サマーインターンには参加すべき? 体験談から就活におけるメリットを理解しよう
サマーインターンに参加したほうが良いのか迷っている人は多いのではないでしょうか。特に大学3年生になると、周りでサマーインターンに参加する人が多くなってくるため気になりますよね。
サマーインターンには、本選考や早期選考に有利に働いたり、就活の準備が早めにできたりなどのさまざまなメリットがあります。しかし、時間や体力を消費しほかにやりたいことができなくなるなどのデメリットもあるのです。
そこでこの記事では、サマーインターンに参加するメリットや参加における懸念点ト・参加をおすすめする人の特徴などを、サマーインターンに参加した人の体験談を交えて解説していきます。
就活生の5大不安を解決!オススメのツール5選
① 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる…
→「就活力診断テスト」がオススメ
自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる!
② どの業界が自分に合っているかわからない…
→「適職診断」がオススメ
30秒で避けるべき仕事がわかる!
③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
→「自己PR作成ツール」がオススメ
4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に!
④ 面接で上手く答えられるか不安…
→「面接力診断テスト」がオススメ
模擬面接で苦手に徹底対処!
⑤ WEBテストで合格点が取れそうにない…
→「WEBテスト対策問題集」がオススメ
玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
サマーインターンの概要を押さえよう|学生たちが抱くリアルな印象も聞いてみた
そもそも「サマーインターンって何?」「サマーインターンはいつごろ開催されているの?」「サマーインターンにはどうやったら参加できるんだろう」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで、まずはサマーインターンの概要を解説していきます。学生たちが抱くリアルな印象も聞いてみたので、ぜひ参考にしてくださいね。
サマーインターンとは
インターンシップとは、学生のうちに企業で実際の業務を体験したり社員と対話する体験のこと。働くことへの理解を深めたりキャリアについて考える機会になります。サマーインターンとは、6〜8月ごろにかけて実施されるインターンシップのことです。サマーインターンの期間は、3日〜1カ月程度など実施する企業によってさまざまです。
大学3年生や大学院1年生が対象になる傾向にありますが、全学年が対象のインターンもあります。
サマーインターンに参加すれば、実際の会社の業務を経験できたり、会社の雰囲気を知れるなどのさまざまなメリットがあるのです。また、サマーインターンで会社の業務に必要なスキルやその企業でもとめられるスタンスなどがわかります。そのため、早期に企業の戦力としての実力もつけられるのです。
冬や春のインターンと比べて、設立当初のベンチャー企業から大企業までサマーインターンを実施する企業が多く、自分の興味のある企業について知ることができる絶好の機会といえます。
早期選考の案内が届いたり、比較的早めに企業の人とお話ができたりと就活に有利に働くだろうと思い、できる限り参加しようとしていました。
就活は早く始めた方が良いと言われていたので、サマーインターンは絶対に行こうと思っていました。自分に合った業界や就活の軸を決めるためのサマーインターンにしようと考えていました。
周りの友人も参加していたため、出遅れないように参加するべきだと考えていました。また、夏の段階では自分がどんな業界で何をしたいのか全く見当もついていなかったため、サマーインターンをきっかけに何か新しい道を見つけることができれば良いと考えていました。
主な4つの種類
サマーインターンは、実施方法によって主に4種類に分かれており、インターンの種類によって内容や実施期間が異なります。これからその4つのインターンの種類について説明していきます。
セミナー型
セミナー型インターン | |
---|---|
期間 | 1日程度 |
実施内容 | 企業説明会やオフィス見学 |
特徴 | 現役社員が会社や業務内容・やりがいなどについて語るため、気軽に参加できる |
セミナー型とは会社説明会のような企業情報や業務・仕事内容を説明するインターンです。会社の概要を伝えることが目的なので、1日で完結するインターンが多いです。
また、セミナー終了後に先輩社員と話す機会が設けられていることもあります。そのため、その企業で気になっていることを事前に調べておくと良いでしょう。
実施期間が短いため、複数のインターンに参加することができ、競合他社を見比べることができるのが特徴です。期間の短さとプログラムの内容から、かなり参加しやすいインターンといえます。
プロジェクト型
プロジェクト型インターン | |
---|---|
期間 | 2日〜1カ月程度(企業によって異なる) |
実施内容 | チームで与えられた課題について取り組む |
特徴 | プレゼンテーションの仕方や資料の作り方・ 論理的思考力・問題解決力などが身に付く |
プロジェクト型とは、企業の商品開発や新事業の提案など企業から出された課題に取り組むインターンです。5〜10人ほどでチームを組み、与えられた課題について取り組んで最後にプレゼンテーションをおこなう形が多いです。
期間は1日で終わるものもあれば、1週間程度かかるものもあり企業によって異なります。先輩社員がサポートしてくれることもありますが、学生たちが考え課題解決に向けて取り組むのが基本です。
具体的には、インターン先の企業の業績を上げるための新商品についてチームで考案したり、現在企業が抱えている課題を解決するためにどういった取り組みをすればいいのか考えたりします。
セミナー型のインターンと比べて、エントリーシート(ES)や面接を突破しなければいけないなどの難易度が高い傾向があります。
実務体験型
実務体験型インターン | |
---|---|
期間 | 1〜2カ月程度(企業によって異なる) |
実施内容 | 実際の企業の業務を経験する |
特徴 | 社員として、実際にインターン先の企業で働くことができるため、 業務内容を詳細に把握できる |
実務体験型とは、1カ月以上の長期にわたって社員と一緒にインターン先の企業の業務に取り組む形態です。応募倍率がかなり高く、参加人数が比較的少ない特徴があります。
その企業のいち社員として働くため、実際の仕事のやりがいや大変なことなどを深いところまで現場で学べるのが強みです。そのため、入社してからの「思っていた企業と違った」というミスマッチを防ぎやすくなります。
企業によっては、社会人としてほかの社員と同じように指導され、しっかり働けるため、本気でビジネススキルを身に付けたい学生におすすめです。
内定直結型
内定直結型インターン | |
---|---|
期間 | 数日間~1カ月以上(企業によって異なる) |
実施内容 | 社員のサポートや企業の実際の業務を経験する |
特徴 | サマーインターンへの参加が選考免除や内定に直結している |
サマーインターンへの参加が内定に直結しており、ベンチャー企業や外資系企業で実施されやすいです。実際に、インターンのプログラム終了後にその場で内定を出されたり、参加した学生が、ESやWebテストなどの一次選考を免除されるケースがあります。
また、「サマーインターンに参加していること」を応募条件として定める選考方式を取り入れている企業もあります。
このように、インターンは実施方法や期間によって、さまざまな種類に分けられます。
みんなはどのインターンを選んだ?
4種類のうち、どのサマーインターンに参加しましたか? 理由も一緒に教えてください!
セミナー型と実務体験型に参加したことがあります。どちらもその企業に限らず業界のことを深く知ることができると思ったからです。
セミナー型とプロジェクト型に参加したことがあります。セミナー型は参加募集人数も多く参加するための難易度が低いと感じたため、いくつか参加しました。プロジェクト型はその業界ではどんな仕事がおこなわれていて、自分に合うのか考えるのに役立つと考え、参加しました。
プロジェクト型と内定直結型に参加しました。理由は、この形式のインターンでは数日間にわたって開催されることが多く、早期選考の案内が来るなど有利に働くと思ったからです。
サマーインターンのQ&A! イマドキ学生のサマーインターン参加実態は?
サマーインターンの概要について理解できたら、さまざまな疑問が出てくるのではないのでしょうか。そこで、特に疑問点が多い以下の4つの質問について解説します。
- サマーインターンの平均参加社数は
- サマーインターンに参加したきっかけは
- サマーインターンで実際にどういった業務に携われるのか
- サマーインターンから何が得られるのか
この4つの疑問について経験者に聞いてみました。
Q:サマーインターン参加社数は?
サマーインターンに「どれくらいの数のエントリー」をし、「どのくらいの数の企業のインターンに参加したのか」気になると思います。そこで、経験者の応募状況や参加割合を聞いてみました。
みなさんは何社のサマーインターンにエントリーしましたか? 参加した数やエントリーの理由も聞かせてください!
3社ほどエントリーし、最終的に2社参加しました。夏休み中に全部行くとしても余裕のあるスケジュールが組めるなと思い、3社にしてみました。
エントリーした企業数は6社で、最終的に5社の企業に参加しました。さまざまな業界を見たいと思い、少し多めの6社にエントリーしました。
6社ほどエントリーして、3社に参加しました。まだ右も左もわからない状態だったので、知っている企業で日程の合うインターンシップを探し、応募していました。
ベンチャー企業も含めて、50社以上エントリーをしたと思います。インターン選考を通して面接をたくさん経験して、本選考に備えて面接慣れをしたかったからです。
Q:サマーインターンに参加したきっかけは何ですか?
サマーインターンの参加を迷っている人も多いでしょう。インターンに行ったほうが良さそうと思いつつ、せっかくの夏休みだから、できればインターンに時間を使いたくないと葛藤している人もいるかもしれません。
そこで、経験者にどういったきっかけでサマーインターンに参加したのか聞いてみました。
インターンに参加したほうが良いのか、それともプライベートを優先しても良いのかの選択のヒントになると思うので、体験談を参考にしてみてくださいね。
私は特に就きたい仕事などがなく、業界も絞れていなかったので、自分に合った業界や企業を見つけるためにサマーインターンに参加しました。また、周りの友達も早い段階から就活を始めており、「旅行や遊びは就活が終わってから」とお互い頑張っていたので、周りの環境も大事だと思います。
3年生で周りが就活をしている中遊ぶよりも、4年生で就活が終わってから遊ぶ方が心置きなく過ごせると思います。動き出しが早ければ早いほど、これからの自分の人生に対してメリットしかないと思うので、サマーインターンに参加してみてください。
最近の就活は早期に内定する人が多くなってきていると聞いたので、自分も早期内定をもらうためにサマーインターンに参加しました。結果として早期に内定をもらえたのでサマーインターンは行くべきかと思います。ただ、早期内定をもらえただけでなく、ほかにもメリットがありました。
まず、早期に就活をすることで周りとも差を付けることもできますし、後半になって焦ることもなかったです。また、早期の就活は企業からのイメージも良いためです。確かに大学3年生のうちに遊んでおきたいという人もいると思います。しかし、最初に楽をしすぎると、4年生になってから焦ってしまい、結果的に就活全体がうまくいかない可能性があります。
数社だけでも良いと思うので、とにかくサマーインターンで就活をスタートしてほしいと思います。そうすれば就活が終わったときに早くやっておいて良かったと思うはずです!
Q:サマーインターンの期間中、実際どういった業務に携わりましたか?
サマーインターンの内容は、チームで企業の課題について取り組んだり、実際の会社の業務に取り組んだりなどさまざまです。ただ、実際に経験した人のリアルな体験談を聞きたい人もいるでしょう。
そこで、実際にサマーインターンを経験した人に、「サマーインターンの期間」や「配属された部署」などについて聞いてみました。
某通信キャリアのインターンに参加しました。期間は2週間で職種配属型でした。最初の1週間は、同じ職種を経験することになる他の学生とマナー研修などをおこない、後半で部署配属です。
しっかりと2週間分の時給も発生しました。配属された部署は営業系の部署で、参加した企業が持つソリューションを提供していきます。実際に営業の商談同行をさせてもらえたり、ミーティングへの参加、議事録の作成なんかもして、とてもいい経験になりました。
自動車業界の企業のインターンに参加しました。期間は2週間、対面でおこなわれたインターンで、配属先は先行開発の部署でした。実際に企業で取り組まれている技術開発に携わることができるインターンだったので、現状ある課題の解決に向けて解決策を提案し、自分で取り組むような内容でした。
また、実際におこなわれているミーティングに参加させてもらうこともあったので、かなり実際の業務に近い形で携わることができたと感じます。最終日には課題に取り組んだ過程や最終的な結果に関して部長など多くの社員の方々がいる中で発表する機会があり、フィードバックもいただけたので、とても良い機会でした。
参加したサマーインターンは対面型で、1dayや2daysといった短期間のインターンがほとんどでした。さまざまな業界を知りたかったので、自動車業界、建設業界、そして精密機器業界など幅広く参加しました。
短期間のインターンだったため部署の配属などはありませんでしたが、グループワークなどで実際の業務を進めたり、現場に見学しに行って現場の人に質問をしたりしました。担当してくれた社員さんは、人事の方や実際に現場で働いている社員さんなどでした。
Q:サマーインターンから何を得ましたか?
サマーインターンに参加すると、会社の雰囲気がよくわかったり、社会人として必要なスキルが身に付くことが想像できると思いますが、具体的にどういったスキルやノウハウが得られるのか気になる人も多いと思います。
経験者に、サマーインターンに参加して得られたことについて聞いてみました。
サマーインターンを体験したからこそ得られたことはいくつかありました。まず1つ目に、企業の雰囲気がよくわかったということです。Web上の説明会だけでは正直わからないことも多いと思います。実際、インターンに行ったからこそ雰囲気がわかり、「エントリーしないでおこう」と思った企業もありました。
2つ目は企業の実際の業務です。HP上や説明会などで多少の説明はあると思いますが、それだけでは不十分だと思います。インターンで実際に体験することで、自分に合っているか、不向きかがわかると思います。
実際に現場に配属されるインターンに参加したのですが、社員の生の声を聞けたのでとても良かったです。その企業の良いところ、悪いところを包み隠さず、ぶっちゃけて話してくれたので、逆にその企業の印象が上がりました。
また、長期のインターンになればなるほど、早期選考や本選考での優遇措置が取られることが多いので、有利に選考を進められて良かったです。社員や他のレベルの高い学生との人脈を作ることもでき、自分自身も刺激をもらえました。
サマーインターンに参加するかどうか迷っている人は、この記事も参考にしてください。就活生たちがいつからインターンに参加したのか、リアルな意見を見ていきましょう。
インターンはいつから行くのがベスト? 学生のリアルな声から解明
サマーインターンだけではなく、全期のインターンに参加したいと思っている人は、次の記事をチェックしてみましょう。インターンの探し方について解説しています。
体験談で学ぶインターンの探し方|迷わず進められる5ステップを紹介
サマーインターンに参加する6つのメリット|実体験を参考にしよう!
サマーインターンへの参加を悩んでいる人の中には「冬にインターンがあるからあとで参加すればいい」と思っている人も多いのではないでしょうか。サマーインターンの参加のモチベーションが上がらないのは、参加するメリットをよく理解できていないからかもしれません。
サマーインターンで得られる具体的なメリットについて確認しましょう。
①本選考や早期選考に有利に働く可能性がある
サマーインターンに参加すると、本選考や早期選考が有利に働く可能性があります。実際にサマーインターン参加者に早期選考の案内をしたり、本選考時に「自社に対する関心が強い」と評価したりする企業もあるのです。
また、サマーインターン参加者限定の早期選考の案内などがなく直接的に有利に働くことがなくても、インターンで人事担当に良い印象を持ってもらえれば、本選考で「この学生を採用したい」と思われ、他の就活生より有利になる可能性もあります。
サマーインターンの参加によって本選考で有利になった体験談をチェック!
最も有利となったことは早期選考に参加することができたことです。早期選考に参加できたことでかなり早い段階で内定をもらうことができました。
また、サマーインターンに参加して得た経験をその企業の志望動機に書くことができたのも良かったです。これはインターンに参加していないと得られないことで、HPにももちろん書いていないことなので、他の人と差別化することができます。面接の際にもインターンで得た経験を自信をもって話すことができました。
本選考での優遇は企業によって異なりますが、私が受けた優遇措置としては3つあります。1つ目は、最終面接の案内です。現場配属型の長期インターンで、インターン参加後に最終面接の案内を受けました。2つ目はESとWebテストの免除です。数日間インターンに参加した企業で免除措置をしてもらうことができました。3つ目は、一次面接免除です。二次面接、最終面接の2回で内定というフローで進めることができました。
このように企業によってさまざまですが、サマーインターンに参加していると、優遇措置を得られることが多いので有利だと思います。
②早い段階で自分のやりたい仕事を見つけやすくなる
サマーインターンに参加して、その企業の業務内容が自分のやりたいこととマッチしていれば、早い段階で自分のやりたい仕事を見つけやすくなります。特に複数の企業のサマーインターンに参加すれば、自分に合っている仕事を探しやすいです。
まだ、自分が働きたい業界もわかっていない人もいると思います。そういった人は、さまざまな業界のサマーインターンに応募すると良いでしょう。
サマーインターンで自分に合っている業界や、イメージと違った業界などを発見できれば、これから選考を受ける企業を選別しやすくなります。
人によってはサマーインターンの経験から「社風が自分の予想と違うから選考を受けるのをやめよう」と判断できるかもしれません。つまり、企業について理解できるためミスマッチを事前に防ぎます。それにより、早期に自分に合った企業を選別でき、冬のインターンや本選考時は自分に合った企業の対策に集中できるのです。
③就活の準備を早めにできる
応募した企業の業務に必要なスキルやもとめられている人物像がわからないままでは、漠然としたビジョンで就活をすることになりかねません。
サマーインターンに参加することで、その業界でもとめられているスキルなどがわかり、具体的なビジョンを持って就活に臨めます。また、サマーインターンで採用担当から「自社では〇〇のスキルを持っている人がいないから、そのスキルを持っている人を積極的に採用したい」と聞いておけば、選考までに企業が実際にもとめている人材がわかり、自己PRなどの対策ができます。
このように、サマーインターンに参加して就活の準備により早く取り掛かることで、就活を効果的に進められるメリットがあるのです。
④4年生になる前に選考に慣れることができる
サマーインターンでは、参加するためにESの提出や面接・グループディスカッションなどをおこなうため、就活が本格化する前に選考に慣れることが可能です。インターンの選考を経験することで、本選考に自信を持って臨むことができます。
面接でどういったことを聞かれるのか、グループディスカッションでどういった討論をするのかを把握すれば、本選考で押さえておくべき必要なノウハウや考えがわかり、事前に対策することが可能です。
また、サマーインターンの選考で通過しなくても、選考がうまくいかなかった理由などを振り返ることができるため、本選考に向けてそれを活かした対策をすることができます。
⑤社会人としてのスキルを早期に身につけられる
サマーインターンに参加すれば、会社によっては実際の業務を経験できるため、社会人としてのスキルを早期に身に付けることもできます。たとえば、インターン内容によって電話応対の仕方や名刺の渡し方などを経験することが可能です。ほかにもチームで働くことの大切さや、考えることの重要性などを身に付けることができるでしょう。
また、企業の社員とやりとりする中で、自分のビジネスコミュニケーションのレベルを確認することも可能です。このように、現場で働くからこそ社会人に必要なスキルを早期に身に付けることができるのです。
⑥サマーインターンの経験を踏まえてその後のインターンに参加できる
サマーインターンに参加すれば、その経験を踏まえて冬のインターンなどに参加できます。最初は、サマーインターンの準備をしてもうまくいかないことがあるかもしれません。たとえば、実務経験型のインターンにおける電話対応やメールのやり取りなどです。
しかし、失敗を活かし改善点を修正すれば、次に参加するインターンで一人前の社会人として通用する立ち振る舞いができ、企業にとって魅力的な学生として認識される可能性があります。このように、サマーインターンの経験を踏まえて、その後のインターンの対策をできることが強みになります。
ウインターインターンには参加しましたか? 参加した背景やサマーインターンとの違いについて教えてください!
ウインターインターンにも参加したのですが、参加した学生たちにあまり緊張感がなく、サマーインターンで出会った学生の方が、就活に対する意識が高かったように思います。
サマーインターンを通じて自分に余裕ができたのもあるかもしれませんが、冬のインターンでは、参加者の間にサマーインターンのときのような張り詰めた空気はなかったと感じました。
みんなが感じたサマーインターンに参加して良かったことは?
サマーインターンに参加して良かったと思ったことは3つあります。1つ目に早期選考に参加できたことです。インターン参加者限定の早期選考に参加できたことで、早く内定を得ることができました。
2つ目に企業の雰囲気を感じられたことです。説明会や企業のHPでは感じることのできない雰囲気を、実際の業務を体験することで感じることができました。企業選びでも雰囲気は大切になってくると思うので、参加して良かったなと思います。
そして3つ目は、先輩方に質問があったらいつでもできるところです。インターン中、気になることなどをすぐに質問することができたので、充実したインターン期間を過ごすことができました。
参加して良かったと感じたことはいくつかあります。1つ目は、インターン経由で早期選考に案内され、年内に内定をいただけたことです。有名企業から頂いた内定だったのでとてもモチベーションアップにつながりましたし、焦りが無くなりました。
2つ目は、レベルの高い仲間と出会えたことです。よく、サマーインターンは参加者のレベルが高いと聞きますが、それを私も感じました。特に、早期の段階からコンサルから内定をもらっている学生など、ディスカッション慣れしている学生と出会えたので、その人たちと話したことで自分のレベルも上がった気がします。
良かったことは2つあります。1つ目は企業について深く知ることができたことです。インターンに参加することによって実際の業務を体験できたり、職場の環境や社員の方々の雰囲気など、インターネット上や説明会からでは得られない情報を知ることができます。
業務の内容や会社の雰囲気が自分に合うかどうかは、将来働くうえでとても重要な要素だと思いますし、実際に自分も第一志望だった企業のインターンに参加してみると業務内容が自分に合わないと感じた経験があります。なのでインターンに参加して企業について深く知れたことは非常に良かったと感じています。
2つ目は早期選考に案内していただき、3年生の1月中に内定をいただけたことです。その過程でインターン参加後に社員の方との面談の機会がいただけたり、本選考のESの添削もしていただけたりと、さまざまな点でアドバイスをいただけたので良かったと感じています。
サマーインターンに参加にあたっての2つの注意点
「サマーインターンのメリットはわかったけど、参加するにあたって注意すべき点はまったくないのだろうか」と疑問に思った人もいるのではないのでしょうか。
サマーインターンにはメリットがある反面、学生にとっては懸念点といえることもあります。そこで、どういった点を懸念すべきか、経験者に聞いてみました。
①ほかの就活対策との優先順位を考えながら参加する必要がある
サマーインターンは長くて2カ月程度の期間がかかり、それに伴って体力も消費します。また、サマーインターンの参加にあたって選考が課されることもあり、その場合、インターンに参加したい企業に応じた筆記試験や面接の対策をする必要があるのです。
そのため、TOEICの勉強や資格取得といったほかの就活に必要な活動ができなくなる可能性があります。サマーインターンは時間がかかってしまうからこそ、「就職活動で今自分が優先してやること」を明確にしてから参加を検討したほうが良いでしょう。
②社員が実際にしている業務は経験できない可能性がある
サマーインターンは、プログラムによっては社員が実際におこなっている業務を体験できない可能性があります。特に、期間が短い「セミナー型」のプログラムは会社の概要を伝えることが目的なので、企業の業務を体験しにくいです。
サマーインターンで実際の業務を経験したい人は、応募前にそのインターンで体験できるプログラムをよく確認することをおすすめします。
先輩たちがサマーインターンで大変だと思ったこととは
サマーインターンの参加にあたって大変だったことはありますか? 参加を考えている就活生に向けて、アドバイスをください!
私にとっては初めての就職活動だったので、ESの作成など全てが大変でした。特に長所は、誰にでも1つはあって、簡単に書ける欄だと想像していたのですが、締切直前までしっくりくるものが見つからず苦労しました。
「サマーインターンは通過率が低いから、落ちても気にすることはない」と聞いていたのですが、実際に私が受けたサマーインターンの選考通過率がとても低く、不合格のメールが届くたびに落ち込んでしまいました。メンタルを保つこと、切り替えることが大変でした。
大変だったことは、エントリーの締切が6月下旬に課している企業が多く、一気にESの提出ラッシュが続いたことです。
サマーインターンの参加を視野に入れよう! 参加すべき人の4つの特徴
サマーインターンは「就職活動を熱心におこなっている人が参加するもの」と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、就職活動で「何をすべきかわからない」と悩んでいる人こそ参加したほうが良い可能性があります。
そこで、経験者の体験談も踏まえながら参加をおすすめする人の特徴を説明するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①就活の準備を何から始めたら良いかわからない人
サマーインターンに参加すれば、本選考前に筆記試験から面接までを経験でき、本選考にその経験を活かすことが可能です。また、応募から選考を経て合否が発表されるまで、就活の一連の流れがわかるため、本選考の対策をしやすくなります。
さらに、企業や業務内容についての説明を受けるため、サマーインターンに参加すること自体が業界・企業研究につながります。
このように、本選考の効果的な対策ができるようになるほか、業界・企業研究にもなるため、就活の準備は何から始めたらいいかわからない人はサマーインターンに参加するのがおすすめです。
②学生時代に打ち込んだことが思い浮かばない人
本選考で自己PRとして「学生時代頑張ったこと」を質問されることは多いです。
しかし、アピールできるような学生時代に頑張ったことがあまり思い浮かばない人も多いのではないのでしょうか。そのような人は、社員とともに実際の業務を経験する1〜2カ月のサマーインターンなどに参加してみてください。
インターンで社員と同じプロジェクトに取り組んだり、専門的なスキルやノウハウを身に付けられれば、その経験を学生時代に頑張ったこととして企業にアピールできます。
また、インターンを通して社会人スキルを身に付けたことを押し出せると、入社後により早く活躍できる人材だとアピールでき、おすすめです。
③働くことに対してイメージがついていない人
学生のうちは社会で働くことが基本的にないため、働くイメージができないことは不思議ではありません。
しかし、サマーインターンに参加して実際の業務を経験したり、社員の話を聞いてみたりすれば、働くことに対してイメージがつきやすくなります。
また、「実際の業務がわからない」や「社会人としてやっていけるかわからなくて怖い」などの働くことに対して不安を感じている人も、実際に働いてみれば不安を緩和できる可能性があります。
働くことに対しての悩みを解決しやすくなるため、サマーインターンに参加することはおすすめです。
サマーインターンに参加して、働くことに対して参加前よりイメージがつきましたか?
はい。私は働くことにイメージが全く湧かなかったこともインターンに参加する理由の1つだったので、とてもいい経験になったと思います。
インターンに参加することで、実際に働くことに対してイメージがつきました。正直説明会だけでは全く想像することができなかったので参加して良かったと思います。
④早期の内定獲得を目指している人
サマーインターンで優秀な人材を見つけ、早期選考を経て人材を獲得しようとする企業があります。サマーインターンに参加することで面接の回数が減ったり、グループディスカッションが免除されたりして早めに内定を獲得できることもあるのです。
また、実際にサマーインターンやその選考を通してES作成や面接、グループディスカッションの練習ができることで、本選考までに実力が付きやすくなります。その結果、より早い内定獲得につながるでしょう。
なるべく早く内定がほしいと思っている人は、早期選考や選考対策のチャンスを逃さないよう、サマーインターンについてしっかり情報収集しておきましょう。
サマーインターンに参加すべきなのはどんな人?
サマーインターンの参加はどんな人におすすめだと思いますか?
私のように働くイメージが湧いてない人におすすめだと思います。インターンに参加する前と後だと、就職活動へのやる気がかなり違いました。
志望業界が絞れていない人、自分に合った仕事がわからない人におすすめだと思います。インターンに参加することで、仕事の向き不向きがわかると思います。
行きたい業界が絞れていない人や就活を始めたいけど何をすれば良いか迷っている人におすすめだと思います。働くことへの解像度が上がるはずです。
サマーインターンに参加するまでの5ステップ
サマーインターンに参加するまでの流れがわからない人も多いと思います。サマーインターンに参加するまでの手順は、画像で紹介している5ステップを参考にしてくださいね。
それぞれについて経験者の体験談も取り入れて説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
①3~4月:自己分析をする
インターンの応募が始まる前の3~4月から、自己分析をすることが大切です。自己分析をして「自分がやりたいこと」や「どういった企業で働きたいか」を確認できれば、インターン先の企業を選択する際の参考になるからです。
簡単な自己分析の方法として、「自分史」の作成があります。自分史とは、中学・高校・大学時代の達成してうれしかったことや悔しかったこと、忘れられない体験などを分析する方法です。
自分史によって自分の過去を振り返ることで、オリジナリティのある自己PRを作成できるだけでなく、自分の重視している価値観がわかるため、自分に合っている企業を選別しやすくなります。
自分史以外にも、代表的な自己分析のやり方として以下の方法があります。
- マインドマップ:
あるキーワードから連想されるキーワードを派生させながら、頭の中を地図のように可視化する - ジョハリの窓:
第三者に協力してもらいながら自分の性質を「開放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」の4つに分け、伸ばすべき特徴や気付いていなかった自分の特徴を把握する - モチベーショングラフ:
縦軸を感情の上下、横軸を時間軸としてモチベーションの変化をもとに自分の価値観を見出す - 就活アプリの自己分析ツール:
質問に答えていくことで自分の強みや合う企業などを把握できる
例:「AnalyzeU+」(Offerbox)、「キャリタスQUEST」(キャリタス就活)など
これらの自己分析方法を活用して自分について理解し、サマーインターンの企業選びの参考にしてください。
自己分析のメリットや9つの方法について、こちらの記事で詳しく解説しています。実際に就活生が試したときの体験談も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
②4~5月:参加したい業界・企業の研究をする
次に、自己分析に基づいて参加したい業界や企業の研究をしましょう。
業界・企業研究のやり方に以下のものがあります。
- 興味のある企業の公式サイトや求人票・SNSなどを見る
- 企業説明会に参加する
- OB・OG訪問をする
- 就活サイトの特集や記事を見る
- 業界・企業研究に特化した本を読む
特に、企業の公式サイトは企業研究に必要な情報が多く載っているためおすすめです。公式サイトで企業研究につながる確認すべき主なポイントは以下の通りになります。
- 勤務地
- 給与
- 福利厚生
- 休暇状況
- 企業理念
- 社風
- 企業の強み
- 業務内容
- 実績を挙げている社員のインタビュー
こういった点を確認すれば、業界や企業についての理解が深まり自分との相性がわかります。そして、インターンに参加したときのミスマッチを防ぎやすくなるのです。
サマーインターンについていつから調べ始めましたか?
大学3年生の5~6月くらいから調べ始めました。個人の感覚的には、サマーインターンに参加する人の中では少し遅い方なのかなと、当時は思っていました。
早めに行動しようと考えていたため、大学3年生の4~5月くらいだったと思います。そのころから少しずつ調べていき、6月には本格的に調べていました。
サマーインターンの参加企業として候補に挙がった業界・企業について調べるとき、何を使って調べましたか? また、どんなポイントを見ていましたか?
主には、大手就活サイトでキーワード検索をしていました。就活を始めたてでまだ企業について何もわかっていなかったので、とりあえず面白そうだなという理由でインターンにエントリーする企業を決めていました。
就活アプリでランキングに出てきた企業や気になる企業を調べたりしていました。選ぶ際、興味のある業界はもちろん選びましたが、それだけではなく、自分の興味ない業界も積極的に検索して見ていました。
就活アプリで自分の気になる企業を調べたり、一括エントリーでESを出したりしました。一括エントリーは、自分の興味ない業界や知らない企業にも自動的にエントリーされるので、視野や選択肢を広げるという観点からおすすめします。
③5~6月:募集しているインターンを探してエントリーをする
必要な分析が終わったら、自分に合ったサマーインターンを探してエントリーしましょう。募集しているサマーインターンを探すときに、1つの探し方だけでは十分な応募先を見つけられない可能性があるため、複数のサイトを使用してインターンを探すのがおすすめです。
サマーインターンの募集を探すときには、以下の方法があります。
インターン募集サイトで探す
興味のある企業のサイトで確認する
大学のキャリアセンターに通う
特に、以下のインターン募集サイトでは、より多くのサマーインターンの募集を確認できるためおすすめです。
どのようにしてサマーインターンを探しましたか?
私は見るサイトをひとつに絞って、大手就活サイトのみで探していました。あとは企業合同イベントに参加したり、気になるワードで検索したりしてヒットしたものから選んでいました。
サマーインターンは2つアプリを使って探しました。1つは自分で探すアプリで、もう1つはオファー型のアプリでした。アプリでは検索条件を絞ったりしながら探していました。
Instagramで就活系の投稿をまとめている人(Bizual就活アカデミー)がいたので、フォローして情報をゲットしていました。
サマーインターンにエントリーしたのはいつ頃からでしたか?
サマーインターンには、大学3年生の6~7月くらいにエントリーしていました。ほとんどの人はその時期くらいからエントリーを始めると思います。
6月後半から7月前半にESの締切を設定している企業が多かったため、その時期にエントリーをおこないました。
④6~7月:選考を受ける
次に、サマーインターンに参加するための選考を受けます。主な選考内容として以下があります。
- 書類選考
- 筆記試験
- 面接
- グループディスカッション
それぞれの選考対策については、このあと詳細に説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、サマーインターンは企業によっては本選考よりも採用されるのが難しくなる可能性があります。インターンに参加できる人数は本選考より少ない傾向があるうえ、サマーインターンに参加するために早くから就活対策をしているレベルの高い就活生がライバルになるからです。
そのため、もし選考に落ちてしまっても「本選考の練習になった」と気を落としすぎないようにしましょう。
サマーインターンの選考対策では、特に何に注力したか教えてください!
グループディスカッションや面接の練習です。私にとって初めてのことだったので、たくさん練習して慣れることを意識しました。
注力したことは、ある課題が与えられてその解決策を提示する「ケース面接」の対策です。コンサル企業を受けていたので、24卒の先輩に練習に付き合ってもらっていました。
サマーインターンの選考で特に注力したのはESです。志望動機や自己PRなどを先輩や友人に何度も添削してもらいました。
選考の際にはインターンに参加する志望動機が求められるでしょう。「どのように志望動機を考えれば良いかわからない」という人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
例文26選|インターンシップの志望動機どう書いた? 内定者に調査
⑤7~8月:合格したらインターンに参加する
選考を突破したら、サマーインターンに参加します。サマーインターンに参加する前にスケジュールの確認をおこない、余裕を持って行動できるようにしましょう。
また、サマーインターンに参加することで業務内容についての理解が深まり、今後の企業選びの参考になります。これからの本選考に活かせるような経験を得ることが大切です。サマーインターンの参加までに準備することや参加中に意識することなどについても、この記事で説明しているので、参考にしてください。
サマーインターンの選び方5選|学生たちは実際どう選んだ?
学生たちは、インターン先をどのように選んでいたのでしょうか。「実際のサマーインターンの応募先をどうやって選べば良いのかわからない」という人は多いでしょう。
パネリストたちがインターンを選んだときの注目ポイントを聞いてみたので、自分が「行って良かった」と思えるインターン探しの参考にしてみてくださいね。
①企業から選ぶ
気になる企業が見つかっている人は、企業ごとにサマーインターンを実施しているか確認すると良いでしょう。就職したい企業のインターンに参加できれば、その企業について深く知ることができるからです。
しかし、自分の希望の企業がすべてサマーインターンをおこなっているとは限りません。また、知らないうちにサマーインターンの募集を開始したり、応募を締め切ってしまったりする可能性も考えられます。
そのため、企業のホームページや就職サイトで、こまめにチェックすることが大切です。
②業界から選ぶ
志望する企業が見つかっていない人は、まず業界から選ぶといいでしょう。業界から選ぶと多くの企業の中から応募先を選択できるため、自分に合ったサマーインターンを見つけやすくなるからです。
業界には以下のように、さまざまなものがあります。
業界分類 | 細かい分類 |
---|---|
メーカー | ・食品 ・建設 ・自動車 ・印刷 ・スポーツ |
商社 | ・専門商社 ・総合商社 |
小売 | ・スーパー ・コンビニ |
金融 | ・銀行 ・証券 ・生保 |
サービス・インフラ | ・不動産 ・鉄道 ・電力 ・ホテル ・医療 ・教育 |
IT | ・インターネット、Web ・通信 ・ソフトウェア ・ハードウェア ・情報処理サービス |
広告・出版・マスコミ | ・放送 ・新聞 ・出版 ・広告 |
官公庁・公社・団体 | ・公社、団体 ・官公庁 |
こういった業界の中から、自分が興味のある業界を探してみてください。自分に合っていると思ったら、その業界の中から自分が興味のある企業を選択しても良いでしょう。
また、気になる企業を調べて「業務内容に興味をそそられない」と思った場合は、その企業とまったく別の業界を調べてみるのもおすすめです。
③職種から選ぶ
働きたい企業や業界は決まっていないが、「やりたい仕事は決まっている」という人もいるかもしれません。そのような人は、職種からサマーインターン先を選べばやりたい仕事に携わりやすいためおすすめです。
また、職種で選択する人はさまざまな業界の職種に応募してみると良いでしょう。同じ職種でも、業界によっては仕事内容やスタイルがまったく異なる可能性があるからです。
たとえば、開発職でも飲食業界の開発職とゲーム業界の開発職では、一緒に作業をおこなう人数や勤務時間・場所などの仕事のスタイルがまったく異なるかもしれません。こういった場合も視野に入れながら、自分に合った職種を選ぶ必要があります。
そのため、職種でサマーインターン先を選択する人は、複数の業界のサマーインターンに応募してみるのがおすすめです。
自分に向いている仕事の探し方がわからない人はぜひこちらの記事を読んでみてくださいね。自分らしくいきいきと働ける企業選びにきっと役立つはずです。
自分に向いてる仕事の探し方12選|体験談で学ぶ自己理解のプロセス
④期間から選ぶ
サマーインターンを選択するときに、期間を確認することも忘れないようにしてください。インターンによっては1日で終わるものもあれば、2カ月程度かかるものもあり、希望の企業がサマーインターンを募集していても、自分の都合で参加できない可能性があるからです。特に長期のインターンは、自分の都合と合わない可能性があるため注意しなければいけません。
「多くの企業について知りたい人」は、1日のインターンに複数応募すると良いでしょう。また「関心のある企業が決まっている人」や「実際の業務をしっかり経験したい人」は、長期のインターンに申し込むと良いかもしれません。
このように「インターンに参加する目的」や自分が「インターンに参加できる期間」、応募したい企業の「サマーインターンの期間」を確認して応募する必要があります。
みんなのサマーインターンの参加スケジュールを教えて!
参加したサマーインターンのほとんどが8月で、1day・オンラインのインターンは9月にも参加しました。
私は留学の関係で、3年生の10月まで休学していたので、学業やサークルは特に気にする必要はありませんでしたが、バイトに関しては頻度を減らさざるを得ませんでした。8月はほとんどシフトに入れなかったです。その分収入が減ってしまったのでかなり厳しかったです。
また、友人とスケジュールが合う日も少なく、会ってストレス発散ができなかったこともしんどかったです。
8月中は、毎日のようにインターンの予定が入っていて、コンサル系に行ったり、金融系にいったり、通信系にいったりで忙しく、充実していました。
6月は学校がありましたが、ほぼオンデマンド授業だったので、平日にインターンが入っていても大丈夫でした。
私は、大学3年生からは就活に専念したいと思っていたので、サークルには徐々に行かなくなりました。それもそれで残念なことかもしれないですが、「結果的にやり切ったと言えるくらいまで就活しよう」と、そのこともモチベーションにして頑張っていました。
⑤インターンの内容から選ぶ
経験したいインターンの内容が決まっている人は、サマーインターンのプログラムから選択しても良いでしょう。同じ業界でも、企業によってインターンのプログラムがまったく異なる可能性があるからです。
たとえば、以下は2024年におこなわれる予定の2つのIT企業のサマーインターンですが、同じ業界でもインターンの内容は違うことがわかります。
-
Skyのインターン:
社員が日々実際におこなっている開発を体験しながら、業務内容の理解やプログラムスキルを学ぶ -
サイバーエージェントのインターン:
3日間かけてお題に沿ったゲームをチームで開発し、その完成度を競う
このように、同じ業界でもインターンの内容がまったく異なる可能性があるため、経験したい内容が決まっている人は、希望するプログラムのインターンを選ぶと良いでしょう。体験したい業務内容と適したインターン内容の選び方は、以下の表を参考にしてください。
体験したい プログラムや 業務内容 |
適したインターン |
---|---|
企業見学や 説明会 |
セミナー型インターン |
グループ ワーク |
プロジェクト型インターン |
実際の業務や社風 | 実務経験型インターン |
商品開発 | 実務経験型インターン(応募時に商品開発がインターン内容にあるか確認する必要あり) |
サービスの データ分析や改善 |
実務経験型インターン(応募時にサービスのデータ分析や改善がインターン内容にあるか確認する必要あり) |
特に、「商品開発に挑戦したい」「実際に顧客に企画を提案したい」というように、体験したい業務が詳細に決まっている人は応募前にインターンの内容をよく確認する必要があります。
内定者たちは何に注目してサマーインターンを選んだ?
サマーインターンをどのような視点で選びましたか? 業界・内容・期間などを詳しく教えてください!
早期選考や本選考の優遇措置があるかどうかと、大手企業かどうかを軸に受けました。ただ、4~5月は選考経験を積むために、ベンチャー企業のインターンも受けていました。
サマーインターンではさまざまな業界を見たいと考えていたので、1dayや2daysといった短期間のインターンを中心に選んでいました。実際の仕事を体験したり、見たりすることができる内容のものを中心に選んでいました。
サマーインターンの選考対策を紹介|就活生たちは実際何をした?
「参加したいサマーインターンが決まったが、合格できるか不安」という人も多いでしょう。そのような人にそれぞれの選考ごとの対策方法を紹介します。
経験者の体験談も組み合わせて選考対策を詳細に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
インターンの選考対策についてはこの記事も参考にしてくださいね。5ステップで選考を突破する対策を紹介しています。
インターン面接で答えた回答を大公開! 経験者に聞く選考突破法とは
履歴書・ES作成
履歴書やESの作成では、自分の強みとそれを根拠づけるエピソードを記入することが大切です。自分の長所やエピソードからわかる人柄が企業のもとめる人材・方向性とマッチしていれば、企業から魅力的に感じられやすいからです。
「私の◯◯といった強み(経験)は、貴社の△△に活かすことができます」というような、自分が企業に貢献できる点が伝わる文章があると評価が上がりやすくなります。
そのため、履歴書・ESの作成では、あなたの強み・経験が企業とマッチしている根拠を記入するようにしてください。以下は、強みが企業のもとめる人物像とマッチしている例文になります。
自己PRの例文
私の強みは、視野を広く持ち、課題を的確に捉えられることです。
私は学生時代にアルバイトで塾講師をしていました。そこで、私が請け負っている生徒3人がテストの点数を平均20点近く向上でき、生徒から授業内容について好評価をもらいました。
テストの点数を上げられた理由は、思い切って1つの授業を減らし、その授業の時間を質問の時間に充てたからだと考えています。
質問に充てた理由は、生徒一人ひとりのわからない点が異なるため、全員で同じ授業をするよりも個別で疑問点の質問をしたほうが良いと考えたためです。
この結果は、視野を広く持ち、既存のやり方を疑う力を発揮できたことによって得られたと考えています。この強みは、入社後も顧客の課題を解決する業務で活きると自負しています。
筆記試験
すべてのサマーインターンで選考があるわけではありませんが、企業によっては参加にあたって本選考と同じように書類選考や筆記試験、面接を課していることもあります。
サマーインターンにおける筆記試験は、制限時間があったり企業ごとに問題の形式が異なったりするため、企業に合わせた対策がとても大切です。「選考突破できるだろうか」と不安に思う人もいるかもしれませんが、事前にしっかり対策をしておけば十分太刀打ちできます。
サマーインターンのWeb試験に使われるテスト方式の例として以下のものがあります。
- 玉手箱
- SPI
- TG-WEB
- GAB
これら以外にも、企業によっては業界や時事に関するテーマをもとに小論文を作成する試験もあるので、企業ごとの筆記試験を確認してみましょう。企業ごとに指定された問題集を繰り返し解き、傾向に慣れることが大切です。
特に上記に指定された4つのWeb試験は、問題集を繰り返し解くだけでも合格率が上昇するため、書店やオンラインで購入し、できれば3回程度繰り返し解いて、テスト自体に慣れるのがおすすめです。
Webテストを突破できるか不安に思う人はこの記事も参考にしてみてくださいね。内定者たちが実際におこなった対策をチェックしましょう。
Webテスト対策で重要な4つのアクションとは|経験者の体験談付き
グループディスカッション
企業によっては、サマーインターンの選考でグループディスカッションを課す企業もあります。グループディスカッションをすれば、コミュニケーション能力や発想力・論理的思考力などを確認することができるからです。
グループディスカッションで落ちる最大の要因は「議論に貢献できていないこと」です。そのため、グループディスカッションでは議論に貢献しつつ評価を下げないことが重要であり、避けるべき行為は以下のとおりです。
- 発言をしない
- グループの意見を無視し、自分の主張を強引に押し通す
- 他のメンバーの意見を否定する
この3つの行動をしないように意識し、グループ全員で内定を勝ち取るくらいの気持ちで臨むのが良いでしょう。
サマーインターン選考のグループディスカッションでは、どんな内容でディスカッションしましたか?
主にコンサル系企業を受けていたからですが、都内の花屋の売上向上策など、売上を増加させることについて考えるディスカッションが多かったです。
開発系の職種だと、どのような製品を作るかだったり、生産系の職種だったら、どのようにしたらコストを抑えられるかなどをグループでディスカッションしました。
売上向上施策や、「新入生に向けてサークルに入ってくれるようにメッセージを考える」などといったテーマがありました。
面接
インターンの選考における面接は、本選考と同様によく聞かれる質問があるため、それらについて事前に対策するのがおすすめです。
具体的によく聞かれる質問と回答例をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
質問 | 回答例 |
---|---|
志望動機 | 御社の新しい食品を開発できる業務に魅力を感じ応募しました。 私はカフェ店のアルバイトをしており、日ごろから新メニューの開発に努めています。 商品開発の業務にやりがいを感じており、将来も同じ業務に携わり人々に人気の商品を作るのが目標です。 |
自己PR | 私は責任感に自信があります。 イベントスタッフのアルバイトをしていて外国人がよく来店されるのですが、質問をされたときにジェスチャーと笑顔を心掛け、親密に対応しています。 目的地までの道について聞かれたときに、一緒に現地に行って案内することもあるほどです。 たまに、コミュニケーションがうまく取れず、挫折しそうなときもありますがめげずにアシストしています。 そのため、自分の仕事に対して「絶対にやり抜く」という強い責任感があると自負しています。 |
趣味 | 私は本を読むのが趣味です。 本を読むことで、新しい知識を知れたり、別の視点から物事を考えられたりして強い喜びを感じているからです。 本を読むことが楽しく、強い探究心があると自負しています。 |
どのような学生生活を送っているのか | 私はサークル活動でテニスサークルに所属しています。 テニスサークルでは週5日の練習に励み、サークルが加入している団体の関東大会で2位という結果を残すことができました。 このことから、あきらめない忍耐力や努力を継続できる力があると自負しています。 |
このインターンを経てどのように成長したいか | 御社では、インターンで専門的なプログラミングスキルを磨けます。 このインターンを経て、プログラマーとしての実力を向上させ専門的なソフトやサイトを作れるようになりたいです。 そして、人々の生活の利便性を向上させることが目標です。 |
面接前に、この5つの質問を事前に対策することをおすすめします。また、大学のキャリアセンターで就活のプロと自分の回答を一緒に考えたり、職員と面接の練習ができたりする制度があるため相談してみると良いでしょう。
サマーインターンの選考面接では、どんな質問がありましたか?
その企業のインターンに参加する理由とガクチカに加え、インターンシップに対する意気込みなどを聞かれました。
応募理由、ガクチカなどです。ガクチカの深掘りがほとんどを占めていました。あとは進学した学部を選んだ理由や、大学受験のことも聞かれました。
なぜインターンに参加したいのか・関心を持ったのかという志望理由と、ガクチカをメインに聞かれました。また、なぜその大学に進んだのかなども聞かれました。
面接の自己紹介やポイントなどについてこちらの記事で解説しているので、自己紹介に慣れていないという人はぜひ併せて参考にしてください。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
インターンシップの選考前にはぜひこの記事も読んでみてください。自己PRでほかの学生と差をつけるコツをつかみましょう。
インターンシップ選考の自己PR|経験者が実際に伝えた内容を大公開
サマーインターンの選考対策にはどう取り組んだ?
面接対策に関しては、一企業ごとにWordファイルを作って、ワンキャリアを参考に24卒の先輩がどのような質問を受けたのかをまとめつつ、それに対応する回答をまとめていました。
さまざまな業界を受けていて、志望理由がばらばらになってしまったのでこの方法によって整理していました。書類選考については過去に通過したESを見て、文の構造をどのように書けばわかりやすくなるかなどを研究し、自分のESに活かしていました。
書類選考に関しては、ある程度自分が納得できる文章ができたら、友人に確認してもらっていました。特に、ほかの人が読んで内容が伝わるどうか、内容に一貫性があるかどうかを意識していたので、読んでもらって理解できない部分やわかりづらい部分を指摘してもらいながら、期限まで修正を繰り返しました。
面接対策としては、ワンキャリアに記載されている質問は聞かれる可能性があると思い、それらに対してすべて回答できるように準備していました。また、面接当日を想定して、Zoom会議を一人で立ち上げて自分の顔が見える状態で、画面に向かってひたすら話す練習をしました。
面接で話す内容に関しては、あえて暗記しないことを心掛けていました。暗記してしまうと質問に対して柔軟に対応できず焦ってしまう可能性があるので、大枠だけ頭の中に入れて、あとは柔軟に話せるようにひたすら練習することが重要だと思います。
サマーインターンの参加までに準備しておきたい4つのこと
「サマーインターンに参加するまでに、何を準備すればいいんだろう」と不安に思う人も多いのではないのでしょうか。サマーインターンでは、事前の準備をきちんとしないと印象が悪くなり、最悪の場合本選考の面接でどれだけ完璧な回答をしても合格できなかった、なんてことになる可能性もゼロではありません。
経験者にも、サマーインターンに参加するまでに準備しておきたいことを聞いてみました。
①基本的なビジネスマナーを身につける
基本的なビジネスマナーは、サマーインターンに参加する前に必ず身に付けましょう。ビジネスマナーを身につけておかないと「やる気がない」「インターンを軽く見ている」という印象を持たれてしまうからです。具体的に身に付けるべきビジネスマナーは以下の通りです。
- 正しい敬語の使い方
- あいさつ
- 身だしなみ
- 時間を守ること
- 企業の機密情報を外に出さないこと
- 名刺交換
- 電話応対
こういったビジネスマナーを身に付けておけば、採用担当にマイナスの印象をもたれる恐れが少なくなります。また、企業によっては社員だけでなく、取引先の人も出入りするかもしれません。そういった人に失礼な印象を与えないためにも、ビジネスマナーは必ず身に付けておきましょう。
また、服装は基本はリクルートスーツ、服装自由とアナウンスがあった場合は、念のためオフィスカジュアルで臨むのが無難です。身だしなみを整えるときは、ぜひ画像を参考にしてください。
サマーインターン参加にあたって、どんなビジネスマナーを事前に身に付けましたか?
今まで社会人の方とビジネスの場で話したことがなかったので、敬語の使い方は特に意識していました。
社員の方とのメールでのやりとりがあるだろうと想定していたので、インターネットでビジネスメールの基礎を調べておきました。
メールのマナーは調べておいたのと、社員の方と話す際には敬語の使い方に気を付けました。
②インターンに参加する理由を明確にしておく
サマーインターンでは、参加する理由を明確にしておくのがおすすめです。「なんとなく」でサマーインターンに参加してしまうと、何も得られずにインターンが終わってしまう可能性もあるからです。
一方で、サマーインターンで学ぶことを事前に明確にしておけば、社風や企業の強み・得られるスキルなどの自分が知りたい企業の情報やノウハウなどを学びやすくなります。
サマーインターンに参加する目的の例は以下のとおりです。
- 業界や企業について深く学ぶ
- その企業の雰囲気や社風を知る
- その企業で必要なスキルを学ぶ
- 就活を有利に進める
たとえば、社風について知りたい場合は見学を意識的におこなったり、社風に関する質問を用意したりすると良いでしょう。このようにインターンに参加する目的を明確にしておけば、その目的を達成するためにどういった行動すれば良いのかがわかりやすいため、インターンで得られるものが多くなります。
どういった理由からサマーインターンに参加しましたか?
企業で体験をしたり、新たな知識を身につけることで、自分が将来何をしたいのかを見つけるためにサマーインターンに参加していました。
企業選びの軸を決めるためです。本選考を前に、自分の選択肢を広げるために参加していました。
③参加企業の基本情報を押さえておく
参加する企業の理念やこれからの展望などの基本情報を押さえておけば、企業についての事前学習ができているため、安心してインターンに臨むことができます。また、企業の業務について事前に調べているためインターンのプログラムについて理解が深まりやすいです。企業の基本情報を調べるために以下の方法などがあります。
- ホームページを確認する
- 四季報などの就活に関する本を読む
- 就職情報サイトを利用する
また、サマーインターンは社員に質問する機会が設けられていることが多いです。参加企業の基本情報を押さえて疑問に思ったことを質問すれば、インターンを通じ企業についてより深く学ぶことができます。
次の記事では、インターンでするべき質問について解説しています。注意した方が良いポイントも併せて紹介しているので、チェックしてみてください。
インターンのおすすめ質問100選|学生が実際にした質問も一挙公開
④必要な持ち物を準備して参加する
企業によっては、サマーインターンの必要な持ち物が異なるので、必ず確認するようにしましょう。忘れ物があったらあなたのモチベーションが下がるだけでなく、人事からの印象も悪くなってしまいます。サマーインターンに必要な主な持ち物は以下の通りです。
- 履歴書やESなどの企業に持参を指示された書類
- メモ帳
- 筆記用具
- 学生証
- スマートフォン
- ハンカチ
- 腕時計
- 印鑑
- 朱肉
- クリアファイル
このときに、印鑑はシャチハタの利用を認めていない可能性もあるため注意してください。また、腕時計も派手でビジネスの場に適さないものだと、社員からの印象は良くないかもしれません。シンプルな腕時計を持っておくと、安心して時間を確認できますよ。
サマーインターンに参加した際の持ち物や服装はどのようなものでしたか? 意外と忘れそうになったものがあれば聞かせてください!
服装は、企業によって異なりますが、金融系の企業はスーツを指定されることが多かったです。また、ビジネスカジュアルならOKな企業もありました。
服装はスーツで、筆記用具とノートは必須だと思います。また、企業によってはパソコンを持っていく必要がある場合もありました。また、本人確認のため学生証も持参必須の場合もあるため、要注意です。
サマーインターン参加が決まったら! 就活に活かすために意識すべきこと4選
最後に、サマーインターンの参加が決まったら就活に活かすために意識すべきことを確認しましょう。サマーインターンに参加してこれから説明する4つのことを意識すれば、インターンで学んだことを本選考で効果的に活かすことができます。
経験者の体験談を踏まえて説明するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①インターン期間中は質問などをして能動的に参加する
サマーインターンで積極的に質問をすると、その場でしか聞けない企業の情報がわかって企業理解がより深まります。さらに、意欲的な学生だと思われて人事に好印象を与えられる可能性が高まります。
しかし、このときにホームページに載っているような調べればわかることを質問するのはやめましょう。インターンに参加している企業の分析が不十分と思われてしまうからです。また、すでにインターンで説明したことを質問すると「話をきちんと聞いていない」と思われてしまうため、おすすめできません。
サマーインターンでは、「御社で働くために何か準備しておくことはありますか?」といった質問が、企業について関心があることを示せるため、プラスの印象を与えやすいです。ほかに以下のような説明されたことを深く追求する質問をすると、積極的に参加していると思われ、好印象につながります。
- 説明会でお聞きした〇〇業務について知りたいです
- 〇〇について課題があるとお聞きしましたか、説明されたこと以外に課題を解決するために他にどういった取り組みをされていますか
- 御社の業務を効果的に進めるために、必要な具体的なスキルや資格があれば教えていただきたいです
このように、企業について関心を示せる質問やインターン内容を追求する質問をすると、好感を与えやすいためおすすめです。
②企業の業務内容や社風を感じ取り選考に進む企業選びに活かす
サマーインターンを通して、企業の業務内容や社風を感じ取ることはとても大切です。せっかく入社しても業務内容や社風が合っていなければ、早期離職につながってしまうからです。
実際に、社風や雰囲気が合っていても、経験したい業務内容ではないことでやりがいを感じなくなってしまうため、離職してしまう人は少なくありません。
そのため、インターンを通して働いている人の業務内容や社風を確認するようにしましょう。たとえば、サマーインターンで社風を魅力的に感じれば、本選考で「御社の雰囲気が好きで、この職場で働きたいと思ったから」や「御社の雰囲気ならモチベーションを保ちながら長く働けると思ったから」などの理由で志望動機を強めることができます。
インターンは社風や業務内容を確認しやすいので、意識して確認してください。
志望動機の書き出しのポイントや型についてはこちらの記事で解説しています。書き出しを工夫して目を引く志望動機を作成し、書類選考の突破を目指しましょう。
例文12選|志望動機の書き出しはエピソードの切り口がポイント!
③就活初期に人脈をつくり他の学生や社員から情報収集する
サマーインターンに参加する大きなメリットの1つは、人脈を作れることです。たとえば、同じインターンに参加した学生や、インターン先の先輩社員と親密になれる可能性があります。
同じ学生であれば、就活の情報交換や悩みの相談などができるかもしれません。また、インターン先の社員との距離が近づけば、「今その会社が求めている人材を聞くこと」ができたり、「OB・OG訪問」につながったりする可能性があります。
サマーインターンに参加すれば、夏の間の人脈作りを効果的におこなえます。サマーインターンに参加するときは、就活に役立つ人脈を広げることも意識して行動すると良いでしょう。
サマーインターンでインターン先の社員や参加者と知り合ったことによって良かったことはありますか?
コンサルのインターンで3日間同じグループだった子と仲良くなり、連絡先を交換して、その後ケース面接の壁打ち練習を一緒にしていました。
やはりインターン先の社員さんは人生の先輩なので、参加した企業のことに限らず、就活におけるいろいろなことを聞けたのは良かったです。
④本選考開始までにサマーインターンで学んだことを振り返る
サマーインターンで学んだことを活かせなければ、参加したメリットが薄れてしまいます。本選考開始までにインターンで学んだことを振り返るようにしてください。
振り返るときは、、「もっとこうすればよかった」という反省点を洗い出すのがおすすめです。改善すべき点がわかれば、本選考や次のインターンに活かすことができます。実際に、サマーインターンでやりがちの失敗例は以下のとおりです。
- 言葉遣いが適切ではなかった
- 大事な連絡を返信し忘れてしまった
- グループワークで他の就活生を差し置いて自分の意見を述べすぎた
- オフィスカジュアルと聞いていたが、ラフすぎて身だしなみが適切でなかった
- バッグや髪型が派手すぎた
こういった失敗を改善できれば、採用担当から「惜しい」と思われる部分が少なくなり、本選考で企業からもとめられる人材に近づきやすくなるため、改善点は積極的に修正するようにしましょう。
本選考までにインターンでどんなことを学びましたか? また、インターンを振り返るために何をしましたか?
サマーインターンで学べたことを振り返ってWordファイルにまとめて整理していたのですが、本選考の志望動機作成に役立ったので、やっておいて良かったと思いました。
インターンが終わったその日のうちに、良かったことや気付いたことなどをまとめていました。しっかり振り返ったことで、インターンを通して企業の雰囲気や業務内容を深く理解することができたと思います。
サマーインターンは就活の情報収集や選考対策につながる! 積極的に参加してほかの学生を差をつけよう
サマーインターンは早めの選考対策につながったり、就活における人脈作りができるといった多くのメリットがあります。
サマーインターンの参加に悩んでいる学生は、ぜひさまざまな形式のインターンに積極的に参加してください。本選考や今後の社会人生活で活かせる経験をしたり、社員からしか聞けない企業のリアルな情報を集めることでほかの学生と差を付け、内定に一歩近づくきっかけにしましょう。
サマーインターンの参加は、就職活動において有益な経験になります。インターンは実践的な経験を積む絶好の機会です。本格的な就活前に会社での仕事の経験をすることで多くのことを学べるでしょう。
さらに、サマーインターンは業界や企業の理解を深めることもできます。特定の業界や企業での実際の働き方を体験することで、自分のキャリアビジョンを具体化する手助けにもなります。職場の雰囲気や企業文化を直接感じることができ、自分がその環境で働きたいかどうかを判断する材料にもなりますよ。
また、インターンの経験は自己PRの強力な材料にもなるため、履歴書や面接での自己PRにおいて説得力のあるアピールが可能になります。企業は実務経験を重視する傾向が強いため、インターンでの具体的な業務体験の提示は大きなアドバンテージとなるでしょう。
インターンは受け身でなく主体的に臨もう
サマーインターンに参加する際には、なんらかの自分なりの意図や目標を持つことが重要です。インターンを受け身でなく主体的に受けることで、得られることが多くなり、経験を充実させられます。具体的な目標を設定し、その達成に向けてインターンに積極的に取り組んでみましょう。
このように取り組むことで、インターンでの経験は実際の就活の面接でも役立ちます。具体的なエピソードを持っていることで、面接時に説得力のある話ができ、自分の強みや学んだことを効果的にアピールできます。実務経験を持つことで、自信を持って面接に臨むことができるのです。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)
サマーインターンに対して、どのように思っていましたか?