転職先が決まらない状況を乗り越えた経験者から転職成功の秘訣を学ぼう!
転職先が決まらない状態が続くと「このまま就職先が見つからないのではないか」「自分は必要とされていないのではないか」などと、焦りや不安を感じてしまいますよね。
しかし、ネガティブな感情を抱えたまま転職活動をしていると、面接で自分らしさをうまく表現できなくなったり、仕事が手につかなくなったりと、負のスパイラルに陥ってしまうかもしれません。そうならないためには、転職先が決まらない状況に向き合い、対策を講じることが大切です。
この記事では「転職先が決まらない……」と悩んだことのある転職経験者からのアドバイスをもとに、転職活動が行き詰まったときの乗り越え方を解説します。同じ悩みを抱えていた転職経験者だからこそわかるメッセージも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
新卒入社した会社は冠婚葬祭のサービスを展開する企業だったのですが、採用業務にかかわる機会がありました。それきっかけで本格的に就職や転職の支援がしたいと考えるようになり、人材業界への転職を決意しました。
結婚や出産のタイミングで職場を変えるのは難しいため、今後を見すえて長く続けられる仕事がしたいと考えたことがきっかけです。選考では、何度も転職活動をすることを避けるため、長く働き続けやすい仕事への転職を希望していると話していました。
こちらの記事では転職を成功させた経験者が実際に伝えた転職理由を紹介しています。気になる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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経験者からのメッセージ! 転職先が決まらないと悩んだときに思い出してほしいこと
転職を始める時期は人それぞれ異なるため、なかなか同じ苦悩を分かち合える人は少ないもの。それゆえに「就職先が決まらないのは自分だけではないか」と感じることもあるかもしれません。
しかし、転職が決まらないと悩んだ経験があるのはあなただけではないということをぜひ知っておいてほしいと思います。そこで、転職先がなかなか決まらない状況を乗り越え、転職を成功させた経験者に、同じ悩みを抱える人へ贈るメッセージを紹介します。
同じ悩みを抱えていたからこそわかる気付きやアドバイスをもとに、転職活動を前向きに進めるヒントを得ることができますよ。
私は新卒で入った会社を1年半ほどで退職しました。次の職場が決まる前に退職をしたことや、未経験の仕事を目指していたこともあり転職活動は思っていたよりもかなり長期化しました。しかし、面接を重ねていくにつれ着実に面接スキルはアップしますし、自分と向き合う時間も必然的に増えるので、より自分を理解したうえで転職活動ができるようになると思います。
「なかなか転職先が決まらない……」という真っ只中にいると周囲と比べて落ち込んだり、収入面の不安で焦ったりもしますが、いつかは必ず自分の思いをしっかり伝えることができるようになりますし、それを魅力的だと感じてくれる会社に出会えるはずです。転職エージェントやハローワークなど、頼れる先もたくさんあるので、頼れるところは頼りながら内定獲得に向けて頑張っていきましょう!
自分のなりたい将来像を明確にし、悩んだときにはそこに立ち返るのが良いと思います。転職はあくまでも、なりたい自分の将来像を叶えるための手段にすぎません。将来像がぶれてしまうと、選考で落とされるたびに、なぜ転職活動をしているのかがわからなくなり、精神的にも苦しくなってしまいます。
私の場合、「経理になって正しい財務諸表を作りたい。そしてそれをもとに世の中でお金が動き、日本経済が回っていくための一翼を担いたい」という将来像を、転職活動の初めに明確化しました。未経験転職であったため何社も落とされ苦しく悩んだときもありましたが、その都度原点に返ることで、自分自身を奮い立たせることができました。「将来自分はどうなっていたいか」をまず明確にすることをみなさんにもおすすめします
転職先が中々決まらないと「このままどこも決まらないのでは……」と、不安な日々が募り、だんだんと初めに思い描いていた転職の希望条件がぶれ始める人もいるかもしれません。
実際に私も、なかなか決まらない期間があり「希望職種を見直そうかな」「条件をもう少し緩くした方が良いのかな」と悩む時期がありました。ただ、そうなると何のための転職なのかわからなくなってしまいます。前職と同じ過ちを繰り返すと、それこそ時間と労力を無駄にしてしまうので、とにかく今は自分を見つめ直す時間だと思って、自分の軸をぶらさないように頑張ってほしいです。必ずあなたの想いと、企業の想いが一致するときがきますよ!
「転職先が決まらない」「転職って難しい」と悩んでいる人はあなただけではありません。以下の記事では転職が難しいと感じた体験談を多数紹介しています。その状況を打破する方法も解説しているので、併せてチェックしてみてくださいね。
内定が決まらなくて悩んでいる人は、転職組だけではありません。次の記事では、就活で内定が取れなくて悩んでいた人の体験談を紹介しています。悩んでいるのは、みんなも一緒です。どうやって乗り越えたのかをチェックしてみてくださいね。
あなたはどの状況に当てはまる? 転職先が決まらない4つの状況
就職先が決まらない状況を抜け出すには、まず自分の置かれている状況を把握することが大切です。就職先が決まらない状況は大きく4つのパターンにわけられるので、自分がどれに当てはまるのかを考えてみましょう。
ここからは実際に就職先がなかなか決まらないと悩んでいた転職経験者の実体験を交えながら、解説していきます。
転職先がなかなか決まらないと考えている人の中には、働きながら転職活動を進めている人も多いのではないでしょうか。以下の記事では、働きながらの転職活動のメリット・デメリットや成功させるコツを紹介しています。
パターン①キャリアアップを目指すものの転職先が決まらない
キャリアアップとは
仕事の専門性を高めたり市場価値の高い経験を積むことで、経歴を上げること
「今よりも専門性の高いスキルを身に付けたい」「マネジメントにチャレンジしてみたい」など、キャリアアップを目指して転職活動に励む人もいるでしょう。キャリアアップすることで、今よりも裁量の大きい仕事を任せてもらえたり、給与アップが期待できるなど、たくさんの魅力があります。
しかしその一方で、キャリアアップすることは簡単なことではありません。なぜなら転職を通してキャリアアップするためには、これまで仕事で培ってきたスキルや経験が重視されることがほとんどだからです。
「実務経験が1年以上ある」「5名以上のチームのマネジメント経験がある」など、スキルや経験の要件を満たせていない、もしくはスキルや経験を効果的にアピールできていないと、なかなか就職先が決まらない状況に陥りやすくなってしまいます。
転職先の探し方を知りたい人は、次の記事もチェックしてみてください。自分に合った企業を選ぶコツから、実際に求人の探し方まで解説しています。
パターン②キャリアチェンジに挑むものの転職先が決まらない
キャリアチェンジとは
経験がない業界や職種、業種に転職すること
今の仕事に取り組む中で、自分のやりたいことやキャリアパスが明確になることもありますよね。「もっと自分の強みを活かせる仕事がしたい」「学生時代から憧れていた業界で働きたい」などの理由から、これまで経験したことのない仕事や業界へチャレンジすることを決める人もいるでしょう。
キャリアチェンジする場合、基本的にはポテンシャルを見られています。つまり、「新しくチャレンジする仕事で活躍できる素質があるのか」というところをほとんどの企業が重要視しているのです。
ポテンシャルを見極めるために企業は特に「なぜ転職しようと思ったか」という転職理由や「どんなことに力を入れてきたのか」というこれまでの経験に注目しています。ここがしっかり回答できないとなかなか選考に通過することは難しいでしょう。
私はメーカー業界からIT業界へのキャリアチェンジを目指していました。事前準備としてオンラインのスクールでプログラミングの勉強をしていたこともあり、サポートエンジニアやインフラエンジニアではなく、プログラマーとして仕事ができる職場を目指して転職活動をしていました。
実務経験がないため、スクールで学んだことや、自分で作ったアプリケーションのアピールを中心に面接で話すものの、学んだ技術をうまく言語化できなかったり、込み入った技術の話をされたときに言い淀んでしまうなど、自分のできることをアピールするのに苦労しました。また、技術力や実務経験の不足から書類選考で落とされることも多かったため、内定獲得までの道のりは長かったです。
未経験の業界への転職を検討している人は、今の仕事に対して合わないと感じている人も多いはず。こちらの記事では仕事が合わないと感じる原因や転職するかどうかの見極め方を紹介しているので、悩みを抱えている人はチェックしてみてくださいね。
パターン③ライフステージの変化により転職活動を始めたが就職先が決まらない
ライフステージの変化により、転職活動を始めた人もいるかもしれませんね。「転居先に近い会社を見つけたい」「結婚を機にもう少しワークライフバランスを重視した働き方がしたい」など、転職理由は人それぞれさまざまなものがあるでしょう。
ライフステージの変化により転職活動を始めたもののなかなか就職先が決まらない人は、志望動機が労働条件にフォーカスしたものになっているケースが多い傾向にあります。
志望動機が労働条件にフォーカスしたものになっている例
- 転居先に近いから
- 転勤がないから
- 残業時間が短く、ワークライフバランスが実現しやすいから
- 産休や育休などの制度が設けられているから
企業は自社で大きく活躍する人材を採用したいと考えています。しかし、志望動機が労働条件ばかりに焦点を当てたものになっていると「自分のメリットしか考えていないのではないか」「さらに良い条件の会社があれば、また転職するのではないか」と思われてしまうことも。
上記のような理由から、なかなか採用につながらないといった状況に陥っていることが考えられます。
結婚をすることがきっかけで転職を決意。土日祝休みで残業なしという条件を希望していました。今後のことも考えて、子育てとの両立が可能かどうかを視野にいれて転職活動をしていたのです。
ただ、なかなか希望に合致した職場を見つけることができず、時間がかかりました。以前の職場がストレッチトレーナーだったため、長く続けられる仕事として事務職を希望していたのですが、未経験のため、選考に進んでもなかなか通過することができず、苦労をした経験があります。また、結婚を控えているということと、いつかは子どもがほしいことも自分で伝えていたので、その点も影響していたのかもしれません。
ライフステージの変化とともに、女性が働きやすい企業に勤めたいと思っている人もいるのではないでしょうか。次の記事では、女性が働きやすいとされている企業を紹介しています。就職先を決める一つの判断材料として、参考にしてみてくださいね。
パターン④現職や前職への不満から転職を決意したが転職先が決まらない
現職や前職への不満から転職活動を進めるものの、なかなか転職先が決まらないのは、「今の仕事が嫌だ」「今の会社を辞めたい」など、「退職したい理由」ばかり伝えてしまい、「志望している理由」がうまく伝わっていないことが関係しているかもしれません。
志望理由は志望先の企業に入社したいという気持ちが伝わるかどうかを意識することが大切です。「今の会社を辞めたい」という気持ちが強すぎて、それが志望企業にも伝わると「転職できるなら、自社でなくても良いのではないか」と捉えられてしまう危険性もあります。
現職に不満を感じる人の中には「もう会社に行きたくない」と悩みを抱えている人も多いはず。こちらの記事では、みんなが「会社に行きたくない」と感じたときのエピソードや乗り越え方について解説しています。気になる人は読んでみてくださいね。
キャリアアップを目指す人向け|経験者からのアドバイス
キャリアアップを目指して転職活動をするものの、なかなか転職先が決まらないと「キャリアアップできるほどのスキルや経験がないのか」と不安になってしまうかもしれませんね。しかし、それは単に自分の魅力が企業に十分に伝わっていないだけかもしれません。
そこで、ここから解説する2つのポイントを意識することで、これまで培ってきたスキルや経験が志望先の企業で活かせることをアピールできますよ。
また、実際に転職先が決まらない厳しい状況を乗り越え、見事キャリアアップに成功した経験者に、キャリアアップを叶えるためのコツを聞きました。経験者のアドバイスから、キャリアアップを実現するためのヒントをつかんでくださいね。
企業のもとめる人物像から逆算してアピールポイントを決める
基本的にキャリアアップするためには、即戦力として活躍できることをアピールする必要があります。そのためには、これまで培ってきた経験やスキルが志望先の企業で活かせることをアピールしましょう。
たとえば、企業は新しく立ち上げた部署を取りまとめる責任者を募集しているとします。そこで、即戦力として活躍できることをアピールするには、「新しい部署の立ち上げ経験」「最低でも少人数のメンバーをまとめたマネジメント経験」などがアピールになるでしょう。
たとえどんなに専門性の高いスキルや経験を積んでいたとしても、企業がもとめるものとマッチしていない場合、なかなか評価につながらなくなってしまうので注意してくださいね。
就活生パネリストが面接で話したリアルなアピールポイント
面接で伝えるアピールポイントはどのように決めていましたか? また、アピールポイントを決めるときに意識していたポイントを教えてください。
前職で得たスキルの中から、自分が志望する業種で活かせそうなスキルを伝えていました。志望業種が広告プランナーだったので、Web広告出稿の際に広告のプランニングやおおよその広告費用を提案できること、Google Analytics(Googleが提供する分析ツール)を使用したデータ分析が可能であることを伝えていました。
転職先が新卒2年目の社員に対して業務改善活動の発表会を課していたため、現職でも業務改善をした経験を伝えるようにしていました。具体的には、手作業でおこなっていたデータ転記作業を、エクセルの関数やマクロを用いて自動化したことを話しておりました。
これまで努力を重ねてきたことや、周りから評価されていたことを振り返ってアピールポイントを決めていました。いつも伝えていたのは、どんな環境下でも諦めずに継続する力があること。エピソードもしっかり伝えることで、この継続力がアピールできるように意識していました。
新しい環境や取り組みに柔軟に対応できることをアピールする
企業がもとめるスキルや経験があっても、入社後に自社の環境で活躍できそうなイメージができないとなかなか評価につながりません。
たとえば「顧客理解を深めるには、絶対に〇〇を活用すべきだ」というような今の仕事の進め方にこだわっているような表現をしていると、企業に「自社のやり方に対応できないのではないか」と思われてしまうことがあります。
企業ごとに仕事の進め方や大切にしているスタンスは異なります。そのため、自社の仕事の進め方をスムーズに吸収して、成果を出してくれる人を企業は採用したいと思うのです。
「いち早く企業の仕事のやり方を覚えたい」というような企業の取り組みについて学ぶ姿勢を表現したり、「社員同士でどのようにコミュニケーションを取っていますか?」というような、企業の仕事への取り組みを理解する姿勢をアピールできると好印象につながりますよ。
私は転職先でキャリアアップしたいと考えていたため、面接で「女性男性関係なく働きたい」「将来的にマネジメントスキルも磨いていきたい」という意思や、「仕事に対して謙虚な姿勢で取り組みたい」「柔軟に吸収しながら業務を覚えていきたい」と考えていることを伝えていました。
実際に転職先で働き始めてからも、先輩社員の助言やアドバイスで、自分が身に付けた方が良い、もしくは直した方が良いという内容は素直に取り入れました。さらに、自分からほかの社員たちと積極的にコミュニケーションをとったり、どのように仕事をしているのかを観察することで、自分に取り入れられることは真似して取り入れています。その結果、先輩社員からも信頼され、任される業務の幅もどんどん増えていきました。
転職先が決まらないのではないかという不安を抱えている人は、次の記事をチェックしてみてください。転職に不安を感じている人はたくさんいます。記事をチェックして、不安と向き合っていきましょう。
キャリアチェンジに挑む人向け|経験者からのアドバイス
自分の興味のある仕事や憧れの業界にチャレンジするものの、なかなか転職先が決まらないと「キャリアチェンジを諦めるべきなのか」と挫けそうになることもあるかもしれませんね。
しかし、まったくの未経験から自分の臨むキャリアを手に入れる人はいます。ここからは実際にキャリアチェンジを果たした経験者のエピソードを交え、キャリアチェンジを成功させるためのコツを解説していきます。まずは、キャリアチェンジに成功した経験者のアドバイスを見てみましょう。
私の前職はサービス業でしたが、志望していたのは事務職で経験はありませんでした。しかし、サービス業でもパソコンを触ることは少しあったため、その経験から効率良く業務をこなせる能力があることを話していました。これまでにやってきたことの中で、少しでも活かせそうな共通点があったらそこをアピールすると良いと思います。
また、意識していたことは自分の可能性を自信を持って伝えること。自信がなさそうに「できると思います」と伝えるのではなく「できます」「やります」とはっきり伝えることが好印象につながったのではないかと考えています。
新卒1年目での転職だったこともあり、活躍できるというよりはどれだけ熱意があるか、どれだけそのキャリアでの将来の解像度が高いかを伝えることを意識していました。それが内定につながったのではないかと思っています。
私の場合は、自分がどのようなキャリアを考えているのかを明確に伝え、そのキャリアの実現が現職では難しいことも同時に伝えていました。
徹底した企業分析が採用担当者の心をつかむ
また、企業分析や提供するサービスの分析を徹底し、自分が成し遂げたいと思っていたこと(情報が溢れる世の中で、見た人の心を動かすクリエイティブを通して企業と生活者をつなぐこと)がなぜこの会社ならできるのかを自分の視点で伝えていました。
未経験だからと諦めるのではなく熱意があれば意外と書類選考も面接選考も通るので、ぜひチャレンジしてみてください!
キャリアチェンジを検討している人はなおさら「転職の軸」が大事になってくるでしょう。ぶれない転職軸を持つことで、未経験の業界でも転職活動を効率良く進められるはずです。以下の記事で転職軸の固め方をマスターしましょう。
これまで培ってきた経験やスキルの業務への活かし方を伝える
キャリアチェンジを叶えるためには、自分が志望職種で活躍できるポテンシャルがあることをアピールする必要があります。
しかし、キャリアチェンジを目指す人のほとんどは志望職種に直接活かせるスキルや経験を持ち合わせていないものです。そのため「どんなことをアピールすればいいのかわからない」と悩む人もいるかもしれませんね。そこで、着目すべきは「ポータブルスキル」です。
ポータブルスキルとは
どんな業種や職種でも活かせる職務遂行上のスキルのこと。汎用性が高いことが特徴
ポータブルスキルの例
- 課題解決能力
- 論理的思考力
- 交渉力
- 人をまとめる力
これまで培ってきたポータブルスキルの中で特に志望職種に活かせるものをピックアップし、業務への活かし方をアピールしましょう。
見事キャリアチェンジを叶えた転職経験者に、企業で活躍できる人材であることをアピールするコツを聞いてみました。エピソードを参考にして、選考対策に役立ててくださいね。
私の場合は、以前の職務経験の中でプラスの要素となる点をアピールするよう意識していました。営業職からエンジニア職に転職しましたが、営業としての経験がもたらした円滑なコミュニケーションスキルは、エンジニアとしてのチームワークや業務進行において役立つと思っていたため、そのことを裏付けるための具体的なエピソードを交えて、面接官にアピールしました。
また、経験がないことを逆手にとって、仕事の仕方や考え方などがまだ固定されていない分、新しい環境に素早くなじむこと、柔軟かつ真摯に学ぶ姿勢があることなどをアピールしたことが内定につながったと考えています。
転職が決まらないと悩んでいる人は、自分の適性を把握しきれていない可能性があります。自分のこれまでの経験を魅力的にアピールできれば、転職が成功する確率も高くなりますよ。まずは、以下の記事で自分に向いてる仕事を見つけてみましょう。
即戦力になり得る知識やスキルを身に付けておく
志望職種で必要になる専門知識やスキルを身に付けたり、資格を取得しておくのも効果的です。
誰でも新しい業務を覚えるためには、研修を受けて経験を積んだり、わからないことを調べるなどをして知識をつけていく必要がありますよね。つまり、未経験の場合は成果を出すまでに時間がかかるケースが多いのです。
一方で、企業は新しい業務をいち早く吸収して、即戦力として活動してくれる人を採用したいと考えています。
入社する前の段階で基本的な知識やスキルがあれば、業務業務で成果を出すまでのリードタイムが短いだろうと期待できますよね。また、「志望職種で活躍するための準備ができている」という意欲的な印象にもつながりますよ。
転職活動中に、「ITパスポート」というIT業界で最も初歩的な資格に挑戦しました。この資格取得の目的は、履歴書を充実させることと、勉強を続ける向上心があることを面接官にアピールするためです。さらに、courseraやudemyなどの学習サイトでオンラインコースを受講し、コーディングチャレンジ(プログラミングスキルなどを測るテスト)にも挑戦しました。
これらのスキルを習得することで、面接で技術的な質問があっても対応できるという自信がつきました。また「今興味を持っているものは何か?」などの好奇心の有無を問われるような質問にも柔軟に対応することができるので、未経験の職種にチャレンジするのであれば、一定の知識を身に付けることはおすすめです。
素直さや吸収力をアピールする
素直さや吸収力がある人材であると印象付ける工夫をすることもおすすめです。
たとえば「〇〇について知識不足で恐縮ですが」などのクッション言葉を付けたうえで志望職種について話をするのも良いでしょう。知識が不足していることを素直に認めたうえで、自分なりに職種について理解を深めようと努力する姿勢が伝わります。
ほかにも「新しい業務に取り組むときには〇〇を意識します」など、新しい業務への取り組み方を伝えることもおすすめです。
志望する業界や職種の幅を広げる
もし志望職種が未経験からキャリアチェンジする難易度が高い場合、志望する職種や業界の幅を広げてみるというのもひとつの手段です。志望職種にもとめる条件を洗い出し、ほかの業界や職種で当てはまるものはあるか考えてみましょう。
たとえば、人事や労務といったポジションを目指しているとします。その背景に「人材育成や採用にかかわりたい」という気持ちがあるのなら、企業の人材領域の課題解決を図るコンサルタントや就職・転職支援をおこなうキャリアアドバイザーなども、やりたいことを叶えられる可能性があるため、転職先の候補として視野にいれることができます。
ほかにも自分のキャリアビジョンから逆算してみるのもおすすめです。仕事を通して叶えたいことが実現できる業界や職種を探してみてくださいね。
ライフステージの変化により転職する人向け|経験者からのアドバイス
年齢を重ねれば、結婚や出産などさまざまライフステージの変化がありますよね。それにともなって、仕事や働き方を変える必要も出てくるでしょう。特に、今の会社で自分の希望する働き方ができないことで、転職活動に踏み切るケースも多いのではないでしょうか。
ライフステージの変化による転職活動はよくあるケースであり、企業としても注目して見ているポイントがあります。採用担当者がチェックしているポイントを把握したうえで対策することで、選考突破に大きく近づくことができますよ。
ポイントを詳しく解説する前に、ライフステージの変化が理由で転職した人の体験談を見てみましょう。選考突破するためのコツや就活時代に大変だったことなどを聞いたので、ぜひチェックしてくださいね。
結婚を考えたタイミングで転職活動をしていました。企業側からは聞かれることはありませんでしたが、やはり「結婚や出産のタイミングで退職を考えたりしないかな」などと考えることはゼロではないのでは、と個人的には考えていました。
そのため、自分から「この先結婚したり、子どもに恵まれるという変化があっても仕事は続けていきたいと思っている」ということをはっきり伝えるようにしていました。一個人としての意見ですが、正直に伝えることでこちらも相手も話がしやすかったと思いますし、今考えるとミスマッチを防ぐことにつながったのではと思います。
結婚を機に転職活動をおこないました。地元からも前職で勤めていた地域からもを離れることとなり、全く知らない土地での生活と転職活動を両立しなければならないため、仕事と家庭のバランスをとることに苦労しました。入社後も仕事環境になれない不安や愚痴を親しい友人に気軽に相談することもできず、とても辛い経験をしました。
今は自分のペースを少しずつ覚えながら家庭と仕事のバランスを取っています。ときには先輩社員に頼ったりもしています。ライフステージの変化で転職も考えている人は、頼れる人がいれば頼って、そして無理のないペースで進めてほしいなと思います。
企業で長く働きたいという意欲をアピールする
ライフステージの変化により転職活動をする場合は、企業で長期的に活躍できる人材であることをアピールすることが大切です。
なぜなら「ライフステージの変化により転職したい」とだけ伝えると、「自社の事業や商材、働き方に魅力を感じて、働きたいと思っているわけではないのか」と捉えられてしまう危険性があるからです。
企業は自社で長く活躍し、会社を一緒に成長させてくれる仲間を採用したいと思っています。そのため「今後事業にどのように携わりたいか」「業務を通してどのように成長していきたいか」という長期的なキャリアビジョンを伝えることができれば、企業も安心して採用に踏み切れるのです。
たとえば5年先のキャリアビジョンまで伝えられるように準備しておけると良いですね。志望先企業のキャリアパスや自分のキャリアビジョンについてしっかり理解を深めておきましょう。
現職でライフステージの変化に合った働き方ができない理由を明確に伝える
転職理由としてライフステージの変化を挙げる場合は、セットで現職もしくは前職を離れる判断をした理由を伝えましょう。たとえば転居にともなう転職の場合、もし現職や前職の会社が全国に支社があれば、転居先に近い支社に異動できるかもしれませんよね。
今の会社でライフステージの変化に応じた仕事や働き方が選択できる場合、そのほかに転職したい理由があるのではないかと企業は疑問に思うのです。現職ではライフステージの変化に対応できない理由を明確に伝えることで、企業に納得感を持ってもらうことができますよ。
「現職で人事異動や転勤について相談したが、実現できなかった」などの根拠となるエピソードがあれば伝えましょう。より話の説得力を高められます。
現状への不満から転職をしている人向け|経験者からのアドバイス
現職や前職に不満がなければ、転職活動に踏み切ることはなかったという人もいるでしょう。もちろん企業も求職者が現職への不満感を抱えて転職活動をしていることは理解しています。ただし、だからといって不満ばかり伝えるのは避けましょう。
なぜなら入社後に嫌なことがあったとき、また同じように転職してしまうのではないかと捉えられてしまうかもしれないからです。そこで、不満に思っている状況に対して「どのように向き合ったのか」「どのような取り組みをしたのか」をアピールすることが重要ですよ。
そうすることで、企業ももし不満があってもしっかり自分を顧みて、なんとか現状を変えようと努力ができる人であることを印象付けられるのです。
不満に関してはただ正直に言えばいいとは私自身思っていませんでした。不満があっても実際に改善するために自分自身で行動したのかも大事だと考えています。
人材業界での勤務経験の中で、実際に不満があっても現職で行動したのかしてないのかで、企業の評価も天と地ほどの差がありました。行動していない人は、採用しても同じように不満があればすぐに辞めてしまうのではないかと、ネガティブな評価が強くなってしまう可能性があります。そのため、自分が不満を解消するために少なからず行動した内容は伝えるように意識してみてほしいなと思います。
ポジティブな転職理由を伝える
面接でよく聞かれることのある転職理由は、必ず答えられるようにしておきましょう。ここで、転職理由がネガティブなものであるという人は、ポジティブな表現に変換することを心掛けてくださいね。
たとえば「自分の能力がなかなか評価されない」という不満を抱えていたとすると、「評価基準が明確な環境に身を置くことで実力を正しく把握し、スキルアップを目指したい」と言い換えることができるでしょう。
「どのような仕事や働き方、環境を理想としているのか」「またそれはなぜなのか」。この部分を明確にしポジティブな表現をすることで、意欲的な印象につなげることができますよ。
ネガティブな転職理由をポジティブに言い換える例
- 給与が低いことへの不満
努力や実績を正当に評価してくれるような環境に身を置きたい - 人間関係への不満
周囲と連携を取り、チームで団結して働きたい - 仕事が自分に合わない
自分の強みを活かして、社会に貢献したい
不満や嫌なことをそのまま伝えると聞こえ方が良くないので、「なぜ自分はそれが嫌なのか」「それが改善された先でどうなりたいのか」に目を向けるとポジティブな内容に変換しやすいかと思います。
たとえば「残業が多くて辛い」のであれば、「毎日時間に追われギリギリの生活をしている辛い状況」に目を向け、それが改善された先でできることを考えます。きっと、生活が落ち着くことで「長期就業がイメージできる」ようになったり、「空いた時間で勉強できそう」と感じたり、いろいろな姿が思い浮かぶと思います。その中から転職理由として話しやすく、仕事に関するものをピックアップしてお伝えすると前向きな形で伝わるような気がします。
ネガティブな事象は客観的な事実として伝える
前述の通り、企業も求職者がなにかしらの不満があって転職活動をしていることは理解しています。そのため、不満があることを伝えること自体は問題ありません。そこで重要なのは、ネガティブな事象は特に客観的な事実として伝えることです。
たとえば、自分の実力が評価されていないことに不満がある場合、「会社が正しい評価をしてくれなかった」と伝えると、「評価されない」という自分の感情しか相手に伝わりません。
しかし「会社には昇進や昇給のための明確な評価基準がなく、自分の実力を図りにくかった」と事実を伝えることで、採用担当者はあなたが置かれている状況を客観的に判断できるのです。そうすることで、採用担当者に納得感を持ってもらいやすくなりますよ。
今だから言える失敗談! 転職先が決まらないときにやっていたNG行動
ここまで転職先が決まらない状況の乗り越え方を解説してきましたが、転職先が決まらない状況に陥った際に注意すべきポイントもセットで押さえておくことが大切です。
悔いの残らない転職活動にするためにも、経験者の失敗談から失敗を回避する方法を学びましょう。
求人の検索先を1つに絞ってしまったことが、長期化の理由の一因だったかもしれないと反省しています。初めの頃は、1件の転職支援サイトにのみ登録する形で応募を進めていたため、希望する職で検索しても少数しかヒットせず、なかなか応募ができない効率の悪い状態が続いていました。
しかし、転職エージェントやナビサイトは世の中にたくさんあり、すべてが同じ求人を扱っているわけではありません。自分に合っていると感じる先に複数登録して、接点の取れる先を増やすというのはとても大切なことだと感じました。実際に、同じ条件でもナビサイトやエージェントを変えると出てくる数や会社が違い、ハローワークとなるとさらに数が増えました。利用する先が増えると管理が大変ですが、それを懸念して情報収集先を1つに絞ってしまったのは失敗だったなと思います。
自分の転職理由にあった会社を探さないと面接で何を言っても意味がなかったのかなと今となっては思います。当時、なかなか良い職場が見つからず、家から少し離れた場所まで候補を広げて応募していました。しかし、少し距離のある職場はすべて落ちてしまいました。私の転職理由が、家庭と仕事の両立をしたいからだったため、通勤距離のかかる企業への応募は今となっては矛盾していたと感じています。
今の会社の面接のときも、どこから通うのか聞かれたため、家庭と仕事の両立を転職理由にするなら、むやみに広げすぎてもよくなかったのかなと感じました。
どうしても転職先が決まらないときに実践してほしい3つのアドバイス
ここまで紹介してきた対処法を試してみても、どうしても転職先が決まらないこともあるかもしれません。そんなときは、転職先が長引き、苦労したことのある経験者からのアドバイスを参考にしてみてください。
ここからは誰でもすぐに実践できるだけでなく、「転職先が決まらない……」と苦しい状況を一変させるようなアドバイスを厳選して3つ紹介します。自分に合った方法を試してみましょう。
転職先がなかなか決まらないのは、タイミングが影響している可能性もあります。こちらの記事では転職を経験した人がいつのタイミングで転職したのかを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①リフレッシュする期間を設けて気持ちを切り替える
転職先が決まらない状況が続くと、気持ちが落ち込んでしまいますよね。落ち込んだ気持ちのまま転職活動をしていると、なかなか選考で自分の良さを発揮できなかったり、仕事が手につかなくなってしまうなど、負のスパイラルに陥ってしまうことがあります。
そのような状況を断ち切るためにも、思い切ってリフレッシュする期間を設けてみることをおすすめします。一時的に転職活動を忘れるような時間をつくることで、気持ちを切り替えることができますよ。
おすすめのリフレッシュ方法
- 趣味に没頭する
- 好きな曲や勇気づけられる曲を聞く
- 日光浴をする
- 半身浴をする
- 適度な運動やストレッチをする
- やってみたかったことにチャレンジしてみる
- 家族や気の置ける仲間と過ごす
目安としては最大でも1日単位でリフレッシュする期間を設けると良いですね。リフレッシュする時間が短いと、転職活動のことが頭をよぎり、休息につながらないかもしれません。逆に何日もかけて転職活動をストップしてしまうと、かえって転職活動に切り替えることが難しくなったり、興味のある企業のエントリーが終了してしまう危険性があるので注意が必要です。
また、厚生労働省が提供しているホットラインを活用して悩みを相談するのもおすすめです。誰かに胸の内をさらけ出すことで、気持ちが落ち着くこともありますよ。厚生労働省のホットラインのまとめページ「まもろうよこころ」を確認してみてくださいね。
就活生パネリストの実際の切り替え術を参考にしよう
なかなか就職先が決まらないときにどのように気持ちを切り替えていましたか?
ずっと転職に関することを考えていると滅入ってしまうので、趣味に没頭する時間を作っていました。私の場合は小説や漫画に集中し、いったん自分の悩みから離れるようにしていましたよ。
自分なら絶対に大丈夫だという根拠のない自信がありました。そのため、なかなか決まらずに気持ちが焦ってしまったときこそ、強気にメンタルを保つようにしました。「私を取らないなんて損したね」くらいの気持ちで、落ちても行動し続けることが大切だと思います!
②就職エージェントやハローワークなどを活用して外部の協力を仰ぐ
転職活動を成功させるためには外部の人を頼ることも効果的です。
「転職先が決まらないのはなぜか」「転職活動でどんなところでつまずいているのか」などは、自分一人ではなかなかわからないものです。そこで、周囲の人の意見を取り入れることで一気に転職活動が軌道に乗ることもありますよ。
転職先が決まらないという不安を相談しつつ就職先を見つけたいという人は就職エージェントサービスの活用がおすすめです。
おすすめの就職エージェントサービ
ほかにもハローワークでは、転職活動における包括的なサービスを受けることができます。豊富な求人の中から自分に合った仕事を探すことができますよ。ハローワークは地元の企業が求人登録していることが多く、地元で仕事を探したいという人には特におすすめです。
就活生パネリストも周囲に頼りながら転職を進めていた
転職する際に利用したサービスなどはありますか?
転職エージェントの利用経験があります。しかし、私の場合は紹介してもらった求人が前職と同じ業界、職種ばかりだったため、求人にあまり興味が持てませんでした。また、勤務先を伝えていたにもかかわらず、求人票に勤務先の求人が掲載されていたりして、信頼感が低かったので最終的には個人で企業サイトから直接応募していました。
転職エージェントとハローワークを利用しました。 転職活動を始めたばかりの頃は、1人で進めることに不安があり転職エージェントに相談していたのですが、第二新卒を対象とした未経験求人の数が少なく、なかなかスムーズに選考が進まない状況でした。 その不安を転職エージェントに相談したところ、人材会社によって扱う求人の数や種類が違うこと、ハローワークにもたくさん求人があることを教えてもらいました。 転職エージェントもハローワークも、同じ就職支援をおこなっていますが、それぞれ強みや特徴などが違うので、自分の状況や不安に合わせて相談する相手や内容を変えることが大切だなと感じました!
さらに、転職エージェントなどのサービスを利用した人や、周囲の人の協力を得て良かったと感じた人のエピソードも聞いてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
友人に協力をお願いしてよかったです。結果的に、友人に紹介してもらった会社に内定をいただき現在働いています。自分のことを知っているため将来の希望や、自分の特性上向いている企業を紹介してもらえました。実際に、前職よりも業務内容・会社の雰囲気・一緒に働く人も含めて自分に合っているなと思います。
頼れる人に相談してみよう
私の場合は、友人の協力を得ましたが、これだけが正解ではないと思うので、転職エージェントなり、家族なり、もしくは職場で頼れる人などに相談してみると良いご縁があるのかもしれません。一方知人を頼ると、条件を妥協しがちになるリスクもあると思います。自分の状況に合わせてどんな情報をどこから得るのかを検討してほしいなと思います。
初めての転職の際、転職エージェントのキャリアアドバイザーの方には大変お世話になりました。事前に登録をしたので、書類の添削や面接対策などもしてもらったのですが、私の希望する仕事の求人がもうないとなった時に落ち込んだ私を見て「エージェントにある求人がすべてではない。エージェントに登録しているのは一部の企業だけだから、世の中全部を見たらまだまだ応募できる先はある。だから大丈夫」といってくださいました。
悩んだら転職エージェントやハローワークを利用してみよう
結果的にそのキャリアアドバイザーの方の助言もありハローワーク経由の応募も並行して進め、そちらで出た内定先に入社をしました。転職エージェント経由の選考でも内定は出ていましたが、最後まで私の希望や気持ちに寄り添って話を聞いてくださり、成果につながらない選択をする私の背中も押してくださいました。とても素敵なキャリアアドバイザーの方につながることができて本当に良かったと感じています。
エージェントを利用したことは非常に良かったと感じています。理由は以下の3つです。
①書類の添削
②条件交渉
③業界・職種の可能性
まず1つ目は、プロ目線から書類の添削をおこなっていただけました。書類通過率が高くなり、言い回しやワードチョイスなど、業界に合わせての添削をしてもらえたと感じています。
2つ目は、内定をいただいても思ったような条件でなかったとき、担当だったキャリアアドバイザーの方が条件交渉までしてくれました。自分ではなかなか伝えづらい部分にもなるので感謝しています。
3つ目については、自分では出会えなかった業界や職種に出会えるという利点がありました。なぜ紹介いただけたのか理由も教えてくれるため、この業界でもチャレンジできるんだと視野を広げやすくなりました。
③やりたい仕事がある場合は正社員以外の働き方も視野に入れてみる
どうしてもやりたい仕事があり、かつその仕事が転職の難易度が高い場合、正社員以外の働き方も視野に入れてみるのも1つの手段です。たとえば、まずアルバイトや派遣社員として業務に携わり、スキルや経験などの実力をつけることで、キャリアアップを図ることもできますよ。
ほかにもフリーランスとして自分で実際に仕事を請け負ってみるのもおすすめです。フリーランスとしてある程度実績を積むことができれば、即戦力として自分のやりたかった仕事に就ける可能性が高くなります。
自分で仕事の案件を取得しなければいけない、仕事を教えてくれる人がいないなど、特に始めは大変なことも多いかもしれません。しかし、自分で試行錯誤をして取り組むことができる人ならばしっかり実力を積み上げることができますよ。
また「フリーランスとして独立するのは難易度が高い……」という人は副業として、興味のある仕事にチャレンジするのも良いでしょう。
ずっと音楽業界を希望していました。正社員としての入社を希望していましたが、まずは音楽業界で経験を積むことが最優先と考えていたので、契約社員として未経験中途入社をしています。
入社時には「必ず正社員になれるとは限らない」と言われていましたが、最悪正社員になれなくても、転職には有利な企業だと思っていたので、コツコツ頑張ろうと心に決めました。
正社員で入社してくる新卒社員のメンターをしたときには、正直不満もありましたが、正社員登用の判断材料になると思い丁寧に指導するなど、真面目に頑張っていた結果、本来5年かかるところを3年半で正社員になることができました。待遇面や異動が叶わない点を不服に思うこともありましたが、音楽業界での仕事が本当にやりたいことだったので頑張り続けることができました。
正社員を目指すなら遠慮せずに成果をつかもう
今働いている職場で正社員を目指すなら、上司から見ていい意味で目立つ存在になることが大事だと思います。私の会社の場合、良くも悪くも雇用形態によって仕事内容は変わらず、待遇面以外は割と対等だったと感じています。
契約社員だからといって控えめになりすぎず、業務上言いたいことはちゃんと言うことを、私は心掛けていました。ぜひみなさんも、遠慮せずに力を発揮して希望の雇用形態での働き方を目指してくださいね。
自分の本当にやりたいことは何なのかを知るためには、自己分析が必要です。次の記事では、転職経験者が教えるおすすめの自己分析の方法や活用法、自己分析のやり方を紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
自己分析
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
転職 自己分析
転職成功者はどう自己分析した? おすすめの方法と活用のコツを解説
転職先が決まらない原因ごとに効果的な対策をして内定を獲得しよう!
転職先がなかなか決まらない状況は、ほんの少し工夫をするだけで一気に抜け出すことができるものです。転職先が決まらない原因を特定しその原因を解消するための工夫をすることで、就職先が決まらず悩んでいる状況を好転させることができますよ。
あなたと同じように転職先が決まらない悩みを抱えながらも、転職を成功させた人はたくさんいます。苦しい状況かもしれませんが、イキイキとあなたらしく働ける場所を見つけるためにもうひと踏ん張り転職活動に励んでみてくださいね。
転職先がなかなか決まらないと、「このまま転職できないかも……」「私は誰からも必要とされていないのではないか……」と、ネガティブな気持ちになることもありますよね。そんなときやるべきことは、「自分自身のあるがままの感情と向き合うこと」です。
自分の状況を俯瞰してみることがポイント
自分自身と向き合うためのポイントは以下の4つです。
①面接を振り返る時間を確保する
在職中の場合は通常業務をおこないながら転職活動をするため、応募書類を提出したり、面接を受けたりと、「行動すること」に夢中になりがちです。だからこそ、今の自分自身を振り返る時間をしっかりと押さえておきましょう。振り返りの際は、気分転換に場所を変えるのもおすすめです。また、選考直後の記憶があるうちにおこなうことが効果的ですよ。
②できている点にも目を向ける
転職活動がうまくいかないと、できていない部分にばかり焦点が当たってしまいます。問題を捉えて改善していく姿勢は大切ですが、そればかりだと自信を失い、転職活動に対しての苦手意識が生まれるでしょう。前回よりもできるようになった点やうまくいっている状況は必ずあるはずです。自分が自分を認めてあげることは忘れずに。
③転職エージェントなどの第三者視点を頼る
キャリアカウンセリングや転職エージェント、自治体の就労窓口など、キャリア支援に長けている第三者視点を介入させることで、キャリアの視野を広げたり、自分に関する新しい観点を手に入れることができます。何よりも利害関係のない第三者に今の不安を吐き出すことで気持ちがスッキリするでしょう。
④転職活動の不安を書き出して整理する
現状の不安を頭で抱え込むよりもノートやメモなどに書き出して、見える化をさせましょう。気持ちの整理ができ、今後のやるべきタスクが洗い出されます。綺麗に整理しようとするのではなく、まずは気持ちを吐き出すことを意識して書き出してみてください。
転職活動では、誰しも不安を感じたり、自信を失ったり、葛藤が生まれたり、さまざまな感情が生まれるものです。自分の中に生まれた負の感情を、無理やり肯定的に捉える必要はありません。まずは、ありのままの自分を認めることから始めてみてくださいね。
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