グループ面接で聞かれること39選! 回答例や内定者の経験談も紹介

この記事の編集責任者:伊東 美奈

絶対知っておきたい! グループ面接で聞かれること39選 ライバルに差を付ける秘訣も公開

目次

グループ面接で聞かれることってなに? 質問を知って対策を進めよう! 

グループ面接はほかの学生とその場で比較されるため、「個人面接より緊張してしまう」という人も多いのではないでしょうか。

しかし、グループ面接で聞かれることと個人面接で聞かれることには、それほど大きな違いがありません。そのため、しっかり対策をしてからグループ面接に臨むことができれば、スムーズに通過する可能性が高いと言えるでしょう。

今回は、グループ面接でよく聞かれることや回答例、グループ面接ならではの特徴について、内定者のアドバイスを交えて紹介していきます。どのようなポイントを押さえて臨めば良いのかも解説しているので、初めて挑戦する人や苦手意識がある人はぜひ参考にしてみてください。

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グループ面接とは|流れや個人面接との違いをチェック!

グループ面接とは、一度に複数名の学生が参加する面接形式のことです。対面とオンラインの場合があり、一般的には候補者が多い選考の序盤でおこなわれます。5名程度の学生に対し、1〜3名程度の面接官が質問をしていく面接形式です。

ここからはさらに詳しく、グループ面接の流れや個人面接との違いを解説していきます。グループ面接の流れでは、対面とオンラインの場合それぞれについて紹介しているので、2つの違いにも注目してみてください。

グループ面接の流れ

対面の場合とオンラインの場合に分けて、一般的なグループ面接の流れを紹介していきます。まずは、対面の場合の流れです。

対面のグループ面接の流れ

  1. 面接会場に到着したら受付を済ませる
  2. 人事からの指示があるまで待機する
  3. 人事の指示を受けたら先頭の人がドアをノックし、「失礼します」とあいさつをして入室する
  4. 最後に入室する人はドアを閉めてからあいさつをする
  5. 先頭の人から順に椅子の前に立ち、面接官の指示を受けてから着席する
  6. 自己紹介を1人ずつおこなう
  7. 面接官から質問を受けた学生がそれぞれ回答する
  8. 学生側から逆質問をする
  9. 面接が終了したら、「ありがとうございました」とお礼を述べ、退室する
  10. 最後に退室する人は面接官に会釈してドアを閉める

次に、オンラインの場合の流れを紹介します。オンラインの場合は面接の前日までに、面接で使用するPCのカメラとマイクの設定をしておきましょう。

オンラインのグループ面接の流れ

  1. 面接開始3~5分前になったら人事から事前に共有されていたオンラインミーティングルームへ入室し、面接官を待たせないように待機しておく
  2. ほかの学生や面接官が入室してきたら、あいさつをする
  3. 学生と面接官がそろったら、1人ずつ自己紹介をする
  4. 面接官から質問を受けた学生が回答していく
  5. 面接官からの質問がすべて終わったら、学生側から逆質問をする
  6. 面接が終了したら、「ありがとうございました」とお礼を述べ退室する

対面とオンラインの違いは、事前にPCの設定をしておく必要があるかや、入室するタイミング程度です。どちらのパターンのグループ面接であったとしても、あいさつなどのマナーは忘れないようにしましょう。

個人面接との違い

続いて、グループ面接と個人面接の違いを紹介していきます。グループ面接と個人面接の違いは、大きく分けて下記の5点です。

個人面接とグループ面接の違い

  • 個人面接は1人で参加するのに対し、グループ面接は複数人の学生と一緒に参加することになる
  • 個人面接よりグループ面接のほうが、1人あたりの回答時間が短い
  • グループ面接ではその場で複数の学生と比較される
  • グループ面接ではほかの学生の回答に対して、意見を求められる場面がある
  • グループ面接では時間が限られているため質問に対して深掘りされることが少ない

つまり、個人面接に比べてグループ面接は1人あたりのアピール時間が少なく、タイミングも限られるということです。そのため、簡潔な回答をしながらも、ほかの学生よりも印象が残る内容を伝える必要があります。

グループ面接に臨む前に、グループ面接ならではの対策もしっかりおこなって、自信を持ってアピールできるようにしておきましょう。

グループ面接経験者に聞く面接全体の流れ

HR team PLUS編集部

グループ面接をしたとき、どのような形式・流れで選考が進んでいきましたか?

M・W 学習院大学

私が参加したグループ面接は、ほとんどオンラインでの実施でした。流れとしては、全員共通の質問が3つほどあり、そこから気になった部分を各自深掘りされる形です。

K・G 名古屋市立大学

オンラインでのグループ面接がほとんどだったと思います。それぞれの学生にガクチカを聞いて終わりでした。

D・T 千葉大学

オンラインのグループ面接が多かったです。最初に1人ずつ自己紹介し、自己紹介についての深掘りやガクチカを聞かれる流れでした。

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知っておきたいグループ面接ならではの5つの特徴

ある程度グループ面接の概要や流れがわかったら、グループ面接ならではの特徴をより具体的に知っていきましょう。ここでは、大きく分けて5つの特徴を紹介していきます。グループ面接ならではの特徴を知っておくことで、はじめてグループ面接に参加するときも落ち着いて対応できるはずです。

また、現役就活生が語るグループ面接ならではの特徴も紹介するので、合わせて参考にしてください。

①回答時間が短い

グループ面接ならではの特徴の1つ目は、回答時間が短いことです。個人面接では、1人の学生に対して30〜60分程度の時間をかけて質問と回答を繰り返します。それに対し、グループ面接では、1人あたりにかけられる平均時間が10分程度と言われています。

10分という時間の中で仮に3つ質問をされるとしたら、1問あたり約2〜3分程度の回答時間しかもらうことができません。このように、かなり限られた時間の中で、自分をアピールする回答をする必要があります。

そのため、グループ面接で自分なりに納得できる回答を面接官に伝えられるよう、事前にしっかり対策しておくことが重要です。

②回答者の順番や決め方は企業によって違う

グループ面接ならではの特徴の2つ目は、回答者の順番や決め方が企業によって違うことです。グループ面接での回答順は、座った順やエントリー順、名前の順など、さまざまな順番で指名される可能性があります。また、規則性なく適当に指名される場合もあります。

さらに、面接の中盤で突然指名順が変わる可能性もあるため、常に気を抜かないことが重要です。ほかの学生がいるからといって安心せず、個人面接と変わらないスピードで回答できるよう、面接中は頭をフル回転させておきましょう

③ほかの学生と同じ質問が振られるとは限らない

グループ面接ならではの特徴3つ目は、ほかの学生と同じ質問が振られるとは限らないことです。そのため、「先頭の学生から質問されるはずだから大丈夫だ」と油断せず、いつ質問されても良いように回答を準備しておきましょう。

また、面接官が特定の学生にだけ多く質問している姿を見ると、どうしても焦りを感じてしまうこともあります。そういった場面になっても変に影響されず、自分の回答に自信を持つように意識しましょう。どのようなグループ面接になったとしても、落ち着いて対応することが肝心です。

④その場にいるほかの学生と比較される

企業は「相対評価」という評価方式を取り入れて、効率的に候補者を絞っていることもあります。相対評価とは、複数人を同時に比較し、定員に従って上位数名が選考を通過する、といった評価方式です。

グループ面接ではこの評価方法を取り入れている可能性が高く、「面接で5人を比較し、上位2人だけを合格させる」などと選考を通過できる人数が決まっていることがあります。

そのため、グループ面接では比較対象となるほかの学生がいることを意識した行動が重要です。ほかの学生との差別化を意識した回答をするのはもちろん、入室から退室までマナーを守るなど、質疑応答以外の部分も気を付けましょう

⑤ほかの学生の回答への意見を聞かれることがある

企業はグループ面接で、学生の集中力や想定していなかった質問への回答力、傾聴力なども見ています。そのため、グループ面接に臨む際は常にほかの学生の回答に対して、耳を傾けるようにしましょう。

ほかの学生の回答に対して意見を求められたときは、簡潔に述べつつ、相手の意見をむやみに否定しない協調性を示すことも重要です。

人の意見に対して感想を言うことが苦手な人は、日ごろから自分の意見を伝える癖を付けると良いでしょう。きっと少しずつ意見を発言できるようになるはずです。

グループ面接ならではの特徴を教えて!

HR team PLUS編集部

個人面接にはない、グループ面接ならではだと思うグループ面接の特徴を教えてください。

M・W 学習院大学

相手を思いやる気持ちが見られてると思います。たとえば、自分が発言するタイミングと他人が発言するタイミングが重なったときに譲れるか、などです。

K・G 名古屋市立大学

自分の回答をほかの学生が聞いているので、緊張感はかなりあるかなと思います。また、他人の発表も聞けるので、成長できる良い機会だとも思います。

N・U 4年制大学

ほかの人の話を聞く態度を見られることや、周りとのバランスを考えて長く喋りすぎてはいけないなどの違いがあると思います。

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グループ面接で実際何を聞かれた? 気になる疑問を大調査!

グループ面接ならではの特徴がわかったところで、グループ面接経験者が実際にどんなことを質問されたのかを紹介していきます。グループ面接も個人面接などと同じく、事前の対策で勝敗が左右されるといっても過言ではありません。

どんな質問をされるのかを知ったうえで、ほかの学生の回答もイメージしつつ、差別化できる回答を考えていく必要があります。経験談を参考にしながら、回答を用意していきましょう。

Q:グループ面接ではどんな質問をされましたか?

まずは、経験者がグループ面接でどんな質問をされたことがあるのかを紹介していきます。経験者が聞かれた質問は最低限対策しつつ、派生して考えられそうな質問を自分なりにイメージして、対策をおこなっていきましょう

HR team PLUS編集部

グループ面接でどんな質問を受けましたか?

M・W 学習院大学

実際に受けた質問は、ガクチカ、自己紹介、志望動機など定型的な質問が多かったと思います。複数の学生に聞くため、時間の都合上質問数が限られていたのではないでしょうか。

K・G 名古屋市立大学

受けた質問としては、ガクチカや就職活動の軸などが多かったです。時間的にも限られているので、軽く聞かれる程度でした。

N・U 4年制大学

1人当たりの時間が限られているため、自己紹介やガクチカ、志望動機などの一般的な内容でした。また、それぞれに気になったポイントがあれば深掘りされる形でした。

Q:1人あたり何個の質問を聞かれましたか?

グループ面接での1人あたりの平均回答時間は10分程度だと紹介しましたが、1人あたり何個くらい質問されるのかも気になるところです。実際に経験者がグループ面接で質問された平均数を知って、グループ面接のイメージをより具体化しておきましょう。

ただ、前述したように学生によって振られる質問数が変わることもあるため、あくまでも参考に留めつつ、それ以上の質問数がきても動じないように対策しておくことが重要です

HR team PLUS編集部

グループ面接で1人平均何個程度の質問を受けましたか?

M・W 学習院大学

1人あたり平均3個くらいの質問をされ、そのあと面接官が気になったところを深掘りされます。大体の企業がこのような形式です。

D・T 千葉大学

深掘りを含めなければ、平均4個程度でした。具体的には自己紹介やガクチカ、志望動機などの3つと、会社ごとのオリジナルの質問という形です。 また、珍しい形式を取り入れている企業もありました。その企業では一問一答形式で10個以上の質問に答える形でした。

Q:深掘りの質問はどのくらいされましたか?

面接官は、限られた時間のなかで複数人の学生のことを知る必要があるため、一人ひとりに細かく深掘りをするわけにはいきません。そのため、グループ面接では必然的に深掘りされる機会が少なくなります。

しかし、企業によって方向性が異なるため、先輩就活生たちがどんな深掘りをされたのかを知り、深掘りをされる想定をしておくと安心です。経験談を参考に、どんな質問で深掘りされる可能性が高そうなのかを分析しながら、「自分だったらどう回答するか」も考えてみましょう

HR team PLUS編集部

グループ面接で話を深掘りされたとき、どんな質問をされましたか?

M・W 学習院大学

ガクチカについて「なぜその取り組みを頑張ったのか」「その取り組みの中での自分の役割」「結果として学べたこと」「どのくらいの期間かかったのか」を深掘りされました。

T・I 中央大学

1人平均3個くらい質問され、ほとんどすべての回答に対して深掘りされました。基本的にはこのような感じの深掘りでした。

N・U 4年制大学

私ではなかったのですが、ほかの学生が長所と短所の回答について深掘りされていました。具体的には「もし仕事をしていてその苦手な場面に遭遇したらどうしますか?」という内容です。

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基本編|グループ面接で頻出する質問と回答例14選

グループ面接で聞かれることはさまざまですが、まずはよくある質問から対策していきましょう。ここでは、全部で14個の質問集を紹介していきます。

また、それぞれの質問に対する回答例も用意しているので、個人面接よりも少し簡潔に答えるイメージで自分の回答を用意しておきましょう。

①自己紹介

グループ面接ではほかの人のことを考慮して、簡潔になるように意識しましょう。面接官から「自己紹介してください」と言われたら、まずは大学名と学部学科名、自分の名前を答え、自分の人柄がわかるような一文を添えると、より印象が伝わります。

ただし、あくまでも自己PRではないことを意識し、大学名や氏名を名乗る部分以外は簡潔に答えるよう意識することが重要です。その場の雰囲気に合わせて先頭の人の自己紹介文を参考に回答しても良いでしょう。また、「大学名と所属学科、氏名だけ自己紹介してください」などと指示があった場合は、余計な情報を付け加えず、指示された内容だけ答えるようにしましょう。

自己紹介の回答例

〇〇大学経済学部経済学科に所属しております、〇〇と申します。大学のフットボールサークルで代表を務めており、常に何事にもストイックになれる性格です。

本日はよろしくお願いいたします。

グループ面接で自己紹介を求められたとき先輩はどう回答した?

K・G
K・G
名古屋市立大学/経済学部
自分の人間性がわかるエピソードを含めて回答した

〇〇大学〇〇学部〇〇学科3年生のK・Gと申します。

自分は小学3年生から現在に至るまで約12年間ほどサッカーを続けてきました。大きな怪我や困難はありましたが、目標に向かって頑張ってきました。 また、個別教室のトライでアルバイトリーダーとして2年間働かせていただき、リーダーとして目標を達成する力について学ばせていただきました。

本日は〇〇さんの貴重なお時間をいただいて面接の機会を設けていただき、ありがとうございます。私の負けず嫌いな精神とチームを大切にする価値観をお伝えできるように頑張りたいと思います。

とても緊張していますが本日はよろしくお願いします。

自己紹介の内容に趣味を取り入れたいと考えている人は、下記の記事を参考にしてみてください。あなたの魅力やこだわりをアピールする方法について解説しています。

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②自己PR

グループ面接では、自己PRも必ずと言って良いほどよく聞かれます。面接官から自己PRを求められたら、まずは自分の強みを簡潔に答えましょう。

次に、強みを証明するエピソードを話していきます。ここで話すエピソードは、初対面の面接官でもイメージしやすい具体的なものを選ぶのがおすすめです

また、最後は自分の強みを活かすことで、入社後にどんな活躍ができると考えているのかを伝えましょう。

自己PRの例文

私の強みは、粘り強さです。

高校時代テニス部に所属していたのですが、県大会が始まる前に手首を負傷してしまったことがありました。幸い県大会直前に手首の傷は治りましたが、治療期間に練習することができなかったため、優勝は絶望的でした。

しかし、私は県大会が始まるまで1日の空き時間2時間ほどをすべて自主練につぎ込み、感覚を取り戻すまで約1カ月間、人一倍練習に打ち込みました。そしてその結果、絶望的だった優勝を勝ち取ることができました。

この粘り強さを活かすことで、入社後にどんな困難な課題があっても最後までやり遂げることができると考えております。

自己PRの構成に悩んだら、下記の記事を参考にしてみてください。具体的な例や就活経験者の実回答を交えながら、書き方のコツを紹介しています。

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③志望動機

志望動機もグループ面接でよく聞かれる質問の1つです。面接官から志望動機を聞かれたら、志望動機だけでなく、裏付けとなる具体的なエピソードを付け加えて回答しましょう。

具体的なエピソードを回答することで、話の内容により説得力を持たせることができ、グループ面接でもほかの学生との差別化が図れます。また、企業が提供しているサービスや製品の内容を志望理由に含めると、その企業でないとダメな理由が伝わりやすくなります

志望動機の回答例

御社を志望した理由は、「IT技術で人と人をつなぐ架け橋に」という企業理念に強く共感したからです。

私はもともと人とコミュニケーションを取ることが苦手で、友だちがあまりできない性格でした。しかし、御社のチャットサービスを使ったとき、IT技術を通じて顔も知らない相手とコミュニケーションを取れたことがありました。そのときは、今までの自分とは思えないほど積極的に会話することができ、はじめて友だちができました。

この経験を通して、自分も誰かを幸せにできるようなITサービスを作ってみたいと思うようになりました。実際に使用したチャットサービスがきっかけではありますが、「IT技術で人と人をつなぐ架け橋に」という企業理念を掲げている御社であれば、それを実現できると考え、志望いたしました。

下記の記事では、志望動機の長さ別の例文や、より効果的に志望動機を伝えるための構成を紹介しています。限られた時間の中で、しっかりとアピールできるよう例文をチェックしてみましょう。

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④強みと弱み

グループ面接では、強みと弱みもよく聞かれます。強みと弱みは一見正反対の要素に感じますが、実は表裏一体的な側面を持ちます。たとえば、「粘り強い」という強みがある人は「諦めが悪い」という弱みがあるとも言えます。

ただ単に弱みを伝えるだけではネガティブキャンペーンになってしまうため、「この弱みがあるからこそ、この強みがある」という主張をおこなうことがおすすめです

また、その弱みに対してどんな対処法をとっているのかまで伝えられれば、弱みを改善しようとしている姿勢を示すこともできますよ。

強みと弱みの回答例

私の強みは、粘り強さです。持ち前の粘り強さを活かして、高校時代はバレーボールの県大会で優勝を果たしました。

一方で、諦めが悪いことが弱みだと感じています。違う方法を試したほうが結果が出るかもしれないとわかっていても、諦めがつかず、結果の出ない方法に執着してしまうことがあります。

そのため、自分の弱みに陥っているなと感じるときは、できるだけ周りに意見をもらうようにしています。複数人から違うやり方に変えたほうが良いといわれた場合は、素直に変えるよう、心掛けています。

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⑤大学で学んでいること

大学で学んでいることも、グループ面接で頻出の質問です。大学で学んでいることを聞かれたら、まずは主に学んでいることを簡潔に答えましょう。

ただし、難しい専門用語は極力使わず、同じ分野を学んでいない人でもわかる説明を心掛けましょ。さらに、大学で学んでいることと入社後の行動を紐づけて回答すれば、面接官はあなたが入社したあとの姿をイメージしやすくなります。

大学で学んでいることの回答例

私が大学で主に学んでいることは、行動心理学についてです。

「人はどんなときに物を買いたくなるのか」といった、マーケティング的な側面から勉強していました。この行動心理学での学びを活かし、お弁当の手売り販売に挑戦した結果、1日で100食を売り上げることに成功しました。

御社に入社できた際には、この学びを活かして顧客へ営業をおこない、社内で一番売上を作る存在になりたいと考えています。

⑥学生時代に頑張ったこと

学生時代に頑張ったことや力を入れたことを「ガクチカ」といいます。ガクチカは必ずといって良いほど面接で聞かれる質問の1つです。

しっかりとアピールできるエピソードを厳選し、どんな学びを得ることができたのかまで伝えていきましょう。また、「これは自分しかやっていないはずだ」と思うエピソードがあればほかの学生の回答と差を付けられる可能性があるため、採用してみましょう

学生時代に頑張ったことの回答例

私が学生時代に頑張ったことは、被災地復興のためのボランティアです。

私が大学2年生のころ、〇〇県で大きな震災が2度発生しました。〇〇県は私の住んでいる地域から離れた地域でしたが、ニュースを見て助けたいという気持ちが強くなり、実際に〇〇県までボランティアをしに行きました。

しかし、体が小さく、特別体力に自信があるわけでもなかったため、がれきの撤去作業など、メインの復興業務に加わることはできませんでした。

私はそこで、被災地の方の話を聞くことで少しでも相手の気持ちを楽にできるのではないかと考えました。積極的に被災地の方へ話しかけ、寄り添った会話を心掛けた結果、「あなたに話を聞いてもらえて心が軽くなった」と喜んでもらうことができました。

この経験から、自分が役に立たないと思う場面でも自分なりに考えて行動すれば、誰かの役に立てるのだということを学びました。社会人になったあともこの学びを活かし、どんな場面でも知恵を絞って、顧客のニーズを満たす行動をしていきたいと考えています。

⑦周りからよく持たれる印象

企業は学生が周りから持たれる印象も知りたがっています。周りからよく持たれる印象を聞かれた場合は、実際に言われたことのある印象のなかで、自分の強みと関連しているものを答えましょう

また、なぜそのような印象を周りからよく持たれるかや、その印象をどう仕事に活かすことができるのかまで伝えていきましょう。

周りからよく持たれる印象の回答例

私は、周りからよくストイックな印象を持たれます。

なぜストイックだと思うのかを聞いてみたところ、やりたいと思ったことは何があっても最後までやり遂げるからだと教えてもらいました。

実際、フルマラソンに挑戦したいと思い立ったことがあったのですが、思い立ったその日から半年間フルマラソンの練習を毎日欠かさず続け、無事本番で完走できたという経験があります。

このストイックな性格を活かすことで、御社に入社したあともやると決めたことを最後までストイックにやり遂げていきたいと考えています。

⑧挫折した経験

挫折した経験を話すのは一見ネガティブなことのように思えますが、挫折した経験を経て何を学んだのか、その後どのように改善していったのかを伝えることで、挫折してもポジティブに頑張る力がある人材なのだと判断してもらうことができます。

挫折した経験を話す際は、無理に自分のエピソードを盛らず、等身大のエピソードを話しましょう。その場でエピソードを盛ったり変更したりすると回答にズレが生まれ、かえって伝えたいことがぶれてしまう可能性があります。

挫折した経験の回答例

私は、大学時代のインターンシップで挫折を経験しました。そのインターンには10名の学生が参加しており、テレアポをして一番アポイントを取れた学生が表彰されるというものでした。

私は1位を目指して誰よりも多く架電しましたが、途中経過の実績発表では7位という結果でした。途中経過で1位を獲得していたインターン生の架電数は自分の3分の1しかないことを知り、テレアポは量よりも質が重要であることを学びました。

そこから営業に関するビジネス本を読み、学んだことを着実に実践していったことで、最終結果で無事1位を獲得しました。

この挫折を経験できたことで、根拠なく立てた自分の仮説を盲信するのではなく、客観的に状況を判断し、質を高めていくことが重要だと学ぶことができました。実際に仕事をするうえでもこの観点は大切にし、着実に成果を出せる人間になりたいと考えています。

⑨入社後のキャリアプラン

入社後のキャリアプランを聞かれたら、最終的にどんなビジネスパーソンになりたいのかや、入社してから5年後、10年後のキャリアプランを回答しましょう。

しかし、「まだ入社してすらいないのに、5年後10年後、どんな自分になっているかなんてわからない……」という人もいるでしょう。そんなときは、最終的になりたい社会人像から逆算したときに、5年後10年後どうなっている必要があるのかを考えてみることがおすすめです

入社後のキャリアプランの回答例

御社に入社することができたら、営業のプロフェッショナルを目指したいと考えています。

そのためには、5年後までに営業のハウツーをすべて身に付け、社内でNo.1の営業成績を残せる人材になります。10年後までにはグループ会社全体で営業成績No.1を獲得できる存在になり、優秀な人材の育成もおこなっていきたいです。

入社後のキャリアプランをより具体的に述べたいときは、下記の記事をチェックしてみてください。現役社会人のアドバイスも紹介しているので、あなただけの「なりたい姿」について考えてみてくださいね。

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⑩リーダー役が多いかサポート役が多いか

リーダー役が多いかサポート役が多いかといった選択式の質問も、比較的聞かれることが多いでしょう。この質問をされたときは、素直にいつも担うことの多い役割を答えれば大丈夫です。

一見「リーダー役」と答えたほうが有利になりそうな気がしますが、必ずしもそうではありません。単純にチームのなかでのあなたの役回りを知りたい面接官が多いので、エピソードや仕事への活かし方を答えられれば問題ありません

リーダー役が多いかサポート役が多いかの回答例

私はサポート役を担うことが多いです。

大学でフットサルサークルのマネージャーをしており、メンバーごとのプレイスタイルや癖を分析し、アドバイスをしています。私のアドバイスで自分の癖に気付き、試合で結果を出せたと報告してもらえることが嬉しく、楽しみながらサポートすることができています。

サポート役は自分自身が活躍するわけではないため、地味な役回りではありますが、誰かの力になることに幸せを感じる私にはぴったりな役回りだと感じます。

サポートをすることで分析力や言語化する力も養われたため、入社後もこの力を活かして、自分だけでなく、チーム全体の底上げができるようなサポートをおこなっていきたいと考えています。

⑪最近興味を持ったニュース

意外と頻出なのが、最近興味を持ったニュースに関する質問です。この質問をされたときは、志望業界やビジネスに関するニュースを選ぶと良いでしょう。志望業界やビジネスの最新ニュースを知っていることをアピールできれば、応募企業や業界に対する志望度の高さをあらわせるはずです。

また、どんなニュースに興味があるかに加えて、そのニュースに興味を持ったきっかけや、自分はどんな意見を持っているのかを述べることも重要です。自分ならではの意見を述べることで、ほかの学生と同じニュースを選んでしまってもうまく差別化できるでしょう。

最近興味を持ったニュースの回答例

私が最近興味を持ったニュースは、テレビで特集されていたChatGPTの進化についてです。この特集では、ChatGPTの成長により一部業務の自動化が進み、人手不足の現場の課題を解決できる可能性があると伝えられていました。

ChatGPTは今や書類作成やメール文の作成、SNSの運用などさまざまなビジネスシーンでも活用されています。このまま技術が進化すれば、ChatGPTに任せられる作業が増え、少子高齢化が進んでも問題なく機能する社会が完成するのではないかと感じます。

このようなAIの発展に期待しつつ、自分自身も少子高齢化の社会を支えられるようなITサービスを生み出していきたいと考えています。

下記の記事では、最近気になるニュースを聞かれた際の答え方や、好印象につながりやすいニュースの選び方について解説しています。

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⑫ほかの就活生の意見に対する感想

グループ面接では、ほかの就活生が発言した意見に対しての感想を求められることがあります。

このとき面接官に見られているのは、傾聴力や論理的な思考力、意見を伝える力などです。そのため、面接官から「ほかの就活生の意見に賛成か・反対か」と質問された場合は、結論だけでなく、なぜ賛成・反対なのかや、自分の意見もあわせて述べていくようにしましょう

また、単純に「相手の意見に対してどう思うか」を聞かれた場合は、「賛成・反対」視点にこだわらないことも重要です。たとえば、下記のような回答ができるでしょう。

回答例

〇〇さんの〇〇という意見は斬新でおもしろいと思いました。

その意見を活かして〇〇という機能をつけることで、〇〇さんの意見を反映したより良いサービスができるのではないかと感じます。

それでは、ほかの就活生の意見に対する感想を求められたときの回答例を紹介していきます。

ほかの就活生の意見に対する感想の回答例

私は、「営業をするうえで最も大切なことはコミュニケーション能力だと思う」という〇〇さんの意見に賛成です。なぜなら、営業職はお客様の気持ちに寄り添って、信頼関係を築きながら課題を解決していく職種だと考えるからです。

丁寧なコミュニケーションを取り、信頼を勝ち取らないと、そもそもお客様は困ったときに相談しようという考えにはなりません。そのため、私も営業をするうえで最も大切なことはコミュニケーション能力だと考えます。

グループ面接でほかの就活生に対する感想を求められたことは?

K・G
K・G
名古屋市立大学/経済学部
goodとmoreを伝えることを意識

僕は大手人材業界の企業での面接で聞かれたことがあります。

感想を言うときは、goodとmoreを明確にして伝えることを意識していました。ただ聞いて感想を言うだけではなく、相手のためになることを伝えることで実のある時間になるかなと思います。

たとえば、話の順序がしっかりしていてわかりやすかったことや、定量的な説明がないためわかりづらかったことなどを伝えていました。

⑬就活の軸

就活の軸は、希望業界・職種でやりたいことに結びつくものにすると、企業への志望度をアピールできます。「自分がどんな軸を持っていて、どんな部分で志望企業と結びつくと考えているのか」をわかりやすく伝えましょう。

また、企業とのマッチ度をアピールするためには、業界研究や企業研究、自己分析などをしっかりおこなっておくことも重要です。どこまで具体的に業界や企業を調べているか、どこまで細かく自己分析できているかで、回答の完成度や内容の深みが変わります。

就活の軸の回答例

私の就活の軸は、「接客で人を幸せにすること」です。私はアルバイトでアパレルの販売職をしていますが、お客様ごとに違うニーズを丁寧に聞き出し、自分なりに寄り添った提案を心掛けていたことで、お客様から「おかげで新しい自分に出会えた」とお褒めの言葉をいただくことができました。

この経験から、接客で人を幸せにすることにやりがいを感じ、御社でもお客様の悩みを解決できる接客を実現していきたいと考えています。

企業研究のやり方に迷っている場合は、企業研究ノートを作成してみてください。企業研究ノートを作ることで、企業ごとの情報をわかりやすく一覧化したり、それぞれの違いを簡単に比較したりすることができます。

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⑭逆質問

面接の最後では、基本的に逆質問がおこなわれます。グループ面接のなかで志望企業への興味関心度をアピールする最後の機会になるため、積極的に気になることを質問していきましょう。

ただし、休日や残業に関する質問をしすぎると、仕事よりも給料などの条件重視なのだと判断されてしまうことがあります。そのため、自分が入社したあとに任せられる具体的な業務内容についてや企業自体についてなど、入社に前向きである姿勢を見せられる質問をすると良いでしょう。

事前にある程度聞きたいことをピックアップしておき、内容をブラッシュアップしておけば、逆質問でもほかの学生と差をつけられるはずです。

逆質問の回答例

  • 入社後に任せていただける具体的な業務内容はどんなものですか
  • 御社の営業職で活躍している人にはどんな特徴がありますか
  • 御社の営業職で売上1位を獲得するには、どんなスキルが必要だと考えますか
  • 面接官の〇〇さんは仕事をするうえでどんなことを大切にしていますか
  • ビジネスパーソンとして一流になる人には、どんな特徴があると思いますか
  • 御社のエンジニア職の場合、どんなキャリアパスがありますか
  • 御社の強みは「〇〇だと考えていますが、〇〇様はどう思いますか」
  • どんな目標を持って働いている方が多いですか
  • 入社前に取っておいたほうが良い資格はありますか

グループ面接の逆質問で先輩はどんな質問をした?

グループ面接の逆質問の正解はありませんが、一例として先輩の質問例を見てみましょう。どんな方向性の質問をすれば良さそうなのか、ポイントが見えてくるはずです

H・T
H・T
4年制大学/文系学部
働きやすい人の特徴や仕事中の気持ちの切り替え方を質問し

私は、働きやすいと感じる新人の特徴について質問しました。なぜなら、企業が求める人物像と面接官が働きやすいと感じる人の特徴は違うと考えたからです。

そして「はじめはミスするのが当たり前だから、わからないことやできないことは正直に伝えてくれる人のほうが働きやすい」と回答をもらいました。 また、失敗したなと感じたときの気持ちの切り替え方についても質問しました。

グループ面接での逆質問は参加者の人数と面接時間によって変わってくるので、最低3つは事前に決めて面接を受けると良いかもしれません。

下記の記事では、逆質問で避けたい話題について解説しています。内定者が実際に面接官にした逆質問も紹介しているので、ぜひ面接前にチェックしてみてくださいね。

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就活が不安なら面接官の考えを知っておこう

「面接官の考えていることを知れたら、面接が上手くいくのにな...」と思ったことはありませんか。

そんなときは「採用基準丸わかりシート」で、面接官が実際に使っている評価シートを見てみましょう。

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応用編|回答を用意しておくと安心できる質問例25選

グループ面接でよくある基礎的な質問がわかったら、次は応用的な質問を知りましょう。どんな質問をされるのかは企業によって異なるため、される可能性のある質問は対策し、念入りに準備しておくことがおすすめです。

それぞれの質問に対する企業の意図を想像しながら、ニーズを満たす回答を考えていきましょう。どんなポイントを押さえて回答すれば良いのかを頭に入れておけば、質の高い回答ができるはずです。

アルバイトや学校生活に関する質問6選

グループ面接では、アルバイトや学生生活に関する質問をされることがあります。たとえば、下記のような質問をされるケースが考えられるでしょう。

アルバイトや学校生活に関する質問

  1. アルバイト経験はありますか
  2. サークル・部活の経験はありますか
  3. インターンなどの実務経験はありますか
  4. 自分の力を発揮しやすいのはどんな環境ですか
  5. 目標を達成した経験はありますか
  6. チームプレーと個人プレーはどちらが得意ですか

面接官はこれらの質問をすることで、就活生の学ぶ姿勢や考え方を理解したいと考えています。そのため、回答するときは必ず、その経験に対して学んだことや、今後の社会人生活でどう活かしていきたいのかまで伝えるようにしましょう

また、別の質問に対する回答にギャップが生まれないように注意し、一貫性のある回答を意識すると、よりあなたの人柄や性格が伝わりやすくなります。

応募者の就活状況や志望度に関する質問8選

グループ面接では、応募者の就活状況や志望度に関する質問をされることも多くあります。たとえば、下記のような質問が考えられるでしょう。

応募者の就活状況や志望度に関する質問

  1. 弊社のことは何をきっかけに知りましたか
  2. 説明会での印象はどのようなものでしたか
  3. ほかにはどんな業界を受けていますか
  4. どんな業界を視野に入れていますか
  5. 応募するきっかけは何でしたか
  6. 弊社のどんな製品に興味を持ちましたか
  7. 企業選びの軸は何ですか
  8. 当社サービスで改善したほうが良いと思う点はありますか

面接官はこれらの質問をすることで、学生が自社に対してどの程度の興味を持っているのかを知りたいと考えています。企業に対しての興味度をアピールする絶好の機会になるため、面接前にしっかりと企業リサーチをおこなっておき、自分の熱意を伝えられるようにしましょう

下記の記事では、面接で他社の選考状況について聞かれたときの回答方法について解説しています。本番で焦らないよう、事前に就活経験者の実回答もチェックしておきましょう。

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応募者の人柄に関する質問11選

グループ面接では応募者の人柄に関する質問をされることも多く、下記のような質問をされる場合が考えられます。

応募者の人柄に関する質問例

  1. どんな人が苦手ですか
  2. 苦手な人にはどう接しますか
  3. どんな趣味がありますか
  4. 得意なことはありますか
  5. モチベーションはどのように上げますか
  6. 困難だと思うことがあったとき、どう立ち向かいますか
  7. 尊敬している人はいますか
  8. 好きな言葉はありますか
  9. ストレスがたまったときどう対処しますか
  10. 限界だと思ったとき、どう自分を奮い立たせますか
  11. 前例のない問題へどう取り組みますか

面接官はこれらの質問をすることで、自社のメンバーとのマッチ度や、入社後にどの程度活躍できそうな人材かなどを知りたがっています。質問をされたときは説得力のある具体的なエピソードを伝えるようにし、自分の深い部分の人間性についても知ってもらえるようにしましょう

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番外編|グループ面接で聞かれた珍しい質問・難易度の高い質問集

ここからは、先輩就活生がグループ面接で実際に受けた珍しい質問や、難易度の高い質問を紹介していきます。先輩が受けた質問は最低限対策しつつ、どんな質問がきても一貫性のある回答ができるよう、自分の軸を確認しておくことも重要です。

「どんな質問がきてもこの軸に沿った回答をする」と決めておけば、うろたえることなくスムーズな回答を伝えることができるでしょう。それでは、経験者が受けた珍しい質問や難易度の高い質問を見ていきます。

HR team PLUS編集部

グループ面接で聞かれた質問の中で「珍しかったな」と思うものや「難しかったな」と思うものはありましたか?

M・W 学習院大学

「おもしろかった」「難しかった」と思った質問は「人生でなにがあれば勝ち組か」でした。面接前に想定していた質問の中になかったため、とても焦りました。一度、少し考える時間をもらって答えました。

K・G 名古屋市立大学

「あなたが最近チームで取り組んで失敗したことを教えてください」などの質問はおもしろかったです。

N・U 4年制大学

最近気になっているニュースについてです。自分の興味のあることとその会社との共通点を見つけながら回答するのが難しかったです。答えるときは、同じニュースでも強調したい部分を変えました。

D・T 千葉大学

「志望企業のおこなった事業の事例でどれが好きか」という質問です。事前準備の段階でいくつか目を通していたのですが、難しく感じました。

H・T 4年制大学

後輩の育成で苦労したことについて聞かれました。後輩を育成した経験があることを前提に聞かれたため、難しかったです。

グループ面接で予想外のことを聞かれたら? 内定者が使った対処法を解説

グループ面接で予想外の質問をされたら、誰でも焦ってしまうものです。そんなときは、ほかの回答でも一貫して伝えている自分の強みと紐づけて考えることがおすすめです

たとえば、自己PRで伝えた強みが「コミュニケーション能力」なら、その後人柄や性格に関する質問をされても、自分のコミュニケーション能力に紐づいた回答を作りましょう。

想定外の質問をされたときの対処法を教えて!

HR team PLUS編集部

グループ面接で予想外の質問を受けたとき、どのように考えて回答しましたか?

M・W 学習院大学

私の場合、想定外の質問が来ると焦ってしまい、すぐに的を射た回答を用意できませんでした。そのため、面接官に「少し考えても良いですか?」と正直に伝えてから回答するようにしていました。

K・G 名古屋市立大学

グループ面接に限らず困った質問がきたときは「少し考えさせていただいても良いですか?」と聞くようにしています。

D・T 千葉大学

事前準備で、志望企業がしていたいくつかの事業例に目を通していたものの、グループ面接のため、ほかの人と選んだ内容が被ってしまうことがありました。 ほかの人と考えが被るときは、違う視点から考え直す必要があったため、焦りや大変さを感じました。

H・T 4年制大学

グループ面接で予想外の質問を受けても最初に回答することがなかったので、先に回答した人の意見を参考にして答えていました。 事前に答えが用意できていなくても、ほかの人の話を聞くことで思い付くことが多く、スムーズに回答できていたと思います。

H・Y 4年制大学

予想外の質問を受けたときには「少しお時間をいただいても良いでしょうか?」と聞いて、考える時間をもらっていました。 このように断りを入れることに気が進まない人もいるかもしれませんが、実際に面接で言ってみて損することはなかったな、と感じています。

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グループ面接で回答を差別化する極意6選|先輩が語るコツもチェック!

グループ面接で回答するときの差別化の極意6選

ほかの学生と比較されながら進んでいくグループ面接を切り抜けるには、差別化するためのポイントを押さえておくことが重要です。ここでは、グループ面接のなかでほかの学生と差別化できる6つのポイントを紹介していくので、しっかり取り入れたうえで選考に臨みましょう。

事前準備を怠らなければ、ある程度自信を持った状態で選考に臨むことができ、スムーズに選考を通過できるはずです。

①限られた時間内でわかりやすく簡潔に答える

グループ面接で質問を受けたら、限られた時間内でわかりやすく簡潔に答えるようにしましょう。なぜなら、グループ面接は1人あたりの回答時間が圧倒的に短い中で、うまくアピールする必要があるからです。

ほかの学生と差別化する必要のあるグループ面接だからこそ、できる限り多くの内容をアピールしたいと考える人もいるでしょう。しかし、面接官は簡潔に物事を伝える力があるかや、与えられた時間を守ることができるかという点も重要視しています。

そのため、自分のすべてをアピールしようと欲張るのではなく、要点をかいつまんで必ず知ってほしい部分だけをアピールするイメージで回答するようにしましょう

②ほかの学生の回答と無理に差別化しようとしない

無理に差別化をすると一貫性が無くなってしまう

グループ面接では、ほかの学生の回答と無理に差別化しようとしないことも重要です。無理に差別化しようとすると発言に一貫性がなくなり、あなたの人間性がうまく伝わらなくなる可能性があります。せっかくの強みを一貫して主張できなくなってしまうのは、とてももったいないことです。

グループ面接では、目に入る範囲内に複数の学生がいるため、常に比較されているという焦りを感じる人が多いでしょう。自分にはない素晴らしい実績を回答している学生を見ると、ネガティブになってしまうこともあります。

しかし、重要なのは実績の素晴らしさではありません。面接官が知りたいことは、「それぞれの学生がどんな人間性でどんな考え方を持っており、企業とのマッチ度がどのくらいなのか」です。そのため、「あくまでも面接は自分を正しく伝える場だ」という意識を持ち、焦らず、自分を知ってもらうための適切な回答をしていきましょう。

③差別化できる実績などがあれば積極的に伝える

無理な差別化は避けるべきではありますが、ほかの学生と差別化できる実績などがあれば、積極的に伝えるようにしましょう。

たとえば、差別化できる実績としては、インターンで成果を出した経験や、専門的なスキルを活かしてサービスを開発した経験などが挙げられます。どんなものでも問題ありませんが、数字として実績が出せるものだと説得力が増すでしょう

自分が当たり前だと思っていた経験でも、意外とほかの学生の経験と差別化できる場合があります。主観で判断せず、周りに意見を求めながらアピールする実績を決めていくと、より現実的に高い評価を得られるエピソードを話すことができるでしょう。

④「自分は自分」というマインドで臨む

周りの学生の意見が聞こえてしまうグループ面接では、ほかの学生の意見や姿勢に惑わされてしまう人もいますよね。しかし、焦ってしまうと本来の自分の良さを出せず、アピール不足で終わってしまうこともあります。だからこそ、グループ面接には、「自分は自分」というマインドで臨みましょう。

また、不安になる隙がないくらい徹底的に面接準備をおこなうのも効果的です。キャリアセンターの先生や友人に協力してもらいながら、グループ面接の練習を何度も実践してみましょう。ほかにも、モチベーションが上がるルーティンを作ったり、緊張を和らげられる行動をしたりすることで、面接本番でも平常心を保てるようにしておけると良いですね。

⑤逆質問では積極的に質問する

逆質問のタイミングで、ほかの学生より積極的に質問することができれば、企業への興味関心度や志望度の高さをアピールできるはずです。

ただし、質問の質より量を重視して逆質問をおこなってしまうと、アピールするためだけに発言しているのだと判断される可能性があります。また、調べればわかることを質問してしまったり、ほかの学生の質問時間を減らしてしまったりすると、「企業研究不足である」「協調性がない」と判断されてしまう可能性もあるでしょう。

逆質問では、「調べてもわかることは質問しない」「ほかの学生の質問時間も残す」ことの2つを意識してみてください。

⑥周りの意見もしっかり聞く

グループ面接では、「傾聴力があるか」も見られている要素の1つです。ほかの学生の意見に対する感想を求められていない場面でも、発言している人の方を向きながらあいづちを打つ、リアクションを取るなどすれば、真剣に話を聞いていることをアピールできます

また、面接官からほかの学生の意見に対する感想を求められることもあります。そのため、常に周りの学生の意見を聞くように心掛けましょう。

グループ面接本番で意識すべきことは?

HR team PLUS編集部

グループ面接に臨むにあたり、必ず押さえておいたほうが良いと思うポイントは何ですか?

M・W 学習院大学

ほかの学生が話しているときに興味があるような素振りをしたほうが良いと思います。たとえば、リアクションを大きめにすると良いでしょう。

K・G 名古屋市立大学

周りの候補者が発表しているときは、あいづちを打つなどのリアクションをすると印象が良いと思います。

N・U 4年制大学

一緒に面接に参加している学生の名前を覚えておき、回答が被りそうになったら「〇〇さんと同じで……」と付け加えて答えると良いと思います。そうすることで、ほかの学生の話をちゃんと聞いていたことがアピールできるはずです。 また、自分の回答時間を長くし過ぎず、周りに回答時間を残すよう配慮することも大切です。

グループ面接で聞かれることを対策して選考通過を目指そう!

グループ面接には、ほかの学生と比較されるという特有の難しさがあります。しかし、事前に聞かれることを予測し、回答を用意しておけば、スムーズに選考を通過することも難しくありません。

また、念入りに準備をしておけば、ほかの学生のアピールに焦ることもなく受け答えすることができます。面接準備を万全におこなうことは大変ですが、うまく周囲の協力を仰ぎながら、無理なく進めていきましょう。

若槻彩子
若槻彩子

Wcareer Office代表 / キャリアコンサルタント / キャリア・デベロップメント・アドバイザー

グループ面接だからこそ自分の回答に根拠を持たせよう

「グループ面接」「集団面接」と聞くと、何をイメージしますか。高校や大学の入試時に経験した人もいれば、得意だ・苦手だ、など人それぞれに考えを持っていますよね。

企業によりけりではありますが、グループ面接時に質問される内容は基本、「個人面接もグループ面接もほぼ同じ」と捉えても大丈夫です。ただ、回答内容がほかの応募者と被ってしまったり、堂々と発言している人の次に自分が発言しないといけなくなったりと、弱気になったり、動揺してしまうことがあるかもしれませんね。

たとえば、「あなたの強みは何ですか」という質問に対して、グループ面接では、自分も、隣の人も、その隣の人も「私の強みはコミュニケーション力です」と答える可能性もあります。

グループ面接だからこそ、回答内容を考える際には、自分がアピールしたい内容の裏付けとなるエピソードを、よりしっかりと準備しておくことが大切です。

予想外の質問が来ることも想定しておくことが重要
また、準備をしていなかった予期せぬ質問が来ることもあるでしょう。その際は、就活の軸や応募書類に記載した内容と相違がないよう、落ち着き、かつ頭をフル稼働させることを心掛けましょう。とにかく慌てずに、自信を持って答えられるように心構えをしておく必要があります。

グループ面接では、「しっかり言えているから合格!」というわけでもなく、発言内容・姿勢・態度・人柄を確認しながら、自社とのマッチ度合いを含め採用するかどうかをトータルで判断するので、一つひとつの回答を他者と比べて気にしなくても大丈夫ですよ。

このようなグループ面接の意図や特徴を理解したうえで、あなたが自信が持てるよう事前準備をしっかりおこない、「自分らしさ」を大切に臨んでくださいね。

就活力診断テストはもう使いましたか?

就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。

面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。

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編集責任者 伊東 美奈

HR team PLUSを運営するHR team(旧リアステージ)に新卒入社。キャリアアドバイザーとして1,500名以上の就活生を支援する傍ら、長期インターンサービスの立ち上げや人材開発業務を担当。マーケティング事業に異動後、理系学生の就活支援メディア「Digmedia」の編集長・エントリーシート共有プラットフォーム「イールック」の運営責任者を務める プロフィールをみる