面接の流れは基本の型を覚えて応用する! まず最初に対策しよう
初めて面接を受けるという人のなかには、面接がどのような流れでおこなわれるのか気になる人もいるのではないでしょうか。面接の流れを覚えることは、面接対策における最初のステップとしてとても大切です。基礎中の基礎だからこそ、面接の流れやマナーは最低限押さえておきましょう。面接の流れを覚えておくと、選考突破に一歩近づきますよ。
この記事では、一般的な面接から、WEB面接や集団面接、そしてレアケースの面接まで、それぞれの面接の流れとポイントを紹介していきます。さらには「実際どういった面接を受けたのか」「面接の流れの中で判断に迷ったことはあったか」という疑問も体験談を交えて解決していきます。これから面接を受ける人や面接時のマナーに不安がある人はぜひ参考にして、流れをマスターしてくださいね。
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実体験を経験者に聞いた! 実際の面接の流れ
面接の流れを知るノウハウはインターネットや書籍からも確認はできるものの、実際の流れや雰囲気が気になる人も多いのではないでしょうか。面接の流れを想像できないままだと必要以上に緊張して、本来の実力を発揮できないこともあります。
そこで就活経験者に、実際の面接がどのような流れだったのか質問をしてみました。実際に経験した面接の流れや学生だからこそ感じ取れる面接の雰囲気まで、ざっくばらんな意見を確認してみましょう。先輩の体験談をもとに、実際の面接をイメージしてみてくださいね。
大体の企業の面接は予想どおりの流れでした。オンラインであればURLをクリックし、相手から承認されたらそのまま入室してスタートします。対面であれば案内にしたがって面接室に入り、すぐスタートになります。
最初に面接官の方の自己紹介やアイスブレイクから始まり、自分の自己紹介や自己PRにつながることが多いです。そのあと自己PRや自己紹介の深掘りがされ、その流れでガクチカや就活軸の話を聞かれます。就活軸の話などを皮切りに自分の身の上話から、志望理由など選考企業の話に移っていくのが一般的で、最後に逆質問を聞かれて終了することが多いです。
面接の雰囲気として、複数の面接官がいるときは、やや面接に緊張感がある場合が多かったです。しかし、はじめにアイスブレイクをおこなったりと穏やかな雰囲気を作ってから始まる企業が大半だと思います。
面接を重ねると自然と体が慣れてくる
面接の流れ自体は何度も受けているうちに型を覚えると思います。また、自分の回答に対する質問もパターンが決まってくるので大抵は想定どおりに進むようになります。企業によっては、口コミサイトに面接の情報が載っている場合もあるため、調べておくと良いでしょう。
自己紹介では、何をどこまで話したら良いのかが気になるという人も多いですよね。自己紹介では喋りすぎても、喋らなすぎても逆効果。面接官の面接への士気を上げられるような自己紹介の方法を下記の記事で確認してみましょう。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
面接で必要なマナーは流れを知るだけではありません。ほかのマナーとして、服装が挙げられるでしょう。第一印象が決まる大事なポイントです。次の記事で服装について解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
面接の服装は実際何を着た? 失敗しない服装と状況別のポイント解説
面接の流れと併せて知っておくべきなのが、グループディスカッションの流れです。次の記事で解説しているので、ぜひ併せて読んでみてください。
初めてのグループディスカッション|体験談から知る当日までの歩き方
【基本編】面接の一般的な流れ|みんなが意識していたポイント付きで解説
ここからは、面接の一般的な流れをステップ形式で解説していきます。受付対応から面接終了後に取り組みたいことまで幅広く解説していくので、抜け漏れのないように流れを習得しましょう。
また、それぞれのステップごとに学生たちが意識しているポイントも紹介していきます。面接での動作や行動においては、面接官に好印象を残すことが重要です。就活経験者が面接を通過するために気を付けていた面接マナーや流れを覚えるコツを盗んで、面接で周りと差をつけましょう。
ステップ①受付:さまざまな受付のタイプがあるので注意
面接開始の10分ほど前には、企業のオフィスに到着して受付を済ませておきましょう。受付についたら、自分の氏名・企業に訪れた理由・担当の名前を簡潔に伝えます。
受付をするときの伝え方
「こんにちは。本日10時に面接のお約束させていただいている、〇〇大学のAと申します。ご担当のBさんにお取次ぎをお願いできますでしょうか」
受付が終わると、受付付近で一時待機をするか、先に面接待機室や面接室に通されるか、どちらかの案内を受けます。待機をしている間も社員に挨拶をしたり、背筋を伸ばして良い姿勢を保ったりと、気を抜かずに過ごしましょう。
また、受付に社員がいるケース以外の受付方法もあるため、事前に確認しておきましょう。
受付の種類
【インターホンでの受付手順】
①企業のインターホンを押して応答を待つ
②社員の応答後、自身の名前と面接に来た旨を伝える
③社員が迎えにくるまで姿勢を正して待つ
④社員が来たら、あらためて本名・面接に来た旨を伝える
【タブレットでの受付手順】
①氏名、来社目的、担当者の有無などを企業のタブレットから選択する
②社員が迎えにくるまで姿勢を正して待つ
③社員が来たら、あらためて本名・面接に来た旨を伝える
【内線電話での受付手順】
①人事部の内線番号を探す
②内線番号を押して応答を待つ
③社員の応答後、自身の名前と面接に来た旨を伝える
④会話が終わったら、受話器を静かに戻す
⑤社員が迎えにくるまで、姿勢を正して待つ
⑥社員が来たら、あらためて本名・面接に来た旨を伝える
就活経験者に聞く! 受付で気を付けるべきことは?
私は受付の段階から気を抜かず、フロアについたら終始見られているという意識を持っていました。笑顔ではきはきと、良い印象を持たれるように行動することがおすすめです。
私の感覚でベンチャー企業に多かったのが、タッチパネル式の受付で面接官を呼び出す方式です。最初は初めて見るもので戸惑いましたし、皆さんも戸惑うかもしれません。使い方がわからない場合は、周囲の社員に聞くのが良いと思います。
わからなくなったら周りの社員に聞いてみると疑問や緊張が解消されることも多いです。なかにはタッチパネルの使い方まで書いてくれる企業もあったため、メールを隅々まで確認しておくことも大事だと思います。
面接何分前に着くのが一般的なのか、知りたい人は次の記事を読んでみてくださいね。面接のフェーズごとに着く時間を調整した方がいいかもしれませんよ。
面接は何分前に行くのが正解? 就活生に聞く当日の到着時間
面接の所要時間や理想の到着時刻は? 面接時間に関する実態を調査!
ステップ②面接会場入室:開始3秒で印象が決まる
第一印象は3秒程度で決まるといわれています。そのため、面接官と初めて顔を合わせる入室時には、好印象を残せるようにしたいところ。まずは入室のマナーを覚えて、気持ち良く面接を始められるようにしましょう。
入室マナー
①3回ノックしドアを開ける
→ノックをしてから「どうぞ」という声が聞こえたら「失礼します」といってドアを開けて入室しましょう。
②面接官に完全に背中を向けないように、ドアを閉める
③面接官の方を向いて30°のお辞儀をする
④椅子の横で名前を述べてから、45°のお辞儀をする
→ドアから一番近い下座に向かい「〇〇大学のAと申します。本日はよろしくお願いします」と伝えます。
⑤「失礼します」と伝え、15°のお辞儀をしてから着席する
→背もたれに背中をつけずに姿勢を正して座ります。
すべての動作において、丁寧かつハツラツとした印象を与えるように意識することが必要です。
面接のマナーで恥をかきたくない人は、事前に調べておくことが大切です。次の記事でも事前に知っておくべきマナーについて紹介しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
面接の準備はこれでOK! 回答例や持ち物を体験談から徹底ガイド
記事に記載されている通り、最初の印象はとても大切です。次の記事で、どんな印象を与えられたら良いのかについて解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
面接は最初の挨拶が肝心|内定者の挨拶をヒントに面接官の心をつかもう
なぜ第一印象が大事なの? メラビアンの法則で知る視覚情報の重要性
メラビアンの法則とは
・会話の内容に対して感情や態度の矛盾があったとき、人は非言語情報を中心に相手の発言内容を理解しようとするという法則。矛盾のあるコミュニケーションにおいては「言語情報が7%」「聴覚情報が38%」「視覚情報が55%」と、非言語情報からの情報に重点を置く傾向がある。
メラビアンの法則からは、いかに視覚情報が重要かが理解できますよね。視覚情報から好印象を与えるには「見た目・表情・仕草」に気を配ることが必要です。開始3秒で好印象が残せるように、入室の前には身なりも整えておきましょう。
第一印象で差をつけよう! 先輩が気を付けていた入室時の動作
面接会場に入室するときに意識していたのは「第一印象が良くみえるか」ということです。面接前に鏡を見て、襟が折れていないか、唇の血色が悪くないか、ほこりや毛玉がついていないかを入念にチェックしていました。
また、扉をノックして入室するときも、笑顔で入ることを心掛けていました。座ってくださいといわれるまで椅子には着席しないなど、根本的なところも抜かりなく意識することが必要だと思います。
すべての行動において「第一印象が良く見えるようにするにはどうすればいいか」を考えることが重要です。はつらつとした印象を与えながらも、細部は丁寧な対応にという意識を持っておくことをおすすめします。
ステップ③質疑応答:企業とのマッチ度を伝えることを意識
面接では、企業の求める人物像を理解したうえで自分のことをアピールしてみてください。自分を最大限アピールするためにも「面接の流れがわからない」という不安を減らして、企業と自分のマッチ度を伝えられるようにしましょう。
質問の一般的な流れ
①面接官の自己紹介
②学生の自己紹介
③質疑応答
④逆質問
⑤選考結果の案内方法について
学生の人物面を知る質問から始まり、企業への理解度や熱意を図る質問に移っていくケースが多いです。質問のなかでは、学生が企業の求めている人物像に当てはまっているかが見られています。まれに、逆質問からスタートしたり、志望動機が聞かれなかったりと、一般的ではない流れの面接もあることも覚えておきましょう。
また逆質問においても、何でも聞いて良いというわけではありません。ホームページなどからわかることを質問してしまうと、事前の下調べが甘いと思われてしまう可能性があります。就活経験者の体験談から質疑応答で気を付けるべきことも把握してみてくださいね。
私は福利厚生など、条件面の質問ばかりを聞かないように意識していました。福利厚生が充実しているから応募したというのが本音だという人も多いと思います。ただし、それだけを聞いてしまうと自分の利益ばかり求める人というイメージを持たれると思ったからです。
しかし実際に働くことになったら、条件面が自分に合うか否かは必要な情報だと思います。そのため、説明会やホームページでわからなかった点を最終面接で聞くことはありだと思います。ただ、一次面接や説明会などですでに話されていた情報は、自分で調べられるため聞かないようにしていました。
「面接官に好印象を与えられる逆質問の内容とは何なのか」が気になる人も多いですよね。逆質問の対策がしっかりできていないと、失礼な印象を与えてしまうことも……。就活経験者たちが、面接の質疑応答で何を聞いたのかを詳しく知りたい人は、下記を参考にしてみてくださいね。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
できれば面接本番で緊張せず、本来の自分をアピールしたいですよね。そんな人は次の記事を読んでみてください。
面接で緊張しない方法11選|先輩たちのリアルな体験談付きで解説
自己紹介を求められたときに、1分が制限付くこともあるかもしれません。次の記事では、1分間の自己紹介で、人事の心を掴む方法について解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
内定者に聞く! 1分の自己紹介で人事の心をつかむワザ|例文15選
ステップ④面接会場退室:最後まで気を抜かない姿勢を見せる
退室時の印象は面接官が最後にあなたへ抱くイメージになるため、退室まで気を抜かないようにしましょう。退室マナーには、決まったルールがあります。
退室マナー
①椅子に座った状態で面接のお礼を伝える
→「本日はお忙しい中、貴重な機会をいただきありがとうございます」など、面接の感謝を伝えます。
②立ち上がって動き出す前に30°のお辞儀をする
→お辞儀をしてから、ドアに向かって歩き出します。
③15°のお辞儀をしてから、ドアを開けて退室する
→ドアを閉めるときも強く閉めないよう、手を添えながら閉めます。
ドアを閉めたあとも、すぐに携帯を触ったりして気を抜かないようにしましょう。企業のオフィスを出る前までは、応募先企業の社員に見られている意識を持っておくことが必要です。
最後まで気を抜かない! 先輩が気を付けていた退室時の動作
私が退室マナーにおいて気を付けていることは、面接の出来栄えがいまいちでも最後まで気を抜かずに笑顔でやり切ることです。面接官が学生のストレス耐性を試す目的で、わざと嫌な態度を取っている可能性もあると考えていたからです。
最低限のマナーとして、椅子をもとの位置に戻すことや扉の開け閉めの音をなるべくたてないことも気を付けていました。そういった些細な部分の気遣いまで「面接官に見られている」ということを意識して、面接に挑むことをおすすめします。
ステップ⑤面接会場退室後:面接の感謝を伝える
面接が終わるとホッとしてつい気が緩んでしまうかもしれませんが、最後まで気を抜かないようにしましょう。たとえば、面接後に面接に対するお礼を企業に改めて伝えることで、より丁寧な印象になります。
お礼を伝える方法は2つあります。お礼メールとお礼状です。どちらの方法で感謝を伝えるかは悩むかもしれません。メールでの連絡は即時に感謝を伝えられるという利点が、お礼状での連絡は手書きによる丁寧さが伝えられるという利点があります。
しかし、相応しいお礼状を作成できないと、むしろ失礼になることも。お礼状作成時の注意事項も、漏れなく押さえておきましょう。
紙面のお礼状とお礼状メールの作成で気を付けたいこと
①面接当日中に送る
②定型文だけにしない
③誤字脱字に気をつける
④お礼状の宛先は採用担当にする
紙面のお礼状とお礼状メールの例文テンプレート
紙面のお礼状例文
拝啓 貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
本日〇時より面接をしていただきました(苗字)と申します。
ご多忙な中、お時間をいただき、誠にありがとうございました。
〇〇様との面接を通して、貴社の事業への理解が深まり、貴社で働きたいという気持ちがよりいっそう強くなりました。
特に貴社で注力されている〇〇の取り組みに大変感銘を受け、貴社ならではの〇〇という独自性を感じました。
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、ご連絡いたしました。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
令和 〇年〇月〇日
苗字 名前
株式会社△△ ~~部
ご採用担当 〇〇様
お礼状メールの例文
【件名】
〇月〇日の採用面接のお礼(苗字 名前)
【本文】
株式会社△△ ~~部
ご採用担当 〇〇様
お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただきました(苗字)と申します。
ご多忙な中、お時間をいただき、誠にありがとうございました。
〇〇様との面接を通して、貴社の事業への理解が深まり、貴社で働きたいという気持ちがよりいっそう強くなりました。
特に貴社で注力されている〇〇の取り組みに大変感銘を受け、貴社ならではの〇〇という独自性を感じました。
まずは、面接のお礼を申し上げたく、メールいたしました。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
(以下署名)
———————
〇〇大学
苗字 名前
〒000-0000
〇〇県〇〇市〇〇区0丁目0番地0-0
電話:000-0000-0000
メールアドレス:××××@××××.××.jp
———————
手書きで作成する際は、無地の便箋を用いて書くようにしましょう。また、お礼状を送付する際には、送付状があるとより丁寧です。送付状には、季節の挨拶と送付書類の書類名を記載するようにしてくださいね。
皆はお礼状を作成した? お礼状作成のポイントもあわせてチェック!
自分の印象を上書きするために、お礼状を作成しました。お礼状は、面接を受けた企業に対して感謝の気持ちを示し、自分の興味や適合性を再確認する貴重な機会だと考えていたからです。そのためお礼状は積極的に作成することをおすすめします。
お礼状の文章では、面接で話した内容について簡潔に振り返り、自分の興味や適合性を再度アピールできるように心掛けていました。実際に「貴重な時間を割いて面接をしていただき、心から感謝申し上げます。面接でお話ししたプロジェクト管理について、さらに深く学びたいと思いました。コンサル系企業の社会問題解決的な取り組みに非常に興味があり、自分の大学院で培ってきたスキルや他社意識・論理的思考力・文章表現・プレゼン・仮設検証と分析経験が活かせると感じました」というような文章でお礼を作成しています。
その日中に作成して送付することで、印象が新鮮なうちに面接官へお礼状を届けることができると思います。早めの送付で良い印象を残せるようにしてみてくださいね。
面接の流れは理解したけど、面接と面談では方法が違うのか疑問に思っている人は次の記事をチェックしてみてくださいね。面接と面談の違いを詳しく解説しています。
面接と面談の違いを徹底解説! 「隠れ面接」経験者の体験談付き
【応用編】タイプ別の面接の流れ|WEB・集団面接のポイント
ここからは、WEB面接と集団面接における、面接の一連の流れを解説していきます。個人や対面の面接にはない、WEB面接と集団面接ならではの面接マナーや留意点があるのです。
タイプ別の流れ、個人や対面面接との違いを把握せずに面接に臨むと当日に焦ってしまうこともあるかもしれません。就活経験者のアドバイスを取り入れながら、それぞれのタイプの面接の流れも頭にいれておきましょう。
WEB面接もしくは集団面接の流れで一番戸惑ったことは何ですか?
受けていた端末の画面が急に止まってしまったり、その端末に電話がかかってきてしまったりしたときに戸惑いました。 さらには、相手が話そうとしたタイミングと自分が話そうとしたタイミングが被ってしまったこともあり、焦りました。 WEBだからこそのイレギュラーが起こると、焦ってしまうので注意が必要だと思います。
WEB面接の流れ
WEB面接の流れも一般的な流れに相違はありません。しかし、WEB面接特有の注意点もあるため、あわせて把握しておきましょう。
【WEB面接の流れ】
①面接URLへの入室
②面接官の自己紹介
③質疑応答
④逆質問
⑤選考結果の案内方法について
⑥面接URLからの退室
WEB面接においては、開始5分前には入室ができるように準備しておく必要があります。 通信環境の整備、カメラの画角調整、マイク動作チェックなどは事前に準備をしておきましょう。
また、WEBでの集団面接の際にはほかの人が発言をしているときには、マイクがオフになっていることを確認します。発言者以外の音が入っていると、会話の妨げとなってしまうため、配慮が必要です。
次の記事では、Web面接について詳しく記載しています。もっと知りたい人は、次の記事をチェックしてみてください。
Web面接を完全制覇|経験者が教える対策・マナー・トラブル対処法
WEB面接のポイント:対面以上にハキハキとした会話とあいづちをする
WEB面接では、画面上で面接をおこなうため、学生の熱意が伝わりづらいことがあります。画面上だと照明の暗さによって表情が暗く見えたり、マイクの音量によって声が聞き取りづらくなったりと、WEB面接には熱意のアピールを妨げる要因が潜んでいるのです。そのような環境のなかでも、企業への志望度合いや自分の人柄を最大限伝えるために、WEB面接でのポイントを押さえておきましょう。
WEB面接でのポイント
①白壁紙を利用するなど、背景に生活感が出ないようにする
②WEB面接で下半身が見えなくとも、スーツのボトムスを正しく着用する
③照明を用いて顔を明るくみせる
④目線はカメラのレンズに向ける
⑤聞き取りやすいようゆっくりと話す
⑥普段より大きな声で話す
⑦マイクのチェックをおこなう
⑧普段より大きめのあいづちや身振りをする
これらの8つのポイントを意識することで、WEB上でも好印象を残すことができます。対面面接のように温度感が直接伝わらないからこそ、普段よりも気持ち大きめのリアクションや表情を面接官に見せる必要があることを覚えておきましょう。
WEB面接でも熱意を伝えよう! WEB面接で先輩が注意したこと
WEB面接で意識していたポイントは、自分の顔が人事の方にはっきり見えるようにすることです。WEB面接は対面の面接より印象に残りづらいと考えているため、対面以上に表情管理を意識しました。マスクは顔の大半を隠してしまうので、避けた方が良いでしょう。
しかし、最初からWEB面接で綺麗に映ることは難しいと思います。WEBセミナーやインターンで、「カメラに見栄え良く映ろう」と意識していると徐々に対応できるようになります。たとえば背景を面接用にぼかしたり、光加減で自分の顔をはっきり写したりと、細やかな調整をするといいと思います。
集団面接の流れ
集団面接では、集団で面接をおこなうからこその特有の流れがあります。以下の集団面接の流れから確認しましょう。
【集団面接の流れ】
①ドアに近い人から入室
②面接官の自己紹介
③一人ずつ自己紹介
④質疑応答
⑤逆質問
⑥選考結果の案内方法について
⑦ドアに近い人から退室
特に覚えておきたいのは、入退室のマナーです。入室の順番によって対応しなければならないことが異なるため、対策必須事項となります。
【集団面接での入室マナー】
①先頭の人がドアを3回ノックしてドアを開け、ドアは開けたままで入室する
※ドアに近い人が先頭になる
②2番目以降も順に入室する
③全員が揃うまで、座らずに椅子の横で待機して待つ
④最後の人がドアを閉める
⑤着席の案内があったら、着席をする
【集団面接での退室マナー】
①退室の案内があったら、一斉に立ち上がって一礼をする
②ドアに一番近い人からドアに向かって歩く
③ドアの前で振り向いて「失礼します」と伝える
④先頭の人がドアを開けて退室し、ドアは開けたままにする
⑤最後の人がドアを閉める
集団面接のポイント:協調性と主体性を持ち合わせて行動する
集団面接では、周りとの輪を乱さないようにしながらも、当事者意識を持って行動する必要があります。質疑応答や逆質問の際には特に注意をしましょう。
質疑応答では、ほかの学生が話していることをきちんとあいづちを打って聞いておく必要があります。話を聞いていない素振りが見えると、入社後の会議でも周りの意見に耳を傾けられないのではとみなされてしまう可能性があります。
逆質問では「質問がある人からどうぞ」と、挙手を促される場面があるため、積極的に手をあげましょう。もし挙手した人が複数いた場合は、面接官が挙手した人のなかで順番を決めます。挙手のタイミングが被ってしまった際には、譲り合って質問をするという意識を持っておくと良いでしょう。
面接の雰囲気を見ながら、協調性と主体性を持って行動するように心掛けてくださいね。
先輩が教える集団面接の挑み方! 集団面接で意識すべきポイント
集団面接のときに意識していたポイントは、3つあります。1つ目に、他人が話しているときも、終始笑顔でうなずいて、話を聴いているアピールをすることです。自分がされてうれしい表情や身振りをすると良いです。
2つ目に、リアクションを大きく取ることです。ほかの学生の話で驚くことがあれば、大きなリアクションを取るようにしていました。
3つ目に、ほかの学生の名前を呼ぶことです。「〇〇さんのお話と少し似ているところがあるのですが」のような話の仕方をするようにしていました。同時に話をしっかりと聞いているというアピールにつながると考えていたからです。
集団面接でのポイントについてもっと詳しく知りたい人は、次の記事も併せて読んでみてください。
集団面接の流れ・マナーを失敗談から学ぼう|オンラインの場合も解説
【番外編】こんなレアケースも! 経験者に聞く「想定外だった面接の流れ」
ここまで、対面面接、WEB面接、集団面接の流れとポイントを解説しました。一般的な流れを頭に入れておくことで、WEB面接にも対面面接にも対応できるため、しっかりと押さえておきましょう。
しかし、想定外な面接の流れも存在しているのが、面接の思わぬ落とし穴です。面接の順番が変わってしまうと慌ててしまい、せっかくの準備が水の泡になってしまうことも。
ここからは、一般的ではない面接の流れを経験した、就活経験者の体験談を紹介していきます。どういった面接のレアケースがあるのか、就活経験者の実体験を参考に知識を蓄えましょう。
某マーケティング会社のインターンで面接を受けたときに、予想外の面接を一度受けました。グループディスカッションといわれていたにもかかわらず、実際は志望動機などをしっかりと聞かれるような一般的な面接だったことがあります。
「ディスカッション参加人数が減ってしまったため、集団面接に変わった」というメールを見忘れ、面接に上手く対応ができませんでした。志望動機もグループディスカッション通過後に考えようと思っていたので、まったく話すことができませんでした。
社長、役員と2対1で最終面接をしたときに、想像とかなり違う! と思った経験があります。就活サイトのクチコミでは「かなり深掘りをされたので、入念な対策をした方が良い」「キャリアプランをしっかり持っていた方が良い」と記載が。社長との面接だからこそ深い所まで聞かれるだろうと思い、自分なりにたくさん対策をしていきました。
しかし、特に志望動機も聞かれず、エントリーシートに書いたことを軽く聞かれるくらいでした。その後も和やかな雰囲気で面接が進み、気づけば面接が終わっていました。正直、明るい雰囲気だったため安心しました……。
しかし、内定者のクチコミから得たイメージとはかなり差があったので「きっとこれは落ちたな」と感じたのを覚えています。結果的に内定をもらえたため、これまでの面接で人柄を読み取れなかった人にだけ深掘りしていたのかな、と今ではそう解釈しています。
ある人材会社の最終面接で、想像していた流れと異なる経験をしたことがあります。その企業の口コミによると、テンプレ的な質問からパーソナルな質問への深掘りに移るという流れで面接をおこなっているようでした。そのためOB・OG訪問などを活用して、志望動機の作成、自己分析、模擬面接などの対策をおこなっていました。
ですが、当日面接になり参加してみるとまず初めに逆質問からスタート。あとから理由を聞いてみたところ「かなり緊張しているようにみえたから、あえて違う進め方をした」といわれました。私自身としては、こんな流れだとは思ってもいなかったので、逆に緊張してしまいました。
逆質問といっても、面接官の経歴に対して聞きたいことをひたすら質問していくという流れでした。今考えるとあそこでたくさん質問することができたことも、内定をもらえた理由だったのかなと思います。
その逆質問を20分ほどおこなったあと、ガクチカや志望動機についても簡単に聞かれ、最後の最後で内定をもらうことができました。この経験からもわかるように、イレギュラーな状況でも臨機応変に冷静に対応することが重要です。
覚えておこう! 面接に臨むときの心構え
ここまで多様な面接においての流れとポイントを解説してきました。面接への解像度を高めることはできたでしょうか。しかし面接は正解のない場であるために、この記事で解説した以外の事態が起こることも考えられます。そのため、イレギュラーな事態が起こっても冷静に面接と向き合えるように、意識しておいてほしいポイントがあります、
「面接の流れをミスがないように完璧にこなさなくては……」と硬くなりすぎる必要はありません。ぜひこれから解説する心構えを頭に入れることで、肩の力を抜いて面接に臨んでみてくださいね。
実は就活経験者たちも「失敗したと思っていたのに、案外選考を通過していた」という経験があるようですよ。
面接で失敗したと思ったら、合格したことはありますか?
最終面接での面接官の表情が終始固く、リアクションも薄かったため落ちたと思っていました。しかし予想外に通過をしていたことがありました。
面接で質問にうまく答えられず、見当違いな答えを言ってしまいました。そのため「落ちた……」とへこみましたが、蓋を開けてみると通過をしていました。
集団面接で「説明会の内容以外で特に印象に残ったものを教えてください」という質問がありました。しかし説明会での内容しか浮かばず、自分の前に回答されていた方と同じ内容を話してしまいました。そのうえ「一番印象に残っていることは説明会です」と付け加えてしまいました。質問内容にはまったく沿っていない回答だったため落ちたと思いましたが、その選考は通過していたということがありました。
こちらの記事でも、自分では失敗したと思っていても合格した経験談について詳しく紹介していますよ。面接中の失敗から立て直す方法も紹介していますので、面接に不安を感じている人はあわせて参考にしてみてくださいね。
面接ボロボロでも受かった体験談|内定者に聞いた挽回のコツ
一般的な流れに沿わない場合もある
この記事内でも、レアケースの面接があるとお伝えしたように、一般的ではない面接の流れも存在しています。面接はコミュニケーションの場であるからこそ、会話のやりとりや面接官が確認したい内容によって、流れも変化します。
レアケースの面接の一例
・逆質問から始まる面接
・志望動機が聞かれない面接
・面接中に課題に取り組む面接
・商品などについてのプレゼンテーションをする面接
このように回答の順番が変わっていたり、質疑応答以外の項目があったりするようなレアケースな面接もあるのです。しかし、レアケースな場面においても、入退室などの基本的な要素は変わりません。
そのため、基本的な流れやマナーは確実に押さえておいたうえで、一般的な流れに沿わない面接もあるということも頭に入れておくことが大切です。頭の片隅で覚えておくことで、想像と違った流れでも慌てずに済むでしょう。
一度失敗しても挽回できる可能性がある
面接の流れにおいてもしミスをしてしまったとしても、一回のミスだけで不合格になる可能性は低いです。むしろミスをどう挽回するかが重要。大前提、面接官は学生に対して厳格なマナーを求めてるわけではありません。そのため、多少失敗をしても気にしすぎることはないのです。
面接でよく起こりやすいミス
・敬語の使い方を間違えてしまう
・ドアを閉める際に面接官へ背中を向けてしまう
・退室時に椅子の横でお礼を伝え忘れてしまう
一度ミスをしてしまったら、同じミスは繰り返さないという意識を持っておくことが重要です。入室時のミスであれば、退室時には同じミスがないように立て直すことができますよね。大前提、面接の基本を押さえておくことで、ミスを繰り返す見込みが低くなることを押さえておきましょう。
事前に練習して自然に振舞えるようにする
面接の流れをマスターするには、事前の練習が必要です。ここまでで面接の一連の流れについては、すでに頭で理解できたかもしれません。しかし、理解しただけで終わってしまうと、当日思ったようにできないという事態を招いてしまう可能性があります。面接の入退室マナーなどは普段おこなう動作ではないため、実際にやってみると上手くできないということも。
対策が不十分なために、防げるミスを防ぐことができず、貴重な面接の機会を逃してしまうのは避けたいところです。面接の入退室マナーなどは事前の対策でミスを防ぐことができます。
そのため、面接の流れは自主的にかつ効果的な練習をしておくことがとても重要です。事前に練習をしておくことで、当日戸惑わずに面接の流れをこなせるようになります。しかし、むやみに練習をするだけでは効果が発揮されないことがあります。面接の流れをつかむために、有効な練習方法については、このあと解説していきますね。
面接の流れをつかむ! 3ステップの面接練習法
ここからは、面接の流れを習得するために効果的な面接方法を、3つのステップ形式で紹介していきます。面接は面接官が学生の評価をする場であり、1人でおこなうものではありません。そのため、自分以外の人にも評価をしてもらう練習方法が効果的なのです。
しかし、面接練習を頼むのが恥ずかしいと、1人で練習を完結させてしまう人もいます。そういった人のために、まずは自分で自分を客観視する練習方法も解説していきます。しっかりと練習して、自信を持って面接に挑みましょう。
ステップ①まずは1人で練習する
まずは、面接の回答や入退室のマナーを練習してみましょう。自分1人の力で面接の練習をする方法は5つあります。
1人で面接練習をする方法
・頻出質問の回答を紙に書く
・頻出質問の回答内容を声に出してみる
・深掘りされる可能性のある質問を考える
・入退室マナーを部屋のドアなどを利用して練習する
・お礼状のテンプレートを作成してみる
自分1人でも、実際の面接の場面を想像して練習をしてみることができます。声に出して練習するだけでなく、書き出してみることで論理や思考のずれがないかも確認することができます。まず自分で練習をすることで基礎を固めていきましょう。
ステップ②録画などをして振り返る
次に録画などをして、自分の面接の様子を客観的に評価してみましょう。録画をするなかで、注意したいポイントは6つあります。
面接録画での注意点
・表情は明るく見えているか
・暗記のような話し方になっていないか
・結論ファーストで話せているか
・緊張して声は小さくなっていないか
・お辞儀の角度は正しいか
・身なりは整っているか
録画をすることで、自分の面接の様子を客観的に見ることができます。自分の想像している姿と、客観的に見た自分では、話している雰囲気や声の感じ方に乖離があるかもしれません。だからこそ録画面接では、新しい気づきを得ることができるでしょう。自分が面接官になったつもりで、この学生と一緒に働きたいと思うかという視点で見てみてください。
ステップ③面接官役をお願いして模擬面接をする
最後に、周りの人に模擬面接をお願いしてみましょう。模擬面接をしてもらうことで面接の場数を踏むことができるため、本番で緊張が和らぐかもしれません。しかし模擬面接を誰にお願いすれば良いかを悩む学生も多いです。模擬面接は下記のような人にお願いすると良いでしょう。
模擬面接をお願いする人の例
・社会人の先輩
・大学のキャリアセンター
・就職エージェント
・OBやOG
・就活コミュニティ
他者からの評価を受けることで自分では気づかなかった改善点や、評価点を知ることができます。また実際の面接では、面接後のフィードバックをもらうことが難しいですが、模擬面接をお願いすればフィードバックがもらえます。自分が他者から見てどう見えているかを理解して、対策することが重要です。
就職エージェントの例
・キャリアパーク就職エージェント
・ジョブコミット
・マイナビ
・リクナビ
先輩教えて! どのように面接対策をしていた?
おもに本を買って流れを学び、1人で面接練習をしていました。学校でも面接対策の講座があったのですが評判が悪かったため、1人で練習をすることを選びました。
ただし1人では限界があるため、本命企業を受ける前にESなしで面接に進める企業へエントリーをして、面接練習をしていました。練習とはいえ企業の面接を受けるため、選考に通過できれば自信につながると思っていたからです。 また練習講座や独学では味わえない、本番ならではの緊張感を経験することで、本番に対する度胸が身につきます。
そのため、手間や負担はかかりますが、本命以外の企業でも面接を経験しておくと良いと思います。夏や冬のインターンを経験して、本選考の面接枠を持っておくことがおすすめです。
経験者が答える! 面接の流れに関するよくある疑問
面接の流れを覚えて、面接の数をこなしていくと「こういったときはどうするのが正解なのか」と判断に迷う場面に出くわします。予想しない事態が起こると、慌ててしまうのも当然です。
そこで就活経験者たちに、面接の流れが進む中でよく抱く疑問に回答してもらいました。面接前に知識を蓄えておくことで、当日安心して面接に臨むことができます。就活経験者のアドバイスを参考にして、面接の不安を少しでも減らしていきましょう。
Q:時間に遅れるときはどう連絡するべき?
面接でよく起こりうるトラブルとして代表的なのが、時間に関するものです。時間どおりに家を出発しても、電車が遅延することや道に迷うことがあり遅れてしまうことがあります。
面接の時間に遅れてしまいそうなときは、遅刻がわかった時点での電話での謝罪を徹底しましょう。
面接に遅れそうな時の電話例文
「10時に面接を予定しているAです。電車の遅延によって、面接時間に10分ほど遅刻をしてしまいます。大変申し訳ございません。14時40分に到着予定なのですが、本日面接をしていただくことは可能でしょうか。もしくは日程を再調整していただくことはできますか」
就活経験者も、面接の時間に遅れてしまったことがあるのでしょうか。実際時間に遅れてしまったときに、どのように対応したのかもあわせて確認してみてくださいね。
オンライン面接の際に、面接に遅れてしまったことが一度あります。当時パソコンの調子が悪く、Wi-Fi接続が上手くいかず、そのせいで遅刻をしてしまいました。
遅刻のせいで少し焦ってしまいましたが、いったん落ち着いて面接詳細に記載のあった人事の連絡先へ電話をしました。電話をしたところ、数回のコールで採用担当者が出てくれ、面接時間を10分遅らせるという対応をしてくれたため安心しました。
オンライン面接はWi-Fiトラブルのほか、カメラや音声トラブルがつきものなので、事前準備をしっかりすることをおすすめします。
Q:お茶を出されたら飲むべき?
応募企業の気遣いから、面接でお茶を出してくれる場面があります。好意はありがたいものの、出されたお茶を飲むべきなのか、いつごろ飲むべきなのか、残してもいいのかと判断に迷いますよね。
大前提、面接で出されたお茶を飲んでも飲まなくても、採否には関係がありません。しかしながら、お茶を飲むうえでも一般的なマナーがあるため、しっかりと覚えておきましょう。
面接でお茶を飲むときのマナー
・必ず「ありがとうございます」とお礼を述べる
・お茶を飲むことを勧められたタイミングで飲む
・音を立てないように飲む
マナーが頭に入っていても実際の場面に出くわすと迷ってしまうものです。判断に迷うときは、就活経験者の声を聞いてみましょう。
私もお茶やペットボトルなどの飲料を出された経験があります。私の経験では、ベンチャー企業の選考時に飲み物を出してくれることが多い気がします。
受付で自分の名前を言うと、ペットボトルの水を渡してくれます。入室後すぐに飲むのではなく、中盤頃でひと段落ついたてから飲むようにしていました。まずは面接官に「先ほどのお水ありがとうございます。毎日水をたくさん飲むのでとてもありがたいです。いただきます。」といって飲むことを心掛けていました。
余談ですが、お菓子など食品を渡されたことはないため、飲み物以外を渡してくる企業は少ないのではないかと思っています。
Q:エレベーターまで見送りをされたときは会話をするべき?
面接終了後、面接官がエレベーターホールまでお見送りをしてくれる企業もあります。その際、無言のままでいいのか、こちらから話を広げた方がいいのかと迷う学生も多いです。
面接終了後、面接官が見送りをしてくれた場合は、面接官の行動にあわせて対応をするようにしましょう。面接官側も、次の仕事が控えている可能性もあるため、執拗に話しかけたりして時間を奪わないように気を付けましょう。
エレベーターまでお見送りされたときに意識したい点
①相手の会話にあいづちを打つ
②周りの社員の邪魔にならないようにする
就活経験者たちはどのような選択をとったのか、当時の経験を聞いてみましょう。
エレベーターホールまでお見送りをされた経験が一度ありました。たくさん喋りすぎて馴れ馴れしい印象を持たれたら嫌だなと思っていたので、静かに待っていました。そのときは面接官の方に何も話しかけられませんでしたが、話しかけられたら答える形にしようと思っていました。
会話をすることで親しみやすい印象を与えることもできると思うので、会話をしても問題はないのかなと思います! ただ、やはり喋りすぎには注意が必要だと思います。
Q:面接官があとから入ってきたときはどう挨拶をするべき?
覚えてきた入室マナーをきちんとこなそうと意気込んでいたにもかかわらず、面接官があとから入ってくるケースもあります。後から入ってきたときは、どういった流れで挨拶をおこなうのか気になりますよね。
面接官があとから入室してくる場合も、面接官の入室後、落ち着いて最初の挨拶をおこなえば問題はありません。
面接官があとから入室してくる場合の挨拶方法
①扉から最も近い下座に立って待つ
②面接官が入室してきたら、本名と意気込みを述べる
「初めまして。〇〇と申します。本日はよろしくお願いします。」
③着席を案内されたら、椅子に座る
就活経験者が、どのようにしてその場を乗り越えたのか、話を聞いてみましょう。
私も、予想外に面接官があとから入室してきた経験があります。先に面接会場に案内され、部屋で待つように指示を受けました。10分前に案内されたのですが、面接開始時刻の5分前まではメモやノートを見ていても良いといわれました。そのため、開始までは自分のアピールポイントなどをメモしたノートを見ていました。
挨拶に関しては面接官の方が入室されたあと、立ち上がって「○○と申します、よろしくお願いいたします」と簡単に自己紹介をしました。そのあと、着席の指示があってから座ってそのまま面接が始まるという形でした。
面接攻略の第一歩! 面接の流れをマスターして不安ゼロで面接に臨もう
面接にはさまざまな種類があります。今回は、対面面接などの一般的な面接をはじめ、WEB面接、集団面接などの流れ、さらには一般的な順序に沿わないレアケースな面接に当たった時の対処法なども解説してきました。
面接の種類によって気を付けることや意識すべきところが違い、不安に思った人もいるでしょう。しかし、基本的な流れを習得していれば応用が効くため、まずは基本をマスターするところから始めましょう。
不安なく面接に臨むためにも、面接の流れを習得して、選考突破を目指しましょう。
面接は緊張しますよね。特に、初対面かつ年上の社会人と話すことに慣れていないと「緊張しないで良いですよ」といわれても緊張するでしょう。
そういった方々に私がお伝えしたいのは2つのことです。まず一つ目に、「面接には慣れが必要」ということです。多くの面接を経験することで、徐々に面接の場に慣れていきます。だからこそ、志望企業でなくても面接を受けてみることがおすすめですよ。
もう一つは「柔らかい敬語で話すと緊張がほぐれやすい」ということ。私がおすすめする話し方は「サークルの先輩やOB・OGに話すような話し方」です。「〇〇だと考えております」というような伝え方ではなく「〇〇と考えているんですよ」というような口調のことを指します。
先輩との日常会話で使うような、柔らかな敬語のほうが緊張はほぐれやすいですし、何よりみなさんの表情もほころぶでしょう。聞いている面接官にとっても柔らかい敬語のほうが自然な会話がしやすく、みなさんのコミュニケーション能力の高さを感じることができます。ぜひ実践してみてくださいね。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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対面の場合は、まず会議室などで待機させられることが多いため、自分の番がきたら面接会場に入ります。オンラインの場合は、指定されたURLやマイページから入室し、面接が開始される流れです。オンラインでも対面でも面接時間は、全体で30~40分くらいでした。
質問内容もよくあるものが多かった
面接の流れに関しては基本に忠実なものが多かったです。最初は1分程度の自己紹介から始まります。その次には、学生時代に頑張ったこととその深掘りを3問程度されるケースが多いです。そのほかにも、企業の志望理由と深掘り、他社選考状況、就活軸、強みや弱み・周りからどう思われることが多いかが聞かれました。
最後は逆質問で終わるのがメジャーだと思います。私の場合は、想定された流れどおりの面接が多かったです。圧迫気味な面接も一部あったものの困ったことはなかったです。