もしかして就活鬱かも……就活鬱の原因から対策まで一挙に解説!
就活に対するネガティブな感情が募り、就活のことを考えるだけで気分が沈んで、体調も崩してしまうという状態に陥っていませんか。その状態は、「就活鬱」かもしれません。実際に、就活への焦りと心身の不調に苦しんだ就活生もいるようです。
この記事では、就活鬱になってしまった就活生の体験談を交えながら、就活鬱でよく見られる症状とその原因、就活鬱を防ぐ対策法、就活鬱が悪化してしまったときの選択肢まで解説していきます。就活鬱を放置することは危険です。心身のサインを見逃さず、自分の状況と向き合いましょう。
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正直就活したくない……就活中に「ちょっと鬱っぽいな」と思ったシチュエーション
早速、就活生や内定者たちに就活鬱を感じた瞬間を聞いてみました。就活鬱を引き起こしてしまうのは、就活へのストレスが原因です。今皆さんが感じている鬱っぽさは、就活へのどんなストレスから起こっているのか、就活生の体験談から考えてくださいね。
面接を怖いと感じてしまうと、就活鬱になる可能性が高くなります。就活の怖さを軽減していく方法を知りたいという人は、下記の記事を確認しましょう。
就活準備で自分の時間がなくて鬱
就活中は、自己分析に企業分析、エントリーシート(ES)対策や面接対策、説明会やOB・OG訪問と、やることが盛りだくさんです。
そのため、息抜きをする時間がなくなってしまい、ストレスが溜まり気分が沈んでしまうこともあるでしょう。自分の状態を客観視できると、息抜きの重要性がわかってくるはずです。
自分の強みがわからなくて鬱
就活では、自分の強みを理解して、面接官に自分をアピールしなくてはなりません。しかし、強みを見つけるには自分自身と向き合わなくてはならず、自分を直視するうちに嫌気がさすことも少なくないでしょう。
自己肯定感が下がらないメンタルを身に付けるためにも、自己分析のどんな段階でつまずきがちなのかを確認することが、なるべく健康なメンタルで就活を進めるうえで大切になります。
自分の強みがわからないという悩みは、正しい自己分析の方法を学べば解決するかもしれません。下記の記事では、内定者がおなった効率的な自己分析の方法が学べます。参考にして、自己分析を進めましょう。
ほかの学生が優秀で鬱
インターンでほかの学生と一緒にワークをしたり、面接で面接官を唸らせるような回答をしている学生を見たりすると、比較して自分が劣っていると感じ、落ち込むこともあるでしょう。
実は、差を感じるということは、自分の弱点が見えている状況だともいえるのです。自分に必要なスキルが何かを知るためにも、自分の状況を振り返りましょう。
不採用が続いて鬱
せっかく自己分析や企業分析をしたのに、書類選考や面接に落ちてしまうと、就活へのやる気もなくなっていきますよね。これから紹介する就活生たちの体験談からも、不採用に直面しても就活を続けることの大変さが見て取れるでしょう。
体験談を確認することで不採用の理由が見えてくることもあります。自分の結果と向き合うことが難しい場合は、まずは就活生の体験談を確認しましょう。自分と近い状態にある人を見つけて、自分の状態を客観視する機会にしてくださいね。
なかなか選考通過せず落ち込んだことがある先輩の声
あります。大学3年の2月です。当時、第一志望群の企業を3つ受けていましたが、早期選考でどれも落ちてしまい、鬱っぽくなりました。
最終面接で4社連続落とされることがあり、そのときは鬱っぽくなりました。何事にもやる気が起きず、元気がなくなることが多かったです。
不採用によるストレスで、鬱っぽさを感じました。常に熱があるような感じで、食欲もなく、肌がものすごく荒れ、抗生剤や漢方を出されるまでに免疫力が落ちてしまいました。
友達が内定を持っていて鬱
内定が出るタイミングは人それぞれ違うからこそ、友人との実力差を感じることもあるでしょう。いつも仲良くしている友人グループのなかで、自分だけが内定をもらえていないとなると、焦りからストレスを感じてしまうことも少なくありません。
就活生たちも、友人たちとの実力差に悩んだようです。内定を持っている人とそうでない人ではどこが違うのかを考えながら、就活生たちの体験談を読んでみましょう。
友達に先を越されて不安になってしまう人も
友達が内定をもらっている状況を見て、鬱っぽくなってしまったことはありますか?
自分は内定までなかなかたどり着けないのに、友人は続々と内定を手にしているのを見たとき、就活鬱の状態になりました。就活のことが頭から離れず眠れなくなり、体調を崩すことも多かったです。
自分だけ就活が終わらなくて鬱
内定が出るタイミングが違うように、就活が終わるタイミングも人によって異なります。友人が内定先を決めて遊んでいて、自分はまだ就活中で苦しい思いをしているとなると、気が病んでしまうのも無理はないでしょう。
自分だけ就活が終わらないというのは、就活生にありがちの悩みです。就活をなるべく早く終わらせるためにも、まずは就活がうまくいかない原因を探っていきましょう。就活生の体験談を確認することで、原因の特定も近づくかもしれません。
就活中置いていかれるような気持ちになることはよくある
自分だけ就活を終えられず、鬱っぽい状態になったことはありますか?
就活中、面接のとき以外は焦りから常に泣いており、そこが鬱っぽいなと感じました。自分は内定がない時期に周りの友人が就活を終えだして、焦っていたのだと思います。私の場合は、内定をもらうことで、その状況が改善しました。
内定企業が一つもないまま、多数の企業で不合格を受ける度に、精神的に不安定になっていたように思います。「何も上手くいかないんじゃないか」「もう全て辞めてしまいたい」という気持ちになっていました。仲の良かった友人が、志望企業から内定をもらって、就活を終えていたのも大きかったと思います。
就活が長引くほど、「就活っていつまで続けるものなの……?」と不安になりませんか。就活が長期化してしまうのは、面接対策や求人の調べ方に問題があるかもしれません。下記の記事から、就活を効率的に進めていく方法を確認しましょう。
みんなはどうやって対処した? 就活鬱からの脱出法!
自分の就活鬱を作り出している原因を探ると、状況を改善するためのヒントが見えてきます。
自分の状況を俯瞰できたら、就活鬱を克服する方法を試しましょう。就活鬱を乗り越えた就活生たちがどんな行動をしたのかを参考に、就活によるストレスを軽減する策を考えてくださいね。
私は大学3年生の11月〜12月頃に就活鬱になっていました。大学2年生の3月頃から就活を始め、周りよりはひと足早く就活を進めていたもののサマーインターン経由の早期選考に落ち、通常の早期選考でも4社連続最終面接で落ちるという状態だったことが理由だと思います。
「このまま内定がもらえないのではないか」「私より遅くに就活を始めた人の中で内定をもらって就活を終えている人もいるのに、このままで大丈夫かな」など、周りとの比較や就活にかけた時間の多さを自覚した瞬間に焦りや不安が生じていました。
趣味によるリフレッシュや周りの人への相談は積極的にしよう
その際、友人や家族に相談したり、自分が大好きなスポーツ観戦をすることでリフレッシュしてメンタルを保っていました。また、家族に相談した際に、「人生どうにかなる、就活がすべてじゃないよ」「最終的にご縁のある会社に選んでもらえるから大丈夫」と言ってもらい、気持ちが楽になったと思います。
そもそも就活鬱ってどんな状態? 代表的な7つの症状
就活生たちも就活鬱になった原因を特定してから、それぞれの原因に応じた対策を打っていましたね。
なかには、そもそも自分が就活鬱なのかどうかと気になっている人もいるでしょう。就活鬱を克服するためにも、今の自分の状態を客観視しておくことも必要です。症状によっては、就活の進め方を見直す必要もあります。ここからは、就活鬱でよく見られる7つの症状を解説していきます。
メンタル面の症状
就活をしているなかで、どんどんとネガティブな気持ちになり、「もしかして就活鬱かも」と疑った人もいますよね。そもそも就活鬱とは、就活を進めていくなかでストレスが溜まり、憂鬱な気分になることを言います。
そのため、就活鬱では、まずメンタルの不調を感じることが多いのです。ここからは就活鬱の症状として表れる、3つのメンタル不調の状況を解説していきます。
就活中に、「自分のメンタルって弱いな」と感じることもあるでしょう。社会人になってからも、このメンタルの弱さでやっていけるのかと不安になるかもしれません。そんなときは、メンタルが弱いと悩んだ社会人たちがその弱さを活かした方法を、この記事から学びましょう。
①就活について考えると気分が沈む
「面接対策をしなきゃ」「エントリーしなきゃ」と、やらなければならないことがあるのに気が進まないという状態は就活鬱である可能性が高いです。悪化すると、ストレスから自然と涙が出てしまうこともあるでしょう。
それは就活への不安や恐怖感が原因であるといえます。就活に関してネガティブなイメージがある人は、特に注意が必要です。
②就活や私生活のことに対してやる気が出ない
就活鬱の状態になると、私生活にも影響が及ぶことがあります。「書類選考や面接に落ちた」、「周りと比較して自分の実力不足を感じた」というストレスから、外に出る気力がなくなった、何かを考えるのが億劫になったという場合は、就活鬱の可能性が高いでしょう。
失敗を必要以上に引きずってしまい、前向きな気持ちになりにくいのが、就活鬱でよく見られる思考パターンだといえます。
③就活以外のことでも常にイライラしている
就活でのストレス発散方法がわからないと、ストレスが限界まで溜まってしまい、すべてのことに焦燥感を感じてしまうことがあります。普段から怒りっぽくなってしまっている、以前は怒りを抱かなかったことで怒ってしまうという人は就活鬱である可能性が高いでしょう。
このような状態を極力防ぐためにも、就活中は、自分なりのストレスを発散する方法を見つけておくことが必要ですよ。
体調面の症状
就活鬱の状態でストレスが溜まってしまうと、身体にも悪影響が及ぶことがあります。手洗いうがいをしていない、栄養に偏りのある食事をしているなど、体調不良になる明確な原因がないのに、就活中に体調が悪いというときは就活鬱の可能性が高いです。
ここからは、就活鬱で体調面に表れる代表的な症状を4つ解説していきます。体調不良の原因がわからず不安という人は、就活鬱に原因があるかもしれません。
④就活のストレスから体重が増減している
就活でストレスが溜まってしまうと、食欲不振になったり、逆に暴飲暴食をしてしまったり、体重にも影響が出ることがあります。1カ月の間にどのくらいの体重の変化があったか確認し、過去に経験したことのないくらいの増減がある場合は、就活鬱による症状といえるでしょう。
「あまり食べてないから、少しでも食事を取らなきゃ」と、食べるのに努力が必要な状態や、「むしゃくしゃして、なぜか食べ過ぎてしまう」という状態を放置しないようにしてくださいね。
⑤就活のことを考えると眠れない
就活でストレスが溜まると、人が緊張状態になる際に活発になるといわれる、交感神経が刺激されます。入眠がスムーズにできない、眠りが浅い、深夜に目覚めてしまうなどの症状がある場合は、就活鬱で睡眠障害になっている可能性が高いです。
1カ月など長期にわたって就活鬱による睡眠障害が続いている場合は、病院を受診することも検討する必要があるでしょう。面接など、特定のイベント前後に睡眠不足になってしまう場合は、この記事の後半で解説するストレス発散法を知っておくと良いですね。
⑥就活のせいで発熱や頭痛などがある
就活鬱で栄養バランスの良い食事が取れない、睡眠がうまく取れないとなると、健康的な生活を送ることが難しくなるでしょう。そのため免疫が低下して、就活鬱が原因で発熱や頭痛を引き起こす可能性があるのです。
鬱状態での発熱では、解熱剤などが効かない場合もあります。ウイルスが原因ではなく、ストレスが溜まっていることが原因であるからです。風邪薬でも体調不良が改善しない場合は、就活鬱といえる状態かもしれません。
⑦日常生活でもすぐに疲れてしまう
就活でのストレスをうまく発散できていないと、精神的な負担から回復せず、体力まで奪われてしまうことがあります。
「応募書類を作っていたから寝不足」などの理由があるわけでもなく、日常生活においても少し体を動かしただけでも疲れてしまうときは、就活鬱を疑ってください。
就活鬱になりやすい人の5つの特徴
就活鬱の症状でよく見られる症状の根本的な原因は、ストレスの蓄積にあります。ストレスがうまく発散できない人は、就活鬱になる可能性が高いのです。ここからは、就活鬱になりやすい人の5つの特徴を解説していきます。
ここから紹介する5つの特徴に当てはまっている人も、意識を少し変えることで就活鬱から回復できる可能性がありますよ。
①完璧を求めすぎる
就活において、失敗は許されないと思っている人は就活鬱になりやすいです。自分のなかでの理想像が確立されていて、その理想に届かない自分に対していらだちを覚えることが就活鬱になる原因といえるでしょう。
この特徴に当てはまる人は、就活において学生は面接官からどう見られているかを確認しておくと、心が軽くなることがありますよ。
②自己肯定感が低い
自分の成長を素直に認められない人も、就活鬱になる可能性が高いです。選考通過や内定獲得など、わかりやすい成果がないと自分を認められない人も多くいるのではないでしょうか。
しかし、「自己PRが前回よりもうまく伝えられた」「以前落ちた業界の書類選考に通った」など、少しの成長でも認めることができないと、就活でネガティブな感情を抱く回数が多くなってしまうでしょう。
以上のように自己肯定感が低い人は、自分で自分を褒める方法を知っておく必要があります。そうすることで、就活で気分が沈んでしまうことを防げますよ。
③周りと比較してしまう
就活では、優秀な学生に出会う機会も多いでしょう。そのときに、自分と学生を必要以上に比較して、優劣をつけてしまうと就活鬱になりやすいです。あの人より学歴が低い、あの人よりもエピソードにインパクトがないなど、勝手に他人と比べてしまうのは精神的な負担がかかる行為だといえます。
採否を決めるのは採用担当や面接官であり、学生が学生を評価したところで採用結果には何ら影響はありません。就活で求められているのは、学生から見た優秀な学生ではなく、「面接官が、企業で活躍できる可能性を見出せる学生」だと覚えておきましょう。
「あの人は優秀だから」と、ほかの学生と比較して落ち込む必要はありませんよ。
④悩みを一人で対処しようとする
「就活でつらいことがあっても、誰にも相談しない」という考えを持っていると、就活鬱を引き起こす可能性が高いでしょう。どんどんとストレスが溜まってしまい、精神的な負担から体力も回復せず、気分が落ち込んで言ってしまうからです。
就活でつらい思いをしているのは自分だけではないと思えると、誰かに相談するハードルが低くなるかもしれませんね。
⑤ストレス発散方法を知らない
一つのことに集中してしまい、ストレスを発散する方法を知らないという人も、気づかぬうちに就活鬱になってしまう可能性があります。普段から、ストレスや違和感に気づかないふりをして、頑張りすぎてしまうという人は注意が必要です。
就活は精神的な負担がかかりやすいからこそ、疲れを感じる前にメリハリをつけておくことが必要だといえます。この記事の中でも、就活生の体験談からメリハリを上手につける方法を紹介するので、ぜひ確認してください。
就活生が感じた! 就活鬱になりやすい人の特徴
就活鬱になりやすい人とは、どんな性格の人だと思いますか? 理由と合わせて教えてください。
就活を楽観視している人だと思います。特に、自己分析が足りておらず、志望業界を絞らずにいろいろな企業を受けている人は注意が必要です。結局選考に落ちて、就活鬱になってしまう可能性が高いと思います。
就活鬱になりやすい人は、神経質で完璧を求める性格の人だと思います。たとえば、面接は人と人とのコミュニケーションであるからこそ、完璧にこなすことは難しいでしょう。そんなとき、「流れに身を任せることも必要だ」と思えない人は危険なのではと思います。
この記事では、就活に対する不安を抱いていた就活生たちが、どう不安を解消していったかを紹介しています。不安の原因を究明しながら、少しでも前向きに就活を進められるようにしましょう。
就活鬱は「心配症×比較癖」が原因かも? 自己肯定感がUPする就活準備を始めよう
「就活で失敗してしまったらどうしよう」「あの学生や友人と比べて劣っている自分が嫌だ」
就活鬱に陥る人の多くは、「自分の将来」や「他人から見られている自分」を悲観的に想像してしまいます。そういった人は、就活で自己肯定感が下がってしまうこともあるでしょう。
一方、前向きに就活ができる人というのは、自分の成長を認められる人です。ここからは、メンタルと面接対策の2つの方向から、就活で自己肯定感がアップする方法を解説していきます。
就活を乗り越えた先輩からのエール!
私は就活をしている間に、自分が内定を持っていないのにもかかわらず周りが何社か内定を持っていて、それと比べて就活鬱になることがありました。特に、これからの人生を決める就活において周りと比べてしまうことは多くあると思いますが、「人は人、自分は自分」と割り切って進めることが大事だと思います。
どこかの企業に落とされたからと言って終わりではないし、「自分の力を最大限発揮できる企業はここじゃなかったんだな」と受け止めて、前に進むことが大事になると思います。不安も多くあると思いますが、自分を信じて頑張りましょう!
周りと比較することにより、就活鬱を発症してしまうということはよくあることだと思います。しかし、周りを見る必要はありません。なぜならあなたに合うキャリアと周りに合うキャリアは同じではないからです。
つまり、周りの人がつかんだキャリアが自分にとってもベストマッチであるというわけではないので、比較は不必要だといえます。私はその思いを大切にし「やる気だけは絶対に負けないぞ」という志をもとに、なんとかここまで就職活動を継続することができました。周りと比較することなく、自分のペースを大事にしてください。
マイナス思考を変える! 就活鬱になりにくいメンタルを保つ方法5選
就活を成功させるには、いかに自分の可能性に目を向けられるかがカギです。
まずは、就活をポジティブにとらえるマインドセットのやり方を5つ紹介していきます。就活や面接で、誰かに評価をされるということは、自分のポテンシャルに気づく機会でもあるのです。就活という機会を最大限活用するためにも、就活に対してのとらえ方を改めましょう。
①「面接での失敗はレベルアップのチャンス」ととらえる
面接で失敗をしたということは、「次回の面接までに改善できるポイントを見つけられた」のと同義です。面接で失敗をした原因を見つけて改善できれば、次の企業の面接は通過できるかもしれません。だからこそ、面接でのミスはむしろ前向きにとらえるべきなのです。
そのためにも、まずは面接後の振り返りをおこなうことが必要です。面接がうまくいかなかった点は何か、事前に対策をおこなっていたか、どんな対策をすればミスを防げそうかと考えましょう。
回答におけるミスであれば自己分析や企業分析からやり直し、マナー系のミスであれば解説動画などを見ることで、前回の面接よりもレベルアップができるはずです。
②「面接はヒーローインタビューだ」と考えてみる
面接では、生い立ちや成功体験、志望企業とのつながりを感じたエピソードなど、面接官がみなさん自身のことを知りたいと思っています。これまでの人生を振り返るヒーローインタビューを受けている感覚で面接を受けると、気が楽になるかもしれません。
ヒーローインタビューでは、選手の考えを真っ向から否定されることは少ないですよね。就活でも同じで皆さん自身の考えやこれまでの経験を否定されることはありません。皆さんの考えをしっかり聞くことができなければ、企業側が合否を判断する要素が少なくなり、マッチ度を測りにくくなってしまいます。
だからこそ、就活では、自信を持って考えを話すようにしましょう。
③「面接官から見た優秀な学生像は一つではない」と覚えておく
学生が思っている優秀な学生の像と、面接官が判断する採用したい学生の像は異なることがあります。そのため、この記事を読んでいる皆さんも、面接官から優秀だと判断してもらえる可能性があるのです。
たとえば、グループディスカッションにおいて、積極的に意見をする学生が優秀に見えるかもしれません。しかし、ほかの学生の意見を遮ってまで主張をする学生は、面接官から見ると協調性に欠けると判断されることがあります。
周りの意見を聞きながら、発言のタイミングを調整できる学生が高評価を受けることもあるのです。だからこそ、「自分なんか評価されない……」と後ろ向きになるのではなく、自分のポテンシャルを見出してもらえるように前向きな姿勢で面接に臨みましょう。
④「就活がつらいのは自分だけではない」と知っておく
就活では、多くの学生が不安や恐怖を抱えます。そして、多くの学生がそれを周りに相談しながら乗り越えていくのです。だからこそ、「つらいのは自分だけ、弱音を吐いてはいけない」とつらさを否定する必要はありません。
就活でつらさを感じたときは、周りの友人や家族、就活を経験してきた先輩などに相談をしてみましょう。相談することで、気持ちが晴れる場合もあります。人と話すことで、次に同じような状況に陥ったときの対処法を考えられるかもしれませんよ。
自分の心を守るためにも、積極的に相談してみましょう。
⑤「就活にはメリハリが大事」という意識を持っておく
就活中は、就活のことを忘れる時間を積極的に作りましょう。就活では、努力がすぐに結果として表れることばかりではありません。面接や書類選考の回数を重ねていくことで、徐々に成果が付いてくるようになってきます。
だからこそ、就活は長期戦だといえます。長期戦を乗り越えるためには、上手に息抜きをすることが必要です。就活に関する準備をしない日を作る、定期的に自分へのご褒美を作る、運動をしてストレス発散するなど、自分なりにメリハリをつけてみましょう。
就活鬱を予防する! 就活生おすすめのメンタルを安定させる方法
就活鬱にならないために、どんなメンタルで就活をするべきだと思いますか?
「この企業に落ちても、3日後にまた別の企業の面接があるし!」と、物事をポジティブに考えることが必要だと思います。もし落ちてしまった場合は、答えられなかった質問を次に答えられるように、前向きに弱点を克服してみてください。
就活は周りと比べるものではなく、「自分の将来のためにやるものだ」という本来の目的を忘れないことが一番大切だと思います。そのうえで、「最終的には、ご縁のある会社に選んでもらえるから大丈夫」という気持ちも持っていると良いと思います!
失敗や不安は対策で退治! 就活鬱を防ぐ5ステップの面接対策
前向きな気持ちで就活に臨むことで、就活がポジティブな方向に進む可能性が高くなりますよ。
メンタル面を整えることができたら、次は面接対策で就活鬱に負けない土台を整えていきましょう。ここからは、面接前の不安を5ステップで解消する方法を解説していきます。事前に不安を感じられているということは、むしろ成長のチャンスだといえますよ。
ステップ①面接で失敗しそうな箇所をすべて書き出してみる
まずは、今抱えている不安を書き出しましょう。「面接で、用意した内容をうまく答えられるか心配」「面接で緊張しそうで怖い」など、スキル面だけでなくすべての不安を書き出すことがおすすめです。
就活では、未知の不安や恐怖に直面する場面が多いため、どれだけ自分の状況を具体化できるかが重要でしょう。
ステップ②スキル不足な点に対して面接対策をする
不安を書き出すことができたら、それぞれの問題点に対して対策をすることが必要です。対策を考えるには、なぜ不安に思うのかを深掘りして、その不安の根本を解消しましょう。
面接対策の方法を考える流れ
面接でうまく答えられるか心配
↓なぜ不安?
緊張しいだからプレッシャーに負けそう
↓緊張を軽減する方法って?
面接の機会を増やす、面接で話すエピソードをしっかりと準備する、自信をつける
↓具体的な対策方法は?
OB・OG訪問やベンチャー企業などで面接練習、自己分析の徹底、模擬面接
ステップ③企業分析で企業側の視点に立った回答を作成する
どれだけ対策をしても企業側の考えがわからず不安というときは、企業分析をして企業側の価値観を理解するようにしましょう。企業側の考えがわかれば、どんな回答が評価されるかどうかも予想できるようになります。
まず、企業分析をするには、公式ホームページの確認、四季報の熟読、OB・OG訪問などをおこないましょう。企業のカルチャーが出やすい社風や仕事に対しての考え方、挫折経験の乗り越え方などに着目するのがおすすめです。
企業の考えを知ることができたら、それに合わせて回答を作るようにしましょう。たとえば効率を重視する企業であれば、ただ闇雲に努力をしたというエピソードより、「目標に最短で近づく最適解を見つけて、無駄のない努力をしていくエピソード」の方が企業側には好印象だといえます。
OB・OG訪問についてはこの記事を読んで流れを確認しておきましょう。内定者の体験談から、先輩たちに聞くと効果的な質問などを押さえることで、より有意義な時間にできるはずです。
ステップ④模擬面接や録画面接で客観的な評価を受ける
面接に臨む準備が整ったら、自分の面接を客観的に見て、評価できる点と改善すべき点を確認しましょう。自分の面接を評価するには、第三者との模擬面接か面接練習の様子を録画しておくことがおすすめです。
模擬面接をお願いする相手は、志望企業のOB・OG、キャリアセンターの講師、就活アドバイザーなどが良いでしょう。一般企業での就業経験がある人に依頼をして、社会人が見ているポイントを知ることがおすすめです。
自分で面接練習を録画する場合には、話しているときの姿勢や就活におけるマナー面、第一印象の見え方など、自分が面接官からどう見られているかを客観的に知ることができます。すぐに模擬面接を依頼するのが不安だという場合は、まず面接練習の録画から始めてみましょう。
模擬面接のやり方は、下記の記事を参考にしましょう。ただ単に人に頼んで面接をするだけでは、模擬面接の効果が感じられないかもしれません。
ステップ⑤自信のある振る舞いができるよう練習してみる
面接前に、就活鬱にならないためには自信をつけることが、何より必要です。自信を持つためには、何度も練習を重ねるようにしましょう。模擬面接や就活セミナーを受けたり、早くから選考を開始している企業の面接に参加してみるなど、実践練習を重ねていくと良いです。
実践練習をしたあとには、きちんと振り返りをするようにしましょう。前よりできたところや、さらに改善すべきところはないかを書き出して、自分の現在地を見える化してみてください。「これだけ努力したから大丈夫」と前向きな気持ちで就活ができるはずですよ。
就活鬱を防ぐためには? 就活生直伝の鬱に打ち勝つ面接対策
就活鬱になる原因の一つとして、「結果が出ないことによる焦り」が挙げられると思います。逆に言えば、ほかの学生と差別化して結果が出るようになれば、鬱になることも減るのではないでしょうか。そのためには、面接練習を何回もおこなうことが必要だと私は思います。
面接練習は同じ人とやるのではなく、初めましての学生と練習したり、実際に働いている社会人と練習することがおすすめです。自分を知らない人からの質問で自己分析を深めることができたり、志望業界で働く先輩の話を聞けたり、業界理解と自己分析が深められるでしょう。また、面接練習はすべて録音しておくことで、後で聞き返して対策につなげることができるので、上手く活用してみてくださいね。
つらくても就活を続けるべき? 就活鬱で体を壊した先輩からのアドバイス
就活鬱になりにくい就活にするためには、不安を素直に認めて解決策を投じていく必要があります。
ただし、どれだけ前向きなメンタルを持っていても、面接対策を重ねていても、就活鬱を克服できないこともあります。就活鬱による心身の不調が深刻である場合どうしたら良いのか、実際に就活鬱で長期的に身体を崩してしまった学生にアドバイスをもらいましょう。
就活鬱で本当につらいとき就活を続けるべきだと思いますか?
私は就活鬱になったことで、体重が激減し、それにより体がだるい生活が続くことがありました。就活鬱になっているときは、一時的に就活をやめるべきだと思います。なぜなら、自分自身が潰れてしまったらこの先何十年も働くことになるかもしれない企業をきちんと選ぶことができなくなるからです。自分のこれからを決めていくのに、自分が潰れてしまっては元も子もないと思います。
まずは自分の心身どちらの健康を第一に考えて、鬱状態から抜け出すためにリフレッシュすることが必要だと思います。就活はこれからの人生を豊かにするためのもので、今の自分の生活を疎かにするためのものではありません。不安になったり焦ってしまう気持ちもとてもよくわかりますが、本当につらいときには就活から離れる選択も必要だと思います。
実際に鬱になりかけ、病院に行きました。熱感があり、食欲もなく、肌がものすごく荒れ、抗生剤や漢方を出されるまでに免疫力が落ちているとの診断でした。よく、家族には心配をかけまいと自分で抱え込んでしまう人が多いですが、自分の場合は、しんどさを隠していても後々ばれてしまうと考えているので、全てをさらけ出して、しっかり頼りました。
とはいえ、家族に相談しても、どうしようもならないこともあります。そうなったら、就活から一旦離れるべきと、私は思います。就活はタイミングも大切です。ベストな精神状態でなければ、ベストな企業に出会えないと思うからです。タイミングはいつでもあると思って大丈夫です。なので、大いに休んでください! そしてまた、奮起すれば良いと思います。
無理は禁物! 就活鬱が悪化しているときに取りたい4つの方法
就活鬱でどうしてもつらいとき、休む選択肢を取ることも自分を守るためには必要です。
ここからは、就活鬱からどうしても立ち直れないときに取りたい、4つの対処法を解説していきます。就活から離れることは、決して逃げや怠慢ではないということを覚えておいてください。
就活による鬱が悪化したときの応急処置を教えて!
就活鬱になり、中長期的に体調を崩してしまったという人に質問です。就活鬱で本当につらいとき、どのような対応を取りましたか?
就活のストレスから、突発性難聴になってしまいました。就活で頭がいっぱいになってしまい、パンク状態になっていたことが原因です。当時は、気を許せる人に話を聞いてもらいながら、就活を進めるスピードを落としていました。
私はストレスが溜まると体重が落ちるタイプなのですが、就活中も体重が激減することがありました。そのときは2週間ほど就活から離れ、楽しいことをたくさんすることで気分転換していました。
①就活のことを考えない時間を作る
就活のことで頭がいっぱいになってしまっている場合は、就活を忘れる時間を作りましょう。ストレスの根源が就活であれば、そこからいったん目を背けることで、活力が回復してくる可能性もあります。
就活鬱が悪化しているときは、携帯やSNSから目を背けて、ほかの人の就活の状況が耳に入ってこない状況を作ることで、ストレスが発散できるでしょう。そのうえで、健康的な食事や睡眠を取るために、無理のない範囲で活動的に動き、ゆっくりと体力を回復させてくださいね。
体力がある状態なら、「好きなものをたくさん食べる」「趣味に時間を注ぐ」「少し運動をしてみる」などもストレス発散法としておすすめです。自分の体の状態を見ながら、意識的に就活から意識をそらしてみましょう。
②身近な人に相談する
就活鬱が悪化してしまう原因の一つとして、「悩みを一人で抱え込んでしまうこと」があります。そんなときは、家族や友人、知人や先輩などに就活を続けるべきかどうかを相談してみましょう。一人で抱え込んでいると、自分の体調の変化などを客観視することができません。
どんな症状があるのか、就活に対してどんな感情を抱いているのかを相談してみることで、自分を守るための行動を指南してもらえるかもしれません。
就活鬱で家族を頼った先輩からのアドバイス
私は実際に鬱になりかけて、病院を受診しました。友達などには自分が鬱に近い状態であることを知られたくなかったのですが、家族にだけは自分の状況のすべてを見せていました。どうしてもつらい状態にあるなら、ぜひ相談しやすい人に話してみてください。特に家族は、自分を幼少期から見てくれている存在なので、良い解決策が見つかるかもしれません。
家族に相談したり、病院に通ったりしても状況が改善されないなら、就活から一旦離れるべきだと私は思います。就活はタイミングも大切なのでベストな精神状態でなければ、良い企業に出会えないと思うからです。必ずしも大学在学中に内定を決めないといけないというわけではないので、焦らず休む勇気も必要です。
③心療内科を受診する
就活鬱が原因で、家から一歩も出られない、涙が止まらないなど、明らかにいつもの自分とは違う症状が出ている場合は、心療内科を受診するようにしましょう。就活で心や身体を壊してしまう前に、治療をしてもらうことが必要です。
もし心療内科に受診することに気が乗らないという場合は、厚生労働省の「こころの耳」を利用しましょう。SMSやメール、電話から相談ができるため、病院まで行かなくても相談ができますよ。
④就活を中断する
身近な人への相談や病院を受診した結果、就活を続けることが困難だと感じた場合は、就活を中断することも選択肢の一つです。ストレスが強くかかっている状態で就活を続けていても、本来の能力を発揮することができず、最悪の場合長期にわたって身体を壊してしまうこともあるでしょう。
就活を中断したとしても、既卒枠として就活をしたり、大学院に進学したり、正社員以外の道を選んだりと選択肢は多くあります。いつから再開するということは考えず、いったん就活から離れてくださいね。
就活を中断した先輩に聞く! 実際就活を休むのって大変だった?
就活鬱になったのはちょうど早期選考が始まった時期で、期間としては1カ月ほど就活を休むことになりました。当時第一志望だった大手企業の面接で、一次面接では手ごたえがあったものの、二次面接に進んだところ上手く回答できず、結局二次面接で不採用となってしまったことが原因です。そして1カ月間、第一志望に受からなかったことへの悲しみにより、体調を崩してしまいました。
しかし私が休んでいる間に周りの友人は着実に就活の準備を進めている光景をみて、焦りを感じるようになりました。そこからは自分の体に鞭をうち「数を打てば当たる」という信念のもと、いろいろな企業の選考を受けるようになりました。そして結果的にそこから5カ月ほどかけて内定を勝ち取ることができました。
就活再開後は周りの力を積極的に借りて就活を進めた
就活を再開するときも、家族に話を聞いてもらったりしながら、悩みを一人で抱え込まないようにすると良いと思います。私の場合は、不採用によるつらさを上手く昇華できなかったことが原因だったので、はけ口を見つけることで、吹っ切れて就活ができるようになったかなと感じました。
いったん就活を中断して、既卒としての就活を考えている人は下記の記事を確認してくださいね。既卒就活では、つまずきやすい場所がいくつかあります。事前に対策することで、既卒就活で理想のキャリアをつかみましょう。
就活鬱になりにくい人は自分に集中できる人! ポジティブ思考で内定を引き寄せよう
ここまで、就活鬱の原因と対策、就活鬱が悪化した際の対処法まで解説してきました。就活鬱になってしまう人は、ほかの学生のスキル、面接官からの視線、過去の失敗など、目の前にいる自分以外のことに意識が向いている可能性が高いでしょう。
一方で、就活を成功させる人というのは、今の自分に足りないところを見極め、自分のスキルアップのために行動できる人です。就活中は自分を成長させられる期間だとポジティブにとらえ、前向きな気持ちで就活と向き合いましょう。なるべく自信を持ち前向きにいることで、自分に合う企業と出会いやすくなるはずです。
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「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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不採用が続いて鬱っぽくなったことはありますか?