音楽鑑賞を趣味としてアピールするなら方向性決めがカギ!
「音楽鑑賞を趣味として話したいけど、なんだかありきたり?」「好きな音楽が面接官に受け入れてもらえるかわからないから、音楽鑑賞を趣味で話すのはやめておこうかな……」
選考で話す内容を考えるなかで、趣味の音楽鑑賞を伝えても良いのか、どう伝えるべきか悩む人も多いでしょう。「音楽鑑賞」という趣味は一見アピールには弱く思えますが、伝え方の方向性を明確にすることで、自分自身の魅力を効果的に印象付けられます。
この記事内では、そもそも趣味について面接官が聞く意図や、音楽鑑賞を独自の観点でアピールする方法、実際の面接時に使える趣味の話し方を解説します。いろいろな角度や音楽ジャンルから音楽鑑賞をアピールした例文も紹介するため、面接で話したい、エントリーシート(ES)に記入したいという人は参考にしてくださいね。
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就活生に聞いた! 履歴書の趣味欄について面接で聞かれたことはある?
履歴書やESでよく見かける「趣味欄」。「なぜ趣味欄があるの?」「趣味についてその後の面接で聞かれるものなの?」という疑問を抱く人もいることでしょう。
そこで、履歴書の趣味欄について面接で聞かれたことがあるのか、リアルな体験談を学生に聞いてみました。
私は趣味の欄にバンドと書いていたのですが、「なんの楽器をやっているの?」と聞かれたことが複数回あり、話をするにつれて緊張がほぐれました。
私は海外旅行が趣味と書いていたため、「一番行って良かったと思える国はどこか」などアイスブレイクのような形で初めのほうに質問されました。
絵を描くことが趣味と書いていると、「どうやって描くのか」「何を描くのか」などいろいろ質問されました。 私は趣味の時間を確保するためにタスクを終わらせるタイプなので、それも同時に話すと、「時間管理がうまくできるタイプだね」とお褒めの言葉をいただけたので良かったです。
絵を描くことが趣味と描いていたので、「どんな絵を描くのか」は毎回聞かれていました。
趣味欄に映画鑑賞や音楽鑑賞、読書、バスケットボールなどたくさん書いていたため、「趣味が多様だね、どれが一番好きなんですか?」と聞かれたことがあります。その時は映画鑑賞と答え、どんな映画が好きなのか、なぜ一番好きなのかなど、趣味を軸に面接が進みました。
採用経験者にも直撃! 面接官が趣味について聞く3つの理由
趣味について聞かれることがあるといっても、その理由はまだ不透明の人が多いでしょう。
ここでは、面接官が趣味について聞く理由を解説します。面接官の意図を適切に汲み取り、回答に活かせるようにしましょう。
①学生の性格を把握するため
趣味への向き合い方によって、学生の性格を理解したいという狙いがあります。
たとえば、「ゲームが趣味で、オンライン上で世界の人と会話しながらゲームを楽しむのが日常」ならば、コミュニケーションをいとわない積極的な性格、「手芸を始めてから半年でぬいぐるみを編めるようになった」ならばコツコツと物事を継続できる努力家といえるでしょう。
趣味を伝えるだけでは面接官に自分の性格を伝えづらいですが、「どのように趣味に触れているか」を伝えられれば、自分自身のアピールをすることもできるのです。
②学生のストレスとの向き合い方を知るため
仕事をするとなると、どうしても大変なことやつらいことに当たってしまうものです。時にはストレスと向き合い、仕事に臨む必要も出てきます。そのようなときに、ストレスのはけ口があるかを確かめたいという意図で質問する場合があります。
趣味があれば、その趣味をすることで気分転換になると思われる可能性が高いですが、趣味がない場合は、「うまく気分転換やストレス解消をする手段を持っていないのでは」と思われてしまう可能性があります。
③アイスブレイクをするため
趣味から学生の嗜好や考え方を引き出す側面もありますが、単純にアイスブレイクの意味を持たせていることもあります。
趣味は自己PRやガクチカよりもフランクに聞ける、堅苦しくない質問です。面接官にとっては、就活生の緊張を始めのほうにほぐすことで、より自然体な形で人となりを把握できます。
「趣味が野球観戦と伝えたところ、面接官も同じ野球チームのファンで話が弾んだ」「飼い犬と遊ぶのが趣味と答えたら、面接官も愛犬家で犬の写真を見せてくれた」など、このような形で話が展開し、話しやすくなる雰囲気が生まれることもあるのです。
面接で趣味について聞く意図を教えて!
採用経験者に質問です。 面接時、趣味について学生に聞く意図は何でしょうか?
趣味は、面接の中で聞きやすく、それでいて面接らしくない質問になります。 その人自身のことが知りたかったり、面接の空気や緊張感を和らげたりする目的で聞きますね。
仕事中では見えにくい個人の本質や価値観を理解するためです。 職場での適応力や一緒に働く際の相性を判断する材料になると考えています。
音楽鑑賞は趣味にしていいの? 気になる疑問を解決!
自分の趣味について考えた際、「音楽鑑賞を趣味として回答しよう」と思ったとしても、いろいろな疑問が浮かんできてしまうことはありませんか。
そこで、音楽鑑賞を趣味にすることに対して学生たちが思いがちな疑問についての回答をまとめました。胸を張って「音楽鑑賞が趣味」といえるよう、学生の意見も参考にしながら疑問を解決していきましょう。
Q:音楽を聴いているだけだけど趣味って言える?
「音楽鑑賞」というと、音楽を聴きにコンサートホールへ行ったり、その音楽について深く考察したりするイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。そのようななかで、移動中に音楽を聴いているだけ、時間があるときに家で音楽を流しているだけ、というように「音楽を聴いているだけ」ということを趣味で話すのは気が引けてしまいますよね。
「鑑賞」という言葉には、「良さを味わう」という意味合いがあります。そのため、好きな音楽を聴いているだけでも十分に「その音楽の良さを味わっている」という側面があるでしょう。
「聴いているだけ」ということに引け目を感じてしまうならば、「どのような点が好きでその曲を聴いているか」を考えてみてください。「歌詞に共感できる点が多い」「明るい曲調が好き」など、好きな点を説明できるようになると「聴いているだけ」という意識が薄れ、「良さを味わう」ことができていると思えるでしょう。
「音楽をただ聴いているだけ」ではあるものの、面接時に音楽鑑賞を趣味として話したことはありますか?
私は楽器に触れたこともなく、ライブに行くこともほかの人より少ないですが、音楽鑑賞を趣味として話していました。幅広い年代の音楽を聴くため、面接官の人ともギャップを感じることなく会話をすることができ、好印象だったと思います。
Q:大した技術はないけど趣味って言える?
音楽鑑賞を趣味として話すときに、楽器を演奏したり、歌を歌ったりしていることを伝えようと考えている人もいるでしょう。しかし、「そこまで技術もないから趣味とはいえない」と感じてしまうかもしれません。
趣味は自分なりに楽しむものであるため、技術の有無は問われません。そのため、技術に自信がなかったとしても「趣味」と話して問題はないでしょう。一点だけ気を付けておきたいのが、「嘘をつかないようにする」という点です。「ギターを趣味として始めたばかりなのに、一年くらいしていると話してしまう」といったように、技術面で自信がないからと事実を盛って話すのは避けましょう。
「趣味程度ならば盛って話してもばれないだろう」と思ってしまうかもしれませんが、面接官は「趣味の技量」を聞いているわけではありません。その点を勘違いしないよう、正直に趣味を伝えれば、面接官にも受け入れてもらえますよ。
面接で趣味について聞かれた時、嘘の趣味を答えたり、内容を盛って話したりしてしまった経験はありますか?
資格の勉強を趣味と言ったことがありますが、始めたばかりだったので、あまりそこから深く話すことができず、失敗したと思いました。
それこそ私の趣味は音楽鑑賞だったのですが、ありきたりすぎるかなと思い、初めの頃はカフェ巡りと答えていました。実際にカフェにもよく行くのですが、語れるほどではないので少し深掘りされるとうまく答えられなかったため、それ以降は素直に音楽鑑賞と答えるようにしていましたね。
Q:ハード系の音楽が好きだけど選考で言っても良い?
「音楽鑑賞」と聞くと、クラシックなど格式高い音楽について触れる、というイメージを持っている人も多いですよね。「私はそのようなものでなく、ロックやハードロックが好きだけど、面接官は嫌いなジャンルかも」「面接の場にはハード系の音楽はそぐわないかも」など、好きな音楽のジャンルによっては危機感を抱いている人もいるでしょう。
そのような理由で、見栄を張って聴いてもいない音楽を聴いていると話すのは避けるべきです。面接官が趣味について聞く意図は、「学生の性格の把握」や「ストレスとの向き合い方」「アイスブレイク」とさまざまです。学生の嗜好を否定するのではなく、学生のことを知るためにこの質問をしています。
正直に話してみたら、「面接官も同じアーティストやジャンルの音楽が好きだった」ということもあるかもしれません。そこから話が弾んで面接に臨みやすくなることも十分に考えられます。嘘をつかずにありのままに自分の好きな音楽を伝え、自分の性格を理解してもらうひとつの手段にできるようにしましょう。
音楽鑑賞を趣味として話した時、「ハードな音楽が好き」と話したことはありますか?
主に邦ロックと呼ばれる種類が好きでその話をしたら、「私も邦ロックが好きなんだよね」と、採用担当が話してくれたことがあり、話が弾みました。
私は邦ロックが一番好きなので、それを伝えました。幅広い年代の音楽を好むため、どの面接官とも話が弾んだように思います。世代の違う人と音楽の趣味が合うと、それだけで好印象でした。
音楽鑑賞を趣味としてアピールする際の3つの方向性
心置きなく趣味が音楽鑑賞だといえるようになったところで、音楽鑑賞の方向性を今一度確認しておきましょう。方向性を確認することで、自分がアピールしたいポイントや音楽への向き合い方が明確になります。
「音楽鑑賞」とは、音楽を自由に理解し、味わうことであるため、聴いたり見たりしていることだけに焦点を絞って話す必要もないのです。
ここでは、音楽鑑賞を趣味としてアピールする「聴く」「見る」「演奏する」の3つの方向性について解説します。「音楽を演奏することを伝えて、ほかの学生との差別化を図りたい」「さまざまなライブに参加しているため、ライブのことなら話しやすい」というように、自分に合った音楽の楽しみ方から、アピールポイントを話せるようになってくださいね。
①音楽を聴く
音楽を聴くのは王道の音楽鑑賞の楽しみ方といえます。そのなかでも、「ひとりのアーティストの曲を何回も深く聴きこむ」「ジャンル問わずさまざまな音楽を聴く」というように、楽しみ方は人それぞれなはずです。
自分のよく聴く音楽に対して、「なぜその曲やアーティストを好んで聴くのか」「なぜ好奇心を持っていろいろな音楽を聴くのか」という、「なぜ」の部分を言語化できるようにしましょう。そうすれば、「ただ聴いているだけ」という印象から、面接官も学生の人となりを理解しやすくなり、好印象を与えられます。
②音楽に関するものを見る
音楽の楽しみ方として、音楽に関するものを見るのも立派な音楽鑑賞です。ライブやコンサートなどが「見る」の代表例として挙げられます。
「好きなアーティストのライブに参加することで気分転換になり、日常の活力をもらえる」「クラシック音楽に生でふれることで、雄大な音楽の世界観に入り込め、日常を忘れられる」というように、「見る」ことによって得られる効果を言語化できると、面接官にとっても学生の人となりを理解しやすくなりますよ。
③自分で演奏する
音楽鑑賞は「自由に音楽を楽しむこと」であり、演奏することももちろん音楽の楽しみ方のひとつです。演奏するシチュエーションはさまざまであり、ひとりで演奏することもあれば仲間と演奏することもあるでしょう。
「なぜその楽器を演奏しようと思ったのか」「どのような曲を演奏するのか」「演奏を通して何を学んだか」「どのような課題をどう乗り越えたのか」ということは演奏することに対してよく聞かれるため、自分の経験を思い出しながら「演奏する」ことに対して振り返っておくと、どのような質問にも対応しやすくなりますよ。
就活生に音楽鑑賞の方法を聞いてみた
音楽鑑賞を趣味として話す際、「見る」「聴く」「演奏する」のうち、どの鑑賞方法をアピールしましたか?
「聴く」と「演奏する」に重点を置いて話していました。サークルでコピーバンドをしているのですが、その時の悔しかった思い出や、良かった思い出も混ぜて話していましたね。
「聴く」を主にアピールしました。私は一日のほとんどを音楽を聴きながら過ごすので、音楽へのかかわり方として一番多く、人となりも話せるかと思ったからです。
「趣味は音楽鑑賞」を自分流にアピールするための3つの準備
音楽鑑賞のアピールの方向性がつかめたら、次にあなたの魅力が最大限伝わる内容を考えていきましょう。音楽鑑賞を趣味として答える学生は多いからこそ、より自分らしさが伝わる内容を盛り込むことで、周囲との差別化になります。
そこで、「趣味は音楽鑑賞」を自分流にアピールするための準備方法を3点伝授します。この3点を押さえて、自分なりの「音楽鑑賞」をアピールできるよう分析をしてみましょう。
①音楽に触れるときにどのような行動をしているか振り返る
まず、どのように音楽鑑賞をしているのかという点を振り返ってみてください。振り返ることで、自分の音楽の楽しみ方が明確になり、趣味を通したアピールのための言語化がしやすくなります。おもに、上述した「見る」「聴く」「演奏する」のどれかに当てはまってくるでしょう。
そこから、どの音楽鑑賞方法について話すかを決めていきましょう。そのうちのひとつに絞っても良いですし、いくつかの方法を併せて行動を振り返っても構いません。いくつかの音楽鑑賞方法について話す場合は、「好きな曲がある」「ライブに行って自分で演奏できるようになりたいと思った」「その曲を演奏できるようになるためにギターを頑張っている」というように一貫性が出るようにエピソードを思い返すのがカギです。
②音楽鑑賞でおもしろいと感じるポイントを挙げる
単に音楽に触れているといっても、何かおもしろいと感じるポイントがあったからこそ触れるようになったのではないでしょうか。自分が触れている音楽に対し、どのような点をおもしろく感じているのかを振り返ってみましょう。たとえば、以下のような点がおもしろいと感じるポイントとして挙げられます。
「音楽を聴く」ときにおもしろいと感じるポイントの例
- いろいろな音楽を知れるのがおもしろい
- 歌詞について考察を深めるのがおもしろい
- 同じジャンルでもアーティストが違うことによって表現方法が違うのがおもしろい
- 音楽の構成展開が聴いていておもしろい
「音楽を見る」ときにおもしろいと感じるポイントの例
- ライブでアーティストの生パフォーマンスが見られるのがおもしろい
- CDの音源とライブでの表現の違いを発見できるのがおもしろい
- ライブ終了後に同じアーティストのファン同士で感想を共有できるのがおもしろい
「音楽を演奏する」ときにおもしろいと感じるポイントの例
- 難しい曲ができるようになるのがおもしろい
- みんなでひとつのものを作り上げられるのがおもしろい
- より上手に演奏するために、人から技術を教わって自分に活かせる点がおもしろい
このように、「おもしろい」と感じる理由が明確であれば、どのようなジャンルについて話しても構いません。自分なりにおもしろいと思うポイントを考えてみましょう。
③音楽が日常生活にどのような影響を与えているか考える
音楽に触れることによって、日常生活にどのような影響を与えているのか、音楽は自分にとってどのような存在なのかを考えてみてください。それによって、面接官は学生の性格であったり、ストレスとの向き合い方がつかみやすくなります。
音楽が日常生活に与える影響の例
- ライブに参加することでストレス解消になっている
- アーティストがコミュニケーションツールとなり、初対面の人とも話しやすくなった
- 新しい曲を演奏しようと挑むことで、向上心を養ってくれている
音楽が日常生活に与える影響を振り返ることで、自分がどのように音楽鑑賞と向き合えているかを理解しやすくなります。それを言語化すると、面接官が趣味を聴く意図に沿って自分の意見をうまく伝えられるでしょう。
音楽との向き合い方をどのように調べたら良いかわからない人は、通常の自己分析と同じような手順を踏んでこれらの項目を明らかにするのも手です。こちらの記事で紹介している方法を、音楽鑑賞の解明法として落とし込んでみてください。
音楽を日常にどのように活かしている?
音楽に触れる時、どのようなことを考え、日常に活かしていますか?
サークルでコピーバンドをしてますが、ほかの楽器をしてるメンバーがどのような表情や感情を持って演奏しているのか日常的に考えるようにしています。そうすることでバンドの一体感が出ると思うからです。
聴く音楽のジャンルによって自分にどのような影響があるかを考えながら聴いています。楽しい音楽だとやる気が出るし、ゆったりした曲だと集中力が上がるなど、シーンごとに曲を聴き分けて楽しんでいることを面接では伝えていました。
ストレスを自分で感じたときは、家の中で一人で大声で歌ったり、友達とカラオケに行ったりして発散するようにしています。また、勉強をしている時など、集中が切れそうな時は音楽を聴いてリフレッシュする手段にもなっていますね。
アピールの前に振り返ろう! 音楽鑑賞を趣味として話すときの注意点
アピールの方向性がつかめたところで、自分の話そうとしている内容を振り返ってみてください。もしかすると、大切な部分が欠けてしまっていたり、自分が伝えたいことがうまく伝わらなかったりすることもあるかもしれません。
ここでは、音楽を趣味として話すときのアピール方法と表現方法の2つの観点から注意点を解説していきます。
アピール方法編
ただ単純に「音楽鑑賞が趣味です」「音楽をよく聴きます」くらいのアピールでは、「ありきたりだ」「学生自身の個性がわからない」とも思われかねません。そこで、「どのように趣味を楽しんでいるか」に具体性を持たせて話すことが大切です。「どのように」の解明方法は、上記の「「趣味は音楽鑑賞」を自分流にアピールするための3つの準備」の章を参考にしてくださいね。
また、音楽が好きなゆえに、自分の知識や実力をアピールするだけの場にならないように気を付けましょう。「バイオリンの演奏が趣味で、コンクールで優勝経験があります」「友人からは『ギターのことはあなたに聞いたらなんでもわかる』と言われます」というように、自慢ともとれることだけで終わらせないのがポイントです。実績とともに、「なぜそこまでの実力や知識を身に付けられたのか」まで話せると、自慢で終わらずに自己アピールができますよ。
表現方法編
「音楽鑑賞が趣味」であることを話すときは、アピール方法だけでなく、表現の方法に関しても注意が必要です。
まず、ネガティブな前置きや謙遜をしないよう心掛けましょう。「対して上手ではないのですが……」「全然歴は浅いのですが……」というように、余計な謙遜をしてしまうと、自信のない学生に思われてしまうかもしれません。趣味のみならず、ほかのことを話している際にも自信のなさを感じられてしまう可能性もあります。
刺激的な言葉を使用しないようにするのも重要なポイントです。たとえば、「ライブで『暴れて』います」「ラップの『攻撃的』な点が好きです」という言葉が挙げられます。音楽業界やエンタメ業界を受けるならまだしも、金融や公務員など、堅めのイメージがあるところでは注意が必要です。趣味自体を否定する必要はないため、言い回しを考えなおしてみましょう。
音楽鑑賞を趣味として答える際に気を付けたことを教えて!
音楽鑑賞に限らず、趣味を聞かれた際はただ趣味の発表をしているだけにならないように気を付けていました。
「なぜそれを趣味として選んだのか」「続けられているのか」など「自分の生活においてどういった役割を担っているか」なども伝えるようにしていました。具体的に伝えることで自身の人間性や、普段からどういう思考を持って行動しているかも理解してもらえるような気がします。
「趣味は音楽鑑賞」実際の面接でどう答えるべき? 5ステップで解説
内容が決まれば、実際に面接官に向けて話すときのことを想定してみましょう。
話す手順は自己PRやガクチカのように、ある程度決まっているため、緊張せずに話せるように、この5ステップを踏まえて話す練習をしてみてくださいね。
①趣味は音楽鑑賞という結論
まずは、「私の趣味は音楽鑑賞です」というように結論を話します。結論を始めに話すことにより、受け手にわかりやすさと、その後の内容の入りやすさを与えることができます。
いきなり具体的な行動や思いなどの内容に入ってしまうのではなく、結論を提示してから具体性のあることを話しましょう。
②どのように音楽に触れているのか
次に、どのように音楽に触れているのかを提示し、「音楽鑑賞」から一歩踏み込んで具体性を提示しましょう。どのように、というのは、上記した「聴く」「見る」「演奏する」のなかから選び、伝えるとわかりやすいです。
「私の趣味は音楽鑑賞です。吹奏楽サークルに所属し、トランペットを演奏しています」というように加えられると具体性が増しますよ。
③音楽に触れるなかでどのような学びがあるか
音楽に触れている、楽しんでいることのみのアピールで終わらず、触れるなかでの学びをきちんと提示しましょう。ここで触れたことが結論である「どのように仕事に活かすか」につながってきます。
「皆でひとつの音楽を作り上げることに対して、協調性を持って物事を進めていくことの大切さを日々実感しています」というように、単純に趣味として楽しんでいるだけでなく、趣味を通して得られるものがあることを伝えましょう。
学びを伝えるのは、仕事に活かせる点のみならず、自分の性格を伝えるのにも有効的です。上記した「皆でひとつの音楽を作り上げる」という点からは、チームプレイが得意なことがわかりますし、「協調性を持って物事を進めていくことの大切さを日々実感している」という点からは、協調性を持って何かに臨める人物であることが読み取れます。このようなアピールも可能になるため、きちんと経験を振り返ってください。
こちらの記事で紹介している学生の自己分析ノートを見てみると、経験の振り返り方がより具体的になるかもしれません。しっかりと経験を振り返り、趣味のみでなく自己PRやガクチカへも活かしましょう。
④音楽がどのように日常生活に影響しているのか
面接官にストレスとの向き合い方を伝えるためにも、音楽が日常に与える影響を話すことを忘れてはなりません。たとえば、「吹奏楽サークルの皆と演奏している瞬間は音楽に集中でき、日常生活のことを忘れられます」というように、ストレスのはけ口となる点や、音楽を楽しむことによる利点を話せると良いでしょう。
「日常生活に与える影響を話す必要はないのでは?」と思ってしまう人も、「面接官がストレスとの向き合い方を聞き出したい」という意図を押さえたうえで話せると、回答内容を想起しやすくなりますよ。
⑤音楽から得た学びをどのように仕事に活かすか
最後に、音楽から得た学びをどのように仕事に活かすかを提示して、面接官へ仕事をしているイメージを与えられるようにしましょう。
「御社での業務は、チームプレイが大切になると考えます。吹奏楽サークルで得た協調性を活かして、チームの戦力になれるよう尽力します」というように、その企業の特性と学んだことを併せて伝えられると、企業理解もアピールできますよ。
「企業の特性がわからない」という人は、こちらの記事から企業研究のやり方を再確認してください。企業研究を詳しくすることでもほかの学生と差別化を図るポイントのひとつになります。
面接の内容だけでなく、話し方も押さえておく必要があります。この記事から、より魅力的に話す術を学びましょう。
音楽鑑賞について話すときにボリュームを割いて話したのはどの部分?
音楽鑑賞を趣味として答えた際、重点的にボリュームを割いて話したのは上記5つのうちどの部分ですか?
「音楽がどのように日常生活に影響しているのか」に重きをおいて話しました。私は一日のほとんどを音楽を聴いて過ごすので、そこにボリュームを割いて話していましたね。
「音楽がどのように日常生活に影響しているのか」という点を重点的に話していました。私はサークルでバンドをやっていたので、「音楽によって自分自身の生活が彩り豊かになる」ということを伝えながら体験談も一緒に伝えていましたね。
「趣味は音楽鑑賞」の回答17選|音楽の楽しみ方・ジャンル別に紹介
ここで、「趣味は音楽鑑賞」と話すときの例文を紹介します。音楽の楽しみ方や、ジャンル別で紹介するため、自分の趣味に合う項目がある人は参考にしてみてくださいね。
音楽を聴いて楽しむ
まずは、音楽を聴いて楽しむ人向けの趣味の回答方法です。音楽を聴く趣味はほかの学生と被りやすいため、ジャンルやエピソードからオリジナリティをアピールしてください。
①クラシック
クラシックを聴くことをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞です。その中でもクラシック音楽を好んで聴いています。
クラシック音楽に触れることで、歴史的背景も同時に学ぶことができ、知識欲が刺激されています。また、クラシック音楽を聴いていると心が落ち着くため、癒しの時間にもなっています。
学ぶ姿勢を活かして、仕事でも積極的に情報を集め、戦力になれるように努めます。
クラシックを聴くことによって得られる学びをどのように仕事に活かせるかがきちんと示されていますね。戦力になる場面を思い浮かべやすいです。
②ロック
ロックを聴くことをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞です。その中でもロック音楽が好きで、聴くことはもちろん、歌うこともしています。
主にカラオケで歌うのですが、歌っている間はストレス解消になり、周りを気にせずに歌えるため気持ちが良いです。カラオケでよりうまく歌うために、曲を止めたりスロー再生したりして曲をじっくり聴くこともあります。
向上心と探求心を趣味から得たため、何事に対しても向上心を持って挑みます。
聴くにとどまらず、研究する様子までもが伝わり、趣味としての説得力が増しています。仕事に対してもさまざまな方法で研究し、成果を上げてくれそうですね。
③J-POP
J-POPを聴くことをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞です。よく聴くジャンルはJ-POPで、最新のチャートは必ず確認し、聴くようにしています。
音楽チャートを確認することで、流行をつかむことができ、今後流行しそうな曲を考察することも楽しみになっています。また、友人たちと最新の曲について話す時間が何よりの楽しみです。
御社のSNS運用業務において、10代の流行をつかむことは最重要だと考えています。音楽鑑賞から得た流行をつかむ力を活かして、今後に活きるSNS運用に携わりたいです。
流行に敏感な様子がよくわかります。その様子を仕事に活かしていけることに対しても期待ができる話し方ですね。
④洋楽
洋楽を聴くことをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞で、特に洋楽をよく聴いています。特に洋楽ロックが好きで、年代によって曲調や訴えたいことが少しずつ異なるのが聴いていておもしろいです。
歌詞の意味を理解すべく、英語の勉強にもいそしむようになりました。また、洋楽のロックを聴くと頭がすっきりとし、気分転換にもなっています。好きなことや興味のあることに対する追究心はあると自負しています。
御社のマーケティング業務に対して興味があり、面接に参加させていただいているため、興味を持って業務に挑み、業務に対する追究をおこたらない自信があります。
趣味が新たな方向に展開していることから、さまざまなことに興味を持てる性格だということがわかりますね。興味を持って受けている企業において活躍してくれそうだと期待できます。
⑤アニメソング
アニメソングを聴くことをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞です。特にアニメソングをよく聴きます。
聴くようになったきっかけはとあるアニメからでした。アニメも好きでよく見るのですが、アニメの世界観を再現されたアニメソングの魅力に惹かれ、最近ではアニメソングを聴いてからアニメを見ることも多いです。
アニメソングを聴くことによって、物事を深く考え、解釈する思考力が身に付いたため、御社の企画職でも顧客ニーズを深く考えていきます。
アニメソングが好きになったきっかけから現在に至るまでの様子がわかりやすく示されていますね。歌詞を考察してからアニメを見るというエピソードから、深い思考力のアピールの説得性が増します。
⑥ジャズ
ジャズを聴くことをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞で、特にジャズを好んで聴きます。
その中でも、既存の曲をジャズアレンジしたものが好きであり、「このようなアレンジができるんだ」と、アレンジ方法に対する驚きも大きいです。また、アレンジされたものだけでなく通常のジャズに触れるため、ジャズバーに足を運ぶ機会も増えました。
私は好奇心旺盛に行動するのをいとわないため、御社の業務においても積極的に挑みます。
ジャズバーに通うというエピソードから、ジャズを好きな気持ちと好奇心旺盛さが伝わりますね。会社に勤めるようになってからも好奇心を持って仕事に臨んでくれそうです。
音楽を見て楽しむ
次に、音楽を見て楽しむときの例文を紹介します。「見る」という側面になるとライブやコンサートの機会が増えそうですが、それを経て受け取るものや心情は人それぞれです。自分の思いを話しつつ、仕事に対するイメージを沸かせられるようにエピソードを思い返してみましょう。
①クラシック
クラシックを見ることをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞で、クラシックのコンサートをよく観に行っています。指揮者のいるクラシックコンサートは同じ曲でも指揮者により表現方法が変わるため、何度コンサートに行っても飽きが来ないのが魅力だと感じています。
行ったコンサートの曲目と指揮者、その時の音楽の特徴を記すノートを作成していますが、見返すと当時のことが思い出されてより広い視点で曲を楽しめます。
比較検討することで物事の特性をつかむのが好きなため、業務における他社との比較分析はお任せください。
比較をすることに対しての自信が表れていますね。ノートで記録を残しているエピソードが自信の裏付けになっていて説得力があります。
②ロック
ロックを見ることをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞で、特にロック音楽のライブに行くことが何よりの楽しみです。
私はよくロックアーティストが集った大型のフェスに行き、今年だけでも3つのフェスに参加しました。好きなことに対して行動し、時間を費やすことは惜しみなくおこなえる性格です。
御社が抱えるタレントは私にとって魅力的な方ばかりなので、タレントマネジメントの際にも、タレントを売り出すための行動は惜しみません。
行動力が必要となるタレントマネージャーにおいて、行動力が十分にアピールできている例文ですね。大変な仕事にも尽力してくれそうな人だと思わせられます。
③J-POP
J-POPを見ることをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞です。特にJ-POPの〇〇というアーティストが好きで、よくライブに行っています。
そのアーティストがライブハウスで演奏しているときから応援しており、今では大型アリーナでのライブを成功させている姿を見て「応援してて良かった」と思えています。
応援を通して、人の成長を見守り、支えることが好きだと気が付きました。御社の就活アドバイザーの業務において、この点を活かしていけるのではと考えます。
アーティストの応援を通して自分の好きなことを見つけ、趣味から学んだことを仕事に活かしたいという思いがよく伝わりますね。
④洋楽
洋楽を見ることをアピールする例
私の趣味は洋楽のアーティストのライブに行くことです。
私が好きなアーティストはあまり日本でライブをしないため、ライブを見にアメリカまで足を運んだ経験があります。それほど情熱を持って応援しています。
いつかそのアーティストと仕事をするのが夢のため、そのアーティストが所属するレコード会社である御社を志望しました。
志望理由が趣味からも伝わり、熱い思いが十分にあることがわかりますね。自己PRやガクチカ、志望動機にさらに具体性のあるエピソードを伝えることで、思いがよりいっそう伝わりそうです。
⑤アニメソング
アニメソングを見ることをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞で、特にアニメソングが好きなため、アニメソングのフェスによく行きます。
そこでは、知らなかったアニメの曲にも触れることができるため、毎回新たな発見があっておもしろいです。そこで出会った音楽を聴き、アニメを見ることもあります。この経験から、何事に対しても新しい発見があるとワクワクします。
仕事に対しても日々の新たな業務をプラス思考で楽しめると自負しています。
新しいことを面倒だと思う人がいる反面、ワクワクして仕事に取り組んでくれる存在はありがたいですね。このような人物に入社してほしいと思う企業は多いはずです。
⑥ジャズ
ジャズを見ることをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞で、ジャズを生演奏してくれるジャズバーに足を運ぶことが最近の楽しみです。
そこでは、私よりジャズに詳しい幅広い年代の人がおり、いろいろなことを教えてもらえるのがとても新鮮です。また、ジャズバーに通い始めたことにより、初対面の人とでもコミュニケーションが取れるようになりました。
このコミュニケーション能力は、御社の営業力において活かせると思います。
ジャズバーへ足を運んだことからコミュニケーション能力が養われたエピソードで、知らない人とも話せることへの説得力がありますね。
音楽を演奏して楽しむ
最後に、音楽を演奏して楽しむ場合の例文を紹介します。楽器を演奏することは、人と被りにくい趣味のため、さらに面接官の印象に残るようにエピソードや学んだことを明確化できると良いでしょう。
①クラシック
クラシックを演奏することをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞です。ヴァイオリンを15年習っており、クラシック音楽を演奏しています。
はじめは、一人で難しい曲に挑んでいましたが、ヴァイオリンの先生に声をかけてもらい、最近はヴァイオリンとフルートとチェロでの三重奏にも挑戦するようになりました。
新しいことに対し、興味のあることは何でもやってみようと思える性格のため、新しい仕事にも積極的に挑みます。
15年の経歴のなかで、新しいことになお挑戦してみる挑戦心が見て取れますね。仕事においても新しいことにいとわず挑戦してくれそうです。
②ロック
ロックを演奏することをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞です。軽音楽サークルでドラムを担当しています。
特に私はロックが好きなため、サークル内で私の好きな曲を一緒に演奏してくれる仲間を積極的に探しだした経験があります。先輩後輩問わず、良いと思う音楽に向き合える時間が何よりも楽しく、卒業後も定期的に集まり演奏しようと話しています。
仕事においても、先輩後輩問わず積極的に声を掛け、実現したいことに対しての努力をしていきます。
先輩後輩問わず話しかけ、やりたいことの実現に働きかけられる力は仕事でも活かせそうです。また、卒業後も交流が続きそうな様子から、コミュニケーション能力の高さも感じられます。
③洋楽
洋楽を演奏することをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞で、特にギターで洋楽を弾くことが好きです。
洋楽のフレーズはシンプルながら難しいものが多く、練習が必須です。最近も、どんなに忙しくてもギターを毎日さわり、難しいフレーズの練習をしています。こうして没頭できるものがあることで、日々の嫌なことも忘れられます。
ギターの経験から、難しいこと対して乗り越えるやりがいを知ったため、難しい業務も努力し乗り越えます。
難しいことに対しても挑戦する心構えがよくわかりますね。ギターに毎日触れている経験が、しっかりと難しいことも楽しめる性格の裏付けになっています。
④ジャズ
ジャズを演奏することをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞です。特にジャズが好きで、大学のジャズ同好会ではサックスを担当しています。
ジャズは一見、各々が自由に演奏しているように思えますが、実は協調性が大切なジャンルです。同好会内でも、それぞれの楽器が目立ったパートが弾けるようにバンド内で話し合いを重ね、良い音楽を作り上げています。
ジャズの演奏で培った協調性を活かして仕事に挑み、自分の役割を意識しながら働けると思っています。
演奏において仲間と話し合いをしているエピソードから、ジャズに対する思いが伝わりますね。仲間のことを考えて良いものを作りたいという気持ちは仕事にも活かせそうです。
⑤伝統音楽
伝統音楽を演奏することをアピールする例
私の趣味は音楽鑑賞で、琴で日本の伝統音楽を弾いています。
祖母が琴の教師をしており、私も触れるようになりました。繊細な技術が必要で、美しく曲を聴かせるための努力は怠ったことがありません。また、琴に向き合うと自然と気持ちが落ち着き、リフレッシュにもなります。
御社のデザイナー業務では、成果物をより美しく見せることが大切だと考えているため、私の趣味から得たことも活かせると考えています。
琴という珍しい楽器の特性を活かし、演奏の上達をうまく仕事内容に絡められていますね。気分転換方法も提示されており、ストレス耐性もありそうです。
音楽鑑賞を趣味と答えた体験談を教えて!
コンサート事業をおこなっている企業の面接時に、ESに「趣味:音楽鑑賞」と記載していたことから、その点について質問を受けました。
好きな音楽ジャンルを聞かれ、「ヒップホップ」と答えると、「そのジャンルで新たなライブイベントを企画するならどのようなアイディアがあるか」と尋ねられました。私は、ヒップホップが若者に人気のあるジャンルであり、アメリカなどではラッパーのみを集めた大規模な野外フェスが盛況であることを説明し、日本でも日本人ラッパーを集めた野外ライブを開催することを提案しました。
具体的な数値を出して提案に説得性を出した
また、この企画が単なる個人的な趣味に基づくものではなく、実際に収益を見込めるものであることを示すために、「アメリカでは毎年3日間で8万人以上を集客するフェスが開催されている」といった具体的な数値を提示し、面接官の興味を引くように工夫しました。
もし音楽鑑賞を趣味として答えるならどう答える?
趣味が音楽鑑賞と答えたことはないのですが、「私ならこのようにアプローチするな」ということを想定してお伝えします。
私は自身の長所として「継続力」を前面に出して就職活動をおこなっています。この「継続力」が実際に活きている経験として、ダイエットと資格勉強を取り上げて自己PRをしています。これらの活動に深く根付いていることが、私にとっての音楽鑑賞です。
実際に、継続するための忍耐が試される場面において、音楽が非常に助けてくれています。つらいときや勢いをつけたいとき、自分の外に頼って心を整えることも大切ですが、自身だけで心を整えることができるよう基盤を作っていくことも、大人として重要なことだと思うのです。
私にとっては音楽を聴くことはこの「基盤」の一要素であり、非常に重要な役割を担っている趣味の一つです。
「私」という人間を伝えることを心掛ける
「趣味としてただ音楽を聴いています」だけでは、自分の情報が面接官に伝わりません。ですので、自己PRと組み合わせて音楽鑑賞について話すことで、より自己PRの内容に振れやすくなるようにしたり、「音楽から元気をもらうような感性を持つ人間です」と提示したりするなどの工夫をすると想定しています。
面接官としては緊張をほぐす意図も含んだ質問内容だと思いますが、どのような質問に対しても、「私という人間について伝わるよう回答すること」を心掛けると思います。
「趣味は音楽鑑賞」を魅力的にアピールして選考突破をつかもう
音楽鑑賞を趣味として話すことに気が引けてしまう人もいるかもしれません。ですが、どのように音楽に触れているかや、その音楽の面白さ、音楽に触れることで学んだことを伝えられれば、しっかりとした自己アピールになるのです。
音楽を聴いているだけ、という人も、演奏できるという人も、自分なりの音楽の楽しみ方を理解して、趣味として話せるように準備しましょう。加えて面接官が趣味について聞く意図を押さえることも忘れてはなりません。
この記事を活かして、音楽鑑賞という趣味からしっかりと自分をアピールし、選考突破を目指してくださいね。
この記事を読んでいるみなさんは、音楽を聴いて、ストレス発散ができたり、活力をもらったり、心地良いひと時を過ごしたりされているのでしょうね。音楽に癒され、活力をもらうことはとても大切なこと。素敵な趣味をお持ちなのですから、どうぞ自信を持ってアピールなさってくださいね!
とはいえ、記事の中にもある通り「あなたの趣味は何ですか?」という、その質問の意図は、企業によってさまざまです。ストレス発散方法を知りたい、個性や人間性、価値観を把握したいなどのほか、音楽・エンタメ業界であれば、専門性や適性、意欲の把握もあり、具体的な回答を用意する必要もあります。
正直に自分らしく回答するのがカギ
いずれの場合も、回答を準備する際は、嘘はつかないことと、盛り過ぎないことが大切です。自分の回答に対し、相手にどう映るか、どう思われるかを客観的に考え、面接時にさまざまな角度から問われた際に戸惑わないよう、言語化できるようにしておきましょう。
どうしてその音楽、アーティストが好きなのか、音楽をどのように楽しむか……そこにも人それぞれの個性が出てくるものです。それらを深く考え、アピール内容を検討してください。自分と向き合い、「どうして〇〇が好きなんだろう?」と、内省しながら、趣味から見える自分らしさを大切に、面接に向けて準備を進めてくださいね。
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