採用の第一線から人事の本音を届けます

私は人材研究所の人事コンサルタントとして、経営者や人事と一緒に採用担当の目線に立ち「どんな人材が自社にマッチするか？」「そういった人材をどう見極めるか？」「彼らに会社の魅力を感じてもらえるようにどんなコミュニケーションを取るか？」などの採用戦略を練る仕事をしています。また私自身も面接官として、毎年多くの面接を経験しています。

そんな私から皆さんへ伝えられることは「人事の本音」です。就活生と人事側では持っている情報に大きな隔たりがあります。毎年まことしやかに語り継がれる就活のウワサも、人事からすれば「そんなことは考えていないのに……」というものがたくさんあります。こういったギャップを解消するようなアドバイスができればと思っています。

就活の目的は「働く」という営みの第一歩を踏み出すこと

キャリアとは仕事のことだけでなく、皆さんが歩んできた人生全体の轍（わだち）のことを指します。その中でおこなう就活、内定獲得はいずれも人生のゴールではありません。

就活の本質的な目的は、人生の約3分の1を占める「働く」という営みのスタートとして、「自分がやりがいを持っていきいきと在れる仕事」を見つけること。目の前のことでいっぱいになってしまうこともあるかもしれませんが、ぜひこの視座を意識しながら就活を進めてくださいね。