挨拶はインターンを成功させる大事なポイント! 体験談からマナーを学ぼう
はじめてのインターンシップは、学生にとって就活に影響する大切なイベントですね。緊張で「何て挨拶すれば良いんだろう」と悩む人もいるのではないでしょうか。
挨拶とは、初対面の人同士が最初に交わす言葉です。どのような挨拶をするかで、相手からの印象が大きく変わります。
この記事では、インターンでの挨拶に悩む人に向けて、すぐに使える挨拶の例文や、押さえておきたい挨拶のポイントをまとめています。先輩のインターン体験記も参考に、充実したインターンに向けて準備していきましょう。
就活生の5大不安を解決!オススメのツール5選
① 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる…
→「就活力診断テスト」がオススメ
自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる!
② どの業界が自分に合っているかわからない…
→「適職診断」がオススメ
30秒で避けるべき仕事がわかる!
③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
→「自己PR作成ツール」がオススメ
4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に!
④ 面接で上手く答えられるか不安…
→「面接力診断テスト」がオススメ
模擬面接で苦手に徹底対処!
⑤ WEBテストで合格点が取れそうにない…
→「WEBテスト対策問題集」がオススメ
玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
インターンでの挨拶のポイントを内定者に聞いてみた
挨拶はコミュニケーションのスタート時にするもので、お互いの第一印象を決めるものです。相手に好感を持ってもらえるかは、挨拶にかかっていると言っても良いでしょう。
ここでは、インターンを経験し、内定を勝ち取った先輩から「好かれる挨拶のポイント」を聞いてみました。

インターン中は、社員の人たちと積極的に挨拶し、話すよう意識しました。
たとえば、趣味の話をしている社員がいれば、時間のあるときにその話題について話しかけます。趣味の話は広げやすい話題ですし、話しながら自分のアピールにもつながりました。
また、「インターンは選考の一環である」と意識し、企業への思いを伝えるのも大切だと思います。自分の熱意をアピールしつつインターンに臨んだところ、フィードバックで積極性を評価されました。褒めてもらえました。

オンラインでおこなうインターンでグループ分けされた際、誰も口を開かなかったため、私から挨拶し、テーマに沿って話しました。すると、フィードバックで「こうした場面で最初に話す人は印象に残りやすい」と評価されたことがあります。
オンラインの環境は、話し始めるのが難しく感じるかもしれません。しかし、タイミングを見ながら主体的に動くと自分を印象付ける良いアピールになるかと思います。
インターンで使える挨拶の例文6選
ここからは、例文を交えてインターンで使える挨拶を紹介します。インターンの挨拶と言っても、初日と最終日だけ挨拶するとは限りません。インターン期間中も、さまざまなところで挨拶の機会があります。
例文を見ながら、さまざまなシーンでの挨拶ポイントを把握しておきましょう。
例文①インターン前に送る挨拶
実際のインターン期間に入る前から、インターンは始まっています。まず、企業に挨拶のメールや電話を入れましょう。
インターン前の挨拶メールは、あまり長くならないように注意しましょう。対応してくれる社員の人は、毎日多くのメールや電話に対応しているケースが多いため、用件のわからないメールやあまりにも長文すぎるメールは、すぐに読んでもらえない可能性があるからです。
インターン前の挨拶メール例文
宛先〇〇〇〇@〇〇〇〇.jp
CC
件名インターンシップ参加のご挨拶 (大学名・氏名)
株式会社△△
人事部 〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学□□学部の△◯と申します。
この度は、インターンシップ参加の機会をいただき、誠にありがとうございます。
社員の皆様を見習い、働くイメージを固めるとともに、社会人としての姿を学ばせていただきたく思っております。
ご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、期間中は精一杯努めますので、何卒よろしくお願い申し上げます。お会いできますこと、心より楽しみにしております。
_______________
氏名
大学名・学部名・学年
電話番号
メールアドレス
_______________
なお、挨拶メールはインターン前日の営業時間、午前中に送りましょう。午後から夕方にかけて送ると、ほかのメールに埋もれてしまい、担当者の目に留まりにくいかもしれません。
もし、インターン前日が企業の定休日の場合は、定休日の前日に送りましょう。次に、電話での挨拶の例文も紹介します。
電話での挨拶例文
お忙しいところ大変失礼いたします。◯◯大学□□学部の△◯と申します。
△月◯日に参加予定のインターンシップについて、事前のご挨拶をさせていただきたくお電話いたしました。ご担当の、人事部〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。
①担当者が不在のとき
承知いたしました。何時ごろお戻りになりますでしょうか。
②席に戻る時間を聞いたとき
ありがとうございます。では、その時間にご連絡させていただきます。
失礼いたします。
③戻る時間がわからない場合
ありがとうございます。では、時間を空けてご連絡させていただきます。
失礼いたします。
④担当者と電話がつながったとき
お世話になっております。◯◯大学□□学部の△◯と申します。
この度は、御社のインターンシップ参加の機会をいただき、誠にありがとうございます。事前のご挨拶をしたく、お電話いたしました。
短い期間ではございますが、精一杯努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。
お忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました。当日、お会いできるのを楽しみにしております。
失礼いたします。
電話での挨拶に緊張する人もいるかもしれませんが、当日の準備などで疑問がある場合は、メールよりも電話で直接話したほうがスムーズです。
担当者の時間を大切にする意味でも、長くとも2~3分程度に留めておきましょう。電話をかけるのに適した時間帯があるので、参考にしてみてください。
10~12時 | 企業にもよるが午前中の業務が落ち着く時間帯 昼休みと重なる12~13時ごろは避けたほうが良い |
14~16時 | 企業にもよるが午後の業務が落ち着く時間帯 終業前の17時ごろは、業務のまとめなどで忙しくなるケースが 多いため避けたほうが良い |
例文②インターン当日の受付での挨拶
インターン当日の受付での挨拶例文
おはようございます。〇〇大学の△◯と申します。本日〇時からのインターンシップに参加するため伺いました。ご担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。
まずは受付の社員に明るく挨拶し、自分の大学名・氏名・用件を伝えます。担当者の名前を伝えると、受付の社員から担当者への取次ぎがスムーズです。
インターン先の企業によっては、無人受付のケースもあります。受付に内線電話が置かれている場合は、受話器を取って担当者の部署に内線をかけましょう。相手が出たら、例文のとおりに挨拶すれば大丈夫です。
受付マナーは以下の記事でも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
例文③インターン開始時の自己紹介
インターン初日は、期間中にお世話になる部署全員の前で自己紹介するケースが多いです。このとき、緊張で「何を話して良いかわからない」と悩む人もいますよね。
そんなときは、以下のポイントを盛り込んで、1分程度にまとめた自己紹介にしてみてください。
自己紹介のポイント
- 氏名
- 所属している大学・学部名
- 好きなことや趣味
- インターンを希望した動機や意気込み
自己紹介の例文
はじめまして、◯◯大学の△◯と申します。
このたびはインターンの機会をいただき、ありがとうございます。
私は現在、大学で経営学を専門に学んでおり、特に興味があるのはマーケティング分野です。アウトドアが趣味で、休日にはトレッキングや友人たちとのキャンプでリフレッシュしています。
御社のインターンを希望した理由は、実際の業務を通じてマーケティングスキルを身に付け、将来に活かしたいと思ったからです。御社でしか得られない経験を積み、少しでも貢献できるよう精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
違う部署の社員にも、はじめて挨拶する場面があります。そのときは、もっと簡単な挨拶でも問題ありません。
簡単な自己紹介の例文
〇〇大学の△◯と申します。インターンでお世話になります。よろしくお願いいたします。
自己紹介は、あなたを知ってもらう良い機会です。もしどうしても緊張するようなら、事前に話す内容を整理し、何度か練習しておきましょう。
1分程度で自己紹介をまとめる方法は以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
例文④インターン中の挨拶
インターンが始まると、日常的な挨拶もかわすようになります。出勤時や退勤時、業務時間内など、挨拶の機会は意外と多いものです。ここでは、基本的な挨拶を紹介します。
挨拶のタイミング | 挨拶例文 |
---|---|
出勤時 | おはようございます。 本日もよろしくお願いいたします |
業務時間 | お疲れさまです |
社外に出ていて帰社したとき | ただいま戻りました |
退勤時 | お先に失礼いたします |
出勤時は、例文のように「よろしくお願いいたします」と一言添えると丁寧です。また、業務時間内は忙しくしている社員が多いため、挨拶は会釈をしながら「お疲れさまです」と挨拶するだけで大丈夫です。
インターンをより充実させるために、インターン中の質問の仕方も押さえておきましょう。以下の記事では、インターンで伝えるおすすめ質問例100選を紹介しています。
例文⑤インターン最終日の挨拶
インターン最終日の挨拶例文
皆様、お時間をいただき、ありがとうございます。今回のインターンでは、〇〇さんをはじめ、皆さまには本当に親切にご指導いただき、心から感謝しています。
特に、はじめて参加したミーティングでの意見交換や、資料作成に携わった経験は、大きな学びになりました。
また、皆さんと一緒に仕事をするなかで、チームワークの大切さや、何気ない日常のやり取りからも多くのことを学ばせていただきました。御社の温かい雰囲気のなかで働かせていただき、さらに「この分野で頑張っていきたい」という気持ちが強くなっております。
この経験やご教示いただいたことを活かし、さらに成長していきたいと考えています。短い期間でしたが、本当にお世話になりました。またお会いできる機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
インターンの最終日は、社員への感謝や学んだこと、これからの抱負を盛り込みましょう。具体的にどのような経験が勉強になったのかを伝えると、挨拶に深みが増します。「私たちの会社のインターンで、得るものがあったんだな」と、社員にも好印象にうつる可能性があります。
例文⑥インターン終了後のお礼
インターンが終わったら、できるだけ早くメールでも挨拶しましょう。最終日にもきちんと挨拶していますが、ここでさらにお礼のメールを送ると「丁寧な人だ」という印象になります。
インターン終了後のメール例文
宛先〇〇〇〇@〇〇〇〇.jp
CC
件名インターンシップ参加の御礼 (大学名・氏名)
株式会社△△人事部
〇〇様
お世話になっております。
インターンシップに参加させていただきました、◯◯大学の△◯です。
先日は、貴重な体験の機会をいただき、誠にありがとうございました。
短い期間ではありましたが、貴社の業務を間近で見ることができ、多くの学びを得られました。〇〇様におかれましては、丁寧にご指導いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
また、△△のプロジェクトに参加させていただいた際には、多くの人々の手によってプロジェクトが進む様子を見られたことで、連携の重要性やそれぞれのポジションが担う役割がよくわかりました。チームの一員として自分に何ができるのか、そのためにどのような課題をクリアすべきなのか、少しずつ見えてきたように思います。
貴社の皆さまの温かいサポートのおかげで、楽しい中でも深く学び、充実した時間を過ごせました。この経験を今後に活かし、社会人としての成長につなげていきます。
最後になりますが、貴社のさらなるご発展と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
_______________
氏名
大学名・学部名・学年
電話番号
メールアドレス
_______________
最終日に話した内容とは別に、学びや気付きのあった点を具体的に書きましょう。いくつも得たものがあったとアピールすると、さらに意欲的な姿勢が伝わり「良い学生が来てくれて良かった」と感じてもらえます。
インターンの感想の伝え方について知りたい人は、以下の記事で内定者が実際に送ったインターンの感想を紹介しているので、ぜひチェックしてみましょう。
インターンの挨拶で好印象を残す3つのポイント
- 敬語を正しく使う
- 自分から挨拶する
- シーンに合わせたお辞儀を覚えておく
挨拶は、ただすれば良いというものではありません。きちんと押さえておくべきポイントがあります。インターンを経験した人は、どういった点に注意していたのかを聞いてみたので、参考にしてみてください。

インターン中のグループワークでは、ほかの人の挨拶に耳を傾けるよう意識しました。
自分の前に挨拶した人が何について話したのかを聞いておくと、次に自分の番になったとき、同じように話せると思ったからです。
また、相手の名前を何度も聞くのは失礼だと考え、メモを取って名前を間違えないよう心掛けました。

挨拶のとき、ありきたりな挨拶ではなく自分なりの一言を添えるように努めていました。ほかの学生と差別化が図れると思ったからです。
「今日は楽しみにしていました」など付け加えると、担当の人が「今日の予定は△△です。楽しんでくださいね」と言ってくれることもありました。
その場の雰囲気を大切にしながら、一言添えるかどうかを決めるのがポイントです。固い空気のときは挨拶だけに留め、その日によって柔軟に使い分けていました。

挨拶では、自分をいかに印象付けるかを意識しました。インターンでは「その他大勢」の一人にならず、第一印象の段階で覚えてもらえるような工夫が必要だと思ったからです。
地元が名古屋なので、東京でのインターンでは「名古屋で◯◯に打ち込みました」といったエピソードを話すようにしました。ローカルな話題がウケたのか、社員の皆さんが関心を持ってくれたように思います。
①敬語を正しく使う
正しい敬語を身に付けて挨拶に活かしましょう。相手への敬意やあなたの謙虚な姿勢が伝わり、印象が良くなります。敬語については普段から気を付けているという人も、ここであらためて復習しておきましょう。
敬語の種類 | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
尊敬語 | 相手を立てるために使う言葉 目上の人に対して尊重する意味で使う |
おっしゃる ご覧になる 召し上がる いらっしゃる お休みになる など |
謙譲語 | 自分の行動を へりくだって表現するときに使う |
伺う 参る いたす 申し上げる お目に掛かる など |
丁寧語 | 言葉を丁寧にする表現 | 〜です 〜ます |
普段敬語に慣れていないと、とっさに適切な表現ができないかもしれません。もしも敬語に迷ったら、無理に尊敬語や謙譲語を使おうとせず、丁寧語を用いましょう。
言い間違えて焦ってしまうと、さらに言葉に詰まってしまいます。背伸びせず、語尾を「です・ます調」にするだけでも丁寧な表現になるので、意識してみてください。
②自分から挨拶する
自分から積極的に挨拶するのも効果的です。自分から声をかけると、周囲に明るい印象を持ってもらえます。
たとえば、インターン初日に他部署の社員と会ったとします。「おはようございます。本日からインターンでお世話になる、〇〇と申します。よろしくお願いいたします」と笑顔で伝えると第一印象はばっちりです。
また、インターン期間中、廊下でほかの社員とすれ違った際も「お疲れさまです」と挨拶できると良いでしょう。
自分から挨拶すると相手も気持ち良く応えてくれます。また、コミュニケーションがスムーズになり、仕事にも取り組みやすくなります。インターンに対する意欲を示すためにも、まずは自ら周りに挨拶してみましょう。
③シーンに合わせたお辞儀を覚えておく
ビジネスシーンで意外に多いのは、お辞儀の機会です。上司や同僚、取引先など、相手によってお辞儀の仕方は変わります。また、挨拶や謝罪など、シーンに応じたお辞儀があることも覚えておきましょう。

場面に応じて正しくお辞儀を使い分けると「礼儀正しい」「挨拶の仕方がわかっている」とインターン先での評価が高まります。
緊張しても大丈夫! インターンの挨拶で困ったときのリカバリー方法
インターンの挨拶で困ったときのリカバリー方法
- 緊張でうまく挨拶できないときはまず深呼吸する
- 言葉の使い方を間違ったときはすぐに訂正する
- 挨拶のタイミングがわからなかったときは素直に伝える
緊張すると、普段はできているはずの挨拶で失敗するケースもあります。ここでは、挨拶の失敗談とリカバリーの方法について、経験者に話を聞いてみました。
インターン先の挨拶の失敗談を教えて!

はじめて参加したインターンでは、周囲の雰囲気に合わせようとしたことが原因で、消極的な印象を持たれてしまいました。
周囲に大人しい印象の人が多く、挨拶も単調なものが続きましたが、担当社員の「このインターンは二度とないからね」という言葉にハッとしたのです。今、このインターンで吸収しなければならないもの・自分をアピールしなくてはいけないことがたくさんあるんだと気付きました。
「この機会は唯一無二のかけがえのないものなんだ」と考え、学びや相手に自分のことを知ってもらえるチャンスを逃さないよう、しっかりと対策するのをおすすめします。

グループディスカッションの際、緊張のあまり話すべきではない内容も話してしまい、挨拶が長くなってしまいました。
一般的に、インターンでの挨拶で伝えるのは名前や学部、趣味程度です。事前に挨拶の内容を決めたり、その場に応じて臨機応変に内容を調整したりすることが大切だと学びました。
緊張でうまく挨拶できないときはまず深呼吸する
はじめての相手、ましてインターン先の人に向けて挨拶するのはとても緊張しますよね。とっさに言葉が出てこないのは、実はよくあることなので慌てなくても大丈夫です。
「早く何か言わなきゃ」と焦るかもしれませんが、まず落ち着いて深呼吸しましょう。
言葉に詰まったときリカバリーできる伝え方
- 少し緊張してしまいました。大変失礼いたしました
- ぎこちなくなってしまって申し訳ありません。今日もよろしくお願いいたします
社会人が大学生に対して求めているのは、流暢に話すことではなく誠実な姿勢です。失敗したなと感じたら、まず素直に「緊張してしまった」と伝えましょう。正直な言葉は、相手に信頼感をもたらします。
言葉の使い方を間違ったときはすぐに訂正する
もし、相手に対して失礼な言葉を使ってしまったらすぐに訂正して謝罪するのも大切です。
ビジネスの場では、相手を立てる尊敬語やへりくだるときに使う謙譲語など、複雑な表現を多用しなければなりません。社会人経験のない大学生が、こうした言葉を使いこなすのはなかなか難しいものです。
もし自分の言い間違いに気付いたら「言葉を間違ってしまいました。申し訳ありません。正しくは◯◯と申し上げたかったのです」と素直に訂正しましょう。
インターンの前に、ビジネスシーンでの言葉遣いを学んでおくのがおすすめです。インターン先の業界に関する、専門用語にも触れておきましょう。書籍やインターネットからも、情報をたくさん得られますよ。
挨拶のタイミングがわからなかったときは素直に伝える
インターン先で意外に迷うのが、挨拶のタイミングです。挨拶をしたくても、社員が話し中だと「割って入ると迷惑かも……」と遠慮してしまうかもしれません。
たとえば、朝の出社時を考えてみましょう。「忙しそうだから後で挨拶しよう」と思っていても、結局時間だけが流れ、気付けば始業から1時間以上経っていた……ということにもなりかねません。
挨拶のタイミングがわからない場合は、ほかの人が挨拶するタイミングに合わせましょう。難しければ、顔を合わせた際に「先ほどはタイミングを逃してしまい、ご挨拶できず申し訳ありません」と伝えるのがおすすめです。
いっそのこと、先輩に「お話中に挨拶すると、ご迷惑になりそうでできませんでした」と素直に打ち明けると、素直さと礼儀正しさがアピールできて好印象です。
なかなか話を切り出せないときはどうしたら良いの?

インターンのプログラムにグループワークがあり、課題が難しくなかなか発言できませんでした。しかし、途中から意識して発言の機会を増やすよう努めていたことがあります。
それでもほかの人よりも発言の回数が少なかったため、リカバリーするべく課題の発表役を引き受けて積極性をアピールしました。日頃から新しいことに積極的に挑戦していると、こうした場面でも対応しやすくなると思います。
オンラインインターンでの挨拶の注意点も解説!
近年、リモートワークの普及により、オンラインでのインターンも増えています。ここでは、先輩からオンラインインターンの体験談を聞きながら、注意するポイントを押さえましょう。

オンラインインターンでの挨拶で気を付けたことを教えてください!

オンラインでも気持ちが伝わるように、笑顔と声の出し方を意識して挨拶しました。

カメラの位置や、目線に気を付けました。対面と同じ感覚に近付けるためです。また、最初に音声が聞こえているか確認してから挨拶しました。

明るい笑顔と「はじめまして」の一言を意識しました。挨拶の最後に、「短い間ですがよろしくお願いします」と加え、丁寧さもアピールしました。
オンラインインターンでの挨拶は、以下の点に注意しましょう。
オンラインインターンの挨拶時の注意点
- カメラと目線を合わせる
- 柔らかい笑顔を意識する
- やや大きめの声ではっきりと話す
オンラインインターンに参加予定の人は、以下の記事を読んでみてください。細かく解説されているので、疑問点や不安がなくなります。
インターンの自己紹介をするときの3つのポイント
- にこやかに話す
- 顔をあげて社員の目を見ながら話す
- 聞き取りやすさを心掛ける
挨拶のほかに気になるのが、インターン初日の自己紹介ではないでしょうか。いざというとき、緊張で「何を言うのか忘れてしまった……」ということがないよう、あらかじめ声に出して練習しておくのがおすすめです。
先輩たちは、どのような点に気を付けていたのでしょうか。体験談を交えて、自己紹介のポイントを紹介していきます。

インターンでの自己紹介は、どんな内容を話しましたか?

インターンのほかの参加者と、担当社員の前で自己紹介しました。企業側で話す内容を指定してくれて、大学名と氏名のほか、趣味についても話しました。

話したのは大学名や氏名、意気込みなどです。インターンの参加者全員が、人事を担当する社員の皆さんに向けて挨拶しました。

インターンに参加する全員と、担当してくれる社員の前で自己紹介しました。話したのは大学名と学部、氏名、趣味についてです。
①にこやかに話す
自己紹介の場では、にこやかな表情を意識しましょう。初対面の相手にも「話しやすそうだな」と感じてもらえます。
人は、相手の第一印象を決める際、視覚からの情報に頼りがちです。そのため、表情はあなたの印象を左右するポイントになります。
硬い表情で話すと、緊張感が強くなり、相手の心もなかなか開けません。逆に、口角を上げてにこやかに話すとリラックス感が生まれ、相手の心にスッと言葉が届きやすくなるのです。
②顔をあげて社員の目を見ながら話す
しっかり顔を上げて、社員の目を見ながら話すのも大切です。目線を合わせると、誠実さや自信が伝わり、ポジティブな印象につながります。
うつむいて話していると、何を話しているのか伝わりにくいため、「あまり意欲が感じられない」と受け取られる場合もあります。
また、複数の社員の前で話しているときも、一人ひとりと目を合わせるつもりで自己紹介しましょう。最初は真ん中の人を、次に右の人というように、視点をずらしながら話します。目が合うと「自分に向けて話してくれている」という意識が生まれるため、より自己紹介に興味を持ってくれますよ。
③聞き取りやすさを心掛ける
聞き取りやすい話し方も大切です。せっかく頑張って自己紹介しても、聞き取りづらいとあなたのことを覚えてもらいにくいからです。
声のトーンや話すスピード、滑舌の良さなど、上手な話し方にはさまざまなポイントを押さえる必要があります。しかし、難しく考える必要はありません。穏やかで明るい声と、ややゆっくりめのスピードを意識してみてください。
緊張していると、自分が思っているよりも早口になりがちです。そのため聞き取りづらくなり、何を話しているのか相手に伝わりにくくなるケースも少なくありません。
「ちょっと遅いかな」と感じるスピードがちょうど良く感じられることも多いものです。もし不安であれば、自己紹介を読み上げた声を録音し、聞き返してみましょう。
インターンの自己紹介の仕方は以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してみてくださいね。
インターンは初日が肝心! 就活生に求められる3つのマナー
- 清潔感のある身だしなみを徹底する
- 集合時間より少し早めに行く
- コートは脱いでおく
ここからは、インターンに参加する前に押さえておきたいマナーについて解説していきます。紹介するマナーを押さえ、自信を持って当日に臨みましょう。

インターンの初日に意識したことはありますか?

第一印象が大事なので、服装には特に気を付けました。着用予定のスーツが汚れないように注意し、インターン当日は近くのコンビニで身だしなみをチェックしてからインターンに臨みました。

スカートを履く場合、ストッキングの予備はあったほうが良いと思いました。また、はじめての場所は予想外に時間がかかるため、到着時間もかなり余裕を持たせて出発するのが良いと思います。

服装に関して、シャツの折り目がないかなどをチェックしました。当日は会場の会社に入る前にトイレを済ませて、そこで身だしなみのチェックの最終確認をしました。

服装についてですが、とくに指定がない場合はスーツを着用しました。ビジネスの場なので、やはりスーツが無難だと思います。周りから浮くこともなく、落ち着いた気持ちでインターンに臨みました。 また、インターン先には30分前に到着するよう心掛けました。時間に余裕があると、焦りもなく緊張せずにすむと考えたからです。
①清潔感のある身だしなみを徹底する
インターンに参加する際は、清潔感を第一に考えた身だしなみを徹底しましょう。清潔感のある人は、相手からの信頼を得られやすいです。
項目 | ポイント |
---|---|
髪型 | 寝ぐせはしっかり直す 前髪が目にかからないようにする |
服 | シワや汚れのない服を着用する インターン先の企業に服装の規定があれば 事前に確認する |
靴 | 汚れを落とし、 磨いておく |
香り | 香水はつけない |
身だしなみはインターン期間中、毎日チェックしましょう。初日は完璧でも、日が経つにつれて気がゆるんだり、疲れが出たりするかもしれません。そうなると、身だしなみへの意識が薄れる可能性もあります。
出社前に鏡を見るゆとりを持ちましょう。朝は慌ただしいですが、少し早く起きて身だしなみを整えるのも、社会人として大切なマナーです。
服装マナーについて詳しく知りたい人は以下の記事で確認しましょう。
②集合時間より少し早めに行く
指定された到着時刻よりも、早めに着くようにしましょう。時間ギリギリに到着すると、慌ただしい印象を持たれてしまうかもしれません。
電車やバスなど、公共交通機関を利用する人も多いかと思います。事前にインターン先までの経路を確認し、遅延などのトラブルが起こっても対処できるように準備しておくのがおすすめです。
遅くとも、集合時刻の5分前にはインターン先の企業の受付に向かえるようにしてみてください。時間を守れる人はビジネスの場でも信頼されます。常に早めの行動を心掛けましょう。
③コートは脱いでおく

コートは、防寒具として屋外で着るものとされています。そのため、建物内に入る前に脱ぐのがマナーと考えられています。また、外からの汚れを、屋内に持ち込まないための心遣いでもあります。
そのため、インターン先の企業に到着したら、中に入る前にコートを脱いでおきましょう。インターン先に到着したら、建物の前でコートを脱ぎ、たたんで片腕に掛けてから中に入ります。細かいポイントですが「マナーをわかっているな」と好印象を得られやすいです。
インターン前にチェックしたマナーを教えて!

インターンの前に、マナーについて何か勉強しましたか?

社会人としての話し方を勉強しました。特に気を付けたのは、相槌の打ち方です。

勉強したのはマナーや礼儀など、立ち振る舞いについてです。インターンの心構えをまとめたサイトで調べました。

ビジネスマナーについて勉強しました。名刺をいただく場面でどうすればいいのかわからなかったので、調べておいて良かったです。
インターンに必要な持ち物も余裕を持って準備しておきましょう。こちらの記事ではインターンに必要な持ち物について紹介しています。
先輩に聞く! インターンの緊張を和らげるコツ
インターンの間、周りは大人ばかりで、しかも年代もさまざまです。学校にいるときとは緊張感が違いますよね。
とはいえ、ずっと緊張しっぱなしでは息が詰まってしまいます。先輩たちはどのようなリラックス法を使っていたのでしょうか。

インターンにはほかの参加者もたくさんいますが、「みんな自分と同じように緊張しているだろうな」と思い、積極的に話しかけていました。次第に心がほぐれて、お互いに仲良くなれたこともありますよ!
また、企業の方と話すときは、どうしても緊張すると思います。ですが、そういったときこそ笑顔が大切です。自信を持って明るい表情で話していると、不思議と気持ちが落ち着きます。

私は大勢の前で話すのが得意ではないので、インターンの雰囲気に早く慣れるための対策を講じました。まず、下調べです。インターンが始まる前に、どのようなことをするのか調べました。事前にある程度の流れを知っておくと、安心できます。
時間にゆとりをもって行動するのも大切です。インターン先に早めに行ったり、ほかの参加者と会話したりすると緊張がほぐれました。

インターンに参加する前に、実際にインターンを経験した人の口コミや就活の情報を徹底的にリサーチしました。その内容の中でも特に、失敗談や「もっとこうすれば良かった」といった体験談を参考にしていました。
私は始業30分前に到着すれば好印象になると思っていたのですが、企業側は必ずしもそうではないということに気付きました。口コミでは「社員の方から『対応する社員が必要になるため、あまり早く来られても困る』と言われた」という声があったのです。
この経験もあり、事前に口コミをチェックして、インターン先の企業のスタンスがわかって良かったと感じています。事前に体験談を読んでおくと、「この企業ではこうすれば良いんだ」と企業を知ることにもつながり、緊張も軽減されると思うので、下調べはかなりおすすめです。

インターンに参加するときは、周りの人と話して緊張を和らげています。インターンでは、初対面の人と数日間ワークに取り組みましたが、その場でも積極的に話しかけました。
話す内容はインターンのことだけでなく、趣味などリラックスできる話題も多かったです。インターンに参加している人はみんな緊張しています。あえて自分から話しかけると、距離も縮まってお互い心が軽くなりますよ。
明るい挨拶がインターンを乗り切るカギ! 実りある時間にして就活を有利に進めよう
インターンでは、明るく爽やかな挨拶で好印象を持ってもらえるよう工夫しましょう。挨拶は単なる形式上のものではなく、コミュニケーションの始まりとなる言葉です。あなたの良さを知ってもらい、信頼関係を築いていきましょう。
また、朝の挨拶が、その日の気分や仕事の進み具合を左右するケースもあります。インターン期間ははじめてのことばかりで心にゆとりがないかもしれません。
だからこそ、周りの社員と日ごろの挨拶で関係性を深めていくと、インターン中に困りごとができても気軽に相談できます。また、社会人の先輩たちから、就活に役立つ情報を受け取れるかもしれません。
穏やかな笑顔とハキハキした挨拶が、就活生としてのアピールポイントになります。記事で紹介した心掛けや先輩就活生の体験談を参考に、さっそくインターンの準備を進めていきましょう。

インターンなどではじめて企業の一員として働くとなると、どのように挨拶をすべきか悩む人は多いと思います。その際に大切なのは「飾りすぎない挨拶」を心掛けることです。
「挨拶は第一印象を決める」と言われるほど大切なコミュニケーションです。しかし、大きく見せようとすると、不自然さからマイナスの印象を与えかねないため、避けた方が良いでしょう。
もちろん最低限のマナーを守りつつ、等身大の自分を表現する姿勢が大切です。また、相手に失礼のない挨拶をするためには「相手の視点に立つ」意識も重要です。
相手の立場を考えながら等身大の自分で挨拶をしよう
相手の立場をイメージし、どのような挨拶であれば失礼に当たらないかなどを事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。挨拶は最初が肝心ではありますが、肩肘を張らずに自分らしさを意識して等身大で取り組んでみましょう。
本コンテンツにおける編集方針
近年、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)という、多様性・公平性・包括性の3つの観点から、さまざまな背景や属性を持つ人がそれぞれ活躍する社会を推進する取り組みが重要視されています。
HR team PLUSでは、このDE&Iの考えのもと、就活生や転職者の生の声を取り入れ、幅広い意見を反映したコンテンツを制作しています。本コンテンツで紹介するノウハウやマナーは、就活に役立つ情報の一助として提供しており、個人の考えや価値観を制限するものではありません。選択肢の一つとしてご理解いただき、個人の判断のもと、必要に応じて情報を自由に選び取っていただけますと幸いです。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)
私は、インターンで指導してくださる人はもちろん、社内ですれ違う人に対しても明るい挨拶を徹底していました。
これは個人的な意見ですが、就職活動は恋愛に似ていると思っています。相手をより深く知りたいという姿勢や、意欲をアピールする場面があるからです。
そのためインターンを「出会いの場」と考え、期間中は挨拶を欠かさずおこないました。その甲斐あって、他部署の方から「いつも明るくて気持ちが良い」と声をかけてもらい、積極性の大切さを感じました。