どこまでOK? 面接で聞いてはいけない逆質問を理由とともに把握しよう!
面接では、逆質問の時間が設けられていることが大半です。しかし「気になることを何でも聞いて良い」といわれても、どこまでが許容範囲なのかと不安に思う人もいるでしょう。
そんな学生向けに、この記事では面接で聞いてはいけない逆質問例を一覧で紹介していきます。記事のなかでは、就活経験者の先輩が実際にした逆質問や採用担当者が好印象に感じた逆質問なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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就活生に聞く! 面接で聞いてはいけない逆質問って何だと思う?
この記事を読んでいる人のなかには、まだ面接の機会が少ないという学生も多いのではないでしょうか。面接の雰囲気がわからないと、なおさら逆質問の仕方に困りますよね。
そこで、まずは現役就活生や内定者たちに、「聞いてはいけない逆質問とはどんなものだと思うか」を聞いてみました。聞いてはいけない逆質問とは何なのか、就活生や内定者が実際に感じた面接の雰囲気などを交えて教えてくれますよ。
調べたらわかる内容は質問してはいけないと考えます。調べたらわかる内容に関して、わざわざ時間を取ってもらうこと自体が失礼に当たると考えたためです。
ホームページに載っていることなど、会社の基本的な情報に関しては、会社に対しての理解や興味がないと思われるため聞いてはいけない逆質問だと思います。
福利厚生など、調べたらわかる情報は聞くべきではないと思います。調べたらわかる情報を聞いてくる=志望度が低いとみなされてしまうと考えるからです。
自分の面接で話した内容と矛盾が生まれるような質問はしない方が良いです。たとえば、「どんな仕事でもやりがいをもって働くことができれば頑張れます」と言っていたとしても、逆質問で「入社後の配属では希望をどれほど考慮するのか」といった質問をすると前の回答と矛盾して面接官に不信感を与えてしまいます。一度そのような矛盾を指摘されて困ったので以後気を付けています。
ネットで調べれば得ることのできる情報を聞く質問はあまり良くないかなと思います。ほかの人が知っている内容を自分が知らないということ自体が、自分自身の志望度の低さを露呈することにつながってしまうと考えるからです。
採用担当経験者に聞く! 好印象だった逆質問と懸念につながった逆質問
就活生たちの意見だけでなく、採用活動の経験者にも聞いてはいけない逆質問は何なのか聞いてみましょう。実際に、何人もの応募者を見てきた採用側の意見を取り入れることができれば、逆質問の仕方で迷うことも少なくなるでしょう。
また、聞いてはいけない質問だけでなく、好印象につながる逆質問についても知りたい人が多いはずです。そんな人のために、採用担当者に刺さった逆質問も聞いてみました。採用担当者側の考えを確認して、みなさんも逆質問マスターになりましょう。
好印象だった逆質問
まず初めに、採用担当に好印象だった逆質問を一挙解説していきます。逆質問とは、みなさんの質問主体で採用担当にアピールをする場所です。だからこそ、好印象な逆質問を事前に作成して面接に臨みたいですよね。
この記事の後半でも、自己アピールにつながる逆質問とは何なのかを解説しています。まずは、実際の質問例を見ながら「なぜ好印象だと感じられるのか」を考えてみてくださいね。
「入社後、いち早く業務に貢献できるようイメージを持ちたいので、具体的な1日の業務スケジュールが知りたいです」という質問は意欲が伝わって非常に印象が良かったです。そこから部分的に質問を重ねてくれて、業務に関して深く知ろうとしている姿勢が強く伝わりました。
また、部署や募集ポジションの抱える課題について質問し、そこから「入社後は〇〇のような形で貢献していきたい」と具体的で現実的なアピールにつなげてくださる方も好印象でした。意欲が伝わることはもちろん、会社や部署、業務について理解したうえで入社を志してくれている安心感もありますし、採用側としても具体的に入社後のイメージが持てる素敵な質問だと思います。
働くうえでのポリシーや、業務の具体的な内容について聞いてくれた人は印象に残っています。自分の中で、「会社・社員についての解像度を高めてくれているんだろうな」と好印象を受けますね。「御社についてもっと深く知りたい」という姿勢が見えると、意欲的にも映ります。
また、説明会で先輩社員や採用担当が雑談を交えて話していた小ネタを覚えてくれていて、それについてラフに質問してくれた人も、しっかり話を聞いているんだなと思いました。
印象が悪かった逆質問
次に、印象があまり良くなかった逆質問例を紹介していきます。採用経験のある社会人や学生が「印象が悪いと感じた逆質問=聞いてはいけない逆質問」となるため、絶対に押さえておきたいところですね。
「なぜ印象が悪いと感じさせてしまったのか」、「どこを改善すべきだったのか」を考えながら、逆質問を確認してみてくださいね。
キャリアアドバイザーのインターンをしていたときの話です。間違った情報を述べていた人は、少し印象が悪く映ってしまったなと思っています。学生側からするとたくさんの企業を受けているため、内容がほかの企業とこんがらがってしまうこともあるでしょう。
しかし、間違えたことに気づかず、それをそのまま面接官に言ってしまうと、多少は印象が悪くなってしまうなと思います。
特に同じ業界だと似た理念を掲げている会社も多いため、しっかりと事前準備で覚えていくか、オンライン面接の場合はどこかにメモをしておくべきだなと思います。
「〇〇してくれますか」といったような、受け身な質問をされる方はあまり印象が良くありませんでした。たとえば、「この業務は初めてなのですが、研修は時間を取ってやってもらえますか」などの質問です。「自信がないのかな? 自分から学ぼうというよりは教えてほしいというスタンスなのかな?」という印象になります。
同じことを聞くのでも、たとえば「未経験なので、学べる機会には積極的に参加したいと考えているのですが、定期的な研修会などはありますか」というような聞き方であれば、積極性や前向きな姿勢がアピールできると思います。 細かいニュアンスの差ですが、選考という限られた時間の中では言葉の一つひとつが印象に大きな差を作ってしまうので注意してみてくださいね。
「この会社に入ってどんな成長ができましたか」という質問は印象があまり良くありませんでした。会社は学校ではないので、自己実現や成功の場としてしか会社を見られない人がいると、「協調性がなさそうだな、会社の利益より自分を優先しそうだな」と感じましたね。
また、「御社だと僕はどんな活躍ができそうですか」というような質問は、これから知っていく段階なので断定的なことは言えず、正直答えづらかったです。それだけでなく、少し上から目線だなとも思いました……。
逆質問の内容が思い浮かばず、とりあえず逆質問してしまうという人もいるのではないでしょうか? 次の記事では、先輩たちの失敗したかも? という体験談を紹介しています。気になる人は、ぜひチェックしてみてください。
面接で聞かれることを内定者に調査! 実際にあった予想外の質問とは
趣旨を理解しよう! 面接で逆質問の時間を設ける3つの理由
就活生と採用担当者の実体験から、聞いてはいけない逆質問とは何かが見えてきましたね。では、そもそもなぜ聞いてはいけない質問が存在しているのでしょうか。そのヒントは、逆質問の時間を設ける意図に隠れているのです。
ここからは、面接で逆質問の時間が設けられている理由を3つ解説していきます。質問意図がわかると、聞くべき逆質問もわかってくるはずです。
逆質問の時間が設けられている理由は何だと思いますか?
疑問点を解消するためだと思います。人事の方いわく、働くイメージをより鮮明なものにするために、逆質問で疑問点を解決してほしいとのことでした。
学生の考え方を知るためだと思います。逆質問では、企業にある程度自由に質問できるため、そこから一人ひとりの個性を見るという要素もあると考えています。
企業によって異なる部分はあると思いますが、基本的には「就活生が企業の理解を深めて、ミスマッチを回避するため」というのが第一にあると思います。そのうえで、質問された内容から人柄や活躍可能性を判断するための材料を探していると考えています。
①学生の疑問を解消するため
面接のなかで、「気になることは何でも聞いてくださいね」といわれた経験もあるのではないでしょうか。その言葉通り、逆質問は入社に際しての疑問を解消するためにおこなわれています。
いくら紙面やホームページで情報収集をしても、実際に話を聞いてみないとわからない箇所もあるでしょう。企業側からしても、学生の疑問を解消できないまま入社日を迎えてしまうのは、避けたいところ。そんな情報知らなかった……と入社後にミスマッチが起きてしまうと、最悪の場合早期退職にもつながる可能性があります。
そのため、入社後も長期的な勤務をしてもらえるように、逆質問が設けられていると覚えておきましょう。
②学生の入社意欲を確認するため
逆質問も選考過程の一環であるということを忘れてはなりません。採用担当は、学生の逆質問からも選考の通過可否を判断しているということです。
そのため、逆質問には学生の入社意欲の高さを確認する側面も存在しています。企業研究などを重ねてあっと驚くような逆質問をしてくれると、その熱量の高さが入社意欲の高さと見なされます。採用人数が限られているからこそ、主体的にかつ前向きに働いてくれる学生が求められるのです。
③企業の魅力を学生に伝えるため
逆質問は、企業側からのアピールの時間でもあります。就活をしているなかで、1社しか受けていないという学生は少ないでしょう。つまり学生も「選ぶ側」ということです。
そのため、企業側も働きやすさや成長性、待遇の良さなどを学生にアピールして、志望度を高めてもらいたいと考えています。だからこそ、みなさんも選考を進めることや、内定を承諾をする際の判断軸の一つとして活用してみてくださいね。しかし、選ぶ側であると同時に選ばれる側でもあるため、聞き方や態度には注意しましょう。
以下の記事では、一次・二次・三次とそれぞれの選考フェーズにあわせた逆質問を紹介しています。それぞれの段階でどのような質問をすべきかが気になる人はチェックしてみてくださいね。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
逆質問の時間が終わったら、「最後に何か一言ありますか」と聞かれることがあります。何か言うべきなのかわからず戸惑う人もいますよね。そんなみなさんのために、下記の記事では「最後に一言で好印象を残す方法」を解説しています。
成功談から学ぶ! 面接の「最後に一言」ウケがいい回答とは
7つのカテゴリー別に紹介! 面接で聞いてはいけない逆質問一覧
逆質問が設けられている意図について解説してきました。大前提、この意図に沿った質問をすれば問題はありませんが、実際にどんな質問や伝え方を避けるべきなのか気になる人も多いでしょう。
ここからは実際に避けるべき逆質問を7つのカテゴリーにわけて紹介していきます。
①ホームページに記載があるもの
逆質問のNG例
・企業理念は何ですか?
・社長の名前は何ですか?
・この部署では何をするのですか?
・ほかにはどんな部署がありますか?
・企業規模はどれくらいですか?
・初任給はいくらですか?
・就業時間は何時から何時までですか?
・入社3年以内の退職率はどれくらいですか?
調べればわかることを、そのまま質問するのは避けましょう。先ほど、企業のことをどれだけ調べられたかという熱量で入社意欲の判断をすると確認しましたね。だからこそ企業の基本情報などを質問してしまうと「調べが甘く、入社の意欲も低いのでは」と判断されてしまうことがあります。
事前に自分でも調べられる情報を逆質問の場で聞くことは、面接官だけではなく自分にとってももったいない時間だと覚えておいてくださいね。
②自分の評価に関するもの
逆質問のNG例
・私はこの会社でどう活躍できますか?
・私の評価は良いですか?
・私の強みや弱みは何だと思いますか?
・私は何%の確率で次の選考に進めますか?
・ほかの学生の選考状況はどうですか?
・ほかの学生と私の違いは何ですか?
・ほかの学生の学歴は高いですか?
選考途中の段階において、こちらから一方的に自分の評価を確認するような質問をするのはマイナス印象につながる可能性があります。
自分の魅力をアピールしようとせずに、採用担当から見た自分の長所や短所、ほかの学生の選考状況などを詮索するのは避けましょう。
③会社の内部情報に関するもの
逆質問のNG例
・まだ発表されていない事業展開などがあれば、少しだけ教えてもらえませんか?
・御社の業績は競合他社と比べてどれくらいになる予想ですか?
・社内で不祥事はありましたか?
・現在公表されていない新プロジェクトはありますか?
・前社長はなぜ退任したのですか?
・なぜ〇年の業績が良くないのですか?
・どのようなクレームを受けたことがありますか?
企業が過去に起こしたネガティブな出来事や、まだ公表されていない内部情報などについて質問をすることは適切ではありません。失敗を掘り返すような質問は、企業側からしても良い気持ちにならないでしょう。
過去の出来事や未公表の情報を聞きたいと思った際には、その情報を聞くことが社会人のマナーとしてふさわしいかどうかを考えてみてくださいね。
④抽象的な質問
逆質問のNG例
・〇〇さんはなぜこの会社が良いと思うのですか?
・仕事を辞めたいと思ったことはありますか?
・御社で働くとどんな利益がありますか?
・〇〇さんは仕事とプライベートどちらが大事ですか?
・これからどんなことをやっていきたいですか?
・理想とする人物は誰ですか?
抽象的すぎる質問は「何をどこまで答えたら良いか」という疑問が生まれやすく、面接官が答えにくい場合があります。また、漠然とした質問を投げかけられると、学生側の考えの浅さを感じて評価が下がってしまう可能性も拭いきれません。
回答の範囲が広いからこそ、自分が本当に知りたい質問の答えが得られない可能性もあるため、相手が答えづらいような抽象的な質問は避けるようにしましょう。
⑤待遇に関する直球的な質問
逆質問のNG例
・平均年収はいくらですか?
・昨年と比べてどれくらい給料が上がりましたか?
・今の給料に満足していますか?
・昨年のボーナスはいくらでしたか?
・どうやったら給料が上がりますか?
・残業は実際何時間ですか?
・何時くらいに帰宅できることが多いですか?
・有給は何日使いましたか?
実際の給与額や残業時間の実績など、入社にあたって待遇面の質問が気になる人も多いですよね。しかし、そういった質問においては、聞き方や質問するタイミングなどに気を遣わずに聞くことは避けましょう。
もちろん入社をするにあたって、待遇面の確認をすることも必要です。しかし、逆質問の序盤などで給与などの質問をしてしまうと、待遇面にしか興味がないのかと思われてしまうことがあります。面接では企業の方向性と学生の特性がマッチしているかが第一に見られているため、まずは業務や社風に関する質問ができないか考えてみてくださいね。
⑥長期的な就業意欲が見えない質問
逆質問のNG例
・離職率は高いですか?
・社内の人間関係は良好ですか?
・平均勤続年数は何年ですか?
・転職を考えたことはありますか?
・新卒入社の社員は何人残っていますか?
・性格が合わない社員はいますか?
これらの質問からは、入社に対する意欲があまり伝わりません。逆にすぐに辞めてしまうのではないかという印象につながる可能性もあります。そのような意図がなかったとしても、転職をする可能性が見えたり、社内のネガティブな部分を探すような質問は避けてくださいね。
⑦仕事に関係のない質問
逆質問のNG例
・最寄り駅の雰囲気はどうですか?
・周りにコンビニはありますか?
・飲み会はありますか?
・おすすめのランチメニューはありますか?
・最寄り駅からは何分ですか?
・どんな服装で仕事をしていますか?
逆質問では、業務や業務をするうえで必要な質問をするようにしましょう。業務内容、社風、キャリアステップ、仕事のモチベーションの保ち方などが、その例です。自分自身が入社してから業務をするうえで役に立つ逆質問をすべきだと覚えておきましょう。
就活生も迷った……逆質問で聞いて良いか悩んだ質問の例
これって逆質問で聞いて良いのかな? と迷った質問はありますか?
有給取得率について聞きたいと思うことはありました。ただ、聞いてしまうと「働く意欲が低く、休むことを第一に考えているのでは?」と思われてしまうのが怖くて聞けませんでした。
「資格取得の際、どういった補助や支援があるか」という質問をするかどうか悩みました。実際には、資格取得のための勉強会などが、積極的に催されるかについてを伺いました。当時は「資格取得によって待遇面が変わるのか」といった給与の部分をを聞きたいのかと、誤解されかねないと思っていたので、質問に躊躇しました。
その会社の最も力を入れている事業内容についての質問に対して、「聞いてもいいのかな」と思いました。私の場合は、自分の意見を踏まえたうえで、改めて質問をしたいと思っていました。しかし、調べたらわかる内容も含まれているため、リサーチ不足だと思われるのが怖くて聞きませんでした。
逆質問が上手くいかないと「もしかしたら面接に落ちたかも」と思ってしまうこともあるでしょう。以下の記事では、就活を経験した先輩たちが実際に出された「落ちたサイン」とその後の結果について解説しています。参考にしてみてくださいね。
面接で実際に出された「落ちたサイン」と結果を大公開|挽回策も解説
7つのカテゴリー別で言い換える! 面接で好まれる逆質問の聞き方一覧
ここまで、聞いてはいけない逆質問を一覧で解説してきました。なぜ聞いてはいけないのかまで把握しておくと、思わぬミスを防ぐことができますよ。
ただし、紹介してきた逆質問は絶対に聞けないというわけではありません。ここからは、前述した7つのカテゴリー別に、面接で好まれる逆質問の言い換え例を紹介します。せっかくの逆質問の機会を有効活用していきましょう。
①ホームページに記載があるもの|質問の意図を伝える
ホームページに書いてある内容に対して、さらなる疑問がわくこともありますよね。そんなときは、なぜその質問をするのかという意図を伝えることが必要です。自分で調べた内容を話したうえで質問をすると、企業理解度の高さもアピールできますよ。
逆質問のNG例 | 逆質問の言い換え |
---|---|
企業理念は何ですか? | 企業理念に惹かれた理由は〇〇なのですが、 働いているなかでもその企業理念が 浸透していると感じますか。 |
企業規模はどれくらいですか? | 御社は〇〇の売り上げでもNo.1の実績を誇っているかと存じます。御社の製品の〇〇という魅力や〇〇という強みがその秘訣だと思うのですが、〇〇さん目線ではいかがでしょうか。 |
この部署では何をするのですか? | 〇〇部署では〇〇の業務に携わると拝見しました。企業研究を通して、〇〇をするには〇〇・〇〇などの準備が必要だと感じたのですが、 実際はどうなのでしょうか。 |
ほかにはどんな部署がありますか? | 〇〇部署では〇〇の業務があるかと存じます。〇〇の業務をする際、ほかの部署とかかわる機会もあるのでしょうか。〇〇業務をするうえで、〇〇部署の知見などが活きてくるケースもあるのではないかと思っています。 |
②自分の評価に関するもの|成長意欲を伝える
自分の評価点が知りたいと思ったときは、前向きな理由を付け加えるように工夫してみてください。理想に到達するために何が足りないか知りたいと、貪欲な姿勢を伝えてみましょう。成長意欲の高さから採用担当に好印象を与えられる可能性がありますよ。
逆質問のNG例 | 逆質問の言い換え |
---|---|
私はこの会社でどう活躍できますか? | 私は〇〇というスキルを活かして、御社で働いていきたいと考えています。そのためには、〇〇部署で〇〇部年以内に役職に就く必要があると思うのですが、このようなキャリアは 実現可能でしょうか。 |
私の強みや弱みは何だと思いますか? | ご縁があって入社させていただくまでに、さらなる成長がしたいと思っています。 現状、私の強みは〇〇で弱みは〇〇だと思っているのですが、 〇〇さん目線で身に付けておいた方が良い スキルなどはありますでしょうか。 |
働いている人は高学歴の人が多いですか? | 御社の業務では高い思考力が必要になってくるかと思います。そのため私も日々〇〇などを勉強しているのですが、御社の社員のみなさんの思考力が高い理由は何だと考えますか。 |
③会社の内部情報に関するもの|企業研究の内容を伝える
企業研究を進めていくと、「業界の方向性が変化したのはなぜだったのか」「これからこの企業はどう変わっていくのか」と気になっていきますよね。そういったときは、その企業研究の内容を一緒に伝えて逆質問をしましょう。
むやみに企業の内部情報を知りたいというわけではなく、企業研究をするなかで見つかった疑問点を解消したいという意図を伝えてみてくださいね。
逆質問のNG例 | 逆質問の言い換え |
---|---|
これからどんな事業を展開していきますか? | 中期経営計画では〇〇に力を入れていくと拝見したのですが、どんな業務が展開されていくのでしょうか。〇〇には興味があり、私もぜひ積極的に参加したいと考えています。 |
社内で不祥事はありましたか? | 業務をしていると〇〇というようなトラブルも発生する可能性があると思います。その際、事前に〇〇という準備をする、〇〇の対策をしておくという必要があると考えています。〇〇さんはトラブルがおこったときに、どんな対処法が必要だと考えますか。 |
現在公表されていない 新プロジェクトはありますか? |
中期経営計画では〇〇に注力されると拝見しました。現在社内でも〇〇に注力されるような動きはあるのでしょうか。私もぜひ御社の注力事業に参画していきたいと考えているため、 お伺いしたいです。 |
なぜ〇年の業績が良くないのですか? | 〇〇年に業界全体で〇〇が起こり、少なからず御社にも影響があったかとお見受けします。その際御社では〇〇の取り組みをされていたと思うのですが、なぜそれをされたのでしょうか。 |
④抽象的な質問|自分なりの考えを伝える
たとえば普段の会話の中で、「生きる意味って何ですか」と聞かれたとしましょう。あまりに抽象的で答えづらいと感じませんか。抽象的な逆質問では、回答の方向性を先に示すことが必要です。仕事に関する抽象的な質問の場合、私はこう思うのですがと伝えると良いでしょう。
逆質問のNG例 | 逆質問の言い換え |
---|---|
この仕事って楽しいですか? | 学生時代のアルバイトで〇〇をやりがいと感じていました。御社の仕事でも〇〇という理由で通ずるものなのではないかと思っています。〇〇さんが思うこの仕事のやりがいは 何だと思いますか。 |
仕事で「正直、これはできない」と 思ったことはありましたか? |
〇〇の業務においては、〇〇がボトルネックとなることがあると思います。そういったときは〇〇をする必要があると考えるのですが、〇〇さんはどのようにして対処していますか。 |
御社で働くとどんな利益がありますか? | 御社では〇〇という業務を通して〇〇という力が身に付くと考えています。〇〇さんは 働くなかでどんなスキルが 身に付いたと感じますか。 |
これからどんなことをやっていきたいですか? | 私は御社で〇〇というキャリアステップを歩みたいと思っており、そのためには〇〇を成し遂げたいです。〇〇さんは〇〇という役職につかれていると思うのですが、なぜそのキャリアプランを選ばれたのですか。どのようなお考えでキャリア形成をしている方が多いのか お伺いしたいです。 |
理想とする人物は誰ですか? | 私は〇〇な社会人になりたいと思っています。 理由は〇〇だからで、OB・OG訪問を通して御社にも〇〇な人が多いと感じました。〇〇さんは、社内のなかでこういう人でありたいといった理想はありますでしょうか。 |
自分の考えを交えながら逆質問できると好印象につながります。しかし、自分の考えを伝えるには、自己分析で「自分の特性」を明らかにしておく必要があります。自己分析にはさまざまな方法がありますが、就活の先輩たちがどのように自己分析をおこなったのか、以下の記事から確認してみましょう。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
⑤待遇に関する直球的な質問|質問のタイミングを考える
入社の判断をするうえで待遇面に納得しているかはとても重要なポイントで、その情報に間違いがないかと確認したくなりますよね。しかし、聞き方やタイミングによってはマイナスの印象につながるため注意が必要です。
そもそも、これらの質問は内定者面談などでも聞くことができます。待遇面の質問は慎重に聞いた方が良い質問であるため、内容に不安がある場合は面談などで聞くことも検討してみてくださいね。
逆質問のNG例 | 逆質問の言い換え |
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今の給料に満足していますか? | 御社では個人の成果を給与に反映される形式が取られていると拝見しました。〇〇さんは自分の頑張りが給与に反映されていると感じますか。私は数字などの評価でモチベーションが上がるタイプなので、ぜひお伺いしたいです。 |
どうやったら給料が上がりますか? | 御社では年一回の給与面談で昇給額を決めると拝見しました。昇給をするには〇〇や〇〇の要素が必要だと思うのですが、実際はどうなのでしょうか。給料に見合った活躍ができる社員でありたいと考えているためぜひ お聞かせください。 |
残業は実際何時間ですか? | 御社の業務内容から考えると〇月が繁忙期なのではないかとお見受けします。〇月はどれくらいの忙しさになるのでしょうか。業務のためにAの仕事とBの仕事をするとなると、1日のスケジュールを立てるうえでも工夫が必要かと思うので、ぜひお伺いしたいです。 |
⑥長期的な就業意欲が見えない質問|どんな人と働きたいか伝える
実際の職場の雰囲気などが気になる人も多いですよね。入社後の様子に関しては、想像することしかできないため不安に思うのも当然でしょう。しかし、不安という感情を押し出してしまうのは危険です。「長く働きたいからこそ、聞いておきたい」という思いが伝わると好印象になりますよ。
逆質問のNG例 | 逆質問の言い換え |
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離職率は高いですか? | 求人サイトにて3年以内の離職率は〇%と拝見しました。ほかの企業と比べて低く感じたのですが、差し支えなければ、〇〇さんが考える離職率が低い理由を教えていただくことは可能でしょうか。 |
社内の人間関係は良好ですか? | 私はチームワークを意識して仕事をしていきたいという思いがあります。御社においてもチームワークの考えが根付いている印象があるのですが、〇〇さんから見て働いている人の共通点とは何だと思いますか。 |
新卒入社の社員は何人残っていますか? | 昨年度新卒の社員は〇人入社されたと拝見しました。御社は新卒社員への研修も充実されていて、その後も定期的なキャリア面談をされると聞きました。新卒社員のみなさんはどのようなキャリアプランを歩まれるのでしょうか。 |
⑦仕事に関係のない質問|仕事との関連性を考える
業務外のことであっても、自分の働き方を考えるうえで必要な情報を聞きたいときもありますよね。そんなときは、仕事との関連性を持たせた一文を添えて質問をするようにしましょう。
逆質問のNG例 | 逆質問の言い換え |
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飲み会はありますか? | 社内のみなさんと多くのつながりを持っていきたいと考えているのですが、社内で定期的な他部署との交流などはあるのでしょうか。 |
スーツを着たくないのですが、 服装は決まっていますか? |
業務においては取引先企業とかかわる日と、そうではない日があると思います。しかし、急遽取引先 企業から呼ばれることもあると考えるため、常にスーツを着用しておくことが好ましいのでしょうか。 |
就活生に聞く! 逆質問をするときには何に気を付けるべき?
福利厚生面について質問することは控えた方が良いと思います。特に有休消化率や給料などについては避けた方が良いです。個人的には「休みとお金は仕事をこなしてから手に入るもの」と考えておくと良いと思います。
もちろん働くうえで大切なことなので、必ず聞くべきことではあります。ここをちゃんと確認しておかないと、入社後すぐに退職してしまうことにもなりかねません。ただ、内定後面談などの機会を設けていただけケースも多いので、それを信じて「何でも聞いて下さい」と言われる日が来るまで待ってみてください。
情報を見ただけで満足しないことが必要
また、企業理念に関しての逆質問では、意味を正確に理解しておかなければ「そんなこともわからずに応募したのか」、「入社しても自主的に調べることを怠る人間だな」と判断されかねません。そのため、最低限公にされている情報は必ず調べ上げて、しっかりと理解することを心掛けていました。
逆質問をする際には、質問の意図をきちんと伝えるように意識してみてください。「私は〇〇という理由から、貴社で働く際は〇〇という力が必要だと考えていますが、実際に〇〇という力を活かした経験などはございますか?」など、なぜその質問をするのかをわかりやすく伝えることが大切だと考えていました。
会話ができる逆質問も用意しておこう
また、「相手が話したくなるような質問を1つはする」ということも意識していました。私は企業に対しての面接回数を重ねるにつれて、企業理解も深まり、志望度も高くなっていく傾向がありました。しかし、その志望度を一方的に伝えていては話すことに集中してしまい、相手の話を聞けない人と思われてしまうかもしれません。それを防ぐためにも、相手が答えたくなるような質問を用意しておくよう意識していました。
採用担当に刺さる! 自己アピールにつながる逆質問一覧
面接で適切な聞き方ができれば、自然とみなさんの知りたい情報を手に入れることができますよ。聞き方を工夫することで、みなさんにもメリットがあると覚えておいてくださいね。
ここからは、自己アピールにつながる逆質問を一挙解説していきます。逆質問も面接の一環であるため、最後まで自分のことをアピールして内定に近づきましょう。この記事の後半では就活生が実際にした逆質問も紹介しているので、あわせて確認してくださいね。
①企業の求める人物像に合う逆質問
面接では企業と学生の相性を確認しているため、自分が志望企業に適しているとアピールしてみましょう。逆質問で企業とのアピールするには、ホームページの企業理念や社員インタビューなどを詳しく見る必要があります。活躍している人の特徴などを交えながら逆質問をすると、選考突破に近づけますよ。
企業の求める人物像に合う逆質問の例文
・御社で思考力が求められると考えます。私の強みは先見性の高さであり、逆算して考える力で御社に貢献したいと考えているのですが、業務内で活きる場面はありますでしょうか。
・御社で活躍されている方の特徴は積極性が高いことだと考えます。そのため、行動力を付けるために勉強をしているのですが、社員のみなさんはどういった取り組みをおこなっているのでしょうか。
・御社ではチームワークを大事にされていると拝見しました。私も野球部の経験からチームワークを大事にしているのですが、〇〇さんが御社でチームワークの大切さを感じた瞬間を教えてください。
②業務理解の深さを感じる逆質問
「この学生は業務理解が進んでいる」と思ってもらうことができれば、逆質問で自己アピールができますよ。就職四季報やOB・OG訪問で分析をおこなって、企業知識を交えながら逆質問をしてみましょう。
業務理解の深さを感じる逆質問の例文
・書類作成の業務ではパソコンスキルや業務理解が必要になるかと思います。そのため、より高度な専門知識があることで業務がしやすくなると思うのですが、〇〇さんはどういった考えをお持ちですか。
・接客の業務では、ときにクレームが発生することもあるのではないかと思います。そういった際は、クレーム対応のマニュアルなどが必要だと思うのですが、実際はどういった対策が必要なのでしょうか。
・コンサルの業務では思考力が求められると思います。そのため思考力を身に付けるべく資格を取得したのですが、どういったことを意識すれば普段から考える力が身に付くのでしょうか。また、ほかにも必要となるスキルはありますか。
③キャリアステップが想像できる逆質問
企業は、採用してからも長く働いてくれる学生を求めています。その判断材料の一つとなるのが、キャリアプランをどれだけ具体的に考えられているかです。役職に付く必要があるのか、幅広いスキルを得るために異動が必要なのか、自分なりに考えて逆質問ができると将来の活躍可能性をアピールできます。
キャリアステップが想像できる逆質問の例文
・私はリーダシップのある社会人になりたいと考えています。そのためには1年後に売り上げトップ、3年後にリーダーへ昇格、5年後には新規プロジェクトの立ち上げに携わりたいと思います。積極的に行動する力を活かしながら日々努力したいと考えているのですが、このようなキャリアプランは可能でしょうか。
・私は入社後も幅広いスキルを身に付けていきたいと思っています。そのため将来的には営業成績1位を成し遂げたあとに異動をして、マーケティングのスキルも身に付けたいです。このような異動をした先輩はいらっしゃいますか。
④入社に対する覚悟が感じられる逆質問
仕事は楽なことばかりではありません。しかし、壁にぶつかっても自分の成長のために実直に頑張れる人を企業は求めています。
そのため、入社後に起こりうる問題点などを考えておき、その対処法を逆質問で聞くことができれば、覚悟の大きさやストレス耐性の高さをアピールすることができます。「困難を乗り越えて働き続けたいから、対処法を知りたい」と前向きな理由を付け加えて質問してみてくださいね。
入社に対する覚悟が感じられる逆質問の例
・営業では失敗も付き物だと思っています。予期せぬトラブルが発生したり、リサーチ不足でお客様からお叱りを受けることもあると思います。そういった困難を乗り越えていくには対応力が必要だと考えているのですが、〇〇さんのどのようにお考えでしょうか。
・御社で扱っている商品は無形商材だからこそ思い通りにはいかないこともあるかと思います。そういったときには、気持ちの切り替えが必要だと考えるのですが、〇〇さんは実際どのようにして乗り越えてきましたか。
⑤自分の考えを伝える逆質問
新入社員のうちから将来を見据えて行動する力があるアピールができれば、即戦力として採用してもらえる可能性が高くなるでしょう。だからこそ業界の動向を把握したうえで、自分がどう貢献していきたいかを逆質問で伝えてみてください。自分なりの考えをアピールしてみてくださいね。
自分の考えを伝える逆質問の例
・これからエネルギー業界では脱炭素化という変化が起こっていくと思います。その変化に際して新入社員もグローバルなスキルが求められると感じるため、私は持ち前の語学力で貢献したいと考えています。実際、これからの業界の変化についていくにはどういった力が必要だと考えますか。
・今のIT業界には若手社員のスキル不足があると感じます。そのため、自分自身の資格やインターンでの経験を活かして少しでも貢献していきたいと考えています。これから各国の動きに負けないようにするために、〇〇さんはどういったスキルが求められると感じますか。
就活生の実体験付き|逆質問ですべき質問とは?
インターンシップに参加したある企業で、ありがたいことに社長の方とお話しする機会がありました。そのときに逆質問について話していたのは、「質問が似たり寄ったりになっている、この会社に対してどう思うのか自分なりの考えを伝えてほしい」とのことでした。
そのため、逆質問では真の入社意欲を見られているのではないかと考えます。私は質問する際にもできるだけ具体的な内容を出したり、その会社の面接でしか聞けないようなことも織り交ぜるよう意識していました。
逆質問では、本当に自分が知りたい質問を聞いた方が良いと思います。実際に人事の方とお話しする機会があったのですが、その人事の方が「本当に答えが気になっている逆質問かどうかはすぐにわかる。本当に質問したいと思っている内容の方が自分としては答えやすい」と言っていました。
そのうえで、なぜこの質問をしようと思ったのかまで明確にしておくこと良い逆質問になると思います。
みんなは何を聞いた? 就活生たちが聞いた逆質問を大公開!
逆質問で自己アピールをするには深い企業研究や自己分析が必要だということがわかりましたね。内定をつかんだ学生たちも、きちんと準備をしたうえで逆質問の場に臨んだようですよ。
ここからは学生たちが実際に聞いた逆質問を紹介していきます。なぜその質問を選んだのか、選考段階ごとに逆質問を使い分けていたのか、などもあわせて聞いてみたので、参考にしてくださいね。
どの面接段階でも、面接官の方に「なぜこの会社に入社したのか」ということを聞くようにしていました。選考フェーズごとに面接官の年次も異なっているため、多くの人に入社経緯を聞きたかったというのが理由です。
そして、二次面接や三次面接では、年次の比較的高い社員の方がいることが多かったため、会社の今後の展望だったり、働く中で重要なこと、実際に自分の部下として働いてもらうとしたらどのような点を意識してほしいかなどを伺うようにしていました。
まず一次面接では、人事の方に対して、「担当領域外の方と一緒にプロジェクトを進めることは可能ですか」という逆質問をするようにしました。大きなプロジェクトについても、積極的に他部門と協力して進めていく姿勢を示すために質問をしていました。
二次・最終面接では、「これまでに指導をした新入社員の中で、活躍していった社員の特徴はありますか」という質問をしました。向上心のある人間ということを示すためにこのような質問をしました。
一次面接では、「コミュニケーションをとる際に気を付けていることはなんですか?」という質問をしていました。社会人として組織に属して働く以上、必ず人と接する機会があります。その際に意識していることは人それぞれ違うと思い、その会社の価値観を知るためにも聞いていました。
また、最終面接では、自分の考えを踏まえたうえで、興味があることについて自分で調べきれなかった点を聞いていました。最終面接では、入社意欲が問われているため、入社意欲がアピールできる質問を心掛けていました。
どうしても気になる……企業の気になる実態を調査する5つの方法
就活生たちの逆質問は、そのまま面接に活かせそうなものばかりでしたね。
一方で、面接で聞いてはいけない疑問を確認する場所はないのかと疑問に思う人もいますよね。ネガティブな情報こそ、入社までに確かめておきたいというのが本音でしょう。ここからは、企業の実態を調査する方法を確認していきます。
①四季報で知らべる
四季報には企業の離職率や、有給取得率、その業界の将来性などがざっくばらんに語られています。直接は聞きづらい質問に関しての情報も集めやすいでしょう。
四季報には2つの種類がありますよ。企業の内部環境などが知りたい場合は、就職四季報を活用し、業界全体の動向や勢いを知りたいときは会社四季報を使ってみてくださいね。
①会社四季報
会社四季報は、日本の上場企業の現状の動きと今後の展望を明らかにしている本です。3,800社を超える企業の社長などにもインタビューをしているため、その情報の信頼性も高いでしょう
②就職四季報
就職四季報は、就活生や転職活動者が気になるであろう、企業の採用倍率や有給取得実績、残業時間や昇給についてなどの企業の実態を知ることができる一冊です。企業の説明会などでは聞きづらい福利厚生面のデータも豊富に扱われています
②口コミサイトを見る
口コミサイトからは、社内の内部環境を知ることもできます。すでに退職をした人や働いている人の企業に対する評価やリアルな意見を聞くことで、企業の実態が見えてくるでしょう。
しかし寄せられる口コミすべてが正しい情報とは限りません。ほかのツールも使ったうえで、判断材料の一つとして考えておくのが良いでしょう。
③就職エージェントに聞く
就職エージェントとは、求職者の希望条件に合った仕事を紹介する仲介会社のことを指します。就職エージェントは、各企業と応募者のマッチングを進める企業であるため、企業に関するより多くの情報を持っているといえるでしょう。
もし就職エージェントに対して、離職率や有給消化率、ボーナスの実績などを聞いたとしても、応募企業に筒抜けになることはありません。聞きづらい質問を就職エージェントに聞くというのも一つの手です。
就職エージェントの例
④内定後面談などで質問をする
企業によっては、内定後に面談が設定されるケースもあります。もしそういった機会がある場合は、そこで条件面などの質問をしてみましょう。内定をもらったあとというのは、承諾するか否かの選択権はみなさんにあります。だからこそ、その判断軸として条件面の情報も集めてみてください。
しかし、内定があるからといって失礼な態度を取るべきではありません。目の前にいる採用担当者も、これから一緒に働く可能性のある社員の一人であるため節度を守った聞き方をしてみてください。
⑤OB・OG訪問を設定する
OB・OG訪問を実施すると、実際に働く現場社員の声を知ることができます。日々業務をしている人しかわからない大変さややりがいを知ることが、企業の実態を知ることにつながるでしょう。
Matcher、ビズリーチキャンパスなどのサービスや大学のキャリアセンターなどを利用し、自分が聞きたい情報を持っていそうな社員を探して、OB・OG訪問をおこなってみてくださいね。
OB・OG訪問の手順や質問内容がもっと気になるという人は、下記の記事もあわせて確認してみてくださいね。
OB・OG訪問とは|就活経験者が教えるおすすめ質問一覧付き
就活生はどうやって情報収集をした? 企業に聞きづらい実態の調べ方
私は、口コミサイトを使って聞きづらい情報も得ていました。退職者や現在も勤めている社員の生の声は、これから応募する側の人間にとっても、大変貴重な情報になると思います。企業の良いところだけでなく、悪いところにも向き合える作業でした。
実際、有休取得率が高いと書かれている企業でも、内情は複雑化していることもありました。投稿内容には「確かに有給取得はできるけれど、取得しにくい空気が流れており、理由を聞かれる」といったことが書かれていることもありました。
内定承諾にあたって不安なことは、リクルーターの方に内定後の段階でどんどん聞いていました。内定前に企業の実態を知りたいときは、OB・OG訪問を活用して聞くことが多かったです。
できるだけ採用業務とは関係のない方と話すと、飾らない企業の実態をお聞きできることが多かったです。そのため、聞きづらい内容などはそういった場を利用して質問することを心掛けていました。
基本的には、意図とともに質問をすると嫌な顔はされません。何か良くない点があれば、表裏一体の良い点も一緒に教えていただけることも多かったです。
一番有効活用していたのは、OB・OG訪問です。そして、そのなかでも少し聞きづらい内容の質問をする際は、できるだけ若手の男性社員(同性の社員)に伺うようにしていました。ぶっちゃけた話を年次の高い方々に聞くのは少し抵抗感があったからです。
若手であれば、学生目線で本音軸を伝えたとしても、しっかりとその意図を理解したうえで情報を教えてくれることが多かったです。特に年収や残業、社内でのリアルな雰囲気はなどは、どの会社でも伺うようにしていました。
「面接で聞いてはいけない逆質問」は聞き方を工夫! ミスマッチを防ぐ機会にしよう
面接で聞いてはいけない逆質問とは何か、知ることはできましたか。評価を下げてしまう恐れのある逆質問とは質問の意図が伝わりづらく、考えの甘さを感じさせるような質問のことを指します。
反対に、企業研究や自己分析を重ねて聞きたい理由を明確にすると、企業や自分自身への理解度が高いと高評価を得られるでしょう。逆質問は学生にとっても疑問が解消でき、自分のことを再度アピールできる機会でもあります。適切な聞き方でミスマッチを防いでくださいね。
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