面接が苦手な就活生は経験者の声を励みにしよう! まずは原因把握からスタート
「自分は面接が苦手だ……」と思うほど面接で失敗してしまうなど、なかなか悪循環から抜け出せない学生は多いのではないでしょうか。
実際に面接に対して苦手意識を持つ学生は多く、その原因は人それぞれ異なります。
今回は、面接が苦手な学生に向けて、苦手意識の克服方法を解説します。まずは原因把握から取り掛かり、あなたに合った方法でじっくり克服していきましょう。
また、面接に対して苦手意識を持っていた先輩の意見も紹介します。先輩の経験談と今の自分の状況とを照らし合わせ、自分の感情と向き合い、整理しながら読み進めてくださいね。
就活生の5大不安を解決!オススメのツール5選
① 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる…
→「就活力診断テスト」がオススメ
自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる!
② どの業界が自分に合っているかわからない…
→「適職診断」がオススメ
30秒で避けるべき仕事がわかる!
③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
→「自己PR作成ツール」がオススメ
4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に!
④ 面接で上手く答えられるか不安…
→「面接力診断テスト」がオススメ
模擬面接で苦手に徹底対処!
⑤ WEBテストで合格点が取れそうにない…
→「WEBテスト対策問題集」がオススメ
玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
経験者に聞いてみた! なぜ面接が苦手なの? 失敗した経験はある?
この記事を読んでいる人の中には、「なぜ自分だけこんなにも面接が苦手なのか」と悩んでいたり、「集団面接でほかの学生は流暢に話していたけれど、自分だけ緊張していてたどたどしかった」という苦い経験を思い出している人もいるでしょう。
面接が苦手で、自分の思いをうまく伝えられない経験をしたことのある人は、あなただけではありません。先輩たちも、面接に対して苦手意識を持ち、何度も失敗してきました。
まずは、先輩たちの面接が苦手な理由と、失敗した経験などを聞いてみましょう。面接が苦手なことで自分を責めてしまっている人は、「面接が苦手なのは自分だけではない」と思うことが一番大切ですよ。
みんなの面接が苦手な理由は?
私は、企業ごとに志望理由を変えており、「うまく伝えられなかったらどうしよう」という焦りから、面接に対して苦手意識がありました。また、志望理由は面接の最初の方に聞かれることが多く、その後の面接全体の印象を左右する可能性があります。そう思うとさらに緊張してしまい、面接が始まると緊張感がどんどん高まっていきました。
私の対策方法は、前日に会社情報を再度調べておくことと、エントリーシート(ES)を読み直しておくことです。ESに書いていない内容でも、軸から大きく逸れていなければ構わないと思うようにして、自信を持って面接で話せるよう準備をしていました。
面接が苦手なままではいけない……克服しようと一歩踏み出したきっかけを教えて!
面接が苦手で、そんな自分に嫌気がさしている人は、「面接で失敗する→面接に対する苦手意識がさらに強まる→また面接で失敗する」と、負のループに陥りやすくなります。
今回、面接での体験談を話してくれる先輩は、「面接が苦手なままでは就活を乗り切れない」と、気持ちを切り替えて面接の苦手意識を克服した人たちです。
リアル体験談から、先輩たちの当時の状況と、気持ちの切り替え方を頭の中でイメージしてみましょう。「自分でもできるかも」と前向きな気持ちになれるかもしれませんよ。
「面接が苦手なままではいけない」と思ったきっかけと、その理由を教えてください!
暗記した文章を面接で答えることができても、深掘りの質問にはうまく対応することができなかったことがあり、非常に悔しい思いをしたのがきっかけです。キャリアセンターなどで対策をおこないました。
最終面接に4回連続で落ちたことがきっかけです。最終面接で落ちるとどんどん自信がなくなっていき、「自分がしていた対策は間違っていたのではないか」と思うようになりました。その後は、話す内容を簡潔に伝えることを意識して面接に挑むようにしていました。
インターンシップの選考など、最初はしっかりと下調べをして臨んでいたことで、何度も合格することができていました。ただ、徐々に「準備をしなくてもいけるだろう」と思うようになり、さぼり始めた途端、面接を通過できなくなり、対策の重要性を感じるようになりました。特に選考が進むほど各企業についての質問が多くなるので、下調べなどの準備を徹底するのがおすすめです。
「面接が苦手」な原因の把握と適切な対策で苦手意識は克服できる!
面接が苦手な原因を把握し、その原因に応じた対策を講じることで、苦手意識は緩和できます。
これまで、面接の苦手意識をどうにか克服したいと、自分なりに取り組んできた人も多いでしょう。ただ、根本となる苦手意識の原因を知らないことには、克服することはできません。
当たり前ですが、面接が苦手なまま何もせずに就活を進めることは、もちろんおすすめしません。モチベーションが維持できない、苦手意識が邪魔をして本来の実力が発揮できないなどのデメリットが生じてしまうからです。
この記事では、まず原因把握をし、それに対する対策を紹介します。それぞれ詳しく解説しているので、じっくり読み進めてくださいね。
よく聞く3つの「面接が苦手な原因」を解説|克服のヒントにしよう
面接が苦手な原因は、人それぞれ異なります。
たとえば、「人を目の前にすると緊張してしまう」「言いたいことを言えるか不安」など、、面接に対する考え方や捉え方は、似ているようで人によって異なります。面接に対する苦手意識を克服するためには、自分の気持ちや考えを把握して、凝り固まった思考回路を変える意識を持つことが大切なのです。
まずは面接に対する苦手意識の原因を探りましょう。性格・面接の失敗経験・準備不足の3つに分けて紹介します。
面接に対して苦手意識を持った原因を教えて!
何が原因で、面接に対して苦手意識を持つようになりましたか?
もともと人前で話すのが苦手なので、緊張しやすい性格が、面接が苦手な原因だと思います。緊張すると声が小さくなることがあり、聞き返されると余計に自信がなくなります。
準備不足が、面接が苦手な一番の原因だと思います。私は、質問には完璧に答えたいと思う癖があり、準備を徹底しようとするものの、想定質問に対する回答がうまく作れないことがあります。その際、面接に対する苦手意識がどんどん強くなり、逃げ出したくなります。
経験不足が最も大きな原因です。理由は、大人と喋る機会がこれまでほとんどなかったことから、目上の方と対面で話すことを想像するだけで恐怖を感じるからです。
性格が原因
面接を苦手に感じる原因で最も多いのが、「性格」です。自分の今までの経験や環境によって形成される内面の部分によって、「面接が苦手だ」と感じているのです。面接が苦手な人に多い性格をまとめたので、自分に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
もし当てはまらない場合は、次に紹介する「面接の失敗経験」「準備不足」に目を通してみてくださいね。
緊張しやすい
面接は、緊張しやすい独特の空気感があります。誰でも緊張する状況ともいえますが、特に緊張しやすい性格の人にとっては、「早く抜け出したい」と感じることでしょう。
面接前、または面接中に「面接官の視線が気になるな……」「準備万端で何一つ心配することはないのに、心臓がバクバクする」と感じる人は、緊張が原因で面接に対して苦手意識を持っている可能性が高いですよ。
この記事では、先輩たちの面接で緊張したエピソードをたくさん紹介しています。よく緊張する人へ向けての励ましメッセージもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
面接で緊張しない方法11選|先輩たちのリアルな体験談付きで解説
自分に自信がない
面接は自分自身をアピールする場にもかかわらず、自分を良く見せようとすることに抵抗感を持つ人はいませんか。
このような人は、面接でも自己主張を遠慮し、結果として自分の強みが伝わらず面接に落ちてしまうのです。
面接前、または面接中に以下のようなことを感じることが多い人は、「自分に自信がない」という性格が原因で面接に対して苦手意識を持っている可能性が高いですよ。
・「自分を良く見せようなんて恥ずかしい」
・「ほかの学生の話を聞いたら、自分の自己PRが恥ずかしくなってきた……」
完璧主義
何事も完璧にすべきであり、失敗=悪と考えるクセがあることから、何が起きるかわからない面接に対して苦手意識を持っている可能性があります。
完璧主義の人は、少しの失敗でも自分を責めてしまいます。そして、その後ろ向きな気持ちから新たな失敗を生み、悪循環に陥ってしまうのです。
採用面接に対して「1つも失敗したくない」「パーフェクトにやり切ることだけが自分の成長につながる」と思うことがあれば、完璧主義から脱却する必要があります。後ほど紹介する対策をぜひチェックしてくださいね。
コミュニケーションが苦手
コミュニケーションが苦手な人は、質問形式でおこなわれる面接に苦手意識を持っています。
ただ、実際はそこまでコミュニケーション能力が低いわけではない、というパターンも考えられます。コミュニケーションが苦手だと自分で感じる人は、「自分に自信がない」「完璧主義」といった性格が原因の場合もあるので、併せてチェックしてみてください。
将来に対してネガティブ思考
将来に対してネガティブになっている人は、面接に対してもネガティブな感情で挑み、結果として面接そのものに苦手意識を持ってしまっている傾向があります。
というのも、「どうせ面接しても落ちるだろう……」と面接で失敗することや面接で落ちることを想像してしまう人は、自分が傷つくことを恐れているからです。恐怖感による萎縮は、面接でうまく自分をアピールできないなどの失敗につながってしまいます。
面接の失敗経験が原因
面接が苦手な原因として「性格」が当てはまらなかった、もしくはピンとこなかった人は、「面接の失敗経験」が原因かもしれません。
過去に何度か面接まで選考を進めたものの、思うような回答をできなかった、不合格だった、などの経験がトラウマとなり、面接に苦手意識を抱えている可能性があります。
「今回こそは合格する」と気合いを入れて面接に挑んだものの、何かのきっかけで面接での失敗経験を思い出してしまい、その結果うまく話せなかった……なんてことも。
失敗経験が原因の場合、過去の失敗を振り返ったり自分の回答に自信を持ったりすることで、面接の苦手意識を克服できます。後ほど詳しく紹介します。
面接でうまくいかなかった経験が原因で「怖い」と感じてしまう人もいるでしょう。この記事では、内定者が面接への恐怖心を落ち着かせるためのアドバイスや対策を語っているので、ぜひ読んでみてください。
内定者のアドバイス付き|「面接が怖い」を解消する3ステップ
面接で落ちた経験によってまた失敗してしまうのではないかと感じてしまう人も多いのではないでしょうか。こちらの記事では、落ちてしまった後にすべき対策やメンタル回復方法について紹介しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
面接で落ちた|内定者がおすすめする選考フェーズ別の対策とは
準備不足が原因
面接が苦手な原因として「性格」「面接での失敗経験」が当てはまらなかった、もしくはピンとこなかった人は、「準備不足」が原因かもしれません。
応募書類を揃え、頻出質問の回答を暗記したつもりでも、実際には面接を突破するうえで必要な準備を徹底できていない場合があります。
「緊張せずに面接に挑んだものの、志望動機からつまずいてしまった」「業界に対する質問でいつもうまく答えられず、面接が苦手になってしまった……」という経験がある人は、しっかり準備をして面接に挑みましょう。
この記事では、持ち物から回答まで、面接前に準備すべきことを一挙に解説しています。実際に面接に合格した人の体験談も紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
面接の準備はこれでOK! 回答例や持ち物を体験談から徹底ガイド
面接の準備はしているけど、自己PRとして話す内容が思いつかず、その不安から面接に苦手意識を持っている人もいるのではないでしょうか。次の記事では、ガクチカがないと思っている人への対処法を解説しています。話せる経験はたくさんあるかもしれませんよ。
ガクチカが本当にない人へ| 簡単な作り方と先輩の攻略法を大公開
みんなはどう見つけた? 面接が苦手な原因の探し方
先述の通り、面接が苦手な原因はさまざまです。一人ひとり違うからこそ、自分の原因を探すのは難しいのです。
しかし、見つけた原因に沿って対策していくことで、原因があいまいなままさまざまな方法を試すよりも、面接の苦手を克服できる可能性が格段に上がります。
先述した、面接が苦手な原因を一読しただけでは自分にとっての原因を見つけらなかった人は、「マインドマップと質問リストを活用して自分で探す」「家族や友人など親しい人に聞いて探す」の方法を用いて、原因を探してみましょう。
まずは、面接が苦手な原因を把握するためにおこなった方法を、経験者に聞いてみましょう。取り組みやすい方法などのヒントを得られるかもしれませんよ。
面接が苦手な原因をどうやって見出した?
面接が苦手な原因を探すために、どんなことをしましたか?
自己分析をおこない、自分の根底にある価値観について明確化することで、面接に対する苦手意識の原因を探すことができました。さらに、自己分析によってエピソードに一貫性が生まれ、深掘りの質問に答えられるようになりました。
私は、これまでの面接を振り返るようにしていました。その中で、志望動機を話すことが苦手だということに気付き、面接の前日は志望動機を改めて確認するように心掛けまました。
何度の面接を経験するなかで、特に苦手に思った面接とそうでない面接、楽しく話せた面接などを分類して、その違いを考えることで苦手意識の原因を見つけました。私の場合は、面接期間が2週間以上空いたときに、面接が上手くいかないことが多々ありました。さらに、志望度が高い企業や、反対になんとなく受けている志望理由が薄い企業の場合も、自分を発揮できずに「面接は苦手だな」と感じていました。
マインドマップとなぜなぜ分析を活用して自分で探す
面接が苦手な原因が見つからないときは、マインドマップと質問リストを活用して探してみましょう。
・マインドマップ:思考を具現化するための手法。自分の行動や考え方を整理できる
・なぜなぜ分析:自身で考えた答えに対して「なぜ?」と問いを繰り返す
マインドマップでは、中心となる面接に対する概念から分岐させながら、面接に対する思考の流れを視覚的に整理することができます。
一方質問リストでは、「なぜ面接が苦手なのか?」と自分の考えに矢印を向けて、根本原因を見つけることができます。
家族や友人など親しい人に聞いて探す
面接が苦手な原因がわからないときは、家族や友人など親しい人に聞いて探すのも一つの手です。今まで意識していなかった自分のクセを知ることができるなど、新しい発見につながりやすい特徴があります。
注意しておきたいのは、誰に聞くか、何人に聞くかということです。正直な意見を求める場で、気を遣われてしまっては意味がありません。あなたの悩みに寄り添い、率直な意見を言ってくれる人に質問しましょう。
また、信頼のおける人だからといって、一人の意見だけに耳を傾けるのも好ましくありません。多数の意見を通して、自分の性格や思考のクセを把握してくださいね。
性格編|「面接が苦手」の原因別克服方法
見つけた原因に応じて、面接に対する苦手意識を克服していきましょう。
先述した、面接が苦手な原因に沿った対策を紹介するので、自分に当てはまった原因に対する対策をチェックしてみてください。「思い当たる原因が1つではなく、2つ3つも当てはまった」という人は、全体に目を通すのがおすすめです。
面接の失敗経験や準備不足に対する対策は後ほど紹介するので、ぜひ記事の後半部分も参考にしてくださいね。
面接への苦手意識をどう克服した?
面接が苦手な原因が自身の性格にあると思った人は、どのような考え方で苦手意識を克服していきましたか?
私は、面接でかなり緊張してしまう性格です。そのため、そもそもなぜ緊張するのかを考え、「完璧を目指すのではなくて、自分の思いをとにかく伝えよう」という意識を持つことで、少し落ち着くことができました。
人と話すことがもともと苦手だったため、就活エージェントやキャリアセンターを通じて自分の考えを整理して伝えるということを練習し、苦手意識を克服しました。
「面接は面接官との相性の良し悪しも関係する」と思うようにしました。面接を振り返ると、楽しかった面接もあれば辛かった面接もあったので、運もあるなと思うようにしました。
緊張しやすい人向けの対策
緊張しやすいことが原因で、面接に苦手意識を持っている人におすすめの対策を紹介します。焦らず、まずは1つずつ取り組んでみることをおすすめします。
面接官に緊張していることを伝えよう
「緊張してはいけない」と思うと、かえって緊張してしまうもの。
開き直って、正直に「緊張しています」と伝えるのも一つの手です。自分の肩の荷が下りて、リラックスしながら面接に挑める可能性が高まります。
自己紹介のタイミングで「大変緊張しておりますが、入社意欲をしっかりとお伝えできるよう、精一杯頑張ります。本日はよろしくお願いいたします」と伝えられるとベストです。
面接時の目線を工夫しよう
面接で緊張してしまう人におすすめなのが、視線を目以外に向けることです。
面接官の目を見て話をすると、どうしても相手の反応を気にしたり、見られているという意識でさらに緊張したりしてしまいます。そんなときは、面接官のおでこや鼻を見て話すと、緊張が和らぎます。おでこや鼻であれば、相手からは目が合っているように感じるので、失礼に当たりません。
また、気持ちが落ち着かなくて目線が泳いでしまう学生も多いでしょう。目線が定まらないと自信がないように見えてしまうので、高い評価を得るという意味においても、目線を固定しておくことは有効です。
面接官の態度を気にしすぎないようにしよう
緊張しやすい人は、自分の態度や話している内容よりも、相手の態度や反応ばかり気になってしまう、という特徴があります。
たとえば、友人と一緒に過ごしているときの話を聞きながら飲み物を飲んだりスマートフォンを操作することもあると思います。その仕草は決して友人の話に興味がないからしているわけではなく、何気なくそうしている場合が多いでしょう。
面接でも同じことがいえ、相手に興味がないから視線を下に落としたり、手元の資料を見ているわけではありません。面接官の反応に一喜一憂せず、全力で自分の思いをぶつけることに専念しましょう。
自分に自信がない人向けの対策
自分に自信がないことが原因で、面接に苦手意識を持っている人におすすめの対策を紹介します。意識や考え方を変えていく必要があるので、1日1回を目標に、それぞれの対策を思い出して取り組んでみましょう。
就活に対する意識を変えよう
自分に自信がない人は、面接で失敗したり落ちたりしたときに、「自分には魅力がない」「自分のスキルなんてちっぽけなもの」なんてことを考えてしまう傾向にあります。
そのような人は、就活に対する意識を変えていくことが、面接の苦手意識を克服するために取り組むべき第一のことです。
まず、落ちた原因を「実力不足」だと1つに絞るのはやめましょう。
自分よりもスキルがたくさんあり、特別な経歴がある学生が必ずしも受かっているとは限りません。というのも、面接の合否の判断にはさまざまな基準があり、その基準は企業によって異なるからです。
応募した企業の求める人材にマッチしなかっただけであって、あなたの経験や人柄を「自社に合うな」と評価する企業はほかにもたくさんあります。前向きに捉え、自分の失敗ばかりに目を向けないように心掛けてくださいね。
ほかの応募者と自分を比較するのをやめよう
自分に自信がない人は、ついついほかの応募者と自分を比較してしまいがち。特に、集団面接ではほかの応募者との実力の差が顕著に現れるので、落ち込んでしまいますよね。
ただ、上には上がいますし、ほかの応募者の経験やスキルを羨んでいても、自分の実力が上がるわけではありません。
これまでの経験やスキルをどのように企業にアピールするのか、今の自分にできることに焦点を当てて面接に取り組みましょう。
完璧主義の人向けの対策
完璧主義の性格が原因で、面接に苦手意識を持っている人におすすめの対策を紹介します。対策内容をメモやスマホにまとめておくことで、面接前に見返しやすくなりますよ。
失敗を想定して気楽に面接に挑もう
完璧主義の人は、あらかじめ失敗を想定してから面接に挑みましょう。たとえば、言葉に詰まる、声が裏返る、質問を聞き取れずに聞き返すなどの失敗です。
予測できる失敗をイメージしておけば、失敗しないよう事前に手を打つことができます。それだけでなく、いざ本番で失敗してしまったとしても、動揺せずに対処できます。
また、完璧主義の人の傾向として、想定質問の回答を一字一句暗記する人が多いです。本番で完璧に話すことができれば問題ありませんが、一言でも言葉に詰まったり、抜けていたりすると、次の言葉が出てこず、パニックになってしまうことも。
完璧主義の人は、1つでもミスをすると諦めてしまう特徴があるので、「一言一句暗記をしない」というのも、面接の苦手意識を克服するためのおすすめの対策です。
面接におけるマナーを事前にチェックしておこう
面接のマナーを事前にチェックしておくことで、ミスを防げます。特に完璧主義の人は、簡単な質問でミスをすると、自分を責め、モチベーションが下がってしまう傾向にあります。
あらかじめ確認すれば防げる簡単なミスをしてしまわないよう、以下の項目を面接前にチェックしてくださいね。
面接におけるマナーの例
・ドアをゆっくり3回ノックしてから、面接会場に入室する
・「失礼いたします」の一言で着席する
・座る椅子の横に鞄を置く
・指示を出される前に勝手に話し始めない
・両手は軽く膝の上に置く
・いつもよりもワントーン高い声で話す
・大きな声ではっきりと話す
・口角を上げて話す
・早口になりすぎないように気を付ける
・うつむいたり、視線をそらしたりしない
・採用担当者の言葉にはあいづちを打つ
・「失礼いたします」の一言で面接会場から退室する
コミュニケーションが苦手な人向けの対策
コミュニケーションが苦手なことが原因で、面接に苦手意識を持っている人におすすめの対策を紹介します。今回紹介する対策を友達や家族との会話で意識してみることで、徐々にコミュニケーション能力がアップしていきますよ。
ゆっくりと話すことを意識してみよう
コミュニケーションが苦手な人は、ただ人と話すのが苦手なのではなく、環境や状況が影響してうまく話せないということがあります。苦手意識が先走り、緊張や自信のなさから話すスピードが早くなってしまうことも。
相手のペースに囚われず、ゆっくりと話すことを心掛けてみましょう。ゆっくりと話すことで相手があなたの話を聞き取りやすくなり会話がスムーズに進みます。
面接での受け答えに自信が持てない人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、好印象を残す受け答えの方法やNG例について紹介していますよ。あわせて参考にしてみてくださいね。
内定者直伝! 面接での受け答えの極意10選を回答例文付きで解説
頻出質問にはいつでも答えられるよう準備しておこう
質問の意味を正しく理解して答えられるか心配な人は、頻出質問にはいつでも答えられるよう準備しておきましょう。
できるだけ多くの回答をあらかじめ用意しておけば、質問されたときに焦らず答えられます。
職種や業界にかかわらず、以下のよくある質問を参考にしてみてくださいね。
頻繁に聞かれる質問
・自己紹介をしてください
・自己PRをしてください
・志望動機は何ですか
人柄や価値観についての質問
・長所と短所を教えてください
・人生で一番うれしかったことは何ですか
・失敗した経験について教えてください
・困難にぶつかったときどのように対処しますか
・集団の中でのあなたの役割を教えてください
・挫折経験を教えてください
・あなたの就活の軸を教えてください
学生時代についての質問
・学生時代に頑張ったことを教えてください
・大学で学んでいることについて教えてください
キャリアプランや意欲を知るための質問
・他社の選考状況を教えてください
・キャリアプランについてどのように考えていますか
・入社後にしたいことを教えてください
・あなたを採用するメリットを教えてください
・競合他社との違いは何だと思いますか
・当社の事業を簡単に説明してください
・当社の商品やサービスについて知っていることを教えてください
・当社の課題は何だと思いますか
・当社の強みは何だと思いますか
その他の質問
・最近のニュースで注目していることはどんなことですか
・質問はありますか
面接で、「最近の気になるニュースは何ですか」という質問をされることがあります。アピールに有効なニュースや避けるべきニュースまで詳しく解説しているので、この記事を参考にして備えましょう。
皆が面接で答えた「気になる最近のニュース」とは|業界別例文付き
将来に対してネガティブ思考な人向けの対策
将来に対してネガティブになりがちなことが原因で、面接に苦手意識を持っている人におすすめの対策を紹介します。少しずつ意識を変えていけるよう取り組んでみてみてくださいね。
自分の存在や経験が否定されるわけではないと考えよう
採用基準は、企業によって異なります。たとえ不合格でも、「自分の存在や経験が全否定されたわけではない」と考えましょう。
また、就活の面接では、異なる企業で同じ質問をされることがあります。「同じ回答をして落ちた企業もあれば、受かった企業もあった」という人は多いのではないでしょうか。
たとえ同じ回答でも、企業によって受け止め方が変わります。企業が求める人材によっては内定を得られる可能性があるので、一度の失敗で諦めないでくださいね。
企業はほかにもたくさんあることを知ろう
先述の通り、採用基準は企業によって違い、あなたのスキルや経験を求めている企業はたくさんあります。
面接で落ちてしまった場合は、企業の求める人材像に当てはまっていなかっただけだと考えを変えましょう。不合格に屈することなく、自分の就活の軸に沿ってどんどん就活を進めていってくださいね。
選考に進んでいる企業がゼロだと、やはり不安なものです。最終的なゴールは内定をもらって入社することですが、内定獲得までの就活の進め方で気になる点は、以下の記事で解決しましょう。
就活を成功に導く3つの持ち駒の増やし方|効率化こそ内定への近道
面接の失敗経験編|「面接が苦手」の原因別克服方法
面接の失敗経験が原因で、面接に苦手意識を持っている人におすすめの対策を紹介します。
まずは先輩の失敗経験を聞いてみましょう。「同じような失敗をした人もいるんだ」と知るだけでも、きっと気持ちが楽になりますよ。
自分だけじゃない! みんなの面接失敗談をチェック
就活やインターンの面接での失敗経験を教えてください。
私は、企業の商品名を覚えておらず「ちょっと商品名までは覚えてないんですけど……」と言わなくても良いのに自己申告をして話を続けたことがあります。その面接では落ちてしまいましたが、今では良い経験です。
ESに書いていた内容と、実際に面接で話している内容に齟齬が出てしまった経験があります。そこから深掘りの質問で厳しく追及された際に、困惑したのを覚えています。
面接の際に、調べた内容や意見を全否定されたことがあります。そういう場合は、相性が悪い企業だったと思うようにしていました。
過去の失敗を振り返って改善を図ろう
失敗はチャンスと捉えましょう。過去の面接の失敗を振り返ることで、次の面接への対策につながります。
これは、失敗した人だからこそできることです。失敗がなければ、課題に気付いて対策を講じることはできなかったはずです。「失敗から多くのことを学んだ自分は、次の面接では有利な立場にいるんだ」という意識を持って、面接に挑んでくださいね。
失敗を振り返るときは、「自分についての理解が足りなかったのか」「企業についての理解が足りなかったのか」「話す練習が足りなかったのか」という3つの視点から考え、原因究明するのがおすすめです。
失敗を立て直す方法を知ることもおすすめですよ。こちらの記事では、面接中の失敗をチャンスに変える方法や体験談なども紹介しているので、あわせて参考にしてみましょう。
面接ボロボロでも受かった体験談|内定者に聞いた挽回のコツ
自分の回答に自信を持とう
企業によって採用基準が異なるため、自分が答えた内容に対して良い印象を持つ面接官もいれば、その反対もいます。
面接に落ちたのは、ただその企業にマッチしていなかっただけだと考え、自分の回答に自信を持つようにしましょう。
ただ、自己分析や企業・業界研究を怠ったことで、的外れな回答をしているのであれば、いつまで経っても高評価は得られません。合否にかかわらず、自分が答えた内容を振り返る習慣を付けてくださいね。
「あの回答で良かったのかな」という不安は、自己分析を徹底することでも解消できることがあります。自分と企業のマッチ度を示すためにも、この記事を参考に自己分析を徹底しましょう。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
面接や社会人との会話に慣れよう
面接での失敗がトラウマになっている人は、面接という非日常の状況や、社会人が目の前にいるという状況だけで緊張してしまい、本来の自分を発揮できていない場合があります。
そのような人は、面接や社会人に慣れることから取り組んでみましょう。たとえば、面接対策や実際の面接風景をまとめた動画を視聴したり、OB・OG訪問をしたりするなどです。
数をこなさないことには苦手意識を克服できないので、慣れるためにも間を空けずに定期的に取り組むのがおすすめです。
OB・OG訪問を検討している人は、この記事もぜひ読んでみてください。進め方や、企業理解を深めるのに適した質問などを、経験者の声とともに紹介しています。
OB・OG訪問とは|就活経験者が教えるおすすめ質問一覧付き
準備不足編|「面接が苦手」の原因別克服方法
準備不足が原因で、面接に苦手意識を持っている人におすすめの対策を紹介します。
準備不足を感じたエピソードや、準備不足が原因で起きた失敗などを先輩に聞いてみましょう。「これも準備したほうが良いんだ」と学びにもつながるはずです。準備不足の人にまず取り組んでほしい3つのことを紹介しているので、ぜひ取り組んでください。
参考にして失敗を防ごう! 面接前に準備不足を感じた体験
面接に挑むにあたって、当日や前日に準備不足を感じた体験はありますか?
その会社で発揮できる自分の強みを考え、伝えることは本当に大切です。実際に、面接で志望動機を答えたら、「意地悪かもしれませんが、それが可能な会社は他にもたくさんあると思います。なぜうちなんですか?」と聞き返されたことが数回あります。
その企業の統合報告書や製品についての理解が足りないと感じたことで不安が募り、眠りが浅くなってしまいました。結果、寝不足のまま面接を受けました。
就活を始めたばかりの頃は、緊張して自己PRやガクチカなどをうまく伝えられませんでした。今思えば、前日に自己分析を振り返り、自分とはどういう人でどのように売り込むべきなのかをきちんと確認しておくべきでした。
企業リサーチを徹底しよう
企業リサーチを徹底することで、準備不足が原因の人の苦手意識を克服できます。「企業に関する深掘り質問をされても大丈夫」と自信がつくので、心に余裕を持って面接に挑めるようになります。
とはいえ、学生の本業は学業です。さらに、多くの学生は何十社もの企業に応募するため、「各企業のリサーチにじっくり時間をかけている暇はない」という人もいるでしょう。
しかし、あなたが将来働きたいと思っている企業のリサーチを怠ると、そもそも合格できない、入社できてもミスマッチで早期退職してしまう、などの問題になりかねません。
さらに、自分の軸に沿って就活をしていれば、似たような企業や業界を受けることもしばしばあります。面接のときに「この企業の強みはなんだったっけ?」と混乱してしまわないためにも、企業のリサーチは必須ですよ。
企業リサーチの主な手段
・企業の公式サイトを確認する
・企業の採用サイトを確認する
・企業のプレスリリースを読む
・業界専門のメディアでニュースを確認する
面接の流れをチェックしよう
中には、質問に対する回答の準備ばかりに囚われてしまい、基本的な面接マナーを忘れてしまう人がいます。たとえば、「ノックせずにドアを開けてしまった」「質問される前に話してしまった」などです。
何度も面接をしているとわかりきった気持ちになってしまいますが、面接の前日、または当日の朝には面接の流れをチェックしておきましょう。流れを把握して緊張をできるだけやわらげておくことで、準備していた回答をスムーズに伝えられる可能性が高まり、あなたの本領を発揮することにもつながります。
面接の流れ
①ドアを3回ノックする
②部屋に入り、ドアを閉める
③面接官に向かってお辞儀する
④椅子の横に立つ
⑤面接官の指示で着席する
⑥質問開始
⑦質問終了
⑧椅子から立ってお礼をする
⑨ドアの前でお辞儀
➉完全に背を向けない状態でドアを閉める
面接の流れを復習するときはこの記事も参考にしましょう。予期せぬ流れを体験した就活生の体験談も紹介しているので、ぜひチェックしてください。
面接の流れ|基本の流れからレアケースまで体験談付きでマナーを解説
想定される質問をリストアップしておこう
企業や業界によっても、質問内容は変わります。業界や職種でよくある質問といわれているものをリストアップしておきましょう。紙にまとめておけば、面接対策がしやすくなるのはもちろん、当日の短い待ち時間でさっと見直すことができますよ。
また、リストアップした質問の回答を考えるにあたっては、先ほど紹介した企業リサーチも役立ちます。業界においての立ち位置や業務内容を知ることで、自分はどのように活躍していきたいのかや、どのようなスキルを身に付けたいのかが見えてくるでしょう。
業界についてのよくある質問
・この業界に興味を持ったきっかけは何ですか
・この業界で知っていることを教えてください
・この業界は今後どのように成長していくと思いますか
職種についてのよくある質問
・この職種が自分に合うと思った理由を教えてください
・この職種で活かせると思うあなたのスキルを教えてください
・この職種以外に興味が持っている職種はありますか
想定質問を考えるときは、この記事を参考にして企業分析をしておきましょう。経験者が試した、就活に役立つ企業分析方法をチェックしてくださいね。
企業分析の4つの極意|経験者に聞く効果的なやり方と活用方法
面接で想定される質問は、この記事でもたくさん紹介しています。経験者が実際に聞かれた質問を参考に、準備しておきましょう。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
経験者から学ぼう! どんな対策で面接の苦手意識を克服した?
面接の苦手意識を克服するための対策はさまざまで、原因に応じて取り組まなければなりません。
ただ、なんとなく原因とその対策を理解できたものの、どのようにやっていくべきか、イメージが付かないという人もいるのではないでしょうか。
そんなときは、先輩の体験談からイメージを固めていきましょう。同じような原因を見つけたら、対策を真似してみるのもおすすめです。1つの対策にこだわらず、いくつか取り組んでみてくださいね。
もともと私は人見知りで、初対面の方と話すだけでも精神的に疲れてしまう性格でした。
しかし、このままではいけないと感じ、就活エージェントを利用したことによって、苦手意識は自然と減っていきました。理由は、自分の考えを肯定してくれたためです。これにより、自分の価値観やエピソードに自信を持てるようになり、自然と自分のペースで受け答えができるようになりました。
私が面接を苦手だと感じていた理由は、自分の意見を伝えることがすごく苦手だったからです。これまで、自分の意見を出さなかったことで話し合いや関係性が上手くいったケースが多く、自分を塞いで生きてきたからこそ、自分をアピールする面接にすごく苦手意識を感じていました。
私が苦手意識を克服するために取り入れた方法は、とにかく自分を肯定することです。上手くいかなかったと感じても、前回よりこういうところが上手くなったなど、一つでも多く自分の良さを見つけて、自分に自信をつけることを意識していました。
面接が苦手だと感じるのは、自分の発言一つ一つがどう思われているのかが気になり、伝えたいことをきちんと伝えられていないと感じることが多かったからです。
この苦手意識を克服できたのは、「面接官に悪く思われたとしたら、もう会う機会もないし気にしないで良い」と割り切ることができるようになったからです。そう思えるようになってから、自然体で話せるようになりました。それでも、久しぶりに面接を受けると緊張してしまうことが多々あったので、できるだけ週1回以上は面接の予定を入れて慣れるよう心掛けていました。
私は緊張しやすい性格で、面接では焦って回答をど忘れしてしまうことが多々ありました。そのため、面接の練習は何度もおこないました。また、志望動機やガクチカなどを丸暗記すると忘れてしまうことがあるので、伝えたいポイントと話す流れだけを覚えて、あとはありのままの自分で面接に挑みました。
緊張しやすく、焦りやすい方は、そのまま想定質問に対する回答を覚えるのではなく、大切な要素だけを覚えて、なるべく自然体の自分を出すのが良いと思います。
面接の練習にあたっては、この記事を参考にしてみてください。経験者が試した方法をチェックして、面接への苦手意識を和らげていきましょう。
面接練習みんなは何をした? 経験者から学ぶ効果的な練習法13選
一人でできる面接練習については、こちらの記事で詳しく解説しています。最も効果的だった方法について内定者の経験談を交えながら紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
一人でできる面接練習|内定者が教える効果的な練習法6選と心構え
それでも面接が苦手……そんな人でも自分らしく就活に臨む方法を紹介
「対策に取り組んでみたものの、それでも面接の苦手意識を克服できない……」という人も中にはいるかもしれません。
就活は時間が限られているので、就活を進めながら苦手意識を克服することに骨が折れることもありますよね。
なかなか面接に対する苦手意識を克服できない人は、カジュアル面談やオンライン面接を実施している企業を選んでみてはいかがでしょうか。対面の面接とは雰囲気も流れも異なるので、緊張せずに取り組める可能性がありますよ。
カジュアル面談を積極的に取り入れている企業を選ぶ
面接がどうしても苦手な人は、カジュアル面談を積極的に取り入れている企業を選ぶのがおすすめです。
カジュアル面談は、選考ではありません。企業と参加者が対話して、考えを伝え合うことを目的としており、応募前におこなわれることが多い傾向にあります。
ドアをノックして、席について、質問に答えて、という流れではないので、緊張したり失敗をおそれたりする必要はありません。対等に質問をし合えるため、面接の想定質問をすべて用意して暗記する必要もありませんよ。
カジュアル面談では自己紹介から始まり、学生の状況把握や企業説明などがおこなわれます。最後には学生からの質疑応答も設けられており、企業や仕事内容などについて気軽に質問できます。
また、選考の合否判定に関係ないといえ、失礼のないように振る舞うのは大事なことです。身だしなみが悪かったり言葉遣いが悪かったりすると相手に不快な思いをさせてしまうため、ビジネスマナーには気をつけましょう。
面談時に気を付けるべきマナー
・身だしなみを整える
・メモを用意する
・話を聞くときは相槌を打つ
・敬意を払って接する
面談と面接との違いをいまいち理解できていない人は、この記事を読んでみてください。「選考には関係ないと思っていたのに……」そんな就活生たちの体験談も紹介しています。
面接と面談の違いを徹底解説! 「隠れ面接」経験者の体験談付き
オンライン面接メインで選考を進められる企業を選ぶ
「対面だとどうしても本来の自分を発揮できない……」そんな人は、自分の部屋などのリラックスできる環境で面接を受けられるオンライン面接がおすすめです。
最近では、オンライン面接メインで選考を進めている企業も多く、選考フローのどの段階でオンライン面接を導入しているのかを事前に確認できる場合があります。
対面面接とオンライン面接で、想定される質問に変わりはありません。しかし、画面越しなので直接目を合わせる必要がない、対面面接の独特の雰囲気を味わなくても済むなどのメリットがありますよ。
面接がどうしても苦手だった人はどう選考を進めたの?
なかなか面接への苦手意識がぬぐえなかった人は、企業との接点をどのように持ったのか教えてください。
カジュアル面談で企業と接点を持つようにしました。カジュアル面談では自分の強みを知ることができ、さらに改善点も教えていただけるので、自信を持てるようになりました。
私は対面面接が得意で、Web面接が苦手だったため、対面が多い企業を探していました。また、面接に慣れるために1日1社は面接を入れて、面接を途切れさせないよう意識していました。
インターン後にリクルーターの方と積極的に面談の機会を設けてもらったり、カジュアル面談やOB・OG訪問など活用したりすることで、企業との接点を持つようにしました。私は初めて行くところで緊張してしまう性格なので、あらかじめ訪問して雰囲気を知っておくことで、苦手意識を少しでも和らげるようにしていました。
オンライン面接の経験があまりないという人は、この記事をぜひ読んでみてください。画面を通して効果的にアピールするコツやトラブルが起こった場合の対処法を、経験者の声とともに紹介しています。
Web面接を完全制覇|経験者が教える対策・マナー・トラブル対処法
原因に向き合って面接の苦手意識を克服し内定に近づこう
面接が苦手な人は、まずはその原因を探してみましょう。「もともと人見知りで人と話すことが苦手だ」と思い込んでいる人もいるかもしれませんが、しっかり準備すれば面接が怖くなくなるかもしれませんし、心持ち次第で苦手意識が和らぐこともあります。
原因が見つかったら、面接の苦手意識を克服する対策を講じましょう。今回紹介した先輩の経験談を参考にしてみると、イメージが付きやすくなります。
面接はどの企業の選考でも一度は実施されるもの。面接に自信を持って臨めるようになると、選考突破できる確率も高まるはずです。面接の苦手意識を払しょくして、内定獲得を目指しましょう。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)
面接は、部活の試合や試験と同様、「毎回がラストチャンス」と思って取り組んでいます。どれだけ練習を積み重ねても緊張してしまうのです。面接対策に力を入れた企業ほど、当日ミスしたときに落ち込みました。
ただ、落ち込んでいる暇はなく、次の応募へと動き出さねばなりません。その切り替えや、メンタルのコントロールに苦労しました。
そこで私は、「どうせ緊張するのだからできるだけ大きな声で、ハキハキと答えよう」と、堂々とした姿勢で面接に挑むことを心掛けるようにした結果、以前よりも緊張が少しほぐれるようになりました。