就活生に聞く最終面接の落ちるフラグ集|合否とぶっちゃけトーク付き

落ちるフラグを回収してしまった就活生たちの声も......最終面接で落ちるフラグ フラグを繰り返さないためには

就活生が感じた最終面接の落ちるフラグを一挙公開! 事前対策でフラグを回避しよう

「あの面接官の言動って落ちるフラグだったのかな」と気になったことはありませんか。特に最終面接は内定まであと一歩のところだからこそ、面接官の些細な言動に不安を覚えてしまうことも多いでしょう。

そんな人のために、この記事では現役就活生の体験談を交えながら、最終面接での落ちるフラグを一挙解説していきます。落ちるフラグを把握することで、次回の最終面接までに対策ができますよ。また、実際「落ちるフラグ」を感じたからといって、必ずしも不合格になるというわけではないことが、体験談でも語られています。

これから最終面接を控えているという人も、落ちるフラグに目を通しておき、事前の対策を進めてみてくださいね。

面接の結果がわかるまでには時間がかかるケースもあるでしょう。そのため、面接中の面接官の行動や表情が逐一気になりますよね。そんなみなさんのために下記の記事で、面接に落ちるサインをまとめてみました。最終面接以外での落ちるフラグも知っておきたいという人は確認してみてください。
面接で実際に出された「落ちたサイン」と結果を大公開|挽回策も解説

前提知識をチェック! 最終面接ってどんな面接?

最終面接には異様な緊張感がありますよね。最終面接に合格すると内定が手に入るため、必要以上に緊張してしまい、思ったようにアピールができないという人も多いでしょう。しかし、最終面接でどのようにアピールすべきかわからないと、これまでの努力が水の泡になってしまいます。

最終面接で良い結果を残すためにも、まずは最終面接とは何が見られている面接なのかを確認しておきましょう。どういったコミュニケーションを取るべきなのかがわかれば、落ちるフラグを回避することができますよ。

キャリアステージ編集部

人事経験のある社会人に質問です。最終面接では、学生の何を見ていましたか?

S・K 4年制大学

最終面接では入社意欲・志望度の部分が注目されているように思います。複数名候補がいる状態だと、入社してくれそうな方に優先的に内定を出したいという気持ちが働くのが本音です……。そのため、他社の選考状況や志望順位などがある程度重視されるかと思います。

最終面接では、社長が面接官として参加することもあります。最終面接に臨む前に、ぜひこの記事を読んでみてください。社長面接を突破した内定者たちが、実際に聞かれた質問を教えてくれました。
社長面接を突破した内定者直伝の面接対策|質問と逆質問例30選付き

入社の覚悟を確認する

採用活動においては採用人数が決まっているため、企業側が内定を出せる学生の数も限られています。そのため、確実に入社してくれる学生に内定を出したいと思っているのです。企業側にも採用人数の目標があるからこそ、学生の内定辞退や採用活動のやり直しは避けたいというのが本音でしょう。

そのため、最終面接では「長期的に、前向きに働き続けてくれる学生かどうか」を確認したいと考えています。企業側も学生の将来に責任を持って採用するからこそ、学生に対しても就業への覚悟を求めています。

だからこそ、「企業で働くことの覚悟」が感じられない状態では、最終面接に落ちるフラグが立ってしまうの可能性があります。この記事の後半では、企業に対する熱意をアピールする方法を解説しているので、忘れずにチェックしてみてくださいね。

面接で何をアピールすべきかがわからないと面接がうまくいかず、面接自体に恐怖心を抱いてしまう人もいるでしょう。ただし、怖いという気持ちを抱えたままでは不採用が続いてしまうかもしれません。下記の記事では、内定者たちがおこなった面接の怖さを克服する方法をまとめています。
内定者のアドバイス付き|「面接が怖い」を解消する3ステップ

入社後の活躍可能性を想像する

最終面接は、目の前にいる学生が「自社で活躍できる学生かどうか」を見極めるための場所です。企業側は、自社で中長期的に活躍してくれる新入社員を求めています。そのため、最終面接では、長い目で見て自社の戦力となってくれそうかどうかの素質を確かめるのです。

また、入社先で活躍できないことは、企業だけでなく学生にとっても不利益です。企業の利益を伸ばせないだけでなく、学生自身のファーストキャリアを無駄にしてしまうことにもつながりかねません。

最終面接では、学生がポテンシャルをアピールし、面接官に入社後の働きぶりを想像してもらうことが必要です。この記事の後半では、応募企業とのマッチ度をアピールする方法を解説しています。最終面接で自分の可能性を最大限アピールするためにも、確認してみてくださいね。

就活真っ只中のみなさんであれば、こういう社会人になりたいという理想像を持っている人も多いでしょう。第三者から評価されることがある就活では、辛いと感じることもあるかもしれません。そんなときは社会人が働く理由を確認して、「働く」ということのモチベーションを高めてみてください。就活へのうつ々しさが解消されるかもしれません。
「なぜ働くのか」社会人に聞いてみた|体験談で見つける働く理由

ほかの面接との違い! 最終面接では何が見られていた?

Y・A
Y・A
4年制大学/文理融合学部
最終面接では「一緒に働きたいと思う学生か」が見られている

最終面接までの選考を通して、基本的な能力や持っている強みについては評価が済んでいる状態だと考えます。そのため最終面接では、企業理解の深さや志望度はもちろん、「面接官が一緒に働きたいか・部下にしたいか」を評価されていると感じました。

そのうえで、企業の経営層にあたる社員から、最終的に「一緒に働きたいか」と思ってもらえるかが採用にもっとも影響するのではないかと思います。面接官とのフィーリングもあると思いますが、とにかく笑顔で明るく仕事を頑張ってくれそうという印象を与えることが必要になると思いますね。

R・N
R・N
4年生大学/理系学部
具体的なキャリアプランで入社後の姿を見せることが評価につながる

入社後のビジョンが明確である点を評価していただいたと感じます。自分のかかわりたい業務領域であったり、企業が展開するサービス、商品に関する知識をもとに、何を成し遂げたいかがはっきりしていることで、入社後のイメージがしやすかったのではないかと考えます。

ほかの面接との違いは、熱意や志望度の見せ方にあると思います。企業に関する知識はもちろんのこと、その情報をもとにして自分のキャリアプランまで明確に話せるかが重要であると考えます。

就活生たちも感じた……最終面接で落ちるフラグ7選

最終面接で落ちるフラグ7選

最終面接とは何を確認するための場所なのか理解することはできましたか。最終面接の意図がわかると、不採用につながらないための行動を取ることができるでしょう。落ちるフラグを立て続けないためにも、前提知識を身に付けておいてくださいね。

ここからは就活生たちが実際に感じ取った最終面接での落ちるフラグ7選を確認していきます。もしかすると、これから解説する「落ちるフラグ」と同じようなものを感じた人もいるかもしれません、「落ちるフラグ」を感じた就活生たちの選考結果が、実際にどのような結果になったのかも確認してみてくださいね。

キャリアステージ編集部

最終面接前に、「面接で落ちるフラグって何だろう」と調べたことのある人に質問です。どのようにしてその情報を調べましたか。

M・W 学習院大学

「面接落ち フラグ」というキーワードで検索をしました。就活の情報発信をしているアカウントをフォローしていたので、自然に目に入ってくるようになっていました。

R・N 4年生大学

SNSやYouTubeを用いて調べてました。またキャリアセンターの方の情報から入手することもありました。

①面接官の反応が良くない

最終面接で面接官の反応が冷たいと、「適当にあしらわれているのかも……」と感じませんか。採用する気がないのではないかと、落ちるフラグを疑ってしまう人も少なくありません。

面接官の反応が良くない例
・質問に対する深掘りがない
・面接官が一切笑顔を見せない
・学生の意見が否定される

これらの行動は学生に対する興味関心の低さを示す場合もあるため、落ちるフラグである可能性が高いでしょう。もしこれからも一緒に働きたいという学生であれば、コミュニケーションを楽しみながら入社を歓迎する面接をしてくれる傾向にあるからです

実際に、最終面接で面接官の反応が良くないと感じたことのある就活生たちは、どんな結果になったのでしょうか。

キャリアステージ編集部

最終面接で面接官の反応が悪く、落ちるフラグを感じたことはありますか?

Y・A 4年制大学

面接官の反応が薄く会話が弾まず、面接が終わった際に「楽しかった」と思えなかったときに落ちたと感じました。結果としても不合格でした。

R・N 4年生大学

面接官が頷くだけで、深掘りの質問もなく進んでいく面接で、落ちるフラグを感じました。実際に不合格でした。

②面接が想定よりも早く終わる

面接の案内に面接の所要時間が書かれていることもありますね。最終面接の場合、入社に向けた意志や覚悟を入念に確認するため、ほかの面接よりも所要時間が長いこともあります。そんな最終面接で想定よりも早く面接が終わってしまうと「自分に興味がないのか……」と不安になる人もいるでしょう。

最終面接が想定よりも早く終わってしまった場合、自社での活躍可能性や長期的な就業像が見いだせなかった可能性があります。学生とのミスマッチを感じた場合、面接を早めに切り上げることもあるからです。

実際に最終面接が早く終わってしまった就活生たちは、最終面接に合格できたのでしょうか。体験談を確認してみてくださいね。

ただし、最終面接前に採用の見込みが高いと判断されていて、最終面接の主な目的が本当に入社意思の確認だけだった場合、面接時間が短くなることもあるということも頭に入れておきましょう

キャリアステージ編集部

最終面接で面接が想定よりも早く終わったことで「落ちるかも」と思ったことはありますか?

M・W 学習院大学

私の経験上、ベンチャー企業で予定より早く終わることがありました。実際早く終わる場合は不合格のことが多かったです。

R・N 4年生大学

最終面接で、早く終わってしまったことがあります。自己分析の内容に興味を持たれなかったことが原因だと思っていて、実際結果も不合格でした。

実際、面接の所要時間はどれくらいなのかと気になる人もいますよね。就活が進んでいくと、一日に複数の企業の面接を受ける日なども出てくるため、面接日の予定を立てるためにも面接時間の実態を知りたい人も多いでしょう。そんなときは、下記の記事から現役就活生たちの面接時間に関する体験談を確認してみてくださいね。
面接の所要時間や理想の到着時刻は? 面接時間に関する実態を調査!

③選考結果の連絡に時間がかかる

最終面接が終わった段階で、「採用結果は〇〇日までにご連絡いたします」と言われたことはありませんか。一般的に、最終面接の場合は2週間以内に面接結果が通知されることが多くあります。

そのため、1カ月後など日数がかなり空く場合や、そもそも通知日が濁される場合などは、落ちるフラグかもと思う人も多いでしょう。実際2週間以上の間が空く場合には、サイレントお祈りになる場合もあるのが実態です。サイレントお祈りとは、企業からの連絡がないまま選考で不採用になることの造語です。

最終面接の選考結果が通達されるまでの期間が長かった就活生たちは、どのような結果になったのか確認してみてくださいね。

キャリアステージ編集部

最終面接で選考結果の連絡に時間がかかったことで、「落ちるかも」と思ったことはありますか?

Y・A 4年制大学

オープンチャットで、ほかの人には結果がきていると聞いたのに対し、自分にはまったくこなかったため落ちたと思いました。実際に不合格でした。

R・N 4年生大学

およそ1週間近く待っても、連絡がこなかったことがあります。合格の際は2.3日以内に連絡がきていたことから、落ちていると感じました。実際不合格でした。

④入社後の話がされない

この記事でも、最終面接は学生の活躍可能性を確認する場だと確認しましたね。そのため、最終面接では一般的にキャリアプランや将来やりたいことなどの質問をされる可能性が高いです。

しかし、なかには最終面接で一切入社後の話がされないというケースもあるのです。入社後の話に至る前に学生が自社で活躍する想像ができなかった場合などは、キャリアに関しての質問が省かれることも珍しくありません

実際に最終面接で入社後の話がなかったという就活生たちは、その事態をどのようにとらえたのか確認してみましょう。

キャリアステージ編集部

最終面接で入社後の話がされなかったことで、「落ちるかも」と思ったことはありますか?

M・W 学習院大学

入社後のキャリアプランなどが聞かれないと落ちることが多かったです。自分が答えたキャリア像などについて深掘りがない場合は、落ちたと思ってました。

R・N 4年生大学

あります。ほかの企業では入社後の最終確認として、転勤が大丈夫かなどの質問があったのですが、なかった企業は落ちるフラグを感じました。ただ、実際は合格していました。

最終面接の逆質問の際に、「最後に何か一言ありませんか」と言われることもあるでしょう。その場で、入社後の活躍可能性をアピールする人もいれば、企業に対する疑問を解消する人もいます。最後に一言の活用方法はそれぞれだからこそ、どんな一言を伝えるべきなのか気になる人もいますよね。そんなみなさんのために、下記の記事では面接官ウケが良かった「最後に一言を」まとめてみました。
成功談から学ぶ! 面接の「最後に一言」ウケが言い回答とは

⑤他社の選考状況を聞かれない

学生の入社に対する覚悟を確認するのが最終面接だと解説しましたね。その覚悟を見定める方法として、他社の選考状況を確認するというやり方があります。他社の選考よりも自社の内定を優先してくれる姿勢があるか、内定が出た際に他社の選考を辞退する覚悟があるかを確かめます

そのため、選考状況を聞かれない場合、採用水準に当てはまらない学生と判断された可能性があるでしょう。実際に選考状況を聞かれなかった就活生たちの結果はどうなったのか、確認していきましょう。

キャリアステージ編集部

最終面接で他社の選考状況が聞かれなかったことで、「落ちるかも」と思ったことはありますか?

M・W 学習院大学

ないです。他社の選考状況は最終面接に進んだすべての企業で聞かれました。

R・N 4年生大学

聞かれなかったこともあります。ただし、他社の選考状況を聞く・聞かないは、企業によってばらつきがありました。そのため、他社選考状況の質問での影響は少なく、聞かれていなくても合格していたケースもあります。

⑥志望動機が聞かれない

企業側は「同業他社でなく自社を選ぶ理由」や「学生が思う自社の魅力」を聞くことで、学生の理解度の高さや親和性の高さを確認しています

最終面接で志望動機が聞かれなかった場合「自社を選ばないかもしれない」と感じ取られた可能性があり、落ちるフラグに該当することもあります。志望動機が聞かれなかった学生は、それを落ちるフラグだと感じたのか確認してみてくださいね。

キャリアステージ編集部

最終面接で志望動機が聞かれなかったことで、「落ちるかも」と思ったことはありますか?

M・W 学習院大学

志望動機が聞かれなかったことはありますが、合格していました。特殊な選考で有名な企業だったので、志望動機は一切聞かれず、「どのような仕事をしたいのか」というアバウトな質問を聞かれました。

D・T 千葉大学

志望動機は聞かれず、「うちに入社したら10年後に何をしていたい?」と聞かれました。10年後までは考えておらず、「多くの仕事を経験して、自分にしかできない仕事をできるようになっていたい」と答えたときは、曖昧な回答をしてしまったため落ちたと思いました。しかし、1週間後には合格の通知が届きました。どのような仕事でも全力で取り組んでくれそうだという部分が評価されたと、あとからお聞きしました。

⑦前向きな言葉を言われない

最終面接で「入社をお待ちしています」「一緒に働きたいと思っています」などと言われると、企業に対する志望度が高くなる人もいるでしょう。せっかく働くなら、入社を心待ちにしてくれている企業で働きたいですよね。

だからこそ、最終面接で前向きな言葉がもらえないと、合格に対する手応えを感じられずに不安になるのは自然なことです。ただし、何かしらの不一致を感じて入社の可能性が低い場合、モチベーションが上がるような言葉が発せられないケースもあります

実際に、最終面接で前向きな言葉を言われなかった学生たちの結果はどうなったのか、体験談から確認してみてくださいね。

キャリアステージ編集部

最終面接で入社に対する前向きな言葉をいわれなこかったことで、「落ちるかも」と思ったことはありますか?

M・W 学習院大学

あります。入社後なにがしたいのか聞かれずに、落ちたことがあります。落ちる場合は、こちらの発言の矛盾点を指摘するような質問が多かったです。

D・T 千葉大学

受かった最終面接では、ほとんどの場合「うちで、〇〇さんのように活躍してくれそうだね」と言われました。一方落ちた最終面接は、「社会に出たら、〇〇という部分が活かせそう」と言われ、不合格を確信しました。合格したときはその企業での活躍への期待を伝えられることが多かったですが、そうでない場合は不合格になることが多かったです。

一見、ポジティブに聞こえる言葉でも実際の合否はわかりませんよね。面接官の反応を思い出すのもいいかもしれません。次の記事では、先輩たちの実体験を紹介しています。ぜひ、参考にしてみてくだい。
「前向きに検討する」は不合格? 就活生の実体験から真意を探ろう

みんなでディスカッション! これって最終面接で落ちる? 受かる?

最終面接での落ちるフラグとしてありがちな7つのサインを解説してきました。7つのフラグに当てはまっていて、最終面接の結果に自信がなくなってしまった人もいるでしょう。ただし、落ちるフラグは単なる予兆で、絶対的な指標というわけではありませんよ。

ここからは、落ちるフラグに関する噂について就活生と一緒に議論していきましょう。実は、「落ちるフラグに当てはまっていたが、内定だった」というケースもあるのです。絶対に落ちた……と過度に落ち込む前に、まずは就活生たちの意見を確認してみてくださいね。

面接時間が予定よりも短い

面接予定時間はあくまで目安です。予定より長いから合格、短いから不合格ということはありません。会話のキャッチボールの回数が多かったとしても、相手の発言の意図が理解できず回数が増えただけというケースもあるのです。

むしろ、コミュニケーションの量が少なかったとしても的確に答えられていれば、最終面接が早く終わることもあります。面接時間が予定よりも短かった場合も合格の可能性があると思うか、これまでの経験をもとに現役就活生たちが答えてくれました。

キャリアステージ編集部

面接時間が予定よりも短いと、最終面接に落ちると思う? みなさんはどう思いますか?

Y・A 4年制大学

面接時間が予定より短くても合格することができたため、あまり関係ないと思います。面接官が自分のことを良く理解してくれていたとプラスに捉えるようにしたら良いと思います。

N・U 4年制大学

短いから確実に落ちるとは限らないと思いますが、短すぎるのは怪しいかもしれません。実際に、面接は進むにつれて担当者も変わっていくので、同じ質問も聞かれます。ほぼ採用が決まっていたとしても、その確認が短すぎるというケースはあまりなかったように思います。

R・N 4年生大学

短すぎる場合であれば落ちると思います。採用が決まっている場合でも、入社後の最終確認として質問する内容は多くあると考えるためです。

志望動機が聞かれない

内定が決まるかもしれない最終面接で、志望動機が聞かれないというのはどこか不安ですよね。志望動機を聞かれるまでもなく不採用なのかも……と思う人もいるでしょう。しかし、すでに志望度の高さを確認できている場合、最終面接で志望動機を聞く必要はないと判断される学生もいます

実際、最終面接で志望動機が聞かれないというのは落ちるフラグだと思うかどうか、就活生たちに聞いてみました。

キャリアステージ編集部

最終面接で志望動機が聞かれないと、最終面接に落ちると思う? みなさんはどう思いますか?

N・T 4年制大学

一次面接や二次面接で志望動機についてしっかりお話をしている場合、最終面接で志望動機を聞かれなくても大丈夫だと思います。私の場合、最終面接では志望動機よりも、入社したらやりたいことを中心に質問されました。

Y・A 4年制大学

最終面接で志望動機が聞かれなかったとしても、それまでに自分の熱意を伝えられていれば関係ないと思います。企業によっては、最終面接で学生のパーソナルな部分への理解を大切にしているところもありました。

M・W 学習院大学

最終面接で志望動機が聞かれない場合、落ちている場合が多かったです。選考時に「志望動機を聞かれない」で有名な企業以外は、ほぼ聞いてくると思います。

雑談形式の面接だった

話が弾んで笑いなどが起こった場合に、面接がうまくいったと感じる人もいるでしょう。しかし、それが絶対的に内定につながるというわけではありません。就活生たちは、今後も企業の顧客となる可能性があることから、良い印象を残して終わらせようとしている場合もあります。

つまり、不採用を通達したとしても、今後の企業活動に悪い影響がないように明るく振る舞うケースもあるということです。雑談形式の面接を受けたことがある学生たちは面接内容に対してどう思ったのか、体験談から確認していきましょう。

キャリアステージ編集部

最終面接で雑談形式の面接だと、最終面接に落ちると思う? みなさんはどう思いますか?

Y・A 4年制大学

最終面接で雑談面接になることは合格の可能性が高いと思います。面接官は一緒に働きたいかどうかも見ていると思うので、楽しく雑談できたことはプラスだと思います。

N・U 4年制大学

雑談と言っていいかわかりませんが、かなりラフな最終面接を受けたことがあります。ときどき冗談を言って笑わせてもらったりと終始和やかでした。質問に私が回答した後も、「深いねぇ。なんか、みんな深い話が多いですねぇ。とても良い経験だと思いますよ」といったゆるい感想で終わり、合格でした。ただ、雑談風でも真剣に話したほうが無難かと思います。

M・W 学習院大学

受かると思います。最終面接はほぼ確認程度というスタンスでおこなっている企業も多いと思うからです。ですが、最後まで気を抜かず、雑談でもしっかり自分の意見を言うことが重要です。

面接で浅い話しかしなかった

最終面接で基本的な内容しか聞かれないと、落とす前提で基本事項だけを確認されているのかも……と思う人もいるでしょう。すでに採用前提で話が進んでいるからこそ、確認事項だけで最終面接が終わっているのかもしれませんよ。

実際、最終面接までの内容も社内で共有されているケースが多々あります。面接を受ける学生がどういった学生で、どれくらいの志望度で、どんなキャリアを望んでいるかがすでに明確であれば、深掘りなどをする必要はないでしょう

最終面接での質問内容が普段の面接と変わらなかったという人は、落ちるフラグが立っていると思うか就活生たちの意見を聞いてみましょう。

キャリアステージ編集部

最終面接で面接内容が浅いと、最終面接に落ちると思う? みなさんはどう思いますか?

N・U 4年制大学

私が受けた会社では、一次面接などに比べて、最終面接での深掘りは少ないように感じました。質問数は普通くらいだったと思いますが、すべて最終確認といった感じで、その内容をさらに聞かれることはなかったです。ただし最終的には合格したので、深掘りをされなくても心配いらないかもしれません。

N・T 4年制大学

私が受けた企業は最終面接が一番あっさりしていたように感じました。時間も10~15分間と短く設定されていて、意思確認というイメージが強かったです。実際、面接の内容が浅くても、合格していました。

R・N 4年生大学

内容が浅いと、最終面接には落ちると思います。私が受けた企業では、最終面接でも深掘り質問が多くあり、時間内には終わったものの、やり取りをする回数が多かったです。

「引き続きよろしくお願いします」と言われる

面接の最後に「引き続きよろしくお願いします」と、今後のつながりを感じさせるような言葉を言われることもあるでしょう。なかには、その言葉を受けて「次の機会があることを暗に伝えられた」と感じる人もいるのではないでしょうか。

しかし、社会人の間では「引き続きよろしくお願いします」は挨拶の一つとして使われることも多く、特段大きな意味をなさない場合もあるのです。引き続きよろしくお願いしますという言葉で合格と判断して良いと思うか、就活生たちに聞いてみました。

キャリアステージ編集部

最終面接で「引き続きよろしくお願いします」と言われた場合、最終面接に落ちると思う? みなさんはどう思いますか?

N・T 4年制大学

私は「引き続きよろしくお願いいたします」と言われ、不合格だった経験があります。言われた時は合格したかもしれないとぬか喜びをしていたため、ショックが大きかったです。

M・W 学習院大学

「引き続きよろしくお願いします」は、ほぼ受かっていると信じて良いフラグだと思います。個人的には「今後の成長が楽しみです」というのも合格フラグだと思います。

H・T 4年制大学

私は「引き続きよろしくお願いします」と言われても、落ちていることが多々あったので、あまり合格フラグだとは感じませんでした。

フラグに振り回された……最終面接でまさかの結果になった就活生たちの話

「落ちるフラグ」「合格フラグ」に対しての考え方も、就活生によって差があることがわかりましたね。面接は生身のコミュニケーションだからこそ、一つの言動だけで採否を予想することは難しいのです。

だからこそ、「フラグ」を過度に信用したり、逆に必要以上に落ち込むことは危険だと覚えておきましょう。予想外の結果が待ち受けていることもあるのです。ここからはフラグとは真逆の結果になった就活生たちの体験談を確認していきましょう。フラグは絶対ではないと感じることができるかもしれません。

合格フラグが立っていたのに落ちた人

「入社に対して前向きな言葉を言われる」「雑談形式の面接がおこなわれる」など、合格フラグとしてよく耳にするものもありますよね。しかし、それがお世辞だったり、単にのちの関係性を良くするための振る舞いだったりするケースもあるのです。

ここからは、合格フラグに裏切られて、不採用になってしまった学生たちの体験談を紹介していきます。フラグを信じすぎて就活を中断してしまうことは、大変危険です

D・T
D・T
千葉大学/法政経学部
たくさんの深掘りをされたからといって合格ではない……

「入社したら、どんなことがしたい?」と聞かれ、自信を持って回答したところ面接官との会話が弾みました。どんなタイミングで異動や昇格の機会があるのかも説明いただき、キャリアビジョンに対するすり合わせができたと感じました。そのときは、かなり興味を引くことができて合格したと思いましたが、1週間後には不合格の連絡を受け取ることとなったのです……。

質問に対する回答が長くなり、時間オーバーになってしまったことが原因です。思い返すと、時間切れになってしまったことで、自分のことを十分に伝えることができなかったのではないかと思います。

最終面接に限らないことではありますが、できるだけ回答は簡潔に答えることが大事だと思います。一つの回答を短くして、自分のことさまざまな角度から知ってもらえると良いと思いますよ。

Y・K
Y・K
4年制大学/文系学部
本心ではない「第一志望です」は見抜かれる……

面接終盤に質問された、志望度の部分の詰めが甘かったなと感じました。そのときは、いくつか並行して最終面接を受けていて、その企業よりも志望度の高い企業も多くありました。とはいえ、とりあえず内定が欲しいという思いもありとても複雑な心境でした。

回答としては一応、「第一志望です」と答えました。そのあと「現在ほかに受けている企業はあるか」と聞かれたため、その企業よりも知名度や業績が高い企業の名前も正直に挙げました。そこですかさず「その企業とうちの何が違うか」という質問をされ、内容的に第一志望ではないことがバレてしまい不合格となりました。

落ちるフラグが立っていたのに受かった人

この記事でも落ちるフラグ7選を解説してきましたね。実際にそのフラグが当たって不採用になってしまった人もいます。しかし、その逆もありえるのです。そもそも採用前提で最終面接が進んでいて、確認程度の面接で終わったなどがその例に当てはまります。

「不採用かと思っていたら、採用だった」と予想に反した結果になった就活生たちの体験談を聞いてみましょう。絶対に不採用だ……と、これまでの自分の努力を否定する必要はないかもしれませんよ

Y・A
Y・A
4年制大学/文理融合学部
圧迫面接でも動じないことが合格のカギ

最終面接の際に少し圧迫面接気味の面接がおこなわれ、面接官に笑顔がなく、鋭い深掘り質問をたくさんされました。頑張って答えていましたが、反応が薄かったため落ちるフラグが立っていました。

しかし結果は合格で、そのフィードバックとして「どんな質問をされても堂々と考えて答えられていた」という内容がありました。仕事場で上司や初めての人とかかわるときの忍耐力や対応力があると評価していただけたと思います。

D・T
D・T
千葉大学/法政経学部
深掘り質問を多くされても熱意を伝え続けることが重要

同じ業界にある競合企業と比べて、「なぜうちが良いのか」という質問を多くされたときは意欲が伝わっていないと感じ、落ちたと思いました。しかし、予想に反して2週間後には最終面接合格のご連絡をいただくことができました。結果としても「〇〇さんのように、弊社で働くことに意欲を持っている方と働きたい」というフィードバックをもらうことができました。

競合に知名度の高い企業がある会社は、内定後にほかの企業に流れてしまうことをとても恐れている場合があります。そのため、最終面接では最後まであきらめず誠意をもって質問に答えていくことが重要だと感じました。

最終面接で落ちるフラグは単なる「フラグ」 気持ちを切り替えて対策をしよう!

最終面接で「落ちるフラグ」「合格フラグ」が立っていても、結果が予想に反することもあるのです。フラグから合否を予想しても、結果がどちらに転ぶかは当日までわからないと言えます。

だからこそ、面接後に「フラグ」を気にするよりも、次の選考に向けて気持ちを切り替えることが大事なのです。失敗もむしろ成長のチャンスだと思えるようにしましょう。受けられる企業は1社だけではないため、次の面接に向けて気持ちを切り替えてみてくださいね。

記事の後半では、面接に合格するためのコツも紹介していきます。気持ちを切り替えられたら、行動に移していきましょう。

キャリアステージ編集部

人事経験のある人に質問です。合格・不合格フラグは信じるべきだと思いますか?

S・K 4年制大学

絶対ではないと思いますが、わかりやすいフラグはあるのではないかと思います。「予定時間より大幅に短い時間で面接が終わったため脈がない」「入社日・入社前の手続き方法など、入社にあたっての条件すり合わせがあったので脈がある」といった合格・不合格の傾向はあると思います。

最終面接を突破するには、自己分析をして企業との相性をアピールすることが必要です。しかし、自己分析にはたくさんの方法があって、どの方法を試すべきか迷いますよね。そんなみなさんのために、下記の記事では就活生が実際におこなった自己分析と、そのおすすめポイントについてまとめてみました。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き

そもそも最終面接で落ちる人ってどんな人?

最終面接で落ちるフラグが経つ人の特徴と対策法

最終面接で受かる人というのは、「最終面接の意図を理解して、企業との親和性をアピールできる人」です。そのため、最終面接に受かるための要素が欠けてしまっていると、落ちるフラグが立ってしまうこともあるでしょう。

ここからは、最終面接で落ちる人の3つの特徴を解説していくので、当てはまっている箇所はないか確認してみてください。当てはまるという人は、落ちるフラグを回避する5つの対策も併せてチェックしてみてくださいね。

就活生に聞いた|そもそも最終面接で落ちる人ってどんな人?

R・N
R・N
4年生大学/理系学部
準備不足で回答できない人は落ちる可能性がある

最終面接で落ちる人に共通するのは、「圧倒的な準備不足」です。入社後の質問をされた際に、頭が真っ白になり答えられない人を何人も見てきました。

企業がどういったサービスを展開していて、そこにかかわるためにはどういったキャリアプランを歩めばいいのか。そこまで考えられていなければ、面接の深掘り質問の際に困ってしまうことがあります。

もしサービスを利用できる場合は、そのサービスを利用してみるなど、日々企業研究をおこなっておくことで万全な準備ができると思います。

N・U
N・U
4年制大学/薬学部
志望企業でなくてはならない理由を明確に伝えられないと黄色信号

最終面接で落ちる人は、「その会社でなければならない理由をきちんと伝えられない人」だと思います。自分のやりたいことをアピールしても、「それってほかの会社でもできますよね?」と言われてしまっては意味がありません。最終面接では特にその部分に注意した方が良いと思います。

また、「最終面接までの選考はポンポン進んでいくのに、なぜかいつも最終面接で落ちてしまう人が多い」と、キャリアセンターの方に言われたことがあります。その人たちの特徴をまとめていくと、多くが「その会社に入社してからやりたいことがはっきりしていない」状態でした。

その会社でしかできないことを、できるだけ具体的に話すことが大切です。その部分が曖昧だったりぼやけている人が、最終面接で落ちやすいとのことでした。

最終面接の目的を把握できていない人

この記事において、最終面接の目的はおもに2つあると確認しましたね。「入社の覚悟を確認するため」「入社後の活躍可能性を想像するため」に最終面接はおこなわれます。そのため、この目的を把握できておらず、間違った行動をしてしまうと内定は難しいでしょう。

たとえば、「最終面接まで進んだらほぼ合格」と考え、前回までの面接内容の復習をしなかったり、最終面接官のことをリサーチしていなかったりすると、面接で入社への覚悟が伝わりきらない可能性があります。

また、「就活は内定を取ったら終わりだ」と考えている人も注意が必要です。企業が内定を出した時点で、あなたは「企業の戦力の一部」になっていきます。入社後どう活躍していくかをアピールしないことには活躍可能性も感じ取ってもらえないのです。

自信が感じられない人

最終面接に受かるかどうか不安だという人も多いですよね。最終面接に受かった場合、次の段階では内定を得ることができるため、よりいっそう緊張も大きいでしょう。しかし、不安や緊張がにじみ出ていて自信が感じられないと、最終面接での合格は難しいのが現状です。

最終面接の合格確率は50%だといわれています。ほかの選考よりも合格可能性が高いからこそ、ほかの学生よりどこか一つでも劣ってしまうと通過が困難になるのです。なかでも、学生から自信が感じられるかは大きな分かれ道となります。自信がない振る舞いからは「どうしても入社したい」という思いは伝わりにくいでしょう。

また、入社後に、企業の代表として顧客の前に立つことや、事業部の代表として他部署とやりとりをすることも発生してきますよね。そのため、「自信が感じられ、仕事をしっかりとこなせそうな雰囲気のある人」が好まれると覚えておきましょう。

準備不足な人

どの面接段階においても、面接対策は絶対的に必要です。とくに最終面接では、イレギュラーな質問がされるケースもあります。そのため、対策をしていないとうまく答えられず、最終面接で不合格となってしまうでしょう。

ただし、最終面接でのイレギュラー質問は対策が難しい側面もあります。会話のなかで突如質問がされたり、最近の業界ニュースから質問がされたりと、前年度の内容と同じとは限らないのです。だからといって、対策をしないままでは落ちるフラグが立ち続けてしまうでしょう。

最終面接における準備が不足している人は、志望企業の社員や経営層の考え方をよく知り、それに沿った回答ができるように準備してみてください。基礎的な知識を応用することで、イレギュラーな質問に答えられるようになるでしょう。

最終面接で落ちたことがある人に聞いた……面接時にフラグを感じた?

キャリアステージ編集部

最終面接に落ちたことがある人は、「これは落ちそうだな」とフラグを感じていましたか?

M・W 学習院大学

志望動機が聞かれずに、詰めるような質問と高圧的な態度をされたときに、不合格かもと思いました。深掘りが続く場合は、期待をしない方が良いと思います。

D・T 千葉大学

最終面接で「〇〇さんは優秀そうで、ほかの企業からも内定をもらえそうだけど」という枕詞のあとに質問をされたときは、落ちそうだなと感じました。その面接には、自分が魅力的に映っていないのだろうなと感じたからです。

次の最終面接までに自信をつける! 落ちるフラグを繰り返さない5つの対策

最終面接で落ちてしまう人の3つの特徴から、自分には何が足りないのか確認することはできましたか。足りないところが見えてきたら、次は対策を進めていきましょう。落ちるフラグに脅えることなく、自信を持って最終面接に臨めますよ。

ここからは、最終面接での合格可能性が上がる5つの対策方法を解説していきます。最終面接突破に必要なことは、「企業への理解と面接への自信」です。志望企業の社員や、面接対策のツールなどを使用して、最大限の対策を進めてみてくださいね。

①OB・OG訪問を活用して求める人物像に近づく

最終面接で採用をしたいと思われる学生の多くは、志望企業との親和性が高い学生です。親和性の高さは物事の考え方や取り組み方から確認できるため、社員を知って求める人物像を把握することで、最終面接で「自社に合うな」と感じられる回答を作りやすくなります。

OB・OG訪問を実施すると、社員の考え方や活躍している社員の共通項などが見えてきます。求める人物像に近づくために有効な対策なので、ぜひ取り組んでみてくださいね。

求める人物像に近づくOB・OG訪問での質問の例 

・社内で活躍している人の共通点は何ですか?
・仕事でトラブルが発生したとき、どうやってその状況を乗り越えようとしていますか?
・仕事をしていて良かったと思う瞬間はどんなときですか?
・仕事でミスをしてしまったとき、どのようにして気持ちを切り替えていますか?
・新しい事業に挑戦しようとするとき、どのようにしてプランを立てますか?

仕事のモチベーションに関する質問をすると、社員の仕事に対する考え方などが見えてきます。「うれしい」「つらい」など、感情が動くときこそ「仕事で譲れないこと」や「大事にしたいこと」が見える瞬間であるため、社員の共通項を探ってみてくださいね

ただし、OB・OGの時間を無限に使って良いというわけではありません。OB・OG訪問とは社員が貴重な時間を割いてくれているということを忘れないようにしましょう。そのため、マナーを守って依頼をするよう心掛けてくださいね。OB・OG訪問で失礼な振る舞いをすると、選考突破に逆効果になる可能性があります。

OB・OG訪問の手順
①アプリ(Matcherビズリーチキャンパス)や大学のキャリアセンターなどから、面談をおこなっている社会人を探す
②メールや電話で面談の依頼をする
③【2週間~1週間前】日程の調整
④【1週間~数日前】質問内容や話したい内容の送信
⑤【面談前日】日程リマインドメールの送信
⑥【当日】面談実施
⑦【当日中】お礼メールの送信

OB・OG訪問のやり方や、質問すべき内容をもっと詳しく知りたいという人は下記の記事から確認してみてくださいね。OB・OG訪問を有効活用して、選考突破に近づきましょう。
OB・OG訪問とは|就活経験者が教えるおすすめ質問一覧付き

②模擬面接で面接慣れをする

最終面接を何度か経験しているからこそ、落ち着いて面接ができるという学生もいます。みなさんは、そういった就活力の高い学生と同じ土俵に立っているというわけです。だからこそ、みなさんも事前に面接慣れをして最終面接を突破できる学生になっておきましょう。

面接慣れをするには、模擬面接をこなしておくことが必要です。実際の面接の空気感なども感じることができるため、社会人や就活に精通している人に模擬面接をお願いすることが重要です。事前に、どの企業を想定した面接をやってほしいか伝えておくと、より有効になります。

模擬面接を開催している場所や人の例
大学のキャリアセンター
就活エージェント(リクナビ就職エージェントマイナビ新卒紹介ジョブチャレなど)
ハローワーク
OB・OG訪問

模擬面接を前に、基本的な面接の流れをおさらいしておきたいという人は下記の記事を確認してみてくださいね。面接当日の朝~面接後の行動まで一挙解説しているので、抜け漏れがないか確認しておくことがおすすめです。
面接の流れ|基本の流れからレアケースまで体験談付きでマナーを解説

③録音機能で面接の振り返りをする

面接本番での様子を振り返ることで、自分が知らなかった癖や改善点を知ることができます。自分は面接官からどう映っているのだろうと気になると、自信が持てないことも多いでしょう。そんなときは、録音などをして自分の面接内容を振り返ってみることがおすすめです。

ただし、面接官からすると、面接時に無断で録音をするのは心象が良くない場合もあります。また、企業の重要情報の漏えいを避けるため、そもそも録音自体を禁止している場合もあります。そのため、もし録音をしたい場合は一言断りを入れ、「自分の面接を振り返るために録音がしたい」と、録音の意図を伝えるようにしてみてくださいね。

④SNSや著書で経営層の考えを知る

最終面接では、経営層にあたる人が面接官として登場するケースもあります。面接会場に実際に現れなくとも、面接の様子や学生の特徴が経営層の社員に共有され、合否が決まることもあるのです。だからこそ、経営層の考えを知っておくことで入社に対する意欲が伝わり、最終面接に突破できる可能性が上がります。

そもそも、経営層にあたる管理職というのは、これまでにさまざまな困難を乗り越えてその地位についています。著書やSNSを確認して共感できる部分があれば、その理由を話に盛り込むようにしてみましょう。企業との親和性や入社への意欲の高さがアピールできます。

また、イレギュラーな質問に対しても、経営層の考えを知っておくことで対処できるケースもあります。社長や経営層の困難の乗り越え方や仕事のやりがいについて理解しておけば、それに沿った回答をすることで企業との親和性がアピールできるでしょう。

経営層の考えの知り方
各種SNSで面接官の名前を検索してみる(InstagramXFacebook
会社四季報でインタビュー記事を探してみる
プレスリリースのサイトから企業の動向を探る(PR TIMESなど)

⑤企業分析でその企業が良い理由を明らかにする

最終面接では、その企業に確実に入社してくれそうな学生が好まれます。この記事では、企業側にも採用目標があり、内定辞退での採用活動やり直しは避けたいと確認しましたね。逆に言うと「その企業に入社したい」という意思が感じられる学生であれば、最終面接の突破率も高くなるということなのです。

最終面接での企業分析でのコツは、「他社との差を知ること」です。「自分が望む業界や企業の規模感に当てはまっていれば、どこの企業でも良い。とにかく内定が欲しい」と感じさせてはいけません。そのためには、先述したOB・OG訪問や経営層の考え方などから、その企業ならではの特徴を見つけていきましょう。

カテゴリー なぜ確認すべきか どうやって見つけるか
業界内での
業績順位
業界内での立ち位置が
わかるから
決算報告書や就職四季報など
製品やサービスへのこだわり 企業の強みが
見えてくるから
同業他社の製品や
サービスとの比較など
仕事に対する
向き合い方
社風が理解できるから OB・OG訪問など
今後の展望 他社との差異をつけるために戦略を立てているケースが多いから 経営層のSNSやプレスリリースの記事、決算報告書など

これらの確認事項をもとに、他社との違いを理解し、それぞれの違いにどう惹かれたのかを言語化していきましょう。同業他社ではなく、その企業が良い理由がまとまります。

企業分析の基本的なやり方をおさらいしたいという人は下記の記事も確認してみてくださいね。企業分析で必要な知識がないと分析に時間が取られてしまうこともあります。最終面接までの時間を無駄にしないよう、今一度企業分析のやり方を確認しておくことがおすすめです。
企業分析の4つの極意|内定者に聞く効果的なやり方と活用方法

内定者たちに聞く! 最終面接突破のためにはどんな対策をすべき?

R・N
R・N
4年生大学/理系学部
今までの面接よりも具体性のある回答ができるように準備しよう

最終面接の対策として、私がおすすめなのは2つです。1つ目は、企業情報について、これまでの面接よりも、詳しく調べておくことです。統合報告書やクライアント向けのブログなどを参考にし、何に注力しているのかを把握するようにしましょう。最終面接では企業についての具体性のある質問をされるケースが多かったため、回答を企業の取り組みに近づけることで説得性を持たせやすいです。

面接の場慣れをして緊張を減らそう
2つ目は、緊張しすぎないということです。私自身、メンタル面は対策に限界があると考えていました。ただし、いろいろな企業を受けておくことで気持ちの余裕をもてるようになり、頭が回らないというケースは少なくなっていきました。最終面接は最後の壁になります。多数の選考を受けることで余裕を持ち、緊張を極限まで減らすようにしましょう。

H・T
H・T
4年制大学/文系学部
簡潔で具体的な回答ができるように対策をしておこう

最終面接に合格するために必要だと感じる対策は、「質問に対して簡潔に結論を述べる練習をすること」です。最終面接では話したいことが多く、一次や二次までと比べて長々と話してしまうこともありました。しかし、最終面接で不合格になる状況が続き、完璧に伝えられなくてもとにかく話を早くまとめて伝えることが重要だと気が付きました。

自分のアピールポイントを話せるようにしておこう
また、「どうして他社ではなく、この会社なのか」という点を、自分の経験と結びつけて話せるように対策していました。最終面接ではテンプレ通りの質問だけでなく、自分が予想していなかった質問も多く聞かれると思います。パニックで頭の中が真っ白になってしまうとは思いますが、自分が売り込みたい点をもう一度強くアピールする練習をおこなっておくと良いと思います。

最終面接で落ちるフラグを乗り越えた! 不合格をバネにして採用を勝ち取った話

最終面接で落ちるフラグを回収してしまった経験があっても、その原因を突き止めて対策をすれば、最終面接を突破できる可能性が高まります。だからこそ、フラグを立てないような対策をすることに注力してみてくださいね。

ここからは、最終面接での合格を乗り越え、内定を勝ち取った就活生たちの体験談を確認していきます。最終面接での不採用を経験して落ち込んでしまっている人もいるでしょう。

不採用も就活生にとっては貴重な経験で、不採用の経験があるからこそ次の選考に活かせることもあるのです。不採用を経験した内定者たちがどのようにして、対策や振り返りをおこなったのか確認してみてくださいね。

一度でも不採用の経験があると、面接に対して過度な緊張をしてしまう人も少なくありません。緊張から対策の成果を出すことができないと、残念な結果になってしまうこともあります。だからこそ、下記の記事から内定者たちが実際におこなった緊張を克服する方法を確認しておきましょう。
面接で緊張しない方法11選|先輩たちのリアルな体験談付きで解説

不合格をバネに! みんなは最終面接での不合格をどう活かしていった?

Y・A
Y・A
4年制大学/文理融合学部
自分の回答で不十分だった点をOB・OG訪問で明らかにした

私は広告業界を中心に受けていました。最終面接に落ちた原因を考えてみると、自分の短所を聞かれたとき「人に頼れず1人で抱え込んでしまうこと」と答えてしまっていたことが思い当たりました。

それからは、業界でマイナスになる回答ではないかを考え直すようにしました。私の場合はOB・OG訪問で、自分の回答がマイナスに捉えかねないと知ることができました。ほかの広告会社で聞かれた際には違う回答をすることで、対策をすることができ不合格の経験を活かせたと思います。

R・N
R・N
4年生大学/理系学部
志望企業に合った回答内容を用意することが必要だと知った

最終面接で落ちた際、まず最初に何がいけなかったのかと振り返りをしました。企業に関する対策はしっかりおこなっていたと思っていたので、納得がいかなかったのです。

しかし振り返りをするなかで、自己分析した内容と企業の理念のマッチ度が低いことに気付きました。それが原因で、将来活躍できる人材ではないように映ってしまったのではないかと考えました。

そこから企業理念に沿って、自己PRを企業ごとに作り変えるようにしました。結果、志望動機と自己PRに強い相関関係が生まれ、他社の最終面接で合格できるようになりました。

最終面接で落ちるフラグは5つの対策で回避! フラグに振り回されず内定を勝ち取ろう

ここまで「最終面接の落ちるフラグ7選」を解説してきました。「あの面接官の行動はフラグ?」という疑問は解消できましたか。しかし、落ちるフラグは単なる予兆にすぎず、実際の結果が予想を裏切ることもあります。

そのため、最終面接を突破するためには、落ちるフラグを立てないために事前準備を万全にしておくことが必要です。最終面接を通過する人の共通点は、「志望企業だけの魅力を堂々と述べられる人」です。事前の5つの対策をもとに合格フラグが立つ学生になって、内定を勝ち取ってくださいね。

編集責任者 伊東 美奈

キャリアステージを運営するHR team(旧リアステージ)に新卒入社。キャリアアドバイザーとして1,500名以上の就活生を支援する傍ら、長期インターンサービスの立ち上げや人材開発業務を担当。マーケティング事業に異動後、理系学生の就活支援メディア「Digmedia」の編集長・エントリーシート共有プラットフォーム「イールック」の運営責任者を務める プロフィールをみる