自分に向いてる仕事は自分と向き合って発見! 体験談から自分なりの方法を探そう
「自分に向いている仕事って何だろう」
「今の仕事は自分に向いているのかな……」
どういった仕事が自分に向いてるのかわからず、キャリア形成に迷うこともありますよね。
自分に向いている仕事を見つけたいのに、「自分」と向き合いきれないまま「仕事」探しへ目が行ってしまう人が多くいます。向いている仕事は、特性を活かせる仕事です。だからこそ適職探しでは、まず自分と真に向き合う時間を作る必要があります。
この記事では転職活動経験者の体験談を交えながら、適職の探し方を解説します。自分と向きあう自己分析の方法、適職を見つけたあとの行動までを紐解いていくので、自分に合った方法を見つけてくださいね。
自分に向いている仕事を見つけるために、自分の生活スタイルや働き方に目を向けることも大切かもしれません。次の記事では、キャリアチェンジをした先輩たちが、どのように自分にあった仕事を見つけたのかを紹介しています。チェックしてみてくださいね。
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自分に向いている仕事や、希望のキャリアを見つけやすくするために、「学生と社会人」との違いを考えることできっと、どんな自覚を持って働くべきなのかがみえてきますよ。ぜひ、次の記事を参考にしてみてください。
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経験者に聞く! 自分に向いてる仕事に悩むことが多い瞬間
仕事を続けていると「この仕事、自分に向いていないのかな」とふとした瞬間に不安を感じることもあるでしょう。深刻に思い詰めてしまうときもあるかもしませんが、同じ悩みを抱える社会人は案外多いものです。多くの社会人が一度は直面する悩みだとわかれば、少し気が楽になるかもしれません。
仕事への不安を感じながら働いていたことのあるパネリストたちに、自分に向いている仕事について悩んだのはいつだったのかを聞いてみました。自分と似た状況の悩みを見つけて、解決の糸口を見つけましょう。
周囲がうまくいっているなか、自分だけ成果が出せないタイミングがありました。そのときは、この仕事が向いていないのではないか……と不安になりました。
周囲の人の会話についていけなかったときです。 経理や税務といったバックオフィス部門には、公認会計士や税理士などの有資格者が多く存在します。 部署異動したばかりのときは、それらの人たちの会話についていくことができず、「希望して部署異動したけど、本当によかったのかな?」と感じました。
毎日の仕事をおこなうなかで、やりがいを感じなくなったときです。事務として毎日同じ業務を繰り返しおこなうなかで、仕事量が少ないがゆえに「次は何をしようか」と考える時間が長くなっていました。そのときに「本当に私が居るべき職場はここなのか」「もっと自分の力を発揮できる場所があるのではないか」と感じました。
成果を挙げられないとき
仕事で思ったような結果が残せないと、自分と仕事の相性に悩むことがあります。上手くいかない仕事を続けることが、自分にとって正しいのかと不安になる人も多いのではないでしょうか。
仕事で成果が挙がらない場合の例
・売り上げなど数字面での成果が残せない
・仕事で同じミスばかりしてしまう
・設定した目標が達成できない
・努力をしても結果がついてこない
・仕事を終えるのに人よりも時間がかかる
今よりも自分の能力が活かせる職場はないのかと、転職を考える人もいます。ただ、転職先で必ずしも成果が上げられるというわけではありません。そのため、今の仕事をもっと頑張って成果を上げる方法を見つけるべきか、自分の可能性を信じて転職をすべきか悩んでしまう人も多いのです。
新しい環境だと、「自分だけ仕事が覚えられないのかな? 」と不安を感じることもあるかもしれません。次の記事では、先輩たちの仕事が覚えられないときの対処法について紹介しています。気になる人は、チェックしてみてください。
仕事が覚えられない|社会人の先輩が教える解決策12選を解説
やりがいを感じられないとき
仕事をしていても前向きな気持ちになれないと、「自分はこの仕事に向いていないのかもしれない」と思ってしまいますよね。小さな違和感を感じながらも、仕事を続けている人も多くいます。
仕事にやりがいを感じられなくなっているサインの例
・社内外の人から感謝や褒め言葉をもらってもうれしくない
・自分の成果が評価につながっていないと感じる
・目標を達成しても達成感がない
・一緒に働く同僚や上司が尊敬できない
仕事内容や働く環境によって、働きがいを感じにくくなると仕事も億劫になりますよね。仕事が億劫になると、仕事に対するモチベーションが下がり、仕事でのパフォーマンスも下がっていくことがあります。その結果、仕事の成果も上がらなくなると「自分にこの仕事は向いていない」と思ってしまうのです。
次の記事では、やりがいの見つけ方について解説しています。やりがいを感じられなくなってしまった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
やりがいとは|みんなの体験談をヒントに導く「やりがいの見つけ方」
過度な疲労を感じるとき
仕事のせいで疲弊して私生活との両立ができないと、仕事との向き合い方に悩んでしまいますよね。
仕事で疲弊する場合の例
・残業の多さや通勤時間の長さによって、身体を休める時間がなくなる
・強いプレッシャーをかけられて、心的苦痛を覚える
・頼まれごとを断れず業務負担になり、自分のキャパシティーを超えてしまう
・業務での指示系統が多く、どれに従うべきかわからず頭がパンクする
・仕事が回らずお昼休憩が取れず、体調が悪くなってしまう
仕事で疲弊しているとわかっていても、大人なのに弱音を吐いて次の職場を探していいものかと悩む人も少なくありません。今の仕事でもう少し踏ん張れば楽になっていくかもしれないと、悩みながら仕事を続けていく人も多いのです。
女性の就活生で、過度な過労で苦しみたくないと思っている人もいるのではないでしょうか。次の記事では、女性が働きやすい企業の一覧を紹介しています。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
女性が働きやすい会社とは? 現場の声から見極め方を解説
パネリストが仕事の適性に悩んだ瞬間とは?
ここまでで、今の仕事が自分に向いているのかと悩む瞬間は複数あることがわかりましたね。実際には、どういった場面で悩みを抱えやすいのでしょうか。今の仕事に対して違和感がある人は体験談をチェックして、違和感の正体を明らかにしてみてくださいね。
やりたいと思って選んだ仕事でしたが、任された目標をクリアできない状態が数カ月続いたときに向いていないのではないか、と悩みました。私が目標をクリアできないと他のメンバーに皺寄せがいってしまうというプレッシャー、それ以外にもインセンティブの制度があったことで自分の成績が給料と直結するという焦り、それらによって当時の状況を深刻に感じました。
私の場合、同じ時期に転職してきた同期のようなメンバーがいたので、余計に自分と比較してしまいました。同じ経験値で、同じ研修を受けたはずなのにどうして自分にはできないのか……と自分を責めるような気持ちになってしまった点もかなりしんどかったです。
「仕事が向いてないと考えるのは逃げ」の言葉が刺さった
たまたまですが同じ時期に、ふと上司が「調子が悪いときはみんな自分にこの仕事は向いてないと感じてしまう。でもそれは自分を守るための逃げの考えだ」と口にしたことがあり、グサっと来ました。この言葉で奮起するのではなく落ち込む方向にいってしまう私はやはり向いていないのではないか……と余計に落ち込みました。
営業として思うような成果を上げられていないときに、この仕事は向いていないかもと感じていました。当時、個人の営業目標はもちろん、チーム全体での営業目標も追う必要がありました。自分が足を引っ張ってしまうと、チームに負担をかけてしまうため、チームでの達成に自分は貢献できていないと感じていました。
また、営業間での比較対象が多かったため、周りと比較してストレスを感じてしまうこともたくさんありました。新卒で入社した会社では同期が100名ほどいて、週や月単位で新卒全員の営業成績がこと細かく出されていました。さらには、その成績を全社員が確認できるため、「周りは成績上げているのにどうして自分だけこんな情けない結果なのか」と落ち込みました。
マイナス思考になると仕事も上手くいかなくなる
自分がやってみたい! と思って入社した会社であるにもかかわらず、目標が達成できない状態が2カ月、3カ月と続いていくとどんどんマイナス思考になりました。その上、成績も右肩上がりにはならず、現状維持もしくは下降していく一方でした。そのときはさすがにもうこの仕事向いてない! と自暴自棄になったこともありました。
向いている仕事を探すためには、まずどんな仕事が自分に向いていないのかを把握しておくことが大切かもしれません。次の記事では、向いていない仕事について解説しています。こちらも併せて読んでみてくださいね。
この仕事向いてない……辞めたい|向き不向きをみんなはどう見極めた?
文系で、向いている仕事がわからない人は次の記事を読んでみてくださいね。まずは優先度で判断してみてもいいかもしれませんよ。
文系の職業目録! 体験談から知り尽くす就職先リストと仕事の選び方
自分に向いてる仕事がわからないときの3つの原因
自分と相性の良い仕事を探したいのに、はたして向いている仕事があるのかと悩むことがあります。自分に向いている仕事探しが難しく感じるのは、自分の状況がわかっていないからです。
自分に向いている仕事は、自分と向き合いながら、挑戦できる仕事の選択肢を広げることで見つかります。そのためにもまずは適職を探すうえで、自分に何が足りないのかを理解する必要があります。適職探しに悩む原因で代表的な3つの場面を参考に、解決の糸口を探しましょう。
①自分の強みが見つけられない
自分の強みがわからないと、自分の得意なことを活かせる職場を見つけることはできません。向いている仕事とは、自分の得意なことや秀でたスキルで、成果を残したり効率的に作業ができる仕事のことを指します。そのため、まずは自分の強みを見つけておく必要があります。
自分の強みが見つけられないと悩む人は、自分の強みを見つける方向性がずれている可能性があります。たとえば、ほかの人と比べて秀でた成果を残せていない自分に強みはないと感じ、自分の可能性を否定してしまう人もいます。強み=人よりも格段に勝っている能力だと考えてしまうと、強みの発見までに辿りつかないケースもめずらしくありません。
自分の強みを見つけられない人は、十分に自分と向き合えていない可能性が高いです。その結果、自分が活躍できる環境をイメージできず、自分に向いている仕事を探すのにも苦労をしてしまいます。
②理想の仕事や働き方がわからない
仕事に求めるものが言語化できていないと、自分の将来を想像しづらく適職探しに歯止めがかかります。
理想の働き方がわからないと、仕事を続けていくうえでミスマッチが出て悩む可能性があります。たとえば生活様式に合わないまま仕事を続けていくと、仕事か私生活のどちらかがおざなりになってしまうかもしれません。そういった小さな違和感がある状態では、自分に向いている仕事だとはいえないでしょう。
理想の仕事や働き方がわからないと悩む人は、自分の理想像をきちんと把握できていないケースが考えられます。勤務時間や給料などの最低限必要な条件面と最終的な理想像をきちんと考えられていないと、向いている仕事を見つけるのが難しくなるのです。
理想の働き方や自分に向いている仕事が分からないと、働く意欲がでてきませんよね。次の記事では、就職したくないと感じた先輩たちが、どのようにモチベーションをあげて進路を選択したのかを紹介しています。チェックしてみてください。
就職したくない|同じ悩みを抱えた先輩たちと考える「進路」の選び方
③知っている仕事が少ない
自分が知っている仕事の種類が少ないと、自分に向いている仕事を探せる範囲が狭まってしまいます。思い浮かぶ仕事の名前が少ないときは、仕事の捉え方に工夫が必要な場合があります。
たとえば、企画に携わる仕事が向いている人がいるとします。そこから連想すると、商品やサービスを企画する企画職を思い浮かべる人が多いでしょう。企画をする仕事というだけで考えると、そこで思考が止まってしまい適職探しにもブレーキがかかります。
仕事をとおして社会に与えたい影響まで考えられると、業界を越えて仕事を探せるようになります。たとえば上記の例から「自分の作ったモノで生活の質を上げたい」という考えがあったとします。実はさまざまな業界で「自分の作ったモノで生活の質を上げること」ができるのです。食品業界での安心安全な商品企画、人材業界で求職者に合った求人の紹介、不動産業界での生活様式にあわせた住まいの提案などが考えられますね。
それを叶えるために、どうすれば自分の仕事を活かせるかを考えると、仕事を見る視点が変わり選択肢が広がるのです。
先輩たちの苦悩……自分に向いてる仕事がわからなかった理由は?
ここまで、適職探しを妨げる3つの要因を解説してきました。自分に向いている仕事を探すうえでは、何が必要なのか理解できましたか。ここからは、実際に適職を探した先輩たちが、当時の苦悩についてを語ってくれます。適職探しを妨げる要因を事前に突き止めて、自分に向いている仕事を円滑に見つけていきしょう。
向いている仕事がわからなかった原因は「みんなこうして働いているから」「この環境が当たり前」というような考えに抑圧され、自分と向き合おうとしなかったからだと思います。
当時は事務職での配属だったため、営業職は大変であるという印象が強くありました。そのため、到底自分には向いていないと思っていました。また、友人も総務や人事など営業をしている人がいなかったため、自分の物差しだけで「営業は大変」と考えていました。
転機が訪れたのは、取引先への訪問のときでした。コロナ禍において営業職の補填をする必要が発生し、突如私自身が営業として取引先に行くことになりました。営業としてお客様に接するなかで「自分は人が好きで、人とかかわって関係性を築くとが好きである」ということに気づきました。
その話を上司にしたところ、「営業に向いていると思うよ」と言われ、営業へのお誘いを受けました。それを機に部署移動をし、今では営業職は自分に合っている仕事だと自信をもって言えることができます。
自分に向いている仕事を見つけられなかったのは、「好きなこと」と「向いていること」の違いがわからなかったからだと思います。「こんな仕事に就きたい」「こんな仕事がしてみたい! 」という仕事での理想を描いている方も多いかと思います。しかし、実際に仕事にするとなると、業務内容が負担にならないかはもちろん、その業界特有の雰囲気や生活リズムが合っているかなども重要になってきます。
いくら憧れている仕事でも、固定休でない生活が身体的に負担だったり、ノルマというものに必要以上にプレッシャーを感じてしまったり……好きなだけではどうにもならないようなこともあります。 私が自分に向いている仕事について悩んだときも、どうしてもその理想の姿に目線が向いてしまい、本当に向いていることをしっかり考えられていないように思いました。
単純な知識不足が原因で、自分に向いてる仕事が見つからなかったのだと思っています。当時は、どうしたら見つかるのかがわからない状況でした。キャリアアドバイザーに相談しても、自分のなかで納得感が得られずに、向いている仕事探しに難航していました。
適職を見つけるには、まずどうしたら見つかるかを知識として知っている必要があったと反省しています。その知識をもとにある程度言語化し、自分のなかで納得感を得たうえで。他人の助言をもらうことが正しいルートなのではないかと思います。
適職探しを経験した今は、自分に向いてる仕事とは「好きなこと」「得意なこと」「できること」の掛け合わせだと考えています。自分自身もまだ自分に向いている仕事に就けているわけではないですが、この方程式にあわせて適職を見つけられるように頑張っていきたいです。
今の仕事が合わないと感じている人は、下記の記事を参考にしてみてください。体験談をとおして、自分が本当に転職すべきかどうかを判断できるはずです。
仕事が合わない…転職すべき? 経験者に聞く見極め方と悩みの解消法
次の記事では、営業として働いていた先輩たちのリアルな声が聞けます。営業職の意外な要素を見つけられるかもしれません。気になる人はチェックしてみてくださいね。
営業が辛い…営業経験者のリアルな本音から読み解く「乗り越え方」
そもそも「自分に向いてる仕事」とは?
ここまで自分に向いている仕事探しに悩む瞬間と原因を確認しました。悩みのタネが見つかると、適職探しにおける悩みの解決に一歩近づきます。
前提として「自分に向いている仕事」にはどういった要素が含まれているのかも把握しておきましょう。自分に向いている仕事は、自分の好きなことや秀でていることだけで構成されているのではありません。案外、好き嫌い関係なく、自分のペースでこなせる仕事も、自分に向いている仕事なのです。
自分らしく生きれる環境にいることも、自分に向いている仕事の一つといえるでしょう。次の記事では、自分らしく生きる方法について解説しています。ぜひ併せて読んでみてくださいね。
自分らしく生きるには|悩んだ20代が語る他人を気にせず生きる術
文章を書くことが好きだから、自分に向いているのかな? と思いますよね。文章を書く仕事は、「文章を書く」だけではないかもしれません。次の記事で詳しく紹介しています。気になる人は、チェックしてみてください。
文章を書く仕事15選|夢を叶えた人の体験談から適職を見つけよう!
集中力が続く仕事
集中力が続く仕事は、あなたの力を最大限発揮できる仕事です。集中力の続く仕事が、自分に向いている仕事だといえる理由は3つあります。
①仕事を効率化し、短期間で仕事を終えられるため、達成感を感じやすい
②より良い品質のために試行錯誤を自然におこなえるため、前向きに仕事ができる
③ほかの人が見落としがちな箇所に気づけるため、自己肯定感が上がる
集中力が続く仕事は、品質と速さを保ちながら業務を続けられるため、仕事での成果が上がりやすいです。高い集中力で与えられた仕事を周囲よりも早く終えることができ、自分自身の評価や達成感にもつながります。
褒められた経験が多いことに携わる仕事
自分の能力を褒められたことが多い仕事は、あなたの強みを活かせる仕事です。褒められた経験の多い仕事が、自分に向いている仕事だといえる理由は3つあります。
①感謝や賞賛の言葉により働き甲斐が感じやすい
②基礎力があるため、仕事での改善が億劫ではなくなる
③より褒められたいという気持ちで、仕事に意欲的に取り組める
上記のように、自分が役に立っている感覚が得やすいため、周りのためにも積極的に動くことができます。たとえば、企画書を作り上げられない仲間に対して、自身の想像力を活かしたとします。あなたの力によって、頭の中の考えを具現化することができるかもしれません。
得意だからこそ手を貸すことができ、さらに感謝の言葉をもらうことができる、仕事での好循環が生まれやすいのです。
自分を追い込みすぎない仕事
自分を追い込まない仕事では、淡々と仕事ができます。淡々とできる仕事は、自分の心を守れるという観点から3つの理由で、向いている仕事であるといえます。
①仕事で一喜一憂しないために、仕事と私生活とのメリハリがつけやすい
②自分の能力の範囲で仕事ができるため、プレッシャーが少ない
③感情的に仕事をしないため、仕事の生産性が一定になる
自分を追い込みすぎない仕事に就けると、無駄のない仕事ができるようになり、ほかの社員とも連携がしやすいです。誰かに仕事を頼むときでも、相手の感情を考えすぎないようになります。「自分の仕事の範囲はここまでだ」と明確化していれば、複数の人が絡む仕事の循環にも滞りがなくなるのです。
体験談から学ぶ適職探しの方法! 皆は何が自分に向いてる仕事だった?
ここまでで、自分に向いている仕事はどういった要素で構成されているのかを確認してきました。実際に適職を見つけた人たちは、どういった瞬間に「この仕事は自分にとっての適職だ」と感じるのかも気になりますよね。体験談をとおして、適職に就くことのメリットを感じてみましょう。
経理や税務といった専門職が自分には向いていると感じています。 現職で両方の職種を経験しているなかで、どちらも高度な知識レベルが要求されると感じています。社内では経営層に対して発表することも多いですし、対外的にも監査法人や税務当局といった専門性の高い人たちと対等に話すことが求められます。また、最新の税制や会計基準へのキャッチアップも求められます。そのため、常に向上心をもって勉強し続ける姿勢が必要です。
同僚の仕事観によっても仕事のモチベーションは左右される
私は勉強することが好きだったので、余暇の時間で勉強したことが仕事に直結し、それが自身の評価にもつながる今の職種は自分に合っているなと感じます。業務後や休日に勉強をしたことが子会社や社内の事業部門から相談を受けたときに活かせると、非常にやりがいを感じます。
また周囲にも勉強好きな人が多く、会計や税務といった仕事について熱く語り合える方が多い環境であることも、勉強が好きな自分が居心地のよさを感じる一因だと思います。
向いていると感じる仕事はサービス業です。前職がサービス業のストレッチトレーナーでした。お客様の悩みを聞き、そこに対してどうアプローチをするのが良いかを提案して、実際にお客様にストレッチをする。ストレッチ後にお客様が「全然違う! すごく楽になった」などと喜んでくださるので、その言葉を聞いたときの嬉しさがとても糧になっていました。お客様の悩みを解決できる方法を自分で考えることが、どんどんと楽しくなってきました。
また、ストレッチをしている間、お客様といろいろなお話ができるので、お互いのことを知る時間にもなりました。自分の知識が増えるということも、とっても楽しかったです。ただ黙々と作業をするような仕事よりも、お客様とかかわりながらできる仕事が向いていると感じます。
意見の言いやすさが働きやすさにつながる
さらに、当時の職場には同年代の人が多く、意見の交換もしやすかったです。社風としても個性を大切にしていて、どのような意見もまずは受け入れてくれる環境であったため、職場としても自分に向いていたと思っています。
自分に向いている企業の探し方を知りたい人は、次の記事も併せて読んでみましょう。状況や年代別にポイントを解説していますよ。
社会人が後悔した仕事の探し方って? 好待遇求人を探す5つの方法
向いてる仕事がわからないのは自分を知らないから! 自分ともっと向き合おう
これまでを踏まえて、自分に向いている仕事がわからないと悩むのは、自分の本音と向き合えていないからだということが見えてきました。
そこで、ここからは自分と真に向き合う方法を解説していきます。適職探しに悩んでいる状況別に、自分と向き合う解決策を実践しましょう。成績や他人からの評価にとらわれずに、自分が望んでいるものを明らかにすることで、適職が見えてくるはずです。
就活生の場合、インターンに参加して実際の業務に携わってみると、向いている仕事を見つけやすくなるかもしれませんね。次の記事でインターンの探しかたについて解説しているので、気になる人は読んでみてくださいね。
体験談で学ぶインターンの探し方|迷わず進められる5ステップを紹介
自分の強みが見つけられない人向け| 向いてる仕事を見つける5つの方法
自分に自信が持てないと、「自分の強みなんてない」と自分を卑下して、正しく自分と向きあうことができなくなってしまいます。
そのようなときは、自分との向き合い方をを少し変えてみましょう。自分の強みは、人よりも大成功した経験ではなく、自分の中の向き不向きを言語化していくことで見つかります。
自分の強みがわからない人が、適職を探すための5つの方法を解説します。ぜひ自分にもできそうな自分との向き合い方を探してみてくださいね。他人と比べずに、自分の尺度で自分と向きあうことで、あなたにしかない自分の強みが見えてくるはずです。
①やりたくないことを明確にする
苦手を明らかにすることでも、自分の強みを探すことができます。理想や強みは、やりたくないことの対極にあるからです。以下の手順から確認してみましょう。
やりたくないことから興味のあることを見つける手順
①やりたくないことを言語化する(例:机に黙々と向かう仕事はしたくない)
②やりたくない理由を明らかにする(例:人と会話をすることで得られるものがあると思うから)
③やりたくないことの対極にある、したいことを見つける(例:対話によって誰かに価値を提供すること)
黙々とする仕事と、対話で価値を創造する仕事は真反対にありますよね。また、苦手を避けるために工夫をしていること、それこそがあなたの強みとも言えます。上の例であれば、対話を大切にしているからこそ、対話で価値提供をできるということが強みになるでしょう。
苦手を明確化すると、活かせる力と避けたい業種のどちらもわかるため、一石二鳥です。
②人から褒められた経験を書き起こす
感謝や賞賛を受けたことがある経験から、自分の強みを見つけ出すことができます。客観的に見て秀でている行動ができるということは、自分の力が発揮されている証拠だからです。
褒められた経験を書き起こす手順
①褒められた言葉を書き出す(例:〇〇さんは商品の提案が上手だね)
②褒められた言葉から得意なことを見つける(例:商品の魅力を探すこと、その人が何を魅力と感じるかを考える)
③自分に向いている仕事を言語化する(例:商品の提案をとおして、相手の需要を満たす仕事)
自分の仕事を褒めてもらえると、自分自身が仕事に取り組むうえでのモチベーションアップにもつながります。そのため褒められたことに携われる仕事であれば、他の人よりも早く昇給や昇進ができる可能性も大いにあります。
③やっていても苦にならないことを書き出してみる
強制的ではないがやった方がいいことに対して、自主的に取り組めているときが、苦にならない状態だといえます。苦にならないことからは、意外な強みが見つかるかもしれません。一定の労力が必要でも進んで取り組めるということは、まさに自分の強みを発揮できている状態だからです。
苦にならないことを書き出す手順
①やっていても苦にならないことを書き出す(例:使用済み書類の整理、ショートカットキーを覚えて使う)
②どうしてやっていても苦にならないのかを考える(例:整理整頓されている方が気分がいいから、仕事を効率化できるから)
③手間をかけてもやる意味を言語化する(例:働く環境を整えたい、仕事を早く終わらせたい)
苦にならないことを書き出すことで、自分が望んでいる労働環境や仕事の取り組み方がわかり、自分に向いている業界や職種が見えてきます。興味を持って、自主的に取り組める仕事が見つけやすくなるのです。
④挫折経験を書き出してみる
困難なことにも立ち向かえるほどの熱量があるからこそ、逆境から立ち直れるのです。だからこそ、挫折経験を書き出してみてください。どういった目標のために頑張れるのか、どのような環境であれば粘り強くやり続けられるのかを明らかにしましょう。その目標と環境が備わっている仕事こそが、あなたが情熱を持って取り組める仕事なのです。
挫折経験を書き出す手順
①挫折した経験を書く(例:部活動で補欠メンバーになってしまった)
②なぜ挫折をしてしまったか考える(例:周りが見えていなかった)
③どうやってその挫折から立ち直ったかを明らかにする(例:チームのために行動する)
④挫折経験から得たことを考える(例:チームのことを考えて行動をする必要がある)
⑤挫折経験から得たことをほかに活かせた経験を考える(例:大学でのバイトリーダーの経験)
挫折経験からは、どういった人と働くのが自分に向いているのかも明らかにできます。マイナスから起き上がる原動力が一緒であれば、企業一体で目標達成に突き進めそうですよね。仕事への考え方に共感できる職場を探してみましょう。
⑤身近な人に自分の特性について聞いてみる
身近な人に自分についてたずねることで、自分の意外な一面が見つかる可能性があります。客観的な意見であれば、自分の強みを認めやすいのではないでしょうか。
身近な人に話を聞いてみる手順
①自分の特性に関する仮説を立てる
②自分はどう見えているか聞いてみる
③他人が見ている自分の像との差異がないかを考えてみる
身近な人に意見をもらうと、本当に自分に向いている仕事内容や環境が見つかるはずです。自分に強みがないと思っていても、実はあなたの何気ない行動で助かっている人もいるかもしれません。だからこそ、気づいていない強みを知るうえでも、客観的な意見が必要なのです。
自己分析では、周りの人も巻き込むことをおすすめします。まずは自分なりに、自分はどんな性格なのか・人にどう見えているのかを書き出しました。意識したポイントとしては、自分の視点だけでなく、友人や同僚に言われた言葉を思い出しながら書くことです。たとえば自分では「気が小さく細かいことが気になる」とマイナスに捉えている面も、人から見ると「よく周りを見ていて気が遣える」などと印象に差があることも考えられます。そのため、内外から見た「自分」という像を整理しました。
また、より客観的で先入観のない目線も欲しいと思ったため、登録していた転職サイトに連携されている適職診断や無料で受けられる性格検査も利用していました。さまざまな視点から分析していると、「どの診断でも同じことを言われるな」「自分自身でも自覚があるし、親や友人にも言われたことあるな……」と重複してくる項目もあるので、それが自分なんだと受け止めていました。
自己分析をきちんとおこなうと転職軸も立てられるようになる
自己分析をすると、自分を理解できることはもちろん、「私は〜のような面が強いからこの仕事は向いてるかも」など仕事選びの基準も考えられるようになります。その結果、面接の中での受け答えもスムーズに組み立てることができるようになりました。
転職活動における自己分析の方法について、より詳しく知りたい人は下記の記事をチェックしてみてくださいね。自己分析が甘く、また転職活動をしなくてはいけないという事態にならないように、しっかりと自己分析の対策をしましょう。
転職 自己分析
転職成功者はどう自己分析した? おすすめの方法と活用のコツを解説
自己分析
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
理想の仕事や働き方がわからない人向け| 向いてる仕事を見つける4つの方法
仕事に対して漠然な不安を感じて、自分はこの仕事に向いているのかと悩むことがあります。その場合は、自分が現在している仕事と、潜在的に仕事で求めているものの間にギャップがある可能性があります。
自分の求めている働きがいや理想の生活が手に入らないと、仕事による達成感は生まれません。まずは仕事の業務内容以外にも目を向けてみると、意外にも自分が大事にしたいものが見えてくることがあります。
ここからは理想の仕事や働き方がわからずに悩む人が、向いている仕事を見つけるための4つの方法を解説していきます。仕事で日々の充実感を得るためにも、自分が本当に望んでいるものは何なのかを探してみましょう。
①社会人としての理想像を考えてみる
自分がなりたい社会人像を描いてみると、自分の理想の仕事が見つかります。身に付けたいスキル、仕事に向きあう理想の姿勢、仕事で達成したいことを想像すると、理想の職場環境が明らかになるからです。
理想像の社会人像の考え方
①現在備わっているビジネススキルを明記する(例:書類を作成できる、営業を滞りなくおこなえるためのリソースが作れる)
②身近で尊敬できる社会人を探してみる(例:営業成績でトップの〇〇さん、いつも新しい提案をしてくれる〇〇さん)
③②を元になりたい社会人像を書き出す(例:商品の提案によって価値を提供したい、新しいものを一からつくって新たな問題を解決したい)
④今の自分と理想像の差を考える(例:自分自身が最前線に立って営業をおこなえるかどうか)
理想の社会人像を明確にすると、向いている仕事に就いたあとのことを想像しやすくなります。理想を達成するべく、4年後にはチームマネジメントのスキルをつけて、6年後には課長という役職についてとキャリアプランまで立てることができます。
②うれしかった経験を書いてみる
うれしいと感じた経験には、行動のモチベーションが隠れています。うれしいと感じるともう再び頑張ろうという原動力になるため、仕事に取り組む力となるのです。
うれしかった経験を書き出す方法
①うれしかった経験を書き出す(例:後輩指導をして、後輩の営業成績が上がったこと)
②うれしいと思った理由を明らかにする(例:後輩の悩みを解決できて、成果につながったから)
③どうしてその役目を買ったのかを書く(例:後輩指導が求められる役職だったから、誰かの成長を支援することが好きだから、自分の知識を誰かに還元したかったから)
うれしかった経験を探すと、理想の仕事内容が明らかになります。仕事をとおして社会に与えたいことが明らかになるため、自分が前向きに取り組める業務内容が見つけやすいです。
③仕事の業務内容で足りないことを考える
今の仕事や環境で改善したいことを書き出してみると、自分が本来求めているものが明確になります。そこを深掘りすることで、自分が理想とする仕事内容が見えてくるはずです。
業務内容で足りないことを考える手順
①今の仕事に対する不満を書き出してみる(例:営業の工数が多い)
②改善する方法を探してみる(例:営業事務などを利用して工数を削減する)
③現職の業務内容で足りないところの改善が叶う環境を探してみる
業務内容に求める点が明らかになると、どういったこだわりのある仕事が自分の理想であるのかがわかります。業務に向き合っているからこそ、改善点が見えてくるのです。大事にしたい点が同じ企業に入社できれば、同じ方向性を向いて仕事ができそうですよね。
今の仕事に対して「もっとこうだったらいいな」という点を書き出すことから、転職活動を始めました。私自身、自分に足りないものを補いたいという性格です。そのため自分の不得意分野や克服したい点は何かということを重点的に考えました。
営業のなかでも、業界によって営業スタイルにもさまざまな違いがあります。そのさまざまな違いを経験してみることで自分も成長できます。だからこそたとえ苦手意識があっても、自分にはこの営業はできないだろうな……と思わずにまずやってみることが大事だと感じました。良い思い込みは自分のポテンシャルを高めて、自分の領域を広げることができると信じています。不安は成長の種であると思い、思い切って挑戦してみることも大事だと感じてます。
④理想のライフスタイルを明確にする
理想の仕事内容が浮かばない人も、仕事と私生活をどう両立させたいかを考えると、自分が求めている働き方が明らかになります。
理想のライフスタイルから適職を見つける方法
①理想のライフスタイルを言語化する(例:仕事も私生活も充実できる生活、仕事以外の無駄な時間を削って、最大限に仕事ができる生活)
②どういった仕事環境であれば仕事がしやすいか考えてみる(例:定時上がりができる、残業が少ない、リモートで仕事ができる、フレックスで仕事ができる)
理想のライフスタイルが明らかになると、仕事と私生活の優先度が明らかになるため、向いている職場環境を判断できます。もっと仕事をするために通勤時間を減らしたいのか、私生活を充実させるために通勤時間を減らしたいのかでも、仕事に対する優先順位の違いがわかりますよね。
自分自身が仕事で最大限のパフォーマンスをするには、どういった環境が適しているのかを明らかにしてみましょう。
20代後半での結婚を機に2度目の転職をしたのですが、その際は理想のライフプランを明確にすることを意識しました。 具体的に持っていたイメージとしては3つあり、キャリアプランとライフプランをイメージしながら考えました。まず1つ目は今後起こるかもしれないライフイベントにかかわらず、仕事が続けられる環境であること。2つ目は夫と同じ生活リズムで過ごすことが可能であること。3つ目は前職と同じ業界であること。
結婚をすると自分だけの生活ではなくなりますし、ゆくゆく出産や育児もあるかもしれません。何かあるたびにまた転職しなくてもいいように、在宅勤務の有無、育休産休の実績、ママさん達がどれくらい働いているのかなどは就職エージェントとの面談や企業の面接を通し確認していました。
転職活動をしているとついつい業務内容や会社についての情報に目がいきますが、事前に上記のようなことを細かく考えていたおかげで、現実的な視点を持って仕事を選ぶことができたように思います。
理想のライフスタイルを明確にして、転職活動に挑みました。結婚を機に転職活動をし、数年後には産休や育休の可能性もあると考えられたため、自分自身の人生設計を考えて転職をしようと思っていました。私自身、仕事も家庭も子育てもすべて両立したいという思いがありました。そのため、まずは仕事でのキャリアアップができ、経験値を早く積み上げられる環境を探していました。
また、生活スタイルは私だけではなく、主人のスタイルとも合わせる必要があります。たとえば「主人が土日休みなので土日にも仕事が対応できる環境」であったり、「主人が17時終わりだから、残業が少ない企業」など。譲れない部分を洗い出して、転職活動中にすり合わせをおこなっていました。理想と現実で違う点もありますが、理想のライフスタイルを考えることで、自分の時間や主人との大事な時間を確保しながら生活することができています。
知っている仕事が少ない人向け| 向いてる仕事を見つける3つの方法
知っている仕事が少ないと、自分の可能性を無自覚のうちに狭めてしまいます。しかし、自分ひとりの力で知っている仕事の種類を増やすのは簡単なことではありません。
そこで、仕事に対する知見を増やして、自分に向いている仕事を見つけるための3つの方法を解説していきます。自分だけでは見つけることのできない仕事に出会える可能性が高まります。
インターネットの検索だけでは出会えない仕事が、もしかすると自分に向いている仕事かもしれません。
①ハローワークを利用する
ハローワークとは:全国に500箇所以上ある、就職における国営のサービス機関。求職者の希望条件や、理想のキャリアにあった求人を紹介してくれる。扱っている業種の範囲が転職エージェントよりも幅広いのが特徴で、インターネット掲載のない地元企業などの求人も取り揃えている。
ハローワークの利用で、インターネット上では出会えない企業が見つかるかもしれません。
ハローワークのメリット
・地元の求人が多い
・ネット広告やホームページがを掲出していない企業に出会える
ハローワークを利用することで、地元の優良企業のようにニッチな企業を知ることができます。求人サイトなどで仕事を探してもピンとこない人は、ハローワークも利用してみるのもおすすめです。
②転職エージェントに仕事を紹介してもらう
転職エージェントとは:求職者の希望条件や理想のキャリアプランをもとに、それぞれにあった求人を紹介する仲介業者。
転職エージェントに相談をすることで、あなたに合いそうな仕事を探してもらうことができます。
転職エージェントのメリット
・求人の内容が厳選されている
・内部環境まで知ることができる
エージェントを利用することで、目をつけていなかった企業や業界に適性を見出すことができるかもしれません。エージェント経由で、あなたのスキルや仕事への価値観を必要としている企業から声がかかることがあります。企業から見た自分はどう見えているのかを知ることで、客観的な意見も手に入れることができます。
転職エージェントの例
・キャリアパーク就職エージェント
・ジョブコミット
・マイナビ
・リクナビ
③異業種に就いている知人の話を聞いてみる
自分とは異なる仕事をしている知人に話を聞いてみることで、仕事に対する知見が広がります。誰に話を聞くか迷ったときは、身近な友人、大学などのOB・OG、気になる業種で働く人の声が聞けるアプリやサイト(Matcherやビズリーチ・キャンパス)を利用してみましょう。
異業種に就く人の話を聞くメリット
・異業種の実態を知ることができる
・異業種で働く知人が、どういった業種の人とかかわっているかを知ることができる
ハローワークや転職エージェントでは聞きづらいような実態の部分も、知人であれば聞くことができます。仕事の実態も知って、自分がその環境でやっていけそうかどうかを判断するうえでも、話を聞くメリットがあります。
皆は誰の力を借りた? 適職を見つけるための他己分析
知っている仕事の種類が少ない場合は、就職支援制度を利用したり、友人の力を借りたりすることが得策だと解説してきました。実際に適職を見つけた人たちは、誰に力を借りたのでしょうか。誰の力を借りようか迷っている人は参考にしてみてくださいね。
自分に向いてる仕事を探す際に、周囲の力を借りたことがある人は、どんな手段を取りましたか?
就職エージェントや友人に相談しました。 就職エージェントに対しては、具体的な業務内容について話を聞きました。自分自身のキャリア像とあっているかという点も一緒に考えてもらいました。 また、私のことを理解してくれている友人からは、性格や考え方といった面の助言をもらいました。「人の話聞くの上手だから向いていそう」「真面目だからプレッシャーになるんじゃない?」といった普段の私を知っているからこその意見をくれたことで、自己理解が深まりました。
付き合いの長い友人に相談しました。「自分が思っている自分」と「周囲が抱く自分への印象」のギャップを埋めるのにとても役立ちました。
友人や家族に対して「自分の強みと弱みは何か」「自分はどういう存在か」と質問しました。人に自分がどう見えているかを聞くことによって、私自身が気づいていない性格やアピールポイントに気づくことができました。
経験者はどう乗り越えた? 自分に向いてる仕事を見つけた体験談
ここまで、自分と正面から向き合って、自分に向いている仕事を見つけるやり方を紹介していきました。「これなら自分にもできそう」というやり方を見つけることはできたでしょうか。
ただし、適職探しの手段を見るだけだと想像がしづらい箇所もありますよね。向いている仕事を探す中で実際はどのような困難があって、それをどう乗り越えたのかも知っておきたいところです。
だからこそ、同じように自分に向いている仕事を探すのに悩んだ先輩が、どう困難を乗り越えたのかも参考にしましょう。
当時、自分のしている仕事はとても好きでしたが、ハードワークによる私生活とのバランスや、私自身のプレッシャーを感じやすい性格から、「向いていないな……続けるのは厳しいかな……」と感じていました。しかし好きな仕事ではあるので、どう適職を考えたらいいのかわからず悩んでいました。
そのときふと、自分がやっているこの仕事がどうなれば楽にできるだろう? と考えることがありました。すると、「営業も事務処理も全て1人でしないといけない点が大変」「きっと分業したほうが効率がいいはず」といった、あったらいいなという考えがたくさん出てきました。そう考えるうちに、自分と同じポジションの人たちがより働きやすくなるように、業務を理解している立場からすぐ近くでサポートできたら、と考えるようになりました。
やりたいことが明らかになると面接での説得力も増す
自分と同じことを考えている会社があるのではないかと思い、求人探しをスタートさせました。実際にその視点で求人を探すと限られた求人数ではありましたが、マッチする求人を見つけることができました。面接でも「仕組み化して効率よく変えていきたい」という会社側の思いと私の考えがピッタリと合い、営業のサポート側として働くことが決まりました。
好きだと感じていた業界はそのままに、自身のやっていた職種に就く人のすぐそばでサポートをする現在の業務は、非常に自分に合っていると感じることができています。
次はなにをする? 自分に向いてる仕事を見つけたあとに選ぶ道
ここまで先輩の体験談も交えて、向いている仕事を見つけるまでの過程を解説してきました。自分に向いている仕事を見つけたいという気持ちが高まってきた人も多いのではないでしょうか。
しかし、自分に向いている仕事を見つけたあとに何をしたいかということもきちんと考えておく必要があるのです。転職だけではない、自分の適性の活かし方も存在しています。先輩たちが自分に向いている仕事を見つけたあとに、どのように行動をしたのかを確認していきましょう。
自分に向いてる仕事に悩んだ経験がある人は、現職を続けましたか? それとも、転職をしましたか?
私の場合は、向いていない仕事を続けることにやりがいを感じられず、気持ち面でも限界を感じていたので、転職することを選びました。
転職しました。向いていない仕事をモチベーションが低い状態で続けることは、自分、会社双方にとって不幸せな結果しかもたらさないと思ったからです。
私は現職を続けました。なぜならその仕事が本当に向いているかどうかの判断ができなかったからです。また、そもそも向いているか向いていないかを数年だけで判断するのも違うと感じていました。仕事への向き合い方次第で、現職への適性を見いだせることもあると思います。
自分に向いてる仕事へ転職をする
心機一転、転職をすることも選択肢のひとつです。現職では自分の求める仕事に携わることができない場合は、転職が最適な可能性があります。先輩たちはどのようにして、転職という道を選んだのかみていきましょう。
私の場合、職種を決めての未経験転職で、経理を希望して転職をしました。「アカデミックで専門性が高く、勉強したことが仕事に直結する」点が自分に向いていると考えていました。
きっかけは前職で必要になった簿記の勉強です。始めてみると思いのほかはまってしまい、「こんなにおもしろい世界があるんだ!」という思いがやがて「これを仕事にしたい!」に変わっていきました。 経理職として採用してもらえればどこでも良いという考えで転職活動をしていたので、経理職として採用してくれた現職に転職しました。
やってみたいと思えるかどうかという点で転職活動をしていたため、自分自身の中での適性判断ポイントは「自分自身がはたしてその業務をやってみたいかどうか」だと思っています。実際に仕事探しをしていくうえで、まずは直感でやってみたい職種かどうかを考えて、業種業界を絞っていきました。
結果として、やりたい仕事に就けているので、まだ日は浅いものの自分に向いているのではないかと思います。 将来を見すえてというよりは、自分自身の惹かれた仕事が今の私自身に向いていると思っています。時間が経つことで変わる可能性があっても、都度都度自分のやりたいことを選びマルチに対応できる人材になるのもいいかと思います。
もともとの仕事は営業で、毎月のノルマがありプレッシャーや時間的な負荷も大きい仕事でした。そこから同じ業界のサポート職に転職をしたのですが、自身が営業として働いた経験があるからこそ、相手の助けて欲しいであろうポイントがわかるといった点で自分に向いている仕事だと感じ転職をしました。
実際「営業の動きを見て先回り対応ができること」「指示がざっくりとしていても問題ないこと」「同じ目線で話ができること」など、営業からの評価をいただけることも多かったです。周囲の様子を見ながら、必要な動きを考えることが好きな自分には向いている仕事でした。
新卒で入った会社では完全な事務職でルーチン要素の強さにギャップを感じました。しかし現職では対人折衝要素があり、臨機応変さやスピード感が重要なポジションのため、当時のギャップなども感じず快適に働くことができています。
周りの第二新卒生たちの転職理由を詳しく知りたい人は、この記事を参考にしてみてくださいね。転職が成功するかわからず、転職をためらっている人も、転職成功の道が見えてくるかもしれません。
転職理由9選|転職成功者のリアル回答とポジティブに言い換えるコツ
今の職場で自分に向いてる業務を探す
現職にて自分の強みが活かせないかと、仕事に対しての見方を変えてみることも一種の手です。先輩たちはなぜ現職に留まることを選んだのでしょうか。転職との狭間で葛藤していた、先輩たちの状況を確認してみてくださいね。
前職でも現職でも、転職をしようかなと思ったことは何度もあります。ただそのたびに「なぜ転職したいのか」「なぜ今じゃないといけないのか」を自身に問いかけていました。転職したかったのは「給料がなかなか上がらない」「人間関係に問題がある」「仕事に飽きた」などの理由からでした。何回か転職をしていると転職へ踏み切るハードルが下がってしまうため、何度も転職をしたいと思ってしまったのかもしれないです。
ただ本当に現職への不満を解決することが難しいのかを自問自答した際に、結論「NO」になることが多かったです。自分がどうにかすれば解決することがほとんどだと思いました。解決に向かうために何ができるかを考えることの方が大事だと感じています。
第二新卒で希望であった経理職に転職したものの、理想と現実のギャップに苦しんだことがあります。なかなかやりがいを見いだすことができず、転職することを検討していました。
転職をやめたきっかけは、共通の趣味を介して知り合ったほかの部の方の存在でした。その方の経歴をお伺いしさまざまな話をするなかで「この人をロールモデルにして自分もキャリアを築いてみたい。この人と一緒に働いてみたい」という思いが芽生えました。そしてその方の所属する部署に人事異動の希望を出し、異動の内示が出たため転職を思いとどまりました。
転職を思いとどまり新たな部署に異動するまでの間は、楽しみ半分、不安半分といった気持ちでした。目の前にあるやりがいが見いだせなかった仕事も、「あと少しで異動できる」と思うと何とか耐えることができました。異動後の部署は経営層に近いこともあり、適度な緊張感をもって仕事ができており、やりがいを感じながら日々を送っています。
実際どうだった? 向いてる仕事に転職した人の感想
ここからは転職をした先輩たちの実際の声を聞いてみましょう。転職には不安がつきものです。転職先で本当に自分の強みが活かせて、やりがいを感じられたのか気になりますよね。
むやみに転職を選んでしまうと、今後のキャリアに影響が及ぶ可能性があります。そのため先輩の経験談から自分に向いている仕事への転職へのメリットとデメリットを把握しておきましょう。
転職に満足している人の感想
転職に満足している先輩は、どのような点から転職をしてよかったと思ったのでしょうか。満足のいく転職にするための方法も把握しておきましょう。
私は、適職をみつけたのちに転職をしてよかったと感じています。なぜなら、ビジネスパーソンとしてのアイデンティティが見つかり、仕事の時間が苦痛でなくなったからです。やりたい仕事を見つけるまでは、「自分は何ができるのだろうか。会社が倒産してもやっていけるのか」といった不安に常に苛まれていました。しかし簿記の勉強をきっかけに経理を志して転職をしたことで、「自分は経理ができると胸を張って言えるし、会社が倒産しても違う場所でやっていける」と思えるようになりました。
自分が好きなことと仕事を結びつけて考えた
また、適職を探すうえでおこなった自己分析で、特に有効だと感じた方法は「自分が何をしていると幸せを感じるのか」を考えることです。私の場合「一人で夢中になって、何かに没頭しているとき」に幸せを感じるということに気付きました。そこから業界分析をおこない、簿記会計のロジカルな世界が自分とマッチするという考えに至りました。そしてそれが仕事になる経理という職が適職であるというように判断したのです。
私は適職に転職して良かったと感じています。向いていないかもしれない……と、後ろ向きな思いを抱えたまま仕事をしていると、やはり自分自身の気持ちも落ち込み、何より仕事のモチベーションや意欲が下がってきてしまいます。その状態で仕事を続けても、自分自身をさらに磨いていくことはできないと、当時考えていました。そのため、思い切って転職をして良かったと思っています。
向いてない仕事で成果が出せないときは投げやりになっていた
実際、向いていないかも……と感じているときは、仕事でのミスやうまくいかないことをグチグチと考え込んでしまったり、最も悪いときは「向いてないから仕方ない」と考え、改善しようと頑張る気持ちを失っていました。
向いている仕事に転職してからは、「うまく成果を出すためにはどうしたらいいか」「ほかの人はどう工夫しているんだろう」と前向きに考えたり行動することができるようになりました。そのため転職した今でも、やはり転職して良かったなと思っています。
転職を成功させるには、適切な手順で現職を退職することが必要です。辞めるからといって適当に退職を告げると、転職先に迷惑がかかることも。退職の切り出し方に悩んでいるという人は、転職を成功させた社会人がした、上手な退職の切り出し方を学んでみてくださいね。
経験者が語るベストな退職の切り出し方|今だからわかる注意点とは
転職を後悔した人の感想
転職に失敗したと感じる先輩はどのような点から、転職に満足ができなかったのでしょうか。転職が失敗だと感じてしまった先輩を反面教師にして、納得のいく転職ができるように計画を立ててみましょう。
現在進行形で、転職活動において後悔していることがあります。私はエンジニア職として転職しました。転職前、エンジニア職とは、顧客からの要件に沿って黙々と作業をしてプログラムを書くイメージでした。あまりコミュニケーションを取らずに済む仕事だと思っていたため、人間関係に心理的ハードルを感じない仕事だと思っていたのです。
今となっては、このような考え方ではエンジニアの世界をわかっていないと鼻で笑われるようなものだと思っています。実際、コミュニケーションを多く取るか否かは担当する企業によっても異なり、同じ企業内でもチームや担当案件によって異なっていました。そういったなか私が配属されたのは、さまざまな部署や企業とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進める開発チームでした。
要件を決める社員、システムを運用する社員、業務委託先企業の開発担当の社員、すべての業務においてそれぞれの理解度にあわせたコミュニケーションを取る必要がありました。なるべくコミュニケーションを取りたくないと思っていた私にとっては、正直比喩ではないくらいに地獄の環境です。幸いチーム内に非常に尊敬できる先輩がいたため、環境には徐々に慣れることができています。しかし、まずは転職先について深く知ることを、転職活動前にやっておくべきだったと強く感じました。
転職後のミスマッチは念入りな企業研究で防げる
当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれませんが、皆さん本当にできているでしょうか? 今一度自分に問いかけてみる良いと思います。私は、まったくできていませんでした。一番番良いのは、志望する企業の希望職の方に、その職種の実態を聞くことかと思います。難しいようであれば、その職種を経験している人に、どういう仕事をする「可能性」があるのかをしつこいくらいに聞いても良いと思います。それも難しいようであれば、企業の面接を受けて実態を聞いてみるなど、やり方はいろいろとあると思います。
少しでも転職の失敗の確率を下げたいのであれば「十分調べた、もう調べなくて良い」と自分が思ってから、もう一度調べてみるくらいがちょうど良いかもしれません。準備は嫌な気分になるまでやって損はないと思います。
「好きなものに囲まれて仕事をすればモチベーションが保てる」と思って転職をしたものの、そう甘くはありませんでした。私は洋服が好きだったため、アパレル関係の仕事に正社員として転職をしました。当時の私は、販売員の正社員として転職をすることの意味をきちんと理解できていませんでした。
正社員=マネジメントをする可能性のある立場だという認識がなかったため、これまでの人生で人のうえに立つのを避け続けてきた私にとってはかなりハードルが高いものでした。実際、販売員としての仕事は楽しくやりがいがありました。しかし部下を教育するといったような、店舗責任者としての立場にはかなり精神的ストレスを抱えてしまっていました。
転職先で「自分に何が求められるのか」を確認しておくことが必要
働き始めてから、正社員としての責任の重さを知りました。アルバイトが多い店舗であると、正社員の負担が大きいという事実を知っていれば、違う選択肢を選んでいたかもしれません。仕事内容として、どういった仕事をするのかをしっかり調べておくことももちろん大事です。しかし私はそれ以上に「その募集職種が周囲から見てどういう立場で、何を求められているのか」まで調べておくことが大事だと思っています。
自分に向いている仕事は「偽らない自分探し」で見つける! 向いてる仕事で毎日の充実感を得よう
自分に向いている仕事を探すには、自分をいかに深く理解できているかが重要です。自分を深く知るとは、他人と比較するのではなく、自分の中にある価値観を知ることだということを忘れてはなりません。
適職が見つかったら、現職で自分の強みを活かす、もしくは転職で自分の理想を叶えるという選択肢があります。自分の向いている仕事に就くと、前向きに仕事に取り組めるようになり、日々の充実度も上がります。ぜひこの記事を参考にして自分に向いている仕事を見つけて、日々の達成感を得てみてくださいね。
転職活動では、求職者が企業の求人を調べ、応募する形式が一般的ではありますが、最近ではスカウトメディアに自分の職務経歴などを登録する方法も普及し、企業側から「弊社はこんな会社ですが、応募してみませんか?」と、スカウトやオファーを受けるチャンスも増えてきました。
このスカウトメディアについてですが、企業がスカウトやオファーを送るときは、膨大な求職者のデータベースから職務経歴を見て「この人は弊社の仕事が合っていそうだ」と判断したうえで求職者に声をかけているのです。
そのため、自分に向いている仕事がなかなか見つからない人は、スカウトを受け取れるメディアに登録し、企業側に自分を見つけてもらう、自分に向いている仕事を見つけてもらう、ということを実践しても良いかもしれませんね。
第三者の意見を聞いて他己分析をしてみよう
スカウトを受ける以外にも、別の会社や業界で働いている友人に「私にはどんな仕事が向いてそうかな」とたずねてみるのもおすすめです。
客観的に見て、自分では気付かない適性を発見したり、向いている仕事を紹介してもらったりするチャンスになるため、自分以外の視点から情報を集めてみてはいかがでしょうか。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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「今の仕事は自分に向いてる?」と悩んだのはどんな場面でしたか?