「仕事をしたくない」と感じるのは甘え? まず原因を探ってみよう
社会人として働いていくなかで「仕事をしたくない」「働きたくない」と思い悩んだ経験がある人は少なくないはずです。なかには、「仕事をしたくないと思うのは甘えだ」と自分を責めてしまっている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、実際に「仕事をしたくない」と悩んだ経験を持つ先輩たちが選んだ道や、その結果どうなったのかというエピソードを通して、「仕事をしたくない」という思いへの向き合い方や、原因別の対処方法などを解説していきます。
ネガティブな感情を持ち続けることは、それだけでも苦しいものです。自分の状況や心情に近い人の経験談は参考になると思うので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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【社会人の体験談①】仕事をしたくないときはどんなとき?

仕事をしたくないと感じるのはどのようなときですか?

接客業をしていた時、近くで大きなイベントなどがおこなわれると利用者も増えるので仕事をしたくないと感じていました。

プレッシャーが大きい業務が立て続けに発生したときです。 朝起きて会社を休む連絡をする衝動に駆られてしまうほど、すべてを投げ出して辞めたくなります。

プライベートが充実していないときは、仕事に対してもモチベーションが上がらず、仕事をしたくないなと思ってしまいます。
【社会人の体験談②】仕事をしたくないと悩んだとき、どうした?
「仕事をしたくない」と悩み、どのように行動すべきか迷っている、という人もいるでしょう。
そこで、実際に仕事をしたくないと思った経験者がどのように対処したのかを聞いてみました。先輩たちが悩んだ末、どのような選択をし、その結果どう感じたのかについても詳しく聞いています。
仕事を辞めた人の体験談
仕事をしたくないと感じたときに選ぶべき選択肢は、大きく分けると「仕事を続けるか」「仕事を辞めるか」ではないでしょうか。まずは仕事を辞めたケースを紹介していきます。
仕事をしたくないという理由で仕事を辞める場合「辞めてしまって後悔しないか」、「転職先でもまた同じことになるのではないか」と心配になる人もいるでしょう。
でも、仕事をしたくないという思いを持ったまま仕事を続けるというのも苦しい選択なので迷ってしまいますよね。それでは実際に仕事を辞めた人が感じたことやアドバイスを聞いてみましょう。
もともと自動車ディーラーで営業を担当し、土曜日、日曜日、祝日は基本的に出勤していました。残業や休日出勤が多いうえに休日にも頻繁に携帯電話が鳴っているような生活で、結婚をして子どもも産まれても一緒に遊ぶ時間が取れない日々……。
しっかりと休むこともできないなか、年齢を重ねたことで役職が付き、仕事もオーバーワーク気味になっていきました。
一歩踏み出して転職を決意してみて
役職が上がるごとに難しいお客様の対応も増え、ミスや理不尽なお叱りを受けることが多くなったことが転職を決意したきっかけです。
現在は転職し、ワークライフバランスを大切にしながら、プライベートでも楽しく過ごしています。一歩踏み出す勇気が大切だと思います。
細胞製造の業務に従事していましたが、作業環境が身体に合わず、体調不良に悩まされていました。通院を続けても身体の改善が見られず、業務を再開するたびに症状が再発し、仕事への意欲も失う羽目に。最終的には体調を最優先に考え、退職を決意しました。
現在では、当時の症状は完全に解消され、健康を取り戻すことができています。前職での経験は、今後のキャリアにも活かせる部分も多く、現在の職種でもその一部が役立っています。自分の体調を最優先に考えた結果、充実した日々を送れているので、退職は良い選択でした。
体調不良のサインが出たら要注意
ただ、振り返ってみると、「体調不良が長引く前にもっと早く退職を決断しておけば良かった」とも感じています。体調のサインにもっと敏感になり、無理をせずに早期に対策を取ることで、心身ともに負担を減らすことができたかもしれません。
また退職を早めに決めることで、周囲に不安や迷惑をかけることや、急な業務変更を避けられたと思います。自分の体調を守ることは、結果的に周囲にも良い影響を与えると感じました。
この記事を読んでいる人のなかには、すでに仕事を辞めたいと考えている人もいるでしょう。こちらの記事では本当に辞めてしまって良いのか判断するポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
仕事を続けることを選んだ人の体験談
続いては、仕事をしたくないと悩んだ末、仕事を続けることを選んだケースを紹介します。
「仕事をしたくない」と感じたとしても、仕事を辞めない選択をするのも間違いではありません。ただし、根本的な問題が解決されていなかったり、自分の考え方が変わっていなかったりすると、しばらくした後に再び同じことを繰り返してしまう可能性もあります。
仕事を続けることを選んだ人は、どのように「仕事をしたくない」という気持ちを乗り越えたのでしょうか。
職場にコミュニケーションが取りづらいことから苦手な上司がおり、その人がきっかけで仕事をしたくないと思うようになっていました。
そのうえで、「苦手な人だから」と私が職場を去るよりも、「こういう人と仕事をやっていくためにはどのようなマインドで仕事に臨むべきなのか」ということを考えるようになりました。感情ではなく分析的思考で向き合ったほうが今後に活きるし、仕事も続けられるし、おもしろいなと感じたからです。
考え方次第で学びに変えられる
その結果、何を言われてもうまい具合に流せるようになり、大事な本質部分だけを抽出して聞く力が身に付きました。また、視点を第三者視点に変えたり、分析的思考で向き合ったりすることで、「苦手だな、嫌だな」よりも「どうしたらなんとかなるかな」と考えることができ、感情ベースから対策ベースに移して物事と向き合うことができるようになったと思います。
流す技術というのは本当に重要だと思うので、今では「苦手な人との付き合い方を身に付ける機会をもらえて良かったな」とありがたい限りです。
精神的に参ってしまったことや、病気による入院が重なって長期で休んだ際に、退職せずに復職の道を選びました。大きな理由としては、すぐにフリーランスとして別の道でやっていくことがスキル的、肉体的に難しく、復帰して段階的に収入を増やすことが金銭的な側面で最善だと考えたからです。
会社側に事情を説明して、週3日の在宅勤務による段階的な復職が問題ないと認められたこともあり、現在はメンタル的にも肉体的にもストレスフリーで仕事を続けられています。そのなかでフリーランスとしても並行して案件を受注し、本業・副業ともにスキルアップを図っているような状況です。
冷静に判断できるように一度立ち止まって考えてみよう
私の例は少々特殊ですが、精神的にやられてしまうなど物理的に継続不可に追い込まれる前に一度立ち止まることが大事だと思います。
私は立ち止まって見つめ直したことで仕事を続けることができましたし、もし辞めるとしても冷静に判断を下せたのではないかと思います。無理せずに自分の人生を走り続けるためにも一度止まるという選択肢があることを思い出してください。
「仕事をしたくないとき」によくある7つの理由
「仕事をしたくない」という思いは誰もが感じたことのある感情です。しかし、その理由は一人ひとりまったく違うはずです。業務そのものに関することから人間関係、自分自身の問題までさまざまな理由が考えられます。
ここからは、あなたが仕事をしたくないと感じている理由を考えていきましょう。まずは仕事をしたくない理由としてよく聞かれるものを7つ紹介していきます。
①やりがいを感じない
仕事にやりがいを感じないときは、「仕事をしたくない」と感じやすくなります。仕事のやりがいとは、「仕事に対する喜びや満足感」などを指します。
たとえば、「能力に見合った業務をやらせてもらっていない」「成果を正当に評価してもらえていない」などと感じているときです。このような場合は、「頑張っても仕方がない」という思いから、やりがいを感じなくなってしまいます。
また、努力しているのに思ったような成果がでない状況や、やる気が空回り、失敗を繰り返すことが続く場合も同様です。「この仕事は向いていないのかも」と自信を失った結果、仕事にやりがいを見いだせなくなってしまうのです。
特に仕事に意欲的で真面目な人ほどこの状態に陥ってしまうケースが多くなるでしょう。
仕事にやりがいを感じなくなった経験を教えて!

仕事をするなかで「やりがいを感じない」と思ったことはありますか?

日々ルーティンワークをこなす職場だったので、たいして難しいことをしなくてもいい反面、業務を覚えきった後は成長がなく、やりがいを感じなくなりました。

覚えてしまえば誰でもできるような業務は、スピードや質を求める必要もないため、やりがいを感じることがほとんどありませんでした。
「やりがいを感じない」と悩んでいる人は、以下の記事でも詳しく対処法や経験者のアドバイスを紹介しているので、読んでみてくださいね。
②業務量と給料が見合わないと感じる
「こんなに忙しいのに給料が低い」「難しい仕事をこなしているのに給料が低い」など、業務と給料のバランスに関する悩みもよく聞かれます。多くは業務量に対して給料が少なすぎると感じているケースですが、なかには、そもそも仕事内容以前に、報酬水準自体が低い場合もあります。
お金の問題は生活の質にも深く関係しています。「一日の大半の時間を仕事に充てているのに、生活は一向に良くならない」と感じている状態が長く続けば、仕事に対するモチベーションが下がってしまいます。
働いている理由がわからなくなり、「仕事をしたくない」と感じるようになるのも当然です。
以下の記事では、仕事が終わらないと悩んでいる人向けの対処法を解説しています。気になる人はあわせて読んでみてくださいね。
③職場の人間関係に悩みがある
職場の人間関係に関する悩みも、「仕事をしたくない」と感じる大きな要因の一つです。職場は、プライベートとは違い、幅広い年代や立場、価値観が違う人たちとかかわる必要があります。入社したばかりであれば、常に周囲に気を遣わなければと疲れてしまうシーンも多いでしょう。気を遣いすぎるあまり、相手の反応が気になってストレスになっている場合もあります。
多くの場合一つのプロジェクトを成功させるためにも非常に多くの人がかかわっています。そのため、自分の業務にだけ集中していれば良い、というわけにもいかないのが現実です。
このように、職場の人間関係は、仕事のモチベーションに大きく影響します。人間関係が悪化すれば「ミスしたら怒られるかも……」という不安感を抱くことも多くなるでしょう。この状態が長く続けば「仕事したくない」と感じるだけでなく、心身に影響が出る可能性も考えられます。
人間関係が原因で仕事に行きたくないと思ったことはある?

職場の人間関係が原因で、仕事に行きたくないと思ったことはありますか?

コミュニケーションが取りづらい上司がチームにいた際に仕事に行きたくなくなりました。 コミュニケーションなしではこなせない業務内容でしたので、解決策を見出すまでは苦しかったです。

直属の上司が女性社員ばかりをひいきしているのを目にしたときにそう思いました。 部署の全員が参加しているミーティングで女性社員をひいきするような発言をしていたため、「私は引き立て役になるつもりはありません」とハッキリと告げてしまうほどうんざりしていましたね。
人と関わりたくないと悩みが深刻化している人は以下の記事も一緒に読んでみてくださいね。
④体調が万全ではない
体調が優れないことも「仕事をしたくない」という気持ちに関係してきます。
体調不良というと、ケガや病気などが思い浮かぶかもしれませんが、「なんとなくだるくて体が重い」「睡眠不足で頭がすっきりしない」「食欲がわかず、食事がとれない」などの状態も体調不良に含まれます。
むしろこのような理由のほうが、薬を飲んだりするなどの具体的な対処方法がない分、なんとなくそのままになってしまうことも多いです。
また、自覚がないまま、仕事のストレスが体調の変化として身体に表れている場合もあります。「最近なんとなく仕事したくないな」と感じているなら、自分の体調を振り返ってみましょう。
⑤想像していた仕事と違った
入社前に思い描いていた仕事とはかけ離れた仕事を担当している人は、「こんなはずじゃなかった」という思いから、仕事したくないと感じてしまうことがあります。
たとえば、「希望していた部署とは違う部署に配属されてしまった」「入社前に思い描いていたイメージとかけ離れた業務内容だった」などの状況が考えられます。
一時的には我慢できても、長期間にわたって同じ状態が続けば「仕事をしたくない」という気持ちにつながる可能性があるのです。
想像していた業務と実際の仕事内容が違った経験はある?

入社前と実際の仕事が違った経験はありますか?

接客業の仕事は、笑顔でキラキラとお客様に接するイメージがありましたが、経験を積むにつれて表側ではなく裏側の仕事をする機会が増え、想像よりもお客様と接する機会が少ない仕事だと感じ、そこにギャップを覚えてしまいました。

経理部門に未経験で転職したのですが、想像していたより庶務仕事が多く、会計の話題に触れることが少なかったときに「こんなはずじゃなかった。辞めたいな」と思いました。
⑥通勤がストレス
通勤方法も「仕事をしたくない」と感じる原因になります。電車通勤であれば満員電車による身体的な負担、車通勤であれば渋滞や遅刻の不安、さらに運転そのものの緊張や疲労など、通勤には多くのストレスが隠れています。もちろん、通勤時間が長くなればよりたくさんのストレスがかかるはずです。
毎日繰り返す必要がある行動だからこそ、心身への負担感も大きく「仕事をしたくない」という気持ちにつながりやすいのです。
会社に行きたくない…そんなふうに感じている人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
⑦働くこと自体に疲れてしまった
仕事の内容ではなく、働くこと自体が嫌になり「仕事をしたくない」と思ってしまうこともあります。「疲れ」というと、肉体的なものを思い浮かべるかもしれませんが、精神的負担が繰り返されることで起こることもあります。
たとえば、「とにかく仕事が忙しくて何もできない」「プライベートの時間がとれない」といった場合に特に起こりやすいです。また、これまで紹介してきたような「仕事をしたくない」という感情の最終形態のような状態と言えます。
このような感情が浮かんできたとしたら、心と体のSOSのサインです。早急に原因を特定し、適切に対処する必要があります。
仕事に疲れてしまった人はこちらの記事も読んでみてください。リアルな経験談とともに自分に合った対処方法を見つける方法について紹介しています。
「仕事をしたくない」理由を3ステップで分析する方法

「仕事をしたくない」ということは、何らかの不満を抱えているということです。まずは、その理由をはっきり把握することが大切です。
ここでは、あなたの感じる、仕事をしたくない理由を探る具体的な方法を紹介します
①思いつく理由をとにかく書き出す
まずは自分が思いつく理由をどんどん書き出してみましょう。この時、PCやスマートフォンで打ち込むのもいいですが、できれば自分の手を動かすと、思考が整理しやすくなります。
また、紙に直接書き連ねるよりも、付箋1枚に対して仕事したくないと感じる理由を一つずつ書いていく方法がおすすめです。そうすることで、この後考えを整理するのが楽になりますよ。
このとき、自分のなかの感情を決めつけたり、無意識に制限をかけないことがポイントです。「原因はこれだから仕方ない」、「こんな理由で仕事したくないなんて甘いかも」などと、自分で自分の感情を否定しないようにしましょう。感じたことや悩みなど考えられるものすべてを書き出し、言語化することが大切です。そうすることで、自分でも気づいていなかった理由にたどり着くかもしれません。
②解決したい順番に並べる
「仕事をしたくない」理由をすべて書き出したら、次はそれを自分のなかで解決したいと思う順番に並べていきましょう。このときも、「世間的にはこう」「これが1番なのはおかしい」など、他人の価値観に左右されるのではなく、あくまで自分がどう感じているかを大事にしましょう。
この作業を通して、自分が本当に仕事をしたくない理由は何なのかについて向き合うことができます。
③解決したい度合いが高いものから掘り下げる
解決したい順番が決まったら、高いものから「どうしてこの理由で仕事したくないと思うのか」について掘り下げ、どう対処していくべきか考えましょう。
掘り下げる方法としては「なぜなぜ分析」がおすすめです。なぜなぜ分析とは、問題の根本的な原因を探る分析方法として有名な方法です。一般的に、「なぜ」を5回繰り返すことで根本的な原因にたどり着くことができると言われています。
たとえば「朝の通勤に時間がかかる」が1番上にきたとしましょう。
- 電車が混んでいて乗り込むまでに時間がかかる→それはなぜ?
- 1番混む時間帯に駅に向かっているから→それはなぜ?
- 朝起きる時間がギリギリだから→それはなぜ?
- 夜寝るのが遅いから
この場合、夜寝る時間を早めて駅が混む時間を避ける、という対処方法が考えられますね。
この時、最終的な解決策が「自分で変えられることなのか」、「自分の裁量で可能なことなのか」も一緒に考えることが大切です。
なぜなら、自分自身で変えられないことについて悩み続けても、問題を解決することはできないからです。この場合、自分で変えられる要素はないか再度分析してみることが必要です。
【状況別】仕事をしたくないときの具体的な対処法
一括りに「仕事をしたくない」と言っても、たまに「今日はちょっと仕事したくないな」と思う場合と、何カ月も「仕事したくない……」と思い続けている場合では対処方法も違ってきます。
ここでは、「仕事をしたくない」と感じる頻度を「ときどき」、「頻繁」、「常に」の3パターンに分けて、対処方法を解説していきます。自分の状態に近いものを確認してみてくださいね。
ときどき仕事をしたくないと感じる場合
ときどき仕事をしたくない、と感じる場合、一時的な感情であることも多いです。この段階では、まずは仕事やプライベートの場面を問わず、小さな楽しみやストレスを発散する方法を見つける、といった対処がおすすめです。
ストレスを発散することでまた仕事に向かう活力を得たり、小さな楽しみを仕事へのモチベーションに変えていきましょう。では、具体的にどんな方法があるか解説していきます。
①周囲に相談する
「仕事をしたくない」という気持ちを自分一人で抱え続けることは、それだけで苦しいことです。まずはその気持ちを人に話すことから始めてみましょう。良い解決策が思いつかなかったとしても、気持ちを言葉にするだけで心が軽くなる場合もあります。
特に職場に同期がいるなら、雑談として軽く話してみてもいいでしょう。意外と相手も同じ気持ちを抱えていた……なんてこともあるかもしれませんよ。
また、先輩や上司に相談することで、自分の状況を知ってもらうことも重要です。なんとか仕事をこなすことができていた場合は、苦しい気持ちを抱えていることを上司が把握していない可能性もあります。
このように、気持ちを話すという意味でも、自分の状態を発信するという意味でも、周囲への相談は有効です。
②職場での楽しみを見つける
職場の中に楽しみを見つけることも、良い方法です。たとえば、以下のようなものが挙げられます。
- 職場で仲の良い同僚や先輩と話す
- 食堂の美味しいランチやデザートを食べる
職場でのちょっとした楽しみを見つけることで、朝、職場に向かうときの気持ちを少しでも軽くしてみましょう。
③プライベートを充実させる
仕事へのモチベーションを保つためには、ワークライフバランスを保つことも大切です。常に仕事のことばかり考えてしまうと、休日も暗い気持ちで過ごすことになり、そのまま再び出勤日を迎える……という悪循環に陥ってしまう可能性もあります。
趣味があればそれを楽しみ、思いつかない場合はドライブや読書、キャンプなど、気になっていたけどなかなか挑戦する機会がなかった新しいことを試してみるのもおすすめです。
いったん職場の悩みから離れ、プライベートを充実させることで気持ちを切り替えましょう。
④仕事後のご褒美を見つける
仕事のあとに楽しみを見つけることもいい方法です。
「今日仕事が終わったら新しい服を買いに行こう」「楽しみにしていた映画を観に行こう」など、その日の楽しみを設定することで、仕事に向かう足取りも軽くなるでしょう。
また、仕事が終わったあとに楽しむためには、残業時間が多くならないよう、業務時間内にタスクを終わらせる必要があります。そのためにはその日の目標ややるべき内容を設定して計画的に実行する必要があるため、「仕事をしたくない」と思う間もなく、集中して仕事に取り組むことができるはずです。
仕事をしたくないときにやっていたストレス発散方法は?
仕事に対して適度なストレスを抱えているときは、体を動かす趣味に気分が向くことが多かったです。
本当にしんどく、身体も動かせないほどだったときは、寝そべって無気力になったり、寝たりということが多くなったので、余力があればあるほどアクティブな趣味や気分転換に体が向いてくれますね。
以前からやりたいと思っていた新しい趣味や勉強に手が出せるのもこういったタイミングだと思います。個人的には、多少負荷がかかった状態のほうが、意識を高く持って新しい何かに取り組んでみようと思える気がしますね。
業務に直結する勉強をすることです。仕事をしたくないという思いが小さいときは、モチベーションがそれほど高くないため、モチベーションの出力を高めるために、業務に関連する勉強をおこなうようにしています。
「業務をする→仕事後や休日に勉強をする→勉強したことが業務に活かせる→理解が深まり仕事が楽しくなる」というサイクルが回せるようになると、モチベーションも上がっていくのでおすすめです。
頻繁に仕事をしたくないと感じる場合
続いて、毎日とまではいかなくても、1週間のうちに何度か「仕事をしたくない」と感じている場合です。
この段階では、小さな楽しみやストレス発散などでは「仕事したくない」という気持ちを消すことが難しくなりつつあります。ここからは、自分の考え方や行動を変えてみるのがおすすめです。
①生活環境を変えてみる
「仕事をしたくない」と感じる理由でも述べたように、身体の健康状態はメンタル面にも大きく影響します。また、生活自体が整うこともメンタルの安定につながります。まずは、生活の環境を変え、体調や生活を整えていきましょう。
たとえば、以下のような習慣を取り入れてみるのがおすすめです。
- 朝ごはんは必ず食べる
- 夜更かしの習慣をやめ、朝活を取り入れる
- 睡眠時間は7時間以上にする
- 1日30分は体を動かす時間をとる
- ゴミや洗濯物をためこまない
メンタルが安定することで自分のなかの不安感やネガティブな感情に折り合いがつき、「仕事をしたくない」という気持ちが軽減することがありますよ。
②完璧を目指すのをやめる
仕事において、完璧を目指すという姿勢は素晴らしいものですが、あなたが今「仕事をしたくない」と感じているなら、その姿勢は見直す必要があるかもしれません。
このような人は、理想が高く、手を抜くのが苦手というような特徴があります。また、ものごとの優先順位をつけるのも苦手で、すべての仕事に力を入れて疲れてしまい「仕事をしたくない」と感じてしまう人も多いです。
ですが、そもそも仕事に「完璧」は存在しません。100点を目指すのではなく、自分のなかで基準点を決めておき、そこを目指す癖をつけましょう。そして、「これしかできなかった」ではなく、「ここまでできた」自分を褒める習慣をつけましょう。
③仕事への向き合い方を変える
「仕事をしたくない」と感じるとき、仕事に対する自分の向き合い方を変えることで、その気持ちが改善される可能性があります。なぜなら、今はやりたくないと感じている仕事だとしても、何かしらのメリットはあるはずだからです。
たとえば、何か仕事で失敗をしたとしても、その失敗を分析して対策を考えれば、次は成功できる可能性が高まります。上司から注意を受けたという出来事も、「ただの嫌な出来事だった」と捉えるか、「自分の成長につなげよう」と好意的に受け止めるかによってまったく違いますよね。どんな出来事も、本人の受け取り方次第で良いことにも悪いことにもなりうるのです。
このように、仕事に対する自分の考えを変えることで「仕事をしたくない」という気持ちをプラスの気持ちに変えることができる可能性があるのです。
仕事をしたくないときにしていたことは?
基本的にたくさん寝ることを心掛けています。 ストレスへの耐性は心の安定具合によると考えているので、睡眠をしっかり取り、体調を整えることを第一優先にしていました。
「次の日が締め切り」のような状況でない限りは、やらなきゃいけないことでも一旦隅において寝ます。そして心身の状態を少しでもまともにしてから、「仕事への向き合い方」を工夫するなど、実践的な方法を考えるようにしています。
とにかく生活習慣を整えることを最優先にしました。
仕事をしたくないと感じるほどモチベーションが低下しているときは、往々にして生活習慣が乱れがちです。私は次のようなルーティンを確立して生活習慣を整えていました。
まず、仕事前は、起床時間を一定にし、起床したら布団をたたみ水を飲みます。その後は散歩して、シャワーを浴び、朝食を食べます。仕事後は、運動をし、湯船につかり、間接照明にしたうえで就寝時間まではスマホではなく読書をします。また、どんなに遅くても24時までには寝ていました。
もちろんロボットではないので毎日すべてを実行できるわけではありませんが、これらのルーティンを実行できているときは、「仕事をしたくない」というマイナスな気持ちは軽減しているなと感じています。
常に仕事をしたくないと感じる場合
いろいろな解決策を試しても「仕事をしたくない」という気持ちが消えず、しかも毎日それを抱えている場合は早急に対処する必要があります。一度現在の業務から離れ、環境を変えることが必要です。
ここでは、仕事を離れる場合の具体的な対処方法を見ていきましょう。
①業務の変更や異動を希望する
仕事を離れる、といっても即退職しなければならないわけではありません。まずは現在の業務内容や業務量などを変えることができないか、上司に相談してみましょう。
また、同じ会社内でも、部署によって環境や業務内容がまったく違う、ということは珍しくありませんし、異動することで人間関係もガラッと変えることができます。異動後の業務や人間関係によっては、仕事が楽しく感じるようになる、という可能性も十分あります。
どうしても辞めざるを得ない状況でないなら、一度は上司に相談してみるのがおすすめです。
②休職を視野に入れる
どうしても「仕事をしたくない」という気持ちが消えないときは、勇気を持って長期で休むことをおすすめします。ストレスの原因となっている仕事から距離を取ることで、冷静に考えることができるはずです。
また、仕事に追われている場合は、休息を取ることで心や体が本来の状態を取り戻し、今後について判断する時間も生まれるでしょう。「職場に迷惑をかけてしまう」と考えてしまうかもしれませんが、一番大事にしないといけないのはあなた自身です。
後から後悔しないためにも、まずは一度休んでから、改めて今後のことについて考えましょう。
うまく休める自信がない……という人はこちらの記事がおすすめです。会社への伝え方のポイントも詳しく解説しているので、参考にしてください。
③転職を検討する
どうしても「仕事をしたくない」という気持ちが消えず、身体的な不調などが出ている場合は退職をするのも一つの方法です。
この時、可能であれば次の転職先が決まっている状態で退職するのが理想です。なぜなら退職後に転職活動をした場合、「早く次の会社を決めなければ」と焦るあまり、判断力が鈍ってしまうことがあるためです。
転職先を探す場合は、自分が現在「仕事をしたくない」と感じている原因を解決できる職場や業務を選ぶと良いでしょう。転職後に後悔することがないよう、優先順位を考えて転職活動を進めてくださいね。
仕事をしたくないときに環境を変えようとしたことはある?
上長が特定の女性社員を昇進させる旨の発言を公の場で何度もしており、それを聞くたびに「俺はその人が昇進するための引き立て役なのか」とモチベーションが低下していたため、部署異動を願い出ました。
また、入社前に想像していた業務と実務にはギャップがあり、その状態が1年半ほど続いたため、当時は真剣に退職を検討していました。ですが、共通の趣味を通じて他部署の部長と話す機会がありました。事情を話すと「そんな理由で辞めるのはもったいない。うちの部署に来ないか」と誘っていただき、思いがけず異動のチャンスを掴むことになりました。
今ではやりがいを持って業務に臨めているので、部署異動をして良かったと思っています。
営業職をしていたときの話です。店長と副店長は数年ごとに店舗異動がある環境だったため、今まで自分たち営業スタッフのことを一番に考えてくれていた店長が異動し、新しい店長が来ました。
新しい店長は、売り上げのことと、上からの自分の評価のことしか考えないタイプでした。また、誰か一人をターゲットにして行動等を管理したがるという性格で、不運にもその矛先が私に向けられてしまったのです。それに耐えきれずに、店舗の異動願いを出して店舗を異動しました。
転職が初めてという人は、行動を開始する前にこちらの記事に目を通しておきましょう。後悔しない転職をするための具体的なステップや経験談を紹介しています。
仕事をしたくないときにやってはいけない3つのこと
ここでは、「仕事をしたくない」と感じたとしても、やってはいけないことを解説していきます。関係者に迷惑をかけてしまうことはもちろん、その後の自分にとって不利益となる場合もあるので、きちんと覚えておきましょう。
①無理に仕事を続ける
特に真面目で責任感の強い人は、「仕事を投げ出してはいけない」と思うあまり、無理に仕事を続けてしまうこともあります。
ですが、本当の原因に対処しないまま働き続けても、思うように成果を出すことは難しいでしょう。成果がでなければ評価も上がりません。そのような状態では、楽しく仕事をすることはさらに難しくなります。
また、つらい日々を続けると心身に負担がかかり続けます。その状態が長期間続くことは、メンタルヘルスの観点からもよくありません。決して我慢しすぎず、早めに今まで紹介してきたような対処方法を試しましょう。
②無断で欠勤する
「仕事をしたくない」と感じても、無断で欠勤するのはやめましょう。会社を無断欠勤することで、一緒に働く人たちに迷惑をかけるだけでなく、信用を失うことになってしまいます。「責任感がない」「仕事を途中で投げ出す人」などという印象を持たれてしまう可能性もあります。
仕事を休むことは決して悪いことではありません。連絡しにくい気持ちはわかりますが、どうしても休みたいときは必ず事前に連絡を入れるようにしましょう。
③深く考えずに退職を決める
「仕事をしたくない」という思いが強いあまり、そのまま退職を決めてしまうのは危険です。次の行動を決めずに仕事を辞めてしまうと、無職の期間ができ、収入が途切れてしまいます。
金銭面の悩みは、大きなストレスになりやすく、焦りが生まれやすいのです。そして、焦りは判断力の低下を招きます。すると、自分の希望とマッチしない企業に転職してしまったり、転職活動に余計に時間がかかり、さらに焦りが生まれたり……という、よくない循環に陥る可能性があるのです。
仕事をしたくないという気持ちから転職を考えるときには、後悔しないよう行動プランをしっかり決めておくことが重要です。その際、かならず「A案」「B案」というように、1つの案だけでなく、2つ目、3つ目の案まで検討し、どう転んでも致命的な失敗にならないように備えておきましょう。
また、急いで退職せざるを得ない状態になる前に、早めに対処をすることも大切です。
仕事をしたくないと感じたときのNG行動を教えて!

実際に仕事をしたくないと感じたときに、しないほうが良いと思うことはありますか?

「この働き方しかない」と視野を狭めることはやめたほうが良かったなと思います。 今の時代、さまざまな職種や働き方があることを知り、重要なのは、自分に充足感があるかどうかだとこれまでの経験を通して感じるようになりました。「~すべき論」はやめて、広い視野で仕事に向き合うと良いかなと思います。

「3年働くまでは転職しないほうが良い」という考え方はやめたほうがいいと思います。スキルを磨く気力も起きないような嫌な仕事を3年もするなら、早いうちに転職して若さをアピールすることも一つの手だと思いますね。

仕事以外のことで気分転換をすることはやめたほうが良いと思います。 私も当初、知識不足で業務についていけず、仕事をしたくないと思う日が続いたことがありました。1週間休みをもらい、仕事のことは忘れるように努めたのですが、仕事を再開しても、結局気分は変わりませんでした。 そのときは、業務に関連する知識を必死に身に付けながら実務をおこなうことで仕事をしたくないという気持ちから脱出することができました。 ただし理由がパワハラやセクハラなどの人間関係に起因する場合は、仕事のことを一切忘れる、休職や部署異動をすることは良いと思います。
仕事をしたくないときもあるのは当たり前! 休息をとりながら原因と向き合おう
「仕事をしたくない」と感じる理由や原因の探し方、具体的な対処方法などを解説しました。多くの経験談からもわかるように「仕事をしたくない」と感じている人は多くいます。その気持ちは決して甘えではないので安心してくださいね。
仕事をしたくないという気持ちに対処するためには正しい原因を究明し、適切な対処方法を考えることが大切です。無理に働き続けることはメンタルにも支障をきたす可能性や、別のトラブルに発展する可能性もあります。
経験者の選択やその後の感想を参考にしながら、自分なりにどうするか考え、また楽しく仕事をしていきましょう。
厚生労働省の「令和5年 労働安全衛生調査(実態調査)」の結果によると、「現在の仕事や職業生活に関して強いストレスとなっていると感じる事柄がある」という労働者の割合は82.7%となっています。それだけ多くの労働者が抱える問題だということです。
その原因を見ると、「仕事の失敗や責任の発生」「仕事の量」「対人関係」など背景も多様化しています。どんな理由であっても大切なのは、「仕事をしたくない」と思う気持ちを責めず、受け容れることです。これを「自己受容感」と言います。コンプレックスや短所のある自分、失敗だらけの自分、ネガティブに考える自分を、そのまま受け容れて、「ありのままの自分で良いのだ」と思う感覚こそが自己受容感です。
自己受容感を高める3つの方法を実践してみよう
自己受容感を高めるための方法は3つあります。
①記録する
書き出すという観点では、ノートや手帳・メモにジャーナリングすることも有効な手段です。その日1日で「自分を許すことのできる行動」や「嬉しかった出来事」などポジティブな面を記録してみてください。視覚化することで自分の感情を客観視できるのと、「自分が成長した証」を認識できるようにもなります。
②認識する
いつ、どのようなことに対し自分を否定をしているのかを知ることで、認知の癖に気づくことが大切です。自己否定する自分の思考を理解することで、一時的な感情に流されず、常に安定した精神状態を保つことができます。
③対話する
自分の考え方や思考のクセは、自分一人ではなかなか気づけないものです。その際はコーチングやメンター等の専門家や気を許せる上司や先輩・同僚などに話を聞いてもらい、自分が気づけていない思考を第三者と整理することを推奨します。
あなたの最大の味方は「あなた自身」です。だからこそ、自分を否定せずに、「仕事をしたくない」ありのままの自分を受け容れる準備をしていきましょう。
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長期的に体調を崩していた時期は、仕事に集中できず働きたくないと感じるときがありました。