面接で聞かれる「挫折経験」への答え方を知ろう
面接では「あなたの挫折した経験について教えてください」と質問されることがあります。
自分をアピールするはずの面接の場で、挫折した経験を求められるのは不思議だと思う人もいるかもしれません。実は面接官はこの質問によって、単に失敗談を聞きたいわけではなく、そこから克服・成長した話を聞きたいと考えているのです。
この記事では、面接で挫折経験について聞かれたときの効果的な回答方法を解説します。実際に内定を獲得した先輩たちの実例も多数紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
挫折経験と似たような質問として「あなたの失敗談を教えてください」というものもあります。まずは小さなエピソードから考えてみたいという人は、まずこちらの記事を読んでみてくださいね。
どこから読み始めますか?(リンクを押して飛ぶ)
| 就活生の5大不安を解決!
オススメのツール5選 |
|
|---|---|
| ツール名 | 特徴 |
| 就活力診断テスト | 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる方にオススメ。自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる! |
| 適職診断 | どの業界が自分に合っているかわからない方にオススメ。30秒で避けるべき仕事がわかる! |
| 自己PR作成ツール | ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない方にオススメ。4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に! |
| 面接力診断テスト | 面接で上手く答えられるか不安な方にオススメ。模擬面接で苦手に徹底対処! |
| WEBテスト対策問題集 | WEBテストで合格点が取れそうにない方にオススメ。玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅! |
企業が「挫折経験」を尋ねる3つの理由
- 自己分析の深さや課題解決能力を確かめるため
- チャレンジした経験の有無を知るため
- 困難に対してどのように乗り越えるのか知るため
「挫折した経験について聞かせてください」と聞かれると、多くの学生は戸惑ってしまうかもしれません。しかし実は、この質問には企業側の明確な意味が込められています。
ここからは、企業が学生に挫折経験を尋ねる3つの理由を紹介します。面接官がどういうつもりで聞いてくるのか理解できれば、回答に適したエピソードが見つけやすくなるかもしれませんよ。
①自己分析の深さや課題解決能力を確かめるため
企業が学生に挫折経験を聞く理由の一つには、学生自身の自己分析の深さや、困難にぶつかった際の解決能力を確認するためというものがあります。自分の強みや弱みを理解し、強みの部分をどのように活かしたかを知ることで、人間性や仕事への取り組み方を判断しようとしているのです。
つまり、面接で自分の挫折経験について話す際には、単純に失敗したエピソードを述べるのでは不十分だということです。つらい状況をどう乗り越えたのかだけでなく、今後の活かし方まで答えることが求められている質問だと言えます。
②チャレンジした経験の有無を知るため
何かに挫折するということは、難しい事柄にチャレンジした証拠でもあります。つまり企業は、学生への質問を通して、学生がどのような挑戦を経験してきたのかを知りたいのです。
たとえば「勉強で挫折した」と思っている人は、テストや入試に向けて必死に勉強した人でしょうし、「スポーツで挫折した」と感じる人は、大会に向けて猛練習した経験をしているのではないでしょうか。
困難に挑んだ経験がなければ、挫折経験もありません。面接では、自分が取り組んできたチャレンジングな経験や、直面した困難、そしてその解決法を具体的に説明し、自分の向上心や積極性をアピールしてみましょう。
③困難に対してどのように乗り越えるかを知るため
仕事をするうえでは、どうしても辛い思いをしたり困難にぶつかったりします。そのため企業は、学生のストレス耐性や問題解決能力を面接の中で探ろうとしています。
つまり、企業は学生が挫折した際にどのように感情をコントロールし、周囲の人とどういった形で協働しながら問題解決に取り組んだかを知りたいと考えているのです。
挫折はつらいことではありますが、その経験を経て得られた学びや、今後の仕事でどのように活かせるかをしっかり伝えられれば、かなり強力なアピール材料とすることができますよ。
採用経験者に聞いた! 挫折経験を聞く理由

採用担当者が「挫折経験について教えてください」という質問をするとき、学生の何を見ようとしているのですか?

その人のこれまでの経験について知りたいという思いもありますが、挫折に対してどう向き合い、どう乗り越えたかという考え方の側面を確認する意味合いが強いです。初めての社会人生活では困難にぶつかることもあると思うので、その際にうまく対処できそうかを推測する材料にしています。
【内定者に質問】実際にどんな挫折経験を話した?
さっそくですが、内定を獲得した先輩たちがどのような挫折経験を面接で話したのか聞いてみました。まったく同じ挫折経験をしたというケースは少ないと思いますが、乗り越え方や、話の組み立て方で参考になるものがあるのではないでしょうか。
詳細な例文は後ほど紹介しますが、まずはリアルな声を聞いてみてくださいね。
私は大学の講義課題でチームリーダーを務めた際に、挫折を経験しました。研究を進めるにはメンバーからのアイデアが不可欠ですが、皆が消極的で発案が少なく、その結果研究自体が停滞してしまったのです。
そこで「どうすればアイデアが集まるか」という観点から改善策を考えました。一人ひとりと話して本音を聞き出した結果、多くのメンバーが「意見はあるけれど、皆の前で発表するのが苦手だ」という悩みを抱いていることがわかりました。
相手を変えるのではなく仕組みによって状況を改善した
そこでメンバー同士が気軽にアイデアを出せる場として作ったのが、オンラインで意見を投稿できるグループチャットです。直接発言するのが苦手なメンバーでも、積極的にアイデアや意見を投稿しやすいと好評でした。当初はオンラインでのやりとりが中心でしたが、やがて自然と意見が飛び交う活発なコミュニティに成長していきました。
この経験から学んだのは、苦手なことを無理に押し通すより、皆が自然と活動できるような仕組み作りの方が効果的な場合もあるということです。
私が経験した挫折は、中学時代のいじめによる保健室登校です。当時は心が深く傷つき、いじめられた自分が悪いのだと常に自己嫌悪に陥っていました。しかし、その期間中に自分が将来学びたい分野に気づくことができたのがきっかけで気持ちが前向きになり、無事に保健室登校を脱却することができました。
前向きに努力することで乗り越えた経験を今後にも活かしたい
いじめにあったことや保健室登校自体はつらい経験でしたが、私はその期間を通して将来のゴールを定め、そこに向けて努力することの重要性と楽しさを学びました。社会に出てからも悩むことはあると思いますが、自分の成長のために必要なものだと捉え、クリアするための道筋を考えながら乗り越えていきたいと考えています。
私の挫折経験は、小学校1年生のときに水泳が苦手で不登校気味になったことです。当時は水泳の授業を避けるために、保健室に逃げ込んだり学校を休んだりしていました。
しかし、授業を休んでしまった自分に対する悔しさから、毎週末、両親と市民プールでの練習を始めました。最初は顔を水につけるだけで精一杯の日もありましたが、弱さから逃げずに克服しようと、小学6年生まで自主的に練習を続けました。
両親の力を借りて練習を継続した結果苦手を克服できた
努力の結果、小学6年生ごろには、水泳の授業で最上位クラスに入り、ほかの生徒と同等のレベルで泳げるようになりました。この経験を通じて、苦手なことから逃げずに努力し続ける継続力を身に付けられたと自負しています。この学びは現在でも私の強みとなっており、困難に直面しても諦めずに取り組む姿勢につながっています。
中学時代のバスケットボール部で、重要な試合でシュートを外してしまい、それがトラウマとなった経験が私の挫折です。チームメイトの期待を裏切ったという罪悪感から、その後しばらくはシュートを打つことさえ怖くなってしまいました。しかし、コーチが私のディフェンス力を評価してくれたことをきっかけに、守備の専門家として自分の役割を見出すことができました。
まず自分の得意なことに目を向けて自信を持つことが大切
「シュートを外してもディフェンスで挽回できる」という考え方を身に付けたことで、徐々に攻撃面での自信も取り戻せました。私はこの経験から、自分の強みを活かしつつ、弱点を克服する方法を学んだと考えています。また、ほかの分野にも意欲的に挑戦できるようになり、成長速度も上がりました。今後もさまざまなことに果敢にチャレンジしていきたいです。
私の挫折経験は、高校時代にサッカー部で腰椎分離症を患い、半年間プレーできなくなったことです。小学3年生から12年間続けてきたサッカーでしたが、医師から「復帰しても再発の可能性が高い」と告げられ、諦めようかと悩みました。しかしこのまま終わりたくないという思いから、怪我を補いながらサッカーを続ける新たな方法を模索しました。
自分にできるトレーニングをコツコツ続けたことで大きく成長した
回復のため、週6回・1日2時間の筋トレと体幹トレーニングを半年間続け、同時に1日1,000回の壁打ち練習でパスの精度も上げました。この努力の結果、復帰後はより効果的なプレーができるようになり、レギュラーも獲得できました。私はこの経験から、困難に直面しても諦めずに創意工夫する力を学びました。今後も、どのような環境でもこの経験を活かし、粘り強く成長し続けていきたいと考えています。
挫折経験を指す主な3つの経験
- 努力したが報われなかった経験
- 自分の能力不足や限界を感じた経験
- 精神的につらい思いをした経験
ただ「挫折した経験について教えてください」と言われても、具体的にどんな経験を話せばいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。「こんな経験では挫折したとは言えないのでは?」と思う人もいれば「いくら面接でもこんな深刻な体験を話すのは気が引ける」という人もいるかもしれません。
ここからは、挫折経験として面接で使える3つの主なタイプを紹介します。面接官の意図に沿った経験談を見つけ出し、自分を適切にアピールしてくださいね。
①努力したが報われなかった経験
目標に向かって努力したものの、思うような結果が得られなかったという経験をした人は多いでしょう。これも挫折経験の一つであると言えます。
たとえば、部活動で全国大会を目指して練習に励んだものの、予選で敗退してしまったといったエピソードがあれば、これに該当します。
このような経験を話す際には、目標達成に向けてどのような努力をしたか、そしてなぜ達成できなかったかの分析についてを併せて述べることが重要です。また、その経験から学んだことや、その後の経験でどう活かしたかを伝えることで、粘り強さや向上心のアピールにもつながります。
②自分の能力不足や限界を感じた経験
自分の能力やスキル不足を痛感した経験や、限界を思い知らされたと感じる体験も、挫折経験と言えるでしょう。
たとえば、大学の講義のレベルについていけず単位を落とした経験や、アルバイト先で一度任された仕事をこなせず、担当から外されてしまった経験などが挙げられます。
このような経験を話す際には、自分の弱点や課題をどのように認識し、克服するためにどのような努力をしたのか、具体的に説明することが大切です。自ら話したいエピソードではないかもしれませんが、自己分析の深さや困難に立ち向かう姿勢をアピールするためには有効です。
③精神的につらい思いをした経験
精神的に追い込まれ、つらい思いをしてしまったエピソードも、挫折経験の一種として捉えられます。たとえば人間関係で悩んだエピソードや、プレッシャーで押しつぶされそうになった経験などが当てはまるでしょう。
こういったエピソードを話すのであれば、どのようにして精神的な苦痛を乗り越えたかに焦点を当てる必要があります。ストレス管理を自分でできるということや、周囲のサポートを適切に得られることを説明できれば、メンタルの強さや協調性を効果的にアピールできますよ。
【内定者に質問】面接で伝える挫折経験を見つけた方法は?
「挫折」と言われても、その実態は軽いものから重いものまでさまざまです。面接にふさわしいエピソードを見つけるのに苦労している人も多いのではないでしょうか。
ここからは、実際に内定を獲得した先輩たちが、どのように自分の挫折経験を見つけたのかを具体的に紹介します。これらの方法を参考にすれば、自分にぴったりの挫折経験を見つけられるでしょう。
私は挫折経験の候補がいくつか思い浮かんだため、エピソードを探すのにあまり苦労しませんでした。エピソードを見つけるコツは、小学生の頃から年単位で自分を振り返ることです。記憶が曖昧な場合は、当時仲の良かった友達を思い出せば、自分の行動やかかわりを思い出しやすくなりますよ。
また、モチベーショングラフを作成したときに、年度ごとの上下が激しかったことに気づきました。そのグラフの中で特に下がった時期に注目し、そこから挫折経験を探り出しました。このように、自分の人生を可視化することで、適切なエピソードを見つけやすくなると思います。
私は挫折経験を探すときに、まず今までで最も成果を上げた出来事を思い浮かべました。大きな成功の裏には大変な苦労が伴うことが多いと考えたからです。そこで、自分史の中で最大の成果は何か、そしてその成果を得るために何を頑張ったのかを考えました。
これまでの成長過程を辿ることで、その道のりで経験したつらさや苦しみ、そしてそれらを乗り越えた経験を自然と時系列で思い出すことができます。重要なのは過程やプロセスだと考え、結果や挫折の内容よりも「どう頑張って乗り越えたか」に焦点を当てた文章構成を意識していました。このように考えることで、エピソードがスムーズに浮かんできました。
私は就活を始めたころに作成した自分史で、挫折経験だと言える出来事をいくつか記録していたため、そこから自分の言葉で語りやすいエピソードを探しました。これといって大きな挫折経験が見当たらなかったので、就活前半では主に小学生時代の話を中心に用意していましたね。
しかし、もっと最近の経験も話せるようにしておいたほうが良いだろうと考え、途中からは高校時代、大学時代の経験もそれぞれ用意しました。これらの経験を見つける際に使ったのはモチベーショングラフです。グラフを通じて自分の人生の起伏を可視化することで、挫折と考えられる経験を見つけやすくなりました。
自己分析によって挫折経験を見つける方法3選

自分の挫折経験を探るためには、自己分析が欠かせません。ここからは、面接で答えるのに適した挫折経験を見つけるための自己分析法を3つ紹介します。
これまでの自身の経験を多角的に振り返り、苦労した経験や、困難を乗り越えたエピソードを見つけ出しましょう。
「そもそも自己分析のやり方がわからない…」という人もいるかもしれませんね。そんなときは、以下の記事で基本的な自己分析の方法を学びましょう。
①自分史で時系列に沿って振り返る
自分史を作成すれば、時系列に沿って自分の経験を振り返ることができます。小学校から現在までの主な出来事を、項目に分けて書き出してみましょう。学校生活、部活動、習い事、アルバイト、そのほか楽しかったことや努力したことなど、さまざまな場面での経験を書き出せば、その中での挫折経験も見つけやすくなります。
自分史を作成するのであれば、単にエピソードを書き出すだけではなく、それらの経験に対する自分の気持ちや、そこから学んだことも一緒に書いておくのがおすすめです。これによって、自分にとって重要なエピソードや、成長のきっかけとなった出来事を特定しやすくなりますよ。
②モチベーショングラフで変化を可視化する
モチベーショングラフとは、過去から現在までのやる気のアップダウンを可視化するものです。モチベーションが急激に上昇した時期や、反対に大きく低下した時期を視覚的に整理できるので、自分が挫折した経験も見つけやすくなります。
グラフを描くときには、モチベーションの変化の大きかった時期に着目してみましょう。モチベーションが大きく低下したタイミングであれば、挫折を経験している可能性があります。反対にモチベーションが大きく向上している場合にも、何らかの困難を乗り越えている可能性があるため、こちらにも注目してみるのがおすすめです。
③活動分野ごとに経験を洗い出す
挫折経験に当てはまるエピソードを探すために、これまでの経験を分野別に整理してみましょう。勉強、アルバイト、サークル活動、ボランティアなど、それぞれの分野で苦労したことや、うまくいかなかったと感じることを書き出していくという方法です。
この方法のメリットは、さまざまな場面での挫折経験を見つけられる可能性がある点です。志望先の業界や職種に応じて、最適なエピソードを選べる可能性も高まるでしょう。また、幅広い経験を振り返って比較するため、自分の失敗の傾向や、それをどうやって克服するかといった傾向も探れる可能性があります。
どうしても挫折経験が思いつかない人向け! 挫折経験を導き出す方法5選
- 人生の転機となった経験を振り返る
- 苦労した体験について思い出す
- 自分を大きく成長させたエピソードを探してみる
- 困難を乗り越えた経験をあてはめる
- 今でも後悔していることを思い出してみる
学生の中には「今までの経験を振り返ってみても、特にこれといった挫折経験がないのだけれど…」という人もいるかもしれません。実際、挫折経験が思いつかないケースには2つの種類があります。
挫折経験が思いつかないケース
- 本当にこれといった苦労をせず、スムーズに乗り切ってこられた
- 実は大変な局面もあったが、それを無意識に乗り越えてきた
多くの場合、挫折経験のない学生であっても後者に当てはまる例がほとんどです。そこで、ここからは自分のエピソードの中から「挫折経験」と呼べるものを探し出す方法を紹介します。
内定者に聞いた! 挫折経験が思いつかないときの対処法

なかなか挫折経験が思いつかなかったとき、どのように対応しましたか?

大学時代はコロナ禍の影響で大きなイベントがなく、なかなか思いつかなかったので、小学校時代から今までを幅広く振り返って挫折経験を考えました。

挫折経験はいくつか思い出したものの、個人的な体験が多くて……。あくまで面接の場にふさわしい失敗談を話すように注意しながら内容を決めました。

これといって大きな挫折経験が思い当たらなかったので、悔しかった経験や、自分が大きく成長したと感じる経験をベースに振り返っていって探しました。
①人生の転機となった経験を振り返る
人生の転機と言うと大げさかもしれませんが、それまでの生活とはまったく変わった経験を思い出してみると、意外な困難を乗り越えていたことに気づける場合があります。
たとえば、初めての一人暮らしをした際に、慣れない家事や自己管理に苦労した経験はないでしょうか。食生活が乱れたり、睡眠リズムが崩れたりしたという人もいるでしょう。家計のやりくりに頭を悩ませたり、アルバイトと学業の両立に苦心した人もいるかもしれません。
このような経験を振り返ってみると、自分自身が思った以上に成長していることに気がつく可能性があります。限られた予算内で自炊するようになった努力や、生活リズムを整えた過程について述べれば、これだけでも小さな挫折を乗り越えた経験として活用できますよ。
②苦労した体験について思い出す
普段の生活の中で「これは大変だったな」と感じた経験がある人は多いでしょう。実は、そのような日常的な苦労の中にも、意外な挫折体験が潜んでいるケースがあります。
たとえば、大学の授業でグループワークをしたとき。メンバーとの意見調整で難航したり、提出の締め切りに追われて焦ったりしたという経験がある人は少なくありません。あるいは、新しいアルバイトを始めた際に、覚えることが多すぎて、寝る時間を削りながら必死で覚えたという人もいるでしょう。
こういった経験を思い返してみると、それぞれのタイミングで工夫を重ねてきたことに気づけるのではないでしょうか。目標を達成するためにどんな工夫をしたか思い出し、併せて説明するだけでも、立派な「挫折を克服した経験」というエピソードになりますよ。
③自分を大きく成長させたエピソードを探してみる
自分自身でも成長を感じられた経験があれば、そこから有効なエピソードを見つけられる可能性があります。過去に「成長した」と実感した体験について思い出してみましょう。
たとえば、大学のゼミで初めてプレゼンテーションを任された経験があるとします。最初は資料作りに戸惑い、人前で話すことに緊張して、うまく伝えられなかったかもしれません。しかし、先輩のアドバイスを受けたり、何度も練習を重ねたりすることで、少しずつ上達していったはずです。
このような経験を振り返ると、課題に粘り強く取り組む姿勢や、改善のためにさまざまな工夫を重ねた過程が見えてくるでしょう。一見些細に思える経験でも、そこから学んだことや成長したポイントをしっかりと言語化できれば、立派な挫折克服のエピソードになりますよ。
④困難を乗り越えた経験をあてはめる
日常生活の中で困難を克服した経験があれば、それも挫折を乗り越えた経験と呼べるかもしれません。面接で回答する挫折経験とは大きな挫折である必要はなく、自分の工夫によって乗り越えたエピソードであれば十分だからです。
たとえば、アルバイト先の飲食店で突然の人手不足に見舞われた経験があるとします。そういう日に限って来客が多く、注文を間違えたり、料理の提供が遅れたりと、最初は混乱したかもしれません。しかし、同僚と協力して効率的な作業分担を考えたり、お客様に丁寧に状況を説明したりすることで、何とか乗り切れたのではないでしょうか。
このような経験があれば、予想外の事態にも柔軟に対応できる力や、周囲と協力して問題を解決する能力をアピールする材料にできます。学んだことや成長したポイントを具体的に説明できれば、面接官の印象に残る挫折克服のエピソードになるのです。
⑤今でも後悔していることを思い出してみる
誰にでも「あの時ああすれば良かった」と心に残る後悔はあるものです。実はそんな後悔の裏には、往々にして何らかの挫折や失敗が隠れています。今でも心に引っかかっている出来事を思い出してみましょう。
たとえば、サークル活動でのコミュニケーション不足が原因で、大切な友人関係を壊してしまった経験。忙しさを理由に連絡を怠ったり、誤解を解くための話し合いを先延ばしにしたりしたことで、最終的には関係修復が難しくなるケースがあります。その結果、サークル活動自体にも支障が出て、居心地が悪く活動から遠ざかってしまった人も少なくないでしょう。
このような経験を挫折エピソードとして語る際は、単に後悔を述べるだけでは不十分です。その経験から何を学んだか、そして今後同じような状況に直面した時にどう行動するかを説明することが大切です。
挫折なら何でも良いわけではない! 面接でのNG回答例
- 挫折してそのまま諦めてしまった経験
- 解決にも成長にもつながらなかった経験
- 恋愛などプライベートに関する経験
挫折経験を聞かれたからといって、どんな内容を答えてもいいわけではありません。面接官は学生が困難を乗り越えたエピソードを聞きたいのであって、つらかった思い出を聞きたいわけではないのです。
ここからは、面接官に良くない印象を残しかねない避けるべき回答例を紹介します。NG例を理解することで、より適切なエピソードを見つけ出し、効果的にアピールしてくださいね。
挫折してそのまま諦めてしまった経験
単純に「諦めた」で終わるだけの話は避けましょう。たとえば「部活動が厳しくて途中で辞めてしまいました」という経験は適切ではありません。これでは、困難に直面したときに簡単に諦めてしまう印象を残しかねないからです。
もし諦めざるを得なかった経験しかない場合には、なぜ諦めたのか、その決断から何を学んだのか、そして今後同じような状況に直面したらどう対処するかを説明することが大切です。挫折からの学びと成長をアピールできるよう心掛けましょう。
解決にも成長にもつながらなかった経験
何かを失敗しました、で終わってしまうような失敗談は避けましょう。「テストで悪い点数を取ってしまい、とてもショックでした」というような経験だけでは不十分です。面接官が知りたいのは、その経験から何を学び、どのように成長したかです。
失敗後にどのように取り組んだか、または今後同じような状況になったらどう対処するかを具体的に説明しましょう。失敗や困難を乗り越えようとする姿勢や、そこから得た教訓を示すことが重要です。
恋愛などプライベートに関する経験
恋愛や家族関係など、あまりにもプライベートな経験は避けるべきです。これらの話題は、職場や学業とは直接関係がないうえに、聞く側も評価しづらいと感じる可能性があります。特に、失恋や家族の不幸といった深刻な個人的経験は、面接官を困惑させる可能性があるため控えた方が無難です。
代わりに、学業やアルバイト、課外活動など、職業や学習に関連した経験を選びましょう。これらの経験の方が、仕事や学業における姿勢や能力の効果的なアピールにつながります。プライベートな話題は最小限に抑え、仕事に関連するスキルや適性を示すような経験に焦点を当てることが重要です。
挫折体験の回答構成
- 挫折したエピソードの内容を端的に述べる
- 挫折に至った経緯や背景を述べる
- 挫折を踏まえて努力したことや行動したことを述べる
- 努力や行動の結果を述べる
- 挫折経験から学んだことを一言でまとめる
- 今後どのように活かしたいかを述べて締める
面接で自分の挫折した経験をわかりやすく伝えるためには、シンプルで論理的な構成が欠かせません。
もちろんどんな項目であってもわかりやすさは重要です。しかし、この手の質問はエントリーシート(ES)などには記載せず、口頭だけで内容を伝えるケースがほとんどです。構成を工夫しないと、面接官に「何を言いたいのかわからない」と思われてしまう可能性があるのです。
ここからは、自分の成長をわかりやすく伝えるための構成法を6つのステップに分けて紹介します。
①挫折したエピソードの内容を端的に述べる
まず、自分が経験した挫折の内容を簡潔に説明します。ここでは詳細に立ち入る必要はありません。面接官に全体像を把握してもらうことが目的です。
ポイントは、面接官が容易に状況を理解できるよう、明確かつ具体的に述べることです。何が起こったのかを一文で表現できるようにしましょう。ただし、この段階では具体的なエピソードを挙げるのではなく、状況の概要を伝えることに注力してください。
②挫折に至った経緯や背景を述べる
次に、その挫折がなぜ起こったのかを説明します。ここでは自分の行動や考え方、周囲の状況など、挫折に至った要因を簡潔に述べます。
重要なのは、単に外部要因のせいにするのではなく、自分の課題や不足点にも言及することです。
たとえば「準備不足だった」「チームメンバーとのコミュニケーションが不足していた」などと、自己分析的な視点を示すことが大切です。こういった要素を入れることで、自己理解の深さと問題分析能力をアピールできるでしょう。
③挫折を踏まえて努力したことや行動したことを述べる
実際に挫折してしまった後で、どのように状況を改善しようとしたかを説明しましょう。ここでは具体的な行動や努力の内容を簡潔に述べるのがポイントです。
重要なのは、単に頑張ったということではなく、どのような工夫や戦略を立てて取り組んだかを示すことです。たとえば、新しいスキルを習得したことや、周囲の人からの助言を積極的に求めたことなどが挙げられます。これにより、問題解決能力や学習意欲の高さをアピールできます。
④努力や行動の結果を述べる
努力や行動をしてみた結果、それによってもたらされた結果や変化を説明しましょう。具体的な成果や、状況がどのように改善されたかを簡潔に述べるのがポイントです。
重要なのは、単に結果だけでなく、その経験を通じて得られた気づきや成長も伝えることです。たとえ理想的な結果でなくても、そこから何を学んだか、自分がどう変わったかを伝えられれば、それこそが一番のアピールポイントになりますよ。
⑤挫折経験から学んだことを一言にまとめる
ここからは、経験から学んだことを一つの教訓としてまとめます。長々と説明する必要はありません。むしろ、自分の言葉ではっきりと言い切ることが大切です。
たとえば「失敗を恐れずにチャレンジすることの大切さ」や「周囲と協力することの重要性」など、自分なりの気づきを一言で伝えましょう。面接官に印象深く伝わるよう、自分なりの言葉で表現することを心掛けてください。
⑥今後どのように活かしたいかを述べて締める
最後に、この経験を今後どう活かすかを伝えましょう。ここでは具体的な場面を想像しながら、自分の言葉で語ることが重要です。
「今後同じような状況になったら」「将来仕事で直面するかもしれない課題に対して」など、実際の場面を想定しながら話すと良いでしょう。抽象的な決意表明ではなく、地に足のついた具体的な行動プランを伝えることで、成長への意欲と前向きな姿勢をアピールできます。
内定者に聞いた! 挫折経験の回答で意識したこと

「挫折した経験」について回答する際に構成で意識したことがあれば教えてください!

「挫折」という精神的な部分が影響するテーマだけに、主観的な感情と客観的な事実を混ぜてしまわないよう、わかりやすい話の構成を意識していました。

単に挫折したエピソードを紹介するだけでなく、そのときに困難をどのように乗り越えたか、その経験が今の自分の強みや性格にどう影響しているかを一緒に述べるよう意識していました。 場合によっては、その挫折経験のおかげで乗り越えられたほかのエピソードも併せて紹介していました。

私は「挫折した出来事の概要を述べ、それをどう克服したか、今の自分の中でどのような強みになったか」という順序を意識して話の構成をおこないました。実際に友人にもこの順番で話し、伝わりやすいかどうか確認していました。
挫折経験の回答例文10選
ここまでは「挫折経験とは何か」「どういうエピソードが求められているか」といった、抽象的な内容を説明してきました。しかし、結局具体的に何を話せばいいのか、疑問に思っている学生もいるのではないでしょうか。
そこでここからは、さまざまな場面ごとに挫折経験の回答例を10選紹介します。自分の経験と似たものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。
①学業での挫折経験
学業での挫折経験の例
私は大学2年次に履修した統計学の授業で挫折を経験しました。数学には自信があったため準備を怠った結果、中間テストで予想より遥かに低い点数を取ってしまったのです。
この結果に危機感を覚え、学習方法を根本から見直しました。毎日復習をおこない、わからない点があれば積極的に質問するよう心掛けました。特に力を入れたのは問題演習です。授業で扱った問題を解き直すだけでなく、問題集を買い、類題演習を繰り返しました。その結果、期末テストでは大幅に得点を上げ、良い成績を取ることができました。
私がこの経験から学んだのは、努力を続けることの重要性です。今後も油断せず、着実に知識を積み重ねる姿勢を大切にしていきたいと考えています。
学業に関する経験は、学習法という具体的な改善方法をアピールできるため、自分がどのように困難を乗り越えようとしたかをわかりやすく示すのに効果的です。
ただし、教科や点数の話で終始してしまうと学生っぽい印象が強くなってしまいます。学業を通して身に付けた学習スキルを今後どう活かしていきたいかまでしっかり伝えましょう。
学業でのエピソードをガクチカとしてアピールしたいという人は以下の記事も参考にしてみてください。
②部活(文化部)での挫折経験
部活(文化部)での挫折経験の例
私が挫折を味わったのは、吹奏楽部の定期演奏会のソロパートで失敗してしまったことです。何度も練習し、完璧な演奏ができるようになったつもりでいたのですが、本番のプレッシャーに負け、成果を出せませんでした。
この失敗を機に、私はメンタル面の強化を図ることにしました。特に効果的だったのは、本番の様子を思い浮かべながら演奏するイメージトレーニングです。これによって文化祭の本番では落ち着いて演奏でき、ソロパートも成功しました。それ以降、アルバイト先での接客やゼミでのプレゼンテーションも堂々とおこなえるようになったと感じています。
私はこの経験から、精神面の準備の重要性と、失敗を恐れずにチャレンジすることの大切さを学びました。今後も、どんな場面でも実力を発揮できるよう、訓練を積み重ねていこうと思っています。
部活動に関する挫折経験を持つ人は多いでしょう。乗り越えたストーリーも比較的思い出しやすいため、多くの学生にとって扱いやすい話題だと言えます。
ポイントは、そこで学んだことを、既にほかの分野でも活かしていることをしっかりアピールしている点です。これによって「入社してからも同じように努力できそうだ」と面接官に良い印象を残せる確率が高まります。
面接では「部活動で学んだこと」を聞かれることもあります。以下の記事で回答方法を解説しています。
③部活(運動部)での挫折経験
部活(運動部)での挫折経験の例
大学で所属していたバスケットボール部で、大会前の練習試合に出場できなかったという挫折を経験しました。原因はチームメイトとの連携不足です。メンバー選抜のためのミニゲームをした際に、部長からその点を指摘されました。
それから私は、個人の技術だけでなくチームワークを高める必要性を痛感しました。練習時間の使い方を変え、特に多く練習するようにしたのがパス練習です。事前の打ち合わせもしっかりおこなうようにしたところ、動きが良くなったと褒めていただき、次の試合では無事にスタメンとして出場させていただくことができました。
この経験から学んだのは、チームプレイにおいては、協調性やコミュニケーションが大事だということです。会社に入ってからも、周囲との連携を大切にし、チームに貢献できる人材になりたいです。
運動部でのエピソードは、チームワークや努力の大切さをアピールするのに効果的です。団体競技であればメンバーとの協力によって困難を乗り越えたエピソード、個人競技であればコツコツ技術を磨き成功したエピソードなどが考えられるでしょう。
「挫折」と言うほどの目立ったつらいエピソードがなくても構いません。自分自身が苦悩し、それを克服したという内容になっていれば、十分に効果的なエピソードになりますよ。
④アルバイトでの挫折経験
アルバイトでの挫折経験の例
大学2年生のときに個別指導の塾でアルバイトを始めましたが、ある生徒の成績を伸ばせず、挫折を味わいました。その生徒は数学が苦手で、どんなに丁寧に教えても理解が進まず、テストの点数も上がりませんでした。
この状況を改善するためにおこなったのは、コミュニケーション量を増やすことでした。数学への苦手意識を払拭する前に、まず信頼関係を築くことが重要だと考えたからです。また、その生徒はサッカー部に所属していたので説明時にサッカーの例を取り入れるなど、彼自身が興味を持って勉強できるように工夫しました。その結果、その生徒は少しずつ問題が解けるようになり、高校入試では平均を超える75点を取ることができました。
この経験から、一人ひとりに合わせて内容を工夫することの重要性と、諦めずにさまざまなアプローチを試みることの大切さを学びました。今後も、相手の立場に立って考え、柔軟に対応できる人間になりたいです。
アルバイトでの挫折経験は、自身の社会的な成長をアピールするのに効果的です。
家族や友人との関係性とは異なり、アルバイト先で接する上司や同僚、顧客との関係は社会的なものです。社会的な場で挫折を味わい、乗り越えた経験をアピールできれば、入社してからの業務も同様に乗り越えられそうだと判断されるでしょう。
アルバイトの経験を自己PRとして答えたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
⑤ボランティアでの挫折経験
ボランティアでの挫折経験の例
大学3年生のとき、地域の清掃ボランティア活動で挫折を経験しました。私は広報責任者として参加者を集める役割を担っていたのですが、当日の参加者が予想を大きく下回ってしまいました。原因は、告知の量が足りなかったことと、参加者への声掛けが不十分で、口コミを広めきれなかったことです。
この失敗を機に、私はボランティア活動の意義を再考し、参加者を増やす工夫を始めました。特に力を入れたのはSNSを利用した広報活動です。Googleフォームで参加者にアンケートをおこない、リアルな感想の声を発信するよう心掛けました。また、アンケート内に本人のアカウントを記載してもらい、積極的な交流を続け、私たちへの関心をキープできたのも効果的だったと思います。
結果として、次回の活動では参加者が大幅に増加し、地域からも高い評価をいただくことができました。ここから学んだのは、効果的な情報発信や適切なコミュニケーションの重要性です。今後も自分のやりたいことに取り組むだけでなく、相手の「やりたい」という気持ちを引き出すよう心掛けながら物事に取り組みたいです。
ボランティア活動で挫折を経験するイメージを持つ人は多くないかもしれません。しかし、何かうまくいかなかったエピソードから話を広げて「挫折した経験」としてまとめることは可能です。
何か苦労した経験や、自分が工夫することによって状況が改善したエピソードを活用し、主体性や問題解決能力をアピールしてみましょう。
⑥大学受験での挫折経験
大学受験での挫折経験の例
私のこれまでで最大の挫折経験は、大学入試での失敗です。第一志望の二次試験で思うような点数が取れず、残念ながら不合格となってしまいました。原因は、過去問の傾向に頼り過ぎたことです。本番での出題傾向が変わっており、動揺した結果ひどい点数を取ってしまいました。
私はこの失敗を受け、浪人して再受験することを決意しました。特に意識して変えたのは、問題への向き合い方です。単に過去問を解くだけでなく、その背景にある考え方や理論を深く理解するように心掛けた結果、翌年の受験では無事に合格することができました。
この経験から学んだのは、物事を根本から理解することの重要性です。今後社会に出てからも、表面的な理解で済ませるのではなく、本質がどこにあるのかを意識しながら行動していきたいと考えています。
大学受験は人生に大きく影響するイベントの一つです。ここで挫折を経験した人も多いのではないでしょうか。
苦い思い出のままという人もいるかもしれませんが、何か自分の行動を変えて状況を改善したエピソードがあれば、面接でのアピールで役に立つ可能性があります。受験自体で挽回したエピソードがなくても、その後の資格試験などで学習法を改善した経験があれば、十分アピールに使える内容にできますよ。
⑦趣味や習い事での挫折経験
趣味や習い事での挫折経験の例
私は小学校から続けていた水泳で大きな挫折を経験しました。高校2年生のとき、県大会の個人メドレーで入賞を目指していたのですが、本番では緊張のあまりタイムを大きく崩し、予選落ちしてしまったのです。
それまで順調に記録を伸ばしてきただけに、この失敗に私は大きなショックを受けました。一時は水泳を辞めることも考えましたが、長年続けてきた思い入れもあり、もう一度挑戦することを決意しました。特に力を入れたのは精神面の強化です。本番でプレッシャーがかかることも想定し、それまで以上に強度を高めた練習をおこないました。
努力の結果、翌年の県大会では自己ベストを更新し、見事入賞を果たすことができました。この経験から学んだのは、挫折を乗り越えるためには原因を分析し、適切な努力をすべきだということです。今後も、どんな困難に直面しても、冷静に状況を分析し、諦めずに挑戦し続ける姿勢を大切にしていきたいと考えています。
趣味や習い事は、長く続けている場合も多く、挫折経験を見つけ出しやすい分野です。これまでの経験を振り返って、困難にぶつかったエピソードを探してみましょう。
何か一つの物事を長年続けてきたという実績だけでも、面接官からの印象は良いものになります。挫折を乗り越えたエピソードによって、さらにその印象を強化してみてくださいね。
⑧資格取得での挫折経験
資格取得での挫折経験の例
私は大学3年生のときにTOEICで高得点を目指しましたが、最初の受験で目標スコアに大きく届きませんでした。それまで英語には自信があっただけに、この結果に落胆し、一時は目標を諦めかけました。
しかし、私はもう一度奮起して、勉強のやり方を変えることを決意しました。それまではリーディングばかりに時間を割いていて、リスニングの練習を怠っていたことに気づいたのです。そこで、毎朝30分のリスニング練習を習慣化し、通学中はポッドキャストを聴くようにしました。また、リーディングの感覚を維持するために、週末には過去問演習を必ずおこなうようにしました。
その努力を続けた結果が、今の800点というスコアです。私はこの経験から、自分の弱みと向き合い、克服することの重要性を学びました。今後も新しい課題に直面した際には、できている部分とそうでない部分を把握し、効果的な対策をおこなっていきたいと思います。
学生時代に資格を取った人は、それまでの過程に目を向けてみましょう。スコアや合否という目に見える結果があるため、エピソードとして採用しやすい分野だと言えます。
目標に向けて努力した経験は、仕事をするうえでも大いに役立ちます。どのような工夫をして困難を乗り越えたか、わかりやすく伝えましょう。
⑨インターンシップでの挫折経験
インターンシップでの挫折経験の例
私は大学3年生の夏、ある大手広告代理店で2週間のインターンシップに参加しました。初日に与えられた課題のプレゼンテーションで、私の提案は「説得力が足りない」と厳しい評価を受け、挫折感を味わいました。
この失敗を受けて、プレゼンの構成と内容を根本から見直すことにしました。まず、主張とそれを裏づける根拠の関連性の強化です。過去の広告キャンペーンのデータを分析し、成功事例と失敗事例を比較しました。さらに、自分と同じようなテーマの成功事例を探し、それぞれの成功要因を分析しました。この結果、インターンシップ最終日のプレゼンテーションでは、「データに基づいた説得力のある提案」と高評価を得ることができました。
私がこの経験から学んだのは、自分の主張に説得力を持たせるのに必要なのは、明確な根拠や具体例だということです。入社後の業務においても、聞き手の立場に立ち、論理的かつ具体的な提案ができるよう心掛けていきたいと思います。
挫折経験としてインターンシップでの経験を述べるのは有効です。今後の社会人生活ともリンクさせやすく、会社内での出来事だからこそ面接官もイメージしやすいのです。働くうえでのトラブルにどのように立ち向かえる人物かをアピールするのに役立ちます。
⑩人間関係での挫折経験
人間関係での挫折経験の例
私は大学2年生のときに、サークル活動で大きな挫折を経験しました。文化祭の企画責任者を務めることになったのですが、メンバー間の意見の対立をうまくまとめることができず、活動が長期間停滞してしまったのです。
この問題を解決するため、私はまず各メンバーと個別に話し合う機会を設けました。特に意識したのは、相手の話を否定せず、まずはじっくり聞くということです。次に、全体ミーティングを開き、各意見を可視化してホワイトボードにまとめました。そして、共通点を見出しながら、全員が納得できる方向性を探っていきました。
その結果、メンバーそれぞれがお互いの意見の理由や背景までしっかり理解でき、話し合いが順調に進むようになり、文化祭も大盛況となりました。ここから学んだのは、多様な意見をまとめるには、一人ひとりの声を聞き、お互いを尊重し合うような対応が重要だということです。今後も、チームの仲間とはじっくり話し合い、建設的な解決策を見出していきたいと考えています。
人間関係にまつわる挫折経験も、面接では好印象を残しやすいです。トラブルを乗り越えた体験を伝えられれば、働くうえでも周囲の人と協力できそうだと判断される可能性が高まります。
もちろん、喧嘩別れになってしまったエピソードや「自然と仲直りした」のような体験を話しても効果はありません。自ら関係を改善し、困難を克服したエピソードを選びましょう。
挫折も大切な人生経験! 論理的な構成で自分の努力や成長をアピールしよう
挫折するということはつらいものです。しかし、その経験は決してネガティブなものではありません。大切なのは、そこから何を学び、自分の行動をどのように改善したかということです。
この記事で紹介した方法でエピソードを見つけ、回答構成に沿ってわかりやすく話を組み立てましょう。自分の経験を丁寧に振り返ってみた結果、思わぬ強みや成長のポイントに気づける可能性もありますよ。挫折経験を語るためという目的ではありますが、自己分析の一環として取り組んでみてください。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)





挫折経験について聞くことで、その人がどんな試練にぶつかり、それをどのように乗り越えてきたのかを知ろうとしています。また、今後の社会人生活で挫折体験をどのように活かせそうかも考えています。