「仕事が暇すぎる」の瞬間は働き方と向き合うチャンス! 体験談を参考にアクションをしよう
「会社に出勤してもやるべき仕事がない……」「すぐに業務が終わってしまい、退勤までが長く感じる……」
こんな「仕事がなくて暇」という状況は、思いのほかストレスになりますよね。時間を持て余している中で、まさに今、「仕事が暇すぎる」という思いを検索欄に入力して、この記事にたどり着いた人もいるかもしれません。
「仕事が暇すぎる」という状況は、時間を無駄にしているという焦りや、「自己成長が止まっているのでは」という働き方への迷いを生み出します。「仕事がない」という状況だからこそ生まれるストレスやネガティブな感情と向き合うために、一度働き方の見直しをしてみませんか。
この記事では、実際に「仕事が暇」という状況を体験した人の声を交えながら、時間を有効活用する方法や働き方を見直す方法について解説していきます。
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まずは「仕事が暇すぎる」に頭を悩ませた現役社会人へインタビュー!
実際に「やるべき仕事がなくて暇」という状況を体験した人に、当時のことを教えてもらいましょう。
もしかしたら、「自分とまったく同じ状況だ!」と共感できる体験談もあるかもしれません。どんな状況で「暇だ」と感じているのか、やることがないとき、どんなふうに過ごしていたのか、仕事のリアルな実情をチェックしてみましょう。
Q.仕事で「暇だ」と感じる時期やタイミングはあった?
「仕事がなくて暇」という状況にはさまざまな理由が挙げられます。
忙しい時期と暇な時期のギャップが大きくて時間を余らせていたり、世情が影響して仕事が少なくなったりと、原因は多種多様にあるでしょう。
「仕事が暇すぎる」という経験をした人は、どんな時期や原因があって、時間を持て余していたのか聞いてみました。
私は現在、建設業界の事務職として働いています。前職は自動車ディーラーの営業職をしていたので、それに比べると毎日ゆっくりと仕事をしているような状態です。
そんな状況ではありますが、月末・月初は見積書や請求書の作成、日報の作成と提出などの経理の作業がたくさんあり、バタバタと業務することになります。ただ、忙しいのはその期間だけで、あとはまったり仕事をすることになるので、毎月おおよそ15日から20日頃は作業が少なく、より一層業務が暇になります。
新卒として企業に入社した年が2019年だったのですが、その翌年に新型コロナウイルス感染症が拡大した影響で外出自粛の期間がありました。
そのときは、来られるお客様がほぼゼロで、接客の機会がかなり減りました。注文住宅の営業職だったのですが、展示場にお客様がほとんど来ないので、接客していない時間の方が長く、「とても暇だ」と感じていましたね。
当時はまだ自分で取れた契約もなく、暇をつぶすために先輩・上司のお客様の現場に赴いて勉強したり、チラシ配りで来場促進活動をしたりと、強引に予定を入れて時間をつぶしていました。
Q.「仕事がなくて暇すぎる」という状況に罪悪感はあった?
自分にだけ仕事がない状況だと、周囲と比較して引け目を感じることもありますよね。時間を持て余していることに対しての罪悪感から、ストレスを感じてしまう人もいるはずです。
実際に、「暇だな」と感じた経験者の当時の気持ちをこっそり教えてもらいましょう。
「仕事が暇すぎる」という状況に、罪悪感を感じたことはありましたか?
転職をして、今は建設業界の事務職兼社長秘書をしています。外で作業をおこなっている人もいるなか、自分はクーラーの効いた部屋でのんびり仕事をしているので、現場の人たちに申し訳ないという気持ちになることも多々あります……。
住宅メーカーで営業をしていました。担当だった展示場内は、勤務していた人数が少ないうえに、自分だけ暇な状態も生まれたため、罪悪感というよりは気まずさがありました。
Q.やる仕事がないときは何をして過ごしていたの?
少し時間が余る程度であれば息抜きやリフレッシュも可能ですが、あまりにも長時間やることがないと、「暇疲れ」してしまいますよね。
そんなときのために、仕事がないタイミングで、どんなことで時間をつぶすのがおすすめかを経験者に聞いてみましょう。
「やる仕事がない」「暇だ」と感じたとき、職場で意識してやっていることはありますか?
その日おこなう業務が終わってしまった場合は、事務所を綺麗に掃除するように心掛けています。自分のデスク周りはもちろん、全社員の共有スペースも綺麗に掃除し、みんなが気持ちよく過ごしてもらえるようにしています。
普段忙しくてできないことや掃除、書類の整理などをしています。中には忙しい人もいるかもしれないので、忙しそうな人には「時間があるから手伝えることがあればやります」と声をかけて回り、それでも暇な場合は「何かやれることはありますか」と積極的に仕事をもらうようにしていました。
営業職だったので、とにかく足を動かして勉強しに行ったり、お客様が来るような活動を実践したりして、「自分から仕事を取りに行く」という積極的な姿勢を心掛けていました。
では、「本当にやることがない」という状況になった場合は、どう過ごせば良いと思いますか?
どうせ時間があるなら、自分のためにもなることをするのが良いと思います。私の場合は製造業の事務なので、ある程度、製品の作り方や材質などの専門的な知識が必要です。そのため、やることがないときは勉強のために本を読んだり、製品を検査する部署に行って実際の現物を見せてもらったりして知識を蓄えました。
どうしても自分のする仕事がなくなってしまったら、資格などの勉強で自己投資をするか、許されるなら早帰りをして明日に備えます。ただボーッとしているのは時間がもったいないので、何かしら行動をするように考えると思います。
営業職なので、自分としては、「やることがない」は基本的にタブーだと思っています。そのため、顧客整理や追客など自分で仕事を作るようにしています。何かしらの利益につながる行動はする必要があると考えています。
Q.ぶっちゃけ「仕事が暇すぎる」という社員がいたらどう感じる?
「仕事がない」という状況でも、自分から仕事を探しに行く姿勢の人もいれば、仕事が来るまでひたすら待つ、という人もいます。また、仕事をしていない状況だと、周囲の目が気になって業務をするふりをする人もいるでしょう。
その中で、もし後輩や一緒に働く仲間に何もせずぼーっとしている人や、手持ち無沙汰にしている人がいたらどう思うのか、ぶっちゃけた意見を教えてもらいました。
「仕事が暇すぎる」という考えが態度に出ている社員や後輩に対して、どう感じますか?
良い気分にはならないと思います。そういう人が周りにいる場合、何か仕事を振って手伝わせるか、一緒に事務所の掃除をしたり、何かしら身体か頭を使わせたりと、無駄な時間が生まれないように気をつけています。
やることがないのであれば、先輩や上司に手伝うことがないかを聞いたり、自分から仕事を取りに行く姿勢を見せたりしてほしいと思います。ただ、その社員の上司にも、タイミングを見て適切に仕事の指示を出す責任があるので、100%社員が悪いというわけでもないと思います。
体験談付き|「仕事が暇すぎる」と感じ続けると生じるデメリット
仕事がなくて暇、という状況をうれしく感じられる人もいるかもしれません。しかし、その何もすることがない時間がどんどん積み重なっていくと、自己成長の機会を失ってしまったり、仕事へのやる気がなくなってしまったりとデメリットも発生します。
暇な時間に慣れすぎてしまうと、どのようなデメリットが起こるのかを3つチェックしていきましょう。
仕事へのモチベーションや気力を失ってしまう
「仕事がない」という状況を長く経験すると、それが当たり前になってしまいます。
すると、だんだんと仕事が面倒に感じたり、仕事と休憩のスイッチの切り替えが難しくなったりして、いざやるべき仕事ができたときにモチベーションを保てなくなる可能性が大きいです。
この状況が続くと、今まで感じられた仕事の楽しさややりがいが薄れ、「帰りたいな」「退勤まであと〇時間か……」と、仕事を退屈に感じることも多くなるでしょう。
仕事に飽きてしまったけれど、続けるべきか辞めるべきかの判断がつかない人は、この記事でメリット・デメリットを確認してから判断しましょう。経験者からのリアルなアドバイスも紹介しています。
今の仕事との相性から、ほかの仕事に挑戦したいという気持ちになっていたら、この記事をチェックしてみてくださいね。「今よりも合う仕事があるのでは」と考えた社会人の実体験も紹介しています。
周囲への罪悪感や暇への疲れでストレスを感じてしまう
自分にだけ仕事がなかったり、暇な時間がほかの人よりも長い状況では、「ほかの人は一生懸命に働いているのに自分だけ楽をしている」という罪悪感から、ストレスを感じる人も少なくありません。
それでも、勤務している分の対価として給料は支払われているため、何もしていない時間や周囲への罪悪感で、余計に心身が疲弊してしまうことも。仕事をしていないことから、肩身が狭く感じてしまい、社内で身動きが取りづらくなってしまうのもデメリットの一つと言えるでしょう。
時間・キャリアを無駄にしていると焦ってしまう
何もしていない時間が続くと、時間を無駄にしているのではないか、と焦る気持ちも生まれます。
周囲にいる人が仕事を通して昇給や昇格のチャンスを得ていたり、着実にキャリアアップをしていたりすると、何もしていない時間で機会損失をしているのではと不安になる人もいますよね。
特に、忙しいのが性に合っているという人や、仕事を頑張りながらキャリアアップしていきたいと考えている人にとっては、暇な時間が長ければ長いほど苦痛に感じる傾向にあります。
「仕事が暇すぎる」が生むデメリットは何?
「仕事が暇すぎる」という状況で、デメリットに感じたことは何ですか?
とにかく1日の時間がとても長く感じます。仕事へのやる気もなくなっていきますし、どんどんだらけてしまって、いざ何か仕事が来たときも以前のようなスピード感が出せなくなったりする点がデメリットかなと思います。
時間が過ぎるのが遅く感じてしまう、というのが一番のデメリットです。そのため、暇でもボーッとする時間がないように、何かしら仕事を考えて身体か頭のどちらかを動かすように意識しています。
頭を働かせていない状態が続くと、やはり「時間がもったいない」と感じてしまいます。退屈が嫌いなタイプなので、正直なところ暇なときはかなり苦痛でした。
仕事が暇すぎることが原因でネガティブな感情が生まれたエピソード
仕事が暇になってしまう人と、そうでない人の違いは、圧倒的に仕事への積極性だと思っています。私はどちらかというと仕事に積極的なタイプでなかったため、営業が暇になったときにどう行動すれば良いかなどがよくわからなかったです。
いわゆる「わからないことがわからない」という状態になっていたので、上司にどのように相談すれば良いのかすら怪しかったです。
その中で、暇を有効的に使う手段として、上司のやっている仕事で、かつ自分でできる範囲のことを任せてもらうようにしていました。上司が普段どんな仕事をしているのかを聞いてみたりして、自力でできそうなことであれば「仕事を覚える」という体で仕事をもらえたりしたことがあります。
こういった行動が上司からの良い評価にもつながりますし、一時的にでも「仕事やってます」感が出せるのでおすすめです。
「仕事が暇すぎる」は自分のせい? 会社の責任? 暇すぎると感じる原因
経験者の実体験を確認したところで、実際に「仕事がなくて暇」という状況を解消するために動き出しましょう。
まずは、「仕事が暇すぎる」と感じる原因を特定することが重要です。ここでは暇な時間が生まれている原因を、大きく分けて2種類紹介します。
「仕事がない」という状況が、会社全体で起きているのか、自分が原因で起こっているのか、当てはまる理由がないかをチェックしてみてくださいね。
原因①自分の仕事の質や量に問題がある場合
一つ目の原因として考えられるのは、仕事の量とスピードが見合っていない、まだ戦力として見られていない、などの自分の力量が要因となっているケースです。
この場合は上司への相談や、スキルを身に付けることで状況の改善が見込めます。より具体的に4つの要因について解説していくので、どれが一番当てはまっているかを考えながら読み進めてみてください。
まだ戦力として見られていない
そもそも入社したて、研修が終わりたて、という立場であれば、まだ一人前として見られていないことから、振られる仕事が少なくなっている可能性があります。もしあなたが企業の重役だったらという状況を考えてみてください。きっと、「重要な仕事は実績のある人材に任せよう」と思う人が多いですよね。
仕事を振る上司も、まずは基礎的で簡単な仕事から始め、少しずつ難易度の高い仕事を割り振っていこうと考えている場合もあります。
仕事の処理速度と量が見合っていない
自分の仕事の処理スピードが、任されている仕事の量と見合っていないことも原因の一つとして考えられます。それを自覚していないケース・上司が本当の処理速度に気が付いていない可能性のどちらも考えられるため、一度相談の機会を設けてみるのも手段の一つです。
上司の想定しているスピード以上の速度で仕事を消化できている場合は、適性な量まで業務を任せてもらうことで状況の改善が見込めます。
仕事を任せてもらえるほどのスキル・裁量がない
社員に任せたい仕事はあるものの、任せたい人材にスキルや裁量が足りていないがために、任せられない、という事態も考えられます。特に、接客業や営業職、エンジニアなどの職業では扱う製品によって専門的な知識や能力が求められることがあります。
この場合、求められる知識やスキルを素直に身に付けてしまうのが一番効果的な解決策です。今は退屈だと感じていても、前線で活躍できるようにこつこつ努力を積み重ねていくことをおすすめします。
仕事はあるけど見つけようとしていない
仕事は残っているのに自分が気が付いていないだけ、という可能性もあります。特に、仕事内容が退屈で、「面倒だな」「後回しにしたいな」と考えている人ほど、実は業務が残っていることも。
ほかにも、自分の仕事はなくても、チームや組織のためにできることに、まだ気が付いていないことも考えられます。一度、視野を少し広くして、貢献できることがないか探してみましょう。
「仕事を任せたくないな」と感じるのはどんな人?
仕事を割り振る際、「仕事を任せたくない」と感じる人の特徴はありますか?
日頃からミスが多い人、仕事へのやる気がない人、コミュニケーションをあまり取らない人には、仕事があってもあまりお願いしたくはないです。特に、普段からイージーミスの多い人にお願いすると、かえって自分の仕事が増えそうで嫌に感じます。
ビジネスマナーがなっていなかったり、人として信用できない人には仕事をあまり任せないです。それでミスをされても困りますし、責任は自分が取ることになるので、任せることを躊躇します。その人が、「周りと違って自分は仕事を振られないな」と危機感を持ってくれることを暗に願いながら管理していました。
原因②会社都合で暇な時間が生まれている場合
仕事がない原因が自分にない場合、企業都合や仕事の特性上、暇な時間が生まれていることが考えられます。また、企業の採用タイミングや、プロジェクトの動向によっては、現場に仕事がないという事態になることも少なくありません。
ここでは、会社都合で仕事がない場合の要因について解説します。
繁忙期と閑散期の差が激しい
業界・業種の特性上、「繁忙期」と呼ばれる需要が増える時期と、「閑散期」と呼ばれる需要が減る時期の差が激しい仕事の場合は、極端に仕事が減ったと感じる瞬間があるかもしれません。
繁忙期と閑散期の差が激しい業界・業種には、季節やトレンドが関係する仕事や、流動性のある職業が挙げられます。
繁忙期と閑散期のギャップが大きい業界の例
- 宿泊業界
- イベント業界
- 観光業界
- 人材業界
- 教育業界
仕事量に対して人材が多い
現場にある仕事よりもそれをこなす人材が多い場合は、当然のことながら一人あたりの仕事量は少なくなります。これは、一つ前に紹介した繁忙期や閑散期のある業界にも当てはまります。
繁忙期の仕事の量を前提に採用活動をおこなっている企業では、閑散期に仕事よりも人材の方が多くなることもあり、一人あたりの仕事量が減少したと実感しやすいでしょう。
上司のマネジメントが行き届いていない
「仕事がない」という状況はすべて部下に責任があるわけではなく、仕事を割り振る上司のマネジメントが行き届いていないことで起きている可能性もあります。
部下はキャパシティが有り余っているものの、上司がそれに気が付いておらず、「仕事が足りない」という状況になっていることも。この場合、直属の上司に相談し、自分のできる仕事の量は今よりも多いと意思表示することで解決に向かう可能性もあります。
相談するときは「仕事を増やしてほしい」という抽象的なお願いではなく、「ここまでの量であれば対応ができる、ここまでだと多すぎると感じる」と、自分の許容範囲を具体的に伝えるようにすると、上司にとっても対応しやすくなりますよ。
業界・企業の業績が悪く現場に仕事が降りてこない
企業全体の業績や社会背景が要因で仕事の量が変化することもあります。
新型コロナウイルス感染症の流行時、需要が減って打撃を受けた業界があるのはまだ記憶に新しいでしょう。業界全体もしくは企業全体へのニーズが変動することによって現場へ仕事が下りて来ていない可能性もあります。
長期的に続くと、最悪の場合は失業したり、企業が倒産する可能性もあるため、状況によっては転職などで仕事を変えることも視野に入れる必要が出てきます。
「仕事が暇だ」という状況の原因は何だった?
あなたが経験した「仕事が暇だ」という状況は何が原因でしたか?
私の場合、事務職なので、「自分から仕事を取ってくる」ということができず、仕事がない状態が続いたことです。営業の方が仕事をもらって来れなければ、とても暇になります。お得意様からも、注文が定期的にくるときもあれば、連絡がパタリと止むときもあるため、そのときはめっきり仕事がなくなってしまいます。
新卒入社で入った会社では、2年目になる直前で新型コロナウイルス感染症の流行が来てしまいました。そのときの社会的な要因で、半年間ぐらい暇になってしまったことがあります。
セルフチェックで確認! 仕事が暇すぎるときにできるパターン別時間の使い方20選
「仕事が暇すぎる」とひとことに言っても、仕事がない原因は企業や状況によってさまざまです。そのため、時間を有効活用するためにも、まずは自分の置かれている状況がどのようなものなのかを確かめる必要があります。
この後に、具体的な時間の使い方を、3つのパターン別に分けて解説していきます。そのため、まずはフローチャートを使って、自分の働く環境をチェックしてみましょう。セルフチェックが終わったら、当てはまるパターンに書かれている時間の使い方を参考にしてみてくださいね。
パターン①自分だけに仕事がない状況でできること11個
周囲には仕事が振られているのに、自分だけ仕事がない、という状況では、まだあなたのスキルや能力が仕事を任されるまでに至っていない可能性があります。状況を改善するには仕事のやり方を見直し、少しずつでも戦力になれるような地道なスキルアップが必要です。
すでに仕事に慣れているという人はさらなるステップアップのためにアクションを起こしてみるのもおすすめです。ここでは、一人で完結する時間の使い方を11個紹介します。
①仕事の見直しに時間を取る
上司に仕事を提出する前に、一度自分で見直しをする時間を取ってみましょう。仕事をやり切った瞬間はミスに気が付きにくいものですが、見直しをしてみると案外指摘されそうなミスがあることも。最初から完璧にできている、ということは意外と少ないので、チェックの時間を作るのも良い時間の使い方になりますよ。
提出する前に見直しをすることで、上司がミスを発見したときに修正する工数が減ります。また、「ミスが少ないな」と感じてもらうことができれば、信頼感につながり新しい仕事を任せてもらえる可能性があります。
②今までの仕事を振り返る
今までに達成した仕事を振り返り、手順や上司からもらったフィードバックを整理してみましょう。もしかしたら、自分のおこなった振り返りを、今後同じ仕事に携わる社員が参考にできる場合もあります。
どんな仕事をしてどんなスケジュールで進めたのか、どういった点でアドバイスをもらったのかを詳細に振り返り、社内で使用しているツールや、Googleドキュメントなどにまとめてみましょう。今までしてきたことを言語化をすると、自分の仕事への解像度も上がりモチベーションを保つことにもつながります。
③身の周りの道具やデスクの片づけをする
普段はできない周囲の整理や片づけをするのもおすすめです。業務上、日常的に小道具を使用する人は、丁寧に手入れや整理整頓してみましょう。
自分のスペースが綺麗になった人は、オフィスの共有スペースにまとめられている資料を整理したり、プリンターなどの機材にインクを補充をしたりと、少し視野を広げて行動ができると、周囲に助かる人がいるはずです。
④オフィスの清掃をする
オフィス全体の清掃をするのも、良い時間つぶしになります。たとえば、人通りが多い廊下、汚れやすい給湯室、休憩室など、人が入れ替わり立ち替わりで使用する共有スペースです。
すべき仕事が見当たらず自由に動けるという人は、備品の管理に名乗りを上げたり、窓ふきやオフィスの外を掃除して外観に気を遣うというのも手段の一つですよ。
⑤PC内のデータや資料を整理する
PC内に溜まっているデータを整理してみましょう。普段からPCを使用している人は、思わぬ量のデータや資料が格納されていることもあります。ほかにも、ブラウザで閲覧した際に付けたブックマークが大量に残っているケースも。
知らず知らずのうちに放置していたデータやブックマークを、カテゴリごとにまとめたり、良く使用するものはすぐに閲覧できるようにしたりと、より快適な作業環境を作ってみましょう。
⑥業界の動向などを情報収集する
時間があるときに、業界・業種や職種のトレンドをキャッチアップしてみるのもおすすめです。特に、繁忙期がある程度決まっている業界では、事前に動向を情報収集をしておくことにより、顧客のニーズやトレンドに合わせてサービスを提供できる可能性が上がります。
ただし、そういった理由でのPCでの情報収集を、業務に関係ない作業として判断する上司・企業も存在するため、閲覧するページには気を配り、引き際を見極める必要があります。
情報収集方法の例
- 競合企業や取引先企業のプレスリリースを確認する
- 業界専門メディアを読む
- ビジネス系のニュースメディアを読む
⑦仕事で使用するツールのスキルを磨く
普段社内で使用しているツールを、勉強の一環として使いこなせるようにしておくのも、時間の有効活用になりますよ。
たとえば、スプレッドシートやExcelの関数を調べて実践してみたり、タイピングをより早くするための練習をしてみたりと、普段仕事に追われているとゆっくり取り組めないことにチャレンジしてみましょう。一度習得すれば、今後の社会人人生で長期的に役に立つはずですよ。
⑧ナレッジやマニュアルをまとめる
ほかの社員が見て参考にできるよう、任された仕事・これまで達成してきた仕事についてのナレッジやマニュアルを作成してみるのもおすすめです。
いざ取り掛かってみると、他者が理解できるように言葉を選んだり、情報を体系化したりするのは意外と難しいものです。そのため、普段業務をしているときにはあまり集中して着手できないことの一つでもあります。時間に余裕があるときこそ、より精度が高くわかりやすいマニュアルを仕上げられるでしょう。
⑨資格取得の勉強をする
業務上必要な知識を得るために、資格取得のための勉強をするのも手段の一つです。企業の中には、社員のスキル向上のために資格取得の支援や研修をおこなっている会社もあります。
業務と直接的なかかわりがない資格は、支援や補助の対象にならないこともあるので、社内の福利厚生をよくチェックしておきましょう。
⑩社内の研修に参加する
社内で開催されている研修に参加してみるのも、業務があるときにはできないことの一つです。キャリアアップをしたいと考える人は、先んじてマネジメントの視点を学んでおいて損はしないうえ、中には普段の業務に活かせる考え方や効率化の方法が見つかるかもしれません。
ただし、研修にかかわるところで行動する時間を、労働時間と定めるか、そうでないかは企業の規定によって異なります。
⑪ほかの人の仕事を手伝う
周囲の人が任されている仕事の中で、自分が代わっても問題ないものを手伝うこともできます。仕事を持っている人が「時間があったらやりたい」と感じていることを手助けすることで、チーム全体の仕事も進み、時間もつぶせるためおすすめです。
「仕事がないから」と諦めてしまうのではなく、自分から仕事を作る姿勢を持って、周囲へ目を向けてみましょう。
一人でできる時間の使い方を教えて!
仕事が暇なときにできる、一人で完結できる時間の使い方を教えてください!
自分のデスク周りや、普段は手を付けられない場所を綺麗に整理整頓していました。ほかにも、仕事に必要な知識を得るために勉強したり、情報収集したりして時間をつぶすことが多かったです。
事務所内や自分のデスク周りを掃除・整理整頓をします。そうすることによって、これから仕事が忙しくなったときに円滑に仕事を進めることができるからです。
今までの経験から、忙しかったらできないこと、やっておきたいこと、知っておきたいことを行動に起こしてみると良いと思います。私の場合は、今後のためになる勉強をメインにしていました。たとえば営業職であれば、現場を見に行く、ロープレする、資料作成などのスキルを磨いておくなどがあると思いますよ。
パターン②会社都合で周囲にも仕事がないときにできること5個
自分だけでなく周囲にも仕事がない場合は、誰しもが暇を持て余しています。そのため、周囲の仕事を代わろうと思っても、できないこともありますよね。ほかにも、少数の人だけに仕事が集中し、現場には仕事が降りてこない、という事態では退屈を感じることでしょう。
ここでは、そんな「仕事がない」状況に対して、複数人かつ周囲を巻き込みながらできることを5つ紹介します。
①上司と仕事量の相談をする
誰かに集中している仕事を少しでも回せないかどうか、上司と相談をする機会を設けるのも効果的です。また、仕事がない場合にやっていいこと・やってはいけないことを相互に確認することで、情報収集や資格取得へのハードルが下がる可能性もあります。
数人にタスクが集中している場合は、誰でもできる事務的な作業がないかどうかを確かめると同時に、現状を共有して改善に動いてもらうなどの交渉をしてみるのも良いですね。
②周囲とのコミュニケーションを取る
社内での連携のとり方にかかわらず、時間のあるときに周囲の社員と交流をしておくことも重要です。
チームで業務を進めている場合は、お互いの相互理解を進めることで連携をより良くすることにつながります。また、個人で動いている人も、普段は聞くことができないほかの社員の業務効率化やコツを知ることができるなど、思わぬ発見につながることもありますよ。
③業務やチームにかかわる提案をしてみる
業務効率化やナレッジの展開など、チーム全体を巻き込んでできる提案をしてみるのもおすすめです。
たとえば、週に一度集まって、その週の良かった点、共有したい業務のコツなどを教え合う場を作ったり、一人ひとりがまとめた資料を持ち寄ってナレッジの発表をしたりするなどです。
チーム全体に仕事がない状況であれば、代わりに情報共有の場を設けることで、仕事ができたときのための知識やスキルを蓄えることができますよ。
④繁忙期に向けての準備をする
繁忙期がある程度わかっているのであれば、時間があるうちに繁忙期への準備を進めておきましょう。
顧客に共有する情報のアップデートや、資料の作成、昨年のデータから見た業界全体の傾向などを分析して、来期にすぐ応用できるように用意をするのです。
来期へのアクションを取ることで仕事へのモチベーションも保つことができるうえに、よりいいスタートダッシュを切ることができますよ。
⑤後輩やチームメンバーとのミーティングをする
時間があるうちにミーティングを設定し、仕事に対する課題や悩みを解消するのに動くのも、チーム全体の士気を上げる効果的な手段です。
特に、「仕事がない」という状況が初めての新社会人や後輩がいる場合は、仕事へのモチベーションの維持が重要になります。機会があるうちに、仕事へのスタンスや本人が抱える課題を開設するための助言をするのも、組織の一員として貢献できるアクションです。
周囲を巻き込んでできるアクションを教えて!
仕事が暇なとき、周囲を巻き込んでできる時間の使い方を教えてください!
私の場合、忙しそうにしている人に、「手伝えることはあるか」ととにかく声をかけて周り、何とか仕事をもらって一緒に仕事を進めていました。
相手も暇だった場合、仕事の話や雑談をします。雑談をすることでコミュニケーションも取りやすくなり、仕事の打ち合わせや仕事の共有を円滑に進められることも多いです。
上司や先輩のやっている仕事の中で、自分ができることがないか聞いてみたり、現場を持っている仕事であれば、実際に視察に行って状況を伝えたりしていました。
パターン③ 仕事がない状況の改善が見込めないときにできること4個
企業の業績悪化などで会社全体の仕事が減っている状況が続く場合、雇用が失われる可能性や倒産のリスクも少なからず出てきます。
対処法として、少しずつ転職を視野に入れたり、スキルを用いて副業をしたりするなどに目を向ける必要があります。仕事がなく時間だけがある状況を逆手にとって、次のキャリアの選択肢について考えてみる時間を作ってみましょう。
①自己分析をする
次のキャリアを探すにあたって、自己分析は必須です。時間があるうちに、自分はどんな職業で働きたいと思うのか、また仕事がない状況でどう感じたのかを正直に書き出し、キャリア形成のための準備をしましょう。
注意点として、「現職は暇すぎるから、次はもっと忙しい職場にしよう」と企業を選んでしまうと、ギャップが激しくて早期離職につながるリスクもあります。そういった点の見極めも含め、自己分析の時間に費やしてみるのも選択肢の一つですよ。
自己分析のやり方を知りたいという人は下記の記事を参考にしてみてください。転職を成功させた社会人が効果を感じた自己分析のやり方は要チェックです。
②転職市場の情報収集をする
今すぐ転職をする必要がなくても、事前に市場をリサーチしておくと、いざ動き出したときにメリットが多くなります。特に、転職サービスやエージェントサービスに登録だけしておき、届くオファーやエージェントのアドバイスなどから、自分の市場価値を確かめるのも効果的です。
③転職で有利になりそうな経歴を棚卸ししてみる
転職の際に使えるアピールポイントを探すために、今までの業務や培ったスキルを棚卸してみましょう。スキル以外にも、資格の取得履歴や、企業の研修に参加した経験を振り返ると、意外と強みとして押し出せることが多かったりします。
最終的に、職務経歴書の経歴欄に書くことが決まれば、転職に乗り出すための一歩を踏み出せますよ。
転職に動き出す前に、まずは転職の全体の流れや準備するものを押さえておきましょう。この記事では転職経験者の実体験をもとに、どんな準備をするべきかを詳しく解説しています。
仕事をしながらの転職活動には「大変」というイメージもありますが、その分メリットもあります。働きながら転職活動を進めた経験者のアドバイスもチェックして、自分なりの転職活動の計画を立てていきましょう。
④副業ができないか調べてみる
本業を辞めずに収入を得るために、副業という選択肢も視野に入れてみてはどうでしょうか。仕事で培ったスキルや持っている資格を有効活用して、副業に時間とエネルギーを費やすことで本業での損失をカバーできる可能性があります。
ただし、企業によって副業が可能かどうかは異なります。企業に内緒で副業をし、それが明らかになってしまった場合には、減給などの処分が下る可能性があるため、事前に就業規定や副業申請についての確認を怠らずにしておきましょう。
「仕事が暇すぎる」という状況になったらどれくらいで見切りをつける?
仕事がない状況がどれくらい続いたら「環境を変えたい」という気持ちが生まれてきますか?
営業職で暇になってしまうのは、明らかに行動量が不足しているか、事業全体の業績が良くないかのどちらかだと思っています。ただ、「暇だ」と思っているということは、退屈で仕事をあまり楽しめてないサインでもあるので、半年以内には環境を変えたいと感じてしまいそうです。
私は「仕事が暇だ」という状況がどれだけ続いたとしても、環境を変えたいと思わないタイプです。暇なら暇で事務所の掃除をしたり、模様替えのレイアウトを考えたりと、あえて「暇」を楽しんだり有効に使ったりしても良さそうです!
自分に向いている仕事がわからないという人はこの記事をチェックしてみてくださいね。自分にとっての適職を探すための方法や、実際に悩みを解決した先輩の声も紹介しています。
「仕事が暇すぎる」ときは余った時間でできることを探し主体的に動いてみよう
この記事では、「仕事が暇すぎる」と感じる原因や、状況に合わせててできるアクションについて紹介してきました。実際に「暇だ」と感じたことのある経験者にも、時間の使い方を教えてもらいましたが、自分の状況に当てはまるものはありましたか。
仕事が暇に感じてしまうときこそ、自分の働き方や仕事の進め方を見直すチャンスです。業務がなく心に余裕を持った状態で、普段の行動を見返してみると、意外と効率化の余地が残されている部分を見つけられるでしょう。
あなたにとっては暇な時間は、視野を広げてみることで周囲への手助けに変身するチャンスを持っています。「自分から仕事を探しにいく」という主体性を持って、日々の仕事を振り返ってみてくださいね。
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前職でストレッチトレーナーをしていたとき、新型コロナウイルス感染症が流行り、皆が出歩かなくなったタイミングがありました。多い日だと一日中お客様がいて、日に7人ほど施術をしていたのに、そのときはお客様の数がとっても少なくて、1日のお客様が1人の状況だったこともあり驚きました。
暇すぎて店舗の掃除をしてもすぐにやることがなくなり、何をして時間をつぶすかばかり考えていました。また製造業の営業事務をしてるときも新型コロナウイルス感染症の影響やら、半導体不足やらで注文がまったく入らず、やることがなくて不要になった紙をひたすらシュレッダーにかけていました。