一次面接の通過率はどれくらい? 先輩たちのリアルな通過率を参考に対策していこう
「一次面接は、どのくらいの確率で通過できるんだろう」「初めての面接、うまくいくかな……」。こんな不安を抱えている就活生は少なくありません。
実際、一次面接の通過率は、さまざまな要因で変わります。たとえば、業界の特性や企業規模、学生の応募人数も関係します。さらに当日、緊張せずに自分の言葉でしっかり話せるかなど、あらゆる要素が複雑に絡み合って、最終的な通過率が決まるのです。
だからこそ、一次面接に通過できるか怖がってばかりいるよりも、知識を学び身に付けることが大切です。
そこで本記事では、先輩たちのリアルな体験談をもとに、体感での通過率や具体的な対策方法を詳しく解説していきます。
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一次面接の通過率は30%! 先輩たちのリアルな通過率も聞いてみた!
就活における一次面接の通過率は、平均して30%程度といわれています。
しかし、30%という数字はあくまで目安です。実際の通過率は、業界や企業規模、選考内容や学生の能力などで異なります。たとえば、人気企業や競争率の高い職種では、通過率がさらに低くなる可能性もあります。
そこで、よりリアルな通過率を知るために、実際に就職活動を経験した先輩たちの声を聞いてみました。
数字だけではわからない、一次面接の特性や通過率を高めるためのポイントなどが見えてくるでしょう。
この記事では、一次面接を通過する秘訣や頻出質問を徹底解説しています。一次面接を絶対に通過したいと考えている人はまず読んでみましょう。
一次面接通過のコツを経験者が語る! リアル成功・失敗談付きで解説
一次面接の通過率はどの程度でしたか?
一次面接に合格しないと内定できないため、誰しも通過率が気になるはずです。平均的な数値は参考になりますが、実際に一次面接を経験した先輩たちの、通過率はどの程度だったのでしょうか。
たとえば、先輩の体験談から、その企業の規模や「20社受けて6社通過」などの具体的な数値がわかれば、今後の選考の目安になるかもしれません。ぜひ参考にしてくださいね。
一次面接は、3社受けて3社通過しました。一次通過率は100%ですが、書類選考の時点で何社か落ちています。
10社受けて、1社が一次面接で不合格でした。一次面接を通過したのは9社です。
一次面接については、17社受けて10社通過しました。中小企業も含みます。
3社受けて、その内2社は一次面接を通過しました。落ちた1社に関しては、かなり大手の企業だったので倍率が高かったんだと思います。
大手企業の一次面接の通過率はどの程度でしたか?
大手企業は知名度が高く、多くの応募者が殺到するため、一次面接の通過率は低い傾向にあると言われています。また、知名度の問題だけでなく、同じIT業界でも大手企業と中小企業では、求める人材や選考基準が違うことも想像が付きますよね。
では、実際のところどうなのでしょうか。企業の一次面接を経験した先輩たちに、通過率を聞いてみました。先輩たちの経験をもとに、大手企業の一次面接に向けた心構えや対策の参考にもしてくださいね。
大企業の一次面接の通過率はどの程度でしたか?
一社受けて、一次面接は通過しました。ただ、書類選考の時点で落とされることが多かったので、「書類のみでもアピールできるようにならないとダメなんだな」と痛感しました。
大企業は5社ほど一次面接に参加しましたが、4社は通過しました。業界によっても異なるかもしれませんが、一次面接は比較的通りやすいと思います。
大企業の通過率は、5社受けて3社合格でした。落ちた企業については、どちらもエントリーシート(ES)の時点で不合格になりました。
3社受けましたが、その内2社は通過しました。落ちた1社は、国内でもかなり大手だったので、ほかの2社と比べると倍率もかなり高かったと思います。
中小・ベンチャー企業の一次面接の通過率はどの程度でしたか?
中小・ベンチャー企業は、大手企業と比べて採用の枠自体が少ない場合もあります。そのため、確実に自社に合う人材を見極められるよう、学生が持つスキルや適性をより重視する傾向があります。
そのため、一次面接の段階から深掘りした質問があるケースも珍しくありません。また社風との相性や熱意を重視する企業など採用基準がさまざまで、通過率が変わる可能性もあります。
では実際に中小・ベンチャー企業の一次面接を経験した先輩たちは、どの程度の通過率だったのでしょうか。先輩たちのリアルな意見を参考にしてみてくださいね。
中小・ベンチャー企業の、一次面接の通過率はどの程度でしたか。
2社受けて2社通りました。中小企業は、面接中も手応えを感じやすく、結果通知を安心して待つことができました。
中小企業の一次面接通過率は、100%でした。準大手企業も含め、5社の面接に参加し、5社ともに一次面接通過の連絡をいただきました。
通過率はインターンでは8割、本選考は受けてないのでわからないです。おそらく旧帝大などをインターンでは優先して採用していると思います。
一次面接で落ちたことはありません。私の周りでも、一次面接はほとんどの人が通過していたイメージがあります。
就活経験者に直撃! 一次面接の通過率に関する気になる疑問を大調査
一次面接の通過率が気になって調べてみると、あらゆる情報で溢れていて「どの情報を信じれば良いかわからない」と感じている人もいるでしょう。
そこで、一次面接を経験した先輩たちに直接話を聞き、多くの学生が気になる疑問を詳しく教えてもらいました。一次面接が通りやすいと感じた業界や企業、集団面接やWeb面接での通過率の違いなど、参考になること間違いなしです。
一次面接が通りやすいと感じた業界・企業はありましたか?
一次面接の通過のしやすさは、業界や企業によって違うと感じる人も多いでしょう。
たとえば業界によって求める人材像や採用基準が異なるため、学生の長所や特性とマッチする業界では、一次面接を通過できる可能性が高まります。
また、企業の規模や知名度でも、一次面接の通過のしやすさは変わってきます。大手企業は応募者が多いため競争率が高くなる傾向にあり、中小企業やベンチャー企業では、大手企業ほどの競争率ではないケースもあるでしょう。しかし、業界内で注目を集めている企業や取り組みや商品が消費者に評価されている企業は、企業規模に関係なく応募倍率が高くなる傾向にあるため、あくまで参考程度に確認してくださいね。
では実際に一次面接を経験した先輩たちは、どんな業界や企業で通過しやすいと感じたのでしょうか。企業の特徴なども聞いたので参考にしてくださいね。
一次面接が通りやすいと感じた企業の特徴を教えて!
一次面接が通りやすいと感じた業界・企業はありましたか? その企業の特徴なども教えてください。
IT業界の中小企業は、人手不足からか性格重視の面接も多く、受け答えがしっかりできていれば受かりやすい印象です。
ハウスメーカーはあまり人気もないのか、一次面接はかなり通過率が高い印象です。募集人数が多かったのも、通過率が高い要因の一つであると思います。
IT業界は取る母数も多いので、通過率が良かったです。またメガバングなども同じ理由がいえると思います。
私は、IT業界は一次面接が通りやすいと思いました。ほかの業界と比べて、採用人数も多いため通りやすかったのかなと思います。
一次面接が通りにくいと感じた業界・企業はありましたか?
一次面接の難易度が高いと感じる業界や企業があるのは事実でしょう。一般的に、人気が高く競争率の激しい業界や大手企業では、一次面接の通過率が低くなる傾向があります。
たとえば、メディアやコンサルティング、商社や外資系金融などの業界は、高い年収やキャリアアップできる環境、グローバルな環境での仕事など、多くの学生の興味を引く要素を持っています。
そのため、これらの業界には毎年多くの応募が殺到し、競争率が高くなるケースが多いため、一般的な面接とは異なるユニークな選考方法など、厳しい選考基準を設けている企業もあります。
また技術系の職種や専門性を採用基準にしている企業では、未経験や準備が不十分な学生は通過できない可能性が高いかもしれません。
では、実際に就活を経験した先輩たちは、どの業界や企業で一次面接が通りにくいと感じたのでしょうか。リアルな体験談を参考にしてみてくださいね。
一次面接が通過しにくい企業はどんな特徴があるの?
一次面接が通りにくいと感じた企業はありましたか? その企業の特徴を教えてください。
地元以外の地域では、通りにくいと感じました。地方の国公立大学に所属しているのですが、地元の企業に比べるとかなり通過率が低かったです。
通りにくいと思ったのは、デベロッパーです。採用人数も少ないので、通過率が極端に低かったと体感しました。
専門サービス系の業種は、採用人数は少ないですが、応募人数は多いです。そのため、他の業界と比べて一次面接が通りにくかったです。
コンサル業界は通りにくいと感じました。仮説思考を重視する業界であり、その思考力が問われるため、通りにくかったです。
集団面接・Web面接など面接形式によって通過率は変わりましたか?
一次面接は集団面接や個人面接、Web面接などさまざまな形式があり、企業によって異なります。
たとえば集団面接では、ほかの学生との比較がその場で直接おこなわれるため、一人ひとりのアピール時間が短い傾向にあります。一方個人面接では、1対1で面接するため、深い質問や回答ができる点がメリットになるでしょう。
最近ではWeb面接の普及で、オンラインで一次面接をする企業も増えています。利便性が増えた反面、オンラインでの会話に慣れていない学生は、苦手意識を感じることも多いようです。
さらにそれぞれの面接の形式の違いだけでなく、採用担当者が評価するポイントも異なるでしょう。
そこで、実際に就活を経験した先輩たちのリアルな声が参考になるはずです。面接の形式ごとで、通過率の違いはどのくらいあるのか参考にしてみてくださいね。
一次面接の形式によって、通過率の違いは感じましたか?
特に感じませんでした。理由は、一次面接の場合、どの企業もWeb面接が多いからです。実地の企業は一つもありませんでした。
私は面接の形式によって、受かる割合は変わりませんでした。通過するところはする、しないところはしないという感じでした。
対面とWebの2つを経験したことがありますが、「こっちの形式だから落ちやすい」などは感じたことはありません。また、そういった話も聞いたことはありません。
面接の形式によって、通過率の違いを感じることはありませんでした。どのような形式でも、きちんと自分のことを話すことができれば通過すると思います。
専攻や所属団体によって一次面接の通過率は変わりましたか?
「学んでいる分野も、一次面接の通過率に影響がありそう」と感じる学生も多いかと思います。一般的に、業界や職種によって求める人材像が異なるため、評価に影響する可能性はあるでしょう。
たとえば、技術職では理系出身が有利な反面、営業職では積極性がある体育会系の学生が評価されることもあります。
しかし個人の能力や熱意、志望度なども評価基準になるため、実際の経験者の体験談からどのように影響するか見てみましょう。
理系・文系・体育会系出身かによって、一次面接の通過率が変わった経験があれば教えてください!
私はIT業界を志望していました。文系出身も受け入れている企業が多いですが、入社後すぐに辞めていく人は文系出身が多いそうです。なので、やはり理系は採用しやすいといわれました。
私自身の経験ではありませんが、体育会に所属している友人は、証券会社のインターン優遇ルートに招待されていました。
私は体育会系出身で、実際に体育会生限定のルートなどがあり、面接が免除になることもありました。
もし文系出身で希望の職種や業界選びに迷っている場合は、以下の記事が参考になるはずです。文系の先輩たちの体験談から、就職先リストや仕事の選び方を参考にしてみましょう。
文系の職業目録! 体験談から知り尽くす就職先リストと仕事の選び方
就活中、「体育会系」というワードを耳にすることもあるでしょう。体育会系と呼ばれる企業の選考を受けたことがある就活生や、この記事では、そのような企業で働いたことのある社会人の声から、「体育会系」の組織がどんなものか明らかにしています。
経験者が語る「体育会系」の実態|就活のメリット・デメリットも解説
採用担当経験者に聞く! 一次面接の通過率と見ていたポイントとは
企業側の一次面接の評価基準と、学生が考えている評価基準は、異なる部分もあるでしょう。評価基準がわかれば、効果的に面接対策ができ通過率を高められます。
たとえば、企業Aでは学生の熱意や企業の理解度を重視し、企業Bではコミュニケーション能力や論理的思考力を評価しているかもしれません。
そこで採用担当の経験がある先輩たちに、一次面接の通過率と評価のポイントを聞いてみました。リアルな意見から、一次面接の裏側や効果的な面接対策が見えてくるはずなので、ぜひ参考にしてくださいね。
採用経験者に聞いた! 一次面接で合格する人はどんな人?
一次面接では、どのくらいの学生を通過させていましたか。また、一次面接で見ていたポイントも教えてください。
参加してくださった方々により変わってはきますが、全体の3分の1程度が通過していたように思います。一次面接では、その学生さん自身のことや、会社や職種の志望理由を重点的に確認していました。
一次面接では、基本的なコミュニケーション能力がある人、身なりが綺麗で清潔な人、やる気のある人は基本的に通過させていました。おおよそですが4分の3くらいの学生さんは合格にしていました。
もし一次面接の対策をする場合は、以下の記事がおすすめです。実際に面接を経験した先輩たちに聞いた、効果的な練習方法を解説しているので、ぜひ確認してくださいね。
面接練習みんなは何をした? 経験者から学ぶ効果的な練習法13選
内定者に聞いてみた! 一次面接の通過率を予測する5つの視点
「次の一次面接に合格できるか不安」「この前の一次面接に合格できたかな」と不安を感じている人も多いでしょう。一次面接の通過率は、ある程度予測可能です。
今すぐに調べられる5つの視点を解説するので、参考にしてくださいね。また数多くの一次面接を経験し、内定した先輩たちにも通過率を予測する方法を聞いてみました。
教えて先輩! 一次面接の通過率をどう予想していた?
一次面接の通過率は、どのような視点で予測を立てていましたか。業界や通過率も教えてください。
私はIT業界を志望しており、規模としては中小企業が多かったです。そのため、「人手不足なことや、情報系の学部に通っていることから滅多に落ちることはないだろう」と予測していました。
私は採用人数で予測していました。特に、メガバング、IT業界などは、採用人数が多いからか通過率が高かったように思います。
採用人数と、実際に入社している人の最終学歴で、自分の合格率を予想していました。採用人数が多いIT業界などは、幅広い学歴の人を取っているため、受かりやすかったです。
①応募人数に対しての採用人数
一次面接の通過率を予測するには、応募人数と採用人数の比率が参考になるでしょう。一般的に、応募者数に対して採用する予定の人数が少ないほど、通過率は低くなる傾向があります。
たとえば、100人の応募者に対して10人を採用する場合と、1,000人の応募者に対して同じ10人を採用する場合では、後者のほうが明らかに競争率が高まります。
一方で選考に応募した学生が少なくても、全員が高い能力を持っていれば、通過率は予想以上に低くなるでしょう。
ほかにも企業によっては、一次面接の段階で学生を多めに通過させ、一次面接以降の選考で絞り込む評価形式を取り入れている企業もあるようです。その場合は、一次面接の通過率は予想以上に高くなります。
このように選考に応募した学生の人数と、採用人数の比率は1つの指標ですが、ほかの要因も加味したうえで通過率の目安を判断するのがおすすめです。
②業界や事業の成長性
業界や事業の成長性も、一次面接の通過率を予測できる1つの視点です。一般的に、成長性の高い業界や拡大中の事業がある企業は、多くの人材を必要とするため、通過率が比較的高まる傾向があります。
たとえば、IT業界やAI(人工知能)に関連する事業など、急速に発展している分野では、人材の需要が供給を上回ることが多く、結果として面接の通過率も高まるでしょう。
逆にすでに成熟している業界や縮小傾向の業界では、採用枠が限られているため、通過率は低くなる可能性が考えられます。
この記事では、「これから伸びる」とされている業界について、実際に働いている人の声も交えて詳しく解説しています。成長性の高い業界に注目している人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
2024年版|これから伸びる業界11選と現役社員のリアルな声
③業界で求められるスキル・能力の高さ
業界ごとで求められるスキルや能力の高さも、一次面接の通過率を予測できる視点です。高い専門性やスキルが必要な業界や企業ほど、一次面接の通過率は低くなるでしょう。
たとえばコンサルティング業界では洞察力や分析力などが求められることが多く、それらの能力を持ち合わせている学生は限られるため、通過率が低くなりがちです。
しかし一般的に新卒や第二新卒の就職活動は、即戦力よりもポテンシャルを評価する傾向にあります。そのため高いスキルや能力を求める業界や企業でも、自分の特性を魅力的にアピールできれば、通過率が高まる可能性は十分ありえます。
④離職率・人手不足かどうか
離職率が高い企業や人手不足に悩む業界では、一次面接の通過率が高くなる傾向があります。なぜなら企業側が、人材確保に積極的になるためです。
また、多くの学生を次の選考に進めることで、優秀な人材を見逃すリスクを減らすことや、選考過程で辞退者が出ても、採用の目標人数を達成しやすくする目的も考えられます。
さらに離職率が高いと、常に新しい人材を採用する必要があり、結果として採用基準が緩和される背景も原因でしょう。
⑤BtoB・ニッチな企業かどうか
BtoB企業や比較的ニッチな企業は、大手企業や知名度の高い企業に比べて、応募者数が少ない傾向です。
応募者が少ないと、ライバルとなる学生も少なくなるため一次面接の通過率が高まる可能性が考えられます。
またBtoB・ニッチな企業は以下の特徴に当てはまることが多いので、参考にしてください。
BtoB・ニッチな企業の特徴
・特定の業界向けに専門的な製品やサービスを提供している
・知名度は低いが、業界内での評価は高いことも多い
・特定の分野での高い専門性や技術力がある
・組織文化は、個人の貢献度や裁量権が大きい
これらに当てはまる企業に応募するときは、企業の製品や顧客、業界動向を把握するなどの面接対策をおこなうことで、一次面接の通過率も高められるでしょう。
この記事では、BtoB企業とも比較しながら、BtoC企業の特徴を解説しています。一次面接の通過率を考えるうえで、企業が展開しているビジネスモデルや働き方などについても理解しておきましょう。
BtoCとは|働く人の声からBtoBとの違いや特徴を紐解こう
内定者は実践している! 一次面接の通過率を上げるための対策
「一次面接の通過率を上げるためにはどうすれば良いの」「面接官の質問に上手く答えられるかわからない」と、疑問や不安を抱えている人も多いかもしれません。
そこで一次面接で押さえておくべきマナーと話し方、回答内容の3つから通過率を高めるための対策を押さえておきましょう。
また、一次面接の対策をしてきた先輩たちにも、効果的だった対策や選考を受けた業界や企業規模などを聞いてみました。
面接の通過率を上げたい人は、この記事を読んで対策するのがおすすめです。質問に対する答え方や持って行くべきものなど、面接の準備について、体験談を交えながらゼロから解説しています。
面接の準備はこれでOK! 回答例や持ち物を体験談から徹底ガイド
先輩就活生たちからのアドバイスを参考に、自分なりの戦略を立ててみてくださいね。もし「基本的な質問以外も対策したい」と感じる場合は、この記事で質問例や受け答えについて解説しているので、併せてチェックしてください。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
マナー編
一次面接の通過率を上げるためには、相手を尊重するような自然なマナーが欠かせません。基本的なマナーが身についていれば、採用担当者も気持ちよく一次面接をおこなえるため、悪い印象になるリスクも減らせます。
面接に臨む前に、以下の4つのマナーはぜひ身に付けておきましょう。
一次面接でのマナー
・時間を守る:10分前には面接会場に到着し、余裕を持って臨む
・身だしなみ:清潔感と誠実さを印象づける服装やスーツを選ぶ
・挨拶:明るく元気な声で、目線を合わせておこなう
・言葉遣い:正しい敬語を使い、ハキハキとわかりやすく話す
たとえば、時間を守ることは基本中の基本です。10分前行動を心掛けるなら、14時開始の一次面接には、13時50分までに会場に到着し、いつでも面接を受けられる状態にしておくことが大切ですよ。
実際に周りの学生や先輩たちは、面接がはじまるどのくらい前に会場に到着しているのでしょうか。以下の記事でリアルな意見を解説しているので、参考にしてくださいね。
面接の所要時間や理想の到着時刻は? 面接時間に関する実態を調査!
さらに、挨拶をする際は、元気よく「おはようございます」「本日はよろしくお願いいたします」といいながら、相手の目を見て伝えられると好印象です。採用担当者に「マナーがあり誠実な学生だ」とポジティブに映るでしょう。
最後に言葉遣いとして、一次面接での会話は「です・ます調」で話すことが基本です。面接官から質問を受けた際は、冒頭で「はい」や「いいえ」などまず回答の主旨を伝えると、メリハリがありスムーズな会話につながります。
正しい言葉遣いの例
・Q:学生時代に頑張ったことは何ですか。
・A:私が学生時代に力を入れたことは、居酒屋でのアルバイトです。
しかし、マナーに気を取られすぎて、本来の自分の魅力や能力が伝わらなくなっては本末転倒です。一次面接の練習を重ね、マナーを習得しながらも自然な会話ができるように意識してみてくださいね。
話し方編
一次面接の通過率を高めるためには、話し方も大切なポイントです。流暢に話すこともポイントですが、採用担当者に伝わりやすい話し方を心がけられるように、以下の4つを練習しておくと良いでしょう。
一次面接での話し方
・声の大きさと速さ:大きい声量でわかりやすく話す
・文章の構成:結論→理由→具体例の順で話す
・専門用語:はじめて話を聞く面接官でもわかるよう専門用語は避ける
・身振り手振り:話す内容にあわせて身振り手振りを加える
まず、声の大きさと速さに注意してください。たとえば「失礼いたします」と挨拶する際、部屋の大きさによっては聞こえにくい可能性があります。
そのため、自分から遠い位置にいる採用担当者にも聞こえる声量で、ゆっくりとわかりやすく話しましょう。
また自己PRや志望動機を伝える際、文章の構成を意識できるとベストです。「結論→理由→具体例」の順で話すと、伝わりやすくなります。
結論→理由→具体例の順で話す例
私の強みは責任感の強さです。(結論)
所属していた学園祭実行委員会で、この強みを発揮して学園祭を成功させることができたためです。(理由)
実際に大学3年生のときに、学園祭の準備で、出演予定だったアーティストが急遽出演不可になったとき、知人をたどってなんとか代演のタレントを見つけました。(具体例)
さらにゼミや研究などのエピソードをアピールする場合は、専門用語や難しい言葉は避け、中学生でも理解できるような言葉を使うのがポイントです。
専門用語を使っている例
マーケティング戦略から考え、商品の売り方を工夫しました。
専門用語を使わず理解しやすい例
お客様のニーズを調べて、商品の売り方を工夫しました。
最後に話す内容に合わせて、表情や身振り手振りを使うと、印象的なアピールができます。たとえば、自己PRでの取り組みが3つあるなら、指で3を表現するなど、感情を適度に表現できると伝わりやすくなるためおすすめです。
回答内容編
一次面接の通過率を高めるためには、面接官に好印象を与え評価してもらえる回答ができることが大切です。そのために、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
回答内容の質を高める方法
・自己分析:強みや経験を具体的なエピソードと一緒に伝えられるようにしておく
・企業研究:会社理念や事業内容を理解し、接点を見つけておく
・STAR法の活用:状況(Situation)、課題(Task)、行動(Action)、結果(Result)が伝わる構成で話す
・数値化:できるだけ成果や行動を数字で伝え、説得力を高める
たとえば「学生時代に力を入れたことは何ですか」との質問に、「サークル活動で会計を担当し、赤字だった収支を1年で黒字に転換させました」と数値を交えて回答すれば、具体性と説得力が増します。
さらにイメージしやすいように、実際に先輩たちが実践していた、一次面接の通過率を高めるために実践していた対策や、効果的だと感じた内容を聞いてみました。業界や企業規模、文系や理系などの所属も併せて参考にしてくださいね。
内定者が実践した一次面接の練習を聞いてみた!
通過率を高めるために、はきはき楽しそうに話す練習を実践していて、それが一番効果的だったと思います。
私は、ガクチカなどをきちんと話すだけでなく、「それをどのように捉えてもらえるかが重要」だと考えています。そのため、面接官が聞いていて楽しいと感じたり、もっと話したいと思ってもらえるように、必ず笑顔でハキハキと伝えることを意識していました。
楽しんでリラックスする意識も大切
一次面接の対策は、いま振り返ると正直あまり徹底していませんでした。しかし、とにかく面接官と楽しく話すことを意識して、緊張をしないように、リラックスして臨むようにしていました。
私が一次面接の通過率を高めるために実践していたことは、聞かれたことに対して詰まらずはきはきと話すように心掛けていたことです。
一次面接は、若手社員など、比較的就活生と年齢が近い人が出てくるため、話しやすく感じると思います。しかし、話しやすいからといって、友人と話すような態度で話すのは避けましょう。
IT・専門サービス・金融業界は一次面接で深掘りされやすい!
また、私は文系でIT業界、専門サービス業界、金融業界などを受けていましたが、採用人数が少ない業界ほど、一次面接であっても深掘りされやすいと感じました。そのため、深掘り質問をされても焦らないように面接対策をしていました。
一次面接の通過率を高めるために実践していたことは、一次面接という早めの段階で、企業に関するあらゆる情報を網羅的に把握することです。
一次面接の段階では、企業に関する情報収集をそこまでおこなっていない就活生が多いです。そのため、企業の製品、そして統合報告書によるこれからのビジョンを把握するだけでほかの候補者と差を付けることができます。
リサーチした企業情報から考えたことをアピールするとGood
ただ企業研究をするだけではなく、その情報をもとに自分なりに考えたことをアピールできれば、さらにほかの就活生と差別化できるため、おすすめです。
一次面接の対策を万全にできたら、二次面接のことも視野に入れましょう。この記事では、二次面接を通過した就活生たちの体験談とともに、合格率アップの秘訣を紹介しています。
二次面接ガイドブック! 合格者に聞いた選考通過のコツや対策法
一次面接の頻出質問の回答例文5選|内定者からのワンポイントアドバイス付き
いざ一次面接を受けるとなると、「うまく回答できるかな」「採用担当者に良い印象を与えられるだろうか」と、不安が頭をよぎることもあるでしょう。
実は一次面接では、比較的共通した質問が多く問われます。そこで頻出の5つの質問に絞って、回答例文やポイントを解説します。
しかし中には例文やポイントを参考にしても、「どうすれば自分らしさを失わずに、回答できるんだろう」と、悩む人もいるかもしれません。
そこで内定を獲得した先輩たちに、頻出質問の回答に関するワンポイントアドバイスを聞いてみました。先輩たちの意見も参考に自分なりの回答を考えれば、一次面接の不安も自信に変わるはずです。
自己紹介
一次面接での自己紹介は、面接の冒頭で良い印象を与えられるチャンスです。自己紹介では、以下の6つの要素を含めると魅力的に伝えられます。
自己紹介で伝える内容
・①氏名・学年・大学と学部
・②趣味や特技、ガクチカ
・③取り組んだ理由やきっかけ
・④具体的なエピソード
・⑤②から学んだこと・自分の考え
・⑥面接への意気込み
これらの6つの要素を、1分〜1分30秒程度で伝えましょう。たとえば、以下のように伝えてみてください。
例文
はじめまして。〇〇大学経済学部3年の〇〇と申します。
私の趣味は登山です。大学1年のとき、先輩に誘われて始めましたが、頂上からの景色の美しさに魅了され、それ以来継続しています。昨年は富士山に挑戦し、厳しい気象条件の中、7時間かけて登頂しました。
この経験から、目標に向かって粘り強く取り組む大切さを学びました。
本日の面接では、この粘り強さを活かし、御社の求める人材像にどれだけ近づけるか、精一杯アピールさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
このように趣味や特技、ガクチカなど自分ならではのトピックを通じて自己PRにつながるポイントを伝え、さらに面接への意欲も示せば、印象に残る自己紹介ができます。
では実際に内定を獲得した先輩たちは、どのように自己紹介していたのでしょうか。自己紹介で大切だと感じるポイントを聞いてみたので、併せて参考にしてくださいね。
内定者が語る! アピールにつながる自己紹介のコツ
一次面接の自己紹介において大切なポイントを教えてください!
一次面接の面接担当者は、人事担当であることが多いため、業務内容に直結することというよりは、まず人として魅力的な人間であることをアピールできると良いと思います。笑顔とハキハキ喋ることは、最低限意識するべきです。
笑顔で明るいトーンで話すこと、面接官の目を見て話すことが大切だと思います。また、第一印象はとても大切なので、身だしなみには注意してくださいね。
自己紹介を考えるときは、たくさんの例文を参考にしたほうが、イメージがつきやすいでしょう。以下の記事でも、先輩たちが面接の自己紹介で話した例文などを解説しているので読んでみてください。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
志望動機
志望動機も一次面接でよく質問されます。企業研究が十分かどうか、志望度の高さなどをアピールするためにもポイントを押さえて回答できるとベストです。
志望動機の構成
・①業界の志望理由を伝える
・②その企業を特に志望する理由を伝える
・③企業選びの軸との一致点を伝える
・④入社後の意欲を伝える
たとえば、以下のように伝えてみてください。
志望動機の例
私はITの力で社会課題を解決したいと考えており、ソフトウェア業界を志望しています。
その中でもとくに御社を志望する理由は、環境問題の解決のためのAI技術の活用に強く共感したためです。
さらに私の「技術で社会に貢献できる」という企業選びの軸と、御社の理念が一致していると感じた点も大きな理由です。
もし入社できた際は、独学で培ったプログラミングスキルと、バイタリティを活かして活躍したいです。そして、新しい技術にも積極的に挑戦し、社会に大きなインパクトを与えられるプログラマーになれるよう、尽力します。
このように、具体的かつ論理的な志望動機を準備できれば、一次面接突破につながるでしょう。実際に内定を獲得した先輩たちにも、志望動機での大切なポイントを教えてもらったので、取り入れてみてくださいね。
一次面接で志望動機を伝えるときはここに気を付けよう!
一次面接で志望動機を伝えるときのポイントを教えてください!
具体的に志望動機を説明することと、「なぜその会社でなければいけないのか」を説明できることが、とても大切だと思います。
私は、志望動機の内容は一次でも最終でも特に変えていません。なので志望動機全体のアドバイスになってしまいますが、エピソードにオリジナリティを持たせてできるだけ具体的な志望動機にすると、熱意が伝わりやすいと思っています。
志望動機を作成しようとしても、「どう書けば良いかわからない」「どんな書き出し方をすれば良いんだろう」と悩むこともあるでしょう。そんなときは、この記事でまず志望動機の構成についてチェックしてください。内定者の志望動機から、採用担当に響く構成を学びましょう。
志望動機は構成で心を掴む|内定者が解説する伝わる志望動機の書き方
自己PR
自己PRはESや面接で必ずといって良いほど質問される項目です。また長所やエピソードなど、自分の魅力をアピールできるため、魅力的な伝え方を知っておくと良いでしょう。
自己PRは、以下の構成で作成するのがおすすめです。
自己PRの構成
・①強みを伝える
・②どのように貢献するかを伝える
・③根拠としてエピソードを伝える
・④価値観や信念を伝える
・⑤入社後に活躍すると断言する
自己PRの例文
私の強みは、粘り強さと向上心です。この強みを活かし、御社で困難な課題にも諦めずに取り組むことで、貢献できると考えています。
実際に大学3年生から所属しているゼミでは、半年間で300社以上の企業分析をおこない、最優秀プレゼン賞を獲得しました。この経験から、目標達成のためには努力を惜しまない姿勢が重要だと学びました。
「常に高い目標を掲げ、それに向かって努力し続けること」との信念があるから成し遂げられたと思っています。入社後も、この姿勢を持ち続け、御社の営業として必ず貢献します。
このように自己PRでは、企業での活躍方法をアピールし、価値観や信念を伝えれば、説得力や熱意が増すのでおすすめです。以下の記事ではアルバイトのエピソードに絞って、自己PRの作成方法を解説しているので併せて読んでみましょう。
アルバイトの自己PRの作り方4ステップを解説|経験者の実回答付き
では、先輩たちは、一次面接で自己PRを伝える際にどのようなポイントに気を付けていたのでしょうか。内定者のワンポイントアドバイスを参考にしてみましょう。
一次面接の自己PRで意識していたことは?
一次面接の自己PRにおいて大切だと思うポイントを教えてください!
簡潔に話すことと、「自分の強みを、入社後にどう活かすことができるのか」を、具体的に説明できると良いと思います。また、「学生時代にその力をどう活かしたか」など、強みの裏付けエピソードを説明することも大切です。
自己PRでは、どれほど自分のエピソードに具体性があるか、内容が整理されているかが重要であると私は考えます。
学生時代に力を入れたこと
学生時代に力を入れたことも自己PRや志望動機と同じように、よく質問されます。学生時代に熱意を注いだ経験から、人柄や特性をアピールできるため、魅力的に伝えられるように準備しておきましょう。
学生時代に力を入れたことは、以下の構成で作成するのがおすすめです。
学生時代に力を入れたことの構成
・①学生時代に力を入れたことを伝える
・②打ち込んだ理由を伝える
・③打ち込んで変わった感情を伝える
・④企業での学びや能力の活かし方を伝える
学生時代に力を入れたことの例
私が学生時代に力を入れたことは、ボランティアサークルでの活動です。以前から、地域の高齢者支援に興味があったことがきっかけです。
週末ごとにさまざまな老人ホームでレクリエーションや高齢者と会話をし、老人ホームでの生活が少しでも有意義になるように接していました。
自分の祖父母以外で高齢の方と関係構築をするのは初めての経験でしたが、根気強く接することで信頼関係を築けたときの喜びや学びは忘れられません。この経験で培った積極性や粘り強さを活かせば、お客様に寄り添える営業として貢献できると考えています。
ただ学生時代に力を入れたことを伝えるだけではなく、取り組もうと思った理由、経験から学んだことや変化した感情を伝えれば、深みのあるアピールができます。
実際に内定を獲得した先輩たちは、どのようなポイントに気を付けてアピールしていたかも参考に考えてみましょう。以下の記事でも、先輩たちの学生時代に力を入れたことの例や、考え方のポイントなどを解説しているのでぜひ読んでみてください。
先輩のガクチカ例文19選|ガクチカの作り方から書き方まで一挙解説
一次面接でガクチカを話すときに重要なポイントは?
一次面接のガクチカへの回答において大切なポイントを教えてください。
ガクチカのポイントとしては、結論ファーストで話して「抽象→具体」で話の流れを持っていくことです。
どんな深掘りが来ても回答できるように、想定問答を作っておくことが大切だと思います。一次面接ではガクチカは必ずといっても良いほど聞かれます。また、面接時間に占める割合も大きいので、事前の準備が大切です。
逆質問
一次面接を有効活用するために、逆質問も対策しておきましょう。逆質問は、自分自身の面接での印象や次回の選考のヒント、入社までに身につけておくと良いスキルなどを教えてもらえるきっかけです。
逆質問を考える際のポイントは、調べてすぐにわかる質問や採用担当者のプライベートに関する質問などは避け、熱意のアピールや情報収集として活用することです。たとえば以下の質問などがあります。
よくある逆質問の例
・本日の面接での私の印象はいかがでしたでしょうか。
→客観的に面接の改善点や良かった点がわかる
・御社の△△事業の、今後の展望について、詳しくお聞かせいただけますか。
→企業に関心を示しながら、その分野で貢献できる可能性やスキルをアピールするための情報を得られる
・入社後のキャリアパスについて、具体的にどのような選択肢がありますか。
→長期的に働く意欲をアピールしながら、志望動機などで伝える情報を収集できる
注意点として、逆質問は面接官の立場も考えて、答えやすく有意義な時間になるように心がけましょう。また1〜2問程度に絞り、簡潔に質問することもポイントです。
ほかにもどのような逆質問があるのか、先輩たちが逆質問で大切にしていたポイントなどと併せて参考にしてみてくださいね。
一次面接で逆質問をするときのポイントは?
一次面接の逆質問において意識すべきポイントを教えてください!
面接担当者がどの役職なのか、立場なのかをしっかり把握してするべきです。たとえば、人事の方に、現場の質問をしても、求めている通りの答えは得られにくいかもしれません。
「逆質問の時間は短いから」といって油断せず、きちんと事前に用意しておくのが良いです。特に、その企業だけにしか聞けないような内容も入れられると、さらに良いと思います。また、自己PRできる内容も織り交ぜられると印象に残りますよ。
もし逆質問で何を伝えれば良いかわからない場合は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。内定者たちが実際に面接でした逆質問をたくさん紹介しています。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
先輩たちはどう判断してた? 一次面接の合格・不合格サイン
一次面接の経験が増えるにつれて、面接の雰囲気や面接官の反応から、ある程度合格か不合格かを予測できるようになるでしょう。
たとえば、面接時間が極端に短い場合や、採用担当者の表情や態度が関心が低い印象だと、不合格の可能性が高いといえます。一方で、採用担当者が、面接の場で学生を褒めてくれたり、次回の選考について詳細を伝えてくれた場合は、合格のサインかもしれません。
では実際に一次面接の経験が豊富な先輩たちは、面接官の反応や質問の内容などから、どのように合否を予測していたのでしょうか。そこで一次面接での合格・不合格のサインについて詳しく聞いてみました。
一次面接に不安を感じている学生へのアドバイスやエールももらったので、ぜひ参考にしてくださいね。
私はとにかく「面接官と楽しく会話ができたかどうか」で、合格か不合格かの判断をしていました。
一次面接は、選考において一番最初のコミュニケーションの場であるため、スムーズに会話ができるかどうか、もっと話を聞きたいと思ってもらえるかどうかが、重要なポイントになると思います。
そのため、伝える内容の対策も大事ですが、明るく話すことなどを意識して、面接官との会話を楽しむことを優先していました。
緊張で自分らしく話せなかったときは不合格だった
逆に、自分らしく話すことができなかったり、あまり会話が弾まず楽しいと思えなかった面接では落ちることが多いと感じました。
私は一次面接で落ちたことはありませんが、周りの人の中には緊張しすぎて固まってしまい、不合格になった人が多かったです。
私は、自分が話しやすかったなと思った面接は合格が多く、話しづらかったと感じた面接は不合格だった場合が多いです。
また、私に対してあまり興味がないんだろうなと言う雰囲気の面接は、不合格の場合が多かったです。また、圧迫ではないものの、これまで雰囲気が重たい面接は合格したことがないので、重苦しい空気になるのも不合格サインなのかもしれません。
私の場合、一次面接の合格率は、50%程度だったかなと思います。私は、採用人数が多いところは必ず通り、採用人数が少ないところは落ちることが多かったので、一次面接の合格率を上げたいのであれば、採用人数にも注目して受ける企業を選ぶと良いと思います。
もし一次面接で落ちても、まだまだチャンスはある!
一次面接で落ちてしまうよりも、最終面接で落ちてしまう方が、「これまで長い間頑張ってきたのに」という精神的ダメージが大きいのではないでしょうか。そのため、一次面接に落ちてしまっても、「別の企業の一次面接がある」と思い、気持ちを切り替えると良いと思います。
合格の基準、不合格の基準は面接官の反応と自分の手応えを照らし合わせて考えるようにしていました。
たとえば、笑顔の回数の多さや、会話のラリーがテンポよく弾む、入社後のビジョンに関する質問が、今までの面接と比較して多いかどうかなどで、面接官の反応を判断しました。基本的に面接では、自分に対して興味を持ち、「もっと知りたい」と思ってもらえているということが重要になるので、そう感じたかどうかを確かめていましたね。
自分が気持ちよく話せたときは面接官の反応も良くなる
ほかにも、自分が気持ち良く話せたかどうかという点で判断するようにしていました。
自分が話しやすかったからといって合格につながるとは限りませんが、自分が気持ち良く話せなければ、相手も会話を楽しめないのではないかと私は考えます。そういった意味で、自分がいかにリラックスして話すかを意識していました。
一次面接で合格したかどうかは、面接官の方が自分に興味を持ってくださり、時間いっぱい面接をおこなってもまだ聞きたいことがありそうかどうかなどで判断していました。
特に「○○という部分については、二次面接でより詳しく聞かせてください」など、将来のビジョンについての話を持ち越されたときは、ほとんど通過していたような気がします。
深掘りが少なく、面接が早く終わったときは不合格が多かった……
反対に、一問一答という感じで自分の回答に深掘りがされず、時間を余らせて面接官の方の質問が終わり、逆質問の時間が長かった時などは不合格だったことが多いです。
一次面接の通過率は、企業によってかなり差があると思います。合格・不合格は、自分に合っていたか合っていなかったかの違いで決まります。伝えたいことを伝えられたのであれば、「何がいけなかったのだろう」と自分を責めすぎる必要はありません。終わった面接は、反省点などを改善したら後は気にせず、次の面接に向けて意識を切り替えることが大事です。
面接を終えたあと、面接官の発言や表情を思い出し、合否について気を揉んだことがある人は多いのではないでしょうか。この記事では、内定者や就活生たちが実際に感じた「落ちたサイン」とその結果を紹介しています。落ちたサインの実態を知りたい人はぜひ読んでくださいね。
面接で実際に出された「落ちたサイン」と結果を大公開|挽回策も解説
この記事では、「面接がボロボロだった」と感じた人たちの体験談をチェックできます。「ボロボロだったけど受かった」実体験を知ることで、前向きな気持ちになれるはず。また、面接中に「ボロボロ」の状態を挽回するためのコツも把握しておきましょう。
面接ボロボロでも受かった体験談|内定者に聞いた挽回のコツ
30%の通過率でも不可能ではない! 一次面接から対策を万全にして内定へと近づこう
一次面接の通過率がおよそ30%と聞くと、ハードルが高く感じるかもしれません。特に就職活動がはじまった時期は、面接に慣れている学生が少ないため、難しく感じるでしょう。
しかし決して諦める必要はありません。なぜなら、対策次第で十分に一次面接を通過できる可能性があるためです。
30%ということは、裏を返せば3人に1人が通過するということです。この記事を最後まで読んでいる熱意のある学生なら、その1人になれる可能性は十分あります。
もし不合格になってしまっても、しっかり振り返りをすれば必ず糧になるため、一つひとつの一次面接を大切に、自信を持って対策を進めてくださいね。
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一次面接の通過率は、大体どれくらいでしたか?