仕事が怖い気持ちには原因がある……モヤモヤを放置しない行動を取ろう
「仕事で失敗をした、また失敗するかも……」
「今月の成績が悪い、チームのメンバーに迷惑をかけそう……」
仕事でトラブルや不運が重なると、仕事をすること自体が不安になっていきませんか。その不安が膨らんで、仕事への恐怖に変わってしまうことも少なくありません。
実は、仕事が怖いという感情を抱えたことがあるのは、あなただけではないのです。みなさんと同じような状況にいて、その怖さを克服した社会人もいます。だからこそ、この記事で怖さを克服した社会人の体験談を聞き、自分に合った解決方法を実践してみましょう。
この記事では仕事が怖いと思う原因を明らかにしたのち、状況別に仕事の怖さを解決する方法を解説していきます。怖さを克服するのに、急ぐ必要はありません。この記事で解説する方法や社会人の声を参考にして、徐々に怖さを克服してみてくださいね。
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これって自分だけなの……みんなも仕事が怖いと思ったことはある?
仕事が怖いと思っている人のなかには、「怖いと打ち明けることが恥ずかしい」「大人だから割り切らなくてはいけない」と、怖さを否定してしまう人もいるのではないでしょうか。
実は、みなさんの周りの社会人たちも仕事に対する怖さを抱えたことがあるようです。そこで、どんなときに「仕事が怖い」と感じたことがあるのか、社会人たちに聞いてみました。同じ経験をした人がいるとわかれば、少し恐怖が和らぐかもしれませんよ。
成果が出ていないときの上司との会議は、本当に怖かったです。当時、とある事業部のまとめ役を任されていたため、自分で年間計画や収支の管理をする必要がありました。ただ、そもそもまだ社会人としても日が浅かったため、数字をどう作るかすら手探りで、なかなか成果が出せない日々が続きました。
そんななかで上司に現状報告をしなくてはならず、当時の私は胃がちぎれそうなほどに苦しみ、会議室に向かう足がすくみました。求められた成果を出すのが仕事とはいえ、成果を取るための道筋がまだわからないのに闇雲に「いいから走れ!」といわれるのが辛かったのだと思います。
今ならもっとうまく乗り切れるかと思いますが、やはり仕事は経験値があってこそより良いパフォーマンスができるんだなと実感しました。
社長案件を私ともう1人で担当していた時期がありました。しかし、もう1人の方はミスが多かったため、社長から直々に「1人でやれ」といわれたのです。
正直、到底1人で回せる量ではなかったため、それを知ったほかの社員が心配をしてくれました。ただ、心配しをてもらっても仕事が減るわけではなく、むしろ取引先からはずっと電話がかかってくるような状態で、心身ともに疲れ果てました。
そのときは毎日仕事に行くのが怖くて、「今日はどれだけ仕事が降ってくるのか」「社長とまた話さないといけないのか」と怯えていました。
どれに当てはまる? 仕事が怖いと思う4つの原因
仕事の怖さを感じるのは、責任感や当事者意識が人一倍強いからです。まずは自分を否定せず、怖いという気持ちを認めてあげてください。怖さを克服した社会人たちも、当時の怖さを素直に受け入れることができたからこそ、仕事の怖さを解決できたのです。
ここからは、みなさんが感じる「仕事が怖い」という気持ちの原因を明らかにしていきましょう。代表的な4つの原因のうち、どれに当てはまるかチェックして読み進めてみてくださいね。この記事の後半では、それぞれの状況にあわせた解決方法を解説していきますよ。
①仕事のミスがトラウマになっている
自分のミスで先輩や取引先から怒られてしまったりと、仕事でミスをすると周りの人にまで影響が及ぶこともあるでしょう。
自分がミスをしたことで同じチームの人たちが焦っている、取引先から問い詰められているといった様子を目にしたことがあるかもしれません。ミスをしたあとの情景がトラウマになると、業務をすること自体が怖くなります。また失敗するかもと思うと、同じ業務をすることが不安になるでしょう。
仕事のミスが怖いと思っている人は、失敗を一人で抱え込みすぎないようにしてみてください。すべてを一人で完結できる仕事は少ないからこそ、ミスも全員で分かち合えば良いのです。ミスがトラウマになっている人は、失敗に対する考え方を変えてみましょう。
仕事のミスがトラウマになると、職場にいくことすら怖くなりますよね。しかし転職をするのにも上司に退職を告げなくてはならず、何をするのにも恐怖感が募って八方塞がりになってしまうこともあるでしょう。下記の記事では上手な退職の伝え方を解説しています。今の職場に行くのが怖いという人は参考にしてみてくださいね。
経験者が語るベストな退職の切り出し方|今だからわかる注意点とは
②周りからのプレッシャーに耐えられない
ときに、自分の役職や能力値以上の期待をかけられることもあるでしょう。入社後すぐに成果を上げた社員であれば、周りよりも高い目標値が設定されることもあります。管理職志望であれば、早くからチームマネジメントを任されることもあるでしょう。
このように自分の能力値以上の期待をかけられると、仕事への恐怖感が生まれることもあります。「本当に自分ができるだろうか」「うまくできなくて失望させてしまったらどうしよう」という不安から、普段どおりに仕事ができなくなってしまうこともあるのです。
周りからのプレッシャーに耐えられずに仕事が怖くなってしまったという人は、今の自分の姿を見つめ直す時間を作りましょう。期待に応えようと焦って、仕事が疎かになっては本末転倒です。自分が今できることは何なのか、自分のスキル量を把握することが必要だと覚えておきましょう。
周りからのプレッシャーに耐えられず、「仕事を辞めたいな」と思ってしまう人もいるかもしれません。以下の記事では「仕事を辞めたい」という気持ちを乗り越えた体験談を紹介しているので、気になる人はあわせてチェックしてみてくださいね。
仕事辞めたい・疲れた20代へ|乗り越えた体験談と転職の進め方
「仕事が怖い」と感じる人のなかには、営業職の人もいるのではないでしょうか。営業職は上司や同僚などからのプレッシャーも感じやすいです。そのような人は、こちらの記事から自分の営業職に対する向き不向きを確かめてみてくださいね。
社会人に聞いた! 営業に向いてない人の特徴とは? 診断リスト付き
③職場の苦手な人とかかわりたくない
職場の人間関係の良好さが、仕事のモチベーションを左右することもあります。たとえば、特定の人に強い言葉をかけられたりすると、その人とかかわる可能性のある仕事をしたくないと思うこともあるでしょう。
このように、職場の人間関係が原因で仕事に行くことが怖いという人は、その怖さを誰かに吐き出してみましょう。怖いと感じることを口に出してみることで、少し心が軽くなるかもしれませんよ。
職場の人間関係が嫌で辞めたいのに、会社が辞めさせてくれないということもあるでしょう。下記の記事からは、辞めさせてくれない会社に打ち勝って転職を成功させた人の話が確認できますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
会社が辞めさせてくれない……経験者が「退職したい」を貫いた方法
④新しい仕事に対して強い不安がある
転職や異動がきっかけで新しい仕事に取り組むときは、本当に自分がうまくできるのかと不安になりますよね。仕事の展開が予想できないからこそ、恐怖や不安を感じるのは当然です。
この不透明性による不安が、仕事の怖さにつながることもあります。なかには、「私だけうまくできないかも」「失敗したらチームの足を引っ張ってしまうかも」と悪いことばかりを想像してしまう人もいるでしょう。
新しい仕事に対しての不安がある人は、その不安が解決可能なものかどうかを考えてみてください。先に解決策を立てておいたり、関係各所と連携をしたり、ミスが起こっても立て直せる状況を作っておくことが大切ですよ。
社会人に聞く! 「仕事が怖い」と思う原因はどうやって見つけた?
仕事自体は好きだったのですが、プレッシャーやストレスから怖いと感じてしまう場面もありました。「きつい」「しんどい」と思うことは今までにも何度かありました。しかし、怖いという感情を持つことはあまりなかったので、当時は自分でも理由がわからず混乱しました。
そこで、仕事終わりなどに「普段の業務内容」と「怖いと感じた日の業務内容」を比較し振り返っていました。その結果、特定の上司と一緒に仕事を進めるときにそう感じると気付きました。その方と一緒に仕事をすると、商談中に無茶振りをされたり、何かトラブルがあったときには「自分は知らない、報告を受けていない」と嘘をつかれることも複数回ありました。そこに対しての軽いトラウマのようなものが怖さの原因だったのかもしれないと、今は思います。
仕事が怖いを払拭する前に|4つの思考で仕事の捉え方を変えよう
怖さの原因がわかると、怖さをどう解決すれば良いかという解決方法の筋道を立てることができます。だからこそ、まず第一に原因の究明が必要だということを覚えておきましょう。
ここまで読んで、すぐに怖さを解決したいと思った人もいるでしょう。その前に、仕事に対する捉え方を変える4つの方法を解説します。「怖さを克服しようと行動したのに、また仕事が怖くなった」ということがないように、まずは仕事=怖いという考え方から卒業しましょう。
①仕事での失敗が自分の価値を下げることはない
仕事での失敗はさまざまな要因がきっかけで起こります。職場の忙しさや、顧客のニーズ、仕事にかかわる人たちの健康状態などが影響を与えることも少なくありません。つまり、自分だけのせいだけで起こる失敗は稀だということです。
だからこそもし失敗をしても、「自分自身を根本から変える必要がある」と思う必要はありません。仕事中の考え方やコミュニケーションの取り方など、あなたのやり方を変えれば良いのです。失敗をしたからといって自分自身を否定するのはやめましょう。
②不変的なものはないと考える
職場環境はときに変化します。極端にいえば、苦手だと思っていた人が突然目の前から消えたり、逆に好意にしていた人が突然いなくなってしまうこともある世界なのです。
だからこそ、仕事に関することで必要以上に悩まないようにしてみてください。仕事の人間関係で悩んでいても、異動や転職によって数週間後にはその人と仕事でかかわらなくなるという可能性もありますよね。いつ何が起こるかわからないと頭に入れておくだけでも少し気持ちが楽になるかもしれません。
仕事を取り巻くさまざまな状況にもし悩んでいても、あなたがしてきた努力や成果きちんと残ります。変化に一喜一憂するのではなく、自分の頑張りや成果に目を向けてみましょう。
③他人は変えられないと割り切る
チームで仕事をしていると、意見がぶつかり合う場面もありますよね。たとえば、自分が上司の立場で後輩に指導をするときに、一度言えばわかる人もいれば、何度言ってもわからない人もいるでしょう。どうせ理解してもらえないだろうと思いながらも指摘をし続けると、自分自身も疲れてしまいますよね。
そんなときは、他人のことを根本から変えるのは不可能だと割り切ってしまうことも一つの手です。他人を根本的に変えることは難しいため、無理だと思ったときは諦めても良いのです。自分だけで背負いこんでしまうことは避けましょう。
④失敗をしたとしても挽回のチャンスがある
誰しも失敗は怖いものです。また、仕事で失敗をすると、失敗をカバーするための業務も増え、関係者に謝罪が必要なこともあります。落ち込んでしまうのも無理はありません。
しかし、失敗には必ず挽回のチャンスが眠っています。失敗から改善点を洗い出すことができ、結果的に仕事の質が上がったり、業務スピードが格段に上がるといったようなこともあります。
失敗から仕事が怖くなってしまうときは、失敗は悪ではないと考えることがおすすめです。失敗をしたとしても、そのあとの行動が変わればむしろ成長につながることもあるからです。失敗は自分の経験値を増やすものだからこそ、失敗を怖がりすぎる必要はありませんよ。
自己分析で、過去の挫折経験を振り返ってみることで、仕事が怖いという気持ちを解消できる術が見つかるかもしれません。過去におこなった克服方法を真似て、仕事が怖いという気持ちを解消してみましょう。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
みんなはどう捉える? 社会人に聞いた「仕事」に対する考え方
あなたは、「仕事」をどのように捉えていますか?
仕事はあくまで仕事です。行かなかったり辞めたりしても、仕事において自分の替えはいくらでもいます。ですが、自分という人生の中において、自分の替えはいません。「辛いときは仕事なんて休めば良い」と自分にいつも言い聞かせています。
仕事は仕事です。私は、家に帰ったらすべて頭から消します。休みの日には何も考えないです。それくらいでないと、ミスをしたときも引きずりがちになり、十分に休めなくなってしまうこともあると思います。それでは、どんどん苦しくなるだけなので、「ただの仕事」という程度で考えています。
私も「仕事は自己成長のための場だ」と自分を無理やり鼓舞していた時期がありましたが、今は「仕事は仕事だ」と割り切っています。仕事をしていて、嬉しいことやためになることももちろんあります。しかし、人生の中心を仕事にしなくても良いと思っています。仕事が怖いと感じているとき、どうしてもプライベートの時間も仕事のことを考えたり、落ち込んだ気持ちを引きずってしまうことも多いと思います。そんなときは社用携帯の電源を切るなどして意識的に仕事のことをいったん忘れ、自分の好きな人や好きなことに時間を使うと良いリフレッシュになると思います。言い方が悪いですが、お給料の出ていない時間にまで責任感を感じて抱え込む必要はない、と自分に言い聞かせています。
「仕事が怖い」は解決できた! みんなが仕事の怖さを解決した方法
仕事が怖いと感じる人は、職場環境のもつれや仕事のミスを重く捉えすぎてしまっている場合があります。当事者意識を持って、問題に向き合えることは素晴らしいことです。しかしそんな人こそ、これまで頑張ってきた分、少しだけ肩の力を抜いて仕事と向き合ってみてくださいね。
ここからは、仕事の怖さを克服した社会人たちの体験談を聞いてみましょう。仕事の怖さを克服した社会人たちの仕事に対する考え方や、怖さを軽減する方法が気になりますよね。自分にもできそうな方法を探してみてくださいね。
私の場合仕事が怖いと感じるのは、特定の上司と仕事をするときでした。商談の場で無茶振りをしてきたり、ミスやトラブルが起きたときに責任逃れをして、部下に対応を押し付けてくる上司がいました。
跳ねのけられてもほかの人に相談してみることが必要
なぜか部署を統括するマネージャーもその上司には意見が言えないようで、さらに上の本部長と面談をしました。その際に、いくつかのトラブルを相談しました。半期に1回の定期面談の場だったので、私以外の方とも面談をされていたのですが、同じような相談をほかの方からもされていたらしく、本部長も事態をかなり重大に受け止めてくれました。
結果的に、その問題の上司にお咎めがあったわけではありませんが、私を含む被害に遭っていた社員と問題の上司がかかわる機会が減る形になり、トラブルに巻き込まれることもぐんと減りました。
仕事の失敗が怖い人へ|ミスによる怖さを最小限にする方法
仕事の怖さを克服した先輩は、怖さの原因を明らかにしたうえで、その状況に応じた解決策を取ったようですね。やはり自分の状況を正しく把握することが、怖さを克服するうえでの近道なのです。
ここからは、仕事の失敗が怖いと思っている人に向けて、失敗が起きた原因を振り返る方法を解説していきますよ。失敗が怖いという漠然とした恐怖を抱くのではなく、なぜ怖いのかという理由を知っておくことが怖さの解消につながります。ミスが起こった経緯を紐解き、対策を講じていきましょう。
①なぜ失敗が怖いか考えてみる
失敗を怖いと思う理由は、人それぞれでしょう。失敗に慣れていないから失敗が怖い人、周りの人に怒られることが怖い人、周りを失望させることが怖い人、自分の評価が下がることが怖い人、みなさんはどれに当てはまりますか。
失敗を怖いと思う理由が明らかになると、失敗そのものが怖いのか、失敗をしたあとの周りの反応が怖いのか、その違いがわかります。失敗そのものが怖い場合は失敗の経験が少ない場合が多く、経験を積むことでその怖さが和らぐこともあります。
一方、失敗をしたあとの周りの目が怖いという人は、誰か一人のせいだけで起こる失敗はないと考えを改めてみてください。仕事は多くの人がかかわりあって成り立っています。だからこそ失敗の責任も細分化することができ、それがミスの防止にもつながると覚えておきましょう。
②ミスが起きた経緯を振り返ってみる
失敗が怖いと思う理由が明らかになったら、ミスが起きた経緯を振り返ってみましょう。自分の責任を強く感じてしまう人は、自分の責任を重く捉えすぎてしまっている場合があります。ミスが起きた経緯を振り返るときは時系列や順序に沿って、客観的に振り返ることが必要です。
ミスを振り返る方法
①その仕事にかかわっていた人をすべて書き出す
②いつ・何の作業をしていたときに、どのようなミスが起きたかを書き出す
③自分の行動のどこが悪かったか・不十分だったかを明らかにする
④引継ぎなどを受けた場合、説明などに不十分な点がなかったか考える
⑤事前に認識をそろえておけば防げたことはなかったか考える
ミスを起こさないためにも、自分の行動を振り返ることはもちろん必要です。しかし、根本的な認識のずれや伝達不足があれば、自分だけでミスを防ぐことは難しかったかもしれません。第三者の意見を取り入れながら、ミスが起こった経緯を明らかにしていきましょう。
③周りの力を借りることはできなかったか考える
ミスが起こるまでの経緯を時系列に並べられたら、細かな確認作業などを分担できなかったか考えてみましょう。ミスが起こってしまう原因の一つとして、業務過多なケースも存在しているからです。
周りの力を借りるべきシーン
①最終的な確認が必要なとき
→先輩に確認を依頼して、自分では気付かないミスを指摘してもらう
②責任の所在が曖昧なとき
→誰がやっても良いという仕事ををやりすぎているときは、その責任範囲を明らかにする
③一つの業務を終えるのにあまりにも時間がかかるとき
→想定している時間の倍以上の時間がかかるときは、進め方が正しいか相談する
自分のキャパシティーを超えて仕事をしていたとしても、言い出せないという人も多いですよね。しかし、業務の負担が疲労や集中力の欠落を生み、さらなるミスを引き起こすこともあります。だからこそ、周りの力を借りることも正しい選択だと覚えておきましょう。
④都度質問や相談をしながら再挑戦する
ミスを振り返り、自分の業務負担を軽減することができたら、もう一度同じ業務に挑戦してみましょう。再挑戦をするときは、一人で業務を進めることがないように気を付けてみてください。何か不安がある場合は、質問や確認をしながら進めることが必要です。
しかし、なかには質問や相談が迷惑になるのではと思う人もいるでしょう。相手にかかる迷惑が気になるときは、自分の考えを述べたうえで相手に質問や相談をすることがおすすめですよ。自分の考えと相手の考えを一致させることにもつながり、認識の相違が防げます。
ミスをバネにしよう! みんながミスを乗り越えた方法
私は、製造業の事務をしていたことがあります。専門的な知識が必要だったのですが、なかなか覚えられず、それが原因でミスをすることもありました。そこで、ミスが起きてしまった際に、その内容をメモ書きして、見えるところに貼るようにしました。
そうすることで、次に同じような案件が来たときに「この前見たな」と思い出すことができますし、メモを見ればどう対処すればいいかもわかります。結果的にミスが減り、少しずつ専門的な知識も身に付いていきました。
ミスしたことを覚えておくのが大事かなと思うので、同じミスにならないように書き留めてみてくださいね。
「何が原因で起きてしまったミスなのか」「何をしていたら防ぐことができたのか」を振り返るようにしています。同じ業務をしている限り、また似たような場面に出会うことがあるはずです。その際に繰り返さないことが大切だと思っています。
ミスが起きた直後にしっかり原因を振り返っておくと、似た場面で必ず当時のことが頭をよぎるでしょう。そのため、ミスをした過去とは違うアプローチで対応することができます。
また、現在の職場では、誰かが起こしてしまったミスは、マネージャーが匿名で部署内に共有をします。それを部内の社員が確認することで、ミスをした本人以外も今後似た場面でミスすることがなくなる、次に活かされる仕組みになっているので、上手く活用しています。
周りからの期待が怖い人へ|仕事における自分の現在地を確認する方法
周りの力も借りながら仕事のミスを振り返ると、ミスに対する怖さが軽減していくことがわかりましたね。ミスを一人で抱え込みすぎないことが、怖さを克服するうえでのポイントですよ。
次は周囲の期待に耐えられず、仕事が怖くなってしまった人の解決策を確認していきましょう。周囲が求めるものと自分のスキルの差を明らかにして、その差を埋めることが必要になります。
①どんな期待を不安に感じるのかを書き出す
まずは、周囲から求められていることは何なのか書き出してみましょう。そのうえで、その期待のどこに自分が不安を感じているのかを考えてみることが必要です。漠然とした不安を抱えているままだと、先行きが不透明になることもあります。だからこそ不安を細分化することが必要なのです。
不安の紐解き方の例
会社からの期待:1年後に管理職となるためにも、少人数チームのリーダーをしてほしい
自分の不安:リーダーが務まるか不安
不安の理由:
①自分の業務を片付けるだけで手一杯だから
②チームのメンバーに指摘ができる性格ではないから
③リーダーをすることで残業時間が増えるのが嫌だから
このように不安を紐解いてみると、不安の原因が自分の性格にあるのか、業務量にあるのか、不安の所在がみえてきます。不安の所在がわかったら、それを軽減できる可能性が実際にあるか否かを考えてみましょう。負担や責任を分担できないかと相談するときも、何を解消したいのか具体的にしておくことが大切ですよ。
②自分が今できていることを明らかにする
期待値とのギャップを把握するためにも、今自分ができていることは何なのか考えてみてください。それを考えるには、求められている役割に必要な要素を知っておく必要があります。期待に対してどれくらいの乖離があるかが明らかになれば、得体の知れない恐怖が和らぐでしょう。
自分のスキルとの差を明らかにする方法の例
①求められている役割やスキルを明らかにする
(例)リーダー:マネジメント力、計画力、育成力、発信力
②そのなかで自分が持ち合わせているスキルを書き出してみる
③足りない力が何かを明確にする
④どうすればそのスキルが身に付くかを考える
⑤そのスキルが身に付くまでの時間はどの程度かかりそうか予想する
⑥今の業務の状況でその役割が果たせるかどうか判断する
周囲からの期待にプレッシャーを感じている場合、その役割を遂行できないのではないかという不安がよぎるかもしれません。だからこそ、その役割をこなすための行動ができる状況なのかどうかを冷静に判断する必要があります。実態をきちんと把握すれば、仲間の力を借りることもできるかもしれませんよ。
③その負担や責任を分担できないか相談してみる
求められている役割と自分のスキルの差が明らかになったことで、自分が身に付けなければならない要素が明らかになりましたね。しかし、企業から求められている役割を全うするうえで、何でも一人でこなさなくてはいけないというわけではありませんよ。
たとえば、リーダーとして、誰かのうえに立って指示をするということが苦手な人もいるでしょう。そんなときは縁の下の力持ちのようなリーダーであるために、まずはメンバー自身に責任感を持ってもらえるように声がけをすれば良いのです。
そのように負担や役割を分担することができれば、過度な期待を一人で背負う必要はなくなります。求められている役割があるからといって一人で抱え込まずに、無理な時は無理と伝えても良いということを忘れないでくださいね。
社会人の先輩に学ぶ! プレッシャーを感じすぎないためのコツ
プレッシャーを感じすぎないためには、信頼できる上司や先輩に相談をするのが良いと思います。相談することで気持ちが軽くなるだけでなく、プレッシャーやストレスで狭くなった視野が新しい目線や意見で改善されることもあるかもしれません。
私自身、仕事を任せていただける機会があると、自分がやらなきゃ……と抱え込んでしまう性格です。そんなときこそ、仕事の基本である「報連相」に立ち返り、細かく上司に相談し、空回りやパンクをしないように気を付けています。
周囲の期待から、「自分が頑張らなければ」と必要以上に責任を背負いすぎてしまったことがあります。当時の私は、期待と自分の能力の差に悩んで、キャパオーバー寸前でした。そんなときに手を差し伸べてくれたのは、職場の同期でした。以来、自分では手に負えなさそうと感じたときはいつも同僚に相談しています。手が空いているときは手伝ってくれたり、上司に一緒に相談をしてくれるときもあります。
みなさんも、いっぱいいっぱいになる前に相談をして、負担を軽減するべきだと思います。一人でやろうと抱え込みすぎると、自分が潰れてしまい、ミスも起きやすくなるでしょう。できる限り負担を減らせるように、周りにSOSを出せると良いと思います。私も、同期に相談をするようになってからは、期待に応えられるかという不安に苛まれることはなくなりましたよ。
職場の人が怖い人へ|相手の言動に対する違和感を解消する3つの方法
過度な期待に耐えきれないときは、期待値と自分のスキルの差を明らかにしてみましょう。自分にはできないと感じたときは、正直に話して負担を分散させてみると仕事の怖さが軽減していきますよ。
次は職場の人間関係に悩む人に向けて、怖さを克服する方法を解説していきます。特定の人が怖いという気持ちを誰かに相談するのは気が乗らないこともあるでしょう。人間関係の相談は単なる愚痴ではなく、業務を円滑に進めるための相談だと捉えてみることがおすすめですよ。
①その人の口調や行動のどこに怖さを感じるのか書き出す
特定の人に対する苦手意識が生じると、その人のすべてが嫌になることもありますよね。しかし漠然とその人のことを嫌ってしまうと、事態の解決から遠ざかってしまうことも少なくありません。だからこそ、「その人のことが苦手」と認識するのではなく、どこがどう苦手なのか言語化してみることが大切です。
人間関係の怖さを言語化する方法の例
①どのような口調や行動が苦手なのか考える
②その人の行動によってどんな感情になるのかを書き出してみる
④どうしてその行動が嫌なのかを明確にする
③その人の言動が原因で自分の業務にどんな影響が及んだかを明らかにする
このように、その人に対する怖さを言語化すると相手に対する漠然とした恐怖から解放されることもあります。「〇〇さんの△△の行動が嫌」とわかれば、相手がその行動を取るときにショックを受けないよう対策も取れるでしょう。
②その人に対する怖さを周りに相談してみる
特定の誰かのことを怖いと思っているのは自分だけなのかと、誰かに相談したいときもあるでしょう。しかし、ただ単に「〇〇さんのことが苦手なんだよね」と相談されても、何をどう解決すれば良いかわかりづらいですよね。そのため、その人の行動をどのように改善したいと思っているのかを明らかにしておくことが大切です。
そのうえで、その人と業務上かかわりがある人に相談してみましょう。苦手な人の行動の真意がわかることもあるからです。たとえば、その人が不器用な人であれば、うまく気遣いができていないだけかもしれません。
周りの人に相談をすることで、怖いという気持ち自体が正しいものなのかどうかがわります。お互いの誤解やすれ違いがある場合は、関係性を再構築できる可能性もありますよ。
③異動ができないか確認してみる
周りの人に相談しても、事態の改善が見込めないこともあるでしょう。現在の部署やチーム内で解決ができない場合は、異動を考えることも怖さ解消の手段の一つです。仕事を続けたいのに「人間関係がきっかけで体調を崩している」「その人に会うことを考えると眠れない」などの症状がある場合には、異動を考えましょう。
異動をする際には、上司や人事に相談をすることが必要です。まず上司になぜ異動をしたいと思ったのか話してみてください。異動理由を告げる際には、どういったきっかけで異動を考えたのか、異動した先ではどのような目標を持って仕事をしたいと考えているか伝えましょう。
まだその企業で仕事を続けたいという意思があれば、異動をすることで気持ちを新たに仕事ができるかもしれません。ただし、異動先でこれまでに積み上げてきたスキルが活かせない可能性もあります。そのため、今の業務やスキルを手放しても、異動を選ぶメリットがあるかどうかもしっかり考えてみてくださいね。
あの人が怖い……苦手な人とどのようにコミュニケーションを取るべき?
新卒で入った会社でのことですが、女性陣の人間関係が非常に複雑で、なかでもある先輩に対して非常に苦手意識を持っていました。新卒で入ってきた1年目のメンバーに対しての陰口も酷く、オフィスという閉鎖的な環境だったこともあり、声が聞こえるだけでドキドキして気が滅入っていました。
そんなとき、ふと限界が来て「何か問題があるなら直したいので教えてください。ほかの新人にも伝えます」と本人に伝えました。直接何か言われることが想定外で面を食らったのか、それ以降見える場所であえて私たちに悪口を聞かせる、というような行動はなくなりました。
これは少し極端な例だったかもしれませんが、怖かったり苦手だったりする方が相手でも、挨拶などの基本的なコミュニケーションは笑顔でおこなうのが良いと思います。ただし、どうしても怖くて辛いときは、周囲に相談たり、逃げることも大切だと思います。
私は、結婚を機に正社員として転職をしました。そこに勤めていた女性のなかには、契約社員で未婚の女性がいたのです。あくまで、契約社員や未婚ということが悪いという話ではないのですが、立場上相手を不快にさせてしまったのか強く当たられることが多々ありました。
私自身、最初は嫌になりましたが「自分は自分」という気持ちを強く持ち、その方と距離を取りながら業務することにしました。仕事上では平常心を保ちながら、必要以上の関係性を築かないように程よい距離感を保ちました。
新しい仕事が怖い人へ|未知な怖さを具体化する方法
この記事を読んでいる人のなかには、転職や異動、新しい業務への参画を控えている人もいるでしょう。初めて挑戦することへの不安が強くなると、仕事に臨むことが自体が怖いと感じてしまうこともあります。
そこで、ここからは新しい仕事が怖いと感じる人に向けて、未知な怖さを具体化する方法を解説していきます。可視化することで、気持ちが楽になることもあるので、ぜひ実践してみてくださいね。
①何が不安なのかすべて書き出してみる
まずは、新しい仕事の何が不安なのかを書き出してみましょう。書き出す内容を業務内容に限定する必要はありません。働く環境や、人間関係、私生活の影響などすべてを書き出してみてくださいね。
なかには不安を不安と認められないという人もいるでしょう。たとえば「人間関係に不安があっても、社会人なのだから割り切らなければいけない」と考える人も一定数います。しかし、書き出した不安の内容は誰に見せるわけでもありません。一度素直になって、小さな不安材料でもすべて書き出してみてくださいね。
②その不安が今解決できそうなのか考える
次は、書き出した不安の「解決可能性」について吟味してみましょう。新しい仕事を始める前の状態で解決できることの範囲は限られています。すぐに解決できることであれば行動をし、そうでなければ解決策を考えておいたうえで、いったん悩みを脇においてみてください。
たとえば、新しい職場になじめるかどうか不安という悩みがあったとします。この場合、みなさんができることは限られています。同じチームになる人の存在や名前を知っていたとしても、その人の性格や仕事のやり方などは、一緒に働いてみないとわからないですよね。
進んで挨拶をする、積極的にコミュニケーションを取るなどできることはあっても、すぐに相手の性格を細かく読み取ることはできません。このようにすぐに解決できないことに関しては、時間が解決してくれるケースもあります。すぐに解決の道が見えないときは、悩むことを休んでみましょう。
③ミスが起きそうなときどうするかを考えておく
新しい仕事を始めるとき、ミスが起こったらどうしようと不安になりませんか。そんなときこそ、未知の業務に対する不安や怖さを解消できるチャンスです。
まずは、どこでミスが起きそうかを考えてみてください。そして、そのミスがどのようにすれば解決できそうかも考えてみましょう。事前に対策をすることで防げるミスもあります。ミスが起きそうな箇所とその解決策を見つけておくと、怖さが解消される可能性があると覚えておきましょう。
初めてやる仕事においては、無理に一人で進める必要はありません。周りの人の力を借りて、ミスが起きる可能性を最小限にしていきましょう。回避策があると理解できていれば、仕事への怖さも和らいでいきますよ。
④一回で完璧にこなせる仕事はないと理解しておく
対策を考えてもなお仕事が怖いという人は、自分のなかでの達成基準が高すぎる可能性があります。与えられた仕事は一回で完璧にこなせないといけないと思っていませんか。期待を裏切りたくない、失敗をして怒られたくないという気持ちから、そう思うのも無理はありません。
しかし、そもそも一回で完璧にこなせる仕事は存在しないのです。たとえば、社内での電話対応を一つ取っても、かかってくる電話の内容は予想できません。だからこそ、さまざまなケースを経験して、電話対応の方法を身に付けていきますよね。
それと同じで、どんな仕事も経験を積むことで身体に染み付いていきます。失敗が起きても、次に活かすことができれば対応力が上がるのです。失敗をマイナスに捉えすぎず、まずは挑戦してみることが大事だと理解しておきましょう。
新しい仕事に不安は付き物……どのように不安を落ち着かせた?
私の場合は、自分の知識や経験がないことで不安が増してしまうことが多いので、できる限り事前に勉強やリサーチをおこなっています。先輩に質問をして、徹底的に準備をするのがおすすめです。
そうすると、おこなった準備や対策で、ある程度対応ができるようになります。それだけでなく、「あれだけ事前に準備したんだから大丈夫だ」と自分を安心させることもできました。それを何度か繰り返すうちに、「あのときもなんとかなったからきっと大丈夫だ」と少しずつ前向きな考え方ができるようになっていくと思います。
一人では怖さを解決できない……3つの方法で周りに相談しよう
怖さを解決するには、それぞれの状況にあわせた克服法を試すことが必要です。きちんと順を追って不安をつぶしていくことができれば、仕事に対するモヤモヤも晴れていきますよ。
そのうえで、仕事への恐怖感は一人で乗り越えなくてはならないものではありません。どうしても一人では抱えきれないという場合は、周りの人に相談してみましょう。
仕事への怖さがあるときは、どうしてもマイナス思考になりがちです。自分のことをよく知る人やカウンセラー、就活のプロなど自分の意見を打ち明けられる人に話を聞いてもらってくださいね。
自分をよく知る人に相談してみる
これまでのあなたの行動を見てきた人に悩みを打ち明けてみると、あなたの行動特性を鑑みたアドバイスがもらえるかもしれません。過去のあなたがしてきた行動が、今のあなたを助けることもあるのです。
そのため、「私が苦手なことって何だっけ?」「そのときどうやって、それを乗り越えてきたっけ?」と周囲の人に聞いてみてください。当時の経験を第三者視点でみてきた友人が、仕事の怖さを乗り越えるヒントを与えてくれることもあるでしょう。
キャリアアドバイザーに相談してみる
キャリアアドバイザーにキャリアに関する相談をしてみることも一つの手です。どうしてもその仕事が怖いと感じている場合、その仕事が合っていないという場合もあります。キャリアアドバイザーであれば、電話や面談をとおしてあなたの適性を見出してくれますよ。
しかし、転職エージェントにどこまで話したら良いのかわからないと不安に思う人もいますよね。転職エージェントはみなさんにあった求人や職場を紹介する機関です。むしろ、情報に齟齬があると適性判断に影響がでることもあるため、仕事探しに必要な情報はできる限り伝えるようにしましょう。
医療機関に相談してみる
仕事の怖さが強い場合は、医療機関に相談してみることもおすすめです。仕事が怖いという気持ちから、食欲不振や胃痛に見舞われたり、強い倦怠感を感じる例も少なくありません。体調に異変がある状態が長く続くときは、無理をせず医療機関を受診してみましょう。
医療機関に相談することのハードルが高いと感じる人は、厚生労働省が開設した仕事の悩みを相談できるサイト「こころの耳」を利用してみましょう。ときには、気持ちを吐き出したり、頼ったりすることが必要です。一人で抱え込まないようにしてくださいね。
一人で怖さを抱えてしまう……誰に相談すべきだと思う?
仕事関係の方でも、友人や家族でも良いので、話しやすい方に不安な気持ちを聞いてもらうのが良いと思います。口に出すことで自分の気持ちや考えが整理されますし、話を聞いてくださった方からの言葉で自分が何に不安や恐怖を感じているのか気付くことができるかもしれません。
怖いという気持ちが強くて眠れなかったり、酷くドキドキしてしまったり、体調に異変のある場合は心療内科などで相談するのも良いと思います。敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、内科などと変わらないので安心して受診してほしいです。
誰でも明日からできる! 日常的に怖さを和らげる5つのリラックス法
仕事の怖さは一人で背負わなくてはならないという決まりはありません。仕事の怖さを感じてしまう人は、責任感や当事者意識が強い人ともいえます。ときには、周りに頼っても良いのだと少し肩の力を抜いてみてくださいね。
実は、日常の些細な行動から仕事の怖さを克服する方法もあります。日常生活からメリハリをつけて、リフレッシュをすることで不安を軽減させましょう。ここからは仕事のことを考えない時間を意識的に作る方法を5つ解説するので、できることから挑戦してみてくださいね。
部屋の窓を開ける
部屋の窓を開け、新しい空気を入れると、気分転換になります。仕事への怖さが原因で気分が落ち込むと、外に出たくないと思うこともあるでしょう。休日や帰宅後も引きこもりがちになり、何もしないまま一日が終わってしまうことはありませんか。
そんな時は、部屋の窓を開けて、太陽の光と新しい空気を入れることで気持ちをリフレッシュさせましょう。太陽の光にはストレス軽減をさせ、人に幸福感を与える効果があるといわれています。
同時に部屋の空気を入れ替えて、換気をすることがおすすめ。窓を締め切っていると部屋のなかのほこりや汚れが溜まって、空気も悪くなります。太陽の光をと新鮮な空気を取り入れ、身も心もすっきりさせましょう。
湯船につかる
湯船につかることで身体の緊張感が和らぐといわれています。恐怖やストレスを感じると身体が緊張状態になるため、全身に疲労感が溜まるでしょう。
だからこそ、湯船につかって血の巡りを活発化させ、身も心も休めてあげることがおすすめです。入浴には、身体の疲労回復効果があるといわれています。
もし好きな香りの入浴剤などがあれば、入浴剤を入れてお風呂に浸かるのもおすすめです。好きな香りを嗅ぐと、気持ちが晴れやかになったり、落ち着いたりするでしょう。
趣味の時間を作る
趣味の時間を作って、仕事のことを考えない時間を作ることも、仕事の怖さを軽減することに有効です。仕事を怖いと思えば思うほど、仕事のことが頭を離れないということはありませんか。休んでいても「あと何時間寝たら仕事だ」と考えてしまうこともあるかもしれません。
頭のどこかしらに仕事のことがあるのは、怖さの軽減には適していません。だからこそ、仕事のことを忘れるくらい趣味に没頭する時間を作るということがおすすめです。身体を動かすのでも、ゲームやドラマに没頭するのでも良し。何にも邪魔されない時間を作ってみましょう。
しっかりと睡眠を取る
睡眠で仕事の疲れを回復させることで、仕事のストレスや怖さが軽減することもあります。睡眠不足のまま仕事に臨むと、身体が気だるく元気が出ないですよね。身体の不調が、仕事への恐怖感を増大させることもあるのです。
だからこそ、しっかりと睡眠を取って、仕事のパフォーマンスを高めましょう。しっかりと睡眠を取るには、寝る前の行動が重要です。たとえば、スマートフォンを見る時間を制限する、湯船につかる、あたたかいお茶を飲む、栄養のある食事を取るなどが効果的でしょう。
睡眠で疲労を回復させて、すっきりとした気持ちで仕事に臨みましょう。
適度に身体を動かす
仕事が怖いと思う気持ちから仕事を遠ざけ、結局労働時間が長くなってしまうという人もいるのではないでしょうか。そうすると、座って画面を見続けている時間も長くなってしまいますよね。
そんな人におすすめなのが、身体を動かすことです。軽い運動をすることでリフレッシュができ、集中力が復活することもありますよ。ランニングなどの重い運動は必要なく、ウォーキング程度の運動でも十分です。少しでも身体を動かす習慣があると体力や免疫力がつき、心身の健康にもつながりますよ。
日常的に身体を動かしてストレスを最小限にして、仕事に対する怖さを減らしていきましょう。
現役社会人に聞いた! みんながやった怖さ解消法は?
仕事の怖さを軽減するために日常的におこなっていたことを教えてください。
家に着いたら仕事のスイッチはOFFにします。社用携帯も車に置きっぱなしにして、仕事とプライベートのメリハリをしっかりつけるようにしています。
仕事が終わったら、仕事関係の連絡が目に入らないよう通知を切ったり、社用携帯をサイレントモードにしたりしています。プライベートの時間は自分の好きなことに使い、仕事のストレスを発散しています。
仕事から帰ったら、家では一切仕事のことは考えません。また休みの日は家族で出かけたり好きなものを食べたり、とにかく自分を甘やかすことで怖さを乗り越えていました。
怖さ増幅…… 仕事が怖いときにやって逆効果だったこと
リラックス方法について解説してきましたが、逆に仕事が怖いときにしない方が良いこともあります。ここからは、社会人の先輩たちに仕事の怖さを軽減するためにやって逆効果だったことを聞いてみました。
怖さを克服するのに荒療治は禁物です。社会人たちの体験談を聞いて、無理な方法を取らないように対策をしておきましょう。
仕事の怖さを軽減するためにやって、逆効果だったことを教えてください。
自分は心配性な面があり、仕事でミスをしないように、家に着いてから次の日のやることなどをチェックしていました。しかし、その日のやり忘れなどが発覚し、余計に気になってプライベート時間が楽しめないことがありました。
ミスをしないようにという思いから、仕事が終わってからも次の日の仕事に関することを考えたり、何度もその日のことを思い出して1人反省会をしてしまう時期がありました。それだけしても切り替えられないばかりか、悪い影響ばかりが目立ち、ひどいときにはミスをを夢に見ることまでありました。
克服したらどうなる? 「仕事が怖い」を解決した人たちのその後!
仕事の怖さを克服するために、自分にストレスをかけてしまっては逆効果になります。怖さを克服しようと焦るのではなく、自分に合った方法を見つけることが重要です。時間をかけて、怖さの根本を取り除いていきましょう。
ここからは仕事の怖さを克服した人たちの体験談を紹介していきます。仕事の怖さを克服してきた先輩たちのその後について、自分の状況と照らし合わせながら読み進めてみてくださいね。
仕事を続けた人
まずは仕事の怖さを乗り越えて、その仕事を続けた人の声を聞いてみましょう。今あるキャリアを無駄にしないためにも、できれば現職を続けたいという人もいるのではないでしょうか。
しかし一度怖いと思った仕事に再挑戦するというのは、簡単なことではありません。どうすれば心機一転頑張ることができるのかどうか、そのポイントを確認してみてくださいね。
私の場合、仕事が怖いと感じるのは特定の上司と一緒に仕事を進めなくてはならない場面だけだったので、更に上の上司を巻き込むことで多少状況が改善しました。また、仕事自体は好きだったので、「その上司と一緒という場を避けられるのであれば、これからも頑張っていきたい」という思いがあったのも仕事を続けられた要因の一つだと思うます。
嫌な上司へのフラストレーションが仕事を続けるバネになった
正直に言うと、その上司が好き勝手している状況に苛立ちを感じ始めていたこともあったので、その気持ちをバネに持ち直すこともできました。未経験の新人ということで、問題の上司にはミスをなすりつけられたりもしたのですが、仕事を続け実績をつけていくことで、そのような巻き込まれも徐々に減っていきました。
結果として、自分の意見もはっきり伝えられるようになったので、諦めずに同じ職場で頑張って良かったと思っています。
仕事が怖いと感じた時が長期的ではなく、限られた期間だけだったので何とか耐えて続けることができました。仕事が嫌い・人間関係が嫌というわけではなく、一人で担当できる量を遥かに超えた仕事量を背負わされていたので、その時期は仕事に行くのが怖かったです。
時間とともに仕事の分担方法も変わっていった
私の場合は、その時期を乗り越えられ、その後は今までと同じように仕事をすることができました。また同じような状況にならないとも言い切れませんが、前よりは分担してもらえるようになったので、これからも続けても良いかなと思っています。
転職をした人
最後に、仕事の怖さを解消するために別の道を選んだ人の体験談をみてみましょう。
怖さに向き合った結果転職をするのにはどのような過程が必要なのか、自分らしく働き続ける場所を探すためにも、転職経験者の話を聞いて転職のコツを盗んでみましょう。
私は、メンタルが壊れているときに退職をしたので、「仕事をするのが怖い」という気持ちがありました。しかし、あと自分が何年生きるのかと考えたときに、立ち止まったままではもったいないと感じました。
やってみないとその先のことはわからない
このような状況を経験して、「何をするか」より「やるかやらないか」という考え方で物事を見ていくことが大事と感じました。やりたいことが見つかったからといって自分の思いどおりに仕事ができることはごく稀です。相当スキルがある人でないと思いどおりにはならないと考えていたので、興味を持ったら質を求めず、とにかく行動する姿勢が必要だと思いました。
2回の転職や、クライアント先での就業をとおして私が思ったのは、環境が変われば状況も変わるということです。早期離職を恐れる気持ちもよくわかりますが、一歩踏み出していくことも大切だと感じました。
仕事が怖いときは4つの状況別に行動! 怖さを克服して前向きに働こう
仕事のミス、周りからのプレッシャー、職場の人間関係のもつれなど、さまざまな要因で仕事が怖いと感じることがあります。しかし、そんな不安を抱えているのはあなただけではありません。
この記事で紹介した体験談を参考に、状況に応じた克服方法を実践してみてください。怖さを解消することで、あなたらしい働き方を実現させてくださいね。
恐怖は、私たちを守るために必要な感情であり、怖いという感情を持っていること自体はむしろ健全です。しかし、理由のわからない恐怖感が強まったりすると、私たちにマイナスの影響を与えることがあります。
大前提として、恐怖は「消すもの」ではなく「コントロールするもの」と捉えることが重要です。恐怖を完全に消すのではなく、少しでもコントロールして軽減する方法を知っておきましょう。
恐怖をコントロールする方法の一つとして、認知行動療法のなかから「ABC理論」を紹介します。
ABC理論とは、“Activating events(出来事)”、“Belief(信念、認知)”、“Consequences(結果)”の頭文字を取ったもので、「A(出来事)が起き、それをB(認知)して、結果的にC(心理的な結果)に結びつく」というのが一連の流れです。
上記に倣って、まず「何に恐怖を感じているのか?」を明確にしましょう。まずは恐怖の対象をはっきりさせたうえで、その対象に対して「その恐怖をどう捉えているのか?」を整理することが重要です。
たとえば、「上司の叱責」が恐怖の対象であれば、それを恐怖に感じる理由は「評価が下がるから」「人格を否定されている気がするから」「嫌悪感が表れているように感じるから」など、さまざまなものが考えられます。
その認知を明確にしたうえで、「それは事実なのか?」を自分に問いかけてみてください。また、「ほかに前向きな捉え方ができないか」を探ってみましょう。たとえば、上司の叱責を「成長を期待しての指摘」「愛情の裏返し」と捉えることも可能です。自分と違う性格の人ならどう考えるか、将来の自分ならどう捉えるかなど、前向きに考える方法もさまざまあります。
また、自分一人では主観にとらわれやすいため、信頼できる同僚や専門家と話すことも有効です。キャリア相談やカウンセリングを通じて「認知」を整理し、恐怖をコントロールすることができます。こうすることで、恐怖の感情を論理的に捉え、突発的な恐怖と上手に付き合っていけるようになります。
「自分から恐怖を作り出していないか」も問いかけてみよう
最後に、恐怖の多くはフィクション(解釈)であることに気付くことも大事です。
たとえば、「最近の仕事でミスをしてしまったから、今日も上司に理不尽に怒られるのではないか。。その結果、同僚からも信頼を失ってしまったら……」と感じる場合を考えてみましょう。この中での絶対的な事実(ファクト)は「最近の仕事でミスをして叱責された」ということだけです。ほかの部分はすべてフィクション、つまり自分の解釈に過ぎません。
この違いに気付くことで、まだ現実に起こっていないことに対して抱いている恐怖が、自分の思い込みによるものであると理解できるはずです。
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私は、何度か仕事が怖いと思ったことがあります。自動車ディーラーの営業職で働いていたときのことですが、販売のノルマがあり上司からは売上が悪いと怒鳴られ、21時頃まで外回りをさせられていました。
お客様の都合に合わせることが第一優先で、休日出勤は当たり前、サービス残業も当たり前でした。お客様からは無理難題を上から目線でいわれたりして、ときに数字のために自腹を切することも少なくありませんでした。