「働くのが怖い」克服への近道は原因究明にある!
働いた経験がなかったり、仕事をしていて何かトラウマになってしまうような出来事があると、働くこと自体が怖くなってしまいますよね。
一度「働くのが怖い」と思ってしまうと、なかなか克服は難しいもの。けれど、その怖い気持ちの理由を深掘りして原因を解明すれば、克服に向けて前進することができます。
この記事では、実際に「働くのが怖い」と感じたことのある就活生・現役社会人のリアルな声を交えて、「働くのが怖い」と感じてしまう原因と対処法、どうすれば働きやすい環境を手に入れられるかを解説していきます。
一緒に、「働くのが怖い」と思う気持ちの原因を見極めて、克服へ向けて一歩踏み出しましょう。
就活生の5大不安を解決!オススメのツール5選
① 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる…
→「就活力診断テスト」がオススメ
自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる!
② どの業界が自分に合っているかわからない…
→「適職診断」がオススメ
30秒で避けるべき仕事がわかる!
③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
→「自己PR作成ツール」がオススメ
4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に!
④ 面接で上手く答えられるか不安…
→「面接力診断テスト」がオススメ
模擬面接で苦手に徹底対処!
⑤ WEBテストで合格点が取れそうにない…
→「WEBテスト対策問題集」がオススメ
玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
働くのが怖いと感じたことがある人のリアルな声
「働くのが怖い」と感じるのはあなただけではありません。就職活動中、就職後、転職活動中、いろいろな場面で「働くのが怖い」と感じたことのある人はたくさんいます。
ここでは、「働くのが怖い」と感じたことがある就活生・社会人に、どのようなタイミングでそう思ったのか、体験談を聞いてみましょう。
あります。アルバイトでミスをしたときにそう思いました。当時はアルバイトの立場で、たとえ解雇になったとしてもそれほど影響はありませんが、もし自分が社会人だったとしたら、もっとダメージが大きいだろうと考えたときは、「働くのが怖い」と感じました。
「働くことが怖い」と思ったのは、ニュースなどで社員が過労死してしまった事件や、仕事が原因で精神的に潰れてしまった人の声を聞いたときです。
私よりも先に社会人になった友人から、「学生の頃のほうが良かった」や「社会人は精神的につらくて大変」と言う言葉を聞いて、働くのが怖いなと感じたことがあります。
「働くのが怖いな」と感じたことがあります。いまは、ある程度自分の自由な時間を使いたいだけ使えていますが、働くことによって時間的な拘束が増えるからです。余暇が減る生活が心配で働くことに怖さを感じます。
仕事の納期が切迫したことが原因で精神的に強いストレスがあったときは、「働くことが怖い」と感じていました。特に朝の出勤時、「今日の業務内容に含まれている作業は失敗できない、もう予備日が無い」という状況では特に恐怖心を感じ、なかなか出勤の足が進みませんでした。
営業職をしていた当時、自分のミスが原因でお客様からお叱りを受けたときに思いました。大激怒しているお客様のところへ、自分だけで謝罪に伺うときは「仕事が怖い」と感じましたね。
上司との人間関係が悪かったときは「仕事が怖い」と思っていました。当時は、「この先もこの状況が続くとかなりきついな」というストレスもありました。
「働くのが怖い」と感じたときに、どのように向き合い、解消していきましたか?
「働くのが怖い」と感じたら、「働いているのは同世代の人も同じなんだ、自分だけじゃない」と再認識することで自分を奮い立たせて、不安を解消するようにしました。
就活中に感じた働くことに対する不安を解消するために、たくさんのOB・OGの社員の方と話しました。その中で、本当に自分にとってやりがいがあり、頑張れる仕事は何かを調べていくことで不安を和らげました。
当たり前のことですが、働かないと生きていけないため、「お金があったらやりたいこと」を頭の中で考えて、働くことに対してプラスの気持ちを持てるように工夫していました。
「働くことによって得られるスキルが、自分の人生をステップアップさせる」と捉えることにして、働くことへのネガティブな気持ちと向き合いました。
積極的に周囲を頼ることを心掛けていました。特に業務量の負担が多いと感じる場合は同僚や上司に相談して、遠慮せずに力を借りました。「誰かに頼る=弱い部分を見せる」と考える人もいますが、周囲を頼ることで精神衛生を保ったまま業務をこなせることがわかり、恐怖心も業務遂行の糸口が見えるにつれて解消されました。
自分が「怖い」と思っている要因を一つずつ分析して、解消していく必要があると思います。また、自分自身にも要因はないのか確認をして、改善できることがあればしっかり行動していくようにしました。
上司との人間関係が原因で「怖い」と感じていました。人間関係を解決するには自分の行動が重要で、自分が変わることで解消できるのと思います。余談ですが、私の場合は改善しても状況が良くならず、むしろ悪くなっていってしまいました。
この記事では、現役社会人たちに「働く理由」を聞いています。「なぜ働くのか?」と悩んだ時の体験談も紹介しているので、働くのが怖い気持ちの原因を突き止めるために、併せて参考にしてみてください。
「なぜ働くのか」社会人に聞いてみた|体験談で見つける働く理由
働くことに「怖い」と感じていると、仕事に対して無気力になってしまうこともあるでしょう。これらの記事では、仕事に対して「どうでもいい」「やる気ない」と感じてしまったときの対処法を解説しています。社会人たちの生の声と一緒に確認していきましょう。
仕事のやる気がない……働く20代に聞くモチベーションの上げ方とは
仕事がどうでもいいと感じたら|社会人に気持ちの持ち直し方を聞いた
働くのが怖いと感じてしまう人へのアドバイスと経験者からのメッセージ
「働くのが怖い……」。そう感じてなかなか就活に踏み出せなかったり、仕事とうまく向き合うことができず、つい自分を責めてしまう瞬間はありませんか。対策をする前に、まずはその気持ちを軽減することから始めましょう。
ここからは、「働くのが怖い」と感じてしまう人に向けて、経験者からのアドバイスと、忘れないでほしい考え方を4つ紹介していきます。
①「働くのが怖い」は甘えではない
「働くのが怖いと考えてしまって就活に踏み出すことができない」「今の仕事に集中することができない」、そんな状況にあるとき、自分は甘えているのではないかと思うことがあるかもしれません。
しかし、働くことへの恐怖心は決して甘えから来るものではありません。怖いものから離れたい、逃げたいと思う気持ちが出るのは当然なので、自分自身を責める必要はないのです。むしろ、それでも働くことと向き合おうとしている自分を褒めてあげてください。
②働くのが怖いと思う人はあなただけじゃない
「働くのが怖い」という悩みを抱えているのは、決してあなた1人だけではありません。同じように働くことへの恐怖心を抱きながらも克服する努力を続けていたり、働くのが怖い気持ちと向き合いながら仕事をしている人も、もちろん存在します。
働くのが怖いという気持ちの深刻さは人によって異なります。無理して仕事への恐怖心を押し殺す必要はありませんが「同じような気持ちを抱えながら頑張っている人がいる」という視点は、怖さの克服のためにも効果的です。
同じように「働くのが怖い」という気持ちを抱えていた社会人からのアドバイス
「働くのが怖い」と感じる瞬間は、誰にでもあります。私も人間関係でのストレスや、仕事の実績が上がらない恐怖から、出社せずに逃げ出したくなることがありました。しかし、そのように思うことは決して悪いことではありません。仕事が怖く、「働くのが嫌」と感じることは、それだけしっかりと真面目に仕事と向き合っているということだと思います。
ときには仕事から距離を置いて自分のペースを取り戻そう
そんな時は仕事から少し距離を置いて、気持ちをリフレッシュすることが大切だと思います。その後自分のペースで大丈夫なので少しずつ前に進み、一つずつ仕事を丁寧にこなしてみてください。着実に前進していく実感から、仕事に対する恐怖心も少し和らぐと思いますよ。
③解決法は「できることからコツコツと」
「働くのが怖い」という漠然とした感情を一気に払拭することは難しいです。大切なのは、できることからコツコツと小さな努力を積み重ねていき、少しずつ感情と向き合っていくことです。
いきなり高い目標を作っても、なかなかその一歩が踏み出せず、よりいっそう気持ちが落ち込んでしまう可能性もあるので、投げ出さずに継続することを意識していきましょう。
どんな行動から始めればいいかわからない人へのアドバイス
「働くのが怖い」と思うことは、「それだけ責任感を持って仕事をしている」という証拠でもあります。そのため、必要以上に悪いことだと思うべきではありません。車の運転のように、慣れてきてから事故が多くなるのと同じで、一定のプレッシャーがあるからこそ仕事もパフォーマンスを維持できます。
とはいえ、「働くのが怖い」と感じながらの仕事は精神的な負担も大きいですし、心地よいものではないはずです。私は、働き始めや働く環境が変わったタイミングで、わからないことや戸惑いが多く発生したことで軽いパニックを起こし「怖い」と感じてしまうことがありました。
原因を可視化すると解決できる・できないことがわかる
まずは「働くのが怖い」と感じたら、その理由を書き出していきましょう。書き出してみると意外とあっさり解決できそうなことも多いですし、そういった原因はそのまま解決策も書いてみてください。原因を紐解いて原因を可視化することで思った以上にストレスは減り働きやすくなるはずです。
もちろん、書き出した原因の中で簡単には解決できない怖さもあると思います。しかし、それが必ずしも悪いというわけではなく、自分が働くうえでのちょうど良いプレッシャーだと思うことで受け入れられる可能性もありますよ。
④誰かに相談をすることも大切
もしあなたの身の回りに信頼できる人がいるなら、一度その人にあなたの今の気持ちを相談してみることもおすすめです。溜め込んでいた気持ちを外に吐き出すことで、気持ちが楽になることもあります。もしかしたら、相談を受けた人が良い解決策を教えてくれるかもしれません。
悩みを1人で抱え込んで立ち止まっていても、状況は何も変わりません。前に進みたいと思ったら、第三者の手を借りることも視野に入れ、周囲に相談できるような人がいないときは、専門の相談窓口に連絡をしてみるのもおすすめですよ。
悩みを相談できる専門窓口
・こころの耳:
厚生労働省が運営する働く人におすすめの相談窓口
・ひきこもりボイスステーション:
厚生労働省が運営する就活に踏み出せない人におすすめの相談窓口
働き方が原因で「怖い」と感じている人へのアドバイス
働き方が原因で自殺に追い込まれる新卒者が少なくないと聞いたことがあります。個人的に理解できないのが、有名な企業で、割と難関大学卒の優秀な人材が追い込まれる事象が起きているという事実です。ここまで就活を頑張ってきて、縁があって巡り会えた会社で、なぜ命を失わねばならないのか……と悲しくてたまりません。
もし、そんなニュースに気持ちが沈んだり、働くのが怖くなったりしたときは、どうか自分を1番に優先してください。私自身も、アルバイトで賃金が払われない時間外の労働をおこなっていたときは、それがどんどんエスカレートしないか、という怖さがありました。
働き方に問題がある場合は無理に企業に合わせる必要なし!
私が「働くのが怖い」と思う背景には職場のパワハラや過重労働などを経験したことがあるからです。そんな自分にとっては「ブラック企業か否か」が重要で、それによって働くのが怖くなるか、そうじゃないかが決まると思っています。
いざというときは法律が自分の盾となってくれます。「しかるべき機関に相談する」という一言で戦うこともできるので、あまりにもひどい状況に該当する場合は、企業の強いる働き方に合わせる必要はありませんよ。
企業選びの際、念入りに確認したいのがその会社での働き方ですよね。無理なく働くためにも、一般的に「ブラック企業」と呼ばれる企業の特徴をチェックしておきましょう。
就活生が見たブラック企業の特徴18選|求人や面接で見分けるコツ
仕事を辞めたくても会社が辞めさせてくれない……。そんな状況で働き方を見直すのは難しいですよね。そんな人は新しい環境に踏み出すためにも以下の記事を参考にしてみてください。
会社が辞めさせてくれない……経験者が「退職したい」を貫いた方法
まずは原因究明! 「働くのが怖い」によくある10個の理由と解決法
働くことへの恐怖心を克服するためにもっとも重要なのが、「働くのが怖い」と思ってしまう理由を深掘りすることです。対策をするにしても、まずはあなたの恐怖心がどこから来るのかを知らないと、見当違いの対処をすることになってしまいます。
「働くのが怖い」によくある10個の理由と解決法
- 就業経験がないためいきなり社会人になるのに抵抗がある
- 働いていなかった期間が長く、働くことそのものへの不安が大きい
- きちんと仕事ができる自信がない
- 生活スタイルが変わることに対して不安がある
- 新しい環境になじめるかわからない
- 厳しいことを言われたり、怒られたりするのが怖い
- 自分には違う道があり、それが閉ざされてしまうのではと不安になっている
- 人間関係のトラブルが怖い
- 過去にパワハラを受けた経験がありそれがトラウマになっている
- 心の病気や体の不調を抱えており仕事をするのに不安がある
ここからは、「働くのが怖い」と感じる理由について考えられる10個の理由と、理由に合わせた対策法を詳しく解説していきます。自分の状況と重ね合わせて、当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
①就業経験がないためいきなり社会人になるのに抵抗がある
●非正規雇用として働いて実務経験を積む
正社員として働いた経験やアルバイト経験がない場合、「働くのが怖い」と思ってしまうのも仕方がありません。働くことがどういうことなのかまったくわからない状態で、急に社会人になるのは誰にとってもハードルが高いことです。
そんなときは、まずアルバイトや派遣などの非正規雇用として働いてみるのも手段の一つ。そこで働くとはどういうことなのかを学び、少しずつ顧客や同僚との接し方、仕事の仕方に慣れていきましょう。
働くのが怖い気持ちを克服しやすくするのはもちろん、アルバイトや派遣でも基本的なビジネスマナーは身に付けられる場合が多く、正社員として働くときにも自己PRとして話題に出せるなど必ず役に立ちますよ。
非正規雇用として働く場合におすすめの職種
・販売員などの人と接する機会がある職種
・コールセンターなどの丁寧な言葉遣いや柔軟な対応力を養える職種
「就職したくない」「社会人になりたくない」と考えている人はこの記事を参考に、社会に出るメリット・デメリットや就職しない選択についてチェックしてみてくださいね。
就職したくない|同じ悩みを抱えた先輩たちと考える「進路」の選び方
そもそも自分にはどんな仕事が合っているのかわからない、という人はこの記事を参考に、自分と親和性の高い職業を探してみましょう。
自分に向いてる仕事の探し方12選|体験談で学ぶ自己理解のプロセス
②働いていなかった期間が長く働くことそのものへの不安が大きい
●職業訓練を受けて仕事への理解を深める
職業訓練を受けるメリット
・興味のある職種に対する理解を深めることができる
・仲間たちと一緒に訓練に参加することでモチベーションを維持しやすい
正社員として働いた経験が少なかったり、ブランクがあったりして不安だという人は職業訓練を受けてみるのもおすすめです。
職業訓練はハローワークが主催しており、就職に役立つ知識やスキルを基本的に無料で身に付けることができます。気になる仕事についてのスキルを得られるのはもちろん、仕事に対しての理解も深まるので、慣れてくれば働くのが怖いと思う気持ちが和らぐでしょう。
転職はしたいけれどスキルに不安がある、と考えている人にはこちらの記事もおすすめです。新しい職場を見つけるための対処法を紹介しています。
転職したいけどスキルがない……20代の体験談から学ぶ面接対策
③きちんと仕事ができる自信がない
●教育制度が整っている企業を探す
「仕事をしてもうまくいかないんじゃないか」「周りに迷惑をかけてしまうかも」、そんな不安から働くのが怖いと思ってしまうこともありますよね。前提として、間違いは誰にでもあるものです。慣れないことでミスをしてしまうのは当たり前で、何よりそれは学びや成長につながるもっとも大きな要素です。
それでも不安な場合は、教育制度が整っている企業を探すことをおすすめします。たとえば、新人研修があったり、企業側でセミナーなどの学びの場を用意してくれる会社であれば、仕事をするうえで必要な知識を確実に身に付けることができます。
教育制度については、多くの場合採用ページや企業のHPに記載されています。ほかにも公式SNSや社員ブログなどに記載されている場合もあるので、情報収集のときに併せてチェックしてみましょう。
教育制度が整っている企業の探し方
- 採用サイトや企業の公式サイトを確認する
- 企業の公式SNSをチェックする
- 社員インタビューや社員によるブログなどを読む
- 求人サイトで「教育制度」「研修制度」などのワードで検索する
④生活スタイルが変わることに対して不安がある
●雇用形態を問わず自分の生活スタイルに合わせやすい働き方をしよう
仕事を始めると、あなたの生活の大部分は仕事に費やすことになるため、これまでできていたことができなくなったり、生活リズムを変えなければいけなかったりと、生活面に不安を感じている人もいるでしょう。
そんな人は雇用形態を正社員に限定せず、あなたの生活スタイルに合う働き方がしやすい企業を探してみましょう。アルバイトであれば出勤する曜日や時間帯を調整しやすいので、そこで実務経験を積みながら少しずつ仕事に慣れることができます。仕事ありきの生活に慣れれば、正社員として働きやすくなるかもしれません。
特に接客業はシフト制の場合が多いので、働く曜日や時間帯に希望を出せる可能性があります。また、もし週の休みをできるだけ確保したい場合は、週4日勤務の仕事を探してみるのもおすすめですよ。
生活スタイルをできるだけ変えずに働く方法
・アルバイトとして働く
・接客業などのシフト制の仕事をして働く曜日や時間帯を調整する
・週4日勤務の仕事を探す
⑤新しい環境になじめるかわからない
●同じ属性の人の割合や職場の雰囲気を意識して企業探しをする
仕事ではいろいろな人と新たな人間関係を築く必要もあるでしょう。そこに不安を抱くことも少なくはないですよね。
もし職場環境になじめるか不安があるなら、自分が接しやすいと感じる年齢層が多い職場を探したり、男女比を意識して企業探しをしてみるのも手段の1つです。
また、採用ページや企業のHPには職場の雰囲気や社風が記載されている場合があるので、それも参考にしてみてください。面接での採用担当者が現場で働いている人なら、逆質問の際に聞いてみるのもおすすめです。
とはいえ、職場の空気感に関しては、どんなに事前にリサーチしても100%を把握することはできず、実際に働いてみなければわかりません。過度な不安を持ちすぎず、まずは一生懸命に仕事に取り組むことを第一の目標として考えておきましょう。
⑥厳しいことを言われたり怒られるのが怖い
●「怒られる=人格否定ではない」ということを理解しておく
過去に強い口調で怒られたことがトラウマになってしまったり、これまで怒られる経験があまりなかったため、必要以上に不安に駆られてしまったりしている……。そんな状況では、「働くのが怖い」という感情を持ちやすくなっている可能性もあります。
仕事をしていれば厳しい口調で怒られたり、自分のミスを指摘するような耳をふさぎたくなる言葉をかけられることもあるかもしれません。ただそれはあなた自身を責めようとしているのではないのです。
「成長してほしい」「大きな責任を負わされる事態を未然に防いであげたい」、そんな気持ちが強い言葉や口調につながることもあります。怒られたとしても、あなたの人格を否定されているわけではない、ということを理解しているかどうかで、言葉の受け取り方も変わりますよ。
自己肯定感を上げることで、怒られたり厳しいことを言われることへの恐怖心を少しずつ克服することも可能です。自己肯定感を高めるためには、自分に対してポジティブな言葉をかける習慣をつけましょう。たとえば、「毎日働いてえらい」「自分には価値がある」といった自己肯定感を高める言葉をかけてみてください。朝起きたときや、出勤前につぶやくことを習慣にしてみるのもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。
⑦自分には違う道があってそれが閉ざされてしまうのではと不安
●まずは職務経験を積んで本当にしたいことが見つかったときに備える
正社員として働き始めると、仕事を辞めたくなってもすぐに辞めることが難しいときもあります。「仕事を始めてしまったらほかのことができないかも……」。そんなふうに考えて働くのが怖いと感じてしまうこともあるかもしれません。
けれど、いざあなたのしたい仕事が見つかったとき、職務経験がなければ就活がスムーズに進まなくなってしまう可能性があります。無職期間が長い人には企業も「どうして働いていなかったんだろう」と懸念を感じるため、就職難易度が上がってしまいやすくなるのです。
迷っている人も、まずは職務経験を積んでおき、本当にしたいことが見つかったときに備えることをおすすめします。
また、もしこの先やりたい仕事が見つかって、それがそのときしている仕事とまったく関係ないものであったとしても、社会人として身に付けたマナーやコミュニケーション能力はどんな仕事にも活きるスキルです。
⑧人間関係のトラブルが怖い
●一人で黙々と取り組めたり対面でのかかわりが少ない仕事をチェックする
過去に職場で人間関係のトラブルに巻き込まれた経験があると、それがトラウマになって働くのが怖いと思ってしまうこともありますよね。
人間関係の苦い思い出は、なかなか消化するのが難しい部分があります。まずは人とのかかわりがそこまで多くはない職種を選んで、少しずつ恐怖心をなくしていくのが良いでしょう。具体的には以下のような仕事がありますよ。
人とのかかわりが少ない仕事例
- ドライバー
- 警備員
- 倉庫の管理
- データ入力
- 事務
- 配達員
- 清掃員
ほかにも在宅ワークがしやすい仕事も良いでしょう。自宅で落ち着いて作業ができるので、人とのかかわりを必要最低限にすることができます。具体的には以下のような職種があります。
在宅ワークがしやすい仕事例
- Webライター
- システムエンジニア(SE)
- 翻訳家
もし今働いている職場で人間関係に悩まされているなら、在宅ワークができないか上司に相談したり、うまくいかない相手と別の環境で働くことはできないか打診してみましょう。行動を起こすには勇気が要るかもしれませんが、あなたの心と体の健康のためにも一歩踏み出すことが大切です。
職場の人間関係で上司との関係に悩んでいる人はこちらの記事がおすすめです。状況の改善のために明日からできるアクションを紹介しています。
嫌いな上司にどう対応した? 社会人が語るスマートな対処法
⑨過去にハラスメントを受けた経験がありそれがトラウマになっている
●1人で解決しようとせず周囲の手を借りてトラウマと向き合う
職場でハラスメントを受けた経験があり、それがトラウマになっている……。そんな場合は働くのが怖いと感じてしまっても仕方ありません。その気持ちを無理に克服しようとするのではなく、うまく付き合っていく気持ちで、自身や仕事と向き合ってみてください。
この場合、大切なのは、自分1人で解決しようとしないこと。克服の第一歩として、信頼のおける友人やプロのキャリアカウンセラーに相談するのがおすすめです。無理はせず、第三者からアドバイスをもらってください。
必要があれば専門医に相談することも視野に入れましょう。心の不調はそう簡単には治りません。深刻になる前に、まずは誰かの手を借りることを1番に考えてください。
頼れる相談相手の例
- 信頼のおける友人
- キャリアカウンセラー
- 専門の悩み相談窓口
会社に行くことへの抵抗感を和らげる方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。
会社に行きたくない……体験談から知る乗り越え方と休むときの心持ち
⑩心の病気や体の不調を抱えており仕事をするのに不安がある
●働くことができる状態になるまで治療に専念する
もともと心の病気や何らかの体の不調を抱えていると、働くのが怖いと感じることが多いのではないでしょうか? 少しでも不安があるときは、万全な状態で働くことができるようになるまで治療に専念しましょう。
医師の診察を受けて完治させるか、不調とうまく付き合っていくことができるような状態にすることがベスト。無理に働こうとはせず、あくまであなたの体を第一にしてくださいね。
また、医師から「働いても良い」と診断を受けること自体が安心感につながります。「働いて大丈夫なのかな」と不安を感じながら仕事をすると、なおさらストレスになってしまうことも考えられるので、働くのはしっかりと診断をしてもらってからにしましょう。
就活生・社会人の「働くのが怖い」を聞いてみよう!
「働くのが怖い」と感じたときに当てはまりやすい10個の理由をチェックしたところで、就活生や社会人はどの理由が当てはまるのかを聞いてみました。
- 就業経験がないためいきなり社会人になるのに抵抗がある
- 働いていなかった期間が長く働くことそのものへの不安が大きい
- きちんと仕事ができる自信がない
- 生活スタイルが変わることに対して不安がある
- 新しい環境になじめるかわからない
- 厳しいことを言われたり怒られるのが怖い
- 自分には違う道がありそれが閉ざされてしまうのではと不安になっている
- 人間関係のトラブルが怖い
- 過去にパワハラを受けた経験がありそれがトラウマになっている
- 心の病気を抱えており仕事をするのに不安がある
自分の「働くのが怖い」理由に一番近いものを教えてください!
①の「就業経験がないためいきなり社会人になるのに抵抗がある」です。アルバイト経験はありますが、そのアルバイトの中でも失敗したことがあり、社会人として本当にやっていけるのか不安に感じることがあります。
③の「きちんと仕事ができる自信がない」です。就活を頑張って内定をいただいたものの、内定者懇親会などで優秀な学生が多く見られたため、自分への自信がなくなっていきました。その際には、OB・OGの先輩に話を聞いてもらうことで解消しました。
①の「就業経験がないためいきなり社会人になるのに抵抗がある」です。アルバイトの経験はありますが、実際に社会人として当然のビジネスマナーが身に付いているかは自分ではわかりません。そのため、周囲の人にどう思われているのかわからず、漠然と「怖い」と感じることがありました。
①の、「就業経験がないためいきなり社会人になるのに抵抗がある」です。この状況に対処するため、選考前にインターンに参加しました。実際に働くときの具体的なイメージをつかめるようにしておきたかったからです。
⑥の「厳しいことを言われたり怒られるのが怖い」が近いです。私は人から怒られたりすることが嫌いで、怒られないように自分の仕事の内容を何回か見直してから上司に提出するなど、確認を細かくすることを心掛けています。
⑧の「人間関係のトラブルが怖い」です。結局、人間関係は自分が変わることでしか変えられないとわかったので、人に合わせるように意識していました。「人は変わらない」とよく言いますが、まさにそれなので、ストレスを抱えすぎないように自分が変化することで状況を良い方向へと向かわせる努力をしました。
経験者も実践! 「働くのが怖い」の理由を明確にする3ステップ
働くのが怖いとは思うけど、その理由はわからない……そんな漠然とした不安を抱えているときは、まず「働くのが怖い」と感じる理由をしっかりと把握することが大切です。
ここからは、働くのが怖いと感じる理由を4ステップで深掘りする方法について解説していきます。解決策を見つけるためにも、怖いと感じる要因を知ることは必要不可欠。ここで一緒に理由を知って、どんな対策をすれば良いのかを考えてみましょう。
ステップ①:原因が過去にあるのか現在にあるのか明確にする
まずは「働くのが怖い」と感じる理由が過去にあるのか、現在にあるのかを明確にすることから始めましょう。
今実際に会社で働いているなら、その会社での出来事が原因なのかもしれません。強く怒られた経験や大きなミスをしてしまった経験などを深掘りしていくことで、理由がわかるかもしれません。
もし仕事をしていないなら、過去に原因があるということですね。前に働いていた企業に原因がある可能性もありますし、正社員として働いた経験がないなら過去のアルバイト先での出来事に原因がある可能性もありますよ。
または仕事に対するネガティブな情報に触れたことで、それが頭に残ってしまっているということも考えられます。
原因が過去にあるのか現在にあるのか明確にする考え方
・現在働いている:今働いている企業での出来事が原因の可能性がある
・現在働いていない:前に働いていた企業での出来事や過去のアルバイト先での出来事に原因がある可能性がある
ステップ②:自己分析をしてストレスを感じた出来事を書き出す
「働くのが怖い」と思う気持ちの原因がおおよそどこにあるのか見当をつけたら、その期間にどんなことにストレスを感じたかをできる限り書き出してみましょう。
大きなミスをしてしまったこと、怒られた経験、人間関係のトラブルなど、印象的なことや心当たりがある出来事を振り返ってみてくださいね。
過去の振り返りには「自分史」や「マインドマップ」、「ジョハリの窓」や「モチベーショングラフ」など、さまざまな方法があります。自分に合った方法でアウトプットをすれば、出来事を俯瞰的に捉えることができ、深掘りがしやすくなりますよ。
どうしても思い当たる出来事がないときは、自分1人で振り返るのではなく、周りの人にサポートしてもらいましょう。また、家族や友人だけではなく、キャリアアドバイザーなどの専門家に相談することもおすすめです。
過去の出来事についての深掘りやどのような経験がストレスになっていたのか、どんなことにストレスを感じやすいのかを専門家ならではの視点で教えてもらえることもあります。
自己分析の方法を知りたいという人は、この記事も併せて参考にしてみてください。就活生たちが実際に試した方法を参考に、「働くのが怖い」気持ちの原因を探っていきましょう。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
ステップ③:ストレスを感じた出来事を生んだそもそもの原因を考える
ストレスを感じた出来事が明らかになったら、次はその出来事はそもそもなぜ起こってしまったのかを考えてみましょう。
たとえば職場の人間関係がストレスだった場合は、年が離れた人が多く、なじめなかったのがそもそもの原因かもしれません。職場で責任追及をされたのがストレスだった場合は、プレッシャーに弱いのに責任あるポジションを任されてしまったことが原因の可能性があります。
この原因が明確になれば、「年齢の近い人が多い職場」「プレッシャーに押しつぶされるような業務を任されることが少ない仕事」など、どんな環境・仕事なら働きやすいのかが明確になります。今後はどんな働き方をすれば良いのかが明確になれば、次のアクションを起こす際の軸ができますよ。
「働くのが怖い」と感じるときの対処法とアドバイス
私が「働くのが怖い」と思う理由を明らかにするためにおこなったことは、周りの友達に相談することでした。
周りの友達に「働くの怖くない?」とフランクに話題を切り出し、その理由を尋ねることで、自分がなぜ働くことに対して怖さを持っているのか明らかにするように尽力しました。これが思いのほか効果的で、友達の意見に共感する度に、自分の中にある怖さの解像度が上がり、だんだんと理由が明白になっていくようでした。
もし、働くことに怖さを感じている人は、誰でも良いので相談してみるというのがおすすめです。
私は「働くのが怖い」と感じたときに、「なぜそのような気持ちになるのか」を友達と話しながら考えていきました。
漠然と「働くのが怖いな」と感じている人は、インターンなどに参加し、実際に社会人の方から話を聞いてみるのが良いと思います。まだ働くまで行動に移せなくても、話を聞いてみることで働くことに対するポジティブな一面も見いだせるからです。
また、頭の中で考えすぎてしまい、不安になってしまう人は、友達や周囲の人など、話を聞いてくれそうな人に打ち明けてみると、心がスッキリすると思います。
私が「働くのが怖い」と感じるのは、仕事で重大なミスをして、お客様を怒らせてしまったときです。また、その件で謝罪に伺うときにはどうしても「怖い」と思ってしまいます。
この怖いと思う気持ちを解明するために、まず最初に、何がきっかけでこうなってしまったのかを考えるようにしています。根本的に何がいけなかったのかを突き止めないと、解決にもならないですし、今後また同じことが起こると思うからです。
今仕事でミスをしてしまい「仕事が怖いな」と悩んでいる人は、まず何がきっかけで「怖い」と感じ始めたのかを確認することが大切だと思います。
とにかく自分と向き合うようにしていました。同時に「怖い」と思っている自分を受け入れてあげるようにもしていました。
「仕事の何に怖がっているのか」「どうしてそれが怖いと思ったのか」というのをとことん探求しながらも、そう思う自分を受け入れてあげないと、だんだんと「怖い」という感情を受け流せなくなってしまいます。
せめてその感情を溜め込まないよう、原因を避けられるよう、まずは内なる心を理解するように心掛けるのが良いと思います。「0秒思考」や「ジャーナリング」という呼ばれ方をされているものなのですが、とりあえずノートに今の自分の気持ちをどんどん書き出していくなどすると、少しずつ自分を理解できようになるのでぜひ取り組んでみてください。
「働くのが怖い」を克服! 手助けになる4つの考え方
「働くのが怖い」という気持ちを克服するには、そもそものあなた自身の考え方を変える必要もあります。考え方を変えるだけで解決できることもあるかもしれません。
ここからは「働くのが怖い」を克服するための手助けになる考え方について解説していきます。
気持ちを切り替える方法・マインドセットの方法を教えてください!
「働くのが怖い」と感じたときに実践した、気持ちの切り替え方やマインドセット方法を教えてください!
「とにかく誰かに相談する」ということを意識しました。相談して、自分の心のうちを誰かに打ち明けたり、ありのままを話したりすることで、すっきりします。
自分は何が怖いのかを紙に書き出していました。実際に紙に書き出してみると、思った以上に理由が複雑だったり、反対にあっけなかったりすることが多く、「怖さ」の発見に役立ちます。
友達などに話を聞いてもらうようにしていました。また、私の周りは転職している人が多いので、話を聞いたうえで「失敗しても次がある」と自分に言い聞かせるようにしていました。
常に「やってしまったことはしょうがない」、「仕事がダメでもここが底辺だ」というメンタルでいます。実際に時間は戻せないので、ここからどのようにリカバリーをするのかを前向きに考えるようにしています。
とにかくモヤモヤしていたら、紙に書き出します。紙に今の気持ちを置いてくるといったイメージでやっていました。今も続けていますが、効果は絶大です。
①失敗は学びに変えることができる
もし失敗してしまうことが「働くのが怖い」と感じる原因になっているなら、失敗を学びに変える視点を持って仕事に向き合ってみてください。
「どうして失敗をしてしまったのか」「次からはどうしていけば良いのか」を考えて学びに変えることで、失敗を成功のもとにすることができますよ。周りの人も失敗を繰り返さずに成長に変えようとするあなたの姿勢を見れば、きっとサポートをしてくれます。
失敗を恐れすぎず、学びに変える意識で仕事と向き合ってみてくださいね。
②仕事には楽しいと思える瞬間もある
働くことは、必ずしも大変でつらいとは限りません。ときには誰かに深く感謝をされたり、功績を出すことができたりと、うれしいことや楽しい出来事だってあります。
「働くのが怖い」という気持ちを克服していくには、そういったプラスの面に目を向けることも大切です。楽しいと思えるような経験を少しずつでも積み重ねていけば、前向きな気持ちで働くことと向き合えるようになりますよ。
また、企業を探すときに、あなたが「楽しい」「やってみたい」と思えることを軸に選んでみるのも良いでしょう。少しであったとしても、楽しいことやうれしいことがあれば、仕事も続けていきやすくなります。
仕事を楽しいと思えるポイントを見つけることで、考えられる良い影響はたくさんあります。働くうえでも気持ちが楽になります。仕事は誰しも苦労するものなので、楽しいと感じられる点を見つけるのは難しいかもしれませんが、まずは意識することから始めてみてくださいね。
「やりがいが一体どんなものかはっきりとわからない」。社会人のみなさんの中には、こう思っている人も少なくないでしょう。この記事では、現役社会人の声を交えながら、やりがいの見つけ方を解説しています。
やりがいとは|みんなの体験談をヒントに導く「やりがいの見つけ方」
③部署異動や転職など環境を変えることで解決できるものもある
もし今も仕事を続けていて、そのうえで「働くのが怖い」と感じることがあるなら、部署異動や転職などで環境を変えることを視野に入れてみてください。
たとえば人間関係や仕事内容が負担になっているなら、転職をしなくても部署異動で解決することができるかもしれません。
働くのが怖い気持ちを我慢して働き続けていると、心の負担になってしまう可能性があります。働くことができなくなってしまう前に、自分の身を守る選択肢を検討することが大切ですよ。
いざ転職をすると決めても、新しい環境に飛び込むのにも不安がつきものです。転職に不安を感じる人はこの記事を参考に、不安の原因が何なのかを突き止めながら、一歩ずつ前進していきましょう。
転職の不安はどこからくる? 経験者に聞く自分の不安と向き合う方法
④まずは行動しないと現状を変えることはできない
「働くのが怖いから働かない」「働くのが怖いけど我慢する」、そんなふうに何もしないままでいては、この先ずっと現状は変わりません。何かを変えようとするなら、あなた自身が行動をすること。それが一番の近道なのです。
まずは誰かに相談することから始めましょう。自分の気持ちを言葉にするだけでも楽になります。相談相手が働くのが怖い気持ちを解決するためのヒントをくれたり、手を貸してくれるかもしれません。
諦めてしまい、そのまま動かずにいても、あなた自身に負担がかかるだけです。自分自身のためにも、まずは小さな一歩を踏み出すことが大切ですよ。
「働くのが怖い」原因を避ける! 働きやすい職場を見つけるための5ステップ
「どうして働くのが怖いと感じるのか」 「どんな環境なら働けそうか」、それがわかったら、次はどうすれば自分に合った職場を見つけられるのかを見極めましょう。
企業探しに大切なのは、求める要素の洗い出しと情報収集です。ここから解説する5ステップで、あなたにぴったりの企業を探してみてくださいね。
ステップ①「働くのが怖い」気持ちの原因を見つける
あなたにとって働きやすい環境を手に入れるために必要な要素は、一つだけとは限りません。ただ、そのすべてを同時に叶えようとすると企業探しが難航してしまうこともあるので、バランスが肝心です。
そのために大切なのは、解消したいものの優先順位を決めることです。すべてをまとめて叶えるのではなく、自分の努力では叶えにくいものや「これが叶っていないと働けない」と思うものをピックアップしてみましょう。
もし、すべての希望を叶えられなかったとしても、あなたにとって1番大きなストレス要因が解消できている職場であれば気持ちは格段に楽になるはずです。条件はあまり絞りすぎず、優先順位に沿った企業探しをしてみましょう。
ステップ②原因を避けられる業界・職種・企業を探す
解消したいものが決まったら、次はそれを可能にする業界や職種、企業を探してみましょう。
たとえば正社員として働いた経験がなく不安に思うなら、研修制度が整っている企業がおすすめです。人間関係に不安があるなら、在宅ワークができる企業や、一人で黙々と作業できる場合が多いプログラマーなどを視野に入れてみるのも良いですね。
「働くのが怖い」という気持ちの原因を避けるには、業界・業種にこだわりすぎず、できる限り広い視野で企業探しをすることが大切です。福利厚生や働き方などの企業の細かな情報については、基本的に企業のホームページや求人情報から確認できます。企業を選ぶときは、そこも忘れずに確認しておきましょう。
企業探しをする際は、この記事もぜひ参考にしてください。新卒生向けの記事にはなりますが、企業分析をする際におすすめな情報収集の方法を、体験談付きで解説しています。
企業分析の4つの極意|経験者に聞く効果的なやり方と活用方法
ステップ③企業の口コミをチェックして現場で感じるストレスを把握する
希望の企業を絞ることができたら、次は会社の口コミサイトをチェックして、現場では実際にどんなストレスを感じる可能性があるのかを知っておきましょう。
会社の口コミサイトにはそこで働いた人の意見が書いてあるので、リアルな実情を知ることができます。その情報とあなたが希望する職場についての考えを照らし合わせて、問題なく働けるかどうかを考えてみてくださいね。
口コミを参考にするときは、それが書き込まれた日付も見ておきましょう。10年以上前の口コミになると、企業の環境もガラリと変わっている可能性があります。なるべく新しい口コミを見ることで、正確な情報を手に入れることができます。
ただし、口コミサイトに書かれている意見は個人の主観的な意見だということは頭に入れておいてください。書き込んだ人にとっては不都合なことでも、あなたにとってはそうでないこともあります。あくまで客観的な視点で見ることは意識しておきましょう。
主な企業口コミサイトの例
ステップ④離職率を確認して長く働ける人が多い職場か見極める
離職率を見ることで、企業に入社した人がどの程度辞めているのかを知ることができます。離職率が低いほど長く働ける環境が整っている可能性が高いと言えます。
しかし、仮に離職率が高いとしても、それだけで働きにくい企業と断定できるわけではありません。福利厚生などのほかの要素とも照らし合わせ、慎重に判断しましょう。
離職率は平均して30%前後の場合が多いので、30%未満であれば比較的離職率が低いといえます。まずはこれを目安としてみてくださいね。
ステップ⑤面接やエージェントへの相談で企業への疑問をなくす
インターネットに記載されている情報だけでは、どうしても判断が難しい場合もあります。そんなときは、その企業をよく知る人に直接聞くのが一番です。
たとえば面接では逆質問の時間があるので、そこで聞いてみるなどの方法があります。面接は現場で働いている社員が担当することもあるので、職場の雰囲気などは積極的に質問してみましょう。
就職エージェントに相談して客観的な意見を聞くのもおすすめです。中立的な立場からの回答をもらえたり、業界内のほかの企業と比較した意見をもらえることもあるので参考になりますよ。
もちろん、両方に聞いてみるのも企業への理解を深めることができるのでおすすめです。本当に自分にぴったりな企業かどうか、最終的に見極めるのはあなた自身。できる限りたくさんの情報を得て、慎重に決断をしましょう。
志望企業はどう探す? 自分にぴったりの企業を探す3つの方法
企業探しは幅広い視野を持って、たくさんの企業を比較検討する必要があります。けれど数多くある求人のなかからあなたにぴったりの仕事を探すのは、なかなか難しいもの。一つひとつの企業をじっくり見ていては時間がいくらあっても足りませんよね。
ここからは、あなたにぴったりな企業を効率的に探すための方法を解説していきます。企業探しにうまく取り入れてスムーズに就活を進めましょう。
自分の働きやすい職場を見つけるために、どんな情報源やサービスを利用しましたか?
働きやすい職場を見つけるために利用したのは、企業の口コミが掲載されているサイトです。社員の生の声を聞けるということで、参考にしていました。
社員の生の声を聞きたかったため、口コミのまとめサイトを活用したり、実際に転職した人に話を聞いたりしていました。
普段から口コミサイトを見たりしていて実際に働いていた人の声などを聴いていました。転職した人が書いていることも多いので、ネガティブな意見が多いことは念頭に置いて、フラットな視点から見ていました。
まず就職を検討している企業のホームページを見て、全体的にどういう企業なのかをリサーチしました。その次に「健康優良企業認定」や「ファミリー・フレンドリー企業」など、何かの認定を受けているのかどうかを調べるようにしていました。
社風や職場独特の制度を調べるために、企業ホームページや企業情報サイトを利用しました。特に口コミサイトでは社員が内側から見た企業の評価や職場雰囲気、社風が良い所も悪い所も忌憚なく書かれているので、直接訪問することが難しい企業でも、まず内情を知る情報源として大いに参考になります。
求人サイトで条件を絞って検索する
求人サイトを利用するメリット
- いつでもどこでも空いた時間で求人を検索できる
- たくさんの企業を比較検討できる
- 条件の絞り込み機能で自分に合った企業を探すことができる
求人サイトはいつでもどこでも求人を検索することができ、たくさんの企業を比較検討できる便利なツールです。ただ膨大な量の求人情報が載っているので、その中からあなたの希望に合う企業を探すのはなかなか時間がかかりますよね。
そんなときは、条件の絞り込み機能をうまく使って検索をしてみましょう。サイトによっては研修制度や福利厚生、業務時間などたくさんの条件指定をすることができます。
求人サイトによっては、過去に検索した条件に合った求人が掲載されたときにメールなどで通知される機能があるものもあります。企業探しをするならまずは求人サイトに登録だけでもしてみるのがおすすめですよ。
ハローワークで相談する
ハローワークを利用するメリット
- 窓口で直接仕事についての相談をすることができる
- 条件の絞り込み機能で自分に合った企業を探すことができる
- 企業探しからセミナー受講、職業訓練など幅広いサービスを利用することができる
企業探しをするときは、ハローワークで相談してみるのもおすすめです。仕事をしていない人はもちろん、転職をする人も利用することができますよ。
ハローワークでは求人探し以外にも、就活セミナーや模擬面接、職業訓練などの幅広いサービスを基本的に無料で受けることができます。
対面で1から10まで就活のサポートをしてくれるので、あなたに合った企業を見つけるのはもちろん、選考もスムーズに進めることができるでしょう。
ただし、ハローワークはあくまで現在仕事をしていない人へ向けた機関です。仕事をしている人に関しては利用できるサービスが限られることもあるので、どんなサービスが使えるのかは事前にリサーチしておくことをおすすめします。
就職エージェントに相談する
就職エージェントを利用するメリット
- 就活のプロから一対一でのサポートを受けられる
- 非公開求人を紹介してもらえる場合がある
- 応募企業の特色に合わせた就活対策ができる
企業探しをするなら、エージェントに相談するのもおすすめです。「働くのが怖い」という気持ちやその原因をしっかりと伝えれば、エージェントがあなたに合った企業を紹介してくれますよ。
また、キャリア領域のプロが一対一であなたに合ったサポートをしてくれるので、課題解決がしやすく、就活をスムーズに進めやすくなります。担当者がしっかりと支えてくれるので、働くことへの恐怖心も和らぐのではないでしょうか。
「働くのが怖い」は理由の深掘りがマスト! 対策を立てて克服へ一歩前進しよう
ここまで、「働くのが怖い」と感じる理由を深掘りする方法や、あなたにぴったりの職場を見つけるコツについて、経験者の体験談やアドバイスを交えて紹介してきました。
働くのが怖い気持ちの克服には、まずその原因の深掘りが必要不可欠です。どうして働くことに恐怖心があるのかを知ることで解決策を見つけることができます。
ここで一緒に働くのが怖いと感じるあなたの気持ちと向き合い、対策を立てて克服へ向けた一歩を踏み出しましょう。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)
今までに「働くことが怖い」と感じたことはありますか?