ホワイト企業60社を紹介|社会人たちに実態やメリットを聞いた!

ホワイト企業60社を紹介 特徴をチェック 見極め方と選考対策

ホワイト企業を一挙紹介! 実際に働く人の声とともにチェックしよう

「ホワイト企業って言葉をよく聞くけど実際どんな企業のこと?」
「どうしたらホワイト企業に入社できる?」

就活を始めて、ホワイト企業という言葉に触れ、このように感じた人もいるかもしれません。企業に求める条件や就活の軸は人によって違いますが、1日24時間のうち約3分の1を仕事に費やすのであれば、心も体も健康に、楽しく働きたいと思うのは当然のこと。そのため、企業選びの際「ホワイトであるかどうか」に注目する人も多いのです。

この記事では、ホワイト企業と呼ばれる企業の特徴やその特徴を持つ企業、選考を受けるうえでのポイントを紹介します。実際にホワイト企業で働いた経験のある人たちから、ホワイト企業のメリットも聞いてみました。

自分にとって働きやすく、ホワイトと感じられる企業の特徴とは何かを考えながら記事を読み進めてくださいね。

就活を本格的に始める前だという人は、ぜひこの記事を読んでみてください。内定者たちは、実際いつから企業選びや自己分析を始めていたのでしょうか。体験談を参考にしましょう。
就活の流れを徹底解説|内定者たちはいつから準備してた?

ホワイト企業とは?

ホワイト企業とは、一般的に、社員が働きやすい環境が整っている企業のことを指します。

「年収が〇万円以上」「平均残業時間が〇時間以下」などと明確に定義があるわけではありません。

プライベートと仕事の両立がしやすかったり、労働量・内容に見合った待遇をもらえる企業や、多くの社員がやりがいや満足感を持って働ける企業が、「ホワイト企業」と呼ばれることが多いです。

ホワイト企業の7つの特徴|みんなが実際に注目しているのは?

ホワイト企業の7つの特徴

ホワイト企業と呼ばれる企業にはどのような特徴があるのでしょうか。ここからは、ホワイトとされる企業の特徴の中から代表的なものを挙げていきます。

実際に学生たちが「ホワイトだ」と感じるポイントについても聞いてみました。自分が求める特徴はどんなものか考えながら確認していきましょう。

ズバリ! みんなが思うホワイト企業の特徴は?

キャリアステージ編集部

ホワイト企業の特徴とはどんなものだと思いますか?

M・W 学習院大学

有給休暇が取りやすいか、また多いのか、会社の福利厚生制度が充実しているか、仕事にキャリアが先行されるのではなく、キャリアを自分で開ける制度があるか、という点を満たしていたら、ホワイトな会社だなと思います。

N・T 4年制大学

有給休暇が取りやすい、育休産休などの仕組みがあるなど、ライフプランに合わせた働き方ができることだと思います。また、残業しても残業代がきちんと払われることも大切だと思っています!

R・N 4年生大学

フレックス制度の充実度、有休取得率が60%越え、残業時間30時間以下、退職金がある、プラチナくるみんの取得など福利厚生の制度が整っている。これらを満たしていたら、ホワイト企業であると考えます。

K・U 名古屋学院大学

ワークライフバランスがしっかりとしており、働くときは働き、休むときは休むとメリハリがある会社に対しては、ホワイトだなと思います。

D・M 成城大学

ホワイト企業といえば、ワークライフバランスがとにかく整っている会社というイメージです。ストレスがあまりなく働ける印象があります。

S・K 4年制大学

離職率が低いことだと思います。長期就業している人が多い会社は、残業や休日に関する考えがしっかりしており、社員の方が働きやすいのだろうなという印象です。また、それらが揃っていても、社内の雰囲気が悪ければ離職率は上がってしまうと思うので、離職率が低ければ、雰囲気も良く安心して働ける環境があるのだろうなと感じます。

①残業時間が短い

残業時間が短いことは、ホワイトと呼ばれる企業の代表的な特徴です。残業時間が短いことで、働きすぎの状態に陥り健康を害することを防ぐので、重視する人も多いでしょう。

また、仕事以外の時間をより多く確保できることで私生活との両立がしやすくなります。そのため、たとえライフステージが変わっても自分のペースで仕事ができ、「この会社なら長く働き続けられるな」と感じる人も多いのです

②平均年収が高い

平均年収の高さもホワイトと呼ばれる理由につながります。働いた分、給与でしっかり還元されるかどうかで、モチベーションが変わる人も多いでしょう。

年収が高い企業は、単に業績が良いだけでなく、社員の頑張りを報酬として反映するための評価制度が整っていることが多いです

一方で、単に年収が高いことに注目すると、その分残業時間が多かったり業務内容がハードな場合もあります。それぞれの社員が、しっかり業務に対して納得感ある待遇がもらえる状況にある企業が、いわゆる「ホワイト企業」と呼ばれやすいです。

③福利厚生制度が充実している

働きやすさにつながる福利厚生制度の充実度も確認してみましょう。

たとえば、自由な働き方や待遇にかかわる制度だけでなく、「オフィスおかん」など、低価格でバランスのとれた食事をオフィスに置くことで、社員の健康維持を図る制度を取り入れている企業もあります。

また、資格取得にかかわる書籍代の補助など、社員のスキルアップを支援する制度を導入している企業も存在しています。業務と完全に重なる分野でなくてもスキルアップを応援してくれるケースもあるため、日々働きながら社会人としてのスキルを上げていきたいという人は注目してみてくださいね

働きやすさにつながる福利厚生や制度の例

フレックスタイム制:既定の総労働時間で勤務することを前提に、労働者自身が始業・終業の時間を自由に決められる制度
リモートワーク制:自宅など、オフィス以外の場所で勤務することが認められる制度
リフレッシュ休暇:社員のリフレッシュを目的として、勤続年数などに応じて付与される休暇
時短勤務:育児や介護などと仕事の両立を目的として、1日の労働時間を短くして勤務できる制度
書籍購入代補助:社員のスキルアップにつながる書籍の購入代を会社が負担する制度
資格取得補助制度:社員が資格を取得するために必要な経費や受験費用を会社が負担する制度

④3年以内に退職する社員が少ない

新入社員がどのくらい定着しているかどうかもポイントの一つです。社員の定着率は、待遇や仕事内容に満足しながら働けていたり、社風が合い、居心地が良いと感じる人が多い傾向があることを表しています

新卒3年以内の離職率は、就職情報サイトに掲載されている募集要項などで確認できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

⑤社員が活躍できる機会が平等に与えられている

その企業でできるだけ長く仕事を頑張りたいと思う人にとって、誰にでも活躍の機会があるかどうかは重要ですよね。たとえば、ライフイベントを経験しても、それ以前と同じように働ける企業には居心地の良さを感じるのではないでしょうか。

また、企業によっては女性が昇進・昇格のチャンスを得にくいこともあります。そのような企業では、平等に活躍できる機会があるとは言い難いでしょう。

たとえば、産休・育休からの復帰を促進する制度や時短勤務制度があったり、女性の管理職比率を上げる施策がおこなわれていると、平等に活躍する機会があると言えるでしょう

⑥業績が安定している

業績が安定していることもホワイト企業と呼ばれる要因のひとつです。業績が安定していれば、リストラや給与がいきなり下がるといったような、社員の生活を脅かす状況は起こりにくいと考えて良いでしょう。

具体的には、売上高や営業利益の大きさなどで確認できます。売上が急激に落ちることなどなく、年々増えていたりする場合、業績が安定していると言えるでしょう

業績にかかわる数値は会社四季報や就職四季報で確認できるほか、上場企業であれば財務諸表で確認することも可能です。

⑦休暇を取得しやすい

休暇を好きなタイミングで取得できる環境だと、ワークライフバランスを保ちやすいため、働きやすさを感じる人は多いでしょう。

厚生労働省の令和5年就労条件総合調査の概況によると、令和4年の間に企業が付与した年次有給休暇日数の取得率の平均は62.1%です。休暇の取りやすさを重視する場合は、ぜひこの平均値を企業選びの際に参考にしてみてください

この記事では、女性が働きやすさを感じられる企業の特徴や見極め方を解説しています。私生活と仕事を両立しやすい会社を「働きやすい」と感じる人は多いはず。ぜひ参考にしてみてくださいね。
女性が働きやすい会社とは? 現場の声から見極め方を解説

ホワイト企業60選|4つの特徴別に紹介

ここからは、4つの特徴別にホワイト企業を紹介していきます。実際にホワイト企業で働く人の感想も紹介するので、企業選びの際に参考にしてみてくださいね。

残業時間が短い企業15選

厚生労働省が令和2年に発表した「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、企業の従業員の平均残業時間は13.8時間です。

ここからは、各企業が公式サイトや厚生労働省の「女性の活躍推進企業データベース」などで公表する平均残業時間のデータをもとに編集部が独自で調査したうえで、2024年5月現在で平均残業時間が13.8時間を下回っている企業を厳選し、平均残業時間が短い順に紹介しています。

残業時間が短いことで、自由に使える時間が増え、リフレッシュの時間をより多く取れたり、私生活との両立のしやすさにつながります。仕事とプライベートとのメリハリがつき、働きやすいと感じる人も多いでしょう。

社名 平均残業時間 平均年収 業界
コニカミノルタ 4.6時間 744万円 精密機械
キヤノン 6.0時間 807万円 精密機械
アステラス製薬 6.1時間 1,062万円 製薬
日立製作所 7.2時間 916万円 精密機械
全日空 7.3時間 691万円 インフラ
島津製作所 7.4時間 859万円 精密機械
日鉄ソリューションズ 8.3時間 870万円 情報・通信業
オリンパス 8.5時間 965万円 医療機器
マネーフォワード 8.6時間 666万円 情報・通信業
川崎汽船 8.9時間 1,329万円 インフラ
大阪ガス 9.6時間 685万円 インフラ
花王 9.7時間 787万円 消費財
JR東海 10時間 786万円 インフラ
ヤクルト本社 10.3時間 850万円 食品・飲料
明治 11時間 1,013万円 食料品

入社3年以内の新卒生の離職率が低い企業15選

ここからは、2021年現在で入社後3年定着率が100%以上の企業を挙げていきます。「居心地が良い」と感じる若手社員が多く、離職する人が少ない企業に注目している人は、ぜひ参考にしてくださいね

参照:東洋経済オンライン『「新卒社員が辞めない会社」ランキングTOP300』

社名 入社後3年定着率 業界
あすか製薬 100.0% 製薬
三井不動産 100.0% 不動産業
栗田工業 100.0% 機械
三菱地所 100.0% 不動産業
アルバック 100.0% 電気機器
アシックス 100.0% その他製品
戸上電機製作所 100.0% 半導体
荻原工業 100.0% その他製品
ユニオンツール 100.0% 機械
東レエンジニアリング 100.0% 半導体
長谷川香料 100.0% 化学
三ツ星ベルト 100.0% ゴム製品
新電元工業 100.0% 半導体
愛知時計電機 100.0% 精密機器
静岡ガス 100.0% インフラ

有休取得率が高い企業15選

2024年現在の3年平均有休取得率が90%を超えている企業を15社ピックアップし、取得率が高い順に紹介します。有休の取得率が高い企業には、年次などを問わず、休みやすい雰囲気があると考えて良いでしょう。

しっかり休みを取り、ワークライフバランスを保ちたいと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね

参照:東洋経済オンライン『「有給休暇の取得率が高い会社ランキング」上位200

社名 3年平均有休取得率 業界
クボタ 106.5% 機械
DMG森精機 104.8% 機械
トヨタ車体 101.3% 自動車
コマツ 100.8% 建設機械
エイチワン 100.7% 金属製品
豊田自動織機 100.4% 繊維機械
テイ・エステック 100.0% 自動車
オリエンタルランド 99.1% サービス業
関西電力 98.2% インフラ
幼児活動研究会 96.2% 教育
アイシン 96.1% 自動車
ゆうちょ銀行 95.7% 銀行業
ダイキン工業 95.0% 機械
デンソー 94.5% 機械
ヤマトホールディングス 93.5% 陸運業

柔軟な働き方を促す制度がある企業15選

2024年5月現在で、フレックス制度が存在し、フルリモート勤務が可能な企業を紹介します。時間や場所に囚われずに働ける職場だと、体調や家庭の事情に合わせてフレキシブルに仕事ができるため、働きやすさを感じやすい人も多いでしょう

紹介している企業に関しては、各企業が公式サイトなどで公表している働き方制度の情報をもとに、「フレックス制度」「フルリモート勤務が可能な制度」が両方導入されている企業をキャリアステージ編集部で厳選しています。

社名 業界
ZOZO 情報・通信業
LINEヤフー 情報・通信業
サンスター 消費財
サイボウズ 情報・通信業
クラウドワークス 情報・通信業
DeNA 情報・通信業
U-NEXT HOLDINGS 情報・通信業
ライオン 消費財
ピクスタ 情報・通信業
日産 自動車
NTTドコモ 情報・通信業
TIS 情報・通信業
メルカリ 情報・通信業
ユーグレナ 食料品
大同生命保険 保険業

「ホワイト企業」で勤務している人のリアルな感想を聞いてみよう

キャリアステージ編集部

実際に「ホワイトだ」と感じられる企業に勤めている人の感想を知りたいです! ご自分や周囲の人の体験談をもとに聞かせてください!

D・M 成城大学

友人がいわゆるホワイト企業で働いています。人気がゆえ新卒中途ともに離職率が低く、安定した生活を送っているイメージです。給料も高くストレスが少ないと言っていました。

S・K 4年制大学

家族の話ですが、休日や残業に関する認識がしっかりしていることはもちろん、毎年給与のベースアップがあったり、いつでも有休が取れるような環境で働いています。転職する人もあまりいないみたいです。なので、私や友人の、いわゆる「ホワイト」ではない会社の働き方を聞いていつも目を丸くしています。転職経験がないので自社がホワイトだという自覚はあまりないようですが、ほかの人の話を聞いたあとは「うちの会社は恵まれてるんだな」と口にしています。

T・T 4年制大学

自分が働いている会社の話になってしまいますが、以下の特徴があります。コアタイムがないフレックス勤務制度、週の半分は在宅勤務が可能、若手社員向けの借り上げ社宅や家賃補助、前日や当日でも取得できる有給休暇などです。もちろん会社に対する不満は多少なりともありますが、ニュースでいわゆるブラックといわれる労働環境を見聞きすると、自分の会社は相対的に恵まれているのだなと思っています。

IT業界など、オンラインでのコミュニケーションで完結しやすい仕事は、働く時間や場所を比較的柔軟に選べることも多いです。IT企業に関心を持っている人は、この記事で志望動機の作り方をチェックしてみてくださいね。
IT業界に刺さる志望動機の作り方|内定者の体験談と12例文付き

ホワイトな傾向がある業界・職種とは? 若手社員たちの声を参考にしよう

企業探しをしているみなさんからすると、ホワイト企業と呼ばれやすい業界・職種があるのかどうかは気になるところなのではないでしょうか。

社会人たちに、自らの体験や身近な人の声からわかった「比較的ホワイトな傾向がある」と感じる仕事を教えてもらいました。

キャリアステージ編集部

どんな業界・職種が比較的ホワイトだと思いますか?

M・W 学習院大学

比較的大手企業はだいたいホワイト企業なのかなと思いますが、その中でも製薬企業は職業柄、さらにホワイトであることが多いみたいです。聞いた話ですが、比較的ハードとされるコンサル業界も最近ではホワイトな傾向にあるらしいです。

K・G 名古屋市立大学

IT業界は比較的にホワイトな印象があります。SE職の方々の話を聞いたところ、実際に出勤しているのは週の中の数日で、基本はリモートワークという社員の方が多かった印象です。

R・N 4年生大学

IT業界は比較的ホワイトに感じます。フレックス制度とリモートワークなどを取り入れている企業が多く、個人のライフスタイルに合った働き方を選択できるからです。

D・M 成城大学

世間的にもそうですし、仕事柄さまざまな業界の人と話すことが多いのですが、大手のメーカーやインフラ系企業はホワイトだなと思いました。

S・K 4年制大学

私の周りでは、大手メーカー勤めの方にホワイトな働き方をしている人が多いように思います。製造ラインの稼働・停止の兼ね合いもあり、大型連休なんかは他企業と比較しても長くて羨ましいなといつも思っています。職種に関してはまちまちですが、バックオフィス系の業務が比較的ホワイトな印象です。

T・T 4年制大学

職種によると思います。具体的に言うと、クライアントワークではない形態の職種はホワイトと言われる傾向が強いと思います。クライアントワークだと、どうしてもお客様に合わせることになってしまいますし、自分で労働時間を管理することが難しくなってしまいます。私の経験では、事業会社のバックオフィス部門は比較的ホワイトな労働環境に近いと思います。反対にクライアントワークが主になるコンサルティングファームや商社などは、その逆の傾向になることが多いでしょう。

K・U 名古屋学院大学

自分の経験上、比較的ホワイトだなと思う職種は「事務職」だと思います。月末月初は少し忙しいですが、それ以外は基本定時に帰れるイメージで、休日出勤もしている人はかなり少ないと思います。

社会人の先輩に聞いた! ホワイト企業のリアル事情を教えて!

ホワイト企業で働いた経験のある社会人たちに、「ホワイト企業」で働いている感想を教えてもらいました。先輩たちの会社の「ホワイト」な部分、選んだ理由をチェックしてみましょう。

また、世間的に見て「ホワイト」だからといって、誰もが100%満足しているわけではないかもしれません。リアルな声を聞いてみましょう。

みなさんが働く企業のどんなところがホワイト?

S・K
S・K
4年制大学/文系学部
残業が少ないかつ給与が安定している

家族が大手メーカーで働いているのですが、残業が少なくお給料はしっかり出る、さらに有休はいつでも自由に使えて、連休もみなさん気兼ねなくとっていると聞き、知った当初は非常に驚きました。出張や外出の際は、そのまま早めに帰宅・退勤するのもOKなようで、その自由さにはいまだに驚くことがあります。

この企業へ就職した理由は、学生時代の研究テーマと同じ業界だったからだそうで、この環境は嬉しい誤算だったそうです。でも、入社当初に配属された地方の製造現場は、今とは正反対のブラックな環境だったそうなので、同じ企業の中でも拠点やポジションによって働き方は大きく変わってくるのかもしれません。

K・U
K・U
名古屋学院大学/経済学部
基本的に定時帰りで家族との時間も十分に確保できる

自分は現在、社長秘書兼事務職として働いています。ホワイトだと思うところは、土日休みで基本は定時で退社ができるというところです。前職は自動車ディーラーの営業で働いていたため、土日は仕事でほぼ毎日サービス残業があり、帰宅すると21~22時になるのが当たり前でした。そんな中家族との時間を大切にしたいと思い、現在の職種へ転職しました。

正直現職のデメリットはほとんどありません。強いて言うなら、たまにある社長とのゴルフ練習や野球観戦に同行するのはときどきめんどくさいと思ってしまいます。

ホワイト企業だと思っていたのに………! 入社前後でギャップがあった人のエピソード

「ホワイト企業だと思って入社したのに、実態が違った……」そんな経験をしている社会人たちもいるようです。

入社前後でどんなギャップを感じたのか、「ホワイトじゃない」と感じてからはどう働いていたのか、リアルなエピソードを見ていきましょう。

ホワイトだと思っていたのに! どんなところにギャップを感じた?

S・K
S・K
4年制大学/文系学部
「育児とうまく両立している社員が多い」と聞いていたが……

フレックス制度やリモートワークが自由に使えて、ママさん達も多く働いている環境と聞き、ホワイトそうだなと思っていましたが、実際は事務職以外は残業が非常に多い職場でした。

見込み残業代が40時間分支給されるという記載を見て、もしや……という予感はあったのですが、エージェント経由で確認し「募集のポジションでは平均残業時間が10時間程度」と聞き入社を決めました。実際、私のポジションはそこまで残業を求められないものの、ほかのポジションの人は40時間近く残業をされているので、近くで働いていてなんだか心が休まらないなと感じることも多いです。

A・S
A・S
立教大学/文系学部
風通しが良い代わりに経営層からのプレッシャーも直に感じてつらかった……

年間休日も多く、かつ離職率が5年で5人以下と社員の平均勤続年数も長く、かつ会社の風土として定時退社を奨励されていたり、ベンチャーなので風通しが良く、経営陣と近い距離で仕事ができるなど、表面上ホワイトに見える会社でした。

しかし実際はみなし残業が多く、残業してもサービス残業で給料に反映されなかったり、経営陣と近すぎるゆえに、新卒1年目にしては責任が重すぎる役職に就いて結果を求められ続けました……。しかも社内教育の制度が整っていないので、OJTもなく本を読んだりしながら自分で知識を身に付けていかねばならず、かなり自走できる人でないと向かない環境でした。

上からのプレッシャーを直で受けるので、最終的には心を病んでしまう人も多かったです。自分で将来起業したい人ならフィットしていたかもしれませんが……。

企業のホワイト度を見極める方法|学生たちが試した方法もチェック

企業のホワイト度を見極める方法

では、気になっている企業がホワイトなのかどうかは、どうしたら見極められるのか。そう思った人もいるでしょう。

ここからは、実際にホワイトかどうかに注目して企業探しをしたことがある人たちの体験談を交えて、ホワイト企業の見極め方を紹介します。

みんなはどうやってホワイト企業を探した?

キャリアステージ編集部

就活時、ホワイト企業を探すときにおこなったことについて、詳しく聞かせてください。

M・W 学習院大学

大手企業は福利厚生がどこも同じくらい充実しているのではと思ったので、実際にその制度を使っている社員がどれほどいるのかを重視していました。制度の実態に関しては、OB・OG訪問で聞いていました!

N・T 4年制大学

私は企業が発表している報告書で3年以内の離職率を調べるようにしていましたね。離職率が低いのであれば、ホワイト企業であると捉えていました。

R・N 4年生大学

上場している企業で、プラチナくるみんを取得している企業に目星を付けて探しました。あとは、就活応援サイトなど、信頼度の高いサイトの口コミなどを参考にしていました!

企業の公式サイトやSNSをチェックする

企業が発信する情報から福利厚生を確認したり、採用サイトで社員インタビュー、座談会コンテンツなどを読んで、どのような点に魅力を感じながら働いているかを調べてみましょう。

公式SNSを開設している企業であれば、その投稿からオフィスの雰囲気やどんな社員が在籍しているのかをチェックするのもおすすめです

OB・OG訪問をする

OB・OG訪問は、実際に働く人たちに企業の実態を確認できる貴重な機会です。自分で調べた企業の情報をもとに、先輩社員に働きやすさを感じている点や、逆に改善してほしいと思う点を聞いてみましょう

働きやすさにつながる制度や福利厚生の有無は公式サイトでも把握できますが、どのくらい使われているか、使いやすい雰囲気があるかどうかなどは、実際に働く社員にしか聞くことができないためぜひ確認してみてください。

OB・OG訪問での質問例

・若手社員はどのくらい残業をしていますか?
・有休を取りやすい雰囲気はありますか?
・〇〇さんが「働きやすいな」と思っているところを教えてください
・〇〇さんが「こうだったらもっと働きやすいのに」と感じている部分を教えてください
・〇〇さんが、働く環境に対して入社前期待していたことと、それに対して入社後は実際どんな実態があったか教えてください
・スキルアップを支援する制度は社内でどのくらい活用されているか教えてください

OB・OG訪問をしたいけど手順がよくわからないという人にはこの記事がおすすめです。先輩たちから企業の情報を引き出す秘訣を体験談から学びましょう。
OB・OG訪問とは|就活経験者が教えるおすすめ質問一覧付き

口コミサイトを確認する

ホワイトさを知るために、口コミサイトを参考にするのも一つの手です。

口コミサイトでは、待遇や社内の風通しの良さ、福利厚生や会社方針など多角的に評価されているケースがほとんど。実際に働いている人や過去在籍していた人の口コミから、実態を把握することができるでしょう。

ただ、あくまでもそれぞれのユーザーの体験に基づく意見が書かれているため、情報が古くなっている場合や、個人の視点からネガティブな体験談が語られていることもあります。すべての意見を文字通り受け取るのはおすすめしません。

企業が受けている認定をチェックする

ホワイト企業の定義が正式に決まっているわけではないと解説しましたが、誰もが働きやすい職場にしようとする取り組みが認められ、国から認定を受ける場合があります

そのため、ホワイト企業かどうかを見極めるうえでは、気になる企業がそれらの認定を受けているかどうかを確認するのも良いでしょう。

中でも、女性の働きやすいかどうかの指標であるえるぼし・くるみん認定を取得しているかどうかは、厚生労働省の「両立支援のひろば」で確認できるので、ぜひ一度確認してみてくださいね。

認定制度の例

安全衛生優良企業認定
労働者の安全や健康に積極的に取り組み、高い水準を維持していると厚生労働省が認める制度。ホワイトマークとも呼ばれる
認定法人一覧

健康経営優良法人認定
優良な健康経営(従業員の健康を重視する経営)を実践している大企業や中小企業などの法人を経済産業省が認める制度
認定法人一覧

えるぼし認定(女性活躍推進企業)
厚生労働大臣から、積極的に女性の活躍を促す取り組みを実施していると認められた企業に与えられる認定

くるみん認定(子育てサポート企業)
「次世代育成支援対策推進法」をもとに、厚生労働大臣が「子育てサポート企業」として認めた企業に与えられる認定

選考を通して見極める

実は、選考も企業の働きやすさを確認できる機会の一つです。

制度や福利厚生について気になる点があれば、面接の逆質問タイムで聞いてみましょう。ただ、福利厚生や待遇についての質問が多いと、制度にしか関心がないのではないかと懸念されることもあるので注意してくださいね。

質問をするときのポイントは、調べてもわからないことを聞くことや、質問の意図を述べてから聞くことです。単に制度の有無を聞くだけでは、自分へのメリットしか考えていないのではないかと懸念されるかもしれません。「御社で長く働きたいからこその質問です」というように、質問する背景を述べることで、「ホワイトさだけに注目しているのか」と捉えられることを防げます。

また、選考を受ける中で「面接中、学生の話を真剣に聞いてくれるな」と感じたり、逆にそう感じられず、一方的に評価されている感覚が強い選考を経験するかもしれません。そのように、選考中に「一人ひとりに向き合ってくれる社風があるかどうか」を通して、自分に合う・合わないを判断するのも一つの手ですよ

選考中に質問をする例

・御社の若手社員が「入社して良かった」と感じている点はどのような点だと思いますか?
・私は御社の〇〇な点がとても働きやすそうで魅力に感じているのですが、〇〇さんは御社のどのような点に働きやすさを感じていますか?
・将来ライフステージが変わっても長く働き続けたいと思っています。産休や育休からの復帰率はどのくらいでしょうか
・スキルアップをして〇〇業務に貢献するため、働きながら〇〇の勉強もおこなっていきたいのですが、資格取得を支援する制度はどのくらい活用されているでしょうか

働きやすさについて気になることがあれば、面接の「逆質問」の時間で社員に直接聞いてみましょう。この記事では、少し踏み込んだ質問を聞くときのコツにも触れています。ぜひ読んでみてくださいね。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策

ホワイト企業を目指す人必見の就活対策|体験談付き

ホワイト企業を目指す人必見の就活対策

ホワイト企業と呼ばれ、多くの人が働きやすいと感じる企業には学生の応募が殺到する可能性も高く、選考突破にはほかの学生と差をつけるための工夫が必要です。

実際にホワイト企業の内定を得た人の体験談とともに、目指す人が押さえておくべきことを紹介します。

内定者が語る! ホワイト企業を見極めて選考突破するうえでの注意点

キャリアステージ編集部

ホワイト企業を目指して就活していたときに、企業選びや選考であなたが気を付けたことを聞かせてください!

M・W 学習院大学

福利厚生などの制度が充実しているだけではなく、その制度を使っている人がどのくらいいるのかが重要なポイントだと思います。社員さんと実際に会って聞いてみるのがおすすめです!

R・N 4年生大学

選考を受ける前の事前リサーチは有効でした。福利厚生や働き方以外に、企業での人間関係など、外部からは知り得ない情報は、口コミサイトを利用して入手しました。

M・N 4年制大学

気になった企業は必ず口コミを見ることと、あとは企業説明会での社員間のやり取りはできるだけ注目して見ていました。上下関係がやけに緩かったり、逆に先輩社員が後輩社員を過度にバカにするような企業は業務内容がどれだけ面白そうでも必ず選択肢から除外していました、

S・K 4年制大学

残業、休暇、社内の雰囲気などは気になるところでしたが、そのような点ばかりを聞くと志望度や意欲に疑問を持たれる心配があったので、前面に押し出さないように気を付けていました。質問する際は、「長く働きたいと思っているので」などの言葉を頭につけて、質問をポジティブに捉えていただけるよう意識しました。

T・T 4年制大学

残業時間や有給休暇の取得率などの話はしないようにしていました。個人的には「若いときは買ってでも苦労をして修羅場を経験した方が良い」と思っていたこともあり、入社する前からそのようなことを聞くと悪い印象を持たれてしまうかなと思っていたからです。

K・U 名古屋学院大学

残業時間、休日などばかりを聞き過ぎてしまうと、「この人は入社後しっかり仕事できるのか」と思われてしまうので、何事も前向きな姿勢で取り組みそうな人をアピールし、さりげなく遠回りにホワイトな感じかを確認していました。

倍率の高さに備えて早めに就活を始める

ホワイトだとされる企業は多くの学生からの注目が集まり、倍率が高くなる可能性が大きいです。多くのライバルの中から内定を勝ち取るために選考対策は早めにおこないましょう

自己分析をして志望動機や自己PRの作成を進めるほか、会社説明会の参加やOB・OG訪問などを通して企業理解を深め、自分がその企業で何をしたいか、どう貢献できるかを的確に伝えられるようにしてくださいね。

また、大学1~3年生の人は、ぜひサマーインターンや長期インターンへの参加を検討してみてください。企業理解につながるほか、面接で「頑張ったこと」として話すトピック作りにも役立ちます。

企業研究についてはこの記事で確認しましょう。経験者の声から、確実に就活に役立てるコツを学ぶことができます。
企業分析の4つの極意|経験者に聞く効果的なやり方と活用方法

ホワイト企業の特徴から譲れない条件を絞っておく

ホワイト企業に就職したいからといって、ホワイトとされる条件をあれもこれも企業に求めることはおすすめしません。

すべてが理想通りになる企業を選ぼうとすると、候補となる企業はかなり限られ、持ち駒がすぐになくなってしまうという事態も考えられます。

ホワイト企業の7つの特徴の中から「これは絶対に満たしてほしい」と思う要素を1〜3つを目安に選ぶか、優先順位をつけて、より自分に合ったホワイトな企業を選ぶようにしてくださいね

エントリーする企業を必要以上に絞ると、選考に進める企業が減って内定獲得から遠ざかってしまうことも。この記事を読んで、「持ち駒」の増やし方をチェックしましょう。
就活を成功に導く3つの持ち駒の増やし方|効率化こそ内定への近道

視野を広く持って企業を選ぶ

企業選びをするとき、ホワイト企業の特徴にとらわれすぎるのは危険です。

ホワイト企業の特徴として業績が安定していることや平均年収が高いこと、制度が充実していることなどを紹介しましたが、「業績が安定している=有名企業に注目すべきだ」「〇〇業界にはホワイトじゃない企業ばかりだろう」というように、視野を狭めて企業を選ぶことのないように心掛けてください。

そもそも、条件だけに注目して企業を選ぶことはおすすめできません。したい仕事や理想のキャリアプランから遠ざかってしまうこともあるからです。

さらに、先ほども説明した通り、エントリー候補の企業が限られると、途中で選考に落ちてしまった場合に立て直ししにくくなります。特に、なるべく早く内定がほしいと考えている人は要注意です。

興味を持った業界・企業についてそれぞれしっかりとリサーチし、自分の思い込みや周囲の人の声だけで企業を絞らないようにしましょう。

この記事では、体験談を交えながら自分に向いている仕事の探し方を解説しています。「ホワイトかどうか」だけに注目するのではなく、自分がやりがいをもって働ける仕事を探しましょう。
自分に向いてる仕事の探し方12選|体験談で学ぶ自己理解のプロセス

「ホワイト」だけに注目した志望動機にしない

ホワイト企業における志望動機の伝え方

いわゆる「ホワイト」で、働きやすそうな点が志望のきっかけのひとつだったとしても、それだけを志望動機として伝えるのは避けましょう。

自分本位な志望動機だと、採用担当から働く意欲を懸念されたり、自社に貢献する意識が薄いのではと思われてしまいます

「ホワイトさだけに注目しているのではないか」と思われる理由ではなく、自分と企業とのマッチ度が伝わる理由を伝えるように心掛けてください。

「ホワイトさだけにに注目している」と思われてしまう志望動機のNG例

御社は〇〇事業において国内No.1で、業績が安定している点に魅力を感じています。

OK例

〇〇事業において国内トップシェアを誇る御社で、チャレンジングなプロジェクトにかかわりたく志望しました。

ホワイト「じゃない」企業で働いている先輩の体験談をチェック

ホワイトと呼ばれる企業で働いていないと、いきいきと社会人生活が送れないのではないかと感じた人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではないようです。

ここからは、ホワイトではないとされる企業で働く先輩たちの声を聞いてみましょう。自分が本当にやりがいを持って働ける企業はどんなところなのかを見つけるヒントにしてくださいね。

「ホワイトじゃない」=働きにくいではない! ハードだけど頑張れた体験談

S・K
S・K
4年制大学/文系学部
ときには45時間近く残業することもあったが良い経験にもなった

前職の話になりますが、現在と同じ人材業界の会社で働いていました。エージェントの仕事に挑戦してみたく入社したのですが、月に30〜45時間の残業は当たり前の環境でした。退勤後や休日も、企業や求職者の方から連絡が入ることが多く、LINEやメール、電話などあらゆる手段で対応し、てんやわんやになることも少なくなかったです。

仕事自体は楽しかったので良い経験になったと感じる
プライベートと仕事を切り分けることが難しい点や、残業代がつかない始業前の残業を上司が推奨したりなど、疑問に思う点も山ほどありましたが、仕事自体は楽しかったので、残業も休日対応もその頃はあまり苦ではありませんでした。特に、求職者さんとどれだけコミュニケーションをとれるかが大切になってくる仕事だったので、「いつでも連絡してください」と自ら言っていた時期もあります。

タイミングによっては、身体的・精神的にしんどくなってしまう場面もありましたが、頼っていただけることやお役に立てることが非常に大きなやりがいになっていました。なので、この会社に入ったことや、その働き方をしていたこと自体に後悔の気持ちはなく、良い経験になったなと感じています。

A・A
A・A
天理大学/国際学部
休日に電話がかかってくることもあるが「やりたいこと」なので頑張れる

夫の話になりますが、建設業界は結構ハードみたいです。現場によって勤務時間も変わりますが、遅いときは23時過ぎに帰宅したりします。それなのにお昼ご飯も食べられないくらいの日もあるようです。また、毎日残業していますが、正直、残業した分すべて払われているわけではありません。休みも日曜日のみで、有休はなかなか取れないし、育休も取らせてもらえませんでした。

有休をとった日でさえ、電話がかかってきて現場に行かされることもありました。ボーナスもあると聞いていたのに「やっぱり払えない」と言われたり、勤務中に立て替える費用も大きいです。あとから返ってきますが、20万円くらい立て替えた月があります。だったら会社用のカードでも用意して欲しいくらいです。言い出したらキリがないくらいに不満が出てきますね……(笑)

「やりたい仕事だから」がモチベーション
「こんなにきつそうなのに、なぜ辞めたくならないの?」と思いますよね。夫は前職が営業でしたが、そのときに比べると建設の仕事はやりたいことだから、まだ何とか頑張れるみたいです。その会社の良いところは、資格を取らせてもらえるところですかね。その試験に合格すれば資格手当がついてお給料も上がります。

自分にマッチするホワイト企業を見極めていきいき働こう!

ホワイト企業と呼ばれる企業は、社員が働きやすいと思えたり、満足しながら働ける制度や待遇が整っている企業のこと。

ただ、自分にとって本当に働きやすい企業を見つけるには、世間で言われる「ホワイト」に影響されすぎないことが大切です。働くうえで大切にしたい価値観を洗い出しながら、いきいきと働ける企業を見つけましょう。

安藤 健
安藤 健

人事コンサルタント/人事心理上級マスター

「ホワイト企業」の定義が難しいときは離職率をものさしにしよう

何をもって「ホワイト企業」とするかは、実は非常に難しい問題です。給与が高い仕事は激務であることが多く、残業がまったくない仕事は給与平均が低めな傾向にあるなど、ビジネスは、基本的に「トレードオフ」が成り立つ仕組みだからです。

そのため、おすすめは「新入社員の早期離職率の低さ」を指標にホワイト企業を探すのをおすすめします。早期離職率が低いというのは、どんな働き方・待遇であっても、そこで働く社員が、ある程度納得して働いているということです。つまり、働いている当人たちから見てホワイト企業であるといえます。

最終的には「自分にとってホワイトな企業」を選ぶのがカギ
早期離職率が低い会社を探すには、企業が公表している新卒入社者の「3年以内の定着率」を見ると良いでしょう。

早期離職率の低い企業をいくつか見つけたら、各社の平均残業時間や給与水準(初任給や残業代の支払い方法)などを見比べます。そこから、「自分にとってホワイト企業」と言えるかを確認しましょう。自分の理想にマッチしている企業かを判断し、自分にとってのホワイト企業を探してみてくださいね。

編集責任者 伊東 美奈

キャリアステージを運営するHR team(旧リアステージ)に新卒入社。キャリアアドバイザーとして1,500名以上の就活生を支援する傍ら、長期インターンサービスの立ち上げや人材開発業務を担当。マーケティング事業に異動後、理系学生の就活支援メディア「Digmedia」の編集長・エントリーシート共有プラットフォーム「イールック」の運営責任者を務める プロフィールをみる