転職の準備で失敗しないためには実体験を参考にスケジュールを立てよう
初めての転職では、いざ動きだそうとしてみても何から手を付ければ良いのかわからず、「とりあえず応募してみよう」「書類が通ったから面接を受けよう」と、行動がいきあたりばったりになりがちです。
一見、転職は内定がもらえると成功したように思えます。しかし、無計画のまま行動して転職すると、内定後の早期退職やギャップが生まれるリスクがあるのです。
せっかく時間を使って転職活動をするのであれば、後悔しないためにも事前の準備は念入りにし、満足のいく転職を叶えましょう。
この記事では、転職準備に必要なステップを解説し、経験者だからこそのリアルなアドバイスも紹介します。何から手を付ければ良いかわからない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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何から始めるの? 転職準備として実際にしたことを先輩に聞いてみよう
初めての転職では、そもそも転職準備に何が必要かわからない人もめずらしくありません。
インターネットなどで情報を集めるのもひとつの手段ですが、どれが自分に必要な準備なのか混乱してしまうことも。
右も左もわからない状態を解決する方法は、経験者に聞くことが一番の近道です。体験談を参考に、何が必要なのか整理してみましょう。
私の場合、「なんとなく今に不安があるから」というよりは、自分がどんな仕事をしたいのか、どんな状態が幸せなのか、軸のようなものを書き出してから応募企業の選定や本格的な自己分析・応募書類の準備をしました。
就活生パネリストが実践した転職準備を詳しく紹介
ざっくりにはなりますが、私は「これまでの振り返り」→「転職エージェントに登録」→「企業選定」→「面接」の順に進めていました。
転職活動を始める前に、まずはこれまで会社で自分自身何ができていたのかを振り返りました。書類の準備やどの仕事にしようか考えることももちろん大事ですが、どんな成果を上げて、どんなことで自分は喜べていたのか、逆につらかったことは何かをしっかり振り返り、まとめておくと、面接対策もスムーズに進められるかと思います。
転職準備としてまずおこなったのは、自分がどうして転職したいのかを見つめ直し、今後どのような職種・環境を目指すのか整理することです。
整理し、自分の転職方針がざっくりと決まってからはエージェント登録や書類の準備を同時並行ではじめ、プロの目線にも助けていただきながら、希望する業界・職種や関連する親和性の高い仕事についても調べました。その後は、現職の就業規則を調べたり、応募求人を選ぶという流れで、転職活動を本格的に進めていきました。
転職を考えている人の中には、今の仕事に対してモヤモヤを抱えている人もいるかもしれません。こちらの記事では、仕事に対して疲れた、辞めたいと感じている人に向けて転職の進め方や気持ちの切り替え方を解説しています。気になる人は参考にしてみてくださいね。
仕事辞めたい・疲れた20代へ|切り替えられた体験談と転職の進め方
20代で転職を考えている人は、次の記事を読んでみてください。20代の転職でするべき準備についても紹介しています。
20代の転職って実際どうなの? 経験者が成功のコツと進め方を紹介
第二新卒で転職を考えている人は次の記事も読んでみてくださいね。第二新卒で大手企業に内定した先輩のリアルな声を紹介しています。何か準備のコツをつかめるかもしれませんよ。
第二新卒で大手に転職した人の内定先は? 経験者が語る選考の実態
「コレをしておけば良かった!」今だからわかる転職準備に必要だったこと
転職準備はいきあたりばったりで前日や数日前に準備を始めてしまい、忘れ物やミスが発生して後悔するケースがあります。
ひとつの失敗が不採用につながりかねない転職だからこそ、ミスをなくすための準備が必要となるのです。後悔しないためには、経験者の「今だからこそ言える」と感じたエピソードも参考にすると、抜け目のない準備ができるので一緒に聞いてみましょう。
ここからは、転職を経験したパネリストたちの「あのとき〇〇をしておけば良かった」というエピソードを紹介します。
今だからこそ言えることは「現職での業務をおろそかにしない」という点です。転職を意識し始めると、往々にして現職の業務に対するモチベーションは低下しがちです。しかし、現職での業務をおろそかにしていると、職務経歴書や面接で一発で見抜かれてしまいます。面接官の視点になって考えてみるとわかると思いますが、今の職場で業務をおろそかにしている人間が自社にきて継続して活躍してくれるのかという疑念を持つでしょう。
私の場合、転職を考え始めたころから現職での業務を単なる作業と感じるようになってしまいました。「なぜその業務をおこなっているのか」、「その業務は何の役にたっているのか」がわからないと、面接の場面においても、現職の仕事について聞かれたときに、やはり答えに窮してしまったので、自分の今の業務についてもっと深く理解しておけばよかったなと感じています。
私は退職時に、賞与について思いもよらない事態になり、在籍する会社のルールについてしっかり調べておいたら良かったと後悔しています。
私は、賞与支給よりも後に退職を申し出たのですが、就業規則には記載されていないルールが存在していたようで、結果的に50%の賞与を返還しなければならなくなったのです。これは、大きな痛手でした。退職に限らないことですが、契約書関係は隅々まで確認し、関係する日々の社内通達も見落としがないよう気を付けなければならないなと実感したので、みなさんも退職間際になってトラブルにならないように注意してみてほしいと思います。
ほかの人は、いつまで活動を続けているのかを理解しておくと、さらにスケジュールを立てやすくなるかもしれません。次の記事では、みんなの就活終了時について調査しています。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
就活はいつまで続けた? 内定者に終了時期やスケジュールを直撃!
転職や就職活動において、後悔したくないと思っている人はぜひ次の記事も読んでみてください。先輩の体験談を紹介しています。
社会人が後悔した仕事の探し方って? 好待遇求人を探す5つの方法
書類・持ち物編
応募や面接で必要となる書類や持ち物はシーンごとに内容が変わります。そのため、事前の確認と余裕を持った準備期間を設ける必要があるでしょう。
応募書類は履歴書・職務経歴書が基本ですが、専門職であればポートフォリオが必要となることも。ほかにも、個人情報関連の書類など、企業ごとに事前に用意しておく書類が出ることがあります。
面接では、リモート面接だと通話に必要なアプリをダウンロードしておくなど、対面とは違った準備が必要となります。当日慌てないためにも、転職準備ではシーンごとに必要な物とそれに掛かる時間を念入りに調べておくことが大切です。
書類・持ち物の準備で忘れがちな例
・紙用の証明写真を準備したが、Web履歴書用のデータを用意できていなかった
・履歴書の送付状や封筒を準備し忘れる
・リモートワークの勤務になれてしまい、就活用のスーツや鞄の準備がない
転職経験者にも、書類や持ち物の準備で失敗してしまったことを聞いてみました。参考にしてみましょう。
新卒の時に就活を経験しているため、新たに買うようなものはないだろうと思っていたのですが、靴が盲点でした。当時使っていた靴はもうクタクタで捨てていますし、当時はスニーカーが好きだったので面接の場に相応しい靴が手元にありませんでした。
おそらくスーツを捨てていることはめったにないと思いますが、靴や鞄といった小物類は手放している人も多いのではないでしょうか。また、意外とジャケットやシャツのボタンが緩んでいたりといったこともあると思います。大丈夫だと思っていても、思わぬところで落とし穴があるかもしれないので、ぜひ余裕を持って準備をしてくださいね。
私は当時、コロナ禍での転職活動をおこなっていたため、受けた会社は全てリモート面接でした。リモート面接でよくある失敗ではあるのですが、通信状況が悪く面接の途中で画面が固まってしまい雰囲気が悪くなってしまったことがありました。
「普段と同じ通信環境だから大丈夫だろう」と思い、全く気にしていなかったのですが、いざ面接中に通信状況が悪くなってしまうととても焦ります。予備の通信回線を用意しておくなどの準備をしておくことをおすすめします。
転職活動においての失敗は、リモート面接時に、通信環境ばかり意識しすぎて、相手にどう映るかを考えることができていなかったことです。
部屋によって日光の入り方、画質などが変わり、それだけで第一印象を左右することになります。自分の場合は、何も気にせず入室したら、実際の画面がとても暗いということが発覚したので、事前に自分がよく映える場所なども見つけておく必要があるなと感じました。
自己分析編
転職で自己分析をおろそかにしてしまうと、自己理解が浅くなり、仕事の優先順位や方向性を決めることが難しくなります。その結果、仕事選びに時間がかかったり、転職後のミスマッチが起きることも。
自己分析は今の自分の価値観やマインドをもとに結果が出るため、「就活でやったから大丈夫」と過去の結果をそのまま利用することは避けましょう。これまでの結果を土台にして、新しい分析結果と比較することで、より深い自己分析をすることができますよ。
転職で失敗したくないと強く感じる人こそ、自己分析は時間をかけるべき準備と言えるでしょう。
自分自身、苦手なことを克服する体育会系的な思考よりも、得意を伸ばせる仕事や向いていることをしたいという思いがあったのにもかかわらず、転職先の社風が明らかに前者だったため、結果的に早期離職をしてしまったことを後悔しています。
面接時に社内見学をさせてもらったり、社風に関する質問をして自分なりに雰囲気を掴めていたと思っていましたが、体育会系の社風に薄々気付いていたのに、それよりも人間関係の良さに惹かれてしまい、自分の中で軸がブレてしまっていたのです。自己分析で仕事選びの優先順位をもっと固めておくことと、面接で自分を良く見せようとしすぎずに、自己分析の結果を優先させることは大切だと思います。
私はなかなか弱音を吐けず、自分に厳しいタイプのため、ほとんど周りに自分の心情について相談することはありませんでした。それが前職では、マイナスに作用してしまい、上司との関係がうまくいかなくなってしまったのです。しかも、そのまま周りに相談せずに放置してしたため、結果的に精神面に不安定な状態になってしまいました。
自分の特性や性格のタイプを把握していないと、転職をしても同じことを繰り返してしまう可能性があります。また、自己分析をしっかりしていれば、面接の際に自分のことを伝えるときにも、相手に自分の特性を理解してもらいやすくなるでしょう。
自分が働きやすい環境で仕事をするためにも、自己分析はしっかりおこない、リスクヘッジをしながら転職活動に臨んでほしいと思います。
そもそも転職のときに自己分析は必要なのかと疑問を持っている人もいるでしょう。しかし、自己分析することでミスマッチが防げたり、説得力のある自己PRが作成できたりと、メリットはたくさんあります。以下の記事では自己分析の効果を最大限に引き出す方法について解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
転職成功者はどう自己分析した? おすすめの方法と活用のコツを解説
次の記事で、具体的な自己分析のやり方について解説しています。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
面接対策編
面接対策は、応募する求人や自分の状況次第で対策内容が異なります。企業が求めている人物像を想定し、それに合わせた自己アピールや回答を考えていく必要があるのです。
面接対策を一度きりにしてしまうと、採用担当に響かず不採用の確率が高まってしまうので、面接ごとの対策が重要とされるのです。
面接対策でやっておくべきこと
・「転職回数」「年代」「職種」など状況ごとによくある質問を調べる
・面接の基本的な質問への回答を用意しておく
・模擬面接をする
面接では予想外の質問もあるので、想定できる質問の回答はできるだけ準備しておき、手応えのある面接ができるように備えましょう。
初めて面接を受けた時、私自身の業界理解が甘く面接の場で指摘されてしまったことがありました。
当時、人材業界を目指していたのですが、人材業界の中でも人材紹介・人材派遣・人材広告といったさまざまなサービスがあることを知らず、人材紹介会社を受ける認識で臨んだところが人材派遣事業がメインの会社だったため、受け答えに微妙な違和感が生まれてしまい、面接官の方に指摘をされてしまいました。
完全なる私の準備不足と思い込みによる失敗だったので、それからは時間を無駄にしないためにもしっかり対策を進めるように心掛けました。
私は当時、経理職を希望していたにもかかわらず、面接前に志望先の企業の有価証券報告書や財務諸表の分析を怠ってしまったことを後悔しています。
その会社の経理になるということは、会社の財務諸表や有価証券報告書の作成に携わるということを意味します。「経理になりたい」という熱意を見せるためには事前に読み込んでおくべきだったのですが、現職の仕事の繁忙期と重なってしまい怠ってしまいました。案の定面接で聞かれた際にうまく答えることができず返答に窮してしまい、「本当に経理になりたいの?」という疑念を面接官に抱かせてしまいました。
職種によって把握すべき事項は異なると思うので、志望度が高い企業であればなおさらしっかりとその業務についての理解をしておくことをおすすめします。
よくある質問集などを見て、面接で聞かれそうな質問を用意していたのですが、あまりに多すぎて途中で準備するのを諦めてしまったため、面接で同様の質問を受けた際に浅い回答になってしまったことはありました。
面接官に深掘りされても、あいまいな回答になっていたのでその点はもう少しちゃんと用意しとけばよかったと感じています。短期的で転職活動を進めようとしていたことも、浅くなっていた要因かもしれないので、余裕持って準備を進めることがおすすめです。
面接の中でされる質問の一例として、「最近の気になるニュースはなんですか?」が挙げられるでしょう。普段ニュースを見ない人はとても困りますよね。そんな人はぜひ次の記事を読んでみてください。ニュースを絞って、準備をしておくと良いかもしれませんよ。
皆が面接で答えた「気になる最近のニュース」とは|業界別例文付き
面接対策と併せて、グループディスカッションの対策もした方がいいでしょう。次の記事では、初めてグループディスカッションを受けるときの心得を紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
初めてのグループディスカッション|体験談から知る当日までの歩き方
退職・入社手続き編
転職準備で忘れがちなのが退職・入社手続きです。内定後にやることですが、どちらも事前に準備しておく物が多いため、気付いてから行動すると時間がかかってしまう場合もあるので注意しましょう。
事前に確認しておくべきこと
・社内の退職規定(退職申請の期間)
・入社先の雇用条件と仕事内容
・必要書類の入手
・有給消化の残日数
・引継ぎの方法と必要な期間
入社先の雇用条件と仕事内容については、応募時点でわからなかった待遇面や業務について先に確認しておくことで入社後のギャップを防ぎます。経験者が後悔してしまったことも参考にしながら、準備を進めましょう。
2社目での仕事の中で、飛び込み営業を経験しているのですが、入社当時は自分が飛び込み営業をやるとは思っていませんでした。転職エージェントなどを介さず、自分自身で見つけた企業だったということもあり、調べが甘かったというのが原因でした。
ただ結果としては思ったより楽しく、やりがいを感じる仕事だったので今ではやってよかったと感じています。自分のように思っていた仕事内容と異なっていても、新しい自分の強みなどを発見できたら楽しいと感じるかもしれませんが、実際は想像した仕事内容でなかったら、後悔すると思います。転職活動をする際には、求人概要だけを見るのではなく、日々の業務がどのようなものかまで自分の中で落とし込み、少しでも疑問や不安があれば企業の担当者に話を聞いてみてくださいね。
事務職の求人に応募した際、てっきり仕事中はオフィスにずっといるものだと思っていたら、初めのうちは特に知識もないから現場に出て実際に作業もしないといけないと言われました。しかし、面接の時にそのことを伝えられた時、その場ではできますと答えてしまいました。
選考を通過し内定をもらいましたが、結果的に想像していた業務とは違ったので辞退することにしました。求人内容の部分に文字で書いてあることは業務の概要であることが多く、それ以外の内容でもやはりたくさん業務はあると思います。この経験から、求人内容だけで決めてしまうのは危ないなと感じました。みなさんもきちんと話を聞いてから決めることをおすすめします。
転職の準備をしていくなかで、徐々に転職がリアルになっていき、怖いと感じている人もいるのではないでしょうか。そんな人は、次の記事を読んでみてくださいね。なぜ転職が怖いと感じてしまうのかについて解説しています。
「転職が怖い」と悩んだ経験者だからわかる! 恐怖心の乗り越え方
転職準備の第一歩! 転職までの「逆算スケジュール」の立て方3ステップを紹介
やることが多い転職準備をスムーズに進めるためには、全体像を把握してスケジュールを立てることが重要です。作業をひとつずつこなす「予定表」ではなく、転職準備を一括して管理するため、目標までの必要な期間をさかのぼる「逆算スケジュール」を立てましょう。
【逆算の考え方の例】
・在職中のAさんの場合(8月1日時点)
①10月1日に転職先へ入社したい
↓
②9月30日までに仕事をやめて転職先をきめる必要がある
↓
③②をするために必要なこと・期間・やるべきことを考える
↓
④③を繰り返し、いつから転職活動を始めるべきなのかを決める
体験談を交えながら、逆算スケジュールを立てるポイントを3つ紹介します。
ステップ①自分の状況から転職時期を決める
逆算をするためには、まず自分の現状を把握します。在職中の有無・自分が担当している仕事の進行状況・転居など、幅広く考えると具体的なスケジュールを考えやすいです。
【現状からゴールを考える例】
在職中のエンジニア職 Aさんの場合(8月1日時点)
①退職申請は1カ月前
②有給が30日残っている
③現在進行中のプロジェクトがあり終了が9月半ば
→最短で9月1日から転職先に入社できるが、プロジェクト進行を考慮して9月末に退職し、10月1日の入社を目指す。
在職中の場合は特に、自分がかかわる仕事の進捗状況などを考慮した計画を立てる必要があるので、仕事量や納期を明確にした上で動くことがベストです。
転職時期を決めるポイントは人それぞれのため、経験者がどのようなタイミングと理由で決めたのかも聞いてみましょう。
就活生パネリストが転職時期を決めるにあたって意識したポイント
転職時期を決めるにあたって意識したことを教えてください!
経理職での転職だったので、転職先が忙しいであろう四半期決算時期は避けたいと考えていました。また現職での引継ぎにかかる時間も考慮し、内定から3カ月後の6月に入社することを目標にしていました。
転職を考えた際、新人研修を担当してる後輩がいたので、その後輩の配属が決まる頃に退職しようと考えていました。離職してから転職活動を始めたので、入社時期は即日希望で、自分の中では半年がリミットだと言い聞かせて動いていました。
前職に勤めていた時はほとんど有給休暇を取る間もなく働いていたため、1カ月程有給休暇が残っていました。その期間も入れて、退職後は2カ月は休養期間として、計画もを立てました。入社時期は3~4月を目標にしていました。
ステップ②準備ごとにかかる期間や必要な物を把握しておく
転職では、多数の準備を同時進行でおこなうため、それぞれにかかる期間を事前に把握して行動することでスムーズに進められるのです。転職時期が決まったら、準備にどれくらいかかりそうか、何が必要かを考えましょう。
<応募書類を10月1日までに完成する場合>
良い例
①9月10日:書き方と準備物を調べる
②9月12日:作成開始
③9月20日:下書き完成
④9月25日:添削を終える
⑤10月1日:余裕を持って提出
悪い例
①9月26日:作成開始するが書き方がわからず調べる
②9月27日:準備物を揃える
③9月28日:作成開始
③9月30日:ギリギリに完成
④10月1日:添削なしで提出
このように、行き当たりばったりで行動してしまうと、気づけば期限ギリギリになってしまい、やるべきことができずに転職活動を進めてしまうことも。ひとつのミスが後悔につながりやすい転職活動だからこそ、綿密な計画を立てることが重要です。
ステップ③ある程度余裕のあるスケジュールで計画を立てる
転職準備では予想以上に時間がかかる場合があるため、スケジュールには数日余裕をもって計画しておきましょう。
特に、初めての転職では思いもしないトラブルや、想定しているよりも時間がかかることもめずらしくありません。それぞれの準備にかかる平均時間を参考に、自分の苦手な分野とすり合わせして考えると、より自分にあったスケジュールを組むことができます。
スケジュールで考慮すべきことの例
・パソコン操作が少し苦手だから書類作成には余裕を持つ
・自己分析には力を入れたい
・最終面接前は、ほかの企業の面接などの予定はいれない
転職を経験した人たちは、実際にどのようなスケジュールで動いていたのでしょうか。また、計画時に立てたスケジュールとのギャップがあったのかを聞いてみました。
初めての転職をした際、次の仕事が決まる前に退職をしてしまったのですが、思いがけず半年間ほど離職期間を作ってしまいました。
活動を始める前は2カ月ほどで決まるイメージを持っていたのですが、実際は「早期離職×未経験」というハンデを背負っていたこともあってか書類選考がなかなか通らず面接に漕ぎつけるまでの過程で大きく難航。すぐに3カ月以上が過ぎてしまいました。
自分の都合だけでは入社日が決められないことも頭に入れておこう
そこから一度に応募する件数を増やしたり、最短で面接を組んでもらったりとかなりハードに動き4カ月目に無事転職先が決まったのですが、今度は転職先の都合で入社日が内定から2カ月後になってしまいました。
すでに入社は決まっているという安心感はあるものの、固定の支払いもある中で離職期間が大きく空いたことはかなり辛かったです。転職活動を甘く考えてしまっていたな、と大反省でした。
初めての転職活動の際は、知識もなかったり不安が大きかったりでなかなか思うように進まなかったです。結果としては予想以上に時間がかかったのですが、どんどん進めていかないと次に進まないので、とにかく自己分析・企業探し・書類作成・面接を繰り返していました。
自己分析などを十分におこなえるようなスケジュールを組もう
転職活動において、最も大事で最も時間がかかる項目と考えているのが、自己分析です。ここをしっかりやっているとほかの企業探し・書類作成・面接などにすべてつながってくるので、当時はそこをもっとちゃんとやればよかったと思っています。
初めての転職では、自己分析などの時間をしっかりとり、かなりスケジュールを余裕を持たせて作成する方が良いと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
転職のスケジュールを考えたときに「転職のタイミングとしてベストな時期っていつなの?」と悩むこともあるかもしれません。こちらの記事では、転職のベストタイミングについて詳しく解説しているのでチェックしてみてくださいね。
みんなの転職タイミングはいつ? 経験者が語るおすすめの時期と準備
退職時期を自分の中で決めても、会社側から拒否されることがあるかもしれません。次の記事では、辞めさせてくれないときの対処法を紹介しています。自分のキャリアですから、こちらの記事を参考にしっかり準備をしましょう。
会社が辞めさせてくれない……経験者が「退職したい」を貫いた方法
体験談から知る! 転職準備のスケジュールと進め方3ステップ
転職準備の期間や必要なことを把握できたら、実際の進め方を考えていきます。先輩たちが実際に試した対策も踏まえて、転職スケジュールを組んでいきましょう。
まずは経験者に、転職準備から決定まで、全体でどれくらいの期間がかかったかを聞いてみました。さらに、働きながらの転職活動をどのようなステップで進めたのか併せて聞いてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おそらく転職準備から決定までの期間は2カ月くらいだったと思います。私の場合は接客業でお客様がつく仕事だったので、なかなか予約が入っていると休みを取ることができなかったのと、結婚のための転職だったので引っ越しなどの準備もあって、前職の時は一度正社員からアルバイトに切り替え、時間の調整がしやすい働き方に変えました。
隙間時間を利用し効率的に進めたことで2カ月で転職先を決定できた
アルバイトに変えてから引越しなどと並行して転職活動を始めました。私は通勤に1時間かかっていたので、その時間でひたすら求人を調べて応募をし、履歴書も仕事の休憩時間を利用して作成していました。
アルバイトにしたことで比較的面接の日程も詰めて入れることができたので、仕事終わりにそのまま面接を受けたり、受けてから仕事に行ったりを繰り返すこともできました。私のケースはイレギュラーかもしれませんが、隙間時間を有効活用して転職活動ができたことで、効率良く進められたと感じています。
転職準備から決定まで1カ月半程度かかったと思います。大まかなプロセスは、「①転職エージェントに登録・書類作成や自己分析」→「②書類提出」→「③面接選考」→「④内定」→「⑤入社先決定」の5段階です。
企業によって社内の稟議や意思決定スピードに差があるので、②〜④はどの企業を受けるかによって変わり、①は書類作成や自己分析にどの程度時間をかけるか、⑤はその時本人が置かれている状況によって左右されるでしょう。ただ、それらを踏まえたうえで大まかなスケジュールを立てることは大切だと思います。
働きながらの転職は平日や休日を犠牲にすることも視野に入れて進めよう
働きながらの転職活動であったので、業務終了後や休日に書類選考や面接準備をおこないました。有給休暇を使用したり、リモート面接の会社の場合は在宅ワーク時の休憩中などにこっそりと面接を受けたりしていました。働きながら転職活動をする場合は、平日や休日の余暇時間はある程度犠牲になることを覚悟しておいた方が良いかなと個人的には思っています。
ステップ①現状の整理|自己分析〜方向性決め
転職の準備のスタートとして、まずは自己理解を深め、転職の軸となる方向性を決めましょう。現状の整理が甘いと、転職活動中に悩んでしまったり、転職後のギャップが生じることもあるので、曖昧にせず、できるかぎり具体的に考えることが重要です。
整理した情報は必ずメモを取るようにしておき、いつでも見返せる状況にしておくことで転職活動中の振り返りにも困りません。
私は、とても心配性なので、初めての転職の際は仕事の合間に半年ほど時間をかけて情報収集をしました。もちろん事前の情報収集や自己分析も転職活動を進めるうえで非常に役立ったのですが、実際に選考を受け始めてから得られる気付きや自分への発見もたくさんありました。
後から振り返ると「そんなに怖がらず思い切って早めに動いてみて良かったのでは」と思うこともありますが、性格上覚悟の時間として必要な時間だったのかなとも思います。1日でも1年でも、自分自身が納得できる準備をおこなって、選考に進むことが大切だと考えているので、ぜひみなさんも納得できるまで準備をしてくださいね。
事前の準備は1週間くらい時間をかけたかなと思います。おおよその準備をおこなった後は、実際に面接を受けながら考え方を整理していくような形で進めていました。
もちろん事前の準備はとても大切です。ただ、実際に本番の面接の中で自身の考えをアウトプットすることで考え方が変わったりすることもあります。
陸上で泳ぎ方の練習をするだけでなく、実際に水の中に飛び込んでもがくことで泳ぎ方を覚えていくのと同じかなと思います。事前の準備が8割程度固まった段階で、実際に書類選考や面接にトライしてみることをおすすめします。
事前の準備は2〜3週間程度はかかりました。自分のことを知っているようで全然知らなかったので時間はかかった方だと思います。また、自分についてのことを言語化しようと考えるものの、「なぜ」「何のために」という深掘りをしていくことに長らく苦戦していました。
自己分析以外の準備でいうと企業選定です。希望条件をかなり高く設定していたため、キャリアアドバイザーにそれを実現するのは難しいと初期段階から指摘を受けました。面接対策には時間がかかりましたが、理想と現実のギャップを早めに理解できたことは転職準備期間の短縮につながったのではないかと思います。
現在の仕事内容や給与内訳などを整理する
転職先を考える際、事前準備としていまの仕事内容や待遇を正しく把握することは大切です。現在の状況を正しく理解できていないと、今後どのようになっていきたいのか、そのために何をすべきかの計画も立てづらくなるからです。
また、転職の面接では、採用時の参考に前職の年収を聞かれることもあるので、給料待遇は内訳まで整理し、手取り・額面などの違いにも注意が必要です。
【額面と手取りの違い】
・額面:給料の総額。税金や社会保険料が引かれる前の金額
・手取り:税金や社会保険料などが引かれた後の金額
スキルと経験の棚卸しをする
これまでの経験から得た自分の能力を把握することで、転職先を選ぶ指針のひとつとします。
スキルと経験の棚卸し方法
・ハローワークのジョブカードを活用する
・これまでの経歴から得た経験と実績を書き出す
・持っている資格を書き出す
スキルと聞くと、Excelなどのパソコン関連や英会話など明確なものを思い浮かべますが、コミュニケーション力や問題解決力などでも立派なスキルです。過去の成功体験や実績から探してみましょう。
ここで経験者に、転職をするうえで、自分のスキルや経験をどのように振り返ったのかを聞いてみました。
「What」「Why」「So what」の3つを意識してスキルの棚卸をおこなっていました。具体的には、①どんな業務をおこなっているか、②その業務の目的は何か、③その業務をおこなった結果どうなったかです。面接時も同じような切り口で質問されることが多かったです。
また単に棚卸をするだけではなく、入社したい会社の事業や募集されているポジションに棚卸をした自分のスキルがどのように活かせるか、といった一歩踏み込んだところまで考えておけば良かったなと思います。最終面接で質問された際にそこまで考えられておらず、答えに窮してしまいました。
職務経歴書をもとにさらに深掘りする形でスキルや経験を整理しました。見やすく箇条書きにしているような項目も、「その経験から得られたことは?」「目指している職種でどのように活かせるか?」など思いつく限りの問いかけを自分にして、ノートの中で1人模擬面接をするようなイメージで詳細にまとめていきました。
人事の方は応募書類をもとに質問をしてくださることが多いので、面接の練習にもなりますし、自分のキャリアを見直すこともできるので効率が良かったなと思います。
営業職だったので、まず自分がどんなタイプの営業なのかを客観的に考えました。たとえば、私は注文住宅営業と個人宅への飛び込み営業を経験してきましたが、それぞれの営業タイプの棚卸しすると、注文住宅営業であれば、長期的にお客様とかかわりを持つ、建物不動産住宅設備住宅ローンなど各方面のやり取りをします。必要なスキルとして長期の関係構築力や社内社外との円滑なコミュニケーション、忍耐力などが挙げられます。
飛び込み営業であれば、最短30分で契約が決まる超短期営業でアポなし訪問となるので、短期的関係構築力やクロージング力、主体性などが求められます。このように各営業スタイルの特徴から、スキルを分析するという方法で振り返りをおこなっていました。
自己分析で自分の適職を知る
転職先選びには自分の適性を参考にすることで、マッチする仕事内容を見つけられるメリットがあり、新たな自分の一面を見つけられることで選択肢も広がります。
自分の強み・弱みをわかっていると、自己PRや志望動機の作成にも役立つので、転職準備には欠かせません。自己分析には、本人のみでおこなうものと第三者の視点を入れるものがあります。より深い分析をするためには、なるべく第三者の意見も取り入れる「他己分析」もおこなうと良いでしょう。
自己分析はするだけでは意味がありません。自分の強みや魅力を最大限活かせる企業を見つけましょう。そこで、企業が求める人物像をどのようにして調べたのかを経験者に聞いてみました。
企業が求める人物像を知るためには「相手(企業)の立場になって考えること」が重要です。その企業がなぜその求人を出しているのか、その会社はどのような状況に置かれていてその求人を出しているのかを徹底的に考え抜くと良いでしょう。そうすることで、自ずと企業がどのような人物像やスキルをを求めているのかの解像度が上がってきます。
多角的な視点で企業をとらえることで的確なアピールができる
私の場合、まずその企業が置かれている状況を考えてみました。業界内での立ち位置、直近の業績、離職率、会社が出している求人数などを調べました。それを踏まえたうえで、なぜこの求人がでているのか、求められるスキルに記載されている内容はなぜ記載されているのかなどを考えるようにしました。
その結果、直近の業績は好不調の波が激しく、離職率が高いことが判明し、「おそらく人手が足りていない状況であり、多少経験が不足していてもポテンシャル要素を見せれば採用のチャンスが開けるのではないか」という仮説を立て、転職に臨むことができました。
自己分析をしたけど、自分のPRポイントって何だろうと疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。そんな人は次の記事を読んでみてくださいね。意外なところに自己PRポイントが潜んでいるかもしれませんよ。
自己PRがない人必見! 内定者が語る強みの見つけ方|例文7選
気になる業界や転職の情報収集をおこなう
転職の方向性を決めるためには、まず選択肢を出す必要があります。選択肢を出すには、気になる業界や職種の情報収集をおこない、興味のある分野に絞っていき情報を深堀りしていくと良いでしょう。
転職準備で必須の情報
・所在地や資本金などの基本情報
・事業内容
・業界の将来性や動向
・離職率、難易度
・平均年収や勤務時間
・キャリアプラン
企業選びや面接対策に役立つ情報
・在籍社員の声(社内ブログや社員紹介で確認)
・企業の取引先や実績
・企業の沿革
・代表者の経歴や人柄
なるべく多方面からの情報を得られるように、書籍・企業HP・SNS・新聞など、複数のコンテンツを利用するのが成功のコツです。情報収集を念入りにすることで、志望動機にも深みが出るため、面接対策にもなりますよ。
同年代がどれくらい転職を考えているのかや、第二新卒の転職難易度、未経験の業界や職種を目指す難しさなど不安に思っている点を調べました。
転職する気持ちは絶対に変わらない状況だったため、転職するか否かを決めるためというよりかは、転職に有利な時期はあるのかといった情報収集や、どんな壁が待ち構えているのか覚悟を決めようという気持ちが近かったと思います。調べてみると、良い意見も悪い意見もたくさんあり、背中を押されるとともに覚悟も決まりました。
第二新卒の未経験で転職しやすいのは、どのような業界かを調べました。業界によっては未経験で入社できたとしても、入社してからがとても大変だったり、業界特有の社風などもあるので、自分にはどのような業界・企業が相性が良いのかを検討する材料になりました。
また、未経験でも業界によって難易度も大きく異なるということもわかり、対策を練るうえでも役に立ちました。調べてみると、各業界や各業種の特徴が見えてくることもあるので、たくさん調べて損はないと思います!
転職の優先順位や条件を決める
転職活動中の求人選びや、複数の内定から転職先を決める基準となるのが優先順位です。自分の中で絶対に譲れないこと・妥協できることを明確にすることで、自分に合った転職先を選びやすくなります。
優先順位のつけ方
①転職ので大事にしたい条件をふせんに書いて並べていく
②2枚のふせんを比べて優先順位が高い方を残す
③残ったふせんとまたべつのふせんを比べ、優先度が高い方を残す
④②〜③を繰り返し、一番最後に残ったふせんが一番高い優先順位となる
ポイントは条件をできるだけ具体的に書くことです。たとえば「年収が今より高い」ではなく「年収450万円」といったようなイメージで、誰が見ても伝わりやすい内容を意識するといいでしょう。
また、経験者にも転職先を決める条件や、決めたポイントなどを聞いてみました。経験者がどのように優先順位をつけたのかを参考にしましょう。
20代後半で2度目の転職を経験しましたが、そのきっかけは結婚でした。その時勤めていた会社は月30〜45時間ほどの残業が常にあり、退勤後も電話やLINE、メールの対応が必要な環境でした。
自分1人で生活している分には問題ありませんでしたが、結婚相手が10時間程度の残業であることやオンオフをはっきり分けるタイプであることもあって、同じ働き方を続けるのは2人の生活にギャップがあり過ぎて難しいと感じるようになりました。
将来のことを見据えて条件を決めていた
また、当時勤めていた会社は社長の意向でリモートワークが禁止だったのですが、コロナ禍の影響でリモート勤務可能な会社も増えている状況でしたので、これを機に勤務時間を整えたり、仕事と家庭を両立しやすいリモート可能な環境を目指すのもありだと考えました。
ゆくゆく子どもに恵まれたらという点も考え、ワークライフバランスとリモート勤務はマスト条件にし、それ以外にも育休産休の取得実績があるかや復帰した社員がいるのかといった点も重視し転職先を考えました。
希望する職種である経理職で採用されることが大前提でした。そのうえで経理としての面白さを追求できるような、「決算、開示業務があるプライム上場企業」「海外売上高比率が高い」「売上高の規模が1兆円以上」「メーカー」「関東圏勤務」という基準を自分の中で設けていました。
今後の自分の人生を考えて優先順位を考えよう
未経験転職であったので、年収はほとんど気にしていませんでした。私の場合はすべての条件を満たす企業から内定がもらえたため、あまり悩むことはありませんでしたが、すべての条件を満たす会社と巡り合うことはなかなか難しいと思うので、自分がこれからどのような人生を送りたいのかを考えたうえで、各条件の重みを付けることをすることをおすすめします。
結婚をすることで転職を決めました。前職では、9時~21時まで仕事をしていて、通勤時間も1時間ほどかかっていました。そうなると、家に帰る時間が夜遅い時間となり、このまま結婚したら家のことが全くできないと思い転職を決意しました。
私の場合は家から近くて残業がない、有給が取りやすい、育児休暇の取得実績があることを基準にして、転職先を決めました。その中でも1番は育児休暇の取得実績です。将来のことも視野に入れ、子育てにも理解のあるところで転職を考えていました。
自分の生活とのバランスを重視して優先度を決めた
その次に優先度が高かったのが、残業の有無です。早めに帰って夕食を作っていたかったので、自分でコントロールして定時には帰れる環境であるかどうかを重視しました。
最後が有給の取りやすさです。実際子供も生まれましたが、子供がいると急な風邪や休まないといけない時が出てきやすいので、そのような時に快く休んでいいよと言ってもらえる環境を望んでいました。私の場合は自分の生活とのバランスを考えた優先度のつけ方をしましたが、人生の中で何に重きを置きたいかを考えて優先順位をつけると良いと思います。
転職の条件や優先順位を考えるときに重要なのが「転職の軸」です。以下の記事では転職軸の固め方について詳しく解説しているので、併せて読むことで、後悔のない転職をしましょう。
転職の軸を固める4ステップ|転職活動シーン別の活用方法付き
ステップ②選考活動|応募〜選考
転職の方向性が決まれば、選考に進むまでの準備をしましょう。
初めての転職でありがちなのが、新卒の就活と一緒のイメージを持ってしまうことです。転職では、採用方針から提出書類まで新卒の就活と内容がガラッと変わるため、違いを理解しておくことでスムーズに動くことができます。
選考活動に掛かる期間も全く異なるので、先輩の体験談を聞いて実際の転職活動のイメージをしておきましょう。
就活生パネリストが転職先を決定するまでにかかった期間とは
転職先を決定するまでに、どれくらいの時間がかかったを教えてください!
1年程度です。業務上必要であった簿記の資格の勉強を始めたのを起点と考えると、「資格勉強開始」→「希望職種の決定」→「ほかにも必要そうな資格を取得」→「一通り取得を終えた段階で転職活動を開始」→「内定」→「内定受諾」が大きな流れです。転職を漠然と考え始めてから1年程度で内定受諾まで終了しました。
情報収集から内定まで、初めての転職では1年半ほどかかりました。2度目は動き始める前からどのような仕事を探すかがかなり具体的に決まっており、また希望していた業界の知識があったため、2カ月程度でスムーズに進みました。
2カ月ほどで終えることができました。短期間で決まった方だと考えています。私の場合、自分の理想を企業側に求めるのではなく、入ってから自分の考え方や行動で改善できるところは改善してしまおうという考え方だったため、それが転職活動期間を短くできたのかもしれません。
いざ応募を始めてみると、なかなか通過することできず悩むこともあるかもしれません。こちらの記事では、転職がなかなか決まらないと悩む人に向けて、転職成功の秘訣について解説しているので参考にしてみてくださいね。
転職が決まらない……同じ悩みを抱えた経験者が明かす転職成功の秘訣
新卒就活との違いを理解する
人間性や将来性で判断される新卒に対し、中途採用は即戦力を期待された採用となります。
そのため、就活と同じ感覚で対策を考えてしまうと、選考通過がむずかしく転職が難航してしまうことも。内定を掴むためにも、これまでの経験から得たスキルをアピールした上で、採用担当者に自分を採用するメリットを感じさせることを意識しましょう。
就活で見られるポイント | 転職で見られるポイント |
・学力 ・学生時代がんばったこと ・熱意 ・人間力 |
・専門的なスキル ・社会人能力・マナー ・主体性 ・マネジメント力 |
転職活動の準備を働きながらする人も多いはず。以下の記事では、働きながら転職を成功させた人の体験談をもとに、仕事と転職活動を両立するためのコツついて解説しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
働きながら転職を経験した先輩に聞く! 仕事と転職活動を両立するコツ
応募書類の作成をする
応募書類の作成でポイントとなるのは、職務経歴書です。これまでの経歴を伝える履歴書に対し、今までの仕事で経験した業務内容や実績をアピールするための書類が職務経歴書となります。
記入内容が履歴書より多いため、作成時間は、履歴書・職務経歴書の両方を作る場合、1週間程度かかると見込んでおきましょう。職務経歴書の書式は自己流で作っても問題はありませんが、レイアウトを考える必要があるので、初回はテンプレートを使うのが得策です。
応募書類の共通ルール
・数字の全角半角/西暦和暦はどちらかに統一する
・資格名や企業名などは正式名称で記載
・上部に記載する日付は面接当日を記載する(郵送する場合は郵送日)
職務経歴書のポイント
・書く内容だけでなく、見やすさ・読みやすさなどのレイアウトも意識する
・濁す口調は使わない(〜だと思います、〜かもしれません)
・自己PRは応募する企業にあったものを記載する(使い回しをしない)
初めて職務経歴書を作るのに3日ほどかかりました。まずは自分なりに作成し、その後転職エージェントに添削をお願いしました。そして返ってきたアドバイスを参考に修正するという流れでした。
学生時代のエントリーシートと違い、実際に経験した業務やそれを通して得られたものや実績がわかるよう記載しないといけないので、それらの情報が手元にない項目があると調べるのが大変でした。
また私の場合、第二新卒で未経験職種を希望するというハンデをカバーするために、応募企業に合わせ職務経歴書の内容を変えていたので、毎回の微修正が大変でした。私はWordを使って職務経歴書を作成していたのですが、友人の中には携帯のアプリやGoogleのドキュメントから作成している人もいました。出先で編集したい場合などはWordよりも便利かもしれません。
実際に職務経歴書が提出できるクオリティになるまでに1週間程度かかりました。働きながら作成し、何度か添削していただいての時間です。
作成している過程で難しいと感じた点は、「第二新卒であるが故に書ける内容が少ない」という点です。これは第二新卒で社会人経験が少ないが故のことで仕方がない部分ではあるため、あまり気にする必要はないかと思います。
特に作成支援ツールなどは使用してなかったため、「日常から自分の業務内容とその目的をアップデートしておく」ことが、最大のツールになりました。面接のための頭の整理にもなり自分の業務の理解促進にもつながるのでおすすめです。
職務経歴書の作成時間としては2週間程度かかりました。最初の転職活動時は精神的にも負荷がかかっていたため、自己肯定感が低くなり自身の強みやスキルを洗い出すのに時間がかかりました。
そこで、キャリアアドバイザーに助言や添削をしてもらいながら完成させました。作成ツールなどは使用していませんでしたが、日ごろから現職の実績や日報などの記録を残したり、数カ月ごとに振り返りをして、心の変化や日々の仕事での良い点や改善点を書き出してみると後々楽になるでしょう。これをやっていると言語化がうまくなって、仕事の成果にも変化が出てくることもあるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
いざ転職活動を始めてみると、現職の仕事に対して「めんどくさい」と感じることもあるかもしれません。そのようなときにどのようにして気持ちを切り替えるのかについては以下の記事で紹介しているので、当てはまる人はチェックしてみましょう。
仕事めんどくさい…みんなの体験談から紐解く「気持ちの切り替え方」
面接対策をする
転職の面接対策では、即戦力をアピールするための自己PRと今後のキャリアプランを中心に、事前に回答内容を考えておきましょう。よくある質問である志望動機や長所短所の回答も完璧にしておくことで、対策はバッチリです。
また、面接対策は話す内容だけでなく、話すスピード・声量・表情も大切です。客観的な視点でみると上達しやすいので、動画に撮る・人に見てもらうなどで練習すると効果的です。
就活生パネリストが実際に面接で見られたこと・質問されたこと
転職の面接は「またすぐ辞めるのではないか」「本当に長く続けてくれるだろうか」といった、よりリアルな点を見られていると感じました。
就活はどちらかというと志望度の高さやビジョンなど、熱意で説得していけばなんとかなる印象でしたが、転職は熱意やビジョンよりも定着してくれる人材かどうかを見られるので、そこが新卒就活との違いだと思います。
転職は配属先や担当する業務内容もはっきり決まっていることが多いので、募集しているポジションにその人が適しているかどうかをより深く見られていることを意識してみてほしいと思います。
実際の面接で質問される内容は、募集されているポジションによって異なるかと思います。即戦力を期待されているポジションの面接では、「現職でどんな業務をおこなっているか」「具体的にどんなスキルがあるのか」といった実務的な観点からの質問が多かった印象です。
第二新卒や未経験転職の場合は、「この先仕事を任せられるポテンシャルを持っているか」という部分に重きが置かれます。そのため質問の内容も新卒時の就職活動と似たような質問をされることが多いと感じました。私の場合、「なぜ経理を希望するのか」「なぜこの会社なのか」といった転職者向けの質問のほかに、「学生時代に力を入れたこと」「将来のキャリア像」といった新卒就活時によく聞かれるような質問もされました。
面接の際によく聞かれる質問として「転職理由」が上げられます。こちらの記事では、転職経験者のリアルな回答とともに、ネガティブな理由でもポジティブに言い換えるコツについて解説しているので、気になる人は読んでみてくださいね。
転職理由9選|転職成功者のリアル回答とポジティブに言い換えるコツ
就活生パネリストが実践した面接対策
想定質問をたくさん準備し、それぞれに応えられるよう伝え方を考えたり、具体的なエピソードを準備していました。また、転職の面接では経験した業務や実績について触れられる機会も多いため、自分の仕事や成果についての内容も整理していました。
口に出して回答する練習や録音での振り返りが効果的
実際の面接では一問一答で終わることはあまりないので、1つの質問を深掘りされる想定でさまざまな言及に対応できるよう意識しました。しかし、いくらノート上で準備していても話すとなると難しいなと感じることが多かったので、それ以降は実際に質問をされた体で口に出して回答をするという対策もしました。
実際に口に出してみると、文章とはまた違ったリアルな印象になりますし、話す速度が早すぎるというような気付きがあったりもします。最初は抵抗がありましたが、自分の話し声をiPhoneで録音し、話し方や内容を振り返る方法は面接官の聞こえ方も把握できるのでとても力になったと感じています
大きく2つの方法で面接練習をしました。1つ目は実際に対人でおこなう方法、2つ目は一人でおこなう方法です。
1つ目は、転職エージェントや友人に面接官役をお願いして模擬面接をおこない、そのフィードバックをもらうという方法、2つ目は、YouTubeなどにある模擬面接動画を活用した方法です。2つ目の方法は、投稿者が面接官役で「質問→ポーズ→質問」を繰り返す形式の動画で実践的な練習をすることができます。
動画での面接対策と模擬面接をくり返してレベルアップしよう
動画の時間は30分程度で、実際に似たような質問を面接で受けることもありました。最初から最後まで通しで視聴することで、本番で必要となる集中力や緊張状態への耐性も養えたと感じています。
動画で一人で訓練し、対面での模擬面接でその成果を試してみるという形で何度もトライ&エラーをして徐々に面接のレベルを上げていきましょう!
良いと思った練習法と、あまりおすすめできない練習法の2つを紹介します。
良いと思った練習法は、要点だけを覚える練習。たくさんの面接想定質問の回答を一言一句覚えるのは非効率なので、その質問に対して何が言いたいのかの要点を覚えていきます。これは、言いたかったことが飛ばないようにするための対策です。面接が非常に苦手でいつも頭が真っ白になっていた自分がやってよかった対策でした。
もう一つ意識したのは「構造的に話す」こと。「PREP法」という話し方があって、結論→理由→具体例→結論で伝えることで要点がわかりやすくなるという手法を指します。私はすべての質問に対してこの話し方を適用していました。
一言一句覚えるのは危険! うまく喋ることが面接の目的ではないことを覚えてこう
おすすめしないのは「一言一句覚える」ことです。紙やwordに伝えたいことを書き出して一言一句覚えると、少し間違えただけでも頭が真っ白になってしまうことがあるため、あまりおすすめできません。うまく喋ることが目的ではないのが面接なので、その点ぜひ押さえておいてほしいです。
思ったよりも面接が上手くいかず、「転職は私には難しいのではないか」と考える人もいるでしょう。以下の記事では実際に転職に対して難しさを感じていた人たちの体験談とともに、転職を成功に導く方法について解説しています。
転職は難しい…? 成功に導く5つの行動をリアル体験談付きで解説
ステップ③入社準備|結果〜退職
選考活動が終われば、転職先を選び、入社までの準備をします。転職先が決まると一安心ですが、転職活動は入社するまでにもやることが多いので、最後まで油断せずに必要なことを進めていきましょう。
内定が出るまでの期間や転職先が決まった後など、入社までの準備を経験者はどのように動いていたのでしょうか。
初めての転職は半年、2度目の転職は1カ月ほどで内定まで辿り着きました。内定後の流れについては、離職していた1回目のときはハローワークへの報告や失業保険に関する手続きをおこない、入社の際に必要な書類を準備して当日に備えました。
仕事を続けたまま転職先が決まった2度目の場合は、まず現職の上司に退職の旨を報告し、引継ぎなどのスケジュールを相談しました。その後、退職に必要な書類作りや申請をおこない、同僚への報告や挨拶を経て有休消化に入りました。
転職エージェントに登録をしてから内定がでるまでに、約2カ月程度かかりました。転職先が決まってからの流れは次の通りです。
①転職先の入社希望日を確認
②現職の上長に退職したい旨を報告し、最終出社日、有休消化数、引継ぎ期間の相談
③転職先に②を伝え、入社日の了承を得る
④現職で引継ぎや物品の返却をおこなう
⑤有休休暇を消化し、最終出社日に挨拶をする
私の場合は転職エージェントを経由して応募していたので、①と③はキャリアアドバイザーが転職先と連絡をとってくれました。
内定結果から仕事先を選ぶ
内定が出たら、これまで考えてきた優先順位や転職軸を参考にしながら入社先を決めていきます。「内定が出たから入社する」という選び方ではなく、その企業へ入社する動機を明確にすることで、満足度の高い転職ができます。
内定が複数でた場合、結果を出すまで待ってもらうこともできますが、企業もほかの採用活動があるため、長くとも1週間程度にしましょう。期間については事前に採用担当に確認することが常識的です。
また、辞退する企業へは必ずお礼のメールを送ることも大切です。入社しなくとも将来取引先や顧客になる可能性もあるので、マナーはしっかりと守りましょう。
就活パネリストが転職先を決定するときに意識したこと
「そもそもなぜ転職を志したか」、「次の転職を考えた時にどの会社が良いか」という2つのポイントで転職先を選びました。私の場合、大手メーカーの経理ポジションと小規模なシェアードサービスの会社から内定をいただいている状態でした。
転職開始時にしっかりとした軸を持っていたとしても、複数会社から内定がでるとやはり人間は悩んでしまうものです。「小規模な会社の方が幅広い業務が経験できそう。だけど大手企業のほうが扱う金額は大きいな」など、さまざまな思いが脳裏をよぎりました。
悩んだら転職軸に立ち返ることで転職先を決定できた
最終的に決め手になったのは、冒頭で述べた2つのポイントです。私の場合、1つ目は「事業会社の経理職として世の中の経済に影響を及ぼす責任感のある仕事がしたい」、2つ目は「経理職として次の転職を考えた時に、大手企業で経理を経験していた方がその後のキャリアアップにつながる」でした。これらが、最終的に転職先を決めるポイントになりました。
2回の転職の中で、どちらも最終的に2社の内定をいただき、1社を選ぶ流れになったのですが、「転職を始めたきっかけとなる思い」が叶えられることを意識して転職先を選びました。
転職するに至った理由や原因がクリアになるかどうかで選定した
やはり通知書を前に考えるとどちらも良いところがあってかなり迷いを感じました。しかし、転職するに至った理由や原因がしっかりとクリアになる転職先でないと、近いうちに再び転職したくなってしまうリスクがあると私は思います。
「あのときこうしたら良かったのではないか」と選択に後悔を感じることのないように、「転職を始めたきっかけとなる思い」を大切にして、みなさんも新たな職場を決定してほしいと思います。
退職・入社の準備を進める
入社先が決まれば退職手続きをおこないましょう。退職申請をするタイミングは、企業によって社内規定があるので事前に確認しておく必要があります。「退職時期がずれてしまい入職日に間に合わない」といった失敗例もあるので要注意です。
同時に入社準備も整えておく必要があります。事前に記入しておくべき書類や、定期券の購入などはもちろん、企業ごとに必要な物もあるため、担当者へ事前に確認しておくことがおすすめです。
退職で必要になる書類
・提出するもの:名刺/保険証/社員証
・受け取るもの:離職票/雇用保険被保険者証/源泉徴収票/退職証明書/年金手帳
入職で必要になる書類
・提出するもの:年金手帳/雇用保険被保険者証/源泉徴収票
入職の際は、企業により身分証明証・資格証・給料振込の届出書などが必要とされる場合もあります。どの書類でもどこかで必ず印鑑が必要となるため、実印・認印どちらも用意しておくと安心です。
就活生パネリストが退職を伝えたタイミング
退職を伝えたタイミングを教えてください!
有休消化と引継ぎに必要な日数を考え、退職希望日の2カ月前に申請しました。あまりに早すぎると引き留めであったり、社内に居づらくなるといったことも考慮してのタイミングでした。
辞めて転職しようと思ったタイミングで退職の話を伝えました。会社側も理解があり、転職準備のために働く時間などを考慮してくれました。
内定が出た段階で直属の上長に伝えました。その後、転職先の希望入社時期、引継ぎにかかる時間、有休消化期間などをすり合わせて、最終的な退社日を決定しました。
次の記事で、退職を伝える良いタイミングについてより詳しく解説しています。トラブルを避けるためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。
経験者が語るベストな退職の切り出し方|今だからわかる注意点とは
「時間をかけすぎたかも…」経験者に聞いたおすすめしない転職準備とは
転職に踏み出せずタイミングを逃してしまったり、情報収集だけ進めて行動できないなど、転職準備には意外な落とし穴があります。
そこで実際に転職準備に時間をかけすぎてしまった体験談を経験者に聞いてみました。初めての転職でやりがちなエピソードもあるので、参考にしてみましょう。
履歴書や職務経歴書の作成に時間をかけすぎてしまい、いざ完成して応募しようと思ったタイミングで希望していた求人がなくなってしまったことがあります。
もちろん転職活動をするうえで履歴書や職務経歴書の準備をおこなうことは重要です。しかし大前提として、転職は需要があるからこそおこなえるということを忘れてはいけません。
いくら完璧な書類を用意したとしても、その求人自体がなくなってしまえば元も子もないため、「準備をしすぎて機を逸しない」ということを念頭に置いて、転職活動の準備をすることをおすすめします。
求人選びに時間をかけすぎたなと思います。転職活動を始めた当初は、書類選考に応募することへのハードルが非常に高く感じてしまい、企業のことを調べて、志望動機がしっかり話せるようになるまでは応募しないといったようなことをしていました。
しかし、新卒の時と違い転職の求人は決まり次第終了になることが多いので、いざ準備ができた頃には応募終了ということが多々ありました。全く理解しないまま応募するのは失礼だと思いますが、書類選考に通過するかどうかわからない状態であんなにガチガチに対策を固めなくても良かったな、と今は思います。
経験者のアドバイスを踏まえてスムーズな転職準備をおこなおう
転職準備の進め方とポイント、転職を成功させるために押さえるべきことを体験談を交えて解説しました。
初めての転職準備は何が必要か右も左もわからず、時間を使いすぎてしまったり、やり忘れが出ることも。転職の成功を掴むには、事前に全体スケジュールを逆算して計画し、準備だからと怠らずひとつずつ綿密な準備を進めていきましょう。
転職活動は新卒の就活と異なり、基本的に前職ではどんな経験をして、どんなスキルを身に付けたのかを厳しく見られます。
さすがに20代の転職では、「即戦力」を見越した採用というのは少ないため、30代以上の人材と比較すると相対的にポテンシャルが重視される傾向もありますが、基本的にスキルや実績ベースで評価されることは押さえておきましょう。
持っている能力や考え方をアウトプットして現在地を知ろう
そのうえで準備が必要なのは、これまでの経験で培ったスキルや仕事へのスタンスを棚卸しすることです。
・どんな業務を何年経験したか
・そこで培ったスキルや仕事に対するスタンスは何か
・そのスキルやスタンスを別の仕事で活かせた経験はないか
などを、新卒入社から現在までの時系列で書き出してみてください。書き出した内容がそのまま転職活動で必要となる職務経歴書の内容や、面接でのアピールポイントになります。
また、これまでの経験を棚卸ししてみると、「今はまだ培ったスキルが少ないから、今の仕事をやりきって成果を出し、アピールポイントを増やしてから本格的な転職活動を始めよう」と、現在地を冷静に客観視することにもつながるため、転職を迷っている人にもおすすめです。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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転職準備を始めようとした時にまず取り組んだことを教えてください!