自己PRの良し悪しは構成で決まる! 選考突破した内定者の自己PRを参考にしよう
履歴書に書いたり、面接で聞かれたりすることの多い「自己PR」。何をアピールするかなんとなく決まったものの、うまくまとめられず相手に伝わりづらい内容になってしまっていると感じる人もいるでしょう。伝わりづらくなってしまっているのは、選んだ題材に問題があるのではなく、構成に原因があるのかもしれません。
今回は、相手に伝わる「自己PRの構成」について解説していきます。実際に書類選考や面接選考を通過した経験者の自己PRの構成や例文も紹介するので参考にしてみてくださいね。
自己PRがうまくまとまらず悩んでいる人や、まとめてみたものの書類選考をなかなか通過できない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
自己PRで構成が重要な理由とは
思うがままに言いたいことを述べたり書いたりしても、その内容が100%相手に伝わるとは限りません。自己PRも同様で、相手の立場になって伝わりやすい文章を作成する必要があります。
そこで、大切なのが構成です。まずは、なぜ構成が重要といわれているのか理解したうえで自己PRを作成していきましょう。
計画性についてもっと魅力的にアピールするにはどうしたらいいの? と不安になる人もいるのではないでしょうか? 次の記事では、計画性をアピールする上で効果的な話の組み立て方を紹介しています! ぜひチェックして参考にしてみてください。
自己PRで計画性をアピールするには? 先輩のリアルな声もチェック
文章を作成しやすくなる
「言いたいことがあるのにうまくまとまらず、一行も書けない……」なんて経験はありませんか。自己PRの構成を意識することで、文章が作成しやすくなります。
構成とは、いくつかの要素を一つのまとまりに組み立てることです。各要素にはどんな内容を入れ込むべきかある程度決まっているので、自分の頭の中にある情報を各要素に振り分けていくだけです。
たとえば、「サークルで頑張ったことで得られた結果はどのタイミングで伝えるべきかな」「挫折を乗り越えたというエピソードはどの順番で説明するべきかな」と迷うことがなくなります。
後ほど、構成の順番や自己PRの書き方を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
伝えたいことが明確になる
伝えたいことが明確になる点も、構成を意識することで得られるメリットです。
自分のスキルや経験を採用担当者にアピールしたい気持ちからエピソードなどをたくさん語ってしまうと、結局何が一番言いたいのかが伝わりません。そこでポイントとなるのが、構成です。
構成をあらかじめ決めておけば、自分が伝えたい内容が整理でき、それによって相手も理解しやすい自己PRが完成します。
企業に合わせて内容をアレンジしやすくなる
自己PRの構成が頭の中に入っていれば、企業に合わせて内容をアレンジできるようになります。
就職活動では、履歴書を何社にも送ったり、1社に対して何度も面接をしたりします。企業によって業界や特徴が異なるため、企業が必要とする人材に合った自己PRを作成する必要があります。しかし、そのたびに1から考え直すのは大変ですよね。
自己PRの構成があれば、作成スピードが格段に変わります。強みは変更せずに、言い回しや得られた学びなどの部分を変えることで、ほかの企業への自己PRとして活用できますよ。
自己PRがなかなか見つからないときは以下の記事を参考にしましょう。例文とあわせて強みの見つけ方を解説しています。
自己PRがない人必見! 内定者が語る強みの見つけ方|例文7選
教えて内定者! 自己PRの作成時に構成を意識したからこそ感じたメリットとは
自己PRの作成時に構成を意識したからこそ感じたメリットを、内定者に聞いてみました。
「わざわざ構成を考えていたら余計時間がかかる」と思っている人も多いでしょう。経験者の話は、就活の負担を減らしながら、選考突破に向けた対策を効率良くできるようになるヒントが隠れています。ぜひ参考にしてくださいね。
自分の強みを中心に、ストーリーに沿って自己PRの構成を作りました。私の場合、国家資格の取得に向けた勉強から、資格取得によって感じた自分の強みという流れでまとめました。
自己PRの内容を企業ごとに変えていなかったのですが、面接の回数を重ねるごとに簡潔に伝えながら具体的な内容も伝えられるようになったのは、構成を事前に考えていたからだと思っています。企業ごとに自己PRの内容を変えるのも一つの手ですが、選考企業数が増えるにつれ、面接で伝えた内容を忘れてしまうこともあるでしょう。
そのため私は、自己PRを一つに絞ったうえで、そのスキルやアピールポイントが企業に合うかどうかで就活を進めていました。
自己PRの基本構成を解説|内定者が実際に活用していた構成もチラ見せ
自己PRの構成は、決して難しくありません。覚える必要もなく、基本の構成に沿って文章を作成するだけで、面接官に伝わりやすい自己PRが完成します。
今回紹介する自己PRの基本構成を理解し、自己PRを作成してみましょう。実際に、選考を突破した内定者の構成も参考にしてみてくださいね。
自己PRは、結論→状況→問題定義→実践した解決策→実践した結果→学んだこと→改善点→結論の構成で作成しました。この構成にした理由は、ストーリー性があり、自分の考えを伝えやすいと判断したからです。
まず、結論で強みが何かを述べます。次に、エピソードにおける自分の立ち位置と状況を述べます。そして、直面した問題について触れます。さらに、その問題の解決策やアプローチ方法について言及しました。ここで、自分の考えや思考のプロセスをできるだけ詰め込むことがポイントです。
また、学びや問題の改善点についても言及した方が良いでしょう。この流れは、PDCAサイクルを基盤として考えた構成なので、ストーリー性と論理性の両方を備えていておすすめです。
始めに結論(自分はどのような点が強みなのか)を述べて、その後にその原体験(強みを活かしたエピソード)、そして最後にそれをどのように活かしていくかという流れで構成を作成しました。考え方は基本的にガクチカと同じで、ストーリーとして理解しやすいかという点を重要視していました。
また、強みの部分に関しては、できるだけ簡潔にわかりやすくまとめ、それを補う文章をエピソードや原体験として長めに書いていました。その結果、よりわかりやすく読みやすい文章に仕上がりました。
また、学びや経験をどのように活かしていくかという最後の部分も、しっかりとイメージができるような文章にする必要があります。「その強みを入社後どのようにして活かしますか」と質問されたときに備え、しっかりと自分の強みを社会人になってからも活かせるということをアピールできるよう工夫しました。
結論:アピールしたい強み
始めに、結論としてアピールしたい強みを述べましょう。この結論では、「私の強みは〇〇です」の部分に当てはまります。
結論を伝えずに経験や実績から述べてしまうと、採用担当者や面接官から「一体何が言いたいのかわからない」と思われてしまいます。
最初に自身の強みを述べることで、あなたはどんな人なのか、自己PRを読む人や聞く人がイメージしやすくなりますよ。
課題:掲げた目標や取り組んだ課題
次に、掲げた目標や取り組んだ課題を述べます。「私には~という課題(目標)がありました」とまとめましょう。
次に述べる実際の行動や成果を、聞いている人がイメージできるよう、あなたの目標や課題をしっかり伝えてください。
たとえば、試合に勝つのが目標といった抽象的な内容ではなく、どのような大会で勝ちたいのか、なぜ勝ちたいのか、と詳しく説明するのがポイントです。
また、課題を述べる場合は、課題である理由や背景も述べることで、あなたの人柄が伝わりやすくなりますよ。
行動:強みの根拠になるエピソード
次に、行動として強みの根拠になるエピソードを述べましょう。この部分では、「課題を解決(目標を達成)するために〇〇という行動をとりました」とまとめると良いですよ。
5W1Hを意識することで、相手はその行動をイメージしやすくなります。強みの根拠にストーリー性を持たせることができれば、ほかの学生との差別化にもつながるでしょう。また、面接官の記憶に残り、選考を通過できるチャンスが広がりますよ。
5W1Hとは
When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、 What(何を)、 Why(なぜ)、How(どのように)の頭文字をとったフレームワークのこと。それぞれの内容を含めて伝えることで、相手が理解しやすい文章になる
結果:成果や得られた気付き
エピソードを述べた後は、成果や得られた気付きを述べましょう。この結果の部分では、「行動の結果〇〇という成果(気付き)を得ることができました」と伝えられるとベストです。
「〇〇という行動をしました」で終わらせずに成果や得られた気付きを述べて、自分で自分を評価できる点をアピールしましょう。
強みはほかの学生と似通ってしまうこともありますが、経験から得られた気付きは、あなただけのものです。誇張せず、自分の言葉で伝えることができれば、課題解決力や成長意欲のある人だと評価してくれる可能性が高まりますよ。
展望:入社後の活かし方
最後は、展望として入社後の活かし方を述べます。「この強みを活かして、御社で活躍したいです」とまとめましょう。
どれだけスキルが優れていたとしても、ほかの誰も経験したことのない体験をしたとしても、企業で活かすことができなければ採用する意味がありません。
その強みが企業でどのように活かせるのか、企業があなたを採用することで得られるメリットを明示してくださいね。
内定者に直撃! 自己PRを作成するときに一番力を入れたことを教えて!
自己PRを作成するときに最も力を入れたことを、内定者に教えてもらいましょう。
つまづきやすいポイントを把握しておくことで、対策がしやすくなります。自己PR作成のスピードアップや納得感のある文章に仕上げるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
自己PRを作成するときに一番力を入れたことは何ですか?
自己PRの構成作成時に一番力を入れたところは、強みの裏付けとなる「エピソード」の部分です。強みに信頼性を高めるためにも、最も力を入れました。
「書き出し」です。結論ファーストで強みは〇〇と書き出すと、何が強みなのかすぐにわかり、その後の話が入ってきやすくなるからです。
自己PRの「締めくくりの部分」に力を入れました。自分のスキルや長所を企業でどのように活かせるのかを具体的に書くことで、企業にとって必要な人材であることをアピールしました。
私は自分の強みだと感じた「エピソード」に力を入れていました。その強みをいつどんな場面で発揮していたのかということを重点的に伝えていました。
「エピソード」に一番力を入れました。理由としては、エピソードは自己PRのメインとなる部分だからです。また、内容だけでなく、全体を通して一貫性が取れているかということも重要な点だと思います。
そもそも自己PRが思いつかずに悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてください。自己分析をおこなうことで自分の強みがきっと見えてきますよ。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
悩んだらこれを見て! 自己PRの書き出しと締めの言葉を考える際のポイント
構成が完成したものの、「文章を書くことに自信がなくなかなかペンが進まない……」という人は、書き出しと締めの言葉をまず考えてみましょう。
書き出しが思いつけば、その後の文章が書きやすくなります。さらに、締めの言葉が決まっていればゴールが明確になるので、自分が伝えたい強みやエピソードを迷うことなく書けるようになります。
自己PRの書き出しと締めの言葉に分けて、それぞれ解説していきます。
自己PRの書き出し|「シンプルさ」と「インパクト」を意識しよう
書類の合否を決める人事担当者は、1日に数多くの自己PRに目を通しています。いくら企業にマッチする強みであっても、書き出しで人事担当者が興味を持たなければ意味がありません。書き出しで採用担当者を引き込み、「続きを読みたい」と思ってもらえるように作成しましょう。
自己PRの書き出しで意識すべきポイントは、「シンプルさ」と「インパクト」の2つです。まずシンプルさについてですが、以下の例文は、強みが非常にわかりにくい文章です。
自己PRの書き出しのNG例文
私の強みは、高校生の時に〇〇がきっかけで始めたテニスで、約7年続けており、土日もよく練習していて、そこで身に付けた〇〇というスキルが自分の強みだと感じています
強みの背景や行動は、後で述べることで説得感が増します。まずは「私の強みは、本音を引き出せるコミュニケーション能力です」と、シンプルに述べましょう。また、シンプルさだけでなくインパクトも意識して文章を作成するのも、大事なポイントです。
「強みはコミュニケーション能力です」とだけ説明するのではなく、自分の強みをより印象付けられる表現方法を取り入れてみましょう。比喩表現やアピール要素の具体化も効果的ですよ。
自己PRの書き出しのOK例文
・私の強みは、協調性を持ちながらも主体的に行動できることです
・私の強みは、人を巻き込みながら物事を進められるリーダーシップです
・私の強みは、最後まで諦めずに粘り強く工夫し続ける継続力です
・私の強みは、新しいことでも恐れずに挑戦し続けるチャレンジ精神です
就活生に聞く! 自己PRの書き出しはどう書いた?
自己PRの書き出しを考える際に意識したことを教えてください!
「私の強みは〇〇です」という書き出しから入るため、〇〇でほかの学生と被らないような表現を用いるようにしました。
「強みは〇〇です」と結論ファーストで始め、その理由を原体験に沿って伝えることを意識しました。採用担当者の方が読んで聞いてすぐにイメージできる言葉を選ぶことを心掛けました。
結論ファーストを意識しました。「強みは〇〇です」と最初に言い切ることで、採用担当者の方の記憶に強く残ると思います。
魅力的な自己PRの書き出しは以下の記事を参考にすることで作成することができますよ。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
自己PRの書き出し方とは|内定者が考えた傑作書き出しを紹介
自己PRの締めの言葉|一貫性を意識しよう
自己PRの締めの言葉は、流れに沿った一文で締めくくりましょう。コミュニケーション能力が強みなのにもかかわらず、「何事も地道に取り組み御社に貢献したいです」とまとめてしまうと、「結局この人の強みは何なのだろう」と採用担当者から思われてしまう可能性があります。
一貫性がない自己PRは、入社意欲や理解力が低く、軸がブレやすい人だと判断されかねません。内容の統一を意識して、締めの言葉を考えましょう。
また、締めの言葉は企業に貢献できるポイントに絞ることが大切です。企業の目標や目的を理解し、それに合わせて強みをアピールしてください。締めの言葉に悩んだら、以下の型を参考にしてくださいね。
自己PRの締めの例
・〇〇に貢献します
・〇〇な人材を目指します
・〇〇に精進します
・〇〇な成果を出せるよう努力します
・〇〇をしていきたいと考えています
締めの言葉は何を書いたら良い? 先輩に習う自己PRの締め方
自己PRの締めの言葉を考える際に意識したことを教えてください!
強みを活かして自分がどんな先輩になりたいかを考えて作成するようにしました。
「このような強みを活かして、御社では〇〇に携わり〇〇という自分の将来の目標を実現したいです」と締めました。
エピソードの後にもう一度強みを伝えて、記憶に残るようにしました。さらに、その強みをどのように活かすのかも述べることで、企業にとって必要な人物であるということをアピールしました。
「エピソードのリアルさに欠ける……」面接官を引き込ませるコツとは
印象的な体験やエピソードは、強みの根拠として重要な役割を持ち、ほかの学生との差別化につながります。ただ、「リアルさに欠ける」「臨床感がない」など、インパクトに欠けてしまうことがありますよね。
経験を誇張する必要はありませんが、実は少しの工夫をするだけで、自己PRのエピソードにリアリティを持たせることができます。今回紹介する4つのコツをぜひ参考にしてくださいね。
自己PRのエピソードにリアリティを持たせるために意識したことはありますか?
リアリティを持たせるために私が意識したことは、自分置かれている状況を詳しく伝えるということです。グループとして何かを達成したのであれば、そのグループは何人でどんな集まりなのかといった情報を詳細に入れるようにしていました。
リアリティを持たせるために、ストーリー性を意識しながら強みが発揮されたエピソードをまとめました。
5W1Hを使う
あなたが「リアルさに欠ける……」と思ったとき、エピソード自体に問題があるのではなく、相手に伝わりにくい話し方が原因かもしれません。繰り返しにはなりますが、5W1Hを使って、相手がイメージしやすいエピソードを作ってみましょう。
たとえば、「私は学生時代、近くのスポーツジムでランニングをしていました」とまとめた場合、5W1Hの「When(いつ)」「Why(なぜ)」が曖昧です。「私は大学生のときに、体力をつけるために近くのスポーツジムでランニングをしていました」と述べると、イメージしやすくなります。
一文を短くすることで文章がスッキリまとまるため、前後に「Why」の内容を盛り込むことも可能です。ただ、文章の切れ目が目立って不自然になってしまうようであれば、一緒に盛り込んで説明したほうが良いでしょう。迷ったときは、音読して違和感があるかどうか判断し、文章量を調整してください。
STAR法を使う
STAR法とは具体的な経験を伝えるためのフレームワークで、Situation(状況)、Target&Task(目標)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字を取っています。エピソードにボリュームを持たせたい人や、エピソードをより魅力的に伝えたい人は、STAR法を使って自己PRを書いてみましょう。
各項目、以下の内容を盛り込むのがベストです。
STAR法を使うときに盛り込むべき内容
・Situation:当時自分が置かれていた状況
・Target&Task:掲げた目標や課題
・Action:目標達成のための行動
・Result:行動から得た結果や学んだこと
「私の強みは〇〇です」と結論を述べた後に、このSTAR法を用いて強みの根拠となるエピソードを伝えられると良いでしょう。
数字を盛り込む
自己PRのエピソードには、具体的な数字を盛り込みましょう。たとえば、スポーツやアルバイト、勉強について述べたい場合は数字を盛り込んでみてください。「どれだけすごいか」「どれだけ頑張ったか」といったことが伝わりやすくなります。
数字をエピソードに盛り込むときの例
・大会で3回連続出場を果たした
・来客数が5名から30名になった
・客単価が300円アップした
自分の意見や感情を加える
自己PRとしてまとめた内容は、当たり前ですが本人が実際に体験したことなので、すぐにイメージできます。しかし、その文章を読んだり、面接で聞いたりした採用担当者は、あなたがまとめたその言葉が唯一の情報です。そこから、あなたの経験や強みだけでなく、人柄を把握する必要があるのです。
経験を淡々と述べるのではなく、自分の意見や感情を加えて自己PRを仕上げてみましょう。あなたの当時の様子や葛藤が伝わり、イメージを持ってもらいやすくなります。当時の感情を代弁する「セリフ」を入れて話すのも効果的です。
効果的なセリフ
・「このままではいけない」
・「やってみよう」
・「自分ならできる」
・「続けて良かった」
選考通過した内定者の自己PRを公開!
ここからは、選考通過した内定者の自己PRを紹介していきます。
あなたが作成した自己PRと比較して、構成や言葉選び、一文の長さなどの違いを見つけてみましょう。選考に通過した自己PRを参考にすることで、あなたの自己PRのブラッシュアップにつながること間違いなしです。
私は以下のような自己PRを伝えました。
「私には共感力があります。共感はコミュニケーションの基盤であり、信頼関係構築に重要であると考えます。私の共感力は、企業の生のデータを分析し、チームで提案をおこなうという課題を通して培われました。
私は、リーダーとして目標を明確にし、メンバーの意見の共感に努めました。聴く力が備わると、その人に適した業務や役割が見えてきます。また、伝える力が備わると、情報共有が円滑になり、業務の効率化を図れます。
その結果、チームの信頼関係を活かして、より良いアイデアが生まれ、賞を受賞することができました。『この人になら託せる』。そう信頼される人柄であるためにも、共感力を大切に、チームワークの向上に貢献します」
私は以下のような自己PRを伝えました。
「私の強みは、自発的に判断し行動できる点です。大学時代のWebマーケティングの長期インターンで、社員と新人インターン生の会話が少ないという課題がありました。
そこで私は、改善のために2つの施策をおこないました。1つ目は、社員とインターン生にヒアリングをし、今何をすべきか相手にアドバイスすることです。2つ目は、業務外の時間でも気軽に会話できる時間を毎日設けることです。
その結果、話しやすい関係性を築くことができ、情報共有が円滑になり業務効率と質が上がりました」
私は以下のような自己PRを伝えました。
「私は、運動部のマネージャーとして部を立て直した経験があります。2年生の春、2・3年生の選手がいないことから、1年生の選手を育てる環境がなく、部としての存続が危うい時期がありました。
私は先輩から受けた恩や、大好きな部活のために自分が後輩を育てると立候補しました。はじめは無知な私の指導に不満を持つ後輩もいました。しかし、一緒に練習に参加したりチームで大会に出たりすることで、部としての結束力が高まっていきました。
最終的に、1年生は初の舞台で、好成績をあげることができました。この経験を通して、私には自分で設定した目標を達成するために努力ができる力があるとわかりました」
面接選考編|強み別の自己PR例文9選
強み別の自己PRを9例文紹介します。
アピールしたい強みが決まったけれど、「具体的なエピソードがいくつかあって決めきれない」という人は、ぜひ参考にしてくださいね。
コミュニケーション能力
例文
私は、互いにとって望ましい結果になるようなコミュニケーションを常に取ることができます。
大学時代のイベントサークルで活動していたとき、私は大学1年生から3年生までイベントのスポンサー営業を担当していました。例年スポンサーの獲得には苦戦しており、担当したばかりの大学1年生のときは、なかなかスポンサーが集まりませんでした。
私はこれまでのイベント資料を確認したり、ほかのスタッフから話を聞いたりして、まずはやり方を学んでいきました。そんな中、スポンサーが集まらないのは、企業に対して実施するイベントの説明だけをしてしまっているなど、伝え方に問題があると気付きました。
そこで私は、スポンサーがつくことによって得られるサークルのメリット、イベントによって得られる企業のメリットをそれぞれまとめました。そして、その資料をもとに伝え方を何度も練習しました。
自身のコミュニケーション能力を高めながら何度も企業にアプローチした結果、大学2年生のときに前年比150%のスポンサー額を達成することができました。
私はこのコミュニケーション能力を活かし、御社の法人営業職として常にお互いの事業が成長できるような提案をしていきたいと考えています。
一概にコミュニケーション能力といっても、そのスキルは人それぞれです。何を意識して、どんな目的が合ってコミュニケーション能力を高めたのか、しっかり説明することで、ほかの学生と差別化することができます。
協調性
例文
私の強みは、協調性を持ちながらも自らの意思で行動できることです。
私は大学2年生から4年生にかけて、韓国料理店のホールでアルバイトをしていました。職場では立場の異なる社員とアルバイトで業務に対するモチベーションが違い、意見の衝突が何度もありました。
そこでアルバイトの中でも最年長だった私は、一緒に働くみんなが同じ方向を向いて頑張れるようにしたいという想いから、アルバイトの意見も取り入れながら各仕事内容やそのやり方について店長に何度も相談しました。
その結果、細かなマニュアルができたことでそれぞれの業務内容が明確になり、アルバイトが不満を言うことが減っていきました。この経験から、仲間と協力しながら業務をこなすことの大切さ、自分が先頭を切って行動することで状況は変えられるということを学びました。
入社後は、他人に責任を押しつけず、協調性を持ちながら主体的に動くことで、御社に貢献したいと思っております。
協調性は、流されやすい人だと思われてしまうリスクがあるため、自主的に行動したなどのエピソードとセットでアピールすると、効果的ですよ。
アルバイトのエピソードで自己PRを作成したいと考えている人にはこちらの記事がおすすめです。就活経験者の実回答も紹介しています。
アルバイトの自己PRの作り方4ステップ|選考突破したリアル回答付き
リーダーシップ
例文
私の強みは、人を巻き込みながら目標に向かって取り組めるリーダーシップがあることです。
大学2年生のとき、ある授業で初めてグループ活動をおこないました。大学周辺の地域に根付いた文化について調査する必要があったのですが、私以外のメンバーは県外出身の人で、その地域に馴染みのあるのが私だけでした。
そこで私は、リーダーになることを立候補し、役割分担を決めていきました周辺施設への訪問などのスケジュールは、交通網などに詳しい私が管理をおこない、そのほかのメンバーは資料の整理や原稿作成など、役割分担を決めて進めていきました。また、地域の歴史や文化に詳しい祖父母の話をメンバーが聞ける機会も設けました。
この経験から、リーダーとは自分だけ動くのではなく、人に協力してもらいながら一緒に行動する人だということを学びました。この経験を活かして、御社では自分から行動を起こして変化を与えられるような存在になりたいと考えています。
リーダーシップとは、自分で考えながら組織やチームをまとめられる人のことを指します。つまり、先頭に立ち、全体を引っ張るだけでは、リーダーシップがあるとはいえません。
仲間と一緒に取り組んだことなどをエピソードとしてまとめながら、あなたの強みをアピールしてくださいね。
リーダシップの本当の意味について考えたことはありますか? 次の記事では、リーダーシップという言葉の定義について紹介しています。リーダーシップの経験がないと悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。もしかしたら、日常生活の中でリーダーシップを発揮しているかもしれません。
リーダーシップを発揮した経験の回答例15選|内定者のアドバイス付
継続力
例文
私の強みは、諦めずに目標達成のために工夫し続ける継続力です。
中学時代から英語が苦手であった私は、幼いころから海外旅行を夢見ていたのですが、勉強となるとどうしてもエンジンがかからず、「いつか英語を話せるようになりたい」という漠然とした夢だけを描いていました。
しかし、大学生になって周りの友人が海外旅行に行ったり、留学生と交流したりしているのを見て、「このままではいけない」と思うようになりました。そこで私はTOEIC750点を目標に、リスニングを通学中に、単語の暗記を学校の休み時間に、問題演習を講義後、大学の自習室でおこなうことを決めました。
しかし、大学2年生のときテストでは700点を超えられず、すぐに普段の学習を見直し、日中ではなく朝早く起きて集中して勉強する時間を確保するスタイルに変更しました。その結果、3年生のときに750点を取得することができ、現在は800点超えを目標に日々学習に励んでいます。
この経験から、うまくいかないときはすぐに原因を見つけ、軌道修正しながら継続する重要性を学びました。入社後は、粘り強さを発揮して、営業トップを目指したいと考えています。
継続力は、何事もすぐに投げ出すような人ではないということをアピールできます。継続する中で大変なことやつらい経験などを、エピソードとして盛り込むのがおすすめです。当時の感情をセリフにして伝えるのも、自己PRとして効果的ですよ。
柔軟性
例文
私の強みは、周囲の意見を受け入れることのできる柔軟性です。
私は、小学生から続けていた野球を、大学でも続けました。大学1年生のとき、送球ミスが増えていることに悩んでいたところ、同級生から「守備はサードよりもファーストのほうが合っているのでは」と言われました。
しかし、私は小学生からずっとサードを守ってきたので、最初は抵抗感がありましたが、一度試してみると、送球ミスなく練習試合を終えることができました。その後、チームのために自分の力を発揮できる方法を監督やチームのメンバーと模索し、その結果、守備はファーストに変更しました。
御社に入社した際には、周りの仲間の意見やアドバイスを取り入れながら企業の売り上げに貢献したいと考えています。
人とのかかりが重要視される会社では、謙虚さを持ち、環境にあわせて自身の行動や考え方を変えられる柔軟性のある人が重宝されます。
柔軟性をアピールする場合は、自身の視点や考え方などを交えながらエピソードをまとめるのがコツですよ。
チャレンジ精神
例文
私の強みは、どんなことでも恐れずに挑戦し続けるチャレンジ精神です。
大学時代は長期休みを利用して、バックパッカーとして世界中を旅しました。高校3年生のときの担任の先生にいわれた「世界を旅することで視野が広がり、目の前のできごとや業務に対する見方や接し方が変わる」という言葉が、常識ばかりに囚われていた当時の自分の心の響き、大学生になったら世界中を旅してみようと決めました。
実際に多くの国を訪れてみて、行く先々で違った文化があり、大変刺激的な体験をすることができました。最も印象に残っているのは、マレーシアでの出来事です。食事を取ろうとお店に入りカレーを注文したのですがスプーンが出てこず、見よう見まねで手を使ってカレー食べた経験があります。
最初は「手が汚れる」「衛生的に良くないのでは」と抵抗感を抱いたのですが、まずはやってみようと思い、恐れず挑戦してみました。手を使って食べるのは容易ではなく、現地の方のように上手に食べることはできなかったのですが、さまざまな文化があること、またそれを受け入れることでお互いのことを深くまで理解できるのではと考え、視野が広がりました。
入社後はもまずは「やってみよう」という精神で何事にも挑戦していきたいと思っています。
一言でチャレンジといっても、そのチャレンジの度合いは人それぞれ異なります。
チャレンジした出来事そのものだけでなく、その当時の自分の状況や挑戦するに至った経緯などをしっかり説明しましょう。
主体性
例文
私の強みは、自分の意志を持って行動に移せることです。
私は、地域の伝統文化の風化を防ぎたい思いから、大学時代にブログを始めました。最初は少しでも情報として知ってほしいという思いから始めたのですが、写真を多く載せるなどの工夫が評価につながり、閲覧数が3カ月後には5倍にまで増えました。
その後私は、広告を入れることで収益につなげることができ、その資金で施設を訪れるなど、ブログのブラッシュアップに力を入れていきました。
目的を持ち、その目的を果たすために必要なものと行動を自ら考えることが大切だと、この経験から学びました。入社後も、主体性と行動力を意識しながら、さまざまな課題に取り組んでいきたいと思います。
具体的な成果を数字を用いて伝えられているのでわかりやすいですね。
主体性をアピールするときは、自ら提案した、自ら掲げた目標に向かって取り組んだなど、責任感をもって自ら考え行動できた経験をまとめられると良いでしょう。
計画性
例文
私の強みは、自分で立てた目標に向かって、計画的に行動することです。
私は、環境や人に左右されずに自信を持って行動できるようになりたいという夢から、大学生時代にアメリカの大学への留学に挑戦しました。しかし、留学を決意した大学1年生のときの私の英語力は低く、交換留学に受かるような成績ではありませんでした。
そこで私は、まずTOEICで700点を目指し、ネイティブスピーカーと話せる講義や、英作文の書き方を練習できる講義を受講しました。
大学2年生のときにはTOEICで750点を取れるようになり、さらに留学先で幅広い問題について議論できるよう、ビジネス英語を学べる教室にも週2で通いました。その結果、交換留学試験に合格し、約半年間アメリカへ留学することができました。
現地の生活では、思うようにいかないことが何度もあり挫けそうになりましたが、自信を持って行動できる人になるという目標を胸に、積極的に行動しました。
この経験から得た計画性や行動力を活かし、どんなことでも諦めずに、御社に貢献したいと考えています。
すぐに結果が出ないことが多い業務において、計画性のある人は重宝されます。
最終的な目標だけでなく、短期的な目標や具体的な取り組み方を詳しく伝えられると、企業に良い印象を与えることができます。
分析力
例文
分析力を活かしながら課題解決に取り組むことが、私の強みです。
私は、大学時代に飲食店のホールを担当していました。その飲食店ではご飯の付け合わせとなる漬物を各テーブルに置いており、その漬物は店舗で購入できるようになっていました。美味しいと評判が良いものの、漬物の売り上げは伸び悩み、製造中止にするか否かという議題が社内で上がっていることを店長から教えてもらいました。
そこで私は、売り上げが伸びない原因は、各テーブルに漬物を購入できる案内POPを置いていないこと、レジから見通しの悪い場所に商品を配置していることだと考え、店長に相談しました。
まずは、商品をお客様の目につきやすい釣り銭トレーの横に置きました。その次に、各テーブルに置いてある漬物のすぐ側にPOPを設置しました。POPを設置し、商品の置き場所を変更してから約2カ月後、漬物の売り上げが前年比12%増加したことが明らかになりました。さらに、各店舗で同様の取り組みをおこなったところ、売り上げが伸びたという結果に結びつきました。
入社後は、業務改善の余地があるのかどうか判断できるよう、自分の分析力を磨きながら組織へ貢献できるよう努めます。
分析力をアピールする際は、具体的なエピソードの中に原因や課題、行動とその結果を簡潔に、かつわかりやすくまとめましょう。数字を用いることで、面接官はあなたが経験したことをイメージしやすくなりますよ。
書類選考編|文字数別の自己PR例文3選
エントリーシート(ES)などでは、文字数が指定される場合があります。ただ、同じ題材でも文字数によってどの内容をカットし、反対にどの内容を肉付けするべきか迷ってしまいますよね。
今回は、同じ題材を使って200字、400字、600字の自己PRの例文を用意しました。企業によって文字数が異なる場合に、ぜひ参考にしてくださいね。
ESを作成する際の自己PRの書き方はこちらの記事で詳しく解説しています。よくある悩みとその対処法も紹介しているので、ぜひ目を通してみてくださいね。
内定者が教える! エントリーシートの自己PRの書き方3ステップ
200字
例文
私の強みは、優先順位をつけながら目標達成に向けて行動することです。
大学3年生のときにオーストラリアへ交換留学をしたいと考えていましたが、将棋部の活動との両立に悩んでいました。そこで私は、交換留学試験に集中するため、大学2年生では将棋部の練習を縮小し、英語の勉強に力を入れました。結果、試験に受かり、大学3年生で半年間の交換留学を終えました。
入社後は、計画的に行動して貴社に貢献したいです。
200字となると、伝えられる内容は限られてしまいます。結論、根拠となるエピソード、入社意欲の順番で構成を組み、自己PRを完成させましょう。
400字
例文
私の強みは、優先順位をつけながら目標達成に向けて行動することです。
大学入学当初から、大学の制度を利用して大学3年生のときにオーストラリアへ半年間の交換留学をしたいと考えていました。しかし、私は将棋部に所属しており、英語の勉強と将棋の大会に向けた準備の両立に悩んでいました。
そこで私は、大学2年生の秋におこなわれる交換留学試験に集中するため、大学2年春から秋まで将棋部の練習を縮小しました。その後、英語の勉強に力を入れることができ、試験に受かり、大学3年生で半年間の交換留学を終えました。
ただ、私には将棋部で成績を残せていないことが心残りでした。そこで、交換留学から帰国後、大学4年生のときに将棋部の大会に出場し、自分のやりたいことをやり切ることができました。
入社後は、目標の優先順位を考え、さらに目標から逆算して取り組むことを意識しながら、計画的に行動して貴社に貢献したいです。
400字で自己PRを作る際は、一度は挫折したなどの、起承転結にあたる「転」の部分をカットしましょう。目標や課題に向かって取り組んだことと、その結果を伝えるだけで、あなたの強みは十分伝わりますよ。
600字
例文
私の強みは、優先順位をつけながら目標達成に向けて行動することです。
大学入学当初から、大学の制度を利用して大学3年生のときにオーストラリアへ半年間の交換留学をしたいと考えていました。しかし、私は将棋部に所属しており、英語の勉強と将棋の大会に向けた準備の両立に悩んでいました。
そこで私は、大学2年生の秋におこなわれる交換留学試験に集中するため、大学2年春から秋まで将棋部の練習を縮小しました。通学中や空き時間、就寝前に試験勉強をおこない、週2日のみ夕方18~20時まで将棋部の練習に参加しました。大学2年生のときは大会に出場しないと決めていたため、将棋部では後輩の指導に回りました。
その後、英語の勉強に力を入れることができ、試験に受かり、大学3年生で半年間の交換留学を終えました。ただ、私には将棋部で成績を残せていないことが心残りでした。そこで、交換留学から帰国後、大学4年生のときに将棋部の大会に出場しました。結果優勝することはできませんでしたが、自分のやりたいことをやり切ったという達成感を味わうことができました。
入社した際は、業務の多さに驚き、慌ててしまうことがあるかもしれません。しかし、目標の優先順位を考え、さらに目標から逆算して取り組むことを意識しながら、計画的に行動して貴社に貢献したいと考えています。
600字あれば、具体的なエピソードを詳しく盛り込めます。あなたの感情やもらったアドバイスを入れ込むと、採用担当者にあなたの想いや人柄が伝わりますよ。
動画選考編|長さ別の自己PR例文2選
最後に動画選考向けの自己PR例文を紹介します。
動画選考では、「こんにちは」「初めまして」などの挨拶と自己紹介を始めにおこないます。最後は、「以上です。よろしくお願いします」「聞いてくださりありがとうございました」などの締めの挨拶を入れてください。
また、カメラのレンズを見て話す、台本は完璧に覚えてから臨むなどのポイントも意識して撮影しましょう。フリップボードや過去の成果を表現できるトロフィーなどの小道具を使えば、あなたの個性や人柄を印象付けることもできます。顔が隠れないよう、胸の前や顔の横に置いて動画撮影すると良いですよ。
30秒
例文
初めまして。この度は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。〇〇大学〇〇部〇〇学科の〇〇と申します。よろしくお願いいたします。
私の強みは分析力です。大学時代にサッカー部に所属しており、強豪チームに勝つために試合動画を見返してチームの改善点を洗い出しました。動画で見つけた改善点をチームメンバーに伝え練習に取り組んだ結果、強豪校を破ることに成功しました。
この経験から得た、現状を適切に分析して解決していくスキルを、御社で発揮したいです。以上となります。ありがとうございました。
30秒の自己PR動画の場合は、150〜200文字の原稿が必要です。結論、根拠となるエピソード、仕事への活かし方の順番で構成を組みましょう。
1分
例文
初めまして。この度は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。〇〇大学〇〇部〇〇学科の〇〇と申します。よろしくお願いいたします。
私の強みは、状況を適切に判断し解決策を出していく分析力です。私は大学時代にサッカー部に所属しており、毎年負けている強豪チームに今年こそは勝ちたいと思い、強豪校との試合動画を見返してチームの改善点を洗い出すことを、副部長として取り組みました。
それにより、動画で見つけたミスしがちなポイントをミーティングで共有することにより、パスがスムーズにできるようになりました。結果、リーグ戦では強豪校を破ることに成功し、優勝することができました。
この経験から得た、現状を適切に分析し、足りていない部分を補い解決していくスキルを、御社で発揮したいです。以上となります。ありがとうございました。
1分間で話せる文字数は300~400字です。
何度練習しても1分以内に収まらない場合は、10秒で50文字程度話せるように区切って練習してみてください。「えー」「あー」などの余計な言葉を発さないことも、決められた時間内に話すためのコツですよ。
結論ファーストの構成を意識して自己PRを作成し選考を突破しよう
自己PRの構成は、結論、課題、行動、結果、展望の順番でまとめるのがおすすめです。説得力のある流れなので、採用担当者にもあなたの強みや経験だけでなく、入社意欲もしっかり伝えられます。
大切なのは、書き出しと締めの言葉です。特に書類選考の場合は、読み進めてもらうためにもインパクトのある言葉選びが重要です。
今回紹介した、内定者の自己PRや構成をつくるうえでのコツなどを参考にして、選考を突破しましょう。
自己PRで問われているのは「あなたは当社で活躍できる資質を持っていますか?」ということで、この問いに十分に答えるために重要なのは、「その企業で求められている資質がなにかを把握していること」と「自分の強みを説得力を高くして企業に伝えられること」です。
1つ目について、何よりも必要なのは企業研究です。企業研究で「この会社はこういう資質を持った人材を求めているのではないか」と予想してみましょう。
自分がアピールしたい強みがあっても、相手が求めているものとまったく違えば刺さらないですよね。そもそも人には、たくさんの強みがあり、相手が求めている強みと自分が持っている強みが合致した時に、初めてそのアピールが効果的になります。
自分の強みが伝わるように構成を練ろう
そして2つ目は自己PRの構成です。説得力の高い自己PRの構成とは、「あなたがアピールしたい強みが発揮された/または培われた学生時代のエピソードをできるだけたくさん、かつ具体的に話せるか」ということです。
「私には〇〇な強みがあります。それは学生時代のこのような経験からも、あのような経験からも発揮されてきました」と伝えられると、面接官は「そんなに多くの場面で発揮されてきた強みなら、うちの会社でも同じように発揮してもらえそうだ」と感じることができます。
自己PRの構成を「自分の強みアピール」と、「それを物語るエピソード」に分解すると、2:8くらいの割合で話せるとベストです。ぜひエピソードを具体的に、たくさん話せるように準備しておきましょう。
ストーリー性を保つ構成にしたことで、理解してもらいやす内容にまとめることができました。
起承転結の順番通りになっていない物語では、内容を理解することが非常に難しいです。しかし、事前にどのような構成にするか考えていれば、話の順番や流れがごちゃごちゃになってしまうのを防ぐことができます。
また、最も伝えたいポイントを明確にしておくと、構成を作りやすくなります。