面接での笑顔は印象を左右する! 適切な笑顔のタイミングを面接経験者から学ぼう
笑顔を作るのが苦手……。
普段なら笑顔でコミュニケーションが取れるのに、面接だと緊張してしまう……。
面接中、どこで笑えば良いのかわからない……。
「面接時の適切な笑顔のタイミングがわからない」と悩む人は多くいるでしょう。変なタイミングで笑ってしまい、「へらへらしている」と思われたくない、「悪い評価につながらないか常に気になる」という状況では、いきいきとしたコミュニケーションをとれず、本来の自分をアピールしにくいですよね。
面接では、笑顔を浮かべながら面接官とのコミュニケーションを楽しむこと自体が好印象につながることもあります。この記事では、面接経験者の成功談・失敗談を交えながら、笑顔のタイミング・表情を作るコツなどを解説をしていきます。
本番の面接で、ありのままの自然な表情を見せられるよう、笑顔の練習をしてみましょう。
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就活生はどうしたの? 面接中の笑顔に関する体験記
「笑顔が大事」とわかっているけれど、「実際にはどのように面接に影響するかわからない」「コミュニケーションのイメージがつかめない」という人もいるでしょう。
そんな人は、面接経験者が実感した笑顔の効果や、選考に良い影響があった瞬間などを聞いて、情報収集をしてみましょう。
面接官に褒めてもらった経験や、反対に「やってしまった!」と感じた失敗談なども紹介するので、その場面を想像しながら読み進めてみてくださいね。
面接で「笑顔を見せて良かった」と感じた経験
笑顔はコミュニケーションを円滑にする要素の一つです。「あのとき笑顔でいて良かった!」と思えるように、まずは笑顔が面接に影響した経験談を紹介します。
ここでは、面接官や企業の人事、グループディスカッションなどの選考要素のある場で、「笑顔を見せてよかった」と実感した瞬間について聞いてみました。
面接で笑顔でいて良かったことを教えて!
笑顔でいると口角が上がり、自然とリラックスできたのがありがたかったです。緊張もほぐせるので、笑顔を意識することで、緊張で固まることが少なくなったと思います。
面接では常に笑顔で回答することを心掛けていました。実際に内定をいただいた企業からのフィードバックに、「コミュニケーション能力が高い」と評価していただいたことがあり、「笑顔がそこにつながったな」と実感できたことがありました。
面接で笑顔でいて良かったと感じたのは、面接官に「ずっと笑顔でいるのでとても落ち着いて見えました」と言われたときです。かなりの頻度で落ち着きを評価されることがありましたが、その理由が笑顔にあったことを知り、改めて「笑顔でいて良かった」と実感しました。
面接の表情で「失敗したな」と感じた経験
面接のとき、無理に笑顔を見せようとしても、顔がこわばっていたり、どこか不自然だったりと、慣れていないと表情を作るのが難しいと感じる人もいますよね。
実際の面接で、就活生が「失敗したなあ」と感じた瞬間についても教えてもらいました。もしかしたら「あるある」と思わず共感してしまうものもあるかもしれませんよ。
面接の表情についての失敗談を教えてください!
緊張で笑顔が作れておらず、顔が引きつっているなと感じたときは面接後に「失敗したな」と思うことが多かったです。
特に、就活を始めたてで笑顔を作り慣れていないときは、笑顔を意識しすぎて怖い顔になっていたと思います。「良い印象を持たせたい」という気持ちがあっても、怖い顔になっていたら逆効果ですよね。
そのため、「失敗したな」と感じた面接の後は、そのときしていた表情を再現し、客観的に見てどう感じるかを確認をしていました。また、友達にも面接時の表情を見てもらうなどの工夫してみたこともあります。
初めての面接で、緊張していたときに「失敗したな」と感じました。就活経験済みの先輩から、「笑顔で話せばなんとかなるよ」と励ましをもらっていたこともあり、常に笑顔を意識していました。
ただ、面接官の話を聞くとき、自分の笑顔についてを意識しすぎて、話が入ってこないことがありました。笑顔に限らず、自分の振る舞い一つひとつがどう見られているかをすごく気にしていたので、今思うと笑顔も不自然だったかもしれません。
適度な緊張は大事ですが、ある程度リラックスして面接を受けることも重要だと気付いた経験です。
面接でしてしまったネガティブな経験は、その後の就活の糧になります。しっかりと振り返りをおこない、面接で聞かれる失敗談として話しても良いですね。この記事では面接経験者が実際に回答した「失敗談」の例を紹介しています。
面接中の笑顔を褒められた経験
面接中に見せた笑顔を、面接官に褒められた経験があるかも聞いてみました。
褒められたときは、どんなことを意識をしていたのか、表情について工夫していた点も一緒に教えてもらいましょう。
面接の笑顔を褒められたことはある?
面接官や人事に、笑顔や表情について褒められたことはありますか?
面接官に褒められた経験があります。笑顔を絶やさないことを意識していた結果、最後にフィードバックをもらうタイミングで、「話しやすい」「明るい印象を受けた」「弊社に合っている」と言われました。
コミュニケーションの一部として褒められたことがあります。常に口角を少し上げながら話したり、相槌を打つことを心掛けた結果だと思います。 また、相手の方を見るときに、ずっと目線を合わせていると威圧感を与えてしまうと考えたので、ときどき目線を外したり、首元を見たりするようにしていました。
「笑顔がとても自然で、落ち着いているように見える」と評価してもらったことがあります。意識していたのは、無理に常に笑顔でいようと思わないことです。 笑顔の時間が長いことも重要だと思いますが、挫折経験や失敗談も笑顔で話していると、そのエピソードが軽く見えてしまうと考え、笑顔は意識しつつも自然体でいることを目指していました。
番外編:面接担当者に聞く! 笑顔が印象的な学生との面接経験
ここまでは、就活生の視点から笑顔に関する体験談を聞いてきました。
手ごたえを感じた成功談、もっと気を遣えば良かったという失敗談がある中で、面接を担当する側は笑顔の学生をどのように捉えているのでしょうか。
面接を通して、どんな学生が好印象だったのか、不自然に感じる表情はどんなものか、採用者視点からのリアルな声を紹介します。
今までの面接で笑顔が印象的だった学生はいましたか?
どのような笑顔でも、にこやかに面接に参加してくれる人は好印象です。特に印象的だったのは、終始、本当に楽しそうに話をしてくれる学生で、そこから人柄の良さが伝わってきました。
「面接」という緊張がついてまわる場ではありますが、面接官とのコミュニケーションを楽しむ測りつもりで参加してもらえると、人柄やキャラクターがより伝わりますし、自社とのマッチ具合も測りやすいため、個人的には嬉しく感じます。
選考を受ける企業の雰囲気にもよると思いますが、フランクな面接ではかしこまった対応よりも、笑顔でコミュニケーションを取ることを意識し、「一問一答の質疑応答ではなく会話をする」イメージで臨んで挑むと良いのではないかと思います。
現場担当として、システムエンジニアの採用活動に携わった際に、非常に印象の良い学生の面接を担当したことがあります。男性でしたが、とてもさわやかで、自然な笑顔がかなり印象的でした。
システムエンジニアはお客様と直接接する職種のため、「こんな素敵な笑顔を持っているのなら、お客様から好印象を持ってもらえるのでぜひ高い評価をつけたい」と考えるほどでした。
もちろん、システムエンジニアは技術職なのでスキルも重要です。笑顔だけが決め手というわけではありませんでしたが、そのほかの能力も申し分なかったため、次の選考に進めるよう進言しました。この経験もあり、笑顔は採用を決めるうえでも大事な要素だなと思います。
面接での笑顔は必須? まずは笑顔がもたらすメリットをチェックしよう
面接経験者と面接担当者、それぞれの視点から見た体験談はどうでしたか。体験談からは、笑顔を意識しながら面接に臨んでいる就活生も多く、それに好印象を持つ面接官が少なからずいることもわかりますね。
とはいえ、面接というフォーマルな場で、むやみやたらに笑顔を見せて良いものかと悩む人もいます。中には、終始真顔でも差し支えないと考える人もいるでしょう。
そこで、まずは面接中に笑顔でいることのメリットや、面接に与える効果について解説していきます。
第一印象として好印象を得やすい
笑顔は相手の第一印象を大きく左右します。初対面で出会ったときに真顔の人と、穏やかな笑顔の人であれば、どちらの方が話しかけやすいと感じるか、イメージしてみてください。
きっと大半の人が笑顔の人に対して「話しかけやすそうだ」と感じますよね。このように、笑顔には相手の警戒心を解きながらも、「明るい」「親しみやすい」というイメージを持たせることができます。
また、人は出会ってからほんの数秒で相手の第一印象を決めます。そのため、「笑顔を作るのが苦手」という人も、面接官と初めて顔を合わせる瞬間だけは笑顔を見せるように心掛けてみてください。それだけで好印象につながることもありますよ。
コミュニケーションをスムーズに取れる
人は、笑顔を見せる相手に対して心を開きやすく、信頼関係を築きたくなる、という特性があります。そのため、笑った顔は真顔でいるよりも相手に安心感を与えやすく、互いの心理的な距離を縮めることにも効果的です。
適切なタイミングで、自然な笑顔を見せながら会話を進めれば、相手に「話やすい人だ」「安心感がある」という印象を持ってもらえるうえ、コミュニケーションが活発になり、意見交換や意思疎通がしやすくなりますよ。
自分自身の緊張をほぐすことができる
笑顔がもたらすポジティブな効果は、面接での第一印象を良くすることや、コミュニケーションを円滑にすることだけではありません。
実は笑うと、血行が良くなったり、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されたりして、気分が良くなったり、脳の働きが活発になったりと、自分自身に対しても効果を発揮するのです。
そのため、笑顔でいることは自分自身の緊張を和らげ、精神をリラックスさせることにもつながります。どうしても面接で緊張してしまうという人はこれを逆手にとって、面接前に笑顔になる時間を設けてみることをおすすめします。
就活で実感した笑顔でいることのメリットを教えて!
面接で笑顔でいることのメリットは何だと思いますか?
笑顔でいることのメリットは、面接官に「明るい人だ」という印象や、「話しやすい」という印象、「誰とでも仲良くできるような人だ」という人柄についての印象を与えられることだと思います。
こちらが笑顔で話すと、相手も表情が柔らかくなったり、話しやすいと感じてもらえて、話が盛り上がったりしました。 面接という場でも、笑顔でいればコミュニケーションが活発になるというのがメリットだと思います。
笑顔でいることで自分自身が落ち着いて話すことができると思います。 笑顔を意識するようになってから、面接官の深掘りの質問がフランクな形で進み、面接がやりやすくなったと感じます。また、笑顔以外の表情も際立つため、エピソードを話すときにメリハリを付けることができますよ。
笑顔でいると、相手の緊張も自分の緊張も、どちらもほぐせることがメリットだと思います。 また、相手にとって話しやすい人だと思ってもらえるきっかけになると思います。
笑顔でいると、面接官に明るい印象を与えることができます。 自分の緊張を解くためにも、場の雰囲気を和ませるためにも笑顔は役立つので、面接に必須だと考えています。
面接で緊張してしまい笑顔が作れないという人は、この記事の方法で緊張を和らげることから始めましょう。面接経験者が効果を実感した方法を詳しく解説しているので、素敵な笑顔になるための第一歩として試してみてください。
就活生はこう使い分けた! 面接での効果的な笑顔のタイミング
面接での笑顔がどのような効果をもたらすのかをチェックしてきましたが、実際、どんなタイミングで笑顔を見せれば良いのか気になりますよね。
面接中、ずっと笑顔でいると「真剣味が感じられない」と思われてしまう可能性もあり、反対にずっと真顔でいると「コミュニケーションが取りずらいな」と感じられてしまうことも。これを避けるためにも、適切な笑顔のタイミングを知っておきましょう。
就活生が面接中に一番笑顔を意識した瞬間も教えてもらったので、「ここぞ」というという勝負時に笑顔を見せられるよう、使うタイミングを学んでいきましょう。面接の流れや面接官との会話は想定通りにならないこともあるため、あくまで目安として参考にしてくださいね。
一連の面接の流れについて詳しく知りたいという人は、この記事を参考に面接のイメージをつかんでみてください。この記事では対面形式・オンライン形式などの一般的な面接の流れを解説しています。
この記事では一対一の面接ではなく、集団面接の流れや押さえるべきマナー、注意点について解説しています。面接が控えているという人は、あわせてチェックしてみてくださいね。
①入室
入室のタイミングは面接官と初めて顔を合わせる瞬間です。第一印象が決まりやすいタイミングでもあるので、はきはきした挨拶と一緒に笑顔を見せられるように心掛けましょう。
特に、オンライン面接の場合は面接官が入室してくるタイミングがわからないことが多いため、待っている間も油断せず、落ち着いて挨拶・表情に気を配れるようにしておくことが重要です。
②面接中
面接中の表情は、面接官と話している話題によって表情を変化させるのがベストです。真剣な表情と微笑む表情を、それぞれの話題に対して使い分けましょう。
すべてをパターンにあてはめる必要はありませんが、面接全体を通して、面接官が話しているときは笑顔で相づちを打つなどするのが、聞き手としても良い態度になります。ここからは面接の流れに沿ってどのような表情を意識すると良いかを見ていきましょう。
アイスブレイク
面接会場に入室後、学生の緊張をほぐすために、天気や交通手段などの身近な話題からコミュニケーションを始める担当者は多くいます。
面接官側としても、面接本番のやりとりを挟む前にある程度リラックスしてほしい、という意図があってアイスブレイクを挟むため、面接官の雰囲気やテンションに合わせて、笑顔を見せながら応じると好印象です。
自己紹介
自己紹介のときは、基本的には真剣な顔で自分のことを話すのが良いでしょう。ここで不用意に笑ってしまうと、「へらへらしている」「やる気がない」などと判断されてしまう可能性があります。
ただし、真顔で淡々と話すのも「表情が硬いな」と感じられる要素になるので、口角を上げて、明るい表情で自己紹介ができるのがベストです。
自分の人柄が伝わる自己紹介をしたい人は、この記事を参考にしてみてくださいね。この記事では、面接官の心をつかむ、好印象につながりやすい自己紹介の例文や面接経験者の実回答を紹介しています。
自己PR・志望動機
企業に自分のことをアピールしたいときは、笑顔ではなく真剣な表情で臨みましょう。
自分の考えや過去の経験から、どういった背景があってその企業を志望しているのかを、緊張感を持って話すことによって、面接官に熱意が伝わりやすくなります。
特技・趣味
特技や趣味など、あなたの人柄やプライベートに関する話題の場合は、笑顔でコミュニケーションをして問題ありません。
特技や趣味の話題は、ほかの回答からは知ることのできない学生の一面を知りたいという意図があって質問している可能性も高いため、明るい表情や自然な笑顔で話せると良いイメージにつながりやすくなります。
面接で特技を聞かれたときに、どんなことを答えれば良いのか迷う人は、この記事がおすすめです。面接官と盛り上がれる話題として、自分なりの特技を探し、存分にアピールができるように準備をしておきましょう。
逆質問
特技や趣味のような学生が話題になる質問とは異なり、逆質問は企業が話題の中心になるパートです。にやにやした笑顔や大げさな表情で応じてしまうと、その企業で働いている面接官の心象も良くありませんよね。
企業への逆質問の際は真剣な表情や真面目な表情を意識して、真摯な態度で質問をしましょう。
面接の逆質問で「何を聞けば良いかわからない」「聞くネタが尽きてしまった」という人は、この記事を参考にしてみてください。面接で避けた方が良い逆質問や内定者が実際に面接官に聞いた逆質問を知って、面接を攻略しましょう。
③退室
面接が終わった安心感で油断しがちですが、退出する際にも笑顔を心掛けましょう。面接官は最後の最後までマナーをチェックしていることもあるうえ、退出時は印象に残るために工夫できる最後のシーンだからです。
退出の際は、笑顔で「ありがとうございました」と述べた後に礼をし、会場を出るときにも「失礼します」と言ってから会釈をして退出します。最後まで気を抜かずに、素敵な笑顔とはきはきした挨拶ができれば、悪い印象にはなりません。
面接で特に笑顔を意識したタイミングは?
面接の中で、特に笑顔を意識した話題やタイミングを教えてください!
集団面接のときは、特に明るい笑顔を心掛けていました。 他人が話している時間は笑顔で聞くようにするなど、周囲に良い印象を与えられるように工夫をしていました。
オンラインの面接では、画面上で自分の顔を見ることができますよね。 無意識のうちに緊張で真顔になっていることも多いので、怖い顔になっているなと気付いたら、すぐに笑顔になるように意識していました。 話題に合わせて表情を変える、というよりは、常に柔らかい表情でいるようにしていたと思います。
挫折経験について話すとき、その経験から何を得て、どのように活かしているのかを伝えるときは笑顔で話すことを意識していました。 笑顔で話すことによって、挫折経験をしっかりと乗り越え、今では良い経験として昇華していると暗に伝えることができると考えたためです。 そのほかにも、質問に回答するときは最後は笑顔で終わらせることを意識していました。
入室や最初の挨拶のタイミングでは、必ず満面の笑みを浮かべるようにしていました。 「最初の印象で合否が決まる」という言葉を信じて、なるべく第一印象が良くなるように、マイルールとしておこなっていたことでもあります。
笑顔だけに集中するのは危険! 面接官とのコミュニケーションにおける注意点
ここまで、面接の流れに沿った、効果的な笑顔のタイミングについて解説してきました。しかし、面接中、自分の表情にばかり気を取られていると、回答が疎かになったり、話を無視したコミュニケーションになったりすることも。
あなたにとっても、面接官にとっても心地の良いコミュニケーションになるよう、表情を意識するうえで忘れずにいたいことを3つ紹介します。
①笑顔だけに集中しない
あまりに表情ばかりに気を取られていると、面接官からの質問や問いかけを聞き逃してしまい、「自分のことをアピールしきれなかった」という本末転倒な状況になってしまいます。
「笑顔を見せなくては」と表情だけに意識を向けすぎて、面接官への回答がおざなりにならないように注意しましょう。質問への回答に集中しつつ、話が盛り上がったタイミングで、自然と表情を和らげられると良いですね。
②パターンに沿って表情を作ろうとしない
前にも面接の流れに沿った笑顔のタイミングについて解説しましたが、本番の面接は何もかも予想通りにいくとは限りません。企業によって面接の流れや学生とのコミュニケーションの取り方も変化します。
そのため、「絶対にこのタイミングで笑顔を作る!」「ここは真顔で、ここは笑顔で」とパターンを重要視して動いてしまうと、やりとりに違和感を持たれてしまったり、話題に適さない表情で会話することになってしまうことも。
無理にパターン通りに動こうとせず、アドリブも交えつつ、目の前の面接官とのコミュニケーションを楽しむ気持ちで臨みましょう。
③無理な笑顔は作らない
無理に作ったぎこちない笑顔は、返って不自然さを感じさせます。また、口を大きく開け、大げさに笑う表情も、面接には適さないと判断される傾向にあります。
また、何人もの学生と面接している面接官には、無理をしている笑顔はすぐ見抜かれてしまうでしょう。
笑顔が重要だから、と無理に作り笑いをするよりも、面接官とのコミュニケーションの中で自然なリアクションができていれば問題ありません。笑顔に自信がない人や緊張してこわばってしまうという人は、この後に紹介する笑顔の練習も参考にしてくださいね。
表情づくりが苦手で「失敗したな」と感じた就活生の体験談
集団面接をオンライン形式でおこなっていたとき、笑顔を強く意識しすぎていたため、面接中にほかの就活生が挫折経験などのネガティブな話をしているときにも笑顔でそれを聞いていました。
そのとき、画面上で自分の表情を見て、場の話題と自分の表情に違和感を感じたため、その後はできるだけ話の内容に合った表情でいることを心掛けました。そうすると、今度は表情管理にばかり意識が向いてしまい、結局その集団面接はあまり良くない結果になってしまったことがあります。
その経験から、自分が話しているときや挨拶の場面では特に笑顔でいるようにしつつも、それ以外の場面ではできるだけ自然体で話に集中するようにしました。しっかり話を聞いていれば、表情も自然に動くため無理に笑顔を意識しすぎなくても良いなと学びました。
私は深掘りの質問に回答をする際、予想していなかった質問での切り返しに動揺して顔が強張ってしまい、笑顔がにこやかにできていませんでした。今振り返ってみると、失敗したなと感じています。
このとき、一度深呼吸をし、冷静になっていれば、笑顔を取り戻せたのではないかと思います。また、笑顔になれなくても、会話を楽しんでいる雰囲気を作れていれば、笑顔と同じくらい良い印象を与えられていたのではないか、と考えるときもありました。
これから選考を受ける人は、予想外の質問をされても、慌てず・冷静に表情管理をすることを意識しましょう。場慣れすることと一緒に、切り返しのための対処法を増やしていくことをおすすめします。
私の場合、自分が笑顔だと思っていた表情が、他者から見たら「笑ってない」「笑顔ではない」と感じられる表情だったことがあります。
夏期インターンシップの面接に数回落ちてしまって、自分のどこがマイナスになっているのかを知るために、模擬面接をおこなった際に、この事実に気付きました。
面接はあくまで人と人の対話なので、そこを忘れないように意識しておくべきだったと思います。面接を控えている人・このコメントを読んでいる人は、ぜひ面接前に鏡を見て笑顔の練習をしてみてください!
好印象な笑顔はリラックスした気持ちが重要! 面接までにできる笑顔の準備
「笑顔」とひとことに言っても、大げさに口を開けた笑顔や大きな声を出す笑顔は面接では歓迎されず、口角を上げ、上の歯が見える程度の微笑みが上品で面接に適していると言えます。
また、本来、笑顔は「作る」ものではなく、そのときの気持ちにあわせて自然と出る表情です。そのため、自然な笑顔を見せるには、あなた自身がリラックスできているかもカギになります。
このように、好印象な笑顔を作るには、相手に好印象を与える表情を知ることと、自分自身がリラックスすることの2つが重要なポイントとなります。面接までの期間を使って、緊張を和らげるルーティンを見つけておく、面接直前に軽いトレーニングをするなどの対処をしながら素敵な笑顔を作る練習をしてみましょう。
普段からできる練習
面接までに時間があるという人は、普段から自分の表情に意識を向けるところから始めていきましょう。
自分はどんな瞬間に笑うのか、日常的に笑顔を引き出す機会が増えれば、だんだんと笑顔のハードルも下がり、自然と微笑むことができるようになるはずです。ここでは、普段から意識してできる笑顔の練習方法を3つ紹介します。
①日常的に笑顔を意識する
普段の生活の中で、自分はどんなタイミングで笑っているのか、どんなことで笑顔になっているのかを意識してみてください。
面接では「緊張して笑顔になれない」という人も、就活にかかわらない生活の中では自然体で笑えていることも多いはずです。また、くすっと笑えることや、自分の笑顔になるツボを見つける気持ちでポジティブな視点を持って過ごしていると、自然と笑顔になる回数も増えていきますよ。
普段の自分はどんな風に笑っているのか、口角がどれくらい上がっているのかなどを観察するためにも、まずは自分が笑顔になりやすいタイミングを見つけて現在地の確認をしてみましょう。
②鏡を見て自分の笑顔を確認する
思い切って鏡の前で自分の笑顔を確認し改善点を見つけていくのも、良い笑顔を作るために効果的です。
最初は恥ずかしく感じられるかもしれませんが、自分が思い描いている笑顔と、現実の笑顔を確認してギャップがないかを確かめないことには、改善するべき部分がわかりません。
思いのほか口角が上がっていなかったり、自分は笑顔だと思っていても、どこか怖そうに見えたりと弱点があることも。面接官の視点から、客観的に自分の笑顔が与える第一印象について分析しましょう。口角を数ミリ上げるだけでも大きく印象が変化するので、どの表情が好印象な笑顔になるのかを試行錯誤してみてください。
③リラックス方法やルーティンを探して笑顔を作りやすくする
自分がリラックスできる方法を探し、笑顔を引き出すスイッチを探してみるのも手段の一つです。特に、普段は自然と笑えるのに、面接になると緊張してしまうという人は、面接前に決まったルーティンを実践して平常心を取り戻しましょう。
具体的には、好きな音楽を聴く、好きな香りを嗅ぐ、好きな飲み物を飲むなど、ほんの些細なことでも自分がリラックスしやすい習慣を見つけてみましょう。
笑顔でいるために心掛けていたことやマインドセット方法を教えて!
面接で自然な笑顔でいるため、面接を「楽しく学びのある会話の場」として捉える、というマインドセットをしていました。
どうしても「笑顔でいる」ということを強く意識しすぎると不自然な表情になったり、そちらに気を取られてしまいます。そのため、面接官と話すときに、その話題を楽しみにしていた、という意識で会話に意識を向けるようにしました。
そのようにすると、笑顔でいるべきときに笑顔で話したり聞いたりすることが無意識にできるようになりました。これは、今面接を控えている人にもおすすめです、ぜひやってみてください!
面接中に笑顔でいるためには、表情にまで意識を向けることのできる余裕や、笑顔でいることに慣れておくことが必要だと考えていました。
そのため、面接の前にはきちんと対策をしたり、イメージトレーニングをしたりすることで、本番で緊張しすぎないようにしていました。
また、私はどちらかというと普段からよく笑う方なので、あまり効果があったかはわかりませんが、他人の目を見て笑いながら話す練習をしておくと面接対策としては効果的なのかもしれません。
面接直前にできる準備
面接の直前は緊張を感じやすく、精神的にもストレスがかかっている状態です。この状況から面接本番で自然な笑顔を見せるためには、あなた自身がリラックスする必要があります。
そのため、ここからは面接直前にできる簡単なリラックス方法や笑顔を作りやすくなるアクションについて解説していきます。面接までの時間が残りわずかな人は、今からでもできるものを実践してみましょう。
①顔の筋肉をほぐす
笑顔の大敵は、緊張によって筋肉が固まってしまうことです。筋肉をほぐすために、ゆっくりと「あ」「い」「う」「え」「お」の口の形にし、めいっぱい口を開けてみてください。
慣れてきたら、「あ・い・う・え・お」の順番でなく、「う・あ・い・え・お」などと順番を変えてみましょう。やる前とやった後では、筋肉の動く範囲が変わっていませんか。
私たちは普段、顔全体にある筋肉を動かして笑顔を作っています。これらは「表情筋」と呼ばれる筋肉なのですが、これをほぐすと、筋肉が柔軟になり笑顔を作りやすくなりますよ。数分しか時間がないときにも実践できるので、ぜひ試してみてくださいね。
②簡単な発声練習をする
表情筋をほぐすのと同様に、実際に声を出してみるのも、体のこわばりを和らげる手段の一つです。特に、緊張している状態で挨拶をすると、思っている以上に声が出ず、明るい挨拶ができないこともあります。
オンライン形式の面接など、面接直前まで声を出せる状態であれば、前に説明した表情筋をほぐすストレッチを「あ・い・う・え・お」と発音して実践しても効果的です。ほかにも、早口言葉を3回声に出してみたり、笑顔を意識しながら自己紹介を述べてみるなどをしても良いですね。
③リラックス方法を実践して気持ちを落ち着かせる
自分が安心できる、リラックスできるルーティンがあるのなら、それを面接前に実践して心を落ち着かせることも効果的です。
面接までの短時間でできることとして、好きな香りを嗅ぐ、いつも聞いていて親しみのある曲を聞きながら面接会場へ向かう、面接の順番や時間が来るまでに軽く体を動かしてみる、などがあります。
特に、普段からルーティンが決まっている人の場合は、面接当日も同じ行動をすることで平常心を保つことができ、緊張を感じにくくなる傾向にあります。
普段自分がおこなっていることやルーティン、落ち着けるもの・ことがないかを探して、面接時にリラックスした状態になれるよう意識してみましょう。
面接のために笑顔に関する練習をしたことはありますか?
私は面接中に笑顔でいることを強く意識しすぎて、その状況に合った表情に変えることが苦手でした。面接中はとりあえず笑顔でいた方が良い、という話をよく聞いたため、始めは笑顔を常に意識して話していました。
しかし、集団面接をオンライン上でしていたとき、挫折経験などを話しているのにもかかわらず、笑顔でいる就活生を見て、とても不自然に感じたのです。そしてよくよく振り返るとそれは自分も同じだったと気付き、状況に合わせて自然体で笑顔でいることの重要さを知りました。
表情管理で癖になっていた部分もあったので、最初はなかなか改善が難しく、とにかくオンラインで面接練習をして自分の表情を見ながら話す・人の話を聞く練習をしました。自分の表情を見ながら話をすると、内容と表情がかみ合っていないことに違和感を感じやすいため、良い練習になりますよ。
私は、自分の笑顔が作り笑顔だとわかりやすいので、面接中笑顔になることが苦手でした。特に、友達に笑顔を見てもらうと、「作り笑顔すぎて逆に怖い」と言われてしまったことがあり、余計に自信を失っていました。
そのため、鏡の前で実際の面接を想定して、自己PRや志望動機を話して自分の表情の確認をしていました。
その練習の成果として、実際の面接で自分がどんな表情で話しているのかがわかったため、表情に気を取られすぎず、自然に笑顔を作れるようになりました。面接でも作り笑顔が減ったことから、この練習が活きたな! と実感しています。
面接の際に笑顔ではいられるのですが、普段している笑顔とは違って、作り笑いのような・緊張して引きつったような笑顔になってしまうのが嫌でした。
解決策として、面接練習のときにあえて緊張感を作り出し、その雰囲気に慣れて自然な笑顔を出せるようにしてみました。また、無理に笑顔を出そうとすると怖いイメージを相手に与えてしまうと考えて、無理に笑うのではなく自然な笑顔ができるように何回も何回も面接練習をしていましたね。
そのかいもあって、本番の面接では引きつることなく、自然な笑顔で面接をすることができるようになりました。
私も、面接のときに自然な笑顔を作るのに苦戦していた就活生の一人でした。私自身、もともと笑顔になるのが苦手な性格で、無理して笑っている感を出してしまう癖がありました。
自然に笑顔にするために、これから携わることになる社会人の人たちに話を聞いたり、面接前に鏡の前で笑顔の練習をしたりしました。実際にやってみると効果があったのは後者のように、鏡の前で練習する方法です。
これを継続してやってみた結果、面接に挑むときに自然と口角を上げることができたのでおすすめです!
自然な笑顔になるには、やはり場慣れが欠かせません。OB・OG訪問などで先輩社員とコミュニケーションを取るなどで練習をしておけば、目上の人と話す面接でも緊張しにくくなるのでおすすめです。この記事では、具体的なOB・OG訪問の流れや、就活経験者が教えるOB・OG訪問のメリットについて紹介しています。
笑顔を作るのが苦手でも諦めないで! 同じ経験をした先輩からのアドバイス
笑顔を作る練習はどうでしたか。明日から始められるものや、道具があれば今すぐに実践できるものもあるので、自分の笑顔がどんな印象なのか、気になった人はぜひ行動に移してみてくださいね。
自然な笑顔をできるようになるまでの期間は人それぞれです。すぐに練習が実になる人もいれば、長い期間を経てやっと苦手意識を克服する人もいるでしょう。
これから笑顔の練習をする人向けに、ここからは就活のときに表情や笑顔に悩んだ経験を持つパネリストからのアドバイスを紹介します。
「笑顔を作るのが苦手」と感じている就活生に向けたアドバイス
私は普段から笑顔で話すことを心掛けているわけではないので、面接で急にそれを意識しようとしても、なかなか上手くいかないことがありました。
実際に、面接を終えた後、口角あたりの表情筋が筋肉痛になって痛かったり、ふと自分の顔を見ると気付けば緊張で怖い顔に戻っていたりしました。
口角を鍛えるストレッチで微笑むための練習をしよう!
それを解決するために普段から人と話すときに笑顔でいることを意識してみたり、筋肉を鍛えるために口角を上げ下げする体操をおこなったりして、無意識でも少し口角が上がっている状態を作ることを目指しました。
もちろん、面接ではとても緊張するかと思いますが、形からでも良いので笑顔になってみると、少し気持ちもリラックスできますし、それを受けて相手も柔らかい表情で対応してくれることもあるので、「メリットしかない」と思ってぜひ練習してみてほしいです。
私も就活を始めたての頃は、表情管理が非常に苦手でした。特にWeb面接では、目の前に面接官がいるわけではなく、パソコンに向かって笑顔を向けているため、なかなか慣れず、苦労しました。
自分にとって、目の前に人がいないのにパソコンに向かってひたすら笑顔を向けている状況は、少し怖く感じられました。
録画や模擬練習で苦手だった表情管理を克服!
そのため、鏡の前で面接練習をしたり、パソコンで自分の面接練習の様子を録画していました。これをおこなうことで、自分がどんな顔で面接を受けていたかがわかったため、表情に関して自信が持てました。
一度どんな表情になっているのかを自覚してしまえば、自分を客観的に見れるようになるため、安心すると思います。私は、これを繰り返していくことで、面接に慣れて表情に関する不安を克服することができました。今はまだ自信がない人でも、練習や本番を重ねていくことで慣れてくるため、気負わず頑張ってください!
笑顔を忘れずに面接官との自然なコミュニケーションを意識して選考を進めよう!
この記事では、笑顔の効果的なタイミングや、自然な笑顔を作るための方法について、面接経験者のリアルな体験談を交えながら解説してきました。
笑顔は面接官に好印象を抱いてもらう強力な武器になりますが、表情にばかりに気を取られて、目の前の相手とのコミュニケーションを疎かにしないように注意が必要です。
いつでも想定通りに面接が進むとは限らないため、そのときの会話のテンポや話題に合わせて、自然体の笑顔を見せられるように準備を進めていきましょう。
面接官と応募者のコミュニケーション(対話)によって成り立っている面接では、実際に笑顔が多い方が、高評価につながっているという研究結果もあります。これは、笑顔が多い人は、面接官から見て社交性の高さや面接に対する余裕を感じられることが理由と言えるでしょう。
無理して笑顔を作る必要はなし! 自然体のあなたの魅力を引き出そう
しかし、緊張するのが自然な「面接」という場で、無理に笑顔を作ろうとする必要はありません。あくまで、あなたにとって自然なタイミングで笑顔を見せることができれば、よりプラスになるという認識で大丈夫です。
面接官も就活生が緊張していることを理解しているので、「笑顔になれないから」というそれだけの点で評価が落ちるということはほとんどありません。
面接で自然な笑顔を見せられるようにするには、事前に模擬面接を繰り返すなどして場慣れしておくことも効果的です。ぜひ、あなたなりの笑顔を見せられるようにトレーニングをしてみてはどうでしょうか。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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