アルバイトの自己PRは「書けない悩み」を具体化して回答を導こう
「アルバイト経験をテーマに魅力的な自己PRを考えたい」「でも、アルバイト経験をどうやってアピールすれば良いだろう……」
就活の自己PRでアルバイト経験を使うとき、面接官の印象に残る内容の書き方や、内容の作り方に悩む人は少なくありません。学生の自己PR内容は自由度が高いため、そもそもアルバイト経験を使うべきなのかも不安になりますよね。
アルバイト経験の自己PR作成をうまく進められないときは、書けない理由に合った対処法を実践して、魅力的な回答を作成していくことが解決への近道です。この記事では、自己PRが書けない理由の見つけ方に加えて、体験談を踏まえた作成のコツを紹介します。今の自分の状況と照らし合わせながら、読み進めてみてくださいね。
次の記事では、エントリーシートの自己PRの書き方について解説しています。エントリーシートの自己PRでアルバイトについて書きたい人はぜひチェックしてみてくださいね。
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先輩たちに聞いてみた! どうしてアルバイト経験を自己PRに選んだの?
社会で働いた経験となるアルバイトは、学生の自己PRとして使われることの多いテーマです。一方で、「学生らしい内容の方が印象が良いかも」「自慢できるようなアルバイト経験ではないかも」など、自分の選択が正しいのか不安になってしまう人もいるでしょう。
結論として、アルバイト経験を自己PRに使うこと自体は問題がありません。企業が求めている人物像にあったアピールや、好印象につながる伝え方ができていれば、面接通過を目指すことができます。
ただし、たとえ自己PRになるアルバイトのエピソードを用意したとしても、内容が作りこめていなくては面接官から好印象を得られません。まずは、実際にアルバイト経験を自己PRにした経験者のエピソードを聞き、自分の方向性を整理してみると、迷いがない状態で作成をはじめられます。
就活生パネリストに聞いたみた! アルバイト経験を自己PRに選んだ理由
塾講師としてのアルバイト経験を、自己PRのエピソードとして選んでいました。「塾講師のアルバイトにとてもやりがいを感じていたこと」と「長年続けてきたということ」が選択の理由です。塾講師としてのやりがいから人間性を、継続してきたことから耐久性を、それぞれアピールできると考えていました。
当時、私の勤務していた塾では塾長がコロコロと変わっていました。そのため生徒や他の塾講師からも少し不満がたまっているような状況でした。私は所属歴が長かったので、歴の長い立場として、みんなが勉強に集中できるようにさまざまな面でサポートしました。自己PRとして、この一連の経験を書くことで、耐久力と気配り力を持ち合わせているという人となりをアピールできていたのではないかと思っています。
社会で働いたことのあるアルバイト経験はとてもかけがえのない経験ですよね。その中で、自分の強みを探すことができるのではないでしょうか?次の記事では、「協調性」に焦点をあて、自己PRを伝える方法について紹介しています。チェックしてみてください。
協調性の自己PRで意識すべき3つのポイント|内定者の実回答付き
「学生と社会人の違い」を考える上で、アルバイトの経験から社会人の違いを表現することができるかもしれません。次の記事では、先輩たち体験談を紹介していますので、併せて読んでみてください。
内定者が答えた「学生と社会人の違い」とは|回答の3つの極意
あなたは何でつまづいている? アルバイト×自己PRの作成時に悩む3つの理由
アルバイト経験の自己PR内容をうまく書くには、書き方を知ることも重要ですが、まずは書けない理由を知ることが大切です。
これから作成を進めるにあたって、自分がどこに注力するべきかを明確にするためにも、自分の悩みに近いものを探してみましょう。
就活生パネリストがアルバイトの自己PRを作成するうえで悩んだこと
私はアルバイト経験で自己PRを作成したのですが、自己PRの組み立て方や魅力的な伝え方がわからず悩みました。そこで私はまず、大学のキャリアセンターに行き、自己PR作成に関する相談をしました。
キャリアセンターの方がアルバイトに関しての質問をたくさんしてくださり、その質問に答えていくことで自然と自分の強みがわかりました。何個か出てきたのですが、最後には自分の判断で強みだと思うものを自己PRとして書いていました。
また、就職支援サイトなどにある自己分析シートを使うこともおすすめです。ただし、1人で悩みを解決しようとして難しいと感じたら、私のようにキャリアセンターなどの第三者に気軽に相談すると良いと思います。
アルバイトの自己PRで伝えたい強みと、企業の求める人物像の結び付けに苦労をしたことがあります。私の一番の長所をアピールするエピソードとしてアルバイトに関連する自己PRが最適だと思っていました。しかし、企業が求める人材とあまりマッチするものではなかったのでそのまま書くべきかどうかと悩むことがありました……。
一時期は、企業に合わせた長所を作って書こうともしました。しかし、やはりありのままの自分を見てもらうことが大事だと考え、最終的にはそのままを書いて提出しました。
企業と自分の性格がどれくらいマッチしているかは重要ですが、それに流されすぎず等身大の自分をアピールできたらいいなと思って私は就活をしていました。
①アルバイトの経験から自己PRに使える内容が思いつかない
アルバイト経験を振り返ってみても、どのようにしてアピールするのか悩むこともあるでしょう。「アルバイトと志望する企業の仕事内容が違う」「自己PRするほどの経験をしていない」などと感じて、作成がうまく進まないといったケースが考えられます。
アルバイトと応募先の仕事内容が違うと、いくら経験をアピールしても意味がないと感じてしまうかもしれません。しかし、たとえアルバイトの仕事内容が違ったとしても、「コミュニケーション力」や「傾聴力」など、社会人なっても使えるスキルをアピールすれば、立派な自己PRになるのです。
また、アピールできるほどの経験をしていないと感じるときは、アルバイトで明確な実績や成果を持っていないと決めつけている可能性があります。目に見えた評価や実績がない場合でも、周囲からの評価や自分の中の変化を言語化できれば、自己PRとして十分使える内容を考えることができますよ。
どちらも自分の中で決めつけや先入観を持っていることもあるので、一度思考をクリアにしてからアルバイト経験を振り返ってみると違った発見があるかもしれません。
自己PRに使える内容が思いつかないと思っている人は、次の記事もぜひチェックしてみてください。長所の見つけ方について解説していますよ。
長所が思いつかない……就活を経験した先輩が伝授する見つけ方9選
②自己PRにする内容は決まっているがうまく文章にできない
自己PRに使うアルバイト経験は決まっているのにうまく文章が作れない人は、作成手順を変えてみましょう。
自己PRはいきなり文章から作るものだと考える人は多いですが、文章を上手く書くには目的と構成設定が必要です。魅力的な自己PRにするためにも、まずは相手に何を伝えるのかを明確にし、どんな順序で作るか作戦を立てることが求められます。
経験者がうまくアピールするために意識していたコツも聞きながら、本文で紹介する構成作成のステップを参考にしてみてくださいね。
③複数のアルバイト経験からどれを使うべきか迷う
アルバイト経験が複数あり、どれを自己PRに使うべきか悩む人は、応募している人物像を読み取り、内容にマッチするものを選ぶことが得策です。
企業が求める人物像には、仕事内容に直接関係するスキル以外である「性格・考え方・将来性」などが挙げられます。応募要項に書かれている場合もあれば、企業HPなどから情報を読み取って判断しなくてはならない場合もあるでしょう。
企業が求める人物像と、自分のアルバイト経験でアピールできる内容をすり合わせしたうえで、どれを使うか判断できれば、採用担当にも響く自己PRを作ることができます。
アピールする経験に悩む人は、本文の「アルバイトの自己PRで見られるポイント」や「3つの視点からアピールするアルバイト経験を選ぶ」で書かれている内容に注目して考えてみると良いでしょう。
手順にそって進めるだけ! アルバイトの自己PRの作り方4ステップ
ここからは、具体的にアルバイト経験で自己PRを作る方法を知っていきましょう。基本の作成手順に加え、魅力的な自己PRを作るポイントを4ステップで紹介します。
自己PRは、応募する企業によって内容が変わることもめずらしくありません。この記事で上手な自己PRづくりの全体像を理解すれば、ガクチカや長所・短所など、ほかのテーマにも使える応用力を身に付けられるでしょう。
全体像を理解して、ガクチカを書きたいと思っている人はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。ガクチカのエピソードの選び方から、書き方まで解説しています。
先輩のガクチカ例文19選|ガクチカの作り方から書き方まで一挙解説
アルバイトの経験から、「好奇心旺盛」について自己PRするときに、伝え方について悩んでいる人もいるのではないでしょうか。次の記事では、自己PR例文を紹介していますので、自己PRを作成するときの参考にしてみてください。
好奇心旺盛を自己PRする極意|内定者に聞く印象アップ術とは
ステップ①アルバイトの自己PRで見られるポイントを理解する
アルバイト経験を上手くアピールするには、採用担当が面接で注目しているポイントに合わせた内容を作ることが重要です。
採用担当が注目しているポイントとは「自己PRの質問意図」と「アルバイト経験で聞きたい内容」の2つに分かれます。
企業が自己PRを聞く意図は、学生が自分を客観視できているか、相手へわかりやすく話せる能力があるかどうかなどを知るためです。さらに、アルバイトでのエピソードを聞くことで、仕事をするうえで発揮する人柄や姿勢を知り、自社との適性を判断したいと思っています。
いくら頑張って自己PRを作ったとしても、相手が魅力的だと感じる内容でなければ評価はされません。時間をかけて作るのであれば、相手が見ているポイントにヒットするような内容作りを意識してみてくださいね。詳しくは後ほど説明するので、まずはアルバイト経験の選び方から学んでいきましょう。
事務職を志望するうえで、アルバイトの経験を自己PRとして作成したいと思っている人は、次の記事をチェックしてみてください。例文とともにポイントを解説しています。
現役社員がアドバイス! 事務職の自己PRの作り方と例文20選
ステップ②3つの視点からアピールするアルバイト経験を選ぶ
自己PRでアピールすべきポイントが分かれば、アルバイト経験の中からマッチする内容を選びましょう。経験からうまくアピールポイントを見つけるには、自分の評価・成果や実績・周りの評価の3つの視点から考えていく方法が有効です。
多方面からの視点を取り入れると、客観的な評価を反映できるようになり、説得力の高い自己PRを作成できます。3つの視点をすり合わせしてアピール内容を決めるためにも、できるだけ多くの評価を集めると良いでしょう。
3つの視点それぞれの取り入れ方については、後ほど詳しく解説します。高評価を残せるアルバイト経験を選ぶためにも、自分の考えを整理してみてくださいね。
ステップ③構成にあてはめて文章を作成する
アピールする内容が決まれば、自己PRの文章を作っていきます。文章を作ることに慣れていない人には、いきなりテーマとニーズに沿った文章作成は難しく、この段階で「自己PRがうまく書けない」と感じる人も多いのではないでしょうか。
文章を上手く作成するには、まずは構成ごとに短文を作成し、完成すればそれぞれを接続していく方法が有効です。慣れると文章の作り方のコツがつかめるので、自己PR以外の文章作成にも役立つスキルとなるでしょう。こちらも具体的な作成方法については後ほど解説するので、実際に手を動かしながら覚えてみてくださいね。
自己PRの構成についてもっと詳しくしりたい人は、次の記事をチェックしてみましょう。内定者が実際に使っていた構成とともに、自己PRの構成について紹介していますよ。
自己PRの構成はこれで完璧! 内定者の自己PR構成も大公開
ステップ④完成した自己PRをブラッシュアップする
構成にしたがって作成した文章を、さらに魅力的な内容になるよう磨きをかけます。
採用担当者が意識しているポイントや求められる人物像から、好印象につながるような言葉遣いに変換していきましょう。また、面接で実際に伝えることを想定し、長すぎる内容になっていないかも意識する必要があります。
語句の使い方・読みやすさ・話す長さに注目して作成するまでが、上手な自己PRの作り方といえるでしょう。
第一印象が決まる自己PRの書き出しは、大切なポイントの一つと言えるでしょう。興味をひくような書き出しの例を知りたい人は次の記事を読んでみてくださいね。
自己PRの書き出し方とは|内定者が考えた傑作書き出しを紹介
ステップ①アルバイトの自己PRで見られるポイントを理解する
企業がアルバイト経験の自己PRで見ているポイントは、学生本来の人間性や自社とのマッチ度であると考えられます。アピールする内容を考えるときは、次の3つを意識しながら、アルバイト経験をさかのぼってみてくださいね。
物事に取り組む姿勢
アルバイトは、多くの学生が初めて対価をもらって働く機会です。採用担当は、応募者のアルバイトへの姿勢を見ることで、採用後の仕事に取り組む姿を想像し、自社で活躍できるかを予想しています。
アルバイトの自己PR作りで意識すべきポイントは、ただ与えられた仕事をこなしているだけではなく、業務の中でいかに向上心や目標を持って取り組んだかをエピソードに盛り込むことです。
熱心に取り組めていなかったと感じる人でも、「アルバイト仲間に迷惑をかけないようにしていた」、「遅刻や欠勤をしないように心掛けた」など、なにげなくやっていた勤務姿勢から考えられる内容もあります。
長期間同じアルバイト経験があるだけでも「継続できるように心掛けた」といった言い換えをすることで、真面目な姿勢をアピールできるので、当たり前と感じているものこそアピールのチャンスだと考えて探してみましょう。
学生の人柄
企業は採用時に、学生の持つ能力に加えて、その人本来の性質も加味した判断基準を設けています。
いくら有能な人材を採用したとしても、社会で働くときは社内外で対人のやり取りが発生します。円滑に事業をまわすためにも、社会人として問題のない性質であることや在籍社員とマッチする人柄であることが重要とされるのです。
アルバイト経験で人柄をアピールするには、客観視した自己評価に合わせて、第三者の評価を入れ込むと効果的です。内容もただ「優しい」ではなく、「人の気持ちに配慮した行動を取れる」のような具体性を意識することで、人物像が伝わりやすくなるでしょう。
仕事内容との適性
企業はアルバイトの自己PRから、学生の特性や性質を判断し、自社の仕事内容との適性を判断しています。たとえば、営業職の仕事に応募する学生を2名選考したとき、どちらの印象が仕事適性が高いのかを参考にしてみましょう。
Aさん | アルバイト先のマニュアル作成など資料作りが得意 後輩指導など周囲のサポートにやりがいを感じるタイプ くりかえしの作業にもめげずに取り組める |
Bさん | アルバイト先での接客対応レベルが高く、話を聞くことが得意 明確な成果や評価にやる気を感じるタイプ 咄嗟のトラブルに対処できる臨機応変さがある |
営業職では、相手のニーズを聞き取る「傾聴力」、必要な事前準備が想像できる「気配り力」、人に貢献できる「献身力」などが必要とされます。
あくまで傾向的な観点ですが、話を聞くことが得意で、咄嗟のトラブルにも対処できる準備力を持つBさんの方が仕事の適性が高いと判断されやすいでしょう。ちなみに、Aさんの誰かの補助ができるサポートスキルや複数の情報を整理して資料にまとめることが得意なタイプは、事務職などに適している能力とされる傾向にあります。
仕事内容の適性にあったアルバイト経験を探すには、あらかじめ応募する内容を詳しく調べておく必要があるので、求められるもの・具体的な業務内容についてしっかりリサーチしておきましょう。
そもそも応募する仕事について「自分に本当に向いているのだろうか」と不安になっている人もいるのではないでしょうか。以下の記事では自分に向いている仕事の見つけ方について体験談とともに紹介しています。
自分に向いてる仕事の探し方12選|体験談で学ぶ自己理解のプロセス
ステップ②3つの視点からアピールするアルバイト経験を選ぶ
次からは、アルバイトの自己PRで見られているポイントを意識したうえで、アピールする経験を選ぶための具体的な方法を紹介します。
ここでは、経験者が実際に自己PRを作成したときの手順も紹介するので、リアルなエピソードも参考にしながらアピールできるアルバイト経験を絞り込んでみてくださいね。
まずはアルバイトで自分が活躍したと思うエピソードを書き出し、そこから自分のどのような力が活躍につながったのかを分析しました。分析した結果で得られたものが自分の強みです。そしてその強みが志望企業のどの業務で貢献できるかを考えます。ここまでで、自己PRの下準備は完了です。
下準備ができたら、文章の構成を組み立てていきます。結論→強みの提示→アルバイトのエピソード→企業の貢献性という構成で自己PRを完成させました。
言い回しや構成の違いで強みの印象も変わる
同じエピソードでもどこに焦点を置くかで強みを言い換えられるため、志望企業にあわせて言い方を工夫していました。マッチするか自信のない場合でも、必ず「この強みは御社の〇〇の部分で貢献できます」と自信を持って話すことがポイントです。
また、エピソードの部分はあまり長くなってしまわないように気を付けていました。あくまでメインは自分の強みをアピールすることなのでそれは忘れないように心掛けてくださいね。
自分の評価
自分の評価は、期間・仕事内容・スキルなどの項目を作り、過去と現在の内容を比較して導き出していきます。アパレルのアルバイト経験を持つAさんを例にしてみましょう。
開始時 | 現在 | |
---|---|---|
期間 | 大学1年生 | 大学3年生 |
立ち位置 | 新人アルバイト | アルバイトリーダー |
仕事内容 | 服飾品の販売・接客 | ・服飾品の販売・接客 ・レジ打ち ・商品発注の手続き ・レイアウトの提案 |
スキル | コミュニケーション能力 | ・コミュニケーション能力 ・ヒアリング能力 ・提案力 ・時間管理能力 ・指導力 |
印象 | ただ服だけを 売る仕事だと考えていた |
・アパレルアルバイトは接客している時間も評価される(自分に会うためだけに来てくれるお客様もいた) ・いかにお客様のニーズの聞き出しができるかが重要 ・体力も必要とする仕事 |
Aさんは2年間のアパレルアルバイトの経験で、任された業務内容が増え、コミュニケーション能力以外にもスキルが身に付いたことが実感できています。印象の変化でも、仕事は楽しいことだけでなく、体力を使う部分があることも学んでいます。
比較表を用いれば、学んだこと・成長した点などに自ら気付いて、自己PRのアピールポイントとして使うことができるのです。
自分の評価は箇条書きやグラフなど、自分がやりやすい方法で実践するのが一番ですが、表でまとめると全体図が見えて比較しやすいのでおすすめです。
自分のことを伝えるときに効果的なのは自己分析をおこなうことです。自己分析をおこなうと自分の強みを再確認することができます。こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
成果や実績
成果や実績を考えたとき、人によっては「数字で表すような経験がない」と悩むこともあるでしょう。
そのようなときは、時間や人数に注目してみると解決できるかもしれません。売上や獲得数だけでなく、作業時間が短くなったり、指導した人数が増えたりなどの経験があれば、それも立派な成果や実績となります。
成果や実績になるものの例
・売上
・時間
・指導数
・担当エリア
・達成率
・顧客数
・効率向上
・ランキング
・皆勤
このように成果や実績となるポイントはたくさんあるので、自分の中でアピールできない経験と決めつけず、視野を広げて探してみてくださいね。
周りの評価
周りの評価を集めるときは、質問を自分で作成し、その回答からどのような評価をされているのか判断します。質問をするときは、具体的な内容を集めるコツを意識しておきましょう。
周囲の評価を集めるときのポイント
・年齢層や立場の違う複数人から集める
・比較するため、質問内容は同じにする
評価の聞き方に迷ったときは、他己分析の質問文を参考にするのがおすすめです。回答者が答えやすいように、具体的な内容を作ることを意識しましょう。
周りの評価を聞く質問例
・アルバイト開始時と今の印象の変化は?
・アルバイトを一緒にしていて助かるなと感じた出来事
・客観的に見たバイト先での質問者の立ち位置
質問方法は、コミュニケーションツールや紙媒体など、回答者が答えやすいもので依頼しましょう。評価を集めたら、共通する項目が多かった順に並べていき、応募先の仕事内容や求められている人物像とマッチするものを選んでみてください。
ステップ③構成にあてはめて文章を作成する
アルバイトの自己PRを作成するときの基本構成は4つに分けられます。構成時点では、細かい文法や語句の使い方を意識する必要はないので、まずはアルバイト経験から文章の材料となる内容を考えていきましょう。
今回は次の文章作成を例として、構成の作り方を紹介していきます。
アルバイトの自己PR例文
私の強みは、どんな状況でも悲観せず前向きに行動できることです。
私は大学1年生の頃から、システム会社のカスタマーセンターのアルバイトをしています。もともと人と話すことが苦手で、スキルを鍛えたいと応募した仕事だったのですが、実際に勤務してみると電話でのコミュニケーションは想像以上に難しく、不慣れな対応でお客様に叱られることもめずらしくはありませんでした。
毎日が失敗の繰り返しでしたが、そこでマイナスな考えは持たず、むしろ「これは自分が飛躍できるチャンスだ」と捉え、クレーム対応や苦手意識がある業務に積極的に取り組みました。
その結果、上司からはこの作業が向いているとまで言われ、いつの間にか人と話すことが好きになっている自分に気付くことができました。
御社でおこなうデータ分析の仕事は、思うような結果が出ず、うまくいかないこともある難しい業務だと感じています。アルバイトでの経験を活かしながら、どんな仕事も前向きに取り組み、御社に貢献していきたいと考えています。
(①結論②根拠③実績④まとめ)
作成に悩んだときは、経験者が意識していたポイントをヒントに、回答内容を導き出しましょう。
就活生パネリストが意識した自己PR作成時のポイント
自己PR文章を作成する中で、アピール内容をわかりやすく伝えるために意識していた点はありますか?
アルバイトの自己PRを伝えるうえでは、話の順序に気を付けていました。まず、結論ファーストで「〇〇が私の強みだ」と明言して、そのあとに具体的なエピソードを書くようにすると良いです。何が伝えたいのかわかりやすくなるため、私はその言い回しができるよう意識していました。
自己PRでアルバイトの経験を話すときは、第三者にもわかりやすく伝えられているかを意識していました。たとえばアルバイト内の人間関係や役職など、関係者にしかわからない部分の説明は誰もがわかる単語に言い換えるようにしていました。さらに、そういった補足情報に関しては、必要最低限の量に抑え、最も伝えたい部分に文字数を使うようにすることもポイントです。
結論|アルバイト経験でアピールしたいスキル
伝わりやすい文章を作るには、読み手の頭に入りやすい冒頭部分に、今回伝えたい内容である「結論」を入れ込むと効果的です。具体的には、自分がアピールをしたい知識やスキルを要約し、一言で伝わるように話します。
例文
私の強みは、どんな状況でも悲観せず前向きに行動できることです。
例文のように、文章の中で伝えるスキルは1つだけにし、簡潔にまとめることが大切です。うまくまとめられない人は以下のような定型文を覚えておき、空欄にあてはまるように内容を考えるとスムーズに進められます。
結論の定型文
・私の強みは〇〇な性格(部分、こと)です
・私は〇〇な経験から、〇〇できるスキルを持っています
・私の強みは〇〇で養った〇〇力です
結論の文章は、相手の見ているポイントを理解して〇〇を考えることが重要であるため、文章の始めや終わりが似たような内容になっても問題はありません。作り慣れないあいだは紹介した定型文をそのまま使って、作成の流れを覚えていきましょう。
根拠|スキルのアピールができるエピソード
根拠となる内容は、結論で話したスキルを「なぜアピールしようと考えたのか」に注目して書いていきます。アピールできる強みには、根拠となる具体的なエピソードがあるはずなので、アルバイト経験をさかのぼって作成しましょう。
例文
私は大学1年生の頃から、システム会社のカスタマーセンターのアルバイトをしています。もともとは人と話すことが苦手で、スキルを鍛えたいと応募した仕事だったのですが、実際に勤務してみると電話でのコミュニケーションは想像以上に難しく、不慣れな対応でお客様に叱られることもめずらしくはありませんでした。
毎日が失敗の繰り返しでしたが、そこでマイナスな考えは持たず、むしろ「これは自分が飛躍できるチャンスだ」と捉え、クレーム対応や苦手意識がある業務に積極的に取り組みました。
いきなり参考例のような文章を作ることがむずかしい人は、使いたいエピソードを部分的に挙げることから始めてみてください。
エピソードの考え方
・強みのもととなった経験:大学1年生からのカスタマーセンターの経験
・そう考えた理由:人と話すのが苦手な状態で勤務したから怒られてばかりだったけど、プラスに捉えて積極的に業務に取り組んで最後まで続けていた
強みと考えた経験と、なぜそう考えたのかを部分的に考えてつなげていけば、思考が整理されやすく、根拠のあるエピソードを作成できるようになるでしょう。
実績|アルバイト経験から得た評価や成果
評価や成果は、先ほど紹介した「成果や実績になる項目」を意識して考えていきましょう。企業はどんな形であれ、自社の事業に貢献できる人物を採用したいと考えているので、強みをもとにした実績のアピールが大切です。
例文
その結果、上司からはこの作業が向いているとまで言われ、いつのまにか人と話すことが好きになる自分に気付くことができました。
実績は数字や数値を伝えると相手に強みが伝わりやすいですが、難しい場合は、例文のように第三者や自分の評価からも作成できます。実績の内容は2つ程度が適切であり、3つ以上になってしまうと、どこをアピールしたいのかが伝わりづらくなってしまうので注意しましょう。
まとめ|入社後の活かし方
最後はまとめとして、アピールしたい内容を入社後にどう活かすかを考えていきましょう。入社後の姿を具体的にすることで、相手に自分を採用するイメージを持たせる効果があります。
例文
貴社でおこなうデータ分析の仕事は、思うような結果が出ず、うまくいかないこともある難しい業務だと感じています。アルバイトでの経験を活かしながら、どんな仕事も前向きに取り組むことで結果へつなげ、貴社に貢献していきたいと考えています。
まとめの文章を作るポイントは、応募している仕事内容へ触れることと、どう貢献するかを考えていくことです。例文だと「難しいデータ分析の仕事にも前向きに取り組んで結果を出すこと」がポイントを意識している箇所になります。
入社後の活かし方は、仕事内容を理解できていればスムーズに考えられる項目です。書く手が止まってしまう人は、応募する仕事内容をあらためて確認してみると良いでしょう。
今だからこそ伝えられる! アルバイト経験が入社後どのように活かされた?
学生時代に接客系のアルバイトを2つ掛け持ちしていたのですが、社会人になってからも言葉選びやマナーといった点で業務やお客様対応に活かせたと感じています。
社会人になって初めての経験として多いのは「電話対応」ではないかと思います。やはり、改めて丁寧な言葉で話そうとすると、尊敬語と謙譲語が混ざってしまうなど、失敗することもあると思います。そもそも、電話での対応というだけで緊張感がありますよね……。
そういったときに、接客経験があったからこそ、すんなりと電話対応に慣れていくことができたように感じます。また、対面でのお客様対応や打ち合わせにおいても、自然と笑顔が出て、お客様にとって好印象な対応ができたと自負しています。「しっかりしてるね」と声をかけていただくこともあったため、学生時代にアルバイトを経験しておいて良かったなと感じています。
学生時代に3つのアルバイトを掛け持ちしていたことが、他者への敬意を忘れないという気持ちを育んだのではないかと思います。当時、学童保育、掃除、警備員のアルバイトを経験していました。これらのアルバイトを選んだ理由は「会社員になってホワイトカラー労働(デスクワークをメインとする仕事)をすることになるのだから、今のうちにブルーカラー労働(建設業などのモノづくりにかかわる肉体的な仕事)の世界を体験したい」という動機からです。
これらのアルバイトの経験で今でも活きていることは、自分と違う職種の人に対する敬意を持てるようになったことです。会社のオフィスビルには、警備員の方や清掃員の方、託児所には保育士や学童保育支援員の方がいらっしゃいます。
それらのアルバイトを経験し、大変さを身をもって体感しているからこそ、敬意をもって接することができます。たとえば、会社内で他部署に何か依頼した際にレスポンスが遅かったとしてもすぐにイライラするのではなく「ほかの部署の方々もきっといろいろな事情があるのだろう」と一呼吸おけるようになりました。
ステップ④完成した自己PRをブラッシュアップする
最後は構成にしたがって完成した文章をブラッシュアップしていきます。自己PR文章をあらためて確認し、伝わりやすさ・読みやすさ・読むスピードを意識して添削していきましょう。
より効果的な内容にするには、経験者がリアルに意識していたポイントを取り入れることも大切です。経験談を参考に、自分が使えそうなコツを探してみてくださいね。
アルバイトの自己PRを魅力的に伝えるために工夫したことがあれば教えてください!
アルバイトの自己PRを書くときは、具体例を添えることで魅力付けをしていました。私の強みは「お客様のニーズを考えて行動することができる」ということです。そのため、実際にその力を発揮して、お客さんから褒められたエピソードを書くようにするように心掛けていました。内容を具体化することがおすすめです。
アルバイトの自己PRを魅力的に伝えるために工夫したことは、結果ではなく過程を大切にすることです。もちろん結果が良ければそこもアピールできます。しかし、最も大切なのは「なぜ」「どのように」「何をしたのか」を明確に伝えることだと思います。それらが言及できれば、自分らしさのある自己PRが書けるため、過程をアピールすることがおすすめです。
キャッチフレーズを使って印象を残す
自己PRでアルバイト経験を使う学生は多いため、短い面接時間で採用担当の印象に残るには、自分の強みにキャッチフレーズをつけることも一つの手段です。
キャッチフレーズを考えるには、3つのステップを意識するとスムーズです。リーダーシップの強みからキャッチフレーズを考えるやり方を参考にしてみましょう。
キャッチフレーズを作る3ステップ
①アピールしたい強みから言い換え言葉・連想できるフレーズを考える
②①からイメージできるものや人を考える
③文章化してキャッチフレーズを生成する
アピールしたい強み | リーダーシップ |
①連想・言い換え言葉 | 統率、牽引、音頭をとる、導く、主人、中心的存在 |
②イメージできる名詞 | 牽引車、大型トラック、灯台、一家の主、 大統領、台風の目 |
③文章化してキャッチフレーズを生成する | 「みんなのお母さん的なリーダーシップがあります」 「灯台のように悩んでいる人を照らす力を持っています」 「私のリーダーシップは大型トラック並みの牽引力です」 |
文章化するときは選択肢が多い方が考えやすいので、①〜②はできるだけたくさん考えておくと良いでしょう。
言い換え言葉が思いつかない人は、インターネットや辞書で調べてみるといろいろな言葉を知ることができます。強みによっては、ことわざや慣用句を参考にするのもおすすめです。
キャッチフレーズの注意点として、「すごい」「やばい」のようなライトな言葉の使用や、面接官が理解できない専門用語を使うことは避けましょう。
端的で伝わりやすい言葉選びをする
文章作成の中で、無駄をのぞいて簡潔に伝わる言葉を「端的な表現」と言います。アルバイトの自己PRでは口頭で相手に内容を伝えるため、聴覚だけで情報をうまく処理できるように、端的な言葉選びをする必要があるのです。
端的な内容にするには、次のような言葉がないかをチェックし、カットや言い換えをおこないましょう。
カットしても意味が通じる言葉 | ・〜という ・〜のような ・〜であれば |
不要な装飾や接続詞 | ・どう考えても ・明らかに ・つまり ・そうやって ・なぜなら |
語句のかぶり | ・より一層 ・約〜程度 ・まずはじめに |
「こそあど」言葉 | 「これ、それ、あれ、どれ」と物事を指し示す言葉 |
それでは実際に、下記の文章をより端的に言い換えていきましょう。
変更前
自己PRは、まずはじめに具体的な話に置き換えることが必要です。なぜなら、書き手はわかっているつもりでも、採用担当者にとってそれは意味が通りにくい場合もあるのです。
変更後
自己PRは、なるべく具体的な話に置き換えましょう。書き手はわかっているつもりでも、採用担当者にとっては意味が通りにくい場合もあるのです。
端的に言い換えるときは、実際の文章から表現を削除して違和感がないか、文章として意味が成立しているかに注意しながら確認すると良いでしょう。また、接続語をカットしすぎてつながりのない文章になっていないかもチェックが必要です。
作成していて自信がない場合は、周囲を頼り、文章をチェックしてもらうとより確実です。
話す時間も意識した内容にする
アルバイトの自己PRを魅力的に伝えるためには、実際に話している状況を想定した内容にすることも大切です。文章のみの確認にしてしまうと、「思ったよりも短い時間で終わってしまった」と面接で想定外のトラブルが起きることも。
自己PRは文章作成の完成で満足せず、声に出して読み上げ、話すスピードや時間のチェックまでおこないましょう。時間に余裕があれば対面練習をおこなっておくと、当日に近い雰囲気で話すことができるので、実践的な対策もできます。
内容に困る人向け|アルバイトの自己PR例文8選を紹介!
ここからはアルバイトの自己PRで使われやすいテーマごとの例文をもとに、意識すべきポイントやアピールできる仕事内容を紹介していきます。内容作りに悩んでいる人は参考にしながら、自分に合った自己PRを作ってみてくださいね。
①継続力
例文
私の強みは、決めた行動を長期的に続けられる継続力です。
大学1年生の頃から現在まで3年間、喫茶店のアルバイトを継続しています。
いまでこそ楽しく勤務できていますが、応募時の面接では「うちは指導が厳しく辞める人が多いけど大丈夫?」と店長に確認されアルバイト初日は不安でいっぱいでした。
実際に、アルバイト先では厳しい接客マニュアルと定期的なテストがあり、雇用されている人すべてに年に1回評価面談が設定されていました。始めたばかりの頃は、厳しいルールを覚えるのに苦労しましたが、手が空いている時間に先輩に覚え方のコツを聞くなどしてテストもクリアし、大学4年生の今でも続けることができています。
3年間継続したことで、今ではバイトリーダーを任されるようになり、新しいスタッフへの指導もできるようになりました。
御社でもアルバイト経験で学んだ継続力を活かして、何事も責任感を持ってやり抜いていきたいと考えています。
アルバイト経験から継続力をアピールしたい場合は、経験年数と長期的な継続にいたった理由を明確にすることがポイントです。例文のように具体的な年数と、継続をかなえるために取り組んだ内容を書く意識を持つと良いですよ。
実績は、長期継続できたことはもちろん、長年勤めることで立ち位置や任された仕事内容が増えたことまでつなげると、熱心に取り組んでいたことも採用担当へ伝わります。
継続力のアピールが使える職業は、同じ作業の繰り返しになりやすい事務職やエンジニア職などが良いでしょう。自己PRにする内容は、最低でも半年以上続けた経験を使うと効果的です。
②統率力
例文
私の強みは、集団の中で広い視野を持って周囲をまとめる力があることです。
現在、レストランのアルバイトでリーダーをしています。ビジネス街の店舗ということもあり、昼休憩の時間帯には非常に混雑するため、常に状況把握と適切な指示を出すことが求められました。
ミスやクレームが発生しないためにも、自分の業務をこなしながら常に店内全体を見回して、お客様の反応や困っていないスタッフがいないかに気を配ります。スタッフがミスをしてしまった際は、同じことが起こらないよう、空き時間にフォローする声掛けをすることも徹底しました。
その結果、私が出勤する日は忙しい時間帯でも大きなミスが起こることなく、「回転の早い店で助かる」と常連のお客様より褒めていただくこともできました。
入社後も、フロアスタッフとして周りをよく見て、自分のできることをおこないながら、周囲へも気を配りチームを支える存在として活躍したいと考えています。
統率力を効果的にアピールするには、統率力の意味をよく理解したうえで、アルバイト仲間や後輩を取りまとめて、目標達成できた経験と実績をアピールできると良いでしょう。
似た言葉として牽引力と勘違いされやすいので、自己PR内容を間違って作らないよう注意も必要です。
・統率力:周りを率いて一緒に目標達成を目指す力
・牽引力:1人で先導となり周りを引っ張っていく力
統率力は、言い回しを変えると責任感やマネジメントスキルのアピール内容と入れ替えることも可能です。自己PR応募先の仕事内容とマッチしやすい言葉選びができると、面接官に好印象を残しやすいでしょう。
統率力のアピールは、広告業界や医療業界など連帯感が必要な業界にアピールに効果的であり、チームで取り組む仕事に適しているといえます。
③コミュニケーション力
例文
私の強み、携帯ショップのアルバイトで培ったコミュニケーション能力です。
私の勤めていた携帯ショップでは、高齢のお客様が来店されることが多く、話したい内容をうまく聞き取る力が必要とされていました。
少しでも良好なコミュニケーションを取れるようにするため、お客様への質問を具体的にしたり、紙に書きながら質問したりする意識をしました。すると、徐々に手続きをスムーズに進められるようになり、社員の方からも「Aさんの補助が入るとお客さんのニーズがよくわかる」と評価をいただくことができました。
入社した際には、これまでの経験で身に付いたコミュニケーション能力を生かして、お客様にあったニーズの聞き取り方を意識して活躍したいと考えています。
コミュニケーション力は、聞く・話す・伝えるの3つの中から何をアピールしたいのか意識して自己PRを作成しましょう。話に一貫性があるのであれば、例文のように「聞く」と「伝える」の2つを組み合わせてアピールしても問題はありません。
コミュニケーション力は、幅広い仕事でアピールしやすい自己PRであるため、明確な実績で採用担当の評価へつなげることと、どのように活かしたいのか具体的なまとめを入れることが選考通過の鍵となるでしょう。
④提案力
例文
私の強みは、アパレルのアルバイトで培った提案力です。
当初勤めていたレディース向けのアパレルショップでは、新作のパンツの売れ行きが悪く、スタッフ全員で販売促進に力を入れていました。
私もパンツコーディネートの提案力を高めるために、SNSや雑誌などから、さまざまな情報を取り入れる努力をおこないました。その結果、お客様の悩みにあったパンツスタイルを提案できる力が付き、店内で一番売上に貢献することができました。
御社の営業部でも、提案力を鍛えた経験を活かして、商品が魅力的に伝わる言い回しができる人材として活躍していきたいです。
提案力で自己PRを作成するときは、ただ商品情報を魅力的に伝える能力ではなく、結果が出せる提案ができることをアピールしましょう。そのため、強みを感じた明確なエピソードに加え、結果が伴っているアルバイト経験を選ぶ必要があります。
提案力が効果的となる仕事内容は、結果が求められる営業職や販売職、プレゼンテーションで活躍する企画職などが適しています。応募先と提案する商品やサービスが違ったとしても、提案するまでの過程や意識していることを伝えれば、仕事内容が違っても自己PRに取り入れることができますよ。
⑤計画力
例文
私は物事を俯瞰した計画力に自信があります。
学生時代には、個別指導を強みとした塾のアルバイトで、指導計画を立てた経験があります。アルバイト先では、学生ごとの能力にあった指導内容を作成するため、それぞれの理解度と学習力からゴールを設定し、逆算した計画を立案しました。
理解度が低い生徒には基礎重点的に時間を割き、基礎ができている生徒には応用力をつけられる授業内容も追加するなど、成長速度に合わせた私の指導計画は、ほかのアルバイトスタッフの見本として採用されることになりました。加えて、担当していた生徒15人が全員志望校に合格することもできました。
御社に入社後も、計画を立てて行動することで最大限のパフォーマンスを発揮し、売り上げに貢献していきたいです。
計画力の自己PRでは、計画した結果どのような成果を得たのかも踏まえたアピールをすることが大切です。例文では塾のアルバイトで作った計画表について「見本として採用された」ことに加え、成果として「15人が志望校に合格」と数字を交えた実績も伝えたことで、強みとして説得力のある内容になっています。
計画力が必要とされるのは、金融業や建築業などの進行表をもとに業務が進められる仕事となりますが、社会人スキルとして強く求められるので、幅広く使うことができるでしょう。
⑥ポジティブシンキング
例文
私はピンチをチャンスに変えることができる、前向きな思考の持ち主です。
高校生から現在まで約4年間、宴会場のキッチン担当としてアルバイトをしていました。春先や年末はイベントで予約が多く、準備と洗い物に追われる仕事で同僚たちはつらそうにしていましたが、自分の中では要領の良い仕事の進め方を覚えるチャンスだと捉え、むしろやりがいを感じていました。
アルバイト開始当時は、なかなかうまく進められなくて先輩に迷惑をかけることもありましたが、4年経ったいまでは、後輩をサポートするほどに要領良くこなすことができるようになりました。
御社で仕事をする中でも大きな壁にぶつかることはあるかと思いますが、どんなときも前向きに捉えて目標を見い出し、チャンスを掴みたいと考えています。
前向きな強みを使った自己PRは、ありきたりな内容にならないように、どのようにポジティブシンキングしたのかで差別化を図ります。
例文では、忙しいキッチンのアルバイトでみんながつらいと感じている中、成長のチャンスと捉えた内容をアピールしています。大勢が同じ考えの中で別角度からの捉え方をできる人物像は、採用担当に魅力的な印象を残すことができるでしょう。
ポジティブシンキングの強みはどの仕事にもアピールしやすいですが、失敗も乗り越えて成果を出す必要がある研究職やマーケティング職のような仕事に使いやすい内容です。
⑦臨機応変な対応力
例文
私は、トラブルにも慌てない臨機応変な対応力に自信があります。
結婚式場のアルバイトでは、披露宴の雰囲気やゲストの対応に追われながらも、時間内の進行が求められる仕事に、初めはかなり戸惑ったことを覚えています。さらに、予定枠を超えたイベント発生や、ゲストの食事スペースが予想よりも遅いなどのトラブルに対応しなくてはいけませんでした。
通常の業務に加え咄嗟の出来事にうまく対応するために、常に頭の中で仕事の優先順位を更新し続け、新しい情報とどちらが先にすべきかの取捨選択ができるように意識して行動することを心掛けました。
その結果、気付けば多数の物事に臨機応変に対応しながら同時進行できる力が身に付き、今の就活では焦ることなくスケジュール管理ができています。
社会人として勤務すると、多数の業務をいくつもこなす必要があると感じているため、これまでの経験で身につけたスキルは必ず御社の役に立てると実感しております。
臨機応変な対応力は、トラブルや咄嗟の出来事にも慌てず対処したアルバイト経験を使うことが適切です。説得力を出すため、一度だけではなく何度も臨機応変に対応したアルバイト経験であると良いでしょう。
臨機応変な対応が求められるのは、顧客次第で対応を変える必要がある接客業や販売業、トラブルが起きやすいエンジニア業となるでしょう。アピールする経験は、臨機応変に対応して、プラスになった実績のある内容にしておくことが大切です。
⑧傾聴力
例文
私の強みは、相手のニーズを的確に聞き取る傾聴力です。
私は、大学生初期から現在まで花屋でのアルバイトをしています、来店した時点では欲しいものが決まっていないお客様が多いため、会話のなかでニーズを聞き取ることが必要な仕事です。採用時には店長からも、「花は贈り物として購入されるから、うまくニーズが聞き取れなければ、その人だけでなく送り主の時間も台無しにしてしまうよ」とアドバイスを受けていました。
短時間でお客様のニーズを聞き出すために、求めている色やデザインをこちらから提案して問いかけることを意識した結果、多くのお客様に喜んで花を購入してもらえるようになりました。店長からも「Aさんに接客された人は満足した顔で帰っていくね」と褒めていただくこともできました。
業種は違えど、同じ販売職となる御社の仕事でも、お客様一人ひとりの細やかな要望に真摯に耳を傾け、ニーズにあった提案ができるように貢献していきたいです。
傾聴力とは、相手の話をただ上手に聞くのではなく、話している言葉の中から本当に言いたいことやニーズを察する力も含まれます。アピールする内容は、話を聞いたうえで相手の気持ちを汲み取って動いた実績があるアルバイト経験を使うようにしましょう。
傾聴力は、ニーズにあったデザインを作り出すクリエイティブ職や、希望にあった提案をする販売職などが必要とされます。実績がアピールしづらい自己PRであるため、第三者の評価を取り入れて説得力の高い内容を作るように意識しましょう。
柔軟性についてアピールしたい人は、次の記事で解説しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
柔軟性の自己PRの作り方4ステップ|内定者の自己PRも紹介
文字数に困る人向け|アルバイトの自己PR例文3選を紹介
アルバイトの自己PRを作成するとき、文字数の調整が上手くいかず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
面接の自己PRで適切とされる1分間以内で、人が無理なく話せる文字は300文字程度であると考えられています。ここでは300文字の例文から文字数を増減するときのポイントを紹介するので、自分が作った自己PRを読んで文章量を調整してみましょう。
就活を乗り越えた先輩に聞く! 自己PRを書くときのポイントとは?
書類選考などで自己PRを作成するときに気を付けていたことや工夫していたことを教えてください!
自己PRを書く際に意識していたことは、指示された字数の8割を書くことです。それだけでなく、誤字脱字のチェックは、2回ほどするようにしていました。防げるミスを徹底的に防ぐことが、書類選考では必要です。
自己PRを書く際、自分の強みをキャッチコピーのように目立たせて、最初に述べるよう意識していました。具体的には、強調したい箇所に『』をつけるなどをして、強みを目立たせるようにしていました。
300字の自己PR例文
例文
私には、物事を初志貫徹できる粘り強さがあります。
大学生時代の飲食店でのアルバイトでは、店長と店員の体調不良が続き、出勤できる人数が7名になってしまったときがあり、当時バイトリーダーをしていた私は店長に代わって、店をまとめる役割を申し出ました。
他店から社員がヘルプに来る数日間をのぞき、週の半分以上は店長代理と学業を並行する状況となり、混乱しながらも「私ならできる」と2週間やり通すことができました。
復帰した店長には、高評価の声とともに、「社員になってほしい」と正式なオファーも頂き、自分の大きな自信へとつながりました。
貴社で働く際も、決めた目標には諦めずくらいついていきたいと考えています。
例文は飲食店のアルバイトで起きたトラブルから、粘り強さを活かした経験をアピールする内容です。店長代理として活躍したマネジメントスキルや、第三者から得た高評価も書かれており、実績の伴う自己PR文章となっています。
冒頭の結論となる部分でも物事を貫き通す意味のある「初志貫徹」の四文字熟語を使用することで、相手への印象付けも意識している点がポイントです。
200字の自己PR例文|文字数をおさえる方法も解説
例文
私の強みは初志貫徹できる粘り強さです。
大学生時代の飲食店のアルバイトで当時バイトリーダーをしていた私は、店長を含んだ体調不良者が続出したときに、店長代理を申し出たことがありました。
他店からヘルプに来る週の半分以上は店長代理と学業で混乱しましたが「私ならできる」と、2週間やり通すことができ、復帰した店長には「社員になってほしい」と高評価も頂きました。
貴社で働く際も、決めた目標を貫き貢献していきたいです。
200文字へ文字数を調整した例文です。結論と根拠の部分の接続詞や言い回しをカットし、端的な内容にまとめることを意識しました。文章量を少なくする場合は、説得力を欠かさないように注意し、例文では第三者からの評価となる「社員になってほしい」や「2週間」といった具体例は削除しないようにしましょう。
文章量をカットするときは、接続後を削ったり、言い回しを変更したりするなど、エピソードと関係のない部分を調整していくとうまくまとまります。一つずつ文章を確認しながら進めてみましょう。
400字の自己PR例文|内容を膨らませる方法も解説
例文
私には、物事を初志貫徹できる粘り強さがあります。
大学生時代の飲食店でのアルバイトでは、店長と店員の体調不良が続き、出勤できる人数が7名になってしまったことがあります。そのときに、当時バイトリーダーをしていた私は店長に代わり、店をまとめる役割を申し出ました。
他店から社員がヘルプに来る数日間をのぞき、週の半分以上は店長代理と学業を並行する状況に混乱しながらも、「私ならできる」と、諦めそうになる自分を鼓舞しながら2週間やり通すことができました。
復帰した店長には、高評価の声とともに、「社員になってほしい」と正式なオファーを頂き、自分の大きな自信へとつながりました。
貴社では営業職として応募させていただきましたが、業務の中では売上や行動の目標設定があると認識しています。アルバイトで学んだ粘り強さを活かし、入社後も決めた目標には諦めずくらいついて、誰よりも結果を残す営業として貢献していきたいと考えています。
400文字に増量した例文です。文章量を増やすときは、まとめの「どう活かすか」部分に具体性を持たせると、自然なボリュームアップができるのでおすすめです。例文では「決めた目標を貫く」に加え、応募職種の業務内容から想像できることや、どんな結果を残すかに注目して文章を作成しています。
まとめ以外では、根拠となるエピソード部分に当時の心象を加えることで、粘り強さをどのように維持したのかが想像しやすい内容作りを意識しています。
文章量が自然に増やせない人は、新しく文章を作るのではなく、今ある内容で具体例・印象・心象を加えてみましょう。
自己PRの内容ももちろん大切ですが、書類を作成するときには注意すべきポイントがたくさんあります。さらに魅力的な応募書類に仕上げるために以下の記事で合格につながる書類の作成方法を学びましょう。
書類選考に落ちる……体験談付きで合格につながる書き方を徹底解説
成功者に聞く! アルバイトの自己PRで選考を突破した実回答
内定をつかむアルバイトの自己PRを作るには、経験者の中でも成功経験を持っている人のエピソードを参考にすることで、より効果的な回答が導き出せるでしょう。ここでは、アルバイトを自己PRにして選考通過した人に、実際にアピールしたスキルや伝え方のコツを聞いていきます。
「アルバイトの自己PRは作成できたけどこれで良いのか不安」
「選考通過者のリアルな自己PR文章を参考にしたい」
作成したアルバイトの自己PRに少し不安が残っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
私はアルバイトの自己PRで「問題が起きたときにその原因を探り、解決まで導く問題解決能力がある」と伝えました。以下が、実際にエピソードも踏まえて面接で伝えた内容です。
開店間もないことから起こる営業体制のほころびを改善
「私には、問題が起きた際、主体的に原因を分析し解決まで導く能力があります。 大学1年生の頃、オープニングスタッフとしてカフェでアルバイトをしていました。当時は、オープンしたばかりで、営業体制もままならないような状態が続いていました。そのせいからか、待ち時間が長くなったり提供ミスがあったりとお客様に満足してもらえないことも多くありました。
原因を考えたところ、厨房内の連携がとれていないことに気付きました。その日から私は注文内容や在庫状況などを管理して、必要事項を大きな声で伝えるようにしました。その結果、厨房内の意思疎通がとれるようになり、ミスの削減、待ち時間短縮につながりました。
貴社に入社した際にはお客様との打ち合わせのなかで、求められているものを明確にし、最適な提案をおこないたいと考えています」
自己PRは選考の中で聞かれる確率の高い質問です。しかし、必ずといっていいほど聞かれる項目はほかにもたくさんあります。こちらの記事では面接で自己紹介を求められたときの回答例を豊富に紹介しています。経験者が実際に伝えた自己紹介も紹介していので参考にしてみてくださいね。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
アルバイト経験を自己PRに用いるときの注意点
アルバイト経験で自己PRを作るときには、事前に知っておくべき注意点が存在します。何も知らずに自己アピールを作ってしまうと、高評価を得られないリスクもあるので、実体験も参考に自分の文章を見直してみてくださいね。
「そこまでやるの?」と感じる広範囲まで意識してこそ、ライバルにも負けない自己PRを作ることができます。最後の一息まで気を抜かずに作り切りましょう。
アルバイトを自己PRに使うときに注意した点があれば教えてください。
アルバイトの自己PRを書くうえで注意したことは、具体化できるエピソードを書くことです。アルバイトにおいて、トラブルなどを解決するために、工夫を凝らした体験や策はいくつかありました。しかし、それらを闇雲に書くのではなく、ひとつを具体化して書くようにしていました。書きたい内容が複数あると、伝えたい内容がぶれてしまうと思っていたからです。
守秘義務について理解しておく
企業の多くは、自社の製品や雇用条件について「守秘義務」を所有しています。守秘義務は雇用形態にかかわらずアルバイトにも適用されるので、自己PR作成時は書く内容に注意しなくてはいけません。
守秘義務にあたるものは企業によって異なりますが、よくある例として以下のような項目が該当します。
守秘義務の例
・従業員の住所や氏名
・業務フローや指導内容
・商品の原価やレシピ
・顧客の情報
・入荷経路
誤って守秘義務となる情報を漏らしてしまうと、情報漏洩となり、面接でも倫理観や常識についての信用を損なってしまうリスクも考えられます。
アルバイト経験を自己PRとして話す内容には十分注意し、心配であれば必ず第三者への確認を求めましょう。
アピール内容は「だれでもできる」を感じさせない
アルバイトの自己PRでは、自分だからこそ得られたスキルや評価を強みとしてアピールすることが重要です。
「顧客へ声かけをした」ではなく、「顧客へ積極的な声かけをして関係性を構築できた」と少し言い回しを変えるだけで、自分だからこそのエピソードとして伝えることができます。
だれでもできるような強みやエピソードになってしまう人は、頑張った行動に対して「何を」「どのように」意識したのかを深掘りをするように意識してみましょう。
だれでもできるような強みの例と言い換え方法
・レジ締めをおこなっていた
→勤務していた1年半、1円の誤差もなくレジ締めができていたので、周囲からの信頼も厚かった
・売上に貢献した
→会計をおこなう際、「一緒に〇〇もいかがですか?」と声をかけることで、売上を〇%アップさせた
アルバイト経験の自己PRは体験談からモデリングして作成してみよう
アルバイトの自己PR作成では、「書き方がわからない」「アピール内容が浮かばない」「文章がうまく作れない」など悩みが多岐にわたります。スムーズに作成を進めるには、自分の悩みにあった対処法を理解して取り組むことが大切です。
さらに、面接を通過する魅力的な自己PRを作るには、作成のコツを意識することと、体験談から自分と似たものをモデリングして回答内容を導き出すことが求められます。作成手順を大枠から理解して、応募する内容にマッチした自己PRを作る力を身に付けてみてくださいね。
まず「アルバイトの経験で自分のどのような強みをアピールしたいのか」を明確に意識してみてください。そのうえで、その強みが一定のレベル以上であると感じてもらえるようにする必要があります。強みのレベルが100人中1番である必要はないものの、少なくとも上位半数程度には入っているような具体的な行動やエピソードになっているかを考えてみましょう
しかし、もしその強みが一定以上のレベルであると感じられない場合には、エピソードを変えるか、伝えたい強みを変えるか、どちらかの選択が必要です。アルバイトの経験で自己PRを作成することが難しい場合は、「日常の学業行動」を振り返って多面的な長所を伝えてみてください。あなたの強みが1分で見つかる、学業での長所分析ツールを参考にすることがおすすめですよ。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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自己PRのエピソードとしてアルバイト経験を選んだ理由は、自分の強みを活せる場面がアルバイトの中で多くあったからです。私は、小学生から高校生まで幅広い年代の生徒を指導する個別指導塾のアルバイトを長年していました。個別指導塾で自分の強みである粘り強さを活かし、さらにその強みを伸ばすことができたと思っています。
私の勤務している塾に通っている生徒のなかには、勉強を苦手としている子も多くいました。そのため1年間にわたって、1人の生徒を手取り足取りサポートすることもありました。1年間根気強く教え続けるということができたのも、自分の強みである粘り強さがあったからだと思います。その経験をアピールしたいと考え、自己PRではアルバイトについて伝えることにしたのです。