仕事で何がしたいかわからない20代の悩みは経験者の声を参考にしよう
「今の仕事は自分に合っているだろうか?」「何の仕事がしたいのかわからない」。
就職してまもなく、自分のやりたいことや将来のキャリアプランについて悩む20代は少なくありません。「人生100年時代」とも言われる長い人生の中で、後悔しない仕事選びをするためには、就職経験が浅い今だからこそ、やりたいことを明確にして後悔しない選択をすることが大切なのです。
この記事では、仕事選びに悩む原因を解説し、同じ悩みを経験した人のリアルな意見や悩みの解決方法を紹介します。
何から手をつければいいかわからない人も、経験者のアドバイスを参考にしてみてくださいね。
何の仕事がしたいかわからない悩みは多くの20代が経験している
就職してまもない20代は、慣れない仕事の疲れや不安から、自分が本当は何の仕事をしたいかわからず悩むことも珍しくありません。
人間は悩んでしまうと視野が狭くなりがちで、「自分だけ悩んでいる」「こんなことで悩むだなんて」と、マイナスな考えを持ってしまうこともあります。まずは、周囲の経験談を知って、冷静に今の気持ちと向き合う準備をしていきましょう。
営業職として働いていたとき、果たして本当にやりたいことなのか、このままやり続けていいのか迷走したことがあります。私の場合、前職で能力を否定されるような言葉をかけられた経験もあったので、向いている職種すらわからなくなっていた状態でした。あのときは正直きつかったですね。
あります。新卒で就職活動をしていたときに感じました。自分に向いている仕事が必ずどこかにあるはずだと思い、毎日職業図鑑とにらめっこしていた記憶があります。新しい仕事を知るたびに目標がコロコロ変わってしまい、就職活動における軸が定まらなかったことが一番の悩みでした。
仕事に対して好きという気持ちはあるけど、ストレスが非常に大きく消耗していることを感じる日々に、本当にこれが私に合った仕事なのか? 続けて大丈夫だろうか? と不安になったことがあります。
自分に向いている仕事は何だろう? そう悩む人はこの記事をぜひ読んでみてください。向いている仕事を見つける方法や、自分に向いている仕事に出会えた先輩たちのエピソードを見てみましょう。
自分に向いてる仕事の探し方12選|体験談で学ぶ自己理解のプロセス
何がしたいのかわからない人の中には、就活生もいるのではないでしょうか。早期選考などが存在するため、いつから就活をするべきか不安に思う事もあるでしょう。次の記事では、大学3年生から初めて遅くないのかについて解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
大学3年で就活を何もしてないのは黄色信号? 先輩の就活術を学ぼう
20代の悩みを知ろう! 何の仕事がしたいか悩んでしまう人の5つのパターン
悩みの解決には、まず原因を明らかにし、そこから対処法や解決法を考えることが一番の近道です。
職種や業種で何百種類もある仕事ですが、20代が仕事選びに悩む原因は、意外にも5つのパターンに分類することができるのです。ここからは、原因の種類を詳しく説明していきます。
何の仕事をしたいのか悩む人にはこの記事をおすすめします。20代の社会人たちに、「働く理由」をざっくばらんに聞いてみました。自分なりの「働く理由」を見つけてみましょう。
「なぜ働くのか」社会人に聞いてみた|体験談で見つける働く理由
パターン①自己理解が浅い
自己理解が浅いと、自分の好き嫌いや興味がわからず、仕事のやりがいや楽しさの判断がつきづらい状態になります。
さらに、自分のスキルや特性を理解していないことで、自分が活躍する場を選ぶことができず、仕事の成功につながりにくい流れができてしまうことも。
そのようにして、次第にたまっていく仕事のやりがいのなさや不満は「自分は何がしたいのか」という悩みにつながっていきます。
自己理解が浅いことが原因でやりたいことがわからなかった経験はある?
未経験業界に挑戦する理由・実現したいことがあいまいで、結局やりたいことは何かの答えがなかなか出なかったことがあります。当時を振り返ると、未経験の業界の企業面接の際になぜその業界にしたいのかという深掘りが甘かったです。
そのときは、その業界を選ぶ理由と自分の転職活動の軸にどういう関連性があって、何を実現していきたいのかが全然見えていませんでした。自分への深掘りが甘いと、何が向いているのかが見えてこないので、自分を理解することは非常に大事だなと感じました。
新卒時の就職活動の際に悩んだ経験があります。自分が何をしたいのか、何に向いているのかもよくわからなったので、「年収」「知名度」といった軸で安易に選考を受ける企業を決めていました。案の定、そのような状態では中身が空っぽの志望動機しか書くことができず、ほとんどの会社の書類選考で不合格になってしまいました。
社会人になり自分が生きていきたい道が見つかったいまだからこそ言えますが、もっと自分の人生について掘り下げて分析しておけばよかったなと思います。
これまでの経験のみで業界を決定してしまい、自らの適性や共感する社風などの自己理解が浅かったため、企業選びが難航した経験があります。大学時代に宇宙について学ぶサークルに所属していた経験から、航空・宇宙業界で働くしか役立つ道はないと無意味に信じていたことが原因でした。
仕事選びにおいて「興味があるかどうか」の尺度だけで考えており、そもそも自分の中に企業を選ぶ基準軸がなかったため、業界決定後は企業選びがなかなかうまくいきませんでした。そこで、自らの適性や惹かれる社風などを改めて分析した結果、志望企業を絞り込むことができました。
これまでの経験や「好き」、「興味がある」というだけですぐに業界を決めるのではなく、自らの適性や興味ある業務内容をもとに、幅広い業界で仕事探しをすると、より良い仕事を見つけることができると思います。
パターン②周囲と自分を比べてしまっている
同じ年齢で自分よりも高い収入を得ている人や、出世が早い大学の同期など、周囲の活躍と今の自分を比較することで、焦りや自分への劣等感を生んでしまいます。
そうした劣等感が仕事への不満にもつながってくるため、「このまま続けてもいいのだろうか」と悩んでしまうのです。
特に、自分に自信のない人や責任を感じやすい人は、普段から周囲の人と比べる癖がついてしまっている場合もあるでしょう。
仕事をするうえで周囲と比べて悩んだ経験はある?
結婚を機に都内から地方企業へ転職したときは、給料面・福利厚生など条件面で仕事選びに悩みました。学生時代からの仲の良い友人は「いまは結婚より仕事」という考えの人が多く、昇格・昇給していることが多かったため、友人と比べて「これでいいのか」と焦りを感じました。ただ、家庭を持っても仕事を大切にしたいということや、昇給や役職など挑戦できることはしたいという思いがあったため、周囲にはしっかり伝えていました。
その理解もあり、自分でたくさん悩んだ結果、スキルアップが目指せる条件の企業に絞って転職活動をしました。周囲と比べることで自分を見失うこともあるかもしれませんが、妥協できない点を見つける良いきっかけにもなると思います。
新卒で入社した会社の新入社員研修中に悩んだことがあります。周囲は、「帰国子女」「留学経験者」「海外大学を卒業」などといった華やかな経歴を持つ同期が多くいました。
英語はできて当然、第二外国語も当たり前のように話す同期たちを見て、これといったスキルがなかった私は、「自分はどうやってこの同期たちと戦っていけば良いのだろうか」と悩んだ記憶があります。
私の場合、退職理由の一つがメンタルの不調でもあったので、選択肢がかなり狭まっていたと感じました。挑戦したくても、心身の健康度合いや実績面が不十分でもあったので、その分周りに比べると苦労はした覚えがあります。
転職活動中は「ワークライフバランス」「ホワイト企業」といったキーワードで企業を見ていたことはありますが、このような企業はやはり快適な会社なのでそもそも枠が少なくて倍率が高かったり、面接の難易度が高かったりしたので断念しました。いろいろな条件で妥協はしましたが、ちょっともとめすぎていたのかな、人生はそんな甘くないなと思うこともありました(笑)。
ただ、自分にとって完璧と思える職場ではないとしても、きっと自分自身で環境や働き方について工夫できることもたくさんあるだろうと思考を変換していくことで、転職活動を乗り越えることができました。
パターン③キャリアプランがない・将来に不安を感じている
将来が不安になれば、そこにつながる今の自分の仕事にも疑問を持つのが自然です。
数年後・数十年後の自分の姿をふと考え、想像することができず「今の仕事を続けていてもいいのかな?」と仕事内容への不安へとつながってしまうのです。
漠然と将来のことを考えてしまうと、誰しも「何の仕事がしたいかわからない」と悩んでしまうので、比較的よくあるケースと言えるでしょう。
キャリアプランや将来設計を考えて仕事選びに悩んだ経験を教えて!
仕事も家庭も両立させたいとなると、仕事選びは難しいと感じましたね。結婚を機に転職しましたが、ゆくゆくは子どもがほしいと考えている女性を長期目線で雇ってくれる企業は少ないように感じました。
「結婚してすぐの人材を採用すると、すぐ産休・育休に入る可能性があり即戦力として数えにくい」と考える企業もあるので、自身がキャリアプランをしっかり考えて転職活動をする必要があると思います。私自身は、転職して1年は仕事に励むことを夫にも相談し、給料面・福利厚生をしっかり見たうえで職場を選びました。
2回転職を経験したことがあるのですが、その転職活動中のどちらとも、営業職を続けるかどうかを悩んでいた時期はありました。
営業職として思うように成果が出なかった時期があったので、果たしてこのまま続けるべきなのかは迷っていました。ただ、他の職種で何をやるかと考えたときにあまり思い浮かばずで、かつ私の仕事軸は「成長できること」でもあったので、その軸で考えたら営業職しかないなと思い、営業職の中でも携わる業界を変えることで解決できました。
「35歳の時点で、自分がやりたいことが全部できるお金と時間を獲得できる会社で働いている」という将来設計から逆算したときに、そのとき就いていた会計職では選択肢が限られてしまうのではと悩んだことがあります。
インセンティブがある営業職と異なり、会計の職種に就いたまま収入を上げようと思うと、給与水準が高い企業で働くことがカギになってきます。「人生設計から逆算しているとはいえ、そのような業界、企業で働くことが本当に自分に合っているのか。会計職で本当に良いのか?」と悩んだ経験はありました。
パターン④職場で悪いことが続いてしまった
職場の悪い出来事が仕事の不安につながるケースです。
たとえば、仕事のミスを立て続けにしてしまうと、強い劣等感が残り続けてしまいます。自分を周囲と比べ責めてしまうことで、仕事の適性を考えてしまい、そこから仕事内容への不安につながり、「自分は何がしたいんだろう」と考えこんでしまうのです。
仕事のミスだけでなく、同僚とのトラブルや上司との距離感など、人間関係のストレスが溜まると仕事への不安が大きくなる人も少なくはありません。
職場での出来事がきっかけで「この仕事向いているのかな」と悩んだ体験談
ノルマがついて回る仕事をしている中、不調のときに毎回かなり気持ちが落ち込んでしまうことで、向いていないのではないかと感じたことがあります。他の社員は同じように不調の時期でも、仕事は仕事と割り切って気持ちを切り替えることができていたので、それが上手にできずプライベートでも落ち込んでしまう自分は向いていないように感じていました。
また、その頃の上司が、部下にミスを押し付けるような人だったのですが、うまく受け流すことができず、真っ向からイライラやモヤモヤを受け止めてしまっていました。そのときは、自分がその企業自体に合っていないのではないかと悩んでしまいましたね。
新卒入社の企業では、上司が会社の事情で4回ぐらい変わったんですが、そのうち2人と馬が合わず、ハラスメントを受けました。
業界の特性としてそのようなことがあるのが割と普通な世界でもありましたが、その中で「営業向いてないんじゃないの?」と能力を否定するようなことを言われたこともあり、営業としてのモチベーションが落ちたことはしばしばありました。「本当に営業を辞めようかな」と思ったときは、マーケティング職なども見ていたことがあります。
データ入力やExcelの作業をはじめとする細かい事務作業でミスが続いたときに、この仕事は本当に自分に向いているのかと悩みました。今になって振り返ると、それまでやったことがないことをやっていたのでミスをして当然なのですが、当時の私はそのようには思えず、「事務作業が多いデスクワークは自分には向いていないのでは」と悩みました。
就職浪人時代にしていた体力重視の仕事に転職することも真剣に検討していました。結局、細かい作業は時間の経過とともに慣れていきそのような悩みはなくなりましたが、仕事のミスでつまずいてしまうと、そのような悩みを持ちやすくなるのだと思います。
「仕事を辞めたい、疲れた」。そんなふうに感じてしまう人には、この記事がヒントになるはずです。経験者に、悩みを乗り越えたときにどうしたか聞いてみました。
仕事辞めたい・疲れた20代へ|乗り越えた体験談と転職の進め方
職場で悪いことが続き、転職という選択を取っても同じことが起こってしまうのではないかと、転職に対して怖いという感情を抱いている人もいるのではないでしょうか。なぜ怖いと感じるのか、しっかり理解して解決するよう行動すると解消されるかもしれません。次の記事で解決法を紹介しているので、読んでみてくださいね。
「転職が怖い」と悩んだ経験者だからわかる! 恐怖心の乗り越え方
パターン⑤今の仕事に満足していない ・楽しくない
今の仕事に対し「もっと活躍したい」「面白みがない」と感じてしまうと、目の前の仕事へやりがいを感じられなくなります。
小さな気持ちでも不満や不安が溜まっていくことで、次第に今の仕事を続けていいのか考えてしまうのです。
仕事や職場に対して「楽しくない」と感じて仕事を続けるか迷った経験はある?
新卒で入った会社は人間関係が非常に複雑で、特に女性社員同士がギスギスしており、トイレで悪口大会が開かれているような環境でした。この人たちの中にいて良い経験が積めるのだろうか、その人間関係の中で今後やっていけるのかどうかという不安からこのまま仕事を続けるべきかどうか悩み、結果として転職する道を選びました。
同じ新卒入社の先輩たちの姿を見て、業務内容が自分とそう変わらず、何年勤めてもスキルアップは見込めないのではないかと感じていた点も、不安だった要因の一つです。
転職先の会社の最初に配属された部署で悩んだことがあります。その部署は経理部門に所属する部署ではあったものの、自分が希望していた決算や開示にかかわる業務をおこなう部署ではありませんでした。伝票チェックや経費の予算管理という基本的な会計業務が主な業務でした。
それらの業務を経験する中で、「やりたかった業務と全く異なる業務をおこなっているがこのままで良いのだろうか」と悩み始めてしまい、日々の業務に身が入らないという状況が続きました。
転職を考え始めたら目の前のことが手に付かなくなったという声も
働きながら転職活動をしていたのですが、転職を考え始めてからしばらくは自分に何ができるのか、どのように活躍できるのかがわからないまま転職活動をしていたのもあり、常にもやもやした不安が付きまとって、本業に若干身が入らなかったです。
そのように悩んでいたのは、単純に転職活動に対する知識がなかったからだと思っています。何からやったら良いのかだけでも知っていれば、もっと早く行動ができていたはずでしたが、本業と転職活動を両立させようと精いっぱいで、なかなか手に付かなかったというのも事実でした。
仕事が合わないと思っても、いざ転職するかどうかはすぐに決めかねますよね。この記事では、転職すべきかどうか見極めるポイントを体験談と一緒に解説しています。
仕事が合わない…転職すべき? 経験者に聞く見極め方と対処法
何の仕事がしたいかわからない悩みを放置するとどうなる?
何の仕事がしたいか悩みながらも、どう動けばいいかわからず、今の仕事を続けてしまうこともあります。悩みを解決したうえで、仕事を続けるのであれば問題はありません。しかし、悩みを放置してしまうといくつかのリスクも起こり得ます。
・悩みが体調や仕事に影響する
・応募の機会を逃す
・仕事が苦痛に感じてしまう
悩み続けることで、睡眠不足や集中力の低下が現れ、体や仕事に影響してしまうことが考えられます。仕事が苦痛に感じ「仕事=嫌なもの」とイメージがつくことで、転職しづらくなることも。
今の現状から行動すべきかどうか、実際に悩みを放置して後悔してしまった人の体験談も参考にしながら、今後の動きを考えてみましょう。
悩み別! 何の仕事がしたいかわからない際に実践した対処法
何の仕事がしたいかわからない悩みを解決する方法は、人それぞれです。仕事選びに悩んでいた経験者が実際に試した方法も参考にしながら、悩みに合った対処法を参考にしてください。
パターン①自己理解が浅い人の対処法
適切な自己分析をおこない、自分の特性や価値観を改めて知ることで、自分に合った仕事選びにつながります。
適切な自己分析とは、自分が納得できる内容であって、今後にも活かせる分析ができているということです。
就活で自己分析の経験がある人は、自己分析の種類選びを間違えたり内容が甘かった場合も考えられます。社会人となり、価値観が変わっていることもあるので、改めて自己分析をやってみましょう。
第三者の意見を取り入れる「他己分析」も同時にやることで、多角的な分析結果を知ることができ、より確実な適性を知ることができるのでおすすめです。
<自己分析の方法>
・自分史:自分のこれまでの人生を振り返って、時系列で書き出していく
・ライフラインチャート:自分の思い出に残る瞬間を振り返り、そのときの幸福度や充実度を点数かしグラフにまとめる
・マインドマップ:自分の好き嫌いとその理由など、頭の中で考えたり思ったりしたことをどんどん書き出し見える化する
・ジョハリの窓:「自分から見た自分」と「他人から見た自分」に分けて項目を書き出し分析する
その他にもインターネットで自己分析ツールを使用することもおすすめです。自己理解が浅かった人がどう対処したかの体験談も、ぜひ参考にしてみてください。
<自己分析ツールの例>
・キャリアタイプ診断(doda)
・適職診断(CAREER INDEX)
・グッドポイント診断(リクナビネクスト)
・エムグラム診断
自己理解の浅さから仕事選びに苦労した先輩たちからのアドバイス
働く環境を変えたい気持ちが先行して、「なんとなく自分がやりたいこと」というふんわりとした転職軸で転職活動を勧めていた際は、志望業界や志望動機がブレブレになっていました。実際に面接に行っても、志望動機や自分の強みを100%伝えきれたとは言えず、面接に行けば行くほど、どんどん自信がなくなっていってしまって……。
そこで、「自分のやりたいこと」の解像度を上げるべく、学生の頃から好きなこと、自分が楽しいと思えること、なりたい自分の理想像を書き出し共通項を見つけていきました。好きなこと・楽しいことを業界や職種と結びつけていくことで、やりたいことの解像度が上がっていった気がします。 いきなり転職活動に結びつけるとしんどくなってしまうと思うので、趣味や好きなことを起点に自己分析していく方が良いのではないかと思います!
第三者の力を借りるのもおすすめ
あとは、友人や職場の人に相談して、自分の強みや向いている仕事のアドバイスをもらうことで視野を広げるという方法もあるかと思います。 一人で悶々と悩むより、誰かに話して自己理解を深める方法は個人的におすすめです!
転職で営業職を続けることを決めていたのですが、住宅業界からIT業界で業界チェンジをしました。ただなぜ自分がIT業界にチャレンジしたのかが明確になっていなく、なんとなくかっこよさそうだから、今後IT業界は潰れにくく残っていく業界だからとざっくりしていました。そのためIT業界を希望する理由がとても薄い内容になり面接で少し苦労しました。
志望動機は「なんとなく」から深掘りすることが重要
具体性を持った志望動機でないと、選考を通過するのは難しかったです。まず自分のかかわりたい分野を決めて、なぜその業界を志望するのかをしっかり深掘りするべきだと思います。
新卒時の就職活動において苦労しました。就職活動を甘く見ていた私は、「特に対策しなくてもなんとかなるだろう」と思っており、実際、エントリーシート(ES)は誰にも添削してもらわずに書いたらすぐ出す、面接やグループディスカッションの練習もしない、自己分析もせず、年収ランキングで上から順番に出していくという体たらくでした。
正直その時点では、自分が何をしたいのかも全くわかっておりませんでした。そのような状態であったので当然就職活動はうまくいかず、不合格通知をもらう日々が続きました。このままではまずいと思った私がとった行動は、同じように就職浪人をした末に内定を獲得していた先輩に相談することです。「今のままでは失敗する」とはっきり第三者に指摘してもらったことで危機感に火が付いた私は、改めて自己分析を徹底的におこないました。その結果、自分が大事にしたい価値観に気づくことができ、それにあった業界を見つけることができました!
ほかの候補者たちと戦うためには準備を徹底すべき
もしいま就活生時代に戻れるのなら、当時の自分に、「就職活動の準備をしっかりしよう」というアドバイスを送りたいです。学生時代の自己分析、ESへの落とし込み、面接の練習など、もっと準備できたことは山ほどあったと思うので……。世の中にはすごい人たちがたくさん存在し、その人たちとしのぎを削って就職活動をおこなう必要があるということも、合わせて伝えてあげたいです。
パネリストの先輩のように、IT業界で仕事をしたいけど志望動機がなかなか書けないと悩んでいる人は次の記事を読んでみてください。志望動機の作りかた5ステップを紹介しています。
IT業界に刺さる志望動機の作り方|内定者の体験談と12例文付き
パターン②周囲と自分を比べてしまっている人の対処法
周囲と比べがちになっている人は、情報を知るツールの数を減らす・SNSをする時間を決めるなどで対策してみると効果的です。初めはアラームをつけるなど、意識的にやることで習慣化することができます。
比べ癖がついている人は、習慣を直すことはなかなか難しいので、比べる対象を「他人」ではなく「自分」にするよう意識してみましょう。
何年前でなくても、数週間前・昨日の自分から少しでも成長したことを見つけ、褒め癖へと変えてみることで、自信もついてポジティブな思考も身につきますよ。
自分と周囲を比べてしまっていた人はどう乗り越えた?
営業の仕事をしていた際、日々の成績などが目に見える形で出るため、周囲と比較してしまうのは日常茶飯事のことでした。安定して調子の良いメンバーもいれば、調子が悪くとも落ち込まず次に向かって頑張ることができるメンバーもおり、尊敬できる方がたくさんいました。
それ故に自分自身と周りとを比べて落ち込んでしまうこともあり、この仕事は自分に向いているんだろうか……と感じるタイミングもたくさんありましたが、私が周囲に感じるように、周囲の方も私に対して「○○さんのこういうところすごいよね」と言ってくださりました。私には私なりの長所があるんだと、自分の強みに目を向ける事ができるようになり、不安な場面を乗り越える事ができました。
うまくいっていることにもしっかり目を向けよう
自分にこの仕事が向いているのか、何をすればいいのかと不安になった時、ついついできないことや悪いことばかりに目を向けてしまいがちなので、自分の秀でているところは何かや、うまくいったと感じる経験などにも目を向けて客観的に状況を見る事ができればいいのではないかなと感じます。
他人との比較は結構悩んだことでした。営業職なので、成果が出ているか否かが顕著に見え、同期がどんどん契約を取っていた際は「なんで自分だけ取れないんだろうな」と思っていました。でもよく考えると「周囲とは上司や担当エリア、相手にする顧客も違うので一様には比べなくても良いな」と気付いてからは、あまり考えないようになりました。
他人と比較することで成長できることもある
生きている以上、比較は避けられない世界でもあるので、どうしようもないことと思いつつ、たくさん葛藤しますよね。今でも人と比べることはありますが、それも成長する糧となるので必要なものなのかなと思っています。
現代病ともいえるかもしれないですが、SNSをよく見る傾向にある方は他人との違いを無意識に真に受けてしまうことがあるので、その点は注意すべきだと思います。私自身も意識しています。
新卒で入社した会社で悩んだことがあります。私が入社した会社は、誰もが知っているインフラ企業ということもあり、ともに入社した同期たちはとても優秀な方が多くいました。たとえば、海外大学出身である、長期留学を経験している、帰国子女で英語以外の言語も堪能である、海外子会社でインターンをしていた、などです。
劣等感から「戦えるもの」を見つけた
一方、私は特段これといったスキルを持っていなかったので、彼らに対して劣等感を感じたり職種選びを悩むようになりました。しかし同時に、「どうやったらこの優秀な同期がいる環境で生き残ることができるか」とも考えるようになりました。
そこで出会ったのが、現在なりわいとしている会計職種です。語学力では勝てないなと感じていましたが、「この領域なら今から勉強しても十分戦える」と思い簿記の勉強を開始しました。勉強を始めてみると思いのほか面白く、「これを仕事にしたい」と思うようになり、のちの未経験転職へとつながりました。
パターン③キャリアプランや将来像に悩んでいる人の対処法
自分の将来像に悩む人は「身近なキャリアプラン」を考えてみましょう。目先の将来像を明確にすることで、仕事への不安も解消されるうえに将来の方向性も決まり、転職のタイミングを考えることもできます。
キャリアプランと聞くと難しく聞こえてしまいますが、次の例を参考にひとつずつ積み上げていくと、意外と敷居は高くありませんよ。
<2ステップで考えるキャリアプラン>
①1年後にやりたいこと・目標・なりたい姿を書き出す(取りたい資格、やってみたい仕事、叶えたい生活など)
②①を叶えるためにやるべき行動やそれにかかる時間を考える(講座を取る、新しい業務を覚える、収入を上げるなど)
1年先がむずかしい場合は数カ月毎と、期間を短くしても大丈夫です。1年後ができれば、5年後・10年後と数字を増やしていくと立派なキャリアプランができあがります。
将来像がわかれば転職のタイミングや方向性も明確にできるので、悩み解決と共に転職の事前準備にもなる、おすすめの対処法です。
将来像と仕事の両立に悩んでいた体験をもとにしたアドバイス
直近の転職は結婚を機にした転職であり、今までとは違った目線で転職について考えました。これが2度目の転職で、1度目は自分の生活と仕事を通じてどのような経験がしたいかという自分軸だけで検討していたものの、今回の転職では夫と生活スタイルを合わせることや、将来のライフイベント、それに向けた収入面のことも見据えていました。
同じ境遇の人に相談するのもおすすめ
そのため、仕事面で自分が目指すものといった目線だけで考えることができず、どのように仕事を選べばいいのか、今までとはまた違った難しさがありました。結果的に、同業界内で他社に転職する道を選んだのですが、転職する前に、結婚している女性の先輩にリアルな悩みや仕事と私生活の話を聞かせていただき、自分の想像が足りていない部分のイメージ作りを助けていただきました。
身近に同じ悩みを持つ方や、似た経験をされた方がいれば、そのお話を聞かせていただくことは今後のキャリアを描くのに非常に参考になると思います。
私は将来どうなりたいというビジョンや将来像を描くのがとても不得意でした。今でさえ明確になっていないです。結局、将来自分が描いてた姿になれる人はごく稀なのかなと思っています。描いていた自分になれる人は目標設定がより具体的で実現可能性があって、なおかつそれを実現するための行動を継続的にできる人です。多分周りでもそういう人ってあまりいないと思います。
少しでも興味を持ったらすぐ挑戦しよう
そうじゃない人がどうやってキャリアを築いていけばいいかというと、「今に集中すること」と「挑戦」だと考えています。なんとなくでいいので「これ必要そうなスキル・知識だな」と感じたら身に付けるような行動を意識することで、数年後にはきっと自分が変わっているはずです。言語化してくれるキャリアアドバイザーに頼んで明確にしてもらうというやり方でも良いと思います。
将来やりたいことにお金が必要であったため、目先のお金にとらわれてしまい、進むべき道を誤りそうになった経験があります。未経験転職をした際に、プライム上場しているグローバルメーカーと小規模な事業会社の2社から内定をもらいました。自分がその職種を目指した理由やその先に思い描いていたキャリア形成を考えると間違いなく前者に進むべきだったのですが、提示された額面の収入を見ると後者の方が高く、気持ちが揺らいでしまいました。私はその状況を2つの方法で乗り越えました。
1つ目は、頭をフラットな状態にして考えるために、運動をしてから考えることです。同じことをずっと悩んでいても堂々巡りになってしまい、長期的な視点で物事を考えられなくなります。そのためキャリアのことについて考えるときは、必ず運動をしてすっきりした状態で考えるようにしました。運動でなくても、それぞれ自分がリフレッシュできる方法を選ぶと良いと思います。
2つ目は転職活動の原点に返ることです。そもそもなぜ未経験転職をしてまでこの職種に就こうと思ったのかについて、改めて志望動機などを振り返るようにしました。
本当に自分が大切にしたいことは何か考えながら転職活動をしよう
当時の自分にアドバイスを送るならば、「目先のことにとらわれず長期的なスパンで物事を考えよう」です。目先のお金を気にしてしまうことも多いと思いますが、転職の際は、自分が本当に大事にしたいものは何か、環境を変えてまでなぜその職種に就こうと思ったのかを思い返すことをおすすめします。
将来像やキャリアプランを考えるには、まずは自分の譲れない軸を明確にするのもおすすめです。転職活動の軸が定まっていない人は、以下の記事を参考にしましょう。
転職の軸を固める4ステップ|転職活動シーン別の活用方法付き
パターン④職場で悪いことが続いてしまった人の対処法
職場で悪いことが続いてしまった場合は、一時的な感情で仕事選びに悩んでいないか、気持ちの整理をする必要があります。
たとえば、業務のミスが続いてしまうと、自分への劣等感や周囲の視線から、仕事への不安や不満が生まれてしまうことがあります。これは、逆にミスがなければ考えることがないということなので、一時的な気持ちで仕事に嫌気がさしている可能性があるのです。
一度仕事から手を離したり、人に嫌な気持ちを吐き出すなど切り替える行動をしたうえで、本当に仕事選びに悩んでいるのかを考えてみましょう。
何日・何週間と経っても気持ちが変わらないのであれば、そのときは本格的に転職活動や適職を見つける活動をしてみるといいかもしれません。
職場でミスや悪いことが続いて悩んだ人はどう乗り越えた?
細かいミスが続いたり、お客さんに怒られたりすることが増えたときに、「私は何のために仕事をしているのか」と考えることがありました。そんなとき、めげずに考えるようにしていたのは「自分の改善すべき点は何か」ということです。
私の場合は自分のミスが多いことが見えてきたので、反省をして次にできるようにするにはどうすれば良いのかを考えていました。また、「悪いことはずっと続かない」と思うようにして、良いイメージをたくさんするよう心掛けて乗り越えました。
注文住宅の営業だったので、とにかく内容がこまごましている、イレギュラーで問題が起きる、顧客から急な要望が入る、無理なお願いをされるなど、かなり振り回されながら仕事をしていました。なので、その分ミスもかなりしてきました。1回ミスをすると連鎖的にミスをすることもあり「自分はだめだ」と落ち込むことは頻繁にありましたね。
ミス防止のためにできることを徹底的におこなった
上司にもよく怒られるし、何回も「向いてないんじゃないか」と思ったのですが、できるようになりたいという気持ちも強かったので、なぜミスがよく起きるのかをしっかり深掘りして、予防策を考えたり、上司からミスをしない業務の進め方を学びました。具体的には、TODOリスト作成、タスクの優先順位付け、ミスした点の書き出し、注意点の聞き出しをして、極力ミスや漏れを防ぐように気を付けて仕事をするようにしたことで、徐々にミスが減った印象はありました。
部署異動をしてからの最初の3カ月間、悩んだことがあります。その部署へは希望して異動したこともあり、異動前から私はとても張り切り希望に胸を躍らせていました。しかしこれまでやったことのない業務だったため、当然最初はわからないことだらけで、ミスもたくさんしてしまいました。
周囲は「未経験なんだから気にせず、肩ひじを張らずに焦らずやったら良いよ」と声をかけてくれたのですが、私の中は、「希望して異動してきたのに周囲に迷惑ばかりかけて申し訳ない」「本当にこの職種は自分に向いているのだろうか」という悩みでいっぱいになってしまいました。
先輩からの励ましのおかげで立ち直った
また、悩みすぎて体調も崩しかけてしまいました。そこから立ち直った方法は、すでにその領域で何年も経験している先輩に相談することでした。
自分が悩んでいる胸の内を話したところ、「最初はみんなそう。私も前の会社でたくさん失敗をしたから今がある。今のまま向上心をもって継続すれば必ずできるようになる」という言葉をもらうことができ、それ以降「今すぐは無理でも、数年後に活躍できるようになればいい」と割り切れるようになりました。そして体調も良くなり業務に対して前向きに取り組めるようになったので、先輩にはとても感謝しています。
仕事でミスが続き「今の仕事が合っていないのかも」と悩む人はこちらの記事がおすすめです。仕事の適性に悩んだ人の体験談を掲載しています。
仕事が合わない…転職すべき? 経験者に聞く見極め方と対処法
今の仕事に辛さを感じている人は、こちらの記事も読んでみましょう。同じ気持ちを体験した先輩からのアドバイスを読めば、前向きな気持ちにつながります。
仕事が辛いときみんなはどうした? 経験談から知る対処法3ステップ
パターン⑤今の仕事に満足していない ・楽しくない人の対処法
今の仕事に楽しさややりがいを感じないときは、仕事をルーティンワークにしないための工夫をしてみましょう。
<ルーティンワークにしないための方法>
・毎日の仕事に目標を立ててみる(業務ごとの時間制限や回数ノルマなど)
・その日の終わりに今日の成果を書き出す
・目指したい人物像を明確にして、その人の行動を真似してみる
・仕事以外に職場でできるミッションを作ってみる(知らない部署の人と話すなど)
その他にも、仕事そのものを新しくするために部署移動を申請してみるなど、思い切った方法もあります。その上で、仕事が何をしたいかわからないと悩む場合は、働く環境や業界自体を変えることも視野に入れて、自分に合った仕事探しをするのもひとつの手段です。
今の仕事に楽しみを見いだせずに「仕事がめんどくさい」と思ってしまうこともあるでしょう。そんな人はこちらの記事で、仕事を面倒に感じていた社会人の体験談を参考にしてください。
仕事めんどくさい…みんなの体験談から紐解く「気持ちの切り替え方」
仕事が楽しくないと感じて悩んだらどうすれば良い? 体験談を聞かせて!
職場や仕事への不満・仕事に悩んだとき年齢問わずさまざまな方へ相談をしました。たとえば、上司と仕事を進めるうえで価値観が合わなかったり、意見が違い悩んだときは上司と同じくらいの年齢の方から同級生まで幅広く相談しました。そうすると、上司と同じ年齢の方からは「考え方が甘い」という指摘があったり、同世代からは共感されたりしました。
さまざまな年代の方のお話を聞くことで、自分の考えが甘いことに気付けましたし、改善策が見つかったり、自分が納得のいくアドバイスをもらうこともできました。
上司との「嚙み合わない」は自分の価値観を見直すきっかけに
特に上司との意見の食い違いは、年代による考え方の違いが原因だとわかったり、自分にとって当たり前であった考え方も、他者からしたら違うことがあるのだと気付かされることが多かったです。自分だけで不満や悩みを抱えず、誰かに助言をもらい視野を広く持つことや、その不満や悩みを客観視して振り返ることが大切だと気付きました。悩んでいるときは、その事象に一点集中してしまいがちですので、客観視する意識をおすすめします。
私の場合、退職理由が上司と合わないという「人間関係」で、その上司から「そんな感じだったら営業辞めた方がいいじゃない?」など、結構きついことを言われてきた身でもあったので、なおさら転職活動中に営業職を続けるべきなのか迷いました。
かなりメンタルもやられていて、これからちゃんと仕事ができるのか不安に思うぐらいでした。接客業や運送業など、未経験でも挑戦しやすい仕事にがらっと変えようかと考えたこともあります。
転職は目的ではなく人生をより豊かにするための手段
そのような全く違う業界に体験入社したことがあるのですが、その歳に「自分のしたい仕事はこれじゃない」と正気になって、1日でその職場を去りました。一つ言えるのは、転職は目的でなく、手段でしかないです。転職で人生が決まるわけでもなく、複数社経験しているのが当たり前の時代はすでに来ているので、恐れずどんどん挑戦して良いと思います。
とにかく行動することを心掛けました。私の場合業務で必要になった簿記の勉強がとても面白かったので、それを仕事にできる会計専門職になりたいと思うようになりました。そのとき所属していた部署は会計専門の部署ではなく、単純なデータ入力や会計処理をおこなう部署であったので、「会計専門職になりたい」というはっきりとした目標ができた私にとって、そこに所属し続けることは苦痛でした。
それからは会計専門の部署に異動するべく行動を始めました。具体的にはその部署で必要とされるであろう、簿記、英文簿記、Excel関連の資格取得に向けた勉強です。それらの資格を全て取得したうえで所属部署の上長に異動の願いを出しましたが、本部間をまたぐような異動は実現が難しいといわれてしまいました。
異動が難しいとわかった翌日には転職サイトに登録!
ただ、どうしても会計専門職になることが諦めきれなかったので、社内でだめなら社外にその機会をもとめようと思い、翌日には転職サイトに登録し転職活動を開始しました。その結果今は念願だった会計専門職として働くことができています。自分の目標を実現するためには行動することが大切だということを、改めて実感しました。
20代が適職を見つけるための3ポイント
何の仕事をすべきかわからない悩みの原因や対処法を知ることができたら、次の行動にうつすために、最後は適職を見つける方法も覚えておきましょう。
次に紹介する方法をどれかするのではなく3つのポイントを全てを踏まえたうえで仕事探しをすると、バランスよく自分に合った「適職」を見つけやすくなります。
ひとつずつやり方を解説していくので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
転職を考えるときはこの記事も読んでみましょう。20代の転職経験者に、自分に合う企業の見つけ方や転職活動の進め方を聞いてみました。
20代の転職って実際どうなの? 経験者が成功のコツと進め方を紹介
①自己分析で自分の適性や興味・関心を理解する
自己理解度を上げるために、徹底的に自己分析をおこないましょう。
<自己分析の方法>
①自分の特性や価値観を書き出して見る
②自己分析ツールを使う
自分の特性や価値観は、長所短所や持っているスキルを書くといいですが、項目を自分で考えることは少し難しいので、ハローワークのジョブカードを使用するといいでしょう。
4枚の様式から、自分の学歴と経歴から得た強み弱みや、大切にしたいことを振り返ることができます。作成は誰でも無料でおこなうことができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
また、自己分析ツールは種類がいくつもあるので、特性や知りたいことから、自分がやるべき自己分析を選ぶとスムーズです。
<自己分析ごとの特性の一例>
・自分史:過去にがんばったこと、つらかったことなど感情ごとのエピソードが見つかる
・マインドマップ:長所短所や得意なことなど自分の特性が一目でわかる
・ジョハリの窓:客観的な視点を取り入れられる
・モチベーショングラフ:やる気の出るきっかけや理由を分析できる
自己分析をする数はできるだけ複数おこない、多方面から自分のことを知ることで、より厚みのある分析ができます。
転職において自己分析を徹底したい人は、ぜひこちらの記事も確認してみてくださいね。実際に先輩たちがおこなった自己分析法を体験談付きでチェックできます。
転職成功者はどう自己分析した? おすすめの方法と活用のコツを解説
仕事で悩んだときにおすすめの自己分析を教えて!
私は、単純なことや些細なことで悩んだり考えすぎてしまう性格で、自分で自分を追い詰めてしまうくせがあります。そんな人へのアドバイスとして、ミスをしてしまったことを悔やんだり、「人にどう見られただろうか」と、「ミスをしたこと」を感情的に深掘るのではなく、客観的に捉えることをおすすめしたいです。
そんなこと言ったってどうしても感情的になるし、ミスを悔やんでしまうよ! と、書きながら私も思ってしまいますが、「なぜミスをしたのか」「今モヤモヤしている原因がなんなのか」と言った根本を考えていくと、不思議なことに、最終的には「次から気を付けよう」という若干ポジティブな気持ちになります。
ミスをしたらまず客観的に原因を探るのがおすすめ
しっかり反省して自分と向き合えることは素敵だと思います。 それでも、考えすぎると自分で自分を追い詰め、病んでしまうことにつながるので、なるべく客観的に原因を探ることが大事になると思います! 難しく考えすぎてしまう人へのアドバイスになれば幸いです。
仕事に悩んだときにおすすめしたいのが「新卒で就活をしていたとき」の振り返りと現状との比較です。新卒のときの「就活の軸」は何だったかを振り返って、現状との変化はあったかどうかを見てみます。社会人になって職場の環境によって価値観やかかわる人も変わるでしょう。その中で、仕事に対する価値観に変わった点があれば、それを深掘ってみてください。
たとえば、転職活動をする際、これまで経験した職場環境の中で仕事における軸が変わったのであれば、その変化した点に合った企業を探していくというやり方を自己分析の一つとして取り入れていました。
仕事で悩んだらまず描いていた理想を振り返ってみよう
仕事で悩む原因として多いのは、描いていた理想と現実にギャップがあることではないでしょうか。悩みの種を見つけるとき、振り返りは非常に役に立ちます。自分の感情にふたをせず、正直な気持ちで考えていきましょう。
仕事でミスが続いたりして悩んだときは、2つのことに意識して取り組むようにしています。1つは「感じているストレスの発生源を特定すること」、もう1つは「原点に返ること」です。
まず1つ目のストレスの発生源の特定についてです。よく知られた方法にはなりますが、「なぜ」という問いを繰り返すようにしています。「なぜ自分は悩んでいるのだろう」「仕事でミスが続いているからだ」「なぜ仕事でミスが続いているのだろう」「残業が続いてしまい集中力が落ちているからだ」「なぜ残業が続いているのだろう」「自分の許容範囲をオーバーした業務量になっているからだ」「それなら上長に相談しよう」といったように、どんどん原因を深掘りしました。
モチベーションを持ち直すことで「また頑張ろう」と思える
2つ目の原点に返ることですが、これは自分がその職種に就いた理由を確認することです。仕事でミスが続いて悩んでいるときは、モチベーションが低下していることが多いです。一時の悩みが原因で、せっかく見つけた、やりたかった職種を衝動的に手放してしまうのはもったいないですよね。
それを防ぐために、悩んだときは、自分がそもそもその職種を志したきっかけに立ち返ったり、その職種の意義や市場価値について記載されている文章や動画をみてモチベーションを回復するように努めています。
②優先順位を立てて仕事を選ぶ条件を考える
適職を選ぶには、仕事の条件面を考えることも大切です。
「勤務時間は気にしないと思っていたけど、前の職場より就業時間が遅くて、生活に合わず退職してしまった」など、優先順位が整理できていないと、条件面の不一致から早期の退職につながることもあります。
仕事選びで大切にすべき条件は何か、自分の生活・やりたいこと・前職の待遇などを参考にして明確に優先度を決めておきましょう。
<仕事選びの項目の例>
・給料
・休み
・通勤距離
・福利厚生
・勤務時間
・職場環境(年齢層・男女比)
・若手の裁量権
・身に付くスキルの幅
自分では考えづらい、という場合は周りにどんな基準で今の仕事を選んだのか率直に聞いてみるのも良いでしょう。自分では気づきづらいことを知れるので、社会人経験が浅い20代には特におすすめです。
みなさんが仕事選びをしたときに、20代だからこそ意識したことがあれば教えてください!
20代のうちはできることをとにかく増やすという点を意識しています。営業で顧客を説得することだけが仕事ではなく、社内外でのコミュニケーションを円滑にできる、資料作成スキルが高い、マーケティング思考で戦略が立てられる、などとスキルの幅が広がれば広がるほど市場価値が高くなります。また、「幅広い知識を身に付ける」ことも意識しています。浅いものでも良いのです。用語を知っているだけで違います。
意識していたのは、わかりやすい専門性を身に付けられることと、多少ハードワークでも良いので、自分がレベルアップできるかどうかです。個人的には、まだ体力的に無理ができる20代のうちは買ってでも修羅場を経験した方が良いと思っていたので、専門職かつ少数精鋭で、申し出れば多くのことに挑戦できる環境を意識して探していました。
ライフスタイルとの両立できる環境かどうかを意識しました。特に20代後半はキャリアアップをしたい一方で結婚・出産と今後の将来も見据える必要がある方もいると思います。私の場合も、「仕事も頑張りたいけど、家庭も持ちたいな」と考えていたので、なるべくどちらも両立できる環境かどうかを意識して仕事を選びました。
③自分の将来像を考える
自分の将来なりたい姿や叶えたいことを考え、仕事選びの基準とします。
たとえば、「将来的に独立して働きたい」と考えたのであれば、独立可能な職種を調べてみて、自分の適性や興味とすりあわせして絞っていくといった方法になります。
将来像は仕事に直接関連していなくても、住みたい場所や行ってみたいところなど、自分の生活と関係することでも問題ありません。「いまよりも広い部屋に住みたい」と考えたのであれば、収入アップや転居も視野に入れた仕事選びをするのもひとつの手段ですよ。
みんなはどんなキャリアプランを描いてる?
20代のうちに今後ずっと続けていきたいと思える仕事に就いて経験を積み、後進育成に携わっていきたいと考えています。20代前半のうちは、多少ハードでも経験優先で自分自身に力を付けたいと考えており、実際に忙しく働いてきました。20代後半では、前半での経験をもとに後輩育成やマネジメントといった経験を積みたいと考えています。
理想の30代になるためにいまのポジションで活躍していきたい!
現在、20代前半の頃と職種は変わりましたが、今後も続けていきたいと感じる業界で勤めることはできているので、ここでしっかりと経験を積み、人材育成など、会社の基盤を任せられるような存在を目指していきたいと思っています。私生活面は、30代前半で子どもを授かれたらという気持ちもあるので、出産後もスムーズに仕事に戻れるよう、現在のポジションで活躍し、仕事も家庭も大切に、バランスよく働いていける30代を目指していきたいです。
20代のうちに経験を積んで、マネジメントスキルを身に付けることを考えています。マネジメントをするうえで、チームで成果を上げるために何が必要かを考えるだけでなく、どうやったらもっと成果が出るのか、もっと楽に成果が出る方法がないかという仕組み化の部分やマーケティング思考・経営思考で考えられるようにすることを目標に動いています。当たり前に成果を出せるように、メンバーのスキルやマインドセットを向上させて、全体組織までに波及できるような影響力のある人材を目指したいです。
いまはワークライフバランスよりもスキルアップ優先!
その他、生成AIなどで業務効率化推進や、SNSなどWEBマーケも今後必要となりうる要素なので個人的にやっています。以前は「ワークライフバランス」なども考えたことはありますが、それができるのはスキルがある人がしていることなので、それを実現できるようにあと数年の辛抱だと思って自己研鑽に励んでいます。
自分がプロフェッショナルとしてやっていきたい職種を見つけること、そしてその専門職としての基礎を固めることを目標としています。
転職や就職に関する情報が多くあふれている今日では、まず前者と巡り合うことも大変だと思います。私の場合、すでに前者は経理・税務という職種を見つけることができたので、現在は後者に取り組んでいます。具体的には、平日は通勤中と業務終了後、休日も午前か午後どちらかは職種に関連する知識の習得、語学の勉強、Excelスキルの向上に時間を充てています。
やりたいことがあるなら20代のうちに挑戦するのがおすすめ
「少し自分に厳しくしすぎでは」というアドバイスをいただくこともありますが、体力的に無理がきく20代のうちにどれだけスキルの習得に時間を割いたかによって、その後の社会人生活で大きな差が出てくると、個人的には思います。
周りを見ていると、現職の不満を口にしつつも、自己研鑽などをおこなわずに「ハイクラス転職をしたい」と言っている人もいます。ですが、実際そのような心持ちでは難しいのではないでしょうか。読んでいるみなさんにはぜひ20代の時間の使い方を意識してほしいです。
経験者のアドバイスを実践して自分にぴったりな仕事を見つけよう
20代で仕事選びに悩んだ経験者の声をふまえ、原因の捉え方と対処法を解説しました。
何の仕事がしたいか悩んでしまったら「自分だけではない」と気持ちを切り替えて、経験者の体験談をアドバイスとして対処していきましょう。悩みを放置することで、身体や仕事へも影響が出てしまうこともあるので早めの行動がおすすめです。
原因と対処法がわかったら、適職を選ぶためのポイントも忘れず、焦らずに自己分析をおこない、自分と合った仕事選びをしてくださいね。
誰しも「やりたいことを仕事にできたら」と考えます。その気持ちが根底にあるからこそ、「自分が本当にやりたい仕事とは何だろう……」と悩んでしまうのかもしれません。
しかし、社会人経験の浅い20代にとっては、最初から「本当にやりたいこと」を的確に見つけるのは難しいですよね。
やりたいこと・できること・やるべきことの3つを整理しよう
そのため、ここでは「自分に合った仕事は何か」を考えるのに役立つ「Will/Can/Must」という考え方を紹介します。「Will/Can/Must」のそれぞれの意味は、以下の通りです。
・Will(自分がやりたいこと)
・Can(自分ができること、得意なこと、持っているスキルや強み)
・Must(自分に求められること、会社や上司などからの期待)
20代の仕事選びでおすすめなのは、まずはCan(自分ができること)ベースで探してみることです。自分にいまできることを仕事にすると、得意分野のため仕事の成果も出やすく、成果が出ることによって「楽しい」と感じるようになってきます。
さらに成果を出せばさらに多くの機会が巡ってきます。最初からWill(自分がやりたいこと)を見つけようとせず、Can(自分ができること)、Must(自分に求められること)を整理しながら、本当にやりたいことが見えてくるように行動することをおすすめします。
「何の仕事がしたいかわからない」「やりたいことや向いていることがわからない」と悩んだことはありますか? みなさんの実体験を教えてください!