長所が思いつかない人は先輩が実践していたおすすめの方法をおさえよう!
「面接やエントリーシート(ES)で長所を聞かれるけど思いつかない」「どのような長所を答えれば良いのだろう」などと、就活で聞かれる長所について悩みを持つ学生も少なくないでしょう。日常生活で長所を聞かれる機会は多くないため、「私の長所は〇〇です」と、何も準備をせずに堂々と答えられる人はなかなかいませんよね。
就活は自分を売り込む場です。長所についての質問に的確に答えられなければ、自分をうまく売り込むことができず、ライバルに差をつけられてしまう可能性があります。
この記事では、長所が思いつかない人向けに、就活を経験した先輩たちが実践していた経験談を紹介します。実際に先輩が実践していた「長所がわからないときの対処法」も解説していくので、自分の長所を見つけるためにも参考にしてみてくださいね。
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同じ悩みを抱えている人はほかにも! 長所が思いつかないと悩んでいた人の声
就活の選考のなかで長所について聞かれ、「思いつかない」と悩んだ経験のある人は少なくありません。では実際、どのような状況下で悩んだことがあるのか、先輩たちの声を集めてみました。
リアルな声を聞くことで、長所についての質問に対する対策がいかに重要か、感じ取れるはずです。
ほかの人の長所はわかるのですが、自分の長所となると言語化するのが難しく感じていました。私の場合は、周りの友人や家族に聞いて一番多い返答を参考にしていました。
長所と紐づくエピソードが思いつかず悩んでいました。「これは自分の長所だ!」と思っても、裏付けるエピソードがないために振り出しに戻ってしまうことが多かったです。
短所と矛盾しない長所を探すのに苦労しました。私は、自分の性格を書き出していき、長所と短所で一貫性のあるものを選びました。自分の短所から長所を考えると、スムーズに見つかると思います。
なにを見ている? 企業が長所を聞く理由
企業が選考のなかで長所を聞く理由は主に上記の3つの理由があげられます。
それぞれの理由について一つずつ解説していくので、企業側の意図を頭に入れたうえで質問への回答を作成していきましょう。
①自分のことを理解できているか知るため
企業側は学生が自分のことを深く理解できているか注意してみています。なぜなら、学生が長所を理解できていないと、活かし方がわからないと企業は判断するからです。
自己理解がしっかりできている学生であれば、将来企業で活躍する未来が想像しやすくなります。たとえば、「部活で先輩や後輩関係なくコミュニケーションを大事にしてきたので、自分の強みは上下関係なくコミュニケーションを大切にできること」と学生が言ったとしましょう。その場合「入社後も上司や部下、同僚など、どんな立場の相手であってもコミュニケーションを大切にして、成長してくれるだろう」と企業側が想像しやすくなります。
②人柄が自社にマッチするか確認するため
企業は学生が自社に合うかを重要視するため、学生の長所を確認して自社にマッチするかチェックします。もし、学生と企業との間にミスマッチがあると早期離職のリスクもあるため、企業は慎重に学生を見極めます。
企業の採用ページに載っている社員紹介や、企業説明会での社員の様子から企業にどんな社員が在籍しているのか確認することが可能です。長所がいくつかある場合は、その会社の雰囲気に合った長所をアピールすると良いでしょう。
③自分のことをわかりやすく説明する力があるか確認するため
企業は学生のコミュニケーション能力をチェックするために、自分のことをわかりやすく説明できているかをみています。日本経済団体連合会が「新卒採用」について調査した「新卒採用(2014年4月入社対象)に関するアンケート調査」によると、「選考にあたって特に重視した点」でコミュニケーション能力が1位となっています。
自分のことをわかりやすく説明するには、この後に解説する「先輩は実践していた! 長所を効果的にアピールするコツ」をよく読んで、説得力のあるアピールをしましょう。
採用担当経験者にも聞いてみた! 学生の長所から見ていたポイントとは?
ここからは、学生の長所から企業側は何をみているのかについて実際に面接官の経験のあるパネリストから「長所でチェックしていたポイント」を教えてもらいました。採用側の視点を知ることで、長所をアピールする際の注意点が見えてくるでしょう。
長所や短所は結構高い頻度で聞いていました。
もちろん単純にその回答が知りたい思いもありますが、自分自身に対してその方がどのような評価(自己理解)をしているのかを確認する意図や、この仕事を受けるうえでアピールしてくる長所がどのような内容なのか(この仕事を理解し、適したアピールができるか)などを確認する意図がありました。
長所として、この仕事に活きるポイントを具体的にアピールしてくれる方は好印象でした。
長所や短所は必ず聞いていました。ただし、ありきたりに「あなたの長所は?」と聞くと、用意された答えがくることが多いのが実態です。そのため、学生時代の成功体験や独自の体験からは長所、挫折経験からは短所を見定めるようにしていました。
ただ単に長所・短所が知りたいというよりも、どれだけ自分を理解して、「自分の得手不得手を上手く活かせているのか」「そのためにどういう思考を巡らせているのか」を見るようにしていました。
先輩も直面した……長所が思いつかない理由
「長所を考えよう」と思っても、「なかなか長所が思いつかない」と思う学生も少なくないでしょう。ここからは、長所が思いつかない主な3つの理由について解説していきます。
また、長所が思いつかない学生がどのように動けば長所が思いつくのか、先輩からのアドバイスも合わせて紹介します。
①自己分析が不足している
長所がなかなか思いつかないのは自己分析が不足しているのかもしれません。自己分析にはさまざまな方法がありますが、たとえば大学生時代だけを振り返っていたり、なんとなく性格診断などをしてみたりするだけでは、しっかりと根拠を持ってアピールできるような強みは見えてこないかもしれません。
このあとの章で、自己分析の方法については詳しく解説していきますが、自分の強みを把握するためには、今までの経験を「5W1H」の観点から分析してみるのがおすすめです。「5W1H」とは、以下のことです。
・When:いつ
・Where:どこで
・Who:だれが
・What:なにを
・Why:なぜ
・How:どのように
たとえば、成功体験を振り返る際に、どんなタイミングで誰が評価してくれて、どんなことを褒められたのかを考えることで、自分の強みがより説得力のあるものになるでしょう。
自己分析のやり方はこちらでも解説しているため、合わせて自己分析の参考にしてみてください。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
②長所がないと思い込んでいる
「自分には長所なんてない…」と思い込んではいないでしょうか。長所に対するハードルが高くなっているのかもしれません。しかし、将来職場で自分の強みを発揮するためにも、自分の強みを理解することは重要です。
自分にとって当たり前にできている行動や、長期間継続的に続けている趣味や習慣がある場合は、それが強みになる場合もあります。また、よく人から褒められるポイントも長所なので客観的に自分を見つめなおしてみましょう。
③就活に対する焦りや不安から思考が停止している
就活を進めていくうえで焦りや不安があると、頭が回らなくなってしまうことがあります。そんな状況下では、長所を考えても思いつかないことも少なくありません。
しかし、あなたにはきっと魅力的な長所が隠れているはずです。今からしっかり対策をすることで焦りや不安も解消されるので、この記事でまずは長所の答え方をマスターしましょう。また、考える前に10回深呼吸すれば、スッキリした状態で長所を考えることができますよ。
就活生に聞く! どうやって長所を探した?
わたしは、エピソードから逆算して長所を考えるようにしていました。長所というのは「何かを成し遂げた先に現れるもの」だと私は考えます。そのため、先にエピソードを洗い出し、そこから連想できる長所を見つけることがおすすめです。
エピソードの大きさよりも自分なりの工夫があるかが重要
その際、「インパクトのあるエピソードでないといけない」というような決まりはありません。実際キャリアアドバイザーの方からも「自分の考えや施策のない全国大会出場よりも、自分で工夫したことのある飲食店のアルバイトの方が良い自己PRだ」といわれました。
ここでポイントとなってくるのは、自分の考えや工夫の証です。なぜそれをおこなおうと思ったのか、そしてその結果何を学んだのか、PDCAのサイクルに焦点を当てて考えるようにしましょう。
長所が思いつかないときにみんなが実践したこととは? 長所を見つける方法9選
ここからは、長所を見つけるための方法を9つ解説していきます。ここで紹介する方法は就活を経験した先輩たちも実践していた有効な方法なのでぜひ参考にしてみてください。
解説するすべての方法を試してみても良いですが、自分が取り組みやすい方法を2、3個選んで長所を探り出してみましょう。
就活を経験した先輩からの「長所の見つけ方」に関するアドバイス
私も長所を見つけるためには、さまざまな方法を試しました。その中で一番自分に合っていると思った方法が、「エピソードから逆算して、長所を探す方法」です。
私の場合、学生時代・趣味・アルバイトの3つのカテゴリーからエピソードを逆算するようにしました。些細なことでも構わないので、これらの経験の中で変化や成長を感じた経験を探してみてください。そして、なぜ変化や成長ができたのかを考えてみるようにしましょう。
どうしてもわからなければ、AI(人工知能)に「ここからわかる自分の強みは何?」と聞いてみることもおすすめです。
私は、まず自分の短所を書き出していき、その短所を長所に言い換える方法で長所を見つけていきました。私は自分の悪い点ばかりに目がいってしまうような性格でした。そんなときに「短所は長所にもなる」という話を聞いて、短所から考えたほうが楽だということに気が付き、このやり方を試しました。
ほかの方法として、自己分析ツールを使うこともおすすめです。診断で出た長所の中で納得したもので、なぜ納得したのか根拠のエピソードが思いつくものがあれば、それも長所に加えていました。
長所だけを探そうと思うと、無意識に結果を残したエピソードがある長所だけに絞って考えてしまいがちです。
そのため、私の場合は、自分の経験を大小問わずに書き出し、それぞれについてマインドマップを書いていくことにしました。大小を問わず自由に書くことで、さまざまな角度から自分に対する理解を深めることができます。できあがったマインドマップを俯瞰して見ることで、長所とその原体験が浮かび上がってきます。
また、マインドマップをすらすらかけるようになると、面接での予期せぬ質問に対してもマインドマップの要領で答えられるようになるので、おすすめです。
①自分史を書く
今回取り上げる自分史とは、上記の図にあるように、「小学生から大学生までの間の自分の出来事を時系列でまとめた表」のことです。時系列ごとに自分が頑張ったことなどを書くことで、過去のエピソードが思い起こされ、長所が思いつきやすくなります。
過去の成功体験から自分の強みや才能を発見したり、困難を乗り越えた経験から得た忍耐力や精神力に気付いたり、自分史を通して得られるものは計り知れません。
さらに、自分史を振り返ることで、自分の価値観や信念を明確にすることができます。自分の軸となるものがわかれば、将来の目標や方向性も定めやすくなります。
実際に自分史を通じて長所を見つけた先輩の意見も参考にしてみましょう。
自分史の作成で長所を見つけることはおすすめですか?
自己分析をすると、自分の価値観の根底にある部分を知ることができます。「一貫性のある長所」に気付くことができるため、自己分析を活用してみてくださいね。
②モチベーショングラフを書く
モチベーショングラフとは、「過去から現在までのモチベーションの上下をグラフ化したもの」です。縦軸はモチベーションの上がり下がり、横軸は時間の経過を表します。
モチベーショングラフから長所を考える時は、モチベーションが下がった時に、どのようにしてその状況を打破したのかを考えると長所が思いつきやすいです。
たとえば、上記の図のモチベーショングラフでは、「アルバイトで人員が少なくなりピンチ」の時に一番モチベーションが下がっています。その時、どのようにしてモチベーションを上げたのかを考えると、自分の長所が思いつくでしょう。
実際にモチベーショングラフを通じて長所を見つけた先輩の意見も参考にしてみましょう。
モチベーショングラフで長所を見つけることはおすすめできますか?
モチベーショングラフを使うと、自分がこれまでの経験の中でどのような立ち回りをしていたかを振り返ることができるため、長所探しにおすすめです。
自分の経験を整理するモチベーショングラフを作ることで、「やる気が下がったときに、どう逆境に立ち向かっていったのか」が明確になるためぜひ活用してみてください。
③マインドマップを書く
マインドマップとは、「余白の中心に議題のテーマを書き、そのテーマから思いつく経験や情報を線を引いて記入していく思考方法」です。長所を考える場合、用紙の中心に書くテーマは、「頑張ったこと」や「得意なこと」「趣味」などから考えると思いつきやすいでしょう。
上記の図の具体例をあげれば、「成功体験」「アルバイト先で優秀社長賞を受賞」「売上アップに貢献するため」とつながったら、長所は「向上心がある」とわかります。マインドマップは、頭のなかでもやもやしている思考を整理して見える化できるため、新たな発見に気付けるはずです。
実際にマインドマップを通じて長所を見つけた先輩の意見も参考にしてみましょう。
マインドマップで長所を見つけることはおすすめできますか?
自分のエピソードを整理したうえで、長所を発見できるためマインドマップはおすすめです。マインドマップを使うことで、学生時代に頑張ったことや挫折経験なども見えてくるため、就活初期に取り組むと良いと思います。
マインドマップで長所が明らかになると、同時に根拠となるエピソードも見つけられます。自分がその長所を見つけた流れなども整理できるので、面接で話すときにも深掘りに対応しやすくなりおすすめです。
④友人や家族に聞く
長所が思いつかない場合、友人や家族、部活の先輩やゼミの教授などに自分の長所を聞くのもおすすめです。なぜなら、周りの親しい人なら、自分の長所を客観的に理解しているからです。ほかの人に自分の長所を聞くと、以下のようなメリットがあります。
長所を周囲に聞くメリット
・自覚していなかった自分の良い部分に気付ける
・長所に説得力が生まれる
・自分ではたいしたことないと思っていたエピソードを見つけることができる
・自己肯定感が上がり、就活するうえでの自信につながる
また、他人に長所を聞く場合は、理由や根拠となるエピソードまで聞くようにすると、就活の選考で長所を聞かれた時の役に立ちます。また、できるだけ多くの人に長所を聞くと自己理解も深まるためおすすめです。
実際に友人や家族に聞くことで長所を見つけた先輩の意見も参考にしてみましょう。
自分の長所を見つける際に友人や家族に聞くのがおすすめな理由を教えてください!
自分が当たり前にしていたことが、ほかの人にとってはすごいことだったということもあると思います。家族や友人に聞くと、それに気付くことができるので良いと思います。
自分では知り得なかった長所が顕著になるので、友人や家族に聞くべきだと思います。近い関係性でありながらも、第三者視点であるため客観的な意見がもらえると思います。
⑤自分の短所から言い換えてみる
自分の短所は見方を変えれば長所です。短所はネガティブな性質として捉えられがちですが、実は長所と表裏一体である場合も多くあります。そのため、自分の短所が思いつく場合は、短所を長所に言い換えると良いでしょう。たとえば、下記のように言い換えることができます。
短所 | 長所 |
---|---|
周囲に流されやすい | 協調性がある |
優柔不断 | 慎重 |
心配性 | 計画的に動ける |
飽きっぽい | チャレンジ精神がある |
頑固 | 意思が強い |
上記の例からもわかるように、短所は長所の裏返しです。短所が多いからといって悲観的にならず、前向きに長所を考えてみましょう。
実際に短所から言い換えで長所を見つけた先輩の意見も参考にしてみましょう。
短所から言い換えて長所を見つける方法はおすすめですか?
人によると思います。長所よりも短所の方が見つけやすい人もいると思うので、そういった人であれば長所を見つけやすいのではないかと思います!
ポジティブシンキングの持ち主だということもアピールできるため、おすすめです。短所から見つけた長所には成長の可能性が隠れています。そのため、短所を長所に変える努力ができる人だともアピールができるため、ポジティな人だと思ってもらえる可能性もあるでしょう。
⑥長所の一覧表から選ぶ
長所が思いつかない人は、長所の一覧表のなかから自分に合った長所を選ぶと良いでしょう。
長所の一覧表を見て長所を探すのも良いですが、長所の根拠となるエピソードや理由も合わせて考えてみてください。そうすることで説得力が増し、企業側も「あなた」という人物をイメージしやすくなります。
長所の一覧表は後述の「思いつかない人必見! アピールにつながる長所一覧表」で紹介するため、合わせて長所探しの参考にしてみてくださいね。
履歴書に記載する、長所・短所の書き方については以下の記事で詳しく解説しています。こちらでもさまざまな長所と短所が紹介されているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
面接に一歩近づく履歴書の長所・短所の書き方|内定者はこう書いた!
⑦診断ツールを活用する
今まで自分の性格と向き合ってこなかった学生は、診断ツールを活用すると良いでしょう。診断ツールを使うことで、長所がわかるだけでなく、自己理解が深まります。
自己理解が深まると自然と自分に合う業界や職種もみえてくるため、効率的に就活を進めることができます。診断ツールには以下のようなものがあります
ディグラム診断
回答者自身が自分の性格を把握しにくい深層心理に迫ることができる点が特徴。また、統計学上のデータに基づいた、高い分析精度を誇るツール
ビックファイブ性格診断 BIG5-BASIC
OCEANと呼ばれる5つの性格特性を測定する性格診断ツール。心理学者の間で最も広く用いられている性格理論の一つであり、科学的根拠に基づいた信頼性の高い診断を受けることができる
エニアグラム
9つの性格タイプに分類する性格診断ツール。エニアグラム診断を受けることで、自分がどのタイプに属しているのかを知ることができる
上記の診断ツールはどれも無料で診断することができます。しかし、あくまでも診断ツールなので、結果を鵜呑みにせず、参考程度に使うようにしましょう。診断ツールから長所がわかったら、必ず根拠となるエピソードも考えるようにしてください。
実際に診断ツールを活用して長所を見つけた先輩の意見も参考にしてみましょう。
診断ツールを使って長所を見つけたことはありますか?
私はMBTI診断を使っていました。自分の性格を知ることで行動に至るまでの感情の動き方も把握でき、自分の長所や価値観がわかるようになりました。
就活サイトなどで簡単にできる性格診断を使っていました。時間もかかりませんし、意外と「自分の性格ってこうなんだな」と納得する結果にもなりました。
就活の大手サイトの長所診断ツールを用いて長所を判断するようにしました。客観的に自分がどういった人間なのかを把握することができ、長所も見つけやすかったです。
⑧好きなことや得意なことから考える
好きなことや得意なことに全力で取り組んだ経験からも、十分に長所を考えられます。
たとえば、得意なことがブラインドタッチだとしましょう。幼いころに兄とタイピングゲームをして、兄に勝ちたくてタイピングの練習を重ねた結果、ブラインドタッチができるようになった場合、「負けず嫌いで物事に全力で取り組めること」が長所といえます。
実際に好きなことや得意なことから長所を見つけた先輩の意見も参考にしてみましょう。
自分の長所を見つける際に好きなことや得意なことから考えたことはありますか?
趣味や推し活の経験から長所を話したことがあります。趣味の時間を最大限楽しむために自分の行動力や関係性構築力を活かしていることにに気付けたためめ、趣味のやり方を紐解いていくことも良いと思います。
自分の好きなことや得意なことから、長所を考えたことがあるのですが、自分と向き合うことが苦にならなかったです。どんな思いで取り組んできたのかが明確になり、エピソードを考えやすいという利点もありました。
⑨社会人基礎力から当てはめる
社会人基礎力とは、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として経済産業省が提唱したものです。社会人基礎力のもとになっている力は下記の3つの力です。
前に踏み出す力 | 主体性・働きかけ力・実行力 |
考え抜く力 | 課題発見力・計画力・想像力 |
チームで働く力 | 発信力・傾聴力・柔軟性・状況把握力・規律性・ストレスコントロール力 |
(参考:経済産業省|社会人基礎力)
上記にあげた左側の3つの力は、それぞれ右側の要素から構成されています。「人生100年時代」といわれるようになった昨今では、社会人基礎力の重要性が注目されています。
そのため、社会人基礎力のなかから自分の強みを見つけてアピールできれば、多くの企業から求められやすい長所を主張できるでしょう。
実際に社会人基礎力から長所を見つけた先輩の意見も参考にしてみましょう。
自分の長所を見つける際に社会人の基礎力から当てはめたことはありますか?
社会人基礎力を活用しました。社会人基礎力から当てはめることで、面接の際の「企業での活躍理由」に自分自身の経験をつなげやすくなるためおすすめです。
その会社で自分の長所がどう活かせるか説得力が増すので、社会人基礎力を活用してみるのがおすすめです。自己PRとしても話すことができるので、やってみてくださいね。
長所が思いつかない人のなかには、ガクチカがないと思っている人もいるのではないでしょうか。長所と同じようにガクチカにも見つけかたがあります。次の記事で解説しているので、ぜひ併せて読んでみてください。長所を見つけるときのヒントにもなるかもしれません。
ガクチカが本当にない人へ| 簡単な作り方と先輩の攻略法を大公開
思いつかない人必見! アピールにつながる長所一覧表
ひとくちに「長所」といっても、就活の場面でアピールする長所としてふさしくないものもあります。たとえば人材業界の企業の選考で長所を聞かれた場合を想像してみてください。「私の長所はピアノが弾けることです」というよりも、「私の長所は誰とでもすぐに打ち解けられることです」とアピールした方が企業が求める人物像に近いでしょう。
ここからは、選考で長所を聞かれた際にアピールできる長所を一覧表で紹介します。面接でアピールできる長所にはどんなものがあるのかチェックしてみてください。
長所 | 特徴 | エピソード例 |
---|---|---|
協調性 | 周囲の人と協力して 目標達成を目指す |
チームプロジェクトで、異なる意見を持つメンバーと積極的に意見交換をおこない、全体の士気を高めながらプロジェクトを成功に導いた |
責任感 | 与えられた仕事を 最後までやり遂げる |
繁忙期であったとしても 自分なりに工夫をした結果 回転率を上げることでアルバイト先で活躍した |
コミュニケーション能力 | 相手と円滑に コミュニケーションを 取ることができる |
プレゼンテーションで、聴衆の興味を引く話し方や、わかりやすい資料を用いることで、参加者全員から高い評価を得た |
論理的 思考力 |
物事を論理的に考え、適切な判断を下すことが できる |
複雑な問題に対して、論理的に分析し 最適な解決策を導き出した |
行動力 | 考えたら すぐに実行に移すことが できる |
サークルの立ち上げに積極的に参画し 周囲を巻き込みながら成功に導いた |
企画力 | 独創的なアイデアを生み出すことができ、企画を具体化することができる | 新商品開発において、 斬新なアイデアを提案し ヒット商品を生み出した |
分析力 | データや情報を収集・分析し、課題の本質を見抜くことができる | マーケティング調査の結果を分析し、 市場のニーズを的確に把握した戦略を立案した |
柔軟性 | 状況に応じて考えや行動を変えることができる | 予期せぬトラブルが発生しても、冷静かつ柔軟に対応し、プロジェクトを成功に導いた |
向上心 | 常に現状に満足せず より良いものを目指す |
資格取得に向けて、勉強に励み 目標を達成した |
忍耐力 | 困難な状況にもくじけずに努力を続けることが できる |
長期的な目標達成のため 日々の努力を積み重ね、 着実に成果を上げてきた |
洞察力 | 物事の本質を見抜く力 | 顧客のニーズを正確に察知し、最適な提案をおこなうことで、顧客満足度を向上させた |
リーダーシップ | 周囲の人を 引っ張っていく力 |
チームリーダーとして、メンバーのモチベーションを高め、目標達成に向けて導いた |
タイムマネジメント力 | 限られた時間の中で 効率的に仕事を進める ことができる |
複数のタスクを同時に抱えながらも、 優先順位をつけ、期日内にすべての課題を 完了させた |
ストレス耐性 | 困難な状況でも冷静さを保ち、パフォーマンスを維持することができる | プレッシャーに負けずに集中して取り組んだことでインターンシップをやり遂げた |
積極性 | 自ら進んで行動を 起こすことができる |
新規プロジェクトに積極的に提案し、メンバーを巻き込みながらプロジェクトを成功に導いた |
誠実さ | 真面目で嘘をつかない | アルバイト先で仕事に対して 常に真摯に取り組み 周囲から信頼を得ている |
素直さ | 指摘やアドバイスを素直に受け入れられる | 先輩からの指摘を真摯に受け止め 自分の改善点に活かした |
謙虚さ | 自分の能力を過大評価せず、常に学ぶ姿勢を持つことができる | 後輩にも積極的にアドバイスや意見を求め、 自身のスキルアップに努めている |
傾聴力 | 相手の話を最後までしっかりと聞くことができる | お客様の話を最後まで丁寧に聞き取り、 ニーズを正確に把握した |
実行力 | 考えたらすぐに実行に移すことができる | 目標達成のために行動計画を立て 着実に実行していった |
折衝力 | 相手との交渉を円滑に進めることができる | 異なる意見を持つ関係者との交渉において、 双方が納得できる解決策を導き出した |
負けず嫌い | 困難な状況でも諦めずに 挑戦し続けることができる |
目標達成のため、何度も壁にぶつかりながらも 諦めずに挑戦し続けた |
チャレンジ精神 | 新しいことに挑戦することを恐れない | 未経験のことにも積極的に挑戦し、 新たなスキルを身に付けた |
継続力 | 長期的な目標に向かって 努力を続けられる |
試験に合格するために、部活終わりや休日も勉強を続け、1年間で合格を果たした |
好奇心旺盛 | 新しいことや未知のことに興味を持ち、 積極的に学ぶ姿勢がある |
最新のプログラミング言語に興味を持ち、独学で学習し、実際にアプリ開発に挑戦してみた |
先輩は実践していた! 長所を効果的にアピールするコツ
ここからは、長所を効果的にアピールするコツについて解説していきます。どんなに魅力的な長所であっても、間違った伝え方をしてしまうと効果的なアピールができない可能性があります。
先輩たちがリアルに実践していた、長所をアピールするコツも紹介するので、長所をどのように伝えるか一緒に考えていきましょう。
STAR法を駆使して長所を説明する
長所を説得力を持って伝えるには、具体的なエピソードが不可欠です。 エピソードは単なる経験談ではなく、あなたの長所を裏付ける客観的な証拠となります。
エピソードを伝える際には、STAR法というフレームワークが有効です。STAR法とは、下記のアルファベットの頭文字を取った伝え方の一つです。
・Situation:状況
・Target&Task:目標
・Action:行動
・Result:結果
STAR法を用いて実際にエピソードを作成してみましょう。
Situation (状況) |
私のコミュニケーション能力を発揮できたのは、 喫茶店でのアルバイトです |
Target&Task (目標) |
人手不足なのにもかかわらず、入ってきた新人がすぐ辞めてしまうため、 なんとか状況を改善しようと決めました |
Action (行動) |
私は入ってきた新人と必ず1回は仕事上がりに食事に行くことに決め、 仕事の前後は雑談したり、仕事の相談に乗るよう心掛けました |
Result(結果) | その結果、大学4年の4月に入ってきた新人3人とも 半年以上仕事を続けられています |
強みを聞かれた時に、ただ単に「周りからコミュニケーション能力があるとよくいわれます」というより、STAR法を使って伝えることで効果的に強みを主張できますよ。
長所と短所の表裏一体を意識して説明する
長所とあわせて短所も聞かれる場合、長所と短所に一貫性を持たせて伝えることが重要です。たとえば、長所が「周りに合わせて行動できる」と伝えたのにもかかわらず、短所で「主体的に行動できる」と伝えると一貫性が弱まり、企業側の「あなたという人柄のイメージ」がぼやけてしまいます。
反対に、長所で「計画性がある」とアピールした場合、短所では「心配性」と伝えたとします。この場合は短所を説明する際に、「心配性であるからこそ計画的に行動できる」とアピールすると、長所と短所に一貫性がもたらされます。そのため、長所と短所は表裏一体となるように説明するのがコツです。
具体的な数値やデータを活用する
強みをアピールする際は、具体的な数値やデータを示して伝えると説得力が増します。
・私はレストランのアルバイトで売上をあげることに貢献できました
・私はレストランのアルバイトで売上を30%アップさせることができました
上記の2つの文章を比較すると、2文目の文章の方が数字があるため、1文目よりも具体性が増しています。このように、強みをアピールする際は、できるだけ数値やデータを用いて説明した方が説得力のあるアピールができます。
面接で長所をアピールする際に何を意識していましたか?
ほかの人と被らない表現で伝えることを意識していました。たとえば、行動力をアピールするときにも「好きのためなら時間も労力も惜しまない行動力」のようにオリジナリティを加えていました。
ストーリー性をもって長所のアピールをしました。その強みがどのようにして成果につながったのか、そのエピソードにつながるように考えました。
長所が見つかったら回答を準備! 長所を答える際に参考にしたい回答例文15選
ここからは、アピールする長所ごとに例文を紹介します。例文を参考に、長所の伝え方を考えていきましょう。
①協調性
長所①協調性
私の長所は協調性を重んじていることです。
私が受けていた講義のなかで、観光名所を1つピックアップしてレポートにまとめ、プレゼンテーションをするグループワークがありました。そのグループワークでは、当初、ピックアップしたい観光名所がメンバーによって異なり、意見が対立していてメンバー同士の仲が悪化してしました。
そこで私は、メンバー一人ひとりにそれぞれの観光名所の良さをプレゼンテーションしてもらい、自分以外のメンバーのなかで選ぶならどれが良いか多数決を取らないかと提案しました。その結果、鎌倉の観光名所を取り上げることに決定し、メンバー全員が前向きに鎌倉の観光名所について調べることができました。
入社後も、周りの人とのコミュニケーションを大切にしながら協調性を重んじて仕事に取り組みたいと思っています。
エピソード部分では意見が対立していたメンバーともうまくコミュニケーションを取って、メンバーが納得できるグループワークができるよう行動できたことが書かれています。そのエピソードがあるからこそ、長所である協調性をアピールすることができています。
②責任感
長所②責任感
私の長所は任された仕事に対して責任感を持って取り組めることです。
私は大学で映画研究部に所属し、3年生の時は会計係を担っていました。毎月、月初めの部会で部費を集め、集めた部費は5回計算して不足分はないかチェックしていました。
また、部費を持ってくるのを忘れた部員に対しては、次の部会の前日にリマインドメールを送って部費を忘れないよう連絡しました。その結果、部費を渡すのを翌月に持ち越してしまう部員がなくなりました。
入社後も、いただいた仕事に対して責任感を持って、工夫をしながら、任された仕事を最後までやり遂げることを大切にしようと考えています。
エピソード部分では、会計係としての仕事を最後までやり遂げただけでなく、「どうしたら部費を忘れずに持ってこれるか」と創意工夫をしたことが書かれています。そのため、「入社後も~」の一文でも説得力のあるアピールができています。
③コミュニケーション能力
長所③コミュニケーション能力
私の長所は、コミュニケーション能力があり、誰とでもすぐに打ち解けられることです。
私は大学2年生の春休みを利用してアジアの国々を周り、現地の人たちの笑顔の写真を撮る活動をしていました。そこで持ち前の明るさでレストランの店員さんや公園で遊んでいる子どもたちに声を掛け、笑顔の写真を撮影しました。
その結果、100人の笑顔の写真を撮ることができ、旅で仲良くなった7人の人とは今でもメールでやり取りをしています。
入社後も営業職として、新規の取引先の方とも打ち解けられるようにコミュニケーションを大切にしながら業務に挑みます。
エピソード部分は具体的な数字が盛り込まれているため、実際の場面が想像しやすいでしょう。ただ「コミュニケーション能力が高い」だけでなく、「誰とでもすぐ打ち解けられる」という観点でコミュニケーション能力の高さをアピールしている点も良いです。
④論理的思考力
長所④論理的思考力
私の長所は感情的に動くのではなく、論理的思考力を活かして行動できるところです。
私は大学3年生の時、地元の街の魅力を発信するフリーペーパーを刊行するボランティアに所属していました。しかし、フリーペーパーを置いてもらうよう直接お店に行って頼んでも断られてしまうお店が多く、ボランティアメンバーも頭を悩ませていました。
そこで私は駅前にあるお店の情報をエクセルにまとめ、電話でフリーペーパーを置いてもらえるか確認できるような環境をつくりました。こうすることで、ボランティアメンバーも電話でお店と交渉することができるようになりました。その結果、実際に足を運んでお店に頼みに行くよりも効率的に交渉できるようになり、発行したすべてのフリーペーパーをお店に置いてもらうことに成功しました。
入社後も、論理的思考力を活かしてどのような状況でも冷静に課題に対処していきます。
「フリーペーパーを置いてもらうためにはどうしたら良いか」という課題に対して、エクセルで駅前のお店の情報をエクセルでまとめるという行動を取ったことが明確に伝えられています。また、入社後の展望についても、論理的思考力を活かしてどのように仕事を進めるのかをアピールできている点も良いですね。
⑤行動力
長所⑤行動力
私の長所は行動力があることです。
私は大学でフランス文学を専攻しています。しかし、私の周りのほかの専攻の友人は「フランス文学ってたとえばどんな作品があるの?」と、フランス文学を知らない人が多くいました。
そのため、「フランス文学をもっとみんなに知ってもらいたい」という思いで、フランスの小説を取り上げて紹介するYouTubeチャンネルを立ち上げました。その結果、私の友人だけでなく世界中の人たちにフランス文学の魅力を伝えることができ、いまではチャンネル登録者数も5,000人を超えました。
入社後も課題に真摯に向き合い、行動力を活かして課題を解決していこうと考えています。
「フランス文学を知らない友人がたくさんいる」ということを問題視し、「YouTubeを通じてフランス文学の魅力を発信する」というアクションができています。また、チャンネル登録者数が5,000人を超えたことからも地道に努力を重ねていける学生ということが伝わりますね。
⑥企画力
長所⑥企画力
私の強みは周りを巻き込む企画力があることです。
私は大学3年生の時に、学園祭の実行委員に所属していました。しかし、私の大学の学園祭は他大学に比べて盛り上がりがなく、その原因は出店数の少なさにあると考えました。
そこで私は、他大学の学園祭に実行委員の仲間とともに行き、どんな模擬店やイベントがあるのかを調べ、どうしたら学園祭が盛り上がるのかを考えました。そして、今まで出店してこなかったサークルや部活の出店を促し、その代わりに学園祭の実行委員が出店のサポートをすることで話がまとまりました。
その結果、文化祭は来場者数が前年に比べて1.5倍に増え、来場者アンケートでも「楽しかった」という声が多く寄せられました。
入社後も私の企画力を活かし、新規事業の立ち上げにも積極的にチャレンジしていきます。
例文では、単に企画力の高さをアピールしているのではなく、「周りを巻き込む企画力の高さ」が長所だと主張しています。また、課題に対してどのような行動を取ったのかも具体的に述べられているため、人柄がイメージしやすいですね。
⑦分析力
長所⑦分析力
私の長所は分析力があることです。
私は大学でバスケットボール部に所属しています。1年生の頃は私たちのチームは弱く、地区大会にも出場できませんでした。そこで私は、ライバルと戦っている時の映像を撮影して、その映像を何度も見返しました。そして、試合での焦りが失点につながっていると分析しました。また、ミスしやすいポイントも発見しました。
私は分析して得られたデータを部員に共有し、練習内容を変更し、弱点を克服するよう練習メニューを変更しました。その結果、地区大会に初出場でき、2位という結果を残すことができました。
入社後も課題が生じた際は課題を徹底的に分析し、改善策を練りながら行動します。
エピソード部分では、分析した結果を部員に共有し、練習内容を変更したことが書かれています。単に分析して得られたデータを共有したのではなく、その分析結果を踏まえてどのようなアクションを起こしたのかが明確に書かれている点も良いですね。
⑧柔軟性
長所⑧柔軟性
私の長所は柔軟性があることです。
私は大学1年生の時からスポーツジムの入会案内をするアルバイトをしています。最初はマニュアル通りにスポーツジムの入会案内をしていましたが、せっかくジムで説明を聞きに来ても入会しない顧客が続いてしまう時がありました。
そのため私は、社員に許可を取り、マニュアルには書いてない「スポーツジムに通うことでどんな夢を叶えたいか」を具体的に聞き出すことにしてみました。さらに、顧客にスポーツジムに通うにあたっての悩みを聞き出し、顧客に合わせたアドバイスをしました。その結果、契約率も1.5倍にあがりました。
入社後も、どんな状況でも柔軟な対応を心掛け、顧客のニーズに答えていきたいと考えています。
例文では、「スポーツジムに入会してもらえない状況が続いている」という課題に対し、どのように対処したのかがわかりやすくまとめられています。面接では、「お客様に合わせたアドバイス」の具体例を質問される可能性があるため、うまく答えられるように準備しておくと良いでしょう。
アルバイトに関するエピソードで自分をアピールしたいという人はこちらの記事もおすすめです。4ステップで自己PRを作る方法についても解説しています。
アルバイトの自己PRの作り方4ステップ|選考突破したリアル回答付き
次の記事では、柔軟性をアピールしたいときの自己PR作成方法について紹介しています。気になる人は、併せて読んでみてくださいね。
柔軟性の自己PRの作り方4ステップ|内定者の自己PRも紹介
⑨向上心
長所⑨向上心
私の長所は向上心があることです。
私は大学時代、半年で10kgのダイエットに成功しました。もちろん目標体重に近づけられたのは良かったのですが、憧れのアパレルブランドの服を着たいという夢ができ、追加で5kgダイエットすることに決めました。
それまでは自宅から駅まで2km歩いていましたが、自宅から大学までの5km歩くようにしました。その結果、3カ月で5kgのダイエットに成功することができました。
入社後も現状に満足することなく、生産性を上げるための目標設定をし、目標に向けて行動していきます。
例文では、「10kgのダイエットに成功した」という目標達成できた現状に満足せず、更なる目標設定と努力を繰り返すことができているとわかりますね。現状に満足しない姿勢や忍耐力などもアピールできるので、企業での活躍イメージもわきやすいでしょう。
⑩忍耐力
長所⑩忍耐力
私の長所は忍耐力があることです。
私は大学時代演劇サークルに所属していました。演劇サークルでは演劇発表会の前、大学内でリーフレットを配っていました。しかしリーフレットを受け取ってくれる人が少なく、苦戦していました。
そこで私は授業と授業の合間だけでなく、人の動きが多いお昼休みの時間帯も毎日リーフレットを配ることにしました。その結果、無事にリーフレットをすべて配ることができました。
入社後も、一度決めた目標に向かって工夫しながら仕事に励みます。
「リーフレットを配る」という課題に対して、「人の動きが多いお昼休みの時間も使う」という改善策を練ったことや、リーフレットをすべて配りきることができた点は評価できます。面接の場合は、「どのぐらいの期間で何枚のリーフレットを配ることができたのか」と質問されることが想定されるため、スムーズに答えられるように準備しておきましょう。
⑪洞察力
長所⑪洞察力
私の長所は洞察力があることです。
私は大学2年生の時からコンビニでアルバイトをしています。駅前のコンビニであるため、朝とお昼が特に混み、レジ待ちで5人以上並ぶことも珍しくありません。
なんとかレジをスムーズにおこなえないかと考え、顧客の動作を観察すると、現金払いの顧客がお釣りやレシートをお財布にしまうのに時間が掛かっていることに気付きました。そのため、お会計後の荷物整理ができるように、レジ横にテーブルを設置しました。
その結果、スムーズにお会計をすることができ、回転率もアップしました。入社後も、お客様のニーズを汲み取り、すぐに行動することで成果につなげていきたいと考えています。
レジをスムーズにおこなえないかと考え、お客様の行動を観察し、改善策を練られたのは良い点です。例文のように洞察力があると、状況を理解して動くことができるという印象を与えられます。
⑫リーダーシップ
長所⑫リーダーシップ
私の長所は目標達成に向けて周りのやる気を引き出すリーダーシップがあることです。
私の所属しているゼミでは大学4年生の夏休みにゼミ合宿があります。ゼミ合宿では卒論の中間発表をして、みんなで卒論を進めます。そこで私はゼミ合宿のリーダーを務めました。
しかし2日目の昼、卒論で課題にぶつかってモチベーションが下がってしまうメンバーがいました。私はリーダーとして話を聞き、どのようにアプローチをすれば卒論が進むのかを提案しました。
その結果、2日目の夜にはみんな卒論のモチベーションが上がり、夜遅くまで卒論を進めるメンバーもいました。入社後は、チームのモチベーションを上げることで大きな成果につなげていきたいと考えています。
例文では単にリーダーシップがあることを主張するのではなく、「目標達成に向けて周りのやる気を引き出すことができる」と具体的にアピールできている点が好印象です。このようにリーダーシップをアピールする場合は、リーダーシップの定義も含めて主張できると良いでしょう。
⑬タイムマネジメント力
長所⑬タイムマネジメント力
私の長所強みはタイムマネジメント力です。
私は個別指導塾でアルバイトをしています。大学3年生の時に中学3年生の生徒の授業を受け持ちました。当初、教え子の生徒は苦手分野が多く、苦手分野を克服しないと志望校に合格するのが難しいと判断しました。
そのため、月単位で何の分野を克服するかを決め、授業を進めていくことに決めました。その結果、教え子の生徒の努力もありますが、無事に志望校に合格することができました。
入社後は、私のタイムマネジメント力を活かして小さな目標設定をして、大きな目標達成に向けて尽力します。
「志望校に合格する」という大きな目標に向けて、「苦手分野を月単位で克服する」と決めるという小さな目標設定ができている点から、タイムマネジメント力をアピールできています。面接の場合は、「苦手分野を克服させるために工夫したこと」を質問される可能性があるため、具体的に答えられるように準備しておくと良いでしょう。
⑭ストレス耐性
長所⑭ストレス耐性
私の長所はストレス耐性が強いことです。
私は大学で本を出版したい学生を応援する団体に所属していました。そこで私は渉外局に所属し、団体の活動費を集めるために企業様や団体様に協賛をお願いする仕事をしてます。具体的には、空き時間に企業様や団体様に電話を掛け、協賛をお願いするという内容です。
はじめは知らない方に電話を掛けて協賛をお願いすることに抵抗がありましたが、団体を支えたいという気持ちで電話をかけ続けました。先方から怒られてしまったり、話の途中で電話が切れてしまうことがありましたが、それでも電話をかけ続けた結果、渉外局メンバーのなかで1番多く電話をかけることができ、契約率も1位になりました。
入社後は、この経験から得られたストレス耐性の強さを活かし、営業職で新規顧客獲得に向けて精進したいと考えてます。
例文のエピソードからは、大変な経験をしながら根気強く電話をかけ続けた結果、契約率1位を取れたということが明らかになっています。面接の場合、「はじめて話す相手と電話をするうえで気を付けていたポイントは何ですか」と質問されるケースがあるため、深堀りされても対応できるようにあらかじめ準備しておきましょう。
⑮積極性
長所⑮積極性
私の長所は積極性があって何事にもひるまず挑戦できることです。
私はインテリア雑貨店でアルバイトをしています。取り扱っているインテリア雑貨店が通常の値段よりも値が張るため、売上が伸び悩んでいました。そこで、「商品と関連したおうち時間を充実させるポイント」を書いたポップを、商品の横に飾っても良いかと店長に相談しました。
その結果、売上は2倍にあがりました。入社後は、私の積極性を活かし、売上を伸ばすためにはどうしたら良いか考え、自ら進んで行動することで会社を支えられる存在になりたいと考えています。
例文からは、「商品と関連したおうち時間を充実させるポイント」を書いたポップを商品の横に飾るという積極的な行動をしたことが明確に伝わります。積極性をアピールする場合は、例文のように受け身的ではなく主体的に動いたことを主張するようにしましょう。
面接では長所以外にもさまざまな質問をされます。選考を通過するために、ほかの質問についても準備をしておくことが大切です。面接での頻出質問についてはこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてくださいね。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
長所が思いつかない理由を克服してアピールにつなげよう!
この記事では、長所が思いつかない人に向けて、長所を見つけて企業に自分をアピールする方法について解説しました。長所が思いつかない場合は、マインドマップを書いたり、診断ツールを使ったり、短所から長所を考えたりするのがおすすめです。
先輩たちのリアルな経験談も豊富に紹介したので、長所を考える際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
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