面白い自己紹介シートってどうやって作る? 就活生が作ったシートからコツをつかもう
就活をしていて、自己紹介シートの提出を求められたという人も多いのではないでしょうか。せっかく出すなら、「面白い」「差が付く」自己紹介シートを出したいところですよね。
そこでこの記事では、現役就活生たちが実際に出した、面白い自己紹介シートを集めてみました。自己紹介シートに入れるべき内容から、面白くするためのコツ、デザイン案や文章案まで一気に解説します。採用担当に刺さる、面白い自己紹介シートを作る準備をしていきましょう。
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どんなものが面白い? みんなが書いた面白い自己紹介シートを大公開
「自己紹介シートって一体何?」「面白さってどう加えるの?」と、自己紹介シートを作るうえでの疑問があるという人も多いですよね。そんな皆さんのために、就活生が実際に提出した自己紹介シートを紹介します。
参考にして、自分ならどう作るかを考えてみてくださいね。みなさんもきっと採用担当の心をつかむ自己紹介シートが作れるはずです。
写真を公開! 自己紹介シートで何をアピールした?
みんなが面白い自己紹介シートを作るときに意識したことは?
自己紹介シートを作成するときは、Canva(ビジュアルツールキット)を使ってデザイン面でもほかの学生と差別化できるように工夫していました。名前や大学などの必要最低限の情報や、ガクチカやアピールポイントを文章のみで書くのではなく、より視覚的に興味を持ってもらえるように配置することがポイントです。具体的には、①印象に残ってもらえるように自分自身にキャッチコピーをつけて大きく表すこと②写真や図を入れてわかりやすくまとめることの2点を意識していました。
1点目においては、「サッカーに狂わされた女」のようにインパクトのある言葉を用いるようにして、実際にそのキーワードとつながりのあるエピソードを加えていました。2点目に関しては、ES(エントリーシート)では表せないような、自分自身を象徴する写真を使ったり、文章ではなく視覚的に数字や図を用いてすぐに内容が伝わるように意識していました。
自己紹介シートを提出したことは複数回あり、インターンの場で就活生にも見せるものや、面接の場で自己PRの際に使用するものなどがありました。それぞれ目的が違ったので書いた内容も異なりますが、面接の際の自己紹介シートでは自分のキャッチコピーとそこに至った他己評価の声を書き、パワーポイントで作成しました。
私の場合、自己紹介シートを用いて話せる時間が限られ、オンライン面接で使用するものだったこともありシートを指で指しながら伝えることもできなかったので、文字のメリハリを意識して作成しました。また、伝える際はすべてを伝えるのではなく、結論をメインに内容をかいつまんで話し、逆質問で深掘りをされた際に細かく話すのもポイントです。
あえて抽象的なキャッチコピーを使用することで面接官に想像してもらい、それに対する深掘りで自分のことを知っていただくことができたと思います。
面接では履歴書の提出を求められることが大半です。自己紹介シートと履歴書の内容は一貫しているものである必要がありますよ。下記の記事では、選考を突破できる履歴書の書き方を解説しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
新卒向け! 面接行き確定の履歴書を書く秘訣| 内定者の記入例付き
そもそも自己紹介シートって何? 3つの基礎知識を知ろう
就活生たちの自己紹介シートは、多くの工夫が凝らされていて、視覚的・文章的な面白さがありましたね。面白さを追い求めるなかでも、いくつか共通した内容や項目があったのではないでしょうか。
ここからは、自己紹介シートに関する基礎知識を解説していきます。自己紹介シートを出すときに、最低限知っておかなければならないポイントを押さえておいてください。提出間際に焦らないように、事前に知識を入れておきましょう。
①選考や説明会の際に提出する
自己紹介シートの提出を求められる場面はいくつかあります。1つ目は、選考の際に提出を求められるパターンです。自己PRの一環として自己紹介シートを提出してもらうことで、学生の人柄や中身をより深く知りたいと企業側は考えています。
2つ目として、企業説明会でも提出が必要なことがあります。説明会の中にディスカッションなどが入っている場合、少しでも学生の人柄を知っていた方が企業もチームのメンバーも話し合いがしやすいでしょう。そのため、自己紹介シートにはアイスブレイク的な要素もあると覚えておいてくださいね。
ほかにも、インターンや内定後の研修、入社後のレクリエーションなどの際に提出を求められることもありますよ。提出が求められる業界もさまざまですが、広告・マーケティング関連の企業など、視覚的訴求や文章力を活かす企業や業界で自己紹介シートの提出を求められる可能性があると覚えておきましょう。
②記載形式が指定されないこともある
自己紹介シートには「フォーマット指定のパターン」と、「自由形式のパターン」があります。フォーマット指定の場合、各記載項目や配置などについては企業から指定されていて、送られてきたファイルなどに書いていくことが多いです。
一方、自由形式の場合は記載する内容も配置も指示がなく、学生が一から考えていく必要があるのです。なかには、用紙のサイズのみ指定されているケースもあります。その範囲で、何をアピールポイントして書くのか、どんな面白さを加えるのかは学生次第です。そのため、自由形式の場合はデザイン面や記載項目の独自性などでアピールすることができます。
一方、フォーマット指定形式の場合も、文章の内容や配置の仕方、フォントなどで工夫ができるでしょう。どちらの場合でも、「面白い」とされるポイントは、複数あると覚えておきましょう。
③基礎情報やセールスポイントを書く
面白い自己紹介シートを書きたいと思うと、奇抜さや独自性に気が取られてしまう学生も多いです。ただし、求められているのは「自己紹介シートの提出」であるため、自分を紹介する要素を忘れてはいけませんよ。
自己紹介シートで忘れずに書くべきなのは、基本情報と自分のセールスポイントです。基本情報とは名前や経歴などのことを指します。一方、セールスポイントとは、長所や強み、趣味などのことです。
自己紹介シートは、自己PRの要素が含まれているため、自分という人間を企業にアピールすることを意識してみてくださいね。この後の章で、基本情報とセールスポイントの書き方についても解説していきます。
就活生の選考体験記! 自己紹介シートが求められたのはどんな企業?
自己紹介シートの提出を求められた企業や業界について教えてください。
マーケティング業界と食品業界で、自己紹介シートの提出が求められました。シートの中で、自分の趣味について言及するよう決まりがあったことが、どちらにも共通した点でした。
ベンチャー企業や広告業界で求められることが多かったです。私は、趣味や座右の銘を書きました。
自己紹介シートの提出が求められたのは、エンタメ業界を受けたときでした。形式は特に指定されておらず、写真や文字を用いて自分自身をアピールすることが求められていました。
出版業界やコンサル業界のインターンで求められました。趣味や自分のキャッチコピーなどを書くことが指定されていました。
面白さを加える前に! 自己紹介シートに取り入れる4つの基本情報
自己紹介シートの記載形式や提出シーンにはいくつかの種類があるということがわかりましたね。それぞれのパターンにあわせて対応していくことが必要ですよ。そのなかでも、絶対に書かなければいけない基本情報というものが存在しています。
ここからは、そんな4つの基本情報の書き方を解説していきます。面白さを加えることも重要ですが、基本情報をわかりやすく伝えることも大事だと覚えておきましょう。
①名前や出身地
まずは、名前や出身地、生年月日などの情報を記載しましょう。履歴書などにおいても、基本情報欄がありますよね。それと同じ内容を記載するようなイメージで問題ありません。
名前 | 就活太郎 |
出生地 | 東京都 |
生年月日 | 2003年9月12日 |
これらの情報において、興味を引けそうな箇所がある場合は、そこを強調することで面白さも加えられますよ。たとえば歴史上の人物と同じ誕生日などがその例です。
シートだけでなく、実際に自己紹介を聞かれる機会も多いです。そんなときに、どこまで話すべきなのか、どうすれば興味を示してもらえるかと迷うこともありますよね。そんな皆さんのために、下記の記事で面接官の心をつかむ自己紹介の伝え方を解説しています。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
②経歴
自己紹介シートでも履歴書と同様に経歴を記載しましょう。ただし、自己紹介シートの場合は「中学校卒業 〇年〇月」、「高校入学 〇年〇月」と詳細に書きすぎる必要はありません。メインは自己PRの要素になるため、所属大学や部活・サークルなどを簡潔に書くことがおすすめです。
所属大学 | 就活大学〇〇学部〇学科 |
所属している部活 | 野球部 |
そのうえで、部活やサークルに所属している場合はどんな団体に所属しているか書きましょう。自分の興味のあるものを伝えると、会話のフックになります。所属団体で役職などがある場合は自己PRにもつながるため、記載してみてくださいね。所属していない場合は、アルバイト経験などを書いてみることもおすすめです。
③長所やアピールポイント
長所や強みを書くことで、面接官に人物面でのアピールをすることができますよ。自分がどんな人なのか、強みは何なのかを書いてみてくださいね。ただし、長所や強みを書くときは応募企業の求める人物像と大きくかけ離れないことがおすすめです。
長所 | 相手の気持ちに寄り添えるところ |
アピールポイント | 問題点を最短で解決する提案ができること |
長所は自分の性格で良いと思っているところ、アピールポイントはその長所を活かして企業に貢献できることを表します。そのため、面白い自己紹介シートにするためには、企業の業務理解が必須になります。面白い=採用担当に刺さるものになるため、基礎的な企業研究も怠らないようにしましょう。
アピールポイントで面白さを出すには、企業分析が必須だと解説してきました。まだ企業分析が済んでいないという人は、効率的に企業分析を進めてみてください。下記の記事では、内定者がやって効果があった企業分析の方法を解説していますよ。
企業分析の4つの極意|経験者に聞く効果的なやり方と活用方法
自己紹介シートに長所を書くためには、自己分析をしておかなければなりません。どんな自己分析をすべきか迷うという人は、下記の記事から就活生がやった自己分析を参考にしてみてくださいね。自分に合う方法で自己分析を始めましょう。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
④趣味や好きなもの
趣味や好きなものからは、就活生の興味関心の方向性が表れます。自分が熱中しているものだからこそ、面白さも加えやすいのではないでしょうか。ただし、ギャンブル的な要素が含まれるものはおすすめできません。お金にルーズな人という印象を持たれてしまう可能性もあるため、あくまで就活の場面では避けましょう。
趣味 | バスケットボールが趣味で、バスケサークルに所属🏀 アルバイトとして小学生チームのコーチもしています! |
好きなもの | 趣味は音楽鑑賞♪実は、自宅に2万枚以上のレコードがあります! 土日はどこかしらのライブハウスに出向いているので、見かけたら声をかけてください◎ |
趣味や好きなものを書くときは、どれくらい好きなのかが伝わる一文を加えることがおすすめですよ。それが面接官を惹きつけられるポイントになるからです。趣味が転じて始めたことや、趣味を極めたエピソードがあれば加えてみてくださいね。
就活の自己紹介で趣味や好きなものを伝えたことはありますか?
趣味がプログラミングだと伝えたことがあります。日頃から友人の役に立つプログラミングコードを考え、提供していると伝えました。
散歩をすることやバンドのライブに行くことが趣味だと話していました。独特な趣味をひねり出して書かなくても、自分の「好き」が伝わればいいと思います。
私は絵を描くことが好きなのでそれを伝えていました。趣味は面接のときなどにアイスブレイクで使われることもあるので、素直に答えて良いと思います。
自己紹介で趣味を伝えようとしている人は、この記事も参考にしてください。内定者の体験談を参考にして、印象に残りやすい趣味の伝え方を押さえましょう。
自己紹介での趣味の伝え方|実際に内定者が伝えていた自己紹介とは
自分ならどんな工夫ができる? 採用担当が面白いと評価するポイント
自己紹介シートに書くべき基本情報を解説してきました。あくまで面白さはプラスアルファの要素になるため、必須項目である基本情報は漏らさないようにしてくださいね。基本情報が把握できたら、面白いシートにするためのポイントを押さえていきましょう。
ここからは、採用担当が面白いと思うポイントを2つ解説していきます。面白くしたいと思っていても、どこから手を付けたら良いかわからないという人もいるのではないでしょうか。そんなときは、企業担当側が評価をするポイントを知って、そのポイントに合わせて独自性を加えていきましょう。
デザイン:視覚的なアプローチができているか
フォーマット指定の場合でも、自由形式の場合でも、配置やフォントの工夫で視覚的なアプローチができます。視覚的なアプローチができると、読み手に「読んでいて楽しい」と感じさせることができ、印象に残る自己紹介シートに仕上げられます。
仕事をしていると、書類を提出する機会が多くあります。その場合も、あまりに字が多すぎる書類や、色の工夫がないなど、視覚的にわかりにくい書類は読む気が失せてしまうのが本音です。反対に、読みやすい資料や販促物を作ることで仕事が円滑に進んだり、顧客に情報が伝わりやすくなります。
そのため、入社後も相手の興味を惹きつけられる書類やコンテンツが作れるかということを判断するために、自己紹介シートのデザインから面白さを図っている企業も存在します。独創性や視認性の高さが面白さにつながると覚えておきましょう。
文章:読み進めたいと思う内容か
視覚的に面白くても、内容が伴っていないと面白い自己紹介シートとは言い切れません。たとえば書類を読んでいて、論理のつながりが見えなかったり、文字から実際の場面を想像できなかったりすると、読むこと自体がストレスになりますよね。
入社後も、商品案や業務の施行案などを書類で説明することがあります。その場合も、読みづらい文章だと、最後まで読んでもらえないこともあるかもしれません。だからこそ、読んでいて違和感がなく、読み進めたいと思ってもらえる文章を書く必要があると覚えておきましょう。
読み進めたいと思う文章にするには、具体的な数字やインパクトのある文言を加えることが必要です。採用担当は、多いと1日に数十人分の自己紹介シートを読むこともあるため、「もっと読みたい」と思ってもらえなかった場合、自分のシートを見るのに十分な時間を使ってもらえない場合もあると覚えておきましょう。
採用担当に聞いてみた! 自己紹介シートからは何を見ている?
採用担当の経験があるA・Sさんに質問です! 企業側は自己紹介シートから学生のどんな点を見ているのですか?
私は創造力と情報整理能力を見ていました。資料作成は仕事で求められる能力なので、いかに簡潔でわかりやすく要点がまとめられているか、よりその情報が効果的に見える資料の作り方をしているかを重点的に見ていました。
デザインで勝負|視覚的に面白い自己紹介シートにする5つの方法
採用担当が面白いと思うポイントは、大きく分けてデザインと文章面の2つであるとわかりました。自分自身ができると思ったポイントで面白さを加えていくことが必要ですよ。この記事で解説していくデザイン案や文章案をもとに、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
まずは、デザインで勝負したいという人に向けて、視覚的に面白い自己紹介シートにする方法を解説していきます。頭の中をイメージすることが得意な人、イラストを描くことが好きな人、SNSを見ることが好きな人などは、デザイン面で面白さを加えてみることがおすすめです。
①有名な広告などのパロディーをしてみる
面白い自己紹介シートを作るときに、広告などを参考にしてみることもおすすめです。「〇〇という商品といえば、あのCMや広告のイラストが思い浮かぶな」というものもあるでしょう。すでに知名度のある広告を参考にすると、相手の印象に残る自己紹介シートになる可能性が高くなります。
ただし、有名な広告をそのまま真似するのではなく、自分をアピールする要素を加えることが必要です。たとえば「驚きの洗浄力」という広告が有名なのであれば、「驚きの〇〇」の部分に自分を表す一言を入れてみるなどの工夫をしましょう。完全にコピーをしてしまうと、単に真似をしただけだと捉えられてしまいかねないため、注意が必要です。
参考にすべき広告デザインがわからないという人は、「毎日広告デザイン賞」の過去作品などを参考にしてみてください。優れた広告が表彰されているため、目を引く自己紹介シートを作るヒントになるかもしれませんよ。
②雑誌や新聞のような配置にしてみる
雑誌や新聞は、一定の文章量がありながらも、読みやすさやインパクトに気を配っている媒体の代表的な例です。そのため、面白くてわかりやすい自己紹介シートを作るうえでは、かなり参考になるでしょう。
雑誌や新聞の配置を参考にするときは、どういった配置が見やすいのか、どんな色使いやフォントが見やすいのか、何を強調すると目を惹きつけられるのかを見てみてください。
③SNSのプロフィール画面のようにしてみる
この記事を読んでいる人の中にも、普段からSNSをよく使っていて、SNSの画面に親しみがあるという人も多いのではないでしょうか。最近では、SNSを活用している企業も多いため、SNSの画面のような配置で自己紹介シートを作ってみるのも面白いでしょう。
SNSのプロフィール画面というのは、基本情報とアピールポイントのバランスがよく取れています。名前やID、生年月日を入れたうえで、アイコンや投稿内容でその人の感性を表すことができますよね。そのため、相手を視覚的に惹き付けるにはうってつけだと覚えて起きましょう。
〈参考にすべきSNSのプロフィール欄〉
Instagram
Facebook
X(旧Twitter)
TikTok
④SNSでバズった画像を参考にしてみる
「神が〇〇を作るとき」や「脳内ジェネレータ」などの画像を見たことがあるという人もいるのではないでしょうか。どちらも、その人の内面を構成する要素や、関心の方向性を表す画像であるため、自己紹介シートの参考になるでしょう。
普段からSNSをよく見ているという人は、そのリサーチ力を活かしてSNSでバズった画像を集めてみましょう。その中から自己紹介シートに活用できそうな画像があれば、そこに自分を表す要素を加えることで、面白い自己紹介シートが作れます。
ただし、見た人が不快になるかもしれない画像を真似することは避けましょう。ネガティブな方向で注目を集めた画像などもあるため、就活の場で使うのに相応しい画像かどうかを見極めてみてくださいね。
⑤イラストや写真を加えてみる
絵を描いたり、写真を撮ったりすることが好きという人は、自分の作品を自己紹介シートに入れてみましょう。あなたにしか作れない作品を自己紹介シートに加えることで、ほかの学生との差別化になりますよ。
イラストや写真を加えるときは、文字の補足的な要素になると好ましいです。文字を読んでいるだけでは想像がしづらいところなどにイラストや写真があると、自己紹介シートの理解もしやすくなりますね。
ただし、イラストや写真を加えると、文字が見えづらくなったりしてしまうこともあります。そのため、見やすい配置になっているかどうかを確認しながら、イラストや写真を加えてみてくださいね。
どこからアイデアを得た? 面白いシート作りで参考にしたもの
自己紹介シートのデザイン面を工夫する際、何を参考にしていましたか?
デザインの発想は、YouTube動画で得ることができました。デザイナーさんが投稿している自己紹介シートのテンプレートを真似しました。
ラジオ局の自己紹介シートの提出の際に、ラジオの台本をモチーフにデザインを考えました。受ける業界の特徴に合わせたデザインを考えるようにしていました。
Instagramなどでスタイリッシュなパワーポイントのスライド案を紹介しているアカウントを見つけ、そこからデザインの発想を得ました。
実際の例を紹介|デザインで勝負した「面白い自己紹介シート」5選
「この方法でなら、デザイン面で面白い自己紹介シートが作れそう」という案は見つかりましたか。しかし、文章だけで見ているとなかなか難しい側面もありますよね。そんなときは、実際のデザイン案を見てみましょう。
どのような点が面白いと感じるのかも解説していきます。参考にして、自分らしさをアピールできる自己紹介シートを作ってみてくださいね。
①マンガ・号外・広告
上記の画像は、見出しでエピソードを強調したり、ギャップをアピールしたり、行動特性をアピールしたりと、その人を表す内容になっています。特に注目してほしい点をどこに持っていきたいかを考えて、デザインを考えてみてください。その内容を強調することで、独創性のある画像になるはずです。
②脳内メーカー・体内の構成要素
これらのデザインからは、就活生がどんな性格なのかがわかります。見たことがある人も多い画像だからこそ、理解もしやすいですね。このような画像を作るときのコツは、文脈が理解できる内容にすることです。
たとえば、上記の脳内メーカーであれば「行動力がある」「野球に打ち込んでいる」と想像できます。構成要素のデザインでも、「好奇心と理性のどちらも兼ね備えている」と見当がつくでしょう。
文章で勝負|エピソード面で面白い自己紹介シートにする4つの方法
デザイン面で面白さを出した自己紹介シートを一気に紹介してきましたが、一方で、デザイン面には自信がない……という人もいますよね。
そんな人でも、文章面で工夫ができれば面白い自己紹介シートが作れます。具体性やキャッチーなフレーズを取り入れることができれば、面白い内容にできるのです。一人の力だけで作り上げる必要はないため、第三者の言葉を入れて面白くすることも検討してみてくださいね。
自己紹介シートを面白くするには、失敗談を加えることもおすすめです。失敗をどう乗り越えてきたかというエピソードから、面接官の興味を惹くこともあるからです。下記の記事では、失敗談をより魅力的に伝える方法を解説しています。
面接での失敗談の答え方|みんなのリアル回答付きで伝え方を完全攻略
①具体的な実績や数値を入れる
そもそも就活の場での「面白い」とは、必ずしも笑いを誘うことではありません。過程や結果にインパクトがある場合も、興味深いという意味でも面白さになるのです。だからこそ、自己紹介シートには具体的な実績や数字を入れてみましょう。
たとえば、趣味がバスケットボールで、大学でバスケットボール部に所属していた人がいるとしましょう。ただ単に、「バスケ部に入っていました」と書くだけでは少々インパクトに欠けます。「総層部員数200人を超えるバスケ部に入っていて、5人しか選ばれないスターティングメンバーの1人として試合に出ていました」と書く方が印象に残るでしょう。
このように数字を用いて「これはすごいな」と思ってもらえることも、面白さにつながります。自分の体験をより魅力的に伝えるにはどうすれば良いか考えてみてくださいね。
②自分を表すキャッチフレーズを考えてみる
テレビ番組などで芸能人を紹介するとき「期待の新星〇〇!」などと紹介されることがありますよね。このワードこそが人を説明するフレーズになっていて、それを聞くだけで「この人は期待されている人なんだ」とわかります。
以上のようなキャッチフレーズを考えてみると、採用担当を惹きつけることができますよ。たとえば、努力家だとアピールしたい場合「有言実行」「初志貫徹」などの四字熟語をキャッチフレーズに使うと、目標のために最大限努力する人なのだろうと伝わるでしょう。
キャッチフレーズが思いつかないという人は、芸能人のキャッチフレーズや、偉人の名言、ことわざなどを参考にしてみると良いでしょう。その中から、自分の強みとセールスポイントをアピールできる内容を探してみてください。
③引きのある趣味を加えてみる
ニッチな趣味や幅広い趣味で、面接官の関心を惹きつけることができます。面接の場で、趣味についてどこまで語って良いのかと迷う人も多いと思いますが、ぜひ趣味の深さや広さで面白さをアピールしてみましょう。
たとえば、趣味の深さであれば、趣味で成し遂げたことなどを書いてみると良いでしょう。「アイドルが好きで多くのコンサートに行くため47都道府県を周った」「太宰治の本をすべて集めた」「ドラマの聖地巡礼をするために海外に行った」「服が好きなあまり好きなブランドでアルバイトとして働いたことがある」などがその例です。
趣味の広さをアピールしたいときは、はまっているものをなるべく多く書き出してみてください。「興味関心の幅が広くて、好奇心が旺盛な性格なのかも」とアピールすることができますよ。また、面接のときに自己紹介シートを見せる場合、面接官と趣味が似ていたり共通の話題が見つかれば、アイスブレイクで話が盛り上がるかもしれません。
④他己分析の結果を取り入れてみる
第三者の目線を加えることも面白さにつながります。スーパーやドラッグストアで売られている製品の販促ポップに、「○○なときにすごく役立ちます!」など、バイヤーや実際に使用している人からの口コミが書かれていることがあるでしょう。何も書かれていない製品よりも、なんとなく目が行ってしまうこともありますよね。
それを真似て、自己紹介シートに他己分析の結果などを加えてみると、ほかの学生との差が付きます。「私は〇〇な性格だと思っています、その真偽を家族に聞いてみました」などの文言を付け加えてみると、第三者の意見も気になると思ってもらえるでしょう。
また、自己分析と他己分析の結果が同じであれば、人柄の面で一環したアピールができます。就活の場において、伝えたい内容がぶれていないというのは評価ポイントになるため、選考突破にも有効ですよ。
どうやったら文章が面白くなる? 就活生がおこなった文章面での工夫!
自己紹介シートの文章を書くにあたって工夫したことはありますか? また、その際に使ったツールや書籍・記事などがあれば聞かせてください。
自己紹介シートでは自分のことが一番に印象に残るように自分を一言で表し、その際に面接官の笑いを誘えるような、逆説的要素を入れるように意識しました。
自分を表すキャッチコピーを作って印象づけるようにしていました。ツールとしてはChatGPTに助けてもらっていました。
私はChatGPTを使ってキャッチコピーを作ってもらいました。自分の趣味やワードを入れてここからキャッチコピーを作ってくださいというプロンプトをしました。
実際の例を紹介|文章面で勝負した「面白い自己紹介シート」5選
自分の経験を深ぼってみたり、コンテンツから着想を得たりすることで、文章で面白い自己紹介シートが作れるとわかりましたね。文章面で勝負する、面白い自己紹介シートの例を参考に文章を組み立ててみてください。
何気なく書いていた基本情報の欄からも面白さを出すことができます。自分だったら、何を面白く書けそうか想像してみてくださいね。
①実績をアピールした内容
実績をアピールした例文①
私の趣味は毎朝おこなっているマラソンです。昨年の夏に東京マラソンに出場して、42.195kmを走り切りました。女性参加者の平均よりも30分程度速い、4時間30分で完走することができました。
実績をアピールした例文②
私の趣味は、プログラミングです。趣味を極めて、高度区分試験の一つであるシームアーキテクト試験に合格しました。その資格を活かして、スマホアプリの開発3本に携わった経験もあります。
実績をアピールした例文③
私は洋服が好きで、古着屋でアルバイトをしていました。そのバイトでSNS担当をしており、SNSのフォロワーを1年半で3.3万人から20万人に増やしたことがあります。TikTokで自分なりのコーディネートを紹介したところ、同じ趣味を持つ人々がフォローしてくれました。
これらの例文では、具体的な実績や期間が数字で示されていますね。その結果に至るまでの過程が知りたいと思わせることができている文章で、読んでいて面白さがあるでしょう。
②キャッチフレーズを打ち出した内容
キャッチフレーズを打ち出した例文①
「あきらめたら、そこで営業終了ですよ……?」
私は諦めない姿勢で、いくつもの困難を乗り越えてきました。住宅営業のインターンをおこなっていた際、実際に街に出て、1週間で2,000枚の広告を配ったことがあります。少しでも可能性があるなら、諦めずに挑戦します。
キャッチフレーズを打ち出した例文②
「就活太郎とは、99%の好奇心と1%の後悔である」
私は、興味のあることがあればすぐに行動するタイプです。どんなことでも前向きにとらえて挑戦できるので、毎日が刺激的に感じています。もし失敗したとしても、落ち込んでいても仕方ないと考えるため、後悔は最小限に留めています。
キャッチフレーズを打ち出した例文③
「サークル仲間の、クールステーション」
私はサークル仲間から、「いつでも冷静だから、〇〇といると落ち着ける」と言われることが多いです。感情的になることで話がねじれていってしまうことが多いと感じるので、いつも冷静でいるように心掛けています。ただし冷淡な人ではないので安心してください。趣味はお笑い鑑賞です!
これらのキャッチフレーズを見ると、これってどんな内容なんだろうと、その人のことが気になりませんか。説明文があることで理解も促進されて、その人のことを深く知るきっかけにもなりますよ。
③基本情報の一部を深掘りした内容
基本情報の一部を深掘りした例文①
私の出身地は北海道です。0歳から19歳まで北海道に住んでいたので寒さに強いと思われがちですが、そんなことはありません。東京に引っ越してからも、マフラーに手袋、カイロが手放せず、誰よりも厚着をしています。
基本情報の一部を深掘りした例文②
私の誕生日は8月です。そのため夏が好きそうと言われがちなのですが、夏が苦手なので夏はあまり外にも出ません。夏は1日中クーラーの効いた部屋でプログラミングをしたり、趣味のゲームに熱中しています。
基本情報の一部を深掘りした例文③
私の兄弟は7人家族で、私が一番末っ子です。兄が3人、姉が3人います。末っ子ということで、兄弟構成を伝えると「頼られるよりも頼る側」だと思われることも多いのですが、実際はどちらかというと「お姉ちゃん気質」です。私が主体となって家族旅行の計画をするなど、家族の中でもリーダーシップを発揮することもよくあります。
基本情報を深掘ることで意外な一面が見えてくることもあります。なかなかエピソードが思い付かないという人は基本情報を深掘りしてみてくださいね。
④自分以外の人の意見を取り入れた内容
自分以外の人の意見を取り入れた例文①
私は、思いやりがある性格だと思っています。母に聞いたところ、「幼少期の頃から、周りの子どもに遊具を譲ってあげたりと、思いやりのある子だった。ただし、父には冷たいので、もう少し優しくしてあげてほしい」と言われました。
自分以外の人の意見を取り入れた例文②
友人は口を揃えて「〇〇は努力家だ」と言ってくれます。そこで私の努力家エピソードを聞いてみました。
A子さん「TOEICの点数を上げるために、毎日海外の人と電話をしていたのは驚きだった」
B美さん「旅行費用を稼ぐために5つのアルバイトを掛け持ちしていて、ほぼ休みがない状態でも毎日笑顔なのがすごいと思った」
C男さん「体力をつけるために、毎日10km歩いているというのはまさに努力家だと思った」
第三者の意見があることで、あなたらしさがより強調されてきますよね。説得力もあるため、人柄に対しての理解がしやすいです。自己分析の内容に不安があるという人は第三者の意見も取り入れながら、自己紹介を作ってみると面白いですよ。
面白い自己紹介シートにするには何が必要? 就活生に倣う作成のコツ
面白い自己紹介シートに必要なことは、3つあると考えます。1つ目は、デザイン性です。相手の目を引くデザインかどうかは、プレゼンテーション能力のアピールにもつがるため、できる限りYouTubeなどの動画を参考に、デザイン面を工夫するようにしました。
2つ目は、オリジナリティです。自分らしさを表すことができるのは自己紹介シートならではの強みであると考えます。そのため、ほかの人と被らないように、笑いを誘えるような自己紹介シートを作成することにチャレンジしました。
短く強烈な文章ほどインパクトがある!
3つ目は、インパクトです。オリジナリティに関連しますが、短く印象的なものほどインパクトがあると考えます。そのため、簡潔な文で、できるだけ面白くすることができないか、考えるようにしました。
面白い、読み進めたいと思ってもらうためには、読みやすさが一番大切ではないかなと思います。そのため、自分のことをわかりやすくまとめて冒頭に伝えたり、インパクトのあるキャッチフレーズを作ってアピールしてみるのも面白いと感じました。
また、写真などを使っても良いタイプのものだったら、実際の写真を使ってアピールしても良いと思います。言葉でダラダラ書くよりも、写真がある方が視覚的にもわかりやすいため、読み手もイメージしやすくなるからです。
自分のことを知らせることが自己紹介シートの趣旨
ただ、内容の面白さを重視するあまり、書けないと感じたり、エントリーすること自体を諦めたくなることもあるかもしれません。自分が面白くないと決めつけているだけで、採用担当者から見たら、ぜひ読んでみたいと思われる内容だったということもありえます。そのため、内容よりもどうしたら相手に自分のことを知ってもらえるか、という点を重視して書いてみることをおすすめします。
「面白い」を履き違えた……自己紹介シートの作成で後悔した学生たちの体験談
文章で作る面白い自己紹介シートを一気に解説してきました。自分の経験や経歴を深ぼったり、伝え方を工夫したりすることで面白いものになりますよ。しかし、「笑いを取ろう」ということが先行しすぎてしまうと危険です。
ここからは、自己紹介シートの作成に失敗した就活生たちの体験談を聞いてみました。面白いの意味を履き違えてしまうと、せっかくの自己アピールの機会をうまく活用できなくなってしまうかもしれません。
「面白い」の意味を把握できていなかった学生たち
自己紹介シート作成時の反省点は、2点あります。ありきたりなデザインであったこと、強みをアピールできていなかったことがありました。パワーポイントの提出だったのですが、パワーポイントのなかにあるテンプレートを使って作成したことで、ほかの就活生と差別化ができていないデザインになってしまっていたのです。
自己紹介シートで見せるべきなのは自分のスキル
「そもそも自己紹介シートというのは、クライアントと対面する際に用いることになるかもしれないもの。優秀な人間と想起させるためにも、わかりやすく、独自性のあるデザインにするべきだ」と、大学の先輩にも言われました。
もう一つアドバイスをもらったのは、「ありきたりな趣味ではなく、もっと自分の強みをアピールして印象に残していくべきだ」ということでした。たしかに、自分の趣味ばかりに言及していても、人事部の方の目には留まらないなと考えるきっかけになりました。
就職活動の一環ということもあって、どこまで自分を出したらいいのかがわからず、作る段階から苦戦していました。元々、ユーモアを出したり、人と違ったことをしたりするのが苦手な性格だったので、いろいろとサイトを見たりして参考に作ってはみました。しかし、やはり無難なものができてしまい、自分にがっかりしていました。
その場限りの縁かもしれないと意識すると恥ずかしさが捨てられる!
できあがったものは人と比べて記憶に残るようなものではなく、先輩方や友人からも「これじゃ履歴書と同じだよ」とダメ出しされていました。今思うと、就活は自分をめいっぱいアピールできる場だし、もし選考に落ちればその場限りの縁ではあるので、もっと自分を前面に押し出しても良かったなと後悔しています。
書く内容も平凡なことでも少しフレーズを変えて印象づけたり、デザイン面においても「こういうふうに作れば良かったな」と思ったり、就活を終えてからアイデアがたくさん出てきました。
オーバーに表現するのは危険! 面白い自己紹介シートを作るうえでの注意点
面白い自己紹介シートの作り方を誤ってしまった就活生たちの体験談から、面白さを追求することの難しさを感じましたね。あくまで就活の場で「面白い」「目を惹く」内容にしなくてはならないと覚えて起きましょう。
最後に、面白い自己紹介シートを作るうえでの注意点を解説していきますよ。面白さや奇抜さに意識が向きすぎて、わかりづらい自己紹介シートになっては本末転倒です。選考突破が阻まれてしまう恐れもあるため、注意してみてくださいね。
①誇張した内容にしない
この記事でも、面白い内容にするには具体的な数値を書くと良いと解説してきましたね。それに気を取られすぎてしまい、事実よりもインパクトが大きいことを書きたくなることもあるかもしれません。ただし、誇張した内容はどこかで指摘をされる可能性が高いため、書かないようにしましょう。
たとえば、テストで1位の成績を収めたことがあると誇張したとしましょう。その場合、1位を獲得するための勉強量、前回の順位から上がるための勉強法、圧倒的な順位を残すための集中法など、1位を納得させるための情報がまったくない状態だと、「もしかして盛って話している?」と思われてしまう可能性があります。
その量や努力では1位にはなれないのでは? と思わせてはいけません。誇張した内容だと実際に経験していないため、どこかでほころびが出ます。その場合、話に信用性がないと思われて、選考を通過できないこともあるのです。
②奇をてらいすぎたワードを使わない
有名なキャッチフレーズでは、奇抜なワードが使われていることも多くあります。インパクトを残すために、一般的ではない文法が使われていたり、強い言葉が使われていたりと、攻めた表現をしていることもあるのです。
だからといって、自己紹介シートにおいてもあまりに奇をてらったワードを使うことは避けてください。就活というのは合否が決まる場で、人柄や社会人としての基礎的なマナー一つで結果がひっくり返ることもあります。
そのため、意図的でなくとも攻撃的な言葉を使ったりして、選考に落ちてしまうことは皆さんにとっても不利益です。行き過ぎた表現かどうか不安なときは周囲の人に相談したりするなどして、慎重に言葉を扱いましょう。
③デザインや独創性にこだわりすぎない
自己紹介シートの提出を求められたときに、色を使うことやイラスト・写真を入れることが禁止されていなければ、それらを使うことは問題ありません。ただし、それらはあくまでプラスアルファの装飾で、メインでしなければならないことは「自己PR」です。
そのため、派手なデザインや前衛的な配置などに工夫を凝らしすぎて、何を伝えたいのかわからない自己紹介シートになってしまうことは避けましょう。あくまで、見やすくするためにデザインにこだわるという意識を持っておくと良いですね。
社会人の目線を取り入れよう! 就活の場にふさわしくて面白いシートにするには?
「面白い」と感じてもらいやすく、かつ就活の場に適した自己紹介シートにするには、どのようなことを意識すべきなのでしょうか。社会人として働く先輩たちの意見も聞いてみました。
社会人目線で「面白い」と感じたり、魅力を感じるポイントを知って、自己紹介シートの作成に役立てましょう。
就職活動の一環としてふさわしい「面白い自己紹介シート」にするために、気をつけるべきポイントについて教えてください。
面白さを狙いすぎて過去の変顔写真や自虐を盛り込みすぎるのはやめたほうが良いかなと思います。自己紹介なので、「何に取り組んできたのか」「どういう人物なのか」がわかりやすいものだと助かります。
面白い人だと伝えたい場合は、「持ち前の明るさでどんな状況でも良い雰囲気に変えることができる」という特性を具体的なエピソードを添えてシートに記載すると良いと思います。たとえば、「チーム内で意見の対立があった際、冗談を交えながら場を和ませ、その結果、皆がリラックスして建設的な話し合いができた」というエピソードを少し面白おかしく紹介すると魅力が伝わると思います。
面白い自己紹介シート=文章×デザインの工夫! 強みを活かしたシートで選考突破
面白い自己紹介シートを作るうえで、必要な要素を理解することはできましたか。面白くする自信がないという人も心配はいりません。言語化能力、クリエイティブ力、リサーチ力、コミュニケーション能力など皆さんの強みを活かすことで面白さが引き立つものになりますよ。
それぞれの強みを活かして、読み進めたい文章と目を惹きつけるデザインで面白い自己紹介シートを作ってみてください。自分らしさが光る自己紹介シートで選考を突破して、充実した社会人生活を過ごしましょう。
就活力診断テストはもう使いましたか?
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「面白い」という観点においても面接官によって価値観が異なるため、正解はありません。しかし、印象に残るであろう面白さというのは存在するのではないでしょうか。
たとえば、自分を食べ物で例えるのも、面白いという印象を与えられると思います。「私は大豆のような人間です。大豆は発酵することによって、醤油や豆腐、納豆といった食べ物へと変化を遂げ、人間の栄養となります。私も、長い年月をかけ、ここまで自分を成長させ、人々の役に立てるように力をつけてきました」
食べ物を自分に例える方法で面白い自己紹介シートを作るのは、比較的早く構成が思い浮かんだ気がするので、みなさんにもおすすめです。ぜひ参考にしていただければと思います。
また、パワーポイントを使って自己紹介シートを作ったこともあります。自分を一言で表し、趣味についても記入しました。