「人生で一番頑張ったこと」の例文集を紹介! 内定者直伝の伝え方で差を付けよう
「人生で一番頑張ったこと」は、面接でよく聞かれる質問の一つです。しかし、この質問を通して企業が何を見ているのか、どのように答えれば内定に近づくのか、悩む学生も多いのではないでしょうか。
この記事では、「人生で一番頑張ったこと」の回答例文集を紹介します。また、企業が「人生で一番頑張ったこと」を通して見たいポイントを解説し、内定者の実回答例を交えながら、回答方法を具体的に紹介します。人生で頑張ったことをアピールした経験のある先輩の意見を参考にして、魅力的なアピールができるようにしましょう。
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内定者が実際に選考で伝えた「人生で一番頑張ったこと」の回答を公開!
実際に内定を獲得した先輩たちはどのように回答したのでしょうか。まずは、内定者の回答実例を見てみましょう。具体的なエピソードを通して、回答作成のヒントを見つけられるはずです。
将来、海外で活躍できるIT開発者を目指し、大学2年次にTOEICで900点を取るという高い目標を立てました。
初めてのTOEIC受験では、まずは600点を超えることを目標にしていたところ、650点という結果を出すことができました。そのため、1年間でさらに100点近くアップさせるという新たな目標を立て、日々の学習習慣を確立するために、通学時間などを有効活用しました。
具体的には、授業の休憩時間をリスニング学習に充て、通学中にはライティングの練習をするなど、限られた時間を工夫して使いました。さらに、週末には無料のオンライン英会話スクールを利用したり、オリジナルの英字新聞を作成したりと、楽しみながら英語学習を継続しました。
その結果、3年次には目標を達成し、750点を獲得することができました。この経験から、目標を具体的に設定すること、そして、創意工夫を凝らし、諦めずに努力を続けることの大切さを学びました。
「困っている人を助けたい」という思いから、私は大学で学業に励むと同時に、宅地建物取引士と社労士という、2つの難関資格に挑戦しました。これは、私にとって人生で最も頑張ったことの一つです。
資格試験の勉強は、長く険しい道のりでした。合格するまで終わりがなく、もし不合格になれば、その原因は自分自身の努力不足にあります。その重圧は、想像以上に大きなものでした。特に、試験が年に一度しかないという事実は、私にとって大きなプレッシャーとなりました。もし一度失敗すれば、次のチャンスは一年後。その間、不安と焦燥感に苛まれ続けることになるのです。
しかし、私は諦めませんでした。「継続は力なり」という言葉を胸に、綿密な計画を立て、日々の勉強時間を確保しました。限られた時間の中で、学業と資格試験の勉強を両立させるのは、容易なことではありませんでした。それでも、私はコツコツと努力を続けました。
そしてついに、宅地建物取引士の試験に見事合格。努力が実を結んだ瞬間でした。現在、私は社労士の資格取得に向けて、引き続き勉強を続けています。この経験を通して、私は「何かを成し遂げるためには、継続することが何よりも大切である」ということを学びました。
私の人生で最も頑張ったことは、個別指導塾で3年間アルバイトリーダーとして教室運営に携わったことです。入社当初、教室は生徒数が少なく、退会率が高いという課題を抱えていました。そこで、チーム全体で「現状の退会率〇〇%を塾平均の〇〇%に引き下げ、生徒数を〇〇名に増加させる」という具体的な目標を掲げました。
私は、近隣に個別指導塾が少ないという地域特性を活かし、周知活動を強化することで新規生徒を獲得し、さらに、入塾後のサポート体制を充実させることで退会率を抑制できると考えました。具体的な施策として、まず、既存の生徒情報などを分析し、効果的な広報活動を実施しました。たとえば、ポスティングやビラ配りによる地域へのアプローチ、ホームページの内容を充実させることで、塾の認知度向上と新規生徒獲得を目指すことなどです。
さらに、入塾後のサポート体制の強化にも取り組みました。講師の性格や得意分野、生徒の個性や学習状況などを考慮した、きめ細やかなマッチングを実施しました。また、定期的なアンケートを通して生徒の声を収集し、学習内容や指導方法の改善につなげました。
その結果、チーム一丸となって努力したことで、年商を〇〇倍以上に増加させ、退会率を〇〇%に抑え、生徒数を〇〇名にまで増やすことに成功しました。
私が最も頑張ったことは、バスケットボールの部活動でチームの方針を「守備重視」から「攻撃重視」へと転換させ、都大会でベスト8という快挙を達成したことです。
当時、私たちのチームは伝統的に守備重視のスタイルでしたが、私はチームメイトの能力を分析した結果、攻撃的なバスケットのほうが彼らの才能を最大限に引き出せると確信しました。
そこで、私はチームメイトに自分の考えを伝え、共に新たな方針を模索するよう促しました。数ヵ月間、私たちは練習中のシュート成功率や試合での得点パターンなどを綿密に記録・分析し、客観的なデータに基づいた改善策を検討しました。
そして、集めたデータを基に、先生にチームの方針転換を提案しました。当初、先生は伝統的なスタイルを変えることに抵抗を感じていましたが、私たちが示したデータと熱意に心を動かされ、最終的に提案を受け入れてくれました。
こうして、チームは攻撃的なスタイルへと生まれ変わり、都大会で躍進を遂げました。それまで都大会出場がやっとだったチームが、見事ベスト8に進出するという快挙を成し遂げたのです。
さらに、この成功体験を基に、チームのトレーニングメニューや戦略を改善し、その後も数年間にわたって好成績を維持できるような仕組みを構築しました。
この経験を通して、私は「データに基づいた分析」と「現状を変えるための行動力」の重要性を学びました。そして、この能力をさらに磨くために、大学ではマーケティングデータサイエンスを専攻しています。
【アルバイト編】人生で一番頑張ったこと例文集
アルバイトでの経験は、多くの学生にとって身近で取り組みやすいテーマの一つです。この章では、接客、販売、教育の3つの代表的なアルバイト別に「人生で一番頑張ったこと」の回答例を紹介します。
①接客関連
例文
私が人生で一番頑張ったことは、個人経営のカフェでのアルバイトです。お客様との距離が近いお店で、常連を増やすために、一人ひとりの好みやニーズの把握に力を入れました。
たとえば、お客様が注文したメニューや会話の内容などをノートに記録し、次回来店時にそれを参考にしながらおすすめメニューを提案するなど、世間話をするなど、お客様のニーズに合わせたサービスを提供できるように努めました。
その結果、お客様との距離が縮まり「あなたがいるからこのお店に来るのよ」といっていただけるほどの信頼関係を築けました。
この例文は、目標達成に向けた具体的な行動や工夫、そして成果がイメージできる例文です。常連客を増やす目標の達成に向けて、お客様一人ひとりの情報を記録し、それを活用して接客する主体的な行動力が評価できるポイントです。企業が求める「成長への意欲とやり抜く力」を効果的にアピールする例文といえるでしょう。
②販売関連
例文
私が人生で一番頑張ったことは、アパレルショップでのアルバイトです。売上が伸び悩んでいた時期に、店舗全体の雰囲気を変えたいという思いから、商品の魅力を最大限に引き出すディスプレイやPOP広告を考案しました。
具体的には、ターゲット層を明確化し、彼らが共感できるようなキャッチコピーやコーディネートを考え、視覚的に訴求力のあるディスプレイを作成しました。さらに、SNSを活用した情報発信もおこない、来店客数増加にも貢献しました。
これらの取り組みの結果、店舗全体の売上が前年比120%を達成し、店長から感謝の言葉をいただきました。
この例文は、具体的な数値を用いることで、成果を客観的にアピールできています。また、売上が伸び悩んでいるという課題に対して、自らディスプレイやPOP広告の改善を提案し、実行に移している点も、主体性と行動力を示す良い例です。
③教育関連
例文
私が人生で一番頑張ったことは、個別指導塾での講師のアルバイトです。担当していた生徒は、勉強に対して苦手意識が強く、成績が伸び悩んでいました。そこで、私は生徒一人ひとりの学習状況や性格を丁寧に把握し、個々に合わせた指導方法を考え、実践しました。
たとえば、苦手な科目は基礎から丁寧に解説し、得意な科目は応用問題に挑戦させるなど、生徒のモチベーションを維持しながら、着実に成長できるようサポートしました。その結果、生徒の成績は大きく向上し、第一志望校への合格を果たすことができました。
この経験を通して、私は教育の持つ可能性と、生徒の成長をサポートすることのやりがいを実感しました。
相手への寄り添いやコミュニケーション能力、問題解決能力を発揮し、具体的な成果を達成した経験が伝わる例文です。企業が求める「自ら考え行動する力」をアピールできている例文のため、高評価を得られるでしょう。
アルバイトの経験を自己PRでも伝えたいと考えている人はこちらの記事もあわせて確認してみてくださいね。
【学業編】人生で一番頑張ったこと例文集
学業での経験は、学生の本分として最もアピールしやすいテーマです。この章では、文系と理系の2つの分野別に、「人生で一番頑張ったこと」の回答例を紹介します。
①文系
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学時代の英語学習です。高校時代は赤点ギリギリの成績でした。ですが、英語の論文を読み「海外の研究者と議論したい」とのいう思いから、大学入学を機に英語学習に励みました。
具体的には、毎日30分以上英語のニュースを聞きました。また英語で書かれた学術論文を読み、単語帳で用語の理解を深め、内容を要約する練習を繰り返しました。さらに週3日は、オンライン英会話で外国人と話す機会も設けたほど真剣に取り組みました。
最初は苦労しましたが、諦めずに努力を続けた結果、TOEICのスコアが550点から800点にまで向上し、英語の論文をスムーズに読めるようになりました。
継続力や目標達成力が伝わる例文です。具体的な行動や成果からエピソードをイメージしやいため、説得力が高く面接官の記憶に残りやすいでしょう。
②理系
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学での卒業研究です。私は、環境問題に興味があり、再生可能エネルギーに関する研究に取り組みました。実験は失敗の連続で、思うような結果が出ず、何度も心が折れそうになりました。
しかし、指導教授や先輩のアドバイスを参考に、実験方法や条件を見直し、粘り強く研究を続けました。その結果、新たな発見があり、学会で発表する機会も得ることができました。
この経験を通して、課題解決に向けて諦めずに努力することの大切さ、そして、自分の研究が社会に貢献できる可能性を実感することができました。
困難な状況でも諦めずに立ち向かう姿勢と、問題解決に向けて試行錯誤できる強みを伝えられています。多くの企業が求める「成長への意欲とやり抜く力」が、面接官にも伝わるでしょう。
研究内容について、追加で詳しく質問される可能性も高いため、自分の言葉でわかりやすく説明できるように準備しておくことが大切です。
学業のエピソードをガクチカでも伝えたいと考えている人は、こちらの記事もあわせて確認してみてくださいね。学部別の例文も紹介しています。
【部活・サークル編】人生で一番頑張ったこと例文集
部活やサークル活動は、多くの時間を費やすものです。そこでの経験は、チームワーク、リーダーシップ、目標達成への努力、そして困難を乗り越える力など、社会に出てからも役立つスキルを身に付ける貴重な機会となります。
この章では、運動部と文化部の2つのカテゴリーにわけ、「人生で一番頑張ったこと」の回答例を紹介します。
①運動部
例文
私が人生で一番頑張ったことは、高校時代のバスケットボール部での活動です。中学時代は補欠でしたが、高校ではレギュラーを目指し、シュート練習に励みました。
特に、シュートの精度が課題でしたが、フォーム改善や自主練習を繰り返し、徐々に自信をつけました。1日100本を目標にシュート練習した結果、最終学年ではレギュラーとして試合に出場し、チームの勝利に貢献できました。
この経験を通して、目標達成のために努力することの大切さ、そしてチームで協力する重要性を学びました。
この例文は努力を重ねることの大切さ、チームで協力することの重要性など、経験から得られた学びをアピールできています。課題を克服する力やチームへの貢献意欲は、多くの企業が求める人物像と合致するので、高い評価を得られるでしょう。
②文化部
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学時代の軽音楽サークルでの活動です。ボーカルを担当していましたが、当初は人前で歌うことに強い苦手意識があり、自信を持てませんでした。
しかし、仲間の励ましやサポートを受けながら、発声練習や表現力の向上に励みました。またライブに向けて、選曲や演出、衣装など細部にまでこだわり準備しました。その結果、観客を魅了するパフォーマンスを披露でき、達成感と自信を得られました。
この経験を通して、自分の殻を破ることの大切さ、そして仲間と共に一つのものを作り上げる喜びを学びました。
企業は、人生で一番頑張ったことの内容だけでなく、その経験からどのような能力を身に付け、どのように成長したのかを評価します。この例文では、身に付いた能力や過程が伝わるため、企業の意図を汲み取ったアピールができている点が良いですね。
面接では「部活動で学んだこと」を聞かれることもあります。以下の記事で回答の準備を進めましょう。
【趣味・習い事編】人生で一番頑張ったこと例文集
趣味や習い事は、個人の情熱や努力、そして成長をアピールできる絶好の題材です。この章では、音楽系、スポーツ系、文化系の3つのカテゴリーにわけ、「人生で一番頑張ったこと」の回答例を紹介します。
①音楽系
例文
私が人生で一番頑張ったことは、中学時代から続けているピアノの練習です。大学2年生のときにコンクール入賞を目標に、毎日数時間の練習を欠かさず続けました。
特に、難易度の高い楽曲に挑戦した際には、何度も挫折しそうになりましたが、先生や家族の励ましもあり、諦めずに練習を続けられました。その結果、目標のコンクールで入賞を果たし、自信と達成感を得られました。
この経験を通して、継続することの大切さ、そして目標を達成できるまで粘り強く頑張ることの意義を学びました。
挫折しそうになった気持ちや、それを乗り越えて練習を続けた過程が具体的に伝えられているため、エピソードの内容が伝わりやすい例文です。また継続的な努力は、業務で成果を上げるために必要な力のため、面接官からの高評価を得やすいでしょう。
②スポーツ系
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学からはじめたフルマラソン完走です。体力に自信がなく、長距離走は苦手でした。しかし、完走を目標に掲げ、練習計画を立て、地道にトレーニングを続けました。
練習中は何度もくじけそうになりましたが、仲間の励ましや、小さな成長がモチベーションとなり、諦めずに走り続けられました。そしてフルマラソンを完走できた瞬間、言葉にならないほどの達成感と感動を味わいました。
この経験を通して、目標に向かって努力することの大切さ、そして限界に挑戦する意義を学びました。
この例文は、苦手なことにも果敢に挑戦し、克服する精神力の強さをアピールできている例文です。目標達成への強い意志や、困難を乗り越える力が魅力的に伝わりますね。
③文化系
例文
私が人生で一番頑張ったことは、高校時代から続けている書道です。師範の資格取得を目標に、毎日の練習はもちろんですが、古典の研究や展覧会への出品など活動に取り組みました。
特に、自分の作品を客観的に評価してもらうことは難しく、自信を失うこともありました。しかし、先生や先輩からのアドバイスを真摯に受け止め、改善を重ねることで、徐々に自分の表現力を高められました。取り組みをはじめてから2年後には師範の資格を取得し、目標を達成できました。
この経験を通して、継続することの大切さ、そして自己成長の重要性を学びました。入社後も同様に、努力を継続し成果を出す人材となります。
目標達成に向けた努力や学びが具体的に伝わる例文です。また、趣味の一環だったでも、努力を継続できる人柄を伝えられている点もポイントです。仕事でも同様の姿勢で取り組める姿がイメージできるでしょう。
【留学・ボランティア編】人生で一番頑張ったこと例文集
留学やボランティア活動は、異文化理解、コミュニケーション能力、問題解決能力など、多様なスキルを磨くことができる貴重な経験です。これらの経験を通して得られた学びや成長を具体的に伝えることで、企業へのアピールポイントになります。
①留学経験
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学時代の交換留学です。語学力に自信がなく、異文化への適応にも不安がありました。しかし、現地の学生と積極的に交流し、さまざまな文化に触れることで、異文化への理解が深まり、コミュニケーション能力が高まりました。
特に、グループワークでは文化の違いから意見が対立することもありました。そこで、積極的に自分の意見を発信し、相手の意見を尊重しながら議論を進めることで、最終的には全員が納得できる結論を導き出せた経験があります。
この経験を通して、多様性を受け入れることの大切さ、そして困難も諦めずに挑戦する重要性を学びました。
困難な状況に直面した際に、どのように考え、行動したかが伝わるエピソードです。問題解決能力の高さが伝わります。エピソードから多くの企業が求める能力である主体性やと協調性も伝わるため、高評価を得られるでしょう。
②ボランティア経験
例文
私が人生で一番頑張ったことは、地域の子どもたちへの学習支援ボランティアです。経済的な理由で塾に通えない子どもたちに、学習の機会を提供したい思いから活動をはじめました。
しかし、最初は子どもたちとのコミュニケーションに苦労し、思うように学習が進まないこともありました。そこで、子どもたち一人ひとりの個性や学習状況を丁寧に把握し、個々に合わせた指導方法を工夫しました。また、遊びを取り入れたり、成功体験を積み重ね学習意欲を高めるよう努めました。その結果、子どもたちの学習意欲が高まり、成績も向上しました。
この経験を通して、相手の立場に立って考えることの大切さ、そして、誰かのために貢献することの喜びを学びました。
この例文では困難や、それを乗り越えるための具体的な取り組みが伝えられています。特に仕事ではチームでの業務が多いため、対応力や周囲と協力して問題を解決する力が求められます。例文では問題解決能力やコミュニケーション能力の高さをアピールできているため好印象につながるでしょう。
【番外編】人生で一番頑張ったこと例文集
この章では、番外編として今まで紹介してきたカテゴリーに当てはまらない回答例文を紹介します。自己PRとして効果的な「人生で一番頑張ったこと」の例文を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
資格取得
私が人生で一番頑張ったことは、大学在学中に難関資格である公認会計士試験に挑戦し、合格を勝ち取ったことです。
会計の知識が薄い状態からのスタートでしたが、合格への強い意志を持ち、毎日コツコツ勉強を続けました。特に、仕事と勉強の両立には苦労しましたが、隙間時間を有効活用し、効率的な学習計画を立てることで乗り越えました。また、時にはオンラインの講座などを利用し、わからないところを徹底的に潰しました。
この経験を通して、目標達成のためには、強い意志と計画性、継続的な努力が不可欠だと学びました。
マラソン完走
私が人生で一番頑張ったことは、フルマラソンへの挑戦です。
運動経験がほとんどなかった私には、フルマラソンは想像以上に過酷でした。練習中に何度も挫折しそうになりましたが、完走したい思いと、支えてくれる家族や友人の存在が私の背中を押してくれました。
そしてレース当日、沿道の声援を受けながら、一歩一歩ゴールを目指し、完走を果たせました。この経験を通して、強い精神力と諦めない心の大切さを学びました。
海外一人旅
私が人生で一番頑張ったことは、大学卒業後に決行した1ヵ月の海外一人旅です。英語力に自信がなく、異文化への不安もありましたが、世界を見てみたい思いから、勇気を出して行動しました。
言葉の壁や文化の違いに戸惑うこともありましたが、現地の人々との交流や、さまざまな困難を乗り越える経験を通して、成長できました。また、この海外一人旅を決行するという目標のため、学業と両立しながらアルバイトも頑張りました。
この経験から、積極性や問題解決能力、何よりも自分の可能性を信じ挑戦する大切さを学びました。
多くの企業では目標を設定し達成できる人材や、学びを辞めず成長し続けられる意欲の高い人材を求めています。そのため、目標達成への強い意志や、困難を乗り越える力を伝えることが大切になります。また継続力や自己成長への意欲などもアピールできると良いでしょう。
例文を参考に経験を振り返り、企業が求める人物像とマッチする回答を準備していきましょう。
企業が「人生で一番頑張ったこと」を通して見たいポイント
企業は「人生で一番頑張ったこと」を通して、上記の3つのポイントを見極めようとしています。企業が見たいポイントを理解すれば、面接官に魅力的に映る回答が見えてくるでしょう。それぞれ解説していきます。
応募者の「成長への意欲とやり抜く力」を見たい
企業は変化の激しい時代に対応できるよう、常に学び成長し続けられる人材を求めています。そのため「人生で一番頑張ったこと」から、学生が困難や挫折に対してどのように対応したかを知りたいと思っています。だからこそ、目標達成のために、継続した努力や失敗からの学び、どのように成長につなげたかを伝える必要があります。
主に以下の3点をアピールできると良いでしょう。
企業が注目する 内容 |
評価するポイント |
---|---|
困難な状況への 対応力 |
困難な状況にどのように対応したのか 諦めずに解決策を見つけ出す力、柔軟に対応する力があるのか |
目標達成に 向けた努力 |
目標達成のために、 どのような努力を継続的にしたか |
失敗からの 学びと成長 |
失敗や挫折から何を学び、 どのように成長したか |
これらのポイントを踏まえ、企業が求める「成長への意欲とやり抜く力」をアピールしましょう。
応募者の「自ら考え行動する力」を見たい
企業は「自ら考え行動する力」を持った人材を求めています。なぜなら、周囲の変化に柔軟に対応し、積極的な挑戦ができる人は、組織にイノベーションをもたらせる可能性が高いとされているからです。
具体的には、問題に直面した際に指示を待つのではなく、自ら課題を発見し解決に向けて主体的に行動できるかを評価します。そのため、「人生で一番頑張ったこと」から課題発見・解決能力や行動力、周囲と協力した経験をアピールできると良いでしょう。
自身の経験を振り返り、どのように課題を発見し、解決に向けて主体的に行動したのかを考えてみてください。そして、その過程で周囲とどのように協力したかなども考えられると、魅力的なエピソードが見つかるでしょう。
応募者の「自社の価値観への共感度」を見たい
企業は単にスキルや能力が高いだけでなく、自社の価値観や理念に共感してくれる人材を求めています。なぜならビジョンを共有し、同じ方向を目指して主体的に行動できる人材こそ、企業の成長に貢献してくれると考えているためです。
具体的には、企業理念への共感や経験との関連性、貢献意欲や入社への熱意から評価します。
意図を汲み取ったアピールをするためには、企業研究で調べた価値観への共感を伝えることや、過去の経験と企業の求める人物像を結び付けた「人生で一番頑張ったこと」を伝えるのが重要です。さらに、入社後の貢献方法と熱意も伝えられると、入社への意欲もアピールできますよ。
採用経験者に聞く! 「人生で一番頑張ったこと」の評価ポイントを教えて!
私は面接で「今までの人生でどのような努力をしてきたのか」を聞くことで、学生の価値観や考え方を知りたいと思っています。
特に、頑張ったことに対し、取り組む過程や方法などを聞くことで、目標にどのようにアプローチできる人なのかを知れるため、その点から仕事への姿勢や行動をイメージすることが多いです。
そのため、単にエピソードを羅列するのではなく、努力の過程を重点的に説明することが重要だと思っています。具体的には、「何を考え、その結果どのように行動したのか」を話すと、良い評価につながるでしょう。
就活生パネリストに聞く! 回答したときの面接官の反応とは
選考の場面で「人生で一番頑張ったこと」を聞かれたとき、面接官の反応がイマイチだったことはありますか?
面接官に「回答がいまいちだな……」というような反応をされたことがあります。おそらく、ほかの就活生と似たような内容になってしまっていたからだと思いますね。
ベンチャー企業の面接で「人生で一番頑張ったこと」について聞かれた際、「それって人生で一番頑張ったことなの?」と質問を受けました。 この質問から、私が課題をどのように乗り越えたのか、十分に説明できていなかったことに気付くことができ、説明方法を見直すきっかけになったので良かったです。
大学時代に部活動で日本一を達成した経験を「人生で一番頑張ったこと」として話していましたが、面接官の反応はイマイチでした。 原因を考えると、結果の大きさばかりを強調してしまい、その中で自分が具体的にどのような行動を取り、どんな役割を果たしたのかをうまく伝えられていなかったのだと思います。
どんなエピソードを選べばいい? 自分の強みや魅力を最大限にアピールする方法
「人生で一番頑張ったこと」は面接の場面でしばしば聞かれる質問です。しかし、いざ答えるとなると「どんなエピソードを選べばいいんだろう……」「本当にこれでいいのか不安……」と悩んでしまう学生も多いのではないでしょうか。
せっかく自己PRできる場面で、自信がないエピソードをアピールするのはもったいないです。この章では自信を持って面接で伝えられるエピソード選びのポイントを解説します。
企業が求める人物像とマッチするエピソード
企業は、自社の求める人物像に合致する人材を採用したいと考えています。そのため、企業の理念やビジョン、求める人物像などを事前にしっかりと理解し、それに合致するエピソードを選びましょう。
具体的には、以下のようなエピソードを選ぶと効果的です。
重視する能力 | 最適なエピソード |
---|---|
チームワーク | チームで協力した経験・人のために頑張った経験 人助けをした経験 |
チャレンジ 精神 |
困難な目標に挑戦し達成した経験・失敗から学び成長した経験 新しいことに挑戦した経験 |
顧客満足度 | お客様のニーズを把握し行動した経験 期待を超えるサービスを提供した経験 |
上記はあくまで一例です。企業が求める人物像をまずは調べ、理解し、効果的なアピールにつながるエピソードを見つけましょう。
具体的な成果や成長を示せるエピソード
面接で「人生で一番頑張ったこと」について話すとき、ただ頑張った経験を話すだけでは不十分です。具体的な成果やその経験から得られた学び、成長を明確に示すことが重要となります。
なぜなら、企業は、あなたが過去に何を達成したかだけでなく「その経験から何を学び、どのように成長したのか」「その学びを将来どのように活かしていきたいのか」を知りたいと考えているからです。
説得力のある回答にするためのポイント
- 数値データを用いて成果を客観的に示す
- 具体的な行動や工夫を説明する
- 経験から得られた学びやスキルを明確に述べる
以下のように、具体的な努力の過程や工夫したポイントを伝えるようにしてみてくださいね。
例文
私が人生で一番頑張ったことは、所属するテニスサークルの活動です。
大学からテニスをはじめた初心者でしたが、レギュラーとして試合に出場することを目標に、毎日練習に励みました。サーブの精度向上に特に力を入れ、自主練習ではフォームの改善を繰り返し動画で確認し、壁打ち練習を継続しました。その結果、サーブの成功率が向上し、試合でもポイントを獲得できるようになりました。
この経験から、目標を達成するには、継続的な努力と行動が重要だと学びました。
熱意や主体性が伝わるエピソード
企業は、指示待ちではなく、自ら課題を発見し、その解決に向けて積極的に行動できる人材を求めています。そのため「人生で一番頑張ったこと」を通して、あなたの熱意と主体性をアピールすることが重要です。
熱意と主体性をアピールできる事例
- 困難な状況に直面した際に、どのように考え、行動したかが伝わる経験
- 目標達成のために、どのような工夫や努力をしたかが伝わる経験
- 周囲の人と協力して、どのように課題を解決したかが伝わる経験
これらのエピソードを具体的に説明することで、あなたが主体的に考え行動できる人物であることを面接官に印象付けることができます。
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学時代のボランティアサークルでの活動です。地域貢献を目的としたフリーマーケットを企画した際、当初はメンバーのモチベーションが低く、準備がなかなか進まない状況でした。
そこで私は、一人ひとりと個別に面談をおこない、モチベーションを高めるために得意分野を活かせる役割分担を提案しました。また、定期的なミーティングで進捗状況や課題を共有できる体制を整えました。その結果、メンバーのモチベーションは向上し、積極的に活動に参加してもらえるようになりました。
この経験から、周囲を巻き込み、チームで目標を達成する喜びやリーダーシップの大切さを学びました。
ボランティアサークルの活動を通して、熱意と主体性をアピールできている例文です。どのような課題があり、どうに工夫したかがわかるため、熱意や主体性の高さを説得力高く伝えられている点が良いですね。
人間性が伝わるエピソード
企業は、あなたの能力やスキルだけでなく、価値観や人柄、人間性も知りたいと考えています。「人生で一番頑張ったこと」は、まさにあなた自身を表現する絶好の機会です。
人間性を伝えるポイント
- 困難に直面した際の感情や、それを乗り越えた時の喜びを伝える
- 経験を通して得られた感謝の気持ちや、周囲の人への思いやりを伝える
- 将来の目標や夢、その実現に向けた意欲を伝える
これらの要素を盛り込むことで、成功体験談だけではなく人間性や価値観も伝わる魅力的な回答ができるでしょう。
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学時代の演劇部での活動です。私は、もともと引っ込み思案で、人前で話すことが苦手でした。しかし、演劇部の活動を通して、自分を表現することの楽しさを知り、積極的に練習に参加するようになりました。
あるとき主役を演じる機会がありました。しかし、本番が近づくにつれて、プレッシャーからセリフが覚えられなくなり、自信を失ってしまいました。そんなとき仲間が励まし、支えてくれました。彼らの温かい励ましがあったからこそ再び立ち上がり、本番では最高の演技を披露できたと思っています。
この経験から仲間の大切さ、そして支え合う素晴らしさを学びました。また困難な状況を乗り越え、目標を達成できる自信も得られました。
困難に直面した際の感情を率直に伝え人柄が伝わりやすい例文となっています。また、仲間の支えで困難を乗り越え、目標を達成できた経験から、感謝の気持ちや仲間を思いやる気持ちを大切にしていることも伝わります。
「人生で一番頑張ったこと」のエピソードを選ぶときに意識したことは?
人生で一番頑張ったことのエピソードを選ぶとき、意識したことはありますか?
エピソードを選ぶときは、人と違う、独自の経験を話すよう意識しました。
複数のエピソードを用意しておき、企業の社風に合ったものを選んで話すことを意識していました。
「一番頑張ったこと」は、強いストレスを感じた経験と結びついていると考え、ストレスの有無を基準にエピソードを探すことを意識していましたね。 たとえば資格勉強では、「毎日が自分との戦いで、ストレスに押しつぶされそうになることがあった」というように、ストレスを感じた経験を思い出すことで、「頑張ったこと」のエピソードを見つけることができました。
「頑張ったことがない…」と悩む人におすすめ! アピールできる経験の見つけ方
「人生で一番頑張ったことを聞かれても、特に何も思いつかない……」。そんな風に悩んでいる学生もいるのではないでしょうか。しかし、安心してください。誰にでも、自分では気付いていないだけで、アピールできる経験は必ずあります。
この章では、そんな経験を見つけるためのヒントをいくつか紹介します。
家族や友人などに聞いてみる
身近な人は日常の小さな努力や変化、自分では気付かない大切にしてきたことなど、自分以上に知っている場合もあります。
自分では「当たり前」で見落としがちな経験も、家族や友人からすれば立派な「頑張り」として映っているかもしれません。以下のような質問を家族や友人に聞いてみることで、自分の強みや頑張りを再認識しましょう。
質問例
- 私が今まで頑張ってきたことって何だと思う?
- 私の長所や強みって何だと思う?
- 私が熱中していたことって何か覚えてる?
- 私が困難を乗り越えたエピソードって何かある?
- 私が一番ストレスを感じていた時や苦戦していた時って思い当たる?
- 私ってどんな人だった?
幼少期から現在までのできごとを書き出す
「頑張ったこと」を探す手がかりは、意外と過去の経験に隠されているかもしれません。幼少期から現在までのできごとを、思いつく限り時系列で書き出してみましょう。
振り返るポイント
- 幼い頃、夢中になっていた遊びや習い事は?
- 学生時代に力を入れたことは? (部活、勉強、委員会活動など)
- アルバイトで経験したことは? (どんな仕事をして、どんな工夫をしたか)
- 何か目標を立てて努力したことは? (結果はどうだったか)
- 困難な状況に直面し、それを乗り越えた経験は? (どのように乗り越えたか)
これらは、一見振り返っても頑張ったことが見つかりそうにない質問に感じるかもしれません。しかし、幼い頃に夢中になった遊びや学生時代に打ち込んだ部活動、アルバイトでの経験などは頑張った経験の一つです。その中で人生で一番頑張った経験として語れるエピソードが見つかるかもしれません。
過去の経験を洗い出す方法として、自己分析がおすすめです。具体的な方法は以下の記事を参考にしてください。自己分析を経験した先輩たちが、やって良かったと感じたエピソードについても紹介しています。
日常の小さなできごとに目を向ける
「人生で一番頑張ったこと」というと、つい特別なできごとや大きな成果を思い浮かべがちです。しかし、実は日常の些細な行動の中にこそ、魅力的なエピソードが詰まっているかもしれません。
振り返るポイント
- 毎日続けていること、習慣にしていること
- 人から感謝されたり、褒められたりしたこと
- 苦手なことや面倒なことを克服した経験
- 周りの人のために何かをして喜ばれたこと
- 普段の生活で、意識しておこなっていることや心掛けていること
これらの日常の小さなできごとは、一見当たり前のことのように思えるでしょう。しかし継続するには責任感や思いやりなど、あらゆるスキルが必要です。意識せずに行動できていることなら尚更、あなただけの強みが詰まった経験といえるでしょう。意外と見落としていた頑張ったことが見つかるかもしれませんよ。
「頑張った」の定義を広げる
「頑張ったこと」と聞くと、どうしても大きな成果や目に見える結果をイメージしがちです。しかし、面接官が知りたいのは、あなたがどのような価値観を持ち、どのように行動するのか、ということです。
たとえば、新しいことに挑戦したことはたとえ結果が伴わなくても、そこから何かを学んだ経験は立派な「頑張り」です。失敗を恐れずに挑戦する姿勢や、未知の領域への好奇心、学習意欲をアピールできます。
また、ボランティア活動や困っている人を助けた経験も立派な「頑張り」です。誰かのために力を尽くした経験は、あなたの思いやりや貢献意欲をアピールできる魅力的な経験です。
一見「頑張ったこと」とは思えない経験かもしれません。しかし、成長したり、何かを学んだりしたタイミングはきっとあるはずです。大切なのは、その経験から何を感じたのか、今の自分にどう影響しているかを伝えることですよ。
趣味や得意なことから考える
趣味や得意なことは、あなた自身の個性を表現し、情熱を注いできた証となるものです。それを極めるための努力や学びは、面接官にあなたの魅力を深く伝える最高のストーリーとなるでしょう。
たとえば、音楽が好きなら、長年続けている楽器演奏を通して、練習の積み重ねや、発表会での緊張を乗り越えた経験から、継続力やプレッシャーに強い精神力をアピールできます。スポーツが得意なら、チームスポーツでの経験を通して、チームワークの重要性やリーダーシップ、コミュニケーション能力をアピールできるでしょう。
趣味や得意なことは、あなた自身を最もよく表すものです。その経験を掘り下げて語ることで、面接官はあなたの魅力を具体的に理解してくれるはずですよ。
人生で一番頑張ったことが思いつかないとき、どうしていた?
人生で一番頑張ったことが何も思いつかなかったとき、どのようにして一番頑張ったことを考えましたか?
成功体験から逆算して「頑張ったこと」を考え、「この成功は、このときにこれだけ頑張ったからこそ生まれたのだ」と、論理的に組み立てました。
親に、客観的に見て自分が一番頑張っていたことは何かを尋ね、主観と客観の両方の視点を得ていました。
今までの人生で最も成長したと感じた経験を振り返り、それを頑張ったことと認識して話を展開するようにしてました。
人生で一番頑張ったことと同様に、自分の強みについてもまだ回答につながるようなものが見つからず悩んでいる人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
内定者からのアドバイス&例文付き!「人生で一番頑張ったこと」の伝え方
何を話したいかが決まったら、面接での伝え方についてマスターしていきましょう。ここからは、「人生で一番頑張ったこと」を伝えるときに押さえておくべきポイントや流れについて解説します。
最後に内定者のアドバイスをいくつか紹介するので、参考にしながら面接官の心に響く回答を準備しましょう。
頑張ったことを伝える
まずは、あなたが「人生で一番頑張ったこと」だと感じる具体的なエピソードを選び、それを簡潔に伝えましょう。
面接官は限られた時間の中で、あなたの経験や能力を評価しなければなりません。冗長で抽象的な話では、面接官の集中力を削ぎ、エピソードの魅力が半減してしまう可能性があります。簡潔に理解しやすい話を心掛け、経験から得た学びや成長をアピールしましょう。
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学2年生で参加した海外ボランティア活動です。
幼い頃から国際協力に興味があり、大学入学後は途上国支援の学生団体に所属していました。そして念願だった途上国の教育支援ボランティアに参加する機会を得ました。
活動した場所は、東南アジアの小さな村にある小学校です。現地では、言葉の壁や文化の違いだけでなく、物資の不足や衛生環境の悪さなどの困難に直面しました。しかし、私は「子どもたちの未来のために貢献したい」との思いから、困難にも屈さずに行動しました。
具体的には、現地の先生と協力し、子どもたちの学習レベルに合わせた教材を作成しました。また、日本の文化を紹介するイベントを企画し、折り紙や書道などを教えながら、交流を深めました。
活動を通して、子どもたちの笑顔や成長を間近で見れ、大きな達成感を味わえました。同時に、異なる文化や価値観を持つ人々と協力し、課題を解決する中で成長できました。
エピソードの背景を伝える
具体的なエピソードだけでなく、背景にある考え方や価値観を伝えることも大切です。なぜ取り組もうと思ったか、どのような目標を設定したのかなど、背景を詳しく説明しましょう。行動の動機や置かれていた状況が具体的に伝わり人柄をイメージしてもらいやすくなりますよ。
特に、困難な状況を乗り越えた経験を話す場合は、以下の2つを説明することで、主体性や問題解決能力、困難な状況に立ち向かう意志をアピールできます。
- なぜその困難に立ち向かうことを決意したのか
- 目標達成に向けてどのような具体的な計画を立てたのか
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学時代の研究活動です。
幼い頃から宇宙に興味があり、大学では天文学を専攻しました。研究室に所属してからは、ブラックホールの謎を解明したい思いから、観測データの分析やシミュレーションに没頭しました。
しかし、研究は思うように進まず、膨大なデータ分析に追われる日々が続きました。何度も諦めかけましたが、指導教授の励ましや研究室の仲間との議論を通して、少しずつ研究の面白さに気付き、課題を克服できました。今では従来の楽しむ気持ちを取り戻し、前向きに研究に取り組めています。
この経験を通して、困難な状況にも諦めずに粘り強く努力する大切さを学びました。
学びを伝える
「人生で一番頑張ったこと」を語るうえでは、単に経験を述べるだけでは不十分です。その経験から「何を学び」「どのように成長したのか」を具体的に伝えることが重要です。
特に、困難にどう対処し乗り越えたのか、どのような教訓を得たかを説明しましょう。問題解決能力や成長意欲、柔軟性などをアピールできます。また、学びを伝えることで、単に過去の経験を振り返るだけでなく、将来の活躍への期待感を面接官に抱いてもらえます。
例文
私が人生で一番頑張ったことは、大学1年生ではじめた一人暮らしです。
実家暮らしのときは、家事全般を親に任せきりでした。しかし、大学進学を機に一人暮らしをはじめたことで、家事を自分でこなさなければならなくなりました。慣れない自炊や溜まっていく洗濯物、掃除など、最初は戸惑うことばかりでした。
しかし、やるなら完璧にこなそうと思い、家事の効率化を図るために、さまざまな工夫をしました。たとえば、週末にまとめて作り置きをして平日の料理時間を短縮したり、こまめに掃除をして汚れを溜めないようにしたりしました。手頃で使いやすい掃除グッズなどを調べてまとめたり、家族に聞いておすすめの節約術なども学びました。
徐々に家事にかかる時間が減り、自分の時間もしっかり確保できるようになりました。この経験を通して、時間管理能力や計画性、そして問題解決能力を身に付けられました。何よりも自分自身の力で生活を管理できるようになったという自信を得られました。
一人暮らしという日常のエピソードでも、真剣に取り組んだ経験であれば魅力的なエピソードとなります。試合で優勝した経験や、難関資格を取得した経験だけが人生で一番頑張ったこととは限りません。むしろほかの学生が伝えないエピソードのほうが、差別化でき印象に残る場合もあるため自信を持ってアピールしてみましょう。
ただ、伝え方によっては「これが一番に頑張ったことなの?」と思われてしまうこともあるため、生活に関するエピソードは、目標と努力量が明確に伝わるように意識してみてくださいね。
企業での経験の活かし方を伝える
最後に、経験から得られた学びやスキルを、入社後にどう活かしたいかを伝えましょう。具体的には、以下の3つを伝えるのがポイントです。
- 強みやスキルが、企業の業務や課題解決にどう活かせるか
- 入社後の目標と、その達成に向けた具体的な取り組み
- 企業への熱意と、そこで何を成し遂げたいか
例文
私が人生で一番頑張ったことは大学受験です。第一志望校合格という目標を達成するために、計画性と継続力を武器に努力を重ねました。
具体的には、まず自分の現状を把握するため、模試の結果を分析し、弱点克服に重点を置いた学習計画を立てました。計画を実行する中で、モチベーションが下がる時期もありましたが、目標を常に意識し学習を継続しました。その結果、第一志望校に合格し、同時に計画性と継続力、そして目標達成の喜びを得られました。
御社では、目標達成意欲と継続的な努力が求められると伺っています。大学受験で培った強みを活かし顧客との信頼関係構築のために長期的な視点で計画を立て、粘り強くアプローチできる営業として貢献します。
人生で一番頑張ったことで発揮した強みを伝えるだけでなく、入社後にどう活かすかまでアピールできている例文です。志望職種を踏まえた貢献方法まで伝えられると、志望度の高さがより伝わるでしょう。
ほかの就活生に差をつけるために意識したポイントを教えて!
ほかの就活生と差をつけるために、努力を数字で示すことを意識しました。
たとえば資格取得の勉強では、「合格率20%の資格を毎日8時間勉強し、約1ヵ月で取得しました」のように具体的に数値を用いて伝えていましたね。自分の頑張りを明確に示したことで、面接官の印象に残りやすかったと思います。
実際に、自分の成果について深掘りされるきっかけにもなったため、具体的に話すとイメージが湧きやすく、興味も持ってもらいやすいのだなと思いました。
面接では、ほかの就活生と差をつけるために、自分が実際におこなった施策について具体的に話すことを心掛けていました。単に「○○をしました」と伝えるのではなく、その施策に至るまでの背景や、具体的な行動、そして結果を詳細に説明することで、自分がどのように考え、行動したのかを明確に伝えられるように意識しましたね。
特に、私は「考える力」が自分の強みだと考えているので、施策を実行する中でどのような点に注意し、どのような工夫をしたのかを具体的に説明することで自己アピールにもつながったと思います。
また、私の価値観として「相手のために行動する、全員が良い気分で終わるようにする」というものがあります。そのため、施策を実行する際には、常に周囲の人々の意見に耳を傾け、それぞれの立場や状況を考慮しながら、全員にとって最善の行動をとるように心掛けていました。
集団面接で話すときに意識したポイントをお伝えします。5人での集団面接のなかで、私は4番目の回答でした。ほかの就活生は「人生で一番頑張ったこと」を聞かれたとき、アルバイト経験を挙げていましたが、私は少し違う角度からアピールすることに。
というのも、アルバイト経験は確かに共感を得やすく、チームワークやコミュニケーション能力をアピールしやすいというメリットがあります。しかし、集団面接ではほかの就活生もアルバイト経験を話す可能性が高く、どうしても似たような話になりがちです。そこで私は、面接官の印象に残るように、あえてアルバイト経験ではなく、資格試験の勉強について話すことにして、差別化を図りました。
人生で一番頑張ったことをさらに魅力的にする3つのポイント
「人生で一番頑張ったこと」は、あなたの魅力を最大限にアピールできる質問の一つです。しかし、ただエピソードを語るだけでは、面接官の心を掴むことはできません。
この章では、あなたの回答をさらに魅力的にするための3つのポイントを紹介します。
①伝えるエピソードは1つに絞る
面接では限られた時間の中で、人物像や能力をアピールしなければいけません。「人生で一番頑張ったこと」を話す際、複数のエピソードを詰め込むと、話にまとまりがなくなり、強みや魅力が逆に伝わりづらくなってしまいます。
最もアピールしたいエピソードを1つに絞ることで、伝えたいメッセージが明確化し、面接官の記憶に残りやすくなります。
②ほかの質問との一貫性を意識する
面接では「人生で一番頑張ったこと」以外にも、自己PRや志望動機など、さまざまな質問がされます。これらの質問に対する回答と「人生で一番頑張ったこと」で伝えるエピソードは一貫性を意識しましょう。一貫性が伝わることで企業が知りたい価値観や強みの説得力が高まります。
一貫性を持たせるためには、自己PRや志望動機でアピールするあなたの強みや能力と、「人生で一番頑張ったこと」で伝える経験を結び付けることが重要です。
たとえば、以下のように各質問でアピールする内容を整理してみましょう。
質問 | アピールする内容 | 「人生で一番頑張ったこと」のエピソード例 |
---|---|---|
自己PR | 責任感の強さ | アルバイトで、どんなに大変な状況でも 責任を持って仕事をやり遂げた経験 |
志望 動機 |
チームで協力して 働くことへの意欲 |
部活動で、チーム一丸となって 目標達成を目指した経験 |
③専門的な用語は避けて伝える
専門用語を多用すると、面接官が理解できず、せっかくのあなたの経験や知識がうまく伝わらない可能性があります。専門知識をアピールしたい場合でも、専門用語を使わずに、誰にでも理解できる言葉で説明するように心掛けましょう。
面接前に、家族や友人にあなたの話を聞いてもらい、専門用語を無意識に使っていないか確認してもらうのもおすすめです。
今回は面接で聞かれやすい「人生で一番頑張ったこと」の回答の仕方について解説してきました。しかし、面接本番はどんな質問がくるかわかりません。以下の記事では、実際に就活生パネリストが聞かれた「面白い質問」について紹介しています。幅広く対策して選考突破を目指しましょう。
例文で「人生で一番頑張ったこと」の回答法を攻略して就活を有利に進めよう
「人生で一番頑張ったこと」を回答する際は、具体的なエピソードを学び、将来の展望を伝えるのが重要です。そうすることで、企業が知りたい人柄や入社後の学びの活かし方などをアピールできます。
最初は自信を持って伝えられるエピソードが見つからず、不安になるかもしれません。あるいは上手くエピソードをまとめられず、悩むこともあるでしょう。
しかし、この記事で紹介した例文やポイントを参考にすれば、あなたにしか伝えられない魅力的なエピソードが見つかるはずです。先輩たちのアドバイスを参考に、自信を持って伝えられる人生で一番頑張ったことを考えてみましょう。面接本番では緊張するかもしれませんが、きっとあなたの魅力や熱意を評価してもらえますよ。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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人生で最も頑張ったことは、部活動において、慣れないリーダーという立場から逃げずに、300名近くもの人々を巻き込み、大きな大会を成功に導いたことです。この経験は、私にとって大きな挑戦であり、多くの学びがありました。
先輩からリーダーを任された時は、正直戸惑いましたし、人前に立って周りを引っ張っていくことは、決して得意ではありませんでした。しかし、大好きな人たちの笑顔を見るために、この役割から逃げることなく、精一杯努力することを決意しました。
大会を成功させるために、まず「成功」をゴールに設定し、そこから逆算して必要なタスクやスケジュールを明確化しました。そして、リーダーとして、自分一人で抱え込むのではなく、多くの人を巻き込み、それぞれの能力を活かすことを意識しました。具体的には、データ分析や参加者の意見を参考に、より効果的な施策を検討・実行しました。
また、多様な人たちと協力していくためには、コミュニケーションが不可欠です。初対面の人や、自分と異なる意見を持つ人とも積極的にかかわり、自分の考えを明確に伝えながら、相手の立場も尊重するように努めました。「なぜ協力してくれるのか?」「協力することで、どんなメリットがあるのか?」「どんな不安や懸念があるのか?」。相手の視点に立って考え、共感することで、信頼関係を築き、チームとしての一体感を生み出すことができました。
この経験を通して、リーダーシップ、行動力、そして共感に基づいたコミュニケーション能力を身に付けることができました。これらのスキルは、今後の人生においても、さまざまな場面で活かしていけると確信しています。