志望動機が思いつかない人必見! 先輩たちのエピソードから対処法を知ろう
志望動機が思いつかず、「エントリーシート(ES)や履歴書の作成が進まない」「適当に書いてしまおうか……」と悩む人もいるのではないでしょうか。
志望動機が思いつかない、という悩みは、多くの就活生が抱えているものです。この記事では、同じ悩みを持っていた先輩たちのエピソードを参考に、具体的な対処法を解説します。
志望動機が思いつかない人には、以下の記事もおすすめです。人事の印象に残るESの書き方を学んで、書類選考を突破しましょう。
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志望動機が思いつかない! 「適当に書いた…」 が就活に与える影響とは

志望動機が思いつかないとき、「とりあえず適当に書いてしまおう」と妥協してしまうこともあるでしょう。しかし、適当に書いた志望動機は、就活の合否や入社後の意欲にマイナスの影響を与えてしまう場合があります。
まずは、適当に書いた志望動機が、面接や就活に与える影響について見ていきましょう。

抽象的な志望動機やどの企業にも当てはまる志望動機を書いてしまった経験はありますか?

志望動機を書き始めたばかりの、夏季インターン選考のころは抽象的な志望動機を書いてしまった経験があります。選考を受けながら、徐々にそのような志望動機を改善していきました。
書類選考を突破しづらい
書類選考では、履歴書やESに記載されている限られた質問から、応募者の熱意や企業への適性が見極められます。志望動機を適当に書くと、重要なアピールの機会を逃してしまうことになるでしょう。
また、志望動機が思いつかないときに、抽象的でどの企業にも当てはまる志望動機を書いてしまう人も多く見られます。この場合は書類を完成させることはできても、採用担当者に「自社で本当に働きたいのか」といった疑問を抱かせてしまい、書類選考を突破しづらくなります。
なかなか書類選考を突破できなくて悩んでいる人は、次の記事を読んでみてください。書類選考を突破できない原因を解消しましょう。
ライバルとの差をつけられない
志望動機は、就活でほかの応募者との差をつけるチャンスです。適当に志望動機を書くと仕事への熱意が伝わらず、誰でも書けるような志望動機になってしまい、選考で埋もれてしまう可能性があります。
適当に書いた志望動機は、企業の魅力や具体的なエピソードを取り入れている志望動機と比べると、内容が薄く印象に残りづらいでしょう。
志望動機でライバルとの差をつけることができれば、「面接でもっと深い話をしてみたい」などと、採用担当者に興味を持ってもらえるきっかけになります。書類選考の段階からライバルと差をつけ、印象に残るようなアピールをすることが大切です。
自信がない印象を与えてしまう
適当な志望動機を書いても、次の選考に進める場合があります。しかし、志望動機が思いつかない人は、企業や自分に対する理解が不十分な状態です。面接で志望動機について深掘りされても、答えられない可能性があります。
面接では、企業に応募した理由や入社後に貢献したいことなど、志望動機から発展する質問が多くあります。しっかり考えた志望動機であれば、たとえ想定外の質問を受けたとしても、スムーズに答えられるでしょう。
一方で、適当に書いた志望動機では話の内容が薄くなり、自分自身も「合っているのかな……」と不安を感じながら話してしまいます。言葉に詰まったり説得力に欠けたりするなど、自信がない印象を与えてしまうのです。
入社後にミスマッチを感じやすい
企業理解が足りないまま志望動機を考えて合格しても、入社してから仕事内容や企業の雰囲気が自分のイメージと異なっていることに気付き後悔してしまうことも。
企業とのミスマッチを感じたままで仕事を続けると、モチベーションが上がらずになかなか仕事を覚えられなかったり、たくさんミスを起こしてしまったりと、仕事にやりがいを感じられない状態が続いてしまいます。
早期退職の可能性もあり、入社後のキャリアに影響を与えてしまいます。志望動機はいきなり考え始めるのではなく、まずは企業について入念に調べることから始めてくださいね。
面接経験者の視点から分析する「企業が志望動機を求める理由」
多くの企業が書類選考や面接の際に志望動機を求めています。そもそも、企業は志望動機から何を確認したいのでしょうか。
ここでは、面接経験者の意見を参考にしながら、企業が志望動機を求める理由についてご紹介します。

企業が志望動機を求めるのはどうしてだと思いますか?

企業への志望度を確認するためだと思います。企業への理解度や企業に入ってからやりたいことを詳しく聞くことで、志望度が高いかどうかを確認していると思います。

志望動機を求める理由は、その業界でどのような仕事をするかの確認と、入社後のギャップを防ぐためだと思います。

どれほどその企業で働きたいのか、その意欲を知りたいからだと思います。入社してすぐに辞められてしまうと、企業側の採用活動も無駄になってしまうため、どれだけ熱意を持って志望しているのか確かめたいのだと思います。
「この企業で働きたい」という気持ちの強さを見るため
企業は、「この企業で働きたい」という気持ちの強さを志望動機から判断しています。働きたい気持ちが強ければ、積極的に業務をおこなって企業に貢献してくれる人だ、と一つの判断材料にしているのです。
また、入社後にすぐに退職してしまう事態も起こりにくいでしょう。一度採用が決まった人がすぐに辞めてしまうと、再度、採用活動をおこなわなければなりません。追加の費用や時間がかかり、企業にとって大きな負担となります。
本当にその企業に入りたい気持ちがある人の志望動機は、具体的で熱意が伝わる内容になるはずです。一方で、本気度が低い人は抽象的な内容の志望動機になる場合が多いため、企業は応募者の本音を知るための一つの方法として、志望動機を求めています。
企業のことをどのくらい調べたかを間接的に知るため
企業は志望動機から、自社のことをどのくらい調べたのかを確認しています。企業の理念やビジョン、商品・サービスの特徴、他社との違いなどをしっかり把握していないと、説得力のある志望動機を書くことは難しいでしょう。リサーチが不十分な志望動機は、どの業界・企業にも当てはまる内容になりがちで、印象に残りづらいものになります。
一方で、企業について十分に調べたうえで書かれた志望動機は、企業への関心が強いことを証明できるため、好印象を与えやすいです。採用担当者は、「働きたい気持ちが強ければ、企業について深く調べてくるだろう」と考えるため、念入りな企業研究は面接攻略においてかなり効果的といえます。
同じ悩みを抱えていた先輩は多い! 志望動機が思いつかない原因はコレ
志望動機が思いつかないのは、就活において多くの人が経験する悩みです。志望動機が思いつかない原因がわかれば、適切な対処法を見つけることができます。
自分では気付いていなくても、実は企業に対する理解が不十分だったり、魅力的な志望動機を書きたい気持ちが強くて、難しく考えすぎたりしているのかもしれません。志望動機が思いつかないときには、まずは原因を探ってみましょう。
業界研究・企業研究が不十分
志望動機が思いつかないとき、業界・企業についての理解不足が考えられます。企業の魅力や特徴を知らないのに、志望動機を書くのは難しいですよね。
業界研究・企業研究が不十分なまま志望動機を書いてしまうと、独自性が失われて、ありきたりな内容になってしまいます。また、面接などで企業に関する質問をされても、答えられずに「志望度が低い」と評価されるリスクがあります。
業界研究・企業研究を十分におこなうことで、企業の魅力に気付けたり、自分と企業の相性を確かめられたりするメリットがあります。志望動機が思いつかないときには、業界・企業についてどのくらい理解できているのかを見直してみてくださいね。
企業研究が不十分で志望動機が思いつかなかった人の体験談

私は就活の選考がうまくいかず、就職エージェントを利用していました。しかし、紹介された企業に興味を持てず企業研究を積極的におこなわなかったために、志望動機が思いつかなかった経験があります。
企業ホームページ(HP)は必ず見るようにしていましたが、興味が持てなかったため、すべてを見ることはせず、説明会で言われたことをかき集めて志望動機を作成していました。別の角度からも、企業の魅力を探れば良かったと思います。

志望度が低かった企業については企業研究をほとんどしておらず、他社との違いもわかっていませんでした。それゆえに、実際にESを提出する際、うまく志望動機が書けなかった経験があります。
焦って、就活サイトに載っている先輩方の志望動機を参考にしながら書いてはみたものの、ありきたりな志望動機になってしまいました。たとえ志望度が低かったとしても、他社との比較の材料にもなるため、企業研究やインターンへの参加などはしておくべきだと考えます。
自己分析が不十分
自己分析が不十分な人も、志望動機が思いつかない状態に陥ることがあります。自己分析は、自分の興味や好きなもの、性格などを客観的にみるための方法です。やりたい仕事や向いている仕事の発見や、仕事において重視したいことの理解にもつながります。
自己分析が不十分だと、その企業に魅力を感じている理由や入社後の目標などが明確になりにくいでしょう。志望動機を考えるためには、まず自分に対する理解を深めることが重要です。自己分析が十分にできていれば、具体的かつ自分らしさが表れた志望動機になります。
自己分析は志望動機を作るだけでなく、自分の悩みや目標と向き合ってモチベーションを高めることにも効果的なので、ぜひ実践してみてくださいね。
待遇面にばかり魅力を感じている
給与が良い・休日が多いといった待遇面にばかり魅力を感じていると、仕事内容や企業の特徴に目を向ける機会が少なくなります。もちろん、給与や福利厚生は、就職先を選ぶうえで重要な要素です。
しかし、待遇面ばかりで企業そのものの魅力を理解できないでいると、志望動機が思いつかなかったり、内容が薄い志望動機になったりする原因になりかねません。ほかの業界や企業にも当てはまる志望動機になりやすいでしょう。
給与や年間休日など待遇面に魅力を感じていることは伝えつつ、その企業でしかできない仕事や叶えられない目標などの魅力を伝えられると、より採用担当者の心に残る志望動機になります。
難しく考えすぎている
志望動機が思いつかないとき、印象が良い志望動機にすることばかりに意識が向いていませんか。難しく考えすぎてしまい、志望動機が思いつかない場合もあります。印象にばかり気を取られると、志望動機が思いつかないだけでなく、本心で思っていない内容を書いてしまう可能性も。
志望動機は、企業に対して自分の働きたい気持ちを素直に伝えるためのものです。肩の力を抜いて、携わりたい業務や目指したい目標などを考えるようにしましょう。
志望動機の適切な書き方がわからない
志望動機をどのような構成や内容で書いたら良いのかわからない人もいますよね。完成形がイメージできていないために、志望動機が思いつかない場合があります。
働きたい気持ちが大きくても、志望動機の適切な書き方がわからなければ、曖昧な内容になりがちです。業界・企業研究、自己分析が十分にできていても、自分の気持ちをアピールできないともったいないですよね。
就活では、自分を上手にアピールするスキルも大切です。志望動機の作成をとおして、自分の考えを整理しつつ、言葉にする方法を学んでおきましょう。志望動機の構成については記事内で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
志望動機が思いつかなくて悩んだ経験を教えて!

志望動機をどのように書いたら良いのかわからず、悩んだ経験はありますか?

夏のインターン応募時に、志望動機について悩みました。まだ業界や企業の理解度が高められていなかったことが理由で、志望動機を書くときに困ったのだと思います。

夏季のインターン選考など、就活を始めたばかりのころは志望動機の書き方がわかりませんでした。どのような志望動機が選考に通りやすいのかまったくわからず、なかなか完成しなかった経験があります。
心から「働きたい」と感じる企業ではない
応募する企業に対して、心から働きたいと感じていない場合、志望動機を考えるのは難しいでしょう。興味はないけれど、内定の可能性を増やすために多くの企業を受けていたり、周囲に勧められたりした企業なら、心から働きたいと思えないのも当然ですよね。
志望度が低い企業の志望動機は、自然と内容が薄くなり、企業研究や自己分析にも身が入らないことが多いです。
どうしても志望動機が思いつかないときには、本当にその企業で働きたいと思っているのかを考えてみてください。志望度が高い企業の志望動機は、自然と思いつく場合が多いため、志望動機が思いつかないときには企業選びから見直すことも一つの方法です。
「志望動機が思いつかない」から脱出しよう! 先輩たちも実践した8つの対処法
志望動機が思いつかないときに試したい対処法8選
- 企業研究・業界研究で特徴を知る
- 自己分析で自分への理解を深める
- 企業説明会に参加する
- インターンに参加する
- 仕事に対するこだわりや目標を明確にする
- OB・OG訪問をする
- ほかの企業との違いを探す
- 例文を参考にする
志望動機が思いつかない原因がわかったところで、具体的な対処法を紹介します。企業や自分への理解を深めたり、インターンに参加して職場の雰囲気を感じたりするなど、適切に対処すれば志望動機を書けるようになりますよ。
単に志望動機を書けるようになるだけでなく、自分に合った企業を見つけられるメリットもあります。はじめに、志望動機が思いつかなくて悩んだことがある先輩たちが、どのように解決したのかを見ていきましょう。
志望動機が思いつかないときの対処法を教えて!

企業について、面接で深掘りされても自信を持って答えられる情報や要素があれば、それを志望動機にするように活用していました。企業の魅力などから志望動機が書けないのであれば、自分の強みにフォーカスして、それが活かせそうだからという視点に変えるなどの工夫をしていました。
志望動機が思いつかないということは、「自分はその企業に興味がない」という可能性もありますが、志望動機を書き慣れていない可能性もあります。後者であれば、ほかの学生の志望動機を見たり、キャリアセンターに相談したりして、まずは志望動機を作ってみることが解決への近道だと思います。

志望動機が書けないのは自分がどんなことを経験してきたのかがまとめられていない状態でもあるので、私は志望動機を作る前に、一度自己分析をおこなうようにしました。
また、就職情報サイトをチェックし、先輩就活生が書いたESを参考にして、「こんな構成にしてみよう」と完成形をイメージしてから書くように工夫しました。このように、「志望動機が思いつかない」という状況を、自己分析をすることと、就活情報サイトで情報収集をすることで解決できたと思います。
①企業研究・業界研究で特徴を知る
志望動機が思いつかないときには、志望する業界や企業の特徴を知るために、企業研究・業界研究をおこないましょう。企業研究・業界研究には、その企業ならではの魅力やほかの企業と異なる強みが見えてくるメリットがあります。その企業に魅力を感じる明確な理由がわかれば、説得力のある志望動機が書けるはずです。
業界研究でチェックする項目
- 業界の特徴
- 提供している商品やサービス
- 最近のニュース
- 業界の中で有名な企業
- 業界の中で気になる企業
企業研究でチェックする項目
- 企業理念
- 企業の歴史
- 商品、サービスの特徴
- 業績
- 社風
- 他社との違い
- 平均年収
業界研究・企業研究の進め方は、以下の記事で詳しく解説しています。効果的な進め方を体験談付きで紹介しているので、業界研究・企業研究をおこなうときの参考にしてください。
企業分析のやり方と活用方法
企業分析の4つの極意|経験者に聞く効果的なやり方と活用方法
企業分析ノートの作成法
企業研究ノートのお手軽作成法|就活生直伝の目的別テンプレも紹介
業界研究のやり方とコツ
役立つ業界研究をするには? 経験者が実践したやり方とコツを大公開
②自己分析で自分への理解を深める
志望動機を作成するには、業界・企業研究とあわせて自己分析も欠かせません。自己分析をおこなうと、自分の興味や価値観などがわかるようになり、企業に魅力を感じる理由や入社後の目標が明確になります。自分への理解は、企業への理解にもつながるのです。
自己分析でわかる自分の特徴
- 興味があること
- 苦手なこと
- 長所・短所
- こだわり
- やりがいを感じた場面
- 努力したこと
自己分析をおこなったら、企業との接点を探しましょう。
たとえば、自己分析で「人の喜ぶ顔を見るのが好き」と認識できた人が、企業の「お客様に満足してもらうために高品質なサービスを提供し続ける」という目標に共感した場合には、以下のような志望動機が考えられます。
例文
私は人の喜ぶや驚いた顔を見るのが好きで、御社が提供するサービスは、多くのお客様に喜びや新しい発見を届けていることに魅力を感じました。入社後は、お客様一人ひとりに向き合うことで、サービスの満足度の向上に貢献したいです。
このように、自己分析の結果から、企業の魅力と入社後の目標を含めた志望動機が作成できます。企業研究・業界研究・自己分析は、志望動機を作成するときには必ず実践してくださいね。
先輩たちに聞く! 自己分析が志望動機にもたらす効果とは?

自己分析をおこなったうえで志望動機を書くようにしていました。志望動機を自己分析なしで書いてしまうと、結局自分の何をアピールすべきかがわからなくなって内容が薄くなってしまうので、「自己分析をする」→「志望動機を書く」という流れを徹底するようにしていました。
私の場合は自己分析の結果から、他者に貢献すること・将来的に起業をするための成長意欲が強いことに気付き、この2つが実現しそうな仕事を選んで志望動機を書いていました。
以下の記事では、自己分析を就活に活かす方法について体験談付きで解説しています。自己分析で自分の強みを知り、就活でアピールしましょう。
③企業説明会に参加する
企業説明会は、自分で企業HPを見るだけでは気付けない、他社との違いや優れている点、企業の雰囲気などを知る絶好の機会です。実際に参加した企業説明会で感じたこと・印象に残ったことを志望動機に取り入れると、具体的な内容になります。
また、企業説明会への参加経験があることが伝われば、選考前から企業についてリサーチして、実際に行動に移している姿勢も評価されるでしょう。
企業説明会には、さまざまな企業が複数集まる合同説明会から、選考の一環として実施されるものなどがあります。興味がある企業の説明会に参加したいときは、企業HPから情報を探してみてくださいね。
以下の記事では、企業説明会で役立つ質問例を紹介しています。何か質問をしたいけれど具体的な内容が思いつかないときや、印象に残る質問をしたいときの参考にしてください。
④インターンに参加する
インターンは、企業の実際の業務や社風に触れられる貴重な機会です。インターンに参加することで、仕事内容や企業に対する理解が深まったり、職場の雰囲気がわかったりするメリットがあります。志望動機が思いつくきっかけにもなるでしょう。
また、自分のスキルが役に立ちそうな分野や目標にしたい人が見つかり、入社後のイメージが湧きやすくなる効果もあります。
さらに、インターンでほかの就活生と交流して、就活における情報や悩みを共有できることで、モチベーションの維持にもつながります。ここで、就活を経験した先輩たちに、インターンに参加した内容を志望動機に書いたことがあるのかを聞いていきましょう。

実際にインターンに参加して感じたことを中心に、志望動機を書きました。具体的には、インターンで先輩方が何度も繰り返し言っていたこと、先輩方の仕事に取り組む姿勢や企業に働いている人全員が代々受け継いでいる考え方などです。
インターンでは実際に仕事をするので、学ぶことや発見がたくさんあります。会社説明会で先輩方が話していたことが、実際にインターンで体験してみることでわかりました。

私は、志望動機の中に、インターンを通じて気付いた他社よりも優れている点に言及したり、企業に属している社員の方々と一緒に働きたい、という思いを取り入れたりしました。インターンでは業務内容を深く知れるので、他社との比較でなぜこの会社を選んだのかを伝えることを意識していました。
また、インターンに参加することで、社員の方々の雰囲気を実際に感じることができたので、その内容も入れていました。
インターンに参加する目的を見つけられない人は、以下の記事を読んでみてください。インターンの種類や期間についても紹介しているので、興味がある人は積極的にインターンに参加しましょう。
インターンでは、企業に質問する時間が設けられている場合が多く、業務内容や企業の強みなどの気になる点を先輩社員に直接聞くことができます。以下の記事では、インターンでのおすすめの質問を紹介しています。
⑤仕事に対するこだわりや目標を明確にする
志望動機を考えるときは、仕事に対するこだわりや目標を明確にしましょう。これらを明確にするには、アルバイトや部活動、大学の授業など、今までの経験でやりがいを感じた場面や目標を思い浮かべます。
自分の考えを整理して、「仕事において○○を大切にしたい」「○○の業務に携わりたい」「○○のポジションに就きたい」といった、こだわりや目標を明確にします。仕事に対するこだわりや目標が曖昧だと、どのような業界・企業で働きたいのかがわからず、志望動機を考えるのが難しくなりがちです。
入社後のビジョンが明確になれば、選考の際に企業に伝えたい内容がスムーズに思いつき、あなたの熱意が伝わる志望動機を作れるでしょう。
⑥OB・OG訪問をする
OB・OG訪問では、企業で実際に働く先輩社員からリアルな情報を聞くことができます。企業の採用ページや説明会だけではわからない、具体的な仕事内容や職場の雰囲気、企業が求める人材などを知れるため、志望動機を作成する際の大きな材料となります。
たとえば、社員がどのような姿勢で仕事に向き合っているのか、企業に対する改善案や不安な点など、実際に働いている人にしかわからない情報を聞けるでしょう。
また、OB・OG訪問で先輩社員から話を聞くことで、自分の将来像を具体的にイメージすることもできます。「この先輩のように仕事を楽しみながら成長したい」といった前向きな目標が生まれることも多いです。
OB・OG訪問での先輩社員へのおすすめの質問
- 1日の仕事の流れや業務内容について教えてください
- 仕事でやりがいを感じるのはどのようなときですか?
- 企業の課題は何だと思いますか?
- ほかの企業にはない強みは何だと思いますか?
- どのような雰囲気、タイプの人が多い職場だと感じていますか?
この記事では、OB・OG訪問の経験者は、実際にどのような質問をしたのかを紹介しています。質問例や流れを知って、OB・OG訪問で実践してみてください。
⑦ほかの企業との違いを探す
志望動機が思いつかないとき、志望する企業とほかの企業の違いがわからず、書く内容が見つかっていないのかもしれません。似たような商品・サービスを提供していても、ターゲットや使いやすさ、価格など異なる点があるでしょう。企業の持つこだわりにも違いがあるはずです。
志望する企業とほかの企業との違いは、企業独自の特徴や他社にはない強みを理解することにつながります。競合企業と比較して優れている点や力を入れている点を知って、志望動機に深みを持たせましょう。
採用担当者も、他社ではなく自社を選ぶ理由が明確な応募者に対しては志望度が高いという印象になり、高評価になる傾向にあります。
⑧例文を参考にする
志望動機が思いつかない人は、志望動機の完成形をイメージできていない可能性があります。
志望動機が思いつかないときには、例文を参考にするのも一つの方法です。記事内でも志望動機の例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。参考例があると、どのように書き進めれば良いかが明確になり、志望動機をスムーズに作成しやすくなります。
ただし、あくまでも例文は参考程度に留め、今までの経験を活かしながら、自分なりの言葉で志望動機を作成することが大切です。
こんな志望動機は要注意! 思いつかないときの失敗談から学ぶNG行動
志望動機がなかなか思いつかないとき、焦って適当に書いてしまうと、選考に大きな影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、志望動機が思いつかないときにやりがちなNG行動を紹介します。はじめに、志望動機が思いつかなくて適当に作ってしまい、後悔した経験がある先輩たちのエピソードを聞いていきましょう。

志望動機が思いつかなくて焦って提出してしまい、書類選考で落ちたことがあります。志望度が高く、夏のインターンにも参加していたので、書類選考で落ちたことはとても残念でした。
その際に書いた内容は、ありきたりでほかの企業でも使えそうな内容でした。企業らしさがまったくなく、ほかの企業と差別化できていなかったことが選考で落ちた理由なのかなと思います。また、自分の就活の軸と志望した先がミスマッチだったのも原因の一つかもしれません。
せっかくインターンに参加するなら志望動機に活かそう
今考えるなら、インターンで学んだことやほかの企業との違いについて書いておけば良かったと思います。夏のインターンにも参加していても、志望動機などの書類が雑になってしまうと書類選考の段階で落とされてしまうのだとわかりました。

私は本選考の申し込みで内容の薄い志望動機を書いてしまって、面接の際に突っ込まれてしまった経験があります。上場企業の一次面接で、時期的に忙しく適当に書いた志望動機で挑みました。
時間がなく、自分の過去を振り返って志望動機を作成することができず、面接でうまく答えることができませんでした。結果として一次面接で落ちてしまって、悔しい結果になりました。
「なぜ」の深掘りが重要
ほかの会社との差別化やなぜその企業を受けているのかといった理由付けがうまくおこなえていなかったため、不採用に至ってしまったと思います。
インターンでMVPを頂いていることもあり、適当に書いてしまったことを反省しています。中途半端に志望動機を作ってしまうと後々苦しくなるので、気を付けましょう。
「この企業ならでは」の視点がない
どの企業にも当てはまりそうな志望動機を書いてしまうと、採用担当者の印象に残りづらいです。たとえば「企業の将来性に魅力を感じました」「スキルを活かして挑戦したいです」といった表現は、一見前向きに感じるものの、どの企業にも当てはまる可能性が高い志望動機です。その企業で働きたい思いが伝わらなくなってしまいます。
志望動機に企業の独自性や自分との共通点を含めることで、説得力がある内容になります。あなたが「この企業で働きたい」と思っているように、企業にも「この人を採用したい」と思ってもらわなければなりません。自分に興味を持ってもらうためには、まずあなたが企業への理解を深めてその企業にしかない魅力を探しましょう。
具体性に欠けている
志望動機が抽象的だと、企業への本気度が伝わりづらくなります。たとえば「社会貢献に興味がある」「人の役に立てる仕事がしたい」といった内容は具体性に欠けています。志望動機を具体的にわかりやすく書くことで、内容が濃くなり、ほかの応募者との差別化にもつながるでしょう。
具体的な志望動機にするには、今までの経験や価値観と、企業との結びつきを考えてみてください。たとえば、家庭教師のアルバイト経験がある人が、企業の「生徒一人ひとりの可能性を引き出す教育方針を大切にしている」という方針に共感した場合には、以下のような志望動機が考えられます。
例文
私は、企業理念への共感と、自分にとってのやりがいを御社の業務を通して実現できるという2つの点から、志望いたしました。
私は家庭教師のアルバイトをしており、生徒が苦手な教科を克服して、「先生のおかげ」と言われたときに大きな達成感を感じます。この経験から、自分にとってのやりがいが「目の前の生徒のポテンシャルを引き出すこと」だと気付きました。
そのため御社の、「生徒一人ひとりの可能性を引き出す教育方針」を理念にしている点に魅力を感じています。私の経験を活かし、多くの生徒に喜びと成長を届けたいと考え志望いたしました。
志望動機が思いつかないときには、今までの経験を振り返って志望動機に取り入れられるエピソードがないかを探ってみましょう。
志望動機の裏付けがない
志望動機の裏付けがないと、内容が薄くなり、説得力に欠けてしまいます。たとえば「御社のサービスに共感しました」とだけ伝えても、理由やエピソードがなければ採用担当者には響きません。なぜサービスに共感したのか、自分のどんな経験と結びついているのかを述べることで、信憑性がある志望動機になります。
志望動機の裏付けは、自己分析をおこなって、好きなものや興味があるものにまつわるエピソードを利用すると良いでしょう。たとえば、本が好きな人が出版業界を志望する場合には、このような志望動機が考えられます。
例文
私は幼い頃から本が大好きで、さまざまな物語に触れ、感動や学びを得てきました。そのなかでも、御社が出版している書籍の中には、私自身が読んで心を動かされた作品も多くあります。
近年は、特殊な印刷技術を用いて物語を演出する装丁への取り組みや、海外へ漫画を広めるための事業もおこなっているとのことで、入社後に機会をいただけたら、ぜひ携わりたいと思っています。
より多くの人に感動を届けるお手伝いをしたいと思い、志望いたしました。
このように結論にエピソードを添えることで、企業について十分リサーチできており、論理的に説明できる人材だと評価されやすくなります。
福利厚生・給与を重視しすぎている
年間休日が多い、給与が高いといった好条件は魅力的ですよね。もちろん、福利厚生や給与も仕事をするうえで重要な要素です。しかし、福利厚生・給与を重視しすぎてしまうと、企業の商品やサービスには興味がないと思われてしまいます。業界・企業研究が不十分だと判断されかねません。
志望動機で待遇面に触れること自体は問題ないので、全体のバランスを考えて、志望動機の内容は仕事内容や企業の特徴、入社後に達成したいことなどを中心にしましょう。 福利厚生・給与に魅力を感じて志望した場合でも、ほかにも企業の魅力がないか、企業研究や自己分析をおこなって探してみてください。
例文の志望動機をそのまま使用する
インターネットや就活本には、志望動機の例文が掲載されています。このような例文をそのまま使用するのは避けましょう。採用担当者は多くの応募書類を見ているため、よくある表現の志望動機はすぐに見抜かれてしまいます。また、インターネット上の例文には、応募者自身の経験や考えが反映されていないため、内容が薄くなり印象に残りにくいでしょう。
あくまでも例文は参考として活用し、なるべく自分の原経験や企業研究の結果を取り入れるように意識しましょう。ほかの人が考えた志望動機例文と、あなたが真剣に考えた志望動機には、内容の充実度や真剣さの面で差が表れるはずです。面接で志望動機について深掘りされても、自分が体験したことであれば回答に困ることも少なくなります。
多少言葉が拙くなったとしても、自分なりの言葉で素直に伝えることを第一に志望動機を作ってみてくださいね。
志望動機が思いつかないときは枠組みから考える! 先輩直伝の構成は?

志望動機が思いつかないとき、いきなり文章を作ろうとすると行き詰まってしまう場合があります。そんなときは、志望動機の枠組みから考える方法がおすすめです。志望動機の構成を決めておくことで、どのように内容を展開すれば良いかが見えやすくなり、スムーズに作成できるようになるでしょう。
はじめに、志望動機の作成経験がある先輩たちは、どのような構成を用いて志望動機を書いたのかを見ていきましょう。

「結論」→「自分の長所を絡めたエピソード」→「(字数が余れば)企業に入ってからの目標」の順で書いていました。
この構成を意識した理由は、結論ベースに書くと読んでいる人にも伝わりやすいと学んだことがあったからです。そのため、まずは結論を書いて、自分が伝えたいことは何なのかをアピールしていました。
また、自分の長所を絡めたエピソードを作成した理由は、企業に惹かれた点を自分の長所が活かせるからと書きたかったからです。「なぜその企業じゃないとだめなのか」を伝えるために作成していました。

私の場合は「結論」→「インターンなどの経験から得たこと」→「目標」という構成で作成しました。
まず、最初に結論を書くことはとても大切なことだと思います。結論を最後に持ってくると、読んでる人にとっては長々して読みづらいと感じる可能性があるからです。結論は簡潔に最初に書くことを意識していました。
次に、インターンなどで学んだことを書いていました。これはインターンに参加していない、ライバルに差をつけることができる部分と考え、書いていました。最後に、もし企業に入社できた時の大きな目標を書いていました。
以下の記事では、志望動機の構成について詳しく解説しています。内定者のアドバイス付きの例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
①その企業で働きたい理由
志望動機の冒頭は、採用担当者が最初に目にする部分です。冒頭で興味を持たれなかったら、最後まで読んでもらえない可能性があるため、はじめの一文は最も重要な部分といえます。
まずは「その企業で働きたい理由」を端的にわかりやすく述べましょう。企業の採用担当者は、数多くの応募書類を目にするため、少しでも注目される一文を作ることが大切です。たとえば、「私は、御社の○○という強みが自分の価値観と深く一致していると感じ、志望いたしました」といった形で、具体性を持たせると効果的です。
志望動機の書き出しについて、より深く学びたい人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。この記事では、志望動機の書き出しで意識するポイントや例文について紹介しています。
②志望理由の根拠となるエピソード
「その企業で働きたい理由」を述べたあとは、理由の根拠となるエピソードを付け加えることで、志望動機に説得力を持たせられます。「働きたい」という表現だけで、根拠となるエピソードがない場合、内容が薄い志望動機になってしまいます。
たとえば、「学生時代に取り組んだサークル活動で、○○の重要性を学びました。この経験が、御社の○○に共感した理由です」といった形で、今までの経験と企業の特徴、魅力を結びつけます。
その企業で働きたい理由と志望理由の根拠となるエピソードを書いたあとは、結論部分とエピソードが違和感なくつながっているかを確認してください。エピソードは結論部分に説得力を持たせる役割があるので、辻褄があう内容になっていなければなりません。
③入社後の目標・貢献できること
志望動機の締めくくりとして、入社後の目標・貢献できることを述べます。入社後のビジョンを具体的に述べることで、自分のスキルや経験を企業でどのように活かせるのかが伝わり、企業にとってメリットがある人材だと証明できます。
たとえば、「これまでの○○の経験を活かし、新しいサービスを作り出したいです」といった形で、自分の経験と企業のニーズを結びつけましょう。入社後の目標・貢献できることには数字を取り入れた内容にすると、イメージが湧きやすくなります。○年以内に達成、○%の向上など、具体的に説明できるとベストです。
志望動機の冒頭から締めくくりまで、一貫した前向きな内容で、採用担当者に「一緒に働きたい」と思わせることを心掛けましょう。
志望動機の締めくくり方は、以下の記事で詳しく解説しています。
志望動機が思いつかないときに役立つ例文5選
志望動機の例文5選
志望動機が思いつかないときは、例文を参考にする方法もあります。例文から完成形をイメージして、自分の言葉でオリジナルの志望動機を考えてくださいね。
ここでは、企業理念への共感や、志望企業の製品・サービスへの思い入れなど、志望動機の軸として考えやすい話題に関する例文を紹介します。はじめに、例文を参考にして志望動機を書いたことがある、経験者の話を聞いていきましょう。

最初はどのように書いたら良いのかわからなかったので、就活本に書かれていた例文を参考に作成していました。例文を参考にして良かった点は、初めて書く志望動機でもスラスラ書けたことです。
はじめて書く場合は自分の文章に自信が持てずに、思いつかないと諦めてしまうこともあると思います。例文があることで、志望動機を書きたくない気持ちを軽減することができたので、まずは例文を参考にして書いてみて、慣れてきたら自分で変えてみるのが良いと思います。

例文を参考にして書いた経験があります。私が就活を始めてすぐは周りに情報がなかったので、参考書やワンキャリアなどで過去の例文を用いて書き進めていました。
例文を使用することによって、自分1人で進めていくよりも効率的に書き進めることができたので、参考にして良かったです。また、例文を参考にして書くことで綺麗な構成に仕上がり、面接や書類選考など志望動機が必要になるタイミングで良い結果を得ることができました。
以下の記事では、業界・職種別に志望動機の作り方や例文を紹介しています。志望する業界や職種に当てはまる人は、例文を参考にして熱意が伝わる志望動機を作ってくださいね。
IT業界の志望動機の例文
IT業界に刺さる志望動機の作り方|内定者の体験談と12例文付き
営業職の志望動機の例文
営業職の志望動機例文32選|営業経験者に書き方のコツを直撃
商社の志望動機の例文
内定者が伝えた商社の志望動機を大公開! 例文13選と考え方を解説
事務職の志望動機の例文
事務職の志望動機例文25選|伝わる志望動機の作り方を内定者が伝授
例文1:企業理念に惹かれた
企業研究をおこなって、企業理念に惹かれる就活生も多いでしょう。「企業理念に惹かれた」といった理由で志望動機を書くときは、自分の経験や価値観を企業理念と結びつけることが大切です。
例文
御社の「誰もが安心して暮らせる社会を作る」という企業理念に共感し、志望いたしました。
私は地域の高齢者を支援するボランティア活動をおこなった経験があり、安心できる環境が高齢者の人々にとってどれほど大切なのかを学びました。
この経験をきっかけに、人々の生活を支える仕事がしたいと思い始め、御社のホームケアサービスが高齢者の方々の生活を支え、家族の安心につながっている点に魅力を感じています。入社後は、今までの経験を活かし、利用者のニーズに応える新しいサービス作りに挑戦したいです。
例文2:企業の商品・サービスに惹かれた
企業の商品やサービスがきっかけで、その企業で働きたいと思う場合もありますよね。商品やサービスに惹かれてその企業に応募する場合は、商品のどの部分に惹かれたのか、なぜ惹かれたのかを明確に述べることが大切です。
例文
御社の保温ボトルを使ったとき、その使いやすさと保温性の高さに驚きました。このボトルは、飲み物を長時間適温に保つだけでなく、デザイン性も優れており、日常生活に欠かせないアイテムとして多くの人に支持されていると感じています。
私は大学で環境問題について学び、持続可能な生活を実現するために何ができるのかを考え、エコバッグやマイボトルを積極的に利用しています。御社の保温ボトルは人々の生活を快適にするだけでなく、環境にもやさしい商品という点に、共感しました。
入社後は、商品開発やプロモーション活動を通じて、人にも環境にもやさしい商品を顧客に届けたいと考えています。
例文3:社風に惹かれた
社風に惹かれた場合は、きっかけとなった体験に基づいて、自分の価値観と社風がどのように一致しているのかを示すことが重要です。企業の雰囲気が良さそうといった抽象的な表現では「雰囲気が良ければどの業界でも良いのではないか」という印象を与えかねないからです。
例文
御社の会社説明会で、社員の方が「失敗を恐れず挑戦できる職場」と仰っていたのが印象に残っており、志望いたしました。チームで話し合いながら新しい企画を作り上げていく様子を聞き、そのような環境で成長したいと思っています。
私は大学のサークル活動で、新しいイベントを企画するリーダーを経験しました。メンバーの意見を合わせるのが難しい場面もありましたが、諦めずにメンバーと話し合い、アイデアを出し合うことでイベントを成功させることができました。
この経験を活かし、御社でも挑戦する心を大切に、積極的に企画開発をおこないたいと考えています。
例文4:先輩社員の人柄に惹かれた
企業説明会やインターン、OG・OB訪問などで、先輩社員と交流できる機会があります。先輩社員の人柄に惹かれて、「一緒に働きたい」と思う就活生もいるでしょう。志望動機を書くときには、交流で得た印象や気付いたことを具体的に述べると、志望動機にリアリティが生まれます。
例文
御社のインターンに参加した際、社員の皆様が一丸となって課題に取り組む姿がとても印象的でした。特にグループワークでリーダーを務めていた〇〇さんが、ほかのメンバーの意見を丁寧に聞きながら、自分の考えをわかりやすく伝えて議論を進めていた姿が心に残っています。
その姿から、御社では社員一人ひとりが尊重され、成長できる場であると感じました。私も大学で地域のお祭りを活性化するためのプロジェクトに参加し、リーダーとしてみんなの意見をまとめ、協力しながら成功させた経験があります。このとき、意見を尊重し合うことの大切さを学びました。
御社でも、周囲とのコミュニケーションを大切にし、切磋琢磨して成長していきたいです。
例文5:人の役に立てる仕事がしたい
「人の役に立ちたい」という志望動機は抽象的になりやすいですが、過去の具体的な経験や企業の事業内容を絡めることで、深みのある内容に仕上がります。
例文
私は、人々の生活を支える仕事に大きなやりがいを感じています。学生時代、授業の一環で高齢者の支援をおこなった際、「ありがとう」という感謝の言葉をいただき、自分の行動が誰かの役に立つ喜びを実感しました。この経験を通じて、人々の生活をより便利にする仕事に携わりたいと思うようになりました。
御社は宅配サービス事業において、買い物が困難な高齢者や共働き世帯の悩みに寄り添っています。そのサービスが日々の暮らしを支え、多くの人々の生活を豊かにしている点に強く惹かれました。
入社後は宅配サービスのさらなる利便性の向上や地域への浸透を図る新しい企画に挑戦し、より多くの人々の役に立ちたいと考えています。
「志望動機が思いつかない」悩みを解決して採用担当者の心をつかもう
「志望動機が思いつかない」という悩みは、多くの就活生が経験しているものです。志望動機が思いつかなくて、適当に書きたくなることもあるでしょう。しかし、志望動機を深く考えずに適当に書いてしまうと、不採用につながったり、入社後にミスマッチを感じたりするおそれがあります。
志望動機が思いつかないときには企業研究や自己分析をおこない、その企業にしかない特徴を探すことで、悩みを解決できます。志望動機が思いつかない状況をマイナスに捉えるのではなく、自分と企業と向き合える絶好の機会と捉えてください。自分や企業について理解したうえで志望動機を書いて、採用担当者の心をつかみましょう。

就活において、採用担当者は志望動機から意欲やこれからの活躍、企業への貢献の可能性を確認します。もちろん「入社意欲の高い人と一緒に働きたい」というのは言うまでもありませんが、ミスマッチを防ぎ、自社で活躍してほしい、幸せになってほしいという背景があります。
「志望動機が思い浮かばない……」と悩んでいる人は、そもそも、どうしてその企業に応募しようと思ったのか考えてみましょう。もし、その会社でやりたいことがない、活躍・貢献できるイメージが持てない、キャリアビジョンが描けない、というようであれば「応募しない」という選択もあります。
「応募したい」と思ったなら、何か1つでもそう思わせた理由があるはずです。今一度企業HP、募集サイトなどを確認しながら、「その会社にどうして入りたいと思ったのか」「何をしたいのか・何ができるのか」「どう成長したいのか」をじっくり考えてみましょう。そこで気付いた企業と自分の接点を志望動機に盛り込んでいくのです。
文章の組み立てが苦手なら例文やアドバイスを活用!
併せて、文章作成が苦手という場合には、自分の中で“型”を用意しておくのも手段の一つです。例文はたくさん存在するので、まずはそれを参考にしてみてください。使い回すのではなく、志望企業に合わせて、自分の言葉で思いを伝える、エピソードを盛り込む、成長・活躍イメージを持ってもらえるよう仕上げるというのはお忘れなく!
また、一人で悩まず、キャリアセンターに相談し、アドバイスを得ることもおすすめします。その際もただ「志望動機の作り方を教えてほしい」という姿勢で相談するのではなく、どうして応募しようと思ったのか、何に悩んでいるのか等をしっかり伝えられるように準備をしましょう。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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インターンシップの志望動機には、どの企業でも当てはまりそうな内容を書いていました。インターンの選考段階だったので、ES自体は通過したこともありました。