仕事中涙が出る……その原因と対処法を体験談とともにチェックしよう
「理由はわからないけれど、仕事中に涙が出てくる……」このような経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
仕事がつらかったり、プライベートで悩みがあったり、どこかしらに理由はあるのかもしれないけれど、知らず知らずのうちに涙が出てしまうこともありますよね。仕事中に涙が出ている状況をそのままにしておくと、知らない間にストレスを抱え込んでしまったり、仕事が継続できなくなってしまったりすることもあります。
この記事では、仕事中に涙が出てしまう原因の解明方法や、その対処法などをお伝えします。同じような経験を乗り越えた社会人からのエールももらったため、「仕事中に涙が出てしまう」と悩んでいる人は、心のお守りとしてこの記事を読んでみてくださいね。
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仕事中涙が出てしまったことはある? 現役社会人に聞いたここだけの話
仕事中に涙が出ると言っても、「仕事中に涙が出てしまうのは、もしかしたら自分だけ……?」と不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
ここだけの話、仕事中に涙が出てしまった経験はあるのか、現役社会人に聞いてみました。
一度だけ涙を流したことがあります。上司に馬鹿にされて、悲しい涙ではなく、悔し涙が出てしまいました。
前職でも現職でもあります。いずれも自分の思うようにいかないときに悔しくて、でもどうしたらいいかわからず、泣いてしまいました。
人間関係が複雑な職場にいたことがあるのですが、ふと「なぜこんなに理不尽な我慢をしないといけないのだろう」と感情が溢れてしまったことがあります。
自分の不甲斐なさ、能力の低さに対して情けなくなってしまい泣いてしまったことがあります。周囲からは、「配属されたばかりだからできなくて当たり前だよ」と言われましたが、当時の自分は早く仕事をできるようになりたかったこともあり、悔しさで涙が止まりませんでした。
仕事中に涙が出るのはどんな時? 現役社会人が経験したリアルなシチュエーション
仕事中に涙が出てしまうシチュエーションは、どのような場面でも考えられます。現役社会人の仕事中に涙が出てしまったシチュエーションはどのようなものだったのでしょうか。
自分が置かれている状況と似たようなシチュエーションがあれば、「このような場面で泣いてしまうのは私だけではない」と安心材料にしてくださいね。
仕事中に涙が出てしまったときのシチュエーションは、どのようなものでしたか?
まだ入社3年未満の若手社員だった頃、自分の中ではベストを尽くしたのですが、当時の上司からすごく馬鹿にされて、人格まで否定され、「なんとかコイツを見返してやりたい」と思い、悔し涙が出ました。
転職してすぐに何度教えてもらっても仕事内容が理解できず、今後1人でやっていけるイメージがなかなかできなくて、やれることはしているのにうまくできないもどかしさを感じ、悔しくて泣きました。
女性は1部屋に集まって昼食をとる文化があったのですが、その場を支配する女性社員がおり、その人の気まぐれで若手やパート社員が順番に空気のように扱われるような環境でした。 ターゲットとして私の番が来てしまった時、どうしてこんな人と一緒に働かねばならないのかという気持ちと、こんな子どものような嫌がらせにダメージを喰らう自分が情けなく、トイレで泣いてしまったことがあります。
数値の集計業務で誤りがあり、何回も上司と修正をしたときに涙が出ました。「こんなことも自分はできないのか」と思い悔しかったことを覚えています。
仕事中に涙が出る原因とは? 主な4つの側面から自分の現状を理解しよう
仕事中に涙が出てしまう裏には、必ず原因があります。しかし、「涙が出てしまう」ことに着目していると自分の現状に向き合うことが難しくなり、解決が遅くなることも。
「仕事中に涙が出てしまう」背景としてでよくある4つの側面を紹介するため、自分の仕事中涙が出る原因はどれに当てはまりそうか、当たりをつけてみましょう。
①上司や同僚との関係面
上司や同僚との関係性が良好でない場合に、涙が出てしまうことが考えられます。たとえば、「上司に怒られそうで仕事の相談ができない」「なんだか同僚から悪口を言われているような気がする」という場合は、上司や同僚との関係性が良好とは言い難いです。
上司や同僚との関係性は、良好でないことが他人から指摘してもらいにくい分、自分で「関係性が悪いのかも」と思い込み過ぎて涙が出てしまう、ということも考えられるでしょう。
上司や同僚との関係にかかわる仕事中に涙が出る主な状況
- 上司との関係が良くない
- 同僚から無視をされている
- 上司から理不尽に怒られている
上司との関係性に悩む人のなかには、「理不尽に怒られていることが悩み」という人もいるでしょう。そのような人は、この記事を参考に理不尽に怒られてしまう状況の対処法を押さえてくださいね。
②自分の仕事の出来の面
「自分の仕事のできなさにあきれてしまった」という経験はありませんか。「あきれる」という思いからふがいなさや罪悪感を覚えた結果、涙が出てしまうということも考えられます。
「同じ仕事を長年続けているのに、なかなか成果が出ない」「仕事の理解度が低く、できなさを痛感してしまった」状況に置かれている人は、涙の原因が仕事の出来とかかわっているかもしれません。
自分の仕事の出来にかかわる仕事中に涙が出る主な状況
- なかなか成果が出ない
- 仕事の理解度が低い
- 同じようなミスを繰り返してしまう
③仕事をする環境面
実は自分が置かれている環境が、仕事中の涙につながっている、ということも考えられます。
「仕事が忙しく、キャパオーバーになってしまった」「上司からパワハラを受けている」という場合には、可視化できない心の中の悩みが涙となって現れているのかもしれません。
仕事をする環境面にかかわる仕事中に涙が出る主な状況
- 仕事量が多すぎて手が付けられない
- 上司からパワハラを受けている
- 悪口が蔓延している環境に置かれている
仕事が多すぎて終わらないゆえにつらさを感じている人もいるかもしれません。そのような人は、こちらの記事から仕事を終えやすくするための方法を学んでみましょう。
④プライベートでの悩みの面
「仕事ではまったく悩みが無いのに、涙が出るのはなぜ……?」と感じる人もいるでしょう。その原因として、仕事とは関係のないプライベートの場面での悩みが関連していることが考えられます。
仕事面で悩みや思い当たることがない人は、プライベートでの出来事を思い返してみてください。「家族や恋人とうまくいっていない」「友人と喧嘩してしまった」というような出来事から生じるモヤモヤが仕事に響いている可能性があります。
プライベートでの悩みにかかわる仕事中に涙が出る主な状況
- 家族や恋人との関係性が悪い
- 友人と喧嘩してしまった
- ペットの体調が悪く心配
仕事中に涙が出てしまった原因を教えて!
受けた嫌がらせ自体に対するダメージももちろんあったと思うのですが、なんだか急にすべてが情けなくなってしまったのが一番大きな要因だったと思います。
レベルの低い嫌がらせにつらくなってしまう自分自身への情けなさや、こんなことをする人より立場も低く力のない自分への嫌悪感、「なぜこんな人と一緒に働かねばならないのか」という状況への不満などが絡み合って、一気に力が抜けてしまいました。
また、嫌がらせをしている人のことは正直好きではなかったので、「そんな人と同じ会社で働いている自分」への嫌悪感もあったのだと思います。
自分のできない部分にだけ目がいってしまったこと、焦っていたことが原因だと思います。
私は100のうち90はできているのに残りの10にしか目がいかず、「自分はなにもできない」といったふうに勝手に自分で自分の首を絞めてしまいがちな性格です。
また、周囲に優秀な同期や先輩がいるような場合、彼らと自分自身を比較してしまい、「早く追いつき追い越さなければ。もっと自分に厳しくしないと」といった具合に自分を追い込んでしまったことも一因だと思います。
新卒の時、研究室内のラボでできていた仕事内容が、職場となったとたんに失敗してしまいました。
作業環境が厳しく、緊張感を持ちながらおこなったため、実験操作がうまくいかず、「なぜそうなったのか」と質問攻めに。自分の行動を素直に説明し謝罪しましたが、普段できていることができなかった悔しさから、思わず泣いてしまいました。
今ではプレッシャーの中で冷静さを保つことの重要性を痛感した思い出となっています。
涙の原因は大体悔しさから来るものでした。
自分でできるところまで一生懸命にやっていると自信を持っていえるのですが、それでも自分に何かが足らずに自分の理想に追いつけないことで悔しくなることが多く……。
これ以上何をどうしたらうまくいくのかがもう自分では考えてもわからなくなってしまい、自分の頑張りのキャパを超えると、限界が来て涙が溢れ出てしまいます。
あとは頑張りすぎているときに涙を流す機会が多い気がします。ほどよく休めばきっと自分で自分を追い詰めすぎずにできたかもしれないですが、突っ走ってしまった結果限界に達してしまうことが多いです。
仕事中に涙が出る原因を理解する3つの方法|状況改善のヒントにしよう!
涙が出てしまうシチュエーションは理解できても、その根本にある原因がわからないという人もいるのではないでしょうか。そのようなときは、ここで紹介する3つの方法から手の付けやすいものを見つけ、原因解明に役立ててみてくださいね。
①なぜなぜ分析
なぜなぜ分析は、自分の思いや行動に「なぜ?」を問いかけていく方法です。「なぜ?」を5回繰り返すと物事の本質にたどり着くと言われているため、「仕事中涙が出る」という状況から最低5回は問いかけてみてください。
紹介する3つの中で一番手軽にできるため、「仕事中に涙が出てしまう原因をなるべく早く解明させたい!」という人におすすめします。
なぜなぜ分析の例
現状①:仕事中涙が出る
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なぜ①:なぜ仕事中涙が出てしまうのか
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現状②:仕事量が多すぎて手が付けられないから
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なぜ②:なぜ仕事量が多すぎて手が付けられない状況に陥っているのか
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現状③:任せられる仕事を断れないから
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なぜ③:なぜ任せられる仕事を断れないのか
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現状④:仕事を断ると上司に怒られそうだから
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なぜ④:なぜ仕事を断ると上司に怒られそうだと思うのか
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現状⑤:「仕事量が多くないのに仕事を断るな」と上司に思われていそうだから
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なぜ⑤:なぜ「仕事量が多くないのに仕事を断るな」と上司に思われていそうと思うのか
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現状⑥:一度上司に小言を言われたことがあり、それが引っかかっているから
⇓
上司から言われた小言がきっかけで、相談できない環境に置かれていることが判明
②ロジックツリー
ロジックツリーとは、問題に対して、問題を構成している要素を分解していく方法です。問題に対して、その原因となっている事象にフォーカスしていくのが作成のコツとなります。
そのため、「まずは事実を列挙して状況を整理したい」という人におすすめです。また、図に起こして原因をわかりやすく可視化したいという場合にもおすすめします。
③マインドマップ
マインドマップは、問題になっている事柄を中心に置いて、自分の状況や心情をざっくばらんに書いていく方法です。上記したロジックツリーと形式的には似ていますが、「自分の心の面を中心にさまざまな方向に思いを張り巡らせられる」という点が違いになります。
自分の中のモヤモヤや悲しみを図式化することで、状況や気持ちをとりあえず書き出してみたいという人におすすめです。
仕事中に涙が出てしまった原因を理解した方法は?
なんで自分が泣いているのかは自分が一番理解しているため、原因の理解というよりは、無意識的に気付いていく感覚です。
私の場合は、頑張りすぎて心が限界になった時、周りの誰かに何か気遣いの言葉をかけられると、「あ、もうやばい、涙が出てしまいそう」と気付き、「私はもう限界なんだ」と悟ります。そして涙が出た時に思うことが、「もうどうしたらいいかわからない」ということです。
なので涙を流すことでこれまでのストレスが限界に達してストレスを発散しているのだと思います。方法という感じで言えば、自問自答が一番しっくりくる気がします。
感情がたかぶっている瞬間は、なんでこんなに泣けてくるのかわかりませんでしたが、家に帰って落ち着いて「泣くようなレベルのことじゃなかったはずなのに、どうしたんだろう」「何にこんなに苦痛を感じてるんだろう」と振り返ることで、徐々に原因に気付いていったように思います。
当時はほかにも仕事で理不尽な思いをすることがあったので、よくスマホの日記アプリに愚痴や不安を書きなぐっていました。考えるだけでは出てこなかった感情も、文章を書いていると自然と文字になっており、それを見て「ああ、それでしんどいのか」と気付くことも多かったように思います。
まず自分で仮説を立てたうえで、他者にそれを聞いてもらうことで原因を理解しました。
「なぜ自分は業務中に涙が出てしまったのか。それはおそらく自分を過度に追い込んでしまう性格が原因なのではないか」といった具合にまず仮説を立てます。そのうえで、家族、友人、カウンセラーなどに話を聞いてもらうようにしていました。
仮説が正しいときもあれば、「こういう原因もあるのではないか」という新しい見方を教えてもらうこともあり、原因解明には良かったです。
自分の誤りを振り返ることで原因を把握しました。
仕事の環境が変わったり、ルールが厳しくなったりすると、どうしても失敗することがあります。その悔しさから泣いてしまったこともありましたが、次回同様の業務をおこなう際には、自分の弱点を再確認し、不安な点については事前に先輩に質問することを心掛けて対策しています。
また、異なる業務でも同様の事例が発生した場合、教訓化することでメンタル面を強化しています。この取り組みにより、次回の失敗を防ぎ、自信を持って業務に臨めるようになりました。
「仕事中に涙が出る」状況をとりあえず落ち着けたいときは|簡単にできる応急処置
仕事中に涙が出ていると、仕事に集中できなくなったり、周りの人に心配をかけてしまうことも考えられ、簡単に仕事を投げ出せられないという状況の人もいるでしょう。そのような場合は、一時的に気持ちを落ち着けてその日の仕事を乗り越えねばなりません。
そのようなときに簡単にできる応急処置を紹介します。「まずは仕事を乗り越えよう……!」と考える人はぜひ実践してみてください。
①一人になって気持ちが落ち着くまで泣く
涙が止まらないときは、一人になれる環境を作って思い切り泣いてみるのも手です。「泣く」という行為には、副交感神経を優位にする働きがあるため、気持ちが落ち着きやすくなります。
感情が抑えきれないときは、トイレの個室や人の気配がない部屋に入り、一人になれる環境を作り出してみてください。
②休憩を取ってその場から離れる
一時的にその場から離れるのが難しい場合や、その場にいるだけで息が詰まってしまう場合は、一度休憩を取ってその場から離れてみましょう。
そのときに社内で休憩を取るのではなく、なるべく場所を移動して休憩することをおすすめします。体を動かしたり、目に見えるものを変えて脳を刺激したりすることによって気分転換ができるため、なるべく外に出てリフレッシュしてみましょう。
③頼れる人に相談する
もし社内に頼れる人がいる場合は、自分の状況を相談してみるのも良いでしょう。上司や同期などの同僚に、自分が悩んでいることを話してみてください。
自分の中の悩みがうまくまとまらない場合は、「仕事中に涙が出る原因を理解する3つの方法」で紹介した方法を試してから相談しても良いですし、自分が置かれている状況をただ話すだけでも大丈夫です。話すことによって気持ちが整理できる場合もあるため、社内外問わず頼れる人に相談してみましょう。
④1日仕事を休んでみる
「上記した3点を試してみても涙が止まらない」「家に帰っても仕事のことを考えると憂鬱で仕方がない」このような場合は、思い切って1日仕事を休んでみましょう。
仕事を休むことによって罪悪感が重なり、余計に後ろめたい気持ちもあるかもしれませんが、仕事が手に付かないよりも1日かけて気持ちを整理できたほうが仕事を進めやすくなりますよ。
「1日仕事を休んでみようと思うけど、なんて言って休めば良い?」と悩む人はこちらの記事も参考にしてください。経験者が実際に使用した休み方も紹介しているため、実行に移しやすいでしょう。
仕事中に涙が出てしまったときの応急処置を教えて!
仕事中に涙が出てしまった時、あなたが実行した応急処置はどのようなものですか?
私の場合、一度泣くと気持ちが溢れてしまうタイプなので、一旦トイレの個室にこもり心を無にしていました。 その日は無理して元凶の人とかかわることはしないようにし、「とにかく一日乗り切れば合格」と思ってすべてをシャットアウトして仕事に没頭していましたね。
トイレや共用のラウンジスペースなど、一人になれるところへ行き、そこで目を閉じて、気持ちが落ち着くまで深く深呼吸を何度もしていました。
悔しかった相手をどのように見返すのかを考えて計画し、その悔しかったことを忘れるようにしていました。
私の場合、だいたい涙が出るときは人に話しかけられたときなので、その人にすべてを話します。そうすることで自分の頭も整理できるし、これまで溜まったストレスも吐き出せて落ち着くことができました。
「仕事中に涙が出る」状況を脱却する方法4選|原因から状況改善!
「応急処置を試したけれど、状況が一向に改善しない……」「もっと根本から状況の改善をしたい」このように感じる人に向けて、「仕事中に涙が出る」状況を脱却する方法を紹介します。なぜなぜ分析やロジックツリーなどで突き止めた原因をもとに、最適な改善策を試してみてください。
仕事中に涙が出る状況が一時的に改善できたと思っていても、案外解決できておらずまた涙が出てしまうということも起こりえるものです。応急処置で状況改善できたと思う人も、これから紹介する方法で今一度対策してみてはいかがでしょうか。
①仕事のやり方や周囲とのコミュニケーション方法を変える
仕事中に涙が出る根本の原因が「自分の仕事の進め方や理解度の低さにある」と感じた人は、今一度仕事のやり方や周囲とのコミュニケーション方法を変えてみましょう。
仕事がうまく進められないならば、仕事を進める中で効率が悪くなっている点はないか見返す、理解度の低さを感じている場合は、わからない点を周りの人に聞くなどして、振り返りや原因解明をする姿勢を示すことが大切です。
「今までの仕事のやり方がベストだと思っていた」「物事を自分だけで解決すべきだと思っていた」このような状況で涙が止まらない場合は、自分の中で確立してしまっているやり方やこだわりを一度捨ててみると良いかもしれませんよ。
仕事のやり方を変えてみる例
- 自分の仕事の進め方のこだわりを捨て、他者の仕事の進め方を取り入れてみる
- 他者に相談しながら仕事を進める
- その日のスケジュールを時間ごとに立ててみる
②自分のマインドの持ち方を変える
「仕事ができないから周りから嫌われているんだ……」「自分が上司に相談をしなかったから今パワハラを受けているんだ……」というように、自分を責めすぎているゆえに、仕事中に涙が出てしまっていることはありませんか。
そのような人は、一度その自責的な思考を他責的な思考に変えてみましょう。
自責から他責に変換する例
- 私の仕事ができないから周りから嫌われている
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仕事を一切教えようとしない周りにも少しは責任があるのではないか - 自分が上司に相談をしなかったから今パワハラを受けている
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まったく相談できないような威圧感を出す上司にも改善する余地がありそう
「私の仕事のできなさは、100%上司の責任だ!」というように、他責思考になりすぎてしまうのは良くありませんが、自分を責めすぎないようにするためにある程度の他責思考も必要になるときがあります。自責しているあまり、周囲が自分に与えている悪影響に気が付けないこともあるため、俯瞰して問題点を見て、ストレスや責任感をため込まないようにしてくださいね。
③休職して気持ちを落ち着ける
「涙が出る原因を解明しても、涙が出る状況が治らない」という場合は、心が疲弊しきっているのかもしれません。そのような場合は、無理せず一度休職してみるのも一つの手段です。
「仕事に穴を空けられない」「仕事を長期間休むなんて甘えだ」このような考えを一度捨てて、心の平穏を保つことを最優先にしてください。自分の心が落ち着いたら、仕事に復帰するのか、別の道に進むのかということを考えてみても良いでしょう。
どうしても心が落ち着かない人は、専門家や医師に相談するのも一つの手段です。厚生労働省の提唱する「まもろうよこころ」は簡単に電話で相談ができるため、休職の前に相談してみても心の支えとなりますよ。
「仕事をすると心が何だかモヤモヤしてくる……」という人は、休職の手段を取る前にこれらの記事も読んでみてはいかがでしょうか。体験者の声からも勇気がもらえるはずです。
④転職をしてその環境から離れる
「休職しても気持ちが治まらない」「休職から復帰しても、やっぱり涙が出てしまう」このようなときには、環境を根本から見返してみましょう。
居続けるだけでつらくなってしまう環境に身を置くのは、心身ともに疲弊してしまいますよね。転職をして環境を変えてみると、「心機一転して頑張ろう」という気持ちになれたり、周りの人の優しさに触れたりする機会にもなります。環境を変えることをポジティブに捉え、新しい世界に踏み出してみてください。
「今の仕事を辞めてしまうのもどうなんだろう……?」と感じる人は、こちらの記事も参考にしてください。判断基準をしっかりと確認したうえで、進むべき道を選んでくださいね。
もし退職を決めた場合は、こちらの記事をもとに退職の切り出し方を押さえておきましょう。円満退職のためにも、あらかじめ注意点を確認しておくことがポイントです。
心や状況を落ち着かせるために長期的にしたことを教えて!
仕事中に涙が出てしまった時、心や状況を落ち着かせるために長期的におこなったことはありますか?
先輩や後輩にうまく頼り、自分の手から離れる仕事はすぐに離すようにするなど、常に心と身体に余裕のある仕事量で業務をおこなうことを意識しました。
頑張りすぎないことを意識していました。特に新しい仕事を始めたときは頑張ろうとしすぎてしまうので、「誰しも最初からはできない」と言い聞かせて、ゆっくり仕事をすることを意識するようにしています。
つらい気持ちを抱え込みやすいので、そうならないよう人に相談することを意識していました。一緒に怒って欲しいときは友人に、共感して欲しいときは同僚に、頼りたい気持ちのときは先輩に、など、周囲の人に話を聞いてもらってパンクしないよう気を付けていましたね。
臨床心理士がいるクリニックで話を聞いてもらっていました。お金はかかってしまうのですが、この手の話は聞き手にも一定の精神的な負担を強いることになるので、家族や友人にばかり話を聞いてもらっていると関係が悪化する恐れがあります。 そのため、定期的に通って専門家に話を聞いてもらうことで気持ちが安定するようにしていました。臨床心理士は話を聞くプロであるので、とてもすっきりした気分になります。
こんな場合は要注意! 仕事中に涙が出る人が陥りがちな思考
「自分はまだ涙が出るほどの状況ではないな」「涙が出たといっても数回だけだし大丈夫だろう」このように思う人でも、注意が必要です。この状況を放っておくと、「仕事中に涙が止まらなくなってしまう」「心身の不調につながってしまう」ということが起こりかねません。
そこで、仕事中に涙が出てしまう人が陥りがちな思考を先に押さえておき、自分はそのような思考に陥っていないかを確認しておきましょう。現時点で仕事中に涙が出てしまう人も、これ以上状況を悪化させないために、頭に入れておけるとベストです。もし仕事中に涙が出てしまう人が陥りがちな思考に当てはまる場合は、今のうちから抱え込みすぎないように周囲に相談したり、仕事のあり方を見直したりしてみてくださいね。
①何事においても自分を責めてしまう
仕事がうまくいかないことや、周りとのコミュニケーションがうまく取れないことなどを気にするあまり、自分を責めてしまっている人は要注意です。
自責思考に陥りがちな人は何事にも完璧を求めたり、自分に自信が無かったりします。「自分はできる人だ」という自信が持てるように、ある程度肩の力を抜きながら仕事に臨んでみてくださいね。
どうしても自責思考になりがちな人は、この記事内で説明した「「仕事中に涙が出る」状況を脱却する方法4選|原因から状況改善!」の「②自分のマインドの持ち方を変える」の部分を今一度読み返してみてください。
②何もかもが面倒になってしまう
仕事中に涙が出てしまうと、「泣く」ことに意識が向くあまり仕事がどうでもよくなり、面倒に感じてしまう可能性があります。
仕事だけならまだしも、友人付き合いや趣味など、プライベートに対しても面倒くささを感じてしまう場合は危険な状況に陥っているといっても良いでしょう。
このような場合は、休息を取ってみる、仕事に対してでもプライベートに対してでも良いので、何か夢中になれることを見つけ、熱中してみるなどして気力がゼロにならないよう工夫してみてください。
何もかもを面倒に感じたゆえに、仕事がどうでもいいと思ってしまった場合はこちらの記事も読んでみてください。このような状況を脱却するための詳しい手順を掲載しています。
③仕事をするのが怖くなる
仕事は責任感が伴ったり、一人では完結できないものだったりするため、「ミスをしたらどうしよう」という思考に陥りやすく、どうしても怖さが生じてしまうことがあります。さらに、仕事中に涙が出ている場合、「仕事=涙が出るもの」頭の中で無意識にこのような植え付けをした結果、仕事をするのが怖くなってしまうこともあるでしょう。
仕事を怖く感じてしまう原因は、仕事に対する不安感や、ミスを素直に報告できない環境など、さまざまなことが考えられます。仕事が怖く思う原因を解明したうえで、怖さの払拭を目指してくださいね。
詳しい「仕事の怖さを払拭する方法」はこちらの記事に掲載しています。体験談も参考に、怖さを払拭する方法を試してみてください。
④仕事に対して泣くなんておかしいと思い込んでしまう
「泣く」という行為の裏には、感動や悲しみなど、さまざまな感情があります。その中でも意識的に涙を流すこともあれば、無意識的に涙が出てしまうこともあるのです。
仕事に対して「悔しい」や「罪悪感」というような感情を抱いていても、「涙を流そう」と思って泣く人は少ないでしょう。「泣こうと思っていないのに涙が出てしまう、その原因となる感情もよくわからない……」というときに、「仕事に対して泣くなんておかしい」と思い込んでしまうことがあります。
涙を流す原因もわからずに涙が出てしまうと「なぜ?」という疑問が生じてしまうかもしれませんが、泣いてしまうことはおかしいことではありません。おかしいと思い込みすぎてさらに自分を追い詰めてしまわないよう、この記事で紹介したなぜなぜ分析やロジックツリーで涙の原因を明らかにしてみてくださいね。
涙を流す理由の一つとして「心の繊細さ」が挙げられます。「メンタルが弱いだけでは……」と思い詰めずに、その繊細さをほかの仕事に活かしてみるのも手です。こちらの記事を参考にすると、意外な適職が見つかるかもしれませんよ。
涙が出てしまった時に陥ってしまった思考は?
きっかけになったことへのつらさももちろんありましたが、泣いてしまっているこの状況に対しての情けなさや虚しさのような感情がありました。
どうしても「こんなことで泣くなんて」と自分を責めてしまう気持ちが湧いてしまい、自分に対する嫌悪感でさらに落ち込んでしまい……。
こんな状況に陥ってしまっている自分が情けなく、周囲の人がすばらしく見えてしまい、自分に対してはどんどん自信がなくなっていく……。そのような感情に陥り、鬱々とした気持ちになってしまうことが多かったです。
過剰な自責思考に陥りがちでした。もちろん自責思考自体は悪いことではありません。同じ失敗を繰り返さないようにするための分析をしたりするときにはとても役に立ちます。
ここで重要なのは、「過剰な」という部分です。会社員で仕事がうまくいかないときというのは、個人一人だけの責任であることはほとんどありません。多くの関係者がいますし、誰か一人のせいで全体が失敗するということはそれほど多くないです。
「過剰な」自責思考に捉われてしまうと、「失敗は自分一人のせいである」というふうに考えてしまい、精神的に負担が大きくなってしまいました。
チームメンバーに泣いている姿を見られた悔しさから、自己嫌悪に陥りました。
自分がチーム内で唯一の女性だったため、「女性だから泣いて被害者を装っている」と思われたくない一心で、すぐにトイレに向かい涙を拭いて気持ちを落ち着かせていました。
振り返ると、とても厳しい労働環境でしたが、自分の技術がほかのメンバーに及ばない中で、何とかチーム内に居場所を見つけたいという思いが強く必死で、涙はそのプレッシャーと悔しさが溢れ出た結果だったのだと思います。
当時、私は自分の失敗を理由に「自分はだめな人間だ」と認識する思考に陥っていました。
特にチームでの業務において失敗が起こった際は、周囲にも迷惑をかけるため、さらに自分を責めてしまうことがありました。
現在はメンタル面の強化として、同様または異なる業務で失敗が発生した場合、その教訓をしっかりと学ぶことを心掛けています。この取り組みによって、失敗を経験しても思考が止まることはなく、次に活かすことができています。
悩む気持ちをそのままにしないで! 仕事中に涙が出る状況を乗り越えた経験者からのメッセージ
最後に、同じように「仕事中涙が出る」という経験をしてきた経験者からメッセージをもらいました。
「仕事中涙が出てしまうのは自分だけ?」と悩む人も、経験者からのメッセージを心に、「自分だけじゃないんだ」と安心材料にしてくださいね。
人間関係や仕事のハードさ、プレッシャーなど、原因はさまざまだと思いますが、仕事中に涙が出てしまうというのは、頑張り過ぎてしまっている証拠だと思います。
当時の私は、苦手に感じていた嫌がらせの主犯格のような人ともうまくやっていかねばならないと、仲良くなれるようコミュニケーションを多く取ったり、その人の好きな話題を振ったりと自分なりに頑張っていました。
しかし、その人は自分の機嫌や、なんとなくで人とのかかわり方が変わる人だったので、どれだけ頑張っても理由なく裏切られ、そのこと自体にも今までの頑張りが無意味だったことに対しても傷つきました。
環境が変われば改善に向かうこともある
今はその職場からは転職し、そのような理不尽な人がいない職場で楽しく働くことができています。当時はもっとうまくやれるはずだと自分を責めていましたが、職場が変わるだけで当時悩んでいたようなことは一切なくなりました。
今、仕事中に涙が出てしまっている人も、自分に対し苛立ちや情けなさを感じているかもしれません。でも、あなただけが悪いわけではなくて、環境や人が変われば状況が良くなることもあるはずです。自分に厳しくし過ぎないよう、しっかり心を休める時間をとってもらえたらと思います。
失敗やプレッシャーに直面したときに、つらい思いを抱える人は多く、私もかつて「自分はだめな人間だ」と思い込んでいた時期がありました。特にチームでの業務で失敗した際、周囲に迷惑をかけることがとてもつらく、自分を責め過ぎる気持ちが強くなることも……。
失敗を次に活かす方法を考え自信を手にした
今はその経験から学び、失敗を成長の糧とすることを心掛けています。思考を止めず、次にどう活かすかを考えることで、少しずつ自信を取り戻しました。失敗は学びの一部であり、そこから得られる教訓は貴重なものだと思います。
仕事中に涙が出るほどのつらい経験をしているあなたは決して一人ではありません。自分を責めすぎず、焦らず一歩ずつ進んでいけばつらい時期を乗り越えられるはずです。前を向いて、少しずつ自分を大切にしていってください。あなたの成長を心から応援しています。
私は仕事がつらくて涙が出るというよりは、自分の理想や思っていることと今の自分とのギャップを自分がなかなか受け入れられずに、自分で自分を追い詰めてしまって涙が出てしまっていました。
一度涙を流すと、周りには気を遣わせてしまうし、心配されますが、自分自身とてもスッキリするし、できることならそのとき周りの人に話を聞いてもらうと良いと思います。私はそれで話を聞いてもらって、自分の頭の整理ができたり、何がわからなくてなんで泣いているのかが理解できたりして、「これからはこういうふうに仕事をしよう」と考えることができました。
泣いてすっきりして心機一転頑張ろう
ストレスを溜めすぎたり、頑張りすぎたりするのは良くないと思うので、程よく休憩しながら仕事を進めてみてください。もし限界が来そうと思ったら、一度思いっきり泣いていいと思います。
それは別に職場じゃなくても家でも良いので、一回リセットするための手段として泣くことも悪くないと思います。そしてスッキリした状態でまた明日から自分のペースで取り組んでいってくださいね。
自分の場合、悲しくて涙が出るわけではないタイプです。「悔しい」という感情は自分の中では「精一杯ベストを尽くした、やり切った」という思いがなければ生まれてこない感情だと思います。努力をして、一生懸命頑張っていない人たちには悔しいという思いはありません。
まずは「自分は頑張った、努力をした」ということに自信を持ちましょう。自分も当時はこういう気持ちになれずにいましたが、今は、努力をした、ベストを尽くしたからこそ悔しいんだと思うようになりました。
最後には良かったと思えるように一緒に頑張ろう
「自分はやればできる」というメンタルを持って、いつか自分の努力や頑張りを馬鹿にしてきた人を見返して「あのときはすみませんでした」と謝ってもらえるような立派な社会人になりましょう。終わり良ければすべて良しです。最後定年退職のときに、「良い社会人人生だった」と思えるようにお互いに頑張りましょう。
「仕事中涙が出る自分」と向き合って次に進むべき道を把握しいきいきと働こう
仕事中涙が出てしまうのはおかしなことではなく、その原因を理解できれば改善に向かうこともできます。
一番良くないのは、仕事中に涙が出てしまう現状をそのままにしておくことです。心身が壊れてしまう前に、自分の状況や心と向き合ったうえで、次に何をすべきかを考えてみてください。
そして、今後涙を流すことのないように、いきいきと働くためのベストな状況を見つけてくださいね。
今この記事を読んでいるみなさんは、きっと涙を流しながらも必死にお仕事を頑張っていて、わらにもすがる思いでこの記事を読み進めているのではないでしょうか。
私も今から20数年前、締切前日の深夜3時、あまり得意ではない作業に手こずっており帰れず、しかもミスが発覚、一からやり直すことに。「終わらない、帰りたい……」。いろいろな思いから涙が止まらなかったことを覚えています。何とか無事乗り切りましたが、その経験があったからこそ、自分が本当にやりたいことは何かを改めて考えることができました。その後、社長へ本当にやりたいことを直談判し、良い方向に進み、今につながっています。
仕事を進める過程でつらいこともありますが、だからこそ自分の適性や、やりたいことに気付けるものです。
みなさんの涙は、どんな涙でしょう。自分の力の無さに涙、悔し涙、もう逃げ出したいほどのつらい涙……。そこには、どうしたいと思う自分、どうなりたいと思う自分がいますか?
一人でつらさを抱え込みすぎないようにしよう
もちろん向き不向きにかかわらず、いろいろな仕事を覚えていかなければならない時期もあるかと思います。とはいえ、時には、こぼれる涙の裏にある気持ちや真意を考え、周囲の人や上司に相談する、外部カウンセラーに相談する、上司に交渉する、教えを乞うなど、何かしらの行動に移されてみてくださいね。キャリアコンサルタントへの相談も良いと思います。
食欲がない、眠れない、何もやる気が出ない……。そんなときは、心が風邪をひいているのかも。心療内科などの医療機関を受診して一人で抱え込まず、無理し過ぎないようにしてくださいね。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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