「前向きに検討」を就活生はどう捉えていた? 経験談をヒントにしよう
面接の最後に言われる「前向きに検討します」の言葉は、どう受け取るべきか迷ってしまいますよね。
「言葉通りに受け取ってもいいの?」
「もしかして不採用のサインかも……」
結果が気になる立場からすると、面接官の一言でこのように一喜一憂してしまうのもめずらしくありません。「前向きに検討」のような曖昧な言葉には、発言の意味や意図を理解して、的確な受け取り方を見つけることが大切です。
この記事では、「前向きに検討」という言葉の捉え方を解説します。言葉の裏に隠れた真意について、経験者の体験談を交えながら解説していくので、向き合い方に迷う人は参考にしてみてくださいね。
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先輩も同じ気持ちだった? 「前向きに検討します」に翻弄された経験を聞いてみよう
「前向きに検討」という言葉は、フレーズだけ見るとポジティブな印象が見受けられるため「採用かも」と捉える人も多いでしょう。ところが実際は、ポジティブな意味以外にも、その場をしのぐ場合など、幅広く使われています。
社会人としての経験が少ない学生では、自分が言われた「前向きに検討」の言葉がどのような意味で使われたのか、咄嗟に判断することは難しいですよね。ただでさえ結果が気になる状況で曖昧な言葉遣いをされると、不安な気持ちにもなります。
「前向きに検討」のような曖昧な言葉に悩むときは、同じ経験をした人の体験談を聞くと、「自分だけじゃない」と気持ちを落ち着かせることができます。
焦る気持ちを冷静にするためにも、まずは経験者が「前向きに検討します」という言葉に翻弄された実体験に耳を傾けてみましょう。
「前向きに検討します」と言われたときの体験談を教えて!
「前向きに検討します」は、「あなたを採用する方向で考えます」と捉えがちかと思われます。しかし、この言葉をかけていただけたにも関わらず不採用とされた人が、周りにもわりといました。なので、「前向きに検討します」はあくまで社交辞令的に受け取っておく方が良いと思いました。
でなければ、これで手応えがあったと解釈し、ほかの志望先を逃してしまうことが懸念されるからです。
気にしすぎないのが上手な受け取り方
やはり、面接では学生のモチベーションや志望度を上げてくれるような発言をしてくれる企業が多いです。ですが、そのまま受け取るのは危険だと痛感しました。
私たち就活生は、就活の場から一歩離れれば、応募者から顧客へと戻ります。企業からすれば、不採用となった我々はお客様の1人に戻るわけで、だからこそ下手な対応はできません。プラスになるような言葉がけをされるのは当たり前だと捉え、ある程度の割り切りをすることが必要かと思われます。
一次面接で「前向きに検討します」という言葉をいただき、自信満々で二次面接の準備をしていたのですが、不合格の通知が来て非常にがっかりした記憶があります。
その経験があったため、ほかの企業でも「前向きに検討します」や「ぜひ一緒に働きたいと思いました」、「ぜひ次回の選考でも頑張ってください」という前向きな言葉をもらっても、不合格かもしれないと思ってしまいがちでした。しかし、就活を終えて振り返ってみるとそれらの言葉と面接の結果自体はほとんど関係がなかったと思います。
「前向きに検討」の言葉ではなく面接内容で合否を判断しよう
基本的に「前向きに検討します」という言葉は、締めの挨拶の一環になります。そのため、面接官が何となく癖で言っている言葉であることも多いです。
そもそも、面接自体は相対評価で結果が決まります。ほかの就活生と比べて自分が魅力的に映ったのであれば合格、採用枠に入れなければ不合格となるだけです。
面接の最後の言葉から手ごたえを感じたり、結果を予想してしまいがちですが、自分の面接だけでは自分の合否は決まりません。面接が終わったら反省点などを改善し、早々に切り替えていくことが重要だと思います。
類語も一緒に押さえておこう! 「前向きに検討」の言葉の意味を解説
「前向きに検討」という言葉は、何かの提案や交渉に対して、現時点で回答することはできないが、提案内容に沿うように協議し考えていきたい姿勢を表します。
使うのは、話を提案する側・検討する側どちらのケースもあり、対面やメールなど使用する場面はさまざまです。
検討する側が使う場合 | 提案した側が使う場合 |
---|---|
・「ご提案ありがとうございます。お話については、ぜひ前向きに検討させていただきます。」 ・「合否については前向きに検討させていただきます。」 |
・「提案は以上となります。ぜひ前向きにご検討いただけますと幸いです。」 ・「私からは以上です、前向きにご検討いただきますよう、お願い申し上げます。」 |
「前向き」というフレーズから、良い意味の言葉に感じますが、その場で断ることを避ける場合や結果を濁すときに使用されるケースもあり、良い面・悪い面どちらでも使われます。
採用面接の場では次のように「前向きに検討」と同じ意味合いで使われる類語も複数あるので、チェックしておきましょう。
・総合的に検討させていただきます。 ・検討のうえ、ご連絡させていただきます。 ・一緒に働けるのを楽しみにしております。 ・次の選考でお会いできるのを楽しみにしております。 |
類語では「検討」というフレーズを使ったものや、「一緒に働けるのを楽しみにしている」などの言葉遣いをされるケースもあります。面接では、このように発言内容と意図が異なるフレーズの存在を理解しておくことが大切です。
面接で言われるのはめずらしくない? 「前向きに検討」が使われる場面とは
「前向きに検討」という言葉は、良い・悪いどちらの面でも幅広く使われると紹介しました。
実際に使われやすいシーンは主に「採用面接」や「ビジネスの場」の2種類です。それぞれの特徴や使われるタイミングについて詳しく解説していきます。
採用面接
面接で「前向きに検討します」と言われるのは、やり取りがすべて終わった締めくくりのタイミングです。
すべての面接で「前向きに検討」という言葉が使われるのではなく、定型文として面接ごとに発言している、結果を迷ったときに使うなど、使用の有無は面接官によって異なります。
中には、学生に期待をさせないよう使用を避けている人もいるため、必ずしも使われる言葉ではないことを理解しておきましょう。
ビジネスの場
ビジネスの場では、商談や社内ミーティングなど、主に何かの答えを出す必要性があるシーンで「前向きに検討」という言葉が使われます。
面接の場との違いは、前向きな意味での使われ方が多くなるという点です。企業の業績に影響するやり取りがされるビジネスの場では、言葉を濁すことはあっても、「前向きに」とあえて期待を持たせるような発言は避ける傾向があります。
そのため、ビジネスシーンでの「前向きに検討します」は比較的ポジティブな意味での使用が多くなるのです。入社後の社会人としての立ち振る舞いとして、違いを覚えておくと良いかもしれませんね。
採用担当経験者に聞いた! 「前向きに検討します」をどんな場面で伝えていた?
「前向きに検討」のような曖昧なフレーズに翻弄されてしまうのは、その言葉への経験値不足が大きな要因です。初めて知る言葉や使い慣れないフレーズには、どんな人も不安を覚えてしまいますよね。
「前向きに検討」という言葉と上手に向き合うためには、意味・用途などに加え、体験談を聞くことで経験値を増やし、慌てない余裕を持つことが大切です。
ここからはリアルな体験談を知るため、実際の採用シーンでの使い方やどのような意図で使用していたのかを採用担当経験者に聞いてみました。
「前向きに検討します」をどのような場面で使っていましたか?
基本的には面接をさせていただいた方々全員に対して使用しています。ただし、失礼ですが、明らかにこの人は不採用だなと思う人には使わないです。
「前向きに検討します」はあまり意図して使い分けてはいませんでしたが、不合格が確実な方に関しては使わないようにしていました。合格が確実で、絶対来てほしいという高評価の方には、現段階で合格を伝えられない分、感情を込めて使っていたように思います。
就活生から見た「前向きに検討」の印象を教えて!
就活を終えた今だからこそ考えられる「前向きに検討」の言葉に隠れた本音はどのようなものだと思われますか?
人事の人にとって、使いやすい言葉だなと感じています。前向きに検討した結果、ご縁がないこともあるため、就活生にとって期待をもたせすぎない言葉だと思うからです。
その場で結果を悟られないような言い方なのかなと思います。面接の締めの言葉として良い感じのものを選んでいるくらいで裏に何かが隠れているような気はしないです。
前向きに検討は社会人が何気なく使う言葉だと考えています。面接の合否はその場では決まっていないので、回答を濁すためにも使われていると思いました。
採用担当が「前向きに検討します」を使うと考えられる3つのシーン
「前向きに検討」という言葉は、その場で回答できない理由から使用されるものであると紹介しました。
ここからは「前向きに検討します」という言葉への不安を解消するために、なぜその場で答えを出せないのか、発言の真意として考えられる3つのシーンを解説します。
採用担当の本音と建前を理解し、自分の中の受け皿を広げましょう。
①採用・不採用の断定ができていないとき
企業が学生を採用するには、採用権限を持つ人物の承認が必要です。ところが、面接官がその採用権を持っているとは限らないため、選考終了時に採用・不採用の断定ができない状況もあります。
このようなシーンでは、面接官の印象だけで方向性を示すことはできないので「前向きに検討します」と伝えて話を区切ることで、面接を終了しています。面接結果が良い・悪いどちらの場合にも該当する「前向きに検討」の使用パターンとなるでしょう。
②考えを持ち帰りたいとき
採用・不採用を断定する前に、現時点で答えを出す材料がそろっていない状況での「前向きに検討」が使われるシーンです。
選考では、適性テストの点数・ほかの学生の能力・採用担当者たちの意見など、さまざまな要因から採用者が決定されます。終了時に答えを出せず、検討する時間を確保したい意図として「前向きに検討します」と発言してその場を終了しているのです。
また、ほかの可能性として、学生のスキルが即決レベルではない・ほかの応募者と比較したいなど、「判断材料はそろっているが保留にしたい」ケースでの使用も考えられるでしょう。
③企業イメージを崩したくないとき
「前向き検討」という言葉は、選考の結果に関係せず、企業のイメージを守るために使用されているケースもあります。
人材確保が課題となっている新卒採用市場では、企業も学生側からの評価を気にしなくてはいけません。選考の冷たい態度や重圧的な姿勢でSNSや口コミサイトに評判を書かれないよう、企業イメージを良くすることも面接官に求められます。
そのため、評価にかかわらず一定の対応をするために、挨拶の定型文として「前向きに検討します」が使われるケースが発生するのです。
ケース③の場合は面接結果との関連性は低いため、「前向きに検討」という言葉は気にしすぎない方が良いといえるでしょう。
内定者に聞いた! 「前向きに検討します」と言われた面接の結果はどうだった?
ここまでで「前向きに検討」という言葉は、良い意味・悪い意味でも使用されると紹介しました。幅広く使われる言葉だからこそ、自分が言われた「前向きに検討します」は、どちらの結果となるのか気になってしまいますよね。
結果が来るまでに答えを明確にすることは難しくとも、同じように「前向きに検討」と言われた人のエピソードを聞くと、自分に近い状況から予想できるかもしれません。
「前向きに検討します」と言われた経験者の面接結果について、耳を傾けてみましょう。
「前向きに検討します」と言われた面接では、どのような結果になりましたか?
落ちることも多かった印象があります。そのため、前向きに検討するという言葉は、受け流すようにしていました。
「前向きに検討します」という言葉は、1社から言われたような記憶がありますが、そこは内定をいただいています。私の場合は、こう言われたらポジティブに捉える気がします。
「前向きに検討します」は何社かに言われた記憶があります。自分の記憶ではその内の1社のみ不合格でした。あまり言われることのない言葉でしたが、言われるときは手ごたえを感じたときが多かったと思います。
「前向きに検討します」という言葉は2社ほど言われた経験があります。どちらも合格していました。手ごたえがあったため、そのセリフは気になりませんでした。
「前向きに検討します」は3社ほど言われたことがあります。かなりの手応えがあり、必ず受かっているという自信あったので、どちらも合格していました。
覚えておきたい社会人の心得|「前向きに検討」の上手な受け取り方とは
ここまでは「前向きに検討」と上手く向き合うために理解すべき情報について紹介しました。ここからは実際にどのように向き合うのか、体験談を交えて具体的な捉え方を解説します。
「前向きに検討」という言葉は、就活中だけでなくビジネスの場でも使用されます。社会人として活躍する自分のためにも、上手な受け取り方を知っておきましょう。
「前向きに検討」という言葉はどのように受け取ればいい?
人事をしている知り合いから、「面接内容や質問事項などは大方自由に決めている、そのうえで気になるところを聞いていく」という流れで面接をしていると聞きました。ただし、面接終了後の事務的な話や、締めの言葉などはあらかじめ人事側で決められているようなので、「前向きに検討」は定型文になっていると考えます。
面接内容が良くても悪くても言われる言葉だと捉えて、次の面接に向けた対策や気持ちの切り替えをすることが一番大事だと思います。
「前向きに検討します」という言葉自体は、面接の最後に言われることが多いと思います。事務的な連絡などの一環や、その面接官の癖のようなものだと思うと良いでしょう。
実際に面接自体は、その面接官の評価だけで決まらないことも多く、面接で得た情報をほかの採用担当の方複数人で評価して、最終判断を決めていく企業が大半です。
「前向きに検討します」という言葉が仮にその面接官の評価を表す言葉だったとしても、ほかの採用担当の意見も取り入れるため、結果には直結しません。あまり考えすぎず切り替えていくことが重要です。
挨拶の一環として捉える
「前向きに検討」の言葉を使う採用担当の意図は、結果が断定できない・ほかの情報を含めて検討したいなどが考えられます。そのため、発言された時点で採用・不採用が決まっていない場合が多く、この言葉のみで学生が結果を判断することは難しいです。
「前向きに検討」は幅広く使用されるフレーズであることから、面接の結果を決める発言ではなく、挨拶の一環として捉えるのが良い受け取り方といえるでしょう。面接で言われたとしてもあまり気にしすぎないのが最適です。
言葉通りに受け取りすぎない
「前向きに検討」は言葉通りの意図で使用される場合もあります。「前向き」という言葉のみを正直に受け取ってしまうと、採用を期待しすぎてしまい、結果が異なればストレスがかかってしまうかもしれません。
「前向きに検討します」と「採用」は結び付けずに、選考過程のやり取りにすぎないと捉えるのが上手な受け取り方です。
言葉の意味や使われる意図をしっかりと把握することに加え、「前向きに検討」の言葉だけで採用結果は判断できないと理解できると、本番でも翻弄されずに乗り越えられるでしょう。
期待しすぎず視野を広く持つ
「前向きに検討します」と言われてしまうと、どうしても期待してしまい、結果が気になってしまいますよね。しかし、相手の発言の意図を完全に読み取ることは難しく、現時点で結果を判断することは不可能です。
「前向きに検討」と言われても、期待しすぎずに、ほかの選考や今回の振り返りに集中する方が時間を有効に活用できます。
就活では多くの選考が同時並行で進みます。一つひとつに集中しすぎるのではなく、幅広い視野を持って「前向きに検討」という言葉に振り回されないようにしましょう。
総合的に判断しよう! 「前向きに検討」以外で面接結果を予想するポイント
「前向きに検討」の言葉は結果にかかわらず使用される場合もあり、一言で面接の結果を予想するのはむずかしいでしょう。しかし、面接後は誰しも結果が気になってしまいますよね。
ここでは「前向きに検討」以外で面接の結果を考えるポイントについて、経験者の判断基準も交えて解説します。
注意点として、本記事の内容に該当するものが必ずしも採用・不採用であるとは限りません。あくまでも一つの基準として、視野を広げるためにチェックしてみてくださいね。
どのような部分から面接の手ごたえを感じ取っていましたか?
質問に回答しているときの面接官の表情や最後の言葉などが前向きかどうかで判断していました。実際に、自分では上手く答えられたと感じていても、面接官の反応がイマイチだったなと思う面接は落ちていました。
私は、自分にとって面接が話しやすかったか、話していて楽しかったかを基準に判断していました。話しにくさを感じた面接は落ちていたからです。
面接から退出する際の面接官の表情や雰囲気から読み取っていました。笑顔で送り出してくれた場合はすべて合格していました。
練習していた受け答えができたか
面接官に好印象を持ってもらうには、スムーズなやり取りができているかが重要です。予想した質問への回答・面接態度など、練習通りに振る舞うことができたかを振り返ってみましょう。
面接直後で記憶が鮮明なうちに振り返りをおこない、客観的な視点で自分を評価すると、今後の改善点も見つけられて一石二鳥です。
練習通りにいかなかった点が見つかれば、しっかり対策をして次の面接へと活かしましょう。
面接の練習方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。経験者がどのような練習を実践したのかについても解説しています。
面接練習みんなは何をした? 経験者から学ぶ効果的な練習法13選
企業の人物像に合った振る舞いができたか
採用担当は、面接で学生と自社との適性を判断しています。応募企業との適性をアピールするには、企業の求める人物像に合ったアピールができているかがポイントです。
企業の求める人物像には、基本的な社会人マナーがありスムーズなコミュニケーションが取れるかや、企業の方針や事業内容へ貢献できそうかなどが挙げられます。
事前の情報収集でしっかりと応募企業を調べられていると、面接でもしっかりとアピールができるはずですが、当日の緊張や予想外の出来事でうまく対処できない場合もあります。
面接のやり取りや、質問への回答内容を振り返ってみて、適切な振る舞いができていたかで採用結果を予測してみましょう。
企業分析のやり方と活用方法についてはこちらの記事にて詳しく解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
企業分析の4つの極意|経験者に聞く効果的なやり方と活用方法
面接官の反応を振り返る
面接では採用担当の反応から採用・不採用のフラグが読み取れると言われています。採用の場合は自社で働いてほしい気持ち、不採用の場合は採用担当の興味が薄れていく反応を、合否の兆しとして読み取ります。
採用 | 不採用 |
---|---|
・自社のアピールをされる ・面接時間が長い ・今後のスケジュールについて確認される ・肯定的な反応が多い |
・面接が早く終わる ・形式的な質問ばかりされる ・回答に深掘りされない ・面接官の反応が冷たい |
選考中の面接官の反応を振り返ってみて、フラグとなるものがあったかを確認すると、ある程度の結果が予想できるでしょう。ただし、上記のフラグが含まれているからといって、必ず採用・不採用となるとは限らないので、参考程度に確認するのがおすすめです。
面接で実際に出された落ちたサインが気になる人はこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接で実際に出された「落ちたサイン」と結果を大公開|挽回策も解説
立ち止まってはいられない!「前向きに検討します」の面接後に取るべき行動
面接で「前向きに検討します」と言われると、結果が気になってしまいほかのことが手につかない人もいるでしょう。就活は一つの選考が終わればまた次の面接がやってくるため、終わるごとにうまく切り替えをして次に進まなくてはいけません。
ここからは「前向きに検討」とうまく向き合う方法として、面接終了後に取るべき行動について体験談を踏まえて解説していきます。
面接後、次へ切り替えるためにしていた行動は何ですか?
面接反省ノートを作成し、質問されたこととその答えを大まかにメモしていました。加えて、面接官の特徴や面接をしていて感じたことも記録に残していました。
面接で聞かれたことをすべて書き出して、もっと良い回答を再度考えることをしていました。また、回答だけでなく、態度やマナー面で気付いたことがあればそれも書き、次に活かしていました。
私は、次の面接に切り替えるために、その日の面接を振り返り、今の自分ならこう答えると思ったことをメモにまとめていました。
採用通知がくるタイミングを再確認する
「前向きに検討します」と言われて採用結果が気になってしまうのは、面接への自信の無さや、いつ結果が来るかわからない不安が原因であると考えられます。
採用通知のタイミングに悩まず、ほかの作業へ集中するためにも、結果が届く目安を把握しておくことをおすすめします。面接前または面接中に、企業へ合否の連絡がいつ頃来るのかを再確認しておくと安心です。
採用通知のタイミングを確認し忘れてしまった場合は、一般的な結果が出る7〜10日程度を目処としておきます。2週間以上経っても連絡がない場合は、企業に問い合わせをしてみるのも良いでしょう。
問い合わせはメールでおこない、面接のお礼を伝えたうえで、マナーを意識した文面作成をすることも大切です。
面接の結果がなかなか来ない場合の具体的な対処法は、こちらの記事で詳しく解説しています。企業への問い合わせ方法も紹介しているので、参考にしてください。
面接で連絡すると言われたのに来ない! 内定者が取った行動とは
次の面接に向けた対策をおこなう
「前向きに検討」という言葉につられ、終わってしまった面接の結果をつい気にしてしまうのは、決してめずらしいことではありません。それでも、就活は面接が終われば次の選考がまたやって来るので、切り替えて次の面接に備えることが大切です。
今回の面接の振り返りや、新しい面接の情報収集と質疑応答の準備など、短い時間内でやるべきことはたくさんあります。
特に面接の振り返りは、実体験を元に自分の良い・悪い点を分析して次に活かせるチャンスであるため、内容をよく覚えている面接直後になるべく早くおこなうのがおすすめです。
<面接を振り返るポイント>
・当日の流れ(受付対応や入室マナー)
・面接中の自分の対応
・面接官の反応や質問内容
もちろん、「前向きに検討」の受け取り方もしっかりと整理して、面接ごとに自分を研ぎ澄ましてベストな状態で臨めるように対策しておきましょう。
面接の流れを再確認しておきたい人はこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
面接の流れ|基本の流れからレアケースまで体験談付きでマナーを解説
面接対策の振り返りをしたい人はこちらの記事で面接の質問について詳しく解説しています。実際にあった難易度高めな質問についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
就活は切り替え上手が乗り越え上手! 「前向きに検討」に翻弄されないようにしよう
面接で採用担当から「前向きに検討」と言われると、どのように受け取るべきなのか翻弄され、次の面接へ気持ちが上手く向けられないこともあります。
そのような場合は「前向きに検討」の言葉の意味や使用意図を把握し、実体験をもとに経験値を増やして、自分の中で切り替えられる余裕を持てるようになりましょう。
「前向きに検討します」は社会人としてよく使われるフレーズの一種だと捉え、次の面接へ集中することが上手な向き合い方です。面接官の発言に一喜一憂しすぎず就活を乗り切ってくださいね。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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就活初期の頃「前向きに検討します」と言われ、早く受かって二次面接以降に進みたいと思い結果を待っていました。しかし、結果は不合格でした。
前向きに検討しますのほかにも、君にはこの仕事が向いていると思うと言われたことや、ご縁があればその経験を活かして働いてほしいと言われたことがあります。しかし、好感触なことを言われたとしても、不合格になるケースも多かったです。
期待しすぎず結果と向き合うことを大切にしよう
前向きに検討しますという言葉は、ほかの志望者と比較したうえで最終的な判断を出しますという意味なので、その言葉に振り回されず、次の面接の対策をしておくと良いと思います。
変に期待してしまうと、ほかのことに手が回らなくなることもあります。合格だと思い込んでしまい不合格だった際に、精神的なダメージも大きいです。これから、前向きに検討しますという言葉を何回か聞くと思いますが、それが不合格であっても気を落とさず次の面接も頑張ってください。