面接で特技を聞かれたら自分の人柄を表現できることを伝えよう
面接官から突然聞かれる「特技は何ですか」という質問に、「何か面白いことを言った方が良いのかな」「特技と呼べるものがないな」「何と言えば雰囲気を崩さないんだろう」と迷ってしまう人もいますよね。
結論を言うと、面接で聞かれる特技は、「自分が得意だと感じていること」を自信を持って話すことをおすすめします。特技についての話題は、面接官が学生の人柄をフランクに知ることができるうえ、ときには面接の雰囲気をぐっと良くするきっかけになることもありますよ。
「特技なんてないよ」と考えている人や、どんな風に話せば人柄が表現できるか迷っている人は、この記事の特技の見つけ方や実際に面接経験者が答えた回答を参考にして、あなたなりの特技を探してみてくださいね。
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面接を経験した就活生の「特技」を聞いてみよう
「どんなことが特技として話題に出せるんだろう」と考えている人へ、まずはほかの就活生がどんな特技を話しているのか、レパートリーを見てみましょう。

あなたの特技を教えてください!

人にサプライズすることです。相手の興味や関心のあることを知ったり、どんな人物なのかを把握したりしたうえで、サプライズすることが得意だと思っています。

私の特技は絵を描くことです。趣味で絵を描き続けており、SNSへの投稿へも力を入れているため、特技だと思いました。

私は筋トレです。筋トレ自体は誰でもできると思いますが、正しく筋力トレーニングをおこなおうと思うと、正しい姿勢を取るための体幹や知識が非常に重要です。そういった点で、筋トレを人に教えるのも私の特技です。

私の特技は相手のモチベーションを高めることです。面接でも話題にしたのですが、単純な特技ではないので、ほかの学生と差別化ができました。

特技はプログラミングです。これを特技として選んだ理由は、企業の面接でDX人材としての一端を担えるということをアピールしたかったためです。

私の特技は習字とピアノです。習字は小学生から、ピアノは3歳から10年ほど習っていました。一つのことを長く続けた経験は、強みになると考えて選びました。

特技はベンチプレスです。筋トレをすることで日々成長を実感し、積み重ねの大事さを伝えられると思っていたので、この特技を選びました。
以下の記事では面白い特技を28選紹介しています。気になる人はこちらも読んでみてください。
面接で「特技はありますか」と聞かれた就活生の体験談
就活生の特技を教えてもらったところで、就活中、実際にどれくらいの企業に、特技について聞かれたのかを聞いてみました。
実際に回答してみて、面接の雰囲気が良くなったものや、ウケの良かった回答も教えてもらいましょう。

過去に面接で「特技は何ですか」と聞かれた経験はありますか?

あります。一次面接や二次面接など、選考段階が浅いときほど聞かれる確率が高かったです。オンライン・対面どちらの形式でも聞かれる・聞かれないは企業によってまちまちでした。

私もありました。特技について聞かれたのは二次面接で、オンライン形式の面接でしたね。そのときは、面接官が2人いて、その人たちに向けて特技を話しました。

私も特技を聞かれたことがあります。二次面接以降は、性格や人柄に関して深掘りされる面接になることが多いので、準備しておいたほうが良いと思います。特技については、比較的和やかな雰囲気で聞かれました。

私も聞かれた経験があります。企業によっては一次面接から聞かれていました。特技を回答したところ、深掘りをされることはなかったので、アイスブレイクとして聞かれていたんだと思います。

特技について聞かれた際、スムーズに答えられましたか?

事前に用意していたので答えられましたが、準備の段階で何を特技にするかは迷いました。特技と言えるほど人より秀でているものがないな、と考えてしまったためです。

スムーズに答えることができました。事前に回答を準備していたためです。時間がない人は、回答するキーワードくらいは決めておくことをおすすめします。

事前に準備しておいたので問題なく回答できました。たくさんの面接を経験しておくと、自分の中で聞かれそうな質問の候補が増えるので、そのおかげでどんな話題にも備える姿勢が身に付きました。

私はスムーズに答えることができました。事前に、これまでの生活の中で続けていることは何だろうと考えていたため、そこから導き出した回答を伝えました。
面接官にウケの良かった回答は?

面接官と話が盛り上がったり、褒められたりした特技はありましたか?

ありました。絵を描くことを特技として伝えましたが、社長の娘さんも同じように絵を描いているようで、そこから娘さんの話で盛り上がりました。

あります。プログラミングと回答した結果、「意識が高いね」と褒めてもらえました。また、どういった言語が好きなのか、という話になりました。

「私、実はチーズに詳しくて、検定を取得しました」と伝えて、具体的なエピソードを話したところ、ウケは良かったです。意外性がある特技だと喜ばれるのではないでしょうか。
面接官が「特技は何ですか」と聞く3つの理由
- アイスブレイクの会話のネタにしたい
- ほかの質問からは知ることができない人柄を見るため
- 仕事の適性やその場のコミュニケーション力を見るため
特技がどんなタイミングで話題になるのか、面接官にウケの良い回答は何だったのかチェックしたところで、気になる質問の背景について解説していきます。
すぐに自分の特技について考え始める前に、面接官が「特技は何ですか」と聞く意図を理解して、対策の切り口を見つけていきましょう。ここからは、特技が面接の中で話題に上がる3つの理由について紹介していきます。
①アイスブレイクの会話のネタにしたい
面接官は初対面の学生に対して、すぐに志望動機や自己PRを求めるわけではありません。ある程度、学生にもリラックスした状態でのびのびと回答をしてもらう方が、人柄や性格を見極めやすいものです。
そんな背景もあり、「特技」は面接が始まってすぐのアイスブレイクとして、会話の糸口になりやすい話題でもあります。そのため、コミュニケーションの導入や雰囲気作りとして用いる面接官が多く、この場合は内容が直接の合否にかかわることも少ないと言えます。
②ほかの質問からは知ることができない人柄を見るため
特技を問うことによって、ほかの質問からは知ることができない学生の一面を知ろうとする意図もあります。
たとえば、文化部に所属していて、趣味は読書だと言う学生が、「特技はランニングです。長距離を飽きることなく走り続ける持久力があります」と話したら、少し意外性を感じますよね。こんな風に、ほかの質問からは知りえなかった良いギャップや人柄がないかと探す意図もあります。
また、特技は趣味から派生するものも多く、企業側は間接的に、学生がどんなプライベートを過ごしてるのかなどを垣間見ることができることもあります。
自己紹介で趣味を伝えたいという人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
③仕事の適性やその場のコミュニケーション力を見るため
営業職や接客業などの職業では、突発的なコミュニケーションや臨機応変さを求めることが少なくありません。今までの流れからは唐突に感じられる特技という話題を用いて、その場の対応力をチェックしている可能性もあります。
そのほかにも、特技を切り口にした会話のキャッチボールから、配属予定の部署や仕事への適性があるかを見る意図で聞く企業も存在します。
企業が特技について触れるのはどうして?

企業が特技について質問するのには、どんな意図があると思いますか?

私の場合、ストレスをどういうときに感じるか、という質問の後に特技を聞かれました。そのため、ストレスを自分なりに発散する方法があるのか、から派生して、特技があるのかを見られていたのかなと考えています。

特技について聞く理由としては、どんな私生活を過ごしている人なのか、という普段の就活生の一面を探る目的があるのではないかと思っています。

私が特技を聞かれるときは、序盤に和やかな雰囲気で話題に出ることが多く、かつ深掘りされることなく次の質問に進んだため、アイスブレイクとして聞かれていたのだと思います。

その人に意外性があるかや、単純にどんな人物像なのかを詳しく知りたいと思っているのではと考えます。また、その人が困難な状況のとき、どのようにストレス発散をするのかをそれとなく把握しているのではないでしょうか。
面接の特技を考える際に陥りがちな思考

質問の背景をチェックしたところで、実際に自分の特技について考えてみましょう。最初は「特技」というワードから連想しがちなイメージや、「こうでなくてはいけない」という固定概念を捨てるところからです。
ここからは、特技を考えるうえでぶつかりやすい思い込みを3つ紹介します。
①すごい・面白い話題でなくてはいけない
特技と聞くと、漠然と「何かすごいことをアピールしなくては」「面白いことを言わなくては」と考えてしまっていませんか。そんな人は、自分で特技のハードルを上げている可能性があります。
特技=大会で優勝経験がある、ほかの人にはない、インパクトがあって面白いものでなくてはいけない、といった明確な決まりはありません。企業も面白さやインパクトを重視して面接をしているわけではないので、わざわざ面白い特技を狙って、無理に勝負をしにいく必要もありません。
②ほかの就活生と特技が被ってはいけない
ほかの就活生からは聞けない特技で、自分だけが得意としているものを探すのは困難なことです。一つ前に紹介したものと同様、面白さやウケをねらっての特技を用意しても、それを企業も求めているとは限らないということを覚えておきましょう。
また、ほかの就活生と被らないようにと、極端にマイナーな特技や聞き手が理解しにくい特技を選んでしまうと、話題が広がりにくくコミュニケーションの面で損をする可能性もあります。
③他人から認められていないといけない
面接で話す特技は、必ずしも他人から評価されているものでなくてはいけない、というルールもありません。
「自分では得意だと思うけど他人から褒められたことはないな」「誰かに認めてもらうほどのものではないから特技ではないのかも」という迷いがある人は、「他人からの評価が必要」という思い込みを捨てましょう。
特技は他人からの評価で成り立つものではなく、あくまで「自分が得意だと感じること」と認識するところから特技探しを始めてみましょう。
面接で話せる「特技」を見つけるには?
個人的な意見ですが、人から褒められたり、なにか賞をもらったりなど、客観的に見ても秀でていることがわかるものは特技と呼びやすいのではないかと考えています。
とはいえ私の場合は、賞をもらっていたとしても、特技としてしっくりくるものがなかったので、趣味の中から、人によく褒められるものを選びました。
長所を特技に言い替えてみる、特殊な資格がないか探してみる、などを試してみると、特技を見つけやすいと思います。どの探し方でも、周りと比べて違うところや、優れている部分に目を向けてみてください。
特技にあてはまるものはいろいろあると思います。たとえば、サッカーやバレーボール、バスケットボールなどのスポーツは特に特技として選びやすいと思います。
一方で、面接官から高評価である特技としては、プログラミングなどの学問に関する特技がおすすめです。
ちなみに私はプログラミングを特技として話したのですが、これはキャリアセンターの人との面談で、何か得意なことはあるかという会話を繰り返すうちに見つけることができました。
面接で聞かれる特技は、基本的にどんな話をしても良いと思います。特技自体よりも、その特技があるおかげでできた強みや、それが活かされている場面を話せることの方が大事だと思います。
私は特技を探す中で、持っている技術的な部分ではなく、それが自分の強みにどうつながっているかを考えて探していました。
また、業界ごとに求められる素質をアピールできるような特技などがあれば、それを話題にすると、面接でもたくさん話せると思うのでおすすめです。
特技がない場合の対処法
- 特技と趣味・自己PRの区別を明確にする
- 普段の生活で続けていることや過去の経験を思い出す
- 得意なことと紐づくエピソードをまとめる
前にも紹介してきた通り、面接で話題に出す特技は主観的な判断で「得意だと思うこと」で問題ありません。「特技がない」と感じる人は、まず自分が今までおこなってきたことや続けてきたことなどを棚卸しして、特技を見つけるためのきっかけづくりをしてみましょう。
ここからは、そんな特技を見つけるための過去の経験を洗い出す方法や、作ったエピソードに対する深掘りへの対策方法について解説していきます。
実際に「特技がない」と悩んだ就活生が、どのように特技を見つけていったのか、経験者からのアドバイスも紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
①特技と趣味・自己PRの区別を明確にする
まずは、特技と趣味・自己PRの違いをしっかりと確認しましょう。特に、特技は気を抜くといつの間にか趣味と回答が同じになってしまうことも。さらに特技を話し始めても、話の着地点を間違うとまるで自己PRのようになってしまう可能性もあり、注意が必要です。
そのため、一度特技と趣味、自己PRの違いを確認しておきましょう。
特技・趣味・自己PRの違い
- 特技 ➡ 自分が得意としていること、ほかの人よりも自信のある技やスキル、能力のこと
- 趣味 ➡ プライべートでおこなっていること、個人が楽しみでやっていること
- 自己PR ➡ 強みや培ったことからどのような人材価値や魅力があるかアピールすること
このように特技を話すときは、趣味や自己PRと線引きができるよう、何が得意で、どんな点を自信に持っているのかを明確にしておくことが必要です。
②普段の生活で続けていることや過去の経験を思い出す
特技は、普段の生活で続けていることや、印象的な過去の経験に隠れている可能性が高いです。自分にとっては普通のことでも、ほかの人から見たらできないようなこと、熱中しているうちにできるようになったこと、誰かに褒められた経験をひたすらアウトプットしてみましょう。
振り返りのポイント
- 自分の長所
- 物事を続けた習慣
- 家族・友人などから褒められた経験
- 自分が得意だと自覚していること
- ほかの人にはできなくて自分はできたこと
- 過去に熱中していたこと
- 誰かの助けになったこと
- 感謝された行動
- 習いごとなどでおこなっていたこと
「特技がない」と感じている人へのアドバイス
私は就活当時、「人より秀でているものがないので特技が見つからない」と悩んでいました。そこで、趣味や好きなことから特技を見つけることにし、普段から無意識に楽しいと思っていることへの姿勢や、趣味として続けられているものを書き出しました。
その中から、自信を持って「これは人より得意!」というものを厳選し、さらに人生の中で触れている期間がいちばん長いものを特技として決めました。
期間が長いということだけで、エピソードとしても十分な説得力になるかなと思います。なにか賞をとった経験があったり、資格を持っていたりする人はそれを候補にするのもおすすめです。
私は、自分が普段続けていることの中から、あまり苦労だと感じずに続けていることは何なのか、という視点から考えました。
人に話せる特技があまり思いつかなかったため、好きなことを強みとして話せないかと考えたのです。意識したことは、特技を「ほかの人に誇れる自分のすごいところ」と考えず、「普段何気なくおこなっている自分の良いところ」と考えることです。
他人からの評価をずっと意識していては、自分の特技を考える際にどつぼにはまります。「ちょっと良いところ」程度の、軽い気持ちで考えるのがコツだと思いますよ。
私は特技を聞かれた際、非常に困りました。人より優れた特技というものがぱっと思い浮かばないうえに、何か好きなことを考えると、より優れた人が思い浮かんでしまうからです。
そのため、ゼロから得意なことを考えるのではなく、面接で話す自分の強みやガクチカ、性格を補強するものとして捉えて、自分の特技を考え始めました。
すると、特技は「誰にも負けないもの」ではなくても、「自分の強みを活かせるちょっとした趣味」で良いと思えるようになりました。実際に、面接でも「得意なことが趣味に活きているんですね」と好印象だったため、視点を変えて考えてみて良かったと思います。
私は、特技を見つけるために、マインドマップを使ったり、自分史を振り返ったり、いろいろな方法を試しました。
結局のところ、一番良かった方法としては、キャリアセンターの人に質問したり、就活エージェントに頼ったりすることでした。
私のように、何を特技として話せば良いのか困っている人は、第三者から見て、「これは特技と言えるのでは」というポイントについてアドバイスをもらうのがおすすめです。
③得意なことと紐づくエピソードをまとめる
過去の経験をアウトプットしていくうちに、なんとなく「これは特技なのではないか」と捉えられるものがでてきたら、それと紐づくエピソードをまとめていきます。
実際の面接では結論として特技を話し、その次にどうして特技になったのか、具体的なエピソードを交えて話す、といった流れになります。そのため、「特技かも」と感じたものがあれば、面接で話すために最低限以下の2つを用意しましょう。
- どうして特技になったのかの理由
- 特技が関係したエピソード
また、それを回答した際、想定される質問についてもあらかじめ対策をしておくと、慌てずに回答を続けることができますよ。
想定される深掘りの質問
- どうして〇〇が特技になったのですか
- 〇〇を始めたきっかけは何ですか
- 少し実演してみてください
- 〇〇はどうやって身に付けたのですか
- どんな場面でその特技が活きたのですか
特技に対する深掘りの質問を教えて!

面接で特技を伝えた際、どのような深掘りの質問をされましたか?

「特技は絵を描くことです」と答えると、「普段どういうことからインスピレーションを受けていますか」と聞かれました。

「人にサプライズすることです」と答えたら、「最近どんなことをサプライズしましたか」という深掘りの質問をされたことがあります。

特技を「相手のモチベーションを高めること」と伝えていました。それに対する深掘りとして、「いつからそれが特技になったのか」「どういう場面で活かされているのか」という質問が多かったです。

「特技は筋力トレーニングです」と答えたところ、「正直、皆できることだと素人ながら思ってしまうのだけど、ほかにトレーニングしている人とどう違うの?」と聞かれました。そのときは、自分の持っている少しマニアックな知識などを伝えて、「実は考えることが多く、それができていることが人以上に得意だと言える理由です」といった内容を答えました。
面接で伝える「特技」で周りと差をつけたい場合のコツ
- ギャップを見せられる特技を話す
- 具体的な数字を入れ込む
- 入社後の仕事と関連する回答にする
特技はあるけれど、面接で少しでも好印象につなげるにはどうしたら良いかわからない、という人や、前の基礎準備の段階で「特技が見つかった!」という人は、選んだ特技で周囲と差をつけるためのアプローチに動いてみましょう。
ここからは、面接官に自分の特技を印象付けるためのコツを3つ紹介します。特技自体がほかの人と被っていても、内容に少し工夫をするだけでぐっとオリジナリティが増して見えますよ。
①ギャップを見せられる特技を話す
企業が特技を聞く意図でも解説したように、ほかの質問では見ることのできない学生の一面を特技の質問によって知りたいと考えている面接官も存在します。
そのため、戦略的にほかの回答とギャップになるような特技を選ぶのも一つの手段です。ただし、あまりにも人物像がぶれる特技を話すと、どんな人物かよくわからない印象につながる可能性もあります。
文化系に見える人が体育会系の特技を、体育会系に見える人が文化系の特技を選ぶ、程度のあくまでも「意外だな」と思わせる範囲で選ぶようにしておきましょう。
②具体的な数字を入れ込む
特技を説明するときは、具体的な数字を入れ込むと説得力を持たせることができます。
たとえば、「言語を習得することが特技です」という人がいたとして、「似ている言語を複数勉強して、何カ国語か話せるようになりました」という回答よりも「似ている言語を同時に3つ勉強して、今は5カ国語を使えます」という回答の方が、具体的でわかりやすいですよね。
このように、具体的な数値をエピソードの中に織り交ぜることで、どういった点が特技として自信が持てるポイントなのかを、わかりやすくアピールすることができます。
③入社後の仕事と関連する回答にする
特技から得られたことや学んだこと、身に付けたことを入社後にどう活かせるかまでをそつなく話すことができれば、一歩先をいく回答として好印象につながる可能性があります。
たとえば、飲食業界であれば料理のスキルを、IT業界であればプログラミングを特技に選び、それを入社後の職業に存分に活かしていく、などが挙げられます。
特技をどう活かしていくつもりなのか、といった未来への視点を持って語ることができれば、入社後のイメージを面接官に持ってもらう助けになるかもしれませんよ。
面接で特技を答える際、工夫したことは?
特技そのものや、特技に関連するエピソードには、特に特殊な部分がなかったので、そこで差別化を図ることは諦めていました。
そのため、なるべく自分のアピールにつながるような伝え方を考えていました。私は特技を「絵を描くこと」にしていたのですが、これは幼少期からの趣味なので、伝えるときは「継続力」という言葉をよく用いました。
また、趣味としてではありますが、多少なりとも「絵が上手くなるように」という向上心があったので、毎日何時間も絵の練習に費やしたことがある、など、努力ができることや目標へのひたむきな姿勢などもアピールしていました。
面接で特技を回答する際には、ほかの就活生と被らないようにするために、強みやアピールポイントから逆算して内容を考えるようにしていました。
私は広告業界を志望していたので、広告業界で大切な素質は何かという視点から考え、「誰かのために全力を尽くせる人」だと結論付けました。
そのため、特技を伝えるときも、「広告業界で活躍できる人だ」と思ってもらえるように、技術的な内容ではなく、人の感情を高められること、チームで成果をあげられること、のような回答をしていました。
ほかの就活生と被らないように意識したことは、特技についての具体的なエピソードを付け加えるということです。
私の場合「プログラミングが特技です」と答えたのですが、そのうえで、実際どのような実績があるのかについて、はっきり伝えるようにしました。
具体的にはWebアプリを開発したことや、ECサイトの基盤をつくったこと、コンペティションに参加したことなど、実際過去に得られた成果や経験をアピールできれば、リアリティのある回答になりますよ。
面接での「特技」の回答例文70選
特技を見つけても文章を組み立てたり、将来どう活かすかといった視点で考えにくい、という人は、ここから先の特技に関する例文を参考にしてみてください。
ここでは身近な話題から選べる特技を8つのジャンルに分けて、回答例文を70選紹介します。
①運動に関する特技の例文13選
部活動の経験からも特技として選びやすいスポーツや運動に関する特技を紹介します。
ランニング
ランニング
私の特技はランニングです。高校時代に始めた趣味でしたが、今では日々の生活に欠かせない習慣となっています。
当初は体力づくりが目的で、継続するうちに心身のリフレッシュや自己管理の手段としても活用するようになりました。毎朝5キロを走ることで、規則正しい生活リズムが身に付き、集中力も向上するなど、自分へのメリットもたくさんあります。
さらに、目標設定と達成の繰り返しで、自らのモチベーションを高める貴重な手段にもなっています。この特技を活かし、将来の仕事でも長期的な目標に向かって粘り強く取り組む姿勢を示していきたいと考えています。
ランニングの長期的な習慣化と目標設定力が仕事でも活かせる能力だと把握できています。さらに、アピールにつなげたい人は、ランニングから学んだ具体的な事例を挙げ、どのように仕事で役立つかを詳しく説明すると良いでしょう。
水泳
水泳
私の特技は水泳です。幼少期から始めた習い事でしたが、高校では部活動として本格的に取り組みました。
水泳は個人競技ですが、チームでリレーを組むこともあり、個人の努力とチームワークの両方の大切さを学びました。特に私は背泳ぎを得意としており、県大会で入賞した経験もあります。
水中では、陸上とは異なる力の入れ方や呼吸法が必要で、それらを習得する過程で、新しい環境への適応力や、細やかな自己管理能力も身に付けてきたつもりです。
この経験を活かし、今後どのような環境でも柔軟に対応し、着実に成果を出していきたいと考えています。
水泳から学んだ適応力と自己管理力は、さまざまな環境変化に強い人材として映りそうです。特に背泳ぎの実績は、困難な目標達成へのチャレンジ力を示しています。
面接の中で、水泳の動きを習得した過程や、チーム競技での経験から学んだコミュニケーション力など、具体例に基づいて説明できると尚良いですね。
ダンス
ダンス
私の特技はダンスです。中学時代に友人の誘いでストリートダンスを始めて以来、ずっと続けています。最初は人前で踊ることに抵抗感がありましたが、練習を重ねるうちに自信がつき、今では地域のイベントにも出演するようになりました。
ダンスを通じて、表現力や創造性が磨かれただけでなく、チームで一つの作品を作り上げる協調性も身に付きました。特に、振付を考える際には、音楽の細かいニュアンスを捉える集中力や、全体の構成を考える企画力が必要で、これらのスキルはほかの分野でも活かせると考えています。
今後も自己表現の手段として、そして人々を楽しませるエンターテイメントとしてダンスを続けていきたいと考えています。
音楽に合わせた細やかな動きから集中力と企画力が育ったとの説明は、能力習得の過程が具体的で理解しやすいです。地域イベントへの出演も実績として評価できそうです。
面接では、この経験から得た能力を仕事にどう結び付けられるかを具体例を挙げながら説明できると良いですね。
ヨガ
ヨガ
私の特技はヨガです。大学1年生の時にストレス解消のために始めましたが、今では週3回の習慣として生活に根付いています。ヨガを通じて、柔軟性や体幹の強さだけでなく、精神的な安定も得られました。
特に呼吸法の習得は、試験前の緊張を緩和するのにも役立ち、集中力の向上にもつながりました。また、難しいポーズに挑戦するときには、継続的な努力の大切さも学びました。
この経験を通じて培った自己管理能力と忍耐力は、社会人になってからも必ず役立つと確信しています。
呼吸法の効果や、難易度の高いポーズへのチャレンジから習得した能力習得の過程が、具体例に基づいて説明されています。長期的な取り組み姿勢も強みとして評価できそうです。
面接では、ヨガがもたらした自己管理力と集中力の社会人生活での活用方法を、可能な限り実例を交えながら具体的に説明すると良いでしょう。
剣道
剣道
私の特技は剣道です。小学校から始め、高校では主将を務めました。
剣道を通じて、礼儀作法や精神力の重要性を学んだことに加え、「心・技・体」の調和を追求することで、集中力と自己管理能力が身に付きました。試合での勝敗は瞬時の判断力にも左右されるため、常に冷静さを保つ訓練も重ねています。
また、チームを率いる経験から、リーダーシップやコミュニケーション能力も養われました。厳しい稽古に耐え、目標に向かって努力を続ける中で培った忍耐力と精神力は、今後の仕事や人生においても大きな財産になると考えています。
剣道の長年の経験から、精神力や集中力、コミュニケーション力など、さまざまな能力の習得過程が具体例を交えて説明されています。
面接では、個人的なエピソードを交えながら、それぞれの能力がどのように今後活かされるかを更に詳細に説明することで、回答の質が高まります。
フェンシング
フェンシング
私の特技はフェンシングです。中学から始め、高校では全国大会に出場しました。
フェンシングは瞬時の判断力と戦略的思考が求められる競技で、これらの能力を磨く中で、集中力と分析力が向上しました。特に、相手の動きを予測し即座に対応する能力は、日常生活でも役立っています。
また、個人競技でありながらチーム戦もあるため、自己責任とチームワークの両立も学びました。この経験は、将来的にビジネスでの迅速な意思決定や戦略的思考が求められる場面でも必ず活かせると考えています。
フェンシングの長年の経験から、瞬時の判断力や戦略思考などの能力習得過程が、具体例とともにわかりやすく説明されています。自分の体験談を交えていて、説得力のある回答ですね。
ボルダリング
ボルダリング
私の特技はボルダリングです。大学1年生のときに友人に誘われて始め、今では週2回のペースで練習しています。
壁を登る単純な競技に見えますが、実際は体力、柔軟性、そして問題解決能力が求められます。特に、ルート(課題)を見極め、効率的な登り方を考える過程で、論理的思考力が鍛えられました。また、自分の限界に挑戦し続けることで、忍耐力と自己管理能力も身に付きました。
さらに、ボルダリングをする人と情報交換したり、アドバイスし合ったりすることで、コミュニケーション能力も向上しました。この経験を通じて培った分析力と粘り強さは、将来の仕事においても困難な課題に直面した際に必ず活かせると思っています。
ボルダリングを通じて得た能力を具体的に説明し、それを将来の仕事に結びつけられている点が高評価です。論理的思考力、忍耐力、コミュニケーション能力なども培っており、特技から得られたものが多そうですね。
柔軟体操
柔軟体操
私の特技は柔軟体操です。きっかけは小学校5年生の体育の授業でドッジボールをしたことからでした。学年対抗の大会があった際、クラスで一致団結して優勝を目指し、毎朝練習をしていました。
練習をしていくうちに、「攻撃も大事だけど逃げることも強化しよう」という流れになり、柔軟体操に力を入れることになりました。その結果、ドッジボール大会では学年優勝をし、さらに柔軟体操を全員が取り入れた結果怪我も少なく大会を終えることができました。
昔からコツコツと続けていることで、Y字バランスのポーズが得意です。現在も、柔軟体操が私の日課となり、現在も毎日30分の体操を取り入れており、リフレッシュの時間にもなっています。
小学校5年生から続けている、ということで継続力もアピールできている回答ですね。
どうしてそれを始めたのかというきっかけが具体的にあるため、採用担当もイメージしやすい内容となっています。リフレッシュ時間となっていることで、自身でストレス解消法を知っているという印象を受けます。
サイクリング
サイクリング
私の特技はサイクリングです。幼い頃から自転車に乗ることが好きで、高校時代のアルバイト代でロードバイクを購入し、現在も大切に乗っています。
最初は趣味程度にサイクリングを楽しんでいましたが、次第に長距離に挑戦したくなり、ロードバイク購入へ踏み切りました。サイクリングを通して新たな景色に出会えることが楽しく、何キロ移動することになっても、まったく苦になりません。
また、気持ちを切り替えたいときには積極的にサイクリングに出かけています。今後の目標は北海道一周です。サイクリングで鍛えた体力や、好奇心を活かし、社会人としても日々成長をしていきたいです。
サイクリングがどんどん楽しくなり、自転車購入のためにアルバイト代を貯めたというエピソードが印象的な回答ですね。今後の目標も伝えているため、向上心もアピールできています。
ベンチプレス
ベンチプレス
私の特技はベンチプレスです。趣味で始めた筋トレですが、何か目標を立てたいと思い、ベンチプレスに挑戦することにしました。
最初はテレビで観るなどをして、単純な動きだろうと思っていましたが、いろいろな箇所の筋力が必要ということがわかりました。まずは20kgから始めましたが、正しいフォームを維持することが難しく苦戦したことが何度もあります。
しかし、ジムのトレーナーにコツを教えてもらい、基本のフォームを修得することで、少しずつ重さを上げていくことができました。現在では50kgを上げられるようになり、継続力や挑戦心を得ることができたと思います。
この特技から得た経験を活かしながら、社会人になっても失敗を恐れずコツコツと努力を積み上げていきたいです。
ベンチプレスの特技を習得するまでの過程が丁寧に伝えられていますね。基礎からコツコツと積み上げている姿勢が、企業の一員としても努力を惜しまないだろうという印象につながりそうです。
合気道
合気道
私は合気道が得意です。小学生のときに護身術として始めました。
最初は護身のためでしたが、合気道を極めていくうちに、精神の統一ができるようになりました。また、合気道の練習はとても厳しく、継続することが求められます。
そんな中で毎日練習を欠かさず、仲間と共に試合前には特に集中して取り組みました。私は、合気道を通して継続力や努力する姿勢の大切さを学んだと感じています。この特技で得たいろいろな経験を御社の業務にも活かしていきたいです。
合気道が何か分からないという担当者にも、よく理解できる回答となっていますね。また。精神統一にも触れていることで、メンタル面のタフさも把握することができ、入社後の活躍を期待できます。
バドミントン
バドミントン
私はバドミントンが特技で、中学生から現在までバドミントンを続けています。高校生の時には全国大会に出場した経験があります。
大学生になったときには、出身校からOGとして指導に来てほしいと言われ、挑戦することにしました。課題点を分析し、どうしたら伝わりやすいのかを考え、指導を試みました。すると、次の課題点が明確で教え方がわかりやすいと後輩たちから好評でした。
私はこのようなバドミントンの指導、特に、人に教えることに長けていると自負しています。この経験で得た、人に伝える力を業務にも活かしていきたいです。
バドミントンの競技だけではなく、指導が得意という内容で他者との差別化がしやすいですね。特技だけではなく、人とかかわっているエピソードがあるため、人柄が伝わりやすく担当者の印象にも残りやすいです。
弓道
弓道
私の特技は弓道です。弓道は高校生の頃に始め、大会にも何度も出場しました。最初は道具を扱うのも大変で、挫けそうになったこともあります。
しかし、先輩たちの弓を引く姿に憧れてから、真剣に練習に励むようになりました。弓道を通して、失敗してもできるようになるまで諦めない姿勢を身に付けることができたと考えています。
御社の業務においても、まずは挑戦し、経験を積みながら一社会人として成長し続けていきたいです。
回答から、失敗しても諦めないという人柄がよく感じ取れますね。一社会人としてどうありたいのかを最後に加えることで、回答自体がグッと引き締まった印象となります。
②音楽に関する特技の例文5選
趣味や習い事として音楽に関する特技を持っている人もいるのではないでしょうか。ここでは、音楽や楽器に関連する特技を紹介します。
音楽鑑賞を趣味として伝えたい場合の例文は以下の記事で紹介しているので、チェックしてみましょう。
ピアノ
ピアノ
私の特技はピアノです。4歳から習い始め、大学でも音楽サークルで継続し、長年の練習を通じて、集中力と忍耐力が身に付きました。難しい曲に挑戦する際は、細かな指の動きや表現力を磨くため、根気強く反復練習を重ねてきました。
また、アンサンブルやコンサートの経験から、他者と協調しながら一つの音楽を作り上げる喜びを知り、チームワークの大切さも学びました。
さらに、楽譜を読み解き、正確に演奏する過程で、複雑な情報を整理して処理する能力も培われたので、将来の仕事での緻密な作業や長期的プロジェクトに活かせると考えています。
ピアノを通じて培った集中力、忍耐力、チームワーク、情報処理能力を具体的に説明し、それらを将来の仕事に結びつけられています。自己PRとして効果的で、面接官にも好印象を与えるでしょう。
バイオリン
バイオリン
私の特技はバイオリンです。小学3年生から始め、現在も大学のオーケストラで演奏を続けています。バイオリンは繊細な楽器で、美しい音色を奏でるには長年の練習と集中力が必要となり、楽器演奏を通じて、細部へのこだわりと粘り強さを身に付けました。
また、オーケストラの活動を通じて、ほかの楽器との調和を図りながら全体の音楽を作り上げる協調性も学びました。特に、第一バイオリンとしてセクションを率いる機会は、リーダーシップを培う貴重な体験となりました。
この経験は、将来のビジネスシーンでも、緻密さと協調性が求められる場面で活かせると考えています。
バイオリン経験を通じて培った能力を具体的に述べ、ビジネスへの応用まで言及している点が秀逸です。長年の努力、協調性、リーダーシップなど、企業が求める要素が網羅されており、特技としても説得力が高い回答になっています。
カラオケ
カラオケ
私の特技はカラオケです。中学生の頃から友人たちと楽しむうちに、歌唱力が自然と磨かれていきました。
単なる娯楽と思われがちですが、さまざまなジャンルの曲を歌いこなすことで、柔軟性が身に付き、新曲をマスターする過程で、効率的な学習方法も会得しました。カラオケ大会に出場した経験により、人前でのパフォーマンス力や緊張管理能力も培われました。
私にとってこの経験は、仕事における自己表現とストレス発散の重要な手段になると考えています。
カラオケを単なる趣味以上のものとして捉え、そこから得られたスキルを具体的に述べており、ユニークな視点です。柔軟性、適応力、学習能力、パフォーマンス力、緊張管理能力など、幅広い能力の向上を示しています。
また、これらのスキルを具体的にどのように仕事に活かすかを、自分の言葉でより詳細に説明できれば、さらに説得力が増しますよ。
耳コピ
耳コピ
私の特技は相対音感を活かした耳コピです。どんな曲でも耳コピでピアノの演奏ができます。最初は流行りの曲などのメロディーだけに注目して演奏していましたが、慣れてくるとコードを覚えて、伴奏に反映することができるようになりました。
この特技を活かして、最近ではSNSで耳コピしたものを発信しています。ヒット曲はもちろんですが、テレビCMで使われている音楽を耳コピし、ピアノ演奏をしています。複雑な曲もありますが、大体が15秒のため、楽しみやすいと評判です。
私はこの耳コピの特技には、好奇心が活かされていると感じています。この、面白さを追求する姿勢を社会人になってからは仕事に向けて精進していきたいです。
耳コピができるだけではなく、それを発信しているというエピソードが興味深いですね。
面接官も「どんな曲が得意?」とつい聞いてみたくなるのではないでしょうか。最後に特技を通して自身の好奇心に触れている点も、人柄がわかりやすくて良いですね。
アカペラ
アカペラ
私の特技はアカペラです。高校・大学時代にアカペラサークルに所属していたこともあり、楽器などの演奏がなくても歌うことができます。
同じくアカペラができる人同士でハーモニーを奏でることが何よりも好きなのですが、集まりや余興の際には即興で歌うこともできる度胸と慣れがあるので、その場を盛り上げられることも多々ありました。
この特技で歌を通して人を楽しませたり、同じアカペラでより一層素敵な歌を紡いだりすることができると自負しています。
アカペラを通してほかの人との交流をしたり、実際に歌って場を盛り上げるなどの経験があり、ただ特技を話すだけになっていない点もいいですね。アカペラでできることを自分で自覚し、自分の言葉で説明できています。
③表現・創作に関する特技の例文8選
創作活動やクリエイティブな特技として、表現に関する特技の例文を紹介します。
音楽制作
音楽制作
私の特技は音楽制作です。高校時代にコンピューターを使用して音楽を作成、編集するDTMを始め、現在は自作の楽曲を動画投稿サイトで公開しています。
音楽制作ではメロディーやハーモニーを考える過程で創造力が磨かれ、DAWソフトの操作やミキシングを通じて技術面でのスキルも向上しました。また、締め切りのある依頼曲の制作経験から、時間管理能力や責任感も身に付きました。
さらに、リスナーからのフィードバックを作品に反映させる中で、柔軟な思考力と修正能力も培われました。この経験は、将来のビジネスにおいても、プロジェクト管理や創造的な問題解決が必要な場面で活かせると確信しています。
特技の音楽制作から、創造力や時間管理力、柔軟な思考力などのスキル習得がうかがえます。特に、依頼曲の制作やリスナーからのフィードバック活用など、実践的な経験を積んでいることが伝わります。
ビジネスでの具体的な活用例も示されており、バランスの取れた回答となっていますね。
動画編集
動画編集
私の特技は動画編集です。高校時代に趣味で始め、現在は大学の映像制作サークルで腕を磨いています。
動画編集は、技術と創造性が融合する分野で、ソフトウェアの操作スキルだけでなく、視聴者を引き込む構成力も求められます。特に、大量の素材から必要な場面を選び出し、ストーリーを組み立てる過程で、情報整理能力と論理的思考力が磨かれました。
また、チームでの作品制作を通じて、協働性や時間管理スキルも向上しました。この経験は、将来のビジネスでプレゼンテーション資料の作成や、視覚的な情報発信が必要な場面で、大いに活かせると考えています。
特技の動画編集から、情報処理力や論理的思考力といった能力を持っていることがわかります。また、チーム作業を通じた協働性や時間管理スキルの習得も評価できますね。
イラストを描く
イラストを描く
私の特技はイラスト制作です。幼い頃から絵を描くのが好きで、高校時代にデジタルイラストを始めてからは、毎日描くほど没頭しました。イラスト制作は、創造性と技術の両面が求められる活動だと思っています。
アイデアを視覚化する過程で発想力が磨かれ、細部にこだわって仕上げる中で集中力と忍耐力も身に付けられます。また、SNSでの作品公開を通じて、自己表現力とコミュニケーション能力も向上しました。
さらに、依頼イラストの制作経験からは、クライアントの要望を理解し、期限内に納品する責任感も学びました。入社後、この経験は創造的な企画立案やコミュニケーションが必要な場面で活かせると考えています。
イラスト制作を通じて創造性、技術力、発想力、集中力、忍耐力、コミュニケーション能力、責任感など、幅広い能力の向上が説得力を持って述べられています。
特に、SNSでの活動や依頼作品の経験を挙げ、実務に近い経験を積んでいることが伝わります。企業での具体的な活用例も示されていて、本当に得意なことなんだとわかりますね。
漫画作成
漫画作成
私の特技は漫画作成です。子供の頃から漫画を読むのが好きで、中学生の時に初めて自分で作った漫画が学級新聞に掲載されたのを機に、何かを創る楽しさに目覚めました。
高校ではマンガ研究部に所属し、自作マンガを学内コンテストに投稿するなどしてきました。以降も作画力だけではなく、シナリオの構成力やキャラクターデザインを意識して練習を重ね、今では1話3〜4ページの漫画であれば、一日で仕上げられる自信があります。
この経験で培った視覚的な表現力とアイデア力を活かし、企業のブランディングや商品PRなどに活かしていきたいと考えています。
漫画作成の特技を具体的に説明できているため、成長過程が伝わります。視覚的表現力とアイデア力を企業のブランディングやPRに活かす意欲も評価できます。
ハンドメイド
ハンドメイド
私の特技はハンドメイドです。特にビーズを使ったアクセサリー作りが得意です。最初はパーツ同士を接着するだけのものを作っていましたが、もっといろいろな形をビーズで作りたい、という気持ちが出てきて没頭するようになりました。
今では、友人や親から依頼を受け、多種多様な形をビーズで作り、ピアスやネックレス、ブレスレットや指輪を作成してプレゼントすることを楽しんでいます。
私はハンドメイドの活動を通して、集中力や発想力を鍛えてきました。御社の業務においても、この経験を活かして貢献していきたいです。
ハンドメイドの活動を通して、いろいろな力を鍛えてきたことが伝わりますね。また、上達していく過程がわかるため、向上心がある人柄も印象として残せる回答になっています。
写真撮影
写真撮影
私は写真を撮ることが特技です。特に、子どもの自然な笑顔を引き出す撮影が得意です。
写真を始めたきっかけは、父の一眼レフを譲り受けたことからでした。風景よりも、家族を撮影することが好きな父で、さりげなく撮影することがコツだと話をしていました。私もそんな父のようになりたいと思い、相手の目線に合わせることや、さりげない撮影のタイミングを真似るようになりました。
現在は週末保育園のイベントへ撮影スタッフとして参加しており、子どもたちの自然な表情を納めています。保護者の方からも好評なコメントをもらっていることから、これからもこの特技を活かして、子ども達の多くの思い出を撮影していきたいです。
写真を始める際、父親にそのコツを学んだというエピソードが印象的ですね。人から素直に学ぶことができるのも、社会人として大切な姿勢のため、成長していく姿がイメージできます。
朗読
朗読
私は朗読が得意で、今は週に1回程度、学童でボランティアとして朗読を披露しています。特に子どもたちは飽きやすいため、いかに感情をオーバーに表現するかが重要です。
私は朗読をする際、発声をハッキリすることはもちろんのこと、声の強弱やトーンを大切に読み上げています。子ども達がリアクションしたり、「あのお話をもう一度!」とリクエストを貰ったときにはとても嬉しくやりがいを感じています。
私は朗読を通して、表現力を身に付けられたのではないかと考えています。このスキルはコミュニケーションにも活かされるものだと思うため、今後社会人としても活かしていきたいです。
子ども達のリアクションを混ぜた回答のため、評判がよく伝わる回答となっていますね。また、コミュニケーションにも活かせるスキルとつなげていることで、対人能力の高さを期待される回答です。
イベントの企画
イベントの企画
私の特技はイベントの企画です。留学生との交流サークルに入っているのですが、そこで特技が発揮されています。
初めての企画を任された際に、今までにない時間帯で、気軽に参加できる会を作ろうと思いました。そこで、ランチの時間に気軽に参加できる予約なしの交流会イベントを実施したところ、ランチの時間にふらっと参加できる点が好評で、いつしか恒例のイベントになり、サークルの人数も増加しています。
御社の業務において、このような特技を活かし、新たな視点を取り入れられるように尽力したいです。
イベント企画を特技とするなら、やはり企画内容を知りたいと思うため、具体的な説明からもわかりやすいと感じられる回答ですね。業務改善の視点を持ちながらも、自分の意見を発信してくれそうな印象を受けます。
④スキルとしての特技の例文9選
資格や技術が必要な特技は、他者から見てもわかりやすく、特技として伝わりやすいものも多くあります。具体的な説明や数字を入れ込んで、イメージがしやすいようにアピールするのがコツですよ。
暗記
暗記
私の特技は暗記です。子供の頃から数字や事実を覚えるのが好きで、小学生の時に世界国旗メモリーコンテストで準優勝した経験がきっかけで、暗記の楽しさに目覚めました。
大学では暗記研究会に所属し、難易度の高い情報や長文を暗記する練習を重ねてきました。以降も情報の内容だけではなく、覚えやすいコツやテクニックを意識して練習を重ね、今では大学の講義内容など長時間にわたる情報を一日で覚えられる実力が身に付きました。
この経験で培った記憶力と集中力を、仕事のあらゆる場面で活かしていきたいと考えています。
暗記の特技から、優れた記憶力と集中力が身に付いたことが如実に理解できる特技です。準優勝経験や大学での活動が説得力を高めています。大量の情報を短期間で覚える能力は実務でも有用でしょう。
暗算
暗算
私の特技は暗算です。小学校低学年から算数が好きで、学内の暗算対決などで優勝するほど速さと正答率には自信がありました。
中学時代は算数オリンピック代表として競技会に出場するなど、暗算力を高める練習を日々重ねてきました。大学進学後も独学で四則演算から平方根、三乗根までの暗算力を高め、現在では脳内計算で大量の計算問題を正解できる実力があります。
今後は、暗算で培った力を企業の数値データ解析や予測業務支援に活かしていきたいと考えています。
暗算の特技から、優れた計算力と数値処理能力が備わっていることが伝わってきます。面接では、その能力を活かせる業務として、在庫管理や販売予測分析などのデータ数値作業を例に挙げて、自分の長所をアピールすると効果的です。
速読
速読
私の特技は速読です。
中学生の頃から読書が好きで、速読コンテストに参加するうちに読書速度と理解力を高めることができるようになりました。大学では読書研究会に所属し、1ページ1分以下の高速で長文を読解する練習を重ねてきました。
現在では1分間に300文字以上の速度で英文や技術書も読み取れる力も身に付けました。今後はこの速読力を活かして、情報の効率的な取捨選択など業務の生産性向上に活かしていきたいと考えています。
多量の情報から要点を抽出したり、最新情報を早期に把握したりすることで、業務の効率化に役立てられそうですね。面接では、具体例を挙げながら「情報検索と分析を高速でおこなえる」「常に最新の知見を得られる」といった長所を強調し、どのような業務でその能力が発揮できるかをアピールできると良いでしょう。
情報収集
情報収集
私の特技は情報収集です。中学生のときから自分の興味分野に関する最新の情報を収集することが好きで、さまざまなメディアから情報源を見つけ出す力を養ってきました。
現在では大学のマーケティング研究会の活動を通じて、SNSやニュースサイトだけでなく、研究論文や専門書も活用して、効率的に関連情報を収集・整理する能力が身に付きました。
入社後は、多面的な視点から最新のトレンドや事情把握力を活かしつつ、業務の質を高めていきたいと考えています。
情報収集という現代社会で重要なスキルを特技として磨いてきた点が評価できる特技です。中学生からの継続的な取り組みと、大学での専門的な活動への発展が説得力を高めています。
多様な情報源の活用や効率的な整理能力に言及している点も好印象です。
タイピング
タイピング
私の特技はタイピングです。中学時代よりパソコンゲームでキー入力の練習を重ね、現在では1分間に平均250文字以上入力できる実力を持っています。
大学では情報処理クラブに所属し、全国規模のタイピングコンテストに参加した結果、全国7位の成績を残すことができました。それからも修練を重ね、1分間に500文字入力する最高速度を叩き出した経験もあります。
今後はこの能力を議事録の作成やインプット業務など業務の効率向上に活かしていきたいと考えています。
タイピング技術の具体的な数値と全国大会での成績が説得力を高めています。継続的な向上心も伝わり、業務効率化への応用意識も明確です。タイピングスキル以外の関連能力(例:集中力や正確性)にも触れるとより良くなるでしょう。
プログラミング
プログラミング
私の特技はプログラミングです。最初にプログラミングに興味を持ったのは、小学5年生のときで、「自分でゲームを作ってみたい」という気持ちからでした。大学では更に知識を深めるために、AI(人工知能)を活用したデータ分析を専攻しています。
私はプログラミングを通して論理的思考力や、集中力を身に付けることができたと思います。御社の業務は、幅広い業界にAIの力で寄与できると伺っています。今までの知識を活かして企業成長に寄与したいです。
プログラミングの特技を伝えると同時に、会社にどう貢献していきたいのかを明確に伝えられているところが好印象です。仕事に対して前向きである一面が伝わりますね。
言語習得
言語習得
私は英語の言語習得が特技です。大学入学時、TOEICは600点でしたが、3年間で890点まで伸ばすことができました。
特にリスニングが弱みだったため、オンラインレッスンも並行しておこないました。このレッスンは、英語力の更なる向上のため現在も続けています。
御社の業務はさまざまな国とのやり取りが発生すると伺っています。私は現在中国語の習得に向けて日々勉強を続けているのですが、この姿勢を入社後にも継続し、御社に貢献していきたいです。
TOEICの点数が上がりました、というよりも、何点から何点へと具体的に記載することで頑張りがしっかりとアピールできていますね。また、企業の業務につなげていることで、志望度の高さもアピールできます。
着付け
着付け
私の特技は着付けです。母親が着付け師のため、幼い頃から着付けは身近なものでした。特に、仕上がったときのお客様の表情が素敵で、「私も着付けをしてみたい!」と思ったきっかけとなりました。
現在は母親の仕事を手伝いながら、着付けを楽しんでいます。私は着付けをする際にお客様とコミュニケーションを取りながらすることを心掛けているおかげで、体調が悪くないか、きつすぎないかなど、細かな気配りができるようになりました。
これらは、御社の販売職として活かせるスキルだと思います。一人ひとりのお客様に心配りができる販売員を目指します。
着付けができる、というだけではなくお客様とのコミュニケーションを楽しんでいる様子も感じ取ることができる回答ですね。また、希望職種もハッキリしており、適性がある印象を受けます。
資料作成
資料作成
私の特技は資料作成です。大学で板書を取る際に、いつもレイアウトや構成に気を付けていることもあり、よく「ノートが綺麗だ」と褒められることが多かったです。
そこから転じて、授業の中で資料が必要になったときは、主体的に資料作りをしていました。資料を作るだけでなく、まとめるための情報を取捨選択したり、どこを一番伝えたいのかを考え抜いたりしているうちに、読み手に配慮した資料作りができると自負しています。
この特技を活かして入社後にも資料が必要な時はぜひ任せていただけないかと考えています。
ほかの人に褒められた経験から転じて、今の特技を自分なりに成長させている姿勢が好印象です。実際に入社後にも活かせるスキルでもあるため、面接官もイメージしやすい話題になっています。
⑤普段の生活に関する特技の例文6選
普段の生活から自然と身に付いた習慣も、立派な特技になります。生活の一つひとつにこだわりを持っている人におすすめの特技を紹介します。
早起き
早起き
私の特技は早起きです。小学3年生から毎朝5時に起床しており、大学入学後もこの習慣が定着しています。
大学では陸上部に所属し、朝練が7時から始まりますが、この特技が功を奏し、ほかのメンバーに先んじて練習場でウオーミングアップしている姿勢をコーチやチームメイトから評価されました。
入社後は、この特技を活かし、朝一番から業務に取り掛かり、1日最初の1時間を有効活用することで、会社と自分の成長に貢献する存在になりたいと考えています。
早起きという習慣を長年継続し、特技として確立した点が印象的です。陸上部での具体的なエピソードが説得力を高めています。自己管理能力と時間の有効活用への意識が感じられ、ビジネスでの活用方法も明確です。
どこでも寝られる
どこでも寝られる
私の特技はどこでも寝られることです。中学時代から部活の遠征後の長距離バスでも、電車でもすぐに入眠することができました。
高校では卓球部に所属し、全国大会出場時は朝5時起床となりましたが、その日も遅くまで練習した後でも、この特技のおかげでバスの中でベッドで寝るのと変わらないレベルの熟睡をすることができました。
入社後は、残業時や長時間作業時の休憩時間を有効活用し、この特技を瞬時の疲労回復に役立てたうえで、生産性の向上に寄与させたいと考えています。
ユニークな特技を前向きに捉えた点は評価できます。卓球部での具体的エピソードが説得力を高めています。疲労回復と生産性向上への応用意識も明確です。
地図を読む
地図を読む
私の特技は地図を読むことです。幼少期から地図に興味を持ち、地図を見ながら道順を覚える練習を重ねた結果、新しい場所でも迷うことなくたどり着ける力が身に付きました。
高校時代は、合宿地や競技会場への行き方を任されることが多く、ほかのメンバーよりも正確な道順で誘導できるため、周囲から重宝されました。大学入学後は、周辺県内への単独旅行時も地図だけで行動し、新幹線やバスで移動する際は、正しく降車駅やバス停を予測できたため、乗り合わせた乗客に逆に教えてあげた経験もあります。
入社後は出張時の移動や、新規営業地域の調査にこの地図力を活かしたいと考えています。
幼少期からの継続的な取り組みと、具体的な活用例が説得力を高める特技ですね。部活や旅行での経験は、実践的なスキルとして評価できます。空間把握能力や状況判断力の高さも感じられ、ビジネスでの応用可能性も明確です。
プレゼント選び
プレゼント選び
私の特技はプレゼント選びです。友人や家族に自分からプレゼントをするときはもちろん、周囲の人のプレゼント選びのために、買い物に同行することがあります。
これが特技なのは、相手の人柄や性格を考え、どんな物がプレゼントだったら喜ぶかを分析しながら情報収集ができるからだと考えています。
今では、プレゼント選びで培った分析力と共感力が自分の武器になると思っており、入社後もお客様に寄り添いながら接客をすることを心掛けたいと思っています。
プレゼント選びから得られたスキルがどんなものなのかを自分なりにしっかりと言語化できています。「顧客に寄り添った接客」に活かせる特技であり、紐づけがしっかりできている点が印象的です。
植物を育てる
植物を育てる
私の特技は植物を育てることです。小さいころからプランターで植物を育てる機会が多く、毎年四季折々の花や草を育てています。
花を育てるときに考えなくてはいけないことは、水やりの量だけでなく、季節による湿度や気温、天気などさまざまにあります。細かく考えても、植物の成長は毎日本当に少しずつで、忍耐強く付き合う必要がありますが、それでも花が咲いたときの達成感は何にも代えがたいものです。
この特技から鍛えた忍耐強さと継続力で、社会人になっても一つの目標に向って頑張りたいと考えています。
植物を育てるという特技から得られたスキルや学びが何かを明確にしたうえで、社会人になっても活かしていくことを意識できています。
自動車の運転
自動車の運転
私の特技は自動車の運転です。大学1年生のころに自動車の免許を取得しました。当時、免許を取得した目的は弟を塾に送り迎えすることだったのですが、最初は運転に慣れておらず、よく乗せた人を酔わせてしまっていました。
そこで、友人やアルバイトの先輩を乗せて何度も何度も自分の運転を見直した結果、家族の中に免許を持っている人がいても、運転手を任されるほどに改善しました。運転を改善するためにがむしゃらに頑張ったおかげで、今は毎日弟の送迎をしています。
車の運転を改善するために頑張った努力量が、特技として自信持つ背景になっていることがわかります。実際に改善もされていることからも、特技として説得力があるエピソードですね。
⑥家事に関する特技の例文4選
一人暮らしや手伝いで、家事が得意な人は掃除や洗濯などの日常生活の1ページを特技として用いるのも選択肢の一つですよ。
掃除
掃除
私の特技は掃除です。小学校低学年から母親の手伝いとして掃除を担当し、家事全般を習得しました。中学時代は清掃委員を務め、クラスの掃除内容と方法を提案するなどリーダーシップを発揮しました。
高校では野球部のマネージャーとして、部活動後の部室清掃を任され、チームメンバーからほこり一つ残らない綺麗な掃除ぶりにいつも感謝されていた経験もあります。
入社後はこの特技を活かして「整理」「整頓」「清掃」「清潔」の「4つのS」を意識し、快適な環境でみなさんの仕事がはかどるように一役買いたいと考えています。
掃除という基本的な技能を特技として磨き上げた過程が明確に伝わる自己PRです。清掃委員やマネージャーとしての経験は、リーダーシップや責任感も示しています。
料理
料理
私の特技は料理です。小学4年生から母親の手伝いとして基本的な調理法を覚え、中学では家庭科クラブで献立作成と調理を担当しました。
高校ではバレーボール部の合宿メニュー作成も任され、バランスの良い食事提供で監督をはじめ、チームメンバーからも称賛を受けました。大学では自宅アパートで友人達に料理をふるまい、特に和食とイタリアンは私の料理パーティーの定番となっています。
料理の特技を通じた成長過程が具体的に描かれた内容になっています。学校生活での実績や友人との交流など、多面的な経験が説得力を高めています。
裁縫
裁縫
私の特技は裁縫です。叔母が裁縫が得意で、ワンピースなどを作ってくれたことが嬉しくて、私も小学生の頃に始めました。
裁縫の中でも特にテディベアを手縫いで制作することが得意です。いろいろな生地やサイズのバリエーションを増やし、この一年間で50体のテディベアを制作し、老人ホームや児童養護施設に寄付をしました。
私は裁縫を通して、集中力や発想力を磨いてきました。御社の仕事においても今までの経験を活かし企業成長に寄与していきたいです。
裁縫が好きになったきっかけが冒頭にあるので、もっと話を聞いてみたいと思う回答ですね。また、1年間で50体のテディベアを制作したという数字が具体的で、担当者に頑張りが伝わります。
収支のやりくり
収支のやりくり
私の特技は収支のやりくりです。私は一人暮らしをしているのですが、収支の管理は得意ではなく、常に赤字ギリギリの生活をしていました。しかし、「学生生活中に海外旅行に行きたい」という夢ができ、収支の管理をすることにしました。
家計簿をExcelで作成することから始め、おつりの小銭は毎日貯金するようにし、近所のスーパーでその日何がお得かをリサーチしてから買い物に出かけるようになりました。地道な努力を重ねた結果、1年で80万円の貯金に成功し、フランスへ行くことができました。
この経験が私には自信につながり、現在は車を購入するために貯金中です。業務においても常に客観的視点を持ち、改善に向けて行動していきたいです。
収支のやりくりを通して、いくら貯金することができたという結果を分かりやすく伝えることが出来ていますね。また、具体的な方法がいくつもあるため、行動力なども感じ取ることができる回答です。
⑦趣味から転じた特技の例文19選
趣味として始めているうちに、いつの間にか特技にまで成長していた、なんてこともありますよね。ここでは趣味から発展した、身近にある特技を紹介します。
オンラインゲーム
オンラインゲーム
私の特技はオンラインゲームです。最初は趣味で始めたのですが、世界中のユーザーと協力してゲームを進めていくうちに、小さな大会に出るまでになりました。
「ゲーム」というと、やはり娯楽の一環という認識が多いですが、大会に出るとなると、練習スケジュールの管理や、チームメンバーとのミーティングなどに高い計画力が求められました。
大学と両立しながら一日3時間の練習をし、5人のチームメンバーと大会での入賞を目指した結果、惜しくも3位という結果ではありましたが、細かい計画を立てながら何かをやり切る力が備わったと自負しています。
一見趣味にしている人が多そうなオンラインゲームですが、この回答ではどのように頑張って結果を出したのかを説明できています。具体的な数字を出してエピソードを補強しているので、面接官にとっても特技としてのゲームをイメージしやすくなっていますね。
ラテアート
ラテアート
私の特技はラテアートです。もともとは趣味でコーヒーを入れるのが好きだったのですが、家族との団らんの時間に私のいれたコーヒーを飲むようになったことから、もっとバリエーションを増やして喜んでもらえないかと考えて練習を始めました。
最初は道具集めや感覚を掴むのに一日2時間、合計で3カ月ほどを費やしましたが、今ではコーヒーの表面に模様などを描くことができていて、弟や妹にも喜んでもらえています。
それを見て、誰かのために頑張れるんだなと自覚した経験でもあります。
家族との楽しい時間を充実させるために何カ月もの時間をかけて、中期的に取り組んだことがわかる例文です。その経験から誰かのために頑張れる性格や、特技として技を習得している点も高評価です。
編み物
編み物
私の特技は編み物です。小学3年生の時、母親から編み物の手ほどきを受けました。当初は難しく感じましたが、練習を重ねるうちに上手くなっていき、中学生になる頃には自分でサイズの違う編み物を作れるようになりました。
友人から「編み物がうまい」と評価されることが増え、自分の特技だと自覚するようになりました。入社後は、編み物の技能を活かして新商品開発におけるデザイン提案など、会社と自分にプラスになるアイデアを提供できる存在になりたいと考えています。
編み物という伝統的な技能を特技として磨いてきた過程がよく伝わります。小学生から継続して取り組んできた努力と成長が感じられ、新商品開発への応用可能性に言及している点も評価できます。
クイズ
クイズ
私の特技はクイズです。中学生からクイズ番組にハマり、友人と知識競争を楽しんでいました。大学ではクイズサークルに入部し、部長を務めるなど活動の中心メンバーとなりました。
大会での上位入賞も多く、知識の幅と回答の速さには定評があります。入社後は、営業現場で幅広い知識で話題を盛り上げたり、SNSで知識共有コンテンツを作成することも可能だと考えています。
知識と行動力を活かして、会社と顧客のコミュニケーションの橋渡しができる存在になりたいと思っています。
大学での活動や大会での実績が具体的で説得力があります。営業やSNSでの活用法にも言及しており、会社への貢献意識が感じられます。
けん玉
けん玉
私の特技はけん玉です。小学4年生の時、友人と遊んだことを機に、けん玉に興味を持ち、YouTubeなどで練習方法を見て習得しました。
中高ではけん玉サークルに所属し、フォームの確立や新技術の習得に取り組み、大会では優勝した経験もあります。入社後は、社内イベントでのけん玉パフォーマンス披露など、会社でのコミュニケーションのきっかけづくりにしたいと考えています。
今後は、SNSでの動画配信などを通じ、ファン層の獲得も視野に、特技を社外にも発信していきたいです。
けん玉という独特な特技を通じて培った習熟度と努力の姿勢が伝わる内容です。大会優勝の経験は具体的な成果として評価できます。
お菓子作り
お菓子作り
私の特技はお菓子作りです。幼稚園の頃から母と一緒にお菓子を作ることが好きで、いろいろな技法を習得するうちに、独自のレシピ開発もおこなうようになりました。
大学生になってからはベーカリーショップでアルバイトをしながら、技術と知識を深めました。入社後は、社内イベントでのお菓子作り体験会の企画や、新商品開発時のアイデア提供ができると思います。
人との触れ合いの機会となるお菓子作りを活かして、会社と社外の両面で活躍していきたいと考えています。
お菓子作りの経験を通じた創造性と技術力が伝わる良い特技です。アルバイトでの経験や独自のレシピ開発など、具体的な経歴が説得力を高めています。また、社内での活用方法まで言及しているのが好印象です。
ジグソーパズル
ジグゾーパズル
私の特技はジグゾーパズルです。小学4年生の時に親からプレゼントされたジグゾーパズルを初めて完成させて以来、趣味の一つとなりました。
中高ではパズルサークルに所属し、困難な作品の完成にチャレンジしました。この特技を通じて、高い集中力と忍耐力が身に付いたと自負しています。
入社後も仕事でいろいろな困難に直面すると思いますが、一つひとつのピースを着実に埋め合わせて、最後は完成形に持っていけるようにパズルで得た力を活用していきたいと思います。
ジグゾーパズルを通じて培った集中力と忍耐力を仕事に結びつける発想は面白いです。より具体的なスキルや成果の例を挙げると、あなたの人柄がよく伝わるでしょう。
映画評論
映画評論
私の特技は映画評論です。中学生の時から映画鑑賞が趣味で、大学では映画部に所属しました。
そこでは映画のストーリーの流れやキャラクターの性格を分析したり、監督の演出方法やBGMの使い方を考察したりする力を身に付けました。また、映画が社会に与える文化的・政治的影響や、世代や性別による捉え方の違いなどを、心理学や社会学、文化人類学の視点から研究しました。
入社後は、商品開発や広告制作などで、映画から学んだストーリーテリングや技法を活用していけたらと考えています。
映画評論を通じて培った分析力と洞察力が伝わる自己PRです。学術的な視点と実務への応用可能性を示しており説得力があります。
クロスワード
クロスワード
私の特技はクロスワードです。クロスワードが楽しくなったきっかけは、祖母が新聞に掲載されていたものを解いていたのを見たことでした。
私は現在もクロスワードのワークブックを購入し、毎朝解くことをルーティンにしています。以前までは1ページに30分かかっていましたが現在は15分で解けるようになりました。
クロスワードはクイズを解く知識はもちろんですが、論理的に考える力も必要です。私はこの特技から得た経験や力を活かし、社会人になっても日々成長を目指したいです。
クロスワードは趣味でのんびり楽しむイメージですが、スピードを意識しているという部分が印象的なエピソードですね。続けているというアピールも良いですが、向上心が伝わるエピソードも人柄が伝わります。
折り紙
折り紙
私の特技は折り紙です。幼稚園の頃に担任の先生からかぶとの折り方を教えてもらってから、折り紙が大好きになりました。小学生の時に初めて鶴を作り、完成したときの達成感は今も覚えています。
現在では立体的で複雑なものも作れるようになり、小さな折り紙でいかに複雑な作品を作るかを楽しく感じています。現在は作った作品を近所の小児科に置かせてもらい、子ども達から評判が良いと聞いてやりがいを感じます。
折り紙の経験を通して、人を喜ばせることの嬉しさを感じています。この気持ちを社会人になっても忘れずに成長していきたいです。
折り紙が好きになったエピソードが冒頭にあることで、そんな小さな時から好きなんだと理解しやすい回答ですね。また、現在は誰かのためにその特技を活かしているという流れも人柄が伝わりやすいです。
百人一首
百人一首
私の特技は百人一首です。小学生の頃、学童クラブで始めたことがきっかけで今も楽しんでいます。大学入学時、もっと百人一首の楽しさを広げたいと思い、百人一首のサークルを立ち上げました。
3年目を迎え、15名の部員は全員和歌を覚えており、部員と共に大会に出場することもあります。その際にはチームワークを高めるために合宿をしているのですが、そこでコミュニケーション能力も培ってきました。
百人一首で得たさまざまな経験を社会人になっても活かしながら、御社へ貢献していきたいです。
和歌を全部覚えている、というだけでも記憶力や継続力のアピールになります。それに加えて、サークル時代の経験も混ぜていることで、どんな人とのかかわり方をしているのかをイメージできますね。
囲碁
囲碁
私の特技は囲碁です。小学生の頃に祖父から教わり、週に一度は囲碁のサロンで腕を磨いています。今までは多くの大会に参加し、幾度となく勝利してきました。
囲碁をしてきた経験で、私は集中力や、粘り強さを得てきました。現在は4段の腕前で、地域の子ども達にも囲碁の面白さを伝えるためにボランティアをしています。
御社の仕事において、囲碁で得た集中力や粘り強さといったスキルや経験を活かし、企業成長へ寄与したいです。
週一度という頻度が明示されていることで、今も継続的に腕を磨いていることがアピールできていますね。また、最後に企業成長に貢献したいという表現が前向きです。
占い
占い
私の特技は占いです。特にタロット占いが得意です。
最初は占いの手法を覚えることに苦戦をしましたが、一度覚えると占うことがどんどん楽しくなりました。また、私は占い中にコミュニケーションを取ることが特に好きで、相手の気持ちに寄り添いながら対人能力を磨いています。
占いで磨いてきたコミュニケーションスキルや、何かを読み解く力を社会人になっても活かしていきたいです。
占いは特技として説明しづらいですが、占いを習得するまでの話や、何がやりがいなのかにフォーカスを当てると伝わりやすい内容になります。社会人として必須なコミュニケーション能力につなげられることも好印象です。
マジック
マジック
私の特技はマジックです。小学生の頃に独学で始めたことをきっかけに、いろいろな小道具を揃えながら上達していきました。
マジックを見て喜んでくれる表情が好きで私自身もやりがいを感じています。マジックの特技を通して、人前に立つことが楽しく、人を喜ばせることが私のやりがいだと感じるようになりました。
この想いを御社の販売職として存分に活かしながら活躍していきたいです。
マジックをすることで得られる喜びが具体的に描かれているため、人柄を感じ取りやすい回答となっていますね。希望職種が販売ということで、適性を感じられる回答です。
食べ比べ・飲み比べ
食べ比べ・飲み比べ
私は食べ比べや飲み比べが得意です。一番得意なのは、市販のお茶を飲み比べてどの商品かを当てることです。
以前家族で遊び感覚で5種類の飲み比べを実施したときに、私がぴたりとすべて正解し、家族全員を驚かせたことがありました。それからも、食パンや味噌などいろいろな食べ比べをし、それぞれの商品の特徴を吟味することが楽しくなりました。
その中でも、やはりお茶の飲み比べが好きで、現在も新商品が出るたびに味の違いを楽しんでいます。この味を繊細に感じる特技は御社の商品開発に活かせる特技だと思うため、存分に活かしていきたいです。
味の違いを繊細に感じ取ることができるという特技がよく伝わる回答ですね。商品開発を志望しているなかで、この特技を伝えているため、即戦力として活躍してくれそうです。
ダーツ
ダーツ
私の特技はダーツです。高校時代に父に教えてもらい始めたことがきっかけです。現在はオンラインの大会にも参加をし、日々練習を重ねています。
オンラインの大会では幅広い年代の方とかかわる機会があり、コミュニケーションスキルを磨いてきました。また、ダーツは特に集中力を必要とするスポーツですが、同時に戦略的な思考力も求められます。
ダーツの経験から得たこれらの力は、御社の仕事にも活かしながら、活躍していきたいです。
ダーツというスポーツを通して、いろいろなスキルを身に付け成長してきた様子が伝わりますね。また、冒頭にきっかけを回答していることで、その後ももっと聞きたいという導入になっています。
DIY
DIY
私はDIYが特技です。実家のリフォームを週末に実施しています。最初はシールタイプの壁紙を貼るくらいでしたが、今では壁紙を剥がして塗り替えることもできるようになりました。
最初は挑戦しては失敗、という流れを繰り返していましたが、自分の手で作り出すことが楽しくなってきて、実家の床の張替えまでできるようになりました。最近ではホームセンターで木材を購入し、棚やラックを作っており、それを見た親戚から、ワークショップの講師を頼まれ、地域のボランティアとして活動するまでになりました。
DIYで得た挑戦心を社会人になっても忘れずに、成長していきたいです。
DIYの腕がどんどん上がっていく様子がイメージできますね。講師になるほど上達をしたのも印象的です。面接官にも人柄が伝わるような特技で、会話が広がりそうな内容ですね。
ネイル
ネイル
私の特技はネイルアートです。特に細かいアートを自分の爪にすることが好きです。最初は色がムラになることや、爪からはみ出してしまうことがありましたが、塗る角度や筆を自分の使いやすいものに変えて上達させてきました。
最近では刺繍のような細かな模様を爪に施したり、キャラクターを描いたりすることが得意になり、次は3Dパーツを作ることを目標とし、日々練習をしています。
ネイルをしているときにはとても集中力を要するため、私にとっては没頭できる良い時間となっています。ネイルで得た発想力や集中力などを社会人になっても発揮していきたいです。
ネイルアートが身近ではない人もいるため、どんなアートができるのかを回答できているのが良いですね。また、そこから得たものを仕事に活かしてくれそうだなという前向きな印象を受けます。
登山
登山
私の特技は登山です。長時間のトレッキングは苦ではなく、むしろ楽しめます。
子どもの頃から家族と一緒に登山を楽しんでおり、私が高校生になった時から家族で日本百名山の制覇を目指しています。登山では、荷物を背負って登るため気力も体力も必要ですが、頂上に着いた時の達成感は何にも代えることはできないです。
仕事においても、成長することを辞めず、目標達成にこだわりながら日々成長していきたいです。
長時間のトレッキングが苦ではない、という部分から忍耐力はもちろん、体力があることが伝わりますね。また、最後に目標達成にこだわるというワードがあるため、仕事を完遂してくれそうだなという印象も持ちます。
⑧人柄や性格に関する特技の例文6選
スキルや習慣でなくても、「緊張しない」「すぐに他人と打ち解けられる」などの性格的な特技もあります。ここでは、自分の性格や特徴からアピールできる特技を紹介します。
緊張しない
緊張しない
私の特技は緊張しないことです。幼い頃は恥ずかしがり屋でしたが、高校時代のアルバイト経験を通して緊張しないようになりました。
カフェのホールスタッフを経験しましたが、その月の新商品を販売する前にお客様に試食していただくという業務がありました。最初は声をかけるのも緊張していましたが、声をかける前に深呼吸することで気持ちを切り替え続ける癖をつけて挑み、克服しました。
大学時代はこの緊張しない特技を活かし、コールセンターの発信スタッフをしています。御社に入社してもこの特技を営業職として活かし、貢献していきたいです。
気持ちを切り替えることは、社会人にとってとても大事なことです。それができることで、メンタル面のタフさを同時にアピールできていますね。特技を活かして貢献したいことが明確なのも良いでしょう。
子供と仲良くなれる
子供と仲良くなれる
私の特技は子どもと仲良くなれることです。歳の離れた妹がいるため、よく一緒に公園に遊びにいきます。
私は妹と遊ぶ時はいつも全力で、と決めており、妹の目線に立って一緒のペースで遊んでいます。その様子を見て、周りの子どもたちも集まってきて、気が付くといつも10名くらいの子供たちに囲まれて遊んでいます。
御社の商品はどれも子ども心を大切にしていることが特徴だと思います。子どもたちの目線を大切にしながら、将来的には商品開発などにも挑戦していきたいです。
子どもに好かれる朗らかな性格が伝わってきますね。特に、子どもたちが集まってくるエピソードはコミュニケーション力の高さが伺えます。最後に入社後挑戦したいことをサラリと伝えていることも好印象です。
すぐに他人と打ち解けられる
すぐに他人と打ち解けられる
私の特技はすぐに他人と打ち解けることです。昔から、祖父母に連れられて町内会へ出入りしていたこともあり、幅広い人とのコミュニケーションを取ることができます。
また、中学生から地域のボランティア活動でいろいろな場所にボランティアへ参加し、初対面の人とも打ち解けられるようコミュニケーションをとっていました。
どんな年代の人とも、コミュニケーションを取る際には、笑顔を忘れず、相手を知りたいという好奇心を持つことを大切にしています。私はこの他人と打ち解けられる特技を、営業職として活かしていきたいです。
コミュニケーション力をアピールできる特技ですね。今回のように、営業職として活かしたい、という内容にもつながるうえに、職場内でのコミュニケーションに応用することもできる内容ですね。
他人の変化に気が付く
他人の変化に気が付く
私の特技は他人の変化にすぐ気付けることです。具体的には髪を切ったなどの外見の変化はもちろん、少し気分が落ち込んでいる、話し方に違和感があるなどの内面的な変化にも敏感です。
友人には「本当によくわかるね」と驚かれることがたくさんあります。この特技はコミュニケーションを取るときに役立っていて、アルバイトの接客業ではお得意様の気分を察することにも活かしています。
入社後に配属される予定の営業職では、長期的な関係構築が重要だと思っているので、特技の活かし時だと考えています。
入社後に配属される職業で特技を活かす視点が持てているほか、具体例を出してどんな変化に敏感でいられるのかを説明しています。
顔と名前を忘れない
顔と名前を忘れない
私の特技は人の顔と名前を忘れないことです。居酒屋のアルバイトをしているのですが、その居酒屋はテーブルに番号が振られていない隠れ家のような店です。
そのため、お客様から注文を取る際には自力でお客様の注文と場所を覚える必要があり、忙しいときにもミスをしないように、自分なりに記憶をしてきました。その結果、店内に5人いるメンバーの中で一番ミスが少なく、かつお得意様にも対応できると主戦力として活躍できています。
この特技を活かして、これから会うたくさんのお客様の顔と名前をいち早く覚え、相手に合ったコミュニケーションを研ぎ澄ましていきたいと考えています。
具体的なアルバイト経験から培った特技だとわかる例文です。実際に自分の努力や経験によって得られた特技だとわかりやすいため、説得力がありますね。
アイデア出し
アイデア出し
私の特技はアイデアを出すことです。普段から趣味でイラストやデザインに触れることが多く、そういった知識から誰も思いつかないようなアイデアをアウトプットすることが得意です。
大学の授業でおこなわれたブレインストーミングではほかの人の倍アイデアや意見を出すこともあり、周囲の人に「アイデアマン」として頼られることが多かったです。
0から1を作る企画に向いていると自負しているため、入社後の企画職ではこの特技を活かして活躍していきたいと考えています。
どのような知識から裏付けされた特技なのかを説明しながらも、学生時代の授業のエピソードを語っています。周囲の人頼られていたという信頼感もあり、企画職にピッタリの特技を選んでいると言えますね。
就活で出会った「良いな」と思う特技はどんなものだった?

就活中に「良いな」と感じたほかの人の特技はどんなものですか?

大学の4年間ずっと、筋トレを続けてきた人です。一つのことを続けられる継続力と、減量中に得た忍耐力など、アピールになる部分が多いなと感じました。

良いなと思ったのは、一つのことをずっと続けていた人です。たとえば、小学生からずっと楽器やスポーツを習っていて、それを特技にしてる人は話題があって羨ましいと思いました。

「サプライズ」と答えていた人がいて、その内容がただプレゼントをするなどではなく、相手のために動画を作ったり、労力をかけたりすることを特技として話している人がいたため、素敵だなと思いました。

小学生の頃から水泳を続けていて、その影響からアルバイトも水泳関係の仕事に就いていると話している人がいました。 得意なことを続けるだけでなく、そこから派生させて仕事まで見つけているのは、行動力がすごいなと思いました。

ビートボックスを極めている子がいて、「良いな」と思ったことがあります。実際にその場でやっていたので、面接官の印象に残るだろうなと思っていました。

面白いなと思ったのは、百人一首です。百人一首は記憶力のアピールにもなりますし、興味を引く話題でもあると感じました。

動画作成を特技として話していた方はとても魅力的に感じました。その人は、友人の誕生日に自分で編集した動画でサプライズをしていたそうですが、そのことをとても楽しそうに話していました。 広告業界の面接でもあったため、話題がぴったりだと思いましたし、無償でも楽しんでサプライズをおこなうことがやりがいという姿勢とエピソードはとても好印象でした。
特技を聞かれたときに避けるべき回答
- 「特技はありません」と答える
- 面接に適さない内容の特技を話す
- 特技がないからと嘘の特技を話す
すぐに使える例文に、自分の特技と似たものはありましたか。面接で特技を聞かれた際には、焦らずに「自分をアピールするチャンス」だと考え、個性を伝えることを意識しましょう。
そんな特技についての質問には、なるべく避けた方が良い返答もあります。面接官に自分を印象付けるチャンスを無駄にしないためにも、あまり好ましくない回答や、面接経験者が「失敗したな」と感じた失敗談もチェックしておきましょう。
①「特技はありません」と答える
せっかく聞かれた「特技はありますか」という質問に、「特技はありません」と回答するのは避けることをおすすめします。聞かれている以上、面接官には学生とコミュニケーションを取りたい、もっと学生のことを知りたい、という意図があります。
「特にありません」と答えてしまうと面接官とのコミュニケーションの面からも、面接でのアピールチャンスという面からも機会損失になってしまうため、いざというときのために回答は準備しておきましょう。
②面接に適さない内容の特技を話す
特技でギャップを感じてほしい、周囲と被りたくないから、という理由で、ギャンブルや鍵開けなどの犯罪を想起させるもの、公序良俗に反する特技を言ってしまうのも避けましょう。
本当に特技だったとしても、あえて面接官に誤解をあたえてしまいかねない話題で勝負に出る必要もありません。一般的な普段の生活の中で得られる特技を探し、面接で意図しない勘違いをされないよう、特技選びに注意しましょう。
③特技がないからと嘘の特技を話す
自分には特技と言えるものがないからと、嘘の特技をでっちあげて話すのもやめておきましょう。特技を述べるまではできても、その後の深掘り質問に回答できる可能性が低くなったり、「やってみてください」などと実演を迫られたときに困ったりと、デメリットはさまざまにあります。
特技として面接で話した内容が嘘だとばれてしまうと、あなたの信用度にもかかわります。なるべく自分の言葉で自然な説明ができる特技や、即興でできるものならその場で実演ができる特技を選ぶのが無難です。
面接での「特技」に関する失敗談
チームワークを築く能力をアピールしようと熱弁したことがありますが、今振り返えると、自分の力だけで入賞したと感じさせる回答になっていた気がします。
部活時代のエピソードで、たしかに自分が最後に勝利した結果、チームが入賞したのは事実なのですが、周りへの感謝やチームみんなで切磋琢磨した説明部分が欠けていたと思われます。
文章自体が自分の功績中心話になっているのに加え、それを熱弁するのですから、より自己中心的な印象を与えるに決まっています。自分のエピソードが、自分中心の内容になっていないかどうかはチェックしておきましょう。
最初は、自分の特技を聞かれたとき、部活動で長く続けてきたバスケットボールを挙げていました。
しかし、ほかに話していた自分の強みやガクチカ、性格面とあまりかみ合わないエピソードも多かったため、面接官の反応はあまり芳しくなかったと記憶しています。
その後、特技を改めて考え直し、自分の強みや性格が反映され、活かされているものについて話すようにしました。そのようにしてからは面接全体で一貫した内容を伝えることができるようになり、特技も「性格や強みが活きているんですね」と好感触を得られることが多くなりました。
集団面接の中で特技を話す場面があったとき、ほかの人が話していた内容で感触がなかったものがありました。
それは、事象だけを話してただの自慢になっていた回答です。たとえば、料理が得意と話している人がいたときに、何ができるかをただ伝えるだけでは、自慢になってしまいます。
その特技があったうえで、「料理で家族や友人を喜ばせることができる」といったように、周りに対してどのような影響を与えられるかについても言及した方が良いと思います。私はその回答を聞いて、自慢話にならないように特技を考えよう、と気付きを得ました。
あなたらしい特技で面接での第一印象を好印象につなげよう
この記事では面接で質問される特技について、特技の選び方や実際に使える例文を紹介しながら解説してきました。重要なのは「特技がない」とすぐに諦めないことです。特技は主観で選んで問題ありません。
特技は人によって千差万別。ぜひ、あなたらしい特技を見つけ、それを面接官に知ってもらえるように準備を進めていってくださいね。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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絵を描くことです。幼少期からの趣味なので、特技として言って良いと思っています。長く続けているので、エピソードとしても説得力があるかなと思い選びました。