかが判断できず、非常に焦ったのを覚えています。
たいていの企業の方はアイスブレイクで簡単な質問から始めてくれますし、現場社員の方だと「面接官の側も実は緊張しているんですよ」などと言ってくれる場合もありました。面接に臨む際に過剰な緊張は必要なく、適度な緊張感だけ持っていれば十分だと思います。緊張をほぐす最適解はとにかく入念な準備です。どんな質問が来ても対応できると言い切れるくらい、しっかり時間をかけておくのがおすすめです。
面接時に緊張しがちで、不安な気持ちを抱いている人は、これらの記事をお守り代わりに読んでみてください。面接を乗り越えて内定を獲得した先輩たちが実際に試した緊張解消法や面接対策を確認しておきましょう。
面接で緊張しない方法11選|先輩たちのリアルな体験談付きで解説
内定者のアドバイス付き|「面接が怖い」を解消する3ステップ
当日慌てないために! 前日までに準備すべき面接会場へのアクセス
つい見落としがちですが実は重要な準備項目、それが面接会場へのアクセスの確認です。面接当日は誰だって緊張するものです。そんな日に「会場にちゃんと行けなかったらどうしよう」「遅刻したらどうしよう」という不安を抱えてしまっては、本番でのパフォーマンスにまで影響しかねません。
ここからは、面接会場にスムーズにたどり着くためにやっておくべき準備を紹介します。当日慌てなくて済むように、これから紹介するものは前日までに完了させておきましょう。
面接当日に慌てないため、所要時間ごとに抑えておくべきポイントを知っておいても良いかもしれません。次の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
面接の所要時間や理想の到着時刻は? 面接時間に関する実態を調査!
公共交通機関のルートを調べておく
面接会場までの公共交通機関のルートは、必ず事前に確認しましょう。電車はバスの乗り換え、所要時間、運行ダイヤなどを調べ、具体的な計画を立てておくのがおすすめです。特に普段利用しない路線を使う場合には、ホーム番号などまでしっかり確認しておきましょう。
公共交通機関を使用した移動ルートは、乗換NAVITIMEやYahoo!乗り換え案内を使って調べると、かなり詳細な情報を得られるので便利です。スマートフォンで検索してスクリーンショットを撮っておけば、気になったときにサッと確認できますよ。
最寄り駅から会場となる建物までの道順を調べておく
最寄り駅から実際の面接会場となる建物までの道順も調べておきましょう。大体の所要時間や、目印となる建物をいくつか覚えておけば、余裕を持って移動できます。
会場が生活圏内から近く、時間に余裕がある場合は実際に歩いてみて下見をおこなうのも良いでしょう。また、Googleマップのストリートビューで地図の上を「歩いて」みるのも有効です。道に迷って遅刻ギリギリ……といったトラブルを避けるために、道順は必ず調べておきましょう。
交通系電子マネーは事前にチャージしておく
交通系電子マネーを使うのであれば、残高確認とチャージを事前におこなっておきましょう。残高不足で引っかかってしまうと、単純に時間のロスとなるだけでなく、精神的にも動揺してしまいます。
移動にストレスがかかってしまうと、本番を迎える前にエネルギーを消耗してしまいます。落ち着いてスムーズに移動できるよう、早めの準備を心掛けてください。
オンライン面接の場合は端末と通信環境のテストをする
オンライン面接の場合にも、事前準備は必要です。使用する端末の調子や、通信環境のテストを忘れずにおこないましょう。指定のアプリをインストールし、実際に接続しても問題がないかを確かめます。可能であれば友人や家族に協力してもらい、イヤホンやマイクの音質にないことも確認しておきましょう。
また、オンライン面接中には以下のようなトラブルが発生する可能性もあります。あてはまる可能性のあるものがないかチェックし、もしあった場合には対策方法を考えておきましょう。
・リビングでならWi-fiの電波がよく入るが、自室に移動したら入りにくくなる
・リビングで面接を受けようと思っていたが家族の予定と合わない
・時間帯によっては部屋の照明だけでは薄暗くなってしまう
面接当日になってから慌てないよう、事前にさまざまな可能性を考え、解決しておくようにしましょう。
オンライン面接の練習法を詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでみてください。実際に顔を合わせられないからこその注意点や印象アップのコツを、体験談から学びましょう。もちろん、対面面接の練習法も詳しく解説しています。
面接練習みんなは何をした? 経験者から学ぶ効果的な練習法13選
面接の際の服装や持ち物は? 先輩たちの体験談と併せて解説
面接の際の服装や持ち物は、第一印象に大きくかかわる要素です。TPOに合わせた身だしなみを整えることで、誠実な姿勢や真剣さも伝わりやすくなります。ここからは、服装の基準や、身だしなみのポイント、具体的な持ち物などを詳しく解説します。
先輩たちの経験談も交えて、就活のリアルな事情を紹介するので、ぜひ参考にして準備してみてくださいね。
面接にふさわしい服装をチェック!
一昔前までは、面接では一律にリクルートスーツを着用するのが当たり前でした。しかし最近では、必ずしもスーツが必須ではない企業も増えてきています。今回は、特に迷うことの多い「スーツ以外」での面接について解説します。
「服装自由」と言われたとき
「服装自由」という指示があった場合には、清潔感のあるビジネスカジュアルスタイルを選びましょう。
メンズスタイルの場合は、ジャケットにチノパンやスラックス、インナーにはシャツやポロシャツを着用するのが定番です。
レディーススタイルの場合は、ジャケットにスカートやパンツ、ワンピースを合わせるのが無難でしょう。メンズスタイル・レディーススタイルどちらにしても、華やか過ぎないネイビーやブラック、ベージュといった色合いのアイテムを選ぶのをおすすめします。
面接の服装を自由としている企業では、現場の社員もスーツを着用せずに働いている可能性が高いです。企業のWebサイトやSNSに載っている写真で社員の服装をチェックし、テイストを合わせると、浮かずに面接に臨めますよ。
面接を前にして、いざ「私服でお越しください」と言われると動揺してしまう人も多いのでは。この記事では、面接の服装や身だしなみについて詳しく解説しているので、経験者がどんな服装で面接に臨んだのかを参考にしてみてくださいね。
面接の服装は実際何を着た? 失敗しない服装と状況別のポイント解説
「私服でお越しください」と言われたとき
ファッション業界やクリエイティブ職の面接では、私服を指定されるケースが見られます。この場合は学生のファッションセンスも選考の一環となっている可能性があります。
「私服でお越しください」と言われたからといって、私服であれば何でも良いというわけではありません。その企業の製品やサービスの雰囲気にマッチしたアイテムを選択しましょう。ある程度個性を打ち出しつつ、清潔感やフレッシュな印象を相手に持ってもらえるような服装を心掛けましょう。
IT関連の職種を受けたところ、ほとんどの企業で「カジュアルな服装で」という指示を受けました。カジュアルとはいえ、失礼のない節度のある服装を意識しました。また、服装が窮屈で本領を発揮できなくては困ると考え、動きやすく心地よい生地の服を用意しました。周囲の応募者も同じようなオフィスカジュアルでした。
ときには現場の社員の方々がスーツにノーネクタイというスタイルで仕事をされていて、学生の方がラフなスタイルだったこともあります。内心焦りましたが、それで評価が下がるようなことは特になかったようです。また、途中まではオフィスカジュアルで選考を受けていた企業も、最終面接にはスーツで挑みました。
IT業界を主に受けていたので、カジュアルな服装を指定されるケースが多かったです。中には「前後の予定に合わせた服装」というものもありました。私は一次面接や二次面接では普段使いの中から襟付きのシャツを選び、三次面接以降はオフィスカジュアルを意識した少しかっちりしたシャツを着用して参加しました。
最終面接でもオフィスカジュアルを指定する企業が多かった一方、中には当然スーツの着用をもとめる企業もありました。私は選考の過程で他の学生には会う機会がなかったので他の学生の服装は見ていませんが、基本的に各企業の指示に従えば大丈夫だと思います。
面接に適したかばんや時計とは
面接の際のかばんや時計は、身だしなみの印象を左右する重要なアイテムです。
まず、かばんについては、シンプルで上品なデザインのものを選ぶのがおすすめです。A4サイズの書類が問題なく入り、できれば地面に置いたときに自立するタイプのものが良いでしょう。
ある程度かっちりしたビジネスカジュアルの場合は、スーツのときと同じかばんを使えば基本的には問題ありません。よりラフな服装の場合には、なるべくシンプルでスタンダードなかばんを使いましょう。
時計を普段使用しない人も、就職活動の際に使う腕時計を1本は用意しておきましょう。革ベルトのスタンダードなデザインのものを用意しておけば、さまざまな場面で役に立つはずです。
スマートウォッチを普段使いしている学生も増えていますが、意図しないタイミングで通知が鳴ったり、画面が光ったりする可能性もあるので、面接の場では避けた方が無難です。スーツやビジネスカジュアルの服装に合う、シンプルなアナログ時計をおすすめします。
腕時計についてのエピソードを教えて!
普段は腕時計は使わないのですが、スマホの持ち込み不可という職場もあるため、インターンからは腕時計を持ち歩くようにしています。PCを扱う際に邪魔だと感じるので、腕にはつけずにポケットに入れておくことが多いです。
また、意外なところかもしれませんが、スマートフォンを忘れてトイレに行ってしまったときにも、腕時計が役立ちました。必ずしも腕時計でなければいけない、腕につけていなければいけないというわけではないかもしれませんが、スマートフォン以外の時計は用意した方が良いと思います。
私は面接に腕時計はしていきませんでした。もともと腕時計をする習慣がなく、面接時もなるべく普段通りの自分のままで過ごしたいと考えていたからです。時間の確認などはスマートフォンでおこなっていました。もちろんビルに入ってからは機内モードにし、かばんの中にしまっておきました。
ただ、インターン中や就職活動でのグループディスカッションの際にもスマートフォンで時間を確認していたので、見た目の印象を考えると腕時計を1本用意しておいても良かったかなとは思います。
グループワークでは、時間を確認することもあるので腕時計は必要かもしれませんね。次の記事では、グループワークでの進行手順や時間配分などについて紹介しています。気になる人は、チェックしてみてください。
グループワークで喋らない人にどう対処した? 経験者に徹底取材!
面接に必ず持っていくべきアイテム13選
まずは面接に必ず持参したいアイテムを紹介します。基本的には前日の夜までに準備を済ませ、当日は軽くチェックするだけの状態にしておきましょう。
面接に持っていくべきアイテムの例
・A4サイズが入るかばん
・エントリーシートや履歴書
・エントリーシートや履歴書のコピー
・筆記用具
・メモ帳
・印鑑
・ハンカチ・ティッシュ
・携帯電話
・会社案内などの資料
・クリアファイル
・交通系電子マネー
・現金
・腕時計
エントリーシートや履歴書、会社案内といった書類は、折れないようにクリアファイルに入れてからかばんに収納しましょう。書類のコピーを用意しておけば、直前まで自分の書いた内容を読み返し、面接本番のシミュレーションをおこなうことができます。
印鑑は提出書類に押し忘れたときに役立つだけでなく、面接会場で書類に押印をもとめられる場合があります。シャチハタ不可の企業もあるため、認印を用意しておくのがおすすめです。
持って行って良かったアイテム10選
ここからは、必須ではないものの「持って行って良かった」という声の多いアイテムを10種類紹介します。実際に役に立ったエピソードと併せて紹介するので「確かに」と思ったらかばんに入れてみてくださいね。
面接に持って行くと安心なものの例
・折りたたみ傘
・印刷した会場までの地図
・携帯用の鏡
・ヘアブラシ・くし
・エチケットブラシ
・モバイルバッテリー
・予備のコンタクトレンズ・眼鏡
・予備のストッキング
・歯磨きセット
・医薬品
さまざまな身だしなみグッズは、建物に入る直前の最終チェックで活躍してくれます。コンタクトレンズのトラブルやストッキングの伝線も、面接直前に起こるとパニックに陥ってしまいますが、予備を持ち歩けば安心です。
また、紙の地図があると、会場までの道がわからなくなってしまった場合に人に聞きやすくなるほか、スマートフォンの電池残量があやういときに、思いがけず役に立つ場面があるかもしれません。
これらのアイテムは、実際には使わないケースも多々ありますが、「かばんに入れてあるから大丈夫」という安心感を得られて、落ち着いて面接に臨める効果も期待できます。自分に必要だと思うものを厳選して活用しましょう。
面接のときに「意外と持って行って良かった」と思うアイテムを教えてください!
薬です。頭痛薬や胃腸薬、緊急用の下痢止めなどを1回分ずつ小さな袋に入れて持ち歩いていました。実際に現地に到着してから頭痛に見舞われた経験があり、持ってきて良かったと思いました。
使い捨てカイロです。冬場の選考だと、面接の会場が寒いと感じる場合がありました。スーツの中に忍ばせておくだけで温かさを感じられるのでおすすめです。
手のひらサイズの鏡は持って行って良かったと思います。近くに洗面所がなかったり、立ち寄る時間がなかったりした際に、サッと身だしなみを整えられるので便利だと感じました。
面接後にお礼メールを送るメリットと書き方のポイント|例文付き
面接が終わったら、「やり切った」と感じてホッとする人も多いのではないでしょうか。しかし、その後のフォローが印象アップにつながることもあります。面接官への感謝の気持ちを込めて、お礼のメールを送りましょう。
ここからは、お礼メールを送るメリットと、メールを書く際の具体的なポイントを例文付きで解説します。
面接後にお礼メールを送るメリット
面接の後でお礼メールを送る最大の意義は、面接官に感謝の意を伝えることです。また、面接後のお礼メールは義務ではないため、送る学生と送らない学生に分かれます。送る側になることで、自分への印象をより良いものにし、選考結果にプラスの影響を与える可能性があります。
さらに、面接では伝えきれなかった熱意や意欲をアピールするチャンスにもなるでしょう。お礼のメールを受け取って不愉快になる面接官などめったにいないため、積極的に送るのがおすすめです。
お礼メールを書く際の3つのポイント
実際にお礼メールを書くときには、心掛けたいポイントが3点あります。それは「件名」「改行」「タイミング」です。
せっかくのお礼メールでマナー違反をしてしまっては、面接官の心証を損ねてしまいます。先輩たちが実際に送ったメールをチェックしながら正しいメールの書き方を学び、積極的に実践してくださいね。
①件名は一目見てわかるように工夫する
一般的なメールの受信トレイでは、タイトルが一覧になって並んでいます。そのため、タイトルを見ただけでぱっと内容がわかるように工夫しましょう。「◯月◯日面接のお礼」など簡潔なタイトルにし、件名に自分の大学名や氏名まで盛り込むのがおすすめです。
面接官は日々大量のメールを受け取っているため、わかりづらい件名では見落としてしまう可能性もあります。読み手の快適さを意識して、メールを作成しましょう。
②PCでの読みやすさを意識して改行する
ビジネスパーソン宛てのメールでは、PCで読むことを意識した適度な改行が喜ばれます。スマートフォンが普及し、メールを手軽に確認できるようになりましたが、ビジネスシーンでは今でもPCからメールを読む人の方が多いのが実情です。
PCの画面は横長なので、一度に表示される情報量がスマートフォンより多くなります。そのため適度に改行を入れ、読みやすさを意識することが重要なのです。
長文は避け、1つの段落は3~5行程度に収めましょう。段落と段落の間を1行空けると読みやすくなるのでおすすめです。
③面接当日の営業時間内に送る
お礼メールを送るタイミングは、面接当日の営業時間内がもっとも良いとされています。面接が終わったら、なるべく早めに送信することを心掛けましょう。営業時間内に送るのが難しい場合は、翌日の午前中に送るのがマナーです。
お礼メールのタイミングがあまりに遅いと、熱意がないと受け取られる可能性があります。また、深夜や早朝といった非常識な時間に送ると「生活リズムが乱れているのでは」と思われてしまうかもしれません。
時間が経ってしまうと、そもそも面接のときの記憶も薄れてしまい、具体性に欠ける内容しか書けなくなってしまいます。スピーディな対応をおこない、お礼メールも企業へのアピールとして活用しましょう。
面接後のお礼メールの例文
最後に、お礼メールの例文を紹介します。
お礼メールは、ただ送れば良いというわけではありません。読みやすいお礼メールを送ることで、担当者も内容を確認しやすく、「社会人になってからもビジネスマナーを守って行動してくれそうだ」と好印象につながる可能性があります。
わかりやすい件名、改行を活用し見易さを意識した文面で組み立てるように意識しましょう。必要に応じてアレンジして使ってくださいね。
面接後のお礼メール例文
【件名】◯月◯日面接のお礼|◯◯大学◯◯学部◯◯学科 氏名
【本文】
◯◯株式会社
◯◯部 ◯◯様
お世話になっております。◯◯大学の○○でございます。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
面接ではお話しきれなかった部分もございますが、
貴社の◯◯事業にこれまで以上に魅力を感じ、ぜひ私も貢献したいと改めて強く思いました。
今後もより一層精進してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科 ◯◯ ◯◯(氏名)
お礼メールに関するリアルな意見! 実際は送った? 送らなかった?
面接後、企業の担当者にお礼のメールは送りましたか?
お礼のメールは送っていませんでした。合否がメールでまとめて送られてくるだけなので、特に必要がないと思いました。
お礼のメールは送りませんでした。最終面接以外は一斉送信で合否を知らされることが多かったので、こちらからも送る必要はないと思ったからです。
お礼のメールは送っていません。そもそも先方からのメールが返信不可の一斉送信専用メールだったからです。企業の代表メールアドレスに送っても先方に手間をかけさせるだけだと判断し、送りませんでした。
ありがとうございます。お礼メールを送らない判断をする人も一定数いるということがわかりました! 読者のみなさんも、企業や自分の状況に合わせて、お礼メールを活用してくださいね。
プラスアルファの面接準備! 模擬面接の活用法を体験談とともにチェック
本番の面接に臨む前に、ぜひ活用したいのが模擬面接です。実際の面接と同じようにやりとりをおこなうので、自分の受け答えの精度を客観的に確認できます。話し方や実際の内容についてもリアルタイムでフィードバックがもらえるので、記憶が鮮明なうちに修正できるのが大きなメリットです。
面接官役を友人や先輩に頼んでも良いのですが、就職情報に詳しい社会人に依頼した方が的確なアドバイスをもらえます。模擬面接は大学のキャリアセンターや就職支援サービスで受けられることが多いので、まずは自分の大学のシステムを調べてみましょう。
模擬面接では、主に以下のような点をチェックしてもらえます。
・面接の場にふさわしい身だしなみを整えられているか
・適切な声の大きさ、速度で話せているか
・面接官の質問に的確に答えられているか
・具体的なエピソードを用いて論理的に話せているか
・礼儀正しい言葉遣いや態度で面接に臨めているか
模擬面接は、これまでに準備してきた内容の最終チェックの場です。本番と同じくらい真剣に臨み、フィードバックを最大限有効活用しましょう。
大学の就活支援担当者に模擬面接を依頼しました。初めにお手本を見せてくれたのでわかりやすかったです。特に姿勢や表情の違いで、相手からの見え方がガラリと変わることを実演していただいたのが印象的でした。
模擬面接でのアドバイスを活かして面接に臨んだ結果、実際に姿勢の良さをほめてくださった企業もありました。また、良い姿勢を意識して背筋を伸ばすだけで、不思議と自分自身に自信を持つこともでき、緊張をやわらげる効果も得られたように思います。
私の大学では、早期選考やサマーインターンの時期にはまだキャリアセンターが模擬面接を募集していませんでした。そのため企業の人事部がおこなっていた模擬面接に参加し、話の構成のポイントや適切な長さについて教えていただきました。
しかし、それ以上に役立ったのが実際の面談や面接の経験です。他の学生たちの表情や話の構成、内容などを注意深く観察し、自身の話す内容をブラッシュアップするのに活かしました。特に話が長すぎるケースや、話したい内容が専門的過ぎて外部の人に伝わりづらいケースをよく目にしたので、自分はそうならないよう意識するようにしていました。
「模擬面接をしたいけど、誰に頼めば良いのかな」そう悩む人は、OB・OG訪問をして先輩社会人とのつながりを持つのもおすすめです。この記事をヒントに、OB・OG訪問を検討してみてください。
OB・OG訪問とは|就活経験者が教えるおすすめ質問一覧付き
模擬面接についてもっと詳しく知りたい人は、次の記事も併せて読んでみましょう。実際に面接で役に立った例も紹介していますよ。
模擬面接は必須? 内定者に聞いた実施方法と就活に活かすコツ
適切な面接準備をおこない本番でバッチリ好印象を残そう
ここまで面接対策のためのさまざまな準備を紹介してきました。大切なのは自己分析から始まる「話す内容の掘り下げ」と、服装や持ち物、会場アクセスのチェックなど「本番に備えた準備」の両方をしっかりおこなうことです。双方の準備が万全な状態であれば、自信を持って面接に臨めます。
ある程度面接で回答する準備ができてきたら、模擬面接を活用して今の自分がどれくらいできているのか、課題点が何かを知り、ブラッシュアップしていくのも大切です。
面接は、企業と学生がお互いを理解し合うための大切な場です。面接官に自分の魅力を最大限アピールできるよう、十分な準備をしてから本番に臨んでくださいね。
初めての面接は誰もが緊張するものですよね。その中でも、できるだけ緊張せずに自分の本領を発揮するために、「これだけは必ず確認しておいて!」というものを紹介します。
①面接会場までの行き方
面接会場の最寄り駅までのルートはもちろん、駅に着いてからあたふたしないように、最寄り駅から面接会場までの行き方も押さえておきましょう。このことに焦ってしまう学生が意外と多く、面接当日に「道に迷ってしまって……」と企業に電話がかかってくるケースが多いです。
②持ち物
筆記用具はもちろん、自己分析ノート、企業研究ノートなど、これまで自分が記録をしてきたものは持ってきた方が良いです。直前まで読み返せるため、お守りにもなりますね。その企業の会社説明会でもらったパンフレットなども持参すると企業の情報も再確認できてなお良いでしょう。
③エピソードの整理
どのような企業でも面接でよく質問されるのは「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」の3点です。この3点については、必ず面接前日までに、どんな内容を話すか整理しておいてください。特に学生時代のエピソードはわかりやすく説明できるように、先述の自己分析ノートなどにまとめておくと良いでしょう。
事前準備をして万全な体制で面接に挑もう
以上3点が面接前に確認しておくべきものです。「面接まで頑張って来たのに、準備不足で本領発揮できなかった……」ということにならないよう、これらをしっかり準備したうえで、万全な体制で面接に臨んでくださいね。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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面接の準備で「やっておいて良かった」ことを教えてください!