インターン選考は自己PRで差をつけろ! 選考突破につながる作成方法を伝授
「インターンの自己PRでなにを話せばいいのかわからない」
「そもそもインターンで話せる自己PRが見つからない」
上記のように、インターンの選考で聞かれる可能性が高い自己PRの対策をしたいけれど、どこから始めればいいのかわからない人は多いでしょう。
自己PRは、限られた時間や文字数の中で自分をアピールする重要な機会です。参加意欲の高い学生が集まるインターン選考の突破には、自己PRの対策をして周囲との差を付けることが求められます。
この記事では、インターン選考で自己PRを話し、無事合格をした先輩たちのエピソードを紹介します。自己PRの発見方法や実際の伝え方など、合格に近づくリアルな体験談へ一緒に耳を傾けてみましょう。
そもそもインターンにいつから参加するべきなのか知らない人は、次の記事を読んでみてくださいね。はやめに知っておいて損はないはずです!
インターンはいつから行くのがベスト? 学生のリアルな声から解明
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基本が大切! そもそも自己PRとはなにかを知ろう
インターンで話す自己PRについて深掘りをする前に、そもそも自己PRとはなにかを知っておくことが大切です。
ガクチカや本選考で伝える自己PRとの違いを明確にしておけば、選考本番でどのようなことを話せばいいか迷う必要がなくなります。
ガクチカとの違い
自己PRとは、自分が備わっている能力や人柄をアピールすることです。コミュニケーション能力や計画性などを、根拠のあるエピソードとともに伝えます。
一方で、ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の略称であり、学生がどのような姿勢で物事に取り組んできたかを客観的に伝えることを意味します。部活動やサークルなどの出来事を軸に、自分や周囲にプラスの影響を残した経験をアピールするものです。
このように、自己PRとガクチカは、アピールポイントに違いがあることを理解しておくことが大切です。
ガクチカと差別化した自己PRを作成したい人は、次の記事を併せて読んでみてくださいね。先輩たちがどのように差をつけたのか、紹介しています。
自己PRがない人必見! 内定者が語る強みの見つけ方|例文7選
本選考で伝える自己PRとの違い
本選考とインターン選考は、どちらも企業が求める人材のアピールが大切であるものの、重視する点が異なることに注目する必要があります。
インターン選考では、本選考よりもインターンへの熱意やスキルが重視されています。インターン選考の場合は、優秀な学生を早期に獲得するため、企業の魅力を知ってもらうために開催する傾向があるためです。
一方で本選考は、長期的な視点で活躍できる人材を採用するためにおこなっているため、企業の理念とのマッチ度を重視しています。インターン選考と本選考で自己PRを話した経験のある人の体験談を聞き、重視する点を理解した返答ができるようになりましょう。
就活生パネリストに直撃! インターン選考と本選考で意識したことに違いはある?
インターン選考などでは、自分が過去に○○な経験をしてきたので○○業界に関心を持った。インターンで解像度をあげたい、という書き方をしました。本選考では成し遂げたい○○というビジョンがあるので志望する、などと書きました。
インターン選考ではガクチカに近い、自分が誇れる経験やエピソードを話し、本選考では自分がいかに企業の理念とマッチするかについて話しました。
どちらにも共通して意識したことは、企業の求める人材像と自分がどのようにマッチしているかを伝えることです。インターンシップは短期間で何を学びたいのかを伝え、本選考では長期的なビジョンと企業にどのように貢献できるかを伝えました。
インターン選考の自己紹介では何を伝えるべきなのか、疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。そんな人は次の記事をチェックしてみてくださいね。
インターンシップの自己紹介はなにを伝える? 先輩たちの経験から対策しよう
インターンをする目的を明確にし参加することで、一貫性のある自己PRを作成することができるかもしれません。次の記事では、インターンの目的を先輩たちの体験談と併せて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
インターンの目的とは|経験者に聞くリアルな参加理由と目的の定め方
考えるときの軸になる! 面接官がインターン選考で自己PRを聞く意図
インターン選考の限られた時間内で自己PRをするためには、的確な回答をおこなうことが大切です。面接官の意図を理解したうえであれば、自己PRを考えるときの軸になり、高評価を受けられる内容の回答を作れるようになります。
ここからはインターン選考で自己PRを聞く企業側の意図について解説します。どんなことを企業が知りたいのかを把握したうえで回答を考えていきましょう。
インターンへの参加意欲があるか
インターンは、学生が実務経験を経て企業との適性を確認できるため、ミスマッチの少ない入社につながる貴重な機会といえます。採用担当者からしても、インターンに対しての参加意欲を感じる学生を受け入れたいと思っています。
自己PRは、学生の能力や人柄を把握したうえで、インターンでの活かし方も把握できる質問です。インターンへの本気度を聞いて、プログラムを十分に活用してくれるかどうかをチェックしているのです。
企業が求める人材と学生の強みがマッチしているか
企業は、インターンの参加をした学生が、意欲の高い状態で入社してくれることを一つの目標にしています。そのため、求める人材と学生の強みがマッチするかは、インターン選考においてもチェックされている項目です。
たとえば、企業が求める人材が「向上心をもって仕事に取り組む」ことに対して、学生の強みが「忍耐力」だったとします。企業からすると入社後の活躍イメージが湧きにくいため、評価を得られない可能性があるでしょう。
知識をアップデート! インターンルール変更で変わる選考への意識
2025年卒以降から、インターンのルールが変更になっていることをご存知でしょうか。文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3省が合同で「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方(令和4年6月13日改定)」を発表し、インターンの定義が明確化したことに加えて、企業がインターンで得た学生の情報を本選考でも使用できるようになりました。
インターンルール主な変更内容
・インターンを含めたキャリア形成プログラムを4つに分類
(オープン・カンパニー、キャリア教育、汎用的能力・専門活用型インターンシップ、高度専門型インターンシップ)
・5日以上の就業体験がなければインターンとは呼ばない
・企業がインターンで得た情報は本選考でも使用できる
ルール変更にともない、学生はインターンへ意識を変えて取り組む必要があります。ここでは、就業体験への参加を考えたアピールの必要性や、ライバルが増える可能性について解説します。
インターンのルール変更があったことを知っていましたか?
就活を始めるまでは知りませんでした。しかし、就活を始めたばかりのころに受けたセミナーで、ルールが変更されたことを知りました。
はい。5日以上のインターンだと実務型に分類され、本選考の優遇対象になるという認識で、インターンに参加していました。
就業体験への参加を意識したアピールが必要である
インターンルール変更後は、企業がインターンを実施する場合、5日以上の就業体験が必要となっています。これまでは、1日のみの座談会や会社見学などでもインターンと呼んでいるケースがあり、基準が曖昧でした。
今後は、就業体験を必ずおこなうことを意識して選考を受ける必要があります。具体的には、企業分析をおこなったうえで、自分がどの程度インターンで活躍できるのかのアピールが大切です。
ライバルが増える可能性がある
ルール変更にともない、インターンへの注目度が高まり、選考を受ける学生が増える可能性が考えられます。
現在のインターンルールでは、企業はインターンで得た学生の情報を、本選考でも活用しても良いことになりました。インターンで高評価を得られれば、企業によってはその後の選考を有利に進められる可能性があるといえます。
インターン選考は、本選考とくらべて採用人数がかぎられるケースがほとんどです。ライバルに差を付けるためにも、自己PRを工夫して好印象を残す意識が大切です。
経験者からヒントをもらおう! インターンの自己PRで伝える強みの発見方法
インターンの自己PRをいざ考えようとしても、そもそも自分の強みがわからずに立ち止まってしまうことがありますよね。強みを発見するためには、過去の経験から想起したり、周囲の協力を得たりする手段が有効です。
経験者が実際にどのような方法で自己PRを発見したのかも聞き、自分に適した方法を見つけてみてください。
幼少期(小学生以降)から現在までの自分の行動パターンや思考パターンを分析して、いつモチベーションが上がったか・下がったかを追求しました。
そこから自分の強みを導き出したり、母親や友達などから他己分析をしてもらったりして、自分が思っている強みと他人が思っている強みを比較しました。
結果、自分が思っていた「挑戦心」という強みは、周囲の人の客観的な視点からでも認識が同じだったので、本番ではそれをアピールすることにしました。
パネリストの体験談にもあるように自己分析は自分の強みを見つけるうえで非常に重要になります。自己分析の仕方がまだいまいちわからないといった人には以下の記事がおすすめです。内定につながる活用術を学びましょう。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
部活動などの原体験を振り返ることを最初におこないました。そのときは、事実ベースでどのようなことが起きたのか、何を実践したのかだけを挙げておきます。
あらかた情報がそろったら、その経験や事実を客観的な視点から読んでいきます。「違う人物の経験」としてみたときに、その人にはどんな強みがありそうなのか考えます。
ここで「違う人物の経験」と考えるのは、無意識に「でもこんな短所も自分はあるし」と自分を否定してしまうことを避けるためです。挙げた強みの中でしっくりくるものをピックアップして、それを自分の強みとして定義しました。
私の場合は分析力と修正力が強みとなりましたが、この方法は、客観的な視点から強みが見つかります。そのため、自己PRでは面接官の方によりわかりやすく合理的に伝えることができていると感じます。
成功・失敗経験を洗い出す
成功・失敗経験の中には、自己PRで話せる強みが含まれています。たとえば、成功のためにどのような行動をしたかを思い返すだけでも、強みを発揮して問題を解決したエピソードが浮かび上がってきます。
成功・失敗経験を洗い出したいときには「自分史」の活用をしてみてください。自分史とは、これまでの人生を時系列でノートに書き出し、印象に残っている体験を想起していく自己分析の手法です。以下のフォーマットを参考にぜひ自分の人生を振り返ってみてくださいね。
縦軸に高校・大学などの年代を記載し、横軸に成功したこと・失敗したことなど、自分が思い起こしたい項目を自由に記載します。文字にしていくだけで自分を客観視できるため、これまで気付かなかった自分だけの強みの発見が可能です。
周りから評価された経験を思い出す
学生生活の中で、友人や先生などの周囲の人から褒められたり、認められたりした経験はないでしょうか。周りから評価をされたときには、自分の強みを発揮している可能性があります。
周りから評価をされた経験を思い起こしたい場合は「モチベーショングラフ」を試してみてください。モチベーショングラフとは、過去から現在までの人生の中で、モチベーションが上下した経験をグラフ化していく自己分析の方法です。
ノートとペンを用意し、横軸を大学1〜3年などの時間軸・縦軸にモチベーションが動いた経験を記入していきます。時系列順に部活動やアルバイトなどで評価を受けた経験を思い返すたび、共通した強みを発揮している自分に気付けるかもしれません。
趣味・特技から考える
自分には特に強みがないと思う人は、趣味・特技から考えてみる手段が有効です。強みを活かしているからこそ、趣味・特技にできているケースがあるためです。
たとえば、趣味がハンドメイドの場合は、細かい作業をするのが苦にならないところが強みかもしれません。強みという言葉からだと発見が難しいのであれば、趣味・特技から想起をしてみてくださいね。
特技や趣味がそもそもないと悩んでいる人は以下の記事がおすすめです。特技の探し方や面接で聞かれたときの回答例なども紹介しています。気になる人はチェックしてみてくださいね。
おもしろい特技28選|ネタに走ると危険? 特技の探し方や伝え方
他己分析をする
他己分析とは、自分の強みや特性について周囲の人から意見を集め、新たな発見をするための手法です。他己分析を実施すれば、自分では気付かない強みを客観的な視点で見つけられる可能性があります。
他己分析は、アルバイト先や部活動のメンバーなど、さまざまなタイプの人へ依頼することが大切です。周囲の環境によって自分が発揮できる力は変わってくるため、かかわり方が異なる人から意見を集めるだけで、より幅広い回答が得られます。
他己分析で強みを聞き出すときは、なぜその強みがあると思ったのか、理由やエピソードなどを聞いていくこともおすすめします。より自分自身でもイメージが湧きやすくなり、自己PRとして活用がしやすくなるかもしれません。
インターンの時期によっても対策のポイントが変わるかもしてません。サマーインターンの対策方法について詳しく知りたい人は次の記事を読んでみてくださいね。
サマーインターンとは|内定者が語る就活への活かし方と事前準備
そうはいっても難しい! 陥りがちな悩みに経験者たちがアドバイス
自己PRで伝える強みの発見方法を実践しても、なかなか強みが見つからないケースもあります。また、強みの発見ができたものの、自己PRとして話せるものを絞り込めず悩む人もいるでしょう。
インターン選考を突破するため、自己PRのことを考え続けた経験者たちは、どのようにして悩みを解決していったのでしょうか。今回は、インターン選考でよくある悩みをピックアップし、それぞれインターン選考を経験している先輩たちにアドバイスをしてもらいました。
どうしても強みが見つからないと悩む人へのアドバイス
どれだけ自己分析を進めても、どうしても自分が納得する強みを見つけられないケースはありますよね。就活を始めるまでは、自分自身の特性などを考えたことがない人がほとんどなので、強みがわからないのは自然なことだとも考えられます。
どうしても強みが見つからない人は、強みという言葉に対して大きなイメージをもっているのが原因かもしれません。たとえば、立派なエピソードがなければ、強みとまでは呼べないと思っている人もいるでしょう。
実際には、大きな成果をあげていなくても、強みとしてアピールして問題ありません。もっと強みに対してのハードルを下げつつ、経験者たちのアドバイスにも耳を傾けてみてください。
たとえば、都大会で○○位入賞、全国大会出場、海外の2年間の留学経験といったような、なにかスケールが大きなことを成し遂げていなくても、日々の些細な生活やアルバイトなどから自分の強みは出てくると思います。
なにか活動している中で、課題と感じたことに対してどう捉えたか、またそれを解決するためにどう行動したかというプロセスが大事で、そのプロセスの中に自分の強みが現れます。もし強みを言語化するのが難しかったら、友人に客観的な視点からの意見をもらうこともおすすめです。
自分の強みがとても個性的である必要はありません。自分は特に分析力という何の面白みのない強みでしたが、インターン選考は合格できました。
重要なのは、たくさんのエントリーシート(ES)を見たり、面接をおこなったりする企業の採用担当に、どれだけわかりやすく伝えることができるかだと思います。また、平凡な強みでもそれが複数あれば、その強みを組み合わせるだけでも自分のオリジナリティを伝えるには十分な情報です。
「強みが普通だ」と悩むのであれば、自分の経験からほかの強みを探したり、それをどれだけわかりやすく伝えるかを考えると良いと思います。
どんなアピールが良いのかわからず強みを絞り込めない人へのアドバイス
自己分析をおこなっていると、強みがいくつか見つかることもあります。いくらアピールの手段が増えても、伝わりやすい内容にするためには、自己PRで伝える強みを一つに絞らなければなりません。
強みを絞り込めない場合は、企業の求める人材に合ったものを考えてみると良いでしょう。たとえば、企業の求める人材が「周りとの調和を大切にする」だった場合、飲食店のアルバイトで培った「コミュニケーション能力」の強みをアピールすれば、マッチ度の高さから高評価を残せる場合があります。
では、実際にインターン選考を経験した先輩たちはどのように強みを選んだのでしょうか。生の声を聞いて、自分だけの自己PRを完成させるヒントを得てみてください。
まず第一に、どの業界にも響く力は、「人を巻き込む力」です。社会人になっていろいろなステークホルダーとかかわる中で、人を巻き込みながら仕事に取り組むスキルは多くの企業から求められるでしょう。
前提として、この「人を巻き込む力」があることをエピソードなどで示しつつも、伝える強みは応募業界とリンクしたものを選んでいました。たとえば、証券会社などのいわゆる営業職であれば「顧客に寄り添う力」などでしょうか。顧客との信頼関係が重要視される職種であり、高度なコミュニケーションが求められるからです。
そのような場合、自分のアルバイト経験などから、顧客ニーズをくみ取って行動したエピソードを伝えられると好印象につながると思います。
どの企業でも共通して必要な力が2つあると考えています。それは「課題解決力」と「協調力」です。悩んだら、これらの力がアピールできるエピソードがある方を強みとして伝えるのが良いと思います。
「課題解決力」は、どの業界であっても社会人として「支持を待たずとも必要な課題を見つけ、解決するための行動力があるか」は常に見られています。
当時の私は、長期インターンシップで営業職を経験していたため、クライアントへのリーチ率(全体のクライアントに対して何割の人に接触できたかの割合)をエピソードとして選んでいました。理由としては、見ていた業界でも営業職の選考を受けていたこと、共通項が多かったことが挙げられます。
「協調力」は、個人事業主や限られた業界を除き、多くの事業会社ではチームで働くことがほとんどであり、こちらも社会人必須スキルといえるでしょう。この力をアピールしたい場合は、チームとしてさらに高い成果を上げるために、どんな活躍ができるのかを明確に伝えることが大切になると思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ライバルよりも一歩先へ! 面接官の心に残る自己PRの伝え方4ステップ
強みが見つかったとしても、次は実際にどのような伝え方をすればいいのか悩みますよね。そもそもまだ選考を受けた経験がないのであれば、なにから話し始めればいいのかの糸口もつかめないかもしれません。
自己PRの伝え方に迷う場合は、これから解説する4ステップを自分に当てはめることからスタートしてみてください。どのような強みでも簡潔に伝えられるようになるため、面接官へ高評価を残しやすくなります。
就活生パネリストに聞いてみた! 自己PR構成を考えるときに意識したこと
自分の強みが何なのかがわかりやすいように「私の強みは○○です」と結論ファーストで話すことを意識していました。
結論を伝えたあとに、具体的なエピソードを伝えました。強みを示すエピソードを話すときは複数の経験を提示するのではなく、ひとつの経験に基づいて話していました。理由は、いくつも経験を提示すると、話が複雑になってしまい話の終着点を見逃してしまうからです。
面接官も関心があれば「ほかにも、その強みを表すエピソードはありませんか」と聞いてくると思うので、そのときにはほかのエピソードを答えていました。
意識していたことは2つで、1つ目は結論から話すことです。
「私の強みは〇〇です」と結論からはじめ、その後にその強みを発揮した場所・時期・自分の役割を話したうえで、どのような工夫をして強みを活かしたのかを話していました。
2つ目は、「中学生にでもわかる内容しか話さない」ということです。自分自身の経験を伝える際に課題になったのは、専門性が高くて面接官になかなか状況が伝わらないことでした。そのため、誰にでも伝わる言葉で話すように意識していました。
この点については自分だけでは解決しきることができないと判断し、AI(人工知能)にESや面接で答える内容を文章化して分析させ、間違った分析が返ってきた場所は面接官にも理解できないと判断して修正するようにしていました。
①インターンの実施内容に活かせる強みを一言で伝える
はじめに、インターンの実施内容に活かせる強みを一言で伝えることが大切です。物事を結論から伝えると、面接官に「これからこの強みについて話すのだな」と理解しながら話を聞いてもらえます。
もし結論から伝えずに話し始めてしまうと、結局はなにを言いたいのかわからない内容になってしまうでしょう。どれだけ良いエピソードをもっていても、面接官に伝わらなければ評価を得られないため、まずは結論から話すことを意識してみてください。
インターンの実施内容に活かせる強みを一言で伝える例
私は、どのようなことにも協調性をもって取り組める人間です。
②強みを裏付けるエピソードを伝える
①で強みを話したら、続けて強みを裏付けるエピソードを伝えましょう。いくら自分でアピールをしても、面接官からすれば本当に強みなのかどうか判断ができません。
強みを感じられるようなエピソードを伝えて、はじめて面接官が評価できる自己PRになります。エピソードは具体的であるほど説得力が増すため、当時のことを他人が聞いて情景が思い浮かぶことを意識して伝えてみてください。
強みを裏付けるエピソードを伝える例
ゼミの課外活動でリーダーを務めていたときに、私をふくめた4人のメンバーそれぞれの意見が衝突してしまい、活動が中止になりかけるほど雰囲気が悪くなったことがありました。
このままではいけないと思った私は、あらためて1人ずつ意見に耳を傾けていくことを決意します。それぞれの気持ちに寄り添いながら話を聞いていくうちに、全員が納得できる中立的なアイディアの発見に成功しました。
③強みを活かして得た成果を伝える
②でエピソードを語ったら、どのような成果が出たのかまで伝えることが重要です。成果を伝えるだけで、面接官が客観的に学生の強みを理解でき、評価につなげられます。
成果の伝え方に迷ったら、周囲からの反応について触れることを意識してみてください。他人から感謝されたなどの言葉は、立派な成果としてアピールが可能です。
ほかにも、売上が10%上がったなどの数字を用いた成果を伝えると、より面接官がイメージしやすくなるでしょう。
強みを活かして得た成果を伝える例
結果、メンバーの雰囲気がもとに戻っただけでなく、全員が前向きに活動へ取り組むことに成功しました。メンバーからはリーダーのおかげで課題に合格ができたと感謝の言葉をもらうことができました。
④実施内容に合わせたインターンの活かし方を伝える
最後に、自分の強みがインターンでどのように活かせるかを伝えます。面接官にインターンの熱意をアピールできるだけでなく、どのような活躍ができるのかをイメージしてもらえるためです。
効果的なアピールをするためには、インターンの実施内容をチェックし、具体的な活かし方を伝えることが大切です。内容に沿ったものであるほど面接官が評価をしやすくなるため、実践してライバルに差を付けてみてくださいね。
実施内容に合わせたインターンの活かし方を伝える例
今回のインターンでは、チームで1つのプロジェクトをクリアしていくと聞いています。自らの強みを活かし、周囲と協調しながら全員で取り組む姿勢で業務にあたっていきたいと思っています。
面接官の心に残る自己PRの伝え方4ステップまとめ
私は、どのようなことにも協調性をもって取り組める人間です。(①インターンの実施内容に活かせる強みを一言で伝える)
ゼミの課外活動でリーダーを務めていたときに、私をふくめた4人のメンバーそれぞれの意見が衝突してしまい、活動が中止になりかけるほど雰囲気が悪くなったことがありました。
このままではいけないと思った私は、あらためて1人ずつ意見に耳を傾けていくことを決意します。それぞれの気持ちに寄り添いながら話を聞いていくうちに、全員が納得できる中立的なアイディアの発見に成功しました。(②強みを裏付けるエピソードを伝える)
結果、メンバーの雰囲気がもとに戻っただけでなく、全員が前向きに活動へ取り組むことに成功しました。メンバーからはリーダーのおかげで課題に合格ができたと感謝の言葉をもらうことができました。(③強みを活かして得た成果を伝える)
今回のインターンでは、チームで一つのプロジェクトをクリアしていくと聞いています。自らの強みを活かし、周囲と協調しながら全員で取り組む姿勢で業務にあたっていきたいと思っています。(④実施内容に合わせたインターンの活かし方を伝える)
ここまで自己PRの伝え方を解説してきました。自己PRは面接での頻出質問になりますが、面接の終盤では学生側に質問を求めることがあります。これは、逆質問と呼ばれていますが、かなりの高確率で聞かれるため、事前に準備しておくことが大切です。こちらの記事で確認しておきましょう。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
あと一歩の努力が身を結ぶ! インターン選考の自己PRで周りと差をつける方法
インターン選考に参加する学生たちは、就活への意欲が高い傾向があります。選考突破のためには、周りと差をつける一歩の努力が大切です。
実際にインターン選考にチャレンジした経験者たちに、どのような工夫をしたのかを聞いてみましょう。実践できそうなものは積極的に吸収して、周囲と差を付ける力を身に付けてみてくださいね。
就活生パネリストも実践! インターン選考の伝え方で工夫したこと
インターンの自己PRの伝え方で意識したことがあれば教えてください。
挑戦心をアピールしていたので自分が何かしらに挑んだエピソードを中、高、大でそれぞれ説明し、納得度をあげていました。
エピソードは1分~1分30秒で話すように準備していました。面接官はただ話を聞くためにいるのではなく、会話をするためにいるということを意識し、具体性が少し下がったとしても、短くわかりやすく話すことを目標にしていました。
簡潔に話すことを意識しました。面接官が後から深掘りするポイントを作って、わざと詳しくは話さないようにしていました。
強みとエピソードは一つに絞る
アピールしたい強みやエピソードがあったとしても、一つに絞って伝えることが大切です。
面接官の立場になってみると、いくつも強みやエピソードを語られても、それぞれのメッセージが薄くなるばかりです。
強みやエピソードを絞れていない例
私の強みは、他人のことを常に考えられる協調性です。飲食店のアルバイトでは、常に周囲に気を配り、困っているメンバーがいればすぐにヘルプに入っていました。ほかにも、困難に立ち向かうガッツがあるため、トラブルが発生したときには、率先して問題解決にあたっていました。
実際の選考では、物事を簡潔に伝える力があるかどうかも見られています。伝えたい強みやアピールを一つに絞りつつ、具体的に話すことによって、面接官の印象に残るアピールが可能です。
ガクチカや長所と別のエピソードにする
少しでも面接での評価をアップさせるために、自己PRで話すエピソードを、ガクチカや長所と別のものにしてみてください。面接官へ幅広いアピールができるようになるため、高評価を受けるチャンスが広がります。
面接官は、学生をできるだけ多くの視点から評価し、企業と適性があるかを見極めたいと思っています。もし自己PRをガクチカや長所と同じエピソードにしてしまうと、面接官に人柄や特性を知ってもらうチャンスを逃してしまうでしょう。
とはいえ、エピソードを無理やり作って、矛盾した内容にしては意味がありません。たとえば、これまで探した強みのなかからでも、長所として話せるエピソードの発見が可能なので、伝える内容に迷う場合は振り返りをしてみてください。
ライバルと差を付けたいのであれば、ガクチカや長所と別のエピソードを用意し、どのような質問でも自信をもって答えられるようにしておきましょう。
深掘り質問への対策をしておく
深掘り質問とは、学生が答えた返答を踏まえて、面接官がさらに質問を重ねてくることです。回答に対して「なぜ?」 を問うことで、学生の人物像をより深く確認する目的でおこなわれています。
たとえば、「サッカー部で後輩に親切な指導をした」エピソードを話したときに「後輩からはどのような評価があったのか」などの質問をされるケースが考えられます。しっかりと答えれば周囲と差を付けられるため、いまのうちに深掘り質問まで想定しておくと、当日落ち着いて選考に臨めるでしょう。
自己PRと同じくらい重要度の高い質問として「志望動機」が挙げられます。志望動機の書き方についても知りたい人は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
例文12選|志望動機の書き出しはエピソードの切り口がポイント!
強み別例文&実回答あり! 経験者が実際に伝えたインターン選考の自己PR
インターンの自己PRに活かせる強みの発見方法や伝え方について、理解は深まったでしょうか。まだ自分が強みをうまくアピールできるか不安な人のために、強み別で例文を用意しました。
また、インターン選考を見事合格した人から、実際にどのような自己PRをしたのか実回答を聞いてみました。例文とともに参考にして、効果的な自己PRを作るヒントにしてみてくださいね。
就活生パネリストがインターン選考の場面で実際に伝えた自己PRを紹介
挑戦心が私の強みです。
大学2年次に、資格試験に不合格になる挫折を経験してから一年後に合格することを目標としました。強みを活かし、2点を実行しました。1つ目は勉強会の開催。当初は定量的な結果に一喜一憂していましたが、友人の学生を複数集め、課題の教え合いをおこない、意識向上につなげることを決意しました。
2つ目は、資格勉強コミュニティへの主体的な参加です。社会人で資格取得に励んでいる人との会話を通して、実践的な力を養うことを試みました。
これらの結果、3年次に当初の目的を果たしました。(資格試験の具体的な内容は控えさせていただきます)
チャレンジ精神
例文
私はチャレンジ精神をもって、新しいことに積極的に取り組める人間です。
大学3年生のとき、地域社会を学ぶゼミ活動の一環で、地域の祭りにボランティアとして参加する機会がありました。ゼミ生の中で唯一祭りの運営にかかわったことがなったので、迷惑をかけてしまうのではないかと不安な気持ちで臨んだのをいまでも覚えています。
せっかくであればたくさんのことを吸収したいと思い、地元の人へ積極的に質問をくり返し、与えられた役割だけでなく、自分でできることを探し全力で取り組みました。
祭りは大成功を収め、地域の方々から「よくここまで付いてきてくれた」と感謝の言葉をいただくことができました。また、私自身も新しい経験を通じて、以前よりもできることを増やすことに成功しました。
今回のインターンでは、未知の領域に挑戦する機会が多くあると聞いています。チャレンジ精神を発揮し、新しいことにも積極的に取り組みながら、チームの一員として貢献していきたいと思っています。
リーダーシップ
例文
私は、リーダーシップを発揮し、チームのパフォーマンスを最大限に引き出せるのが強みです。
私のアルバイト先は個人経営のケーキ屋であり、オーナーからよくメニュー開発の手伝いを依頼されます。ある日、同僚2人と一緒にクリスマスメニューの案を考えてみてほしいと言われたことがありました。
チームでメニューの案を出したことがなかったので、はじめは不安な気持ちでいっぱいでした。ただ、私自身とても楽しんでメニュー開発を取り組んでいたので、やれることを精一杯やりたいと思い行動を開始しました。
まず、メンバーそれぞれ得意なことがあることを普段から知っていたので、それぞれの特性を活かした役割分担を提案します。私はアイデアをどんどん出し、スケッチが得意なメンバーにイラストを描いてもらいながら、具体的なイメージを全員に共有していきました。
結果、1人ではとても完成しなかったクオリティの高いメニューの開発ができ、オーナーからも一発オーケーをもらえました。
今回のインターンでは、同じメンバーで長期のプロジェクトを進めていくことになると思います。私の強みであるリーダーシップを発揮し、メンバー一人ひとりの特性を活かしながら、チームの力を最大化するお手伝いをしていきたいです。
忍耐力
例文
私は、困難な状況においても忍耐力をもって挑戦し続ける人間です。
学生生活の中で、TOEICの点数アップを目指して勉強に取り組んだ経験があります。これまで英語にはほとんど触れてこなかったせいか、文法問題への理解が遅く、点数は伸び悩みました。
しかし、あきらめずに毎日コツコツと勉強を続けていれば、点数はかならず上がると信じて、学業とアルバイトの合間を利用して勉強にはげみました。努力の結果、勉強を始めてから約1年後には、目標としていた600点以上の獲得に成功しました。
今回のインターンでは、専門性の高い分野へチャレンジさせていただけると聞いています。たとえ困難な道のりでも、私の強みである忍耐力を発揮し、粘り強く課題に取り組み成果を出したいと思っています。
コミュニケーション能力
例文
私は、高いコミュニケーション能力をもち、相手の立場に立って効果的に意思疎通を図ることができる人間です。
アルバイト先の洋服店で、新商品の販売促進キャンペーンを任されたときのことです。キャンペーンの成功のためには、お客様一人ひとりとの対話を大切にし、いま欲しいと思ってもらえるような施策が必要だと思いました。
実際には、お客様に対して商品が最新のトレンドであることや、どのようなシーンで活躍するかなどを丁寧に説明しました。多くを売ろうとせずに、お客様が求める情報だけを伝えて、必要な人が確実に購入できるようなに会話を意識しました。
結果、近隣の店舗とくらべても売上が1.5倍近く発生し、周囲を驚かせることに成功しました。
インターンでは、クライアントとの折衝の機会があると聞いています。私の高いコミュニケーション能力を活かし、一人ひとりとの会話を大切にして、必要としている人へ適切な商品を届けられるような仕事をしたいと思っています。
主体性
例文
私は、主体性をもって行動し、自ら課題を発見し解決に導ける人材です。
私が所属しているゼミで、地域創生についてのプロジェクトを任されたことがありました。まったく知らない地域を任されたので、うまくいくビジョンが見えないままのスタートでした。
チームが図書館で地域の歴史などを調べ始めている中、私は現地調査をしてこそヒントが見つかるのではとアイデアを打ち出します。メンバーを納得させるために、自らどのような場所を調査すればいいのかをまとめあげて提案をおこないました。
無事メンバーからは納得をもらえたので、当日もチームを引っ張りながら調査を前に進めていきます。積極的な行動をした結果、クオリティの高い施策ができあがり、教授から高い評価を得ることができました。メンバーからも感謝の言葉をもらい、充実した研究成果を出すことができたと思っています。
実際のインターンでも、利益をあげる方法を主体的に考えて、どんどん提案していきながら仕事を進めていくプログラムがあると聞いています。私の強みである主体性を発揮し、常に改善点を探りながら、インターンの成果につなげていきたいです。
職種別例文&実回答あり! 経験者が実際に伝えたインターン選考の自己PR
インターンでは、職種別に実施する内容が大きく異なります。実施内容に合わせた強みを打ち出すためにも、職種別の例文についても確認していきましょう。
また、実際にインターン選考を受けた経験者たちからも、職種別の実回答を教えてもらいました。
どんな職種のインターンに応募して、どんなアピールをした? 経験者の実回答を紹介
私の強みは、課題解決力です。私はタイ留学中に日系人材紹介会社で新規開拓営業のインターンシップを経験しました。そこでは新規顧客に対して電話・メール営業をおこなっていました。
タイに拠点を持つ日系企業に対し、採用活動を支援する営業をおこないましたが、採用担当者と電話がつながらないことが課題でした。原因は、担当者が多忙なためでした。
そこで新規契約獲得のため2点の工夫をおこなっていました。1点目は採用担当者のスケジュール把握です。架電の際、採用担当者につながらなくても必ず人事にスケジュールを確認し、再度、架電したときに担当者につながるようにしました。
2点目はメール営業を増やしたことです。電話がつながらない担当者にも営業をおこなうために、メールでのアプローチが必要であると考え、タイ人人事や他部署の日本人から担当者のメールアドレスを聞き出し、担当者へのリーチ率を増加させました。
結果として、当初のリーチ率10%から平均を上回る35%まで増加させました。
私の強みは、「顧客目線で物事を考えることができること」です。
大学2年次より、中小企業にてテレアポ業務をおこなっています。ちょうど私が参加し始めた当初は、コロナウイルスが落ち着いてメールアポイントからテレアポに移行する時期であったので、相手の会話によって臨機応変な対応が必要となるテレアポに課題を感じるようになりました。
そこで、2つの取り組みをしました。1つ目は、1時間あたりの架電数の増加です。アポイント率を向上させる為には量を実際にこなして慣れ、それと同時に質を高めることを意識しました。
2つ目の取り組みは、過去のアポインターに声を掛け、録音を入手することです。
この経験から顧客視点を持つこと、手段と目的を入れ違えて考えてはいけないこと、営業力は情報力と知識力であることを学びました。お客様以上にお客様の置かれている状況を理解して適切なソリューションを提案する力が身に付きました。
営業職
例文
私は、高い傾聴力をもち、お客様のニーズを的確に理解できる人間です。
電気屋のアルバイトの中で、お客様から商品のシステムに関する細かい質問を受けたことがあります。はじめは戸惑いましたが、お客様がなにを悩んでいるのかについてとにかく聞くことを徹底しました。
すると、お客様が求めているのは別の商品であることがわかり、抱えている悩みを解決できるものがほかにあるとの提案をおこないました。結果、お客様はこれが欲しかったと喜んでくれただけでなく、よくあの質問内容で理解できたと感謝の声をもらうことができました。
今回の営業職のインターンでは、先輩社員の後ろに付いていくだけでなく、実際にお客様とのヒアリングを任せてもらえると聞いております。私の高い傾聴力を活かし、お客様のニーズを拾って最適な商品を提案していきたいと思っています。
営業職をインターン先として希望している人にはこちらの記事がおすすめです。実際に営業職を経験したことのある先輩たちにやりがいや大変なことなど、リアルな意見を聞いています。ぜひチェックしてみてくださいね。
営業が辛い…営業経験者のリアルな本音から読み解く「乗り越え方」
マーケティング職
例文
私は情報収集力を駆使して、最新の情報を的確に把握できる人材です。
ゼミの課題の中で、学生向けの文房具の販売戦略を考えるプロジェクトを担当したことがあります。マーケティングを担当した私は、自分の環境を最大限利用し、周囲の学生から最新のニーズを引き出すことからスタートしました。
具体的には、アンケートの協力やインタビューを実施して、生の声を集めることに力を注いでいきます。そして、収集したデータを分析し、ターゲット層の絞り込みだけでなく、改善点についても発表をおこないました。
結果、的確な情報収集ができているとして、ゼミ内でもトップの評価を得ることができました。
今回のマーケティング職のインターンでは、実際に予算を与えられて、市場調査を進められると聞いています。ぜひ私の情報収集力を活かして、想定を上回る売上を立てられるような施策を立案していきたいです。
ITエンジニア
例文
私は、困難な状況でもあきらめない粘り強さをもっています。
所属している陸上部では、長距離走の選手をしています。自分の体力のなさを実感していたので、厳しい環境で自分を磨きたいと思い長距離走を選びました。
はじめは、ただえさえ体力がないのに、技術の面でもほかの選手に大きく劣っていました。しかし、粘り強く練習についていき、自分の限界に挑戦し続けた結果、徐々にタイムを縮めることに成功していきます。
結果、大学3年生の県大会では、自己ベストとともに入賞を果たすことができました。この経験を通じて、粘り強く努力を続ければ結果がついてくることを学ぶことができました。
今回のITエンジニアのインターンでは、実践形式のプログラミングに挑戦できると聞いています。たとえ厳しい道のりでも、粘り強さを発揮して期間内に成果を出していきたいと思っています。
技術系エンジニア
例文
私は、好奇心をもって未知の分野にも挑戦できる人間です。
大学2年生のときに、友人の付き合いでスポーツ工学の講演会に参加したことがきっかけで、スポーツ用具の設計に興味をもちました。普段はまったく違う分野を学んでいる私ですが、スポーツ用具の計算しつくされた設計に好奇心をおさえきれず、自らも設計をしてみたいと思うようになりました。
必要なソフトウェアを独学で学んで、スノーボードブーツの設計のチャレンジをスタートします。はじめはまったく思うようにいきませんでしたが、試行錯誤を重ねた結果、一般的な商品と同等のクオリティで動作をする設計図を作るところまで成長しました。
今回のインターンでは、実際の製品作りにもチャレンジさせてもらえると聞いています。好奇心を原動力にして、一つの製品へのクオリティアップにどんどん力を注いでいきたいと思っています。
コンサルタント
例文
私は、物事の本質を見極める課題発見力をもっています。
大学のボランティアサークルでは、地域の福祉施設でのイベント支援をおこなっています。
活動を続ける中で、施設の職員の方々が業務に追われ、利用者とのコミュニケーションが十分に取れていないことに気付きました。
そこで、サークルのメンバーと実施をしたのは、職員の方々の業務負担を軽減するための施設内ボランティアです。具体的には、備品の整理や掲示物などの作成を積極的におこない、職員の方々が正面業務に集中できるようなお手伝いをしました。
その結果、職員の方々が利用者とより深くかかわる時間が確保され、感謝の言葉をもらうことができました。この経験を通じて、根本的な問題を見極めて、適切な問題解決に向けて動き出す大切さを学びました。
今回のインターンでも、実際にクライアントの組織が抱える課題の解決に向けた施策を考えられると聞いています。課題発見力を活かし、クライアントの本当のニーズを捉えながら業務にあたりたいと考えています。
文字数別! インターン選考のエントリーシートに記載する自己PR例文
インターンの選考では、ESに自己PRを記載するケースがあります。企業により規定の文字数はさまざまのため、ボリュームに合わせた自己PRを作成しなければなりません。
今回は、文字数別の自己PR例文を用意しました。また、インターン選考の自己PRを書いた経験者たちから意識したポイントを聞けたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ESに自己PRを記載するときに就活生パネリストが意識したこととは
インターン選考において、ESに自己PRを書くときに意識したポイントがあれば教えてください。
書類選考であっても面接選考であっても変わらず、結論ファーストで「強みは○○だ」と書くことを意識していました。その次に、具体的なエピソードを書いて端的に文章が伝わるようにしていました。
結論から書くことと、数字を必ず入れることを意識していました。面接まで進めば具体的なエピソードを話せるため、重要な部分だけハイライトにして書くようにしました。
書類選考では、自己PRの内容以外にも気を付けなければならない点がたくさんあります。こちらの記事では書類選考を合格に導く秘訣について解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
書類選考に落ちる……体験談付きで合格につながる書き方を徹底解説
200字
例文
私は、高い行動力をもって、計画を着実に遂行できる人間です。
大学の体育祭では、実行委員長を務めていました。限られた時間と予算の中、綿密な計画を立てながら、委員会メンバーの適性を見極めた役割分担をおこないました。
結果、体育祭は大成功を収め、参加者や教授から高い評価を得ることに成功しました。インターンでも強みである行動力を活かし、クライアントの課題解決に貢献したいと考えています。
200字の自己PRを記載するときは、まずは字数を気にせずに作成し、そこから内容をまとめられる部分や端的にいえそうな部分をピックアップし、削っていく方法がおすすめです。エピソードが長くなると、すぐに200字を超えてしまうため、結論とインターン先での活かし方についてを先に記載し、残りの文字数でエピソードを記載していくのも良いでしょう。
400字
例文
私は、高い行動力をもって、計画を着実に遂行できる人間です。
大学の体育祭では、実行委員長を務めていました。限られた時間と予算の中で多岐にわたる業務を遂行するため、綿密な計画を立て、委員会メンバーの適性に応じた役割分担も自ら実行しました。
また、定期的な進捗確認と柔軟な調整も実施し、トラブルを未然に防ぐことにも力を注ぎます。当日を万全の準備で臨んだ結果、体育祭は大成功を収め、参加者から高い評価を得ることができました。学校からは「実行委員長の行動力が成功のカギだった」との評価を受けることができました。
この経験を通じて、計画を着実に実行する力の重要性を学びました。今回のインターンでも、行動力を存分に発揮し、クライアントの抱える課題の解決をしていきたいです。綿密な計画を立てるだけでなく、着実な遂行をするためになにができるかを考え続け、プロジェクトに貢献し続けます。
400字の自己PRでは、30文字程度で結論、300字程度で結論を裏付けるエピソードと得た成果、70文字程度でインターン先での活かし方を述べるようにしましょう。あくまで目安の文字数ですが、エピソードにボリュームを持たせることを意識して作成するのがおすすめです。
なぜなら、エピソードは学生一人ひとり違うからです。当たり前のことかもしれませんが、アピールしたい強みなどはほかの学生と被る可能性があるため、学生が経験したことやそれによって得た成果や価値観を採用担当者は知りたいと思っています。自分らしさを全面に出した自己PRを作成してみてくださいね。
600字
例文
私は、高い行動力をもって、計画を着実に遂行できる人間です。
大学の体育祭では、実行委員長を務めました。限られた時間と予算の中で多岐にわたる業務を遂行するため、綿密な計画を立て、委員会メンバーの適性に応じた役割分担も自ら実行しました。
また、定期的な進捗確認と柔軟な調整を実施し、トラブルを未然に防ぐことにも力を注ぎます。たとえば、各団体への備品の貸し出しについて、詳細なスケジュールを作成し、担当者との綿密な連携をおこないました。
しかし、天候不良により作業が長く中断したことが原因で、予定していた日程よりも準備がかなり遅れる事態に直面してしまいます。ここが頑張りどきだと思った私は、全体のスケジュールをすぐに組み直すとともに、全員にあらためて周知をおこない、準備を間に合わせることに成功しました。
万全の準備で当日を迎えた結果、体育祭は大成功を収め、参加者から高い評価を得ることができました。学校からは「実行委員長の行動力が成功のカギだった」との評価をいただき、私自身も、計画を着実に実行することの重要性を強く実感しました。
インターンでは、今回の経験で培った行動力を存分に発揮し、クライアントの抱える課題解決に尽力したいと思っています。綿密な計画を立てるだけでなく、計画を着実に遂行するために何ができるかを常に考え、プロジェクトに貢献し続けます。
600字の自己PRでは、結論を50字程度、350字程度で結論を裏付けるエピソードと得た成果、200文字程度でインターン先での活かし方を述べるようにしましょう。こちらも、あくまで目安の数字となりますが、エピソードにボリュームを持たせることは変わりありません。
エピソードにボリュームを持たせるためには、自分が課題に思っていたことに対してのアクションを深掘りしていく必要があります。自分が何に対して、どのような努力をし、行動をおこしたのか、自分の心情も交えながら、まずは箇条書きなどで洗い出し、その後に文章をまとめられると良いでしょう。
具体的なアクションが採用担当者に伝わることで、より当時の状況やあなたの人柄を想像することができ、好印象を残せます。
インターン選考は必ず本選考にも活きてきます。本選考の準備も徐々に進めていきましょう。こちらの記事では、まず押さえておきたい面接の所要時間や到着時間の目安について解説をしています。ぜひ目を通してみてくださいね。
面接の所要時間や理想の到着時刻は? 面接時間に関する実態を調査!
インターン選考の自己PRは企業側の意図を押さえて通過率アップを狙おう
インターン選考の自己PRは、ライバルと差を付けられるチャンスです。まだ選考経験がない学生たちばかりの中で、洗練された自己PRでアピールすれば、面接官から高評価を得られます。
インターンの選考の自己PRを作るときは、企業側の意図を押さえることを念頭に置いてみてください。インターンへの熱意が大切であることを意識すれば、軸のブレない自己PRを作れるでしょう。
今回見つけた強みと効果的な伝え方を実践すれば、選考を突破できる自己PRを作れます。迷ったら先輩たちの体験談を聞き直して、リアルなアドバイスを取り入れてみてくださいね。
インターン選考のための自己PR作成が完了したら、インターンへの志望動機を考えるはずです。その際はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
例文26選|インターンシップの志望動機どう書いた? 内定者に調査
まずみなさんに伝えたいことは「インターン選考に合格しなくても、本採用では合格のチャンスがある」ということです。インターン選考の時期は早いため、自分の強みや弱み・就活の軸が不明確なことは企業も知っています。また、就活が進むにつれて学生の面接対応力が上がっていくことも企業は理解しています。
同時に企業側も、「インターンの選考では何を聞けば良いのか」「どのような質問なら学生のみなさんの人柄や価値観がわかるか」と悩んでいることがあります。つまり、インターンはぜひ活用してほしいものの、その選考結果を引きずる必要はまったくないとお伝えしたいのです。
自己PRやガクチカ探しに困ったら学業に目を向けてみよう
とはいえインターンで選考があるのは事実なため、自己PRやガクチカは用意しておく必要があります。自己PR・ガクチカでアピールするエピソードに困っている人は、日常の授業やゼミ活動など学業において、意図や自主的な行動を付け加えることがおすすめです。
学業での長所分析ツールでは、15個の質問から1分で長所を見つけることができます。自分でも気付いていなかった長所を見つけ、それらを自己PRやガクチカに応用してみてくださいね。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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インターン選考での自己PRの内容と本選考での自己PRの内容、それぞれで意識したポイントを教えてください。