グループワークを成功させるには喋らない人も巻き込むべし! 話を引き出すワザを知ろう
自分だけではなく、ほかの就活生との協力が必要なグループワークでまったく喋らない人と一緒になった経験はありますか。
チーム内で意見交換が進まないときは、「発言していない人を無視しているチームだと評価されるかも……」「そもそもなんて声をかけたら発言してくれるんだろう……」と迷ってしまうこともありますよね。
また、周囲との考え方の違いや、自信のなさから「チームの輪を乱してはいけない」と考えているうちに、自分が「喋る機会がない」という状況に陥ってしまう人もいるでしょう。採用担当からの評価を得るには、意見交換に消極的な人も、議論に巻き込むことが重要です。
この記事では、実際にグループワークを経験したパネリストの経験談をもとに、喋らない人とグループワークを成功させる秘訣や、チームの雰囲気がどこまで評価に影響するのかを解説していきます。どんなチームメンバーと一緒でもグループワークを攻略できるテクニックを習得して、高評価を目指しましょう。
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グループワークで喋らない人はいる? そのときどうした? パネリストの体験談
まずは実際のグループワークを経験したパネリストに、グループワークで喋らない人がいたかどうか、体験談を聞いてみました。
その際にどのように対処したのか、経験者の具体的な行動も教えてもらったので、自分でもできそうな手段がないか、イメージしながら読み進めてみてくださいね。
グループワークのとき喋らない人がいたことはあった?
グループワークでは、それぞれの就活生の練習量や個性によって、議論に消極的に見える人も存在します。
チームの中であまり喋らない人と、どんな時期に、どんな企業のグループワークで遭遇したのかをパネリストに聞いてみました。
1月に開催されたインターンシップで商品開発のグループワークをしたときに、一緒になったメンバーがあまり話さない人が多く、議論がうまく進まなかったことがあります。
夏のインターンシップのグループワークでもいましたし、春の本選考の際にもいました。個人の性格や練習度の違いによってどの時期にもあまり話さない人はいると思います。
夏のインターンシップの選考でグループワークの課題を何度か経験しましたが、5人以上のチームになると毎回1人は発言が少ない人がいたと思います。
グループワークで喋らない人についての印象は?
グループ内の話し合いに消極的な人のことを周囲はどう思っているのか、パネリストの率直な意見を聞いてみましょう。
喋らない人以外で議論を進めてフォローする、という考えの人もいれば、発言できない状況を作ってしまう周囲の空気感を変化させて対応する、と考えている人もいますね。
グループワークで発言しない人への印象を自由に教えてください!
グループの中に1人くらいであれば、ほかの人との連携で議論を進めることができるので、チームの中にいても良いと私は思いますが、話さない人が複数人いると議論が進まなくなると感じます。
グループワークで発言が少ない人がいても、基本的に議論は進めることができると思います。むしろ意見が分散せず議論がスピード感を持って進むこともあります。そのため特別悪い印象を抱くことはほとんどなく、むしろ議論が止まったときなどに、興味からどのような意見なのか聞くこともありました。
発言しない人には本人にそれなりの理由があると思うので、話せる立場の人がその人が話しやすい環境・空気を作ったり、周りからアプローチしたりすることが大事だと思います。
最初は「どうして話さないんだろう」と思います。ですが、大体そのようなときは、こちらが話すことが難しい状況を作り出していることもあるので、少し申し訳なさも感じることがあります。
グループワークで自分が「喋らない人」になったことはある?
グループワークが得意な人でも、状況やチームメンバーによっては「喋れない状況」に陥ってしまうこともあります。グループワークで発言する回数が少ないと、つい「グループ内で発言できなかった自分だけ不合格になってしまうのだろうか」と気になってしまいますよね。
発言ができなかったことで不安になる気持ちは誰にでも共通するものです。パネリストたちはどのような状況で「喋らない人」になったのか、経験談を聞いてみましょう。「あるある」と思わず同意したくなる状況もあるかもしれませんよ。
いつの間にかチームメンバーや話題に置いていかれてしまったという経験はありますか?
Zoom上でのグループワークで、自分が発言するタイミングを逃してしまい、その間にほかの人たちで話し合いが進んでしまった経験があります。時間が経ってから、司会の方に話を振ってもらってようやく話せました。
オンラインでのグループワークで、通信環境が悪く一度退出して再入室したときに議題の前提の確認などが終わっていて、発言が難しくなってしまったことがあります。それからは、通信環境が悪い場合はコメントなどを残してから対処するようにしました。
グループワークのお題が自分の専門外で、知識面でわからないことが多く、周囲に置いていかれたことがありました。
グループワークで喋る人・喋らない人それぞれの意見と経験者からのアドバイス
ここまでは、パネリストのグループワークでの体験談を聞いてきました。あなたが共感できる体験談や意見はありましたか。
グループワークは本番までどんな人と一緒に進めるかわからず、ほかの選考よりも運要素が強いと思う人もいるかもしれません。全員が初対面だからこそ、「喋る人」「喋らない人」両方の歩み寄りが、グループワークの攻略のカギになります。
そこで、ここからはグループワークが得意と感じる「喋る人」と、少し苦手意識がある「喋らない人」のそれぞれから、グループワークに感じる正直な意見と、本番で使えるテクニックを教えてもらいましょう。
グループワークに苦手意識はありますか?
私は、普段からチームで話し合う機会が多いため、就活のグループワークに対して苦手意識を感じることはありませんでした。
グループワークは多くの場合、初めて会う人とたくさん話して一つの結論を出さないといけないため、「余計な事を発言して変に思われたくない」と苦手意識がありました。しかし、慣れていくうちに自分が得意な役割を見つけることができたので克服できました。
グループワークの多くは話し合いの最初に誰がどの役割(司会、書記、タイムキーパーなど)をするかを決める必要がありますが、そのどれかをやった方が良いのか悩んだり、ほかの人の出方を伺ったりしてしまい、毎回苦手に感じていました。
チームの人が係だったり役割だったりをすぐに取っていく流れがとても苦手でした。別に「役割を得たから優れている」というわけではないはずなのに、謎に「役割があると有利」みたいな風潮があったのが苦手でした。
苦手意識がありました。コミュニケーションを取るといっても、最初に発言している人がリーダーとしての役割を請け負い、そこからなんとなく話に入っていくという流れが多く、発言するタイミングがよくわからないということがありました。
意見の出し合いをする場合、積極的に発言する人が1人いるとほかの人が話しづらくなる、という空気が苦手でした。
苦手意識があるという人は、どのような状況だと発言しにくいと感じましたか?
グループワークで意見を多く出している人たちだけで勝手に話が進んでしまっている状況は、意見しにくいなと思います。意見を出しても、すべてこちらの後出しみたいな形となってしまい、とてもやりづらかったです。
グループワークが始まった後、意見交換が活発になったことでまったく話の流れについていけなくなったことがあります。そういった状況では、意見が発言しにくいと感じることがあります。
周りが消極的で、私が発言をしても反応もあまり返ってこない、というときはあまりにも手応えがなく、素直に意見を述べにくいな、と感じました。
グループワークで居心地の悪さを感じた人の体験談
グループワークの際に居心地の悪さを感じたのは、ほかのメンバーがまったく意見を発言しなかった時です。それが原因で、なかなか意見が出ずに議論が進みませんでした。
そのときは、自分がファシリテーターとして進行をしながら書記をおこなっていたため、出た意見を取り残さずメモしながらわかりやすく提示するなどのアクションを取りました。
また、話していない人や、意見を持っていそうだけど発言できていないメンバーに自分から話題を振ることで、全員が意見を言えるように工夫していました。
1月に開催されたインターンシップで商品開発のグループワークをしたときに、自分以外のメンバーが全員あまり話さない人だったことがあります。役割を決めるタイミングになっても、誰も手を挙げなかったため、自分がリーダーをすることになりました。
話し合いが始まって頑張って場を回そうとしましたが、全員が積極的に発言しない雰囲気になってしまったので、議論がなかなか進んでいかず、かなり大変でした。あとで振り返ってみて、全体に対してではなく、もっと一人ひとりに向けて話を振ったり、発言しやすい空気作りができれば良かったのではないかと思っています。
グループワークに苦手意識がない人・苦手を克服した人からのアドバイス
グループワーク中に意識していたことは2つあります。
まず、本題に入る前にチームメンバーと仲良くなるり、本番で話しやすい環境を作ることです。具体的には、最初の自己紹介の際にタメ口で話すことを提案したり、それぞれの呼び方を決めることで議論を進めやすくしました。
2つ目に、実際に議論をする際には、あえて司会などの役割を決めずに進行することで、チームメンバーが話したいタイミングで積極的に話せる環境を作りました。
その中でも自分自身が話し合いを進めることは多かったですが、そのときには全員が同じくらい話せるように場を回したり、ほかの人の意見を絶対に否定せず、受け入れたうえで発言する姿勢を大切にしていました。
最初はグループワークが苦手でしたが、書記の役割を担うようになってから、苦手意識を克服できました。
書記をしていると議論を俯瞰して見ることができて「的外れなことを言ったら恥ずかしい」と思わなくなることから積極的に発言できるようになったのです。
また、発言が少ない人がいても、書記をしていると文字の量でどれくらい発言していないのかを把握することができるので、その人が過去にした発言を踏まえながら「さっき言ってた意見が面白いと思ったけど、使えないかな」という風に巻き込んでいました。
また、議論が白熱した時も一度、メンバー全員で議論を振り返ることで、軌道修正して話しやすい状態を作れるように意識していました。
グループワークで喋らない人がいると評価は変わる? 目的と評価基準
ここまでは体験談をもとに、パネリストにグループワークで起こりうる状況や注意するべきこと、それらに対するアドバイスを聞いてきました。
グループワークではグループ単位で議題に沿った意見交換を進める必要があるため、グループの中に、まったく議論に参加しない人や、自分の考えを発信しない人がいると、自分の評価にも影響するのではないかと心配になってしまう人もいますよね。
そんな人のために、まずは企業がグループワークに求めていることや、何を判断材料にして評価をしているのかを解説していきます。グループワークの本質を知っておけば、実際の選考でうまく立ち回れる可能性も高くなるので、ぜひ参考にしてくださいね。
企業がグループワークをする目的
グループワークでは、その就活生が他者とどのようにコミュニケーションを取り、関係構築をしていくのかをその場で判断することができるため、インターンシップや一次選考などの早い段階で共同作業をするグループワークの機会を設けています。
ビジネスパーソンとして、社員や顧客と円滑にコミュニケーションを取りながら業務を進めるためには、主体性や協調性と言った素質は必須と言えます。ほかにも、他者の意見を聞き、受け入れる傾聴力や、初対面でも他者との連携をするための基礎的な力が備わっているかは、企業としても早い段階で見極めておきたいと考えます。
そのため、応募者同士が初対面の状態でグループを組み、出された議題に沿って結論を出したり、プレゼンをおこなったりする共同作業を選考に組み込んでいる企業は少なくありません。
「グループワーク」は他社とチームを組んでおこなう共同作業のことですが、中には「グループディスカッション」として学生同士に議論をさせる企業もあります。具体的な内容やトラブルへの対処法は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
グループディスカッションの進め方|内定者に聞いた頻出トラブルとは
企業が評価基準としているポイント
企業はグループワークを通して、前述したビジネスパーソンとしての基礎的な素質があるかに加え、その人物の行動や思考が、自社とマッチしているかを評価しています。
自社とのマッチ度に関しては、企業が積極的に行動をする人材を求めているのであれば、「周りよりいち早く物事に取り組む人材を見つけたい」と思っていたり、業務上、顧客への対応が重視される企業であれば、他者への接し方などを評価基準としておいていたりと、ある程度の適性をグループワークで判断する傾向があります。
グループワークをする側の就活生は「どれだけ議題に沿った回答ができるか」「他のグループが思いつかないアイデアで資料作成をしたか」という結論の部分が気になってしまう人もいますが、企業としては結論よりも、そこに行きついた過程やそれまでの態度を重要視している傾向にあるため、周囲への働きかけも意識しつつ、過程を説明できるように進行していきましょう。
グループワークで喋らない人と合否の関係
前述した通り、グループワークで企業が判断したいことは、他者とのコミュニケーションを円滑にとれるか、業務を任せるうえで積極的に取り組んでくれるかといった点です。
そのため、グループワークでまったく喋らない、意見を発言しない、という人は残念ながら「他者とのかかわりに積極的ではない」「共同作業で連携が取れない」といった判断をされやすく、不合格になる可能性が高いです。
また、「喋らない人」と一緒になったメンバーに覚えていてほしいことは、グループワークの評価は周囲と比較した「相対評価」ではなく、一人ひとりの能力を鑑みた「絶対評価」ということです。まったく議論に参加しない、発言しない、などの行動を自分自身がしなければ、チームに喋らない人がいただけで不合格になる可能性は低いと言えます。
とはいえ、グループ内にいる喋らない人をフォローしたり、なるべくグループの議論に参加させるなどのアシストは忘れずに実践しましょう。
グループワークで喋らない人がいたら、自分の評価に影響すると思いますか?
グループワーク中、話していない人に気付いているのに自分からアプローチしないと、「協調性がない」と思われてしまうと思います。
グループの中に発言しない人がいても、自分の評価には影響しないと思いますが、グループ全体でどのくらい議論が進んだかということや、グループの中で自分がどんな役割を果たしたかは大事だと思います。
喋らない人を無視して議論を進めようとすると、マイナスに働く可能性があるとは思います。やはりグループワークでは協調性や団結力が必要なため、周りとどのように進んでいくかという観点は非常に重要だと思います。
同じチームに喋らない人がいたときのグループワークの結果はどうでしたか?
合格でした。理由としては、チーム全体でその人をサポートし、本人にもしっかりと意見を促すことで、みんなで議論を進めることができたからだと思います。
合格しました。その要因としては、しゃべらない人に対しても意見を求めたり、チームとして一緒に考える姿勢を見せていたからだと思います。
司会をしていた人がその人に積極的に話しかけていて、そこで出た意見に私も興味を持って広げていった結果、合格を頂けました。
自分が「喋らない人」になったときのグループワークの結果はどのようなものでしたか?
周りのレベルが高すぎてついていけず、話をすることができなかったグループワークがあり、その結果は不合格でした。
不合格でした。そのときは「クラッシャー」と呼ばれるような議論の進行に支障をきたす人たちが多く、少し呆れ半分で会話に参加していなかったのですが、結果的に「会話に参加する姿勢がない」と判断されてしまったのではと考えています。
最初に通信環境が悪く議論に入れず、喋りにくい状態になってしまったことがありました。そのときは、なんとか最後に確認もかねて議論をまとめるような発言をしたことでリカバリーし、合格をもらえました。
実際どう対応した? グループワークで「喋らない人」がいるときに使える対処法5選
ここまでは、グループワークの評価基準や合否にかかわるポイントについて解説してきました。
特に評価基準については「相対評価」ではなく「絶対評価」と述べましたが、だからと言って「喋らない人がグループにいても自分が頑張れば合格する」と考えていると、思わぬ落とし穴にはまることもあります。
グループワークではチームメンバーが積極的に意見交換をし、グループ全体で共同作業ができている状態が理想です。喋らない人が同じグループにいても、それを周囲がどうフォローするのかもしっかり見られています。「自分だけが合格できれば良い」というマインドで挑むのではなく、喋らない人もスマートにアシストするテクニックを知っておきましょう。
ここからは、グループワークで喋らない人と遭遇したときのために実践できる対処法を5つ紹介します。どんなチームメンバーが一緒でも、周囲を巻き込むための積極的な姿勢は、ほかの学生との差別化につながりますよ。
①アイスブレイクをする
1つ目の方法は、本格的に共同作業を始める前にアイスブレイクをすることです。アイスブレイクとは、互いに緊張をほぐすことを目的におこなう、雑談やミニゲームのことを指します。
チームメンバーがどんな性格や志向性なのかがわからないままだと、グループ全体の雰囲気も堅苦しいままで、のびのびとした意見交換に発展しにくいことがあります。チームメンバーが全員集まったタイミングや、ワークの議題が発表された直後すぐに、自己紹介を含めて自己開示することで、戦略的に一体感を作ることができます。
アイスブレイクに適切な話題の例
・自己紹介
・趣味
・最近興味のあるもの
・GOOD&NEW(身近に起きた嬉しいことや新しく発見したことを紹介する)
・「自分を〇〇に例えると?」
・他己紹介
グループワークの自己紹介で何を話すか迷っている人は、ぜひこの記事を読んでみてください。この記事は主に面接での自己紹介を解説していますが、内定者が実際にしていた自己紹介をチェックできるので、ぜひ参考に自己紹介を考えて、アイスブレイクにも役立てましょう。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
②進行する手順や時間配分の認識を全員でそろえる
グループワークが始まったら、一番最初に議題に対してどこまでやり切るか、というゴール設定をおこないましょう。あわせて、どれだけ時間を使うかといった目安を共有できれば、それに沿って作業を進める必要があるため、喋らない人を含めて全員が行動することになります。
たとえば、「この商品の売り上げを2倍にする方法を考えてください」という議題なら「まずはニーズの特定と商品の特徴を全員で確認してから方法を考えよう」と進行の手順を決めたり、40分間で資料作成とプレゼンが課されるワークでは、「10分で意見をまとめ、15分で資料作成とプレゼンの準備、残りの15分でプレゼンの練習をする」と時間配分を決めたりするなどです。
全員で順序や時間の共通認識を持つことは、今何を考えるべきかわからない、誰かが作業に参加できていない、という状況を避けることにつながります。
③グループ全員にそれぞれ役割を振る
あまり意見交換が得意ではないチームメンバーがいる場合は、グループワークの最初に役割を振り分けて、それを全うしてもらえるように進行していきましょう。
グループワークには主に以下の役割が存在します。
グループワークの役割:
・司会(ファシリテーター)
・タイムキーパー
・プレゼン担当
・書記
グループワークで必ず全員が役割を持たなくてはいけない、というルールはありませんが、議論に参加していない人や、自分の意見を喋らない人にあえて担当してもらうことで、議論への参加を促すことができます。
注意しなくてはいけないことは、一度役割を決めたら、それを誰かが奪ってしまう行動や発言を避けることです。司会以外の人が場を進める、タイムキーパー以外が極端に時間に口を出すなどはせず、自分の担当することに集中しましょう。
④意見交換を促進する言葉を使う
議論できる時間が限られていることから、ほかの就活生に対して「○○さんの意見はどうですか」と聞いてしまいがちですが、喋らない人や発言に消極的な人には少し工夫した言葉で話しかけてみましょう。
特に「○○さんの意見はどうですか」という質問では、相手が「何を答えれば反応が良いのだろうか」「正しいことを言わなくては」というプレッシャーを感じてしまうことも。一気に意見を巻き取るのではなく、「〇〇と〇〇ならどちらの意見が良いと思いますか?」など、選択肢を出しながら少しずつ相手の言葉を引き出せると、回答もしやすく議論も進みますよ。
グループワークで相手の意見を引き出す質問:
・〇〇と△△ならどちらの意見が適切だと思いますか?
・〇〇さんの考えはどの意見に近いですか?
・〇〇の点についてだけ、〇〇さんの意見を聞きたいです
・〇〇ということですね!
・〇〇さんの意見は〇〇という認識で合っていますか?
・〇〇さんはプレゼンと資料作成、どちらが得意ですか?
議論が進まないグループワークでの体験談を教えてください
なかなか議論が進行しないグループワークや意見交換が滞ったワークを経験したことはありますか?
周りのメンバーが話してくれなかったり、出た意見に対して、反対しかしない人がいたときは居心地が悪く、発言しにくいと思いました。
あまり議論に積極的に参加しない人が多くいたときに、やっと出た意見も反対されてしまい、みんな委縮してしまったときは、静かで居心地が悪く発言しにくいと感じました。
人の意見に対してすぐ被せようとする人がいた際は、あまり居心地が良くないなと感じました。実際に、「それってどうなんですかね」「でも~」というような相槌をしてきて、良い気分ではなかったです。
⑤少人数でアウトプットをする
大人数でのグループワークの場合は、一度少人数で意見のアウトプットをすることも効果的です。喋らない人が積極的になれない状況として、「発言のタイミングがわからない」「複数人が意見を出していて追いつけない」という環境が挙げられます。
グループの中でさらに2〜3人の少数のチームを作り、その中で意見を交換すれば、一人あたりの発言量も多くなり、意見を発信するチャンスが極端に偏ることも防げます。「5分後にチームごとに意見を発表する」と目安を決めて、徐々に意見を統合していけば、グループワークも効率的に進みますよ。
チームを分けるときに、自分が率先して喋らない人のフォローに回る姿勢を取れると良いですね。
グループワークで喋らない人がいたときの対処法を教えてください!
グループワークを成功させるには、ほかのメンバーと共通認識を保ちながら多様な意見を出せる環境を作ることが大事だと感じます。グループワークでは一見ロスに感じる時間でも、活発な議論をするために勇気をもって時間を使うことも大事だと思います。
そのためには、メンバー全員で最初に前提の確認をしつつ、ドキュメントにまとめて共有しておくのが効果的です。ドキュメントが全員の共通認識として機能し、議論の指針にもなります。
発言しない人が議論の中心になることも
また、多様な意見を出すためにも発言しない人の存在はキーポイントになります。なぜなら、その人が話し始めればほかの人も発言をためらわなくなり、さまざまな意見が出るからです。
私は喋らない人がいたときは「○○については良いと思う?」という具体的な質問をして、そこから徐々に話を聞いていくことで議論に巻き込んでいました。
少し議論の本筋から逸れる内容でも、興味を持って深掘っていくことで「少し話題から逸れるから控えておこう」と思っていたメンバーも、意見を活発に出せるようになります。そのような意見が出始めてからは、共有したドキュメントを見ながら軌道修正していくことも可能です。
グループワークをする際にまったく喋らない人がいたときには、「◯◯さんはどう思いますか?」「これについて何か経験はありますか?」というように、自らその人にアプローチして意見を聞いていく姿勢を見せることで、「チームメンバーとして一緒に考えていきたい」という思いを伝えて対処します。
グループワークの成功には「選考」だと固くなりすぎない姿勢が重要
また、これまでで手ごたえがあり、「成功したな」と感じたグループワークでは、シンキングタイムを選考だと考えずに、一つのチームとして一緒により良いアウトプットをしてこう、という気持ちを意識していました。
そうすることで、自分だけでは導くことのできない意見や価値観を他人に求めたり、一緒に一つのアイデアをさらによくしていったりすることができると思います。何よりも、グループワークはメンバーと一緒に楽しむことが大事だと思い、限られた時間を楽しんで仲良くなることも意識していました。
話さない人がいることへの対処として、こちら側がうまく巻き込んであげる、ということが重要だと思います。もちろん、よくある例としては、「○○さんは何か意見あったりしますか?」と意見を聞くなどがありますが、それ以外にもこちらから役割を振る、などがあると思います。
たとえば、タイムキーパーなどの全体の進行にかかわる役割ではなく、議論中に「ここまでって一貫性取れてますかね? ちょっとまとめてある内容をもう一度読むので、○○さんに聞いてもらって大丈夫か判断してもらってもいいですか?」といったように小さな役割を与えていました。
これにより、責任感が増すだけでなく、本人に目的意識を与えることができ、その後の議論に参加してくれる可能性が増すと考えています。
「一人はみんなのために 皆はひとりのために」の精神が重要
また、「グループワークが成功した」と感じるときは一人ひとりが全体を支え合っていた時だと考えています。全員がかみ合った意見交換や役割の分担ができていると、うまくグループワークが回った瞬間だったなと感じました。みんながみんなのことを考え、それぞれの適性を活かしながら動いていた点が非常に良かったと思います。
グループワークで喋らない人がいたときの3つのNG行動
ここまではグループワークで喋らない人がいたときの具体的な対処法やフォローの仕方を解説してきました。しかし、実際にそのような場に遭遇しても、すべてが思い通りにいく可能性は100%ではありません。
グループの中に喋らない人がいたとき、つい「自分が頑張らなくては」と感じてしまう人もいますが、その意気込みが空回りしないよう、注意するべきことも紹介していきます。
①無視して作業を続ける
話を振ったり意見を求めても黙り込んでしまう、発言せずに時間が経ってしまうからと、グループ全体で喋らない人を無視して作業を進めることは避けるべき行動です。
前述した通り、グループ内に喋らない人がいたとしても、関係構築力やチームでどのように対処していくかは評価の対象となります。
ほかのチームメンバーが喋らない人に対して感情的になったり、意図的にかかわらないように振る舞っていたりする場合は、積極的にフォローに回ったり、チームの雰囲気を穏やかにするために立ち回るように意識しましょう。
②感情的になって怒る
イライラして感情的になってしまう気持ちもわかりますが、喋らない人に対して怒り、グループの雰囲気を乱す行為は、あなたの評価のためにも止めておきましょう。
怒りをあらわにすることで、チーム内での対立を招くリスクもあるうえに、その後の議論が円滑に進む可能性が低くなります。企業から出された議題に対して、結論や成果物を提出するミッションがある以上、それを達成できない状況につながる行為は慎みましょう。
③自分だけが発言し続けて場を回す
誰も喋らないから自分が場を回さなければ、自分が頑張らなければと、一人で何でもやってしまうのも、おすすめしません。
「グループ」ワークと言っている以上、一人で出した結論や一人だけで作成した資料を見ても、企業側はその人に協調性や傾聴力があると判断しにくく、また周囲も「何を手伝えばいいかわからない」「一人で頑張っているから何もせずに大人しくしていよう」と考えてしまうなど、議論の進捗を鈍くすることにもつながります。
あくまで共同作業であることを忘れずに、「〇〇をしようと思っているから〇〇を手伝ってもらえませんか」と声かけをすることを心掛けましょう。
グループワークで避けるべき行動を教えてください!
グループワークで発言をしない人がいた場合、避けるべき行動は何だと思いますか?
話さない人を置いてけぼりにすることです。無視するのではなく、適宜話を振ってみるなど、できるだけ参加しやすいような雰囲気に持っていくことが大切だと思います。
みんなで議論を進めていくということが必要だと思います。仮に意見を促して回答がなかったとしても、「ここまでで何か質問とか疑問点ある方いらっしゃいますか?」といったように形を変えていくことが重要だと思います。
発言が少ない人に対して、抽象的なオープンクエスチョンは避けた方が良いと思います。たとえば「何か意見ありますか」というよりも「○○という意見は良いと思いますか」と問いかけてその理由を聞いていく形で質問した方が良いです。抽象的な質問をしても、その人の持っている具体的な意見を引き出せることは少ないですし、回答された自分も困ってしまうので特に避けるべきだと思います。
まったく発言しない人をいないものだと考えて進行するのはNGですよね。発言しない人に対してこちらから声をかけたり質問をする姿勢が大切だと思います。
グループワークでされて嫌だったことを教えてください!
グループワークをしていて「嫌だな」「これは良くないな」と感じたことは何でしたか?
嫌だなと感じたのは、グループワークの内容が煮詰まり、あまり周りの意見が出なくなった時だけ、「何か意見ないんですか?」と聞いていた人です。簡単な内容だけ自分たちで進めて、難しくなったら周りを頼ってなんとかしようとする姿勢があまり好きではなかったです。
グループワークのときに話をどんどん進めていく方がいて頼もしかった反面、ほかの人の意見に対して「今はそれ必要ないから後で時間あったら議論しよう」と言っていたのは良くないなと思いました。意見した人はその後、明らかに委縮して意見が少なくなり雰囲気も悪化したので自分も気を付けようと思いました。
積極的に話し合いを進めてくれる人がいましたが、ほかの人の意見を聞こうとせずに自分本位に進めていたため、進行的にも少し嫌に感じました。
「私は、それは違うと思います」と、人の意見を真っ向から否定する人がいて驚愕しました。はっきり断言することで決断力をアピールしているのでしょうが、人の意見にダメ出しをする際は、まず、相手の意見に共感したうえで、自身の意見を述べるのが節度であると感じましたね。
グループワークで喋らない人になっている人向け:苦手別の対処法
ここまでは、グループワークで喋らない人とのコミュニケーションについて解説しました。グループワークは他者との接し方を通じて評価がなされますが、中にはあまりよく知らない人とすぐに関係を築くのが得意でない人もいますよね。
なんとなくグループワークに苦手意識がある、本番であまり発言できないという人のために、ここからは苦手を解消するための解決策を紹介していきます。自分がグループワークで感じるやりにくさは、一体何が原因なのか、当てはまるものがないか意識しながら読み進めてみてくださいね。
グループワークの流れがわからないときの対処法
グループワークの経験が少ないと、ワークの大まかな流れがつかめないことから「何をすればいいかわからない」という状況に陥ります。グループワークの内容や課題によって、議論の内容はさまざまですが、大まかな進行方法や流れは共通しています。
自己紹介やアイスブレイクは、本題であるグループワーク中は、思うように時間が取れなかったり、動き出しを遅くしてしまう可能性があるため、なるべくチーム全員が揃った段階で実施しておくのがベストです。
テーマの発表後は、チーム全体で目的やゴールの共通認識を作ります。この段階で誰がどんな役割を担うかを決めておけば、その後の議論が円滑に進みやすいためおすすめです。ある程度の意見がまとまったら、テーマや課されている課題に沿って資料の作成やプレゼンの準備をし、制限時間内に仕上げるのが、一連の流れとなります。
グループワークやグループディスカッションの事前対策については、この記事が参考になるはずです。体験談から、グループディスカッションに慣れていない人や初めての人でも自信を持って臨むための対策を学びましょう。
初めてのグループディスカッション|体験談から知る当日までの歩き方
グループワーク本番までにできる事前の対策を教えて!
選考フローにグループワークがあると知って、流れを調べるなど事前の対策をしたことはありますか?
普段の生活でグループで議論する機会がなかったのであまり自信がなく、次の段階がグループワークかどうかを事前に調べて、ネットで基本的な流れを検索したり、対策本を買ってどのようにすれば良いかを読んで学びました。
事前に調べグループワークがあった場合は、簡単にどのような流れでおこなうべきなのかという点は調べて確認するようにしていました。仮にお題などが難しかったとしても、流れだけわかっていればある程度はなんとかなるからです。
説明会などで、選考過程でグループワークがあると知ったときは、グループワークについて事前に調べていました。毎年どのようなテーマが出題されるのかや、受かった人はどのような参加の仕方をしていたのかなどを中心に調べて、流れをイメージできるようにしていました。
人見知りでグループワークに苦手意識を感じるときの対処法
もともとの性格で、他者と積極的にコミュニケーションを取ることが苦手だという人もいますよね。しかし、ここから先の面接に進むには、グループワークをすることは避けて通れません。
自分一人で完結しないグループワークに苦手意識がある人は、ワークの時だけでも思い切って「ここで会うメンバーとはもう会わない」「一度きりのグループワークをこなせば面接に進める」とマインドセットをすることをおすすめします。
一度の選考で複数回のグループワークを導入している企業は多くありません。また、基礎的なスキルやコミュニケーション能力があると判断されれば次の選考に進めるグループワークは、ある意味普段の面接よりも攻略がしやすいとポジティブに捉えましょう。
より実践的に苦手意識を無くすのであれば、グループワーク自体の場数を踏んで空気に慣れたり、大学のキャリアセンターのイベントなどで、ほかの人と話す機会を得たりすることが効果的です。
グループワークが苦手・人見知りの人に向けたアドバイス
笑顔でいることはまず必要不可欠かなと思います。やはりグループワークで発言回数が多い人が目立ってしまうことは仕方のないことだと思いますし、実際に発言数が多ければ多いほど有利であるという意見も、あながち間違いではないのかなと思っています。
だからこそ、人の意見に対して無理やり突っ込んだりせず、笑顔で頷いたり、相槌を打ったりすることは重要です。そして、もし可能だったら、意見交換が止まって皆が発言しなくなったタイミングで話すのが効果的です。
もちろん、変に意見を出すくらいなら無理をする必要はないですが、もし意見があるのならば、そのタイミングで発言すると、議論の発展につながる可能性がありますよ。
初めて会う人とたくさん話して一つの発表をする、というのはどんな人でも緊張しますし、知らない人に苦手意識を持ってしまうのは仕方のないことだと思います。
私は特にそのような苦手意識を強く持ってしまう方なのですが、グループワークでは、「今日限りのメンバーだ」と割り切ることで克服していました。そう思うことで、発言するときに「メンバーに変に思われたらどうしよう」と委縮することもなくなります。
また、最初に笑顔で発言することも大事だと思います。最初に発言することで議論の流れに乗り苦手意識も徐々に薄れていきますし、笑顔で話す人に周りも積極的に意見を求めてくれることが多いと思います。
チームメンバーに追いつけないときの対処法
チームメンバーがどんどん議論を発展させていくうちに、会話に入れない、何について議論しているのかを汲み取れない、と遅れを自覚した場合は、すぐに動き出しましょう。グループワークで黙っていても良いことはありません。
タイミングを見てチームメンバーに話しかける、今自分は何をするべきか役割を聞くなど、思い切ったコミュニケーションで解決をしましょう。いま話すべき話題や、どのような意見が出ているかを確認するための質問は以下が効果的です。
議論の流れや意見を聞き出すときの質問例:
・私の認識では、〇〇について考える時間だと思っているのですが合っていますか?
・今は〇〇について議論しているのですか?
・ここまでの流れがわからなくなってしまったので、簡単に教えてもらえますか?
・今どうして〇〇について議論しているんでしたっけ?
・〇〇の役割で聞き逃していました、今は何について議論していますか?
・協力したいのですが、〇〇について話しているのでしょうか?
話し合いをしている人は議論が白熱すればするほど、話が脱線していたり、直接的に関係のないことを話していたりすることに気が付きません。もしかしたらあなたの一言が、一度流れを整理するきっかけになる可能性もあるので、怖がらずに声を上げることをおすすめします。
議論に追いつけなくなった時の対処法は?
話に追いつけなくなったときは、素直に「とても申し訳ないのですが、この部分ってこのような認識で合ってますか?」と一旦話を止めて相談するようにしました。
わからない中でうまく立ち回ろうとするよりは、しっかりと認識を合わせることをするべきだと思います。意外とほかのメンバー同士の認識が違う場合もありますし、自分の確認がきっかけとなりみんなで和む場合もあるので、素直に質問をした方がいいと思います。
注意点として、聞いた後はしっかりと感謝を述べることが重要です。それによってチームメンバーから信頼してもらえると思います。
議論に追いつけなくなったときは、そもそも議論が加速しすぎていて、自分だけでなくほかのメンバーも混乱し始めていると思います。
そうなってしまったときは「記録したドキュメントなどを共有しませんか?」と言って書記の役割をするようにしていました。そうすることで、議論の雰囲気を保ちながらそこまでに至った経緯を全員で振り返ることが可能です。
時間がないときなどもありますが、そういうときこそ結論だけでもまとめておくと、後々発表するときにも役立ちます。議論を振り返ると話がテーマに必要ないところに進んでいると早く気付くこともできるので、自分だけでなくメンバーも取り残さずグループワークを進めるためにも議論の流れなどを記録しておくと良いと思います。
問題への回答が思いつかないときの対処法
グループワークには①プレゼン型、②作業型、③ゲーム型と大きく分けて3種類のパターンが存在します。②と③は作業やゲームに参加することがメインですが、①のプレゼン型で出されるテーマやお題は、抽象的なものから前提のスケールが大きいものまでさまざまで、いまいち想像しにくい部分が多いですよね。
自分の意見を求められても、そもそも自分の意見を思いつかないという人は、①プレゼン型でよく出題されるパターンとその特徴を予習し、どのような回答が求められるかを判断できるようにしておきましょう。
・自由討論型
「大学の役割を定義せよ」
「10年後、AI(人工知能)の技術はどのような利益をもたらしているか考えなさい」
など、明確な答えがないテーマについて、結論を出していくのが自由討論型の特徴です。また、結論だけでなく、どういった過程や根拠を持ってその回答に行きついたかを重要視されます。
・課題解決型
「1つしかないエレベーターが壊れてしまったとき、住人の不満を和らげる方法は何か」
「このボールペンの売り上げを3倍にするにはどうしたらいいか」
解決しなくてはいけない問題を解決するための議論が必要になるテーマです。何を課題と仮定して解決をしていくかは人によって定義がばらばらになりがちなので、チーム内の方針を決めていくことがカギです。
・ディベート型
「数学と国語、大事なのはどちらか」
「すべての人が大学へ進学するべきか、否か」
2つの選択肢のうち、どちらか一方の選択肢を選んだうえで、互いの主張をしていくのがディベート型と呼ばれるテーマの特徴です。「〇〇の方が大事だった」と結論を発表させるワークもあれば、大まかな意見交換の流れを要約して企業に共有するなど、結論の出し方はさまざまにあります。
・選択型
「仕事、お金、やりがい、休日の中で、大事な順に優先順位を決めてください」
「業務をするうえで重要なスキルを3つ上げよ」
与えられた選択肢の中から、優先順位を付けるのが特徴です。企業はどうしてそのような順番になったのか、どうして選択したのかという根拠などをもとに、学生の判断力や思考力を確認をしています。
事前に調べたこと・意識していたことを教えてください!
グループワークのお題になりやすいことを調べたり、ワーク中の流れなどをみて、似たようなお題が出た場合にすぐに対応できるように準備をしました。
また、チームメンバーと接する際には話すタイミングをつかむことが最も大事なので、まず自分から「よろしくお願いします」と積極的に発言することで、その後も自分が発言しやすい空気になるよう心掛けようと考えていました。
ほかの人の話を聞く際にはできるだけ笑顔で頷いたり、「良いと思います」などと、一度必ず受け入れる姿勢をすることを意識することがおすすめです。
発言に自信を持てないときの対処法
「自分の意見がもしかしたら議論とは関係ないかもしれない……」
「ほかの人の意見の方が優れているように見える……」
「自分の意見を否定されたら嫌だな……」
こんな風に、自分の意見はあるのに、なかなか自信が持てずに発言まで至らないという人もいますよね。
グループディスカッションでの意見交換はさまざまなアイデアや考えを組み合わせながら進めるものです。あなたの意見が議論をもう一歩発展させる起爆剤になることもあります。他者のアイデアを否定することはマナー違反だと捉えている人も多いので、怖がらずに意見を述べてみてください。
グループワークで出会うチームメンバーは、ほとんどの場合はその日限りの面々です。グループワーク以外ではもう会わない可能性が高いため、「恥ずかしがらずに発言してしまおう」という気持ちで割り切ってしまうのも一つの手段です。
発言に自信を持てない人に就活生からアドバイス
私もグループワークの中でほかの人の意見を聞いていて、自分の考えが本当に合っているのだろうかと悩み始め、発言する際に自信がなくなってしまうことが多々ありました。
特に、周りの人がよく発言するタイプであったり、自信満々な人だったりする場合は余計に発言しにくくなります。それでも、「自分の発言でもしかしたら議論がより良い方向に進むかもしれない」と考えたり、「チームメンバーはあくまでも仲間で、敵ではない」ということを自分に言い聞かせたりして、できるだけ自信を持って発言するように心掛けていました。
もし自分の発言が間違っていたとしても、自分の意見を言ったり、チームの議論に参加したりする方がチームの雰囲気としても大切だと考えるので、自信がないと感じる人も積極的に発言していってほしいと思います。
「自分の発現で議論を止めてしまったり、混乱させてしまったらどうしよう」と思い多く発言できない事がよくありました。私はそうなってしまったときは、書記に立候補することで乗り切っていました。
書記として会議の内容をまとめていると、会議の内容を自分でも整理することができます。また、発言していなくとも少し意見を書き足したりすることで、メンバーが指摘してくれたり、アイデアとして興味を持ってくれたりするので、そのタイミングで発言すると自然に議論に参加できるようになりました。
また、書記をしていると全体を俯瞰して議論を見ることができるので、話が逸れた時にいち早く気づくことが可能、という利点もあるので、発言が苦手という人こそ書記をやってみるのがおすすめです。
グループワークに喋らない人がいても大丈夫! 場に合うアプローチでワークを成功させよう
ここまではグループワークで喋らない人がいた場合には不合格になるのか、、どのようにフォローをするべきなのかといった話題や、反対に、グループワークで発言しにくい人に向けての対処法などを経験談を参考にしながら紹介しました。
グループワークはどんな人と同じグループになるかがわからないからこそ、本番でスマートに周囲のフォローができる姿勢は、高評価につながる可能性があります。
ぜひこの記事を参考に、チーム全員に本領発揮をしてもらえるような雰囲気づくりに取り組んでみてください。きっと全員が気持ちの良い状態で共同作業を達成することができますよ。
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グループワークをした際、チームメンバーの中に喋らない人がいたことはありましたか?