就活がつらい……就活の先輩の声も聞いて気持ちを和らげよう
「全然内定が取れない」
「就職できないなんて人生の終わり……」
このような悩みからふと、「就活がつらいから死にたい」と思ってしまったことはありませんか。なかなか就活がうまくいかなかったり、気持ちの整理ができずにいるとマイナス思考に陥ってしまいますよね。
この記事では、就活で感じる苦しさの理由や、気持ちを軽くするための方法、さらに今後の就活をうまく導くためにすべきことを解説します。かつて同じように「就活がうまくいかない」とどん底を経験した先輩の声も紹介するため、つらくてどうしようもないときに覗いてみてくださいね。
また、もし今誰にも相談できず悩んでいる人は、相談窓口を利用してみてください。話を聞いてもらうだけでも、少し心が軽くなることもあります。匿名での相談やSNSでの相談を受け付けている相談窓口もあるので、無理せず頼ってみてください。
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就活の苦しさを味わった経験者の今だから話せる本音
就活は思ったとおりにいかないことも多く、つらさや絶望を感じやすい機会です。そこで、就活を経験した先輩に、就活が苦しくて限界を感じてしまったことはあったのか、今だからこそ語れる当時の心境を聞いてみました。
オンラインの面接が続き友人と会えなかったり、人と話す期間が極端に減ったりしてしまった時期がありました。そのときは内定を持っていなかったため、自分のネガティブな面にばかり目が行ってしまい「死にたい……」と思っていましたね。そのときの日記や面接記録などを振り返ってみると、かなり気が滅入っていた様子がわかります。
特に、面接で良くできたと思う点が普段以上に目に付かなくなっており、失敗したことや些細なミスとも言えないようなミスをきっかけに「面接官にこのように思われたのではないか」というようなネガティブな妄想ばかりしてしまっていました。
「このままでは仕事が見つからないのでは」
そしてその妄想が突き進み、「このままでは仕事がないのではないか」「将来もずっとこのように悩みや苦しみばかり続くのではないか」という思考に陥ってしまい絶望を感じてしまいました。人と会わなかったことで自分を客観的に見られなくなってしまったのが一番の理由だと感じます。
就活で限界を感じたときに陥りがちな思考や行動
- ネガティブ思考に陥る
- ほかのことに手が回らなくなってしまう
- 自分で自分を傷つけてしまう
就活をしていてつらさを感じたときに、ふと陥ってしまう思考や行動はありませんか。
ここでは、就活をしていて限界を感じたときに陥りがちな思考や行動を解説します。自分に当てはまるものがある人は、少し立ち止まって休息する時間をとってみてくださいね。
①ネガティブ思考に陥る
あまりにも内定が出ない、面接に落ち続けてしまうという状況が続くと、「自分はどの会社にとっても必要のない人間なのではないか……」とネガティブ思考に陥ってしまうことがあります。
また、就活が本格始動していない状況でも、やりたいことがわからない場合や、社会人として働くことに対する恐怖感や不安感から「自分は将来どうなっちゃうんだろう……」というネガティブな思いが頭に浮かんでしまうことも考えられるでしょう。
②ほかのことに手が回らなくなってしまう
マイナスな思いを抱き続けていると、就活以外のことにも手が回らなくなってしまうことがあります。
たとえばこのようなことが考えられます。
就活以外のことにも手が回らなくなってしまう例
- アルバイトでミスが増えてしまった
- 家族や友人との会話を楽しめなくなってしまった
- 学校のテスト勉強に身が入らない
常に就活に対する不安が付きまとっていながらも、ついボーっとしてしまうという状況の人は、ほかのことに手が回らなくなっている可能性があるため要注意です。
③自分で自分を傷つけてしまう
苦しい気持ちが大きくなると、思考や日常生活に対する影響だけでなく、自分の身体にも悪影響を及ぼしてしまう場合があります。
そのひとつとして挙げられるのが、自分のことを傷つけてしまう行為です。ストレスから髪を引っ張って抜こうとしてしまったり、爪を噛んでしまったり、ひどい場合にはリストカットをしてしまうということも考えられます。
無意識的に髪を引っ張ったり、爪を噛んでしまうようになったという人は、就活に対するストレスが思いがけず溜まっていることがあるかもしれません。
どん底を経験したとき陥ってしまった思考

就活をしていて「辛すぎて死んでしまいたい」と思った時に、陥ってしまった思考やしてしまった行動はありますか?

なかなか第一志望群から内定をもらえず、「終わった」と思い、「自分はダメな人間だ」と自暴自棄になってしまいました。

常に「自分はだめな人間だ」と考え、涙が止まりませんでした。「すべてがなくなれば良いのに」と考えていましたね。

面接での良かった点を見つけることができず、些細なミスにばかり目が行ってしまいました。特に、「あのミスで面接官からこう思われたのではないか」という、考えても仕方がない相手の気持ちまで思考してしまっていましたね……。

初の最終選考で落ちてしまったときに「死にたい…」と思ってしまいました。「自分はうまくいかないんじゃないか」という思考になっていたからこそだと思います。

面接がうまくいかなかったときや不採用通知が続いたときに、自分の将来が不安になってしまい、死にたくなりました。
就活が上手くいかないときに忘れないでほしい3つのこと
- 就活ははじめからすんなりいくわけではない
- 「やりたいこと=得意なこと」とは限らない
- 就活は企業と学生のマッチングの機会
就活は誰もが簡単に終えられるわけではなく、つらい状況に置かれているのはあなた一人ではありません。そのことを裏付けるための、就活に対する3つの前提を解説します。「うまくいかないのはおかしなことではない」と自分に言い聞かせてあげてくださいね。
①就活ははじめからすんなりいくわけではない
もしかすると周りには、「最近就活を始めたのにもう内定をもらっている」「大学3年の時点で就活を終えている」という人もいるかもしれません。
このような人が周りにいると、就活がうまくいかない自分のことを責めてしまうかもしれませんが、誰しもが就活ははじめからすんなりいくものではないのです。また、仮に就活をすんなり進められたとしても、就職後に困難が待ち受けていることも考えられます。
エントリーシート(ES)作りや面接は、回数を重ねることで、だんだんと勝手がわかってくるものです。「苦労して就職先を決めた分、良い未来が待っている」と信じて気長に就活に取り組みましょう。
「就活がうまくいかなかった人の声も聞きたい」という人はこちらの記事も見てみてください。落ち込んだ経験から立ち上がり内定を獲得した先輩たちからのエールを胸に、自分の気持ちを持ち直してみましょう。
②「やりたいこと=得意なこと」とは限らない
「やりたい仕事があるけれど、選考通過率が悪い……」という状況になってしまったことはありませんか。もしかすると、自分の強みが志望する業界や企業に合っていない可能性があります。たとえば、以下のようなケースです。
やりたいことと自分の強みに差が生まれている例
- 強み:ルールに沿ってコツコツとやり遂げること
- 志望職種:マーケティング職
➡市場動向によりイレギュラーなことも起こりえるマーケティング職よりも、コツコツと作業を正確に進めることが求められる事務職か、まずは現場で顧客と接することで市場理解から始める方が向いていそう - 強み:人の細かな表情を汲み取れること
-
志望業界:ソフトウェア業界
➡より人とかかわる機会の多い営業職や販売職のほうが向いていそう
この例のように、自分が持つ強みを活かすには、やりたい仕事とは別の仕事のほうが向いているということもあるのです。選考通過率がどうしても低くなってしまうときは、必ずしも「やりたいこと=得意なこと」ではないことを押さえ、自分の強みが活きそうな仕事を探してみてください。
自分に向いている仕事の探し方を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。就活の先輩たちが自分に向いている仕事を見つけた方法も一緒に紹介しています。
③就活は企業と学生のマッチングの機会
しっかりと対策をしたのにもかかわらず選考に落ちてしまう状況が続くと、「自己アピールがほかの人よりもできていないのかな」「企業に対する熱意が伝わっていないのかも」と不安になってしまうこともありますよね。
そのようなときは、就活は企業と学生のマッチングの機会であることを頭に入れておきましょう。企業も多くの学生と面接をしていますが、落としたくて面接をしているわけではありません。一人ひとりと向き合った結果、「うちの企業の社風に合っているな」と感じられる学生を採用しているのです。
しっかりと対策をしても選考に落ちてしまう場合は、「この企業とは合わなかったのだな」と捉え次の企業へと切り替えて選考に臨みましょう。
就活のつらさを和らげるための5つの方法

就活のストレスを抱え込みすぎてしまったゆえに、マイナスな思考だけが一人歩きしてしまってはいないでしょうか。
ここでは、苦しい気持ちを少しでも軽減させる方法をいくつか紹介するため、気持ちが沈んでどうしようもない人はこちらの方法から試してみましょう。
①深呼吸をする
大きく深呼吸をして、一旦気持ちを落ち着けましょう。
深呼吸には、自律神経を整え、副交感神経を優位にする働きがあります。ストレス状態を落ち着けることにより、身体がリラックスした状態になるため、苦しい気持ちが高ぶって自分を傷つけてしまいそう、気分が大きく沈んでしまいそうなときにすぐできるのでおすすめです。
②睡眠をとる
苦しい気持ちに支配されてしまうのは、就活のことを考えすぎた結果、心身ともに疲弊しきっているからかもしれません。そのようなときは、睡眠を取って疲労回復に努めてみてはどうでしょうか。
睡眠には、生活リズムを整えたり、体内のホルモンバランスを保ち疲労が回復する効果があるといわれています。「就活に必死になるあまり眠れていなかった」という人は、しっかりと睡眠時間を確保して日頃の心身の疲れを取ってみてくださいね。
③好きなことで気分転換をする
就活でいっぱいいっぱいになると、自分の好きなことに時間を割けない機会も出てくるでしょう。好きなことができないとストレスが溜まり、「何のために生きているのか」と疑問に思ってしまう人もいるかもしれません。
そのようなときは一度就活から離れ、好きなことをして気分転換をしてみてください。たとえば、以下のような気分転換方法が挙げられます。
気分転換の方法の例
- 音楽を聴く
- 読書をする
- ゲームをする
- 食べたいものを食べる
- 身体を動かす
④苦しい気持ちを誰かに話してみる
つらさのあまり、なかなか人と話す機会もとれず、一人で抱え込んでしまってはいませんか。その思いを自分一人で抱え込んでも、余計につらくなってしまうばかりです。
少し勇気がいるかもしれませんが、もしも周りに自分の気持ちを話せる人がいる場合は、一人で抱えている思いを素直に打ち明けてみましょう。話すことで気持ちが少しだけ楽になるかもしれませんし、改善策がわかる場合もあるかもしれません。
周りになかなか話せる人がいない、という人は、厚生労働省が提示する「まもろうよこころ」という電話やSNSで相談ができる窓口もあるため気軽に利用してみてくださいね。
⑤これまでの自分の頑張りを認める
就活がうまくいかないことを、「自分の頑張りが足りないからだ」と思い込んでしまってはいませんか。しかし、自分のことを責めてしまっては、気持ちはどんどん追い詰められてしまいます。
そんなときは、まず「ここまで頑張ってきた自分」を認めてあげてください。面接を受けたこと、ESを書いたこと、説明会で質問したこと……。どれも立派なあなたの努力です。
ささいなことでも、「今日ここまでやれた」「今日も行動することができた」と自分の頑張りを言葉にして褒めてあげましょう。自分を否定するよりも、少しずつでも自分を労わることが、心を立て直す第一歩になります。
気持ちを落ち着けるためにしたことは?

「死にたい」とまで追い詰められた気持ちを落ち着けるためにしたことはありますか?

1学年上の先輩に悩みを聞いてもらっていました。愚痴も含めてすべてさらけ出して話しましたね。

私はひたすら泣いていました。私は泣くと気持ちがスッキリしたので、簡単にできてとても良い手段だったと思います。

友人と電話しました。ネガティブな気持ちになり「死にたい」とまで思ってしまった最大の理由は自分を客観視できなくなったことだと思ったからです。 そのため友人と話し、「客観的に見て自分はどのような人なのか」ということを改めて見直しました。

面接に落ちてしまった理由をしっかりと考えることで気を落ち着かせました。
就活が苦しく感じる6つの理由
- 気持ちの整理が追いつかないから
- 「就職できない=人生終了」と思い込んでしまうから
- 周りと比較して自分が劣っていることに失望してしまうから
- 内定がないから
- 将来への見通しが立たないから
- やりたいことがわからないから
絶望的な苦しさからは脱却できたとしても、完全に気持ちが晴れるには、状況が改善されない限り難しいものですよね。
ここでは、まず就活が苦しく感じる6つの原因を解説します。次にすべきことを導き出すためにも、まずは現状と向き合ってみましょう。
①気持ちの整理が追いつかないから
就活中は、選考に落ちてしまったり、面接がうまくいかなかったりと何かにつけて気分が落ち込む機会が多いですよね。そのような中でも、次の選考に進むことができたり、新しい企業に応募して面接を控えていたりすると、気持ちを切り替えて準備せねばならず、落ち込みや忙しさから気持ちが整理しきれなくなってしまうこともあるでしょう。
この理由が当てはまる人は「気持が整理できていないときにすべきこと」で状況を改善する方法を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
②「就職できない=人生終了」と思い込んでしまうから
なかなか就職先が決まらない焦りから、「就職できなければ人生終了だ」と思ってしまうこともあるでしょう。周りが就職先を決め始めている大学4年生の夏頃からこのような焦りを感じてしまう人が増えてきます。
仮に「卒業しても就職先が決まらない」という状況でも、人生終了ではありません。ですが、このように焦ってしまい、自分のリアルな現状と向き合うたびにつらい思いをしてしまうのです。
この理由が当てはまる人は「就職できない=人生終了だと思うときにすべきこと」で状況を改善する方法を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
「人生終了と思ってしまうなんて、自分のメンタルが弱いのでは……」と不安になってしまう人もいるかもしれません。そのような人はこちらの記事を参考に、メンタルの弱さを強みにできる仕事を探してみましょう。
③周りと比較して自分が劣っていることに失望してしまうから
就職先が決まらない、内定が出ない、けれど周りの友人は就職先を決めている、このような状況に陥ると、「自分の能力が劣っているから就職先が決まらないのかな……」と思い込んでしまいがちです。
就活は自分の将来を決めるものであり、ほかの人と比べる必要はありません。ですが、状況を聞いてしまうとどうしても比較してしまい、自分のふがいなさに失望でいっぱいになってしまうこともあるでしょう。
この理由が当てはまる人は「周りと比較してしまうときにすべきこと」で状況を改善する方法を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
④内定がないから
内定がない状況で焦ってしまった結果、「内定が取れないから社会に必要とされている感じがしない」と、ふさぎ込んでしまってはいませんか。
就活を始めたばかりの頃ならまだしも、就活を続けてきている段階で内定がないとさらに苦しい気持ちが強くなってしまうことも考えられます。
この理由が当てはまる人は「内定がないときにすべきこと」で状況を改善する方法を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
⑤将来への見通しが立たないから
まだ就活を始めていなくても、先輩から就活に対する大変さを聞いたり、SNSで就職先を決めるのに苦労している人を見ると不安になってしまいますよね。
そのような状況から、「はたして自分は就活を終えられるのだろうか……」と不安に思ってしまう人もいるでしょう。まだ就活を始めていなくても、不安を抱えすぎた結果、気分が落ち込んでしまうこともありますよね。
この理由が当てはまる人は「就活がうまくいくか不安なときにすべきこと」で状況を改善する方法を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
「就活がうまくいくか不安で仕方ない」という人はこちらの記事も見てみてください。同じように就活を不安に思っていた先輩の声を参考に、就活を乗り越えるヒントを探してみましょう。
⑥やりたいことがわからないから
就活を始める前の段階で「やりたいことがわからない」と悩む結果、「将来やりたいことがないのならば生きている意味もわからない」と考えてしまう人もいるかもしれません。
この理由が当てはまる人は「したいことがわからないときにすべきこと」で状況を改善する方法を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
就活を進めている途中でやりたいことを見つけられることもありますが、就活への足掛かりがないと、不安でいっぱいになってしまいますよね。
「就活がつらい」と感じてしまう理由として上記の中から当てはまるものはある?
私は、①③④⑤の気持ちが当てはまっていたと思います。その理由は、就活に明確なゴールはなく、受かる基準すらも不明だったからです。
私にとってうまくいった面接が落ちていたり、逆にうまくいかなかった面接が受かっていたりと、気持ちの面でも常に振り回されていたと思います。不合格が続き、メール欄がお祈りメールばかりになったときは、「メールの通知=お祈りメール」だったので、非常につらかったです。
また、「自分が内定がない時期に、友人に内定がある」という状態だと、自分だけが取り残されているように感じ、焦燥感に駆られていました。
私は特に「周りと比較して自分が劣っているのでは」という思考に陥ることが多かったです。就活で落ち込むときは必ずと言っていいほど優秀な就活生と出会った後であることが多く、その人と比較して自分の劣っている点ばかりを数えてしまっていました。
「探したけれど自分の良いところがない、思い付かない」となるのが怖く、自分がその人より優れている点を探そうとすらしませんでした。
そのような思考になってしまうと、最初は優秀な就活生とだけの比較だったのが、「すべての就活生と比較して自分が劣っている」と思い込んでしまい、非常にネガティブな気分になりましたね。
気持が整理できていないときにすべきこと
- 自分の状況を整理する
- 自分の希望する未来を書き出してみる
- 希望する未来に向かってすべきことを考える
- 気持ちが整理しきれていないことを誰かに相談する
ここからは、上記した「就活が苦しく感じる6つの理由」別に、その理由に当てはまるときにすべきことを解説します。挙げているもののどれからでも、やりやすそうなものから実践してみてくださいね。
まずは、気持ちが整理しきれていないときにすべきことを解説します。気持ちが整理しきれないと、何から手を付けたら良いかもわからなくなりがちです。まずは挙げている4つのことを実践し、気持ちの整理をつけてみましょう。
①自分の状況を整理する
気持ちが整理しきれていないときは、状況を整理してみることをおすすめします。自分の選考状況や就活に対する不安な点、不明点などをざっくばらんに書き出してみましょう。
書き出すことの例
- 内定がない
- 最終選考を突破する方法がわからない
- どのような企業に応募すべきかもわからなくなってきた
- 自分の悩みを誰かに共有したい
一度書き出してみることで頭の中が整理され、同時に気持ちの整理もつきやすくなるかもしれません。
②自分の希望する未来を書き出してみる
現状と向き合って絶望した気持ちになってしまうときは、未来に目を向けてみましょう。そのときに、就職に関することのみでなく、自分の人生に対して希望することも書き出してみてください。頭の中が就活でいっぱいにならず、自然と将来に目を向けられるようになりますよ。
自分の希望する未来の例
- 手に職を付けたい
- 自分の好きなことを極めたい
- 自分の会社を設立したい
- ゆくゆくは結婚して子どもも欲しい
- マイホームを建てたい
③希望する未来に向かってすべきことを考える
自分の希望する未来に対するイメージがなんとなくでもついている人は、そこに向かってすべきことを考えてみましょう。
ここで押さえておきたいのは、必ずしも就職をすることのみが正解ではないということです。希望する未来に就職があるのならば就職のための準備をする、就職をしなくても理想の未来に近づけそうならば、就職をしなくても理想の未来に近づくための準備をしてみましょう。
希望する未来に向かってすべきことの例
- 希望する未来:人材業界に就職したい
すべきこと:人材業界について調べてみる、会社説明会に行く - 希望する未来:自分でパン屋を開きたい
すべきこと:専門学校に通ってみる、パン屋でアルバイトをしてみる
④気持ちが整理しきれていないことを誰かに相談する
気持ちが整理しきれずいっぱいいっぱいになっているときは、そのことを誰かに相談してみても良いでしょう。就活を経験してきた先輩、同じように就活を頑張っている友人、自分のことをよく理解してくれている両親など、誰でも構いません。
思い当たる相談先がない人は、東京しごとセンターのサービスである「就職だれでも相談」などに相談してみましょう。匿名で簡単に相談できるので、気軽に相談できます。
気持ちが整理しきれていない状況を脱却するためにしたことを教えて!
私は、気持ちが整理できない状況を脱却するために、スマホを見ない生活を心掛けていました。たとえば、「就活すると決めた時間は就活関連のことを調べるが、それ以外のときは絶対に調べないようにする」などといった行動です。
私は一時期、土日など採用活動が休みの日でも、常に就活のことを考えており、気持ちが整理できず疲れていました。そのため、「疲れていては良い結果は出ない」と思い、就活から離れるために自分から意識してスマホを遠ざけていました。
スマホに触れない反面、休日は公園に行くなど自然に触れ合うことで、気持ちも整理しやすかったです。
気持ちを整理できないときは、一度就活から離れることもありました。時期的に厳しい場合はありますが、日本に企業は何万社とあるので、間に合わないということはないと思い、気持ちを切り替えていましたね。
また、気持ちを整理するときには自分一人で抱え込まずに、他者に打ち明けることで気が楽になることもあったので、信頼できる人に話を聞いてもらうのも良いでしょう。
就活はあくまで自分の理想とする将来に向けての選択肢の一つに過ぎません。そのため、気負いしすぎなくても良いと思います。
「就職できない=人生終了」だと思うときにすべきこと
- 既卒就活の道を検討する
- 派遣社員やアルバイトとしての道を検討する
- フリーランスとしての道を検討する
- 進学や留学への道を検討する
次に、「就職できない=人生終了」だと思い込んでしまっているときにすべきことを解説します。
就職ができなくても人生終了と決めつけてしまうのはまだ早いです。ここで紹介することも視野に入れながら、「このタイミングで就職ができなくても何とかなる」という気持ちで肩の力を抜いて就職活動に挑んでみましょう。
①既卒就活の道を検討する
大学を卒業してから、既卒生として就活を続けるのも一つの手段です。大学生のうちに就職活動をするとなると、学業やサークルとの両立でなかなか時間をつくれないこともありますよね。
既卒生の場合は、学業やサークルに時間を追われることもないため、就活に集中して臨むことができるでしょう。「新卒採用」の枠で既卒生の採用をおこなう企業もあるため、大学を卒業してからでも新卒生と同じように採用してもらえる可能性は十分にあります。
「既卒就活ってぶっちゃけどうなの?」と疑問に思う人はこちらの記事も見てみてください。既卒就活の必勝法を知って、不安を解消していきましょう。
②派遣社員やアルバイトとしての道を検討する
正社員としての就活が難しかったり、どうしても行きたい企業の選考に落ちてしまったが諦めきれなかったりする場合は、派遣社員やアルバイトとして働くことも視野に入れてみてください。
正社員は難しくても、派遣社員やアルバイトとしてならば就職できる可能性がある企業も存在するかもしれないため、そこから自分のペースで正社員を目指すのも夢を叶えるための近道です。
③フリーランスとしての道を検討する
「就職は難しいかもしれないけれど、仕事には就きたい」と考える人は、フリーランスとしての道もあります。フリーランスならば、時間や場所に縛られることがありません。そのため、自由に働くことができます。
正社員を目指すよりも、自由度を高くして働きたいという人におすすめです。ただし、収入や依頼を安定的に確保するには、一定のスキルや実績が求められるため、安易に選択せず、副業としてまずは試してみる、スキルの習得から始めてみるなど慎重に検討しましょう。
④進学や留学への道を検討する
就職が難しくなってしまう場合は、進学や留学をして、やりたいことを探し直したり、やりたいことに向けてスキルを付けてみたりしても良いでしょう。
就職だけが正解と思い込んで視野が狭くなってしまったとしても、進学や留学をすることで視野が広がり、新たな道が開けることもあるかもしれません。「仕事に就く」という選択肢を一度捨てて、もう少し自分を見つめ直す期間を作ることも選択肢の一つとして考えてみましょう。
就職できない=人生終了だと思う状況を脱却するためにしたことを教えて!
周りの大人と話をしてみることで気が楽になった記憶があります。
私自身かなりプライドが高く、志望度の高い企業に落ちてしまった際に「人生終わったな」と感じることもあったのですが、大人と話してみて、「企業は一つだけではないし、良い企業に入ることがすべてではないな」と感じることが多かったので、私自身は救われました。
基本的に心配性で不安が募りやすい私はよく物事を悪い方向に考えてしまいがちです。その思考が就活でも発揮されてしまい、「就職できなければ自分に良い将来は残っていない、人生終わりだ」と思ってしまった時期がありました。
その不安から面接も緊張してうまくいかず、「これではだめだ」と思い、その不安を正面から受け止めて考えることで状況を脱却しました。具体的には、とにかく理詰めで自分自身に、「就職できなかったら幸せでないのか」ということを問いかけていましたね。
考えるうちに、「現在のアルバイトでもある程度の生活はでき、生きていける」ということがわかりました。そのことを知るだけで不安が解消され、面接でも緊張しすぎることが無くなりましたね。
周りと比較してしまうときにすべきこと
- 「人は人・自分は自分」という考えを持つ
- 周りの情報を遮断する
- 就活がうまくいっている人に話を聞いてみる
就活は自分のためにおこなうものといっても、どうしても友人の状況が気になったり、SNSの投稿を目にしたりしてしまうものですよね。
周りと比較しないようにするためには、周りを気にしないようにする方法と、あえて周りの情報を取り入れ参考にする方法があります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
①「人は人・自分は自分」という考えを持つ
周りと比較してしまうときに一番手っ取り早いのは、「自分の意識を変えてみる」ことです。いくら周りの友人たちと状況を比較しても、その友人とは志望する業界も企業も異なるのです。
「自分と状況が違う人と比較しても仕方ない」と比較するのをやめ、「人は人・自分は自分」という考えを持つように気持ちを切り替えてみましょう。
②周りの情報を遮断する
SNSの情報に流されてしまいやすい人は、情報を遮断するのも良いでしょう。情報を遮断する方法として、以下のようなものが挙げられます。
周りの情報を遮断する方法
- SNSからログアウトする
- SNSのアプリを削除する
- 友人とのやり取りをしないようにする
情報を遮断すると、就活に集中しやすい環境になります。ですが、就活に生活をシフトしすぎるあまり、日々の娯楽がなくなってしまい、かえってストレスを溜め込むことのないように注意しましょう。
③就活がうまくいっている人に話を聞いてみる
周りと自分の状況を比較してしまうときは、あえて就活がうまくいっている人がしていることを自分に取り入れてみるのも手です。そうすることで、自分では気付かなかった就活の進め方や考え方を取り入れることができ、行き詰っている状態から脱却できるかもしれません。
「就活がうまくいっていないのだけれど、どうやって就活を進めている?」「第一志望に内定するために何をした?」などというように、就活がうまくいった秘訣を聞いてみましょう。
周りと比較してしまう状況を脱却するためにしたことを教えて!
私は、自分が内定がない時期に友達が内定があることに焦ったり、同じ卒業年の内定率を見たりして焦っていました。
この状況を脱するために、「内定がある=希望している条件での内定がある」わけではない、ということを考えるようにしていました。たとえ内定があっても、自分が行きたいと思える条件でなければ就活を続ける必要があるからです。
また、内定率はあくまで「内定がある」という状態なので、納得内定とは限りません。そう思い込むことで、気持ちを立て直していました。
自分の強みや、それを磨いてきた経験を見直すようにしました。
私は他者との比較で落ち込むことが多かったので、自分の主観で自信が持てるものを改めて見直すことで、自信を持って就活に臨むことができるようになりましたね。
特に「あんなに頑張った経験で得た強みを自分は持ってる」というように「頑張った」「大変だった」という自分の主観的な感情に意識的に注目するようにして、できるだけ他者との比較の余地が生まれないように意識して見直していました。
私はコンサルティング業界を志望しており、業界的に夏の時点で内定が出ることがほとんどでした。しかし私は夏時点でも内定がなく……。「周りと比べて自分は劣っているんだな」と感じてしまうことがありました。
ただ、自分の性格上負けず嫌いな側面があり、「自分と他人がどこが違って、何が足りていないか」を分析して、自分の成長につなげることができました。
振り返りにより自分自身の成長を感じることができたので、この状況を脱却することができたと思います。
内定がないときにすべきこと
- 選考に落ちてしまうタイミングを理解し振り返る
- 視野を広げて志望企業を探してみる
- 行きたいと思える企業を見つけエントリーする
- 選考に向けて練習や対策をする
就活を進めていて「内定がない」という状況はかなり焦ってしまいますよね。この状況から脱却するには「内定を獲得する」ことが一番です。
まずは内定獲得に向けてすべきことをここで押さえておきましょう。一つの企業からでも内定が出ると、その後は落ち着いて就活が進められるようになるでしょう。
①選考に落ちてしまうタイミングを理解し振り返る
これまでの選考を振り返り、「どの段階で落ちてしまっているのか」を確かめてみてください。
もしESで落ちてしまっているのならば、内容をよりブラッシュアップできる余地があるかもしれませんし、一次面接で落ちてしまっているのならば第一印象をより良くすることに意識を向けたほうが良いかもしれません。一つひとつの選考を丁寧に振り返り、「もう少し改善できそう」という点を探してみましょう。
以下の記事では、各選考フェーズごとの対策を詳しく解説しています。自分が苦手とする選考フェーズの対策を念入りに進めましょう。
書類選考
書類選考に落ちる……体験談付きで合格につながる書き方を徹底解説
一次面接
一次面接通過のコツを内定者が語る! リアル成功・失敗談付きで解説
二次面接
二次面接ガイドブック! 合格者に聞いた選考通過のコツや対策法
社長面接
社長面接を突破した内定者直伝の面接対策|質問と逆質問例30選付き
②視野を広げて志望企業を探してみる
「内定がない」という状況から応募した企業を振り返ったとき、「同じ業界の企業ばかりに応募していた……」という経験はありませんか。目指したい目標に向けて業界を絞り込むのも良いですが、「自分の強みがその業界に適していない」という理由から選考突破ができないのかもしれません。
そのようなときは、この記事内で説明した『就活が上手くいかないときに忘れないでほしい3つのこと』の『「やりたいこと=得意なこと」とは限らない』の項目を参考に、視野を広げたうえで目指したい目標に進むことはできないかも考えてみてください。
自己分析をもとに視野を広げてみるならば、こちらの記事がおすすめです。王道の自己分析に立ち返り、自分の強みを再確認してみましょう。
③行きたいと思える企業を見つけエントリーする
もし同じような企業や業界ばかりに目を向けてしまっていた場合は、業界問わずさまざまな企業を見てみるのも一つの手です。
その企業の事業内容や福利厚生などから、「気になる」「この会社に勤めてみたい」と思う内容を見つけ、エントリーを進めてみましょう。
「この会社に勤めてみたい」と思えるポイントの例
- 事業内容が多岐にわたっており、いろいろなことに挑戦できそう
- 福利厚生が良い
- 初任給が良い
- OJT制度がしっかりしている
- 口コミサイトでの評判が良い
④選考に向けて練習や対策をする
「内定はないけれど、これから選考を控えている企業ならある」という場合は、その企業に対して万全な対策をしたうえで選考に臨んでみましょう。
「確実にESを突破するために企業研究を十分におこなう」「とにかく面接官に好印象を残すために模擬面接を繰り返す」など、目的を持って万全な対策ができるように努めるのがポイントです。
選考突破に向けた対策の例
- ESに通過するために、企業の求める人物像により近い自己PRを探す
- 一次面接に通過するために面接練習の様子を撮影して表情を見てみる
- SPIで落ちることのないよう、例題を5年分解く
- 二次面接に通過するために、頻出質問の回答をキャリアセンターの人に確認してもらう
面接対策にはこちらの記事がおすすめです。どの段階の面接においても、はきはきとした受け答えは大切になるため、受け答えをする際に意識したいことを再確認してくださいね。
内定がないという状況を脱却するためにしたことを教えて!
私は内定がない状況を脱するために、とにかく選考に応募し続けました。「内定がなくて死にたい」と思うのであれば、内定が出たらその気持ちがなくなると考えたからです。
一番始めに内定が出たところは、学校求人の小規模な会社でしたが、それでも内定が出たことで心に余裕が生まれ、絶望感が少なくなりました。
内定がない状況を脱するためには、まず自分が普段使っている求人サイト以外のサイトも使ってみるといいと思います。知らない求人にも出会えて、新たな気持ちで就活に臨めたためおすすめです。
私は夏の時点でも内定がなくて「周りと比べて落ちこぼれてしまっているのではないか」と思って、死にたいと感じました。
ただ、企業で面接を受けた機会が少なく、「内定が出ないのも仕方がないな」と思っている部分もあったので、キャリアアドバイザーにサポートしてもらって選考を受けまくるということをやっていました。
結果として自分の面接力も伸びて、最終的には内定をいただくことができたので、良かったと感じています。
就活がうまくいくか不安なときにすべきこと
- 不安に思う要素を洗い出す
- 不足している点を補うための行動をする
- 今決まっている選考に向けて徹底的に対策をする
「就活がうまくいくか不安で気分が憂うつ……」という人は、とにかく不安点を洗い出し、クリアにしていくことが重要です。
不安に思う点をずっとそのままにしていては、気持ちも晴れないでしょう。悪循環に陥る前に、これから解説することを一つでも試してみてくださいね。
①不安に思う要素を洗い出す
まずは不安に思う点を書き出し、整理することが大切です。不安を書き出してみると、どこに不安を抱えているかの理解がしやすくなりますし、その不安をどのように解決すべきなのかの手掛かりにもなります。
不安に思うことの例
- 面接でしっかり話せるか不安
- 自己PRを見つけられるのか不安
- アピールできるガクチカがなくて不安
- 緊張で固まってしまいそうで不安
不安を書き出すことで、それぞれに対しての解決法が探しやすくなったはずです。それだけでなく、不安でいっぱいだった頭の中が整理され、なんとなくモヤモヤとしていた気持ちも晴れるかもしれません。
②不足している点を補うための行動をする
不安点がわかった、あらかじめ理解していた、という人は、その不安を払拭するためにすべきことを理解し、実行してみましょう。たとえば、以下のような不安からの対策が考えられます。
不安からの対策の例
- 面接でしっかり話せるか不安➡キャリアセンターで面接の練習をする
- 自己PRを見つけられるのか不安➡過去の経験を振り返るために自分史を作成してみる
- アピールできるガクチカがなくて不安➡大学時代の経験をひとしきり書き出す
- 緊張で固まってしまいそうで不安➡面接を重ねて場に慣れる
それぞれの不安に対しての対策ができると、だんだんと不安も薄れていくはずですよ。
「どうやってもガクチカがない」という人は、こちらの記事を参考にガクチカを作成してみましょう。自分だけのエピソードから、オリジナリティのあるガクチカを探してみましょう。
③今決まっている選考に向けて徹底的に対策をする
今後実践の機会がある人は、不安に思う部分を解消できるように、重点的に対策をしましょう。対策をする際は、不安度合いが大きいものからつぶしていくことがおすすめです。心の中にある大きな不安から消していくことで、モヤモヤが薄れ、自信を持って選考に挑めるようになるでしょう。
自己PRが企業に合っているかわからない点が一番の不安なら、自分の強みを見つけ直したり企業分析を再度おこなうべきですし、面接のマナーなどでボロが出そうな点が一番不安なら、マナーを見直したうえで予行演習をするなどがおすすめです。
「あれだけ対策したから大丈夫!」と、実践の数だけ不安が減っていくはずですよ。
将来が不安な状況を脱却するためにしたことを教えて!
私は、内定がある時期もない時期も、「このままで良いのか」という不安から、将来に対しても漠然とした不安で絶望していました。
その状況を脱却するために、「何かあったら未来の私がどうにかするから、そのために知識を付けておこう」と思い、時間のある今のうちにお金のことなどについて勉強するようになりました。
未来のことなんて考えてもわからないし、正社員として働くことだけがすべてではありません。しかし、お金がなければ生きていけないことは事実です。そのため、生きていくために必要なことを勉強することで、将来に対する不安を払拭していました。
私は、「自分にとって最低限何があれば幸せなのか」を改めて考えることで「将来が不安で死にたい」というような心理状態から脱しました。
改めて今までの自分が感じてきた幸福感や楽しかったと感じた出来事を列挙していくと、そのほとんどがそのとき受けていた企業のどこに行っても、もしくは仮にすべて落ちても達成できうることだということが判明。
そのように感じてから非常に気持ちが楽になり、就活でも余分な緊張が取れました。それによって就活自体もポジティブに捉えられるようになり、将来の不安ともうまく付き合えるようになりましたね。
したいことがわからないときにすべきこと
- いろいろな企業を見てみる
- 自分が本当にしたいことは何か問いかける
- 興味を持てた企業について詳しく調べてみる
したいことがわからないときは、したいことを見つけるのが何よりの改善策です。
ただ目的もなく就活を進めていると、自分の向かう先がわからずにつらい思いも強くなってしまうことが考えられます。したいことに向かって就活ができているならば、つらさよりも「将来に対する希望」に目を向けられるようになるでしょう。
①いろいろな企業を見てみる
先入観をなくして、とりあえずいろいろな企業を見てみるとしたいことがわかってくるかもしれません。業界や企業の規模を問わず、なるべく多くの企業を見てみてください。
なるべく多くの企業を見る方法
- 就職情報サイトでトップページに出てくる企業を見てみる
- 人気の企業を検索してみる
- 大学の推薦枠の企業について調べてみる
- 先輩や知り合いが勤めている企業を調べてみる
調べていくうちに、「人材業界のように人に寄り添える仕事って良いな」など、興味があると感じる業界に巡り合えるかもしれませんし、「仕事内容よりも休暇や福利厚生を大切にしたいな」などの、自分が大切にしたい価値観が見えてくるはずです。
②自分が本当にしたいことは何か問いかける

自分がやりたいことは何なのかを、ひたすら問いかけてみるのも良いでしょう。そこで出た答えに対して、また新たな問いをぶつけてみるのも、自分像が明確になって良いかもしれません。
そのときのポイントとしては、「自分に嘘をつかず正直になること」です。この問いかけは誰かに見せるわけではないため、将来後悔しないためにもやりたいことを素直に問いかけてみましょう。
③興味を持てた企業について詳しく調べてみる
調べているうちに少しでも興味が持てた企業に対して、一歩踏み込んで調べてみましょう。
その企業のホームページを見てみる、四季報で業界における立ち位置を調べてみる、企業が運営しているSNSを見てみるなど、さまざまな方向からアプローチをして調べてみると、ほかの企業との比較もしやすくなります。
したいことがわからないうちは、「まったく興味がない」という企業でない限り詳しく調べてみることをおすすめします。調べてみることで、「少ししか興味がない」という段階から「とても興味がある」という段階に至るかもしれませんし、反対に「まったく惹かれなくなってしまった」という企業も現れるかもしれません。そうしてだんだんと志望する企業や業界を絞っていきましょう。
したいことがわからない状況を脱却するためにしたことを教えて!
就活をしていると必ず「あなたのしたいことは?」「結局何がしたいんですか?」と聞かれます。
就活を始めた当初、やりたいことが決まっていない自分にはそれがたまらなく嫌でした。また、その質問に自信満々に笑顔で答える就活生を見て、「普通20歳も過ぎれば、みんなやりたいことができるんだ」と思い自分が欠陥品のように思えました。
私がその状況から脱したのは、「自分の得意なこと・できること」を「やりたいこと」として答えるようになってからです。「やりたい」という言葉だけで仕事を探すのは、大変な部分も見えてきて難しいです。
だからこそ自分ができそうなことをやりたいこととして答えることで、その状況を脱しました。そしていつしかそれを答えているうちに本当にやりたいことに思えてきて自信を持って答えることができるようになりましたね。
【就活で悩んでいるあなたへ】同じ悩みを抱えた先輩が贈るメッセージ
ここまで就活で苦しい状況を脱却する方法を解説してきましたが、心の奥底のどこかでモヤモヤした気持ちが晴れない人もいるかもしれません。
そのようなときは、同じようにつらい気持ちを抱えていた経験者からのメッセージを読んでみてください。経験者たちの体験談から、「一人じゃない」「いつか就活を乗り越えられる」と、エールを受け取ってくださいね。
就活がうまくいかなくて苦しいと思うことは、真剣に就活をしていれば誰もが通る道だと思います。もし真剣に就活をしていなければ、妥協して就職先を選べるため、苦労せずに就活を終えることができるからです。
私の周りにも内定が出たら条件などを見ずにすぐに就活をやめ、就活を終えるのに1カ月もかからなかった人がいます。まずは、「うまくいかなくて死んでしまいたい」と思うくらい真剣に就活に取り組んでいる自分のことを認めてあげてください。
自分のことをしっかりと評価できるのは自分だけ
就活中は常に他人と比べられるため、不合格になってしまうと「自分がほかの人と比べて必要とされていない存在だ」と感じてしまうことが少なくないと思います。しかし、自分のことを「才能の原石だ」と高く評価してあげることができるのは自分だけなのです。
たとえ選考に落ちたとしても、「面接官には自分の良さが伝わらなかったんだ、もったいないなぁ」と、少し上から目線になると自己肯定感が下がらないため、気持ちが落ちづらいですよ。
就職活動をしていて、死にたいほどつらくなる時期もあると思います。ただ、死にたくなるほど頑張れているからこそ、感じるものだとも思います。
しっかりと頑張れていれば最終的には報われる可能性もあります。ただ、努力の方向性が違う可能性もあるので、しっかりと逆算して物事を考えられるようになると効率良く進められるのではないでしょうか。
今の環境で何ができるかを意識するだけでも未来は変わりうる
また、就職活動がうまくいったからといってその後の人生が輝かしいものになるとは限らないです。自分次第で今後の道も変わってきます。現実を受け止めて、腹を括って、今ある環境で何ができるかを意識するだけでもその後の未来が変わっていきますよ。
自分のペースで、あなたらしい道を見つけていけることを心から応援しています。1年経ってから納得できるように今を大切に生きましょう!
就活を本気で取り組んでいると本当につらいタイミングがどこかで必ず来ます。私の場合は、第一志望群の企業の選考が始まる前の早い時期に「練習に」と思って受けた中小企業やベンチャー企業にすべて落ちたタイミングが非常につらかったです。
「自分ができる仕事があるのか」「自分に魅力があるのか」など自分が面接で答えた回答のすべてを否定されているような気がしました。そして自信が持てなくなり面接がうまくいかないという悪循環です。
しかし、覚えておいてほしいのは、企業の選考で落ちるというのは「自分が否定される」ということではありません。ただただその企業に自分が合わなかっただけのことです。私の場合は、落ちていた選考とほとんど同じ回答をして合格したタイミングがあり、そこで悪循環から脱することができました。
自分はどこかで必要とされていると思うことでメンタルを保てる
就活はその企業とのマッチングでしかありません。仮に選考で落ちた企業があっても「そこに入社したら幸せな将来はなかった」と考えても良いくらいだと思います。
特にこの労働者不足の現代で、誰もがどこかで必要とされています。「自分はどこかで必要とされている」。こう思うことが就活でメンタルを保つために非常に重要ですよ。
死にたくなるほどつらくなってしまったら誰かに相談しよう
就活をするうえで「もう就活に向きたいたくない」と思ってしまうのはおかしいことではありません。就活に対して不安に思ったり、就活に全力で向き合っているからこそ思うことなのです。本当に苦しいときは一人で抱え込まずに誰かに頼ってみてくださいね。
苦しい気持から脱却するには、「どうしてそう思ってしまうのか」「次に何をすべきか」を理解することが近道になります。適度にリフレッシュをしながら、自分のペースで納得できる将来に向かってくださいね。
就職活動という「点」は、自分の人生における「線」のほんの一部でしかありません。就活で失敗・成功した学生を数多く見てきましたが、就活を失敗して乗り越えた人のほうが、その後の社会人としてのキャリアを謳歌している印象があります。
一方で、内定を複数社もらって、就活時代は無双した学生も、社会に出てから苦戦し、自分らしい働き方に苦悩している場合も見られます。
人生は短期的ではなく、長期的に捉えることが大事です。「人生100年時代」という言葉をご存知ですか。平均寿命が100歳になるという意味ですが、アメリカの研究では、2007年生まれの人の50%は107歳まで生きるという報告があります。
20代は人生の折り返しにもなっていません。つまり、まだまだあなたの人生の逆転劇は待っているということです。
今が苦しくても自分の進んできた道を正解だと思えるように一歩踏み出そう
私は自分の人生の分岐点では「正解の道を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする」という判断軸で物事を決断してきました。「苦しい時があったけど、あの時に諦めなくて良かった、自分の歩んできた人生が正解だったんだな」と人生が終わりを迎える時に心から思えるように、ここから挑戦しても遅くはありません。むしろここから一歩踏み出すべきです。
もし今の不安や悩みを誰にも相談できずに、苦しんでいる読者がいるのであれば、遠慮なく私にご連絡ください。必ずあなたの力になります。世の中に少しでもあなたを応援してくれる人がいるということを決して忘れないでくださいね。
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周りがどんどん内定をもらっているなかで、自分だけが内定をもらっていないと思い込み、自分自身を追い詰めてしまったときに「死にたい」と思ってしまいました。特に、NHKが公表している卒業予定生の月ごとの内定率を見て、徐々に数字が上がっていたことに焦りを感じてしまい……。
今でこそ、その調査は1,000人程度にしかおこなっておらず、一部の人しか対象ではないことがわかります。しかし、当時は自分にとって都合の悪い情報ばかりが目に入り、常に不安になっていたので、「一部の人にしか調査していないのはわかっているけれど、どうせみんな内定をもらっているんだろうな」と思っていました。
他人と比べすぎないことが大事
私がしてしまっていた思考として、「他人と比べること」があります。就活が進むにつれて、他人の選考状況に対しても一喜一憂しており、人の話を聞くだけで疲労が溜まっていました。
そのため、他人と比べすぎないことが、苦しい気持ちの回避には必要だと思います。