責任感を自己PRするには差別化が絶対条件! 内定者の声を参考にしよう
自己PRで責任感をアピールしようと思っているものの、良い内容が思いつかない人も多いのではないでしょうか。自己PRで責任感をアピールする人は多く、責任感を上手くアピールするためには、ライバルとの差別化が欠かせません。
今回は責任感をテーマにした自己PRの作成方法について解説していきます。就活を経験した内定者の声も集めたので、魅力的な自己PRの作成にぜひ役立ててください。
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自己PRの方針が決まる! 企業が求める責任感とは
企業が学生に求める責任感とは具体的にどんなものなのでしょうか。企業が学生に求める責任感は大きく分けて2つです。
これらがなぜ重要なのか、実際に社会人として働いている先輩たちの意見を紹介しながら解説していきます。
自分に問題があると捉える「自責」
「自責」とは、問題が起きたときに他人や環境のせいにせず、自分に原因があると捉える姿勢です。自責の姿勢は問題解決への第一歩となり、個人と組織の成長を後押しすることにつながります。
しかし、自責の姿勢から、ただ自分を責めるだけでは意味がありません。自責はあくまで問題解決のスタート地点であり、「次はどうすればよいか」を考え行動することが大切です。
就活生の皆さんは、学生時代のどんな経験から自責の姿勢を身につけましたか。部活動やアルバイト、グループワークなど、さまざまな場面で自責を実践する機会があったはずです。それらの経験を自己PRに活かすことで、企業が求める責任感をアピールできるでしょう。
営業職時代、自分のチームが営業所内での販売ノルマを達成できておらず、営業所メンバー全体に迷惑をかけてしまったとき、自責の念を感じました。
自分のミスで多方面に影響が出てしまい、やり直しをしてもらわないといけなくなったとき、自分の仕事は小さく感じても、大きな責任があるなと感じました。
結果を出すための「当事者意識」
当事者意識とは、チームや組織の課題を自分事として捉え、主体的に行動する姿勢です。これは自責を超えた、より積極的で価値ある責任感と言えるでしょう。
企業では、自分の役割以外にも目を向け、全体最適を考えて行動できる人材が求められています。当事者意識を持つ人材は、組織に起こった問題を解決に導き、生産性やチームワークの向上にも貢献します。
学生時代に部活動やサークル、アルバイトなど、グループ活動をする中で当事者意識が養われた人も多いはずです。そういった経験を具体的に語ることで、責任感のアピールをより魅力的にできるでしょう。
仕事をする中で当事者意識が必要と感じた場面を教えてください!
長期の開発インターンの際に、社会の動きを自分事として捉える大事さを知りました。トレンドを消費者の視点で考えることで、より精度の良いモデルを作成できると知りました。
長期インターン先で営業の仕事をさせてもらっているなかで、クライアントの気持ちになって営業をかけることが大切だと感じました。
インターンで会議に同席した際に、クライアントの事業は自分の専門分野ではないものの、何が問題なのかという当事者意識を持たないとまったく役に立てないなと感じたことがあります。
責任感があるのはどんな人? 現役社会人の意見も紹介
責任感のある人は、どのような特徴を持っているのでしょうか。そもそも自分は本当に責任感があると言えるのか、気になっている人もいるでしょう。
ここからは責任感のある人の5つの特徴を紹介します。現役社会人にも意見を聞いたので、現場で働く先輩の意見をぜひ参考にしてみてください。
グループの先頭に立ち、最後までやり遂げられる人のことを、責任感のある人だと思います。グループのリーダーになっても周りのメンバーの面倒を見ずに、自分さえ良ければそれで良いという考えの人も少なくありません。
また、何か壁に当たるとすぐにやる気がなくなり投げ出してしまう人も目にしてきました。自分は、小さい頃から地域のお祭りに携わって、そこでリーダーとはどういうものなのか、責任感とは何なのかを教えてくださった人いました。私はその教えを今でも大切にして、仕事に活かしています。
仕事に対して自分の考えを持てる人、具体的には自主的に情報を集めて周囲と協力し、目標達成できることが、責任感の強い人の特徴だと思います。
私の同僚で非常に責任感の強い人は、常に与えられた仕事を「自分事」として真剣に向き合っていると感じます。また安直に進めず、決して簡単にNoと言わず、目標達成に向けたアクションを粘り強く続けられる能力があります。重要な問題に対しても、いつも一番に手を挙げて「自分がやります」と言っている姿を見て、社内での問題をいつも「自分事」としてとらえ、責任感を持って向き合っていると感じました。
この人には社内でも重要な仕事が自然と集まっており、誰も解決できなかった問題でも「〇〇なら解決できるかもしれない」と上司が推薦するほど仕事で成果を上げています。
約束を守る
約束を守ることは、責任感のある人の基本的な特徴です。これは単に時間や納期を守るだけでなく、課せられた課題を達成することや期待に応えることも含まれます。約束を守るためには自分の能力を正確に把握し、時にはできない約束をしないという判断力も求められます。
学生時代でも、学業やサークル活動、アルバイトなどで約束を守る機会は多くあります。これらの経験を通じて、約束を守ることの重要性を学び、実践してきたことを自己PRでアピールできるといいでしょう。
自分に厳しい
責任感のある人は自分自身に厳しい態度で臨みます。これは単に自分を追い込むということではなく、高い目標を設定してそれに向けて努力を惜しまない姿勢を指します。自分に厳しい人は自らの力で成長しやすく、周囲の模範として活躍する貴重な人材です。
学生時代に自分に厳しく取り組んだ経験、たとえば難関資格の取得や競技大会での入賞などは、自己PRで効果的にアピールできるポイントになります。ただし、単に結果をアピールするだけでなく、そこに至るプロセスや自己管理の工夫を具体的に説明することも重要です。
周囲から信頼されている
責任感のある人は周囲から信頼される場合が多いです。約束を守り、自分の役割を確実にこなすことで、周囲の人々からの信頼を得ることができます。また、困っている人を助けたり、チームのために率先して行動したりすることも、信頼を得る要因となります。
学生生活の中で、クラスメイトやサークルの仲間、アルバイト先の同僚や上司から信頼される経験をしたことはありませんか。そのような経験を自己PRの中に盛り込むことで、あなたの責任感をより説得力のある形でアピールすることができます。
最後までやり遂げる
責任感のある人の特徴として、物事を最後までやり遂げる粘り強さが挙げられます。困難な状況に直面しても諦めず、目標達成のために努力を続けることができる姿勢。これは、自分が引き受けた仕事に対する強い当事者意識と、結果に対する責任感の表れです。
学生時代の長期的なプロジェクトや、難しい研究課題に取り組んだ経験などは、この特徴をアピールする良い材料になります。途中で挫折しそうになった経験があれば、それをどのように乗り越えたかを具体的に説明することで、より印象的な自己PRになるでしょう。
自分の非を認めることができる
責任感のある人は、自分の失敗や間違いを素直に認めることができます。これは、自分の行動に対して責任を持つという姿勢の表れです。問題が起きたときに言い訳をせず、自分の非を認め改善策を提案できることは、組織で活動する上で非常に重要な資質です。
学生時代に自分の失敗を認め、それを挽回した経験はありませんか。たとえば、学内イベントの企画や授業のグループワークで自分のミスによってチームに迷惑をかけたが、それを率直に認めて対策を講じた経験などは、自己PRで効果的に使えるエピソードになるでしょう。
内定者の経験談で学ぶ! 責任感を自己PRするコツ
ここまで解説した特徴をふまえて、責任感に自信がある人は、ぜひ積極的に自己PRで伝えましょう。ただし、自己PRという限られた文字数や時間で責任感を伝えるにはコツがあります。内定者にもアピール内容を聞いたので、参考にしながら効果的に責任感をアピールしましょう。
就活の場面で責任感をアピールしていた人に質問です! 具体的にどんな内容を伝えていましたか?
私は、部活で大きな大会の運営をしたことがあります。その大会を成功させるためにどのようなモチベーションで最後までやり遂げたかを具体的に話すことで、責任感をアピールしていました。
グループでプロジェクトを進めた際に、リーダーとして休んだメンバーの分まで作業を担当し、プロジェクトをやり遂げたことを話し、責任感の高さをアピールしていました。
相手に対して、正しい情報を伝えようとしていることを、責任感の高さの証拠としてアピールしていました。実際、誰かに頼られたとき、正しい情報を伝えられるように資格の勉強をし、無事資格を取ることができたので、このエピソードを併せて伝えるようにしています。
初めて自己PRを作成するという人は、次の記事も参考にしてみてください。自己PRのテンプレを掲載しているので、理想的な自己PRをイメージしやすくなります。
責任感のマイナスポイントをカバーする
責任感はどんな仕事にも求められる資質ですが、時としてマイナスイメージを持たれることもあります。責任感のマイナスポイントをカバーするために意識したことを先輩たちに聞いてみました。
責任感のマイナスポイントをカバーするために意識したことは、素直に頼って解決する能力をアピールすることです。
実際に面接で、「その責任感によって、自分で抱え込んでしまうという方も珍しくないと思いますが、あなたはどうですか」と聞かれました。その際に、「私は責任感は一人に押し付けるものではなく、皆で共有するものであると思っています。そのため、自分も責任感をもって取り組みますが、その分メンバーにも頼って一緒に成し遂げることを大切にしています。なので、責任感によって一人で抱え込んでしまったという経験はありません」と回答することで、弱点をカバーしようとする姿勢がアピールできていたと思います。
責任感のマイナスポイントは、1人で抱え込んでしまい周りを頼れないことや、悩みを抱え込んでストレスを溜めやすいのではないかと思われることだと思います。私は、それをカバーするために、ストレス発散方法を具体的に話すように心がけていました。
企業は、責任感から押しつぶされて休んでしまう人よりも、ある程度は楽観的に考えて上手くかわす人のほうが求めているように感じていました。そのため、程よく適当に動ける面も伝えていました。
責任感を言い換えてアピール内容を具体化してもOK
「責任感がある」という言葉はやや抽象的な表現であり、アピールしたい内容が具体的に伝わらない場合があります。先輩たちはどのように責任感を言い換えていたのか、経験談を聞いてみましょう。
責任感をリーダーシップと言い換えました。大学でグループワークのプロジェクトを推進する際にリーダーを任されることが多くあり、また部活動でもエースとしてチームを引っ張っていたことから、リーダーシップをアピールすれば良いのではないかと考えました。
さらにリーダーシップには、主体性や傾聴力、責任感など、全ての要素が含まれている点でも、自分に都合がよく、言い換えることが最適だと判断しました。実際言い換えたことで、どの角度の深掘り質問に対しても多角的に回答できるようになったと思います。
グループ面接であなたの特徴を教えてくださいという質問に対して「責任感が強いことです」と答えようとしたところ、前に答えた就活生の方が「責任感」と言ってしまったので、被らないように言い換えました。
その際は「どのようなことでも最後までやり切るという点が自分の特徴だと思います」と言い換えました。少し長くなってしまいましたが、その後の経験談と照らしてわかりやすく伝えられたと思います。また最後に「〇〇さんの責任感と似た特徴だと思います。とても共感できる点がありました」と伝えることで、協調性もアピールしました。
責任感をアピールする自己PR文の準備方法
自己PRで責任感をアピールするためには、しっかりとした準備が必須です。「責任感があります」と言っただけで、具体性がなければ印象に残りません。
内定を獲得した先輩たちは、どのように準備をしたのでしょうか。内定者がどのように自己PRの準備をすすめたのかを紹介しつつ、自己PRを作成する準備方法を解説していきます。
求める人物像を確認する
自己PRを作成する前に、志望企業が求める人物像を確認することが大切です。企業や募集職種によって、求める責任感の内容や表現は異なります。
たとえば、営業職であれば顧客との約束や、与えられた目標を守る責任感が重視される場合が多いです。一方、研究開発職では、長期的なプロジェクトを遂行する責任感が求められるかもしれません。その企業が求める具体的な人物像を把握することが、説得力のある自己PRにつながります。
求める人物像を確認する方法
- 企業のコーポレートサイト、採用サイトを確認する
- インターンシップに参加
- 会社説明会に参加
- 募集要項を確認する
- OB・OG訪問
- 経営者の取材記事や書籍を読む
これらの中から、その企業や募集職種の仕事にどのような責任感が求められるのかを確認しましょう。「主体性」「自律性」「リーダーシップ」など、責任感に関連するキーワードにも注目してください。
企業の求める人物像はどうやって調べましたか?
求める人物像は、会社のホームページに書いていることが多いです。あわせて、OB・OG訪問などをしてもどのような社員が多いか、またどのような社員を求めてるかも聞いてました
会社のホームページや、口コミサイトなどを参考にどういった人物が重宝されるのか調べました。
基本的には企業のホームページに記載されていることが多いです。加えて、座談会などで「活躍している人の特徴を教えてください」などと質問するように心がけていました。
OB・OG訪問で求める人物像を把握するには、どんな質問をしたらいいのか悩む人もいるのではないでしょうか。次の記事では、質問別に例文を紹介しているので併せて読んでみてください。
求める人物像の把握にはインターンに参加することも有効です。参加を考えている人はこちらの記事を参考にしてください。
過去の経験を振り返る
求める人物像が明確になったら、次は自分の過去の経験を振り返りましょう。学生時代のどのような経験が、企業の求める責任感と結びつくでしょうか。
ここで注意すべきは、「責任感」という言葉にとらわれすぎないことです。直接的に責任を負う立場でなくても、責任感が発揮された場面は多くあるはずです。以下のように、過去のさまざまな経験を思い出してみてください。
責任感を発揮した経験の例
- 大学の学園祭で実行委員長を務めた
- 運動部でゲームキャプテンを務めた
- ゼミのグループ研究でリーダーを担当した
- アルバイト先で新人教育係を任された
- 迷子の子どもを親の元まで送り届けた
- 留学中に国際交流イベントの企画運営を担当した
- 卒業論文の研究で1年以上のデータ収集を1人で遂行した
- 旅行中にケガをした友人を無事に家まで送り届けた
それぞれの経験で、どのように責任を果たしたか、どんな困難があり、それをどう乗り越えたかを具体的に書き出してみましょう。数字や具体的な成果があれば、忘れずにメモするようにしてください。先輩たちがどのようなきっかけで自分の責任感に気付いたのかも参考にしましょう。
企業のプレゼン企画大会にリーダーとして取り組んだ経験から、責任感をアピールをしたことがあります。リーダーとして、目標の明確化、的確な役割分担、正確な情報共有でチームの連携を築きました。
途中、諦めそうになったメンバーに寄り添い、全員で目標を達成することを意識しながら、「誰一人欠けさせるものか」という思いで、取り組んでいました。常にメンバーの成長を考えるなかで、これがリーダーとしての責任感だなと思いました。
私はキャリアセンターで、キャリアカウンセラーの方と話しているときに自分の強みは責任感であることに気が付きました。
私は、資格を取得する際、自分の話すことに信憑性を増したいという思いから資格取得の勉強を頑張っていました。私の中では、それが当たり前の感覚だったのですが、その感情を持つことが責任感が強い表れであると指摘され、自分の強みのエピソードにしようと思いました。自分の強みに気づかない方は、第三者に自分のことを話してみて、その中でどこか惹かれる部分はあるか聞いてみると良いと思います。
大学生になり、ある運動部に入ったことで、自分自身の責任感に気づきました。私は副部長の立場に立ったことがあるのですが、新型コロナウイルス感染症とともに無くなった恒例行事を復活させようという動きがあり、いくつかのイベントでもリーダーシップをとる機会がありました。
自分が経験したことの無いイベントばかりでしたが、必ず成功させたいという気持ちから先輩方だけでなく、すでに社会人になっているOB・OGの方にもコンタクトをとったり、顧問の先生にかなり協力していただいたりと奮闘していました。その際に、私は一度決めたことはやり遂げないと気が済まないタイプなんだと自分自信で気づきました。
過去の経験でアルバイト経験をアピールできそうな人は、こちらの記事がおすすめです。アルバイト経験の自己PR方法について詳しく解説しています。
構成編! 責任感をアピールする自己PR文の作り方
自己PRで責任感をアピールする準備ができたら、いよいよ文章の作成に取り掛かりましょう。面接官に刺さる自己PRを作るには、ストーリー性を持たせ、論理的に構成することが重要です。
責任感をアピールする自己PRの作成手順を3ステップにまとめました。内定者の意見も参考にしながら、差別化されたあなたらしい自己PRを作成しましょう。
自己PRの作り方 3ステップ
- 責任感があることを明確に伝える
- 責任感があることの裏付けエピソードを述べる
- 自分の責任感が企業へ貢献できることを示す
責任感にかかわらず、自己PRの基本の構成はこちらの記事で詳しく解説しているので、自己PRの書き方に自信がない人は併せて参考にしましょう。
①責任感があることを明確に伝える
まず、自己PRの冒頭で自分の強みが責任感であることを明確に伝えましょう。最初の1文をシンプルにまとめることで、これから何を話すのかを相手に理解してもらいやすくなります。
単に「私の強みは責任感です」と書いても良いのですが、どのような責任感なのかを追記すると良いでしょう。たとえば、「私の強みは、困難な状況でも最後まで諦めずに結果を出し切る責任感です」のように、自分の言葉で表現しましょう。
②責任感があることの裏付けエピソードを述べる
導入で述べた責任感を裏付けるエピソードを具体的に説明します。ここでのポイントは、単なる経験の羅列ではなく、ストーリー性を持たせて語ることです。
論理的でわかりやすい説明をするために、STAR法を活用するのが有効です。
STAR法とは
Situation:状況
Task:課題
Action:行動
Result:結果
以下を例にSTAR法を使ったエピソードの構成を考えてみましょう。
Situation:状況
大学3年生のゼミで、10人チームのリーダーとして研究発表を担当した
Task:課題
メンバーの意欲低下や意見の対立
Action:行動
個別面談の実施、進捗管理の工夫、調整会議の開催
Result:結果
学内で最優秀賞を獲得することができた
まずは自分の経験を振り返りながらSTAR法の各要素を書き出し、その後に文章を作成しましょう。具体的な数字や、あなたならではの工夫を交えることで、よりリアリティのある説明になります。
エピソードの作成で難しかったことを聞いてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
周りに誇れるような特別なことがなく、エピソードの作成に苦労しました。部活で全国大会に出た経験はありませんし、驚かれるような資格もありません。そんな私も、キャリアセンターの方の「過去は変えれなくとも未来はいくらでも変えられる」という言葉で、自分の強みを誇っていいのだと考えられるようになりました。
自分の強みが企業にどう貢献できるかに着目
そこからは「企業にどんな貢献ができるか?」をイメージしてエピソードを作成できるようになったと思います。入社後挑戦したいこと、などを自分の強みとかけ合わせながらエピソードを作成すると良いと思います。
他の人と少し違う視点かもしれませんが、私の場合は主観的になりすぎないことを意識していました。面接の場は自分の良い所をアピールする場だと教えられたことがあります。「自分の思う、自分の良いところを話せば良いから楽しいよ」とアドバイスをいただきました。とはいえ、自慢大会のようになってはダメだと考えていました。
どうすれば相手に伝わりやすいかを考える
やはり、初めの方は苦労したエピソードを話すと、自分はこれだけ頑張ったんだ! と内容にも熱が入ってしまいがちでした。自分の当時の思考や感情を乗せて話してしまっていたのですが、あくまでも客観的に見て自分の良さや功績が伝わることが大事なので、シンプルにわかりやすい構成になることの方が大事だと気づくことがありました。より伝わりやすくするためには、数字を使ったり周りの人に言われた言葉を引用したりして客観性を高めると良いと思います。
③自分の責任感が企業へ貢献できることを示す
最後に、あなたの責任感が志望企業でどのように活かせるかを述べましょう。ここでのポイントは、企業研究で得た情報と自分の強みを結びつけることです。企業が直面している課題や、求めている人材像を踏まえて、あなたの責任感がどのように貢献できるかを具体的に示します。
たとえば、応募する企業が新規事業に取り組んでいる場合は以下のようなアピールが有効です。
「貴社が注力している新規事業の立ち上げには、さまざまな困難が予想され、私のような粘り強さと責任感を持って取り組む人材が必要になると考えています。これまでの経験を活かし、どんな困難にも諦めずにチームを牽引し、必ず結果を出したいと思います。」
このように、自分の強みと企業のニーズを結びつけることで、より人事担当が採用したいと思わせる自己PRを作ることができるでしょう。仕事でどのように責任感を活かすのか、先輩たちがどのように考えたのか聞いてみました。
私は、塾講師のアルバイトをしています。生徒ひとりの人生がかかっているため、責任が重いなと思っています。私も「必ず、合格させるんだ」という気持ちで仕事に励んでいます。生徒の今ある力を最大限に活かすにはどうしてあげるべきかと常に考えながら仕事をしているため、やはり生徒が第一志望に合格できたときは感動もひとしおのものでした。
私は、家庭教師やスポーツジムのスタッフなどを経験していますが、どのような仕事でも、責任感が活かされていると感じます。
責任感は良い意味でのプレッシャーとして働いていて、たとえば家庭教師では生徒の成績を上げることが目的ですが、上がらなかったからといって自分に特別不利益があるわけではありません。そこで責任感がなければ、適当に業務をこなすだけになってしまいます。反対に責任感があることで、その生徒の成績を上げるためには、何が必要でどのような指導をすべきかを必死に考えるようになり、仕事のパフォーマンスも上がります。
また、そこで得た成長はほかの業務にも活かすことができ、他者からの信頼によって新たな業務を委託されるようになります。業務のパフォーマンスの向上と信頼関係の構築という点で責任感は必要不可欠だと感じました。
ブラッシュアップ編! 責任感をアピールする自己PR文の作り方
自己PRが作成できたら、次はブラッシュアップの段階です。自己PRを自分で作成した段階では、まだまだ内容が浅かったり、改善点が多い場合があります。
こちらで効果的な自己PRのブラッシュアップ方法を2つ紹介します。まずは自分で内容をチェックし、次に他者の意見を取り入れることで客観的な視点を加え、より魅力的な自己PRに仕上げていきましょう。
内容をセルフチェックする
まずは自分で自己PRの内容をチェックすることから始めましょう。このステップでは、文章の構成や論理性、具体性などを確認します。以下のポイントを意識しながら、自己PRを見直してみてください。
内容をチェックする方法
- 企業の求める人物像に合致しているか
- エピソードはSTAR法に沿っているか
- エピソードに数字や固有名詞を使っているか
- 企業への貢献が明確に示されているか
- 文章に一貫性があり論理的か
- 誤字脱字は無いか
これらの点をチェックしながら、必要に応じて修正や加筆をおこないます。また、音読してみることで、文章の流れや言葉の選び方の自然さも確認できるのでぜひ試してみてください。
自分で書き上げた自己PRを見返したときに「ここが良くないな」と思った経験はありますか?
エピソードについての強みとこれまでの価値観に一貫性がないと感じたときに、良くない自己PRだと感じて書き直しをしました。
第三者のフィードバックを受ける
セルフチェックが終わったら、信頼できる第三者からフィードバックを受けましょう。客観的な意見をもらうことで、自己PRをより説得力のあるものに改善できます。
フィードバックを受けるのは友人なども良いですが、家族や先輩、大学のキャリアセンターなど社会人経験のある人に頼むことをおすすめします。
フィードバックを求める際は、以下のような点に注目してもらうと良いでしょう。
フィードバックをもらいたいポイント
- 文章は読みやすいか
- エピソードは具体的か
- 情報の不足はないか
- 採用担当者の立場として採用したいと思えるか
- 文章の内容とあなたの性格が一致しているか
フィードバックを受けた後は、再度内容を見直し、必要な修正を加えます。このプロセスを繰り返すことで、あなたの責任感が効果的に伝わる魅力的な自己PRが完成するはずです。フィードバックを受けた感想を内定者に聞いてみました。
フィードバックは、キャリアセンターと就活エージェントにしてもらいました。就活の専門家ならではの視点で、アドバイスをもらえることで、より良い内容になると思っていたからです。
実際、責任感の高さをアピールするためのエピソードにあまり関連性がなく、無意味なエピソードであると気づくことができました。そして、関連性を示し、責任感の高さをより強調するためのエピソードにするアドバイスをもらって、自己PRを修正しました。
職種別! 責任感をアピールする自己PRの例文5選
ここで5つの代表的な職種を取り上げ、責任感をアピールする自己PRの例文を紹介します。それぞれの職種で内定を獲得した先輩たちのアドバイスも添えているので、ぜひ自己PR作成の参考にしてください。
志望する職種によって自己PRを変えていました。就活初期の頃は、さまざまな職種に興味があったので、営業職やシステムエンジニアなど、幅広い職種に応募することがありました。
その際に、営業職では、競争力をアピールすることが重視されるので、それに関連したエピソードを用いるようにし、システムエンジニアについてはチームワークを大切にする能力をアピールすることが求められるので、部活動などからエピソードを振り返るようにしました。
私は志望する職種によって自己PRを変えていました。意識した点としては、企業説明会で話していた求める人物像を参考に、その人物像に当てはまる点が自分にあるかを考えることです。当てはまると思う点があった場合は、実際にそう感じた強みを自分のエピソードを踏まえて話していました。
しかし、求める人物像にあった一面がなかった場合は、嘘をついても最後まで貫き通せないため、自分の一番の強みを話していました。求める人物像はあくまで参考程度にすると良いと思います。
自己PRは志望企業や職種によって変えていました。自己PRでは、自分という者を簡潔に伝えるために自分の過去、現在、未来という流れで話していたため、将来のビジョンについて触れる際にその企業や職種によって簡単なキャリアビジョンややりたいことを変えています。
キャリアビジョンを考える際には、自分の願望だけでなく、企業へどう貢献できるかまで考えることが必要だと思います。
①責任感×営業
責任感×営業の例文
私の強みは目標達成に向けて行動を続ける責任感です。
高校時代のバスケットボール部では、3年次にキャプテンとして部員30名を率いました。就任当初、チームは地区大会でいつも初戦敗退という状況でした。チームの現状分析をおこない、他校よりもチームワークが取れていないことがわかりました。そこで、チーム戦略を練り直し、全員で攻撃と守備をする戦術を徹底しました。その結果、チームは徐々に成長し、全国大会へ進出することができました。
貴社の営業職では、厳しいノルマや新規市場開拓が求められると理解しています。どんな困難な状況でも創意工夫を重ね、チームと協力しながら目標達成に全力を尽くす覚悟があります。この責任感を活かし、貴社の営業成績向上に大きく貢献したいと考えています。
②責任感×事務
責任感×事務の例文
私の強みは、使命感を持って改善に取り組む責任感です。
大学生時代、個別指導塾で数学が苦手な中学3年生の生徒を担当していました。私は彼の学力向上を自身の責務と捉え、徹底的にサポートしました。まず、つまずきポイントを細かく分析し、基礎から応用までの学習プランを作成しました。また、モチベーション維持のため、小さな進歩も積極的に褒めるよう心がけました。その結果、半年間の指導で彼の数学の成績は5段階評価で1から4にまで向上し、志望校合格を果たしました。
貴社の事務職では、正確かつ効率的な業務遂行が求められると理解しています。私は、どのような業務でも目的や重要性を十分に理解し、最良の結果を出すために行動したいと考えています。
事務職の自己PRについて、作り方に不安がある人は次の記事を読んでみてください。例文も併せて紹介しているので、他の学生と差別化した内容を考えるヒントにしてみてくださいね。
③責任感×販売
責任感×販売の例文
私の強みは、質の高い仕事を全うする責任感です。
アパレルショップでのアルバイト経験の中で、自分が接客した顧客の年齢や嗜好、体型を分析したデータベースを作成しました。データベースを活用することで顧客のニーズを把握した接客ができるようになり、新規顧客の再来店率が20%向上しました。この手法を店舗全体で導入したことで、店舗売上が前年比15%増を達成しました。
貴社の販売職では、高度な商品知識と顧客対応力が求められると理解しています。私は、常にお客様の立場に立ち、最高のサービスを提供することで、顧客満足度と売上の向上に貢献できると確信しています。この責任感を活かし、貴社の販売部門の成長に寄与したいと考えています。
④責任感×福祉
責任感×福祉の例文
私の強みはチームの成長を支える責任感です。
大学のバレーボール部で副キャプテンとして、新入部員の育成を任されました。当時のチームは技術レベルが全体的に高く、練習についていくのが難しい新人が1名いました。私は彼の成長を自身の責務と捉え、徹底的にサポートすることを決意しました。特にメンタル面でのサポートを工夫し、練習前後の声掛けをおこない、成長した部分を具体的に褒めるようにしました。その結果、彼はレギュラーとしてチームを牽引するまでに成長しました。
貴社の職場では、利用者様の自立支援が求められると理解しています。私は、一人ひとりの状況に寄り添い、できることを増やしていく支援を通じて、利用者様の生活の質向上に貢献したいと考えています。
⑤責任感×ITエンジニア
責任感×ITエンジニアの例文
私の強みは、プロジェクトを成功に導く強い責任感です。
大学のゼミで、5人チームのリーダーとしてAIを活用した地域課題解決プロジェクトを担当しました。当初、メンバー間のスキルレベルの差が大きく、進捗に遅れが生じていました。そこでチームミーティングを重ね、得意分野と目標を明確化しました。技術的な壁にぶつかった際はチームで意見交換をおこない、全員で知識の底上げを図りました。その結果、全メンバーが当事者意識を持って取り組むようになり、学内コンペで最優秀賞を獲得しました。
貴社では高度な技術力とチームワークが求められると理解しています。私は、メンバーの強みを活かしながら、チーム全体の技術力と生産性を向上させることに貢献できると考えています。
学生時代の経験別! 責任感をアピールする自己PRの例文5選
5つの代表的な学生時代の経験について、責任感をアピールする自己PRの例文を紹介します。それぞれの経験の特性を活かした内容になっているので、自己PR作成の参考にしてください。内定を獲得した先輩たちの経験談も必見です。
学生時代のどんな経験を自己PRに使いましたか?
インターンでの経験です。営業成績トップ者として、新入社員の指導をしたときの責任感をアピールしました。
企業ごとに自己PRを変えていたので、いくつか用意していました。大学のプロジェクトでの経験や、部活動での優勝経験などさまざまです。
学生時代のサークル長としての経験を自己PRに使っていました。また、留学経験などを自己PRとして紹介したこともあります。
①責任感×アルバイト
責任感×アルバイトの例文
私の強みは、顧客満足度向上に対する強い責任感です。
大学1年から現在まで居酒屋でアルバイトをし、2年目からはホールリーダーを任されました。客単価が競合よりも低い状況があったため、お客様の要望を丁寧に聞き取り、適切な商品をおすすめすることに注力しました。その結果、グループ店舗内の顧客満足度調査で1位を獲得し、売上も前年比15%増を達成しました。
貴社では、顧客を第一にした仕事が重視されていると理解しています。私は常にお客様の立場に立ち、最高のサービスを提供することで顧客満足度と売上の向上に貢献することができます。アルバイトで培った顧客満足に対する責任感を活かし、貴社の成長に寄与したいと考えています。
②責任感×部活
責任感×部活の例文
私の強みは目標達成のためにチームに貢献する責任感です。
高校時代は柔道部に所属し、3年時には副主将を務めました。県大会団体決勝では、私の一本負けが原因で敗戦した相手と再び対戦することになりました。その時の悔しさを忘れず、チームを絶対に勝利に導くという強い責任感を持つようになりました。敗因となった背負い投げの対策を毎日欠かさずおこない、決勝当日に向け食事や睡眠の管理も徹底しました。結果、県大会決勝では、その相手選手に勝利し、チームを優勝に導くことができました。
貴社の職場では、チームワークと継続力が求められると理解しています。私は、この経験を活かし、貴社でも困難な課題にも積極的に取り組み、責任感を持って業務を遂行していきたいと考えています。
③責任感×ゼミ
責任感×ゼミの例文
私の強みは、どんな条件下でも責任を持って結果を出す力です。
大学3年次のゼミでは、過疎化が進む地元の農村地域の活性化プロジェクトを担当しました。限られた2カ月の期間と30万円の予算の中で、チームメンバーの強みを活かした役割分担と、週2回の進捗確認ミーティングを実施。地元農家や観光協会へのヒアリング、事例研究を通じて、実現可能性の高い提案書を作成しました。その結果、提案した「もぎたて果物のオンライン直売所」が高い評価を受け、翌年度の実証実験プロジェクトとして採用されました。
貴社では、高い分析力と厳格なプロジェクト管理が求められると理解しています。私はプロジェクト全体の進捗を把握し、高品質な成果物を確実に納品することで、貴社の事業成功に貢献できると確信しています。
④責任感×サークル
責任感×サークルの例文
私の強みは、組織の成長に対する強い責任感です。
大学ではボランティアサークルに所属し、2年次から代表を務めました。就任当初、活動の停滞や会員数の減少など、サークルは危機的状況でした。そこでSNSを活用した広報強化、新入生向けイベントの企画、活動内容の個人表彰などの改革をおこないました。その結果、1年間で会員数が2倍に増加し、サークル内の交流が増えたことで年間のボランティア活動時間も前年比50%増を達成しました。
貴社では、常に変革と成長が求められていると理解しています。私は、組織の現状を的確に分析し、必要な改革を実行することで、会社全体の成長に貢献できると考えています。
⑤責任感×留学
責任感×留学の例文
私の強みは、どんな環境下でも責任を全うする強い意志です。
大学2年次に1年間、アメリカに留学しました。現地の学生とチームを組んでおこなった地域社会研究プロジェクトでは、言語の壁や文化の違いに直面しました。英語レベルの違いから発言機会に差があったため、アイデアをテキストで集めてからミーティングをおこないました。また、ランチミーティングを取り入れ、カジュアルな雰囲気でお互いの文化的背景を学ぶ機会を作りました。その結果、チーム内でさまざまな意見が出るようになり、チームの地域活性化案は学部内で最優秀賞を受賞しました。
貴社ではグローバルな事業展開が進められていると理解しています。私はどんな状況でも責任を持って職務を遂行することで、貴社のグローバル戦略に貢献できると考えています。
アピールポイント別! 責任感をアピールする自己PRの例文5選
アピールポイントごとに責任感の自己PR例文を紹介します。自分の強みを見出すヒントとしてぜひ参考にしてください。内定者が責任感をアピールした際の工夫も聞いてみました。
責任感をアピールするときの魅せ方・伝え方について、工夫したことやこだわったことを教えてください!
まずは結論ファーストで、責任感ややり遂げる力があることを話します。そこから具体的に発揮されたエピソードを話すようにしていました。
キャリアセンターの方のアドバイスをもとに、責任感があるで終わらず、責任を果たすためにどういったことを意識しているかまで言及するようにしました。
私が最初に作ったエピソードは、主観的で、アバウトな責任感だったため、具体的に責任感を果たせたエピソードを話すように心掛けていました。
①責任感×目標達成
責任感×目標達成の例文
私の強みは、高い目標に対しても諦めずに取り組む責任感です。
大学3年次に所属するマーケティング研究会で、1,000人規模の学生向けセミナー開催を目指しました。最大の課題は予算不足で、当初の見積もりでは必要経費が予算を50万円超過していました。セミナーの質は絶対に落としたくないと考え、私は地元企業30社に協賛依頼のプレゼンをおこない、10社から協賛を得て70万円の資金を確保することができました。最終的にセミナーは1,200人の参加者を集め、セミナーも無事成功に導きました。
貴社では、常に業界トップを目指す姿勢が重視されていると理解しています。貴社ではこの経験で培った目標に対する責任感を活かし、困難な課題に粘り強く取り組む所存です。
②責任感×リーダーシップ
責任感×リーダーシップの例文
私の強みは、チームを引っ張っていく責任感です。
大学1年からアルバイトで働いているカフェでは、サービスの質が悪いと口コミサイトに書かれることが多く、売上が低迷していました。この状況を改善するために、私は接客の基本を徹底し、率先してお客様に挨拶をするようにしました。新人スタッフにはお客様と親しく話すコツや、印象良く見られる振る舞いを共有しました。私の取り組みが徐々に他のスタッフにも影響を与え、その結果口コミサイトの評価は2.5から4.2まで改善されました。
貴社では、チームワークとリーダーシップが重視されていると理解しています。このアルバイトの経験から、自分が模範を示し、チーム全体を活性化させるスキルを貴社でも活かしたいと考えています。
③責任感×失敗から学ぶ
責任感×失敗から学ぶの例文
私の強みは、同じ失敗を繰り返さない責任感です。
大学2年次、学園祭の企画責任者を務めた際、当日の役割分担が曖昧だったために運営が混乱し、来場者から多くの苦情を受けてしまいました。この失敗を真摯に受け止め、翌年は何度もリハーサルを繰り返し、スタッフの責任範囲を明確化した詳細な役割分担表を作成しました。その結果、来場者満足度が前年比50%向上し、大学からも高い評価を得ることができました。
貴社では、挑戦する姿勢と継続的な改善が重視されていると理解しています。私はたとえ失敗をしても、その経験から学ぶことでより良い結果を追求し、貴社の業績や生産性の向上に貢献したいと考えております。
④責任感×信頼関係構築
責任感×信頼関係構築の例文
私の強みは、信頼関係を築きながら責任を持って課題解決に取り組むことです。
地域の夏祭りで、若者を呼び込むためのSNSキャンペーンを提案しましたが、年配の委員からは「伝統を重んじるべき」との反対がありました。そこで、委員一人ひとりと対話を重ね、私は「みんなが愛する地域の役に立ちたい」ということを伝えました。共通の目的を持っていることを真摯に伝えた結果、企画を任せてもらい、若者向けのアイデアを伝統的な要素と融合させました。最終的に、来場者数は前年より20%増加しました。
貴社の職場では、顧客との長期的な関係構築が必要であると理解しています。過去に経験した他者との信頼関係構築スキルを活かし、責任ある業務遂行で貴社に貢献したいと考えております。
⑤責任感×危機管理
責任感×危機管理の例文
私の強みは、責任感からくる危機管理能力です。
大学の友人3人と初めての海外旅行を企画した際に、旅行先の台湾で友人の1人がパスポートを紛失するトラブルが発生しました。全員が海外旅行未経験で困惑しましたが、私は万が一のためにパスポート紛失時のマニュアルを作成していました。マニュアルには緊急連絡先や手続き方法を調べて準備していたため、大使館や警察への届け出をスムーズにこなすことができました。
貴社の仕事には、どのような状況でも業務を遂行する対応力が求められると考えています。この旅行で培った、責任を持って事前準備を整え本番に臨む姿勢を、貴社でも発揮して成果につなげたいと考えています。
責任感の差別化をした自己PRで志望企業の選考突破を目指そう!
責任感は多くの企業が求める資質であるからこそ、多くの就活生がアピールしがちな項目です。いかに自分らしさを表現し、ライバルとの差別化ができるかが選考突破のカギを握ります。
今回の記事を参考に自分ならではの自己PRを作り、志望する企業の内定を獲得しましょう。
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