「気になる最近のニュース」を面接で聞かれたときの回答方法を体験談をヒントにマスターしよう
就職活動における面接では志望動機や自己PRなどの王道の質問はもちろん、「最近あなたが気になっているニュースはありますか」など、やや難易度の高い質問をされることもあります。
しかし、学生のときから興味関心を持ってニュースを聞いている人は少なく、面接で問われてもどのような内容を選んで話せば良いのかわからないという人も多いですよね。
企業が、気になるニュースについて質問するのには明確な意図があります。面接の場では、話すのに適したニュースを選び、そのニュースに対してどのような考えを持っているかを伝えなければいけません。
この記事では、企業が最近のニュースを質問する意図や、聞かれたときの対処法などを解説します。実際に面接でこの質問をされた先輩たちのリアル回答や、2024年の最新のニュースなども紹介していくので、一緒に対策を進めていきましょう。
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最近のニュースは頻出質問? 経験者に気になる疑問を聞いてみた!
最近の気になるニュースは面接で聞かれる頻出質問であり、就活生の中でも面接対策の一つとして事前に対策する人が多くなっています。
何も準備をせずに面接で聞かれて戸惑ってしまい、悪い印象を残すことは避けたいですよね。
実際に面接で聞いてくる企業はどの程度あるのか、また聞かれるのはどのタイミングなのかを把握して面接に臨むようにしておきましょう。ここからは面接の経験者である先輩たちに「最近の気になるニュース」に関連する質問をしていきます。ぜひ今後の対策の参考にしてくださいね。
Q:「最近気になったニュースはありますか」という質問を受けたことはある?
最近のニュースが頻出質問とはいえ、どれぐらいの企業が聞いてくるのか知っておきたいですよね。
そこで実際に面接経験のある先輩たちに、具体的な質問のされ方や、どのようなタイミングで聞かれたかなどについて質問しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「最近気になっているニュースはありますか?」とストレートに聞かれました。聞かれた割合は面接全体の1割程度で少なかったです。
特に前置きはなく、「最近のニュースで気になってるニュースや問題はありますか?」と聞かれました。ただ、その後の追加質問など深掘りはありませんでした。
「情報技術の発展について、最近のニュースで気になったものはありましたか?」とテーマを絞って聞かれました。
最近のニュース以外にも、面接ではさまざまなことを聞かれます。ほかの質問への回答についても準備を進めたい人はこちらの記事もおすすめです。面接での頻出質問への対策法と経験者のリアル回答を紹介しています。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
Q:「最近気になったニュースはありますか」という質問は何次面接で聞かれましたか?
面接は少ないところでも2回、多いところでは4回と業界や企業によってもおこなう回数は異なります。
それぞれの面接で同じことが聞かれることもありますが、基本的には面接の段階が上がっていくほど、より学生の人柄を深掘りする質問が増えていきます。
最近の気になるニュースについては何次面接で最も質問されるのか、実際に面接で聞かれたことがある人にそのときの状況と合わせて聞いてみましょう。
面接で「最近の気になるニュース」について聞かれたのは、何次面接のどのタイミングのときでしたか?
二次面接のときに聞かれました。通常の質問の間で聞かれたため、唐突に感じました。
一次面接の終盤に聞かれました。そのため、アイスブレイクなどではなく選考要素として聞かれているなと感じました。
二次面接の終盤、逆質問の前に聞かれました。直前にAI(人工知能)関連の話をしていたため、そのことに対する追加の質問であるように感じました。
最近のニュースを一次面接で質問されたという体験談を紹介しました。一次面接を控えている人は要チェックですね。こちらの記事では一次面接の対策方法についてまとめているので、あわせてチェックしてみましょう。
一次面接通過のコツを内定者が語る! リアル成功・失敗談付きで解説
企業が面接で最近のニュースを聞くのはなぜ? 企業側の意図を解説
企業は面接を通じて、学生の人柄・能力・考え方・価値観などを知ろうとしています。企業が気になるニュースについて質問する意図も同様で、この質問を通じて学生の内面を探ろうとしていると考えられるでしょう。
そのため、追加質問や深掘りによってさらに話を広げられる可能性も考え、事前にしっかり対策をしておくことをおすすめします。
まずは、ここからは企業が面接で最近のニュースを聞く意図を詳しく説明していきます。追加質問のされ方や、この質問を通じて何を探られていると感じたかについてのリアルな意見も参考にしながら、読み進めてみてくださいね。
「最近気になったニュース」の追加質問では、「何で知ったか」「よくニュースは見るのか」「それに対する自分の意見は何か」を聞かれました。
面接官は「日ごろどのようなことに興味を持っているのか」や「学生の思考力」を見ているのではないかなと思います。私は外国のニュースを話すことで、グローバルに働きたい学生像を演出するようにしていました。
志望動機とは関係ない質問であっても、一貫性を意識することが重要だと考えています。
「最近気になったニュース」についての深掘りや追加質問は特にありませんでした。
質問を通じて「社会や経済に関心があるか」という要素を見られていると感じましたが、質問を想定していなかったため、その場で思いついた社会問題を志望業界や志望企業の最近の動向に結びつけて回答しました。
無理に難しいニュースの話をすると深掘り質問をされた際に困ってしまうため、少しでも知識がある話題で、自分の言葉で話せるものを使うべきだと思います。
①論理的な思考力や説明能力があるか
企業が最近のニュースを聞く意図の1つ目は、論理的な思考力と説明力の有無です。どの質問にも通じることですが、「自分の考えをしっかりと言語化して相手に伝わるように説明できるか」が問われています。
特にニュースに関しては、どの程度までニュースを咀嚼して考えられているか、その考えを解像度高く伝えることができるかが表れます。
しっかりとニュースを自分の中に落とし込んでよどみなく話せるようにしておきましょう。
②普段から世の中の情報に興味関心を持っているか
2つ目は、情報感度の高さです。世の中で出回っているニュースを日頃からしっかりとキャッチできているかどうかが問われています。
社会では常に目まぐるしく環境が変化していきます。環境の変化によって生じる顧客ニーズの変化や仕事内容の変化に対して、企業や組織もいち早く適応して利益を生み出していく必要があるのです。
そのため、そこに所属する人も世の中の情報に対しては常に敏感でなければなりません。このような情報感度の高さを学生のうちから備えているかを見られるため、話題になっているニュースについては把握しておきましょう。
③ニュースを自分ごととして捉えられているか
現代社会においては情報があふれています。しかし、それらのニュースをただ単に読み流したり聞き流したりしているのと、掘り下げながら深く考えて自分なりの意見を持っているのとでは大きな違いがあります。
情報を鵜吞みにせず、しっかりと自分の中に落とし込めている学生は、仕事においても学ぶ姿勢を崩さず、さまざまなスキルを身に付けられるでしょう。企業はそのような学生を見極めるために、この質問をしているとも考えられます。
自分の周囲の出来事と関連付けながらニュースを見ると、自然と自分の考えや意見を持ちながらニュースを見ることができるので、「ニュースはよく聞いているけど、なかなか内容が頭に入ってこないな」と日頃思っている人はぜひ試してみてくださいね。
最近のニュースならどれでもいいわけではない! 避けるべき3つのNGニュース
世の中にニュースはたくさんありますが、面接の場で話すのには適していないものもあります。先ほど紹介した通り、企業は学生の人柄や内面、考え方などを知りたいと思っています。そのため、自分の言葉で伝えられるかどうか、自分の興味や関心が相手に伝わるかどうかを意識して、取り上げるニュースを選ぶと良いでしょう。
ここからは、面接で伝えるのは避けた方が良い3つのニュースを紹介します。好印象につなげられるように事前にNGなニュースを押さえておきましょう。
①情報の鮮度が低いニュース
あくまでも企業が知りたいのは「最近の」ニュースです。
たとえば、面接時が2024年だとして、2022年頃のニュースについての回答をもらったとしたらどうでしょうか。「こちら側の質問の意図を理解していないのでは」と思われてしまうかもしれません。
あるいは、最近のニュースをあまり知らない、情報感度の低い人だと思われる可能性があります。目安として、情報が発信されてから1年以上経過しているニュースは避けることをおすすめします。
②政治・宗教・思想に関連するニュース
政治・宗教などに関するニュースは個人の思想が強く出るものなるので避けるようにしましょう。
そもそも厚生労働省が定める「公正な採用選考の基本」では、採用側は応募者の基本的人権を尊重することが大切であり、宗教や支持政党のような本人の能力や適性とは関係のない事柄で採用を決定してはいけないということが述べられています。
そのため、採用側も宗教や思想に関する事柄は評価に影響させないようにするため、アピールにつなげること自体が難しいのです。短い面接の時間のなかで、できるだけ自分をアピールするためにも、ほかのトピックを伝えた方が良いでしょう。
③芸能・ゴシップに関連するニュース
芸能やゴシップなどのエンタメ性が高いニュースは面接には適していません。これらのニュースは最も身の回りにあふれているため、聞かれた際にパッと思いつくものかもしれません。
しかし、芸能やゴシップ関連のニュースでは、面接の場としてはあまりにもカジュアルな内容になってしまいます。企業側はあくまでもこの質問を通じて学生の考え方や価値観などを図りたいので、芸能・ゴシップ関連のニュースを回答してしまうと本来の意図とは異なってしまうでしょう。
最近のニュースを聞かれてその場で思いついた芸能やゴシップ関連のニュースを選ばないよう、事前にしっかりと準備・対策をしておくようにしてくださいね。
最近のニュースの中でも答えられると好印象なニュース3選
一方、伝えると面接官に「おっ」と思わせるニュースもあります。
面接の質問において横一列で評価されることはありません。質問に対する回答の良し悪しで評価をつけられるため、最近のニュースに対する回答でも評価が分かれると考えましょう。とはいえ、実際にどのような回答をすれば、より好印象につながり、ライバルと差を付けられるのでしょうか。
ここからは、最近のニュースの中でも答えられると好印象につながるニュースカテゴリーを3選紹介します。就活経験者がどのようなニュースを選んで回答したかも合わせてチェックして参考にしてくださいね。
面接で「最近の気になるニュース」について聞かれたとき、どのような意図でどのようなニュースを伝えましたか?
ある国のスマートシティ計画について話しました。グローバルに働きたいと思う学生像を装いたかったので、関心のあるニュースもグローバルなものにしました。
少子高齢化に関するニュースを伝えました。受けていた企業がIT系だったため、人口減少のためのDX化などの話につなげやすかったからです。
AIの発展におけるソフトウェア自動開発AIについてのニュースを伝えました。直前までAIに関する話をしていたからです。
①志望業界に関連するニュース
志望業界に関連するニュースを選ぶことで、志望業界への興味関心の高さを示すことができます。
もともと興味関心がある人は思いつきやすかったり、調べやすいかもしれません。しかし、ただ関連があるという理由だけで選ぶと深掘り質問に対応できないため、ニュースの内容を、自分なりに仕事にどう活かすことができるかを考えて選ぶと良いでしょう。
そうすれば、興味関心や情報感度の高さだけではなく、その先の自分の考えや意見を持っているということが伝わります。
②志望職種に関連するニュース
営業や総務、経理、研究開発など、働きたい職種に合わせたニュースを選ぶのも良いでしょう。総合職を募集している企業であれば、「どのような職種への配属を希望するか」と聞かれることが多い傾向にあります。
その際、気になるニュースに志望職種に関連する話題を選んでおけば、自分がその職種に興味があり、日ごろからアンテナをはっていることが面接官に伝わります。また、働いていたり活躍したりしているイメージを面接官に持ってもらいやすくなるでしょう。
③志望企業に関連するニュース
志望企業に関するニュースを選ぶことで、企業への志望度の高さを示すことができます。なぜなら、一企業に関するニュースはよほどの大きなニュースでなければ、人の目に留まることなく流れてしまうからです。
そのニュースを取り上げてしっかりと内容を見ていることを示せれば、面接官に「自社に本当に入社したいんだな」という印象を残せるでしょう。
最新版:2023年後半から2024年のニュース一覧
ここまでは企業が気になるニュースを学生に聞く意図やニュースの選び方について解説しました。とはいえ、最近のニュースにどのようなものがあるかわからない方もいますよね。
ここでは、2023年7月〜2024年3月までの主なニュースを紹介します。あくまで一例ですが、思いつくニュースがない人は、この中から志望業界・職種・企業に合ったものを選んでみてくださいね。
2023年7月〜12月の代表的なニュースの例
上記が2023年7月〜12月に発信されたニュースの代表例になります。ニュースの調べるのを助けてくれるツールについては、このあと詳しく紹介するので、そのツールを使って気になるものがあれば調べてみましょう。
2023年のニュースの中からピックアップ!
2023年9月17日、総務省統計局の「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」が公表されました。統計からは以下のことがわかります。
・65歳以上の高齢者人口が1950年の統計開始以降で初めて減少となる
・一方で総人口に占める高齢者人口の割合は29.1%と過去最高となる(総人口も減少しているため)
・75歳以上人口が初めて2,000万人を超え、10人に1人が80歳以上となる
・日本の高齢者人口の割合は、世界で最高(200の国・地域中)
統計から、日本の少子高齢化が加速していることがわかります。再雇用制度など、高齢者が活躍できる環境を整備していくことが今後重要になってくるでしょう。
少子高齢化の問題は、よく耳にするがゆえに、ほかの学生も選びやすい話題かもしれません。そのため、志望業界や職種との関連性を考えながら、調べられると良いでしょう。
2024年1月〜3月のニュース
2024年1月〜3月のニュースについて紹介しました。3カ月のみであっても、これだけさまざまなニュースがあります。どこに自分の興味のあるニュースが転がっているかわからないため、日々アンテナをはりながら情報収集することをおすすめします。
2024年のニュースの中からピックアップ!
2024年1月1日から「新NISA(少額投資非課税制度)」制度がスタートしました。
新NISA制度の概要は次のとおりです。
・金融機関に開設している非課税口座で取得した上場株式等について、その配当等やその上場株式等を売却したことにより生じた譲渡益が非課税となる制度
・年間投資上限額が成長投資枠240万円+つみたて投資枠120万円の合計360万円に拡大
・非課税で保有できる上限も1,800万円に拡大
新NISA制度によって「経済成長に必要な成長資金の供給を促すとともに、人生100年時代にふさわしい家計の安定的な資産形成を支援していく」ことが狙いとされています。投資によって資産形成をおこなう家庭が増えていくと考えられますね。
紹介したニュースについては、このあと例文としても紹介します。これらを「最近気になったニュース」として面接で回答するときに、どのような内容にすべきかを考えながら読み進めてみてくださいね。
例文付きで解説! 当てはめるだけでできる最近のニュースを聞かれたときの答え方
ここでは、最近のニュースを聞かれたときに、面接官にわかりやすく伝わる回答の仕方を解説していきます。
伝わりやすい伝え方の一つに、PREP法があります。P:結論、R:理由、E:具体例、P:結論という順番で話すことで、最初と最後に結論が伝わるため、相手に要点をわかりやすく伝えることができるというものです。
面接で答えるときも、この構成を意識して話してみるようにするといいですよ。
それ以外にも、実際に気になるニュースを対策したときに困ったことについて、経験者の声を聞いてみたので参考にしてみてくださいね。
「最近の気になるニュース」の面接対策をするうえで、どのような点に困りましたか?
気になっているニュースが専門的なニュースだったので、どのように噛み砕いてわかりやすく説明するか悩みました。
伝えたいニュースが多すぎて、どのニュースを選ぶかで困りました。最終的には、志望企業に導入されそうな事例のニュースを選びました。
結論:どのようなニュースか
最近のニュースを聞かれたときは、まず結論として「私が最近興味を持ったニュースは〇〇というニュースです」と伝えるようにしてください。
質問に対する回答を一番最初に持ってくることで、今からこのニュースについて話します、ということが相手に伝わりやすいでしょう。
最近のニュースを聞かれた際に、すぐにニュースの説明や選んだ理由から話し出してしまう人が多く見られます。そのような話し出しをしてしまうと、面接官はなんのニュースかをわからないまま聞いてしまい、話の要点がつかみにくくなるので注意してください。
気になるニュースを聞かれたときのOK回答
〇〇というニュースです。なぜなら、私は〇〇という仕事に興味があり、このニュースの〇〇という部分に興味が湧いたからです。
気になるニュースを聞かれたときのNG回答
私は〇〇という職種に就きたいことから、〇〇のような話題に興味があり、その中でも〇〇というニュースに興味をもちました。
理由:なぜ興味をもったか
どのようなニュースかを伝えたら、なぜそのニュースに興味をもったのかの理由を伝えてください。「なぜなら〇〇だからです」「〇〇という内容にとても興味があったからです」などとつなげると良いでしょう。
このときにニュースのどのような部分に興味を持ち、なぜ興味を持ったのかを、自分の生活や志望している仕事に関連づけて説明できるようにしておくと説得力が増しますよ。
意見:どのような意見をもったか
理由を伝えたら、そのニュースに対して自分がどう考えているか、どのような意見を持っていて、何に活かしたいかを伝えてください。
「このニュースを見て、〇〇という考えを持ち、〇〇という面で自分にも活かしたいと思いました」などとつなげてみてください。また、ニュースの内容を受けて「〇〇という考えや行動を御社の〇〇という仕事でも活かしたいと思いました」など、応募企業に絡んだ言い方をするのも良いでしょう。
面接においては、この意見の部分が最も重要だと考えてください。ニュースに対する意見を通じて、面接官は学生の人柄や内面を見ようとしています。この意見をどのように持っているかであなたの印象が大きくことなるでしょう。
また、意見の部分は追加質問で聞かれやすい箇所なので、深掘りされても良いようにしっかり準備していきましょう。
再結論:どのようなニュースか
最後に、再結論としてどのようなニュースであったかを伝えましょう。「上記のような理由から、〇〇というニュースは私にとってとても気になるニュースでした」など簡潔にまとめるようにしてください。
再結論を用いることで、話の終わりであることを明確に伝えられるとともに、どのようなニュースを選んで話したかをわかりやすくすることができます。
中途半端な終わり方をすると回答全体がボヤけた印象になってしまいますが、綺麗に言い切って終わることで端的に話せる印象を残せるでしょう。
志望業界・職種別:面接で最近のニュースを聞かれたときの回答例文10選!
ここでは、最近のニュースを聞かれたときの回答例文10選を紹介します。業界や職種別で例文を紹介するので、自分の志望先と照らし合わせながら、読み進めてみてくださいね。
また、面接で最近のニュースを聞かれた経験のある先輩たちに、成功談と失敗談を語ってもらいました。本番をイメージするためにも、一緒に確認しましょう。
好印象につながった成功談&今だから言える失敗談を紹介
海外進出をしていく企業に対して海外のニュースを伝えることで、グローバルに働きたい学生像を演出できたのは成功だったと思います。
一方で、質問自体を想定していなかったので、あまり知らないニュースを話してしまったことは失敗でした。追加質問による深掘りがありましたが、そのニュースの起源や自分の意見、具体的な内容を説明することができませんでした。
あまりニュースに敏感ではないのかな、と疑問を持たせてしまったと思います。
成功談としては、ITに詳しい人のみが知っているAIのニュースを話した際に、とても興味を持っていただいた経験があることです。
逆に失敗談としては、有名すぎるニュースを話したときには、面接官の反応が薄かったように感じたことです。具体的には、OpenAIという企業が開発したSoraという動画生成モデルについて話したのですが、会話があまり広がりませんでした。
この成功談・失敗談から、さまざまな情報源からニュースを取得するといいように感じました。
食品:2024年4月の食品値上げが2000品目超え
例文
私が気になったのは「2024年4月の食品値上げが2000品目を超えた」というニュースです。
半年ぶりの値上げラッシュであり、この値上げの背後には、人件費や物流費の増加、円安の進行、原油価格の上昇リスクなどが影響してるといわれています。このニュースが気になった理由は、COVID-19以降、日本全体で食品の価格が上昇しており、特に食品業界にとっては重要な課題だと考えているからです。
私は貴社で積める食品業界でのキャリアを考えたときに、価格変動が業界に与える影響に興味を持っており、効率的な物流管理や原材料の選定など、戦略的なアプローチが必要だと考えています。また、消費者への影響も考慮しながら、価格変動に柔軟に対応する能力が必要だと思い、昨今の食品値上げのニュースについては興味深く聞いております。
銀行:日経平均株価が史上最高値を更新
例文
私が気になったのは「日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新した」というニュースです。
1989年に記録した日経平均株価を超え史上最高値をつけたというもので、この好調な株価の背後には、企業の収益力向上や円安による海外投資家の流入があると言われています。このニュースに興味が湧いたのは、金融業界に就職したい私にとってはとても興味深い話題であり、その背景にある仕組みについて興味があったからです。
銀行の仕事には資産運用などの観点から、金利や日経平均株価などの相場動向が大きな影響を持っているのではないかと考えています。そのため、入社前からこのような相場の動き方やその背景にある理由を意識するようになりました。その点、日経平均株価が史上最高値を更新したニュースはとても興味深かったです。
証券:新NISA制度が開始
例文
最近の気になるニュースとして、「新NISA制度の導入」について注目しています。
新NISAは、配当や株式等を売却したことにより生じた譲渡益が非課税となる制度です。この制度によって、幅広い世代にも投資や資産運用といった動きが急速に拡大すると考えているため、このニュースが気になりました。
私は、この新NISAを活用して長期的な資産形成を幅広く目指せることを、広く認知してもらうことが重要だと考えています。このニュースを見て、幅広い世代が投資や資産形成に興味を持てば、より経済が循環していくのではと思います。
新NISA制度は私自身の投資やお金に対するこれまでの価値観を変える制度でもあり、とても興味深いニュースでした。
住宅:令和6年能登半島地震
例文
私が気になったのは「令和6年能登半島地震」のニュースです。令和6年能登半島地震は、2024年1月1日に発生した最大震度7の地震で、この地震により甚大な人的・物的被害が出ました。
本当に衝撃的で、被害規模の大きさを見て息を飲み、今でも忘れることができません。
私は住宅業界を志望しており、この地震を通じて災害対策や耐震設計の重要性を再認識しました。住宅の安全性を高めるために、私は建築技術の向上に貢献したいと考えています。
さらに、住居が人に与える安心感というものを実感したため、今後は住宅建設という仕事をしていく中で、人々の生活を支える一端を担いたいと強く思うようになりました。そういった点で、能登半島地震というのは私に大きな影響を与えたニュースでした。
IT:Chat GPTの最新版「GPT-4 Turbo」が発表
例文
私が気になったのは『Chat GPTの最新版「GPT-4 Turbo」が発表』というニュースです。GPT-4 Turboは、前バージョンに比べてさらに高い精度で文章生成や質問応答ができることが特徴です。
私がこのニュースに興味を持ったのは、AI技術の進歩は私たちの社会に大きな影響を与えていくと考えており、この最新の技術革新に関心を持ったからです。
とくに私が志望しているIT業界においては、AIの発展はビジネスに革命をもたらす可能性を秘めており、その未来にワクワクしています。私は、このような技術の進歩を追いかけ、新たな価値を生み出すために貢献したいと思っています。
そのため、最近ではこのような技術革新のニュースにはとくに興味深く耳を傾けています。
建築:日本一高いビルとして地上64階の麻布台ヒルズが開業
例文
私が気になったのは「日本一高いビルとして地上64階の麻布台ヒルズが開業」というニュースです。このビルは高さ330メートルで、約1,400戸の住宅を提供しています。
このニュースが気になったのは、建築が都市の景観や生活に与える影響に興味があるからです。
麻布台ヒルズのような高層ビルは都市の発展や未来を象徴しているのは周知のことだと思いますが、私は一方で建築が与える環境への影響や、地域社会とのかかわり方の変化にも考慮すべきだと考えるようになりました。
そのため、麻布台ヒルズの開業は、誰からも愛される建築物とは何かを考えるきっかけをくれたニュースです。
経理:2023年10月からインボイス制度が導入
例文
私が気になったのは「2023年10月からインボイス制度が導入」というニュースです。インボイス制度は消費税の仕入税額控除の方式で、一定の要件を満たした適格請求書の発行や保存が必要になります。
このニュースは、私が志望する財務職と非常に関連があると思い、とても気になりました。
私は財務職においては透明性がとても重要だと考えており、インボイス制度はそれを推進する施策だと思います。一方で、手順が複雑になり効率的ではなくなる可能性があるとも考えています。
私はそれぞれの企業でこのような問題点をどのように解決しているのか興味があり、自分がもし財務職に就いたらその解決をしていきたいと考えています。
その点で、インボイス制度の導入は仕事を考える良い機会になりました。
人事:日本の出生率が過去最小を更新
例文
私が気になったのは「日本の出生率が過去最小を更新」というニュースです。2023年の出生数が約76万人だったと発表され、8年連続で減少・過去最少となりました。
私の母校である小学校が人数不足で閉校してしまったことが最近あり、それに重なるようなニュースだったため気になりました。
私は人事として、採用や雇用に関する仕事をしたいと考えています。ですが、このようなニュースを見ていると、今後は間違いなく働き手の取り合いになるのではないかと思います。
その点で、このニュースは「そのような環境の中で選んでもらえる企業は一体なんだろう」「どうすれば働きたいと思ってくれる企業になるのだろう」と自分自身にも置き換えながら考えるきっかけになりました。
研究:月面無人探査機のSLIMが日本初となる月面への軟着陸を達成
例文
私が気になったのは「月面無人探査機のSLIMが日本初となる月面への軟着陸を達成」というニュースです。無人探査機「SLIM」が日本初となる月面への軟着陸を達成し、地球との通信を確立させました。
このニュースに興味が湧いたのは、私は科学や技術の発展や探求にとても興味があり、SLIMの月面着陸はとても衝撃的で新鮮なニュースだったからです。
技術の発展には途方も無い苦労があると思っているため、このような先端技術が成功したことに他人事ではない喜びを感じました。
私も技術の発展に向けて、ひたすらに努力と研鑽を積んで貢献していきたいと強く思えるようになったので、このSLIMの月面着陸はとても興味深かったです。
企画:国立科学博物館がクラウドファンディングで約9億円調達
例文
私が気になったのは「国立科学博物館がクラウドファンディングで約9億円調達した」というニュースです。
国立科学博物館は資金難からクラウドファンディングを開始し、当初目標の1億円を大幅に上回り、約9億円の調達に成功しました。国内のクラウドファンディングとしては過去最多額であったとのことです。
私にとって、斬新でとても良いアイデアだと思い、とても興味を持ちました。博物館が経営的な危機に瀕していることを知っていた人も、これまでは無関心だった人が大半だと思います。それが、クラウドファンディングという方法によってここまでの資金を調達する成果を生み出したのがすごいなと感じました。
私も企画職志望のため、このニュースのように固定概念にとらわれず、さまざまな方法とアイデアを考えていきたいと思えるようになったので、国立博物館のニュースが興味深かったです。
経験者の実回答を大公開!
ここまで、志望業界や志望職種別で気になるニュースの回答例文を紹介しました。
例文のほかにも、ここでは就活経験者が実際に回答した内容も紹介しますので参考にしてみてくださいね。
受けている業界に関連するニュースを事前に調べていたので、そのニュースについて話しました。
人材業界を受けていた際は、有効求人倍率や新卒就活の動向に関係するニュース、同業界内で話題になっているニュースなどを取り上げました。どうしても関連するものが見つけられなかった場合は、転職先の業界や職種に合ったものではなく、現職に関連する内容を取り上げたこともあります。
ニュースを気になった理由と自分の意見を持つのがコツ
話の中では、どうしてそのニュースが気になったのか、自分の意見や感想を伝えらえるよう意識しました。あまり知らないニュースについて話し、深掘りされたら浅い理解であることが露見してしまうので、きちんと内容を理解した上で感想や意見を持てるニュースを選ぶことが大切だと思います。
面接直前に情報収集を始めても情報が集まりにくいです。そのため、就職活動中には毎日ニュースを確認する意識を持つと対応しやすくなるのではないかと思います。
志望業界がIT業界で、DX(デジタルトランスフォーメーション)及びIT導入に向けての展望を期待される職種であったため、できるだけ業界・業務に関連するニュースに着目しました。
そのうえでニュースに関連して「自分が入社したら何ができるか」などの意見を組み込むようにしました。その際、注意したことは、できるだけ「その会社で活躍する自分を思い描いてもらう」ために具体的な意見を伝えるということです。
ニュースの質問を通じて端的さをアピール
また、私は特にAIの活用を考える業務を志望していました。
そのため、生成AIの最新動向を知っていることを示すだけでなく、海外の記事を選ぶことでグローバルへの関心も示すようにしておりました。それ以外にも、ニュースを要約して端的に伝えられることを意識してアピールしました。
経験者が使った裏技! 面接で最近のニュースを聞かれて困ったときの対処法
ここでは、最近のニュースについて準備していなかった、もしくは準備していたけど予想外のことを聞かれたときの対処法を紹介します。
本当に困ったときは、学生がどのようにしてその場を乗り越えたかを参考にしてみてください。また、準備をしておけば良かったことや、後悔したポイントについてもパネリストに答えてもらいました。
就活生パネリストに聞く! 困ったときの対処法
これまでのニュースを思い返し、要所要所のワードを組み合わせることで切り抜けられました。
ニュースといえば政治関連という印象があり、政治とITを絡めて考え、マイナンバーカードについて話しました。
マイナンバーカードで今後できるようになったら良いなと思ったことを考え、社会的に貢献できる開発につながるのではないかと、最後は社会の役に立つ方向性で話をまとめました。
「少し前のニュースになってしまうのですが」と、最近といって良いのか悩む時期のニュースを引っ張り出して話をしました。
自分のいる業界と関連するニュースだったのでたまたま頭に残っており、同業界転職だったことも幸いし違和感なく乗り切ることができました。
通勤電車の中でニュースを流し見する習慣のおかけで助けられたので、転職活動中だけでもニュースを確認する習慣をつけておくと、咄嗟の時に役立つかもしれません。
経験者の実際の声! ニュースに対して興味関心を持つ方法
社会人であれば、自分が所属している業界や職種に関することには自然と耳を傾けることができますが、学生の間はニュースに対して深い関心を持つことは難しいかもしれません。
ニュース自体は知っているものの、面接で聞かれて話すほどの意見はない、という人も多いのではないでしょうか。実は、ニュースに対して興味関心を持つにはコツがあるのです。
このコツを押さえれば、自然とニュースを自分ごととして捉えて興味関心をもてるようになるので、ぜひ実践してみてくださいね。また、それぞれのコツについて体験談も交えて紹介すすので参考にしやすいと思います。
体験談①身の回りの出来事との関連を探す
ひとつ目のコツが、ニュースと身の回りの出来事がどのように関連しているかを探すことです。
なかなかニュースに興味関心を持つことができないのは、「自分に関係のないニュース」だと思っているからです。自分の生活に影響がないニュースは読み流してしまいますよね。
しかし、一見自分には関係のないニュースであっても、大抵のことはまわりまわって自分の身近な出来事に影響を与えます。
たとえば「日経平均株価が史上最高値を更新」というニュースは一見投資をやっていない学生の生活には影響がないように見えます。ですが、「日経平均株価は日本経済全体の良し悪しを表している」という点で日々の生活にも影響を与えていると考えられるでしょう。
このように、ニュースの内容が日々の生活にどのような影響を持っているかを俯瞰的に考えるようにしてみてください。
就活生パネリストはニュースに関心を持つためにどんなことをしていたの?
面接が始まる12月頃からオンラインで読める日本経済新聞の購読を始めました。学生は3カ月無料で使えると知って契約をしました。日本経済新聞のアプリでは気になるワードから記事を検索できるなどの便利な機能が多いのでおすすめです。
私は、興味のある業界のニュースは知っておきたいと考え、事前に「建設」「旅行」などのワードを登録していました。登録したワードを含む記事は色付きで教えてくれるため、とても便利です。また、重要なニュースはスマホの通知にも表示されるため、興味を持つきっかけになりました。
自分の興味や関心からテーマを絞ってニュースを読むことも
また、身の回りの出来事との関連性を探しながらニュースを見ることもありました。私は海外旅行が好きなので、「円安」というテーマに興味を持ち、なぜ始まったのか、メリットデメリットは何なのか、今後の見通しはどのようになっていくのかと興味を広げていきました。加えて、自分が受ける企業にはどのような影響があったのかを考えたり調べたりしました。わからない場合はOB・OG訪問や面談の際の逆質問として聞いてみると良いですよ。
体験談②ニュースをさらに深掘りしてみる
2つ目のコツが、内容をどんどん深掘りしてニュースの原因や背景まで考えてみることです。
ニュースは短時間でわかりやすく伝える必要があるため、報じられるのは出来事の表面上の内容だけであることが多いです。そのため、ニュースで報じられている内容には興味をもてなくても、内容を深掘りしてみれば興味がでてくるかもしれません。
起きた出来事に対して、「なぜそうなっているのか?」「そこからなにが起きるのか?」「その結果どのような影響がでるのか?」というところまで深掘りしてみてください。
起きた出来事を深掘りする例
国立科学博物館がクラウドファンディングで約9億円調達
・なぜそうなったのか? :光熱費の高騰などを受けてコレクションを収集・保管するための資金が確保できなくなったから
・そこから何が起きるのか? :ほかの博物館や美術館、研究機関など同じように資金難に陥っているところでもクラウドファンディングが普及するかもしれない
・その結果どのような影響がでる? :宣伝効果で調達先に需要が集まる? 日本でも寄付文化が根付いてくる? …など
このように考えると、世の中の出来事がどのようにつながっていくかを理解できるため、いろいろなニュースを見るのがおもしろくなりますよ。
「ニュースから見解を示す」という大学の講義を受けていました。講義の中で、見解に対する別の視点と、端的に要約する文章構成力が訓練されたと感じています。
取り扱うニュースの内容は、政治・経済、殺人事件、汚職事件、医療、教育、スポーツ、文化など多岐に渡っていました。また、時間があるときはYahoo!ニュースを見ることが多く、ニュースの引き出しは日頃からたくさん持つようにしていたことが良かったと思います。
1つのニュースからいろいろなことに想像を広げよう
志望している業務に関連するニュースに対して「自分なら、そのニュースから何を構築するか?」を考えることで興味を持てます。
たとえば「ローソンのエッジAI技術を用いた店舗DX実験」についての記事内容の深掘りでは、「なぜその記事に興味を持ったのか」を考えました。考えを突き詰めると、消費者行動のデータ分析手法に興味があったからだとわかりました。
ニュースの内容が実現すれば、消費者購買に関するデータが自動的に蓄積され、各企業の商品の需要を予測が可能となると思いました。さらに、大型スーパーでもっと利便性の高いシステム構築を実現するために別システムを活用することについても想像が広がりました。
恥ずかしながら、学生時代はニュースにあまり関心が持てず、朝の情報番組を見るくらいしかしていませんでした。
しかし、社会人になって社内外の人との打合せや商談の機会が増えるにつれ、日常会話の中でもニュースに関する話題が増えたことで、通勤時間中にWebやアプリでニュースをチェックする習慣がつきました。
気になったことをつなげて考えれば面白みがでてくる
また、ニュースをチェックする習慣がついたことで、志望業界や志望企業に関連するニュースをリサーチをしました。さらに、そのニュースで取り上げられていたもの(たとえば新製品の発売、廃止など)について、公式HPや関連サイトで詳しく調べたりしていました。
「発表された新規事業はどんなことするんだろう」「ほかにも同じことやってる会社あるのかな」「この領域だと結構後発なんだな」と、少しでも気になったことをつなげて調べていくと、その内容について詳しく知ることができて面白さも感じられると思います。
ニュースは周りにあふれている! 世の中のニュースを把握するツール4選
ここまで、ニュースに対して興味関心を持つコツを紹介しました。
ここからは、ニュースを把握するためのツールを紹介していきます。せっかく興味関心を持つコツを手に入れても、ニュースそのものを知る手段を持っていなければ上手に活かせないですよね。
最低限このツールを押さえておけば世の中のニュースは把握することができますし、トレンドに乗り遅れるということはないでしょう。
①日経新聞
特徴 | 国内外の経済全体の動向をチェックできる |
料金 | 朝刊・夕刊5,500円(朝刊のみ4,800円)/電子版4,277円 |
おすすめの使い方 | 毎朝の通勤・通学時間で1日のニュースを確認 |
国内外の景気動向や企業業績、設備投資、経営戦略などの情報をわかりやすく報道する言わずとしれた信頼のできる情報源です。
日経新聞は紙面でも購読可能ですが、日経新聞電子版はオンライン上で購読することができます。紙面は一日のニュースの全体感をいち早く把握するのに役立ちますが、時間がない人にとっては出先でもチェックできる電子版がおすすめです。
日経新聞は社会人にとっては必須の情報把握ツールになっていますので、押さえておくようにしましょう。
②NHK+
特徴 | NHKの番組をオンラインで視聴できる |
料金 | 無料 |
おすすめの使い方 | 各ニュース、クローズアップ現代、 NHKスペシャルなど志望企業に関連したニュースを見逃したときに後から確認 |
NHKプラスでは、NHKが放送している各番組を放送中から放送後1週間までPCやアプリで視聴できるサービスです。
公共放送を担うNHKは情報の信憑性がきわめて高く、発信される情報については信頼できるものが多いと言えるでしょう。
また、クローズアップ現代など企業を特集した番組もあります。志望企業に関連する内容は欠かさずチェックするようにしましょう。
③Yahoo!ニュース
特徴 | 国内外の話題をいち早く把握できる |
料金 | 無料 |
おすすめの使い方 | 空き時間で流行・トレンドを確認 |
Yahoo!ニュースはLINEヤフー株式会社が運営するニュースサイト。国内外のニュース・話題を多岐にわたって提供し、情報の鮮度が高いことが特徴です。エンタメ・経済・国内・国際・ITなど幅広いカテゴリがあることも嬉しいポイントですね。
最新情報を掲載するまでのスピードが早く、世の中のトレンドや流行を把握することに役立つでしょう。ただし、芸能やゴシップなどの内容も多く扱うため、そのような情報に流されないように注意してくださいね。
④News Picks
特徴 | ニュースだけでなく、コラムや特集など幅広く情報収集できる |
料金 | 無料 |
おすすめの使い方 | 有識者のニュースへの見解を確認 |
NewsPicksは、ユーザー・会員数約751万人の国内最大規模の経済ニュースプラットフォームです。
NewPicksでは、幅広い情報が網羅的に掲載されているだけではなく、登録不要で使用することができます。オリジナル記事やコラムもあり、新聞よりも低いハードルで利用することができるでしょう。
また、それぞれのニュースに専門家などの有識者がコメントを残してくれるのも大きな特徴の一つです。ニュースに対するコメントを参考にすることができるのは嬉しいですよね。
しかし、書いてある情報の信憑性についてはしっかりと確認しなければいけないことには留意しましょう。
この記事を通して、「最近の気になるニュース」を聞かれたときの回答方法についてマスターできたでしょうか。ぜひ自信を持って面接に臨んでくださいね。しかし、回答内容と同じくらい大切にしたいのは服装マナー。せっかく良い回答ができても、身だしなみの部分でマイナス評価を受けるのはもったいないので、こちらの記事で確認しておきましょう。
面接の服装は実際何を着た? 失敗しない服装と状況別のポイント解説
最近のニュースを伝えるだけはNG! 面接では自分の言葉で伝えられるようにしよう
面接で最近のニュースについて聞かれたときは、ニュースを選んだ理由と、そのニュースを見てどう思ったのかという意見を自分の言葉で回答できるようにしてください。
さらに、志望企業や志望業界に関連するニュースを選び、自分の意見を志望企業に絡めて伝えることができれば好印象を残せるでしょう。
ニュースの内容を伝えるだけや、ただなんとなく気になりました、では選考において不利になってしまうことも。しっかりと自分の言葉で伝えられるように、今のうちから面接対策として準備するようにしておきましょう。
社会人になってもニュースに敏感であるべき必要があります。理由は2つあります。
まず1つ目は、ニュースを話題にすると顧客や社員とのコミュニケーションの質が高まるため、成果を上げる際にも必要な材料となるからです。2つ目は、ニュースが社会との接続点になり、未知の情報に出会うことで自分の人生を彩ることもできるからです。
また、ニュースを読む際は、流し読みで情報量を増やすよりも、1つのニュースの見解を自分なりに深めていくようにするのがおすすめですよ。情報収集に費やすことができる時間は、どれだけ多くても最大で数十分から1時間程度だと思います。時間の関係上、ほとんどは見出しを眺めるだけになってしまうことも多いでしょう。
そのため考える対象を1つに絞り自分なりの見解を深める方が、就活での面接官とのコミュニケーション力や物事を考える力、判断力が鍛えられると考えます。1つに対象を絞ったとしても、好奇心を持って関連情報を調べることができれば、その対象に関する情報量も担保できますよ。
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面接で「最近の気になるニュース」について聞かれた経験はありますか? また、どのような聞かれ方をされたのか教えてください。