面接の「最後に一言」は成功例×自分のアピールポイントで仕上げよう!
面接の終わりに、「最後に一言ありますか?」と質問されることがあります。中には急に返答に困って言葉がつかえてしまったり、面接官の求める返答がわからずに悩む人もいるのではないでしょうか。
面接で聞かれる「最後に一言」は、有効活用すれば自分のアピールにつながる質問です。想定される質問や過去問への回答は用意していても、「最後に一言ありますか」への回答は、事前に準備している人としていない人で差が生まれやすく、反対にしっかりと対策をすれば、他の学生に差をつけて面接を終えられる可能性もあります。
この記事では、面接官が「最後に一言ありますか」と聞く意図や、就活経験のある先輩が実際の面接で使った「最後に一言」の成功例・失敗例を紹介します。
記事の最後には例文を20個紹介するので、先輩の成功パターンも交えながらあなたにしかないアピール方法を見つけていきましょう。
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面接官が「最後に一言」を求める理由
そもそも、企業はなぜ「最後に一言」を求めるのでしょうか。「急に聞かれても話す話題がないよ」という人や「何と言って面接を締めれば好印象なのだろう」と思う人もいますよね。
まずは企業側の視点に立って、「最後に一言」を求める理由を解説していきます。
企業によって質問をするかどうかは異なりますが、聞いている意図や質問の背景は共通しています。事前に面接官の着目するポイントを知っておけば、「最後に一言ありますか」という質問に対して的確な返答をするためのヒントになりますよ。
学生のキャラクターをもっと知りたい
面接の質問だけではわからない学生の個性を知るために「最後に一言」を求めることがあります。
面接官は決められた時間のなかで、学生の性格や人柄を判断しなくてはなりません。そこで面接官は「最後に一言ありますか?」という質問をすることによって、まだ知られざる学生の魅力を発見できるように努めているのです。
他にも、面接の序盤では緊張していてアピールがうまくできなかった学生へ聞いたり、面接中に伝えきれなかったことがないかなどの最後の確認として聞いている人事も存在します。
また、学生の機転やその場の臨機応変さといった対応力を確かめたい、という意図をもって質問を準備している面接官もいます。
企業への意気込みや熱意を知りたい
学生の企業への本気度や業界・業種に対する熱量を引き出すために「最後に一言ありますか」と質問するケースもあります。
「最後に一言ありますか」という質問に対して、学生側は企業に対する熱意や志望度を伝えてアピールするという使い方も可能です。たとえば、「御社から内定を頂けた場合には就職活動を終了し、内定承諾をします」という回答をすれば、それだけ志望度が高いことを面接官に伝えることができます。
このように学生の志望度や、面接中の「第一志望です」という発言が本音なのかを確認するために「最後に一言ありますか」と質問し、そこでどれほどのアピールをしてくれるか企業が様子を伺っているのです。
最後にアピールタイムを設けたい
「最後に一言ありますか?」という質問で平等にアピールタイムを作っている、という企業もあります。
この場合はどの学生にも「最後に一言ありますか?」という質問をすることで、面接の最後に学生が自由に発言できる時間を作っている例です。もともと企業側が「最後に一言ありますか?」という質問を用意していることもあれば、面接の内容や時間によってアドリブで聞くこともあります。
前者の場合、面接官は面接に向けて事前準備をしているかを見極めていることが多く、後者の場合は面接での咄嗟の対応力を見ているケースも存在します。
「最後に一言ありますか?」という質問は、誰にでもアピールのチャンスがある反面、準備不足なまま臨んでしまうと他の学生と差がつくことになってしまいます。
他の学生と比較する材料にしたい
面接中、似たりよったりの回答が多く、誰を合格させて誰を不合格にするか、面接官が判別に迷っているときに「最後に一言ありますか」と質問することがあります。
特に、一次面接や二次面接の選考が始まりたての段階では、面接官は「不合格にする理由もなければ合格にする理由もない」という学生の合否の結果出しに悩むことが多くあります。
面接中にした質問以外で学生の差別化をしようと、面接の最後に「最後に一言ありますか」という質問をし、合格にするかどうかの決め手を探したいと思っていると言えるでしょう。
イレギュラーな質問として、面接でされた面白い質問内容を知っていてもいいかもしれませんね。次の記事で、実際に先輩たちが聞かれてた面白い質問について解説しているので、よんでみてくださいね。
面接の面白い質問|内定者が実際に聞かれた内容と回答を徹底調査!
面接の「最後に一言」を対策するメリット
それでは、「最後に一言ありますか」が質問される理由を確認したところで、面接の「最後に一言」を準備するメリットを解説していきます。
面接の最後まで「最後に一言」が求められるかはわかりませんが、企業がその質問で学生の性格や考え方を知りたいと思っている以上、的確に返答ができれば評価につながる可能性もあります。
ここからは「最後に一言」を事前に用意することによって得られる具体的なメリットを4つ紹介します。
①自分を自由にアピールできる
「最後に一言ありますか」への回答は、学生が何をアピールするか自由に決められる質問です。
面接では出番のなかったエピソードをアピールすることや、既に面接中に述べた回答の補足をすることも可能です。
自分のどのような部分が魅力なのか、強みなのかを的確に言語化して話すことができれば、より自分のことを知ってもらえる機会にもつながりますし、面接の中で話したエピソードや経験にも説得力を持たせることができます。
②面接官への印象が強く残りやすい
「最後に一言ありますか?」という質問は、面接の締めにされる質問です。面接の最後にインパクトのあるアピールができれば、面接官の印象にぐっと残りやすくなりますよ。
人間の記憶には「ピークエンドの法則」という、「最も感情が高ぶったときの場面と、最後の場面での印象で物事全体の印象を決める」という性質があります。
たとえば、一本の映画を鑑賞したとしましょう。映画に退屈な場面が多くても、ところどころにアクションシーン(ピーク)やどんでん返しがあるクライマックス(エンド)などの印象的な山場があれば、最終的に「面白かった」という記憶になりやすいというものです。
「最後に一言ありますか?」で面接官の心を掴むことができれば、面接中に本領発揮ができなくてもイメージを覆す一手になることもあります。
③合格の決め手になることがある
「最後に一言ありますか」への回答は合格の決め手になる可能性もあります。
面接官は学生を採用するにあたって、「どうしてこの人を採用したのか」という理由を明確にした状態で合格を出す、という採用活動をしています。
また、選考が進むにつれて人事だけでなく部長や社長など、その企業の中でも地位の高い人が面接を担当するようになります。重役の貴重な時間を面接に使うため、通過させた学生がどれほど求める人物像に近いかを説明できるようにしておかなくてはなりません。
合格にするか不合格にするか、面接の最後まで決めかねるときは、「最後に一言」の回答で周りと見比べたり、学生の魅力を引きだしたりしたいという意図があります。
「最後に一言」への回答が、面接官に「この学生を採用しよう」と思わせるきっかけとなるかもしれないため、事前に準備をするメリットは大きいでしょう。
事前に無難な質問(今後のキャリアへのアドバイスを求めるなど)を決めていました。ですが、面接を受ける中で気になることが出てきたら、そのことについて聞いていました。
とにかく自分がどれほど「この会社に入りたい」という思いをかけてきているかを伝える時間にできるように、しっかり目を見ながら話すことを意識しました。またコミュニケーションの面では熱意が伝わるような話し方をすると決めて、話し方の対策をしていました。
質問されると思っていなかったので準備をしていなかったのですが、即興で「御社を第一志望として、これまで就活を頑張ってきました」と伝えました。第一志望ということをアピールすることが大切だと思います。
先輩の成功例をチェック! 面接官にウケた「最後に一言」
「最後に一言ありますか」への回答は人によってさまざまにあります。自由にアピールできるからこそ、何を言えば好印象につながり面接官にウケるのか、準備するときに悩むこともあるでしょう。
そんな人のために、先輩が使った好印象につながる「最後に一言」を聞いてみました。
面接官への印象が良さそうだったり、手ごたえがあったと感じたりした成功例を集めたので、自分だったらどのように話すかをイメージしながら参考にしてみてくださいね。
人柄やキャラクターをアピールした
まずは自分の強みや長所、個性をアピールした例を取り上げます。他の質問で述べた回答を補足し、自分の強みを再認識してもらうことができます。
強みや長所をアピールするときは、それらの素養を入社後の業務や組織でどう活かしていくつもりなのかという応用方法も一緒に考えておけると良いですね。
企業によっては採用ページに「求めている人物像」や「活躍している社員へのインタビュー」を公開していることもあるので、事前に調べたうえで自分が持つ強みと紐づけられないかを考えるのもおすすめです。
最終面接など、より重要な面接のときは、会社に最もアピールしたい自分のアピールポイントを最後の一言で述べるようにしていました。
たとえば、営業職など根気のいるような業種の面接では「最後になりますが、私の持ち前の負けず嫌いさを活かして、粘り強く努力し貢献できる人材になりたいと考えております。本日はありがとうございました。」といったアピールをしていました。アピールする内容は会社や業種によって変えていたのですが、ほとんどの面接官がニコニコしながら聞いてくださっていたので、ウケは悪くなかった印象です。
面接官からフィードバックをもらうことも
また、「最後の一言」を聞かれた際に面接のフィードバックを聞いたこともあります。大体の面接官が面接時の自分の印象を答えてくれました。フィードバックを聞くことで自分の面接の評価を聞くことがでますし、反省点を次回に活かそうという熱意もアピールできるので好印象かと考えました。
フィードバックを聞くときは、「大変恐縮なのですが、もし可能でしたら今回の面接で感じた私の印象や改善点などございましたら教えていただきたいです。」など低姿勢で聞くように意識していました。
企業への志望度や自分の熱意を伝えた
企業や仕事に対する熱意や志望度をアピールすることもおすすめです。志望動機を補足したり、入社後の具体的な活躍イメージを伝えることで、他ではなくその企業でなくてはいけないことをアピールできます。
希望する業界や職種で必要になる資格やスキルを取得しようと動いているのであれば、その点も一緒に話すといいでしょう。
たとえば、デザイナーを希望しているなら色彩検定に向けての勉強内容、IT業界のエンジニアを希望しているならプログラミングに触れたり、資格取得に向けての勉強をしている、などのアピールはその職種に対する理解を深めようとする姿勢を評価してもらえることもあります。
面接官に「この人は希望の職種に対して本気なんだ」「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるような具体的なビジョンや動機を考えてみましょう。
熱意をアピールするときに! 好印象を残すコツとパネリストの回答例
「最後に一言」で重要なのは熱意を伝えることだと思います。
「私の将来ビジョンと御社が一番マッチしてます。御社で働けることができれば自分の夢に一歩近づけると思っています。この会社に入って、将来的には〇〇さんのような立派な社員になって、最終面接を務められるような存在になっていきたいと思っています。入社までに〇〇の資格をとって、1日でも早く活躍できるよう、精進しますのでよろしくお願いします。」
と実際の面接で回答しました。改めてにはなりますか、面接の締めくくりは熱意を伝えることが大切で、「この会社しかない」と企業にわかってもらうことが重要だと思っています。
面接官の印象に残る言葉や内容を伝えた
強みや志望度以外にも、面接官の印象に残るアピールはあります。たとえば、企業理念に共感していることや、入社を想定した逆質問、面接へのお礼をするなどです。
企業理念を詳しく述べることで、事前に下調べをしていることもそれとなくわかってもらえますし、逆質問する場合は「自分の企業への入社意欲が高いんだ」と印象付けることもできます。
どんな一言でアピールした? パネリストの回答を大公開!
自己PRや志望度以外にも、面接官にアピールできることはたくさんあります。ここでは、面接を経験したパネリストがどんな内容の「最後に一言」を伝えたのか、回答するときのコツもあわせて聞いてみました。
「最後に一言」では、どうしてその企業に関心を持ったか・どのような強みを活かしてどのようなことを成し遂げらえるかをアピールすると良いと思います。
最終面接では対面での面接で「最後に一言」を聞く企業が多いので、それぞれ受ける企業別に準備しておいた方がいいと思いますし、用意した回答に関しては一貫性を持たせることが重要です。
一度回答全体に一貫性を持たせられているか、友達に客観視してもらうこともおすすめです。私は「最後に一言」を準備していなかったことがあったので、即興で答え、論理がわかりづらい回答をしてしまった経験があります。
「最後に一言」では、あらかじめホームページの社長コメントなどから企業の将来的な方針を理解し、自分の価値観や強みをどのように活かしていきたいのかを明確に伝えるようにしています。
企業は常に何かしらの課題を抱えていて、それに対して将来貢献してくれる人材が欲しいはずです。それに加えて、新卒に対しては今できるかどうかよりも、将来的に求める人物像に近くなってくれるかを見られていると感じます。
そのため、面接官の人に「自分は御社の役立つ人材像」と「自分の目指す将来の人材像」に親和性があることをアピールすることが重要だと考えています。
失敗談から学ぶ! 面接の「最後に一言」のNG例
ここまでは面接官に好印象を与えられた成功例を紹介してきましたが、「最後に一言ありますか」という質問には避けるべき回答も存在します。
ここでは、実際の面接でにがい経験をした先輩の失敗例を紹介していきます。
注意すべき点や好印象につながりにくい理由も一緒に解説するので、既に「最後に一言」の準備を進めている人も、自分のアピールがNG例に当てはまっていないかチェックしながら読み進めてみてくださいね。
「特にありません」と答えてしまった
「最後に一言ありますか?」と聞かれて、意図がわからなかったり返事に困ってしまって「特にありません」と答えてしまった人もいるのではないでしょうか。
「最後に一言ありますか?」と言われ「特にありません」と答えるのは避けたほうがいいでしょう。
学生にアピールチャンスを与えようとしている面接官もいるため、「特にありません」という回答をしてしまうと「企業に興味や関心がない」と判断されかねません。せっかく今までの面接の質問に回答できていても、最後に入社意欲がないと思われてしまうのはもったいないですよね。
話す内容が決まっていなくても、面接の感想や面接官への逆質問などを発言する前提で臨みましょう。
福利厚生や条件を話題に出してしまった
企業の福利厚生や給与などが魅力で面接を受けている人もいるかと思いますが、こういった条件面の話題は「最後に一言」で出さないほうがベターです。
企業を持ち上げる意図や褒める意図で話題に出すと、「企業に感じている魅力は条件面だけ」という誤解を生みかねません。
前提として、面接官も福利厚生や条件面ではなく、仕事に対して熱意のある学生に入社してほしいと思っているので、直接的な表現を避けて言及する、もしくは他の回答を用意するなどを心がけましょう。
福利厚生や条件面を話題に出すときは、あくまで仕事の環境面を気にしていること、制度や条件が仕事のモチベーションになるというニュアンスで発言するのがおすすめです。
また、人事面談や内定後面談を依頼できるのであれば、面接の場ではなく面談で質問するのも一つの手段ですよ。
実際の面接で、「最後の一言」を求められた際、採用条件や福利厚生に触れた回答をしました。
「最後に、採用条件や福利厚生についてお聞きしてもよろしいでしょうか。貴社が従業員のキャリアやライフスタイルを支援し、働きやすい環境を提供していることを知り、非常に興味を持ちました。採用条件や福利厚生がどのように従業員の幸福度やモチベーションに影響するかについて、お聞かせいただければ幸いです。」
このように採用条件や福利厚生について尋ねるときは、自身の働く環境や待遇がモチベーションになると表現し、理解を深めて納得感のある選択をするための質問だと認識してもらえるように工夫しました。
内容がまとまらない状態で話してしまった
「最後に一言」は簡潔に伝えましょう。「一言」と言われている以上、長々とアピールに時間をかけるのはネガティブな印象になってしまい逆効果です。
「最後に一言」はおおよそ30秒〜1分を目安に収まるよう意識し準備しましょう。これは、文字数に置き換えると150〜300字程度です。
伝えたい要点を書き出し、実際に話してみたときは1分以内に収まるかどうかを事前に測っておくと安心して選考に臨むことができますよ。
本選考の一次面接をオンラインで受けたときに、逆質問は準備していたものの、最後の一言を用意していなくて即興で答えました。しかし、上手く回答できずに失敗した経験があります。
体感としてはだいたい30秒くらいでその企業で成し遂げたい事と自分の強みを絡めて、どう活躍していきたいかを話していましたが、成し遂げたいことがそれまでの原体験の経験と紐づいていなかったり、小さな部分で繋がりが見えなくなった回答をしてしまい、面接官の表情が曇ってしまっていたので、これは落ちたな、と思いました。
答えがわかっている質問をしてしまった
「最後に一言ありますか」への回答として企業に逆質問をする場合は、調べれば回答がわかる質問をするのはやめておきましょう。
企業のホームページ(HP)や採用ページを見れば解決してしまう質問や、これまでの面接の中で面接官が説明していたことを重複して聞いてしまうと、企業のことを下調べせずに面接に挑んだのだと思われてしまいますし、「準備不足」という印象を与えかねません。
逆質問の内容は、目の前にいる面接官だからこそ聞ける会社の雰囲気や活躍している社員の人物像などの、働いている人でないとわからない内容を準備する方が面接官へのウケもいいですし、企業への理解を深めようとする姿勢を見てもらうことができますよ。
実際の面接で「最後に一言」を求められたとき、企業のHPに書いてあることや、説明会で説明された内容をそのまま述べてしまった経験があります。
その結果、自分の個性や独自の視点を示すことができず、面接官に印象を与えることができなかったと感じました。この経験から次の面接では、自分の考えや経験に基づいたオリジナリティ溢れる一言を用意するよう心がけました。
その他の失敗談
「最後に一言ありますか?」への返答には、先輩のこんな苦い経験もあるようです。
PR業界の面接で、ヒットするプロモーションの共通点などを聞いたことがあるのですが、これは失敗だったと感じています。
面接官の人は「それがわかったら苦労しないよね」と苦笑しながらお答えになり、自分がすぐに答えを求める人材になりそうと思われた気がします。
そのため、もっと抽象的に「ヒットするプロモーションを企画していくために何を意識するべきなのか」などの質問にしておき、努力意欲の高さなどをアピールするようにしておくと良かったと思います。
就活の最初は、「最後に一言」を全く考えていなくて、「本日はありがとうございました」と簡潔に述べてしまっていました。ですが、友人の面接の話を聞いたりする中で、最後の一言は志望度や熱意を伝える機会なのだと知り、そこで初めて失敗したなと感じました。
それからは、「○○さんにお話を伺う中でよりこの会社で働きたいという思いが強くなりました」など熱意が伝わるように最後の一言を伝えるようになりました。
なんとなくですが、やはり最後の一言で熱意が伝わるように意識したほうが面接官の方の反応もいい気がします。
最後の一言として、「御社に入社したい」「御社が第一志望である」という思いを伝えようとしましたが、最後の締め方がわからない上に、面接の感想を述べただけになってしまった経験があります。
具体的には、最後に一言を求められると考えていなかったため咄嗟に、「本日の面接を通して、改めて御社の魅力を感じ、御社の一員になりたい思いが強くなりました。ご縁があればどうぞよろしくお願いします。」と言ったところ面接官に失笑されてしまったため、失敗したなと感じました。
オンラインの本選考一次面接の際に、まさか最後の一言は聞いてこないだろうと思っていたため最後の一言ではなく逆質問をいくつか用意していたことがあります。
「面接で最後に一言ありますか?」と聞かれたときは、その場で即興の最後の一言をつくりました。言った内容として、自分の強みと企業で成し遂げたい事を絡めて話しましたが、あたふた慌ててしまい、上手な回答ができませんでした。
やはり面接官にも上手く伝わっていなかったようで、納得した表情は見られませんでした。
面接の「最後に一言」で好印象を与えるコツ
ここまでは実際の面接で「最後に一言ありますか?」に答えた先輩の成功談や失敗談を紹介してきました。
成功例と失敗例、どちらも参考になる点はありますが、好印象を生みやすい「最後に一言」を作る重要なポイントをまとめて見ていきましょう。
何を発言すると企業から評価を得られるのか、何を言ってはいけないのかを明確にしておけば、とっさの質問でも対応することができますし、好印象を生むコツを知っていれば、自分の強みとかけ合わせて強力なアピールにすることができますよ。
短い時間で印象に残るアピールをする
「最後に一言ありますか?」という質問に対し、短時間で存分にアピールができている回答は好評価になりやすいです。
短時間でアピールをするには、自分の強みが何かを解明するための自己分析と、それを話すための言語化が必要不可欠です。
自分の強みを明確にしておく自己分析ができていないと、何を話すか、自分のどこを売りにするのかが決まりません。加えて、「最後に一言」は1分程度で言い終えるのが理想です。これは文字にすると300字くらいですが、いきなり自分のアピールポイントを300字に凝縮して話すのは難しいことです。
だからこそ、この2つが両立している回答だと完成度が高く伝わりやすいため、面接官に好印象を与えられる可能性が高いです。
面接の「最後に一言」で企業に短く、わかりやすくアピールできるよう、準備したことや意識したこと、就活生へのアドバイスがあれば教えてください!
「御社を第一志望としてこれまで就活頑張ってきた」と伝えました。OB・OG訪問や座談会などに積極的に参加して社員の人に惹かれたことや第一志望だということをアピールすることが大切だと思います。
とにかく熱意を伝えることだと思います。自分にとってこの会社でなくてはいけない理由や、内定をもらったら就活を辞める、など圧倒的な志望度の高さを見せると伝わりやすいと思います。
志望度が高い理由と熱意をアピールできている
受けている企業が第一志望である理由や、その業界・職種にこだわる動機が一貫している回答は評価を得やすい傾向にあります。
たとえば、エンジニアになりたい学生がいたとします。「なんとなくかっこいいし、将来性が期待できるためエンジニアを目指しています。」という学生と、「技術で人を豊かにしたいという就活の軸があり、エンジニアを希望しています。特に御社では他社にはない最先端技術を用いた製品開発ができるため、志望度が一位です。」という学生であれば、面接官は後者と働きたいと思います。
同じように、面接の中で主張していたことと「最後に一言」の内容が合致していたり、その業界や職種を希望する理由を過去の経験などから言語化できていると、面接官には好印象に映ります。
面接の「最後に一言」で企業に熱意を伝えるときに意識したことを教えてください!
「御社を第一志望としてこれまで就活頑張ってきました」と伝えたあと、その企業でどのようなキャリアを歩みたいのか、自分がその企業で働くイメージを持たせることを意識しました。
事前に企業理解を徹底したうえで面接官に質問する
逆質問をする場合は、しっかりと企業のことを調べ、面接官や人事だからこそ聞きたいと思うことをまとめましょう。
事業内容や企業理念などではなく、面接官の入社の決め手や、会社の社風・雰囲気など、「実際に企業で働いていないとわからないな」という質問を選ぶことが重要です。
事業内容や企業理念、労働条件に関することは企業のHPや採用サイトを見れば自分で調べることができます。避けたほうがいい例でも解説しましたが、答えがわかりきっている質問を面接官にしてしまうと、「下調べをせずに面接に臨んだのだな」とネガティブな印象を与えることになってしまいます。
面接官はその企業で働いている社員の一人です。面接官への質問は、入社意欲のアピールにつながると同時に、働いてみて感じるメリットや魅力といった、ネットではわからない生の意見を聞く貴重な機会になりますよ。
面接の「最後に一言」で企業に逆質問をするために、事前に調べていたことや参考にしたものがあれば教えてください!
インターンに参加していた企業に関しては、そのインターンで学んだことや疑問に思っていたことを聞いていました。インターンは実際に働いている人と話せるためおすすめです。
インターンについて逆質問をするためには、まずインターンに参加しなければいけません。インターンの面接対策方法は次の記事で解説しているので、チェックしてみてくださいね。
インターンシップ面接でのリアル回答を大公開|経験者に聞く選考突破法
面接の「最後に一言」は選考の段階に応じて使い分けるのもおすすめ!
面接の「最後に一言」は選考の段階に応じて聞かれたり、聞かれなかったりと企業によってさまざまです。
ただし、面接が進むにつれて企業は学生がしっかり準備してくることを期待しているため、逆質問とは別で「最後に一言」が聞かれる可能性が高くなります。
必ずしも使い分ける必要はないですが、受験する企業によっては「最後に一言」をどの面接でも質問する、と決めている場合もあるため、何パターンか用意しておくことをおすすめします。
一次面接・二次面接のとき
選考のフローが浅い一次面接や二次面接は、基礎的なコミュニケーションが取れるか、求める人物像とのギャップがないかを見ていることが多く、中には一度に大勢を選考するためにグループディスカッションや集団面接の形式を取る企業もあります。
一次面接や二次面接では基礎的な人間力や学生の対応力に着目している面接官が多いため、面接のなかに「確実に落ちる決め手」がなければ、面接官が次の面接に進ませる可能性は高いといえます。
しかし、面接の早い段階から「最後に一言ありますか?」という質問に的確に答えられれば、周りの学生との差別化になりますし、面接官に「この学生は他と違うな」と思わせることができます。
一次面接では企業理解が浅い学生が面接を受けていることもあるため、逆質問をして企業研究が進んでいることのアピールや、自分の強みを話して仕事に応用するイメージができていることをアピールするのも、差をつけられるポイントになりますよ。
一次面接で、面接の締めとして「最後に一言」を求められました。はじめて聞かれたことと、まさか一次面接の段階で求められるとは思っていなかったことから、失敗した経験があります。
その時はグループ面接ではなく、一対一の個人面接でした。即興で「最後に一言」をつくることになってしまいましたが、インターンシップを通じて学んだことと、その企業が成長段階であることを知っていたので、オーナーシップを持って社員が働くことの大切さと自分の挑戦心・主体性を活かして活躍したいという風に言いました。
就活をしている人の中には、一次面接の通過率が悪い、なかなか次の選考にすすめない、という人もいるのではないでしょうか。この記事では一次選考の通過のポイントを面接経験者のアドバイスを交えながら解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
一次面接通過のコツを内定者が語る! リアル成功・失敗談付きで解説
二次面接については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。一次面接との違いやよくある質問とその回答例など、対策方法について詳しく解説していますよ。
二次面接ガイドブック! 合格者に聞いた選考通過のコツや対策法
最終面接のとき
最終面接では、入社後をイメージした質問や自分の将来ビジョンについて聞かれることが多くなります。
面接全体を通して、企業が求める人物像に当てはまっているか、学生に入社意欲があるか、入社したあとに結果を出せそうかどうかを最終確認しているのです。
その企業が第一志望だったり、内定を獲得したいという熱意があるのならば「最後に一言ありますか?」という質問では、その企業でなくてはいけない理由や強みをどう活かしていくか、将来のビジョンなど、入社後を想定した回答が好印象を得やすくなります。
最終面接では自分自身の過去の経験を活かして、「最後に一言」を用意しておきました。
消費財メーカーの最終面接を受けたときに、「先程と重複してしまうのですが、私の強みは○○です。御社にはハングリー精神を持つ社員がたくさんいることをこれまでのインターンやOB・OG訪問を通して学んできました。私もそのような仲間たちと○○という目標を成し遂げたいと考えております。よろしくお願いいたします。」という風な回答をしていました。
すると、面接の中で伝えた強みと企業の中で成し遂げたい事をコンパクトに要約して伝えられたためか、面接官も納得した表情をしてくれました。
次の記事では、最終面接でする逆質問について解説しています。面接ごとに逆質問で気を付けるべき点が変わってくるかもしれないので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
最終面接の逆質問40選|内定者に聞く「自分を売り込む逆質問」とは
例文20選! 面接の「最後に一言」へのアピール例
ここからは面接の「最後に一言ありますか?」に対する回答例を20個紹介します。それぞれ何を面接官にアピールするかがジャンルごとに分かれています。
それぞれの例文を解説もしているので、「最後に一言」を考えるときの参考にしてみてくださいね。
人柄やキャラクターをアピールする一言
ここで紹介していくのは、自分の強み、学生時代に頑張ったことや自己PRを補足する「最後に一言」です。
自分の性格や個性をアピールすることも可能ですし、既に面接で発言したことを補足することで、自分のエピソードに説得力や再現性を持たせることができます。
自己PRを補足する一言①
先ほどもお伝えしましたとおり、私は学生時代に塾講師のアルバイトをしていました。そこでは生徒のメンタルケアのほか、成績が上がるように一人ひとりにあわせたカリキュラムを組み、試行錯誤してきました。志望校に合格させるまでコミットする力と、何が課題であるかを的確に判断し、解決策を考える課題解決能力には自信があります。お客様一人ひとりのニーズや悩みに合わせてサービスを提供するなど、御社の事業に効果的に活かしながら活躍したいと思っています。
過去の経験から、「コミット力」と「課題解決能力」という2つの強みをアピールするとともに、それらの強みを業務に落とし込こむイメージができています。端的にまとめられている点も好印象な一言です。
自己PRを補足する一言②
面接でもお伝えしたとおり、私は学生時代、地元のボランティア団体で地域の清掃活動を主催し、参加者のモチベーション維持や効率的な活動運営でリーダーシップを発揮しました。活動の日程を調整し、必要な清掃用具や場所の手配をおこない、参加者にモチベーションを与えるための定期的なコミュニケーションを心掛けました。その経験から、老若男女を問わず柔軟な対応力とチームワークを身につけたつもりです。この力で御社の文化に即座に適応し、チームの一員として貢献したいと思っています。
大学時代の経験で、自分がどんな役割を担い、どう行動していたかを具体的に説明できています。そこから学んだことを企業の中でも活かしていきたいという点もうまくまとめられています。
長所をアピールする一言①
面接でもお伝えしたとおり、私の長所は忍耐力です。高校時代から始めたサッカーを、大学時代に引退するまで7年間やりきりました。チームで掲げた地区大会への出場など、一度ゴールに決めたことは、諦めず愚直に取り組む重要さを培ったと感じています。
御社に入社した後はこの強みを活かし、自分が担当するお客様にご満足いただけるまで品質にこだわったサービスを提供したいと思っております。
アピールポイントの長所を補足し、聞き手がイメージしやすい再現性があります。入社後の仕事では顧客へどう対応するかなど、実際に業務をするときのイメージを掴めている点も好印象です。
長所をアピールする一言②
面接でもお伝えしたとおり、私の長所は柔軟性です。大学時代に留学経験があり、予期せぬ変化や事態に対して計画を柔軟に調整するなどした経験から、新しい文化や環境に適応する力を身につけました。また、学業とアルバイトを両立させる中で、日程を上手に調整することで、両方の活動を円滑に推進することができました。御社においても状況に対応し、効果的な解決策を見出すために柔軟性を活かしながらチームの一員として貢献したいと考えています。
自分の長所をどのように身に付けたか、それを日常生活でどう活かしてきたかが想像しやすく、説得力のある一言ですね。
強みの活かし方をアピールする一言
私の強みは協調性とチームワークです。学生時代に経験したことを通じて、環境の変化への適応にはチームメンバーとの協力が重要であることを学びました。グループで留学したときには、現地の文化や人間関係、環境に適応できるよう対応策を見出すように工夫してきました。複数人でおこなう学校のプロジェクトやスーパーのアルバイトでもメンバーと協力しながら、課題に柔軟に対処しながら目標を達成しました。御社での活動にも、この協調性とチームワークを活かし、成果を上げたいと考えています。
学生時代にチームワークをもって取り組んだことを広く説明しています。「誰かと一つのことに取り組める」という強みを一貫してアピールできています。
企業への志望度や自分の熱意を伝える一言
ここから先は、企業へ知ってほしい自分の熱意や志望度をアピールする例文を紹介します。
第一志望の企業の面接で使ったり、業界・職種に対しての熱い思いを伝えたいときの参考にしてみてくださいね。
志望度の高さをアピールする一言①
私はかねてよりIT業界に興味があり、学校の専攻は違えど、エンジニアを目指して独学でプログラミングを学んできました。小さい頃にロボットコンテストで医療用のロボットを見た経験から、技術で人々を応援したいという思いがあり、現在は自分でも効率化を図る研究をしています。御社はすでに革新的な技術で、困っている人を支援する製品をいくつも実現しておりますが、本日の面接での話も相まって入社したい意欲が高まりました。
その業界に興味を持ったきっかけから、エンジニアになるために自分で行動に移すまでが明言されており、職種への熱意があることをアピールできている一言です。
志望度の高さをアピールする一言②
私は幼少期から環境問題に敏感で、持続可能な技術の重要性に関心を寄せてきました。そのため、大学ではプログラミングを専攻し、エネルギー効率を高めるソフトウェアの開発に取り組んできました。自宅や学校の省エネルギーシステムの改善を通じて、技術が地球環境に与える影響について理解を深めているところです。本日の面接での話を通じて、御社での働きが自らの志向と一致していると確信しましたので、私のスキルと情熱を活かし、御社の技術革新に貢献したいと心から願っています。
自分が取り組んできたこと・取り組んでいることと企業の共通点を話すことで、マッチ度の高さや自分の熱意を的確にアピールできていますね。
入社後のビジョンを伝える一言
私は、営業職として目の前のお客様、そして御社の両方に価値提供のできる社員になりたいと考えています。まずは現場で売り上げを出すことと、お客様からの信頼を頂くことの両立をさせ、3年目以内にはマネージャー、5年目にはエリアマネージャーを任せていただけるような活躍をしたいと思っています。大学時代にチームスポーツをしていたことから、マネジメントにも興味があるため、自分の培ったスキルで人材育成にも挑戦したいと考えています。
具体的に何年目までにこのレベルまで到達したい、というキャリアイメージが持てている点が高評価です。入社後の活躍イメージと挑戦したいことが具体的で良いですね。
入社後に挑戦したいことを伝える一言
入社後は、御社の「クリーンエネルギー推進プロジェクト」に参加し、持続可能なエネルギー技術の開発に挑戦したいです。たとえば、再生可能エネルギーの効率的な利用や、省エネルギーシステムの改善に貢献したいと考えています。そのために、入社前にクリーンエネルギーの技術や業界動向について知識を深め、持続可能なエネルギーに関する最新の研究や技術について情報収集をおこない、入社後すぐにチームに貢献できるよう準備していきます。
企業研究と業務理解がしっかりできており、入社後にどのように携わっていきたいかが明確に伝えられている一言です。
その企業でなくてはいけない理由を伝える一言①
面接を通じて、他の企業ではない、御社の技術革新へのコミットメントや先進的なプロジェクトに対する情熱を深く感じました。私の就活の軸は「常に新しいチャレンジを求められる環境で働く」「最先端の技術にかかわれる環境で働く」の2つですが、御社ではどちらの軸も実現しながら活躍できると考えています。社風や価値観が一致する御社の環境で自らの能力を最大限に発揮し、業容拡大に貢献したいと考えています。
自分の就活の軸に言及しながらその企業が良い理由を、しっかりと述べています。その環境の中で活躍していきたいという成長意欲も伝わってくる一言ですね。
その企業でなくてはいけない理由を伝える一言②
面接を通じて、御社のサービスがトップクラスのシェアを持つ理由を再確認しました。また、御社のサービスが世界的にもリーダーシップを示し、そのインパクトが社会に及ぶことに感銘を受けています。私は学校のワークでマーケティングに興味を持ってから、「数字を用いながら社会貢献する」という目標をもち、裁量や影響力を持てる現場で仕事をしたいと考えています。世界的に大きなマーケットで活躍する御社の中でスキルを磨きながら、資格や検定の取得にも挑戦していきたいと思っています。
企業の特徴や社会的な影響をふまえ、自分が仕事に求める環境や目標について伝えています。資格や検定の勉強にも意欲的なのが好印象です。
面接官の印象に残る言葉や内容を伝える一言
ここでは、自己PRや志望度以外の内容で企業へアピールする例文を載せていきます。
企業理念への共感や仕事への意気込みを伝え、面接で話した内容以外で企業研究の深さや社会人になることへの覚悟をアピールすることもできます。
企業理念への共感を伝える一言①
御社の経営理念である『お客様は常に正しい』に深く共感しています。面接を通じて、お客様のニーズと要望を最優先事項とする御社の姿勢に改めて触れました。過去のスーパーでのアルバイト経験から、お客様の声を真摯に受け止め、彼らの期待に応えることが企業人の使命であると痛感しました。御社の価値観を胸に、お客様との信頼関係を築きながら、常にお客様ファーストで向上心を持ってサービスを提供していきたいと考えています。
企業理念と実際の企業の雰囲気に触れながら、共感できる理由や経験を話しています。過去の経験との紐づけができていて、企業理念を体現できそうな印象を与えますね。
仕事への意気込みを伝える一言①
営業職として、私は論理と情熱を持って取り組みます。大学時代の新入生サポートセンターで、チームと協力して新入生やご家族のニーズをヒアリング・提案するなかで、相手との関係性を築くことの意義を理解しました。営業はチャレンジングであり、成果を上げるためには努力と粘り強さが求められます。私は、その中で自分自身を成長させ、新たなスキルや知識を習得することができると考えています。御社でのキャリアを通じて、業界のリーダーとしての道を切り拓くために、常に努力し、成長し続ける覚悟があります。
希望する職種をどのようにとらえているか、自分なりの意見とその覚悟が伝わってくる一言ですね。職種への理解が深い点もポジティブです。
仕事への意気込みを伝える一言②
私は現在の研究に情熱を注ぎ、革新的な解決策を模索しています。自動運転システムの開発に携わるこのプロジェクトで、センサーデータの処理や機械学習アルゴリズムの実装のなかで多くの課題に直面しました。それらを解決するたびに、技術の限界に挑戦する喜びを味わいました。私は技術の進化に敏感であり、最新のツールやテクノロジーを駆使して課題に立ち向かうことにワクワクします。御社は事業と技術の種類が豊富に展開されているため、その環境、好奇心を持ちながら新たなスキルや知識を習得し、オールマイティに活躍する技術者になることを目指します。
自分が将来実現させたい自己像やゴール地点を宣言している一言ですね。技術への向き合い方や、どういった点に楽しみを覚えるかの自己理解もできているため、業務への向き合い方や成長意欲に説得力があります。
就活の軸との紐づけた一言
私は就活の軸に、「人との関わりやコミュニケーションが活発な職場」を掲げて重きを置いています。これまでの学生生活で、部活やアルバイトを通じて、人々と協力して目標をクリアする達成感を味わった経験があるからです。お客様との信頼関係を築き、ニーズに応えることが営業職において重要だと考えています。御社のサービスはお客様との信頼関係や職場のコミュニケ―ションが成果に必須だと感じているため、その環境で成長しながら御社で活躍していきたいと考えています。
なぜその就活の軸を掲げているのか理由とともに説明できていますね。自分の経験や学んだことと、業務で必要な要素を関連付けることで、自分と企業の親和性をアピールできています。
面接のお礼や質問を伝える一言
最後は、面接そのものに対するお礼や逆質問をする例文です。
面接の中で新たに知ったことや企業について理解が深まったことや、疑問に感じることがあればそれを話題に出すことで企業への興味や関心があることを知ってもらうこともできます。
面接へのお礼を述べる一言
本日はお忙しいところ、面接のお時間を頂きましてありがとうございます。本日の面接で御社の今後の展望や、事業内容について今まで以上に理解が深まりました。これまで自分が学んできたことや経験してきたことを活かし、御社の一員として活躍したいと思っております。改めまして本日はありがとうございました。
面接のお礼を述べる際は、「ありがとうございました」だけでなく、面接の中で新しく知ったことや感じたことを一緒に述べましょう。お礼を言ったあとに丁寧にお辞儀するなどを心がけると感謝の意が伝わります。
面接の感想を述べる一言
面接を通じて、御社のビジョンや経営理念に深い共感を覚えました。同時に、自身の営業職としての強みや意気込みを伝えるチャンスをいただけたことに感謝しています。対話の中で、御社での営業職におけるチームワークやお客様への価値提供の重要性を改めて認識しました。特に、御社のお客様第一主義の姿勢に深く共感し、その理念に基づいて働くことへの意欲が一層高まりました。本日は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
面接で話題に出たことをまとめながら、企業に対する思い、意気込みを述べる機会へのお礼を述べています。企業が大事にしている理念や面接で改めて確認できたことを自分の言葉で伝えているため、企業や仕事への理解度、意欲が伺えて好印象です。
入社前に必要なことを質問する例
入社前に、御社での業務や環境についてより理解を深めるためにいくつか質問があります。まず、御社の技術部門のチーム構成や役割分担について詳細を知りたいです。また、自分のキャリア形成を考えるうえで参考にしたいと思いますので、入社後の研修やサポート体制についてもお伺いできますか?
入社後した後のイメージが明確になっている印象をあたえる一言です。教育制度は説明会で話題になる場合もあるため、具体的な構成や役割についても話題に出している点が良いですね。
資格や検定の勉強を始めている人は、それを話題に出しながら話すと「業務を全うする意欲がある」と評価される可能性があります。
面接官の仕事のやりがいについて質問する例
○○さんの仕事のやりがいについてお伺いしたいです。面接官の方々の仕事に対するやりがいや達成感を教えていただけますと幸いです。また、仕事に対するモチベーションを保ち、やりがいを感じている要因を教えてもらうことで、私自身の仕事の目標を見出すことにつながると思いますので、その点についてもお聞きしたいです。
ただ面接官のやりがいについて聞くだけでなく、質問の背景や意図を伝えているのがポイントです。
面接官は仕事について似たような質問をされている可能性が高いため、面接のなかで気になったことを質問に交えながら質問してみるのもいいですね。
活躍している人の人物像について質問する例
御社で活躍している人の人物像を知りたいため、何点か質問がございます。まず、御社で成功している人々に共通する特徴や価値観について教えていただけますか? また、御社の優秀な社員が持っているスキルや行動パターンについても興味があります。御社での活躍を目指す上で、成功の秘訣を学ぶことができると思いますので、ぜひご教示いただければ幸いです。
何を聞きたいかが明確に決まっている点や、質問の意図をはっきり伝えている点が好印象です。入社後に活躍していきたいという意欲が伺える質問ですね。
最後の一言は、面接官に自分をアピールする最後の機会なので、「自分がその企業で働いたらどのように役に立つのか」を出来るだけ鮮明にイメージさせることを意識しています。さらに、面接官の立場で考え、自分を採用するときの懸念点を払拭させることも同様に重要だと思います。
具体的には、受けている企業が目指しているビジョンや、採用チームの目標などを見ておき、自分が面接で伝えてきた強みや経験と絡めながら、将来的にその企業で何をしたいのかを伝えます。その際、時間があるようなら具体例も一緒に伝えるようにしています。
また、それ以外の業務をやりたくないと思われないよう、そこまでのキャリアビジョンや道筋を改めて伝える、想定外のキャリアでも自分は糧にして価値を生み出していきたい、という意思を伝えています。
企業の「今」だけではなく「未来」を見る視点を
どうしても面接の限られた時間では、伝えきれないことや話したい内容とずれてしまうことが多くあります。それらを最後の一言の時間を使ってチューニングしていくことが重要です。そのためには、伝えたい事を明確にしておくことと、企業の現在だけではなく将来についても調べておくと良いと思います。
面接の「最後に一言」は聞かれないこともある
面接の「最後に一言ありますか?」という質問は、かならず聞かれるわけではありません。面接をする企業や面接官によって変わります。
一部では「最後の一言はありますか?」と聞かれたか・聞かれなかったかで合否を推測することもあるようですが、この質問があったかどうかで合格・不合格が決まるということはありません。あくまで面接の質問の一部という認識で一喜一憂せずに挑みましょう。
かといって実際に面接をするとどうしても気になってしまう、という人は、実際の面接で同じ経験をした先輩の体験談も参考にしてみてくださいね。
「最後に一言」が聞かれない理由
「最後に一言」が聞かれない理由として、面接官が情報を集めきったと判断した、面接の時間が限られている、などが挙げられます。「最後に一言ありますか」という質問をしない面接の場合は、代わりに逆質問の時間を設けて面接が終わることもあるので、油断せずに面接に臨みましょう。
ここからは「最後に一言ありますか」の質問をされないときの主な理由を一つずつ紹介していきます。
判断材料が十分揃っているとき
面接官が用意した質問だけで学生への理解が十分だと判断した場合には、「最後に一言ありますか?」と質問されないことがあります。
面接の質問に対して学生が的確に回答しており、それぞれの人柄や志望動機などを面接官が明確に理解したときは、そのまま面接を終了し合否を出します。
もとから企業が想定していないとき
そもそも面接官が準備している質問のなかに「最後に一言ありますか?」という質問自体を入れていない場合もあります。
他にも、同じ企業の面接でも一次面接では聞かれず、二次面接では聞かれる、など面接フローによって変化します。
質問がもともと用意されていない場合は、最後の質問を終えた後すぐに面接が終了するため、いつでも最後のアピールチャンスがあるわけではないことを覚えておきましょう。
面接の残り時間が少ないとき
面接は一回あたりの所要時間が決まっています。
面接官のスケジュールや他の面接者が控えているなど、面接の時間が迫っている場合、面接官は「最後に一言ありますか?」という質問を省くことがあります。
「最後に一言」を聞かれないときはどんな面接だった?
面接したとき、「最後に一言」を聞かれなかったことはありますか? そのときの面接形式や状況はどんなものだったか教えてください!
聞かれなかったことがありました。最後の一言を聞いてくる企業は一割くらいで、少数なのではと思います。多くの企業は逆質問を設けることが多かったです。
私も「最後に一言」を聞かれなかったことがあります。最後に一言を聞いてくる会社は、肌感で3割以下くらいかなと思います。逆質問が一般的かなと思います。
あります。私が受けた企業はほとんどが逆質問で、最後の一言を聞かれることはありませんでした。逆質問の際に「最後に一言お伝えしてもよろしいでしょうか?」と聞き、その会社に入りたい熱意を伝えた経験もあります。
面接の逆質問に困ることはありませんか。 「何を話題にしていいかわからない」「面接官とって好印象な逆質問でアピールにつなげたい」という人は、この記事で逆質問について解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
自分から「最後に一言」を伝えるのはあり?
それでは、面接で聞かれる「最後に一言」を学生からきりだすことは可能なのでしょうか。
面接で聞かれたときのみ回答することが一般的ですが、どうしても伝えたいことがある場合は、自分から発信するのもアピールをするための一つの方法です。
ただし、自分からアピールをする場合は以下の注意事項を意識し、逆効果にならないようマナーを守りましょう。
面接官に許可をもらえばOK
面接の最後に自分からアピールしたいとき、いきなり話し始めるのはマナー違反になります。まずは面接官に声をかけ、許可をもらえたあとに発言しましょう。
その場合は、面接官に「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」ときりだし、お礼を述べてから自分のアピールを開始します。
グループ面接などほかにも受験者がいる場合は、挙手をすると面接官に気づいてもらいやすくなります。
30秒~1分で端的に話す
面接官の許可をもらえた場合でも、アピールしたい一心で長く話すのは控えましょう。面接官の時間を余分にもらうことになるため、「簡潔に・短く」を意識して30秒〜1分に収まるように話すのがおすすめです。
聞き手が理解しやすいペースは、およそ1分に300字程度と言われているため、伝えたい内容が300字に収まるかを事前に確認しておきましょう。
逆質問の時間を使って、最後に一言を伝える時間を作りました。
具体的には、「何か質問はありますか?」と聞かれた際に、「OB・OG訪問を通して、疑問は全て解決しているため、質問はありません。ですが、最後に御社に入社したい思いをもう一度お伝えさせていただいてもよろしいでしょうか?」と切り出していました。
時間も限られているため、ダラダラと熱意を伝えるのではなく、相手の目を見て簡潔に伝えることを意識しました。
面接の「最後に一言」はアピールチャンス! 準備して面接突破の決め手にしよう
「たかが一言、されど一言」ということわざがあるように、面接で求められる「最後に一言」は、うまく活用すれば自分のアピールや面接の決め手になりえます。
効果的なアピールにするためには、自分の強みや志望動機を整理することに加え、面接官にわかりやすく伝わるように書き出したり、声に出してみて練習することが重要です。
「やりきったな」と思える面接にするために、いつ聞かれても的確に対応ができるように備えておきましょう。自分なりのアピールを考えるときは、ぜひ先輩の体験談を参考にしてみてくださいね。
面接で聞かれる「最後に何か一言ありますか」という質問は、学生に「面接で自分のことを最大限アピールしきれなかった」という不満足感を残さないよう配慮したものです。
最後に与えられたせっかくのチャンスなので、それまでのコミュニケーションで伝えきれなかった自分の強みについて簡潔にアピールするのがおすすめです。
アピールのとき注意したいのは、この質問自体が面接の最後にされるため、残り時間が限られている点です。「アピールの場だ」と思って長々と話し続けるのはあまり印象が良くないため、長くとも3分ほどで切り上げるのが理想です。またこの機会を使って、最後に面接官へ聞いてみたい質問をぶつけるのも良いでしょう。
アピールポイントを整理しておけば「最後の一言」も焦らない
すべての面接で「最後に一言」を求められるわけではないため、特別な準備というものはありませんが、面接全体を通して伝えたい自分のアピールポイントは整理しておきましょう。
いつ何時「最後に一言ありますか」という質問をされても、話したい内容が決まっていれば冷静に対応することができますよ。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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面接で「最後の一言」 を聞かれたときのために、事前に準備や対策はしていましたか?