SPIの時間が足りない悩みは計画の練り直しで打破しよう!
「SPIを受検したけど解答時間が足りなかった」
「本番もうまくいかなかったらどうしよう……」
問題量が多いSPIのテストでは、時間内に回答ができず、不採用の不安を持つ人もいるでしょう。
SPIは導入している企業が多く出題傾向が読みやすいため、時間が足りなくて悩む状況を改善しやすいのが特徴です。テストの本番ではなく、いま気付いたことをチャンスと捉え、原因に応じた的確なアプローチで解決を目指しましょう。
この記事では、SPIの時間不足の原因解明から解決までの手立てを解説します。何から取り組むべきか困ったときは、同じ悩みを乗り越えた経験者のアドバイスも参考に進めてくださいね。
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玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
先輩たちからのアドバイス|SPIの時間にまつわる疑問を聞いてみた
SPIが時間内に解けない場合、「自分だけうまくいかない」「不採用になるかも」など、さまざまな不安が誘発されます。
現状を改善するには、今持っている不安を解消し、前向きな気持ちで取り組むことが大切です。具体的な対処法を紹介する前に、まずはSPIの時間にまつわる疑問を経験者に聞いてみましょう。
SPIで時間が足りないのは自分だけ?
SPIの時間が足りないとき「全問解答できていないのは自分だけ?」と、焦りや不安を感じてしまいますよね。SPIは問題数が多く、時間内に解けない人はめずらしくないため、自分を責める必要はありません。
同じ悩みを抱えた人は、どのように気持ちを切り替えて本番までを過ごしたのでしょうか。経験者のアドバイスに耳を傾けてみましょう。
SPIの問題を時間内に解くことは、どの就活生にとっても難しいものです。
計算に関してそろばんを経験している方が有利であることや、理系を専攻して数学が得意である方が得点しやすい傾向もあるでしょう。しかし、それだけで点数を取れるわけではありません。
対策して解法を整理したり、その単元特有の図を描いて求める方法で解ける問題などがあるため、SPIの演習を積めば積むほど時間内に解けるようになっていきます。まずは解ける問題から解いていくことを意識しましょう。
SPIで時間が足りなくても合格できた?
SPIは「全問解答しなくては不採用になる」と勘違いされることもありますが、重要視されるのは正答率です。時間不足で全問解答していなくとも、選考通過の可能性は十分あるといえます。
そうはいっても、未解答な問題があるとどうしても「不採用」という言葉が頭をよぎってしまいますよね。不安解消のため、時間内に全問解答できなかった経験者に、リアルな体験談を聞いてみました。
私は非言語が半分しか解けていないにもかかわらず合格をした経験があります。最初から丁寧に解いていったのですが、問題に集中しすぎて時間を意識することを忘れていたため、解けていない問題は空欄のまま提出しました。
このSPIはWebテストで性格適性検査を含めて2時間ほどかかっていました。言語など、解けているほかの分野の正答率が高かったため合格していた可能性があります。私は解けないところを空欄で提出してしまいましたが、残り5分になったら解くのをやめて適当に回答を埋めるほうが良いと思います。
私の実感としてはおよそ7割ほど解答することができました。
特に推論が苦手だったため、自分の計算速度と問題の難易度、残り時間から判断して、じっくり解くかを決めていました。取り組んでいる時間がないと判断した場合は、おおよその計算で導き出した答えに近い選択肢を選ぶようにしていました。
ゴールまでの全体像がわかる! SPIの時間不足を解決に導く5ステップ
本番がせまっているなかでSPIの時間不足を解消するには、全体を俯瞰してやるべきことを把握し、最短ルートを発見することがポイントです。ここからは、自分が今やるべきことを明確にする方法を5つのステップで解説します。
ステップ①原因を分析する
SPIの時間が足りない原因は人によってさまざまです。原因が異なると解決策も変わるため、まずは「なぜ時間が足りないのか」を明確にしましょう。
原因を見つけるには、時間が足りないと感じた経験を振り返り、うまく進められなかった箇所や手を止めていた場面から、段階的に分析していく必要があります。
記憶が曖昧になると原因もわかりづらくなってしまうため、振り返りはできるだけ早くおこなうことがおすすめです。後半ではよくある時間不足の原因も解説するので、自分に近いものを探しながらチェックしてみてくださいね。
ステップ②SPIの情報を調べなおす
SPIの時間が足りない理由には、テストの傾向や解き方への理解不足が挙げられます。そのようなときは、SPI全体の理解度を底上げするために、情報の調べ直しをおこないましょう。
SPIの情報は、インターネット・参考書・企業の公式HPなどから知ることができます。すでに調べている人も多いはずなので、もともと調べていた情報元をしっかり見直す形でも問題はありません。
情報の調べ直しでは、自分の中で曖昧なことや知らない情報を取り入れるのが目的です。
基礎からすべて調べなおすと時間をロスしてしまうので、記事後半で紹介する項目から「あまり理解できていないかも」と感じるものを集中的に調べると効率よく進められますよ。
ステップ③時間不足を回避する極意を知る
ここまでのステップで原因と傾向がわかれば、次は問題解決のために必要なアプローチについて知っていきましょう。
SPIの全問解答を目指すには、現状の受検への姿勢や勉強方法を改善する必要があります。時間不足を回避するコツを事前に知っておくことで、視点を切り替えて対策に取り組めるので、次のテストまでの少ない時間を効果的に活用できます。
記事の後半では、具体的な内容を例文や表を交えて解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
ステップ④改善計画を練る
ステップ①で「時間不足の原因解明」、ステップ②で「基礎の振り返り」、ステップ③で「解決のアプローチ」を整理できれば、ステップ④では、3つの情報を踏まえて時間不足を解消する改善計画を立てましょう。
SPIの時間不足を改善するためにやることは、復習や新しい実践など、1つではないはずです。先に何をやるべきか整理しておくと全体を通した動きが明確になり、順序立てて動くことができます。
計画を立てず目先の行動だけに注力していると「気付けば明日が本番」ということになりかねません。時間がないときだからこそ、急がば回れの精神で、動き出す前に念入りな準備をおこないましょう。
ステップ⑤計画を実行する
SPIの時間不足を改善する計画が決まれば、あとは実行に移すのみです。次のテストまで時間がせまっている人も多いため、実行中にほかに気を取られないよう注意しながら動いていきましょう。
経験者が少ない時間でどのように改善に動いたのかも聞いていくので、自分の行動をイメージする参考にしてみてくださいね。
SPI対策の秘訣を知りたい人は、次の記事をチェックしてみてください。SPIの基本から、対策方法まで解説しています。
SPI対策の秘訣を内定者に聞いてみた! 始め方から勉強法まで解説
SPIのテストセンターで受けるときは、いつもと違う場所で受けるため緊張してしまい、時間が足らなくなったという人もいるのではないでしょうか。次の記事では、先輩たちからのアドバイスや勉強法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
SPIのテストセンター受検完全マニュアル|体験談から注意点を解説
ステップ①客観視しながら考えよう! SPIで時間が足りなくなる原因を大解剖
SPIの時間が足りない現実を知ったとき「どのように解決すれば良いかわからない」と、現状を変える方法を見失ってしまうこともあるでしょう。解決法を見出すには、時間が足りない事実の裏に隠れた原因を探っていく必要があります。
ここでは、SPIの時間不足によくあるケースごとの原因について解説していきます。似ている状況を見つけ、トラブルの発端となる原因を見つけてくださいね。
就活が終わった今だからこそ言える、時間不足の原因として考えられたものはなんだと思いますか?
単純に対策不足だったと思います。アプリを使って時間があるときに練習していただけなので、本番もかなり時間が足りないことが多かったです。
問題が難しく、その問題の理解に力を入れすぎたせいで、計算速度が上がらなかったことが原因でした……。
私は対策不足だったと思います。短期間で長時間対策の勉強をするのではなく、長期間で短時間勉強したほうが身に付いていたと思います。
時間配分が甘い
SPI受検後に「考えていた解き方通りに進まなかった」と悩む人は、時間配分が甘い可能性があります。
SPIは問題数が非常に多く、解答するときはそれぞれにかける時間配分を決めておく人が多いでしょう。ところが、時間配分が大まかであったり、自分の解くスピードに合わせた割り振りができないと、思っているように問題を解き進められません。気付くと問題が解ききれずに終了時間を迎えてしまいます。
模擬テストを受けて自分の解答スピードを見直したり、問題ごとの得意・不得意を把握したりして、ベストな時間配分を見つけましょう。
1つの問題に時間をかけすぎている
SPIのテストを受けていて「解答に時間がかかる」という人は、1つの問題に時間をかけすぎている可能性があります。時間配分を決めていたものの、解けない問題に熱中しすぎて、気付いたときには予定を大幅にオーバーしている状況に。
解けない問題が出ると思わず解答に集中してしまいますが、SPIの受検で最も優先すべきは「正解の解答をより多く出す」ことです。解けない問題に力を入れるよりも、解ける問題を複数こなした方が、正解を出せる確率は上がりますよ。
問題を解く順序を決めていない
「後から得意な問題が出てきた」「はじめの問題がむずかしくて手間取った」と後悔した経験のある人は、SPIの問題を初めから順番に解いているのではないでしょうか。
全体を把握せずに最初の問題から手を付けると、うまく時間が使えずにテストが終了してしまいます。
効率よくテストを解き進めるには、SPIの出題傾向や問題の解き方をよく調べ、自分の得意・不得意を加味したうえで解答する順番を決める必要があるでしょう。
問題に慣れていない
「解答の順番や時間配分を決めていたのにうまくいかなかった」と感じた場合は、SPIの問題自体に慣れていない可能性があります。
SPIの言語や非言語分野の問題は、中学・高校レベルの内容が多いですが、いきなり解こうとすると公式や解き方に慣れず、思うように進められないこともあるでしょう。構造的理解把握力検査などは、事前に練習しておかなくては解答のハードルはかなり高くなります。
問題の正答率を上げて選考通過を目指すためにも、問題に慣れることは必要です。練習問題をこなす量を増やし、問題文を見たら解き方や公式が思い出せるレベルを目標にしましょう。
実践形式の対策ができていない
「練習問題では時間通りにできていたのに、SPIのテスト本番ではうまく問題が解けなかった」と悩む人は、実践の経験不足が考えられるでしょう。
慣れている環境で向き合う練習問題に対し、緊張や不安を感じながら受けるテスト本番では、体感する雰囲気や時間の進み方も大きく異なります。
SPIの対策は問題の理解度や解答スピードを上げる以外にも、本番のイメージをしておくことも大切です。問題の復習や準備が整えば、本番と同じ状況で模擬テストの受検をして、当日を疑似体験しておきましょう。
その場に慣れるだけでなく「本番では周りの音が気になったので、普段から適度に音が聞こえるカフェで勉強しておくと良いかも」など、新しい発見があるかもしれません。
ステップ②テスト科目で時間も異なる! SPIの基本情報を押さえよう
「言語分野と非言語分野の受検時間がトータルで換算されると知らなかった」
「テストセンターとペーパーテストの受検時間が異なることを理解していなかった」
SPIの時間が足りなかった人は、このように情報の取りこぼしで適切な対策ができなかったケースもあるのではないでしょうか。
ここからは、SPIの情報を完璧に網羅して、テスト当日に慌てない土台作りをする内容を解説していきます。復習もかねてぜひチェックしてくださいね。
SPIの効率的な対策に必要なアクションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。
Webテスト対策で重要な4つのアクションとは|経験者の体験談付き
テストの構造
SPIのテスト内容は、能力検査と性格検査の2つに分かれています。その中でも、能力検査は言語分野・非言語分野・構造的把握力・英語力と4つの科目があり、受ける企業によって内容は異なります。
種類 | 科目 | テスト内容 |
---|---|---|
能力検査 | 言語分野 | 中高の国語問題に近い出題内容。 |
非言語分野 | 中高の数学問題に近い出題内容。 | |
構造的把握力 | 論理的思考力や客観的視点を測るテスト。 | |
英語力 | 中高レベルの英語力が試されるテスト。 | |
性格検査 | 学生本来の人柄から企業への適性があるかを見極めるテスト。 |
論理的思考が必要で解き慣れない構造的把握力など、科目によって勉強方法や解答のコツが異なる点には注意が必要です。
SPIの非言語問題の対策はこちらの記事で詳しく解説しているので、非言語問題に苦手意識がある人は併せて参考にしましょう。
すぐ真似できる! SPI非言語を攻略した内定者の勉強法
また、SPIはテストの受け方にも種類が複数あります。
形式 | 特徴 |
---|---|
テストセンター | 所定のテスト会場にて用意されたパソコンを使い受検する形式。ほとんどが予約制であり、受検時には事前に性格検査を自宅で受ける必要がある。テスト当日は、1人ずつ出題内容が異なる。 |
WEBテスティング | 自宅のパソコンを使用し受ける形式。場所や時間指定がないため好きな環境での受検が可能。(スマートフォンやタブレットでの受検は不可) |
ペーパーテスト | 企業の用意した会場での筆記形式。受検のタイミングは企業の指定であり、説明会と一緒に実施されることもtある。 |
インハウスCBT | 応募企業内で用意されたパソコンで受検する形式。実施される傾向が比較的低い。 |
実施形式は事前に把握できるため、特徴を捉えたうえで適切な準備をしておくことが大切です。
試験時間
SPIではテスト科目と実施形式ごとで試験時間が異なります。すべて同じと認識していると、時間配分や計画が思い通りに進められないため、自分が受けるテストの内容を把握しておきましょう。
科目/実施形式 | Webテスト | テストセンター | ペーパーテスト | インハウスCBT |
言語・非言語 | 35分 | 35分 | 70分 (言語30分・ 非言語40分) |
35分 |
性格検査 | 30分 | 30分 | 40分 | 30分 |
英語力 | – | 20分 | 30分 | – |
構造的把握力 | – | 20分 | – | – |
言語・非言語分野のテストはペーパーテストのみ別々で時間が計測されますが、ほか3つは合わせて35分です。加えて、SPIは実施形式により出題科目も異なります。
これから改善するためには、解答時間の目標を設定する必要があるので、かならず自分が受けるSPIの試験時間はチェックしておきましょう。
業界ごとの出題傾向
SPI試験当日の時間ロスを防ぐためには、業界ごとの出題傾向を把握して、頻出問題の解答に慣れておく必要があります。すでに情報収集した人も、復習として内容を確認しておきましょう。
種類 | 科目 | 実施されやすい業界・職種 |
---|---|---|
能力検査 | 言語分野 | 全業界・職種共通 |
非言語分野 | 全業界・職種共通 | |
構造的把握力 | 広告、商社、コンサル、不動産業 | |
英語力 | 商社、コンサル、外資系、メーカー | |
性格検査 | 全業界・職種共通 |
SPIの言語・非言語分野と性格テストは、どの業界でも実施されるテストです。対策時間の割り振りとしては、言語・非言語分野の対策に比重をおくと良いでしょう。
論理的思考を問われる構造的把握力は、広告・コンサル・不動産業界や商社など、出題される業界の傾向がおおむね決まっています。自分の受ける企業が該当するようであれば、口コミやOB・OGからの情報収集で信憑性を高めたうえで、頻出問題から順に力を入れて準備しておくことがおすすめです。
英語力テストは実施が企業によって異なるため、応募する業務内容から予想しましょう。業務で英語が必要となる商社やメーカーなどは、応募の適性を確かめるために実施される可能性が高いので、対策すべきと予測できますね。自分が受ける企業ごとに勉強時間のバランスを取り、当日のテストに沿った対策をすれば、時間内に解答する力が身に付くでしょう。
ステップ③経験者に聞く! SPI本番の時間不足を乗り越える4つの極意
ここからは、時間不足の原因に直接アプローチする方法について解説します。SPIの時間不足を回避するコツを知り、次のテストで慌てない自分を目指しましょう。
経験者が実践した時間不足にならないための方法も交えながら、4つのポイントに分けて紹介していきます。
SPIで時間不足にならないために意識していたことはありますか?
残り時間がわかるタイプのSPIなら残り時間を意識していて、1問ごとに解く時間が表示されるタイプのSPIなら時間内に解ききれるように意識していました。
最初の頃は完璧に解いていきたかったので、時間切れになり空欄で提出してしまうこともありました。しかし、全問完璧に解くほうが難しいと割り切るようになり、まずは解ける問題を早く解いていくことにしました。わからないと思ったら即飛ばして、残り5分になったら空欄を適当に埋めるように意識していました。
時計は必ず意識するようにしていました。SPIの問題演習を日々時間を測ってこなしていると、段々と1分がどのような感覚であるかわかってくるようになります。
時間感覚を身に付けたおかげで、「この問題はそろそろ解くのを諦めないといけない」との判断ができるようになりました。さらに、タイマーをしっかりと確認する習慣を付けることで、より時間管理を厳密におこなえるようになりました。
極意①問題の取捨選択をおこなう
SPIの最重要ポイントは「正解の解答をより多く出す」ことと解説しましたね。正確な判断をするためには、本番までに多くの問題を解いて、自分のレベルや得意不得意を知っておくことが必要です。
解答の経験値が上がると「この問題は時間がかかるうえに難易度が高いから後回しにしよう」と、状況に応じた判断基準を持つことができます。
時間との駆け引きは焦る気持ちとの戦いです。自信を持って見極めができるように、本番までに念入りな準備と対策を重ねてのぞみましょう。
極意②勉強の段階で時間感覚を身に付ける
SPIではカンニングの懸念などから、時計の持ち込みをNGとしている企業が多くあります。時間の確認ができない状況でテストを進めるには、準備の段階で時間感覚を身に付けることが大切です。
<時間感覚の身に付け方>
①Aの問題を1つ解くタイムを測ってみる
②Aの問題のボリュームを基準として、Bの問題を解くのにかかった時間を時計をみずに判断する
③①→②を繰り返して感覚を身に付け、慣れてきたら①で解く問題数を増やしていく
練習で感覚が身に付けば、模擬テストで正確性を確かめて実践的なレベルにできると確実です。
慣れていない人は例のように時間感覚を身に付けると良いですが、自分である程度把握できている人は、レベルに合わせて練習していってくださいね。
極意③科目ごとの解答パターンを見つけておく
SPIは出題科目が決められているので、一定の傾向から問題ごとの解答パターンを見つけることが可能です。
傾向 | 解答パターン |
---|---|
言語分野の「文章の整列」は高頻出・短時間で解答できる | 本番では早めに取りかかって短時間で解答する |
言語分野の「長文読解」は高頻出だが、時間がかかる | 先に得意な問題から解いて、最終的に余裕を持ってとりかかる |
非言語分野の「速度数」は出題が少なく、苦手なので解くのに時間がかかる | 得意分野や短時間で解ける問題を優先し、最終的に問題に取り掛かる |
解答パターンは頻出度・難易度・解き方のコツから考えていき、自分の得意・不得意も加味できると実践的です。
科目ごとの解答パターンが一通り把握できれば、当日にどんな問題がきても、優先順位をつけてスムーズに取り組めるでしょう。
極意④模擬テストで実践のイメージをつける
SPIの時間が足りない原因でも挙げられていたように、実践形式の経験不足が招く緊張や不安は、本番の進行に影響します。
テスト前には必ず模擬テストを受けて、当日に近い空気感や緊張感の中で本番のイメージをつけておきましょう。模擬テストは定期開催されており何度も受けられるので、すでに受検した人も再チャレンジできます。
<模擬テストが受けられるサイト>
・キャリタス模試
・SPIオンライン
・SMART SPI-G
模擬テストを受けるときは、服装や環境など本番と同じ状況で受検することで、よりリアルな体験ができます。テスト受検後は、さらなる改善のために早い段階で振り返りをしておくこともポイントです。
模擬試験を受ける際は、本番と同じような環境で練習することで本番でのミスを最小限に抑えることができるのではないでしょうか?次の記事では、SPIを受けた体験談を先輩たちインタビューしています。ぜひ、参考にしてみてください。
SPIの結果は確認可能? 先輩が実践した予想方法と評価基準を解説
ステップ④時間内の全問回答を目指そう! SPIの改善計画の作り方
ここからはステップ③までで整理した情報を踏まえて、現状の改善に動くための計画表を立てていきましょう。実際の改善表を例に出しながら解説していくので、読みながら手を動かしてみてくださいね。
経験者が改善に向けてどのように動いたのかも参考にして、時間配分や進め方を考えてみましょう。
SPIを時間内に解ききりたい……みんなはどうやって改善した?
私は特に時間がかかった問題を覚えておき、それに似た問題を参考書やネットで調べて解き直していました。
また、SPI公式一覧が載っているサイトなどを調べ、解き方のおさらいをしていました。SPIは非言語であれば中高生の頃に習ったものばかりなので、公式も見覚えがあり新しいものを覚えるよりもとっつきやすいと思います。
1日に何個もSPIを受けることがあったので、午前わからなかった問題は午後解けるよう、隙間時間に見直しをしていました。
次の受験までに私が計画したことは2つあります。まず時間が足りなかった単元の把握です。自分がどの単元で時間が足りない経験をしたのか整理し、その単元について、本番で想定される制限時間からさらに短い制限時間を設け、練習問題に取り組むようにしました。
計算速度が遅くて時間が足りなかった場合は、集中力を保ちながら問題を早く解く練習を積むようにしました。解いているうちに集中力が低下してしまうケースというのも珍しくないため、ひたすら計算練習に励むこともありました。
時間が足りなかったのは、そもそも自分自身がどのような単元が得意で、どのような単元が苦手なのかという観点を理解していなかったためでした。そのため、まずは言語・非言語かかわらず、各分野の得手不得手の把握からおこないました。
特に苦手分野は、より多く時間を使い時間不足の原因となっている場合が多かったため、しっかりとその分野の公式や問題を解き続けるようにしました。そしてある程度理解できるようになったら実践のテストを受け、また振り返ってといったように改善していきました。
①時間が足りない原因から計画の目的を考える
まずは、ステップ①で考えた時間不足の原因から、改善する目的を考えます。
<改善の目的例>
・時間配分が甘い:配分を考え直す
・1つの問題に時間をかけすぎている:時間感覚を身に付ける
・問題を解く順序を決めていない:自分の得意不得意を把握する
・実践形式の対策ができていない:模擬テストの受検で本番に慣れる
SPIの時間不足になる原因は複数であることも考えられるので、それぞれの優先順位も考えながら整理していきます。ステップ②で表作成をおこなうので、原因と目的は紙やメモなど目視できるものに書き留めましょう。
この時点では目的達成のためにやるべきことまで考える必要はなく、時間不足をなくすために最終的に達成すべき状態がわかれば問題ありません。
②目的達成までに必要な行動を考える
目的が整理できたら、達成までに必要な行動を考えていきます。今回のステップでは、上記のような表を作成しましょう。
<表作成の手順>
①改善目的ごとに必要な作業を記入
②最終目的を考える
今回は1週間で状況を改善するための例を出していますが、改善期間には必ず予備日を入れておくことがポイントです。日程に余裕をもっておくことで、予想外のトラブルや時間がオーバーしたときでも焦らず対応ができますよ。
Excelなどを使用した表で作成したり、スケジュール表を活用するなど、自分が管理しやすい方法で作成してくださいね。
③次の受検日までの期間から逆算して②の時間配分をおこなう
やるべき作業と最終目的が決まれば、あとは期間を設定します。
次のテスト日までに、目的ごとの作業期間を考えて割り振っていきましょう。自分の作業できる時間を加味して無理のない予定を立てることが、計画をやり切るポイントです。
手書きでも問題ありませんが、データで作成しておくことで、予定変更があったときも修正に手間がかかりません。いちから作ることが不安な場合は、インターネットで「学習計画表」などを参考に作成してみましょう。
ステップ⑤「SPIの時間が足りない」から立て直した先輩の体験談を聞いてみよう
改善計画の作成が完了したら、いよいよ実行に移しましょう。実行すると新しい疑問が浮かんできたり、思ったよりも進行に時間がかかることに気付くケースもあります。計画が大きく外れてしまった場合は、放置せずに随時修正をしながら作業を進めることがポイントです。
SPIの時間が足りない状況を改善した経験者に、次のテストまで時間が限られていた中でどのように対処したのかも聞いてみました。
対策を効率的に実行するために意識していたことはありますか?
改善を効率・効果的に実行するために意識していたことは、参考書を1つに絞って徹底的にやり込むことです。慣れてくるとどんどん知らない問題に触れていきたくなりますが、それでは基礎が身につかないまま、解いた気になる状態が続いてしまいます。
SPIは受験勉強やテスト勉強と同じで、何度も同じ問題を解くことで自分の考え方の癖をなおすことが、改善への一番の近道だと思います。
ときには一問で完璧を目指すよりも問題数を多く解くことが大切
解けない問題をきっぱりあきらめる姿勢も大事だと思います。私は最初の頃、1つの問題に集中しすぎてしまい、半分ほど解ききれなかった経験があります。
せっかく勉強していても、その問題にたどり着けなければ実力を発揮することなく終わってしまいます。そのため、解けない問題は一旦諦める心持ちも、SPIを解いていくうえでは重要だと思います。
問題集で、間違えた問題をもう一度解くことを意識していました。改善を効率的に実行できるかどうかは、経験によって変わってきます。そのため、一度自分で問題集を解いて経験を積むことが大事だと思います。
改善しながら新たな改善点を見つけることでより効果的に
改善点を理解して意識的に取り組むことで、別の改善点が浮き彫りになるケースもありました。たとえば、計算スピードが改善点だとして、小数のまま解いた方が速いのか、分数のまま計算する方が早いのかを確認するために、2つの方法で解いていたとします。その中で新たな改善点が見つかって、もっと速く問題が解けることもあるのです。
準備時間があまりないときは、SPIテストの参考書や過去問を見て問題を3種類に分けていました。すぐに解ける問題、回答を見ればすぐに理解できて時間がかからない問題、回答を見てもよくわからず解くのに時間がかかりそうな問題、の3つです。
それらをまず理解しておき、SPIテストの際に問題を解くか飛ばすかを判断する時間を短くすることが非常に大事だと思います。
私は、最初にテストをやってみたときはテストの3分の2ほどしか終わりませんでした。その理由は、解けなかった問題に時間をかけすぎたからです。そのため、問題を見たときに解くのか解かないのかの判断を素早くすることが必要だと思い、上記の方法を試したところ最後まで解くことができるようになりました。
時間がないからこそ冷静な分析で改善に取り組もう
問題の分類をした後で時間があるようならば、回答を見て公式ですぐに解けそうな問題を解いて得点を伸ばす努力をしていくと良いと思います。時間がないときこそ一度落ち着いて、自分の得意不得意を洗い出すことが、高得点を獲得するための重要なポイントです。
原因別! SPIの時間が足りない状況改善法
ここまでは、SPIの時間が足りない原因を明確にして、段階的に改善する方法を紹介しました。一方で、SPIの時間不足に悩む人の中には「今すぐできる改善方法も知りたい」と早期の解決をのぞむ人もいるのではないでしょうか。
ここからは、SPIの時間不足の原因ごとの改善方法を紹介します。目の前にせまる次のテストに向け、経験者の体験談も参考に、さっそく動き出しましょう。
時間配分が甘い|難易度と理解度から解答の順序を考えよう
SPIの時間配分が甘い場合は、出題範囲の予測と自分の解答レベルの分析ができていない可能性があります。
まずはSPIの出題傾向から自分の受ける企業のテスト内容を予測したうえで、出題されそうな問題を考えていきましょう。その後、自分の得意不得意を加味したうえで、問題の難易度・解答にかかるスピードごとに解答の時間配分を決めていきます。
時間配分は実施時間から逆算して考えることもできますが「どのように割り振れば良いかわからない」と悩む人もいるでしょう。言語分野の場合、語句の意味など暗記系は1問20秒程度、長文など考える問題は1分程度を平均として判断していくことがおすすめです。
難易度 | 解答スピード(得意・不得意)や問題自体の解答時間を踏まえて考える | 配分時間 | |
---|---|---|---|
二語の関係 | 低 | 短 | 1問20秒 |
語句の意味 | 低 | 短 | 1問20秒 |
長文読解 | 中(自分の得意分野) | 長 | 1問50秒 |
例のように、自分が得意な分野であると解答スピードも早くなるので、短い時間配分にするなどの調整をしていきましょう。
SPIは時計を持ち込めない場合もあるため、時間配分通りに作戦が遂行できるよう、模擬テストや問題集を解くときに時間感覚を身に付けておくことも大切です。
先輩に聞いた! 実際にやった言語・非言語分野の時間配分
言語・非言語どちらも1分以内に解くことを意識していました。ただ比較的難易度の高い推論、図表の読み取り、資料の読み取り、長文の読み取り計算はもう少し時間配分を緩和させ、およそ1分10秒ほどで解くようにしました。
そのほかの割合や集合、損益算、確率、速さなどは50秒ほどで解くようにしました。1分にせず10秒ほど余裕を作った時間配分にした理由は、余裕をもって選択肢を選べるようにするためです。
基本的に非言語は1問1分で解く意識を持っていました。ですが、早めに解けるものは早く解くようにし、終盤にある図やグラフなどが用いられている問題にできるだけ時間を割くようにしていました。どう頑張っても解けないと判断したら、その分ほかの問題に時間を割くようにしていました。
言語に関しては、できるだけ早くという意識を持っていました。言語はなんとか絞り出したり、文章をしっかりと見ればわかるものもあったため、早くそしてなるべく正答率をあげるという意識を持っていました。
文章や図表の読み取りなどの時間がかかりそうな問題は柔軟に対応していましたが、それでも目標は1問1分と設定していました。
理由は問題ごとに違う時間を目安に持っていると全体の進み具合とペースの配分の判断に余分な時間を使ってしまうと感じたからです。時間を延ばすときも最大で2分としていて、伸ばす問題は資料の読み取りや計算を要するものなど、時間をかけることが確実に得点につながる問題と決めていました。
1つの問題に時間をかけすぎている|練習問題で感覚を身に付けよう
1つの問題に時間をかけている場合は、解答の時間感覚を身に付けることで改善が可能です。
<時間感覚の身につけ方>
①練習問題に取り組むとき、1分ごとにタイマーがなるようにアラームを複数セット(1分後、2分後、と次々セットしていく)
②開始してアラームがなったら問題を強制終了
③①→②を何度か繰り返し、最終的にはアラームなしで問題へ取り組む
解答に熱中しすぎてしまうのは、「諦めたくない」という心情的な部分も原因の1つです。
何かに取り組むときに粘り強さを持つのは大切ですが、SPIにおいては、解けないとわかれば諦めて次へいくことも戦略の一つといえるでしょう。
問題を解く順序を決めていない|自己分析で得意・不得意を把握
SPIをやみくもに受けようとしている人は、自分の解きやすい順番で取り組む作戦を考えることで解決します。
好きな分野は自然と解答時間が少なく、正答率も高いので「得意分野からどんどん解いていく」作戦を取り入れる人も多いでしょう。計算問題や穴埋めなどの「短時間で済む問題をひたすら解いていく」作戦もスピード重視でおすすめです。
問題の得意・不得意は練習問題を何度も解いていると、自然と傾向がわかります。参考書を解くときは、自分の解答スピードや正答率にも目を向けながら進めてみてくださいね。
SPIのテストを受検する際、どのような基準で問題を解く順序を決められていましたか?
私は最初は上から解いていき、時間がなくなったら適当な数字を入れるようにしていました。無回答で0点より、運ではありますが、それで得点が取れることもあるのでそのようにしていました。
答えが早く出せそうな問題から解いていました。難しい問題は、ほかの就活生も解けないだろうと判断したためです。
言語の熟語は意味を知ってないと得点にならないので、わからなかった場合は考えず適当な答えを書いて長文に時間を取ってました。
問題に慣れていない|参考書のやり込みで解答率アップを目指そう
SPIの問題に慣れず解答に時間がかかってしまうときは、ひたすら練習問題に取り組むことがおすすめです。ただがむしゃらに解くのではなく、間違った問題はすぐに解答を見て公式を覚えるなど、少ない時間で習熟度がアップできるように進めていきましょう。
また、問題の数をこなすには勉強の効率化も必要です。SPI対策アプリなどを使用しながら、隙間時間を使って対策してみてくださいね。
種類 | 特徴 | リンク |
---|---|---|
キミスカ | SPIの言語・非言語・英語分野の対策が可能。5分・12分とタイマー付きで効率よく勉強を進められる。 | App Store/Google Play |
SPI言語・非言語対策問題集 就活/転職対策アプリ | 500問以上の問題を解くことができ、繰り返し学習に最適なアプリ。全テスト形式の問題に対応しているので、SPI対策が一通り網羅できる。 | App Store/Google Play |
SPI3 言語能力 問題集 解説付き | 言語分野に特化した対策ができるアプリ。問題ごとに詳細な解説があるためスムーズに理解を深められる。 | Google Play |
SPI言語|しっかり解説の資格試験問題集 | SPIの言語・非言語・英語分野の対策が可能。しおり機能や時間制限機能などカスタマイズできるものが多数あり、自分なりの勉強方法で進められる。 | App Store |
何度か問題をこなすと、自分の得意・苦手分野もわかるはずです。よく間違える問題は繰り返しやっていく・得意分野は解答スピードを上げるなど、習熟度に合わせて勉強方法を変えられると良いですよ。
SPI苦手分野の克服のために意識していたポイントは?
私はSPIの非言語の中でも、確率と損益算が苦手だったので、試験前に必ず公式を確認するようにしていました。
私の場合、苦手分野を克服することはできませんでした。それでも正答率を上げるコツとしては、わからなければ答えを見て解き方を覚えることだと思います。
解き方さえ覚えてしまえば、それをほかの問題でも応用できるため短期間で解ける問題が増えると思います。しかし、答えを見るだけでは理解ができないので、翌日にもう一度解き直し、さらに1週間後に解き直すことをおすすめします。
苦手分野の克服として私がおこなったことは、解法を一度誰かに説明してみることです。これは記憶の長期的な定着にとても有効的でした。
また、誰かに伝えることを意識したおかげで、自分自身も楽しみながら、モチベーションを高く保った状態で勉強を進められるようになりました。そのほか、オリジナルの図を使いながら説明をおこなっていたため、より自分の解法を確立できるようになったのも良かったです。結果、正答率を徐々に上げていけるようになりました。
経験者はどう乗り越えた? SPI本番で時間が足りないときの解決法
「予想外の問題に手間取ってしまった」
「終了時間を勘違いしていて、あとわずかの時間しかない」
SPIでは、事前に時間不足を改善する方法をマスターしたとしても、予想外の出来事で時間が足りなくなることもあります。
時間内の全問解答を目指すために、本番中でも臨機応変な対応ができる方法も学んでおきましょう。経験者が本番を乗り越えたエピソードから、実践的な方法を身に付けてください。
SPI受検中に壁にぶつかった……先輩がやった逆転法!
現状打破としておこなったことは、瞬時に解ける問題にフォーカスして問題を解くことと、計算を途中で終えるというものです。
瞬時に解ける問題にフォーカスすることは一見難しいですが、問題を解いているうちに「この問題ならいける」と判断できるようになっていくため、その知見を頼りに解ける問題へアプローチするようにしました。
そのほか、ある程度まで計算をした段階で問題を解くのを終え、大体どんな値になるか想像したうえで選択肢を選ぶことで、時間内に問題を解き終えられるようにしました。
最初からすべての問題が解答できるタイプのSPIであれば、最後まで適当な選択肢を入れておくことです。そうすることで、万が一時間切れになったとしても、運が良ければ正解している可能性があります。
また、一度解答してしまえば前の問題に戻れないタイプのSPIであれば、わからない問題は適当なところに解答して飛ばし、わかる問題を全力で解くことがおすすめです。時間が足りなくなれば焦る気持ちが募るとは思いますが、SPIは一定のライン以上解けていれば受かるため、わかる問題を増やし、その問題を全力で解くことを意識すると良いと思います。
わかる問題からどんどん解いていく
終了時間まであとわずかである場合は、これから解く問題の正答率をいかに高くするかに注力しましょう。問題に目を通し、わかる問題からどんどん時間を解いていきます。
問題を判断するときは、「得意分野である」>「短時間で取り組める」>「解ける」の順で優先して取り組むことがおすすめです。
注意として「得意分野だけど時間がかかる」ような場合は、先に短時間で解ける問題に取り組むなど、残り時間次第で臨機応変な対応が必要なことを理解しておきましょう。
焦らず正答率を意識する
SPIにおいて時間がない場合は、問題の正答率が重要と紹介しましたね。残り時間がわずかなタイミングで問題を解くときは、正答率をあげることを意識しましょう。
問題をこなしてもケアレスミスが出てしまったり、解答番号をあやまってしまうと点数を稼ぐことができず、結局は不採用になってしまうかもしれません。
時間がないと焦る気持ちが強くなりますが、そのようなときこそ一球入魂の気持ちで1つずつの解答を大切にしましょう。
残り時間で計画を立てて回答していく
SPIのテスト本番で時間不足に気付いたときは、残り時間から逆算して割り振りをしていくと良いでしょう。残り時間と未解答の問題数から、1つあたりの解答に解ける時間を導き出します。
時間配分を練り直す場合は、1分程度で考えをまとめるように意識し、再検討に時間を使いすぎないように注意が必要です。
加えて、時計の持ち込みが不可なテストの場合は対応が難しいので、時と場合により対処できない方法であることも意識しておきましょう。
事前準備で培った時間感覚をフルに活かし、終了間際まで走りきって全問回答を目指してくださいね。
SPIの時間が足りない問題は今からでも解決できる! まずはすばやい原因解明を
SPIの時間が足りない状況では、次の選考への焦りや不安で何を改善すべきか迷ってしまうこともあるでしょう。
本番までの時間がせまっているからこそ、気持ちの切り替えをおこない、原因にあった対処法をアプローチすることで、SPIの全問解答を実現できます。
改善方法に迷ってしまったときは、周囲が乗り越えた方法も参考にして進めると、自分が今すべきことが明確になるはずです。広範囲なSPIを受検本番まで対策してきた努力は決して無駄にはなりません。焦らずに1つずつ対策に進んでくださいね。
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SPIは企業毎に使われる試験内容が変わるため、対策不足の問題が出てくることも多くあると思います。
そんな中で、時間不足だと感じるのは皆同じだと思います。もし、みなさんが一般入試で大学受験を突破しているのであれば、SPIで出されるレベルの基礎学力は身に付いているので、それを思い出す作業さえできれば、回数を重ねるごとに時間内に解けるようになると思います。
時間が足りない悩みを解消する第一歩は、わからない問題はひとまず飛ばして、解ける問題から解くことです。そうすると、時間も上手く使えて解ける問題が増えると思います。