内定者が実際に聞かれた質問から万全な面接対策をしよう
書類選考を無事通過し、いよいよ面接に臨もうとしている人の中には、一体どんなことを聞かれるのか予想がつかないという人も多いのではないでしょうか。
二次、最終面接に進むのは初めてで、一次面接との共通点がどのくらいあるかわからない人もいるでしょう。質問の見当がつかず回答の準備や練習ができないままでは、自信を持って面接に臨むことは難しいですよね。
多くの場合、選考段階によって聞かれる内容や面接官の役職は違います。基本の質問に対しては常に明確に回答できるように用意しつつ、二次、最終と進むにつれて聞かれる発展的な質問を想定しておくことが重要です。
いま就活を頑張っている現役学生や内定者から、実際に面接で聞かれた質問と、実際にした回答に加え、深掘り質問や面接官とのやりとりなども詳しく教えてもらいました。選考段階や業界による質問の特徴もつかめるので、特に面接経験があまりないという人は、ぜひ面接前に目を通してみてください。
この記事で、面接で聞かれた質問について理解した後、面接全体の練習をしようと思っている人は次の記事をチェックしてみてください。面接の練習方法について解説しています。
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面接のフェーズによって聞かれる質問の深さが違う
就活では基本的に、内定に至るまでに2〜3回の個人面接を受けます。多くの場合、一次面接から最終面接までで、聞かれる質問は少しずつ違います。
一次面接では、主に学生の人となりや、社会人としての素質があるかどうかを確認します。二次面接では、自社でどのように活躍できるかを確かめるため、実際の業務に絡めた質問をしたり、挫折経験などを聞いてパーソナリティを深掘りすることが多いです。内定直前の面接では、事業への共感や理解度、志望度が測られます。
面接の段階によって、面接官の職位や役割が違うことがほとんどです。一般的に、一次面接では現場の若手社員やリーダー職の社員、二次面接では課長以上の役職者、最終面接では役員クラスや社長が面接官になります。
みんなは何を聞かれた? 頻出質問や印象的な質問を押さえよう
ここからは、就活生パネリストたちが実際に聞かれた質問を紹介します。体験談から、よくある質問で面接官を納得させるコツを押さえましょう。また、業界独自の質問や印象的だった質問もチェックして、今後の面接に備えてくださいね。
よく聞かれていた質問と回答のポイントを教えて!
他の方もおっしゃるように、ガクチカと志望動機はマストで聞かれていました。回答時のポイントとしては、ガクチカはその企業がもとめているスキルとリンクさせるエピソードを伝えました。私の場合は広告業界志望だったのでコミュニケーション能力や主体性をアピールしました。
志望動機は、「志望業界の中で働く中で達成したい目標→その目標がなぜ志望企業だと達成できるのか→自分自身の人物像や強みがどう志望企業とマッチするのか」までを一貫性を持って伝えることを意識しました。矛盾が生じることなく、一本軸が通っていると面接官からの印象も良かったです。
先輩たちが大切と言っているガクチカですが、作成するのが難しいと感じている人もいるのではないでしょうか。次の記事では、ガクチカが見つからない人にぜひ見てほしいポイントを解説しています。気になる人は、チェックしてみてくださいね。
ガクチカが本当にない人へ| 簡単な作り方と先輩の攻略法を大公開
「そう来たか……」に備えよう! リアルな質問&回答をチェック
防災業界の一次面接で「なぜ防災業界を志望しようと思ったのか?」と質問されました。回答として、私が小学生の頃に体験した震災がきっかけで、その際に災害の怖さを知ると同時に、災害から人を守りたいと考えるようになったためと答えました。
不動産仲介をおこなう企業の一次面接で、「弊社の新入社員が一番最初につまずくことはどんなことだと思いますか」と質問されました。それに対して、「基本的に自分よりも年上のお客様と接することが多いこと、自分が購入したことがないような大きな金額のモノを扱うことへの責任感に苦労するのではないか」と答えました。
そう来たか……という面接に答えられなかった経験から、面接が怖いと感じるようになった人もいるのではないでしょうか。過去の経験から、恐れを抱いてしまうことはよくあることです。次の記事で解消法を紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
内定者のアドバイス付き|「面接が怖い」を解消する3ステップ
業界によって特徴的な質問をされることもある
広告業界を受けている際に、「印象に残っている広告はありますか?」や「最近気になった広告はありますか?」という質問をされることが多かったです。
企業分析・業界分析だけでなく、自分自身が消費者の一人として印象に残っている広告と、なぜ印象に残っているかという理由はセットで伝えられるよう準備しておくと良いかと思います。また、総合代理店でなくWEB専業代理店の場合は、テレビCMだけでなく、デジタル広告やプロモーションサイトなどを伝えると、「よく分析できている」という評価がされやすいかと思います。
面接によっては、最近の気になるニュースについて質問されることもあるでしょう。次の記事では、なぜ気になるニュースについて質問するのかについて解説しているので、理由を理解して面接対策に役立ててみてください。
皆が面接で答えた「気になる最近のニュース」とは|業界別例文付き
面接と併せて、グループディスカッションの経験談を知っておいても良いかもしれませんね。次の記事で紹介しているので、気になる人はチェックしてみてください。
初めてのグループディスカッション|体験談から知る当日までの歩き方
一次面接前に要確認! 必ず対策すべき4つの基本質問とリアル回答集
面接フェーズによって企業が確かめたいことは異なると解説しましたが、就活生パネリストからのコメントにもあったように、どのフェーズにおいてもほぼ必ず聞かれる質問がいくつか存在します。それは、人柄やアピールポイントに関するトピックです。エントリーシート(ES)や履歴書に書いたことについては常に答えられる準備をしておくと、安心して面接に臨めます。
特に、企業の担当者と初めて直接話す機会である一次面接では、高確率でこれらの基本質問を聞かれるため、しっかり準備しておいてくださいね。
内定者が実際に答えた内容を参考にしながら、自分らしさが最大限伝わる回答をまとめてみましょう。
一次面接に合格したい人は、こちらの記事も併せて読んでみてくださいね。一次面接に合格するコツについてさらに詳しく解説していますよ。
一次面接通過のコツを内定者が語る! リアル成功・失敗談付きで解説
①自己紹介をしてください
面接で自己紹介を求められることはよくあります。学生の人柄や、会話のきっかけを作るという基本的なコミュニケーション能力を確認することが主な目的です。
項目を指定されていない場合、氏名や所属は必ず伝えつつ、最後は「本日はよろしくお願いします」などの挨拶で締めくくってください。
主な自己紹介の項目
・氏名
・所属
・大学で学んでいることや部活動・サークル
・長所やアピールポイント
・自分らしい話題(趣味や特技など)
自己紹介の例
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇です。大学では国際政治を学んでおり、学園祭実行委員会に所属しています。企画担当として、学園祭のプログラムを一から作っています。特技は小学生のときから続けている空手です。本日はよろしくお願いいたします。
面接で自己紹介をもとめられたときの実際の回答を教えてください!
○○大学○○学部○○と申します。 特技は小学校から続けているダンスで、大学でもダンスサークルに所属していました。また、高校3年生から焼き肉店でアルバイトをしています。学業においては、現代法のゼミに所属しています。本日はとても緊張しているのですが、面接を通して相互理解が深められるよう頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします!
〇〇大学〇〇学部から参りました。〇〇と申します。大学ではプログラミングからネットワークなどITに関することを幅広く学んでおります。アルバイトは以前はカフェで働いており、今はスポーツセンターの事務をしています。こちらで身につけたコミュニケーション力は御社でも役に立つと思っています。御社の人を大事にする部分に強く魅力を感じ、応募しました。本日は精一杯お話できたらと思います。よろしくお願いいたします。
面接の自己紹介で何を話すか迷っている人は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。手ごたえがあった自己紹介、「失敗したかも」と思った自己紹介を就活生パネリストたちに聞いてみました。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
面接で答える自己紹介を作るときに、特技について考えることもあるでしょう。この記事を読んで、特技の探し方やアピールにつながる伝え方を押さえてくださいね。
おもしろい特技28選|ネタに走ると危険? 特技の探し方や伝え方
②強みと弱みを教えてください
自らの強みや弱みもよく聞かれる話題です。過去の経験を振り返って自分の長所といえる部分や克服する必要がある点を把握しておきましょう。
答えるときにやってしまいがちなのは、前提となるエピソードから話してしまうことです。必ず「何が強み・弱みなのか」を会話の最初に伝えるように心掛け、後からそれにまつわるエピソードを補足するようにしましょう。
強み・弱みを回答する例
私の強みは継続力です。苦手な英語を克服したいという一心で、1年間毎日必ず、最低10分リスニングの練習を続けました。その結果、TOEICの点数を200点上げることができました。
一方弱みは優柔不断な点です。学園祭の企画を考える際にも、メンバーが提案する案が全て魅力的に感じ、一つに絞れないときがありました。現在は周囲の力を借りながら意思決定することが多いので、多角的に物事を考えることで決断力を上げていきたいと考えています。
内定者が実際に答えた強み・弱みの回答例文をチェック!
強みは、課題を分析し解決に導く行動力です。この強みは、アルバイト先の新人教育の体制を見直した経験で発揮されました。この強みを活かして、御社の○○の事業において貢献していきたいです。
弱みは心配性なところだと考えています。何事も「もし○○になってしまったらどうしよう」など、マイナスな方向に考えてしまい、友人からも少し考えすぎじゃない?と言われたことがあります。
この弱みを改善するために、「何事も絶対大丈夫と言えるくらい入念な準備をする」ということを意識するようにしました。その結果、何事も自信を持って取り組むことができるようになりました。
私の長所は傾聴力です。相談をしてきた相手の声のトーンや話し方、表情から相手がどの部分を特に話したがっているかを読み取り、深掘りすることができます。
カフェでアルバイトをしていたとき、辞めるか迷っているとバイトリーダーから相談を受けたことがありました。話を聞いてみると、バイトリーダーの業務の負担が大きすぎることが悩みの原因だと気づきました。そこからは、どの業務がどうして大変なのかを聞き取り、業務の分担や簡略化のアイデアをバイトメンバーに共有しました。そうすることでバイトリーダーだけでなくメンバー全員が働きやすい環境作りにつながりました。貴社でも、チームで働く際に仲間の声に耳を傾けるなどして、チーム全体の雰囲気作りに貢献できると思っています。
また、短所は心配性なところです。大きなイベントや県外への旅行など、大事な場面・遊びにかかわらず、小さなことが気になり不安になってしまうことがあります。しかし、事前準備や下調べをしっかり行うことで不安を解消できることに気付きました。今では大事な出来事の前にはしっかり事前準備をすることで安心した気持ちで臨むことができています。
質問に対して答えられるように、事前に準備をしているなかで、一つの質問にどのくらいの時間を使っていいのか疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。そんな人は、ぜひ次の記事をチェックしてみてください。
面接で簡潔に答えすぎるのはアリ? 就活経験者が教える適切な回答
長所と短所の答え方に迷ったら、次の記事をチェックしてみてください。アピールできる回答方法を詳しく紹介しています。
③志望動機を教えてください
「その企業になぜ応募したか」については、どのタイミングでも聞かれる可能性が高いです。
同業界であればどの企業にも通用するような志望動機ではなく、企業に魅力を感じたきっかけや「競合他社でなくその企業でないといけない理由」をはっきり伝えるよう意識しましょう。
志望動機の例文
貴社の製品を通して、教育格差の是正に携わりたいと思い志望いたします。私の出身地は過疎地で、進学先の選択肢が少ないほか、経済状況によって教材が購入できなかったり塾に通えない家庭も多く、本人に進学の意思があっても大学に進学できない生徒が多くいました。中学生のころからその状況をもどかしく感じており、住む場所や家庭環境にかかわらず子どもたちが好きなことに挑戦できる環境を作りたいと考えていました。
貴社が提供する定額制のオンライン教材ツールは、まさに地域や経済状況による教育格差を縮められるものだと考えております。また、高校生だけでなく幼児向け教材に力を入れ、子どもの可能性を最大限広げようとしている点にも魅力を感じています。より多くの子どもたちの人生の可能性を広げられるよう、入社後は、良質な教材づくりや提供エリアの開拓に携わりたいです。
「その企業でないといけない理由」をうまく伝えた回答例をチェック
1つ目は、私の「前向きに働く人を増やしたい」というビジョンを最も達成できるのが御社だと考えたからです。
私の周りでは働くことに対してマイナスなイメージを持っている人が多いです。どうしたら前向きに働くことができるかを考えたとき、企業とのマッチングが大切だと感じました。そのため、キャリアアドバイザーとして学生目線でより良いマッチングを実現できる会社で働きたいと考えています。その点で、御社の社員の方との面接や面談を通し他のどの会社よりもユーザーファーストを感じました。
今まで「誰かのために」という価値観を大切にしてきた私が、ユーザーファーストを大切にしている御社でキャリアアドバイザーとして働かせていただけたら、より良いマッチングを生み出し、前向きに働く人を増やすことができると考えています。
2つ目は、若手から活躍できる環境に魅力を感じたからです。私は、今までの人生の中で高校受験において5カ月で偏差値を10上げ志望校に合格することができたり、ダンスサークルの公演の作品作りのリーダーを務めるなど、「挑戦」することを大切にしてきました。そのため、社会に出ても挑戦することを大切にしながら働きたいと考えています。
御社の面接において入社2年目で管理職につく方もいらっしゃると聞き、大変魅力を感じました。持ち前の「負けず嫌いさ」を活かして高みを目指し、活躍していける人材になりたいと考えています。
以上の2点から御社を志望いたします。
貴社が掲げる「一歩先を見た提案」というフレーズに、取引相手をビジネスや利益として捉えるのではなく、真摯に対応する大事なお客様だと考えていることが伝わり、強く共感したので志望いたします。
私はプログラミングが好きで、システム開発に興味を持っています。あらゆる授業を受けた中で、良いシステムといえるものは、機能の高さや見た目のかっこよさももちろんですが、一番は使いやすさや利便性など、使い手の目線で考えられたものだと個人的に感じました。その考えを活かして、学内のプログラミングコンテストで賞をいただいたこともあります。
このように、私にはお客様の立場になって考える力が備わっています。この力を、お客様を大切にしている貴社でぜひ発揮したいと思っております。そして、貴社のお客様に信頼されているエンジニアの一員になりたいと思い強く志望します。
志望動機を考える前に、こちらの記事も参考にしてください。意外と迷う「書き出し」のポイントを詳しく解説しています。
例文12選|志望動機の書き出しはエピソードの切り口がポイント!
④学生時代に頑張ったことは何ですか
学生時代に頑張ったことについても、どのタイミングでも聞かれることを想定しておくことをおすすめします。学生の個性を把握したり、問題解決能力を確かめるための質問です。
このとき、「それを頑張った理由」「苦労したことと解決するまでのエピソード」をより具体的に伝えることを心掛けてみてください。ただ言われたことをこなしたのではなく、自ら考えて行動したエピソードを伝えることで、「入社後、壁に直面してもしっかり乗り越えられそうな人材だ」と評価される可能性が高まります。
学生時代に頑張ったことの例
私が学生時代に頑張ったことは、演劇部での活動です。
所属していた演劇部では年に2回大規模な公演を開催します。私は大学2年生までオーディションを毎回通過し、メインキャストとして公演に出場していました。
しかし、大学3年生の春公演の際、初めてオーディションで不合格になってしまい、一切セリフのない役になってしまいました。とても悔しかったですが、毎回出演できていたことに対する甘えが出ていたのだと思います。
審査員に課題点を聞くと、「表現力が足りない」「以前より声に張りがない」と指摘を受けたため、秋公演のオーディションまで、顧問からのアドバイスを受けながら毎週末ボイストレーニングと台本の音読を続け、初心に立ち返って練習しました。その結果、その年の秋公演では見事主役をつかみました。
社会人になっても、初心を忘れず謙虚な気持ちで仕事に向き合いたいと思います。
内定者は失敗経験を交えてガクチカをこう答えた!
私が学生時代に頑張ったことは、ダンスサークルでの活動です。所属していたダンスサークルにおいて1年生から4年生の200人ほどが出演する作品の制作を担当しました。
私はそれまで大人数をまとめた経験がなく、最初はうまく指示を出せずとても悔しい思いをしました。この失敗の原因は自分の準備不足にあると考え、次の練習からは以下の3点を徹底しました。
①限られた練習時間の中であらかじめ細かくタイムテーブルを決めておくこと
②事前にタイムテーブルや踊りの動画をメンバーに共有し、何をするかを把握できている状態にすること
③振り返りノートを作り、毎回の練習の反省を記録し、改善点を挙げ次の練習に活かすこと
その結果、練習をスムーズに進めることができ、メンバーからも「練習しやすい」と褒めてもらえるようになりました。また、公演当日に行われた来場者アンケートでは、20作品中3位という結果をいただきました。
この経験から、計画性や状況を分析し改善していく力を獲得することができたと考えています。
私はトライアスロン部でマネージャーとして部を立て直しました。
2年生の春のとき、2・3年生の選手がいないことから、1年生の選手を育てる環境が無く、部としての存続が危うい時期がありました。私には先輩たちへの恩返しをしたいという思いがあり、大好きな部活のために自分が後輩を育てたいと思いマネージャーに立候補しました。
それから1年間、毎日競技のルールや器具の名称、効果的な練習メニューなど新たな知識を得る度に試しては指導方法を改良していきました。冬頃には審判免許も取得しました。はじめは後輩から無知な私の指導に対してのクレームを聞くこともありましたが、一緒に練習に参加したりチームで大会に出ることで、部としての結束力が上がっていきました。
最終的に、1年生が初出場の大会でスイム1位に輝くという好成績に導くことができました。この経験を通して、私には自分で設定した目標を達成するために努力できる力があると考えます。
一次面接の前に、インターンに参加するための面接を受ける機会があるかもしれません。面接は、種類ごとに対策方法が変わってきます。インターンに参加したいと思っている人は、次の記事を読んでみてくださいね。
インターンシップ面接でのリアル回答を大公開|経験者に聞く選考突破法
学生時代に頑張ったことについて面接でアピールする方法をより詳しく知りたい人は次の記事を読んでみてくださいね。
高校生活で頑張ったことの面接での答え方! 内定者のリアル回答付き
次の記事では、「最後に一言ありますか?」と質問されたときの対処法について解説しています。なぜその質問をされているのか、考えながら準備することが大切です。ぜひ併せて読んでみてくださいね。
成功談から学ぶ! 面接の「最後に一言」ウケがいい回答とは
二次・最終面接の頻出質問と実際の回答から対策を進めよう
二次面接、最終面接では、学生のパーソナリティをより深掘りするような質問や、「本当に自社にマッチした人材か」を見極めるような質問がされるケースが多いです。
これらの質問を通して面接官にアピールするためには、自分を深く知ることだけでなく、視野を広げて企業や業界について情報収集し、自分なりの意見を持つことが重要になります。
内定者たちが実際に二次面接、三次面接で聞かれた質問を確認し、回答の準備をしておきましょう。
二次面接|入社後の姿をイメージする
二次面接では「入社後自社で活躍できる人材かどうか」を見極めるための質問が中心になります。面接官は現場と役員クラスをつなぐ、課長、部長といった役職者となることが多いです。
入社後しっかり活躍できるかどうかの見極めには、学生自身の意欲や希望だけでなく、その企業において発揮できるポテンシャルがあるかどうか、与えられた環境でモチベーション高く働ける素質があるかどうかもかかわってきます。
自社に必要な人材だと判断されるために、「自分が何をしたいか」だけでなく「企業においてどのように貢献できるか」という視点で考えながら回答をまとめることを心掛けましょう。
企業の視点を取り入れるには、その企業が公表している情報をより多く集めてミッションや事業への理解を深めたり、OB・OG訪問をしたりすることがおすすめです。
<二次面接で聞かれる質問の例>
・入社後どのように活躍していきたいですか
・競合他社ではなくて弊社を志望する理由はなんですか
・同業界で志望している企業はありますか
・マーケティング職を志望しているのはなぜですか
・挫折経験を教えてください
・あなたの強みを当社でどう活かしていけると思いますか
二次面接のリアルなエピソードを聞いてみた
通信企業での二次面接の質問には以下のように回答しました。
①学生時代に頑張ったこと
通信企業でのインターンでの経験です。月額制のサービスについて、2カ月で成約率を2倍にすることを目標に架電業務をおこなった結果、見事達成しました。
②そのなかで工夫したことは何ですか
2つあります。1つ目は社員さんに過去の成約事例を聞き出すことです。成約のポイントとなる情報を得るため、主体的に動きました。2つ目は効率化を意識して取り組み、1時間あたりの架電数を増加させました。
③そもそもなぜインターンを始めようとしたのですか
社会人になる前にビジネスマナーや働くことへの解像度を高めたかったからです。
④競合他社ではなく、弊社を志望する理由は何ですか
自ら動いて、キャリアを形成する方が多いからです。OB訪問など、これまでにお会いした社員さん全員、仕事に対して目的意識をもって行動している方が多い印象で、積極的に社内公募制度を使われているところが魅力的だと考えています。
二次面接の対策をしたい人は、こちらの記事もあわせて参考にしてみましょう。二次面接で意識するべきポイントや質問への対策方法についても、詳しく紹介していますよ。
二次面接ガイドブック! 合格者に聞いた選考通過のコツや対策法
最終面接|自社とのマッチ度を確かめる
最終面接では、多くの場合役員や社長といった経営層が参加し、入社意欲や社風とのマッチ度を最終確認するための質問がされます。「ほかの社員とも良い関係性を築きながら、自社で意欲的に働いているイメージが湧くか」という点を確かめる意図があります。
さらに、事業内容や中長期的な会社の方向性に対する共感度、学生自身のキャリアプランに関する質問を通して、「できるだけ長く働いてくれそうか」という点を見極めることも多いです。
実際の業務に関することだけでなく、企業のミッションや業界におけるポジションなどリサーチし、自分なりの見解を述べられるよう対策を練りましょう。
また、内定を出したら本当に入社してくれるのかどうかを見極めるため、他社の選考状況を聞かれることも想定しておいてください。正直に答えても問題ありませんが、その企業への入社意欲が低いと感じられないような伝え方をしましょう。
<最終面接で聞かれる質問の例>
・入社後はどんなことをしたいですか
・仕事においていちばん大切にしたいことはなんですか
・選考を経て感じた弊社の印象を教えてください
・〇年後どんな社会人になっていたいですか
・〇〇業界で弊社はどのようなポジションを狙っていけば良いと思いますか
・ほかに最終選考まで進んでいる企業はありますか
最終面接についてもっと詳しく知りたい人は、次の記事をチェックしてみてください。質問例とともに、合格の秘訣を紹介しています。
最終面接で合格する秘訣を解説|経験者が答えた質問14個も大公開!
実際に、社会人として働いた経験がないと、「仕事をする上での大切なこと」のイメージがつきにくいですよね。次の記事では、先輩たちの「仕事をする上での大切なこと」について紹介しています。ぜひ、チェックしてみてください。
「仕事をする上で大切なこと」回答例23選|内定者直伝の作成法とは
最終面接の体験談をチェック
人材業界大手企業の最終面接でこう答えました。
①学生時代に力を入れて取り組んだことを2つ教えてください
個別指導塾でアルバイトリーダーとして教室運営に携わり年商を約2倍にした経験と、サッカーを小学3年生から現在に至るまで12年間続けてきた経験を伝えました。
②志望動機
「レベルの高い環境でチームプレーができること」「選択肢が必要としている人に選択肢を与えられる存在になること」「将来起業したいというビジョンとの親和性があること」この3つが私の就職活動の軸で、これらとその企業が一番マッチしているからとお伝えしました。どうマッチしているのかを詳細に述べることで説得力を上げることができたと思います。
③就活の状況(いつ開始して、今どんな感じか)
「6月ごろから始めて、今〇〇という企業を主に受けています」と正直に伝えました。また、「御社から内定をいただいたら就職活動は辞める予定です」と伝え、「採用したい」と思ってもらえるようにしました。
④いざ就職活動を始めた心境は?
「やっと働ける」と思い、社会人生活にワクワクしている旨を答えました。
⑤逆質問
面接官が役職に就いた経緯や、「もし新卒1年目に戻れるのなら、内定者期間をどのように過ごすか」などと聞きました。
面接の質問に気持ちよく答えるためには、事前準備がカギになるかもしれません。質問内容はもちろん、マナーなども理解し、ほかの心配事をなくした状態で面接を受けられたら理想ですよね。次の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
面接の準備はこれでOK! 回答例や持ち物を体験談から徹底ガイド
基本的な質問以外にも、面白いと感じる質問をされることはあるでしょう。次の記事では、実際に面接でされた面白い質問内容を紹介しているので、こちらもぜひ読んでみてくださいね。
面接の面白い質問|内定者が実際に聞かれた内容と回答を徹底調査!
マッチ度を知るために、どんなコミュニティに属しているかも一つの判断基準になるでしょう。次の記事では、「苦手な人」について聞かれた際の伝え方について解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
厳選21例文|面接で苦手な人を聞かれたときの伝え方を内定者が伝授
実際の面接はどんな流れで展開される? 体験談をチェック
企業分析や自己分析を徹底して面接の練習をすることで、面接官からの質問に対して的確に答えられるようになるでしょう。
しかし、面接本番では思いもよらない角度から深掘り質問をされたり、緊張して面接官との会話がぎこちなくなってしまうことも考えられます。質問の回答からどう話が広がるのか、どんな深掘り質問をされ、どう答えれば良いのかを実際の体験談からイメージし、対策を練りましょう。
ここからは、学生たちが実際に聞かれた質問だけでなく、その回答や面接官の反応、面接の所感を紹介します。
一次面接で聞かれた質問としては、「なぜこの会社を志望したのか」、「他の会社じゃなくてここの会社でしかできないことは何か」と聞かれました。
それに対して、自分の性格だったり今までやってきたことが活きると思ったのと、「この会社で輝ける」と感じた理由や、自分を採用することによって会社にあるメリットを説明しました。反応は「おお!」というようなリアクションで、良い印象を与えることができたのかなと思います。また、全ての面接で共通して「自分はここの会社しか考えていません」と熱意を伝えていました。
一次面接で、志望動機、学生時代頑張ったこと、自己PRについて聞かれました。志望動機については、希望の部署と希望勤務地を聞かれました。
また、学生時代頑張ったことに関しては、なぜそれに取り組んだか、自分はその活動でどういう立ち位置だったかを追加で質問されました。
自己PRについては、資格取得で身につけた力をアピールしたため、なぜその資格を取ろうと思ったのかや、その力がどう会社に貢献すると思うかについて聞かれました。
一次面接では基本的にガクチカと自己PRが多かった印象があります。勤務地や希望職種に対する質問も多かったです。ガクチカに対しても鋭い深掘りはあまりなかった印象です。
二次面接では、他社の選考状況と軽くガクチカを聞かれ、志望動機の深掘りをされました。二次面接の次に最終面接がある会社が多いので、ここで候補者を絞っている印象でした。
最終面接では、志望動機、ガクチカ、挫折経験、希望勤務地、希望職種などを改めて聞かれ、一次と二次の集大成的な印象でした。そして逆質問の時間もありました。
実際に聞かれた! 内定者が回答に迷った質問
選考段階の各段階で企業が確かめるポイントとして代表的なものを紹介しました。しかし、企業によって面接に特色があるケースもあり、面接を受けるなかで「今これを聞かれるとは思わなかった」という質問をされて焦った経験がある学生も少なくありません。
皆さんが実際に答えに詰まってしまった質問や想定外だった質問とそれに対する回答を紹介するので、ぜひチェックして面接に備えてくださいね。
回答に困りそうな質問例
・〇〇さんが希望しているのは△△事業部とのことですが、もし別の部署に配属になった場合どうしますか
・地方にも事業部がありますが、転勤は可能ですか
・業界シェア1位の企業と比べて、弊社に足りない点は何だと思いますか
・今まで話した弊社の面接官の印象を教えてください
・誰かを傷つけてしまった経験があれば教えてください
・子どものときはどんな子だと言われていましたか
内定者たちが聞かれて困った質問とその回答をチェック
二次面接で、「周りが就職活動を始めている中でなぜ12月に始めようと思ったのですか」と聞かれ、「サークル引退公演の練習がかなり忙しくどちらかがおろそかになってしまうと思ったので、サークルの活動が終了する12月に始めようと思いました」と答えました。
それに対して「今まで2つのことを同時にこなしたことはないのですか」と聞かれ、「高校の時に大学受験と部活動を同時にこなしていました。サークルの練習と就職活動も同時におこなうことはできないことはないのですが、2つとも自分の人生においてとても大切なものなので、ひとつずつ時間をかけて向き合いたいと思っています」と答えました。
あとから思い返すと、このやりとりを通して「就職活動という人生において大切なことを後回しにしている」と捉えられてしまったような気もしました。
IT企業大手の一次面接の体験談です。「あなたの人生の中で1番の挫折を教えてください。ただし、乗り越えられたものではなく、乗り越えられなかった挫折を教えてください」と聞かれました。
「乗り越えた挫折」を聞かれることは予想していたのですが、「乗り越えられなかった挫折」については準備できていませんでした。
その場で考えてみましたが、何も思い浮かばず、「僕はこの人生の中で何度も挫折をしてきています。ただ全て自分なりに問題と解決策を洗い出し、乗り越えているので、そのような経験はないです。今後も挫折はすると思いますが、乗り越えられる力があります」と伝えました。
一次面接の際、「幼少期からも含め今までの人生に点数を付けるのであれば何点か」という質問をされたときに答え方に困りました。
回答の際は「75点です」と中途半端な点数を答えましたが、その理由まで聞かれていしまい、幼少期からの自己分析をもっとしておけばよかったと後悔しました。とっさに、「幼少期は誰かの真似ばかりしており自分のやりたいことに存分に挑戦できていなかったが、高校生以降は留学や部活、サークルの運営など幅広く新しいこと挑戦し続け、充実した日々を送ることができたから」と答えました。追加の質問として「具体的に幼少期どういった場面で誰の真似をしていたのか」という質問を受けました。
初めての面接で、とっさの質問に答えるのに慣れていなかったわりには上出来ではないかと思いましたが、幼少期から現在まで、幅広く自己分析をする重要性を感じました。
「今日の面接、手応えがなかったな……」。そう感じてしまうこともあるかもしれません。「気づいたら、選考に進める企業がない」。そんな事態を防ぐためにも、できる限り候補企業を増やしておくことが内定への第一歩です。この記事では、「持ち駒」を増やすための方法を解説しています。
就活を成功に導く3つの持ち駒の増やし方|効率化こそ内定への近道
実際に聞かれた質問を参考に、模擬面接をしてみることは大切かもしれませんね。次の記事では、模擬面接の実施方法について解説しています。併せて読んでみてくださいね。
模擬面接は必須? 内定者に聞いた実施方法と就活に活かすコツ
周りからの印象について聞かれることがあるかもしれませんので、こちらもしっかり対策しておきましょう。次の記事で回答方法について解説しています。
内定者の質問例も紹介! 逆面接の対策もしておこう
面接では、「何か質問はありますか」という、いわゆる「逆質問」をされることも想定しておきましょう。
主な逆質問の目的としては、学生が企業に対する疑問を解決するのはもちろん、企業が学生の入社意欲や自社とのマッチ度を確かめることなどがあります。
逆質問が思い浮かばないという人は、情報収集やOB・OG訪問を通して企業を徹底的にリサーチし、そのうえで気になる点をリストアップしてみましょう。そのあと、面接フェーズによって取捨選択をしてください。
面接官のポジションによっても聞くべきことは変わります。現場社員であれば、具体的な業務のことや面接官自身のキャリアについて聞くことで、その企業で働くイメージが湧きやすくなるでしょう。経営層には、中長期的な事業の展望や活躍している人の特徴などについて聞くと、その企業に心から共感できるか、自分がマッチしそうかどうかを確かめることができます。
<逆質問の例>
【現場社員向け】
・〇〇さんが今のお仕事をしていてやりがいを感じられる瞬間はどんなときですか?
・〇〇さんは5年後この会社でどんなことをしていたいですか?
・〇〇さんが一緒に働きたいと思う人はどんな人ですか?
【経営層・役員クラス向け】
・△△の事業について、海外への展開も考えていますか?
・御社で活躍している人材にはどのような共通点がありますか?
・御社において「こんな人はマッチしない」という特徴を一つ教えてください。
質問する機会は面接での逆質問以外にもあるでしょう。次の記事では、インターンで聞くべき質問を紹介しています。こちらも併せて読んで、質問内容を増やしてみてくださいね。
インターンのおすすめ質問100選|学生が実際にした質問も一挙公開
逆質問ではどんなことを聞いた?
一次面接で逆質問をもとめられ、2つ質問をしました。1つ目は、受けた会社が新卒採用を始めてから2年しか経っていない会社だったので、「新卒採用を始めてから、職場の雰囲気など変わった点があれば教えてください」といったことを聞きました。面接官からは、この質問はまだ聞かれたことがない質問で面白い質問だと言われました。
2つ目の質問では、普段働く中で意識していることについて聞きました。個人情報を扱う仕事だったので、その責任の重さなどについてお答えしてもらいました。
一次面接で逆質問を求められ、①○○職として現場で働く中で苦労したエピソードがあれば教えてください。②どのようなキャリアを歩みたいか今後の目標を教えてください。この2つを聞いてみました。
一次面接は人事担当が担当することもありますが、志望する職種の現場社員が担当することが多いです。特に営業職であれば顧客先との苦労を経験している人が多いと思います。なので、実際の体験談を聞くことで、入社後の働き方をイメージしていることを想像させ、入社に対する熱意をアピールしました。
また、若手社員が面接官を担っていたときは、年齢が近いからこそ聞きたい今後のキャリアについても質問していました。
IT業界の一次面接で逆質問をもとめられ、私は3つの質問をしました。
①システム会社志望だったので、受託開発と客先常駐の割合を聞きました。併せて、客先常駐の場合、自社の制度や働き方が適用されるのかも尋ねました。
②現場社員や新入社員として入社する方はどのような雰囲気・性格の方が多いか聞きました。
それに対して「こんな人やあんな人がいる」と楽しそうに答えてくれた企業は、良い雰囲気で働ける環境なんだろうなと感じました。
③入社3年までの方で活躍している人はどんな人が多いか聞きました。年次が若いうちから活躍したいという熱意のアピールになればと思っての質問でした。
逆質問に備えるために、こちらの記事も読んでみてください。内定者が実際におこなった、逆質問を用意するための対策について解説しています。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
最終面接の逆質問について詳しく知りたい人は次の記事を読んでみてくださいね。
最終面接の逆質問40選|内定者に聞く「自分を売り込む逆質問」とは
逆質問は、ただすればいいというわけではないです。次の記事で解説しているので、印象に残る逆質問をしたいと思っている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
面接で聞いてはいけない逆質問一覧|内定者たちがした逆質問も紹介!
わかりやすさがぐんと上がる! 回答時に守りたい3つのポイント
面接で合格を得るためには、質問に対する回答を準備するだけでなく、わかりやすい伝え方を心掛けることも重要です。限られた面接の時間内で面接官に最大限自己アピールができるよう、これから解説する3つのポイントをぜひ意識してみてください。
数々の面接を受けてきた学生たちにも、面接を通過するために気を付けていたことを聞いてみました。
結論から話す
質問に対しての回答は、結論から始めるよう意識してください。相手にこれから話す内容の趣旨を先に伝えることで、その後に話す内容も頭に入りやすくなります。たとえば、「学生時代に力を入れたこと」を問われたときは、前提からではなく「私が学生時代に力を入れたのは〇〇です」というように、問いに対する答えから話すことを徹底してみてください。
この話し方はPREP法と呼ばれ、面接だけでなくビジネスの場においても、相手に物事をわかりやすく伝えるために適した話し方として活用されています。社会人生活を通して役に立つノウハウなので、ぜひこれを機に身に付けておきましょう。
PREP法とは
ビジネスにおいてよく使われる、相手に物事をわかりやすく伝えるためのコミュニケーション方法。Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の頭文字をとって「PREP法」と呼ばれている
学生時代に力を入れたことを伝える時の例
・私が学生時代に力を入れたことは、学園祭実行委員としての活動です。
・映像ゼミでの活動が、学生時代に最も打ち込んだことです。半年間かけて、映画を1本制作しました。
面接では、回答時にどんな話し方を意識していましたか?
学生時代に力を入れたことは? と聞かれたら「〇〇です。」とまず概要を述べて、その上で面接官に「詳しく説明させていただいてもよろしいでしょうか」と声掛けしてから説明を始めること。一方的に話すのではなく、対話する意識を持つことが大切だと思います。
簡潔に話す
面接で聞かれたことに対してついたくさん話したくなる人も多いと思いますが、先ほど紹介したPREP法を参考に、簡潔に話すよう心掛けてください。
回答の長さは、簡単に答えられる質問は30〜90秒程度、回答が長くなる質問でも1〜2分を目安にしましょう。
回答をまとめるときは、内容を書き出した後に声に出して読み、適切なスピードで話せるか確認するのもおすすめです。たとえば、1分で話せる文字数の目安は300〜400文字前後とされています。これ以上の文字数を話そうとすると早口になってしまい、面接官が聞き取りづらくなってしまうので注意しましょう。
エピソードは具体的に話す
回答におけるエピソードには、結論を根拠づけて面接官を納得させる役割があります。そこで抽象度の高い話し方をすると、「誰でも言えることではないか」と思われ、本当に自社に合う人材かどうかという点で懸念を生んでしまいます。
エピソードを話すときは、固有名詞や数字を積極的に利用して、できるだけ具体的に話すように心掛けてください。
また、毎日多くの学生と話す面接官にオリジナリティがあるエピソードを伝えることで、「〇〇さんは△△が得意と言っていたな」などと想起しやすくなります。より鮮明に自分の印象を残すことで、選考突破に一歩近づくことも考えられるのです。
学生時代に力を入れたことのエピソード例
<NG例>
所属していた団体ではイベントの来場者数において目標を掲げており、その目標達成に向けてSNSでイベントの情報を発信することに努めました。その結果、目標としていた来場者数を達成することができました。
<OK例>
所属していた学園祭実行委員会では、年に一度ある学園祭において「3日間で5,000人」という来場者数の目標を掲げていました。アンケートの結果から、学園祭に足を運ばかった人の多くが「学園祭の情報が当日までよくわからない」と感じていることがわかったため、私が所属していた広報チームでは、イベントの周知を最優先事項に定めました。
周知のため、学園祭の90日前から、会場で楽しめるフードやトークショーについてのSNS投稿を毎日続けました。その結果、学生たちや地域住民に情報がいきわたり、3日間で約5,500人という史上最多の来場者数を記録しました。
良い印象につながりやすい面接での対応とは
面接で良い印象を残すために気を付けていたポイントを教えてください!
とにかく笑顔でハキハキと答えるよう心掛けていました。想定外の質問をされても、ペースを崩さず取り乱さないように気をつけていました。
面接官の目を見て話すことを心掛けていました。また、回答が長くなりがちなガクチカや志望動機を話す際は、話の最後に「以上です」と言い、面接官の方にも話し終わったことが伝わるように意識していました。
基本質問のカバーと選考段階に合わせた対策で面接をクリアしよう
採用面接において、書類選考で問われる基本事項はいつでも答えられるように回答を準備しておきましょう。その際、応募書類や前回の面接で答えた内容と一貫した内容を伝えるよう心掛けてください。
また、選考段階が進むにつれて、自分に関することだけでなく、企業を理解していないと答えられない質問をされる可能性が高まります。WebサイトやSNS、先輩社員へのヒアリングを通して、業務内容や業界における位置づけなどを理解することで、回答を深掘りされた場合にも焦らず対応することができます。
また、面接官の納得感が高まる伝え方も選考突破の秘訣です。回答の準備に加えて、わかりやすく自分らしさがアピールできる答え方を意識して面接に臨み、選考突破を目指しましょう。
面接で好印象を残すためには、聞いていることに答えつつ「聞きたいこと」「知りたいこと」に対しても答えてあげる意識をしてください。
面接官として面接をしていると、単に質問に答えているだけの人がいます。面接はコミュニケーションの場であるため、話の意図を汲み取って会話をすることが必要です。そのため、「聞きたいこと」「知りたいこと」に対しても答えてあげましょう。
面接をとおして知りたいのは学生の資質
面接では、すべての回答において「私は御社で求められる力が備わっている人材です」と伝える必要があると知っていましたか。「学生時代、何に力を入れましたか」という質問も「サークルに力を入れ〇〇をしました」という回答ではダメなのです。具体的なエピソードや事実をとおして、志望企業で求められる力が備わっていることを伝えてみてください。
面接でのすべての質問は、質問のあとに「〇〇という質問をとおして、面接官にあなたは当社が採用すべき人材だと思わせてください」という言葉が入っていると考えてみてくださいね。ただし、あくまでも質問に対する回答なので、質問から逸れた回答をしないように注意しましょう。
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頻出の質問はガクチカと志望動機です。一次面接であればその2点しか聞いてこない企業もありました。
また、志望動機を答える際は、就活の軸をもとに説明することを心掛けていました。そうすることで、他に受けている業界を聞かれて、その企業とは異なっていたときでも一貫性をアピールできました。