差別化が難しい「高校生活で頑張ったこと」の見つけ方を学生の声からチェック!
就活の面接では、「高校生活で頑張ったこと」を聞かれることがあります。ただ、高校生活について聞かれると予想できていなかったり、数年前の出来事なので忘れてしまっていたりして、「うまく答えられなかった」という人は多いようです。
高校生活で頑張ったことをアピールする際は、まずは何に打ち込んだのか、経験やそのときの感情をくまなく整理することが大切なポイントです。
そこで今回は、高校生活で頑張ったことの振り返り方や、答え方のポイントなどを解説します。「自分の経験をもとに就活を成功させてほしい」という思いを持った内定者のリアルな回答とアドバイスも集めたので、まとめて紹介します。
高校生活で頑張ったことが思いつかない人や、大学時代に頑張ったことや自己PRとの差別化に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
ガクチカを考える時に、大学時代よりも高校時代の方がエピソードがある。という人もいるのではないでしょうか? 次の記事では、学業のガクチカを考える時の注意点を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
学業のガクチカを内定者はこう書く! 学部別の例文付きで解説
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企業が高校生活で頑張ったことを聞く4つの理由
高校生活で頑張ったことを聞かれて、うまく答えられなかったという人もいるかもしれません。その原因として考えられるのは、質問の意図を把握せず、企業側が一番聞きたい内容を盛り込まずにまとめてしまったことが原因として考えられます。
企業が質問する理由を事前に把握し、高校生活で頑張ったことを振り返ることで、説得力のある内容に仕上がりますよ。
身を置いてきた環境や人柄を知りたいから
企業は採用面接で人柄もチェックします。というのも、どれだけスキルや経験があっても、自社の社風や方針に合わない人の採用は避けたいからです。
人の性格や価値観の形成には、幼少期〜思春期の出来事が大きく影響しているといわれています。自分で判断し行動できるようになる高校時代に、どのような考え方で何に挑戦したのか質問することで、育った環境や価値観を探ることができます。
高校生活で頑張ったことについて質問されるということは、自社に合う人材かどうか見極められていると念頭に置いて回答しましょう。
過去をどのように振り返っているか知りたいから
高校生活で頑張ったことの振り返り方は、人それぞれです。「よくできた」とポジティブな思い出として捉える人もいれば、「ここが足りなかった」とネガティブ要素を含みながら反省している人もいるでしょう。
必ずしも、良い成果を残した人だけが高く評価されるわけではありません。チームの成果を自分の成果だと思い込むような過大評価をする人は、入社してからも物事を正しく分析できず間違えた対応をするのではないかと懸念される可能性もあります。
たとえ失敗した出来事であっても、過去の出来事を正しく捉え、自分自身を客観視できる人は、物事を正確に分析・振り返ることができる人だと評価してもらえるでしょう。
物事への向き合い方を知りたいから
高校生活で頑張ったことを質問することで、物事への向き合い方や取り組み方を知ることができます。
高校生活で頑張ったことについて聞かれると、多くの学生が部活や学業、大学受験などをテーマとして選びます。学生の身であるがゆえに、誰もが驚くような珍しい経験をした人は少ないため、テーマ自体に差がつきにくいのが面接あるあるです。
そのため、面接の際、企業側は経験そのものではなく「なぜそれに取り組もうと思ったのか」「どのような姿勢で取り組むのか」といった、物事への向き合い方を重視して話を聞いています。
会社で働くうえで、困難はつきものです。規模の大きさに関係なく、誠意を持って業務や人に向き合える人かどうか、企業側は見極めているのです。
目標達成に向けてどのくらい努力できる人物なのか知りたいから
企業は、高校生活で頑張ったことを聞くことで、目標達成に向けてどのくらい努力できる人かどうかチェックしています。
社会人になると、個人や組織の目標達成を目指して働く必要があります。学生時代に頑張ったことがない人や失敗から何も学ばなかった人は、社会人になっても意欲的に行動できない人だと判断される可能性も。
また、高校時代と大学時代の頑張っていることの一貫性をアピールできると、より高く評価されるケースがあります。「小学生から大学まで野球一筋だった」のように、必ずしも一貫性のある人生を送らなければならないというわけではありません。しかし、一つの物事に長年取り組んでいる人は、「芯があり目標達成に向けて粘り強く努力できる人だ」とポジティブに捉えられることもあるでしょう。
面接で「高校生活で頑張ったこと」を聞かれたことはある? エピソードを聞かせて!
一度聞かれたことがあります。アピールポイントが一貫性をなしているのかを見極められていたように感じました。
実際に、「中高時代から、あなたはこういう人だったのですね。それがつながって大学時代にそのようなことを頑張ったというのがよくわかりました。」というコメントをいただき、首尾一貫していることももとめられているなと感じました。
ガクチカといえば高校卒業以降の話がメインになる可能性が高いかもしれませんが、自分について高校時代から深掘りすることは大切だと思います。
一次面接を控えていて、「高校生活に頑張ったこと」の答え方に迷っている人は、面接前にこの記事も参考にしてみてください。ガクチカも含めた、定番質問の答え方を紹介しています。
一次面接通過のコツを経験者が語る! リアル成功・失敗談付きで解説
先輩が答えた高校生活で頑張ったことを教えて!
高校生活で頑張ったことが思いつかない人は、以下の一覧から当てはまるものがないか考えてみましょう。
・部活
・勉強
・学校行事(文化祭・体育祭など)
・留学
・資格取得
・友達作り
・大学受験
・習い事
・ボランティア
・アルバイト
・趣味(読書・プラモデル作りなど)
・家庭での手伝い(料理・愛犬の世話など)
内定者がどのような題材をもとに、高校生活で頑張ったことを答えたのか聞いてみましょう。
「こんな内容でもいいのかな?」と疑問を抱いている人は、要チェックです。どのようなことを答えればいいのかイメージがつきやすくなるでしょう。
内定者たちのリアルな回答をチェック!
部活動の経験について、このように回答しました。
私が高校生活で頑張ったことは、高校時代にバレーボール部の部長として、部員の練習出席率を上げたことです。
当時、部活第一で試合に勝ちたいという部員と、部活よりも勉強やその他の活動が優先で部活はその次だと考える部員で分かれてしまっており、後者の出席率の低さが問題でした。さらに前者の部員たちも含めて部内の士気が下がっており、顧問から「この状態では試合に出せない」と言われてしまいました。
そこで私は双方の部員から話を聞き、新しい練習案を提案しました。それは、練習日数を1日減らす代わりに、休憩時間を1回5分にし、毎回の練習の質を上げるというものです。
その結果、70%ぐらいだった練習出席率が90%まで上昇し、分断していたチームもまとまって雰囲気も良くなりました。チーム力が上がったことで、試合にも出させてもらうことができました。
この経験を通して、異なる意見を持っていても、うまく折衷案を見つけて実行することでチームがまとまるということを知りました。
軽音楽部での経験を以下のようにアピールしました。
私が高校生活で頑張ったことは、部活動での経験です。
当時所属していた軽音楽部は、先輩が後輩に楽器を教えるようなシステムがありませんでしたあ。また、練習日も固定ではなかったため、バンドごとの主体性やその楽器を3年間演奏することへのモチベーション維持が重要となりました。
そこで私は、まず3年間自分自身が向き合う楽器の知識を深めようと、楽器店が主催するドラム合宿行事に自ら参加し、基礎知識の習得に努めました。さらに、定期的に開催される他校との演奏会を利用して、同じ楽器を担当している生徒に声を掛けることで基礎練習法の共有をし、個人のモチベーション維持に注力しました。
このような取り組みの結果、互いが互いを信頼し合い、全員が未経験ながらもチームとして一つの目標に向かって挑戦することができました。
私は高校時代、バスケットボールの部活動に力を入れていたので、学年ごとに意識していたことを詳細に伝えました。具体的におこなっていたのは、以下のようなことです。
1年生のときからレギュラーで試合に出続け、体格で劣りながらも必死に相手やチーム全体を分析し、作戦を立てて実行しました。また、フィードバックを得て修正するというサイクルを回し続けました。
3年次には副キャプテンとしてキャプテンとは異なる視点でチーム全体をサポートし、培ってきた分析力と修正力をチーム全体の練習に活かしました。
高校生活で頑張ったことを複数聞かれたときは、第二候補として学業を答えつつ、行事の話なども候補に入れていました。特に学業は部活動との両立について深掘りされやすいと思います。話すことを複数用意していれば深掘りされても対応できるのでおすすめですよ。
合唱部での経験を、困難だったことを交えながらこう答えました。
私が高校生活に頑張ったことは、合唱部で先輩方が達成できなかった結果を残したことです。
私は、高校2年次の10月から副部長を務めました。それまで12年間一度も達成することのできなかった「北海道内で2位になること」を目標に掲げ、中学生・高校生合計32名がいる部活動を縁の下の力持ちとして支えました。
困難だったことは、中学生のメンバーから「先輩方と一緒に大会に出たくありません」と言われたことです。私の所属していた学校は中高一貫校だったため、高校生と大会に出ることが中学生の出場条件になっていることがありました。そこで私は、どうして出たくないのかを中学生の部長から聞くだけでなく、一人ひとりと一緒に練習することでそれぞれの思いを聞きました。
最終的には例年通り中学生・高校生全員で大会に出場することができました。そして、目標にしていた北海道で2位という結果を残すことができました。
高校生活で頑張ったことを振り返る方法6選! 各方法のメリットを内定者が解説
高校生活で頑張ったことがないという人や、部活や勉強に励んでいたが人に話すほどのことではないという人は多いといわれています。
高校生活で頑張ったことを振り返る方法と、各方法のメリットを紹介します。まずはどんな方法があるのか6つすべてに目を通し、あなたが「やりやすそう」だと感じる方法を活用してみてください。
高校生活で頑張ったこととして使えそうなエピソードが見つかれば、すべての方法を試す必要はありません。
今回紹介する6つの方法は、以下の自己分析のフレームワークを活用するのがおすすめです。
・自分史:自分の歴史を振り返り、自分のおこないを客観的に見ることができる
・マインドマップ:思考を具現化するための手法。自分の行動や考え方を整理できる
・ジョハリの窓:自己認識と他者認識のズレを理解することで、自分の特性を整理できる
・モチベーショングラフ:これまでの人生におけるモチベーションの上下を振り返り自分の価値観を見出す
高校時代のイベントや出来事を順番に振り返る
高校生活で頑張ったことが思い浮かばない人は、高校時代のイベントや出来事を順番に振り返ってみましょう。たとえば、入学式・体育祭・文化祭・修学旅行などです。
ポイントは、高校1年生からの経験を順番に振り返ることです。「体育祭」「文化祭」など、ある出来事だけをピックアップしても「なぜそれに取り組もうと思ったのか」「その後どのようなことに役立ったか」などを鮮明に思い出せない場合があります。
友達ができたことで新たな挑戦ができるなど、すべての出来事はつながっています。必要であれば、その高校を受験しようと思った理由などから深掘りしてみましょう。
高校時代のイベントや出来事を振り返る際には、自分史を活用するのがおすすめです。
成績の良かった科目を振り返る
自慢できるほど勉強に励んだわけではなくても、特に力を入れた教科がある人は多いでしょう。成績の良かった科目を振り返ることで、高校生活で頑張ったことを見つけやすくなります。
振り返り方のポイントは、「成績が良かった」のボーダーラインです。常に90点以上を取っていたり、常に学年5位以内だったりする必要はありません。ほかの教科と比較して成績が良かった教科について深掘りしていきましょう。
もともとその教科が好きだったのか、将来的に役立つと思って力を入れたのか、なぜ成績が良かったのか考えていくと良いですよ。
成績の良かった科目を振り返る際におすすめの自己分析フレームワークは、マインドマップです。「勉強」というテーマから、熱中できた科目やその背景を深掘りするのがおすすめです。
最も時間を使っていたものを考える
高校生活で頑張ったことを振り返る際は、最も時間を使っていたものを考えてみましょう。「気づいたらいつも同じことをやっていた」「やらなくてはいけないことはたくさんあるけれど、やりたいことは1つだけだった」など、周りの状況に関係なくあなたが思うままに取り組んでいたことが見つかるかもしれません。
学校だけでなく、家庭や休日の時間など、視野を広くして振り返ってみましょう。モチベーショングラフや自分史を使って、最も時間を使っていたものを考えてみてくださいね。
高校時代の1日のルーティンを思い出す
そもそも高校時代に何をしていたのか思い出せない人は案外多いものです。そんな人は、高校時代の1日のルーティンを思い出して、取り組んだことや頑張ったことを振り返ってみましょう。
学校で勉強している時間だけでなく、帰宅して寝るまでの時間までしっかり思い出してみましょう。寝る間を惜しんで取り組んでいたことや、数分だけでも毎日取り組んでいたことが思い出せるかもしれません。
高校時代の1日のルーティンを思い出す際には、自分史を活用するのがおすすめです。
高校時代の友人や家族に聞いてみる
高校生活で頑張ったことがどうしても思い出せない人は、家族や高校時代の友人に聞いてみましょう。
たとえば、以下のような質問がおすすめです。徐々に細かい質問をしていくことで、より具体的なエピソードを思い出せるはずですよ。
・どんなことに楽しそうに取り組んでいたか
・何によく時間を使っていたか
・どんな話を普段からしていたか
聞き出した内容は、マインドマップやジョハリの窓でさらに深掘りしていきましょう。客観的な内容に自己認識をプラスすることで、エピソードに深みが増しますよ。
就職エージェントに相談してみる
高校生活について聞ける人が周りにいない人は、就職エージェントに相談してみましょう。
就職エージェントは、キャリアアドバイザーが就活生と面談しながらそれぞれに合う企業を紹介したり、選考対策におけるアドバイスをしたりして内定獲得をサポートするサービスです。就職エージェントに相談すれば、高校生活での経験を整理し、企業にアピールできそうな内容を一緒に考えてくれます。
面接での伝え方や話し方も一緒に教えてもらえるので、良い印象を与える伝え方を磨きたい人にもおすすめですよ。
みんなはどうやって高校生活で頑張ったことを振り返った?
家族や高校時代の友人に、客観的に見た私が高校生活で頑張っていたことを聞きました。自分自身が捉えていた経験を他の人の目線から聞けたことで、そこで発揮した自分の強みを他人目線で知ることができました。
具体的には、当時、自分のモチベーションを上げるために部活動でおこなっていたことが、チームのモチベーションにもつながっていて、「牽引力がある」という強みに、自己分析を通してはじめて知ることができました。自分の強みが思っていたよりも影響力があると知ることができ、自信につながりました。
高校時代の部活動のOBで集まる機会があり、そこで先生や同級生、先輩、後輩に自分がどういう存在だったのかを改めて聞きました。
自分で振り返るとどうしても評価が低くなりがちで、もっと頑張れたのではないかと思うことが多かったです。しかし、客観的な評価を聞くと素直に受け入れられたので、面接で自信をもって話せるようになりました。
特に「○○がいると安心できる」という評価は自分だけでは思いつかなかった意見でした。他己評価を聞くのはとても恥ずかしいですが、就活だからと思ってこの機会に聞いてみると意外と面白かったです。
また、私は周囲の人と比べてしまっていたので、上位ではない科目は特に意識して振り返っていませんでした。自分の中で得意なものや成績が伸びた科目について、自分軸で考えてみるべきだったと思っています。
高校時代のイベントや出来事を順番に振り返ることを実践していました。
就職活動を始めたばかりの段階で、自分の人生の中での大きな出来事を一枚の紙にまとめ、年表のようなものを作りました。その際に、写真などを見ながら自分自身の高校時代の出来事を振り返ることができました。
もう一度機会があるのなら、高校時代の友人や家族に聞いてみたいと思います。客観的な意見を聞くことで、自分では忘れてしまっていたことを思い出すことができたり、一つの出来事に対して新たな視点で捉えることができるのではないかと考えたからです。
高校時代のイベントを順番に振り返っていました。
良かった点としては、時系列で並べたことにより、どの話が一番今の自分につながっているのかを把握することができた点です。また、高校時代の経験を把握することで、予備のエピソードも用意できました。
加えて、高校時代だけでなく生まれてからのイベントを全て拾い、エピソードとして用意することで、人生のフェーズに関する質問には幅広く答えられました。
ただ、高校時代の友人からの意見も聞いておけば良かったなと思っています。時間がかかるので周りのメンバーに頼ることはしませんでしたが、単純に客観的に見た私自身の高校時代が気になるからです。
高校時代のイベントや当時の生活を時系列で振り返って、思い出していきました。順番に思い出すことで、意外とこんなこともあったなと気づくこともあり、自分の中でどの思い出が一番心に残っているのかを把握できました。
それが頑張ったことのエピソードではなかったとしても、今の自分を形成していることの一部であることには間違いないので、自己分析の一環になり、十分役に立ちました。
いま振り返ると、客観的に見た自分を知るために、高校時代の友人・知人に、改めて当時の自分のことを聞いてみても良かったかもしれません。
自己分析を徹底したい人は、この記事を読んでみましょう。内定者たちが実際に試したときの参考付きで、自分を振り返るコツを解説しています。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
順序立てがポイント! 6ステップで作る高校生活で頑張ったことの構成
どれだけ感動的またはおもしろいエピソードでも、伝え方次第では悪い印象を与えてしまう場合があります。企業側から「経験を客観視して深掘りできている」と評価してもらえるよう、基本構成を押さえて高校生活で頑張ったことをまとめていきましょう。
内定者に、構成段階でどこに重点を置いていたのか聞いてみました。リアルな意見は、構成を作る際の大きな助けとなりますよ。
高校生活で頑張ったことを組み立てるときは何に気を付けていましたか?
「グループ行動をする際にチームを牽引できるスキル」を軸に構成を組み立てて、話しました。というのも、大学以降にチームで何かを成し遂げた経験が無く、それをカバーしたいと思っていたからです。
大学時代のエピソードに比べて古いものになるので、そこから得られた気付きや学びが、今の自分にどう影響しているのかが伝わるように意識して構成を組みました。
強みをどのように活かしたのかを考えながら構成を組み、話しました。私は分析力や修正力を強みとして面接で伝えましたが、その具体的なイメージを持ってもらえるように、高校生活で頑張ったことを伝えました。
トラブルが生じたときにどのような立ち振る舞いをできる人か、ということがきちんと伝わるエピソードを選びました。深掘り質問に答えられるよう、「縁の下の力持ち」というキーワードを使ったり、部長と副部長である私の役割を差別化したりすることで、面接での手応えを感じることができました。質問に対する回答を含め、準備しておいて良かったと思いました。
高校生活で頑張ったことの概要
高校生活で頑張ったことを面接で答えるときには、何を頑張ったのか、なぜ頑張ったのか、まず概要を伝えましょう。
何を伝えたいのか冒頭で明らかにすることで、その後の内容を企業側に理解してもらいやすくなります。「私が高校生活で頑張ったことは、留学です。なぜ頑張ろうと思ったのかというと〜だからです」のように、全体を通して何を伝えていきたいのかを先に述べてくださいね。
取り組んだ理由
概要の次に、取り組んだ理由を説明しましょう。高校生活で頑張ったことが留学の場合は、留学しようと思ったきっかけや理由を伝えましょう。
「留学先で慣れない英語を使って会話した」といった出来事を淡々と述べるのではなく、「〇〇の影響で、将来英語を使った仕事に就きたいと思ったから」のように、詳しく述べることがポイントです。自分の感情をもとに説明できると、説得力のある内容に仕上がります。
取り組んだ理由は、先ほど紹介した自己分析のフレームワークを活用することで、深掘りできるようになりますよ。
具体的なエピソード
具体的なエピソードを盛り込むことで、採用担当者に関心を持ってもらうことにつながります。
というのも、高校生活で頑張ったことはほかの応募者と被ることがよくあり、企業側は「また同じような内容かな……」と予想してしまうからです。
自分しか体験していないエピソードを話すことで興味を持ってもらいやすくなり、企業側の記憶に残りやすくなりますよ。
行動によって得られた結果
具体的なエピソードを話したら、次に行動によって得られた結果を伝えましょう。
成功したことでも失敗したことでもどちらでも構いません。自分のおこないを客観視して事実をきちんと受け止めているかどうかが大事なポイントです。
「1年生のときに比べて〇%増加した」「留学先で友達を〇人増やした」など、可能な限り具体的に結果を伝えてくださいね。
大学生活や今にどのように活きているか
高校生活で頑張ったことが大学生活や今にどのように活きているか答えることで、企業が知りたい「過去に対する振り返り方」をきちんと伝えられます。
単に高校生活で頑張ったことだけを伝えても、それはただの思い出話になってしまいます。過去の経験は、必ず今に影響を与えており、成功でも失敗でも何かしらの学びを得ています。
経験から何を得てどう成長したのか、しっかりアピールしましょう。構成の最後である「学びをどのように企業で活かしていくか」に良いバトンを受け渡すことができますよ。
学びをどのように企業で活かしていくか
高校生活で頑張ったことの構成の最後は、「学びをどのように企業で活かしていくか」について述べましょう。
企業は、学生の意欲や本気度を試したいと思っています。自らの経験や学びが企業でどのように活かすことができるか、再現性も含めながらしっかりアピールしましょう。
志望する企業がもとめる人物像をイメージしながらまとめることで、「自社の業務内容や社風にマッチする人材だな」と思ってもらいやすくなります。内定へと一歩近づけるかもしれませんよ。
とっても大事……と内定者も納得! 高校生活で頑張ったことを考える際の4つのポイント
ある間違いをすれば誰かが指摘してくれるものですが、間違ってはいない事柄に関しては、どれだけ良いのか、もう少し改善する余地はあるのかなど、聞かないと教えてもらえないですよね。
就活の面接も同様で、面接回答は正解がないからこそ、内定者の皆さんも「これでいいのかな?」とたくさん悩んできたそうです。
今回は、高校生活で頑張ったことを考える際のポイントを4つ紹介します。内定者がよく悩んだことや、疑問点が解消されたことで回答をスムーズに考えられるようになったエピソードなどを教えてもらいましょう。
端的かつ具体的にまとめる
高校生活で頑張ったことを回答する際、端的かつ具体的にまとめることを意識しましょう。
「自分だけ長々と時間を使ってはいけないから端的に回答しないといけない」と思う人もいれば、「わかりやすいように具体的に回答しないといけない」と考える人もいますよね。
どちらか片方だけを意識してしまうと、端的すぎて人柄がまったく伝わらない内容、もしくはエピソードが長すぎてあなたの考えや思いが伝わらない内容になってしまう場合があります。
話の内容の具体性を意識しつつ、長くなりすぎないよう注意しましょう。1〜2分程度で回答するのが理想です。
先述した構成6ステップをもとに回答をまとめていくのがおすすめですよ。
大学時代のエピソードと差別化する
高校生活にテーマを絞って質問されているにもかかわらず、大学生活で頑張ったこととまったく同じ回答をしてしまうと、質問の意図を理解できていないと思われてしまいます。
たとえ同じ題材であっても、高校時代と大学時代では環境やあなたの考え方は違うはずです。たとえば、チームメンバーや目標、あなた自身の実力などです。
自分史・エピソードの深掘り・ライフラインチャートなどのフレームワークを活用し、同じ題材でもきちんと大学時代のエピソードと差別化しましょう。
高校時代と大学時代で差別化できずに悩んでいる人は、内定者の経験を参考にしてみてください。区別する際のコツをイメージしやすくなるかもしれませんよ。
大学時代のエピソードと差別化するときのコツを教えて!
高校での経験と大学での経験でアピールしたい自分の強みがそれぞれあるので、異なる内容にして話していました。
具体的には、高校時代ではチームを引っ張ったり巻き込んだりする力をアピールし、一方大学時代では行動力をアピールしました。
これらの振り返りでは、学生時代に何を頑張ったのか自分で考えた後に、家族や友人に相談しました。そこからそれぞれのエピソードの中でかかわった友人に自分のアクションを客観視してもらい、強みにつなげてまとめていきました。
高校のガクチカと大学のガクチカの内容は一緒で、高校と大学どちらも学業に関する頑張りを全面的に押し出しました。
差別化した点は、勉強に対するアプローチ方法の違いにあります。高校では、成績をあげるための勉強方法で意識したことについて触れました。一方、大学では、勉強内容を別の学問と組み合わせることで、新たな価値を生みだせないか追求し続けたことについてまとめました。
このように高校では効率性にこだわり、大学では実践力や創造力をアピールしました。(西尾)
誰もが驚くような内容を話す必要はない
高校生活で頑張ったことを振り返る際、多くの人が「自分にはない」と感じています。なぜなら、頑張ったこととして語るには部活動や委員会での活動実績や、部長などの役職に就いた経験が必要だと考えているからです。
部長に就けるのは学校で数人だけですし、部活動で優勝できるのは全国であれば1校だけです。つまり、堂々と自慢できるほどのエピソードを持つ人は一握りといえます。
特別な経験がないと悲観するのではなく、日常生活で自分なりに頑張ってきたことを正確に伝えましょう。たとえば、自分自身が頑張ったことだと思うのであれば、早起きや愛犬の世話なども立派なことだと考えて良いのです。
何を頑張ったかではなく、なぜ頑張ったのかを企業側は重視しています。「誰もが驚くような内容を話さなくてはいけない」と考える必要はありませんよ。
頑張ったことがない人は挫折・失敗経験から考えても良い
高校生活で頑張ったことと聞くと、成功したことを回答しなければいけないと思っている人は多いでしょう。しかし、エピソードは挫折や失敗経験でも構いません。
企業側は、結果そのものを重視しているわけではありません。「なぜそれを頑張ったのか」「経験からどんなことを学んだのか」を知りたいのです。
高校生活で頑張ったことがない人は、高校生活で挫折したことや失敗経験から回答を考えていきましょう。
ただし、挫折や失敗経験をエピソードとして使う際は、「〇〇に取り組みましたが、失敗してしまいました」と、ただ結果を話しただけで終わらないよう注意しましょう。「改善しようとは思わなかったのだろうか」と、マイナスの印象を持たれてしまう可能性があります。
失敗から得たことにボリューム感を持たせて話すと、全体のまとまりが良くなります。企業側に良い印象を与え、内定へと一歩近づくことができるかもしれません。
内定者が語る! 「高校生活で頑張ったこと」で面接官の心をつかむ伝え方のコツ
面接官の心をつかむには、以下のポイントに注意して話すことを意識しましょう。
・ゆっくりハキハキと話す
・面接官の目を見て話す
・語尾を伸ばさず最後まで聞こえるように話す
・敬語を正しく使う
ただ、これらの伝え方のポイントはわかっていても、本番ではなかなかできないものです。内定者は面接でどのような失敗をしてきたのか、その失敗を繰り返さないよう意識していた点はあるのか、聞いてみましょう。
リアルな体験談を聞けることはなかなかありません。内定者の失敗を疑似体験して、あなたの面接スキルアップに役立てましょう。
面接初心者必見! 就活生たちの失敗談から意識すべきことをチェック
多くの就活生は、ガクチカを頑張った自慢大会にしてしまい、○○位入賞などの結果を重点的に話してしまうことがあります。私も同じように、結果重視で話をしてしまいました。
私の場合、高校時代に県大会で優勝した経験があるのですが、なぜそれを達成できたのかのプロセスを飛ばして話していました。やはり、面接の通過率は悪かったです。
24卒の先輩に相談する機会があり、その際に結果に重点を置いていることを教えてもらいました。その後プロセス重視で話すようにしたところ、通過率が格段に上がりました。
ガクチカなどで部活動の話をする際、話が長くなりがちでした。特に面接官が疑問を感じたような表情をするたびに補足で説明をしてしまい、プラスで3~5分話してしまうこともありました。
ある面接で落ちた際、その理由を聞くことができ、「もっと聞きたいことがあったけれど、時間が足りなかった」と教えていただきました。それ以降はできるだけ簡潔に回答しようと心がけ、ルールやポジションの説明などはそぎ落とし、深掘り質問されることを前提とした話し方に変えました。
その結果、自分が伝えたい強みや熱意を効率的に伝えられるようになりました。
「完全暗記よりも、内容をブロックごとに分けた状態で話の流れをおさえて話せたほうが良い」という情報を見つけ、それを意識して繰り返し練習していました。
しかし、これが失敗でした。個人的には、暗記するのがおすすめです。理由は、いざ面接の場となると頭が真っ白になってエピソードを忘れてしまうことがあるからです。
実際に、ガクチカを答える際にエピソードが途中から思い出せなくなり、フリーズしてしまうことがありました。その経験を機に、想定できる質問への回答を完全に暗記することを意識するようになりました。
内定者が実際に面接で答えた高校生活で頑張ったこと|26例文付き
内定者が実際に面接で答えた回答も交えながら、高校生活で頑張ったことの例文を26個紹介します。13のテーマで2つずつ紹介するので、例文を参考にしながら、自分らしさが伝わる「高校生活で頑張ったこと」を考えてみてくださいね。
・部活
・勉強
・学校行事
・留学
・資格取得
・人間関係
・大学受験
・日常生活
・習い事
・個人的な習慣
・趣味
・ボランティア
・アルバイト
部活動で頑張ったこと
高校生活で部活動を頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。試合の結果や日々の練習などを題材に、企業で活かせることをアピールしましょう。
内定者が実際に答えた内容も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
例文①
目標達成に向けて具体的に取り組んだことを伝えることで、行動力や計画性をアピールできます。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、部活動です。
私はテニス部に所属しており、当時の私たちのチームは県大会出場を目指せるレベルではありませんでした。しかし、楽しい部活を少しでも長くやりたいという思いから、高校3年生最後の試合で県大会を目指そうと、高校2年生の夏にチームで同じ目標を掲げました。
具体的な取り組みとしては、ストレッチはペア以外の人と組むようにしました。テニスはペアでおこなうものですが、同じ目標を一緒に達成するためにはみんなで意識を高め合う必要があると思ったからです。そのほかにも、練習試合後は2チーム計4人だけで試合内容を振り返り、テニスという同じテーマについて語り合うことで、同じ意識を持つことを日頃から意識して取り組みました。その結果、見事区大会を突破し、県大会で初めて試合をすることができました。
この経験を通して、自分だけでなくチームで同じ目標を掲げることで士気が高まり、目標を持つことで自然と行動力が高まるということを体験できました。
入社後は、チームで取り組んでいるんだということを意識しながら業務に励み、売上目標達成を目指したいと思っています。
例文②
希望する部署が決まっている場合は、その部署の役割に合わせて内容をまとめると良いですよ。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、部活動です。
私は吹奏楽部に所属しており、トランペットのパートリーダーとして部員6名をまとめることにとても苦労していました。それだけでなく、各パートでの練習時間が長いことが原因で、部活全体の雰囲気が悪くなってしまっていることに不安を感じていました。
そこで私は、部長や副部長に部員の意見を伝え、部の結束力を高める必要があると感じました。まずは部長や副部長にパートリーダーが各パートの部員と面談し、その後部長・副部長・パートリーダーで話し合ってみてはどうかと提案しました。
提案が通り、実施してみると、それぞれの悩みや不満が明らかになり、具体的な解決策が決まっていったのです。私はこの経験を通して、コミュニケーションを頻繁に取ることの重要性を学びました。
入社後は、先輩だけでなく他部署との交流も積極的におこない、社員をつなぐ架け橋のような存在になれるよう頑張りたいです。
内定者たちは高校時代の部活動経験をどう伝えた?
部活動で主体的に行動した経験を以下のように答えました。
私が高校生活で頑張ったことは、部活動での経験です。
当時所属していた軽音楽部は、先輩が後輩に楽器を教えるようなシステムがありませんでした。また、練習日も固定ではなかったため、バンドごとの主体性や3年間担当することになる楽器への自分自身のモチベーション維持が重要となりました。
そこで私は、まず3年間自分自身が向き合う楽器の知識を深めようと、楽器店が主催するドラム合宿行事に自ら参加し、基礎知識の習得に努めました。さらに、定期的に開催される他校との演奏会を利用して、同じ楽器を担当している生徒に声を掛けることで基礎練習法の共有をし、個人のモチベーション維持に注力しました。
このような取り組みの結果、互いが互いを信頼し合い、全員が未経験ながらもチームとして一つの目標に向かって挑戦することができました。
自分は回答が長くなりがちだったので、できるだけ簡潔に答えて、深掘り質問をされることを想定してまとめました。実際に、以下のような回答をしました。
高校時代のバスケットボール部で、中学時代に培った分析力や修正力を活かして1年生からレギュラーで試合に出ることができました。
また、副キャプテンになってからは、選手層の薄さが課題であると考えていました。まずは、マネージャーやチームメイトと協力して、試合や練習での情報をできるだけ数値に落とし込むようにしました。さらに、その数値をもとに、効率的に練習するようにしたりモチベーションを向上させたりするなど、チーム全体の能力を底上げできるように尽力しました。
勉強で頑張ったこと
高校生活で勉強を頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。取り組んだ時間といった目に見える頑張りだけでなく、取り組んだ理由をしっかり述べましょう。
内定者が実際に答えた内容も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
例文①
具体的な数字を示すことは、客観的に見てどのくらい成長したのかがわかるのでおすすめです。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、勉強です。
高校2年の冬から、大学受験に向けて家に帰ってから毎日3時間勉強していましたが、なかなか思うような結果が得られず悩んでいました。
そこで、模試での成績が上がらないのは自分の勉強方法に原因があるのではないかと思い、勉強方法を改善することにしました。
まず、各教科の先生に悩みを打ち明け、自分の勉強法について聞いてもらいました。そこで、多くの参考書に手を出すのではなく、1つの参考書に何度も取り組むことが大切だと何人かの先生からアドバイスをもらいました。そのように勉強法を改善した結果、模試の点数が900点中400点から600点に上がりました。
この経験から、1つの事柄にとことん取り組むことで、着実に力がつくということを学びました。入社後はわからないことだらけで不安に感じることがあるかもしれませんが、目の前のことを1つずつ丁寧に取り組んで目標を達成していきたいです。
例文②
目標設定や目標の細分化は、社会人になっても役立つスキルです。高校生活で頑張ったこととセットでアピールしましょう。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、英語の勉強です。
将来英語を活かせる仕事に就きたいと考えていたため、高校1年生のときから毎日英語の勉強を約2時間していました。
しかし、思い描くビジョンが漠然としていたからか、高校2年生から徐々に点数は落ちていきました。親に相談したところ、「将来の夢を持つことも大切だけど、目の前の課題を1つずつ解決していくことも大切だ」とアドバイスをされました。
そこで私は、英語のスキルを上げるため、まずは間違えやすいポイントを洗い出しました。特に点数が低かったのが長文だったので、速読を練習するなど、明確な目的を持って勉強するよう励みました。結果として、学校のテストでは90点以上を常に取り、志望していた大学の英語科に進むことができました。
目標を細分化し、今自分が取り組むべき問題を洗い出すことの重要性を学びました。御社でも、目標に対して計画的に行動できるよう、努力をしていきたいと考えています。
勉強について語った先輩たちの回答例をチェック
①英検といった資格の話
②最上位クラスで勉強するために頑張ったこと
の2つを話しました。
1つ目は、自分自身が目指している英検の級と、それを達成するためにどのように勉強したのかを述べて、最終的に合格した話をしました。
2つ目は、通っていた高校がテストの成績によってクラスが変わる制度があったため、すべての科目で最上位クラスに行けるように頑張った日々の勉強時間と、苦手な部分に対する取り組み方を話しました。
学業について頑張ったことをこう答えました。
高校生活で頑張ったことは、推薦枠の取得です。
大学の推薦枠では評定が3.8以上必要となっており、定期テストや内申点の取得に積極的に取り組みました。具体的には、定期テストでは全教科まんべんなく点数をとることを心がけており、副教科にも力を入れて取り組みました。
その勉強には必ず「なぜわからなかったのか」という自分なりの見解を示し、次にどうすれば正解することができるかという改善策を考えることで、暗記効率を上げるように心掛けました。
学校行事で頑張ったこと
高校生活で学校行事を頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。自分の役割を明確にし、具体的なエピソードをしっかり伝えることがポイントです。
内定者が実際に答えた内容も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
例文①
自分が担当する係の仕事内容を最初に説明することで、エピソードを理解してもらいやすくなります。相手の立場を考えて経験をまとめるのがポイントです。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、文化祭の実行委員です。
私は会場係として、体育館のタイムテーブル作成や、中庭でおこなわれる模擬店の設備管理などを担いました。
高校最後の年、自分自身の思い出作りはもちろんのこと、全生徒が何十年経っても忘れない最高の文化祭を作り上げたいという思いから、実行委員に立候補しました。
実際にやってみると大変なことばかりで、くじけることもたくさんありました。実際に、模擬店で必要な道具の数を間違えて発注し、再度業者へ連絡を取らなくてはいけないトラブルも発生しました。しかし、発注業務においては二重確認を取り入れていたのですぐに対処でき、出店するクラスのみんなに迷惑をかけることはありませんでした。
前もってミスを予想することで、ミスを最小限にできることを学びました。この経験を活かして、御社では営業部のサポート職として頑張りたいです。
例文②
どのような失敗でも、対処法次第でプラスに捉えてもらえる場合があります。失敗した経験を答える場合は、以下の例文を参考にしてみてくださいね。
例文
私が高校生活で頑張ったことは生徒会活動です。
私は高校時代、生徒会で書記を務めていました。生徒会では、生徒側からの発言をまとめ、後ほど生徒会の会議で内容をまとめて発表する必要がありました。
「単に発言の内容を伝えればいいのだ」と思い、生徒側からの意見をそのまま発表しました。しかし生徒会のみんなが首を傾げていることに気付き、後ほど先生に相談してみました。そこで先生から、内容を整理し相手にわかりやすく伝えることが大切だと教えてもらいました。
この失敗から、まとめる立場として、相手の気持ちを考えて発言することの重要性を学ぶことができました。入社後は、相手の立場になって話すことを意識しながら、業務に取り組みたいです。
学校行事で頑張ったことについてみんなはどう答えた?
学校行事で頑張った経験について、以下のようにアピールしました。
学校行事では、文化祭でのクラス委員として尽力しました。
まず、全員の意見をできるだけ集約することを目的として、アンケート用紙に希望する出店を書いてもらう形式を取りました。その後、数名のメンバーを集め、費用対効果や集客率の見積もり、話題性の3つの観点からアンケートを厳選し、クラスで再度提示してもらいました。また、各案については、追加事項を挙手制で発表してもらい、案を決定するという流れで進めていきました。
この経験から、リーダーシップと戦略的思考を習得し、研鑽することができました。この2つの力は、経営戦略のプロセスで大いに活きると考えます。
私は学業と部活動を両立していたことが強みだと考えていたので、以下のように答えました。
高校生活で頑張ったことは、学業と部活動との両立です。私が通っていた高校は地元でも有数の進学校であり、かつ部活動においても地区1位で県大会常連校でした。
学業面においては、入学当初は下から3番目だったため、定期テスト毎に目標を立てて、目標への道筋を綿密に計画しました。また、結果に対してなぜこの点数になったのかを分析して落とし込みました。その結果、結果として320人中15位まで上り詰めることができました。
部活動ではサッカー部に所属しており、週6回・1日3時間練習をおこなっていました。1年生のときはベンチ外で、2年生の自分たちの代に上がるタイミングで腰椎分離症を患い、半年間サッカーができない期間がありました。しかしながら、私はその期間を自己成長に充てようと計画を立てて実行し、最終的にはスターティングメンバーの座をつかみ取ることができました。
留学で頑張ったこと
高校生活で留学を頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。珍しい体験をしたのであれば、披露してみてみましょう。
内定者が実際に答えた内容も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
例文①
最近では、高校生活で頑張ったこととして留学をアピールする人が多い傾向にあります。ほかの候補者と差別化するためにも、留学しようと思った理由をきちんと説明するのがおすすめです。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、留学です。
私は高校3年生のときに、半年間アメリカに留学しました。英語を使った仕事をしたいという思いと、文化が異なる人々が集まる場所に身を置いてみたいという考えから、アメリカでの留学を決意しました。
アメリカでは言葉や文化の壁に毎日苦労しましたが、あるとき、ルームメイトを怒らせてしまったことがありました。相手の意見としては、「自分が提案することに対していつも『大丈夫』と言うから、あなたの本当の気持ちがわからない」ということでした。
私は相手の気持ちを尊重して発言しているつもりでしたが、意見を言わないことは相手に不快な思いをさせてしまうことがあるのだと、そのとき初めて知りました。
御社に入社した際には、目標を達成していくうえで必要な積極性を意識しながら活躍していきたいと思っています。
例文②
失敗後の取り組みについて説明する際、長くなりすぎてしまうことがよくあります。丁寧に説明することも大切ですが、以下の例文のように大事なポイントに絞って答えられるようにまとめてみましょう。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、留学です。
旅行だけでは得られない体験をして自分の視野を広めたいという思いから、留学したいと思うようになりました。
学校の留学制度は枠に限りがあり、成績や面接の結果で留学できる人が決まります。毎日勉強や面接対策に励みましたが、落ちてしまいました。それでも留学を諦めきれなかった私は、夏休みの約1カ月間カナダへ留学できる民間のプログラムに参加しました。
自分の思いがなかなか伝わらないこともありましたが、ときにはジェスチャーも交えながら現地の人との会話を楽しみました。
私はこの経験で、何事も諦めずに取り組むことが大切であることを学びました。入社後は、粘り強さを発揮して、与えられた役割や課題に真摯に向き合って取り組んでいきたいです。
海外の高校生との交流経験を伝えた例をチェック!
高校生活で頑張ったことは、2年生のときに参加した国際平和学習プログラムです。
国際平和学習プログラムとは、県で選抜された高校生と海外の高校生が参加した1年間に及ぶプログラムで、はじめは周りの英語力の高さと知識量の多さから、議論では発言できませんでした。悔しいという思いから、スピーキングとリスニングに重点を置いた英語の勉強、さらに国際平和に関する知識を身に付けるため、さまざまなテキストや記事を読み込みました。
その結果、段々と議論で発言できるようになり、新たな知見を身につけることができました。この経験を通して国際平和に関心を持ち、今の大学学部を選びました。
資格取得で頑張ったこと
高校生活で資格取得を頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。なぜその資格を取得しようと思ったのか、しっかり説明しましょう。
例文①
資格取得に向けてどのような努力をしたのか具体的に述べることで、目標達成に向けた取り組み方をアピールできますよ。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、資格の取得です。
私は英検1級の取得を目指して、日々英語の勉強に励みました。将来の選択肢を増やすため、さらには英語の勉強のモチベーションを上げるために取り組んだのが理由です。
高校2年生のときに英検1級の取得を目標として掲げ、どんな用事があっても1日1時間は英語の勉強をすること、そして1週間に100単語覚えることを短期的な目標として決めました。
その結果、見事高校3年生の夏に英検1級を取得することができ、この経験から計画性の重要さを学びました。入社後は、この経験を活かし、何事も計画性を持って挑戦していきたいです。
例文②
「なんとなく役に立ちそうだから」と漠然とした理由で資格取得を目指す人がいます。資格取得を目指す理由をしっかりアピールしてくださいね。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、資格の取得です。
私は簿記2級の取得を目指して勉強に取り組みました。なぜなら、大学では専門的な知識を身に付けるために、高校時代に資金の流れといった基本的なことを理解しておきたいと思ったからです。
これまで勉強したことのない内容ばかりだったので最初は戸惑いましたが、ネットや本を通じて勉強方法を学び、結果として簿記2級を取得することができました。
私はこの経験を通して、自ら行動して答えを探すことで自分自身の自信や達成感につながることを知りました。御社では、自分で答えを見つけようとする積極的な姿勢を持って業務に励みたいです。
人間関係で頑張ったこと
高校生活で人間関係の構築を頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。
個人的なことを詳しく説明する必要はありません。自分の短所を把握しているといった、自分自身を客観視できる点をアピールすると良いでしょう。
例文①
高校生活で頑張ったことで人間関係に触れる際は、当時の自分の素直な気持ちを表現することで、人柄が伝わりやすくなります。
例文
私は高校生活で、人間関係におけるコンプレックスの克服を図りました。私は幼少期から人見知りが激しく、初対面の人とはまったく話せませんでした。
しかし、消極的な性格のままでは友達との思い出ができずに3年間が終わってしまうと思い、高校の入学式で隣の席に座っていた同級生に自分から声をかけました。今思えば少しぎこちなかったかもしれませんが、あのとき声をかけたことで、楽しい高校生活を送ることができました。
このことから、消極的であることにメリットはほとんどなく、自ら積極的に行動すれば結果がついてくる可能性が高くなることを学びました。御社に入社したら、どんな業務にも積極的に取り組んで、若手のうちから結果を残していきたいです。
例文②
部活や学業以外のエピソードにおいても、おこなった行動や意識したことを具体的に説明するよう心掛けてください。企業側があなたの経験をよりイメージしやすくなりますよ。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、人脈を広げることです。
私は人見知りをする性格ではなかったのですが、年上の人とかかわる機会があったときに緊張しやすい性格であることに気付きました。
大学生、そして社会人になれば幅広い年齢層の人とかかわることを考えると、今のうちに緊張せずに話せるようになりたいと思うようになりました。そこで私は、年上の人と話せる場に積極的に足を運ぶことにしました。たとえば、高校の先輩と交流できる体育祭の応援団や文化祭の実行委員、地域の人と交流できるボランティアや地域活動などです。
その結果、今では誰とでも緊張せずに笑顔で話せるようになりました。この経験から学んだ、自分自身を理解し改善する方法を考えることの大切さを、御社で活かしていきたいです。
大学受験で頑張ったこと
高校生活で大学受験を頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。実際にどのような方法で勉強に取り組んだのか説明できると良いでしょう。
内定者が実際に答えた内容も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
例文①
後悔したことを答える場合は、その結果「今何を意識しているか」「今何を重要視しているか」を最後に伝えましょう。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、大学受験のための勉強です。
自分の興味を追求できる学部に進学したいと思い、高校3年生は毎日勉強に取り組みました。具体的には、まず毎日の学習計画を立て、進度を確認しながら自主的に学習を進めました。ただ、勉強に集中できない日が週に何回かあり、夏の模試ではD判定と、あまり良くない結果を出してしまいました。
このままではいけないと思い、勉強法について先生に相談したところ、学習計画を見直す必要があると言われました。その助言をもとに試したのが、一週間の勉強スケジュールを立て、週末に小テストをおこなうことでその計画を毎週見直すという方法です。結果として志望する大学に合格できましたが、早めに先生からアドバイスをもらってこの勉強方法を実施していれば、さらに余裕を持って大学受験に挑めたのではないかと思っています。
この経験を通して、不安なことはなるべく早めに確認し、自分の力を過信しすぎないことが目標達成するうえで重要だと学びました。社会人になってからも、この経験を活かし、常に自分の行動を客観視できるよう頑張りたいです。
例文②
目標達成のために取り組んだことをいくつか述べる際は一気に説明せず、「さらに」「また」などの文を接続する言葉を用いることで、相手に伝わりやすくなります。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、大学受験です。
私は、高校1年生で、すでに入りたい大学が決まっていました。1年生から大学についてインターネットで調べたり同大学に入学した先輩からアドバイスをもらったりするなど、受験に合格するために準備すべきことを把握しました。
さらに、先生方にも宣言するなど、常に高い意識を持ちながら通知表の評価点向上、模試の判定アップに取り組みました。高校1年生のときから計画通りに実行したことで、合格することができました。
私はこの経験で、目標から逆算して計画を立て実施することの重要性を学びました。入社後は、目の前のことに右往左往するのではなく、計画性を持って業務に取り組みたいと思っています。
受験で頑張った経験をパネリストたちはこう答えた!
受験での経験を以下のように答えました。
高校生活で頑張ったことは、数学に対する苦手意識の克服です。
共通テスト、二次試験でも数学を必要とするにもかかわらず、3年生の最初の段階で共通テストの点数は20点と、かなり足を引っ張っていました。
そこで、「毎日〇問数学の問題を解く」と目標を立て、数学に触れる時間を作りました。また、わからない問題が出たときは、学校や塾の先生に聞き、絶対にわからないまま放置しないことを徹底しました。
その結果、共通テスト本番では80点以上の点数を取ることができ、二次試験でも数学を武器として使うことができました。
コツコツ勉強を頑張っていた経験をこう伝えました。
高校生活では、勉強習慣の確立に尽力しました。
具体的には平日は朝6時に起き、学校の自習に参加し、休日は開校から閉館まで塾で勉強するというルーティンを続けました。
しかし、継続する中で、行きたくないと思うことが多々ありました。そこで私は、このルーティンが崩れるとどうなるかを白紙の用紙に書きなぐり、自らを律することを意識しました。
すると、徐々に「行かないほうが自分のためにはならない」と思うようになり、乗り越えることができました。このような強靭な精神力を御社で活かしたいと考えています。
日常生活の中で頑張ったこと
高校生活において日常生活の中で頑張ったことがある場合の面接での回答例文を2つ紹介します。自分にとってはどれだけ重要なことだったのか、きちんと説明することを意識してみましょう。
例文①
日常生活で頑張ったことは、実際のエピソードよりも、その経験によって得られたものをアピールするのがおすすめです。
私が高校時代の日常生活の中で頑張ったことは、愛犬の散歩です。
私の家では、ゴールデン・レトリバーという大型犬を2匹飼っています。小学生や中学生のときは体力的にも一人で2匹連れて散歩することはできませんでした。そのため、高校生になったら仕事で忙しい両親に代わって自分が一人で散歩できるようになりたいと思っていました。
日課として1日約60分散歩し、まとまった時間が取れそうにない場合は学校に行く前に30分、帰宅後30分散歩をしました。継続して散歩に連れて行くことで、愛犬たちの運動不足が解消され、健康診断の結果が改善されました。また、両親からも「ここ数年散歩を任せることができてとても助かっている」と感謝され、ささいなことでも続けることの大切さを学びました。
御社に入社したら、自分の長所である継続性を活かし、顧客の悩みに寄り添い喜びをわかち合える関係性を築いていきたいです。
例文②
スキルアップをアピールする際は、できなかったことができるようになったタイミングを説明し、成長度合いをわかりやすく説明しましょう。
例文
私が高校時代の日常生活の中で頑張ったことは、家事の手伝いです。
私の両親は共働きで、幼いころから家事の手伝いをしていました。昔は洗濯物を畳んだり掃除機をかけたりすることしかできませんでしたが、高校生のときには夕食作りを私が担当するようになりました。
自分で作ってみると大変さに気づくもので、どの食材を使ってどのような料理を作るのか、最初は苦戦しました。さらに、温かい料理を出すためには何時ごろから取り掛かるべきかなど、美味しく食べてもらうコツをつかむまでにも時間がかかりました。最初は失敗ばかりでしたが、今では楽しみながら料理を作れるようになり、最近ではエスニック料理にはまっています。
この経験から、やらされるのではなく、自分が楽しいと思える方法を模索して取り組むほうが自分の成長につながるということに気付きました。
御社では、何事にも積極的に挑戦し、少しでもレベルアップできるよう楽しみながら業務に取り組みたいと思っています。
習い事で頑張ったこと
高校生活で習い事を頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。目標に向かってどのような取り組みをおこなっているか具体的に説明してみましょう。
例文①
取り組んだことと一緒にあなた自身の感情を伝えるよう心掛けましょう。内容に深みが増し、採用担当に「もっと話を聞いてみたい」と思われる可能性が高まります。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、バレエの習い事です。
幼いころは楽しい気持ちだけで取り組めたのですが、高校生からは勉強などやらなければならないことが増えたこともあり、バレエへの取り組み方に思い悩んでいました。
そこで私は思い切って週3回の習い事を週2回に減らしました。そうすることで心にも余裕が生まれ、勉強の時間も確保でき、習い事の時間はしっかりバレエに集中できるようになりました。
その経験を経て、今ではどんな困難なことにぶち当たっても目の前のことを客観視して整理できるようになりました。御社では、この経験を活かして、たとえ自分にとって難しい状況に陥ったとしても粘り強く業務に励みたいと考えています。
例文②
スポーツにおいて、試合に勝つことを大きな目標として掲げることが多いでしょう。ただ、勝つためにやるべきことは人によってそれぞれ異なります。
自分なりの取り組み方や目標に対する思いを深掘りして伝えることで、入社後のイメージも湧きやすくなるでしょう。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、習い事です。
私は地域のソフトボールチームに小学生から参加しており、高校卒業するまで続けました。
中学や高校の部活にもソフトボール部はありました。しかし、幼いころから一緒に取り組んできた仲間と全国大会優勝を目指して頑張りたいという思いで、チームを変えずに12年間ソフトボールに励みました。
それぞれ学校が違うため、行事などで参加できないことがありましたが、近況報告といったコミュニケーションを意識しながら、チームの結束力を常に意識して行動しました。
そのため、チーム割れをしたことはなく、常に同じ目標に向かって取り組むことができました。結果として全国大会優勝は叶いませんでしたが、チームの力を最大限に発揮するためには何が必要か、スキル以外のことにも目を向けることができました。
入社後は、わからないことだらけで戸惑うことがあるかもしれませんが、常に相手のことを考えチームで動いているという意識を持って行動していきたいです。
個人的な習慣で頑張ったこと
高校生活において個人的な習慣で頑張ったことがある場合の面接での回答例文を2つ紹介します。他人にとっては「本当に必要なことなのか」と思われてしまうこともあるため、その習慣に取り組んだ経緯をしっかり説明しましょう。
例文①
頑張って取り組んだ習慣がどのようにプラスに働いているのか、現在の自分と重ね合わせて伝えましょう。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、夜型の生活から朝型の生活への改善です。
もともと私は早起きが苦手だったのですが、早起きはダイエットや美容に良い効果をもたらす可能性が高いと聞き、高校1年生から早起きを心掛けました。平日は始業前の予習があるので必然的に早起きしますが、土日も朝7時には起きるようにしていました。
朝型の生活にしようと考えた動機は美容のためだったのですが、朝の時間を利用して宿題を終わらせたりするなど、自分の生活においてプラスに感じることが増えていくようになりました。
高校時代に早起きを習慣化したことで、日々のスケジュールが変動しやすい大学時代でも1日の始まりを気持ちよく迎えられています。
今後も早起きを継続し、御社に入社後も朝からメリハリを持って業務に取り組んでいきたいと思っています。
例文②
部活や勉強などと違って、個人的なトピックを題材にする場合は、最初にひと言説明しましょう。採用担当者を悩ませないことは、大事なポイントです。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、ブログです。
幼いころから、自分の思いを口にするのが苦手でした。高校時代にWeb上で個人が日記を継続的に作成できるブログというものがあることを知り、開設してみたのが始まりです。
もともと書くことは好きだったので、書くことで自分の気持ちを整理し、直接人に思いを伝える前の練習台として活用できたら良いなと思っていました。
書き始めると、少しずつ自分が何を感じ何を伝えたいのかが明確になりました。実際に、ブログを書き始めて性格が明るくなったねと言われることが増えていきました。
この経験から、苦手なことを克服するには、長期的な取り組みを地道におこなうことも必要であるということを学びました。
入社後は目先の利益にとらわれず、最終目標を達成するために一歩ずつ前進していきたいと思ってます。
趣味で頑張ったこと
高校生活で趣味を頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。個人的な趣味での経験が会社でどのように活かせるのか、わかりやすく説明しましょう。
内定者が実際に答えた内容も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
例文①
取り組んだきっかけが主体的ではない場合、エピソードやその経験から得たものにボリュームを持たせると良いですよ。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、読書です。
幼いころから読書が趣味だったわけではないのですが、父から本を勧められたことがきっかけで、1週間に1冊ほど読んでいました。
高校時代に海外の偉人の歴史を書いた本をたくさん読んだことで、世界にはどのような仕事があるのか早い段階でイメージできるようになりました。その後も、気になる職業や分野があればより専門的な内容が書かれた本を自ら進んで読むようにしました。
この経験が今に活きているのはもちろんのこと、知識が増えることで将来の選択肢も増えることを学びました。
入社後も、社会人として貪欲に学び続け、常に最善の道を選択できるよう努力し続けたいと思っています。
例文②
業界や職種と絡めたエピソードを伝えることで、入社意欲や本気度が伝わりやすくなりますよ。
例文
私が高校生活で頑張ったことは、個人的な趣味にはなるのですがプラモデルです。
小学校や中学校のときは落ち着きがなく、集中力がつくようにと高校1年生のときに両親から勧められて始めたのがきっかけです。
最初はただ楽しいなと思うだけだったのですが、小さなパーツを丁寧に組み立て、自分の手で作り上げることに達成感を感じるようになりました。高校3年生では戦車や艦船などの難易度の高いプラモデルも作れるようになりました。
さらに、プラモデルを始めたおかげで机に座って勉強することが苦にならなくなりました。
モノづくりの最前線で活躍される御社に入社したら、もとめられるものを正しく丁寧に作ることを意識しつつも、効率化をもとめてより自分自身のレベルを上げようというモチベーションを持って御社に貢献したいです。
趣味を通じてアピールした体験談を聞かせて!
趣味であるサッカー観戦で全国各地を飛びまわり応援していたこと、その中で老若男女問わず200名近くの友人ができて、どのスタジアムに行っても友人がいる環境をつくりあげたという話をしました。
その際に工夫していたことは、ただ単に趣味に没頭していたことだけでなく、その中で培った行動力やコミュニケーション力などをアピールすることです。さらに、これらのスキルを活かしながら働いている私自身を面接官にイメージしてもらえるよう、伝え方も工夫しました。(大庭)
ボランティアで頑張ったこと
高校生活でボランティアを頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。活動内容だけでなく、その経験が今にどのように活きているかもしっかり述べましょう。
例文①
ボランティア経験を伝えるときは、ボランティアにかけた思いを詳しく説明するのがおすすめです。面接官からしても、深掘り質問をしやすくなります。
例文
私が高校で頑張ったことはボランティア活動です。
小学生のときに震災にあい、誰か一人でもいいから家の整理を手伝ってほしいと思った経験からボランティア活動に参加しました。
初めてのボランティア活動は高校2年生のときで、瓦礫の撤去でした。私は家の前に山積みになっている瓦礫を見て、すべて撤去しなくてはいけないと思い込み、取り掛かろうとしたところ、「うちのものに勝手に触るな」とお叱りを受けました。
一軒ずつ確認せずに独自の判断で行動した結果、現地の人に不快な思いをさせてしまいました。その後は、一軒ずつ確認を取り、作業に取り掛かりました。
この経験から、自分勝手に行動するのではなく、相手の気持ちを考え行動することの大切さを学びました。
社会人になれば、初対面の人と接する機会が今よりも増えます。常に相手の立場に立って寄り添えるように精進したいです。
例文②
相手がイメージしづらい経験は、業務内容などを長くなりすぎない程度に詳しく説明しましょう。
例文
私が高校で頑張ったことは、伝統文化の継承をサポートするボランティア活動です。
私は生まれたときから同じ地域で暮らしており、誰よりもこの町を見てきた住民として地域を支えたいと思い、ボランティア活動を始めました。具体的には、SNSでの発信やイベントのサポートなどをおこないました。
SNSやイベントに足を運んでくれた人と接する中で、そもそもこの土地に焼き物の伝統文化があったことを知らなかったという人が多いことに衝撃を受けました。
そこからイベントの企画運営にも携わるようになり、高校生の目線で見栄えの良い写真やフレンドリーな文章をSNSに載せて発信することで、若者の関心を集めることに成功しました。
この経験から、さまざまな視点から物事を捉え発信していくことの大切さと学びました。御社へ入社後は、ひとつの物事にこだわることなく、多角的な視点で目の前の課題を解決できるよう頑張ります。
アルバイトで頑張ったこと
高校生活でアルバイトを頑張った場合の面接での回答例文を2つ紹介します。学校ではない場所でどのように成長できたのか説明できると良いでしょう。
例文①
実際に言われた言葉やそのときの感情は、積極的にエピソードに盛り込むのがおすすめです。人柄や組織の中での振る舞い方が想像でき、採用担当が活躍イメージを描きやすくなります。
例文
私が高校生活で頑張ったことはアルバイトです。
自分の力でお金を稼いでみたいという気持ちが強く、私は高校3年間カフェでアルバイトをしていました。
最初は、社員ではないから少しの失敗は許されるであろうと、お金を稼ぐということ、そして接客というものを軽く考えてしまっていました。しかし、あるとき社員の方から「顧客にとっては社員もアルバイトも区別がつかないから、アルバイトだからといって何でも許されるわけではない」とお叱りを受けました。確かにアルバイトである私が接客しても、支払う料金は同じです。
私はこの日から、やるならとことんスキルを磨いて顧客から「アルバイトなの?」と驚いてもらえるような接客をしようと決意しました。実際に、先輩方の立ち振る舞いを真似る、過去にあった顧客からのクレームや要望をチェックするなど、顧客から喜ばれる接客を常に心掛けました。
私はこの経験で、自分の立場だけを考えて行動するのではなく、相手の立場になって物事を考えることで喜んでもらえることが多くなるということを学びました。
御社では、最初は新入社員という立場ですが、会社に所属する一人の人間という自覚を持って顧客に接していきたいと思っています。
例文②
経験によって得たスキルだけではなく、スキルを活かしたエピソードも取り入れることで「入社後もこのようにできることを広げてくれるかもしれない」と企業側に良い印象を与えることができますよ。
例文
私が高校生活で頑張ったことはアルバイトです。
私は高校3年間地域のコミュニティ施設でアルバイトをしていました。なぜなら、学生としてではなく、ひとりの人間として社会経験を積みたいと思っていたからです。
業務内容は、施設の受付やアンケート用紙の集計などです。アンケートでは、施設の良い点悪い点や、施設で実施してほしいことなどが記入できるようになっていました。
私は、運営側がいつでも誰でも確認できるよう、ドメイン上にアンケート内容をまとめました。さらに、年齢や性別、利用回数別でも確認できるよう、カテゴリー別にまとめました。その結果、運営側のアンケート確認が簡単になりました。さらに、利用者の中でも誰が何をもとめているのか明確になり、的確な改善ができるようになりました。
3年間働いた結果、大学1年生から地域活性化に取り組むことができただけでなく、データ収集などのスキルを活かすことができました。
ただ言われたことだけをするのではなく、相手がもとめていることは何なのか見極め、積極的に行動することで、人の役に立てるということを学びました。入社後もこの経験を活かしていきたいです。
アルバイトの話題を伝えようとしている人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。アルバイトのエピソードを面接で伝えるときのポイントを解説しています。
アルバイトの自己PRの作り方4ステップを解説|経験者の実回答付き
高校生活で頑張ったことを答えたときの後悔エピソード|注意点を学ぼう
内定者の中には、高校生活で頑張ったことを聞かれてうまく答えられなかった人は多いようです。
実際にどのような失敗をしてしまったのか聞いてみました。
うまく答えるコツだけでなく、失敗例もチェックしておくことで、企業側に刺さる内容を回答できるでしょう。企業の記憶に残る回答は、ほかの応募者との差別化につながりますよ。
大学時代との差別化ができなかった
高校生活で頑張ったことを事前に準備していないと、大学時代と高校時代についてそれぞれ質問された際、まったく同じことを答えることになりかねません。
同じ企業の面接で同じ内容を答えると、事前準備が足りないと感じられ、合格から遠のく可能性もあります。「同じような質問があるわけない」と考えるのではなく、聞かれる可能性を考慮して、しっかり考えておきましょう。
当たり前のことを伝えてしまった
学校に毎日遅刻しなかった、ご飯を残さずに食べたなど、当たり前のことを高校生活で頑張ったこととして回答するのはあまりおすすめしません。
当たり前のことから一歩前進して頑張ったことを話すことができれば、企業側から「入社後も主体性を持って頑張ってもらえそうだな」と評価してもらえるでしょう。
ただ、人それぞれ育ってきた環境や経験が違うため、他人にとっては小さなことでも自分にとっては全力で取り組んだという場合もあるかもしれません。
なぜそれをやる必要があったのか、そこからどのような学びを得たのか、取り組んだ内容以外の背景にも着目して、しっかり説明できると良いですよ。
高校時代のことを聞かれると想定してなかった
就活の面接対策として、多くの人が学生時代に頑張ったことを事前に考え、まとめているのではないでしょうか。いざ本番、学生生活というくくりではなく高校生活について聞かれるとは想定しておらず、何も答えられなかったという人も多いようです。
高校生活で頑張ったことをしっかりまとめていなくても、自分史やライフラインチャートで自分の過去を振り返っていれば、高校時代に何を頑張り何を得たのか答えられるようになりますよ。
内定者の失敗談を聞いて、今後の面接対策に役立てましょう。
「あのときこう答えていれば……」みんなの後悔エピソードを教えて!
大学受験の話を聞かれたときに、戸惑いました。その企業の過去の面接のデータには、そのようなことが聞かれたと書かれておらず、対策できていなかったからです。
「苦手科目をどのように克服したのか」と聞かれたときに焦ってしまい、順序立てて話をすることができませんでした。
予想外の質問であっても、冷静に頭の中を整理して、落ち着いて答えれば良かったと反省しています。
高校時代の部活動のことを聞かれましたが、聞かれると想定していなかったので特に何も考えておらず、焦りながらもとっさに思いついたことを話しました。詳しい内容までは覚えていませんが、良い内容は話せていなかったと記憶しています。
今では、聞かれるだろうとしっかり想定して、事前に面接練習をしておけば良かったなと思っています。大学時代のことばかり考えていて、いきなり高校時代のことを聞かれると焦ってしまうので、事前になんとなくでも良いので考えておくのが良いと思います。
高校生活のことを聞かれて、バレーボール部の部長としての経験を話したのですが、深掘り質問されました。記憶が曖昧だったためすらすらと答えることができませんでした。
大学時代のガクチカの回答ばかりに力を入れていたため、高校時代の取り組みについて詳しく聞かれるとは思っていませんでした。その後の面接では、自己分析にもっと力を入れ、高校時代のことであっても理路整然と話せるようにしました。
「高校生活で頑張ったことを聞かれると思っていなかった」など、面接で予想外の質問をされるときもあります。この記事を読んで、実際に就活生たちが聞かれた質問を参考にしましょう。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
みんなはどうしてる? 自己PRと「高校生活で頑張ったこと」を相互に活かしてアピールするには
「高校生活で頑張ったこと」と「大学時代に頑張ったこと」の差別化が難しいと悩む人は多いでしょう。それだけでなく、「高校生活で頑張ったこと」と「自己PR」をどのように分けて考えるべきか頭を悩ませている人も多いようです。
回答を区別するポイントは、アピールポイントを一貫させることと、別の強みを伝えることです。
内定者の経験談もふまえて、詳しく紹介します。
アピールポイントを一貫させる
「高校生活で頑張ったこと」と「自己PR」の両方を聞かれた場合は、それぞれアピールポイントを一貫させて話すと効果的です。たとえば、行動力や積極性、協調性などです。
具体的なエピソードや経験には違いを持たせ、アピールポイントを統一すれば、主張に一貫性があり自分のことを客観視できる人物だと評価してもらえるでしょう。
たとえば、以下の例文のように計画性というアピールポイントを統一させつつ、異なる題材を扱うのがおすすめです。
計画性×高校生活で頑張ったことの例文
私が高校生活で頑張ったことは、部活動です。
私はバスケットボール部に所属しており、高校3年生最後の大会で県大会出場を目指しました。
ただ、目標を設定した高校2年生の時点では実力が低く、そのままでは目標達成はかないません。そこで私たちは残り1年間をどのように過ごすか話し合うため、部全体で会議をしました。
私たちの部活では、月に1回他校との練習試合があります。まずは最終目標から逆算して各試合でどのような技をできるようになっていたいのか、競合相手にどの技で何点取りたいのか、といった目標を立てました。この目標計画に沿って、日頃の練習では連帯意識が高まるような練習を多く取り入れました。
その結果、県大会出場を果たすことができました。この経験から計画性の重要さを学び、何をどのように進めるべきか、最終目標を考慮しながら考えて取り組む必要があるとわかりました。
入社後は、部活動で得た学びを活かし、何事も計画性を持って挑戦していきたいです。
計画性×自己PRの例文
私の強みは、状況や相手に合わせて計画を立てる力です。
私は家庭教師のアルバイトで、2人の中学生を担当していました。同じ高校を目指していた2人ですが、得意科目やスタート時点での成績がまったく違い、同じ計画で合格を目指すのは適切ではないと考えました。
そこで、基礎はできているが応用が苦手なAさんには応用問題をたくさん解いてもらい、緊張で実力が出せないことが多々あるBさんには時間を設定して問題に取り組んでもらうなど、相手に合わせた勉強計画を立てました。
その結果、2人とも志望校に合格できました。今後も相手や状況に合わせてアプローチ方法を考え、何事にも計画性を持って取り組みたいです。
別の強みを伝える
強みがたくさんある人は、「高校生活で頑張ったこと」と「自己PR」でそれぞれ別の強みをアピールしましょう。というのも、高校生活で頑張ったことの中で、2つも3つもスキルを挙げてしまうと、情報量が多いがゆえに結局何が言いたいのか企業側には伝わりにくくなってしまうからです。
高校時代には部活動、高校から大学にかけて資格取得という目標に向けて頑張ったのであれば、コミュニケーションを意識してチームをまとめたことと、資格取得に向けて計画的に行動したことをそれぞれアピールしましょう。
強みがたくさんある人は、どのような環境でも一生懸命取り組める人だと高く評価される可能性が高いですよ。
具体的な回答例を知りたい人は、内定者が実際に答えた内容を参考にしてみましょう。経験者ならではのアドバイスは、あなたが考えた「高校生活で頑張ったこと」をさらにブラッシュアップさせることができるでしょう。
「高校生活で頑張ったこと」と似た質問を両方聞かれたときどう答えた?
「ガクチカ」と「高校生活で頑張ったこと」を両方聞かれた場合に意識していたことは、一貫性を持たせることです。
高校時代の部活と、大学時代の部活やアルバイトでは、実体験として話すエピソードは異なっても、自分の軸となる部分は変わらないはずです。
両者に共通することを見つけて、「私には行動力があります」「私は他者を巻き込むことができます」と最初に伝えたうえで、それぞれのエピソードを話すと面接官に印象を持ってもらえるようになるのでないかと考えています。
「ガクチカ」と「高校生活で頑張ったこと」を両方聞かれたことがあります。その際、どちらも似たようなエピソードを用いて、アピールポイントを変えるようにしました。
ここでいうアピールポイントは、どのように学習効率を高めていったかという自分の考えと行動についてです。
似たエピソードでも、高校生と大学生では思考力が異なります。大学生では思考や行動がさらに進化し、より成長しているという点をアピールしました。
自己PRの作り方で迷っている人は、この記事もぜひ参考にしてください。エントリーシートだけでなく、面接で伝える自己PR作成にも役立つはずですよ。
エントリーシートの自己PR難民必見! 内定者の回答から学ぶ必勝法
「高校生活で頑張ったこと」で強みや人柄をアピールして面接合格を目指そう!
高校生活で頑張ったことをアピールする際は、なぜそれを頑張ったのか、どのような学びを得られたかなど、価値観や人柄が伝わるよう回答しましょう。
「数年前のことだからすぐには思い出せない」という人もいるかもしれませんが、試しやすい自己分析のフレームワークを用いて洗い出してみましょう。周囲の人に、客観的に見た自分についてヒアリングするのもおすすめですよ。自分では無意識に頑張っていたことでも、ほかの人からするとなかなか真似できないことだったり、自分だけの強みが活きているケースもあります。
内定者が実際に答えた内容やアドバイスを参考にして、自分らしさが伝わる回答を作り、合格を目指してくださいね。
「高校生活で頑張ったことが思いつかない」という人は、頑張ったことではなく「意図したこと」や「目標を持ったこと」に焦点を当ててみてはいかがでしょうか。
まず、自分の高校生活を振り返り、日常的に取り組んだ活動全般を思い出してみてください。実はみなさんが思っているほど「頑張ったこと」は企業にとっての重要事項ではありません。「意図を持って取り組んだこと」「目標にして取り組んだこと」を伝えることで、頑張ったことは十分アピールできます。部活動、クラス活動、学業、ボランティア、アルバイトなどの中から、意図を持って取り組んだことや、目標を立てて達成しようとした経験を探しましょう。
次に、その経験について「なぜそのような意図を持ったのか」「なぜそれを目標にしたのか」「具体的にどのように取り組んだのか」「そこから何を気付いたのか」「どのような発見があったのか」を考えてみましょう。
重要なのは、具体的な行動や考え方、結果を通じて、「自分の成長や学びを見つけること」です。たとえば、部活動での練習に毎日真剣に取り組んだ経験があれば、その努力や継続力を強調することができます。
実際に面接で伝える際には、目標達成のためにどのように行動したのかをしっかり伝えるようにしてみてください。たとえば、「部活動では大会で結果を出すために毎日コツコツと練習しました」など、具体的に伝えられると良いでしょう。「目標達成のためにきちんと考えている」「やり切っている」といった視点を強調することが大切です。
「高校生活で頑張ったこと」の行動意図や目標に焦点を当ててアピールにつなげよう
このように、自分の経験を整理し、具体的な意図や目標に焦点を当てることで、面接官に対して説得力のある話ができます。自分の成長や学びを具体的に伝えることで、面接官は目標を持ち、意図を持って行動する力を評価してくれるでしょう。自分の経験に自信を持ち、しっかりと伝えることが大切です。
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高校生活で頑張ったことについては、面接で一度も聞かれたことがありませんが、集団面接の際にガクチカで高校時代の部活の話をしていた学生がいました。その学生は、面接官から「なぜ最近の話ではなく高校時代の話をするのか」と問われていました。
もしガクチカで高校時代のことに触れるなら、大学時代に話せるエピソードがないから高校時代の話をしていると思われないよう、あえて高校時代のエピソードをアピールする理由を説明できるようにする必要があると感じました。