「メンタルが弱い」の見方を変える! メンタルの弱さを強みに変えよう
仕事や私生活において「メンタルが弱いな……」と悩んだことがありますか。些細なことでもへこんでしまうと、自分のメンタルの弱さが嫌になりますよね。
しかし実は、メンタルが弱いと感じている人だからこそ、持っている武器があるのです。そこで同じ悩みを抱えつつも、メンタルの弱さを強みに変えて活躍した経験者たちに話を聞いてみました。
この記事では、メンタルが弱い人が持つ5つの才能、メンタルの弱さが活かせる8つの仕事とその体験談、メンタルを強くする意識付けとアドバイスを紐解いていきます。参考にして、メンタルの弱さを活かす道を探しましょう。
就活生の5大不安を解決!オススメのツール5選
① 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる…
→「就活力診断テスト」がオススメ
自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる!
② どの業界が自分に合っているかわからない…
→「適職診断」がオススメ
30秒で避けるべき仕事がわかる!
③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
→「自己PR作成ツール」がオススメ
4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に!
④ 面接で上手く答えられるか不安…
→「面接力診断テスト」がオススメ
模擬面接で苦手に徹底対処!
⑤ WEBテストで合格点が取れそうにない…
→「WEBテスト対策問題集」がオススメ
玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
自分を責めないで! 同じようにメンタルの弱さに悩んだ人の声に耳を傾けよう
メンタルの弱さを自覚をしていると、メンタルが弱い自分を嫌いになってしまうこともありますよね。周りの人が気にしない些細な言動でも傷ついてしまうと、どうして自分はここまで気にしいなのだろうかと自己嫌悪になってしまうこともあるでしょう。
メンタルの弱さから自己嫌悪に陥ってしまうのは、あなただけではありません。メンタルが弱くなり塞ぎがちになってしまうときは、同じ悩みを持っている人と悩みを分かち合ってみてください。少しだけ気持ちが軽くなることもあります。ここからは、同じ悩みを持つ経験者たちの話を聞いてみましょう。
どんな瞬間に「自分はメンタルが弱いな」と感じますか?
仕事でも私生活でも、自分のメンタルの弱さを感じる瞬間がありますよね。棘のある言葉を言われたり、周囲の人の不穏な空気を感じ取ってしまったり。感覚が繊細だからこそ、些細な言動にうろたえてしまうことも多いのではないでしょうか。
同じ悩みを抱えている人たちは、自分のメンタルの弱さをいつ感じるのでしょうか。メンタルが弱っているときは、自分だけがおかしいのかもしれないと思いがちです。案外、皆傷ついたり弱ったりしていることにも目を向けてみてくださいね。
ほかの人が気にしないようなことでも思い悩んでしまい、眠れなくなることがあります。考えすぎて、その悩みに関係する夢を見ることもありました。一度考え始めると後を引いてしまうタイプなので、切り替えにいつも苦労しています。
自分は神経質な方なので、小さなことも気になってしまい、いつも1人で考えすぎてしまいます。仕事でもプライベートでも同じで、どちらかで悩んでいるとすべてに影響してしまうことが多くありました。
理想を高く掲げ、それを焦って達成しようとするあまり頑張りすぎて体調を崩してしまう点が、自分のメンタルの弱さだと感じました。特に転職や部署異動で環境が変わった際にこの傾向になることが多く、出社から在宅勤務に切り替えることが多かったです。
仕事が怖いと感じる回数が多いから、自分はメンタルが弱いと感じている人もいるのではないでしょうか。なぜ仕事が怖いと感じるのかしっかり理解すると気持ちが楽になるかもしれません。次の記事で仕事が怖いと感じる理由について解説しているので、併せて読んでみてください。
「仕事が怖い」と感じたみんなの体験談|怖さが消えた6つの方法とは
「メンタルが弱いのかな?」と自覚したタイミングはいつですか?
ショックやプレッシャーを感じる瞬間は誰にでもあるものです。そのなかで「なぜ自分は特にメンタルが弱いと感じるのか」「それを自覚した瞬間はいつなのか」を聞いてみました。
メンタルが弱いと自覚すると同時に、自分に対して失望をしてしまうこともあるでしょう。しかし、あなたと同じタイミングでメンタルの弱さを感じている人もいるかもしれません。悩みを共有することで、心のモヤモヤを少し解消させてみてくださいね。
自分ってメンタルが弱いのかもと思ったのはいつですか。
「直接的なストレス以外にも影響を受けやすいタイプなのかもしれない」と感じたときです。新卒で入社した会社では、一部の人が毎日誰かの陰口を言っている状況でした。自分がターゲットになっているわけではないにもかかわらず、そのコソコソとした雰囲気に耐えられなくなってしまったことがあります。
ストレッチトレーナーをしていた際、売上表を見る場面でメンタルの弱さを感じました。当時、指名のお客様の数や売り上げを誰でも見ることができる状況だったのです。これ以上は無理だと思いながらも自分なりに頑張っていたのですが、周りはもっと頑張っていてその差が数字として現れていました。周りには見せていなかったものの、かなり落ち込みました。上司からはもう少し頑張れと言われるので、情けないと感じていました。
始めてメンタルの弱さを感じたのは、一度目の転職をしたときです。職場が変わりそれを機に一人暮らしも始めたことで、それまでと環境が180度変わりました。「早く新しい職場でキャッチアップをしなければ」という焦りも相まって、夜寝られなくなったり悪夢を見るようになりました。また、論理的に話すことが難しくなり、自分でも何を喋っているのかがよくわからないという状況がしばらく続きました。
選考中に圧迫面接を受けてから、メンタルの弱さを感じた人もいるかもしれません。圧迫面接は誰でも萎縮する可能性があります。次の記事で対処法を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
圧迫面接に遭遇したら? 経験者から学ぶ面接官への対処法
メンタルが弱いことで悩んだことや苦労したことはありますか?
メンタルが弱いと過去の失敗をひきずってしまうこともありますよね。そうすると、なかなか次の一歩が踏み出せずに、物事を進めるうえで苦労をすることもあるのではないでしょうか。周りとの物事を進める速度の差に、焦りを感じてしまうことも少なくありません。
しかしメンタルが弱くて悩んでいるという事実を認めてしまうと、さらに自己嫌悪に陥ってしまうことも考えられます。実は、メンタルの弱さに悩んだ社会人たちも、その悩みを乗り越えて活躍しているのです。自分の悩みを認めてあげるためにも、まずは、みんながメンタルの弱さに悩んだ体験談を聞いてみましょう。
仕事をしている中で、自分のメンタルの弱さに悩んだことはありますか。
未経験から営業に転職した際、初めてノルマを持ったときのプレッシャーはかなり大きかったです。達成するかしないかの瀬戸際となった月末は、成約に至らず未達になるという悪夢まで見ました……。このプレッシャーに慣れるまでは毎月毎月がしんどくて、日々の生活にも影響が出てしまい悩みを抱える毎日でした。
入社してすぐの時期に、上司からのアドバイスを悲観的にとらえてしまうことが悩みでした。当時の私は、上司からアドバイスをもらうことが多かったです。怒られているわけではなかったのですが「自分が出来損ないだからこうやってアドバイスされているのか……」とネガティブ思考になってしまうことが多くありました。上司からアドバイスをもらうことが悔しくて、家に帰って泣くことも少なくなかったです。
何でも自分で抱え込んでしまい、周囲に上手く甘えることができずにストレスを感じてしまうことが多かったです。経理という仕事は、勘定の締め切り日や監査法人への提出の締め切りまでにできて当たり前の世界だと考えていました。また大企業であれば各人にタスクが割り振られているので、どうしても「周囲に迷惑をかけるわけにはいかない」と一人で抱え込みがちになっていたのだと思います。未経験で転職したばかりのときはそれに苦しみ、家で泣きながら半分パニック状態で仕事をしていました。
「メンタルが弱い」と悩むあなたに贈る! 同じ悩みを抱える人からのメッセージ
メンタルが弱っているときは、無理に明るく陽気な人たちと交流する必要はありません。そういったときこそ、同じ悩みや痛みを共有できる人たちと話してみましょう。
しかし、感受性が強く繊細な人であれば、周りの身近な人に相談することで「相手の負担にならないか」と心配をしてしまう人も少なくないでしょう。だからこそここで、同じ悩みを抱えていた人たちから力を分けてもらいましょう。メンタルが弱いことは、決して悪いことではありません。
仕事をしていると、周りにはバイタリティ溢れる先輩や活躍する同僚もたくさんいて自分と比較し悩んでしまいますよね。私自身もそうで、周りの人は平気でこなしているのに、どうして自分はこんなにしんどくなってしまうのかと悩んだことがありました。
でも、自分のメンタルが弱いからこそ、悩みやすい人の気持ちがわかったり、人への接し方が変わったりすることもあるでしょう。悩む状況に陥らないようにあらかじめ工夫して防ごうと別の観点から仕事に取り組むことができたり、良い面もたくさんあると思います。良い面もしっかり見て自分を認めてあげてほしいです。
メンタルが弱ってしまったときは自分の心が癒されることをしよう
落ち込んでいると、切り替えるのは大変だと思いますが、まずはゆっくり寝て食べて体力を回復させるのがおすすめです。それから好きな友人と会ったり、好きなカフェに行ったり、自分の心が癒されることをしてリフレッシュしてみてください。社用携帯などを普段携帯されている方はぜひ電源も切ってみることも視野に入れると良いと思います。
「自分はなぜみんなよりも劣っているんだろう」「もっと上手く立ち回れたら良いのに……」と悩んでしまうこともたくさんあると思います。そんな時は、「自分のことを羨んでいる人もいる。人それぞれ得意分野が違うし、誰だって隣の芝は青く見えるもの」という言葉を思い出してもらいたいです。
視野の広さや向上心の高さがメンタルの弱い人の長所
実際、私は仕事で思い悩んでいるときに、上司の方からこの言葉をもらい、とても心が軽くなりました。悩むということは、人一倍周りが見えていて、色々考えるからこその結果だと思います。「もっと成長したい」と考えるということは現状に満足していないからこそで、人一倍向上心が強い証拠です。自分ではそう思っていなくても、実はそういった面を持っているのだと思います。自分なんて、と卑下してしまいがちですが、そんな自分を誇りに思って、自分を大切にしてください!
当てはまるものはある? メンタルが弱いと悩む人が仕事で陥りがちな悩み
メンタルが弱くなると、仕事で決断を下すことに戸惑ってしまうこともありますよね。自分の意見や行動に自信が持てなかったり、ノルマや目標に対してプレッシャーを感じたりすると仕事で悩んでしまうこともあるでしょう。
仕事でメンタルの弱さを感じる原因は大きくわけて3つあります。1つ目は、他人との差異を必要以上に感じてしまうこと。2つ目は、仕事へ責任を感じすぎてしまうこと。3つ目は、仕事における負の感情を感じすぎてしまうこと。これらの原因を詳しく確認し、悩みの根本を明らかにすることで、メンタルの弱さを克服する手だてを立てましょう。
①上司や同僚の目を気にしすぎてしまう
メンタルが弱いと悩む人は、他人にどう見られているかを気にしてしまう性質があります。自分が傷つくことを避けたいからこそ、周りに対して自分が害のない存在であるかが気になるのです。
仕事においては、上司や同僚の目線を気にすることによって、上手く発言や提案ができないという事態が考えられます。たとえば、新しい事業を始めようとするとき、頭のなかではアイデアがあるものの「発言して指摘されたら……」「発言をすることで白い目で見られたら……」と他人の目を気にして言えないということもあるでしょう。
発言ができなかったという事実に対しても「どうしてこんなにも臆病なのだろうか」と感じ、さらに自己嫌悪に陥ってしまうことも。このように、見られ方を気にしすぎてしまうあまり、身動きが取れなくなってしまうことはよくある悩みなのです。
仕事で上司や同僚の目線を気にしすぎて悩んだことはありますか。
昔から周りの目をとても気にしてしまう方で、任された仕事は何がなんでも完璧にこなしたいと考える性格です。むしろそれ以上のもので返したいと常に思っています。それができる時はいいですが、自分で自分の首を絞めてしまうときもあります。そのため、上司や同僚からの期待を裏切ってしまったと、とても苦しく感じることもあります。私は事務職として、何よりもスピード感を持って進めていきたいと思っています。しかしそれが原因で、自分をかなり追い込んだ時期がありました。
社内の集まりを断れないときに、周りの目線を気にしてしまっていたと思います。社内の雰囲気的に、お誕生日会や食事会が多い会社でした。しかし、仕事終わりの食事会は深夜まで続くことも多かったため、正直負担が大きかったです。「これを断ったら社内での印象が悪くなるかもしれない」「ハブられるかもしれない」と気にして、結局疲れ切ってしまいました。結局は、そういった疲労が重なり、その職場から転職することになりました。
上司や同僚の目を気にして会社に行きたくないと思ってしまう人は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。先輩たちがどう乗り越えたかを知ることができますよ。
会社に行きたくない……体験談から知る乗り越え方と休むときの心持ち
②過剰に同僚と自分の成績を比べてしまう
メンタルが弱いと悩む人は、自分への期待値が高い傾向にあるため、些細なことでも他人と比べてしまいがちです。そのため「結局自分はほかの人より劣っている」と自覚してしまうと、自分の不器用さにへこたれてしまうことがあります。
仕事においても、成績などの些細な差異であっても同僚と比べてしまうことがあるでしょう。特に同期や後輩であれば、より比較をしてしまう可能性があります。同期は同じ時期に入社をしていて、後輩であれば自分よりも入社歴が浅いですね。自分と同じ時間もしくは自分よりも少ない時間で成果を上げている人を見ると、自分との差に病んでしまうこともあるでしょう。
仕事で過剰に同僚と自分の成績を比べてしまって悩んだことはありますか。
同時期に転職してきた方が、同じく職種未経験で営業になった方でした。年齢も数個しか変わらなかったため、つい成績を比べてしまっていたのだと思います。自分の調子が悪くその方の調子が良いときは、暗い気持ちになってしまうことも多くありました。その方のことは大好きだったので、そのような比較をしている自分にも幻滅してしまい辛かったです。
ストレッチトレーナーをしていたとき、売り上げなど毎月の成績を必ず提出していました。店舗内のメンバー全員で確認をするのですが、私は同期の中でいつも下の方でした。自分は体力的な辛さを感じていたため「みんなよくやれるな……」と思っていました。振り返れば、負けている自分が悔しいからこそ、負けていると思いたくなくて、もうできないと思い込ませていたのではないかなと思います。
営業職はどうしても成績がついてくることが多くなります。そのようなときに「営業に向いていないのでは……」と弱気になってしまう人もいるのではないでしょうか。そのようなときは、こちらの記事も参考にしてください。
社会人に聞いた! 営業に向いてない人の特徴とは? 診断リスト付き
③必要以上に仕事へのプレッシャーを感じてしまう
メンタルが弱い人は、仕事に対しての重圧を人一倍感じる性質があり、知らないうちに自分の心を酷使してしまうことがあります。自分の行動で周りに迷惑をかけたくないという気持ちがあるため、仕事への責任感も強くなるのです。
仕事では、締め切りなどの決められたルールに対しての意識が、人一倍強くなります。もし不慮の事態が起こりルールから逸れそうになったり、締め切りに間に合わなそうと感じたりすると、極度に焦ってしまうことも。
また、締め切りやルールを何とかして守ろうと、その場しのぎで仕事をしてしまうこともあります。結局満足のいく仕事ができないと、自分の実力の無さに心を痛めてしまうこともありがちな悩みですね。
必要以上に仕事へのプレッシャーを感じてしまって悩んだことはありますか。
人材業界で営業とキャリアアドバイザーをしていた際、業務時間外であってもすぐにLINEやメールの返信をしなくてはいけないと思っていました。そのため、常に社用携帯が手放せないという状況が続いていたように思います。実際、営業時間外であれば必要以上に気にする必要はありません。しかし、今思うとノルマへのプレッシャーや転職や採用という大切な場にかかわっているという責任感が、いきすぎた行動につながってしまっていたのだろうと。一時的には頑張れるのですが、いったん落ち着いた頃にどっと疲れてしまい「良くないとわかってるけどどうしたらいいのか……」と悩む時期が続きました。
過去の成功が自分を苦しめていたことがあります。営業職だった際、毎月ノルマを達成して上司から褒めてもらえることがありました。月初のミーティングで、「どうせ今月もノルマ達成するから大丈夫だな」といわれることにプレッシャーを感じていました。期待しているという言葉も多く受け取っていたため、そういった鼓舞されるはずの言葉もすべてをプレッシャーに感じている時期があったなと思います。
④仕事のミスはすべて自分のせいだと考えてしまう
出来事を悲観的に捉えてしまうのも、メンタルが弱い人にありがちな性質です。人の迷惑になりたくないという気持ちが強すぎてしまうからこそ、業務上迷惑をかけている点はないかと反省をするのです。そして些細な失敗やミスを見つけると、自分のせいだと自己嫌悪に陥ってしまうことがよくあります。
メンタルが弱っているときは、マイナスな事象や感情に敏感になってしまうことも少なくありません。そのため、本当は自分のせいではないことまで「自分がいけなかったんだ……」と思ってしまうことがあります。その結果仕事でのミスが怖くなってしまい、必要以上に何度も確認をしたりと、なかなか次の一歩が踏み出せないこともあるのです。
仕事のミスはすべて自分のせいと考えてしまって悩んだことはありますか。
責任感は強い方だと思っていて、任せられた仕事は確実にこなしたいという気持ちがあります。だからこそ、ミスは自分のせいだと思ってしまうことも多かったです。ストレッチトレーナーのときに上司から注意をされると、かなり引きずっていました。怒られるのが嫌というより、できない人だと思われたくないという気持ちが強かったのが理由だと思います。怒られた自分に嫌悪感を抱いて、しばらく悩むことも多かったです。
仕事柄、仕事のミスはすべて自分のせいだと思うことが多くあります。経理職として他の部や監査法人に提出する資料に誤りがあった際に感じました。もちろん上長がダブルチェックをしているので責任の所在は上長になることは理解しています。しかし「なんで自分は間違いに気づけなかったのだろう」「こんなこともできないなんて」と自分を責めることも多かったです。結果、自信がなくなり鬱のような状態になってしまいました。
⑤仕事でミスをしたときの感情の切り替えが上手くできない
自分のせいで誰かをマイナスな感情にしてしまったり、自分のなかの期待値に届かなかったりすると、メンタルの弱さを感じてしまうでしょう。
仕事においては、ミスをひきずってしまうことがよくあります。一定期間ミスをひきずるだけではなく、ふとした瞬間に過去のミスを思い出してしまうこともありませんか。「また同じミスをしてしまったら、今度は周りからの評価が下がってしまうかも」と、まだ起きていないミスに対しても怯えてしまうのです。
一方で、ミスをしたという落胆の気持ちを隠そうと変に頑張りすぎてしまうと、むしろ逆回りして周りから心配されてしまうことも少なくありません。
仕事でミスをしたときの感情の切り替えが上手くできずに悩んだことはありますか。
営業の仕事をしていた際、社内の連携ミスでお客様からお叱りをいただく場面がありました。ご指摘はごもっともで、こちらに非がある状況でした。そのため謝罪に伺ったのですが、もともと懇意にしていただいていたお客様だっただけに申し訳ないことをしてしまったという気持ちが強くしばらくは落ち込んでしまいました。
ストレッチトレーナーをやっているとき、お客様への対応の仕方で上司から注意を受けたことがあります。私なりに考えての行動だったため、初めは注意をすんなりとは受け入れられませんでした。言われていることは理解できるけれども、なかなか切り替えが難しく悩むことも多かったです。
仕事でミスが続いてしまうときは、仕事が合っていない可能性があります。今の仕事があっているかどうかを下記の記事で確認してみてくださいね。
仕事が合わない…転職すべき? 経験者に聞く見極め方と悩みの解消法
先輩に聞いてみよう! メンタルが弱い人に特有の悩みごとの対処法
ここまでメンタルが弱い人が陥りがちな仕事の悩みを確認してきました。自分の悩みと似たものは見つかりましたか。同じ感情を抱いている人がいると少し安心できますよね。
ここからは、メンタルが弱い人に特有の悩みごとの対処法を確認していきましょう。マイナスな気持ちを抱えたまま仕事をしてしまうと、些細なミスでも落ち込んでしまうことがあります。少しでも前向きに仕事ができるように、悩みを克服した先輩たちの知恵を借りてみましょう。
①周りの目線が気になるとき|自分のやっている業務に誇りを持とう
周りの目線が気になってしまうときは、意識を「自分」に向けることが必要です。周りと自分を比べない人たちは、自分が取り組んでいる仕事を卑下しない性質があります。「自分が仕事で成功できたこと」や「仕事で成長できたこと」を素直に認めてあげてみてください。
自分のことを少しでも認めることができれば、周りに迷惑をかけていないかというような悲観的な感情を抱きにくくなります。
さまざまな感情に敏感な性質だからこそ、自分のできたことにもきちんと目を向けてあげてください。悩みを克服した先輩たちは、どのようにして周りの目が気にならないようになったのかを確認してみましょう。
営業の仕事をしていた際、テレアポをする機会がありました。そのときに、デスクで上司や同僚に電話の内容を聞かれている状況が私としてはストレスでした。上司たちに悪気は一切ないのですが、どうしても見られていると思うと緊張してしまっていました。そのため空回ってしまうことが多く、落ち着いて取り組めずにいることも多かったです。
そのため、デスクが近い方の外出や会議のタイミングで取り組むなど工夫をしていました。もし同じ悩みを持っている場合は、自分のやりやすい環境を作ることを意識することがおすすめです。その結果、成果も上がったので良かったのではないかと思っています。
経理として働いていときに、他部署の目が気になってプレッシャー感じたことがあります。大企業の経理というのは業務が細分化されており、自分ひとりで業務が完結することが少ないです。そのため、自分の作業が遅れると後続の作業をおこなう部署の人に迷惑がかかってしまうという現象が生じることがあります。
他部署の先輩から「いったいいつになったらその作業は終わるのか」というプレッシャーに苛まれることもよくありました。そのようなときは「焦って提出して手戻りを発生させたら意味がない。時間がかかってもいいから気にせずやろう。何かあったら上長が責任を取ってくれる」と開き直ることでメンタルを保っていました。
②成績を比べてしまうとき|業務での改善点を考えよう
仕事で成績を比べすぎてしまうときは、自分が次に何をすべきかを考えてみましょう。今目の前にある成績は変えることができません。そのためすでに存在している成績に対して悩んでいても、その成績が良くなることも悪くなることもないのです。
だからこそ、次の行動を変えてみてください。「仕事で少しでも成長したい」「成績を残したい」と思っているからこそ悩んでいるのですよね。少しでも良い結果がもたらされるように、業務を改善してみましょう。
業務の改善点を見つける方法の例
・業務で指摘を受けやすい内容をまとめてみる
・業務を終えるまでの時間を計ってみる
・同僚に業務で困っているところはないかを聞いてみる
メンタルの弱さから成績を比べがちになってしまっていた人たちが、どのように悩みを克服したのかを見ていきましょう。
落ち込み始めるとどんどん落ち込むタイプなので、まずいなと思ったらまず自分が上手くできているところを探すようにしました。周囲と比較し営業成績が悪い時でも「業務によっては私が1番良い結果を取れている」「かかわった方からわざわざ直筆の手紙を貰った」などうまくいっている部分をできるだけ具体的にあげるようにしていました。
まずはできているところを探して「何もできていないわけじゃない」と自分の心を落ち着かせててみてください。そのあとに、うまくいっている人に相談するなどしてみると良いと思います。悪い状況を脱するための方法を考えるためには、周りの力を借りることも重要です。
ストレッチトレーナーをしていたときに、嫌でも売り上げなどの数字を比べられる場面がありました。比べられると辛くなり、私は余計に頑張る気力がなくなってしまうタイプです。だからこそ、私は自分ができるところで精一杯やったと胸を張って言えるくらい頑張ろうと思うようにしました。
周りにもっとやれと言われても、自分が最大限にやっていれば比べて落ち込むことはないと思っていました。成績を周りと比べてしまうときは、自分だけを見るようにしてみてください。そして周りの頑張っている人には「頑張ったね」と言えるようにする。そうすることで他人は他人、自分は自分と思うようにしていました
③仕事へのプレッシャーを感じるとき|自分の責任範囲を見直してみよう
仕事へのプレッシャーを感じすぎてしまうときは、自分のしている仕事の内容を見直してみてください。責任感が強い性質があるからこそ、本来自分が責任を感じる必要がないところまで責任を感じている可能性があるからです。
自分の仕事の責任範囲の例
・リーダーの責任範囲:営業チームとの方向性のすり合わせをする
・先輩の責任範囲:資料の不備がないか最終的な確認をする
・自分の責任範囲:営業からの指示があった資料を作成する
上記のように、自分の仕事の責任範囲を改めて認識すると、自分がもしも完璧な資料を作成できなかったとしても、そこは先輩や上司がカバーする責任となっているため、大きなプレッシャーを感じる必要はないことがわかります。
もちろん責任がないところは適当にやっていいというわけではありません。しかし会社では役職や立場によって求められている責任が異なります。だからこそ、自分がしている仕事の責任範囲を明確にすることで、必要以上にプレッシャーを感じずに済む可能性があります。
メンタルの弱さが原因でプレッシャーを感じすぎてしまっていた人たちが、どのようにしてプレッシャーを乗り越えたのか確認してみましょう。
転職、部署異動した直後に、必要以上のプレッシャーを感じてしまうことがありました。未経験で転職や部署異動をしていたので、はっきりいってできなくて当然の状態ですし、上長や周囲からもそのように言われていました。
しかし、何でも自分で抱え込んでしまい、周囲にうまく甘えることができずにストレスを多く感じてしまいました。経理は「できて当たり前」かつ、勘定の締め切り日や監査法人への提出の締め切りなどがあります。また大企業であれば各人にタスクが割り振られているので、どうしても「周囲に迷惑をかけるわけにはいかない」と一人で抱え込みがちです。未経験で転職したばかりのときはそれに苦しみ、家で泣きながら半分パニック状態で仕事をしていました。
結局「できなくて当たり前だ! 俺は数カ月で未経験の職種に完璧にキャッチアップできるスーパーマンではない! それを期待しているなら今すぐ首にしてくれ」と開き直ることにより肩の荷が下り、そのあとは徐々に業務に慣れることができました。
何か新しい環境に飛び込んだときや、新しいプロジェクトを始めるというときに、プレッシャーを感じることが多いです。楽しみと感じる反面、ちゃんとできるかどうかという不安が同時に付きまといます。
私が解決方法としてやっていたのは、成果が出なくてもいいから成果を出すための行動を継続的にやり続けるということです。結局、上司などは管理職という立場なので成果を出してもらうために適度なプレッシャーをかけ、指導をしてきます。
ただ誰しも指示通りに成果を出せるものでもないです。仕事の難易度や自分のメンタル面などさまざまな要因が絡み、成果が出ないときもあります。そういったときはあまり気にしないで、淡々とこなしていくことがよいと感じました。「しょうがない」と割り切ることも必要ですよ。
④仕事のミスを過剰に自責で捉えてしまうとき|ミスがおこった経緯を確認しよう
仕事のミスを自分のせいだと考えすぎてしまったときは、ミスが起きた経緯を明らかにすることで本当の原因を見つけ出すようにしましょう。
メンタルが弱い人は真面目なひとだからこそ、自分のやったことからミスを見出そうとしてしまいがちです。しかし仕事はチームプレーだからこそ、自分だけではなくさまざまな要因が絡み合っています。
そのためどうしてミスがおこったのかを、時系列を追って確認していく必要があります。時系列で振り返ると、連携不足な箇所や意識のずれなどが浮かび上がってくるはずです。仕事のミスにおいて、誰かひとりだけのせいということは考えづらいことを覚えておきましょう。
ミスを振り返る手順の例
①ミスが起こってしまった日を確認する
②ミスが起こるまでの間に、誰が業務にかかわっていたのかを確認する
③各々が「いつからいつまで」その業務にかかわっていたかを確認する
④次の人に仕事を渡すときに、認識の齟齬がなかったかを確認する
同じ悩みを抱えていた人たちの体験談を聞いて、前向きに仕事に取り組めるようにしてみてくださいね。
できないことは無理にやろうとするのではなく、周りに頼るようにしました。できるできないは人それぞれだし、必ずしも自分だけのミスではないケースもあります。そのためあまり自分を責め過ぎるのではなく、責めるくらいなら頼ってしまった方が自分にも会社にもいいんじゃないかと感じました。
一人で抱え込んでいても辛いだけで、良いことは何もないと感じます。ミスしたところは反省して次につなげれば良いのです。もっと気楽にやった方がミスも減るんじゃないかなと感じるため、参考にしてみてくださいね。
ミスを一人で抱え込んでしまうときは、同じ部署の方に相談するようにしてみてください。「今自分はこのようなことで悩んでいて先が見えない。何を私に期待しているのか、どのようなマインドセットで今後業務に取り組めばよいのか」といったことを話すことが多いです。
相談する相手は、部長など、年次が7~8個上の業務経験が豊富な方たちです。皆さんからは一様に、「私も最初から完璧にできていたわけではないし、若い時はたくさん失敗した。20代の時に修羅場や失敗に直面し逃げないでそれに取り組むという経験を多くすると良い。頑張っていれば周りが手を差し伸べてくれるから、周りにうまく甘えるとよいよ」というアドバイスをもらいました。
そのアドバイスを自分の中で消化し、ある程度自分で考えてわからないときはすぐに周囲の先輩に聞くことで、少しずつ業務に慣れていきました。
⑤仕事のミスから立ち直れないとき|1人で抱え込まないようにしよう
仕事のミスをひとりで抱え込むと「もしまたミスをしたら……」と負のスパイラルに陥ってしまうことがあります。そうならないためにも、周りの人を頼ってみてください。
ひとりで抱え込んでいると、その辛さは誰にもわかってもらえません。周囲がその状況を知らないまま、どんどんと仕事量が増えていくと結局仕事が回らなくなり、周りに迷惑をかけてしまうことも。もしその状況に気づけていれば事前に業務量を調整して、仕事が円滑に回っていたかもしれません。
だからこそ、ミスでできた傷を分かち合うことで、周りも自分も救うことができます。同じ経験をした人たちのアドバイスをもとに、ミスからの立ち直り方を学んでみましょう。
営業職として働いていた際、好意にしていただいているお客様から社内の連携ミスでお叱りを受けたことがありました。そのときは、自分の不甲斐なさにかなり落ち込みました。
何度も謝られるより、仕事で成果を出してそれでお返しするのが一番大切だと切り替えることができました。そのため、そのお客様に関する業務により力を入れて取り組むようにしました。結果として、すぐ成果につなげることはできなかったのですが、その姿勢を評価していただくことができ、今まで以上に頼ってくださるようになりました。
部署異動した当初、仕事の要領がつかめずミスを連発して、周囲に迷惑をかけてしまいました。その結果自責の念に駆られてしまい、うつ病のような状態になってしまいました。当時は、自分から周囲の人間にSOSの声を上げるようにして話を聞いてもらったり、業務量を調節してもらうことで乗り切っていました。
私の場合、時間が経過し業務に慣れた段階で、再び業務量を戻してもらうようにしていました。人の入れ変わりが激しく人手不足な会社は、本人のキャパシティー以上の業務量が入社・異動直後から降られることもあると思います。そのような時は、勇気をもって声を上げることをお勧めします。
メンタルが弱いことは魅力かも? メンタルが弱い人が持つ5つの才能
ここまでメンタルが弱いことによる仕事上の悩みとその対処法を紹介してきました。しかし、実はメンタルが弱いことの裏側には、あなただけの強みが隠されているのです。
自分のメンタルが弱いと思っている人は、自己肯定感が低くなります。そのため、自分の良さを素直に認められないことも多いのではないでしょうか。
「機微な感情の変化に敏感である」「どういった仕事であっても自分の仕事に責任を持てる」というのがメンタルが弱いとされている人の特徴です。実はあなたが持つこれらの特徴に救われている人がいるのです。ここからは、自分でも気づかない自分の良さを感じてみてくださいね。
①社員の感情の変化に気づける
メンタルが弱いとされている人は、人の感情を読むのが得意です。自分自身が周りにどう映っているかが気になるからこそ、周りをよく見ていますよね。周りをよく見ているからこそ、ちょっとしたその人の感情の変化にも気づけることがあるのです。
感情の変化に気づけるからこそ、日常でふと誰かのことを気にかけてあげることができるのです。たとえば仕事で悩んでいるけれども、表情や態度に出ない同僚がいたとします。そういったときに気づけるのは、機微な感情の変化を読み取る人なのです。
周りの目線を気にして相手の表情から感情を読み取ろうとする性質だからこそ、救える人がいるかもしれません。同僚に仕事で悩んでいる素振りが見られたら、相談に乗ってみてあげてください。感情を読み取れる性質だからこそ、誰かの役に立てる可能性があるということを覚えておきましょう。
②同僚や先輩の些細なことを褒められる
成績を必要以上に気にして羨ましく思ってしまう性質だからこそ、同僚や先輩のことを素直に褒めてみましょう。普段から自分と同僚を比べて「〇〇さんは凄いな……どうして自分はああいうふうになれないのだろう」と思っていませんか。些細な差異でも気にしてしまう性質だからこそ、他人の小さな成功や気遣いにも気づくことができるのです。
だからこそ、凄いと思っていることを素直に凄いと伝えてみましょう。褒めるということを意識的におこなってみると「人のことを素直に賞賛できる〇〇さんは凄いね」と自分も褒めてもらえるかもしれません。
鈍感な人であれば他人の小さな成功や気遣いに気づくことはできません。些細なことでも気づいてしまう性質だからこそできる才能であるということを覚えておきましょう。
③相手を傷つけない言葉を与えられる
人が傷つく可能性のある言葉を知っているからこそ相手のことを傷付けない言葉を慎重に選ぶことができます。ミスが起きて誰かに指摘をしたいときは、どこかに呆れや怒りの感情があるからこそ言葉が強くなってしまいがちです。強い言葉にならないようにと心掛けていても、言葉の端で相手を傷つけてしまうことがあるでしょう。
しかしそういった切羽が詰まったタイミングであっても、傷ついた経験があるからこそ、傷つけない指摘ができるのです。失敗をしてショックを受けている状況で、さらに強い言葉を受けてしまうと立ち直りづらくなることがわかっているからです。
相手のことを考えた言葉が仕事を円滑にする場面例
・後輩指導
・業務効率の提案
・実績や進捗確認会議での発言
・同僚への指摘
傷ついた経験があるあなたであれば、指摘においても痛くない言葉を投げかけられる可能性が大いにあります。だからこそ言いづらいことであっても、一度発言してみてください。配慮ができるあなたが発言したことによって、周囲の人の仕事も助けられるかもしれません。
④仕事への責任感が強い
業務を自分のなかで完結させるという意思が強いからこそ、仕事に対して強い責任感をもって取り組むことができます。たとえば、メールの誤字脱字確認など、小さな業務を適当にこなしてしまう人も多いですが、責任感の強い人は小さな仕事からルーティンワークのような仕事まで、丁寧に取り組むことができるのです。
また、自分に与えられた仕事への意識が四六時中頭にあることから、業務の疑問や不安を感じやすいです。自分が業務のなかで感じた小さな疑問や不安が、実は業務を進めるうえでの根本的な問題点だったということもありえるため、小さなことに気付ける人は職場で重宝されます。
そのため業務において気になることがあれば、進んで発言をしてみてください。あなたの発言によって業務がより効率的になったり、業務の抜け漏れを防げたりする可能性が大いありますよ。
⑤緻密な業務ができる
どういった仕事に対しても、責任感を持って取り組めるからこそ人が嫌がるような作業にも挑戦することができます。大体の仕事が終わったあとの細かい確認や点検作業などは、面倒くさくてやりたがらない人も多いでしょう。
しかし、ミスが怖いという性質があるからこそ、普段から確認や点検を怠らないのがメンタルが弱いとされている人の特徴です。
最後の最後まで入念に細かい確認作業ができる人はそう多くありません。だからこそ、その緻密さをぜひ業務で活かしてみてください。その性質のおかげでミスが防げ、より質の高い仕事ができる可能性が大いにあります。
緻密さが求められる仕事の例
・誤字脱字チェック
・金額の最終確認
・デザインの最終確認
・氏名の確認
また緻密な作業をおこなうときは、集中力が必要なためひとりで取り組むことが多いです。周りの感情に左右されがちな性質だからこそ、ひとりで取り組める作業に向いています。そのため仕事のミスをなくせて、自分自身も気楽に仕事ができる一石二鳥であるということを覚えておきましょう。
メンタルが弱いからこそ向いている仕事があります。自分の能力を活かして向いている仕事につきたい人は、下記の記事を読んでみてくださいね。活躍できる場所を探してみましょう。
自分に向いてる仕事の探し方12選|体験談で学ぶ自己理解のプロセス
メンタルが強い人に聞いてみた! メンタルの弱い人の長所って?
私はメンタルの弱さを克服できたタイプの人間です。メンタルの弱い人は、コミュニケーションにおける言葉の伝え方を非常に気にしているからこその長所があると思います。私自身も、ほかの社員と比較してコミュニケーションに関するミスやクレームを受ける機会が少ないです。
ほかの社員からの相談を受け「その書き方すると誤解されそう……こういう言い換えはどうですか?」など、アドバイスができるような場面もありました。気にしすぎだと自分でも思うことが多いですが、トラブルを未然に防ぐといったような面で役に立っているのではないかと思います。
メンタルが弱いからこそ活きた! メンタルの弱さを活かしたエピソード
ここまででメンタルが弱いとされている人が持っている才能について理解できましたか。メンタルが弱いという言葉の裏側には、あなただけの魅力が隠れているのです。
ここからはメンタルが弱いと悩んでいた人たちが、メンタルの弱さを活かして仕事で活躍した経験を具体的なエピソードとともに解説します。メンタルが弱いということはむしろ強みです。ぜひ参考にして、仕事に活かせる自分の才能を発見してみてくださいね。
キャリアアドバイザーの仕事をしていましたが、自分が悩みやすいからこそ、転職に悩む気持ちに寄り添った対応ができたと感じています。悩んでいる時にどのような話し方だと安心できるか、どんな言葉が受け取りやすいか、自分なりにかなり意識していました。
私は、その人の悩みを解明し、将来性を見せてあげることを意識していました。仕事やプライベート関係なく、そのときの気持ちや悩み、将来への不安を聞き、どの職場であればその気持ちが払拭されるのかを一緒に考えていきました。それによって、同じ目線に立って転職の悩みを解決することができたと思います。
「メンタルが弱い=まじめで気にしやすい・繊細である」と定義すると、資料作成や何かリサーチをおこなうときにメンタルの弱さが役に立つなと思います。自分自身がやるときもそうですが、周囲で同様の特性を持たれる方をみていても、同じことを感じます。メンタルが弱い傾向にある人は、他人が気付かないところまで細かく調べてくれる方が多いです。
ほかにも、後輩からの相談に親身になって乗ってくれたり、資料の体裁を細かく整えてくれたりと、メンタルの弱さが良い方向に働く場面は多く存在するなと感じています。何事にも良い面と悪い面があると思うため、自身がメンタルが弱いからといって卑下する必要はないと思います。
新しい道を見つけよう|メンタルの弱い人が活きる8つの仕事
ここまで明日から職場でできる、メンタルの弱さの活かし方を確認してきました。しかし、メンタルの弱さに悩んでいて、今の職場から新しい職場に移りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。そういった状況であれば、次こそ自分にあう道を見つけたいですよね。
ここからは、メンタルが弱いと思っている人の特性が活かせる8つの仕事を解説していきます。誰しも職場とのミスマッチはおこる可能性があり、さまざまな要因が重なってメンタルが弱くなってしまうこともあるものです。そのため自分を責めすぎずに、前向きに自分に合った職場を見つけてみてくださいね。
①ノルマがない仕事
メンタルが弱い人は数字のノルマのない仕事に向いています。数字のノルマがあるとノルマを達成しなければという重圧に押しつぶされ、さらには周囲と必要以上に比較して心身を酷使してしまうかもしれません。
反対に数字のノルマがない仕事であれば、自分の仕事に対して細部まで責任を持ち、質の高い仕事ができるのです。自分の感情的にも楽に取り組むことができ、さらには質で企業の役にも立てるうってつけの仕事なのです。
ノルマがない仕事の例
・事務職
・警備員
・受付
・社内SE
・飲食店のホール
・飲食店のキッチン
・介護士
・薬剤師
・図書館司書
数字のノルマがない仕事では、数字以外の目標が課せられているケースがあります。たとえば「気持ちの良い顧客対応をする」「顧客の安全を守る」「正確に業務をこなす」などがあげられます。
こういった数字以外の目標に関しても、人の感情が読み取れたり、心配性な側面がある性質だからこそ、活躍の機会が隠されているのです。
②自分の頭のなかを形にできる仕事
想像力が豊かな性質があるからこそ、自分のアイデアを具現化する職業に向いています。人の言動から相手の感情を想像したり、仕事で先を予想して起こりうる失敗を見つけられたりしますよね。実は、これらもすべて頭のなかで想像して行動に移している例なのです。
自分の頭のなかを形にできる仕事の例
・デザイナー
・ライター
・記者
・編集者
・画家
・システムエンジニア
・料理家
・女優や俳優
・音楽家
メンタルが弱いと周りの感情を考えすぎてしまい思うように発言ができないこともありますよね。頭のなかのアイデアを形にする仕事では言葉にせずとも、形で意見を伝えることができます。そのため感情に翻弄されることなく、誰かに訴えかけることができるのです。
③ルーティンワークが多い仕事
変化に翻弄されてしまう性質があるからこそ、ルーティン化している仕事をこなすことに向いています。ルーティン化されている仕事であればマニュアルが存在していることが多いです。そのため「こうなったらどうしよう」という悲観的な考えをせずに業務に取り組むことができるでしょう。
ルーティンワークが多い仕事の例
・コールセンターの受付業務
・経理
・タクシーの運転手
・トラックのドライバー
・ビルの管理人
・一般事務職
・美容系の仕事
メンタルが弱い人は、仕事に対する責任感が強いため、一度覚えた仕事であればより高い質を目指して努力を重ねられます。だからこそ必然的に仕事の効率と質を担保できるようになってくるのです。決まったことが多い仕事で、さらなる高みを目指して仕事ができれば、感情も安定するため、私生活と仕事も両立しやすくなるでしょう。
④ひとりで黙々とできる仕事
メンタルが弱い人は、周りの感情に影響されてしまうため、一人で黙々とできる仕事が向いています。同僚に元気がなかったり、同僚に冷たい言い方をされたりすると、それだけでうろたえてしまうこともありますよね。ひとりで黙々とできる仕事であれば、業務だけに集中して取り組むことができるため、自分の才能を開花させられる可能性が高まります。
ひとりで黙々とできる仕事の例
・校正や校閲
・工場作業員
・研究職
・学者
・映像や書籍の翻訳
業務をひとりでおこなうことは多いものの、依頼を受けた相手とコミュニケーションを取ることは発生します。メンタルの弱さを感じている人は、相手の感情を読んで細やかな業務ができる人なのです。
そのため、依頼や作業を終え依頼主と連絡を取る際も、相手を不快にさせないコミュニケーションを取ることができるでしょう。最後の最後でコミュニケーションが雑になってしまう人が多いところで気を抜かないのも、メンタルの弱さを感じている人ならではの特性です。
⑤感情を真っ向から受け取らない仕事
メンタルが弱いと感じている人は、相手の感情を感じすぎない仕事に就くことをおすすめします。たとえばカウンセラーの仕事は、相手の喜怒哀楽をすべて聞いて相手に安心をもたらせたり、事態の解決につなげる仕事ですよね。しかしこういった仕事は感情に翻弄されてしまう人には向いていません。
感情を真向から受け取らない仕事の例
・動物の飼育員
・ゲームテスター
・清掃員
・ドリンク補充スタッフ
・検針員
メンタルが弱い人は相手に対して気遣いをしすぎてしまう性質であるため、人とのかかわりが少ない職業だと、精神的なストレスが軽くなるかもしれません。相手の感情を必要以上に考えることがないからこそ、むしろその気配り力を活かすことができるでしょう。
たとえば清掃員であれば、次にその場所を使う人のことを考えて、備品や空間の整備ができるはずです。感情を真っ向から受け取らない仕事に就いて、想像力と気配り力を存分に発揮してみてくださいね。
みんなはどうやって見つけた? メンタルが弱い人でもできる仕事
結婚を機に、プライベートや今後の生活も想定した転職をしたことがあるのですが、その際は「身体に負担がなく働けるか」という点を重視し求人を探しました。私の場合は、もともと働いていたのと同じ業界内で営業からサポートに職種を変える形で転職することで、無理なく働くことを実現することができました。
同じ業界内であったため、会社が違ってもなんとなくどのような業務をするのかイメージが湧いていたことも、無理のない転職に役立ったと思います。また、同業であるという点である程度その会社の特徴を把握できていたことも優位性があったと考えています。
自分で聞きづらいことは転職エージェントを頼ろう
残業時間を削減するうえでも、同じ業界内にいたことが役立ったと思います。企業全体の残業時間ではなく、希望している職種の平均残業時間を転職エージェント経由で確認しました。結果、営業では35〜45時間程度働いている人が多いものの、サポート職は10時間程度であることがわかり安心することができました。面接ではどうしても聞きづらい内容もあると思うので、転職エージェントに上手に聞いてもらうのは一つの手だと思います。
前職は体力的にきつい仕事内容だったため、結婚を機にプライベートと仕事を両立できるような勤務形態の仕事に転職しました。求人を探すときは残業があるかないか、休みは取りやすいか、育休の取得実績があるかなどをメインに重点を置いて探しました。結果、今の職場では体力的にも前職より楽になりました。実際に育休も取得して時短勤務で働かせてもらったりと、家のこともできるような働き方ができています。
まったくストレスがない状態で働くことは難しいこともあります。ただし、きちんと仕事をこなしていけば残業をせずに帰ることも可能です。私はそういったメリハリをつけることで、無理なく働けるようはなったと思います。
面接の場を利用して入社後のギャップを防ごう
ライフステージの変化の可能性がある人は、面接時に事前に伝えるようにしてみてください。そこでしっかりと擦り合わせることができたため、入社してから勤務形態においてのギャップが生まれることはありませんでした。また、無理なく働ける職場を探すためには、面接へ行った際に職場の雰囲気を見ておくことも重要です。
視点を変えると自分も変わる? メンタルを強くしたい人向けの意識付け
ここまででメンタルが弱い人が活きる仕事を確認してきました。この仕事なら心の負担がなくできそうという仕事は見つかりましたか。皆さんが必要とされている職場は必ずあるということを、ぜひ覚えておいてくださいね。
ここからはメンタルが強くなる意識付けの方法を解説していきます。メンタルが弱い人は、自分と周りの状況を誇大に解釈をしている可能性が大いにあります。だからこそ少しだけ意識を変えることができれば、大きな感情の波が起こらずに仕事ができるかもしれません。無理にメンタルを強くする必要はありませんが、参考にして肩の力を抜いて仕事をしてみてくださいね。
①仕事に期待をしすぎない
私生活においても人間同士がコミュニケーションを取っているからこそ、裏切られたり失望したりすることがありますよね。仕事も同じで人間がやっているからこそ、すべてが上手くいくことは考えにくく、どれだけ頑張ってもミスは付き物なのです。だからこそ、仕事の結果や会社の動向に対して、過度な期待をしないように心掛けてみてください。
会社で会う同僚たちも一歩外に出れば普通の人間で、社会人だからといって完璧なわけではないですよね。皆さん自身がミスをするように、同僚も会社もミスをして当たり前なのです。だからこそ、肩の力を抜いて仕事をしてみてください。今よりも平穏な面持ちで仕事ができる可能性が大いにあります。
②経験を重ねれば必ず自信が持てる日がくる
一度の失敗で自分自身を必要以上に責める必要はありません。今皆さんがまさにやっている「記事を読む」という行為も幼少期はできなかったはずですよね。親に読み間違えを指摘されながら、段々と文字が読めるようになってきたはずです。
仕事も特に変わりません。社会人になったからといって一気に能力が開花するようなことも少なく、これまでと同じように失敗して徐々に成功できるようになっていくのです。会社で頼られている上司も新入社員のころは些細なミスをしていたかもしれません。それでも今周りから風格がある人と見られているのは、経験や年月を重ねてきたからです。
だからこそ皆さんも焦らずにまずは失敗をしてみてください。失敗はむしろ成長のチャンスです。失敗を恐れずに挑戦した自分を褒めてあげてください。
③失敗はすべての要因が重なって起きる
誰かひとりのせいだけで失敗をするということは、基本的にはありえません。だからこそ、失敗をしても自分だけを責めることはしないでくださいね。たとえば、今あなたの目の前で、会社の備品であるボールペンの在庫が切れてしまったとしますね。これはあなただけの責任でしょうか。答えはNOで、会社にいるさまざまな人がボールペンを使って返さなかったり、インクが切れて処分したりと、それぞれの行動の結果起きたことですよね。
それと同じで仕事はさまざな人がかかわりあっておこなっているからこそ、ひとりひとりのすれ違いが重なってミスが起きるのです。だから、あなただけが悪いということはないということを覚えておいてください。ひとりで抱え込まずに仕事ができるようになるでしょう。
④過去も他人も変えられない
あなた以外の人のことを根本から変えることはできないため、必要以上に過去や他人のことを気にするのはやめましょう。過去や他人に対しては、一種諦めが必要な場面があります。
どれだけ相手の良くないところや、過去のすれ違いを改善しようとしても、最終的に決めるのは相手です。人が誰かを判断するときに使う軸は、生まれてから今までの生き方で形成されたものであるからこそ、なかなか変わりません。また過去の失敗に関しても、いくら後悔をしたり反省をしても、そのときの事実を変えることはできませんよね。過去に関しても受け入れて進んでいくしか方法はないのです。
だからこそ、変えられない過去や他人の感情に関しては気にしすぎる必要はないと覚えておきましょう。むしろ皆さんの将来は、努力や変化で変えることができますよね。そのため変えられないものを気にするのではなく、変えられるものに目を向けられるように意識してみてください。仕事においても、自分の意見を発言したりしやすくなるのではないでしょうか。
先輩たちに聞く! メンタルを強くするための方法
私は、「メンタルが弱い=まじめで気にしやすい・繊細である」と考えています。また、その性質が劇的に変わるとも思わないです。ただ私も含めてそのような人間がどのように会社員として生きていくかの処方箋は自分なりに見つけています。
私が実践している対処法は2つです。1つ目は人に話すことです。社内で自分の悩みを聞いてくれる方を見つけてその方に相談するとよいです。経験的に、自分の親世代の方は話を聞いてくれる方が多かったです。
2つ目は仕事を忘れる時間を作ることです。たとえば趣味に没頭するなどがあります。私は仕事で嫌なことがあったときは、ジムで運動して汗を流すようにしていました。これは運動に限らず、自分が夢中になっていることであれば何でも良いと思います。
私は元の性格がネガティブだったので、メンタルは弱い方でした。口数が少なく、あまり周りに相談する習慣もなかったため一人で抱え込むようなことは頻繁にありました。
不安や不満を言ったところで言い訳だとか、寝れば治るみたいなことを言われたりした経験もあります。結局、私は不満や不安を言っても意味はないと思うことが多かったです。他人に興味がない人が多いと感じたため、自分自身でどうにかするしかないと感じました。
それからやっていたこととしては、食事や運動など健康的な生活を送ることです。しっかり自分自身の内部を見つめなおすことで変わる部分も多くあります。私は、周りに頼らず自分のなかで乗り越えることが向いていたと感じます。
メンタルを強くするためにおこなっていたのは、朝活です。いつもより30〜60分早く起きて、6つの「精神と肉体」を鍛えるトレーニングをおこなっていました。私の場合は、かなりメンタル強化に効果的でした。実際におこなったのは1カ月間ですが、その1カ月は自分自身が生きているだけで価値があると心の底から思えました。
簡単に要約すると、朝活内容は以下の6つです。
①瞑想
②アファメーション(人生の目標を書き出した紙を見て自身ならできる! と強く自分自身に言い聞かせる)
③アファメーションの内容をもとに、目標を達成する自分をイメージする
④今日絶対にやり遂げたいことを3つ書き出す
⑤読書
⑥心拍数を上げる運動をして体を目覚めさせる
早起きをしたときはこの3つを60分でおこない、時間が無いときは30分でおこないました。 この内容はYouTubeの本要約チャンネルで見つけました。本当にこれで、精神的に満たされるの? と思われるかもしれませんが、私の場合は効果的面でしたのでぜひやってみてほしいです! 「今の自分自身」に向き合うことができ、それを朝からおこなうことで1日を有意義に過ごせます。
メンタルを強くしたい……! 頑張りすぎて逆効果だったNG行動をきいてみた
メンタルを強くしたいと思って張り切りすぎてしまうと、逆に失敗してしまうことも。失敗をしてしまうと、なかなか立ち直れないこともあるかもしれません。だからこそ、同じ悩みを持っていた人たちに、メンタルを強くしようとおこなったうえでの失敗例も聞いておきましょう。
皆さんの頑張りが報われるように、前向きに日々を送ることのできる方法を見つけてみましょう。あくまでメンタルが弱いことは悪いことではないため、焦らずに自分のペースで少しずつメンタルを強くする方法を取ってみてくださいね。
メンタルが弱くて悩んでいたときに、良かれと思ってやったものの逆効果だったことがあれば教えてください。
一人で考え込みすぎてしまったことです。一人で考えこんでいても堂々巡りで結論は出ないことが多いです。悩んでしまったときは、早めに信頼できる人に話してみましょう。身近にそのような人がいない場合は、産業医や外部機関のカウンセラーに相談するのも一つの手です。
その場しのぎの嗜好です。私の場合は、暴飲暴食やSNS漁りなどでした。その行為をしている間は大変気持ちが楽です。しかし、仕事のことを考えなければいけない時間になった瞬間に思考が停止します。
先輩たちはどう乗り越えた? メンタルが弱った時の息抜き法
自分のメンタルの弱さを克服しようと張り切りすぎると、体が疲弊してしまうときがくるでしょう。責任感が強いという性質があるからこそ、疲れても頑張ろうと思ってしまうかもしれません。しかし、何においても休憩を取ることは必要です。
だからこそ同じ悩みを持っていた人たちが、メンタルが弱っていたときにどのようにして自分を労わっていたのかを確認してみましょう。アドバイスを参考に、自分のメンタルや健康の安定性を一番に考えて仕事に取り組んでみてくださいね。
私の場合は、活動的になることよりもゆっくりとすることが気持ちの回復につながります。そのため、まずは思いのままに睡眠を取るようにしています。
好きなだけ寝てゆっくりし、なんとなく一息ついたような気持ちになるまで休んでみてください。それから好きな本や映画に没頭したり、心を許している近しい友人と会ったりすると良いでしょう。
メンタルが弱っているときは、できるだけストレスを排除し無理しないことが大切だとです。ひとりの時間と、好きなことや好きな人との時間を多く取り心を休めてみてください。自然と心の平穏が訪れるはずです。
私は「あ、何か調子がおかしいな」と感じたときは、2つの方法を取ることを心掛けています。
1つ目は趣味の時間に没頭し仕事を忘れることです。ストレスが仕事に起因している場合は、仕事のことを忘れることが重要です。自分が没頭できるものであればなんでもよいです。2つ目は人に話すことです。自分一人で悶々と悩んでいても、堂々巡りで生産的な答えはでてきません。産業医や外部の専門家に悩みを聞いてもらうことをお勧めします。
私の場合特に効果的だなと感じたのは前者の方です。趣味としてジムでトレーニングをしているのですが、その間は良い意味で頭の中が真っ白になり仕事のことを忘れられました。終わったあとも「今日は色々失敗しちゃったけど、まあいいや。そんな日もあるでしょう」というマインドになることができ、心のエネルギーを回復させることができました。
メンタルが弱ったときに最も効果的だったのは、なぜメンタルが弱ったのかを追求して一つ一つ解決していくことでした。現実逃避として趣味に没頭したりしても、結論根本的な解決にはならないからです。
もちろんメンタルの弱まり具合にもよるとは思います。しかし、メンタルが崩壊した経験のある私としては、根本的解決をすることが最善の行動でした。
人の性質上、悪いことを放置していると同じことを繰り返す傾向にあります。ほぼすべてのマーケットは人のネガティブから作られているように、人間のネガティブは想像以上に強いです。メンタルコントロールを身に付けるために原因追及を習慣的におこなってみると良いです。自分をしっかりと知る機会になるのではないかと思います。
メンタルが弱い人は「感情と決まり」に実直な人! 活かして向いてる仕事をしよう
メンタルが弱い人には、大きな武器があることがわかりましたね。メンタルが弱いと悩んでしまう根本の原因は、「感情の変化」と「環境を律する決まり」に実直だからなのです。
しかしその事実はマイナスではなく、それらの特徴があるからこそ活躍できるタイミングや職場があります。皆さんの特徴を活かして仕事をすることで、職場環境や業績が改善する可能性もあるのです。
メンタルが弱いということはマイナスではなく、ただ単に性格の特性なのです。メンタルの弱さを強みに変えて、適した職場を見つけてみてください。
心理学には「ABC理論」と呼ばれる理論があります。このABC理論では、出来事そのものがその人の「悲しい」「悔しい」「むかつく」といった感情を引き起こす原因になっているのではなく、本人がその出来事をどう捉えるかによって感情が生まれると考えられています。
たとえば上司が他意はなく「いいよ! あとは俺やっとくからさ」といって仕事を巻き取ったとき、「ここまで上司の力になれて良かった」と思う人もいれば、「自分はダメな人間だ」と思う人もいます。
前者は出来事をポジティブに捉えているため、「力になれて良かった」と安心を感じているのに対し、後者が「自分はダメな人間だ」と深く傷ついているのは「任されたすべての仕事を一人で完結できない自分は無能だ」という思い込みがあるからです。
無意識の「思い込み」がないかを意識的に探してみよう
他人と自分をつい比較して自信をなくしてしまったり、誰かの発言でよく傷ついたりしやすい人は、就活の自己分析も兼ねて自分の中の「思い込み」について考えてみることをおすすめします。
最近自分が傷ついたり、いらついたりしたエピソードを思いだしてみてください。それが起こったとき、感情の裏側であなたにはどんな思い込みが働いていたのか見つめてみましょう。
無意識にはたらく自分の「思い込み」に気付くことができれば、次第に適切に感情をコントロールできるようになりますよ。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)
仕事やプライベートで、自分のメンタルの弱さに悩んだことはありますか。