自己PRで継続力をアピールするとどんな印象? 就活生も陥った意外な罠とは
自己PRで継続力をアピールしたいと思っている人もいるでしょう。実際にも、継続力を強みとして伝える就活生が多く、伝え方や表現に工夫をしないと被ってしまうことも少なくありません。そうすると、ときには1日に数十人もの学生と話す面接官の記憶に残りにくくなることもあるでしょう。
そこで、この記事では就活生や採用にかかわった経験がある社会人のアドバイスを交えながら、ほかの就活生と差別化できる継続力の自己PRを作る方法とその例文を紹介していきます。自分自身に「どんな継続力があるのか」を見つけて、自分のことを的確にアピールできるようにしましょう。
自己PRで柔軟性をアピールしたいという人は、下記の記事も併せてチェックしてみてくださいね。
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社会人に聞いてみた! 自己PRで継続力をアピールしたときの印象
まずは、社会人に「継続力」が持つイメージを聞いてみましょう。継続力を自己PRとして伝えるうえで、企業で働く社会人が期待しているものを把握しておけば、よりアピールがしやすいです。継続力が強みと語る就活生に対して、面接官がどんな将来を想像しているのか確認してみてくださいね。
ストレス耐性がありそうという印象を持ちます。諦めない気持ちで何事にも挑戦してくれそうで、非常に印象が良いです。
①入社後も活躍の可能性がありそう
仕事では継続によって成功の可能性を見出せることが多いため、継続力がある学生には活躍が期待されます。小さな業務を続けた先に気づきや改善点を得ることもあり、それが大きな成果につながる可能性が高いからです。
社会人たちは「成果や活躍には継続が必要」と知っているからこそ、継続力のある学生に活躍の可能性を見出すでしょう。
②目標に向かって努力できそう
活躍する社会人とは目標のために継続的に努力を続けられる人です。途中で諦めてしまっては、目標達成からは遠ざかってしまうでしょう。たとえば、役職者になりたいと思うのであれば、実績を作ること・チームマネジメントの能力を伸ばすことなど、さまざまな努力をし続けないといけません。
面接官は、再現性のある継続力をアピールできた就活生に対して「入社後も努力を怠らずに頑張ってくれそう」と考えるでしょう。
③困難を乗り越えるための思考力がありそう
何かを続けるということは簡単なことではありません。物事を進めるなかではトラブルや失敗も起こるため、それを乗り越えるための方法を考え実行しなくてはならないでしょう。そのため、継続力がある学生に対して、困難を克服する力がありそうと考える面接官が多いと考えられます。
社会人として働き始めると、思いもよらぬトラブルが発生することもあるので、困難を乗り越えるための思考力を持っている学生と判断されると、採用担当から一目置かれる可能性があるのです。
そのため、継続力をアピールするときは、「ただ続けたこと」よりも「続けるなかで困難を乗り越えてきたのかのかどうか」を伝えると良いですよ。
就活生たちが継続力をアピールした業界とは? 理由も聞いてみた
どんな業界の選考を受けたときに、継続力をアピールした?
IT業界の選考を受けた際にアピールしました。常に成長する姿勢を持っていることをアピールするためです。成長に対する継続力を伝えることで、入社後も前向きに働くという意思を伝えようと思っていました。
IT業界など、常に変化し学び続けることが必要な業界で、学ぶ意欲があることを伝えるために継続力をアピールしていました。
私は建設業界を中心に受けていました。自己PRでは継続力をアピールすることで、企業側に「自社で長く働いてくれて、成長し続けられる人材だ」と感じ取ってもらいたいと思っていたため、継続力について言及するようにしていました。
企業に刺さる自己PRにするための基礎知識! そもそも継続力ってどんな力?
継続力が強みと伝えることで、入社後のキャリアや活躍の可能性が想像してもらいやすいとわかりましたね。入社後の可能性を見出しやすい自己PRにするには、継続力を噛み砕いてアピールすることが近道になります。
ここからは、継続力とはどんな力なのかを確認していきましょう。継続力とは、ただ物事を続ける力ではありません。みなさんの魅力をよりアピールするためにも、継続力を構成するものが何なのか、把握しておくことが必要です。
企業によっては、求められる継続力の形が異なります。どんな継続力が必要になるのかは企業分析から明らかになるため、これらの記事を確認して企業分析をおこない、社風や企業に根付く文化をつかみましょう。
①目的を達成するための力
継続することは、何かを達成するための手段であるといえます。たとえば、受験に合格するために勉強を続けるということにおいても、目的は「合格」になるでしょう。そのため、継続力とはただ続けるためにあるのではなく、結果を出すために必要な要素であると覚えておいてくださいね。
そのため、面接官に刺さる自己PRにするには、「何のために継続をしたのか」という目的を伝えることが必要になりますよ。部活動で継続力を発揮してきたという人も、実績を作るため、苦手を克服するためなど、続けた理由はさまざまでしょう。
②困難を乗り越える力
継続力とは、一つの物事に対して諦めずに取り組むことを指します。物事を続けるなかで、楽しいことだけがあるわけではないでしょう。失敗や改善を経験することもあります。
たとえば、部活動を3年間続けたという人も、技術の停滞や部員とのコミュニケーション不足などを経験したことがあるかもしれません。そんななかでも部活動をやりきれたのであれば、ただ単に物事を続けられることに加え、困難を乗り越える力を持っているといえます。
好きなことをただ続けたというエピソードではなく、どんな苦悩を乗り越えたのかを伝えると、評価されやすい自己PRになりますよ。
③クオリティを維持するための力
物事を続けるうえでは、その質を担保していく必要もあります。たとえば、TOEICの点数アップのために勉強を続けようとしても、点数アップにつながるよう、ある程度のレベルや時間を満たした勉強法を実践しないと、実際の試験で点数が上がらないどころか、下がっていく可能性もあるでしょう。
継続とは、目的を達成するまでのクオリティにたどり着くための手段であると覚えておいてください。物事を継続するなかで、どれだけ成長できたかをアピールできると、より魅力的な自己PRになりますよ。
④計画の軌道修正をするための力
この記事でも、物事を続けるなかでは困難が付き物だと解説してきましたね。そのため、その困難を乗り越えて継続するために、行動を改善・変更していくことも必要になってきます。続けることには、柔軟に対応をしていくスキルが求められると覚えておきましょう。
思い通りにいかないことがあっても工夫をして軌道修正をして乗り越えたというエピソードがあれば、継続力の裏付けがより強固なものになります。
就活生が考える「継続力」とは? 継続力を構成する要素を教えて!
継続力は、自己管理能力の一つだと思います。同じことを習慣化して続けるというのは非常に難しいです。飽きが来てしまうことも多いですが、本当に継続力がある人は、そんな状況でも物事を続けられます。
その理由は続けているものごとに新たな魅力や価値を発見し続けられるからではないでしょうか。つまり、継続力があるということは、物事に常に新たな価値や魅力を見出す力と、それを知ることで行動し続けられる行動力が大きな要素であると思います。
自分なりの継続力を探す! 継続力を具体的に表現するための事前準備
継続力を構成する要素が何であるか、確認することはできましたか。次のステップは、「自分らしさをアピールする継続力」を見つけ出すことです。ただ継続力をアピールするのではなく、具体的な言葉で表現してみましょう。
ここからは、みなさんにどんな継続力があるのかを探る方法を解説していきます。過去の経験や、そこから得られたものが明らかになると、差別化した継続力を見つけることができるでしょう。
ステップ①継続力があると感じたエピソードを洗い出してみる
初めに、自分なりの継続力を見つけるために、継続力を感じたエピソードを書き出してみましょう。自分史を作っていくつかのエピソードを見つけ出すことで、自分なりの継続力を見つけ出すヒントが見つけられますよ。
また、この段階では、継続力の定義づけをする必要はありません。この後のステップで継続できた理由や、それから得られた学びなどを書き示すことで、どんな継続力があるかわかるからです。まずは、思うままに書き出してみてくださいね。
そもそも自己PRといえるものがないかもしれない……と悩んでいる人は、下記の記事を確認してみてくださいね。内定者が、みなさんが持っている強みの見つけ方を教えてくれますよ。
ステップ②なぜ継続できたのかの理由を考えてみる
エピソードを書き出すことができたら、「続けられたモチベーション」を明らかにしていきましょう。自分がなぜ続けられたのかを明らかにすることで、継続力を具体化することができますよ。継続できた理由を見つけ出すには、モチベーショングラフを使うと良いでしょう。
エピソード:バスケットボールを10年間続けられた
モチベーションが上がったとき①:1on1で相手に勝ったとき
モチベーションが上がったとき②:自分のスキルをチームに共有できたとき
モチベーションが下がったとき①:インターハイで初戦敗退したとき
モチベーションが下がったとき②:監督が選手の意向を汲んでくれなかったとき
上記の例をみると、継続できた理由は「勝利」と「チームメイトとの深いかかわり」にあることがわかるでしょう。反対に「負け」や「チームを大切にしない姿勢」が見えるとモチベーションが下がるため、これらの事態になるべく直面しないように、改善を続けながら継続しているとも言えますね。
ステップ③継続することで得られた学びを明らかにする
さらに具体化するために、継続することでどんな学びが得られたかも言語化しておきましょう。自己PRの継続力で企業への再現性を示すには、経験から得た学びを伝える必要があるからです。
たとえば、下記のようにピアノを6年間続けたことから得られた学びを明らかにするには、続ける前と後で変わったことを明らかにしてみてください。継続したのちに何らか変化があれば、それがその出来事で学べたことと言えますよ。
時系列 | 継続した経験 | 継続して得られた学び |
---|---|---|
小学校 | ピアノを6年間続けた | 継続することで、自分のスキルが向上する |
中学校 | バスケットボール部に3年間所属した | 継続することで、実績と信頼を積み上げることができる |
高校 | 毎週土曜日に地域のボランティアに参加した | 継続することで、人脈を増やすことができる |
大学 | 飲食系のアルバイトを4年間無遅刻無欠席で続けた | アルバイトを継続することで経験値が身に付き、トラブルなどにも柔軟に対応できるようになる |
ステップ④理由と学びを自分なりの言葉にまとめてみる
最後に理由と学びをまとめることで、自分なりの継続力を見つけることができるでしょう。自分の経験からしか述べられないものであれば独自性が見出せ、ほかの学生との差別化になりますよ。
例として、先述したバスケットボールを3年間続けた経験を挙げます。理由が「勝利」「チーム」、学びが「継続することで実績と信頼が得られる」という分析をしたとしましょう。これをまとめると、自分なりの継続力とは「チームの長期的な成果のためにサポートし続ける力」とまとめることができますよ。
継続する目的や対象がわかれば、言葉にまとめやすいため、きちんと自己分析を進めることが必要だと覚えておきましょう。
就活生は言い換え表現をどうやって見つけた?
言い換え表現は、chatGPTなどのAIを使って「継続力の言い換え表現を教えてください」と質問し、AIの回答を参考にしました。ただAIの回答では複数個言い換え表現があったため、どれにすべきか悩むことになりました。
そこで、キャリアセンターの方に相談し、どの言い換え表現であればほかの就活生と差別化できるのか質問しました。実際に言い換えた継続力の表現は「成長力」になります。
なぜ成長力にしたのかというと、どの企業でも、成長し続ける人間が求められていて、成長し続けるというのはまさに継続を表すと考えたためです。成長をやめることなく、立ち向かい続けることを示すためにはベストなワードであると判断し、自己PRの言い換え表現として使うことにしました。
より魅力的に伝える! 自己PRで継続力を伝えるときの組み立て方
自分なりの継続力を見つけることはできましたか。きちんと言語化をすることができたら、書類選考や面接で伝える準備をしていきましょう。
ここからは、自己PRで継続力を伝えるとき、どのように話を組み立てていくべきか解説していきますよ。自分の継続力をただアピールするだけではなく、企業に対してのメリットも伝えることが、選考突破の秘訣です。
自己PRの構成についてもっと詳しく知りたいという人は下記の記事も参考にしてみてくださいね。継続力以外の自己PR例文も確認することができますよ。
①どんな継続力があるか簡潔に伝える
まず初めに継続力があることを簡潔に伝えると、採用担当が回答を理解しやすくなります。簡潔に伝えるには、自分なりの言葉で理由と学びをまとめておくことが必要です。その際、誰もが理解しやすい言葉を使うと、より簡潔な表現になると覚えておきましょう。
差別化を図りたいからといって、奇をてらった表現をしてしまうと、むしろ理解がしづらい自己PRになってしまうこともあります。企業に対してのメリットも伝えることが、選考突破の秘訣です。
自己PRの書き出しにインパクトが足りないなと悩んだときは、下記の記事を読むと良いでしょう。内定者たちが面接官から評価を受けた書き出しの一文が確認できるため、みなさんの自己PR例文をより良くすることができるはずです。
②継続力の根拠となるエピソードを話す
冒頭でどんな継続力があるかを述べられたら、その継続力を示すエピソードを伝えましょう。自分史で明らかになったエピソードのなかで、物事のモチベーションや具体的な成果がはっきりしているものが根拠として適しています。
面接官は当時の経験を目にしていないため、具体性のあるエピソードである方が理解がされやすいでしょう。どのエピソードを選ぶか迷ったときは、具体性があるかどうかを判断軸にしてみてくださいね。
継続力の根拠となるエピソードを話すうえでは、わかりやすく当時の経験を伝えることが必要です。伝え方に迷っているという人は下記の記事を確認して、面接官とのコミュニケーションを円滑に取れるようにしましょう。
③入社後どのようにして活かしていきたいかを明らかにする
最後に、継続力の再現性を述べるようにしましょう。仕事では、これまで以上に大きな責任を背負うこともあります。だからこそ、「仕事でより困難な状況に出会っても、培ってきた継続力を活かせそう」と思ってもらえるように、企業へのメリットを述べることが必要です。
企業研究を通して業務内容を理解度し、どんな場面で継続力が活かせるかを伝えると、再現性が高まりますよ。
内定者からのアドバイス! わかりやすく魅力的な自己PRにする構成とは
継続力よりわかりやすく伝えるには、結論→エピソード→入社後という順番で、構成を立てていく必要があります。自己PRに限らず、ガクチカや挫折経験でも、最初は結論から話すようにしましょう。
そして次に、継続力があると表現するためのエピソードを伝えてみてください。このエピソードが根拠になります。最後は入社後の展望です。これから継続力を活かしてどうなっていきたいか、強い志をここで示せると良いです。
私はまず、結論ファーストで自己PRを作成していました。継続力は人によって基準が違うと思うので、どれくらいの期間努力し、その結果どういった実績を作ることができたのかというように説明をしていました。
自己PRを話すときにもっとも重要なのは、継続力の再現性をいかに伝えられるかということだと思います。自己PRは自分の自慢話をするのではなく、自分という商品を企業に売り込むためのPRだからです。そのため、「その継続力を活かして、貴社の○○という業務をこなしていきたい」など、企業と結びつけるといいと思います。
自分らしさを最大限アピール! 自己PRで継続力を伝える3つのポイント
継続力の自己PRを組み立てる方法を解説してきました。どんな継続力があるかを結論ファーストで述べ、根拠と再現性をアピールすることが必要になりますよ。
ただし、ただ単に順番に沿っていれば魅力的な自己PRになるというわけではありません。伝え方や表現の工夫をしなければ、ほかの学生のアピールに埋もれてしまうこともあるでしょう。ここからは、自己PRをより魅力的に伝える3つの方法を解説していきますよ。
自己PRで自分らしさをアピールするには、自己分析を入念におこなっておくことが必要です。これらの記事から、自己分析の基礎を身に付けて、自信を持って継続力をアピールしてくださいね。
①継続したことで得られた学びや実績を伝える
継続力をアピールする自己PRでは、継続すること自体に価値を見出すべきではありません。この記事でも述べたように、継続することはあくまで手段の一つであるため、継続の目的や成果も併せて伝えるようにしましょう。
学びや実績を伝えるうえでは、継続することで得られた学びを明らかにすることがおすすめです。「継続することで成績が上がった」、「周りの状況を俯瞰して見れるようになった」など、自分が成長できたと感じられた点を加えてみてくださいね。
継続したことで得られた具体的な成果や学びを述べると、ほかの学生との差別化にもなります。ほかの就活生と被らないためにも、学びと実績で独自性を出すようにしてみてくださいね。
②継続をするにあたってのモチベーションを明確にする
継続をするにあたっての動機を明らかにすると、自己PRの独自性を高めることができます。一つの物事を達成するための理由も人それぞれで、その動機にその人らしさが出るからです。
「ステップ②なぜ継続できたのかの理由を考えてみる」で見つけ出した理由をもとに、継続のモチベーションを明確にしてみてください。勝利や実績のため、仲間や思い出のためなど、何を目的にして頑張れたのかを伝えましょう。
③継続力が自分のキャリアにどう影響するかをアピールする
企業は、将来的に活躍の可能性がある就活生に内定を出したいという考えがあります。そのため、継続力をもとにどのようなキャリアを形成し、そのキャリアが企業にどんなメリットをもたらすかも述べましょう。
たとえば、「継続力をもとに営業成績を伸ばし、管理職という役職を目指します」といったように記してみましょう。具体的な内容を書くことができると、企業理解度の高さを評価してもらえる可能性もありますよ。
内定者直伝! 継続力の自己PRでほかの就活生と差別化するコツ
自己PRで継続力をアピールするうえでのポイントを教えてください。
成長し続けられる人間であることを示す必要があると思います。入社後も継続できるということを示すようにしましょう。
継続力を発揮したエピソードの全体像をわかりやすく伝えることがポイントです。最初に概要を伝えたあとに、エピソードを詳細に話した方が面接官にとってもわかりやすいと思います。
その継続力を活かして、どのような結果を残してきたのかをわかりやすく伝えることで、自分なりの強みが伝わると思います。
自己PRを伝える際には、締めの文章まで気を抜かないようにしましょう。結論ファーストに気を取られがちだからこそ、締めまで説得力をもった内容であれば、ほかの就活生とも差が付きますよ。この記事を読み、自己PRの締め方までこだわって作成しましょう。
企業側の本音も聞いてみた! ……継続力の自己PRがうまくいかない学生の特徴
ほかの就活生と差が付く、3点のポイントを解説してきました。しかし、話の順序や表現にどれだけ気を使っていても、根底の部分で抜け漏れがあると、クオリティの高い自己PRにはなりません。
ここからは、現役社会人が見た、継続力の自己PRがうまくいかない学生の特徴を3つ解説していきます。自己PRが完成した際、これらの項目に当てはまっていないか最後に確認してみてくださいね。
就活生の悩み! 継続力をアピールするとき何に困った?
自己PRで継続力をアピールするうえで苦労したことはありますか?
継続力に関するエピソードを探すのに少し困ったことがあります。どのエピソードを使うべきか迷いました。
継続力をアピールする際に、無意味に継続するのではなく、結果を残すために継続したと伝えるほうが説得力が高まると思っていたのですが、その結果を考えることに苦労しました。
①単に好きなものを続けた体験のみを語っている
社会人の視点で考えると、好きなものや興味のあることは、ある程度続けられるのが一般的ではないかという考えがあります。たとえば、好きなドラマを1クール見続けること、趣味で楽器を演奏することなどは、好きだからこそ続けることが苦にならないでしょう。
そのため、好きなものをただ続けたというエピソードに対しては、評価が付けづらいのです。好きなものを続けたなかでも、大変だったこと・改善をしたことなど、付加価値を生み出したエピソードも語るようにしましょう。
②継続したこと自体に価値を置いている
仕事では、目的を達成するために、目の前にあることを継続するのが一般的です。そのため社会人たちは、継続自体は手段であり、目的ではないととらえています。継続したこと自体をメインに自己PRを語ってしまうと、継続の本質が理解できていないと思われてしまうでしょう。
そのため、継続したことでどんな結果や学びを得たのかまで伝えることが必要になります。
③企業での再現性が見出せない
継続力の自己PRを聞いて、企業でもその継続力が活かせるのかと不安になる面接官もいるでしょう。たとえば、学校の部活動では部員間の関係値も深めやすく、もし結果が出なくても、部活動が突然廃止されたり活動できなくなったりするようなことは考えにくいです。
その反面、仕事においてはかかわる人の年齢層や性別、国籍などもさまざまで、成果が出なかった際には、最悪の場合事業の撤退なども考えられます。この違いがあるなかで、これまで身に付けた継続力をどう活かすのかを示してほしいというのが企業側の本音です。
部活動の話を例に挙げると、「ただ仲の良い人がいたから部活動を続けられただけでは?」「単に所属していただけでは?」と捉えられるような自己PRになってしまうと、社会人になっても再現できそうな継続力は伝わりません。
実践的な業務における継続力の活かし方や、継続力があるからこそできるキャリア形成の仕方など、入社後のことについても伝えられるように準備しておいてくださいね。
社会人からの本音……惜しい継続力の自己PRになってしまう人の特徴とは?
継続力をアピールする人はどれくらいいますか? そのなかで、残念だなと思う自己PRはどんなものか教えてください!
継続力をアピールする方はかなり多い印象です。継続力を証明する具体的なエピソードが重要になると思いますが、継続していると言うにはあまりに頻度が低かったり、期間が短かったりすると、アピールとしては弱いなと感じていました。
大体、面接をすると3〜4割くらいの方が継続力をアピールされていると思います。多くの方がアピールする分、バイトを継続しておこなった程度の継続力では、少し弱いアピールポイントだと感じます。
継続力を言い換えた例文もチェック! 継続力をアピールする経験別自己PR例文10選
継続力を魅力的にアピールするためのポイント、伝わりやすい構成、自分だけの表現などを頭に入れて、継続力の自己PRを伝える準備が整ったら、例文も確認しておきましょう。でき上がった例文に目をとおしておくことで、例文が作りやすくなるはずですよ。
また、就活生が実際に話した内容も掲載しているため、併せて確認してみてくださいね。
就活生が実際に自己PRで継続力をアピールしたときの回答
中学時代のエピソードをもとに、以下のように継続力をアピールしました。
「私の強みは継続力です。私は中学時代の卓球部の試合にて、県大会出場が決まる大事な試合で敗北した経験があります。あと一歩のところで負けてしまい、エースとして失格だと落胆しました。
しかし、部員に励まされながら、先輩や顧問の指導を仰ぎ「個人では負けてしまったけれど、団体戦で悔しさを晴らすぞ」と新たに目標を掲げて再起しました。再起したあとは今まで以上に練習し、練習方法も見直して戦略も立てました。試合に向けての部員の意識も向上し、声かけやアドバイス交換が飛び交うまでになりました。
その結果、見事、団体戦で優勝することができました。みんなで挑んで手にした勝利は、今でも私の宝です。このように私は入社後もどんな逆境が訪れようとも、自分の継続力を活かして立ち向かっていきたいと思います。」
12年間続けたサッカーのことを取り上げ、下記のように回答しました。
「私の強みは継続力です。小学3年生から現在に至るまで12年間続けてきたサッカーの経験から、継続力を身に付けることができたと思います。
私は高校時代に部員数が60名ほどのチームに所属していたのですが、自分の世代になるときに腰椎分離症を患い半年間サッカーができないという状況に陥ってしまいました。医者からは、「復帰しても再発する可能性が高い」と言われ、サッカーを辞めようかと挫折しましたが、このままでは諦めきれないと思い、怪我を補いながらサッカーを続けようとしたのです。
怪我のハンデを補うために、週6回・1日2時間部位毎に分けて筋トレや体幹トレーニングをおこない、半年間かけて体づくりをしました。また、試合中のパスのずれも弱点であったため、1日1000回壁打ちをおこなうことで、別角度からも成長を遂げることができたと思います。
結果としてレギュラーを獲得することもできました。この経験を活かし、貴社でも粘り強く活躍していきたいと考えています。」
一度決めたことをやり遂げる力の自己PR例文
まずは、継続力を「目的を達成するための力」に言い換えたときの自己PR例文を確認していきましょう。大きな目標を達成するためにやり切った、有言実行をしたという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
①インターンでの経験
例文
私には、一度決めたことをやり遂げる力があります。この力を活かして、携帯販売のインターンシップで、インターン生20人のうち1位の記録を打ち立てることができました。
私は、インターンの当初から先輩方に「1位の成績を取ります」と宣言をしていました。昔から成果にこだわる性格でもあり、1位になることで絶対的なスキルの証明ができると考えていたからです。
しかしインターン中、伝達不足でクレームを起こしてしまったり、営業に夢中で同期のサポートをおざなりにしてしまうこともありました。そこで先輩から、「1位になるには自分のことに集中するのではなく、周りにも目を配らないとダメだ、信頼こそが成果につながる」と指摘を受けたのです。
そこから、相手の気持ちに立った営業、業務スタイルに切り替えて営業活動を粘り強く続けた結果、実績と顧客満足度ともに1位の成績を取ることができました。入社後も、常に自分の目標に責任を持ち続け、チームにも良い影響を与えられる存在でありたいです。
有言実行ができ、やり切る力が強い印象ですね。自分の目標達成だけでなく、周りもフォローする姿勢が見え、仲間からの信頼も厚い社員になれる可能性が高いでしょう。
②資格取得での経験
例文
私は、一度決めたことをやり遂げる力を活かして、簿記2級を取ることができました。これまで数学の勉強や数値の実測が苦手で、数字にかかわることから逃げていました。しかし、企業研究を進めるなかで、決算情報などを見ても何も理解ができず危機感を感じ、簿記を取ることにしようと決めたのです。
そこからは、通学時に簿記関連の動画を見ること、毎日4時間以上簿記の勉強をすること、アルバイトでも自ら会計に携わる業務を引き受けることなどを意識し、数字に対する苦手意識をなくすことにしました。これらをおこなった結果、半年で簿記2級を取得することができました。資格を取得したあとも、企業の決算報告書などを見ながら、より実践的な知識を付けるべく勉強を続けています。
入社後も、苦手なことであっても、自分の目標を達成するために努力を続けていきたいです。そして、チームにも還元できるような人材になれるよう尽力してまいります。
自分の苦手を克服するために明確な目標を立てられていて、自己分析能力の高さを感じます。資格を取得するための計画も戦略的で、効率的に成果を上げられそうな学生ですね。
困難を乗り越える力の自己PR例文
ここからは、困難な状況に対しても柔軟に対応できる人向けに、困難を乗り越える力の自己PR例文を解説していきます。困難を乗り越えた方法をより魅力的に伝えられる自己PRにできるように、例文を確認してみてくださいね。
③アルバイトでの経験
例文
私の強みは、困難を乗り越える力です。この力を活かして、アルバイト先の研修業務に2年間携わり、1カ月以内の離職率を70%から30%までに下げました。
私が働いていたカフェでは、多忙さから研修が行き届かず、新人の方の7割が1カ月以内に辞めてしまう状況が続いていました。そこに危機感を感じた私は、研修制度を一新して定着率を上げようと感じました。実際におこなったのは、退勤時に1対1で会話をして不安を解消する、指導するスタッフを固定して関係性を築く、新しい業務に進む前に習熟度を確認するといったことです。これらの取り組みを、リーダーとして2年間の間主導しました。
この結果、業務に対する不安をすぐ解消できる体制が築けたため早期離職が減り、現スタッフたちの負担も減っていきました。入社後も、企業単位で見て働きやすい環境を作れるよう、率先して行動する姿勢を保ち続けたいです。
アルバイトながら現場の人員体制に危機感を覚え、自主的に行動している姿が印象的ですね。取り組んだ施策も非常に具体的で、入社後も社員育成の面で期待をできそうという印象が持てます。
アルバイトの自己PR例文について、作り方から学びたいという人は下記の記事も確認してみてくださいね。多種多様なアルバイトの自己PR例文が載っていますよ。
④TOEIC受検での経験
OK例文
私は、一度目の失敗を次に活かす力があります。大学2年生の秋に受けたTOEICで、学内の留学枠に入るための点数に届かず、悔しい思いをした経験があります。そこから、目標点数を達成できなかった理由を考え、勉強に励むようにしました。
分析をしていくと、1回目の受験時は苦手な分野に対する勉強時間が少なかったということがわかりました。そのため、単語量を増やすこと、数値を読む問題に触れる時間を増やすことを念頭におき、勉強における時間配分を調整しながら1年間勉強を続け、2回目の受検に臨みました。
結果、点数が上がり、学内推薦枠の基準値を達成し、晴れて留学をすることができました。帰国後も、海外からの観光客の旅行支援をするアルバイトを続け、実践的な英語学習を続けています。業務においても失敗を糧にチャレンジし続けていけるよう尽力してまいります。
過去の失敗を乗り越えようと、前向きに学習を続けている姿が印象的ですね。「なぜ目標点数に届かなかったのか」という分析内容も的確で、計画性の高さが伺えます。資格を取得したあとも、英語学習を続けているところからも、学習意欲がある学生だとわかるでしょう。
1つの物事に対して改善を続けられる力の自己PR例文
ここからは、改善力をアピールする自己PR例文を解説していきます。物事のクオリティを保つためには大事なポイントとなってくるため、自己PRとしても有効ですよ。
⑤組織でのリーダー経験
例文
私の強みは、1つの物事に対して改善を続けられる力です。バスケットボール部で部長を1年間経験した際、この力を活かすことができたと考えています。
所属していたバスケットボール部では、練習メニューがマンネリ化し、大会のない期間の練習に対する不満が上がっていました。私が入部したころから声が上がっていたものの、誰も手を付けていない状態だったため、顧問に相談しながら自らが動くことを決めました。
他校の練習に参加させてもらう、練習試合を開催する、組織を良くするための話し合いの時間を作る、講義形式で試合の展開の仕方を学ぶなど、活動の時間を充実させるよう動きました。その結果、活動における視野を広げることができ、部員の練習への満足度も上がっていきました。
部長としての活動を終えたあとも、外部コーチとしてチーム運営に3年間参画し、マネジメント能力を培うために努力してきました。
入社後も、これまでのやり方に従うのではなく、改良を続けていく人材であれるよう尽力してまいります。
チーム内の異変にいち早く気付いて行動する姿から、他者貢献度の高さを感じます。不満を常態化させず、自らが解消に向けて動こうとしているため、入社後も前向きに仕事に取り組んでくれそうという印象です。
⑥留学での経験
例文
私は、その状況に応じて柔軟に対応していける力があります。この力を活かして3年間の留学生活で、快適な寮生活を送る体制を作り上げることができました。
私が住んでいた寮では、食事や洗濯の当番が決まっていて、あとから入寮してきた学生に関してはランダムで当番のチームに入れるようにしていました。しかし、話を聞いてみると「〇〇さんとはやりづらい」という意見があり、これまでの組み方では相応しくないと思うようになったのです。
そこで、自分が主体となって価値観やライフスタイルの違いをヒアリングしながら、最適なチーム編成を作れるように働きかけました。私が留学を終えるまでの3年間の間、毎日寮生と積極的に会話をするようにしていて、そのおかげで気付けたことがたくさんありました。
その結果、寮での生活がしやすくなり、自然と学生の仲も深まっていくようになったのです。入社後も、現場の声や状況に応じて臨機応変な対応をし続ける営業マンでありたいと考えています。
異国の地でも、一緒に暮らす仲間たちを想って行動している姿勢から、気配り力の高さを感じますね。入社してからも老若男女問わず、さまざまなステークホルダーと良い関係を築いていけそうという印象です。
周囲の人の協力体制を作る力の自己PR例文
何かを達成するためには、周りの人の力を借りることが必要です。ここからは、周囲の人を巻き込む力の自己PR例文を解説していきます。
⑦部活動での経験
例文
私の強みは、周りを巻き込む力にあります。私が所属していたバレーボール部では部員が少なく、遠征をするときに十分な道具を運ぶ人員が足りないという問題がありました。遠方にある強豪校から練習の誘いをもらっても実現できず、部員のフラストレーションも溜まっていたように思えます。
そこで部長の私は、保護者の方に協力を仰ぐこととしました。これまで、人員不足から何回の合同練習や試合を断ってきたか、これに参加することができればどんなメリットがあるのかを伝え、協力をお願いしました。一人の方にお願いし続けることがないよう、交代制で車を出してほしいと伝えたのです。
その結果、私たちの思いを理解してくれ、部員30名中20人弱の保護者の方が協力してくれることになったのです。引退をしてからも、この協力体制を維持できるように、OB・OG代表として2年間、チームの運営に携わっていました。
入社後も、なぜやるべきなのかを明確にしたうえで、継続して周囲の協力を得ながら仕事を進められるよう尽力してまいります。
部員だけでなく、部員の保護者までもにも協力を仰ぐ姿勢から、周りを巻き込む力の高さを感じますね。「なぜ相手に動いてほしいのか」という意図が明確であるため、持ち前のコミュニケーション能力で効率的な仕事ができるでしょう。
⑧ゼミ活動での経験
例文
私の強みは、ゼミの活動で培った先進力にあります。大学のゼミで、地域の図書館をリニューアルするという授業があり、そこで周りを巻き込みながら目標を達成することができました。
リニューアルの目的としては、来館者数を増やすことがありました。状況として来館者が1日150人も満たないことが多く、経営の危機に晒されていたのです。そこで私は、若い方も気軽に気安いように勉強スペースを拡充させることを提案しました。
それを実現するために、ほかの市で自習ルームを上手に活用している図書館を運営している方に来館してもらい、アドバイスをいただきました。リニューアルが完成した暁には、相手の市の図書館も宣伝すること、アドバイザーとして担当者のお名前を出すことを交換条件にしたことで、協力が仰げたのだと思います。
この経験を経て、自分で何かを作り上げるということを極めたいと思い、営業系のインターンを始め、2年間の間勤めあげました。入社後も相手のメリットを提示しながら、周りの力を巻き込んで目標を達成し続けられる人材になりたいです。
来館者数を伸ばすための方向性の決め方にも合理性があり、取り組んだ施策にも納得感があります。また、協力することに対してのメリットを伝えている様子にも営業職としてのセンスが表れていて、自分の成果を作りながらも相手の満足度も上げられる社員になれそうという印象ですね。
適切な目標設定をする力の自己PR例文
最後に、継続をするうえで必要な計画性をアピールできる例文を解説していきます。無謀なチャレンジであると継続はしづらいですよね。適切な目標設定をする力をアピールして、物事を俯瞰的に評価できる姿勢を伝えましょう。
⑨大学受験での経験
例文
私は、適切な目標設定をする力があります。大学受験にて、細かな目標を立てて、それを達成し続けることによって、集中力を切らさずに受験に望むことができました。
高校2年生の冬時点で、志望校との偏差値の差が10程度あったため、模試の結果をとに目標を細分化していきました。具体的には、受験日から逆算していつまでにどの程度の偏差値まで持っていくのか、それをするためには日・週単位でどれほどの勉強量や知識を入れる必要があるのかを考えていました。
その結果、諦めることなく勉強を続けられ、志望校に合格しました。入学した後も、資格取得に積極的に取り組み、秘書検定・簿記・ITパスポート・MOSと4つの資格を取得しました。資格取得の秘訣は、やはり計画力にあると考えています。
入社後も、高い壁だと思っても恐れず冷静に計画を立てることで、長期的な達成を目指していきます。
志望校に届かないとわかった瞬間に諦めるのではなく、「合格するためにはどうすれば良いのか」を考えられている姿が印象的です。高校時代の経験を経て、確かな勉強習慣がついているからこそ、多くの資格を獲得しているのだなと説得力があります。
⑩ボランティア活動での経験
例文
私の強みは、正しい目標を立て、チームのモチベーションを保つことのできる力にあります。災害ボランティアに参加したとき、リーダーのポジションを任され、行動計画を立てました。チームのメンバーは、被災者のために身を粉にして働きたいと言っていたものの、自分たちの心身を守るためには相応しくないと考えていたのです。
そのため、ボランティアとしての稼働時間を厳密に区切り、そのなかで達成可能な目標を立てることにしました。一気に取り組んで後半失速するよりも、均等な力で長期間働けた方が良いと伝え、目標を1週間ごとに立てることにしたのです。
その結果、十分な休みを取りながら進めることができたため、行動計画よりも早くボランティアを終了することができました。ボランティア終了後は2年間運営本部に所属して、複数のボランティアチームを管理する役職にも就き、安定したチーム運営をおこなっていくスキルを身に付けました。
入社後も、適切な目標を立てることで、モチベーションの波を起こさず仕事ができる社会人でい続けにたいです。
計画的に行動することの重要性をわかっている学生ですね。一つの目標を達成するために頑張りすぎてしまう人が多いなか、きちんと自制をすることができているので、一定のクオリティで業務をこなし続けることができそうという印象を持てるでしょう。
自己PRに継続力を選ぶなら入社後の再現性を想像できる回答で選考突破!
ここまで、自己PRに継続力を選ぶときの自己分析方法、伝わりやすい話の展開の仕方、独自性を出す言い換えの表現を解説してきました。周りと被らない自己PRにするための準備は整いましたか。
自己PRで継続力をアピールするときのゴールは、「面接官に入社後の姿をイメージしてもらうこと」です。企業でも活きる能力であると感じ取ってもらえるような企業との親和性が高いアピール内容に仕上げ、選考突破を目指しましょう。
何かを継続していれば、必ず壁にぶつかるものです。ほかのことで忙しくなり継続ができなくなりそうなときがあったり、好きで続けてきたのにその気持ちが揺らぐような出来事が起きたりもすることもあるでしょう。継続のなかで大きな目標に挑み続ければ、負けることももちろん多くなります。
そこで、まず、何を壁と感じたのかを思い出してください。「それをどう乗り越え継続したのか」、「自分がどのように取り組み、どう考えどう行動したのか」、「周囲とどう協力したのか」、「どのような結果で何が身についたのか」という一連のエピソードとして整理し、継続力の具体性としてアピールすることができますよ。
他人から評価されることを意識した、華やかなエピソードにする必要はないということもポイントの一つです。たとえ小さな成功であっても、「継続するなかで壁をどう乗り越え、何を得たのか」と自分の言葉で語ることで、「この学生は入社後も同じように活躍してくれるだろう」と、企業とのマッチ度を感じてもらえるかもしれません。
辞めるという選択肢もあり得たのに、なぜ続けてきたのか。経験を肯定的にとらえながら、自分なりの言葉で継続力を語れるようにしましょう。
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