自己分析ノートの作り方4ステップ|内定者のノート写真付き

ノートのレイアウト付き! 自己分析ノートを作って自分の本音を再発見しよう

自己分析ノートを活用して自分の価値観や就活の軸を掘り下げよう

「自己分析ノートをおすすめされたけれど、それって何?」
「就活準備の一環で自己分析ノートを作りたいけれど、実際どうやればいいの?」

自己分析ノートは、就活の際に自分自身の価値観や強み、将来の目標を明確にするのに役立つツールの一つです。このノートを作成・活用すれば、自分の内面とじっくり向き合い、就活の軸を見出すことができます。

本記事では、自己分析ノートの具体的な作り方や活用法について、実際に内定を獲得した先輩たちの体験談も交えて詳しく解説します。自己理解を深め、自分に合った企業と巡り会うためのプロセスとして、自己分析ノートをフル活用してみましょう。

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自己分析ノートを作る3つのメリットを紹介

自己分析ノートを作る3つのメリットを紹介


自己分析ノートを作成すると、頭の中で考えるよりもじっくり自分を掘り下げられるため、より深い分析が可能となります。

とはいえ「わざわざノートを作るのも面倒だな」と思う人もいるかもしれませんね。そこでここからは、自己分析ノートを作る3つのメリットについて解説します。

①自己分析の過程や結果を「言語化」できる

自己分析ノートを作る最大のメリットは、自分の思考や感情を具体的に言葉で表現できるという点です。

漠然と考えているだけでは、自分の特徴や強みをはっきりと理解するのは難しいという人が多いでしょう。ノートの作成を通して文字にして、視覚的に捉えながら書き出していくことによって、自己理解が深まり、自分の軸や価値観が明確になるのです

また、一度言語化というプロセスを経ておくと、面接での質問対策もしやすくなります。志望動機や自己PRの内容を考える際に、ノートに書き出しておいた内容を元に回答を組み立てれば、より具体的で説得力のある内容にできるでしょう。

言語化することで、自分のことを目で見て分かるようになるということですよね。次の記事では、自己分析と社風を通して、自分にあった企業を見つける方法を紹介しています。参考にしてみてください。
若手社会人に社風の実態を徹底調査! マッチ度の見極め方も解説

②必要なときにいつでもすぐ読み返せる

自己分析ノートのもう一つのメリットとして、必要な情報をいつでも素早く読み返せる点が挙げられます。

就活中は、エントリーシート(ES)や履歴書の作成、面接準備など、自分自身に関するさまざまなことを振り返る場面が何度も訪れます。そういったときに自己分析ノートがあれば、ぱっと手に取って内容を確認でき、大いに役に立つはずです。

ほとんどの学生が複数の企業にエントリーする就職活動。ときには「企業に合わせて少しずつ自己PRの内容を変えたい」「自分の強みや関連するエピソードを構成し直しておきたい」といった場面もあることでしょう。そういった際にも自己分析ノートは大活躍してくれます。

③自分の考えに変化が起きたときに更新できる

自己分析ノートを作成する3つ目のメリットは、自分の考え方や価値観の変化をリアルタイムに更新し、反映できることです。

就職活動は長期間にわたるため、さまざまな経験から自分の新たな一面に気付いたり、それまで自覚していなかった価値観を発見したりする学生は少なくありません。新たな気付きがあった際にすぐにそれを書き残せるという点で、ノートは使い勝手の良い手段であると言えます

また、過去の書き込みをそのまま残しておけるため、考え方の変化を振り返ることもできます。インターンシップや実際の選考を通して感じたことも積極的に書き込み、常に「最新の率直な考え方」を更新していきましょう。

ノート派VSパソコン派! 自己分析をより効果的におこなえるのはどっち?

自己分析ノートを作ろうと思ったときに「紙のノートにするか、パソコンやスマートフォンといったデジタルデバイスを使うか」で悩む学生も多いでしょう。そこで今回は、実際に就活を乗り越えた先輩たちに、それぞれを使ってみた感想を聞いてみました。

両方のメリット・デメリットを理解したうえで、自分にとって最適な自己分析ノートのあり方を考えてみましょう。

キャリアステージ編集部

自己分析に「ノート」を選んだ理由は何でしたか?

R・N 4年制大学

私がパソコンではなくノートを選んだ理由は、グラフや図などを書きやすいだろうと思ったためです。また、手書きの方が記憶に残りやすくなる効果があるのではないかと考えました。

N・U 4年制大学

私は自己分析のときに曲線のグラフや図を書きながらまとめたいと考えていたのでノートを選びました。パソコンスキルに自信がなかったという点も理由の一つです。一方、字が雑な友人は、読み返すときのことを考えてパソコンを選んでいたようです。

Y・A 4年制大学

自分の手でノートに書くことで、自分の気持ちを整理しやすいのではないかと考えました。さらに、書いたときの筆跡や色遣いに本心が反映されるのも、ノートならではの魅力だと思います。

キャリアステージ編集部

自己分析にパソコンを使った人にも質問です! 選んだ理由と、使ってみた感想を教えてください。

R・N 4年制大学

パソコンも使って作成したことがあります。理由は管理をしやすいと考えたためです。しかし、デメリットとしてノートに比べてあまり記憶に残りませんでした。

M・W 学習院大学

私はパソコンで自己分析の内容をまとめました。文字を打ちやすく、消すのも簡単である点と、データとして保存できて紛失のリスクがない点がメリットだと考えたからです。

Y・A 4年制大学

パソコンで自己分析をしたことがあります。ただ、ノートと比べると綺麗に書こうとしてしまったり、すぐに修正できるからこそ表面的な言葉に後から直してしまったりして、自分の本心を深く掘り下げる作業には向かないかなと感じました。

キャリアステージ編集部

結論、自己分析ノートは作った方がいいと思いますか?

R・N 4年制大学

自己分析ノートは作成するべきだと思います。作ることで自分の価値観を整理できるうえに、その背景にどんなエピソードがあったかも具体的に思い出しながら言語化しておけるからです。

Y・A 4年制大学

自己分析ノートは作った方が良いと思います。それまで漠然と頭の中で考えていたことを整理・分析しやすいというメリットがあるからです。レイアウトや色を工夫して、視覚的にわかりやすくまとめられる点もおすすめポイントです。

M・W 学習院大学

自己分析ノートはおすすめです。実際、就活のさまざまな場面で活用できました。作成する際には、自分自身でじっくり考えることも重要ですが、主観だけに偏らないように家族や友人の意見も取り入れるのがコツだと思います。

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自己分析ノートを作成した先輩に気になる疑問を直撃!

自己分析ノートの効果は理解できても、実際にいつ、どうやって始めればいいのか悩んでしまう学生もいることでしょう。そこで、ここからは先輩たちのリアルな声をQ&A方式でお届けします。

実際の体験に基づくコメントを読んで、ぜひ自分の自己分析ノートの作成に役立ててくださいね。

いつ頃から作成し始めた?

まずは、自己分析ノートを作り始めた時期を聞いてみました。

キャリアステージ編集部

いつごろから自己分析ノートを作り始めましたか? また、作成後に更新はしていましたか?

R・N 4年制大学

最初に作ったのは3年生の8月ごろです。早期選考の一次面接に向けて、自己分析ノートを作成しました。その後も選考があるたびに感じたことを書き足したりして、随時更新していました。

Y・A 4年制大学

就活を始めた2年生の3月ごろから作り始めました。自己分析ノートは最初に作って終わりではなく、何度も更新してこそ真価を発揮すると先輩から聞いていたので、私も何か思いつくたびにどんどん書き足していきました。

自己分析は就職活動ではスタート寄りの活動にあたるため、企業にエントリーする前や、一次面接を受けるタイミングで取り組み始めるケースが多いようです

ノートに限らず自己分析全般について基本から学びたいという人は、こちらの記事も参照してみてくださいね。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き

どんな場面で役に立った?

次に、実際に自己分析ノートが役に立った場面について聞いてみました。

キャリアステージ編集部

自己分析ノートは実際にどんな場面で役立ちましたか?

R・N 4年制大学

自己分析ノートは就活のさまざまな場面で役に立ちました。特にガクチカ作成、自己PR、長所や短所、挫折した経験など、面接の質問対策を考えるときには何度も参照しました。

Y・A 4年制大学

自己分析ノートは、ESを書くときはもちろん、面接会場に持っていき、本番前の最終チェックとして自分自身のことを振り返る際にも有効でした。

ESの作成時に参考にした人、面接本番前に自分自身について確かめるのに使う人などさまざまな人がおり、自己分析ノートが役に立つ場面は多岐にわたることがわかります。先輩たちの声からも、最初にしっかり作り込んでおく重要性がわかりますね。

どんなノートを使った?

自己分析ノートにはどのようなサイズ・タイプのノートを使えばいいのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。自己分析ノートを作成した先輩がどのようなタイプのノートを使っていたのか聞いてみたので、参考にしてみてくださいね。

キャリアステージ編集部

自己分析ノートとして、どんなタイプのノートを使いましたか?

R・N 4年制大学

自己分析のときにはルーズリーフを使用していました。特に明確な理由はなく何となく選びましたが、グラフや図を自由に書きやすいという点で正解だったと思っています。

N・U 4年制大学

最初は無地のノートに書いていましたが、見直したときにレイアウトが崩れていて見づらいなと感じたので途中から方眼タイプのものに切り替えました。思いっきりのびのびと書きたいと考えたため、サイズはA4を選びました。

M・W 学習院大学

無地のノートを使っていました。一度パソコンに単語やフレーズだけ打ち込んでおいて、それを後からノートに書き写しながら整理するという方法を採用していました。

どんなノートを使うかについては、個人の好みが反映されているようですね。普段の大学の講義で自分が使っているノートのタイプなども考慮に入れて、自分が使いやすいと感じるものを選びましょう

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私はこう書いた! 内定者が実際に使っていたノートの中身を大公開!

ここからは、内定を勝ち取った先輩たちが実際に使っていたリアルな自己分析ノートを、写真付きで紹介します。

先輩がどのようなことを意識して自己分析ノートを作成したのかとあわせて解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

R・Nさんの自己分析ノート

R・Nさんの自己分析ノート
R・N
R・N
4年制大学/理系学部
箇条書き×点数化がこだわりポイント

自己分析のノート作成で私が重視したポイントは「今までの頑張りを箇条書きにすること」でした。面接では、ストーリー性のある形でアピールポイントを伝えることが多いため、失敗談やピンチの場面を含め、それをどのように乗り越え、その結果どのように成長したかという一連の流れを描写することが重要です。そこで、私は小学校から大学までの4つの時期に分けて、それぞれの頑張りエピソードを書き出してみました。

書き出してみると、どの時期も全力で頑張っていたこと、そして必ず失敗やピンチがあったことに気づきました。そこで、各エピソードを点数化し、グラフにすることで自己分析を可視化してみました。

点数が高い=印象的なエピソード
結果、頑張り、失敗、結果、成長のすべての面において、大学時代のエピソードが最も印象的であることがわかったのです。このことから、面接では主に大学時代のエピソードを中心にアピールしていくことに決めました。

Y・Aさんの自己分析ノート

Y・Aさんの自己分析ノート
Y・A
Y・A
4年制大学/文理融合学部
深掘りと見やすさの追求でわかりやすい自己分析ノートにした

幼少期から現在までの自己分析において、自分の変化や強みの形成過程を一目で理解できるよう、横並びで記述するノート作成を心掛けました。このノート作成には2つの工夫点があります。

1つ目は、隠れた力を見出すことです。たとえば、「何事にも120%」という強みがある場合、それが一点集中型なのか、多方面に手を広げるタイプなのかなど、より細かく分析しました。自己分析から浮かび上がった「継続力」などの行動特性は赤字で強調しています。

2つ目の工夫点は、情報をできるだけコンパクトにまとめることです。このページは面接直前の最終確認用として作成したため、各エピソードは自分で十分に語れる程度に把握したうえで、ノート上ではキーワードを確認できるレベルでの記載に留めました。いわば、自分の人生のダイジェスト版のようなイメージです。このようなノート作成により、自己理解を深め、面接に向けた効果的な準備ができたと感じています。

就活ストレスに押しつぶされていませんか?

就活では、自分の弱みと向き合ったり、ほかの学生と比較してしまったり、ストレスを感じる場面が多いです。就活のストレスを、抱え込んだままにしていませんか?

就活力診断テスト」では、あなたがストレスを感じやすい瞬間がわかります。ストレスを察知しておくと、上手に就活と向き合うことができるでしょう。

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自己分析ノートの基本の作り方4ステップ

自己分析ノートの基本の作り方4ステップ


先輩たちの実際のノートも見たところで、それではいよいよ具体的に自己分析ノートの作成をしてみましょう。手順を具体的に4つのステップに分けて解説します。

先輩たちの例を参考にしながら、順序立てて自己分析を進めれば、より深く自分の価値観や考え方を整理することができますよ。

内定者に聞いた! 自己分析ノートはどんな手順で作った?

R・N
R・N
4年制大学/理系学部
まず自分史を作ってそこから派生させていった

私は最初に自分史を作りました。まず「小学校・中学校・高校・大学」と時期ごとのマスを作成し、それぞれの時代で印象的だったエピソードを「学業・部活・交友関係」のように分野ごとに書き込んでいきました。特に意識していたことは、苦労したことや辛かったことにもしっかり言及しておくことです。これによってより鮮明に当時の振り返りができたと思います。

そして、自分史を作って終わりにするのではなく、それを基にモチベーショングラフも作成し、組み合わせて自己分析をおこないました。最初に自分のこれまでの経験を整理しておいたおかげで取り組みやすかったです。

ステップ①専用のノートを準備する

まずは自己分析専用のノートを用意しましょう。サイズや種類については個人の好みで選んで構いませんが、おすすめのタイプとしては以下のようなものが挙げられます。

①方眼タイプのノート
表やグラフをフリーハンドでも描きやすい点が大きな特徴です。また、文字のサイズもある程度揃えて書けるため、後から読み返す際にも便利です。

マインドマップなどを丁寧に作成したい人はB4、手軽に持ち歩いてメモ帳のように追記したい人はA5など、実際の運用方法に合わせてサイズを選びましょう。

②ルーズリーフ
後からページの順序を大きく入れ替えたり、企業分析の結果を追加したりといったフレキシブルな使い方をしたい人には、ルーズリーフがおすすめです。用紙の色も豊富なため、インデックスシールを使わずに用途別にページを分けやすい点も特徴です。

ルーズリーフだとB4サイズが一般的ですが、A5サイズのものも販売されています。

これも好みによるところではありますが、表紙にタイトルと作成開始日を書いておくという人も多いようです。

また、ノートだけでなく、思いついたことを付け加えていくための付箋や、視認性を高めるためのマーカーなどを併せて用意するのもおすすめです。自分が気分よく自己分析に取り組めそうな、お気に入りのアイテムを揃えましょう。

ステップ②自己分析ノートを作る目的を書いておく

ノートの準備ができたら、まずは「なぜこの自己分析ノートを作成するのか」という目的を記入しましょう。

たとえば「就活の軸をはっきりさせて、理想の企業に出会うため」「自分のこれまでを振り返って、どんな価値観を持っているのかを明らかにするため」といった形です。自己分析ノートを活用して自分が何をしたいか、どうなりたいかを言語化してみてください

中にはあれこれ考えているうちに、自己分析の目的を見失ってしまう学生もいます。ノートを作ることが目的にならないように気を付けましょう。目的を記入しておけば、そういったときに基本に立ち返り、モチベーションを復活させるのに役立つでしょう。

ステップ③目的に合わせて自己分析法を試す

ひとことで自己分析といっても、具体的な方法はさまざまです。自分が知りたい、整理したいと思う項目に合わせて、適切な方法を選びましょう

たとえば自分史を作れば、自分の過去の行動やそのときの気持ちを振り返れるため、自分がどのようなことを嬉しいと感じるか、逆に辛いと感じるかを把握するのに役立ちます。SWOT分析で自分の強みや弱みを客観的に評価するのも有効です。

具体的な方法についてはこの後詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ステップ④分析した内容を整理して言語化する

自己分析のワークに取り組んだあとは、そこから明らかになったことを言葉にしてまとめておきましょう。特徴を箇条書きにするだけでなく、そこに関連するエピソードや具体的な数字も添えて、しっかりと文章化しておくのがおすすめです

断片的に散らばっている言葉を文章にする作業は、意外と大変なうえに、時間もかかります。後回しにすると、書類の記入のときに慌ててしまう可能性も。一方、時間のあるうちに一度文章にしておけば、その後就活で使いたくなった際にもすぐに活用できますよ。

中には「言語化の作業が難しい……」と感じる人もいるかもしれません。こちらの記事では自己PRをテーマとして、伝わりやすくまとめる方法を具体的に紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
自己PRがない人必見! 内定者が語る強みの見つけ方|例文7選

自分の性格や傾向を、言葉でぱっと言い表せないという人にはこちらの記事もおすすめです。たとえば「引っ込み思案な性格」は「謙虚である」とも捉えられます。性格を表現する方法を多数紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接に一歩近づく履歴書の長所・短所の書き方|内定者はこう書いた!

就活が不安なら面接官の考えを知っておこう

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ノートのレイアウト付きで解説! おすすめの自己分析方法8選

ここからは、効果的な自己分析をおこなうのに役立つ自己分析の方法を8つ紹介します。具体的なノートのレイアウト例も併せて掲載するので、ぜひ参考にしてみてください。

また、それぞれの分析方法がどのような場面で役立つのかも紹介します。必要に応じていくつかの方法を組み合わせ、多角的な自己分析をおこないましょう。

①自分史

自己分析ノート作成に役立つ自分史のテンプレートと作成例

自分史は、これまでの人生を時系列に沿って振り返る手法です。以下のような手順で作成し、過去にどんなことに取り組み、何を好んでいたかといったことを順に思い出していきます。

自分史の作り方

①ノートのページ全体(見開きでも可)を使い、横軸に時間(小学校、中学校、高校、大学など)を設定する

②縦軸に「学業」「課外活動」「人間関係」「趣味」「将来の夢」といった、自分が掘り下げてみたいカテゴリーを設ける

③各マスに該当する経験や出来事を簡潔に記入していく

④全体を振り返ってみて気付いたことは、赤ペンや付箋を使ってコメントする

自分史を作成すると、自分がどういう行動パターンを取るのか、どういう価値基準で物事を判断するのかといった傾向を把握できます。また具体的なエピソードを中心に整理していくため、自己PRに活用できるエピソードも発見しやすいのがメリットです。

キャリアステージ編集部

なぜ自分史を作ろうと思いましたか? どんな風に作ったかも教えてください!

R・N 4年制大学

自分史を作った理由は、自分のこれまでのエピソードを順序立てて振り返るためです。面接での深掘り質問で使える話題を増やしたいと考え、取り組みました。小・中・高・大それぞれについて幅広い体験を振り返り、整理しました。

Y・A 4年制大学

私は自分の人生を抜け漏れなく思い出して整理したいと思ったので、自分史を作りました。作るときには幼少期から大学までそれぞれセクションを分け、記憶にあるエピソードを幅広く書き出してから、自分自身に対する深掘り質問をおこないました。

②マインドマップ

自己分析ノート作成に役立つマインドマップのテンプレートと作成例

マインドマップは、まず中心にキーワードを書いてから、アイデアを放射状に広げて思考を広げていく手法です。マインドマップは以下のような手順で作成することができます。

マインドマップの作り方

①ノートの中央に自分の名前(「自分」という言葉でもイラストでも何でもOK)を書く

②そこから枝分かれする形で、「長所」「短所」「趣味」「目標」など、掘り下げたい分野をリストアップする

③さらに各項目から連想される具体的な内容を書き加えていく

④色分けやイラストを適宜使いながら、より記憶に残りやすいマインドマップを作成する

マインドマップは直感的に取り組みやすく、自分の全体を俯瞰するのに適した方法です。自分の思いもよらない一面に気付く学生も少なくありません。就活では自己PRの幅を広げたり、志望動機の説得力を高めたりするのに役立つでしょう。

キャリアステージ編集部

自己分析の際にマインドマップを作った目的は何でしたか?

R・N 4年制大学

私は自分史で洗い出したエピソードについて、それぞれの関連性を俯瞰的にチェックしたいと思ったので、マインドマップを作成しました。時代ごとの内容を有機的に確認できて良かったと思います。

Y・A 4年制大学

私は自己分析を始めると同時にマインドマップを作りました。これまでの経験や、そのときに考えたことをすべて洗い出すために有効だと考えたからです。

③モチベーショングラフ

自己分析ノート作成に役立つモチベーショングラフのテンプレートと作成例

モチベーショングラフとは、文字通り自分のやる気のアップダウンをグラフの形で可視化する手法です。以下のような手順で作成すると、簡単にこれまでの人生や自分のやる気の上がり下がりのきっかけを振り返ることができます。

モチベーショングラフの作り方

①横軸に時間(学年や年齢)を書き、縦軸にモチベーションの高低を設定する

②自分のモチベーションの変化を線で表現する

③グラフの山や谷に、その理由や関連する出来事を簡潔に書き添える

④複数の要素(学業面、部活について、趣味の活動など)を異なる色で同じグラフ内に表現して、より多角的な分析をおこなうことも可能

この手法を用いると、自分のモチベーションが上下する要因が見えてきます。自分の性格の傾向を把握でき、志望業界や職種を選ぶヒントとして役立ちます。また、モチベーションが上向いたときのエピソードは「学生時代に力を入れたこと」の題材にもなるでしょう。

キャリアステージ編集部

モチベーショングラフを作ろうと思った理由は何ですか? やってみて良かったことも教えてください。

R・N 4年制大学

私がモチベーショングラフを作った理由は、これまでの経験を振り返ったときに「なぜこのときに頑張れたのか」や「このときに粘れなかったのはなぜか」という気持ちの動きを客観的に振り返りたかったからです。

N・U 4年制大学

私がモチベーショングラフを作成したのは、自分でも気付いていなかったようなバッググラウンドを探るためです。自身の根底に共通する性質や性格を見つけ出すのに向いていると考えました。「そういえばあのとき、こんな出来事もあったな」と派生するエピソードも思い出せたので、書いて良かったです。

④ジョハリの窓

自己分析ノート作成に役立つジョハリの窓のテンプレと作成例

ジョハリの窓は、自己認識と他者評価を比較するのに効果的な手法です。自分一人でおこなうのは難しい内容ではありますが、自己理解を深めるのに有用なのでぜひ取り組んでみましょう。具体的な手順は以下の通りです。

ジョハリの窓の作り方

①ノートに2×2のマス目を大きく描く

②各マスそれぞれ名前をつける
・開放の窓:自分も他人も知っていること。例…趣味や特技など
・盲点の窓:他人は知っているが、自分では気付いていないこと。例…他者から見た強みや欠点など
・秘密の窓:自分は知っているが、他人は知らないこと。例…内面的な悩み、秘密の過去など
・未知の窓:自分も他人もまだ知らないこと。例…まだ発揮されていない才能や将来的な可能性など

③「開放の窓」と「秘密の窓」には自分で思いつくことを記入する

④「盲点の窓」と「未知の窓」を埋めるために周囲の人にアンケートやインタビューをおこない、回答を記入する

⑤全体を振り返り、特に盲点の窓の内容は自分でも振り返ってみる

ジョハリの窓の活用によって、自分でも気付いていなかった一面を発見できる場合があります。一人でおこなうのは難しい項目もあるため、必要に応じて家族や学校の教員、友人などに力を借りましょう。

キャリアステージ編集部

ジョハリの窓を自己分析で使おうと思ったきっかけはありますか?

R・N 4年制大学

私にジョハリの窓を教えてくれたのは、キャリアセンターの方でした。自己分析におすすめだと伺ったのでやってみました。長所や短所の整理をするのに役立ったと思います。

M・W 学習院大学

大学のキャリアセンターで教わりました。自分では気付いていない強みや弱みを見つけるのに有効だと聞いたので、実際に友人から意見を集めながら作成しました。

⑤Will Can Must

自己分析ノート作成に役立つWill Can Mustのテンプレートと作成例

Will Can Mustは「やりたいこと」「できること」「やるべきこと」を整理する手法です。3つの円を重ねた図を描き、それぞれ当てはまる内容を書いていきます。以下の手順で書いていくと、自分の理想と現実、仕事をするうえで求められることがそれぞれどうかかわるかを判断できます。

Will Can Mustの作り方

①ノートに3つの円が重なるベン図を描く

②各円に「Will」「Can」「Must」とラベルを付ける

③それぞれの領域に該当する項目を書き込む

④3つの円が重なる中心部分に特に注目し、そこに該当する項目を強調する

⑤各領域の関係性や重なり具合を分析する

「やりたいこと」「できること」「やるべきこと」の3つが重なる部分こそが、自分にとって最も向いている仕事である可能性が高いと判断できます。志望する業界や職種を絞り込む際に有効です。また、面接時に業界を志望した理由や自分の強みをアピールするのにも役立ちます。

キャリアステージ編集部

Will Can Mustを自己分析に使ってみてどうでしたか?

R・N 4年制大学

面談の際に自己分析用のテンプレートをいただいたことがあり、その中にWill Can Mustもありました。自己理解を深め、志望する職種を具体的に絞り込むために活用しました。

Y・A 4年制大学

私はWill Can Mustを自己分析の初期で活用しました。まだ自分自身についての理解が浅かったころに、まずは自分に何ができるのか、何をしたいのか、ざっくり整理しようと考えたからです。共通点や関連性を把握し、さらに自分への深掘り質問をしていくための素材として役立てました。

⑥What Why How

自己分析ノート作成に役立つWhat Why Howのテンプレートと作成例

What Why Howは、自分のこれまでの行動や考えについて「何を」「なぜ」「どのように」の3つの視点から分析する手法です。ノートに縦3列の表を作り、それぞれ書き込んでいきます。具体的な方法は以下の通りです。

What Why Howの作り方

①ノートに3列の表を作り、「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」と見出しをつける

②「What」列に具体的な行動や目標を記入する

③それをおこなった理由や背景を「Why」列に書く

④それを達成した方法や過程を「How」列に記入する

⑤複数の経験について記入し、パターンや傾向を分析する

このプロセスによって、自分の行動の背景にある動機や価値観、物事をどのように解決する傾向があるかといったことが明確になります。自分の行動の指針を把握できるようになり、自己PRの根拠を深める際にも役に立つでしょう。

キャリアステージ編集部

どんなことを目的としてWhat Why Howを選びましたか?

R・N 4年制大学

私は論理的に説明する能力を鍛えるためにWhat Why Howを使いました。エピソードを細分化してあてはめていくことで、自分の行動の理由や背景を深掘りできました。

D・T 千葉大学

自分自身への深掘りにWhat Why Howを活用しました。面接で深掘りをされたときに答えられない場面があったので、次に備えて対策したいと考えたときに、この方法と出会いました。実際にやってからは答えられない場面は減ったと思います。

⑦SWOT分析

自己分析ノート作成に役立つSWOT分析のテンプレートと作成例

SWOT分析は「自分の強み・弱み・機会・脅威」をそれぞれ書き出し、整理することによって自己理解を深める手法です。これは自己分析だけでなくマーケティングなどでも使われます。SWOT分析は以下のような手順で進めてみましょう。

SWOT分析の作り方

①ノートに2×2のマス目を描く

②左上に「Strength(強み)」、右上に「Weakness(弱み)」、左下に「Opportunity(機会)」、右下に「Threat(脅威)」と書く

③各マスに該当する項目を書き出す
・Strength:自分の長所や得意なこと(例:性格上の長所や取得資格、専門知識)
・Weakness:自分の性格上弱みとなること(例:短所、苦手なこと、経験不足だと思うこと)
・Opportunity:周囲の環境で自分にとってメリットとなりそうなこと(例:売り手市場、既にインターンに行った、理想の働き方を提示された)
・Threat:自分が不利になりそうな環境的要因(業界の縮小、志望職種の人気の上昇、パンデミックの影響の大小)

④強みと機会を組み合わせて活かせる方策や、弱みと脅威に対する対策を考える

⑤全体的なバランスや特徴を分析する

SWOT分析をすると、自分が他の人より優れている点や改善しなければならない点、それらが外部環境とどのようにかかわっているかなどが浮き上がってきます。分析した結果は、志望動機や自己PRの際に参照したり、企業選びをおこなう際の判断材料として役に立つでしょう。

SWOT分析は自己分析だけでなく企業分析にも有効です。より詳細な企業分析のやり方に興味のある人はこちらの記事も読んでみてくださいね。
企業分析の4つの極意|内定者に聞く効果的なやり方と活用方法

キャリアステージ編集部

自己分析のときにSWOT分析をしようと思ったきっかけは何でしたか?

R・N 4年制大学

SWOT分析は、就活講義を受けた際に講師の方に紹介されました。自分のエピソードを整理するうえで、困ったときに物事を細分化する目的で使っていました。

D・T 千葉大学

SWOT分析は就活のメンターからすすめられたのでおこないました。自己分析のなかで最初に取り組んだのがこのSWOT分析でした。フレームワークが決まっていて、そこを埋めていく形で進められるのでやりやすかったです。

⑧自問自答

自己分析ノート作成に役立つ自問自答のテンプレートと作成例

自問自答は、その名の通り自分自身に問いかけることで内面を探っていこうとする手法です。最もシンプルで、それだけに幅広い内容について自由に自己分析をおこなえるのが特徴です。

たとえば以下のような質問を自分にしてみましょう。

自問自答の具体例

【これまでの人間関係に関する質問の例】
・相性が合う人、合わない人の特徴は?
・人との関わりの中で、最も大切にしている価値観は?
・対人関係で経験した失敗は? それからどんな教訓を得た?
・これまでの人生で、どのような人々と関係を築いてきた?
・人間関係を通じて学んだ、最も重要な気づきや成長は?

【自分の性格に関する質問の例】
・自分自身をどのような性格だと考える?
・周囲の人々はあなたの性格をどのように評価していると思う?
・普段は主に聞き役? それとも話し役?
・問題に直面したとき、他者に助言を求める方? それとも自分で解決しようとする方?
・どのような瞬間に、最も充実感や幸福を感じる?

【働くことに関する質問の例】
・「働く」こととは自分にとって何?
・仕事をするうえで、最も大切にしたい価値観や原則は?
・これまでの経験の中で得意だと感じた作業や役割は? 逆に苦手だと感じたものは?
・どんなことをするときにやりがいを感じる?
・仕事を通じて何を実現したい? その目的や動機は何?

自問自答の繰り返しによって、自分の行動や考え方のベースにある価値観の癖が明らかになるでしょう。さまざまな角度から質問を繰り返すほど、自分の価値観や信念がはっきりしていきます。そのため、面接で予想外の質問が飛んできた際の対応力が上がる効果も期待できます。

キャリアステージ編集部

自問自答をするとき、ノートをどのように使いましたか?

R・N 4年制大学

自問自答をたくさんおこなったのは、深掘り質問対策のためです。最初にノートにさまざまなトピックの欄を作って、関連する質問を考えて回答していく形で進めました。

D・T 千葉大学

さまざまな側面から自分のことを見ようと思って取り組んでいました。おこなう際には見開きのノートを使い、左端に質問を書いて、そこからマインドマップのように理由を深掘りしていく形でやっていました。

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自己分析ノートを最大限活用するためのポイント6選

自己分析ノートを最大限活用するためのポイント6選

自己分析ノートは、ただ作成するだけでは意味がありません。適切な活用をおこなってこそ、就職活動でも役に立つのです。

ここからは、自己分析ノートを最大限活用するための6つのポイントを紹介します。これらのポイントを意識すれば、より深い自己分析ができ、就活の準備もスムーズになりますよ。

①気持ちや考えたことを率直にすべて書き出す

自己分析の最大の価値は、自分の気持ちを正直に書き出すという点にあります。日常生活や就職活動を通じて思ったことや感じたことがあれば、遠慮なく記録していきましょう。

たとえば「今日の講義で感じた疑問点」や「アルバイト中にふと気が付いた自分の癖」など、本当に小さいことでも構いません。書き留めた内容を後からまとめて振り返ると、自分の興味関心や、働き方に対する傾向が見えてくる可能性があります

自己分析ノートを感情のメモ帳のように活用し、自分がどんなときに喜びを感じるのか、どういうときにやる気を出せるのかといった分析に活用しましょう。

②ネガティブなエピソードも包み隠さず記載する

自己分析をおこなう際には、ポジティブな面だけでなく、ネガティブなことも率直に記載しましょう。そういったエピソードから学べることや、乗り越えるために努力した点も一緒に書いていくことで、より自己理解を深める効果が期待できます

たとえば「グループワークで空回りして失敗した」といった経験をしたら「次は周りに発言したがっている人がいないか気を配る」といった改善案を考えるのではないでしょうか。その学びを正直に残すだけでも、自身の成長につながります。

ときには酷く落ち込んでしまい、すぐに解決策を考えられないような悩みもあるかもしれません。それもいったん言葉にして書いておくと、ふとした瞬間に対応法を思いつく可能性があります。

③定期的に見直して更新する

自己分析ノートは、定期的に見直し、新たな経験やそこからの気付きを追加していくことで、真の効果を発揮します。特に実際に就職活動がスタートしてからは、企業に足を運んでみたり、面接を受けたりする経験を通して、気持ちがさまざまに変化する可能性があります。

たとえば「インターンに参加してみたら意外な作業に喜びを覚えた」「OB・OG訪問をしてみたら業界について思わぬ内情を聞いた」など、行動してから初めてわかることはたくさんあります。また、面接でのフィードバック内容もつぶさに書き留めておけば、今後に役立てられるでしょう。

定期的に更新すると、自分の変化や成長を実感できるだけでなく、その後の志望動機や自己PRの内容を深められる可能性もあります。こまめに書き込み、定期的な見直しをおこないましょう。

キャリアステージ編集部

自己分析ノートはどれくらいの頻度で更新していましたか?

R・N 4年制大学

私は面接の1週間前には必ず更新すると決めていました。「このときにやる」と決めておかないと、自己分析の内容を振り返るタイミングを忘れてしまうと考えたからです。

D・T 千葉大学

私は面接前後に更新することが多かったですが、具体的にいつと決めて定期的に更新していたわけではありませんでした。何かに気付いたタイミングでこまめに書き込むようにしていた結果、面接の前後の更新になるケースが多かったという感じです。

④他己分析をおこない客観的な意見も取り入れる

自己分析をおこなう際には、他者からの意見を取り入れることも重要です。周りの人の方が、意外な特徴や長所、短所を知っているケースは多々あります。親しい友人や家族、また学校の指導教官やアルバイト先の上司など、さまざまな人に自分の印象を聞き、記録していきましょう。

たとえば友人からは「のんびり屋だ」と言われる人が、アルバイト先では「いつもてきぱきしている」と評価されるケースがあります。このギャップは、人間が場面や立場に応じて無意識に振る舞いを切り替えることから生じます。この場合、職場では後者に近い行動をする可能性が高いのではないでしょうか。

他己分析で得られた情報には、自己PRに深みを持たせたり、強みや弱みをアピールする際の根拠として活用したりといった使い道が考えられます。

キャリアステージ編集部

自己分析をおこなう際に、他己分析をしてもらったことはありますか?

R・N 4年制大学

キャリアセンターの方からすすめられたので一度やっていただいたことはありますが、正直なところそこまでの効果は実感できませんでした。自分のことは自分にしかわからないのだなと思いました。

N・U 4年制大学

私はいろいろな人に他己分析を依頼しました。とても親しい友人と浅い付き合いのクラスメイト、アルバイト先で一緒に過ごす先輩などさまざまな人から自分の印象について聞くことができたので、とても良い機会になったと思います。家族に聞いてみても良いかもしれません。

⑤完成させることを目的としない

自己分析ノートは、初期段階で完璧に仕上げることが目的ではありません。常に更新し続ける、成長のための記録であることを覚えておきましょう。

よく見られるのは「最初にかなり丁寧に作り込んだ自己分析ノートを完成させたが、その後は更新しなくなってしまう」というケースです。このような場合だと、実際に活動を始めてからの気付きや考えの変化が記録されず、結果的に参照する必要性自体がなくなってしまいます。

自己分析は、就職活動が始まってから終わるまでずっと続くものです。定期的に見直しながら「そのときの考え方」をこまめに記録するのを忘れないようにしましょうね。

⑥こだわりすぎて時間を割き過ぎないよう気を付ける

自己分析は重要ですが、時間をかけすぎて他の就活準備がおろそかになることがないよう気を付けましょう。

たとえば、自己分析に使う時間を「毎週土曜日の夜に30分間」のようにあらかじめ決めておくという手段があります。日々の小さな気付きはその都度書き留めていきますが、振り返ったりまとめたりする作業はその時間でおこなうと決めてしまいましょう。

就職活動を進めるには、自己分析と並行して業界研究や企業研究もおこなう必要があります。また、日々の学業や課外活動、アルバイトもあるでしょう。時間配分を意識して、効率的に日々を過ごすことを心掛けてくださいね

自己分析ノートを作ったら定期的に読み返して思考や気持ちを整理しよう

自己分析ノートを作ることで、自分のこれまでの経験、価値観、強みや弱みなどの分析と把握ができます。もちろん、作って終わりではありません。日々の活動の中で思ったことをまめに記録し、定期的に読み返して整理することで、真価を発揮します。

最初に作ってから就活を終えるまでの間に、きっとたくさんの気付きや考えの変化があるはずです。率直な気持ちを常に書き込み、自分の思考を整理することで、自己理解が深まり、成長のスピードも早まる可能性があります。

自分らしいキャリアを勝ち取るために、ぜひさっそく自己分析ノートを作ってみましょう。

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編集責任者 伊東 美奈

キャリアステージを運営するHR team(旧リアステージ)に新卒入社。キャリアアドバイザーとして1,500名以上の就活生を支援する傍ら、長期インターンサービスの立ち上げや人材開発業務を担当。マーケティング事業に異動後、理系学生の就活支援メディア「Digmedia」の編集長・エントリーシート共有プラットフォーム「イールック」の運営責任者を務める プロフィールをみる