社会人に聞く20代のうちにやるべきこと! 20代が終わる頃の理想像を考えてみよう
仕事やプライベートで、何かと決断を迫られることが多い20代。そんなときに、「今この選択をすべきなのか」「ほかにやっておいた方が良いことがあるのではないか」と迷うこともあるでしょう。
そこで、この記事では社会人の体験談をもとに、20代のうちにやるべきこと16選を解説していきます。数年後にどんな自分になっていたいかがわかると、今の自分がやるべきことがわかるでしょう。20代の時間を最大限活用するためにも、20代が終わるまでの目標を決めてみてくださいね。
今20代前半であるという人は、下記の記事も読んで、20代前半を充実させる方法を確認してみてください。20代前半は学生から社会人への移行時期で不安も多いでしょう。そんなときは、社会人の先輩たちからのアドバイスを確認してみてくださいね。
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20代の社会人に聞く! みんなが思う20代のうちにやってよかったことって?
まずは、20代の社会人たちに、プライベートや仕事で20代のうちにやってよかったことを聞いてみました。
体験談からは、それに挑戦したことでのメリットもわかります。せっかく20代の時間を割いて行動するなら、自分自身がメリットを感じられるものに挑戦してみると良いでしょう。
20代のうちに、仕事とプライベートどちらにも効く「マインドセット」を手に入れると良いと思います。まず、仕事上のスキルは今後社会人として生き残っていくために必要です。AI(人工知能)が使われる時代にある今、これからAIによるスキル代替が始まっていく可能性も高く、今のうちにどういうスキルが必要かをトレンドに合わせて身につけていく必要があると思います。
そういった目まぐるしく変化する世界のなかだからこそ、安定したマインドセットをしておくことが大事だと言えるでしょう。考え方次第で人生は大きく変化します。運動・食事・睡眠など基本的な生活習慣を改善維持することで良いマインドを身に付け、前向きに日々を過ごしてみてください。
活躍している人の生活を真似してみると成功に近づく
「幸せになりたい」と思って生きていても、幸せにならないような習慣をしていると幸せから遠ざかってしまいます。少しスピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、活躍している人の生活を見てみると、幸せになれる人とそうでない人の違いが見えてくるはずです。
私の経験上ですが、20代のうちに必要なこととは「フリーランスの経験」と「先進国への渡航」だと考えています。
フリーランスの経験をおすすめする理由は、時間を効率的に使う力が身につき、副収入を得られるというメリットがあるからです。本業と副業の両立には、時間管理が重要だと考えています。「副業と本業が重なって、忙しい」と感じたときも、単に時間を設定してタスクをこなすだけでなく、無駄なことを排除するという判断力が必要です。自分にとって不要なことを見極め、集中するべき部分にリソースを割くことで、効率的な働き方を実現できると思います。
また、先進国に行くことは、最新の技術やトレンドに触れられるという点で大きなメリットがあるでしょう。私は、日本の技術や流行がアメリカより約5年遅れていると聞いたことがあります。先進国に実際に行き、文化の違いを肌で感じることで、新しい視点や考え方を取り入れ、それを行動に移すことが重要です。
20代のうちに自分なりのものさしを見つけてみよう
20代のうちに、情報や取り組むべきことの取捨選択をしたうえで、今何をすべきかの判断基準を一新することで、効率的に成果を作ることができるでしょう。
カテゴリー別に解説! 20代のうちにやるべきこと16選
社会人がおすすめする、20代のうちにやるべきことのなかから、気になるものは見つかりましたか。あわせて、20代のうちにやるべきこと16選も確認して、やるべきことの引き出しを増やしましょう。
豊富な選択肢のなかから、自分がやるべきことを選別することで、自己理解も捗りますよ。
プライベート編
まずは、20代のうちにプライベートでやるべきことを7つ紹介していきます。20代は、プライベートでの変化も起きやすいでしょう。大学生から社会人へと立場が変わり、金銭のやりくりの面や社会人としての人付き合いの方法で悩むこともあります。
そんな20代のうちには、多方面で「将来への貯蓄」をしておくことが必要です。
①貯金をする
30代や40代になると、子育て費用、親の介護、マイホーム購入など大きなお金が必要な場面が多くなります。だからこそ、将来の出費に備えて貯金をしておく必要があるのです。20代のうちにお金を使い切ってしまうのは控えましょう。
厚生労働省が2022年におこなった、国民生活基礎調査の概況によると、29歳以下の平均貯蓄額は245.1万円だといわれています。20代のうちに1年間で24万円程度ずつ貯金をしていくと平均値に届く計算であるため、どれくらい貯金をすれば良いか迷う人は目安にしましょう。
自分だけで一定額のお金を貯められる自信がないという人は、積み立てNISAなどの投資信託を初めてみることがおすすめです。銀行などで申し込みをすれば一定の金額を口座から引き落としてくれ、数十年後には収益が増える可能性もあります。
積み立てNISAとは
日本に在住している20歳以上の人であれば誰でも利用できる、資産形成制度。投資信託で得られた収益に対する20%の税金が非課税になる、売却や引き出しが自由にできるなど、投資初心者向けのメリットが大きいのが特徴
②運動習慣を身に付ける
実は、20代の後半から体力の低下が始まるといわれています。体力の衰えが始まる時期に体を動かす習慣をつけないと、どんどんと体力がなくなってしまい免疫力も下がっていくでしょう。だからこそ、体力の低下を緩やかにするためにも、運動習慣を身に付けましょう。
運動といっても、「毎日1時間全力でランニングをしなくてはならない」というわけではありません。1日30分は歩くようにする、軽いストレッチをするなど、無理のないものから始めてください。東京都保健医療局は、汗をかく程度の運動を週で合計60分おこなうことが、健康の秘訣だと述べていますよ。
体を動かすことが好きだという人は、20代のうちに体を動かす仕事に就いてみても良いかもしれません。下記の記事からは、体を動かす仕事の一覧を知ることができますよ。
③読書をする
読書をすると、豊富な知識が身に付きます。まだ社会経験の少ない20代には、何らかを選択する機会に自分が不利にならないよう、知識を付けることが必要です。どんな本を読んだら良いかわからないというときは、本屋大賞の受賞作やビジネス書グランプリを参考に、読者がおすすめする本を読んでみてくださいね。
日頃から読書をしていると、多くの選択肢を持てたり、知識不足を解消できたりと、仕事でもプライベートの場面でも生活がしやすくなる可能性があると覚えておきましょう。
本を読むことが好きな人のなかには、いつか文章を書く側になってみたいという人もいるでしょう。そんな人は、下記の記事から文章を書く仕事の一覧を確認してみてください。20代のうちに、自分の夢に挑戦してみることも有益ですよ。
④旅行をしてみる
20代はまだ社会経験が浅いからこそ、良い意味で固定概念に縛られていない人も多いといえます。だからこそさまざまな地域に旅行をしてみて、物事に対する多様な考え方を身に付けてみてください。日本以外の国に旅行をしてみることで、新しいものの見方ができるようになることもあります。
もちろん日本国内の旅行でも、気持ちをリフレッシュすることができるため、おすすめです。日常で息苦しい思いをしているなら、都心部から離れてリラックスしたり、非日常体験を満喫しましょう。気持ちが切り替わり、仕事に対してより前向きに取り組めるかもしれません。
20代はまだ多感な時期であるからこそ、旅行をして日常を忘れることで、新たな自分に出会えることもあると覚えておきましょう。
⑤交友関係を広げる
20代になると、会社と自宅の往復だけで、新たなコミュニティに参加する機会がなくなってしまうことも多いです。学生時代からの友達とだけの交友だけになってしまうと、違った境遇を持つ人の話を聞くことが難しい場合もあり、考え方が固定化されることもあります。
柔軟性がある20代だからこそ、新しい考えを定期的に取り入れるために交友を広げましょう。これまで会っていなかった友達に連絡をしてみる、会社の人との集まりに参加してみる、など、いつもと違う人の輪に溶け込んでみることが必要です。
交友関係を広げる方法
- 趣味関連のサークルや集まりに参加してみる
- 地域のイベントに参加する
- SNSで同じ価値観の友人を探してみる
- 会社の人とご飯に行ってみる
- 友達を見つけるマッチングアプリを使ってみる
これらの方法を試してみることで、新たに心を許せる友人が見つかるかもしれませんね。
⑥趣味に没頭する
社会人になってから、学生時代に好きだった趣味に時間を割けなくなったという人もいるでしょう。仕事では思った以上に体力や精神力を使うため、疲れ切ってしまうのも無理はありません。しかし、30~40代以降は体力も衰え、自分のために使える時間やお金がどんどんと減ってしまうこともあります。
だからこそ、20代の今、趣味に没頭しましょう。趣味の時間を作ることで、次の日の仕事に臨むやる気が湧いたり、仕事を頑張る活力になることもあります。思い切って、趣味に当てるための時間を作るなどして、自分の機嫌を取ってあげることも大事です。
⑦親孝行をする
20代以降になると、徐々に親世代の身体のバランスが崩れ、最悪の場合、出かけることが難しくなったり、思うように体が動かなくなったりしまうこともあります。30〜40代になって親孝行をしようとしても、親の身体が動かない状態になってしまっては意味がありません。
だからこそ、20代のうちから親孝行をしておきましょう。親が欲しがっていたものを買ってあげる、一緒に旅行へ行く、食事をご馳走するなど、自分が子どもの頃にしてもらったことをしてあげると良いかもしれませんね。
仕事編
次に、キャリアの面で20代のうちにやっておくべきことを9つ挑戦しておきます。20代の社会人は、自分のビジネススキルを向上させながらも、次に進む道を見つけていかなければなりません。だからこそ、仕事で迷うことが多くて当然です。
20代は、良い意味でキャリアの再スタートが利く年代だといえます。30代で後悔をしないように自分の現在地を振り返って、自分のキャリアを見定めましょう。
①自分の今のキャリアを見つめ直してみる
20代のうちは、目の前の業務でいっぱいになってしまうことが多いです。そのため、30代を目前に「本当にこの仕事を続けて良いのだろうか」と迷う人もいます。しかし、30代での転職は、多くの場合、前職の仕事での成績や身に付いていたスキルなど、前職の経歴や業務内容を重視されるため、難易度が高くなる傾向にあるのです。
だからこそ、20代のうちに今のキャリアを見つめ直して、今一度仕事上での目標を立ててみましょう。
キャリアの見つめ直し方
- 現状のスキルの把握:業務上の強みや弱みを自己分析する
- 仕事へのモチベーション確認:何をやりがいに感じているか、仕事をしていて楽しいと思う瞬間はいつかを振り返る
- 今の仕事での目標を立てる:3年後、5年後どんな社会人になりたいか考える
この3ステップで、日々の仕事の様子を振り返ってみましょう。自分の隠れた強みや弱みが見つかり、仕事に対する意識が変化することもありますよ。たとえば、管理職を目指したいとわかれば、「後輩指導に挑戦したい」と声を上げてみるなど、一歩踏み出してみてくださいね。
社会人になると仕事が一日の大半の時間を占めるようになり、仕事上で自分のアイデンティティが見つかることもあります。だからこそ、自分らしく働ける場所で、いきいきと働くべきです。仕事の忙しさから自分らしさを見失いがちになってしまっている人は、下記の記事を確認してみてくださいね。
②専門的なスキルを身に付ける
営業周りや顧客対応など現場の第一線で働く業務、チームメンバーのサポートなど、20代では多様な業務を経験します。マルチにタスクをこなせる力は身に付くものの、専門的なスキルを習得することが疎かになるケースも多いです。
そのため、20代のうちに極めたい分野がある場合は、その専門的なスキルを身に付けることに挑戦してみましょう。資格を取得をするなどして専門性を高め、キャリアの選択肢を増やすことがおすすめです。どんな資格が必要かは、インターネット上で「〇〇業界 資格」などと調べてみると確認できますよ。
まだキャリアの路線変更が必要な20代のうちだからこそ、休日の時間を利用するなどして、専門的なスキルを高める勉強をしてみましょう。
③新しい仕事やポジションに挑戦してみる
30~40代になって、部長や課長クラスといった役職に就くと、まったく違う部署や分野に異動しづらくなる場合もあります。すでに役職がついていたり、その部署での勤続年数が長いと、「この立場を手放して給料が下がらないか」など、不安もあるでしょう。
だからこそ、20代のうちに仕事上で新しい挑戦をしておきましょう。新しいプロジェクトに参画してみる、興味のある部署に異動してみるなど、仕事における視野を広げてみることで、自分の目指したいキャリア像が見つかることもあります。
新しい挑戦をするのが怖いと感じるのは誰もが同じです。しかし、貴重なチャンスを逃してしまうのはもったいないでしょう。20代のうちは仕事においても挑戦を恐れないようにしてみてくださいね。
④後輩指導をしてみる
仕事で成果を上げていくと、管理職の打診を受けることがあります。ただし、いきなりチームマネジメントをするというのはかなり難しいです。だからこそ、20代のうちから、チームの身近な後輩に対する指導を始めてみてください。
日常の業務におけるサポート、不安や悩みを聞く精神的なサポート、自分の立場だから言える指摘など、自分にできることからやってみましょう。誰かを指導することで、業務の新たな側面が見えてきて、自分のスキルアップにもつながりますよ。
⑤憧れとなる社会人を見つける
20代のうちにロールモデルを見つけておくことで、これから先の社会人生活も充実したものになるでしょう。入社時に掲げた、「この役職になりたい」「この製品を作りたい」といった目標は、会社都合で叶わないこともあります。そんなときに目標を見失わないことが必要です。
だからこそ、どんな社会人でありたいかを考え、その理想となる人を見つけておきましょう。身近な先輩、親、大学や高校時代のOB・OGなど、憧れとする人は誰でも構いません。いち社会人として、どんな魅力のある人でありたいか考えてみてくださいね。
その像に沿って人としても成長することで、20代が終わる頃には周りから慕われる社会人になっているかもしれませんよ。
⑥これからのキャリアプランを立ててみる
入社時に立てたキャリアプランが正しかったか、今一度見直しておくことも20代でやるべきことです。入社時は、仕事の実態が見えていないため、少し大胆なキャリアプランを立ててしまうこともあるでしょう。
だからこそ、自分のプライベートでの変化も鑑みたうえで現実的なキャリアプランを今一度立ててみてください。今の会社でその役職になって理想の給与が手に入りそうか、ライフステージの変化に耐えられる働き方ができるかなど、所属している企業にとらわれずキャリアを考えましょう。
今の職場では相応しくないと考えた場合は、転職を検討することも必要です。同じ業界で働く知人や、キャリアアドバイザーのアドバイスを聞きながら、ほかの選択肢がないかを探してみてくださいね。
20代でのキャリアプランを立てているなかで、自分が何がしたいのかわからなくなってしまう人もいるでしょう。そんなときは下記の記事を読んで、自分に合う仕事は何かを見つめ直してみてください。
⑦業務上の人脈を広げる
企業に所属していると、思わぬ縁で仕事が舞い降りてくることがあります。「この前〇〇さんと話していて、0から1を考えることが得意そうだから、新プロジェクトに誘ってみよう」のように声がかかることもあるでしょう。
自分の強みを伸ばすキャリアを手に入れるためにも、20代のうちに人脈を広げておくことがおすすめです。違う部署の人にフラットな意見をもらう、特定の分野に詳しい人に話を聞きに行く、昼食などを一緒に取るなど、できることから始めてみてください。
自然と業務上の人脈が広がり、仕事もしやすくなるはずです。
⑧最低限のビジネスマナーを身に付ける
20代であれば、まだ社会経験が浅いからと、ビジネスマナーでのミスを大目に見てもらえることもあります。しかし30代になると、マナー面のミスで社会人としての信頼が置けないとみなされてしまうかもしれません。
だからこそ、20代を終えるまでには、最低限のマナーを身に付けておきたいところです。今一度、言葉遣いの使い分けができているか、正しい敬語を使えているか、メールの送り方や書類の作成方法は正しいか、清潔感のあるビジネス小物を使えているか、などを確認しましょう。
自分一人で判断ができないというときは、先輩に評価をしてもらうことがおすすめです。商談の様子をロールプレイしてもらうなど、実践的なアドバイスをもらいにいきましょう。
そもそも20代ってどんな時期? 20代の5つの特徴
20代はプライベートでも仕事でもやり直しが効くからこそ、やるべきことが多くあります。それも、20代の5つの特徴があるためです。20代という時間の価値を再認識して、どんなことに優先的に挑戦していくべきなのか考えてみましょう。
①比較的体力がある
20代は体力のピークを迎える年といわれているため、30〜40代と比べて体力があります。だからこそ、体力が必要なことは今のうちに挑戦しておくのがおすすめです。たとえば海外旅行などは、長時間の飛行機に乗って慣れない国で過ごすため、体力が求められます。
体力が必要なことに挑戦したいなら、なるべく20代前半のうちにやっておくことをおすすめします。
②失敗しても挽回のチャンスがある
20代のうちは、失敗を寛容に見てもらえる年代でもあるでしょう。それはまだ社会経験が浅いからで、失敗を成長の機会ととらえて寛容な態度で接してくれる先輩も比較的多い可能性が高いです。だからこそ、失敗を恐れずチャレンジしてみてください。
失敗してもへこたれないという姿勢があれば、周りもあなたの新たな挑戦を応援してくれるはずです。役職者など、自分ではない誰かの責任をも背負う立場になる前に、新たな挑戦をしてみるのが良いでしょう。
③社会に染まり切っていない
20代は、社会のことを学ぶ段階です。社会人経験が浅いからこそ、20代でさまざまなことをゼロから吸収して、社会人としてのアイデンティティを形成していきます。まだ社会に染まり切っていない20代だからこそ、新しい知識を身に付けやすいのです。
逆に30〜40代になると、これまでの経験から固定概念が出来上がってしまい、新しい考え方を受け入れるのが難しいこともあります。20代のうちに、自分とは異なる考えを持つ人とかかわって、多様な価値観を認められる社会人になりましょう。
④ライフステージが変化しやすい
20代になると、結婚や子育てが視野に入るようになったり、親が要介護状態になったりと、自分が年齢を重ねるにつれて周囲の環境も変化していきます。そのため、自分のためだけに使える時間が減ってしまうこともあるのです。
だからこそ、20代のうちに自分が幸せだと感じることに没頭してみましょう。自分のために使える時間は有限であると気づけると、物事の優先順位も立てやすいはずです。
⑤重要なキャリア選択の機会が多い
20代も後半に差し掛かると、昇進や昇格の話が舞い降りてくることもあるでしょう。自分が次のステップに移るべきなのか迷うという人も多いです。そんなときに、知識があれば回答が出しやすいかもしれません。
だからこそ、重要なキャリア選択の機会が巡ってきたときに慌てないように、興味のある分野の資格を取得してみる、複数の部署を経験してマルチスキルを身に付けるなど、仕事における自分の適性を理解しておきましょう。
働く社会人に聞いた! 20代ってどんな時期?
20代とはずばりどんな時期だと思いますか?
社会人初心者としても、大人としても、軸が確立されるまで「もがく年齢」だと思っています。どう働くか・どこで働くかに加え、結婚の問題などとにかく自身の現状や未来について悩みが絶えない印象です。
仕事面では社会人としての変化、プライベート面では結婚や独立など暮らしの変化、どちらも今まででは考えられないほどの変化が起こります。そのため、人生のなかでも踏ん張りどきなのではないかと言えますね。
みんなはどうやって考えた? 20代のうちにやるべきことを見つけた方法
20代の特徴を知ることで、今やるべきことが見えてくるはずです。
あわせて、20代の先輩たちがどのように物事の優先順位を付けたのかも確認しましょう。等身大の20代の体験談だからこそ、「自分にもできそう」と思えるはずです。挑戦に迷っているという人こそ、読んでみてくださいね。
少しでも「やってみたいな」と思ったことや、得意なことに対して、損得や論理で考えないようにすると、やるべきことが見えてくるのではないかと思います。
「自分のやりたいことを探す」という言葉の響きは良いですが、結局はリスクや時間・お金など、やらない理由を見つけて現状維持のままになってしまう人も多いでしょう。私も当初はそうでした。私がやってみたいと思ったことは「ライター業」だったのですが、フリーランスとしての税金の問題や個人でクライアントワークをおこなううえでの危険性など、さまざまなやらない理由を考えていました。損得で考えると、上記の2つの理由からどうしてもやらない選択肢を取ってしまっていました。
小さなステップから始めてみることで高い壁ではなくなる
ですが、心のどこかで、「やってみたいな」と思い続けていました。副業が自由にできるのも今の現状だからこそだろうと思い、直感に従ってとりあえず踏み出してみることにしました。直感に従って、どのような小さな興味の種でも無駄にせずやってみることで、行動することのハードルは次第に下がっていくものだと思います。
社会人1年目でメンタルを崩したことがきっかけで、どうしたら精神状態が治るのかを何年も考え続けていました。その結果、「今何をすれば30代・40代でより良い人生を送れるか」を考えながら行動をすると、20代でやるべきことが見えてくるとわかった気がします。
私の場合はまず、日々自分と向き合いながら日記を書いて内省を繰り返したり、メンタルを強くする方法を動画でひたすら見たりと、自分のメンタルを強くする環境を作っていました。はじめのうちは、「今何をすべきか」といった考え方で、自分を鍛えていた気がします。
しかし、それよりも、「何をしないか」という考え方で自分と向き合う方が得策でした。「捨てる」という考えに近いのですが、まずは「1年以上着ていない服は捨てる」「カップ麺やジャンクフードなど、健康的ではない食べ物を口にしない」「行くメリットのない飲み会は行かない」など、捨てるべき行動を選びます。無意識のうちにその行動で消費したお金や時間を取り戻そうと余計に頑張りすぎてしまっていた気がするので、そもそも「無駄なことはしない」方が20代の時間を有効に使えるのではないかと思いますね。
自分のやりたくないことから遠ざかる勇気も必要
その結果、無駄と思えるコストを減らし、「最小限のコストで最大限の成果を出す」という考えに行き着きました。欲を抑制して、多少の孤独にも耐える必要があるので訓練は必要ですが、できるようになると不安が少なくなるのでおすすめです。
自分は何をすれば良い? 4ステップで考える20代のうちにやるべきことの決め方
20代のうちにやるべきことを決めるには、まず自分の今の状況と向き合うことが大事だとわかりましたね。
ここからは、皆さん自身が20代のうちにやるべきことを決めていきます。時間は有限だからこそ、すべてに挑戦するのは難しいです。なりたい自分になるためにやるべきことから、優先順位を付けて行動しましょう。
ステップ①30歳までにどうなりたいかを考えてみる
大前提、20代のうちにやるべきことはありたい姿から逆算して考えるべきです。20代で得た経験や知識をもとに、30代での生活が変化してくるため、まずは30代でどうありたいかを考えてみましょう。
キャリアの面でどんな自分になりたいか、私生活面でどんな生活をしていたいか、人間としてどう成長したいか、仕事・私生活・自己成長の側面から理想像を確立してみてください。30代での理想とのギャップを埋めることが、20代のうちにやるべきことだといえます。
ステップ②理想像と今の自分とのギャップを洗い出す
20代の自分が理想に届いていなくても、焦る必要はありません。時間や経験を重ねていくことで、30代で理想の自分になることができれば良いからです。そのためにも、理想との差異を言語化しておきましょう。
30代でありたい姿 | 今(20代)の自分 | ギャップの原因 | |
---|---|---|---|
仕事 | 管理職に就く | 自分の仕事を片付けることで精一杯 | 周りの状況を観察できる技量がない |
私生活 | マイホームを買う | 貯金よりも目先の楽しみを優先してしまう | 浪費癖がついていてお金を貯められない |
自己成長 | 多様な価値観を受け入れられる人になりたい | かかわる人が限定的で、物の見方が一辺倒 | 今あるコミュニティから出られていない |
ステップ③ギャップを埋めるための策を考えてみる
差異がわかったら、それを埋めるための行動に移していきましょう。仕事面であれば、その役職に就いている人と自分の違いを見つけて、その人のような動きをしてみることがおすすめです。私生活や自己成長の面であれば、理想像に近い友人や知人にアドバイスをもらうのも良いでしょう。
30代でありたい姿 | 今(20代)の自分 | ギャップの原因 | ギャップを埋める方法 | |
---|---|---|---|---|
仕事 | 管理職に就く | 自分の仕事を片付けることで精一杯 | 周りの状況を観察できる技量がない | ・勤務歴が浅いメンバーの進捗を管理する時間を作る ・自分の仕事を早く終わらせるように工夫する |
私生活 | マイホームを買う | 浪費癖がついていてお金を貯められない | 貯金よりも目先の楽しみを優先してしまう |
・積立投資を利用して、強制的に貯蓄をする ・生活費を押さえる ・無駄な出費をしていないか家計簿をつける |
自己成長 | 多様な価値観を受け入れられる人になりたい | かかわる人が限定的で、物の見方が一辺倒 | 今あるコミュニティから出られていない |
・最近会っていない友人に会ってみる ・会社の集まりに積極的に参加してみる ・地域の集まりに参加してみる |
ステップ④やるべきことを細分化して行動してみる
ここまでで、20代のうちにやるべきことが見えてくるでしょう。しかし、急に大きな行動を起こすのは難しいですよね。だからこそ、やるべきことを段階別にわけて、少しずつ挑戦をしていきましょう。
やるべきことを細分化する方法の例
現在25歳のAさん:30代で管理職になりたい
最終ゴール:32歳ごろには管理職になる
↓
25歳:営業成績を一定基準まで上げる
26歳~27歳:営業経験を活かして、少数のチームをまとめ上げる存在になる
28歳~29歳:チームとして結果を残し、複数のチームをまとめる立場になる
このように目標から逆算してステップを考えてみると、今何をすべきなのかがわかりやすいです。自分ではわからないというときは、社内の先輩などにキャリアの相談をしてみると、必要な要素やスキルが見えてくるでしょう。
挑戦する勇気が出ない人に贈る20代の先輩からのエール!
私は、挑戦しようと思うことに対して、「まずはインプットを重点的にやって、完璧にしてから行動しよう」という意識が最初に働きます。これは一見堅実にも見えますが、実際は挑戦して傷つくことをできるだけ避けようとする逃げの姿勢でもあると気づきました。
「インプットをして自信をつけてから」と考えがちですが、インプットでは自信はつきません。実践の繰り返しによってでしか自信はつかないので、インプットは基礎知識や常識レベルのものを蓄える程度にとどめ、「挑戦でしか自信はつかない」と割り切ってみてほしいと思います。
また、このように考えることで、誰もが最初は自信のない未経験から挑戦してきたとわかります。そう思うと挑戦のハードルも下がるのではないでしょうか。
挑戦に年齢制限はない! 20代を生きる3つの心構え
20代のうちにやるべきことが見つかったら、まずは段階を踏んで挑戦してみましょう。当たり前ですが、20代という期間は一度切りしかなく、そのタイミングを逃したことで挑戦ができなくなってしまうこともあるからです。
一歩踏み出すことに躊躇しているという人は、20代を生きる3つの心構えを確認して行動を起こす準備を始めていきましょう。20代を後悔しないように生きることは、皆さんにとってもメリットがありますよ。
先輩がこっそり教える! ぶっちゃけ20代のうちにやらなくても良かったこと
20代のうちに焦ってやらなくても良かったなと後悔しているのは、実務に直結しない高難易度な資格試験に挑戦したことです。
当時の私は、語学力や海外経験が豊富な同期と自分を比較してしまい、「彼らに負けない武器を早く身につけなければ」という強迫観念にとらわれていました。当時の仕事は、英語も高度な会計の知識も必要としない業務だったのですが、他人との比較から生まれた焦りが私を追い詰めていた気がします。
実務に直結しない資格であったため勉強に身が入らなかった
そして合格までに1~2年かかると言われている高難易度の資格試験の講座に、約100万円近いお金を払って申し込みました。しかし基礎的な語学力や会計知識もない状態で始めたうえに、実務にも直結しないため、当然のことながら勉強には身が入らず、ただ時間が過ぎてお金を無駄にする結果となってしまいました。
一日の大半の時間を仕事に割く社会人が、貴重な余暇の時間で自己啓発で何かしらの勉強に取り組む場合、仕事や日常生活に直結するものでないと継続することは難しいです。社会人2~3年目でまだベースとなるスキルや方向性も定まっていないうちは、周囲と比較せずにまずは目の前の仕事、余裕があればそれに関連する勉強をする程度で十分だと思います。
①何かに挑戦するうえで年齢は関係ない
「正直、もう20代だし、新しい挑戦をするのが恥ずかしい」と思っている人もいるかもしれません。しかし、挑戦をするのに年齢は関係ありませんよ。たとえば、世の中には、80歳で大学に入学をした人、定年退職後にカフェを開いた人、退職後に世界一周をした人などもいます。
年を重ねてから新しいことを始めるのは、何も恥ずかしいことではありません。だからこそ、年齢で諦めるのは辞めて、一歩踏み出してみましょう。
②たとえ失敗をしたとしても自分の経験になる
大人になるにつれて、失敗を嫌う人が多くなります。そのため、20代で大きな目標を立てたとしても、失敗する可能性があるならやりたくないと考えるのも無理はありません。しかし、実は失敗も自分の価値や知識になるのです。
たとえば、仕事でミスをしたことがなければ、ミスをしてしまったあとの不安や申し訳なさに共感するのは難しいでしょう。その経験があるからこそ、周りの社員に対してアドバイスができる場面もあります。
失敗をしたことで自分の経験値が増え、何かしらの形で失敗経験を周りに還元できる可能性もあります。失敗しても、それを糧にするという気持ちで挑戦をしましょう。
③30代での目標を作るためにも行動することが大事
社会に出ると、直接生活や学習面の指導をしてくれる先生のような存在はいないため、自分で目標を立てていかなければなりません。そのため、もし20代でやるべきことが見つからないと、30歳以降も目標がない日々になってしまうこともあります。
だからこそ、30歳を過ぎても充実した毎日を過ごすために、20代のうちから多くの経験やスキルを身に付けておきましょう。自分の将来は、自分の手で魅力的にすることができますよ。
20代後半の先輩に聞く! 20代前半でやるべきだったことはある?
20代のうちにやれば良かったなと思うことはありますか?
起業しなかったことが後悔です。今は結婚して子供がいるため、なかなか一歩踏み出せませんが、20代前半の挑戦してもリカバリーが効くときに、起業に挑戦してみれば良かったと後悔しています。
前職の経験を活かして、フリーランスとして仕事をしてみれば良かったと感じています。まだ20代ではありますが、もう20代後半で結婚も出産もしたため、家庭のことを考えると新たな挑戦はしづらいですね。
未来のことばかり考えすぎず、今この瞬間に集中することをすべきだったと思います。私は24歳で社会人になって以来、ずっと将来のことばかり考えて、今目の前の生活を充実させることを忘れていました。たとえば、「3年後にあの会社に転職したいから、1年後までにこの資格を取得しよう。そのためには平日の仕事後と休日は試験勉強しなければならない」といった具合にです。それらがすべてが無駄であったとは思いませんが、もう少し時間軸を今に戻しても良かったなと感じています。
20代のうちにやるべきことは現在と理想の差で見つかる! 20代の行動でQOLを上げよう
ここまでで、20代のうちにやるべきこと16選とその優先順位の付け方、20代を生きるうえでの心構えまで一気に解説してきました。社会人の体験談からも20代を上手に生きるコツが見えてきたでしょう。
20代のうちは、周りの社会人経験がある大人と比較して、自信を失いやすい時期でもあります。そんな時期だからこそ、「あんな社会人になりたい」という理想をかなえるべく、20代で挑戦をしましょう。20代でどれだけ価値のある経験をできるかで、将来の充実度が変わってきますよ。
20代のうちにやるべきことを考える際に、「損か得か」で考えてはいけないという点を強調したいです。読書、資格取得、貯金、旅行、運動習慣など、周囲が何かしらに取り組んでいるのを見て、「自分も何かやった方が良いのではないか」「やらないと損なのではないか」となんとなく始めてみたとします。その場合、「やってはみたものの、特に意味はなかった」となってしまうことも多いです。
一方で、あくまで一般論ですが、30代以降は自分のために使える時間が制約される傾向にもあります。ライフイベントの変化や、マネジメント職に就いて仕事上の責任が大きくなったりと、20代のうちにやりたいことをやっておけばよかったと後悔を口にする人も少なくありません。
ここでぜひ検討してほしいのが、今、目の前にある「関心のあること」です。読書や資格取得など、取り掛かりとしては何でも良いので、そこに足を踏み入れてみてください。それこそが20代のうちにやっておくべきことです。
ピンと来る関心事がないという方は、大学や職場の外に第3の居場所(サードプレイス)をつくり、そこで複数の人と話をしてみましょう。書店や図書館で時間を過ごしてみる、行ってみたかった場所に行ってみるなど、自分の空間を広げてみてください。新たな視座は、日常を新たにしてくれるきっかけになります。
もちろん今やっている仕事や勉強を極めたければ、それも20代のうちにやっておくべきことの一つです。何か一つに尽力することで到達できる領域もあります。30代でも40代でもそれ以降でも、関心のあることへの取り組みを続けている人は、充実した人生を過ごせるはずですよ。
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20代のうちに、自分の資産になるようなスキルが身に付く仕事に就いておくべきだと思います。具体的には、エンジニアのような技術職、ライティング技術が身に付くWebライター、マーケティングや分析スキルが身に付くマーケターなど、プラスとなるスキルを身に付けるために仕事の環境を模索していく努力が大切だと考えます。
20代のメリットを活かしてやりたいことは全部やる
一方で、プライベートでの思い出・経験も、その後の人生の糧になったり、今ある価値観を大きく変化させたりなどプラスな効果があるため、時間をかけていきたいところです。20代は、ほかの年代と比較して、お金や時間を自分のために使える年齢だからこそ、「やりたいことを書き出し、全部する」くらいの勢いで取り組むべきかなと思います。私の場合は資格勉強に力を入れていて、目標として定めたものを達成していく感覚は、今後においてもさまざまな場面で役に立ってくれるだろうと感じています。
私自身20代後半に入る年齢なので、今後は人との交流を増やしたり、旅行の回数を増やしたりすることで、実体験として語れるものを自分の中に蓄えていきたいと考えています。プライベートであっても、仕事であっても、何かに全力に取り組むことが自分の糧になるはずです。ぜひ皆さんも挑戦してみてくさいね!